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0 · 2015-12-15 · -- - 6 - --一般的に、脂肪が「溜まりやすい人」「溜まりにくい人」は、今まで言われてきたこ とがありますが、他にもう一つ大事なことがあります。

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■著作権について 「お腹が出る原因と改善方法」(以下、「書籍」と表記)は著作権法で保護されている

著作物です。書籍の使用に際しましては、以下の点にご注意下さい。 ●「書籍」の著作権は 販売者 株式会社となり 著者 坂戸孝志 に属します。 初版 2013年 6月 1日 発行 ●著作権者の事前許可を得ずして、書籍の一部または全部を、あらゆるデータ蓄積手

段(印刷物、ビデオ、テープレコーダーおよび電子メディア、インターネット等)に

より複製および転載することを禁じます。 ■ 使用許諾契約書 この契約は、あなたと 株式会社となり 及び、坂戸孝志 との契約です。 パッケージを開封することを以って、あなたはこの契約に同意したことになります。

第1条 目的 この契約書は、本書籍に含まれる情報を、本契約に基づきあなたが非独占的に使用す

る権利を許諾するものです。

第2条 一般公開の禁止 本書籍に含まれる情報は、著作権法によって保護され、また秘匿性の高い内容である

事を踏まえ、あなたは、その情報を 株式会社となり 及び 坂戸孝志 との書面に

よる事前許可を得ずして出版および電子メディアによる配信等により、一般公開並び

に転売してはならないものとします。

第3条 契約解除 あなたがこの契約に違反した場合、株式会社となり 及び 坂戸孝志 は、何の通告

もなく、この使用許諾契約を解除することができるものとします。

第4条 損害賠償 あなたが本契約の第 2 条の規定に違反した場合、あなたは本契約の解除に関わらず、

直ちに 株式会社となり 及び 坂戸孝志 に対して、違反金として、違反件数と販

売価格を乗じた価格の100倍の金額を支払うものとします。

第5条 その他 書籍は、あなたが行うお腹の出っ張りの解消を目的として記載していますが、期待通

りの結果が得られず、万一如何なる損害が生じた場合においても、株式会社となり

及び 坂戸孝志は、その結果に責任を負うものではありません。

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「お腹が出る」とは お腹が出ているときは、お腹に脂肪が溜まっている状態になります。 お腹の脂肪 = ぜい肉 と呼ばれることもあり、このぜい肉の事を「体脂肪」と呼

びます。 体脂肪には2つの状態があり、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があります。 皮膚のすぐ下に溜まる脂肪を「皮下脂肪」と言い、内臓周辺に溜まる脂肪を「内臓脂

肪」と呼びます。 同じウエスト周りの大きさでも、皮下脂肪が多く溜まっている状態と、内臓脂肪が多

く溜まっている状態があります。 内臓脂肪が多く溜まっている方のほうが、動脈硬化などによる疾患にかかる確率が高

いことがわかっています。

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脂肪が溜まる仕組みとは 皮下脂肪や内臓脂肪が多い状態とは、脂肪細胞が脂肪により肥大している状態です。 脂肪細胞は「中性脂肪」を蓄えておくための細胞です。脂肪細胞に中性脂肪を蓄える

と、通常の細胞の数百倍の大きさまで肥大します。 食事から糖質(炭水化物)や脂質を摂取し、分解されて腸よりブドウ糖として吸収さ

れます。ブドウ糖は、血液とともに全身に運ばれてエネルギーとして利用されます。 エネルギーとして利用されなかったブドウ糖は、グリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄

積されますが、ほとんどは中性脂肪として脂肪細胞に貯蔵されます。 脂肪細胞に中性脂肪を蓄える仕組みは、人類が飢餓に備えるためにできた仕組みであ

り、無くてはならない仕組みです。 中性脂肪のエネルギー量は、糖質やたんぱく質の2倍程度のカロリーがあり、エネル

ギーの貯蔵方法としては、非常に優れています。 現代のような過食ができる時代は、100年程度ですから、急激にこの飢餓から生命

を維持するための仕組みが変わることは考えられません。 そのため、エネルギーを消費する量より食事を必要以上に摂取した場合、中性脂肪は

必ずと言っていいほど蓄積されていきますから、太りやすくなるということです。 また、溜まっている中性脂肪を消費する機会の無い状態の場合では、いつまでたって

も中性脂肪は減りませんので、痩せるということはできません。 そこで、同じ食事を摂取しても、中性脂肪が「溜まりやすい人」と「溜まりにくい人」

の違いを含め次項より記載します。、

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脂肪が溜まりやすい人・溜まりにくい人 体脂肪率という言葉をよく聞くと思いますが、体脂肪は通常20%程度とされていま

す。 体重 60kgであれば、12kgは脂肪ということになります。 想像以上に多くの脂肪が体に蓄積されていることに驚く方もいると思われます。 脂肪が「溜まりやすい人」「溜まりにくい人」には違いがあります。 ●溜まりやすい人 消費するエネルギーより、吸収されたブドウ糖の量が多い ●溜まりにくい人 消費するエネルギーと、吸収されたブドウ糖の量が均等に近い 一言で表すと、この違いになります。 「水を飲んでも太る」という方がいますが、これはあり得ません。 ●溜まりやすい人 について、もう少し詳しく記載します。 「消費するエネルギー」より、「吸収されたブドウ糖の量」が多い 「消費するエネルギー」は、内臓などの臓器を除けば、筋肉を動かすことでエネルギ

ー消費されます。 筋肉を動かす動作を、一般的には運動と言います。 中性脂肪を分解させてエネルギーにするには、20分程度の有酸素運動(早歩きなど)

を行ってからと言われます。 これは、エネルギーの一つである筋肉内のグリコーゲンが20分程度で燃焼された後、

エネルギーが無くなったために、中性脂肪を分解させてエネルギーにしています。 ほとんどの方は、運動をしませんので、実際のところは中性脂肪は分解されないまま

蓄積されて、お腹が出たり太ったりしていきます。

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「吸収されたブドウ糖の量」が多いのであれば、食事の制限をしたり工夫をすること

が考えられます。 食べることが生きがい! と言われる方も多いため、さまざまなダイエット食品など

が販売されています。 糖質や脂質を減らすことで、結果的に痩せるということはほとんどの方が理解してい

ると思いますが、現実にこれができないから難しいのです。 ☆運動をすること ☆食事制限をすること この2つを行えば、誰でも痩せることが

できます。 また、肥満ではないのにお腹だけが出る理由の一つとして腹筋の筋力の低下が考えら

れますので、1日20回程度で十分だと思いますが、適度には腹筋運動を行えばお腹

だけが出るということはないと考えます。 痩せたいけど、痩せる努力が続かない・・・ このような方が多く、 ☆運動をすること ☆食事制限をすること をできない理由があります。 詳細は省きますが、脂肪細胞に脂肪が溜まりすぎると、血液中のブドウ糖の濃度を調

整する役割のインスリンの働き、バランスが低下します。 血液中のブドウ糖濃度を血糖値と呼びますが、脂肪細胞に脂肪細胞が溜まりすぎると

筋肉などへの組織にブドウ糖などが吸収しづらくなってしまいます。 血糖値は上がることで、さらにインスリンを過剰に分泌し、内臓脂肪が増えてしまい

ます。 血糖値に波ができるために、お腹はすくし、イライラもする。 ある程度の肥満になると、筋肉細胞にエネルギーが不足するので疲れやすい、内臓脂

肪は増える、体重は増える、お腹はすくし、イライラする。 このように悪循環に陥

ります。 このために、☆運動をすること ☆食事制限をすること がなかなかできませんし、

続きません。

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一般的に、脂肪が「溜まりやすい人」「溜まりにくい人」は、今まで言われてきたこ

とがありますが、他にもう一つ大事なことがあります。 脂肪細胞に中性脂肪を蓄える仕組みは、 飢餓 に備えるための仕組み とお話しし

ました。 飢餓状態にあると、少しの糖質や脂質でも吸収し、中性脂肪として蓄える仕組みの働

きが強くなります。 脂肪が溜まることは、筋肉などへの組織にブドウ糖などが吸収しづらくなってしまう

ことは前項で述べました。 筋肉などの組織にブドウ糖の吸収が少ない = 糖質・脂質が足りない = 食事が

足りない = 飢餓状態 との判断になります。 筋肉などの組織にブドウ糖の吸収が少なくしてしまう原因に、血行不良があります。 細血管や毛細血管が圧迫されて血行不良が起こっている場合、筋肉などの組織は飢餓

状態と判断をして、さらに糖質や脂質や摂取しようと考え、さらに中性脂肪を蓄えて

しまうのです。 このために、同じ食事の量でも脂肪が「溜まりやすい人」「溜まりにくい人」の差は、

血行不良が大きな問題になっています。 血行不良の原因は、血管の圧迫であり、血管の圧迫を引き起こしているのが筋肉の緊

張です。 首の下からおへその下までは血管(大血管)は、脊柱(背骨)の内側(内臓側)を通

っていますが、それ以外の場所は筋肉の中を通ります。 筋肉が緊張(硬い)しているときは、筋肉に縮む力が働くために、筋肉内に通ってい

る血管がつぶされてしまい、血行不良が起こっています。 お腹を凹ますには、腹筋を鍛える、運動をする、食事制限をする という一般的なこ

とは当然として行うべきですが、筋肉を軟らかくして血行不良を無くすことが重要で

あるとご理解いただけたと思います。

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