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スライムの原理
スライムはせんたくのり、ホウ砂、水を原料として作る。
せんたくのりはポリビニルアルコール(PVA)の 10%溶液である。PVAはビニルアルコール(CH2=CH-OH)をモノマーとする高分子化合物である。これは粘性が高い液体である。
ホウ砂の正式な名称は四ホウ酸ナトリウム(Na₂B₄O₇)で、これが水に溶けると水素ホウ酸イオン[B4O5(OH)4]2- ができる。
これらの原料を混ぜ合わせると、四ホウ酸イオンが、ポリビニルアルコールのヒドロキ
シ基(-OH)に近づき、四ホウ酸イオンとポリビニルアルコールの間で水素結合がおこる。(下図参照)
この水素結合がポリビニルアルコールのいたるところでできることにより、ポリビニル
アルコール同士の間に水分子が残り、スライムとなる。
このように高い粘性をもち、固体状になったものをゲルという。