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B1X1-0019-02Z0(00) 20102Windows/Solaris/Linux Systemwalker IT Change Manager 変更管理ガイド

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B1X1-0019-02Z0(00)2010年2月

Windows/Solaris/Linux

Systemwalker IT Change Manager

変更管理ガイド

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まえがき

本書の目的

本書は、Systemwalker IT Change Manager V14.0.0の変更管理の概要および使用方法について説明しています。

本書の読者

本書は、Systemwalker IT Change Manager 変更管理テンプレートの導入を検討する方、および利用する方を対象としています。

なお、本書を読むためには、以下の知識が必要です。

・ Windows(R)に関する基本的な知識

・ Solarisに関する基本的な知識

・ Linuxに関する基本的な知識

・ ITIL(R)に関する基本的な知識

本書の構成

本書は、1章~5章、および付録から構成されています。

第1章 概要

Systemwalker IT Change Manager 変更管理の概要について説明しています。

第2章 運用設計

Systemwalker IT Change Manager 変更管理テンプレートを使用するために必要な運用設計について説明しています。

第3章 導入

Systemwalker IT Change Manager 変更管理テンプレートの導入について説明します。

第4章 使用方法

Systemwalker IT Change Manager 変更管理テンプレートの使用方法について説明します。

第5章 カスタマイズ

Systemwalker IT Change Manager 変更管理テンプレートのカスタマイズについて説明します。

本書の位置づけ

Systemwalker IT Change Managerのマニュアルの概要については、"マニュアル体系と読み方"を参照してください。

記号について

[ ]記号

Systemwalker IT Change Managerで提供している画面名、メニュー名、および画面項目名をこの記号で囲んでいます。

コマンドで使用する記号

コマンドで使用している記号について以下に説明します。

記述例

- i -

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[PARA={a |b |c |・・・}]

記号の意味

記号 意味

[ ] この記号で囲まれた項目を省略できることを示します。

{ } この記号で囲まれた項目の中から、どれか1つを選択することを示します。

__ 省略可能記号"[ ]"内の項目をすべて省略したときの省略値が、下線で示された項

目であることを示します。

| この記号を区切りとして並べられた項目の中から、どれか1つを選択することを示し

ます。

・・・ この記号の直前の項目を繰り返して指定できることを示します。

マニュアルの記号について

マニュアルでは以下の記号を使用しています。

注意

特に注意が必要な事項を説明しています。

ポイント

知っておくと便利な情報を説明しています。

参考

知っておくと参考になる情報を説明しています。

参照

参照先に注意が必要な事項を説明しています。

略語表記について

・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows 7"と表記します。

- Microsoft(R) Windows(R) 7 Home Premium

- Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional

- Microsoft(R) Windows(R) 7 Enterprise

- Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate

・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows Server 2008"と表記します。

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard

- ii -

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- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard x64 Edition

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise x64 Edition

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM)

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM)

・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows Vista"と表記します。

- Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Basic

- Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Premium

- Microsoft(R) Windows Vista(R) Business

- Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate

- Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise

・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows Server 2003"と表記します。

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 Edition

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition for Itanium-based Systems

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition

- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition

・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows 2000 Server"と表記します。

- Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system

- Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system

- Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server operating system

・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows(R) 2000"と表記します。

- Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system

- Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system

- Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system

- Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server operating system

・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows(R) XP"と表記します。

- Microsoft(R) Windows(R) XP Professional x64 Edition

- Microsoft(R) Windows(R) XP Professional

- Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition

・ Systemwalker IT Change Manager プロセス管理クライアントを、"プロセス管理クライアント"と略しています。

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・ Systemwalker IT Change Manager Standard Editionを"SE版"と略しています。

・ Standard EditionをSEと略しています。

・ Systemwalker IT Change Manager Enterprise Editionを"EE版"と略しています。

・ Enterprise EditionをEEと略しています。

・ Solaris(TM) オペレーティングシステムを"Solaris"と略しています。

・ Red Hatオペレーティングシステムを"Linux"と略しています。

・ Interstage Business Process Managerを"BPM"と略しています。

・ Interstage Business Process Manager Studioを"BPM Studio"と略しています。

・ Microsoft(R) Cluster Server、またはMicrosoft(R) Cluster Serviceを、"MSCS"と略しています。

輸出管理規制について

当社ドキュメントには、外国為替および外国貿易管理法に基づく特定技術が含まれていることがあります。特定技術が含まれている場

合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供するとき、同法に基づく許可が必要となります。

商標について

Microsoft、Windows、およびWindows Serverまたはその他のマイクロソフト製品の名称および製品名は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。

Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、SolarisおよびすべてのSolarisに関連する商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国

Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標です。

UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。

Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

ITIL(R)は、英国政府OGC(Office of Government Commerce)および米国特許商標局の登録商標です。

Systemwalker、Interstage、CollaborationRing、およびSymfowareは、富士通株式会社の登録商標です。

そのほか、本書に記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

また、本書に記載されている会社名、システム名、製品名等には必ずしも商標表示(TM・(R))を付記しておりません。

Microsoft Corporationのガイドラインに従って、画面写真を使用しています。

改版履歴

平成21年10月 初 版平成22年 2月 第2版

Copyright 2009-2010 FUJITSU LIMITED

マニュアル体系と読み方

- iv -

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Systemwalker技術情報ホームページ

Systemwalker技術情報ホームページでは、 新のSystemwalker IT Change Managerのマニュアルが公開されています。特殊な運用

方法やマニュアルの補足情報も公開されています。

初に、Systemwalker技術情報ホームページを参照するようにしてください。URLは以下のとおりです。

http://systemwalker.fujitsu.com/jp/man/

Systemwalker IT Change Managerのマニュアル体系

Systemwalker IT Change Managerのマニュアルには、以下のものがあります。

製品添付オンラインマニュアル

以下のマニュアルは、CD-ROMにHTML形式で格納されています。CD-ROMから直接参照する、またはハードディスクにコピーして参

照してください。マニュアルを参照するためには、Adobe Readerが必要となります。

・ 製品マニュアル

- 解説書

- 変更管理ガイド

- 導入ガイド

- 管理者ガイド

- 利用者ガイド

- カスタマイズガイド

- クラスタ適用ガイド

・ 保守マニュアル

- トラブルシューティングガイド

Systemwalker IT Change Managerオンラインヘルプ

Systemwalker IT Change Managerの各画面のヘルプメニュー、またはヘルプボタンから、オンラインヘルプを表示することができます。

各画面での操作方法、および入力内容は、ヘルプを参照してください。

Systemwalker IT Change Managerマニュアルの読み方

Systemwalker IT Change Managerでは、Systemwalker IT Change Managerを管理する運用フロー管理者と、Systemwalker IT ChangeManagerを利用して運用フローの申請、承認、および照会を行う運用フロー使用者の2種類にユーザーを区別します。

各ユーザーの作業と対象マニュアルについて、以下に示します。

運用フロー管理者の作業と対象マニュアル

作業の流れ 対象マニュアルと対象記事

Systemwalker IT Change Managerの概要、基本用語を知る 解説書

変更管理の概要、基本用語を知る

Systemwalker IT Change Managerを利用した変更管理の方法について知

変更管理ガイド

Systemwalker IT Change Managerの概要、基本用語を知る

Systemwalker IT Change Managerの運用および使用上で必要な基礎とな

る知識を得る

管理者ガイド

(第1章)

- v -

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作業の流れ 対象マニュアルと対象記事

導入手順およびインストール前に検討する項目について知る 導入ガイド

(第1章)

インストールする

セットアップをする

セットアップ完了後の操作を確認する

アンインストールする

導入ガイド

(第2章~第7章)

Systemwalker IT Change Managerの運用に必要な情報を定義する

Systemwalker IT Change Managerの運用フローの状況を確認する

管理者ガイド

(第2章)

Systemwalker IT Change Managerで導入する運用フローの設計、設定を

する

管理者ガイド

(第3章)

Systemwalker IT Change Managerのカスタマイズについて知る

電子フォームの開発とカスタマイズの方法を調べる

カスタマイズした伝票の動作を確認する

カスタマイズガイド

構築したシステムの保守作業をする

運用環境を変更する

管理者ガイド

(第4章、第5章、付録B~D、G、H)

コマンドの使用方法、ファイル形式を確認する

Systemwalker IT Change Managerで出力するメッセージを確認する

管理者ガイド

(付録A、E、F)

Systemwalker IT Change Managerの運用時に発生したトラブルの原因を

知り、対処する

トラブルシューティングガイド

クラスタシステムの構築や運用方法について確認する。 クラスタ適用ガイド

運用フロー使用者の作業と対象マニュアル

作業 対象マニュアル

変更管理の概要、基本用語を知る

Systemwalker IT Change Managerを利用した変更管理の方法について知

変更管理ガイド

Systemwalker IT Change Managerを利用する場合の基礎となる知識を得

利用者ガイド

(第1章、第2章)

Systemwalker IT Change Managerを利用し、運用フローの申請・承認・照

会などの処理を行う

利用者ガイド

(第3~5章)

関連マニュアル

本書を読むにあたり、下記のマニュアルも併せて参照してください。

以下のマニュアルは、"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック"または"Systemwalker IT Change ManagerV14g Enterprise Edition メディアパック"に同梱されています。

・ "Interstage Business Application Server アンインストールガイド"

・ "Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)"

・ "Interstage Application Server クライアントパッケージインストールガイド"

・ "Interstage Form Coordinator デザイナ ユーザーズガイド"

・ "Interstage Business Process Manager Studio ユーザーズガイド"

・ "Interstage Business Process Manager 管理者ガイド"

・ "Symfoware Server インストールガイド(サーバ編)"

・ "Symfoware Server インストールガイド(クライアント編)"

- vi -

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・ "Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)"

また、連携製品については、各製品に添付されている以下のマニュアルも参照してください。

・ "Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編"

・ "Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編"

・ "Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編"

・ "Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド UNIX編"

・ "Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)"

・ "Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド"

・ "Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド"

- vii -

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目 次

第1章 変更管理の概要..............................................................................................................................................................11.1 変更管理とは.......................................................................................................................................................................................11.2 運用イメージ........................................................................................................................................................................................11.3 運用フロー...........................................................................................................................................................................................31.4 変更管理の情報..................................................................................................................................................................................41.5 ユーザー..............................................................................................................................................................................................4

第2章 運用設計.........................................................................................................................................................................72.1 アプリケーションリリース管理運用の設計概要...................................................................................................................................72.2 アプリケーションリリース管理の運用決定...........................................................................................................................................7

2.2.1 構成情報の更新方法...................................................................................................................................................................72.2.2 実態レコードの収集スケジュール................................................................................................................................................72.2.3 変更作業の設計...........................................................................................................................................................................7

2.2.3.1 変更管理テンプレートの提供内容.......................................................................................................................................82.2.3.1.1 変更要求フロー..............................................................................................................................................................82.2.3.1.2 開発要求フロー............................................................................................................................................................152.2.3.1.3 テスト要求フロー...........................................................................................................................................................192.2.3.1.4 展開要求フロー............................................................................................................................................................222.2.3.1.5 カテゴリ.........................................................................................................................................................................252.2.3.1.6 ユーザー.......................................................................................................................................................................26

2.2.3.2 カスタマイズ範囲の決定.....................................................................................................................................................282.2.3.3 ユーザーの決定..................................................................................................................................................................292.2.3.4 判断基準の規定..................................................................................................................................................................29

2.3 データ保守計画の設計.....................................................................................................................................................................302.3.1 変更要求の履歴情報.................................................................................................................................................................302.3.2 構成情報の履歴情報.................................................................................................................................................................312.3.3 Systemwalker IT Change Managerの動作環境.........................................................................................................................31

第3章 導入..............................................................................................................................................................................323.1 導入の概要........................................................................................................................................................................................323.2 プロセス管理サーバの環境構築......................................................................................................................................................323.3 プロセス管理クライアントの環境構築...............................................................................................................................................323.4 エージェントの環境構築...................................................................................................................................................................333.5 構成情報の作成................................................................................................................................................................................333.6 運用情報の設定................................................................................................................................................................................36

3.6.1 管理者のパスワード変更...........................................................................................................................................................373.6.2 部門の設定.................................................................................................................................................................................373.6.3 ユーザーの登録.........................................................................................................................................................................383.6.4 変更要求の保持期間の設定.....................................................................................................................................................38

3.7 一般端末の環境設定........................................................................................................................................................................38

第4章 使用方法.......................................................................................................................................................................394.1 アプリケーションのリリース作業を実施する......................................................................................................................................39

4.1.1 RFC発行者.................................................................................................................................................................................394.1.1.1 変更要求を発行する...........................................................................................................................................................394.1.1.2 変更結果を承認する...........................................................................................................................................................42

4.1.2 変更マネージャ..........................................................................................................................................................................434.1.2.1 計画承認.............................................................................................................................................................................434.1.2.2 展開可否判断.....................................................................................................................................................................444.1.2.3 終計画承認.....................................................................................................................................................................454.1.2.4 結果報告.............................................................................................................................................................................45

4.1.3 変更担当....................................................................................................................................................................................464.1.3.1 変更計画を立案する...........................................................................................................................................................474.1.3.2 開発依頼を発行する...........................................................................................................................................................584.1.3.3 アプリケーションの受入.......................................................................................................................................................59

- viii -

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4.1.3.4 開発完了結果報告.............................................................................................................................................................624.1.3.5 テスト依頼を発行する..........................................................................................................................................................634.1.3.6 テスト完了結果報告............................................................................................................................................................644.1.3.7 終計画.............................................................................................................................................................................654.1.3.8 展開依頼を発行する...........................................................................................................................................................664.1.3.9 展開結果報告.....................................................................................................................................................................664.1.3.10 変更レビュー......................................................................................................................................................................67

4.1.4 CABメンバー..............................................................................................................................................................................684.1.5 開発マネージャ..........................................................................................................................................................................68

4.1.5.1 開発承認を行う....................................................................................................................................................................684.1.6 開発担当....................................................................................................................................................................................69

4.1.6.1 開発受付を行う....................................................................................................................................................................694.1.6.2 開発作業を行う....................................................................................................................................................................69

4.1.7 テスト担当...................................................................................................................................................................................744.1.7.1 テスト受付............................................................................................................................................................................754.1.7.2 テスト作業............................................................................................................................................................................75

4.1.8 リリースマネージャ......................................................................................................................................................................784.1.8.1 展開計画を承認する...........................................................................................................................................................784.1.8.2 展開確認.............................................................................................................................................................................79

4.1.9 リリース担当................................................................................................................................................................................804.1.9.1 展開計画を立案する...........................................................................................................................................................804.1.9.2 展開作業.............................................................................................................................................................................84

4.1.9.2.1 オンラインによる展開...................................................................................................................................................844.1.9.2.2 オフラインによる展開....................................................................................................................................................88

第5章 カスタマイズ...................................................................................................................................................................925.1 カスタマイズの概要...........................................................................................................................................................................925.2 電子フォームをカスタマイズする......................................................................................................................................................925.3 作業分担や作業範囲をカスタマイズする........................................................................................................................................935.4 作業手順を追加する.........................................................................................................................................................................965.5 変更管理作業へのアクセスを制限する..........................................................................................................................................1015.6 変更管理部品を組み込む..............................................................................................................................................................104

5.6.1 変更情報画面を電子フォームに組み込む.............................................................................................................................1045.6.2 設計レコード更新コマンドを運用フローに組み込む..............................................................................................................105

5.7 変更管理テンプレートの提供データ..............................................................................................................................................108

付録A 構成情報入力規約......................................................................................................................................................112

用語集...................................................................................................................................................................................114

索引......................................................................................................................................................................................123

- ix -

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第1章 変更管理の概要

本章では、Systemwalker IT Change Managerの変更管理の概要について説明します。

1.1 変更管理とは

安全かつ効率的で速やかにアプリケーションの変更作業を行うためには、あらかじめ決められた方法と手順によって、確実に業務シス

テム展開されることが重要です。

Systemwalker IT Change Managerの変更管理では、アプリケーションの変更作業を運用フローで定義することで、変更要求から作業

承認、開発、テスト、展開、比較確認までの一連の運用プロセスを統制し、アプリケーションの変更作業を正しく運用することが可能と

なります。

また、アプリケーションリリース管理で必要となる運用フローと電子フォームを変更管理テンプレートとして提供しているため、変更管理

テンプレートを導入し、必要に応じてカスタマイズを行うことで、紙ベースで行っていたアプリケーションリリース管理プロセスをSystemwalkerIT Change Managerに容易に移行することができます。

特徴

変更プロセスのルール化

ITIL(R)のプロセスをベースとした変更管理プロセスを、Systemwalker IT Change Managerの運用フローで定義し提供しています。

この変更管理プロセスのことを、変更管理テンプレートと呼びます。変更管理テンプレートを使用して運用を行うことで、ITIL(R)が推奨する変更管理・リリース管理プロセスに沿った運用が可能となります。

また、変更管理の操作内容を履歴として管理するため、過去に変更した内容を確認することもできます。

状況把握

Systemwalker IT Change Managerを使用して実行している運用フロー、および実行されて完了している運用フローの状況を簡単に

検索することができます。

アプリケーション情報の管理

アプリケーションの変更対象となる情報をSystemwalker IT Change ManagerのCMDBで管理することができます。管理された情報

を元に、アプリケーションを変更するための情報作成や、予定と実績を比較することで、正しくアプリケーションが展開されたかを確

認することができるようになります。

Systemwalker IT Change Managerで管理するアプリケーション情報は構成アイテムとして管理し、変更の申請や承認、業務システ

ムの変更作業を実施します。

1.2 運用イメージ

変更管理の運用イメージを以下に示します。

- 1 -

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システム構成

変更管理プロセスや構成情報は「プロセス管理サーバ」で管理されます。変更要求の発行や承認は「一般端末」から操作できます。変

更対象となるアプリケーションの構成情報は、業務サーバから収集した情報、およびアプリケーションリリース管理における各担当に

よって手動で登録した情報によって構成されます。

変更管理テンプレートにおける変更管理の要素

Systemwalker IT Change Managerの変更管理テンプレートでは、以下に示す情報を元に、アプリケーションリリース管理プロセスをサ

ポートします。

運用フロー

運用フローは、変更管理プロセスを定義した情報です。変更要求の申請・承認・開発・テスト・展開・結果承認などの変更管理作業を

定型化しています。

参照

運用フローの詳細については、"運用フロー"を参照してください。

- 2 -

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構成アイテム

構成アイテムは、アプリケーションリリース管理おける変更対象を表す情報で、CMDBに格納されています。

アプリケーションやFingerprintなどの情報が格納されています。

構成アイテムは、アプリケーションのリリース管理作業を確認するために、「設計レコード」と「実態レコード」で構成されています。「設計

レコード」と「実態レコード」を比較することで、計画したアプリケーションリリース作業が正しく完了したかを確認することができます。

また、アプリケーションリリース管理作業を実施するユーザーは、作業に応じてこれらの情報を更新および参照することができます。ま

た、Systemwalker Centric Managerが収集する情報を利用してこれらの情報を更新することができます。

Fingerprint

Fingerprintとは、アプリケーションリリース管理を行なうために利用する構成アイテムの一つで、アプリケーション固有の情報です。

Fingerprintを照合することで展開前のアプリケーションと展開後のアプリケーションが正しく開発されたものであることを確認することが

できます。

参照

構成アイテムの詳細については、"変更管理の情報"を参照してください。

ユーザー

変更管理テンプレートを利用するユーザーは、運用フローに定義された手順に従って、変更管理作業を実施します。

変更管理テンプレートが想定するユーザーには、以下のようなユーザーが存在します。

・ 変更要求(RFC)を発行する「申請担当」

・ 変更を管理する「変更マネージャ」および「変更担当」

・ アプリケーションの開発を担当する「開発マネージャ」および「開発担当」

・ アプリケーションのテストを担当する「テスト担当」

・ アプリケーションを業務システムへの展開を担当する「リリースマネージャ」および「リリース担当」

参照

ユーザーの詳細については、"ユーザー"を参照してください。

1.3 運用フロー

変更管理テンプレートは、以下の運用フローを提供しています。

・ 変更要求(アプリ)

変更要求(RFC)として申請されたアプリケーションに対する変更を、変更管理プロセスに基づいて実施します。

・ 開発要求

変更要求(RFC)として申請されたアプリケーションを開発します。

・ テスト要求

変更要求(RFC)として申請されたアプリケーションをテストします。

・ リリース要求

変更要求(RFC)として申請されたアプリケーションを業務システムに展開します。

- 3 -

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また、それぞれの運用フローでは、変更管理作業を実施するユーザーが作業情報を入力するための画面を電子フォームとして提供

しています。

参照

変更管理テンプレートが提供する運用フローおよび電子フォームの詳細については、"変更管理テンプレートの提供内容"を参照して

ください。

1.4 変更管理の情報

Systemwalker IT Change Managerでは、アプリケーションリリース管理作業を 適化するために、以下の情報を使用します。

・ 構成アイテム

・ 変更情報

各情報について、以下に示します。

変更管理情報の構成

構成アイテム

構成アイテムは、設計レコードおよび実態レコードで構成されており、アプリケーションリリース管理の対象となるアプリケーションや

Fingerprintなどの情報を表した情報です。

設計レコード

システムの本来の状態を表す情報です。

設計レコードは、変更計画が許可された、もしくは、既に実施済みの情報が格納されています。また、設計レコードは業務システムに

展開されているアプリケーション情報を把握するために利用します。

この情報は、システムに一つの情報で、変更計画が承認された段階で、変更情報の内容を設計レコードに反映します。既存の構成ア

イテムの変更情報を作成する場合には、本情報を元に作成します。

実態レコード

実際のシステムの状態を表す情報です。

実態情報は、エージェントからディスカバリすることで情報を登録することができます。

変更情報

アプリケーションをどのように変更するかを表す情報です。

この情報は、変更の要求ごとに設計レコードを元に変更担当によって作成されます。

Systemwalker IT Change Managerでは、変更計画が変更マネージャに承認された段階で本情報を元に設計レコードを更新しま

す。また、実際にシステムの変更を行う際に、本情報を元に作業を行います。

1.5 ユーザー

変更管理テンプレートは、変更管理作業を実施する以下の作業担当部門および役割を持つユーザーに提供しています。

- 4 -

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RFC発行部門

業務システムに対する変更を依頼する部門です。以下の役割を持つユーザーが所属します。

申請担当

アプリケーションに対する変更を、変更要求(RFC)として変更管理部門に申請します。

また、変更管理部門から変更結果報告を受けて、変更結果を承認します。

ポイント

RFC発行部門は、単一の部門である必要はありません。

変更管理部門

アプリケーションに対する変更を管理する部門です。以下の役割を持つユーザーが所属します。

変更マネージャ

アプリケーションリリース管理の変更責任者です。

変更要求(RFC)の承認、展開可否判断、状況確認、およびRFC発行者への変更結果報告を実施します。

変更担当

- 5 -

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変更要求(RFC)に対する変更計画を立案します。

また開発担当部門、テスト担当部門、リリース管理部門への作業依頼や、展開作業完了後に変更結果の評価を行います。

テスト担当

アプリケーションのテスト作業の受付や、テスト作業を担当します。

開発担当部門

業務システムに適用するためのアプリケーションを開発する部門です。以下の役割を持つユーザーが所属します。

開発マネージャ

アプリケーションの開発作業の承認や、開発状況を管理します。

開発担当

アプリケーションのテスト作業の受付や、開発作業を担当します。

リリース管理部門

アプリケーションの展開を担当する部門です。以下の役割を持つユーザーが所属します。

リリースマネージャ

展開作業を管理します。

展開計画の承認や、展開結果の確認を行います。

リリース担当

展開作業を担当します。

展開計画の立案、テスト環境や稼動環境への展開作業を実施します。

ポイント

役割「リリース担当」は、更に分割して細分化することが可能です。変更管理テンプレートが提供する役割のカスタマイズについて

は、"作業分担や作業範囲をカスタマイズする"を参照してください。

その他

特定の部門に所属しない、以下の役割を持つユーザーがあります。

CABメンバー

変更管理マネージャに変更に関する助言を与える、変更諮問委員会(CAB)のメンバーです。

- 6 -

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第2章 運用設計

本章では、Systemwalker IT Change Managerでアプリケーションリリース管理を行う場合の運用設計について説明します。

2.1 アプリケーションリリース管理運用の設計概要

アプリケーションリリース管理は、以下の流れで運用を設計します。

・ アプリケーションリリース管理の運用決定

・ データ保守計画の決定

2.2 アプリケーションリリース管理の運用決定

アプリケーションリリース管理を導入する場合には、構成情報変更の設計と変更作業の設計を行います。

2.2.1 構成情報の更新方法

構成情報の更新については、"変更管理の運用決定"を参照してください。

2.2.2 実態レコードの収集スケジュール

実態レコードの収集スケジュールについては、"変更管理の運用決定"を参照してください。

2.2.3 変更作業の設計

業務システムに対する変更作業をどのような手順で実施するかを設計します。

Systemwalker IT Change Managerでは、標準的な変更作業の手順を変更管理テンプレートとして提供しています。変更手順として適

用することで、ITIL(R)が推奨する変更手順でシステムの変更を運用することができます。

また変更管理テンプレートはカスタマイズも可能で、システムにあった変更管理プロセスを構築することができます。

- 7 -

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2.2.3.1 変更管理テンプレートの提供内容

変更管理テンプレートが提供する内容について、説明します。

運用フロー

変更管理テンプレートは、以下の運用フローを提供しています。

・ 変更要求(アプリ)フロー

変更要求(RFC)として申請された業務システムに対する変更を、変更管理プロセスに基づいて実施します。

・ 開発要求

変更要求(RFC)として申請されたアプリケーションを開発します。

・ テスト要求

開発されたアプリケーションをテストします。

・ 展開要求

アプリケーションを業務システムなどに展開します。

カテゴリ

変更管理テンプレートが提供する運用フローを分類するためのカテゴリ(業務定義)を提供しています。

また、カテゴリ(業務定義)に応じたメニュー定義も提供しています。

2.2.3.1.1 変更要求フロー

変更要求は、変更要求(RFC)として申請された業務システムに対する変更を、変更管理プロセスに基づいて実施する運用フローで

す。

フロー定義

変更要求の作業の流れについて、説明します。

- 8 -

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No アクティビティ 担当者 作業内容 構成情報

変更情

設計レ

コード

実態レ

コード

1 申請 申請担当 業務システムに対する変更を、変更要求(RFC)として申請します。

- - -

2 計画 変更担当 申請された変更要求(RFC)の変更計画を立案しま

す。

- - -

3 計画承認 変更マ

ネージャ

立案された変更計画を承認します。 - - -

4 設計情報作

(自動) 承認された変更情報を、設計レコードに反映しま

す。

- 更新 -

5 開発要求発

(自動) 開発作業が必要となる変更要求(RFC)の場合、自

動的に開発部門に開発要求を発行します。

- - -

- 9 -

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No アクティビティ 担当者 作業内容 構成情報

変更情

設計レ

コード

実態レ

コード

6 開発完了待

変更担当 開発作業が必要となる変更要求(RFC)の場合、開

発部門の業務アプリケーション開発作業が完了する

まで待ち合わせます。

- - -

7 テスト要求

発行

(自動) テスト作業が必要となる変更要求(RFC)の場合、自

動的にテスト部門にテスト要求を発行します。

- - -

8 テスト完了

待ち

変更担当 テスト作業が必要となる変更要求(RFC)の場合、テ

スト部門の業務アプリケーションテスト作業が完了す

るまで待ち合わせます。

- - -

9 展開可否判

変更マ

ネージャ

業務アプリケーションを変更計画どおり展開してもよ

いかどうかを判断します。変更計画画再度必要と判

断した場合は、変更計画から実施することができま

す。また、変更作業自体を中止することもできます。

- - -

10 計画修正 変更担当 変更計画の 終計画を立案し、必要に応じて計画

を修正します。

- - -

11 計画修正承

変更マ

ネージャ

立案された計画修正を承認します。 - - -

12 設計情報更

(自動) 承認された変更情報を、設計レコードに反映しま

す。

- 更新

13 展開要求発

(自動) 変更計画に従って、自動的に展開要求を発行しま

す。

- - -

14 展開完了待

変更担当 展開部門の業務アプリケーション展開作業が完了

するまで待ち合わせます。

15 結果レ

ビュー

変更担当 業務システムに対する変更結果のレビューを実施し

ます。

参照 参照 参照

16 結果報告 変更マ

ネージャ

業務システムに対する変更の結果報告をまとめま

す。

参照 参照 参照

17 報告承認 RFC発行

業務システムに対する変更の結果報告を承認しま

す。

参照 参照 参照

電子フォーム

変更要求(アプリ)の電子フォームについて、説明します。

電子フォーム (申請)

- 10 -

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- 11 -

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項目 説明 入力担当者 必須

変更要求 変更番号 このRFCに対応するプロセスIDが、RFC番号として自動で設定されます。

(自動的に設

定)-

申請日 RFC作成時の日時を設定します。

申請者 RFC発行者の名前が自動で設定されま

す。

件名 変更要求内容の件名を入力します。 申請者 必須

変更内容 変更内容を入力します。 必須

変更希望期限 変更希望日を入力します。 必須

変更詳細 変更内容の詳細が記載された資料を

添付する場合に指定します。

-

変更計画 計画更新日 [更新が必要]チェックボックスにチェッ

クされている場合に、計画更新日が自

動で設定されます。

(自動的に設

定)-

更新が必要 変更計画を変更する場合はチェックし

ます。

変更担当 -

計画承認状態 計画承認時に計画承認状態が自動で

設定されます。

(自動的に設

定)-

計画概要 計画の概要を入力します。 変更担当 必須

緊急度 計画の緊急度を選択します。

この変更に対する緊急度を設定しま

す。

以下の値から選択します。

・ 高

必須

- 12 -

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項目 説明 入力担当者 必須

・ 中

・ 低

開発 [開発]チェッ

クボックス

開発作業が必要である場合にチェック

します。

必須

完了予定日 開発完了予定日を入力します。 -

開発対象 [開発が必要]チェックボックスをチェック

した場合、開発対象となるアプリケーショ

ンを指定します。

-

テスト [テスト]チェッ

クボックス

テスト作業が必要である場合にチェック

します。

必須

完了予定日 テスト完了予定日を入力します。 -

概要 テスト概要を入力します。 -

展開 展開予定日 展開予定日を入力します。 必須

展開先 展開先を指定します。 -

変更レ

ビュー

[変更レ

ビュー]チェッ

クボックス

変更レビューが必要である場合にチェッ

クします。

-

完了予定日 変更レビュー完了予定日を入力しま

す。

-

概要 変更レビュー概要を入力します。 -

変更に要するリソース 変更に必要となるハードリソースや人的

リソースなどのリソース情報や、予算情

報などを変更内容に応じて記述します。

-

変更未実施の場合のリス

変更を実施しない場合に発生するリス

クについて記載します。

-

変更承認 承認結果 承認結果が自動で設定されます。 (自動的に設

定)-

承認日 承認日が自動で設定されます。 -

-

承認者 承認者が自動で設定されます。 -

承認理由 承認理由を入力します。 変更マネー

ジャ

-

-

CAB 開催判断 変更計画時に開催したCABのCAB種別を選択します。

以下の値から選択します。

・ 定期CAB

・ 緊急CAB

・ CABなし

-

開催日時 変更計画時に開催したCAB開催日時

を入力します。

-

議事録 変更計画時に開催したCABの内容が

記載された議事録などを添付する場合

に指定します。

-

開催判断 終計画承認時に開催したCABのCAB種別を選択します。

-

- 13 -

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項目 説明 入力担当者 必須

以下の値から選択します。

・ 定期CAB

・ 緊急CAB

・ CABなし

開催日時 終計画承認時に開催したCAB開催

日時を入力します。

-

議事録 終計画承認時に開催したCABの内

容が記載された議事録などを添付する

場合に指定します。

-

開発 完了報告日 開発完了報告日が自動で設定されま

す。

(自動的に設

定)-

完了報告者 開発完了報告者が自動で設定されま

す。

-

完了見解 開発完了見解を入力します。 開発マネー

ジャ

必須

テスト 完了報告日 テスト完了報告日が自動で設定されま

す。

(自動的に設

定)-

完了報告者 テスト完了報告者が自動で設定されま

す。

-

完了見解 テスト完了見解を入力します。 テスト担当 必須

展開可否

判断

判断日 展開可否判断日が自動で設定されま

す。

(自動的に設

定)-

判断者 展開可否判断者が自動で設定されま

す。

-

可否判断 展開可否の結果を選択します。

以下の値から選択します。

・ 許可

・ 不可

変更マネー

ジャ

必須

不可時の処理 [可否判断]が不可である場合、不可時

の扱いを選択します。

以下の値から選択します。

・ 中断

変更要求(RFC)を中断し、処理を終了

する場合に指定します。

・ 再計画

変更要求(RFC)を再計画する場合に指

定します。

-

判断理由および以降の

処理詳細

判断理由と以降の処理詳細を入力しま

す。

-

展開 完了報告日 展開完了報告日が自動で設定されま

す。

(自動的に設

定)-

完了報告者 展開完了報告者が自動で設定されま

す。

-

- 14 -

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項目 説明 入力担当者 必須

完了見解 展開完了見解を入力します。 変更担当 必須

変更レ

ビュー

完了日 変更レビュー完了日が自動で設定され

ます。

(自動的に設

定)-

完了報告者 変更レビュー完了報告者が自動で設定

されます。

-

結果概要 変更レビュー結果の概要を入力しま

す。

変更担当 必須

結果詳細 変更レビュー内容が記載された資料な

どを添付する場合に指定します。

-

結果報告 報告日 結果報告日が自動で設定されます。 (自動的に設

定)-

報告者 結果報告者が自動で設定されます。 -

結果概要 結果概要を入力します。 変更マネー

ジャ

必須

結果詳細 結果詳細が記載された資料などを添付

する場合に指定します。

-

結果承認 承認日 結果承認日が自動で設定されます。 (自動的に設

定)-

承認者 結果承認者が自動で設定されます。 -

2.2.3.1.2 開発要求フロー

開発要求は、変更要求(RFC)として申請されたアプリケーションの開発作業を実施するフローです。

フロー定義

開発要求の作業の流れについて、説明します。

- 15 -

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No アクティビティ 担当者 作業内容 構成情報

変更情

設計レ

コード

実態レ

コード

1 自動発行 (自動) 開発要求が発行されると、運用フロー「変更要求(ア

プリ)」から自動で起票されます。

- - -

2 開発依頼 変更担当 変更要求(RFC)に応じたアプリケーションの開発依

頼を、開発部門に発行します。

参照 - -

3 開発番号

採番

(自動) 申請された開発要求に応じた開発番号を自動採番

します。

- - -

4 レコード

関連付け

(自動) 申請された伝票に応じて、構成管理情報を自動的

に関連付けます。

- - -

5 開発受付 開発担当 発行された開発要求を参照し、開発要求を受け付

けます。

参照 - -

6 開発承認 開発マ

ネージャ

開発担当が受け付けた開発要求を承認します。 参照 - -

- 16 -

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No アクティビティ 担当者 作業内容 構成情報

変更情

設計レ

コード

実態レ

コード

7 開発作業 開発担当 変更要求(RFC)に応じたアプリケーションを開発しま

す。

参照 - -

8 受入作業 変更担当 開発が完了したアプリケーションを確認し、受け入

れます。

参照 - -

9 受付完了 (自動) 開発が完了した変更要求(RFC)の状態を受付完了

に自動的に変更します。

- - -

電子フォーム (開発要求)

- 17 -

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項目 説明 入力担当者 必須

関連変更

要求

変更番号 変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

(自動的に設

定)-

件名 変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

変更計画 計画概要 変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

緊急度 変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

開発完了

予定日

変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

テスト完

了予定日

変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

展開完了

予定日

変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

開発 開発依頼 開発番号 変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

(自動的に設

定)-

開発対象 開発対象となるアプリケーションを指定し

ます。

変更担当 -

依頼内容 開発依頼内容を入力します。 -

依頼詳細 開発指示書などの資料を添付する場合に

指定します。

-

受付報告 受付完了

受付完了日が自動で設定されます。 (自動的に設

定)-

受付担当

受付担当者が自動で設定されます。 -

- 18 -

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項目 説明 入力担当者 必須

受付承認

受付承認者が自動で設定されます。 -

完了報告 完了日 完了日が自動で設定されます。 -

報告者 完了報告者が自動で設定されます。 -

開発物 開発した開発物を登録します。 必須

結果概要 開発結果の概要を入力します。 開発マネー

ジャ

-

結果詳細 開発完了報告書などの資料を添付する

場合に指定します。

-

受入 受入日 受入日が自動で設定されます。 (自動的に設

定)-

受入担当

受入担当者が自動で設定されます。 -

受入結果 承認者の処理によって、この変更に対する変更承認

結果が自動で設定されます。

以下の値が設定されます。

・ 承認

承認者が「可決」した場合

・ 否認

承認者が「否決」または「差戻」した場合

-

判断理由 受入判断理由を入力します。 変更担当 必須

結果詳細 結果報告書などの資料を添付する場合に指定します。 変更担当 -

2.2.3.1.3 テスト要求フロー

テスト要求は、変更要求(RFC)として申請されたアプリケーションのテスト作業を実施するフローです。

フロー定義

テスト要求の作業の流れについて、説明します。

- 19 -

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No アクティビティ 担当者 作業内容 構成情報

変更情

設計レ

コード

実態レ

コード

1 自動発行 (自動) テスト要求が発行されると、運用フロー「変更要求

(アプリ)」から自動で起票されます。

- - -

2 テスト依頼 変更担当 変更要求(RFC)に応じたアプリケーションのテスト依

頼を、テスト部門に発行します。

参照 - -

3 テスト番号

採番

(自動) 申請されたテスト要求に応じたテスト番号を自動採

番します。

- - -

4 レコード

関連付け

(自動) 申請された伝票に応じて、構成管理情報を自動的

に関連付けます。

- - -

5 テスト受付 テスト担

発行されたテスト要求を参照し、テスト要求を受け付

けます。

参照 - -

6 テスト承認 テスト担

完了したテスト作業を承認します。 参照 - -

- 20 -

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電子フォーム (テスト要求)

項目 説明 入力担当者 必須

関連変更

要求

変更番号 変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

(自動的に設

定)-

件名 変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

変更

計画

計画概要 変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

- 21 -

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項目 説明 入力担当者 必須

緊急度 変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

完了

予定

変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

開発

対象

変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

スト

完了

予定

変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

概要 変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

完了

予定

変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

展開

変更要求で入力された情報が自動で設

定されます。

-

テスト テスト

依頼

テスト番号 テスト番号が自動で設定されます。 (自動的に設

定)-

依頼内容 テスト依頼内容を入力します。 変更担当 -

依頼詳細 テスト計画書などの資料を添付する場合

に指定します。

-

受付

報告

受付日 受付日が自動で設定されます。 (自動的に設

定)-

報告者 報告者が自動で設定されます。 -

完了

報告

完了日 完了日が自動で設定されます。 -

報告者 報告者が自動で設定されます。 -

結果概要 テスト結果の概要を入力します。 テスト担当 必須

結果詳細 テスト完了報告書などの資料を添付する

場合に指定します。

-

2.2.3.1.4 展開要求フロー

展開要求は、変更要求(RFC)として申請されたアプリケーションの展開作業を実施するフローです。

フロー定義

テスト要求の作業の流れについて、説明します。

No アクティビティ 担当者 作業内容 構成情報

変更情

設計レ

コード

実態レ

コード

1 自動発行 (自動) 展開要求が発行されると、運用フロー「変更要求(ア

プリ)」から自動で起票されます。

- - -

- 22 -

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No アクティビティ 担当者 作業内容 構成情報

変更情

設計レ

コード

実態レ

コード

2 展開依頼 変更担当 変更要求(RFC)に応じたアプリケーションの展開依

頼を、展開部門に発行します。

参照 - -

3 展開番号

採番

(自動) 申請された展開要求に応じた展開番号を自動採番

します。

- - -

4 レコード

関連付け

(自動) 申請された伝票に応じて、構成管理情報を自動的

に関連付けます。

- - -

5 計画 リリース担

発行された展開要求を参照し、展開計画を立案しま

す。

参照 - -

6 計画承認 リリースマ

ネージャ

リリース担当が計画した展開計画を承認します。 参照 - -

7 計画確定 (自動) 承認された展開計画に応じた展開スケジュールなど

を自動的に登録します。

- - -

8 展開作業 リリース担

変更要求(RFC)に応じたアプリケーションの展開作

業を行います。

参照 - -

9 展開確認 リリースマ

ネージャ

完了した展開作業を承認します。 参照 - -

電子フォーム (展開要求)

- 23 -

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項目 説明 入力担当者 必須

関連変更

要求

変更番号 変更要求で入力された情報が自動

で設定されます。

(自動的に設

定)-

件名 変更要求で入力された情報が自動

で設定されます。

-

計画概要 変更要求で入力された情報が自動

で設定されます。

-

緊急度 変更要求で入力された情報が自動

で設定されます。

-

開発完了予定日 変更要求で入力された情報が自動

で設定されます。

-

テスト完了予定日 変更要求で入力された情報が自動

で設定されます。

-

展開完了予定日 変更要求で入力された情報が自動

で設定されます。

-

展開 展

展開番号 変更要求で入力された情報が自動

で設定されます。

(自動的に設

定)-

展開対象 展開対象となるアプリケーションを指

定します。

変更担当 -

依頼内容 展開依頼内容を入力します。 -

依頼詳細 展開計画書などの資料を添付する

場合に指定します。

-

- 24 -

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項目 説明 入力担当者 必須

作業期間 展開作業期間を入力します。 リリース担当 必須

展開責任者 展開責任者を入力します。 必須

展開担当 展開担当者を入力します。 必須

計画概要 展開計画の概要を入力します。 必須

計画詳

展開設定 展開スケジュールや配付手段など、

展開に必要な情報を設定します。

必須

展開仕様

展開指示書などの資料を添付する

場合に指定します。

必須

承認者 承認者が自動で設定されます。 (自動的に設

定)-

承認理由 承認理由を入力します。 リリースマ

ネージャ

-

作業 展開対象

を取得

展開するアプリケーションを取得し

ます。

リリース担当 -

結果を確

展開結果を確認します。 -

完了日 展開完了日が自動で設定されます (自動的に設

定)-

報告者 報告者が自動で設定されます。 -

結果 展開結果を以下の値から選択しま

す。

・ 成功

・ 失敗

リリースマ

ネージャ

必須

切り戻しを実施 展開結果が失敗であった場合、切り

戻しをした場合にチェックします。

-

結果概要 結果概要を入力します。 -

結果詳細 展開結果報告書などの資料を添付

する場合に指定します。

必須

結果承認者 結果承認者が自動で設定されます (自動的に設

定)-

承認理由 承認理由を入力します。 リリースマ

ネージャ

-

2.2.3.1.5 カテゴリ

変更管理テンプレートは、テンプレートが提供する運用フローをグルーピングする以下のカテゴリ(業務定義)を提供しています。

表2.1 提供するカテゴリ(業務定義)業務名 業務コード 業務の機能ID

変更管理 pm-chg-biz pm-chg-apply-biz

また、カテゴリ(業務定義)に対応した以下のメニュー定義も提供しています。

- 25 -

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表2.2 提供するメニュー

メニュー名 メニューアイテムID 親メニューアイテムID メニューの権限ID

変更管理 pm-chg-apply-biz apply-CGYA access-user

変更要求 pm-chg-slip pm-chg-apply-biz access-user

図2.1 メニューの表示イメージ

参照

業務定義、およびメニュー定義の詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"業務定義管理"および"メニュー定義管理"を参照してください。

2.2.3.1.6 ユーザー

変更管理テンプレートは、テンプレートを使用するユーザーに関する以下の定義を提供しています。

ユーザーが必要とする権限

変更管理テンプレートを使用するユーザーは、テンプレートが提供する役割に対して、以下の使用権限を必要とします。

役割 使用権限

運用フロー使用者

承認権限 申請権限 構成更新権限 構成参照権限

RFC発行者 ○ ○ - ○

テスト担当 ○ ○ ○ -

変更担当 ○ ○ ○ -

- 26 -

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役割 使用権限

運用フロー使用者

承認権限 申請権限 構成更新権限 構成参照権限

変更マネージャ ○ ○ ○ -

開発マネージャ ○ ○ ○ -

開発担当 - ○ ○ -

リリース担当 ○ ○ ○ -

リリースマネー

ジャ

○ ○ ○ -

CABメンバ - ○ - ○

参照

利用者区分や使用権限の詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"利用者に関する知識"を参照してく

ださい。

承認グループ

変更管理テンプレートは、役割に合わせた以下の承認グループを提供しています。

承認グループ グループID 割り振られている権限

変更マネージャ pm-chg-chgmgr 承認権限(access-assignee)構成更新(access-config-admin)

変更担当 pm-chg-chgmem 承認権限(access-assignee)構成更新(access-config-admin)

開発マネージャ pm-chg-devmgr 承認権限(access-assignee)構成参照(access-config-user)

開発担当 pm-chg-devmem 承認権限(access-assignee)構成参照(access-config-user)

テスト担当 pm-chg-testmem 承認権限(access-assignee)構成参照(access-config-user)

リリースマネージャ pm-chg-rlsmgr 承認権限(access-assignee)構成更新(access-config-admin)

リリース担当 pm-chg-rlsmem 承認権限(access-assignee)構成更新(access-config-admin)

参照

承認グループの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"利用者に関する知識"を参照してください。

サンプルユーザー

変更管理テンプレートは、テンプレートが提供するユーザーモデルに則った以下の部門およびユーザーのサンプルを用意していま

す。

表2.3 提供するサンプル部門

部門名 部門コード

変更管理部門 pm-chg-dpt1

- 27 -

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部門名 部門コード

リリース管理部門 pm-chg-dpt2

RFC発行部門 pm-chg-dpt3

開発担当部門 pm-chg-dpt4

表2.4 提供するサンプルユーザー

所属 役割 サンプルユーザー

ユーザーID ユーザー名 利用者区分

変更管理部門 変更マネー

ジャ

pm-chg-01 富士通 紅子 運用フロー使用者

(承認権限、構成更新権

限)

変更担当 pm-chg-02 富士通 藤子 運用フロー使用者

(承認権限、構成更新権

限)

テスト担当 pm-chg-03 富士通 葉子 運用フロー使用者

(承認権限、構成参照権

限)

開発担当部門 開発マネー

ジャ

pm-chg-41 富士通 春夫 運用フロー使用者

(承認権限、構成更新権

限)

開発担当 pm-chg-42 富士通 秋彦 運用フロー使用者

(承認権限、構成更新権

限)

リリース管理部

リリースマネー

ジャ

pm-chg-11 富士通 睦月 運用フロー使用者

(承認権限、構成更新権

限)

リリース担当 pm-chg-12 富士通 如月 運用フロー使用者

(承認権限、構成更新権

限)

RFC発行部門 RFC発行者 pm-chg-21 富士通 秋子 運用フロー使用者

(承認権限、構成参照権

限)

参照

部門およびユーザーの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"利用者に関する知識"を参照してくだ

さい。

2.2.3.2 カスタマイズ範囲の決定

変更管理テンプレートが提供している運用フローや変更作業における役割をそのまま使用して変更管理作業を実施するか、既存の

変更管理プロセスに合わせて変更管理テンプレートをカスタマイズするかを決定します。

カスタマイズするかどうかを決定する対象には、以下の項目があります。

・ 運用フロー、電子フォーム

変更要求の申請・承認・リリースなどの手順や、それぞれの作業で使用する電子フォームをカスタマイズするかどうかを決定しま

す。

例えば、管理対象の構成アイテム毎に申請内容や承認者が異なる場合は、変更管理プロセスを別の運用フローとして作成する必

要があります。

- 28 -

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・ 役割

運用フローの各手順を実施するように割り当てられている役割を、カスタマイズするかどうかを決定します。

参照

・ 変更管理テンプレートが提供する運用フローおよび電子フォームの内容については、"変更要求フロー"、"開発要求フロー"、"テスト要求フロー"および"展開要求フロー"を参照してください。

・ 変更管理テンプレートが提供する役割については、"ユーザー"を参照してください。

・ 変更管理テンプレートのカスタマイズの詳細については、"カスタマイズ"を参照してください。

2.2.3.3 ユーザーの決定

変更管理プロセスにおける変更作業をどのユーザーが行うかを設計します。

変更管理テンプレートでは、変更作業における担当者を役割としており、この役割にどのユーザーを割り当てるかを決定します。

ポイント

1ユーザーで複数の役割を兼任することは可能ですが、運用上問題のない兼任にしてください。

例えば、計画立案および承認の兼任は、責任範囲の不明確化を招くため、好ましくありません。

参照

・ 変更管理テンプレートが提供する役割については、"ユーザー"を参照してください。

・ 役割へのユーザーの割り当て方法については、"ユーザーの登録"を参照してください。

2.2.3.4 判断基準の規定

変更管理テンプレートを適用して変更作業を実施するには、運用開始までに、変更作業に関する以下の判断基準を規定しておく必

要があります。

緊急度

緊急度は、変更の緊急度・効果・リスク・コストに基づいた変更の優先順位で、変更諮問緊急委員会(CAB/EC)開催の判断基準や、変

更承認の優先順位などに使用されます。

変更管理テンプレートでは、以下の優先度のレベルを用意しています。

業務システムの運用に応じて、各レベルの判断基準を規定しておく必要があります。

表2.5 緊急度のレベルと規定例

レベル レベルの規定例

高 ・ 複数の利用者に影響を与える深刻なエラーやインパクトを与える変更

中 ・ 緊急ではない場合や、インパクトが大きくない変更であるが、次回の予定されたリリー

スや、定期メンテナンスまで待つことのできない変更

低 ・ 次回の予定されたリリースや、定期メンテナンスまで待つことができる変更

- 29 -

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変更承認ルート

変更承認ルートは、変更を承認する責任者(組織)を規定します。

変更管理テンプレートでは、以下の変更承認ルートを用意しています。

業務システムの運用に応じて、各承認ルートの判断基準を規定しておく必要があります。

表2.6 変更承認ルートと規定例

承認ルート 説明 規定例

定期CAB 定期に開催されている変更諮問委員会(CAB)で変更を承認します。

優先度が即時/緊急でなく、分類が軽微でない

場合

緊急CAB 変更諮問緊急委員会(CAB/EC)を開催して、

変更を承認します。

優先度が即時/緊急の場合

CABなし 変更諮問委員会(CAB)を開催しないで、変

更マネージャの判断で変更を承認します。

優先度が即時/緊急でなく、分類が軽微の場合

2.3 データ保守計画の設計

Systemwalker IT Change Managerで業務システムの変更を運用する場合、以下のデータが保守の対象となります。

・ 変更要求の履歴情報

・ 構成情報の履歴情報

・ Systemwalker IT Change Managerの動作環境

それぞれのデータについて、データサイズや保持期間を設計する必要があります。

2.3.1 変更要求の履歴情報

変更要求(RFC)を内部統制のための履歴として利用する場合は、決められた期間、履歴データを保存する必要があります。よって、変

更要求の履歴情報の保守に関する設計が必要です。

変更要求の履歴情報の保守に関する設計の手順を説明します。

1. 変更要求(RFC)の保持期間を決定します。

2. 保持期間に想定される変更要求(RFC)数を見積もります。

3. 保持期間と変更要求数から必要なデータベース容量およびディスク容量を算出します。

参照

データベース容量およびディスク容量の見積り方法については、"Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド"の"プロセス管理サー

バに必要な資源の準備"の"ハードウェア"を参照してください。

参考

・ Systemwalker IT Change Managerでは変更要求(RFC)の履歴情報を一定期間保存します。

保存期間を超えたものは、伝票履歴削除コマンドで削除します。伝票削除コマンドについては、"Systemwalker IT Change Manager管理者ガイド"の"swpm_deleteslip(伝票削除コマンド)"を参照してください。

・ Systemwalker IT Change Managerの履歴情報の保存期間は、伝票定義を編集することで変更可能です。初期値は365日です。

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2.3.2 構成情報の履歴情報

業務システムの構成情報の変更履歴情報を保存する期間を決定します。

Systemwalker IT Change Managerでは、業務システムの構成情報の変更履歴は自動的に採取されません。

したがって、「採取タイミング」、「採取した履歴情報の保持期間」は運用に合わせて決定する必要があります。

採取タイミングの例:

・ 業務システムの変更のたびに採取する

・ 定期的に履歴を採取する

・ 定期的に履歴を採取し、変更のたびにも採取する

構成情報の履歴情報の採取はベースライン採取コマンドで行います。

注意

システム規模によっては、システム負荷(CPUビジー、ディスクビジー)やディスク容量が大きくなることがありますので、ベースラインを採

取する頻度やタイミングは、システム運用やシステム・リソースに合わせた運用設計が必要です。

参照

ベースライン採取コマンドについては、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"snapcreate(ベースライン採取コマンド)"を参照してください。

2.3.3 Systemwalker IT Change Managerの動作環境

ハードウェアの異常が発生した場合に備え、Systemwalker IT Change Managerの設定情報を含むシステムのすべての情報をバックアッ

プする間隔を決定します。

システムのすべての情報のバックアップは定期的に実施することを推奨します。

また、システムのすべての情報には、「変更要求の履歴情報」や「構成情報の履歴情報」も含まれます。

参照

バックアップコマンドについては、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"swpm_backup(バックアップコマンド)"を参照し

てください。

- 31 -

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第3章 導入

本章では、変更管理テンプレートの導入について説明します。

3.1 導入の概要

変更管理テンプレートを導入する手順について説明します。

・ プロセス管理サーバの環境構築

・ プロセス管理クライアントの環境構築

・ エージェントの環境構築

・ 構成情報の作成

・ 運用情報の設定

・ 一般端末の環境設定

3.2 プロセス管理サーバの環境構築

プロセス管理サーバで、Systemwalker IT Change Managerのインストールおよびセットアップを行います。

インストールおよびセットアップの手順については、"Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド"の"プロセス管理サーバへのインス

トール"および"プロセス管理サーバのセットアップ"を参照してください。

3.3 プロセス管理クライアントの環境構築

変更管理テンプレートが提供する運用フローや電子フォームをカスタマイズする場合は、プロセス管理クライアントの環境を構築する

必要があります。

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プロセス管理クライアントの環境を構築する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド"の"プロセス管理クライア

ントのインストール"を参照してください。

3.4 エージェントの環境構築

エージェントの環境を構築する手順を説明します。

変更管理の対象となる構成アイテムの実態レコードをエージェントによって収集する場合は、連携製品が導入されている業務サーバ

に、エージェントを構築する必要があります。

1. 連携製品が導入されている業務サーバに、Systemwalker IT Change Managerのエージェントをインストールします。

インストールの手順については、"Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド"の"エージェントのインストール"を参照してくだ

さい。

2. エージェントをセットアップします。

セットアップの手順については、"Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド"の"エージェントのセットアップ"を参照してくださ

い。

3. 運用設計に合わせて、エージェントの設定を変更します。

エージェントが実態レコードを収集するタイミングを、セットアップ後の初期値から変更して運用する場合は、収集スケジュールの

定義を変更します。

収集スケジュールの定義を変更する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"エージェントによる

実態レコードの収集"を参照してください。

3.5 構成情報の作成

構成情報を作成する手順を説明します。

運用を開始する前に、現在の業務システムの状態を構成情報として作成する必要があります。

参照

情報収集を行うには、連携製品で監視・収集の運用設定が行なわれている必要があります。以下のマニュアルを参照して設定してく

ださい。

・ Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編

・ Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編

・ Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編

・ Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド UNIX編

・ Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)

・ Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド

・ Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド

実態レコードの作成

現在の業務システムの状態を示す実態レコードを作成します。

変更対象とする構成アイテムに応じて、以下の作成方法があります。

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エージェントによる実態レコードの収集

エージェントは、連携製品から定期的に業務システムの情報を収集します。収集された情報は、プロセス管理サーバ上のCMDBマネージャに送信され、実態レコードとして管理されます。

エージェントによる実態レコードの収集手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"エージェントによる

実態レコードの収集"を参照してください。

CMDBコマンドによる実態レコードの入力

連携製品から収集できない構成情報については、ciimportコマンドを使用して実態レコードを入力します。

ciimport -x 入力するXMLファイルのパス

ポイント

入力するXMLファイルのポイントは、以下のとおりです。

・ <cmdb:item>の@idは、空文字を指定します。

・ <cmdb:record>の@typeは、実態レコードを示す"observed"を指定します。

・ 各構成アイテムタイプの@idには、"入力規約"に従ったid値を指定します。

例えば、LogicalServerのidには、IPアドレスを指定します。

- 34 -

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注意

ciimportコマンドで実態レコードを入力する場合、構成アイテムタイプ(LogicalServerなど)の属性idには、入力規約に従った値を設定

してください。属性idは、入力された情報がどの構成アイテムであるかを識別するために使用されるため、誤ったid値を入力すると、異

なる構成アイテムの情報として扱われます。

入力規約の詳細については、"構成情報入力規約"を参照してください。

参照

ciimportコマンドの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"コマンドリファレンス"を参照してください。

設計レコードの作成

現在の業務システムの本来の状態を示す設計レコードを作成します。

以下の2つの方法があります。

実態レコードから設計レコードを作成

ciimportコマンドを使用すると、実態レコードを元に設計レコードを作成することができます。

ciimport -i

参照

ciimportコマンドの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"コマンドリファレンス"を参照してくださ

い。

設計レコードを新規に作成

業務システムに未構築の構成情報を設計レコードとして作成する場合は、新規に設計レコードをXML形式で作成し、ciimportコマ

ンドを使用して入力します。

ciimport -x 入力するXMLファイルのパス

ポイント

入力するXMLファイルのポイントは、以下のとおりです。

・ <cmdb:item>の@idは、空文字を指定します。

・ <cmdb:record>の@typeは、設計レコードを示す"expected"を指定します。

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・ 各構成アイテムタイプの@idには、"入力規約"に従ったid値を指定します。

例えば、LogicalServerのidには、IPアドレスを指定します。

注意

ciimportコマンドで設計レコードを入力する場合、構成アイテムタイプ(LogicalServerなど)の属性idには、入力規約に従った値を設定

してください。属性idは、入力された情報がどの構成アイテムであるかを識別するために使用されるため、誤ったid値を入力すると、異

なる構成アイテムの情報として扱われます。

入力規約の詳細については、"構成情報入力規約"を参照してください。

参照

ciimportコマンドの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"コマンドリファレンス"を参照してください。

3.6 運用情報の設定

変更管理テンプレートを運用環境へ適用するために、以下の運用情報を設定します。

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・ 管理者のパスワード変更

・ 部門の設定

・ ユーザーの登録

・ 変更要求の保持期間の設定

3.6.1 管理者のパスワード変更

Systemwalker IT Change Managerの導入時は、Systemwalker IT Change Managerの管理者には初期値パスワードが使用されていま

す。

セキュリティホールの要因とならないよう、Systemwalker IT Change Managerの管理者のパスワードを必ず変更してください。

パスワードの変更方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"管理者のパスワードの変更"を参照してくだ

さい。

3.6.2 部門の設定

変更管理テンプレートが提供する部門の定義を、実際に変更管理を担当する部門に合わせて変更します。

組織の変更

部門を管理するための組織を、運用環境に合わせて変更します。

組織の変更方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"組織の変更"を参照してください。

部門の設定

組織を構成する部門を、運用環境に合わせて設定します。

以下の2つの方法があります。

サンプル部門を利用する

変更管理テンプレートが提供するサンプルの部門定義を、そのまま利用する手順を説明します。

1. サンプル部門の部門定義を編集して、運用環境に合わせた部門名に変更します。

部門定義の編集方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"部門定義管理"を参照してください。

新規に部門を登録する

新規に部門を登録して、変更管理テンプレートで利用する場合の手順を説明します。

1. 新規に部門を登録します。

部門定義の登録方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"部門定義管理"を参照してくださ

い。

2. 変更管理テンプレートの承認グループが所属する部門を、手順1で登録した部門に変更します。

承認グループの部門変更方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"承認グループの編集"を参照してください。

参照

変更管理テンプレートが提供するサンプル部門および承認グループについては、"サンプルユーザー"を参照してください。

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3.6.3 ユーザーの登録

変更管理テンプレートを使用するユーザーを登録します。

LDAPサーバへユーザーを登録

Systemwalker IT Change ManagerではLDAPサーバを利用してユーザー認証を行っています。そのため、Systemwalker IT ChangeManagerを使用するユーザーを、LDAPサーバに登録する必要があります。

LDAPサーバへのユーザー登録方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"利用者の追加/変更/削除"を参照してください。

ポイント

サンプルユーザーをそのまま使用する場合も、ユーザー登録が必要です。

ユーザー定義の登録

Systemwalker IT Change Managerのユーザー定義を登録する手順を説明します。

1. 登録するユーザーの役割に応じたサンプルユーザーのユーザー定義を複写して、新たにユーザー定義を登録します。

ユーザー定義の複写と編集方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"ユーザー定義管理"を参照

してください。

2. 登録したユーザーを、役割に応じた承認グループへ追加します。

承認グループへのユーザー追加方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"承認グループの編

集"を参照してください。

参照

変更管理テンプレートが提供するサンプルユーザーおよび所属する承認グループについては、"サンプルユーザー"を参照してくださ

い。

3.6.4 変更要求の保持期間の設定

運用設計時に決定した変更要求の保持期間を設定します。

変更要求の保持期間は、管理者機能の伝票定義管理機能で、完了伝票保持期間として設定します。

完了伝票保持期間の設定方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"伝票定義の編集"を参照してくださ

い。

3.7 一般端末の環境設定

変更管理テンプレートが提供する機能を使用して変更管理を実施する利用者は、一般端末として環境設定を実施する必要がありま

す。

一般端末の環境を設定する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド"の"一般端末の導入"を参照してくださ

い。

- 38 -

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第4章 使用方法

本章では、変更管理テンプレートの使用方法について説明します。

4.1 アプリケーションのリリース作業を実施する

変更管理テンプレートでは、以下のユーザーによる作業があります。

・ RFC発行者

・ 変更マネージャ

・ 変更担当

・ 開発マネージャ

・ 開発担当

・ テスト担当

・ CABメンバー

・ リリースマネージャ

・ リリース担当

参照

変更管理テンプレートを使用した変更作業では、Systemwalker IT Change ManagerのWebコンソールを使用して申請や承認を行ない

ます。

Webコンソールの一般的な操作や、申請および承認の操作方法については、"Systemwalker IT Change Manager 利用者ガイド"を参

照してください。

4.1.1 RFC発行者

RFC発行者は、変更管理テンプレートが提供する運用フローを使用して、変更要求(RFC)を申請します。

アクションリストの「現在位置」の表示に応じて、変更結果承認などの作業を実施します。

表4.1 RFC発行者の作業

「現在位置」の表示 作業内容

申請 変更要求(RFC)を発行します。

結果承認 変更要求(RFC)の変更結果を承認します。

4.1.1.1 変更要求を発行する

RFC発行者は、変更管理テンプレートが提供する運用フローを使用して、変更要求(RFC)を申請します。また、申請した変更要求

(RFC)の結果承認も行います。

申請する

Webコンソールを使用して、変更要求(RFC)を申請します。

注意

[変更要求内容]に以下の機種依存文字を使用した場合、文字が「?」などに文字化けすることがあります。

以下の文字は使用しないでください。

・ 丸付き文字、括弧付き数字、ローマ数字

- 39 -

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・ グラム、メートル等の単位記号、¥$以外の通貨記号

・ 株式会社、TEL等の表示記号

・ JIS第一水準・第二水準 以外の文字(旧字体等)

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

申請方法については、"Systemwalker IT Change Manager 利用者ガイド"の"伝票の申請機能"を参照してください。

ポイント

回送先の指定では、以下の回送先にはRFC発行者自身を指定します。

・ 報告承認

その他の回送先は固定です。

- 40 -

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状況を確認する

Webコンソールの案件管理を使用して、変更要求の申請状況を確認できます。

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参照

申請状況の確認方法については、"Systemwalker IT Change Manager 利用者ガイド"の"伝票の申請機能"を参照してください。

ポイント

承認履歴を参照するには、案件管理の伝票一覧にある履歴[あり]をクリックすることで確認することができます。

変更要求を取り戻す

変更管理部門によって受付を完了される前であれば、変更要求(RFC)を取り戻すことができます。

変更要求(RFC)の取り戻し方法については、"Systemwalker IT Change Manager 利用者ガイド"の"伝票の申請機能"を参照してくださ

い。

注意

「取戻可能な伝票が存在しません。」のメッセージが表示される場合は、変更要求は変更管理部門によって受付完了となり、取戻でき

ない状態になっています。

4.1.1.2 変更結果を承認する

申請者は変更要求の結果を確認して承認します。

- 42 -

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操作

1. 未処理案件一覧から、変更結果を承認する伝票(現在位置が[結果承認])の伝票名をクリックし、変更結果を確認します。

2. 変更結果を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックし、[可決]ボタンをクリックします。

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4.1.2 変更マネージャ

変更マネージャは、変更要求(RFC)全体の状況を把握し、計画の承認や 終報告を行います。変更マネージャへ依頼された作業

は、Webコンソールのアクションリストに表示されます。

アクションリストの「現在位置」の表示に応じて、作業を実施します。

表4.2 変更マネージャの作業

「現在位置」の表示 作業内容

計画承認 変更担当が立案した変更計画を承認します。

展開可否判断 開発およびテスト作業が完了したアプリケーションを展開しても良いか

を判断します。

終計画承認 変更担当が立案した 終変更計画を承認します。

結果報告 変更要求(RFC)に基づいて行った作業の結果報告を行います。

4.1.2.1 計画承認

変更マネージャは、変更担当が計画した変更要求(RFC)を参照し、承認します。

- 43 -

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操作

1. 未処理案件一覧から、計画を承認する伝票(現在位置が[計画承認])の伝票名をクリックし、変更計画内容を確認します。

2. 変更計画に問題が無ければ、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします

3. 以下の項目を入力します。

- 判断理由

- CAB情報

参照

各項目の詳細については、“電子フォーム”を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[可決]ボタンをクリックします。

4.1.2.2 展開可否判断

変更マネージャは、開発およびテストが完了したアプリケーションを展開するかどうかを判断します。

操作

1. 未処理案件一覧から、展開可否判断を行う伝票(現在位置が[展開可否判断])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

- 44 -

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2. 内容に問題が無ければ、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします

3. 以下の項目を入力します。

- 可否判断

- 不可時の処理

- 判断理由および以降の処理概要

参照

各項目の詳細については、“電子フォーム”を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[決定]ボタンをクリックします。

4.1.2.3 最終計画承認

変更マネージャは、変更担当が計画した 終計画を承認します。

操作

1. 未処理案件一覧から、 終計画を承認する伝票(現在位置が[ 終計画承認])の伝票名をクリックし、 終変更計画内容を確

認します。

2. 計画に問題が無ければ、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします

3. 以下の項目を入力します。

- 承認理由

- CAB情報

参照

各項目の詳細については、“電子フォーム”を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[可決]ボタンをクリックします。

4.1.2.4 結果報告

変更マネージャは、完了した変更作業が変更要求(RFC)どおり実施されたかどうかを 終確認し、RFC申請者に報告します。

- 45 -

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操作

1. 未処理案件一覧から、結果報告を行う伝票(現在位置が[結果報告])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容に問題が無ければ、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします

3. 以下の項目を入力します。

- 結果概要

- 結果詳細

参照

各項目の詳細については、“電子フォーム”を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[提出]ボタンをクリックします。

4.1.3 変更担当

変更担当は、変更要求(RFC)の計画や各担当への作業依頼など、変更要求(RFC)に関連する多くの作業を担当します。変更担当

へ依頼された作業は、Webコンソールのアクションリストに表示されます。

アクションリストの「現在位置」の表示に応じて、作業を実施します。

表4.3 変更担当の作業

「現在位置」の表示 作業内容

計画 変更要求(RFC)に対する変更計画を立案します。

開発依頼 開発担当部門に開発要求を発行します。

受入作業 開発担当部門が作成した開発資材をチェックします。

開発完了待ち 開発作業の完了を待ち合わせ、完了後に完了結果報告を行います。

テスト依頼 テスト担当部門にテスト要求を発行します。

テスト完了待ち テスト作業の完了を待ち合わせ、完了後に完了結果報告を行いま

す。

終計画 変更要求(RFC)に対する 終変更計画を立案します。

展開依頼 展開担当部門に展開要求を発行します。

展開結果報告 展開作業の完了結果報告を行います。

変更レビュー リリースが完了した変更を評価します。

- 46 -

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4.1.3.1 変更計画を立案する

変更担当は、Webコンソールを使用して、変更要求(RFC)に対する変更計画を立案します。

操作

1. 未処理案件一覧から、変更計画を立案する伝票(現在位置が[計画])の伝票名をクリックし、変更内容を確認します。

2. 変更計画を立案します。

3. 立案が完了したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックし、変更計画を入力します。

参考

ここでは開発計画に必要となる操作方法について説明します。電子フォームに表示されるその他の各項目詳細について

は、"電子フォーム"を参照してください。

注意

[計画概要]に以下の機種依存文字を使用した場合、文字が「?」などに文字化けすることがあります。

以下の文字は使用しないでください。

- 丸付き文字、括弧付き数字、ローマ数字

- グラム、メートル等の単位記号、¥$以外の通貨記号

- 株式会社、TEL等の表示記号

- JIS第一水準・第二水準 以外の文字(旧字体等)

- 47 -

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4. [変更管理]⇒[開発]⇒[開発対象]⇒[設定]ボタンをクリックし、開発対象を設定します。

項目 説明

開発対象

の一覧

アプリケーション名 アプリケーション名が表示されます。

種別 以下のアプリケーション種別が表示されます。

・ J2EE(Interstage)

Interstage Application ServerのJ2EEアプリケーションを開発

する場合に表示されます。

・ .NET

Microsoft .NET Framework上で動作するアプリケーション

を開発する場合に表示されます。

・ レガシー

上記2つに属さないユーザーアプリケーションを開発する場

合に表示されます。

修正識別子 アプリケーションの修正識別子を表示します。

コメント アプリケーションのコメントを表示します。

5. アプリケーションを追加する場合は、[追加]ボタンをクリックして[アプリケーションの追加]画面で追加するアプリケーション情報を

入力します。すでに存在するアプリケーション情報を更新する場合は、[アプリケーション名]をクリックし、[アプリケーションの更

新]画面でアプリケーション情報を更新します。

アプリケーションを削除する場合は、削除するアプリケーションをチェックボックスで選択し、[削除]ボタンをクリックします。

(追加する場合)

- 48 -

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1. [追加]ボタンをクリックして[アプリケーションの追加]画面で追加するアプリケーション情報を入力します。

項目 説明 必須

アプリ

ケーショ

ンの追加

開発種別 アプリケーションの開発種別を以下から選択しま

す。

・ 新規

・ 改版

必須

アプリケーション名 ・ 開発種別が[新規]の場合

アプリケーション名を入力します。

・ 開発種別が[改版]の場合

[参照]ボタンをクリックし、アプリケーションを選択

して[決定]ボタンをクリックします。

必須

種別 アプリケーション種別を選択します。

・ J2EE(Interstage)

Interstage Application Serverの J2EEアプリ

ケーションを開発する場合に選択します。

・ .NET

必須

- 49 -

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項目 説明 必須

Microsoft .NET Framework上で動作するアプ

リケーションを開発する場合に選択します。

・ レガシー

上記2つに属さないユーザーアプリケーション

を開発する場合に選択します。

修正識別子 アプリケーションの修正識別子を入力します。 必須

動作OS種別 アプリケーションが動作するプラットフォームを以

下から選択します。

・ Windows

・ Solaris

・ Linux

必須

動作環境 [追加]ボタンをクリックし、動作環境の選択画面か

ら動作環境を選択します。

・ アプリケーション種別がJ2EE(Interstage)の場

ワークユニットを選択します。

・ アプリケーション種別が.NETの場合

.NETのバーションを選択します。

・ アプリケーション種別がレガシーの場合

入力できません。

該当の動作環境をチェックし[決定]ボタンをクリッ

クしてください。

動作環境を削除する場合は、削除する動作環境

をチェックし、[削除]ボタンをクリックしてください。

-

展開先ディレクトリ名 アプリケーション種別が.NETまたはレガシーの場

合に、[追加]ボタンをクリックし、展開先ディレクトリ

の設定画面から展開先ディレクトリを選択します。

展開先ディレクトリを削除する場合は、削除する展

開先ディレクトリをチェックし、[削除]ボタンをクリッ

クしてください。

アプリケーション種別がJ2EE(Interstage)の場合は

指定できません。

-

コメント アプリケーションに関するコメントを入力します。 -

2. 入力が完了したら、[追加]ボタンをクリックします。

(更新する場合)

1. 更新するアプリケーションの[アプリケーション名]をクリックして、[アプリケーションの更新]画面でアプリケーション情報を更

新します。

更新情報については追加する場合と同様です。

6. [変更管理]⇒[展開]⇒[展開先]⇒[設定]ボタンをクリックし、展開先を設定します。

展開先一覧を追加する場合は、[追加]ボタンをクリックして[アプリケーションの選択]画面で展開先を設定します。削除する場合

は、削除するアプリケーションをチェックボックスで選択し、[削除]ボタンをクリックします。

- 50 -

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項目 説明

展開先の

指定

アプリケーション名 アプリケーション名を表示します。

展開先サーバ 展開先サーバ名を表示します。

展開先動作環境 展開先の動作環境を表示します。

展開先ディレクトリ 展開先のディレクトリを表示します。

注意

アプリケーション種別により、表示される展開先一覧は異なります。

[J2EEアプリケーションの場合]

Interstage がインストールされているサーバ一覧を表示します。

[.NETアプリケーションの場合]

.NET Frameworkがインストールされているサーバ一覧を表示します。

[レガシーアプリケーション]の場合

CMDBに登録されているサーバ一覧(CI:LogicalServerの一覧)を表示します。

(展開先を追加する場合)

- 51 -

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1. アプリケーションの選択画面から、展開先を追加するアプリケーションを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

項目 説明

アプリ

ケーショ

ンの選択

アプリケーション名 アプリケーション名が表示されます。

種別 以下のアプリケーション種別が表示されます。

・ J2EE(Interstage)

Interstage Application ServerのJ2EEアプリケー

ションを展開する場合に表示されます。

・ .NET

Microsoft .NET Framework上で動作するアプリ

ケーションを展開する場合に表示されます。

・ レガシー

上記2つに属さないユーザーアプリケーションを

展開する場合に表示されます。

修正識別子 アプリケーションの修正識別子を表示します。

コメント アプリケーションのコメントを表示します。

- 52 -

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2. アプリケーションを展開するサーバを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

項目 説明

サーバ表示条件

設定

種類 以下の種別から選択します。

・ アプリケーション導入済み

すでに選択したアプリケーションが導入されているサー

バのみを表示させる場合に選択します。

・ すべて

すべてのサーバを表示させる場合に選択します。

OS種別 以下のOS種別から選択します。

・ Windows

・ Solaris

・ Linux

サーバ名 サーバ名が表示されます。

OS種別 OS種別が表示されます。

アプリケーション導入状況 アプリケーションの導入状況が表示されます。

- 53 -

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3. 展開先の動作環境を設定する方法を設定し、[次へ]ボタンをクリックします。

項目 説明

動作環境

の選択

設定方法 以下の設定方法から選択します。

・ 一括設定

選択した展開サーバに対して、同一の設定を適

用する場合に指定します。

・ 個別設定

選択した展開サーバを、1台ごとに設定する場

合や、OS単位で設定する場合に指定します。

詳細 OS単位に以下の設定方法から選択します。

・ 一括設定

選択した展開サーバに対して、同一の設定を適

用する場合に指定します。

・ 個別設定(1台ごと)

選択した展開サーバを、1台ごとに設定する場

合や、OS単位で設定する場合に指定します。

4. アプリケーションの動作環境を一括設定します。(一括設定時)

前手順3で動作環境の設定方法に一括設定を選択した場合、以下の画面でアプリケーションの動作環境を設定します。

設定する動作環境を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

- 54 -

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項目 説明 備考

動作環境

の選択

動作環境名(ワークユ

ニット名)

アプリケーションのワークユニット名

を表示します。

アプリケーション種別が

J2EE(Interstage)の場合

.NET Framework アプリケーションの.NET Frameworkを表示します。

アプリケーション種別

が.NETの場合

5. アプリケーションの動作環境を一括設定します。(OS単位設定時)

前手順3で動作環境の設定方法にOS単位設定を選択した場合、以下の画面でアプリケーションの動作環境を設定しま

す。設定する動作環境を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

- 55 -

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項目 説明 備考

動作環境

の選択

動作環境名(ワークユ

ニット名)

アプリケーションのワークユニット名

を表示します。

アプリケーション種別が

J2EE(Interstage)の場合

.NET Framework アプリケーションの.NET Frameworkを表示します。

アプリケーション種別

が.NETの場合

6. アプリケーションの動作環境を一括設定します。(個別設定時)

前手順3で動作環境の設定方法に個別設定を選択した場合、以下の画面でアプリケーションの動作環境を設定します。

設定する動作環境を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

- 56 -

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項目 説明 備考

動作環境

の選択

動作環境名(ワークユ

ニット名)

アプリケーションのワークユニット名

を表示します。

アプリケーション種別が

J2EE(Interstage)の場合

.NET Framework アプリケーションの.NET Frameworkを表示します。

アプリケーション種別

が.NETの場合

7. 展開先を確認します。

表示された情報を確認し、問題がなければ[追加]ボタンをクリックします。変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックし、修正

します。

- 57 -

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項目 説明

展開先一

覧の確認

アプリケーション名 アプリケーション名が表示されます。

展開先サーバ 展開先サーバ名が表示されます。

展開先の動作環境 展開先の動作環境が表示されます。

展開先ディレクトリ 展開先ディレクトリが表示されます。

8. 展開先の指定画面で追加した展開先をチェックし、[決定]ボタンをクリックします。

7. 入力項目を確認し、問題が無ければ[承認依頼]ボタンをクリックします。

4.1.3.2 開発依頼を発行する

変更担当は、Webコンソールを使用して、開発部門にアプリケーションの開発依頼を発行します。

- 58 -

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操作

1. 未処理案件一覧から、開発依頼を行う伝票(現在位置が[開発依頼])の伝票名をクリックし、変更内容を確認します。

2. 内容に問題が無ければ、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします

3. 以下の項目を入力します。

- 依頼内容

- 依頼詳細

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[依頼]ボタンをクリックします。

4.1.3.3 アプリケーションの受入

変更担当は、開発部門で開発が完了したアプリケーションを受入れます。

- 59 -

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操作

1. 未処理案件一覧から、アプリケーションの受入を行う伝票(現在位置が[受入作業])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします。

3. [開発]⇒[開発依頼]⇒[開発対象]の[参照]ボタンをクリックし、開発物をダウンロードします。

項目 説明

アプリケー

ションの参

開発種別 アプリケーションの開発種別が表示されます。

アプリケーション名 アプリケーション名が表示されます。

種別 以下のアプリケーション種別が表示されます。

・ J2EE(Interstage)

- 60 -

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項目 説明

Interstage Application ServerのJ2EEアプリケーショ

ンを展開する場合に表示されます。

・ .NET

Microsoft .NET Framework上で動作するアプリ

ケーションを展開する場合に表示されます。

・ レガシー

上記2つに属さないユーザーアプリケーションを展開す

る場合に表示されます。

修正識別子 アプリケーションの修正識別子が表示されます。

動作環境 アプリケーションの動作環境が表示されます。

展開先ディレクトリ名 展開先ディレクトリが表示されます。

コメント コメントが表示されます。

配備ファイル 配備ファイル名が表示されます。

ドキュメント ドキュメントファイル名が表示されます。

配備ファイル名およびドキュメントファイル名をクリックすることでダウンロードすることができます。

4. ダウンロードしたアプリケーションに問題が無いかを確認します。

5. [開発]⇒[完了報告]⇒[開発物]の[ドキュメント更新]ボタンをクリックし、必要に応じてドキュメントファイルを追加します。主にJ2EEアプリケーションの配備に必要な事前設定ファイルを再登録したい場合に登録します。

項目 説明

ドキュメント

の登録

アプリケーション名 アプリケーション名が表示されます。

種別 以下のアプリケーション種別が表示されます。

・ J2EE(Interstage)

Interstage Application ServerのJ2EEアプリケーショ

ンを展開する場合に表示されます。

・ .NET

Microsoft .NET Framework上で動作するアプリ

ケーションを展開する場合に表示されます。

・ レガシー

上記2つに属さないユーザーアプリケーションを展開す

る場合に表示されます。

修正識別子 アプリケーションの修正識別子が表示されます。

動作環境 アプリケーション種別に合わせた以下の動作環境が表

示されます。

・ J2EE(Interstage)の場合

ワークユニット名

・ .NETの場合

.NETのバーション

・ レガシー

表示されません。

展開先ディレクトリ名 展開先ディレクトリが表示されます。

- 61 -

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項目 説明

配備ファイル 配備ファイル名が表示されます。

ドキュメント ドキュメントファイル名が表示されます。

注意

特に更新するドキュメントファイルが無い場合は、本操作は不要です。

6. ドキュメントを追加する場合は、[追加]ボタンをクリックし、アップロードするファイルを登録して[決定]ボタンをクリックします。

項目 説明

ファイルのアップ

ロード

ドキュメント ドキュメントファイルを[参照]ボタンをクリックして選択

します。

注意

特に追加するドキュメントが無い場合は、本操作は不要です。

7. ドキュメントを追加する場合は、[登録]ボタンをクリックします。

8. 以下の項目を入力します。

- 判断理由

- 結果詳細

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

9. 入力情報に問題が無ければ、[受入]ボタンをクリックします。

4.1.3.4 開発完了結果報告

変更担当は、変更要求(RFC)に基づいた開発が行われたかを確認し、完了報告を行います。

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操作

1. 未処理案件一覧から、開発完了結果報告行う伝票(現在位置が[開発完了待ち])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします。

3. 以下の項目を入力します。

- 完了見解

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[結果報告]ボタンをクリックします。

4.1.3.5 テスト依頼を発行する

変更担当は、開発部門で開発されたアプリケーションのテスト依頼をテスト部門に発行します。

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操作

1. 未処理案件一覧から、テスト依頼を行う伝票(現在位置が[テスト依頼])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします。

3. 以下の項目を入力します。

- 依頼内容

- 依頼詳細

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[依頼]ボタンをクリックします。

4.1.3.6 テスト完了結果報告

変更担当は、変更要求(RFC)に基づいたテストが行われたかを確認し、完了報告を行います。

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操作

1. 未処理案件一覧から、テスト完了結果報告を行う伝票(現在位置が[テスト完了待ち])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします。

3. 以下の項目を入力します。

- 完了見解

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[結果報告]ボタンをクリックします。

4.1.3.7 最終計画

変更担当は、変更要求(RFC)に基づいて開発およびテストされたアプリケーションを、初期計画のとおり展開するかを判断します。変

更が必要である場合は、ここで変更することができます。

操作

1. 未処理案件一覧から、 終計画を行う伝票(現在位置が[ 終計画])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

- 65 -

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2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします。

参照

画面操作については、"変更計画を立案する"を参照してください。

3. 終計画を入力後、問題が無ければ[承認依頼]ボタンをクリックします。

4.1.3.8 展開依頼を発行する

変更担当は、承認された 終計画に基づいて、展開部門にアプリケーションの展開依頼を発行します。

操作

1. 未処理案件一覧から、展開依頼を行う伝票(現在位置が[展開依頼])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします。

3. 以下の項目を入力します。

- 依頼内容

- 依頼詳細

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[依頼]ボタンをクリックします。

4.1.3.9 展開結果報告

変更担当は、変更要求(RFC)に基づいた展開作業が行われたかを確認し、完了報告を行います。

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操作

1. 未処理案件一覧から、展開結果確認を行う伝票(現在位置が[展開完了待ち])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします。

3. 以下の項目を入力します。

- 完了見解

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[結果報告]ボタンをクリックします。

4.1.3.10 変更レビュー

変更担当は、変更要求(RFC)に基づいた変更作業が計画通り実施できたかを確認します。

操作

1. 未処理案件一覧から、変更レビューを行う伝票(現在位置が[変更レビュー])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします。

- 67 -

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3. 以下の項目を入力します。

- 結果概要

- 結果詳細

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[結果報告]ボタンをクリックします。

4.1.4 CABメンバー

CABメンバーは、変更管理マネージャから依頼を受けた場合に、変更諮問委員会(CAB)を開催し、変更要求(RFC)の内容や要項に

ついて確認します。

4.1.5 開発マネージャ

開発マネージャは、変更要求(RFC)で計画されたアプリケーション開発の状況管理や、作業依頼の承認作業を行います。開発マネー

ジャへ依頼された作業は、Webコンソールのアクションリストに表示されます。

アクションリストの「現在位置」の表示に応じて、作業を実施します。

表4.4 開発マネージャの作業

「現在位置」の表示 作業内容

開発承認 依頼された開発作業を確認し、承認します。

4.1.5.1 開発承認を行う

開発マネージャは、RFCに記載されたアプリケーションの開発作業を承認します。

操作

1. 未処理案件一覧から、開発承認を行う伝票(現在位置が[開発承認])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックし、[可決]ボタンをクリックします。

- 68 -

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参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4.1.6 開発担当

開発担当は、変更要求(RFC)で計画されたアプリケーション開発作業の受付や、開発作業を行います。開発担当へ依頼された作業

は、Webコンソールのアクションリストに表示されます。

アクションリストの「現在位置」の表示に応じて、作業を実施します。

表4.5 開発担当の作業

「現在位置」の表示 作業内容

開発受付 依頼された開発作業を受け付けます。

開発作業 アプリケーションの開発作業を行います。

4.1.6.1 開発受付を行う

開発担当は、RFCに記載されたアプリケーションの開発作業を受け付けます。

操作

1. 未処理案件一覧から、開発受付を行う伝票(現在位置が[開発受付])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックし、[受付]ボタンをクリックします。

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4.1.6.2 開発作業を行う

開発担当は、開発依頼を受けた伝票を受付し、RFCに記載されたアプリケーションを開発します。

- 69 -

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操作

1. 未処理案件一覧から、開発作業を行う伝票(現在位置が[開発作業])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、[開発]⇒[開発依頼]⇒[開発対象]の[参照]ボタンをクリックし、開発対象のアプリケーションを確認します。

項目 説明

アプリケー

ションの参

開発種別 アプリケーションの開発種別が表示されます。

アプリケーション名 アプリケーション名が表示されます。

種別 以下のアプリケーション種別が表示されます。

・ J2EE(Interstage)

- 70 -

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項目 説明

Interstage Application ServerのJ2EEアプリケーショ

ンを展開する場合に表示されます。

・ .NET

Microsoft .NET Framework上で動作するアプリ

ケーションを展開する場合に表示されます。

・ レガシー

上記2つに属さないユーザーアプリケーションを展開す

る場合に表示されます。

修正識別子 アプリケーションの修正識別子が表示されます。

動作環境 アプリケーションの動作環境が表示されます。

展開先ディレクトリ名 展開先ディレクトリが表示されます。

コメント コメントが表示されます。

配備ファイル 配備ファイル名が表示されます。

ドキュメント ドキュメントファイル名が表示されます。

3. 開発内容を確認したら、アプリケーションを開発します。

注意

アプリケーションは、ユーザーの開発手順に従って開発してください。Systemwalker IT Change Managerでは実際の開発用業務

に関しては管理対象外となります。

- 71 -

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4. [開発]⇒[完了報告]⇒[開発物]の[登録]ボタンをクリックし、開発が完了したアプリケーションなどを登録します。

項目 説明

アプリケーション名 アプリケーション名が表示されます。

種別 以下のアプリケーション種別が表示されます。

・ J2EE(Interstage)

Interstage Application ServerのJ2EEアプリケーションを開

発する場合に表示されます。

・ .NET

Microsoft .NET Framework上で動作するアプリケーショ

ンを開発する場合に表示されます。

・ レガシー

上記2つに属さないユーザーアプリケーションを開発する場

合に表示されます。

修正識別子 修正識別子が表示されます。

動作環境 アプリケーション種別に合わせた以下の動作環境が表示され

ます。

- 72 -

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項目 説明

・ J2EE(Interstage)の場合

ワークユニット名

・ .NETの場合

.NETのバーション

・ レガシー

表示されません。

展開先ディレクトリ名 アプリケーション種別が.NETまたはレガシーの場合に、展開

先ディレクトリを登録します。

アプリケーション種別がJ2EE(Interstage)の場合は登録する

必要はありません。

配備ファイル 配備するファイルを登録します。

ドキュメント ドキュメントファイルを登録します。

5. 動作環境を追加する場合は、[動作環境]の[追加]ボタンをクリックし、追加する動作環境を選択して[決定]ボタンをクリックしま

す。

項目 説明 備考

動作環境

の選択

動作環境名(ワークユニッ

ト名)

アプリケーションのワークユニット名を

表示します。

アプリケーション種別がJ2EE(Interstage)の場合

.NET Framework アプリケーションの.NET Frameworkを表示します。

アプリケーション種別が.NETの場合

登録した動作環境を削除する場合は、前画面で削除する動作環境をチェックし、[削除]ボタンをクリックします。

6. 展開先ディレクトリを設定する場合は、[展開先ディレクトリ名]の[追加]ボタンをクリックし、展開するサーバ側のディレクトリ名を指定して

[決定]ボタンをクリックします。

項目 説明

展開先ディレクトリ

の設定

展開先ディレクトリ アプリケーションを展開するサーバ内のディレクトリを

指定します。

- 73 -

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7. 配備ファイルをアップロードします。[配備ファイル]の[追加]ボタンをクリックし、アップロードするファイルを登録して[決定]ボタン

をクリックします。

項目 説明

ファイルのアップ

ロード

配備ファイル 配備するファイルを[参照]ボタンをクリックして選択し

ます。

8. ドキュメントファイルをアップロードします。[ドキュメント]の[追加]ボタンをクリックし、アップロードするファイルを登録して[決定]ボタンをクリックします。

項目 説明

ファイルのアップ

ロード

ドキュメント ドキュメントファイルを[参照]ボタンをクリックして選択

します。

9. 登録情報に問題が無ければ、[登録]ボタンをクリックします。

10. 以下の項目を入力します。

- 結果概要

- 結果詳細

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

11. 入力情報に問題が無ければ、[作業完了]ボタンをクリックします。

4.1.7 テスト担当

テスト担当は、開発されたアプリケーションのテスト作業受付や、テスト作業を行います。テスト担当へ依頼された作業は、Webコンソー

ルのアクションリストに表示されます。

アクションリストの「現在位置」の表示に応じて、作業を実施します。

表4.6 テスト担当の作業

「現在位置」の表示 作業内容

テスト受付 依頼されたテスト作業を受け付けます。

テスト作業 アプリケーションのテスト作業を行います。

- 74 -

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4.1.7.1 テスト受付

テスト担当は、変更要求(RFC)に記載されたアプリケーションのテスト作業を受け付けます。

操作

1. 未処理案件一覧から、テスト受付を行う伝票(現在位置が[テスト受付])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックし、[受付]ボタンをクリックします。

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4.1.7.2 テスト作業

テスト担当は、変更要求(RFC)に記載されたアプリケーションのテスト作業を実施します。

- 75 -

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操作

1. 未処理案件一覧から、テスト作業を行う伝票(現在位置が[テスト作業])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします。

3. [テスト]⇒[テスト依頼]⇒[開発対象]の[取出]ボタンをクリックし、テスト対象となるアプリケーションを取得します。

- 76 -

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項目 説明

開発対象

参照

アプリケーション名 アプリケーション名が表示されます。

種別 以下のアプリケーション種別が表示されます。

・ J2EE(Interstage)

Interstage Application ServerのJ2EEアプリケーショ

ンを展開する場合に表示されます。

・ .NET

Microsoft .NET Framework上で動作するアプリ

ケーションを展開する場合に表示されます。

・ レガシー

上記2つに属さないユーザーアプリケーションを展開す

る場合に表示されます。

修正識別子 アプリケーションの修正識別子が表示されます。

コメント コメントが表示されます。

アプリケーション名をクリックすることで、アプリケーションの詳細情報を参照することができます。

項目 説明

アプリケー

ションの参

開発種別 アプリケーションの開発種別が表示されます。

アプリケーション名 アプリケーション名が表示されます。

種別 以下のアプリケーション種別が表示されます。

・ J2EE(Interstage)

Interstage Application ServerのJ2EEアプリケーショ

ンを展開する場合に表示されます。

・ .NET

Microsoft .NET Framework上で動作するアプリ

ケーションを展開する場合に表示されます。

- 77 -

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項目 説明

・ レガシー

上記2つに属さないユーザーアプリケーションを展開す

る場合に表示されます。

修正識別子 アプリケーションの修正識別子が表示されます。

動作環境 アプリケーションノの動作環境が表示されます。

展開先ディレクトリ名 展開先ディレクトリが表示されます。

コメント コメントが表示されます。

配備ファイル 配備ファイル名が表示されます。

ドキュメント ドキュメントファイル名が表示されます。

確認が完了したら、[閉じる]ボタンをクリックします。

4. 取り出すアプリケーションをチェックし、[一括ダウンロード]ボタンをクリックします。

5. アプリケーションのテストを行います。

6. 以下の項目を入力します。

- 結果概要

- 結果詳細

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

7. 入力情報に問題が無ければ、[テスト完了]ボタンをクリックします。

4.1.8 リリースマネージャ

リリースマネージャは、展開作業に関する全体状況を把握し、展開計画の承認や結果確認を行います。リシースマネージャへ依頼さ

れた作業は、Webコンソールのアクションリストに表示されます。

アクションリストの「現在位置」の表示に応じて、作業を実施します。

表4.7 リリースマネージャの作業

「現在位置」の表示 作業内容

計画承認 リリース担当が立案した展開計画を承認します。

展開確認 完了した展開作業を確認し、承認します

4.1.8.1 展開計画を承認する

リリースマネージャは、リリース担当が計画した展開計画を承認します。

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操作

1. 未処理案件一覧から、展開計画を承認する伝票(現在位置が[計画承認])の伝票名をクリックし、計画内容を確認します。

2. 変更内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします。

3. 以下の項目を入力します。

- 承認理由

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[可決]ボタンをクリックします。

4.1.8.2 展開確認

リリースマネージャは完了した展開作業結果を確認し、承認します。

操作

1. 未処理案件一覧から、展開確認を行う伝票(現在位置が[展開確認])の伝票名をクリックし、展開結果を確認します。

2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックします。

- 79 -

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3. 以下の項目を入力します。

- 承認理由

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

4. 入力情報に問題が無ければ、[可決]ボタンをクリックします。

4.1.9 リリース担当

リリース担当は、開発されたアプリケーションの展開計画や、展開作業を行います。リリース担当へ依頼された作業は、Webコンソール

のアクションリストに表示されます。

アクションリストの「現在位置」の表示に応じて、作業を実施します。

表4.8 リリース担当の作業

「現在位置」の表示 作業内容

計画 展開作業計画を立案します。

展開作業 アプリケーションの展開作業を行います。

4.1.9.1 展開計画を立案する

リリース担当は、変更要求(RFC)に基づいて、アプリケーションの展開計画を立案します。

操作

1. 未処理案件一覧から、展開計画を立案する伝票(現在位置が[計画])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

- 80 -

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2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックし、展開先を確認します。

項目 説明

展開先一

アプリケーション アプリケーション名が表示されます。

サーバ 展開先サーバ名が表示されます。

動作環境 アプリケーション種別に合わせた以下の動作環境が表

示されます。

・ J2EE(Interstage)の場合

ワークユニット名

・ .NETの場合

.NETのバーション

・ レガシー

表示されません。

展開先ディレクトリ 展開先ディレクトリが表示されます。

配付予定日時 アプリケーションの配付予定日時が表示されます。

展開予定日時 アプリケーションの展開予定日時が表示されます。

また、アプリケーション名をクリックすることで、展開するアプリケーションの情報を参照することができます。

- 81 -

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項目 説明

展開情報

の参照

アプリケーション アプリケーション名が表示されます。

種別 以下のアプリケーション種別が表示されます。

・ J2EE(Interstage)

Interstage Application ServerのJ2EEアプリケーショ

ンを展開する場合に表示されます。

・ .NET

Microsoft .NET Framework上で動作するアプリ

ケーションを展開する場合に表示されます。

・ レガシー

上記2つに属さないユーザーアプリケーションを展開す

る場合に表示されます。

修正識別子 アプリケーションの修正識別子が表示されます。

動作環境 アプリケーションノの動作環境が表示されます。

展開先ディレクトリ名 展開先ディレクトリが表示されます。

コメント コメントが表示されます。

配付指示 アプリケーションの配付指示が表示されます。表示情

報は以下のとおりです。

・ オンライン

・ オフライン

展開方法 アプリケーションの展開方法が表示されます。表示情

報は以下のとおりです。

・ 配付後即時

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項目 説明

・ 手動

ディスカバリ方法 アプリケーションのディスカバリ方法が表示されます。

表示情報は以下のとおりです。

・ 展開後即時

・ 手動

配付予定日時 アプリケーションの配付予定日時が表示されます。

展開予定日時 アプリケーションの展開予定日時が表示されます。

3. [展開]⇒[展開計画]⇒[計画詳細]⇒[展開設定]の[設定]ボタンをクリックし、展開スケジュールを設定します。

項目 説明

展開スケ

ジュール

の設定

配付予定日時 アプリケーションの配付予定日時が表示されます。

変更が必要であれば、変更します。

展開予定日時 アプリケーションの展開予定日時が表示されます。

変更が必要であれば、変更します。

配付指示 アプリケーションの配付を以下から選択します。

・ オンライン

オンラインで配付する場合に指定します。

・ オフライン

オフラインで配付する場合に指定します。

展開方法 アプリケーションの展開方法を以下から選択します。本

項目は配付指示がオンラインの場合に選択可能です。

・ 配付後即時

配付と連動して展開する場合に指定します。

・ 手動

手動で展開する場合に指定します。

ディスカバリ方法 ディスカバリ方法を以下から選択します。本項目は配

付指示がオンラインの場合に選択可能です。

・ 展開後即時

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項目 説明

展開と連動してディスカバリする場合に指定しま

す。

・ 手動

手動でディスカバリする場合に指定します。

4. 以下の項目を入力します。

- 作業期間

- 展開責任者

- 展開担当

- 計画概要

- 展開仕様書

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

5. 入力情報に問題が無ければ、[承認依頼]ボタンをクリックします。

4.1.9.2 展開作業

リリース担当は、変更要求(RFC)に基づいてアプリケーションを展開します展開作業には以下の2種類があります。それぞれの展開作

業について説明します。

・ オンラインによる展開

・ オフラインによる展開

4.1.9.2.1 オンラインによる展開

展開計画で配付指示にオンラインを選択した場合、計画時に設定した配付予定日時および展開予定日時に従って、自動的に業務

サーバへアプリケーションが展開されます。

操作

1. 未処理案件一覧から、展開作業を行う伝票(現在位置が[展開作業])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

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2. オンラインによる展開作業完了後、[展開]⇒[展開作業]⇒[確認作業]の[結果を確認]ボタンをクリックし、展開結果を確認しま

す。

項目 説明

展開先の

結果確認

ステータスアイコン 以下のステータスアイコンが表示されます。

:処理中ステータス

:正常完了ステータス

:異常完了ステータス

アプリケーション アプリケーション名が表示されます。

サーバ 展開先サーバ名が表示されます。

動作環境 アプリケーション種別に合わせた以下の動作環境が表

示されます。

・ J2EE(Interstage)の場合

ワークユニット名

・ .NETの場合

.NETのバーション

・ レガシー

表示されません。

展開先ディレクトリ 展開先ディレクトリが表示されます。

状態 展開先単位のアプリケーションの状態の種別を表示し

ます。以下の状態が表示されます。

・ 配付中

アプリケーションを配付しています。

・ 配付完

アプリケーションの配付が完了しています。

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項目 説明

・ 配付異常

アプリケーションの配付に失敗しています。

・ 配備完

アプリケーションの配備が完了しています。

・ 配備異常

アプリケーションの配備に失敗しています。

・ 戻し完

アプリケーションを元の状態に戻す処理が完了し

ています。

・ 戻し異常

アプリケーションを元の状態に戻す処理が失敗し

ています。

・ 展開完了

アプリケーションの展開が完了しました。

・ -(ハイフン)

展開作業が実施されていません。

3. 状態のリンクをクリックすることで、展開結果の詳細を確認することができます。

項目 説明

結果詳細 状態 展開先単位のアプリケーションの状態の種別を表示し

ます。以下の状態が表示されます。

・ 配付中

現在、アプリケーションを配付しています。

・ 配付完

アプリケーションの配付が完了しています。

・ 配付異常

アプリケーションの配付に失敗しています。

・ 配備完

アプリケーションの配備が完了しています。

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項目 説明

・ 配備異常

アプリケーションの配備に失敗しています。

・ 展開完了

アプリケーションの展開が完了しました。

エラー詳細 意常時のエラー内容が表示されます。

FingerPrint値の比較結果 配備ファイルと配備後のFingerPrint値の比較結果が表

示されます。

展開作業完了後、[展開]⇒[展開作業]⇒[確認作業]⇒[結果を確認]の[表示]リンクをクリックし展開結果の比較結果を表示しま

す。

本画面では、配備対象のアプリケーションの構成ファイルと実際の配備結果を収集したアプリケーションの構成ファイルを比較

し、配備が正しく行われたことを確認できます。

項目 説明

比較結果 ステータスアイコン 以下のステータスアイコンが表示されます。

:配備結果が正しい

:配備結果に誤りがある

(空白):配備時に追加されたファイル(注1)

ファイル名 配備ファイルのファイル名が表示されます。

ハッシュ値 配備ファイルのFingerPrint値が表示されます。

更新日時 配備ファイルの更新日時が表示されます。

ファイルパス 配備ファイルの展開先ディレクトリ以降の相対パスが表示されます。

サイズ 配備ファイルのサイズが表示されます。

属性 配備ファイルの属性が表示されます。

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項目 説明

配備されたサーバがUNIX系OS(Solaris,Linux)の場合に表示されま

す。

注1)配備の種類によっては、配備処理時にファイルが作成される場合があります。

追加されたファイルについては、内容の確認を手動で行う必要があります。

4. 展開作業完了後、展開結果を報告します。以下の項目を、電子フォーム(展開要求)に入力します。

- 結果

- 結果概要

- 結果詳細

参照

各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

5. 入力情報に問題が無ければ、電子フォーム(展開要求)の[作業完了]ボタンをクリックします。

4.1.9.2.2 オフラインによる展開

展開計画で配付指示にオフラインを選択した場合、計画時に設定した配付予定日時および展開予定日時に従って、手動でアプリケー

ションを展開する必要があります。

操作

1. 未処理案件一覧から、展開作業を行う伝票(現在位置が[展開作業])の伝票名をクリックし、内容を確認します。

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2. 内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックし、[展開対象を取得]ボタンをクリックして展開

対象のアプリケーションを確認し、ダウンロードします。

項目 説明

展開先一

アプリケーション アプリケーション名が表示されます。

サーバ 展開先サーバ名が表示されます。

動作環境 アプリケーション種別に合わせた以下の動作環境が表

示されます。

・ J2EE(Interstage)の場合

ワークユニット名

・ .NETの場合

.NETのバーション

・ レガシー

表示されません。

展開先ディレクトリ 展開先ディレクトリが表示されます。

配付予定日時 アプリケーションの配付予定日時が表示されます。

展開予定日時 アプリケーションの展開予定日時が表示されます。

ダウンロードするアプリケーションをチェックし、[一括ダウンロード]ボタンをクリックすることでダウンロードすることができます。ま

た、アプリケーション名をクリックすることで、展開するアプリケーションの情報を参照することができます。

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項目 説明

展開情報

の参照

アプリケーション アプリケーション名が表示されます。

種別 以下のアプリケーション種別が表示されます。

・ J2EE(Interstage)

Interstage Application ServerのJ2EEアプリケーショ

ンを展開する場合に表示されます。

・ .NET

Microsoft .NET Framework上で動作するアプリ

ケーションを展開する場合に表示されます。

・ レガシー

上記2つに属さないユーザーアプリケーションを展開す

る場合に表示されます。

修正識別子 アプリケーションの修正識別子が表示されます。

動作環境 アプリケーションノの動作環境が表示されます。

展開先ディレクトリ名 展開先ディレクトリが表示されます。

コメント コメントが表示されます。

配付指示 アプリケーションの配付指示が表示されます。表示情

報は以下のとおりです。

・ オンライン

・ オフライン

配付方法 アプリケーションの配付方法が表示されます。表示情

報は以下のとおりです。

・ 手動

- 90 -

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項目 説明

・ スケジュール機能を使用する。

展開方法 アプリケーションの展開方法が表示されます。表示情

報は以下のとおりです。

・ 配付後即時

・ 手動

ディスカバリ方法 アプリケーションのディスカバリ方法が表示されます。

表示情報は以下のとおりです。

・ 展開後即時

・ 手動

配付予定日時 アプリケーションの配付予定日時が表示されます。

展開予定日時 アプリケーションの展開予定日時が表示されます。

3. 展開作業を行います。

展開作業は、エージェントがインストールされた業務サーバ上で行います。以下の順番で各コマンドを実行します。それぞれの

コマンドの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"を参照してください。

1. mdradminコマンド(エージェント管理コマンド)を実行し、自動収集処理を抑止します。

-cオプションにinactivateを指定してください。

2. swpm_deployコマンド(配備コマンド)を実行し、アプリケーションを配備します。

3. swpm_dodiscoveryコマンド(配備完了コマンド)を実行し、配備作業を完了させます。

4. mdradminコマンド(エージェント管理コマンド)を実行し、自動収集処理を抑止解除します。

-cオプションにactivateを指定してください。

4. 展開作業完了後、展開結果を確認します。

展開作業の確認方法以降の作業については、オンラインによる展開と同様です。“オンラインによる展開”を参照してください。

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第5章 カスタマイズ

本章では、変更管理テンプレートのカスタマイズ方法について説明します。

5.1 カスタマイズの概要

変更管理テンプレートを運用に合わせてカスタマイズすることができます。

カスタマイズの例

変更管理テンプレートに、以下のようなカスタマイズを実施することができます。

・ 電子フォームをカスタマイズする

・ 作業分担や作業範囲をカスタマイズする

・ 作業手順を追加する

・ 変更管理作業へのアクセスを制限する

・ 変更管理部品を組み込む

変更管理テンプレートの提供データ

カスタマイズの対象となる提供データには、以下があります。

・ 運用フロー

・ 電子フォーム

・ 自動実行アプリケーション

提供データの詳細については、"変更管理テンプレートの提供データ"を参照してください。

5.2 電子フォームをカスタマイズする

変更管理テンプレートが提供する入力画面は電子フォームとして作成されています。

電子フォームをカスタマイズすることで、入力項目の追加や、レイアウト変更が可能です。

参照

・ 電子フォームのカスタマイズ方法については、"Systemwalker IT Change Manager カスタマイズガイド"の"電子フォーム伝票の開

発"の"電子フォームの作成"を参照してください。

・ 変更管理テンプレートが提供する電子フォームの内容およびデータについては、"変更管理テンプレートの提供内容"を参照して

ください。

カスタマイズ時の注意

・ Systemwalker IT Change Managerのプロセス制御サーバが使用する以下の項目は、電子フォームから削除しないで下さい。

タグ名 項目名

Header Application 伝票名

ApplicationType 起票種別

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タグ名 項目名

EmployeeNumber 現従業員番号

EmployeeName 現従業員名

PostCode 現所属部署コード

PostName 現所属部署名

AgencyInformation 代行情報

CompanyCode 会社コード

ApplicationId 伝票ID

LanguageType 各国語種別区分

SlipNumber 伝票番号

MYOBaseHistoryComment MYOBaseHistoryComment

(ボタン) MYOCtrl

(ボタン) MYOCtrl2

・ 変更管理テンプレート用自動実行アプリケーションが依存している項目は、自動実行アプリケーションと合わせてカスタマイズして

ください。

変更管理テンプレート用自動実行アプリケーションが依存している項目については、"自動実行アプリケーション"を参照してくださ

い。

・ 運用フロー「リリース」の電子フォームの項目を変更した場合は、伝票ひな型ファイルも更新する必要があります。

運用フロー「リリース」の伝票ひな型ファイルは、プロセス管理サーバの以下の場所に格納されています。

[Systemwalker IT Change Manager インストールディレクトリ]\itpm\template\swpm_chg\config\slipxml\pm-rls-slip.xml

/opt/FJSVswpm/template/swpm_chg/config/slipxml/pm-rls-slip.xml

伝票ひな型ファイルの作成方法については、"Systemwalker IT Change Manager カスタマイズガイド"の"運用フローのカスタマイ

ズ"の"複数の伝票を関連付けて処理を行う"を参照してください。

5.3 作業分担や作業範囲をカスタマイズする

変更管理テンプレートでは、変更管理作業における以下の役割を提供しています。

・ 変更マネージャ

・ 変更担当

・ 開発マネージャ

・ 開発担当

・ テスト担当

・ リリースマネージャ

・ リリース担当

これらの役割は、承認グループとして表現されています。

変更管理テンプレートが提供する承認グループをカスタマイズして、作業の分担や作業範囲の細分化をすることができます。

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参照

・ 承認グループの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"承認グループ情報マスタ"を参照してくだ

さい。

・ 変更管理テンプレートが提供する承認グループについては、"承認グループ"を参照してください。

・ 変更管理テンプレートが提供する電子フォームの内容およびデータについては、"変更管理テンプレートの提供内容"を参照して

ください。

作業の分担

変更管理テンプレートが提供する承認グループに複数のユーザーを設定すると、承認グループ内の任意のメンバーが作業を引き受

けることができるようになります。

カスタマイズ作業の流れ

承認グループに複数のユーザーを設定する作業の流れを説明します。

1. 作業を分担したい承認グループに、分担するユーザーを追加します。

承認グループにユーザーを追加する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"承認グループ登

録"を参照してください。

承認グループと対応するグループIDは、以下のとおりです。

承認グループ グループID

変更マネージャ pm-chg-chgmgr

変更担当 pm-chg-chgmem

開発マネージャ pm-chg-devmgr

開発担当 pm-chg-devmem

テスト担当 pm-chg-testmem

リリースマネージャ pm-chg-rlsmgr

リリース担当 pm-chg-rlsmem

作業範囲の細分化

変更管理テンプレートが提供する承認グループを細分化して運用フローに割り当てることで、作業範囲を細分化することができます。

例えば、役割「リリース担当」が担当していた作業を、「計画」「受け入れテスト担当」「稼動環境担当」などに分割して割り当てることで、

リリース担当の作業範囲を細分化することができます。

カスタマイズ作業の流れ

役割「リリース担当」が担当していた作業を、「展開企画担当」「受け入れテスト担当」「稼動環境担当」に分割して割り当てる場合の作

業の流れを説明します。

1. 細分化した役割に対応する承認グループを作成します。

承認グループを追加する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"承認グループ登録"を参照し

てください。

この例では、以下の承認グループを追加します。

- 94 -

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承認グループ名 グループID

リリース企画担当 mygroup-rls-plan

受け入れテスト担当 mygroup-rls-uatest

稼動環境担当 mygroup-rls-release

各承認グループには、以下の内容を設定します。

項目 内容

グループID グループIDの指定規約内で、任意の文字列。ただし、「pm-」で始まる

IDは指定しないでください。

この例では、上記の表に挙げたグループIDを設定します。

グループ名 グループ名の指定規約内で、任意の文字列。

この例では、上記の表に挙げた承認グループ名を設定します。

回送先設定 「する」を指定します。

組織名 現在の組織を指定します。

部門名 この例では、承認グループ「リリース担当」が属している部門を指定

します。

ユーザー追加 該当の承認グループに追加したいユーザーを指定します。

2. 作成した承認グループに権限を割り当てます。

変更管理テンプレートの承認グループには、以下の権限が割り当てられています。

承認グループ グループID 割り振られている権限

変更マネージャ pm-chg-chgmgr 承認権限(access-assignee)構成更新(access-config-admin)

変更担当 pm-chg-chgmem 承認権限(access-assignee)構成更新(access-config-admin)

開発マネージャ pm-chg-devmgr 承認権限(access-assignee)構成参照(access-config-user)

開発担当 pm-chg-devmem 承認権限(access-assignee)構成参照(access-config-user)

テスト担当 pm-chg-testmem 承認権限(access-assignee)構成参照(access-config-user)

リリースマネージャ pm-chg-rlsmgr 承認権限(access-assignee)構成更新(access-config-admin)

リリース担当 pm-chg-rlsmem 承認権限(access-assignee)構成更新(access-config-admin)

この例では、役割「展開担当」に割り当てられていた権限を、作成した承認グループにも割り当てます。

承認グループに権限を割り当てる手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"権限定義管理"を参

照してください。

3. 作成した承認グループを運用フローに割り当てます。

この例では、回覧ルート「リリース」で、承認グループ「リリース担当」を割り当てていた以下のアクティビティに、作成した承認グ

ループを割り当てます。

回覧ルート定義ID アクティビティ 割り当てる承認グループ

pm-rls-route-slip リリース計画 リリース企画担当(mygroup-rls-plan)

リリース設計・開発

- 95 -

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回覧ルート定義ID アクティビティ 割り当てる承認グループ

テスト環境リリース 受け入れテスト担当(mygroup-rls-uatest)

テスト環境テスト

稼動環境リリース 稼動環境担当(mygroup-rls-release)

稼動環境テスト

リリース結果確認

回覧ルート定義を編集する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"回覧ルート定義の編集"を参

照してください。

5.4 作業手順を追加する

テンプレートが提供する変更管理作業の流れをカスタマイズして、作業手順の追加や削除を行なうことができます。

例えば、運用フロー「展開要求」の「計画」で変更情報が変更された場合に、変更マネージャにチェックを受ける手順を追加することが

できます。

カスタマイズ作業の流れ

運用フロー「展開要求」で変更計画が変更された場合に、変更マネージャにチェックを受ける手順を追加する場合の作業の流れを説

明します。

注意

運用フローやメニューを変更するため、作業3以降は運用フロー使用者がSystemwalker IT Change Managerを利用しない時間帯に実

施してください。

1. 追加するUIアクティビティ用の電子フォームを作成して、プロセス管理サーバに登録します。

この例では、以下のUIアクティビティ用の電子フォームを作成します。

アクティビティ種別 アクティビティ名 作成する電子フォーム名

UI 変更計画更新確認 my-rls-ciinfoaprv

参照

電子フォームの作成方法については、"Systemwalker IT Change Manager カスタマイズガイド"の"電子フォーム伝票の開

発"の"電子フォームの作成方法"を参照してください。

ポイント

伝票項目を運用フローの遷移に従って受け渡していくために、運用フローで使用される全電子フォームには、表示/非表示に

関わらず全項目を配置しておく必要があります。そのため、UIアクティビティの追加によって電子フォームを追加する場合は、全

項目が配置済みの電子フォームをコピーして作成することをお勧めします。この例では、ひな型電子フォーム(pm-rls-base)をコ

ピーして、電子フォームを作成します。

- 96 -

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2. テンプレートが提供している運用フローを元に、手順を追加した運用フローを作成します。

運用フローを作成する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"運用フロー定義機能"の"回覧ルー

トの作成"を参照してください。

この例では、運用フロー「展開要求」を元に、以下のアクティビティを追加します。

アクティビティ種別 アクティビティ名 説明

自動実行 変更計画更新判定 変更計画が変更されたかどうかを判定

します。

UI 変更計画更新確認 更新された変更計画を確認します。

1. 運用フロー「展開要求」を複写して、プロセス定義を作成します。

この例では、プロセス定義名を「展開要求2」とします。

2. プロセス定義のプロパティで、追加したUIアクティビティ用の電子フォームを設定します。

[プロセス定義のプロパティ]ダイアログボックスの[ユーザー定義属性]タブで、以下の値を設定します。

名前 タイプ 初期値 ワークリスト トラック可能

FORMNAME_FOR_変更計画

更新確認

STRING

my-rls-ciinfoaprv チェックなし チェックなし

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3. アクティビティ「変更情報更新判定」を追加します。

項目 設定する値 備考

名前 変更情報更新判定

説明 SWPM_CHGMNT_CHKMODDSGN

既存の自動実行アクティビティ「変更情報

更新判定」と同じ処理で良いので、同じ論

理アプリケーション名を指定します。

役割 @AE

4. アクティビティ「計画」とアクティビティ「計画承認」の間の矢印「可決」を、「計画」アクティビティとアクティビティ「変更情報更

新判定」の間の矢印に変更します。

5. アクティビティ「変更計画更新確認」を追加します。

項目 設定する値

名前 変更情報更新承認

説明 任意

役割 Role

6. アクティビティ「変更情報更新判定」から、以下の矢印を設定します。

矢印の名前 矢印の方向

可決 変更情報更新判定→計画承認

差戻 変更情報更新判定→計画

7. アクティビティ「変更情報更新判定」の判定結果で分岐するためのConditionalノードを追加します。

また、Conditionalノードに対して、以下の矢印を設定します。

矢印の名前 矢印の方向

判定結果 変更情報更新判定→Conditionalノード

変更情報更新なし Conditionalノード→計画承認

- 98 -

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矢印の名前 矢印の方向

変更情報更新あり Conditionalノード→変更計画更新確認

8. Conditionalノードに分岐条件を設定します。

Conditionalノードのプロパティで、以下の値を設定します。

タグ 項目 設定する内容

ディシジョン 変数 SWPM_RCODE

条件1 = 0の場合に実行する矢印:変更計画更新なし

条件1 = 1の場合に実行する矢印:変更計画更新あり

3. 作業2で編集した運用フローを登録します。

運用フローを登録する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"運用フロー定義機能"の"伝票定

義の登録"を参照してください。

注意

テンプレートが提供している運用フローに上書き保存しないでください。BPM Studioで、プロセス定義の名前を変更して別の回

覧ルートとして登録してください。

4. 作業3で登録した運用フローの制御情報を編集します。

運用フローの制御情報を編集する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"伝票定義管理"の"伝票定義の編集"を参照してください。

伝票定義の編集項目のうち、以下の項目を設定してください。その他の項目は編集する必要はありません。

カテゴリ 設定内容

伝票定義メイン カテゴリコード:pm-chg-apply-biz

伝票制御/承認後取消:機能なし

可決コメントあり:機能なし

否決コメントあり:機能なし

差戻コメントあり:機能なし

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5. 作業3で登録した運用フローの回覧ルート定義を編集します。

回覧ルート定義を編集する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"回覧ルート定義管理"を参照

してください。

以下のアクティビティの編集項目について変更します。

アクティビティ 設定内容

展開依頼 指定グループID:「pm-chg-chgmem」(変更担当)、機能

ID:assignee、チェックボックス:無効

計画 指定グループID:「pm-chg-rlsmem」(リリース担当)、機能

ID:assignee、チェックボックス:無効

変更更新確認 指定グループID:「pm-chg-chgmgr」(変更マネージャ)、機能ID:assignee、チェックボックス:無効

計画承認 指定グループID:「pm-chg-rlsmgr」(リリースマネージャ)、機能ID:assignee、チェックボックス:無効

展開作業 指定グループID:「pm-chg-rlsmem」(リリース担当)、機能

ID:assignee、チェックボックス:無効

展開確認 指定グループID:「pm-chg-rlsmgr」(リリースマネージャ)、機能ID:assignee、チェックボックス:無効

参考

運用フロー「展開要求」の場合は、運用フロー「変更要求」から起動されるため、機能IDを割り振る必要があります。運用フロー

「変更要求」の場合は、回送先指定を指定不可にするため、機能IDはクリアしておきます。

6. 作業3で登録した運用フローのメニュー定義を削除します。

メニュー定義を削除する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 運用ガイド"の"メニュー定義管理"を参照してくだ

さい。

作業3で登録した運用フローの伝票は、メニューフレームの[申請伝票]のメニュー[展開要求2]として追加されています。

参考

運用フロー「展開要求」の場合は、運用フロー「変更要求」から起動されるため、メニューを削除しています。運用フロー「変更要

求」の場合は、メニューをメニューフレーム[変更管理]のメニューとして表示されるように、メニュー定義を編集します。

7. 運用フロー「変更要求」から新しく登録した運用フローが起動されるように、アプリケーション実行機能の動作定義ファイルを編集

します。

アプリケーション実行機能の動作定義ファイル(ae.ini)については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"アプリ

ケーション実行機能の動作設定ファイルの定義"を参照してください。

アプリケーション実行機能の動作定義ファイル(ae.ini)の以下の行で、起動する運用フローの伝票種別コードを、「pm-rls-slip」から手順3で登録した運用フローの伝票種別コードに置き換えます。

変更前:

【Windows】

SWPM_CHGMNT_SUBSLIP.param=-gkey @3 -piid @4 -fxml C:/SWPM/ITPM/template/swpm_chg/config/slipxml/pm-rls-slip.xml -id @2 -slipid pm-rls-slip -in $in -out $out -piidtagReleaseRecord/ReleaseNo

【Solaris/Linux】

- 100 -

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SWPM_CHGMNT_SUBSLIP.param=-gkey @3 -piid @4 -fxml /opt/FJSVswpm/template/swpm_chg/config/slipxml/pm-rls-slip.xml -id @2 -slipid pm-rls-slip -in $in -out $out -piidtagReleaseRecord/ReleaseNo

変更後:

【Windows】

SWPM_CHGMNT_SUBSLIP.param=-gkey @3 -piid @4 -fxml C:/SWPM/ITPM/template/swpm_chg/config/slipxml/pm-rls-slip.xml -id @2 -slipid 312kvi3d0001 -in $in -out $out -piidtagReleaseRecord/ReleaseNo

【Solaris/Linux】

SWPM_CHGMNT_SUBSLIP.param=-gkey @3 -piid @4 -fxml /opt/FJSVswpm/template/swpm_chg/config/slipxml/pm-rls-slip.xml -id @2 -slipid 312kvi3d0001 -in $in -out $out -piidtagReleaseRecord/ReleaseNo

参考

電子フォームの項目を編集した場合は、伝票ひな型ファイルを新たに作成し、-fxmlオプションの指定を変更する必要がありま

す。

伝票ひな型ファイルの作成方法については、"Systemwalker IT Change Manager カスタマイズガイド"の"運用フローのカスタマイ

ズ"の"複数の伝票を関連付けて処理を行う"を参照してください。

8. Systemwalker IT Change Managerを再起動します。

Systemwalker IT Change Managerを再起動する手順については、 "Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイ

ド"の"Systemwalker IT Change Managerの起動/停止"を参照してください。

5.5 変更管理作業へのアクセスを制限する

変更管理テンプレートの各種定義に設定されている権限をカスタマイズすることで、変更管理作業へのアクセスを制限することができ

ます。

変更要求を申請できるユーザーを制限する

変更要求を申請できるユーザーを制限するには、メニュー[変更要求]へのアクセスを制限します。

メニュー[変更要求]は、初期状態では以下の権限を持つユーザーならばアクセスできるようになっています。

・ 申請権限(access-user)

・ 承認権限(access-assignee)

・ 運用フロー更新(access-admin)

カスタマイズ作業の流れ

メニュー[変更要求]にアクセスできる権限を新規に作成して、変更要求を申請できるユーザーを制限する作業の流れを説明します。

1. 変更要求を申請できる権限定義を新規に作成して、申請を許可するユーザーを割り当てます。

権限定義の作成方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"権限定義管理"を参照してください。

権限定義の作成では、以下の項目を設定します。

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項目 設定内容

権限ID 権限IDの指定規約内で、任意の文字列。ただし、

「pm-」で始まるIDは指定しないでください。

この例では、「myaccess-rfc」と設定します。

代行委譲可否区分 変更要求の申請を代行可能にする場合は「可能」、代

行可能にしない場合は「不可」を選択します。

権限名 権限名の指定規約内で、任意の文字列。

この例では、「変更要求申請」と設定します。

略称 権限名略称の指定規約内で、任意の文字列。

この例では、「変更要求申請」と設定します。

機能ID メニュー「変更要求」の機能IDである「pm-chg-slip」を設定します。

グループID/ユーザー

ID変更要求の申請を許可するユーザーを追加します。

適用開始日 任意の値

適用終了日 任意の値

2. 初期状態でアクセス許可がある権限定義を編集して、メニュー「変更要求」へのアクセス許可を削除します。

権限定義の編集方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"権限定義管理"を参照してください。

権限定義の編集では、以下の項目を編集します。その他の項目は編集不要です。

権限ID 項目 設定内容

access-useraccess-assigneeaccess-admin(※注)

機能ID 以下の機能IDを削除します。

・ pm-chg-slip

・ pm-rls-slip

※注:

運用フロー管理者用の権限です。運用フロー管理者のアクセスを制限する必要がなければ、権限定義の編集は不要です。

変更作業を実施できるユーザーを制限する

変更管理テンプレートの変更作業実施者は承認グループとして表現されており、承認グループに所属するユーザーのみが変更管理

作業を実施できます。よって、承認グループに変更作業の実施を許可したいユーザーのみを追加することで、変更作業を実施できる

ユーザーを制限できます。

承認グループに所属するユーザーの編集方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"承認グループの編

集"を参照してください。

変更作業を参照できるユーザーを制限する

変更要求を参照できるユーザーを制限するには、変更管理テンプレートの運用フローが所属する業務「変更管理」へのアクセスを制

限します。

業務「変更管理」は、初期状態では、以下の権限を持つユーザーならばアクセスできるようになっています。

・ 申請権限(access-user)

・ 承認権限(access-assignee)

・ 運用フロー更新権限(access-admin)

カスタマイズ作業の流れ

業務「変更管理」にアクセスできる権限を新規に作成して、変更要求を参照できるユーザーを制限する作業の流れを説明します。

- 102 -

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1. 業務「変更管理」へアクセスできる権限定義を新規に作成して、変更作業の参照を許可するユーザーを割り当てます。

権限定義の作成方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"権限定義管理"を参照してください。

権限定義の作成では、以下の項目を設定します。

項目 設定内容

権限ID 権限IDの指定規約内で、任意の文字列。ただし、「pm-」で始まるIDは指定しないでください。

この例では、「myaccess-chgm」と設定します。

代行委譲可否区分 業務「変更管理」へのアクセスを代行可能にする場合は「可能」、代

行可能にしない場合は「不可」を選択します。

権限名 権限名の指定規約内で、任意の文字列。

この例では、「変更管理」と設定します。

略称 権限名略称の指定規約内で、任意の文字列。

この例では、「変更管理」と設定します。

機能ID 業務「変更管理」の機能IDである「pm-chg-apply-biz」を設定しま

す。

グループID/ユーザー

ID業務「変更管理」へのアクセスを許可するユーザーを追加します。

また、業務「変更管理」の変更作業を実施するユーザーおよび承認

グループも追加します。

・ サンプルユーザー

- 富士通 紅子 (pm-chg-01)

- 富士通 藤子 (pm-chg-02)

- 富士通 葉子 (pm-chg-03)

- 富士通 睦月 (pm-chg-11)

- 富士通 如月 (pm-chg-12)

- 富士通 秋子 (pm-chg-21)

- 富士通 冬子 (pm-chg-31)

- 富士通 秋彦 (pm-chg-41)

- 富士通 春夫 (pm-chg-42)

・ 承認グループ

- 変更マネージャ (pm-chg-chgmgr)

- 変更担当 (pm-chg-chgmem)

- 開発マネージャ (pm-chg-devmgr)

- 開発担当 (pm-chg-devmem)

- テスト担当 (pm-chg-testmem)

- リリースマネージャ (pm-chg-rlsmgr)

- リリース担当 (pm-chg-rlsmem)

適用開始日 任意の値

適用終了日 任意の値

2. 初期状態でアクセス許可のある権限定義を編集して、業務「変更管理」へのアクセス許可を削除します。

権限定義の編集方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"権限定義管理"を参照してください。

権限定義の編集では、以下の項目を編集します。その他の項目は編集不要です。

- 103 -

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権限ID 項目 設定内容

access-useraccess-assigneeaccess-admin (注)

機能ID 以下の機能IDを削除します。

・ pm-chg-apply-biz

注) 運用フロー管理者用の権限です。運用フロー管理者のアクセスを制限する必要がなければ、権限定義の編集は不要で

す。

5.6 変更管理部品を組み込む

変更管理テンプレートが使用している変更管理部品を組み込むことで、変更情報や設計レコードの処理をカスタマイズすることができ

ます。

以下のカスタマイズがあります。

・ 変更情報画面を電子フォームに組み込む

・ 設計レコード更新コマンドを運用フローに組み込む

5.6.1 変更情報画面を電子フォームに組み込む

変更管理テンプレートでは、以下のUIアクティビティに対応する電子フォームで、変更情報画面を呼び出しています。

運用フロー UIアクティビティ 変更情報画面呼び出し

変更要求 RFC発行 × -

RFC受付 × -

初期評価 × -

計画立案 ○ 変更情報作成

変更承認(CAB結果) ○ 変更情報作成

変更レビュー ○ 変更情報参照、変更結果確認

結果報告 ○ 変更情報参照、変更結果確認

報告承認 × -

リリース リリース計画 ○ 変更情報参照、変更情報更新

リリース設計・開発 ○ 変更情報参照、変更情報更新

テスト環境リリース ○ 変更情報参照

テスト環境テスト ○ 変更情報参照

テスト結果承認 ○ 変更情報参照

変更実装可否判断 ○ 変更情報参照

稼動環境リリース ○ 変更情報参照、変更結果確認、実態レ

コード入力

稼動環境テスト ○ 変更情報参照、変更結果確認

リリース結果確認 ○ 変更情報参照、変更結果確認

リリース結果承認 ○ 変更情報参照、変更結果確認

切り戻し判断 ○ 変更情報参照、変更結果確認

切り戻し ○ 変更情報参照、変更結果確認、実態レ

コード入力

- 104 -

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運用フロー UIアクティビティ 変更情報画面呼び出し

切り戻し確認 ○ 変更情報参照、変更結果確認

切り戻し承認 ○ 変更情報参照、変更結果確認

変更情報画面の呼び出しがない電子フォームに変更情報画面の呼び出しを組み込むことで、変更情報の作成・編集・参照・確認の

作業担当を変更することができます。

例えば、変更情報の作成を変更要求(RFC)受付時にも可能にしたい場合は、RFC受付の電子フォームから変更情報作成が呼び出せ

るようにします。

参照

・ 電子フォームのカスタマイズ方法については、"Systemwalker IT Change Manager カスタマイズガイド"の"電子フォーム伝票の開

発"の"電子フォームの作成"を参照してください。

・ アクティビティに対応する電子フォームの詳細については、"電子フォーム"を参照してください。

カスタマイズ作業の流れ

変更要求(RFC)受付時に変更情報作成を可能にする場合の手順を説明します。

1. アクティビティ「RFC受付」に対応する電子フォーム「pm-chg-rfcrecv」に、変更情報作成画面の呼び出しを組み込みます。

電子フォームの編集には、電子フォームデザイナを使用します。

1. 電子フォームに、以下のテキストフィールドがあることを確認します。

項目名 タグ名

pm-CIGroupID pm-CIGroupID

2. 変更情報作成画面を呼び出すためのボタンを、電子フォームに配置します。

配置したボタンを右クリックし、[イベント定義]-[マウスをクリックする]に、以下のイベントの動作を設定します。

fjxmlWindowOpen("/myo/base/jsp/CHGMGTMakeChangeInfo.jsp?formtype=1&titletype=1",1);

2. 変更要求を受け付けるユーザーに、変更情報作成画面が必要とする権限を割り当てます。

変更情報作成画面は、以下の権限を必要としています。

画面 必要とする権限 画面機能ID

変更情報作成画面 構成更新(access-config-admin) func-chgmgt-1001001

構成更新(access-config-admin)の権限定義を編集して、変更要求を申請するユーザーを追加します。

参照

- 権限定義の編集方法については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"権限定義管理"を参照してくださ

い。

- 画面機能IDについては、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"画面機能ID"を参照してください。

5.6.2 設計レコード更新コマンドを運用フローに組み込む

変更管理テンプレートでは、以下の自動実行アクティビティで、設計レコード更新コマンド(swpm_updBlueprints)を呼び出しています。

- 105 -

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運用フロー 自動実行アクティビティ 説明

変更要求 設計レコード更新 変更承認で認可された変更情報を設計レコードへ反

リリース 設計レコード更新 変更実装可否判断で認可された変更情報を設計レ

コードへ反映

設計レコード切り戻し リリース失敗に伴い、変更情報を反映した設計レコー

ドを切り戻し

設計レコード更新コマンドを呼び出す自動実行アクティビティを追加することで、設計レコードの更新処理を追加することができます。

例えば、運用フロー「変更要求」の「RFC受付」で作成された変更情報を、「初期評価」で評価した後に、設計レコードを更新する処理

を追加することができます。

参照

設計レコード更新コマンド(swpm_updBlueprints)の詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"コマンドリ

ファレンス"を参照してください。

カスタマイズ作業の流れ

運用フロー「変更要求」の「RFC受付」で作成された変更情報を、「初期評価」で評価した後に、設計レコードを更新する処理を追加す

る場合の手順を説明します。

注意

運用フローやメニューを変更するため、作業2以降は運用フロー使用者がSystemwalker IT Change Managerを利用しない時間帯に実

施してください。

1. テンプレートが提供している運用フローを元に、手順を追加した運用フローを作成します。

運用フローを作成する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"運用フロー定義機能"の"回覧ルー

トの作成"を参照してください。

この例では、運用フロー「変更要求」を元に、以下のアクティビティを追加します。

アクティビティ種別 アクティビティ名 説明

自動実行 設計レコード更新2 変更情報を設計レコードに反映します。

1. 運用フロー「変更要求」を複写して、プロセス定義を作成します。

この例では、プロセス定義名を「変更要求2」とします。

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2. アクティビティ「設計レコード更新2」を追加します。

項目 設定する値 備考

名前 設計レコード更新2

説明 SWPM_CHGMNT_IMPDSGN

既存の自動実行アクティビティ「設計レコー

ド更新」と同じ処理で良いので、同じ論理

アプリケーション名を指定します。

役割 @AE

3. アクティビティ「初期評価」とアクティビティ「CABメンバ埋め込み」の間の矢印「可決」を、アクティビティ「初期評価」とアク

ティビティ「設計レコード更新2」の間の矢印に変更します。

4. アクティビティ「設計レコード更新2」から、以下の矢印を設定します。

矢印の名前 矢印の方向

完了 設計レコード更新2→CABメンバ埋め込み

2. 作業1で編集した運用フローを登録します。

運用フローを登録する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"運用フロー定義機能"の"伝票定

義の登録"を参照してください。

注意

テンプレートが提供している運用フローに上書き保存しないでください。BPM Studioで、プロセス定義の名前を変更して別の回

覧ルートとして登録してください。

3. 作業1で登録した運用フローの制御情報を編集します。

運用フローの制御情報を編集する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"伝票定義管理"の"伝票定義の編集"を参照してください。

伝票定義の編集項目のうち、以下の項目を設定してください。その他の項目は編集する必要はありません。

カテゴリ 設定内容

伝票定義メイン カテゴリコード:pm-chg-apply-biz

伝票制御/承認後取消:機能なし

可決コメントあり:機能なし

否決コメントあり:機能なし

差戻コメントあり:機能なし

4. 作業1で登録した運用フローの回覧ルート定義を編集します。

回覧ルート定義を編集する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"回覧ルート定義管理"を参照

してください。

以下のアクティビティの編集項目について変更します。

アクティビティ 設定内容

RFC受付 指定グループID:「pm-chg-rfcrecv」(RFC受付)、機能

ID:クリア、チェックボックス:無効

初期評価 指定グループID:「pm-chg-init」(初期評価)、機能ID:

クリア、チェックボックス:無効

計画立案 指定グループID:「pm-chg-chgmem」(変更担当)、機能ID:クリア、チェックボックス:無効

変更承認(CAB結果) 指定グループID:「pm-chg-chgmgr」(変更マネー

ジャ)、機能ID:クリア、チェックボックス:無効

- 107 -

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アクティビティ 設定内容

変更レビュー 指定グループID:「pm-chg-chgmem」(変更担当)、機能ID:クリア、チェックボックス:無効

結果報告 指定グループID:「pm-chg-chgmgr」(変更マネー

ジャ)、機能ID:クリア、チェックボックス:無効

参考

運用フロー「変更要求」の場合は、回送先指定を指定不可にするため、機能IDをクリアする必要があります。運用フロー「リリー

ス」の場合は、運用フロー「変更要求」から起動されるため、機能IDを割り振る必要があります。

5. 作業1で登録した運用フローのメニュー定義を編集します。

メニュー定義を編集する手順については、"Systemwalker IT Change Manager 運用ガイド"の"メニュー定義管理"を参照してくだ

さい。

作業3で登録した運用フローの伝票は、メニューフレームの[申請伝票]のメニュー[変更要求2]として追加されています。

このメニューをメニューフレームの[変更管理]のメニューとして表示されるように、メニュー定義を編集します。

以下の編集項目について変更します。その他の項目は編集する必要はありません。

編集項目 設定内容

親メニューアイテムID メニューアイテムID「pm-chg-apply-biz」のメニューアイテム

「変更管理」を指定します。

参考

運用フロー「リリース」の場合は、運用フロー「変更要求」から起動されるため、メニューを削除します。

6. Systemwalker IT Change Managerを再起動します。

Systemwalker IT Change Managerを再起動する手順については、 "Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイ

ド"の"Systemwalker IT Change Managerの起動/停止"を参照してください。

5.7 変更管理テンプレートの提供データ

変更管理テンプレートが提供するデータについて、説明します。

運用フロー

変更管理テンプレートが使用する運用フローの定義は、プロセス管理サーバに格納されています。

運用フロー 種類 名称/コード 参照方法

変更要求 プロセス定義 変更要求 BPM Studio

伝票定義 pm-chg-slip Webコンソールの管理者機能

回覧ルート定義 pm-chg-route-slip Webコンソールの管理者機能

名称定義(伝票定義名称) pm-chg-slip Webコンソールの管理者機能

名称定義(伝票説明) pm-chg-slip_dt Webコンソールの管理者機能

リリース プロセス定義 リリース BPM Studio

伝票定義 pm-rls-slip Webコンソールの管理者機能

回覧ルート定義 pm-rls-route-slip Webコンソールの管理者機能

- 108 -

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運用フロー 種類 名称/コード 参照方法

名称定義(伝票定義名称) pm-rls-slip Webコンソールの管理者機能

名称定義(伝票説明) pm-rls-slip_dt Webコンソールの管理者機能

電子フォーム

変更管理テンプレートが使用する電子フォームは、プロセス管理サーバに格納されています。

格納ディレクトリ:

[Systemwalker IT Change Manager インストールディレクトリ]\itpm\business\eforms

/etc/opt/FJSVswpm/business/eforms

運用フロー 説明 対応アクティビティ名 電子フォームファイル名

変更要求 申請作業用電子フォーム RFC発行 pm-chg-request.*

申請参照用電子フォーム - pm-chg-reference.*

承認デフォルト作業用電子

フォーム

- (申請参照用電子フォームと同

じ)

承認役割別作業用電子

フォーム

RFC受付 pm-chg-rfcrecv.*

初期評価 pm-chg-init.*

計画立案 pm-chg-plan.*

変更承認(CAB結果) pm-chg-approve.*

変更レビュー pm-chg-pir.*

結果報告 pm-chg-report.*

報告承認 pm-chg-reportaprv.*

印刷用電子フォーム - pm-chg-print.*

ひな型電子フォーム - pm-chg-base.*

リリース 申請作業用電子フォーム 自動起票 pm-rls-request.*

申請参照用電子フォーム - pm-rls-reference.*

承認デフォルト作業用電子

フォーム

- (申請参照用電子フォームと同

じ)

承認役割別作業用電子

フォーム

リリース計画 pm-rls-plan.*

リリース設計・開発 pm-rls-dev.*

テスト環境リリース pm-rls-test-rls.*

テスト環境テスト pm-rls-test-test.*

テスト結果承認 pm-rls-test-aprv.*

変更実装可否判断 pm-rls-approve.*

稼動環境リリース pm-rls-real-rls.*

稼動環境テスト pm-rls-real-test.*

リリース結果確認 pm-rls-real-check.*

リリース結果承認 pm-rls-real-aprv.*

切り戻し判断 pm-rls-real-rgrsjudge.*

- 109 -

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運用フロー 説明 対応アクティビティ名 電子フォームファイル名

切り戻し pm-rls-rgrs-rgrs.*

切り戻し確認 pm-rls-rgrs-check.*

切り戻し承認 pm-rls-rgrs-aprv.*

印刷用電子フォーム - pm-rls-print.*

ひな型電子フォーム - pm-rls-base.*

その他 利用者・時刻埋込部品 - pm-chg-autoset.html

添付ファイル部品 - pm-chg-attachfile.html

回送時情報埋込部品 - pm-chg-setnext.html

注意

電子フォームは複数のファイルから構成されています。電子フォームを取得または格納する場合は、ファイル名の条件に一致するファ

イルをすべて取得または格納してください。

自動実行アプリケーション

変更管理テンプレートが使用する自動実行アプリケーションは、プロセス管理サーバに格納されています。

格納ディレクトリ:

・ 変更管理テンプレート用自動実行スクリプト

[Systemwalker IT Change Manager インストールディレクトリ]\itpm\template\swpm_chg\bin

/opt/FJSVswpm/template/swpm_chg/bin

・ 共通部品

[Systemwalker IT Change Manager インストールディレクトリ]\itpm\bin

/opt/FJSVswpm/bin

運用フ

ロー

論理アプリケーション名 説明 コマンド/スクリプト名 共通部

依存する伝票項目

のタグ名

変更

要求

SWPM_CHGMNT_PID2SLIP

プロセスIDをRFC番号として伝票に埋め

込みます。

swpm_chg_piid2slip.cmd

- RFCNo

SWPM_CHGMNT_CABMEM2SLIP

CABメンバーを伝票

に埋め込みます。

swpm_chg_cabmem2slip.cmd

- CABMemberCandidateCABECMemberCandidate

SWPM_CHGMNT_CHKPRIORITY

承認ルートを判定しま

す。

swpm_chg_chkaprvroute.cmd

- ApprovalRoute

SWPM_CHGMNT_CABECMAIL

CAB/EC開催メール

を発行します。

swpm_chg_sendcabmail.cmd

- ApprovalRouteCABScheduleCABPlace

- 110 -

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運用フ

ロー

論理アプリケーション名 説明 コマンド/スクリプト名 共通部

依存する伝票項目

のタグ名

SWPM_CHGMNT_CABMAIL

CAB開催メールを発

行します。

swpm_chg_sendcabmail.cmd

- ApprovalRouteCABScheduleCABPlace

SWPM_CHGMNT_SUBSLIP

リリースフローを開始

します。

swpm_chg_runrelease.cmd

- ReleaseNo

リリース SWPM_CHGMNT_PID2SLIP_RLS

プロセスIDをリリース

番号として伝票に埋

め込みます。

swpm_chg_piid2slip.cmd

- ReleaseNo

SWPM_CHGMNT_CHKMODDSGN

変更情報が更新され

たかどうかを判定しま

す。

swpm_chg_chkmoddsgn.cmd

- CIGroupIDModified

SWPM_CHGMNT_CHKRESULT

リリース結果を判定し

ます。

swpm_chg_chkresult.cmd

- REResult

SWPM_CHGMNT_CHKREGRESS

切り戻し判断を判定し

ます。

swpm_chg_chkregress.cmd

- REARegress

共通 SWPM_CHGMNT_IMPDSGN

変更情報を設計レ

コードに反映します。

swpm_updBlueprints

○ pm-CIGroupID

SWPM_CHGMNT_ROLLBACKDSGN

設計レコードを変更情

報の反映前に戻しま

す。

swpm_updBlueprints

○ pm-CIGroupID

SWPM_CHGMNT_MODDSGN2SLIP

変更情報を設計レ

コードに反映後、更に

変更情報に変更があ

るかどうかを伝票に反

映します。

swpm_chg_chginfomodified2slip

○ pm-CIGroupID

参照

・ 自動実行時の呼び出しパラメタの詳細は、アプリケーション実行機能の動作設定ファイル(ae.ini)を参照してください。

・ 共通部品の詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"コマンドリファレンス"を参照してください。

・ 変更管理テンプレート用の自動実行スクリプトの詳細については、スクリプトファイルを直接参照してください。

・ 変更管理テンプレート用の自動実行スクリプトが使用しているコマンドについては、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガ

イド"の"コマンドリファレンス"を参照してください。

・ 伝票項目については、変更管理テンプレートの電子フォームを、電子フォームデザイナで直接参照してください。

- 111 -

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付録A 構成情報入力規約

本付録では、変更管理における構成情報の入力規約について説明します。

構成アイテムタイプ 情報区分 項目名 必須 その他の規約

サーバ

(LogicalServer)変更情報 識別子(id) - 自動生成

指定しても無効

表示名

(nickname)○ 大256文字

IPアドレス

(ipAddress)○ IPアドレスのリテラル形式

設計レコード

実態レコード

識別子(id) ○ IPアドレス(ipAddress)と同じ値

表示名

(nickname)-

IPアドレス

(ipAddress)○

カタログ情報 識別子(id) ○ 構成情報内で一意となる文字列

表示名

(nickname)-

IPアドレス

(ipAddress)○

サービス

(Service)変更情報 識別子(id) - 自動生成

指定しても無効

表示名

(nickname)○ 大256文字

サービスコード

(code)○

設計レコード

実態レコード

識別子(id) ○ サービスコード(code)と同じ値

表示名

(nickname)-

サービスコード

(code)○

カタログ情報 識別子(id) ○ 構成情報内で一意となる文字列

表示名

(nickname)-

サービスコード

(code)○

ユーザー

(User)変更情報 識別子(id) - 自動生成

指定しても無効

表示名

(nickname)○ 大256文字

アカウント

(account)○

設計レコード

実態レコード

識別子(id) ○ アカウント(account)と同じ値

表示名

(nickname)-

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構成アイテムタイプ 情報区分 項目名 必須 その他の規約

アカウント

(account)○

カタログ情報 識別子(id) ○ 構成情報内で一意となる文字列

表示名

(nickname)-

アカウント

(account)○

インストールソフトウェア

(InstalledSoftware)変更情報 識別子(id) - 自動生成

指定しても無効

表示名

(nickname)○ 大256文字

製品名

(productName)○

設計レコード

実態レコード

識別子(id) ○ IS_%1_%2%1:インストール先のサーバ

(LogicalServer)の識別子(id)%2:製品名(productName)

表示名

(nickname)-

製品名

(productName)○

カタログ情報 識別子(id) ○ 構成情報内で一意となる文字列

表示名

(nickname)-

製品名

(productName)○

インストールパッチ

(InstalledPatch)変更情報 識別子(id) - 自動生成

指定しても無効

表示名

(nickname)○ 大256文字

名前(name) ○

設計レコード

実態レコード

識別子(id) ○ IP_%1_%2%1:インストール先のサーバ

(LogicalServer)の識別子(id)%2:名前(name)

表示名

(nickname)-

名前(name) ○

カタログ情報 識別子(id) ○ 構成情報内で一意となる文字列

表示名

(nickname)-

名前(name) ○

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用語集 BASEDB

Systemwalker IT Change Managerのシステムデータベースです。

BPM Studio

プロセスルールを記述するためのGUIツールです。このツールを使用して、業務システムの運用作業をプロセス定義として記述す

ることができます。プロセス定義は、BPMサーバに登録したあとに実行させます。

BPMコンソール

BPM サーバを管理するためのGUIツールです。

BPM サーバの環境設定や、BPM サーバが制御している伝票(プロセス)の状態の確認などを行なうことができます。

BPMサーバ

運用フローを実行し、制御するサーバです。

CAB(Change Advisory Board)

変更要求に対して、事業および技術的観点から評価する権限のある代表者グループのことで、変更要求の優先度付けに対する

意見、変更を実行するときに必要なリソースの割り当てに関する提案を行います。メンバーは、ユーザー、顧客、およびIT組織それ

ぞれの代表者で構成されます。

CAB(Change Advisory Board / Emergency Committee )

影響力の大きい変更要求に対して実施するCABのことです。

CI (Configuration Item)

構成アイテムと同意です。

CMDB(Configuration Management DataBase)

ITIL(R)で定義する構成管理データベースです。構成情報や運用プロセス情報など、ITシステム運用管理に関係する情報を扱い

ます。

DN(識別名)

そのオブジェクトを表すエントリおよびその上位エントリのRDNの列として定義されたものです。DIT中で一意です。

例)"cn=user001,o=fujitsu,dc=com"

FC電子フォーム

電子フォームの一種で、電子フォームデザイナを使用してグラフィカルに作成することができる電子フォームです。

FingerPrint(フィンガープリント)

ファイルに対してハッシュ関数を掛けて得たハッシュ値のことです。ファイルの内容が改ざんされていないことを証明することができ

ます。アプリケーションファイルとFingerPrintを対で管理することで、アプリケーションファイルの内容の正当性を保障します。

FLOWDB

BPM サーバ用のデータベースです。

Interstage ディレクトリサービス(IDS)

Interstage ディレクトリサービスでは、いままで分散管理されていた各種資源を一元管理することにより、運用・管理コストだけではな

く、開発コストをも低減できる、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ベースのディレクトリサービスを提供しています。

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J2EEアプリケーション

Interstagae Application Serverを実行環境として動作するアプリケーションです。

LDAP

LDAPは、TCP/IP上で動作するインターネット標準のディレクトリアクセスプロトコルで、WebブラウザなどのLDAPクライアントから、

直接、ディレクトリサービスを検索・参照することができます。

Microsoft .NETアプリケーション

Microsoft社の.NETフレームワークを実行環境として動作するアプリケーションです。

PIR(Post Implementation Review)

変更後、1回以上にわたるレビューのことを指します。成功したかどうか、期待どおりの効果が上がっているかどうかを判断すること

です。

RDN(相対識別名)

上位のエントリから見て、直接下位のエントリを識別するために使用される名称です。各RDNは、その兄弟関係において、一意で

なければなりません。

例)"o=fujitsu"

Relation

構成アイテムおよび構成アイテムの関係を示すものを指します。

RFC(Request For Change)

運用システムに対する変更要求を指します。

Systemwalker統合リポジトリ

Systemwalker統合リポジトリは、システムを利用する利用者の情報(共通アカウント情報)を管理するディレクトリです。Systemwalker統合リポジトリには、Interstage ディレクトリサービス(Iおよび、Active Directoryを使用することが可能です。

Systemwalker共通アカウント

Systemwalkerの管理コンソール(Webコンソール・クライアントコンソール)を使用する際に使用するアカウントです。

UDA

Interstage Business Process Manager Studioで使用するユーザー定義属性のことです。プロセス定義の中で定義されるグローバル

変数で、その値はプロセス実行中保持されます。UDAには、プロセス参加者がアクセス、変更、または追加する必要のあるデータ

が含まれます。

UIアクティビティ

役割にエージェント("@~"から始まる名前)が定義されていないアクティビティのことです。承認など、人手が介在する処理ボック

スを意味します。

Webコンソール

Systemwalker IT Change Managerを使用して、運用管理に関する作業の申請、承認、照会を実施する、またはSystemwalker ITChange Managerの運用に必要な情報を定義するための画面です。Webブラウザ上で使用します。

アクティビティ

運用フロー中の各作業を表します。Systemwalker IT Change Managerでは、業務システムの運用手順で定められた作業単位を「ア

クティビティ」と定義しています。たとえば、業務アプリケーションを更新するプログラムや、承認処理のような行為がアクティビティで

す。

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アプリケーション環境設定ファイル(myoconfig.ini)

アプリケーション関連の情報を設定するためのファイルです。

メールの設定、EJBの呼び出し情報、ログの出力などの情報を設定します。

アプリケーション実行機能

BPM サーバの自動実行アクティビティ機能を利用して、フローからアプリケーションを自動起動するためのプログラムです。

一貫伝票ID

サブプロセスを作る際に、 上に設定される伝票IDを指します。

一般端末

運用フロー使用者が運用作業を実施する操作端末です。

運用フロー

業務システムの運用作業の手順を規定化したものです。承認やコマンド実行などの作業とその順序を定めることができます。

運用フロー管理者

Systemwalker IT Change Managerを利用して、運用フローシステムを管理する人を指します。

Systemwalker IT Change Managerの導入や、Systemwalker IT Change Managerで使用する資源や情報を管理します。

運用フロー使用者

Systemwalker IT Change Managerを利用して、運用管理に関する作業の申請、承認、照会を行う人を指します。業務システムの利

用者や、業務システムの運用管理に従事するオペレータや管理責任者が該当します。

回覧ルート定義

業務システムの運用作業の手順を規定化したものです。承認やコマンド実行などの作業とその順序を定めることができます。

可決

承認処理で、申請を認めることです。

カタログ情報

新規追加の変更情報を作成する際の、ハードウェアのスペック情報など初期設定値をあらかじめ入力しておくものです。

関係情報

Relationと同意です。

管理者機能

運用中に、運用内容の変更・状況の把握を行うための機能です。Webコンソールで操作できます。管理者機能には、以下のもの

があります。

・ グループ登録

承認グループの追加・編集・削除ができます。

・ 伝票検索

起案者や起案日などの条件を指定して、伝票を検索できます。

・ 滞留伝票一覧

滞留、削除予定の伝票の一覧を表示できます。

・ 名称定義管理

名称定義の登録・編集・複写・削除ができます。

・ メニュー定義管理

メニューの登録・編集・削除ができます。

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・ 一覧定義管理

一覧箱の編集・組織間複写ができます。

・ 業務定義管理

業務定義の登録・編集・削除ができます。

・ 回覧ルート定義管理

回覧ルート定義の編集・削除ができます。

・ 伝票定義管理

伝票の編集・削除ができます。

・ 部門定義管理

部門の登録・編集・複写・削除ができます。

・ ユーザー定義管理

ユーザーの登録・編集・複写・削除ができます。

・ 権限定義管理

権限定義の登録・編集・複写・削除ができます。

起案者

申請者と同意です。

業務機能

業務システムの運用手順として各担当者に回覧するデータ画面(伝票)や、実際に回覧された伝票の情報を閲覧する(情報照会)

機能です。

切り戻し

リリースで問題が検出された場合、リリース前の状態に戻すことです。

グループ

承認グループのことです。

グループ登録

承認グループの追加・編集・削除ができます。管理者機能の1つです。

構成アイテム

ITシステムの運用管理に必要な構成情報のことで、CMDBで管理する構成要素の単位です。

構成ベースライン

変更が許可され、変更管理を通して管理される構成のベースラインのことです。構成ベースラインは、将来の構成、リリース、およ

び変更のベースとして使用します。

差戻

1つ前の担当者に伝票を戻すことです。

実態レコード

CMDBに格納されている、稼働環境のシステムの情報のことです。

自動実行アクティビティ

役割に自動実行用エージェント("@AE")が定義されているアクティビティのことです。コマンド実行など、人手を介さず、自動的に

処理される処理ボックスを指します。

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承認

申請された伝票に対して、申請内容の可否を判断することです。

承認グループ

承認グループは、伝票を任意の利用者にまとめて回送するために利用します。たとえば、「変更管理グループ」という承認グループ

を作成し、業務システムの変更管理担当者を承認グループのメンバーとして登録します。これにより、「変更管理グループ」に対し

て伝票を回送すれば、「変更管理グループ」の任意のメンバーに回送されたことと同じになります。

承認者

回覧ルートにおいて、開始ノードの次にあるUIアクティビティ以外の、UIアクティビティに設定された役割の担当者です。

初期データ投入

Systemwalker IT Change Managerの導入直後に、Systemwalker IT Change Managerが動作するための初期データを投入すること

です。初期データ投入のためのデータとコマンドが用意されています。

シングル・サインオン

Webサービスなどを提供するサーバが複数存在しそれらがネットワーク上で分散している場合でも、認証を集中的に行うサーバから

1度ユーザー認証を受ければ、あらゆるサービスを受けることが可能になるサービス機能です。

シングル・サインオンエージェント

シングル・サインオンエージェントは、利用者の認証の必要性を判断します。認証が必要な場合には、認証サーバに認証を依頼し

ます。

申請

承認を得るために伝票を承認者へ回送することです。

申請者

回覧ルートにおいて、開始ノードの次にあるUIアクティビティに設定された役割の担当者です。

構成ベースライン

管理者がCMDBに格納されている情報を、正しい情報であることを確認した時点でのCIの状態のことです。スナップショット機能を

使用することで、構成ベースラインは作成されます。構成ベースラインは、切り戻しポイントの目安として利用することができます。

Systemwalker IT Change Managerでは、構成ベースラインを利用することによって、以下に示す構成アイテム操作機能を提供して

います。

・ ある一時点の構成情報に対する表示・検索

・ ある一時点と 新の構成情報の差分比較

・ 任意の二つの時点の構成情報の差分比較

設計レコード

CMDBに格納されている、設計(計画)したシステムの情報のことです。

選択項目

チェックボックス、ラジオボタン、リストボックス、およびコンボボックスであらかじめ用意された値を選択する項目のことです。

代行

本来の申請者、または承認者が伝票を処理できない場合に、代わりにほかの利用者が処理することです。

滞留伝票一覧

滞留、削除予定の伝票の一覧を表示できます。管理者機能の1つです。

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担当者

運用フローの各アクティビティに割り当てられている、申請・承認・申請された作業の実施などの役割を実際に担う人を指します。

認証局(CA:Certificate Authority)

インターネット上の通信、および電子メールサービスにおいて、通信データやメールの暗号化、およびデジタル署名を行うために

必要な証明書の発行、および発行した証明書を管理する機関です。CAは発行した証明書に自身の電子署名を付加し、その証明

書が確かにそのCAが発行したものであることを保証します。

認証サーバ

利用者にユーザーID/パスワードを要求して、利用者の認証を行うサーバです。利用者により提示されたユーザーID/パスワー

ドをもとに、あらかじめリポジトリサーバに設定されたユーザー情報との比較を行うことにより、シングル・サインオンシステムを利用可

能かどうかの判定を行います。

テストモード

作成した運用フローを本運用で使用する前に、プロセス管理サーバ上で動作確認テストを実施する時のモードです。

ディレクトリサービス

組織の内外に散在する各種の物理的/論理的リソースの名前やそれに関連付けられた属性を、組織的構造や地理的な区分など

に従って系統的に(ツリー状に)まとめて管理し、それを更新・参照するためのサービスのことです。

展開

新規または変更されたITリソースを、稼働環境へ移行することを責務とする作業のことです。

電子フォーム

Systemwalker IT Change Managerが提供する伝票画面です。Webブラウザ上で表示することができ、運用に合わせてカスタマイズ

することができます。

電子フォームデザイナ

電子フォームを編集するためのソフトウェアです。

伝票

Systemwalker IT Change Managerでは、各担当者が運用管理作業を実施するために必要な情報のことを指します。業務アプリケー

ション変更申請書や、業務システム監視結果報告書などが該当します。伝票は、電子フォームとして各担当者に回覧することがで

きます。

伝票ID

プロセスIDと同意です。

伝票XML

伝票の内容をXMLで表したものです。

伝票種別コード

運用フロー登録時に割り当てられるIDのことです。

伝票定義

伝票の情報やボタンの情報の定義のことです。

伝票データ

伝票XMLと同意です。

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伝票検索

起案者や起案日などの条件を指定して、伝票を検索できます。管理者機能の1つです。

伝票状態

伝票の状態には以下の種類があります。

・ 保存

申請者によって、まだ申請されずに保存されている状態です。

・ 回覧中

承認待ちの状態、または取戻(申請)や否決の結果、申請者に戻っている状態です。

・ 保留

承認者によって、保留されている状態です。

・ 破棄

取戻や否決によって、申請者に戻った伝票が削除された状態です。

・ 確定

終承認者の承認が完了した状態です。

添付データ

伝票に添付されるデータを指します。

動作設定ファイル(ae.ini)

アプリケーション実行機能の動作について設定するためのファイルです。

実行するアプリケーションのパスやログの出力などの情報を設定します。

取戻

申請した伝票を取戻すことです。確定前であれば、いつでも取戻すことができます。申請者は、運用フローで許可されていれば伝

票がどこにあっても取戻すことができます。承認者は、次の承認者からのみ取戻すことができます。

入力項目

キーボードから直接値を入力する項目のことです。値を参照する場合にも使用します。

ノード

Interstage Business Process Manager Studioで作成するプロセス定義の処理ボックスの総称のことです。ノードには、Startノード、Exitノード、Activityノードなどが存在します。

配備

アプリケーションを稼動環境上で動作可能な状態にすることです。

否決

承認処理で、申請を認めないことです。

部門定義管理

部門の登録・編集・複写・削除ができます。管理者機能の1つです。

フレームワーク

ワークフロー業務のためにSystemwalker IT Change Managerが提供するフレームワークです。以下の画面が用意されています。

・ ログインやメニューなどの標準画面

・ 業務機能を一覧するための各種一覧箱画面

・ 業務機能を動作させる伝票コンテナ

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プロセス

運用フロー(プロセス定義)に基づいた実際の運用作業を指します。運用フローで定義されている伝票を申請することで開始され、

終承認者に承認されるなどの運用フローで定義されている条件を満たすことで終了します。

プロセスID

BPM サーバで伝票ごとに割り当てられた固有の番号です。

プロセス定義

BPM サーバおよびBPM Studioで、運用フローを指す用語です。

アクティビティや伝票データの定義が含まれます。

プロセス定義は、プロセス定義のタイトル名で識別されます。このため、BPM Studioでプロセス定義を作成する場合、プロセス定義

のタイトルは、BPM サーバ内で一意になるように指定しなければなりません。

フィルタリング

提出された変更要求が、変更管理部門で変更を検討する必要があるかどうかを、変更要求の受付時に評価することです。例えば、

既に同様の変更要求が提出されている場合は、却下理由と共に要求を返却します。

変更諮問委員会

CABと同意です。

変更諮問緊急委員会

CAB/ECと同意です。

変更情報

システムをどのように変更するかを表す情報です。変更情報は、変更の要求ごとに作成されます。また、実際にシステムの変更を

行う際に、変更情報をもとに作業を行います。

変更情報グループID

一つの伝票に対する構成アイテムの変更情報が複数ある場合、伝票と関連する構成アイテムを識別するために使用するIDです。

変更要求

RFCと同意です。

変更レビュー

PIRと同意です。

保留

承認者が、伝票を否決も可決もしないで、自分のもとに伝票を留めることです。

未処理案件一覧

利用者が処理すべき伝票を管理します。承認待ち伝票に対して、可決、否決、保留、差戻(直前が承認者の場合のみ)の操作を

行うことができます。また、次の承認者から取戻した伝票も管理します。取戻した伝票に対して、編集、および破棄の操作を行うこと

ができます。

名称定義管理

名称定義の登録・編集・複写・削除ができます。管理者機能の1つです。

名称マスタ

各画面で使用される用語を定義するためのテーブルです。用語のカスタマイズ、各国語版への対応を容易にします。

名称マスタには、組織、部門、権限、業務定義、伝票定義、伝票説明、カラムラベル、埋込文字コードを定義します。

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メール送信機能

Systemwalker IT Change Managerで何らかのアクションが発生したことを利用者にメールで送信する機能です。承認依頼、可決通

知、差戻通知などのメールがあります。

メールテンプレート

メール送信機能で利用するメールのテンプレートです。テンプレートファイルを編集することにより、送信されるメールのサブジェク

トおよび本文をカスタマイズすることができます。

役割

アクティビティの担当者のことです。アクティビティの作業をだれが行うのかを示します。

ユーザー定義管理

ユーザーの定義、編集、複写や削除ができます。管理者機能の1つです。

リポジトリサーバ

リポジトリサーバは、ユーザーIDやパスワードといった利用者の認証に必要な情報と、Systemwalkerの公開URLのパスに対するア

クセスを認可するための情報を管理するサーバです。認証サーバからの要求に応じて、Systemwalker統合リポジトリから認証に必

要な利用者の情報や公開URLアクセス許可情報を取り出します。取り出した情報は認証サーバに通知します。

利用者

Systemwalker IT Change Managerの利用者には、以下の2種類があります。

・ 運用フロー使用者

運用管理に関する作業の申請、承認、照会を行います。業務システムの利用者や、業務システムの運用管理に従事するオペ

レータや管理責任者が該当します。

・ 運用フロー管理者

Systemwalker IT Change Managerを利用して、運用フローシステムを管理します。Systemwalker IT Change Managerの導入や、

Systemwalker IT Change Managerで使用する資源や情報を管理します。

リリース

アプリケーション展開作業を総称してリリースといいます。

リリース対象

業務システムに対してリリースされるアプリケーションを指します。

レガシーアプリケーション

COBOL言語やC言語などで開発した、特別な実行環境を必要せずに動作するアプリケーションです。

ワークフロー環境設定ファイル(crconfig.ini)

ワークフロー関連の情報を設定するためのファイルです。

BPM サーバの情報やログの出力などの情報を設定します。

ワークフローツール環境設定ファイル(myotoolconfig.ini)

伝票定義削除などのコマンドで使用する情報を設定するためのファイルです。

コマンドが使用するパスやログの出力などの情報を設定します。

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索 引[C]

CABメンバー............................................................................68

[R]RFC発行者...............................................................................39

[S]Systemwalker IT Change Managerの動作環境.......................31

[あ]アプリケーションの受入............................................................59アプリケーションのリリース作業を実施する.............................39アプリケーションリリース管理の運用決定.................................7一般端末の環境設定..............................................................38運用イメージ...............................................................................1運用情報の設定......................................................................36運用設計....................................................................................7運用フロー..................................................................................3エージェントの環境構築..........................................................33

[か]開発依頼を発行する................................................................58開発受付を行う........................................................................69開発完了結果報告..................................................................62開発作業を行う........................................................................69開発承認を行う........................................................................68開発担当..................................................................................69開発マネージャ........................................................................68開発要求フロー........................................................................15概要............................................................................................1カスタマイズ..............................................................................92カスタマイズの概要..................................................................92カスタマイズ範囲の決定..........................................................28カテゴリ.....................................................................................25管理者のパスワード変更.........................................................37計画承認..................................................................................43結果報告..................................................................................45構成情報入力規約................................................................112構成情報の更新方法................................................................7構成情報の作成......................................................................33構成情報の履歴情報..............................................................31

[さ]終計画..................................................................................65終計画承認..........................................................................45

作業手順を追加する................................................................96作業分担や作業範囲をカスタマイズする...............................93実態レコードの収集スケジュール..............................................7使用方法..................................................................................39設計レコード更新コマンドを運用フローに組み込む............105

[た]テスト依頼を発行する..............................................................63テスト受付.................................................................................75テスト完了結果報告.................................................................64テスト作業.................................................................................75テスト担当............................................................................74,80

テスト要求フロー......................................................................19展開依頼を発行する................................................................66展開確認..................................................................................79展開可否判断..........................................................................44展開計画を承認する................................................................78展開計画を立案する................................................................80展開結果報告..........................................................................66展開作業..................................................................................84展開要求フロー........................................................................22電子フォームをカスタマイズする.............................................92データ保守計画の設計...........................................................30導入..........................................................................................32導入の概要..............................................................................32

[は]判断基準の規定......................................................................29部門の設定..............................................................................37プロセス管理クライアントの環境構築......................................32プロセス管理サーバの環境構築.............................................32変更管理作業へのアクセスを制限する................................101変更管理テンプレートの提供データ.....................................108変更管理テンプレートの提供内容............................................8変更管理とは.............................................................................1変更管理の情報........................................................................4変更管理部品を組み込む.....................................................104変更計画を立案する................................................................47変更結果を承認する................................................................42変更作業の設計........................................................................7変更情報画面を電子フォームに組み込む...........................104変更担当..................................................................................46変更マネージャ........................................................................43変更要求の保持期間の設定...................................................38変更要求の履歴情報..............................................................30変更要求フロー..........................................................................8変更要求を発行する................................................................39変更レビュー............................................................................67

[や]ユーザー................................................................................4,26ユーザーの決定.......................................................................29ユーザーの登録.......................................................................38

[ら]リリースマネージャ....................................................................78

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