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SIer に依頼したことは、 「システム屋思考」から 「現場思考」になる事依頼した SIer は開発経験も豊富 で、歴史も⻑い会社であったが、ど うしても理して欲しかったのは、 「システムは「」ではなく「( 場)業」である」ということ。何 故そのがなのか、どうして この項目はここにないといけないの か・・。システム製には、その 味が理されていなければ、場の い勝⼿の良い⾃社の望むシステム 構築は出ない。と⼤⽵社⻑は語る。 日々、このようなことの繰り返しか らシステム開発はまっていった。 日中の合せだけでなく、夜の飲み にケーションにいたるまで、関わる 全ての⼈たちの⽴場などの垣根を越 えた疎通は絶対である!と 並々ならぬいと、時間をいた。 とにかく「絵面」、短時間 で意思疎通を図るのは絵 面であるキーワードは「絵(えずら)」 だ。字では相⼿には伝わり難い。 は Excel で絵(UI)をし イメージ略に出た。短間にいか に度の⾼い絵をするかがポ イントであった。にイメー ジを決めていき、後からを決め ていった。 GeneXusは、この恩恵を大にけ ることができるツールである。 イメージをそのままデータ化し、登 録するだけで、GeneXusはを生 する。視覚的に理できるので 疎通についてのはクリアし易 い。 ウォーターフォールモデル*のシス テム構築が悪いわけではないが、何 もないところからシステム構築する のにをしていても、我々 ユーザーには理がし難い。それに、 SIer がしてきたものが⾃分た ちのいとは異なる場合は、戻りが 発生し時間もお⾦も駄になるため、 アジャイルモデル*を希望した。 のの漏れ等は発生したこと もあったが、的に完した顧客 管理システム(スタッフサポート 援システム)は、開発のスピード は⾼く、約 3 ヶ月でほぼい通りの システムとなった。(許) 構築したシステムは、⾃社サーバか らデータセンターへ移⾏するが あった。データセンターの環境と⾃ 社サーバーの環境では、OS、データ ベース等が異なっていた。然、環 境更によるシステムのは 並々ならぬことは、易に想像が出 る。だが、GeneXusで構築してい れば、僅かな⼿順を踏むだけで、移 ⾏は完了する。後は、低限の動 をするだけでよい。GeneXusの とするのひとつでもある環 境更。実、移⾏後のシステムテ ストは若⼲⾏ったが、短時間でん でいる。GeneXusの恩恵はここでも けられた。 *ウォーターフォールモデル:システム開発 程の⼿法のひとつ。システムの開発を「 本」「部」「内部」「プログラ ム」「プログラミング」「テスト」とい う程で製していく。前の程には戻ら ないシステム構築の方法 *アジャイルモデル:実に動くソフトウェ アを一部のから順にっていく方法。 超高速開発 内製化ソリューション ユーザー事例 株式会社 ウイング 70 種にも及ぶペーパー業務にメス。GeneXus の臨機応変な開発技法で開発時短に成功 現場思考型開発手法は GeneXus でなければ出来ない! エンドユーザーも驚いた柔軟性 田港くに本社がある会社ソピュア。FC 展開をしている事業のペーパー理は深刻であった。舗の スタッフ達は、70 種にも及ぶドキュメント類を、業の合間をぬって日々理していた。短時間での顧客対が められる業の為、サービスが⾏き届かないのではと懸念。また、舗間のは本部管理も発生するため、シ ステム化の討は須であった。⾃社開発は開発術者がであったため念し、SIer に依頼。SIer はシステ ムりのプロではあるが、業のプロではない。はじめに⾏った事は SIer との識合わせからであった。 代締 大竹 経システム部 部⻑

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SIer に依頼したことは、

「システム屋思考」から「現場思考」になる事。

依頼した SIer は開発経験も豊富で、歴史も⻑い会社であったが、どうしても理解して欲しかったのは、「システムは「機能」ではなく「(現場)業務」である」ということ。何故その画面が必要なのか、どうしてこの項目はここにないといけないのか・・。システム製作には、その意味が理解されていなければ、現場の使い勝⼿の良い⾃社の望むシステム構築は出来ない。と⼤⽵社⻑は語る。日々、このようなことの繰り返しからシステム開発は始まっていった。日中の打合せだけでなく、夜の飲みにケーションにいたるまで、関わる全ての⼈たちの⽴場などの垣根を越えた意思疎通は絶対必要である!と並々ならぬ思いと、時間を割いた。

とにかく「絵面」、短時間

で意思疎通を図るのは絵面である。

キーワードは「絵面(えずら)」だ。文字では相⼿には伝わり難い。最初は Excel で絵面(UI)を作成しイメージ戦略に出た。短期間にいかに制度の⾼い絵面を作成するかがポイントであった。最初に画面イメージを決めていき、後から機能を決めていった。 GeneXus は、この恩恵を最大に受けることができるツールである。画面イメージをそのままデータ化し、登録するだけで、GeneXus は画面を生成する。視覚的に理解できるので意思疎通についての問題はクリアし易い。 ウォーターフォールモデル*のシステム構築が悪いわけではないが、何もないところからシステム構築するのに設計書を作成していても、我々ユーザーには理解がし難い。それに、SIer が作成してきたものが⾃分たちの思いとは異なる場合は、戻りが発生し時間もお⾦も無駄になるため、アジャイルモデル*を希望した。 多少の機能の漏れ等は発生したこともあったが、結果的に完成した顧客管理システム(スタッフサポート⽀援システム)は、開発のスピード感は⾼く、約 3 ヶ月でほぼ思い通りのシステムとなった。(特許取得) 構築したシステムは、⾃社サーバか

らデータセンターへ移⾏する必要があった。データセンターの環境と⾃社サーバーの環境では、OS、データベース等が異なっていた。当然、環境変更によるシステム改変の⼯数は並々ならぬことは、容易に想像が出来る。だが、GeneXus で構築していれば、僅かな⼿順を踏むだけで、移⾏は完了する。後は、最低限の動作確認をするだけでよい。GeneXus の得意とする機能のひとつでもある環境変更。実際、移⾏後のシステムテストは若⼲⾏ったが、短時間で済んでいる。GeneXus の恩恵はここでも受けられた。

*ウォーターフォールモデル:システム開発

⼯程の⼿法のひとつ。システムの開発を「基

本計画」「外部設計」「内部設計」「プログラ

ム設計」「プログラミング」「テスト」とい

う⼯程で製作していく。前の⼯程には戻ら

ないシステム構築の方法

*アジャイルモデル:実際に動くソフトウェ

アを一部の機能から順に作っていく方法。

超高速開発 内製化ソリューション ユーザー事例 株式会社 ウイング

70 種にも及ぶペーパー業務にメス。GeneXus の臨機応変な開発技法で開発時短に成功

現場思考型開発手法は GeneXus でなければ出来ない! 〜 エンドユーザーも驚いた柔軟性 〜

成田空港近くに本社がある株式会社ソピュア。FC 展開をしている事業のペーパー処理は深刻であった。各店舗のスタッフ達は、70 種にも及ぶドキュメント類を、業務の合間をぬって日々処理していた。短時間での顧客対応が求められる業務の為、サービスが⾏き届かないのではと懸念。また、店舗間の情報は本部管理も発生するため、システム化の検討は必須であった。⾃社開発は開発技術者が不在であったため断念し、SIer に依頼。SIer はシステム作りのプロではあるが、業務のプロではない。はじめに⾏った事は SIer との意識合わせからであった。

代表取締役 大竹 清治 様

経営情報システム部 部⻑ 熊木 信郎 様

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GeneXus の選択はベン

ダーであった。 ⾃動生成型のツールでは何がいい

か?要望を SIer に伝えて、ベンダー

が選択したのがGeneXusであった。

選択肢として Java などもあったが、いずれにしても、⾃社で開発専門のスタッフの用意するのは難しいと判断し、ツール選択は SIer に委ねたと熊木部⻑。 基幹業務系はイメージを

伝える類のものではないので出戻りが発生しやすい。

イメージできないものは伝え難い。我々は、システム構築の専門家ではないから、⾔葉で説明するには限界がある。今回開発した顧客管理システムは、業務をイメージ(絵面)で表現できたので、⽐較的容易に構築できたのではないかと思える。現状の運用をイメージしながら画面作成等が⾏えると、確認も直ぐに⾏え、了承もとりやすく、なによりテキスト的な説明が不要なため思い通りの内容で構築ができるのである。

しかし、基幹業務系のような、例えば、給与システムや勤怠管理システムなどのような、ほぼ確⽴されているようなシステムではイメージを伝える必要などはなく、それぞれの会社のやり方(方法/運用)を加味することが大事になる。そのため、上流⼯程から順番に始める必要があり、仕上がってきた内容がイメージしていた内容と異なることは度々である。イメージ出来ないものの依頼は、意思疎通の方法を考える必要があると反省したこともある。 柔軟性と、融通性の狭間

にあるブラックボックス。GeneXus の課題

GeneXus は柔軟性が⾼く、特別な技術がほぼ不要というツールではあるが、埋め込んであるロジックなどはブラックボックスだ。構築していくうちにモジュールが大きくなっていってしまったものは、パフォーマンスが悪くなってしまうことがある。また、画像処理などでは、GeneXus が⾃動的に生成するデータがあるようだが、利用者がコントロールできずデータが圧迫する状況

があり、チューニングが必要になることがあった。GeneXus の課題として挙げておきたい。

エンドユーザーからみたGeneXus。

我々から⾒た GeneXus は、利用

者というだけで特にコメントはない。

だた、SIer からすると専門の技術が

なくても開発しやすいものと認識し

て い る 。 た だ 、 開 発 す る 側 は

GeneXus を良く知った技術者は必

要で、その体制が整っている必要が

あると感じている。

今後は、横展開することでサービス

を確⽴していく事は考えている。そ

れより、システムを売るのではなく、

思想を売ることをしていきたい。シ

ステムの中身は単純だが、それをど

う利用していくかということを考え

ることが重要であり、今後の我々の

課題である。(2013 年 12 月)

システム機能

⾒積契約管理

スポットプロジェクト管理

販売管理

購買管理

経費管理

労務管理

作業管理

予算実績管理

マスタ管理

クライアント端末(PC、iPad)

ブラウザ:Internet Explorer 8.0

PC の OS:Windows XP Professional SP3/ Windows 7 Professional

iPad の OS:iOS

アプリケーションサーバ

サーバ:Apache Tomcat 6.0 JRE 1.6. ⾔語:Java

OS:Windows Server 2008 Std. SP3

データベースサーバ

データベース:SQL Server 2005 Std. SP3 OS:Windows Server 2003 R2Std. SP2

システム構成図

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*商品名、会社名、団体名は、各社の登録商標または商標です。

株式会社ウイング http://www.weing.co.jp/ GeneXus について http://weing-genexus.com/ 東京都千代田区神田佐久間町 1-25 秋葉原鴻池ビル ☎03-5295-7021 お問合せ:http://weing-genexus.com/contact/

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企業情報 株式会社ソピュア 本社所在地 〒286-0048 成田市公津の杜 4-11-2 公津の杜駅ビル 2 階 201 号室 資本⾦ 2,000 万円 事業内容

1 建築物の清掃及び建築物の各種設備機器の販売、点検、保守、管理 2 水質検査、空気環境測定及び害虫駆除業務 3 環境に関わる水、空気等の浄化処理装置の販売、保守、管理 4 清掃関連商品の販売 5 コンピューターシステムの販売、開発、保守、管理 6 上記に付帯する一切の業務 加盟団体 千葉県ビルメンテナンス協会 ・ 全国 IBM ユーザー研究会連合会 成田商⼯会議所

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