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このドキュメントについて このドキュメントは、アジレント・テクノロジー ウェブサイトによって、お客様に製品のサポ ートをご提供するために公開しております。印刷が判読し難い箇所または古い情報が含 まれている場合がございますが、ご容赦いただけますようお願いいたします。 今後、新しいコピーが入手できた場合には、アジレント・テクノロジー ウェブサイトに追加 して参ります。 本製品のサポートについて この製品は、既に販売終了またはサポート終了とさせていただいている製品です。弊社 サービスセンターでは、この製品の校正は実施できる可能性があります(修理部品が不 要な場合など)が、その他のサポートはご提供いたしかねます。誠に恐縮ではございま すが、ご理解願います。 なお、この製品に関するその他の情報や、代替製品情報などは、弊社 電子計測 ウェブ サイト http://www.agilent.co.jp/find/tm にて、できるだけご提供しておりますので、ご利用 ください。 訂正のお願い 本文中に「HP」または「YHP」とある語句を、「Agilent」と読み替えてください。 また、「横河・ヒューレット・パッカード株式会社」、「日本ヒューレット・パッカード株式会 社」とある語句は、それぞれ、「アジレント・テクノロジー株式会社」と読み替えてください。 ヒューレット・パッカード社の電子計測、自動計測、半導体製品、ライフライフサイエンス のビジネス部門は、1999年11月に分離独立してアジレント・テクノロジー社となりました。 社名変更に伴うお客様の混乱を避けるため、製品番号の前に付されたブランドのみ HPからAgilent へと変更しております。 (例:旧製品名 HP 8648は、現在 Agilent 8648として販売いたしております。) sa

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このドキュメントについて このドキュメントは、アジレント・テクノロジー ウェブサイトによって、お客様に製品のサポ

ートをご提供するために公開しております。印刷が判読し難い箇所または古い情報が含

まれている場合がございますが、ご容赦いただけますようお願いいたします。 今後、新しいコピーが入手できた場合には、アジレント・テクノロジー ウェブサイトに追加

して参ります。

本製品のサポートについて この製品は、既に販売終了またはサポート終了とさせていただいている製品です。弊社

サービスセンターでは、この製品の校正は実施できる可能性があります(修理部品が不

要な場合など)が、その他のサポートはご提供いたしかねます。誠に恐縮ではございま

すが、ご理解願います。 なお、この製品に関するその他の情報や、代替製品情報などは、弊社 電子計測 ウェブ

サイト http://www.agilent.co.jp/find/tm にて、できるだけご提供しておりますので、ご利用

ください。

訂正のお願い 本文中に「HP」または「YHP」とある語句を、「Agilent」と読み替えてください。

また、「横河・ヒューレット・パッカード株式会社」、「日本ヒューレット・パッカード株式会

社」とある語句は、それぞれ、「アジレント・テクノロジー株式会社」と読み替えてください。

ヒューレット・パッカード社の電子計測、自動計測、半導体製品、ライフライフサイエンス

のビジネス部門は、1999年11月に分離独立してアジレント・テクノロジー社となりました。

社名変更に伴うお客様の混乱を避けるため、製品番号の前に付されたブランドのみ

HPからAgilent へと変更しております。

(例:旧製品名 HP 8648は、現在 Agilent 8648として販売いたしております。)

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ユーザーズ ・ガイ ド

HP 8560Eシ リーズ

スペク トラム ・アナライザ

働】獣躙 こ

HP Part No. 08560・ 90117

Pr:nted in USA September 1996

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ご注意 本書に記載されている情報は、事前の通告なしに変更されることがあ ります。

当社は、市場性および特定の目的に対す る適合性など、本書に関す る保証は一

切いたしかねます。当社では、本書の内容の誤 りに対 しても、または本書の提

供、内容またはその利用に伴 う直接的 もしくは間接的損害に対 して も責任を負

いません。

◎COpyright Hewlett―Packard Company 1990,1991,1992,1993,1996

全ての版権を所有しております。著作権法で認められている場合を除き、文書

による事前の承諾なしに本書を複製、翻案、また翻訳することは禁じられてい

ます。

1400 Fountaingrove Pkwy,Santa Rosa,CA 95403,USA

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証 明 当社は工場出荷時に本器が仕様書に適合していたことを保証します。更に当社

の測定方法が米国規格 ・科学技術研究所の測定機関の許容範囲であり、国際規

格協会に所属する測定機関に準拠するものであることを保証します。

保証 この製品には発送 日より1年 間、材料上および仕上げ上の欠陥に対する保証が

あ ります。保証期間内の故障品に関しては、当社の自由意志で、当社が修理ま

たは交換いたします。

保証の対象 となる点検整備や修理に際しては、本製品を当社が指定 した整備工

場へご返却 ください。保証サービスのために当社に返送された製品 について

は、お客様が送料を前払いし当社が返送料を負担いたしますが、海外からの修

理依頼に関 しては送料、返送料、および税金の一切がお客様のご負担 とな りま

すのでど了承 ください。

当社が定めたソフ トウエアおよびファームウェアが本器に正 しく組み込まれた

場合に限 り、当社はソフ トウエアやフアームウェアによるプログラム 0イ ンス

トラクションの実行を保証いたします。当社はソフ トウェアやファームウェア

の動作が中断 した リエラー状態にならないことについては保証いたしません。

保証の制限

お客様の不正確あるいは不適当な取扱いによる故障、当社提供外のソフ ト

ウェアまたはインタフエースの使用による故障、無許可で行つた調整または

誤用による故障、当社の定めた設置環境基準に適合 しない場所での操作、あ

るいは不適切な場所での準備操作や保守作業による故障については上記の保

証の限 りではあ りません。

その他の保証は一切あ りません。特に市場性および特殊 目的に対する適合性

については、一切の保証を致 しかねます。

修理範囲

製品の修復はお買い上げいただいたお客様だけを対象 とします。当社は契約

書、不法行為、その他のいかなる法律に基づ くものであって も、直接的、間

接的、特別、偶発的、または必然的な損害についての一切の責任を負いかね

ます。

サポー ト 当社製品に関しては、保守契約および顧客サポー ト契約を利用することができ

ます。

サポー トについては、最寄りの当社営業所にお問い合わせ ください。

本器の前面パネルおよび裏面パネルは、水または弱性石鹸水に浸した柔 らかい

布でふいて ください。クリーニング

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安全記号 本書で使用する安全記号を以下に示します。各記号の意味を十分に理解してか

ら、本器の操作を開始してください。

注意記号は危険を表します。 この記号は、正 しく実行され、遵守されないと、

機器が損傷または破壊するおそれのある手順に対 して注意を促 します。内容を

よく理解 し、指定された処理を行 うまでは注意より先に進まないで ください。

警告記号は危険を表します。この記号は、正しく実行され、遵守されないと、

けがや死亡事故につながるおそれのある手順に対して注意を促します。内容を

よく理解し、指定された処理を行うまでは警告より先に進まないでください。

注意

警告

マニュアル指示 マニュアル指示記号です。マニュアルの指示を参照する必要がある場合、 この

記号が製品に付けられています。

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安全性に関する一般的注意事項

警告 17 ■t言標墨「1灸言曇雷壇濡寛電ザ′tTtttttζ省,電輩了て,里賛誓11いることを必ず確認してください。

■本器内部または外部の保護用 (アース)導体が断線したり、保護アース端子

がはずれたりすると、感電事故の危険が生じます。

■当社が指定した方法以外で本器を使用した場合は、本器による保護機能が損

なわれるおそれがあります。

■本器には触れると感電するようなポイントが多数ありますので、十分に注意

してください。保護カパーを取り外した状態で本器を動作させる必要のある

調整やサービスは、訓練を受けたサービス要員だけが行つてください。

注 意

1 奎 言距T据 曹全lる

前に、主要電源回路が AC電 源の電圧に適合 しているか確

AC電 源を正しい電圧に設定 しないと、AC電 源ケープルをプラグに差 し込ん

だときに本器に損傷を与えるおそれがあ ります。

V

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HP 8560 Eシ リーズ ・スペク トラム 0アナライザのマニュアルの説明

ユーザーズ・ガイド 『HP 8560 E―Series User's Guide』は HP 8560E,HP 8561E,

HP 8562E,HP 8563E,HP 8564E,HP 8565Eス ペクトラム ・アナライザ

を対象とします。『HP 8560 E―Series User's Guide』では、スペクトラム 0

アナライザを使用するための準備、スペクトラム・アナライザのフアンクショ

ン、一般的なスペクトラム・アナライザ測定、プログラミングの基本、リモー

ト・プログラミング0コマンドの定義などについて説明します (本書は英文の

1章~3章 を和文化しています。恐れ入 りますが、4章以降は英文を参照して

下さい)。

ユーザーズ・ガイ ドの他、以下のマニュアルがスペクトラム・アナライザに付

属しています。

『HP 8560 E―Series Calibration Guide』では、仕様と特性、およびスペク

トラム・アナライザの仕様を確認するためのテスト方法について説明します。校正ガイ ド

クイック ・リファレンス・ガイド

『HP 8560 E―Series QuiCk Reference Guide』は、HP 8560E,H P 8 5 6 1 E , H P 8 5 6 2 E , H P 8 5 6 3 E , H P 8 5 6 4 E , H P 8 5 6 5 Eス ペク トラム ・

アナライザを対象とします。『HP 8560 E―Series QuiCk Rderence Guide』にはスペタ トラム ・アナライザを用いた簡単な測定、スペク トラム ・アナライ

ザのファンクションの概要、および全プログラミング・コマンドの リス トが記

載されています。

別途利用できるマニュアル

サービス・ガイド サービス 0ガ イ ドは、アナライザのアセンプリ・レベルの修理について説明し

ます。本書には、測定器の調整、 ト ラブルシューティン久 交換可能なアセン

プリ・パーツ 0リ ス ト、および交換手順についての説明があ ります。オーダ情

報については、当社営業所または購入された会社にお問い合わせ ください。本

書は必ずしも新製品向けICすぐ利用できるものではあ りません。

部品レベル情報マニュアルは、アナライザに使われているアセンプリの部品 レ

ベル情報を提供 します。アセンプリの現製品向けに回路図、部品 ロケータ、お

よびアセンプリ・パーツ・リス トが記載されています。部品 レベル情報は必ず

しも新しいアセンプリにす ぐ利用できるものではあ りません。

上記マニュアルはそれぞれ個別に注文で きます。注文す る場合は、

最寄 りの当社営業所または購入された会社にお問い合わせ ください。

部品 レベル情報

マニュアルの注文方法

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本書の使用方法

ここからお読みください。

スペク トラム ・アナライザの操作に慣れている場合

■第 1章 の前面および裏面パネルの概要に目を通 して ください。HP 8560E,

HP 8561E,HP 8562E,HP 8563E,HP 8564E,HP 8565Eス ペク トラ

ム ・アナライザについての簡単な説明があ ります。

スペク トラム ・アナライザを初めて使用する場合

■第 1章 の 「クィック ・スター ト0ガ イ ド」をお読み ください。スペク トラ

ム ・アナライザについての紹介があ ります。

■続けて第 2章 「測定」IC進み、スペク トラム ・アナライザ測定を実際に行つ

てみて ください。

本書 の表記方法 : 〔 Fron←Pand Key〕本器に物理的に存在するキーを表します。

Softkey 「 ソフト・キー」を表し、ラベルは測定器のファームウェア

によって決まります。

Screen Text 本 器の画面に表示されるテキストを示します。

V‖

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納入後の保証について

保証の期間は、ご購入時に当社よりお出しした見積書に記載された期間とします。

保証サービスは、当社の定める休日を除く月曜日から金曜日までの、午前8時 45分 から午後 5時

30分 の範囲で無料で行います。当社で定めたシステム製品については出張修理を行い、その他の

製品については当社へご返却いただいた上での引取り修理となります。

当社が定める地域以外における出張修理対象製品の修理は、保証期間中においても技術者派遣費が

有料となります。

ソフトウェア製品の保証は上記にかかわらず、下記に定める範囲とさせていただきます。

oソ フトウェア製品及びマニュアルは当社が供給した媒体物の破損、資料の落丁およびプログラ

ム ・インス トラクシヨンが実行できない場合のみ保証いたします。

・パグ及び前記以外の問題の解決は、別に締結するソフトウエア・サポート契約に基づいて実施さ

れます。

次のような場合には、保証期間内でも修理が有料となります。

・取扱説明書等に記載されている保証対象外部品の故障の場合。

。当社が供給していないソフトウェア、ハードウエア、または補用品の使用による故障の場合。

・お客様の不適当または不十分な保守による故障の場合。

・当社が認めていない改造、酷使、誤使用または誤操作による故障の場合。

・納入後の移設が不適切であつたための故障または損傷の場合。

・指定外の電源 (電圧、周波数)使 用または電源の異常による故障の場合。

・当社が定めた設置場所基準に適合しない場所での使用、および設置場所の不適当な保守による故障

の場合。

・火災、地震、風水害、落雷、騒動、暴動、戦争行為、放射能汚染、およびその他天災地変等の不可

抗力的事故による故障の場合。

★ 当社で取扱う製品は、ご需要先の特定目的に関する整合性の保証はいたしかねます。また、そこから

生ずる直接的、間接的損害に対しても責任を負いかねます。

★ 当社で取扱う製品を細扶みあるいは転売される場合は、最終需要先における直接的、間接的損害に対

しては責任を負いかねます。

★ 製品の保守、修理用部品の供給期間は、その製品の製造中止後最低5年 間とさせていただきます。

本製品の修理については取扱説明書に記載されている最寄りの事業所へお問合わせください。

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本書はlHP 8560 E―Serics SPcCmm Analyzer Users Guide“(Part No.08560-90110)(Printed in USA,

June 1996)を翻訳したものです。

詳細は上記の最新マニュアルを参照して下さい。

ご 注 意

本書に記載 した内容は、予告なしに変更することがあ ります。

当社は、お客様の誤つた操作に起因する損害については、責任を負いかねますのでご了

承 ください。

当社では、本書に関して特殊 目的に対する適合性、市場性などについては、一切の保証

をいたしかねます。

また、備品、パフオーマンス等に関連 した損傷についても保証いたしかねます。

当社提供外のソフ トウェアの使用や信頼性についての責任は負いかねます。

本書の内容の一部または全部を、無断でコピーしたり、他のプログラム言語に翻訳する

ことは法律で禁止されています。

本製品パ ッケージとして提供 した本マニユアル、フレキシブル ・デイスクまたはテープ ・

カー トリッジは本製品用だけにお使い ください。プログラムをコピーをする場合はパ ッ

クアップ用だけにして ください。プログラムをそのままの形で、あるいは変更を加えて

第二者に販売することは固 く禁 じられています。

日本 ヒユー レッ ト・パ ッカー ド株式会社

許可 な く複製、翻案 または翻訳することを禁上 します。

CopyrightO】 巨ewlett―Packard Company 1996

CopyrightO Hcwlett― Packard Japan,Ltd。 1996

All nghts reserved. Reproduction, adaptation, or

translation without prior written permission is

prohibited.

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安全性 に関する注意事項

操イドにあたって 本器は、安全クラスI(感電防止用アース端子付き)機器です。電源を投入する前に、本器の電源

電圧設定が適切で、適切なヒューズが取り付けられているか確認してください。

安全上の注意には必ず従つてください (下記の警告を参照)。

また、 「安全用記号」で説明するマークにも注意してください。

警告と注意 ● 電源を投入する前に、感電防止用アース端子を電源コードの保護導線に必ず接続してください。

電源プラグは、感電防止用アース接点を備えた電源コンセントだけに接続してください。保護導

線 (アース)の ない延長コード (電源ケープル)の 使用は避けてください。2極 電源コンセント

の一方を接地しただけでは不十分です。

● 整備点検に関する操作は、修理技術者のみを対象としています。感電事故防止のため、整備点検

は資格のある人のみ力=行つてください。

● 単巻変圧器.(電圧降下用)を 介して本器を作動させる場合は、必ず共通端子を電源のアース端子

に接続してください。

● 感電防止用 (アース)導 体 (本器の内部または外部)の 断線、または感電防止用アース端子の外

れが生じると、感電事故が発生するおそれがあり、たいへん危険です。

● 感電防止機能が損なわれていると思われる場合は、ただちに電源を切り、使用を中止してくださ

い 。

・ ● 同じ電流定格、電圧定格で、同じ種別 (ノーマル ・プロー、タイム ・デイレイなど)の ヒューズ

のみを使用してください。修理したヒユーズや短縮したヒユーズホルダは使用しないでくださ

い。感電や火災につながり危険です。

● 可燃性のガスや煙のある場所で、本器を使用しないでください。このような環境で電気機器を使

用すると、たいへん危険です。

● 本器の部品を交換したり、許可なく改造を加えたりすることは絶対に避けてください。

● 本書に記載されている調整は、保護カバーを取り外し、本器付属の電源を使用して行います。多

くのポイントに有効エネルギーが存在しているので、接触すると事故につながり危険です。

● 本器内部の調整、点検、修理はできるだけ避けてください。どうしても必要な場合は、事故防止

のため、必ず資格のある技術者が行うようにしてください。

● 電源を切つた後、本器内部のコンデンサが電荷を帯びていることもあります。

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次目

1. ク ィック ・スター ト・ガイド

本章の内容

新しいスペク

受け入れ検査

トラム ・アナライザの紹介

スペ ク トラム 0ア ナライザに初めて電源を入れるには

基本測定

基準レベルの校正

前面パネルの概要

ディスプレイの注釈表示

裏面パネルの概要

測定方法

例 1:互 いに接近した信号の分離 (分解能帯域幅を使用)。

分解能帯域幅とは ........・ ・・・・・・

使用するスペクトラム・アナライザ ・ファンクション .

2つ の等振幅信号の測定手1日 ........・ ・・

2つ の振幅の異なる信号の測定手順 .....・ ・・

例 2:Ampcorに よる振幅測定の向上

ampcor & B

1 - 1

1 - 1

1-2

1-4

1-6

1-11

1-12

1-14

1-16

・アナライザ 0フ ァンクション .

2.

2.

2¨

2.

2.

2.

2.

使用するスペク トラム

ampcor測 定の手順

ampcorの 制限 .....・ ・・・ ・・・・・・・

例 3:変 調 .....・ ・・・・ ・・・・ ・・ ・・・

変調 とは ........・ ・・・・・ ・・ ・・・

使用するスペクトラム ・アナライザ ・ファンクション .

変調測定の手順

振幅変調 .....・ ・・・・・・・・・・・・

周波数変調 .....・ ・・・・・・・・・・・

例 4:高 調波ひずみ

高調波ひずみ とは

使用するスペクトラム ・

高速高調波測定:手 順 A

アナライザ ・ファンクション

lMHz基 本波 とその最初の 2つ の高調波の測定 ...

第 2高 調波に次のマーカを設定する 。 ....・ ・

高調波ひずみを見つける (方式 1)。 ..・ ・・・・

さらに高調波を測定する 。 ....・ ・ ・・ ・・・

高調波ひずみを見つける(方式2)

ディスプレイをプロットする

もう1つ の高調波測定方式:手 順 B

lMHz基 本波を測定する

第 2高 調波を測定する

高調波ひずみを見つける

2 - 9

2-10

2-10

2-10

2-10

2-10

2-12

2-17

2‐17

2-17

2-17

2‐17

2‐19

2-19

2-19

2-20

2-20

2-21

2-21

2-22

2-22

日次‐1

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さらに高調波を見つける 。....・ ・・・・・・

高調波ひずみ率 .....・ ・・・・・・・・・・

例 5:三 次相互変調ひずみ .....・ ・・・・・・・

相互変調ひずみ とは

使用するスペク トラム ・アナライザ ・ファンクション .

測定の手順 .....・ ・・・・・・・・・・・・

試験のセットアップ .........・ ・ ・・

周波数スパンを狭める

信号を画面中央に設定し調整する 。 ....・ ・・

基準レベルを設定する

ダイナ ミック 0レ ンジを最大にす る 。 ....・ ・

次のマーカを設定 しひずみを測定する 。 .....

測定結果にタイ トルを付ける 。 ....・ ・・ ・・

測定情報をセープする

例 6:AM復 調 とFM復 調 .....・ ・・・・・・・

AM復 調 とFM復 調 とは ........・ ・ ・・

使用するスペク トラム ・アナライザ 0フ ァンクション .

測定の手順 .....・ ・・・・・・・・・・ ・・

試験のセットアップ 。 ........・ ・・・

スター ト周波数 とス

マーカを設定する

トップ周波数の設定

周波数バンドの選択

平均変換損失値のセープ 。......・ ・・・・

信号識別 (プリセレクタなしのミキサのみ)。 ...

周波数シフト方式による信号識別 .....・ ・・

広い周波数スパンでの信号識別 .....・ ・・・

パイアス ..... .・ ・・ ・ ・・・・・・ ・ ・

例 9:隣 接チャネル ・パワー測定

隣接チャネル ●パワー(ACP)と は

使用するスペク トラム ・アナライザ ・

基本 ACP測 定の手1原........・ ・・・・・

ACPア ナログ方式の定義 ..., .● ●●●・・・

隣接チャネル ●パワー(ACP)測 定器セットアップ 。

隣接チャネル ●パワー(ACP)の 計算 ......

時間を設定する

信号を復調する

例 7:ス ティミュラス ・レスポンス測定 . . . . . ・ ・ ・

スティミュラス ・レスポンス測定 とは .......

使用するスペク トラム ・アナライザ ・ファンクション .

測定の手順 .....・ ・・・・・ ・・ ・・・・・

試験のセットアップ .........・ ・・・

スペク

校正

トラム ・アナライザを設定する

ノーマライズ ........・ ・ ・ ・ ・・・・

測定 .....・ ・・・・・・・・・・・・・

レンジ・レベルの使用 とノーマライズした基準 レベルの使

用 . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2‐42

例 8:外 部 ミリ波 ミキサ (プリセレクタなし)...・ ・・ 2-44

使用するスペクトラム ・アナライザ ・ファンクション 。 2-44

測定の手順 .....・ ・・・・・ ・・・・・ ・・ 2‐ 44

装置のセットアップ . . .. . . .. . ・ ・ ・ ・ 2‐ 44

2-22

2-23

2-24

2-24

2-24

2-24

2‐24

2-25

2-25

2-26

2-27

2-27

2-28

2-29

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2-30

2-30

2-30

2-30

2-31

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2-32

2-32

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2-33

2-33

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2-34

2-34

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2‐45

2‐46

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2‐48

2-49

2-51

2-52

2-52

2-52

2-53

2-56

2‐58

2‐59

フ ァ ンク シ ョ ン

目次‐2

Page 14: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

パース ト信号 ACP測 定の手順 .....・ ・・・・

RCR-27B規 格に準拠 した PDC測 定 。 ....・ ・

RCR-28規 格に準拠した PHS測 定 .....・ ・・

IS-54規格に準拠 した移動体の NADC測 定 .....

例 10:パ ワー測定ファンクション .....・ ・・・・

パワー測定ファンクションとは ........・ ・

使用するスペクトラム ・アナライザ ・ファンクション .

搬送波パワー測定の手順 .....・ ・・・・・・・

例 11:タ イム 0ゲ ー ト測定

2-61

2-63

2-63

2-64

2-66

2-66

2-66

2-66

2-67

2-67

2-69

2-74

2‐74

2-78

2-78

2-79

2-79

2-85

2-86

2-89

2-92

2-92

2-92

2-92

2-92

2-94

2-95

2-96

3 - 1

4 - 1 7

5‐2

5 - 3

5 - 6

5-7

5‐11

5-27

5-30

5-35

5-38

5-43

タイム ・グーティン

タイム 0ゲ ー トのし

試験のセットアップ

単一 RFパ ルス列の

エ ッジ ・モー ドとレ

ェ ッジ・モー ド

レベル 0モ ー ド

タイム ・ゲー ト測定

グとは .......・ ・ ・・・

くみ .....・ ・・・・・・・

と接続図 .....・ ・・ ・・・

測定手順 .....・ ・・・・・

ベル ●モー ドで トリガする ....

の手順

タイム 0ゲ ー ト測定手順のまとめ

タイム ・ゲー ト0ス ペクトラム測定の 「ルール」

例 12:掃 引遅延で時間 ドメイン測定を行 う ..

例 13:′くルス ドRF測 定

パルスドRFと は

使用するスペクトラム・

パルスドRF測 定の手l瞑

広域バンド・モー ド

アナライザ ・ファンクション

中心周波数、サイ ド・ロープ比、パルス幅

パルス繰 り返 し周波数 (PRF)ピーク ・パルス ●パワーと感度抑圧

ソフトキー ・メニュー

. / = t - . Y Y -

Key Function DescriptionsKey Descriptions

ProgrammingSetup Procedure for Remote OperationCommunication with the SystemInitial Program ConsiderationsProgram TimingData Transfer to ComputerInput and Output BuffersMath FunctionsCreating Screen TitlesGenerating Plots and Prints RemotelyMonitoring System Operation

目次‐3

Page 15: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

6. Programming Command Cross ReferenceFront Panel Key Versus CommandProgramming Command Versus Front Panel Key

HP 8566A and HP 8568A Compatible CommandsMass Memory Module Commands

7. Language ReferenceSyntax Diagram Conventions

Query ResponsesProgramming Commands

ACPACCL Accelerate Adjacent Channel PowerMeasurement

ACPATPHA Adjacent Channel Power AlphaWeighting

Weighting

6‐2

6-16

6-28

6-31

7-2

7 - 3

7 - 8

7 - 9

7 - 1 0

ACPALTCH Adjacent Channel Power Alternatechannels 7-lr

ACPBRPER Adjacent Channel Power Burst Period 7-L2ACPBRWID Adjacent Channel Power Burst Width 7-L3ACPBW Adjacent Channel Power Channel

Bandwidth 7-r4ACPCOMPUTE Adjacent Channel Power Compute 7-15ACPFRQWT Adjacent Channel Power Frequency

ACPGRAPH Adjacent Channel Power GraphACPTOWER Lower Adjacent Channel PowerACPMAX Maximum Adjacent Channel PowerACPMEAS Measure Adjacent Channel PowerACPMETHOD Adjacent Channel Power

Measurement MethodACPMSTATE Adjacent Channel Power Measurement

State

ACPPWRTX Total Power TransmittedACPRSTTS Adjacent Channel Power Measurement

Results .ACPSP Adjacent Channel Power Channel SpacingACPT Adjacent Channel Power T WeightingACPUPPER Upper Adjacent Channel PowerADJATL LO and IF AdjustmentsADJCRT Adjust CRT Alignment .ADJIF Adjust IF .AMB Trace A Minus Trace B

AMBPL Trace A Minus Trace B Plus Display LineAMPCOR Amplitude Correction. . . . . . . .

AMPCORDATA Amplitude Correction Data . .

AMPCORSIZE Amplitude Correction Data Array

Size . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

AMPCORRCL Amplitude Correction Recall

AMPCORSAVE Amplitude Correction Save

ANNOT Annotation On/Otr . .APB Trace A Plus Trace BAT Input Attenuation .

7-16

7‐17

7-18

7-19

7-20

7-22

7-25

7-26

7-27

7-30

7‐31

7‐32

7‐33

7‐34

7-35

7‐36

7-37

7-38

7‐39

7‐41

7-42

7‐43

7-44

7-45

7-46

目次‐4

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AUNITS Absolute Amplitude Units .AUTOCPT Auto CoupledAXB Trace A Exchange Trace BBLANK Blank TraceBML Trace B Minus Display LineCARROFF Carrier Off PowerCARRON Carrier On PowerCF Center FrequencyCHANPWR Channel PowerCHANNEL Channel SelectionCHPWRBW Channel Power Bandwidth .CLRW Clear WriteCNVLOSS Conversion LossCONTS Continuous SweepCOUPLE Input CouplingDETMKBW Occupied Power Bandwidth Within

Delta MarkerDEMOD DemodulationDEMODAGC Demodulation Automatic Gain ControlDEMODT Demodulation Time .DET Detection ModesDL Display LineDLYSWP Delay SweepDONE DoneERR ErrorET Elapsed TimeEXTMXR External Mixer Mode

HNLOCK Harmonic Number LockHNUNTK Unlock Harmonic NumberID Output Identification

FA Start Frequency 7-78FB Stop Frequency 7-79FDIAG Frequency Diagnostics 7-81FDSP Frequency Display Off . 7-82FFT Fast Fourier Transform 7-83FOFFSET Frequency Offset 7-85FREF Frequency Reference 7-87FS Full Span . 7-88FUTBAND Full Band . 7-89GATE Gate 7-9LGATECTT Gate Control 7-92GD Gate Delay 7-93GL Gate Length 7-94GP Gate Polarity . 7-95GRAT Graticule On/Otr 7-96HD Hold 7-97

7-47

7‐48

7-49

7-50

7-51

7-52

7-53

7=54

7-56

7-57

7-58

7-59

7-60

7‐61

7-62

7-63

7-64

7-66

7-67

7-68

7-70

7-71

7-73

7-74

7-76

7-77

7-98

7‐100

7‐101

IDCF Signal ldentincation to Center Frequency . 7‐102

1DFREQ Signal ldentined Frequency . . . . . . 7-1031P Instrument Preset . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7-104

LG Logarithmic Scale 7-107

7-108

日鯵←5

LN Linear Scale

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MBIAS Mixer Bias 7-109MEANPWR Mean Power Measurement 7-111MEAS Measurement Status 7-Ll2MINH Minimum Hold . 7-113MKA Marker Amplitude 7-Ll4MKBW Marker Bandwidth 7-II5MKCF Marker to Center Frequency 7-116MKCHEDGE Marker to Channel Edges . 7-117MKD Marker Delta . 7-118MKDETCHBW Delta Markers to Channel Power

Bandwidth 7-II9MKDR Reciprocal of Marker Delta 7-120MKF Marker Frequency 7-L2IMKFC Frequency Counter . 7-122MKFCR Frequency Counter Resolution 7-L23MKMCF Marker Mean to the Center Frequency 7-125MKMIN Marker to Minimum 7-126MKN Marker NormalMKNOISE Marker NoiMKOFF Marker OffMKPK Peak Search 7-131

MKPT Ⅳ Iarker Threshold . . . . . . . ・ ・ ・ ・ 7-132

ⅣlKPX Peak Excursion . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ 7-134

Ⅳ【KRL Marker to Reference Level . . . . . . ・ 7-136

MKSP Marker Delta to Span . . . . . ・ ・ ・ ・ 7-137

LIKSS Marker to Center Frequency Step― Size . . 7-138

MKT Marker Tinle. . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7-139

MKTRACK Signal Track . . . . . . . . . ・ ・ ・7-140

ML Mixer Level . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7-141

MXMHヽ laximulln Hold . . .. . . . ・ ・ ・ ・ ・ 7-142

MXRMODE Mixer Mode . . . . . .・ ・ ・ ・ ・ 7-143

NORMLIZE Normalize Trace Data. . . . . . . 7-144

NRL Normalized Reference Level. . . . .. ・ ・ 7-146

NRPOS Normalized Iい ference Position . . . .. 7-148

0CCUP Percent Occupied Power Bandwidth . . 7-150

0P Output Display Parameters . . . . . . . . 7-151

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7-127

se . . . . . . . . ・ ・ ・ 7-129

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7-130

PRINT Print . . . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7-157

PSDAC Preselector DAC Number . . . . . ・ ・ 7-159

PSTATE Protect State . . . . . . . . ・ ・ ・ ・ 7-160

PWRBW Power Bandwidth(Full Trace) . ・ ・ ・ 7-161

RB Resolution Bttdwidth. . . . . 。 . ・ ・ ・ ・ 7-162

PLOT Plot Display. . . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・

PLOTORG Display Origins . . . . . . . ・ ・ ・

PLOTSRC Plot Source 。 . . . . . . . . ・ ・ ・

PP Preselector Peak . . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・

RBR Resolution Bandwidth to Span Ratio

RCLOSCAL Reca11 0pen/ShOrt Average

RCLS Ihcall State . . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・

RCLT Recall Trace

RCLTHRU Recall ThruREV Revision Number

7‐152

7-153

7‐154

7‐156

7-164

7-165

7-167

7‐168

7-169

7‐171

目玖卜6

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RL Reference/Range Level 7-172

RLCAL Reference Level Calibration 7-175ROFFSET Amplitude Reference Offset 7-LTTRQS Request Service Conditions 7-L78SAVES Save State 7-180SAVET Save Trace 7-181SER Serial Number 7-182SIGID Signal Identification 7-183SNGTS Single Sweep 7-184SP Frequency Span 7-185SQUELCH Squelch 7-L87SRCATC Source Leveling ControlSRCCRSTK Coarse Tracking AdjustSRCFINTK Fine Tracking AdjustSRCPOFS Source Power OfFset

SRCPSTP Source Power Step 7-195SRCPSWP Source Power Sweep 7-196SRCPWR Source Power 7-197SRCTKPK Source Tracking Peak 7-199SRQ Service Request 7-200SS Center Frequency Step-Size 7-207ST Sweep Time 7-203STB Status Byte Query 7-204STOREOPEN Store Open . 7-205STORESHOR| Store Short 7-207STORETHRU Store Thru 7-209SWPCPL Sweep Couple . 7-2IISWPOUT Sweep Output 7-2L2TDF Trace Data Format 7-214TH Threshold 7-2LoTITTE Title Entry 7-2L7TM Trigger Mode 7-219TRA/TRB Trace Data Input/Output 7-221TRIGPOL Trigger Polarity 7-223TS Take Sweep . 7-224TWNDOW Trace Window . 7-225VAVG Video Average

7-189

7-190

7-192

7-194

7-226

7-227

7-229

7-230

7‐231

VB Video Bandwidth

VBR Video

Ratio

Bandwidth to Resolution Bandwidth

VIEW View Trace

VTL Video Trigger Level

目次‐7

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8. Options and AccessoriesOptionsAccessories Available

g. If You Have a ProblemWhat You'll Find in This ChaPter

Read the WarrantySpectrum Analyzer Problems

Blank DisplayCheck the BasicsHardware Problems .

HP 856298 Test and Adjustment ModuleRunning the Automatic Fault Isolation Routine

HP 85620A Mass MemorY ModuleReplacing the BatterY .Power Requirements

Setting the Line-Voltage Selector SwitchChecking the FusePower Cable

ProceduresTrace AlignmentReference Level CalibrationHP-IB Address SelectionPlotting and Printing DirectlY

Servicing the Spectrum Analyzer YourselfCalling Hewlett-Packard Sales and Service OfficesReturning Your Spectrum Analyzer for Service

Original PackagingOther Packaging

Serial Numbers .Electrostatic Discharge

Reducing Potential forStatic-Safe Accessories

ESD Damage

Error MessagesViewing Multiple MessagesEliminating Error MessagesR£aligning the LO and IF . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・

Error Code Listing . . . . . . . . . ・ ・ ・ ・ 。

索引

8 - 1

8 - 4

9 - 1

9 - 1

9 - 2

9 - 2

9 - 2

9-3

9-4

9-4

9 - 5

9 - 6

9-7

9-7

9-8

9 - 8

9-10

9-10

9-10

9-11

9‐11

9-12

9-13

9-13

9-13

9-15

9-17

9-18

9-19

9-19

9-20

9-20

9-21

9-21

9-22

目蓼←8

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図一覧

1 - 1 .

1 - 2 .

1‐3 .

1 - 4 .

1 - 5 .

1 - 6 .

1 - 7 .

1 - 8 .

1 - 9 .

1-10.

1-11.

1-12.

2 - 1 .

2 - 2 .

2‐3 .

2 - 4 .

2 - 5 .

2 - 6。

2 - 7 .

2 - 8 .

2 - 9 .

2-10。

2-11.

2-12.

2-13.

2-14.

2-15。

2-16.

2-17.

2-18.

2-19.

2-20。

2-21.

2-22.

2-23.

2-24.

2-25.

2‐26.

付属アクセサリ

正しい電源電圧の切 り換え

300 MHz校 正信号の接続

ソフ トキー 0メ ニュー

300MHz中 心周波数

20MHz周 波数スパ ン

オンになったノーマル ・

-10d B mの 基準レベル

基準 レベルにピークをもつ信号

HP 8560Eシ リーズ ・スペクトラム ・アナ ライザの前面パ ネ

ル . . . . . ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

ディスプレイの注釈表示 .....・ ・・・・・・・

裏面パネル ●ファンクション .....・ ・・・・・

信号間隔が lkHZの 場合 .....・ ・・・・・・・

信号間隔が 2kHzの 場合 .....・ ・・・・・・・

帯域幅シェープ・ファクタ ......・ ・・・・・

100kHz帯 域幅の分解能 .....・ ・・・・・・・

300kHz帯 域幅の分解能 .....・ ・・・・・・・

ampcor測 定セットアップ .........・ ・・

振幅変調信号 .....・ ・・・・・・・・・・・

変調率 .....・ ・・・・・・・・・・・・・・

FM偏 移試験のセットアップ .........・ ・

変調指数を求めるためのペッセル ●ファンクション ..

変調周波数を示すマーカ ........・ ・・・・

周波数変調信号 .....・ ・・・・・・・・・・

搬送波がヌルのFM信 号 .....・ ・・・・・・

第 1側波帯がヌルの FM信 号

入力信号 と高調波

1 - 9

1-10

1-11

1-12

1-14

1‐16

2 - 3

2-3

2-4

2-5

2-5

2 - 6

2-11

2-11

2‐12

2-13

2-14

2-15

2-15

2-16

2-18

を基準 レベルに合わせる 2-18

(マーカ ●スレショル ドを

マ ー カ

最大確度を得るため信号ピーク

dBcで 測定された高調波ひずみ-70dBに 設定)

ひずみと高調波振幅の比率

lMHzス バンで表示された入力信号

dBcで 表示された第 2高 調波

三次相互変調試験のセットアップ

スペクトラム ・アナライザの画面中央に設定された信号

基準レベルに設定された信号ピーク

dBcで 測定された相互変調ひずみ

タイ トルが付いたディスプレイ

A Mお よび FM復 調試験のセットア ップ

2-27.FMパ ン ド

2-19

2-20

2‐21

2-22

2‐24

2-26

2‐26

2‐27

2-28

2-30

2-31

2-32

日次‐9

2-28.マ ーカを所定の信号に設定して復調する

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2-29。

2-30。

2-31.

2-32.

2-33.

2-34.

2-35.

2-36。

2-37.

2-38.

2-39.

2-40.

2‐41.

2-42.

2-43.

2-44.

2-45.

2-46。

2‐47.

2-48.

2-49.

2-50.

2-51.

2-52.

2-58。

2-59.

2-60.

2-61.

2-62.

2-63.

2-64.

2-65.

2-66.

2-67.

2-68.

2-69。

2-70。

スペクトラム 0アナライザ と トラッキング・ジェネレータ測

定システムのプロック図 .....・ ・・・ ・・ 2-33

伝送測定試験のセットアップ .........・ ・ 2-34

トラッキング●ジェネレータの出カパワー . .. . ..

測定条件にしたがつたスペクトラム・アナライザ設定の調整

分解能帯域幅を狭めて感度を上げる

手動 トラッキング調整で トラッキング・エラーを補償 。

校正ルーチンのプロンプト表示 .....・ ・・・・

トレースBに 表示されたスルー●トレース .....

ノーマライズされたトレース ........・ ・・

デルタ・マーカでリジェクション・レンジを測定 ...

アナライザ設定を変えずにNttWAII園 コ則麟で トレースを

調整 .....・ ・・・・・・・・・・・ ・。 2-41

RANGE LVLを 使ってダイナ ミック測定 レンジを拡大 。 2-41

プリアンプのノーマライズされた周波数 レスボンス ●トレー

ス . . . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2-42

NORMl■EF LV理はトレース・ファンクション . . . 。 2-43

RANGEILVLIでアナライサ設定を調整 して圧縮のない測定を

行 う 2-43

外部 ミキサのセットアッス パイアスなし(a)、パイアスあ

り(b)。 .・ ・・・・・・・・・・・・・・・

希望のバンドを選択する 。....・ ・・・・・・・

変換損失のストアと補正 .....・ ・・・・・・・

Uバ ンドの50GHz信 号によつて生成された信号レスポンス

無効信号のレスポンス

有効信号のレスポンス

2-35

2-35

2‐36

2-37

2‐38

2‐38

2-39

2-40

イメージ信号に対して実行されたoIC

真の信号に対して実行された|,1■11'

隣接チャネル・パワー測定試験のセッ

I D A T M K l , .

AT MKRI. . .

トア ップ .. .

2-49

2-50

2-50

2‐53

2‐53

2-55

2-55

2-68

2-68

2-69

2-70

2‐71

2‐72

2-74

2-75

2-77

2-77

2-78

2-53.隣 接チャネル 0パ ワーのパラメータ

2-54.隣 接チャネル ●パワー測定結果 .....・ ・・・・

2-55.ACPの グラフ表示 .....・ ・・・・・・・ ・・

2-56.ゲ ー ト法のための トリガ構成 (オブション001を 使用 しない

場合)。 ...・ ・・・・・・・・・・・・・。 2-65

2-57.ゲ ー ト法のための トリガ構成 (オブション001を 使用する場

合) 2-65

簡単なディジタル移動無線信号の時間領域表示 ....

合成された無線信号の周波数 .....・ ・・・・・

信号#1のタイム・ゲート・

信号#2のタイム・ゲート・

タイム・ゲート機能のスペク

スペ ク トラム

スペク トラム . . . . . .

トラム 0ア ナライザのプロック

図 .. . . .・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

ゲーティング時の信号のタイ ミング関係

タイム・ゲー トにより信号 1を 見る

タイム・ゲー トにより信号 2を 見る

タイム 0ゲ ー ト・スペク トラム測定実行のための接続図

接続図の例 .....・ ・・・・・・・・・・・・

ゲーティングを行わないときの信号の周波数スペク トラム

t 2 e 7 = - / . f , { 7 / v 4

目鯵←10

スペクトラム0ア ナライザ 0デ ィスプレイ

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2-71.

2‐72.

2-73.

2-74.

2-75。

2-76.

2-77.

2-78.

2-79.

2-80。

2-81.

2-821

2-83.

2-84.

2-85。

2-86.

4 - 1 .

4-2.

4 - 3 .

4 - 4 .

4 - 5 .

5 - 1 .

5 - 2 .

5 - 3 .

5 - 4 .

ポジティプ・トリガとネガティプ・トリガ

時間領域パラメータ

ゲー トの位置決め 。 ....・ ・・・・ ・・・・・

ゲー トの最良位置 。 ....・ ・・・・ ・・ ・・・

パルス間測定のセットアップ時間 .....・ ・・・

分解能帯域幅フィルタのチャージアップ効果 .....

ゲー トの位置を決めるパラメータ .........

パルス ドRF信 号の時間領域表示 .....・ ・・・

掃引遅延なしのゼロ・スバ ン0デ ィスプレイ .....

掃引遅延をかけたゼロ・スバ ン・ディスプレイ ....

メイン・ロープとサイ ド・

実線として表示された トレ

メイン0ロープの中心にあ

サイ ド0ロープ比を示すマ

ロープ― ス . . . . . . . . ● ●

る中心周波数 ......― 力 . . . . . . . .・ ・

79

80

8.

8‐

82

83

86

89

90

90

93

93

2.94

2.94

2〕95

2.96

4.26

4¨29

4.48

4.

70

4.84

 

5.2

5.8

5.9

2.

2.

2.

2.

2.

2.

2.

2.

2.

2.

2.

2.

パルス幅を示すマーカ

パルス繰 り返し周波数の測定 .....・ ・・・・・

Channel Bandwidth Parameters . . . . . . . .

ACP Graph Display . .. ..... . ・ ・・ ・

CRT Alignlnent Pattern. . . . . . . . . ・ ・ ・

Tracking Error . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

PEAK EXCURSN deflnes the peaks on a trace. .

HP 8560E connected to an HP 9000 Series 300

computer. . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

Invalid Trace lnformation . . . . . . . ・ ・ ・ ・

Updated Trace lnformation . . . . . . . ・ ・ ・

Update trace with irS before executing marker

colnlnands. . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5-10

5-5. Data Transferred in TDF M Format 5-195-6. Buffer Summary 5-295-7. Display Units 5-345-8. Screen Titles Appear in the Upper-Right Corner of

the GraticulePl and P2 CoordinatesCommand Syntax FigureNumeric Value Query ResponseBinary State Query ResponseCRT Alignment Pattern .MKPX Determines Which Signals are Considered

PeaksVoltage Selection Switch and Line Fuse LocationsAC Power Cables AvailableCRT Adjustment PatternShipping Container and Cushioning MaterialsSerial Number Label ExampleExample of a Static-Safe Workstation

5 - 9 .

7 - 1 .

7 - 2 .

7 - 3 .

7 - 4 .

7 - 5。

5-35

5-38

7 - 2

7-3

7 - 3

7-34

7‐134

9‐7

9‐9

9-10

9-14

9‐17

9‐18

9.

9.

9.

9.

9.

9〕

目次‐11

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表一覧

1 - 1 .

1 - 2 .

2 - 1 .

2 - 2 .

2 - 3 .

2 - 4 .

2 - 5。

2 - 6 .

2‐7 .

2 - 8 .

2 - 9 .

4 - 1 .

4 - 2 .

4‐3 .

4 - 4 .

4 - 5 .

4 - 6 .

4 - 7 .

4 - 8 .

5 - 1 .

5‐2 .

5 - 3 .

5 - 4 .

6 - 1 .

6 - 2 .

6 - 3 .

7 - 1 .

7 - 2 .

7 - 3 .

スペクトラム ・アナライザ

前面パネル ・コネクタのデ

の動作 レンジ ......―夕 ........・ ・

1- 1

1 - 1 3

2 - 1 3

2‐1 3

4-45

4-52

5-26

5-39

5-45

6-2

6-17

6‐31

7‐4

7‐5

7‐98

7-104

搬送波ヌルと変調指数

側波帯ヌルと変調指数

外部 ミキサの周波数 レンジ .........・ ・。 2-46

隣接チャネル 0パ ワー測定フォーマ ットおよびパラメータ 2-61

機器の接続 .....・ ・・・・・・・・・・・・ 2-74

パルス ドRF信 号を見 るときの スペク トラム ・アナライザ

の設定法 .....・ ・・・・・・・・・・・ 2‐ 86

既知のパルス幅 (7)お よびゼロ信号遅延に関する初期設定

例 (推奨)....・ ・・・・・ ・・・・・ ・・ 2-87

既知のパルス繰 り返 し間隔 (PRI)ま たはパルス繰 り返 し周

波数 (PRF)に 対する推奨掃引時間 .....・ ・ 2-87

タイム 0ゲ ー ト測定で問題が生 じたときの解決法 ... 2-88

Fundamental Functions . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ 4‐ 2

1nstrument State Functions . . . . . . . ・ ・ ・ 4-4

Marker Functions . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4-12

Control Functions . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。 4‐ 14

Flatness Points and Conversion Losses for ExternalMixing Bands

Iヽixing Harlnonics for Unpreselected External L〔i対ng

lnstrurnent State after PRESET IS Executed . . .

Units for Returned Data . . . . . . . ・ ・ ・ ・

HP―IB Translnission Sequence for DifFerent

Trace―Data Formtts(TDF)。 .… 。・・・・

ScJling Points for Various Plotters . . . . . . .

Status Register . . . . . . . . ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

Front Panel Key Versus CommandProgramming Command Functional IndexMass Memory Module CommandsSyntax ElementsCharacters and Secondary Keywords (Reserved

Words) .ACP Methods Versus Results (with 0 Alternate

Channels)Alternate ChannelsUnpreselected External-Mixer Frequency BandsFrequency Bands and the Corresponding LO

Harmonic For Unpreselected Mixers

目りζ‐12

HP 8560 E― Series Preset States. . . . . . ・ ・ ・

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7-8. Frequency Ranges and Minimum Reference Level(0 dB Input Attenuation)

7 - 9 .

7-10。

9 - 1 .

9 - 2 .

9‐3 .

9 - 4 .

Status RegisterSpecial Printing CharactersProblems and Possible CausesOperating Power RequirementsHewlett-Packard Sales and Service OfficesStatic-Safe Accessories

7-173

7-178

7-218

9-3

9 - 7

9-16

9‐19

目次‐13

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■―

クィック 0スター ト・ガイド

本章の内容 ・ 受け入れ検査

■スペクトラム0アナライザに初めて電源を入れるには

■基本測定の実施

■基準レベル校正の設定

■前面パネルの概要

■裏面パネルの概要

新 しいスペク トラム ・アナライザの紹介

表 1‐1.スペク トラム ・アナライザの動作 レンジ

スペク トラム

アナライザ

振幅 レンジ 周波数 レンジ

HP 8560E

HP 8561E

HP 8562E

HP 8563E

HP 8564E

HP 8565E

-145 dBm― +30 dBm

-145 dBm~ +30 dBm

-148 dBm~ +30 dBm

-148 dBm― +30 dBm

-147 dBm~ +30 dBm

-147 dBm~ +30 dBm

30 Hz~ 2.9 GⅡz

30 Hz~ 6.5 GHz

30 Ⅱz~ 13.2 GHz

9 kHz~ 26.5 GHz

30 Hz~ 26.5 GⅡz

(オブション 006使用)

9 kHz~ 40 GHz

30 Hz~ 40 GHz

(オプション 006使 用)

9 kHz~ 50 GⅡ z

30 Hz~ 50 GHz

(オプション 006使用)

クィック ・スター ト・ガイ ド 1‐1

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受け入れ検査 製品を受け取つたら出荷容器を検査します。容器と緩衝材は保管しておいてく

ださい。容器または緩衝材が破損している場合は、内容物が完全かどうか、ま

たアナライザが機械的、電気的に正しく機能するかを確認してください。

内容物が不完全か、あるいはアナライザが校正ガイ ドの確認テストに合格しな

かった場合には、最寄 りの当社営業所または購入した会社IC連絡してくださ

い。また、運送業者には破損した容器または緩衝材を提示してください。速や

かに修理またはお取 り替えをいたします。

付属アクセサリのパーツ番号

項 目 HPパ ーツ番号

フロン ト0カ バー

マス 0メ モ リ・モ ジュール

BNCケ ープル、23 cm

4mm 6角 棒 レンチ

電源ケープル

ヒューズ 5A、 250V(ヒ ューズ ・ホルダ付 き)

アダプタ、N型 (m)一 SMA(f)(HP 8563Eの み)

アダプタ、N型 (m)一 BNC(f)

(オブション 026に は含まれません)

(オブション 002に は 2個 )

アダブタ、 SMA(m)一 BNC(f)

(オブション 026、 HP 8564Eま たは HP 8565Eの み)

アダプタ、APC-3.5(f)一 APC-3.5(f)

(オブション 026の み)

アダプタ、K(f)-2.4mm(f)

(HP 8564Eま たは HP 8565Eの み)

アダプタ、2.4mm(f)-2.4mm(f)

(HP 8564Eま たは HP 8565Eの み)

終端、50 Ω SMA(m)

5063-0274

HP 85620A

HP 10502A

8710-1755

図 9-2を参照

2110-0709

1250-1250

1250-0780

1250-1200

5061-5311

1250-2187

1250-2188

1810-0118

指定のレンジ外でアダブタやケープルを使用すると、パワー ・ホールが生 します。

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'ADAPTER

| |

MASS MEMORY MODULE

「RONT PANEL COVER

図 1‐1。付属アクセサリ

*HP部 品番号については図 9-2を参照してください。

50 0HM TERMINAT10N

HEX WRENCH

クィック ・スター ト・ガイ ド 1‐3

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スペク トラム ・アナ ライザ に初 めて電源 を入れ るには

スペクトラム0アナライザは、AC電 源に接続するだけでその他の設置作業は

必要あ りません。スペクトラム ・アナライザを HPシ ステム Hキ ャビネ ット

または標準 19イ ンチ (486.2mm)装 備ラックにインス トールする場合は、

オプション908お よびオプション909ラ ックマウント・キットに付属の説明

書をお読み ください。

注意 電源電圧が適正で、アナライザの裏面パネルにある電源電圧セレクタ・スイッ

チが正しい電圧に設定され、適切なヒューズがインストールされていることを

確認するまで、アナライザをAC電 源に接続しないでください。これらの確認

を怠ると、機器の損傷につながるおそれがあります。

注意 本器をキャビネットにインストールする際には、本器の通気性が損なわれない

ようにしてください。周囲温度 (キャピネットの外)は、キャビネット内の消

費電力 100ワ ット当たり4°C、本器の最大動作温度より低 くなければなりま

せん。キャピネット内の総消費電力が800ワ ットを超える場合は、強制的に通

気を行わなければなりません。

図 1‐2.正 しい電源電圧の切り換え

クィック ・スター ト

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L!NEを押 してアナライザをオンにします。

アナライザは約 30秒 で一連のセルフテス トおよび調整ルーチンを実行 しま

す。完了すると、画面にアナライザのモデル番号 とファームウエアの日付

(例えば、890802は 1989年 8月 2日 )が 表示されます。サービスのため

当社に問い合わせを行 う必要のある場合や、アナライザに関する質問があ

る場合、ファームウエアの日付があればより正確な情報が得 られます。

アナライザを 5分 間 ウォームア ップさせます。校正ガイ ドのウォームア ッ

プ仕様を参照して ください。

4。本章にある基準レベル校正の調整は、仕様を確認する前に実行しておいて

ください。

5。 トレース調整を行つてデイスプレイ位置を最適化します。

6.リ モー ト操作の場合、HP‐IBア ドレスを変更する必要があります。

3.

クィック ・スター ト・ガイ ド 1‐5

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基本測定 基本測定では、スペクトラム・アナライザを同調して 1つ の信号を画面に表示

し、次にマーカでその信号の周波数と振幅を測定します。入力信号は4つ の簡

単なステップで測定できます。

1.中心周波数を設定します。

2.周 波数スバンを設定します。

3.マ ーカをオンにします。

4.振 幅を設定します。

例として、前面パネルの300 MHzの 校正信号を測定します。まず、スペクト

ラム・アナライザに電源を入れます (確度を最大にするため、アナライザの電

源をオンにした直後であれば、5分間ウォームアップさせてください).

ol152e

図 1‐3.300 MHz校 正信号の接続

短いケープルでアナライザの CAL OUTPUTコ ネクタとINPUT 50 Ωコネ

クタ (どちらもスペクトラム ・アナライザの前面パネルにあります)を接続し

ます。その後、以下のステップに移ってください。

SPECTRUM ANALYZER

C1000o●oさo8== =

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1。中心周波数を設定 します。

ao FREQUENCYを 押 します。 これで 中心 周 波 数 フ ァ ン ク シ ョンが起 動

し、ディスプレイの左側のアクティブ ・ファンクション・プロックに

CENTERと 表示されます (図 1‐5を 参照)。また別の周波数ファンクショ

ンのメニューも呼び出されます。図 1-4を参照 して ください。

これらのフアンクションはソフ トキーと呼ばれ、本書では網がかかつた

形で表されます (例 CENTER F弱 雖)。前面パネル ●キーを押す と、ほ

とんどの場合 ソフトキー 0フ ァンクション 0メ ニューが表示 されます。

SOFTKEYS

|注記

図 1‐4.ソ フ トキー ・メニュー

b。中心周波数を 300MHzに 設定するには、前面パネルの DATAセ クショ

ンにあるキーを用いて 300MHzと 入力します。 これらのデータ ・キー

を使用すると、アクティブ ・フアンクション (この場合、中心周波数)

の正確な数値を選択することができます。ステップ ・キーとノプを使っ

てもファンクションの値を指定できます。

単位のないデータ値を入力するときには、データ入力の終わりで ENTERを 押

してください。〔ENttER】はスペクトラム0アナライザの前面パネルの右下にあ

ります。このキーにはまた、〔HzノμVノμS〕とラベル表示されています。

nTTEN 10dBRL OdBm 10d B′

Iml.IT w ‐ '`l:■ '1

CENTER 300 0MHz SPnN 800 0MHzRB■ 1 0MHz υ B‖ 1 0MHz S■ P 50ms

図 1‐5.300MHz中 心周波数

クィック ・スター ト・ガイド 1‐7

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周波数スパ ンを設定 します。

a.ξ日黒Pを置薫

まォ|[jL111[`FメニメJ『J`J′J」夕■gF[とを示します。

b.周 波数スパンを狭 くする (例えば20MHzに する)に は、データ。キー

パッド上で 20MHzを 押すか、または0キーを使ってその値まで下げ

てください (データ・キー同様、ステップ・キーもアクティプ・フアン

クションの数値の変更に使用できます)。

この結果のデイスプレイを図 1-6に示します。分解能 とビデオ帯域幅が

周波数スパンに連動していることに注意してください。これらはスバン

に合った値に自動的に調整されます。掃引時間も連動します。

Co SWEEPを 押 す と、 ノ フ トキ ー が 表 示 され ま す 。

このソフトキーで、掃引時間の自動連動または手動制御が設定できま

すllttF尻兎浮̀ 翻誕)Tι)じ誉3■鳥留f下線が付いたときには、掃引時間が自動的に連動 します。

CENTER 300 00MHz SPnN 20 00MH=RB‖ 300kHz υ B‖ 300kHz SNP 50ms

図 1‐6.20MHz周 波数スバ ン

nTTEN 10dB

1‐8 ク ィック ・スター ト・ガイ ド

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3.マ ーカをオンにします。

a。前面パネルの MARKERセ クションにある MKRを 押 します。 これで

ノーマル 0マ ーカがオンとな り、 ト レースの中心 (この場合、信号の

ビークまたはその近傍)に 来ます。

マーカは周波数 と振幅の両方を読み取 り、それらの値をアクティプ ・

ファンクション・プロックに表示します。この場合、図 1-7に 示すよう

にマーカは 300.00MHzと -10.00dBmを 読み取 ります。

b.マ ー カが 信 号 の ピー ク上 に な い場 合 、 PEAK SEARCHを 押 す か 、 ま た は

ノプを回してマーカを手で動かし、マーカを一番高いポイントに置くこ

とができます。

RTTEN 10dB MKR -10 00dBmRL OdBm 10dB′ 300 00MHz

CENTER 300 00mH2 SPnN 20 00MHzRB関 300kHz υ B' 300kHz S"P 50ms

図 1‐7。オンになった ノーマル ・マーカ

1

クィック 0ス ター ト・ガイド 1‐9

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4. 振幅を設定 します。

a.通 常、信号 ピークを基準 レベルに設定すると、最大の測定確度が得 られ

ます。信号ピークを基準レベルに合わせるには (図 1-8)、〔AMPttTUDE〕

を押 し、次に-10dBmを キーで入力するか、あるいはステップ ・キー

かノプを使つて設定します。

信号 ピークを一番上の目盛 りlCある基準 レベルに合わせる際の微調整

は、ノプを使用すれば最 も簡単に行たます。

b。マーカがアクテイプになっているので、 MKR→ キ~に ある

犠 甫;Uitこと廣警‰とマーカ振幅値を等しい値に設定します。

CENTER 300 00MH2 SPRN 20 00MHZRB閃 300kHz υ B‖ 300kH2 SNP 50ms

図 108. - 1 0 d B mの基準レベル

nTTEヽ 10dBRL -10 0dBm

MKR -10 00dBm300 00MHz

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基準レベルの校正 通常、周囲温度に 10Cを 超える変化がない限り、基準レベルを再校正する必

要はありません。スペクトラム・アナライザは絶えず IF誤 差をモニタし、IF

誤差があればそれを減少させているので、基準レベルを校正する必要はほとん

どありません。

基準レベル校正ファンクションRE尊 二VL ADJに より、アナライザの内部ゲイ

ンを調整することができます。校正器信号が入力に接続されたとき、校正器振

幅に等しい基準レベルを選択すると、信号が画面最上部に表示されます。

1.MKRを 押し、次にMARKER鉗 OF鷹を押してマーカをオフにします。

2〔亜コを押しま『暮ξぷチ算チタ」i勇轟轟桑義三高昏『腐ξ=rl、こf翼

の振幅を校正できます。

3.REFILVL A'IIを 押 してこのファンクションをオンにします。

4.ス ペク トラム 0ア ナライザを校正す るには、前面パネルのノプを回し、

図 1-9に示すように信号のビークを基準 レベルに合わせます。アクティプ・

ファンクション・プロックに現れる数字を確認 して ください (この例では

5)。この数字の範囲は-528~ +528(今 までの測定器では-33~ +33)で

す。この数字は相対値で、スペク トラム ・アナライザを校正するために必

要な振幅補正を示 します。通常 0前 後の値 とな ります。

振幅がレンジの上限か下限にある場合、または振幅をレンジ内の値に調整

できない場合は、校正ガイ ドを参照 して ください。

5。値をストアするには、STORE l=FttWIソフトキーを押します。データ・

キーを使つて値を入力またはストアするときは、入力の最後でアナライザ

の 右 下 に あ る ENTERキ ー を押 して くだ さ い。

nTTEN 10dBRL -10 0dBm 10d B′

_Eυ L C

17甲ロ 1町 暉IWl「TTr

CENTER 300 00MH2 SPAN 20 00MHzRB■ 300kH2 υ B■ 300kH2 SNP 50ms

図 1‐9.基準 レベルにビークをもつ信号

クィック ・スター ト・ガイ ド 1‐11

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前面パネルの概要

口 日

ロ ロ

3.

。,11●

図 1‐10.HP 8560Eシ リーズ ・スペク トラム 0ア ナライザの前面パネル

1.FREQUENCY,SPAN,AMPLITUDEは 、ほとんどの測定において基

本 となるファンクションです。HOLDキ ーを押す と、アクテイプ ・フアン

クションがホール ドされ、フアンクション ・キーを再度押すまで現在の値

が維持されます。

2.INSTRUMENT STATEフ ァンクションの設定は 1つ のフアンクション

のステー トだけでなくスペク トラム ・アナライザ全体のステー トに影響 し

ます。

MARKERフ ァンクションは、スペクトラム・アナライザの トレースの周

波数と振幅を読み取 り、相対測定を行い、 ト レース上で振幅が最大の信号

を自動的に見つけ、さらに信号を自動的にトラッキングするようアナライ

ザを同調します。

CONTROLフ ァンクションは、分解能、ビデオ帯域幅、掃引時間、ディス

プレイ、およびスペクトラム・アナライザの測定機能を制御するその他の

ファンクションを調整します。

DATAキ ー、STEPキ ー、ノプは、アクティブ 0フ ァンクションの数値を

変えるときに使用します。データ・キーは正確な値を入力したり、ある値

から別の値に素早く変更するときに使用します。ステップ・キーは、あら

かじめ決めた増分単位で、あるいはファンクションによつてはユーザー選

択による増分単位で値を変えるときに使用します。ノプを使用すると、ほ

とんどの数値を徹調整することができます。

6.前 面パネル ・コネクタには、RF入 力、アクティプ ・プロープ ・パワー、

300MHz校 正信号、310.7MHzIF入 力、lst LO出 力があ ります。 これ

らのコネクタの簡単な仕様を表 1‐2に 示 します。IF入 力は HP 8560Eオ

プション 002で は使用できません。音量ノプは内蔵スピーカの音量を調節

するときに使用 します。LINEボ タンでスペク トラム ・アナライザの電源

をオン/オフします。

4.

5.

1・12 ク ィッタ スター ト・ガイド

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注意 INPUT 50Ω への最大入カレベルは、最小入力減衰量10dBで +30dBmで す。

IP∂ 56θtt FP θ561Eま たは IP θ5δ2Eの 場合:AC結 合の場合、RF

入力への最大 DC電 圧は±50Vで す。DC結 合にすると、最大 DC電 圧は

■0.2Vに なります。電源投入時のデフォル ト・モー ドはAC結 合です。アナラ

イザを AC結 合にしておくのが最大の入力保護ICなります。最大安全入カレベ

ルを超えると、入カアッテネータおよび入カ ミキサを損傷す ることがあ ります。

IP θ5δθtt IP θη tt IP θ5δ5Eの場合:RF入 力への最大DC電 圧は

±0。2Vで す。この電圧を超えると、入カアッテネータおよび入カミキサを損

傷することがあります。オブション006を装備すると周波数レンジを30Hzま

で下げることができ、DC電 圧による損傷が生じにくくなります。

表 1‐2.前面パネル ・コネクタのデータ

コネクタ 周波数レンジ 振幅/電圧 リミット

INPUT 50 Ω

PROBE POWER

CAL OUTPUT

IF INPUT■

(外部 ミキサ用)

lST LO

OUTPUT

RF OUT 50 Ω 十

(トラッキング・ジェネレータ出力)

HP 8560E:

30 Hz-2.9 GHz(DC結合)loO kHz-2.9 GHz(AC結合)

HP 8561E:

30 Hz-6.5 GHz(DC結 合)100 kHヶ6.5 GHz(AC結 合)

HP 8563E:

9 k H z - 2 6 . 5 G H z ( D C結合)30 H z - 2 6 . 5 G H z (オプシヨン006 )

HP 8564E:

9 kHz-40 GHz(DC結 合)30 Hz-40 GHz(オ プシヨン006)

HP 8565E:

9 kHz-50 GHz(DC結 合)30 Hz-50 GHz(オ プシヨン006)

300 MHz

310.7 MHz

3.00 GHz-6.81 GHz

300 kHz-2.9 GHz

+30 dBm Max

■0.2 V dc Max(DC結 合)■50 V dc Max(AC結 合)

+30 dBm Max

±0.2 V dc Max(DC結 合)±50 V dc Max(AC結 合)

+30 dBm Max

■0.2 V dc Max(DC結 合)

+30 dBm Max

±0.2 V dc Max(DC結 合)

+30 dBm Max

■0.2 V dc Max(DC結 合)

+15V,-12.6V

(150 mA max)

-10 dBm

o V dc Max

+16.5 dBm± 2.O dB

+14.5 dBm± 3.O dB‡

- 1 0 d B mか ら+ l d B m

*HP 8560Eオ プション002で は使用できません。

I HP 8560Eオ ブション002で のみ使用できます。

t HP 8560Eオ ブション002の LO出 力です。

クィック ・スター ト・ガイ ド 1‐13

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ディスプレイの注釈表示

プ¨ MARKER

NORMAL

MARK[RDELTA

MARKER:/DELTA

S:G TRKON OFF

MARK[RSOFF

01SE

OFF一

KRN

ON

図 1・11.ディスプレイの注釈表示

1.ビ デオ ・アペレージの回数

2.1目 盛 りあた りのログまたはリニア振幅スケール

3.マ ーカ位置の振幅 と周波数

4.タ イ トル ●エ リア

5.デ ータ無効インジケータ。フル掃引が完了す る前にアナライザの設定値を

変更した場合に表示されます。

6。メニュー ・タイ トル とソフ トキー 0メ ニュー

7.エ ラーメッセージ・エ リア

8.周 波数スバンまたはス トップ周波数

9.掃 引時間

10。掃引時間、分解能帯域幅、 ビデオ帯域幅、または入力減衰量などのアン

カップル ド●ファンクションのインジケータ

11.ビ デオ帯域幅

12.分 解能帯域幅

13。中心周波数またはスター ト周波数

¨S

ガ昌冒`TE:°1占」50「

,こw 300kHz ‐2

η\

.〔

1‐14 ク ィック ・スター ト・ガイド

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14.ア クティブな特殊ファンクション:以 下の文字が目盛 りに沿つて垂直に表

示されます。 この情報は、 DiSPLAYを 押 してから■NNOT HELP,を 押すこ

とで も得られます。

A =IF調 整が OFF

C =DC結 合を選択 (HP 8563E,HP 8564E,HP 8565Eは 常に DC

結合。AC結 合は、HP 8560Eま たは HP 8561Eス ペク トラム ・ア

ナライザの場合のみ。HP 8560E,HP 8561Eま たは HP 8562Eの

デフォル ト設定は AC結 合)D =デ ィテクタ ・モー ドをサンプル、ネガティブ ・ピーク、またはポジ

ティプ ・ピークに設定

E =特 殊掃引時間式を使用 (トラッキング 0ジ ェネレータ 。メニューを

参照)F =周 波数オフセットが OHZ未 満または OHzよ り大

G =内 部 トラッキング ・ジェネレータが ON

K =信 号 トラックが ON

M=ト レース演算が ON

N =ノ ーマライズが ON

R =基 準 レベル ●オフセットが OdB未 満または OdBよ り大

S =単 掃引モー ド

T =ト リガ ・モー ドをライン、 ビデオ、または外部に設定

W=振 幅補正 (ampcOr)が ォン

X =10MHz基 準が外部

+ =外 部 ミキサ ・パイアスが OmAよ り大― =外 部 ミキサ ・パイアスが OmA未 満

15。アクティプ ・フアンクション・エリア

16.メ ッセージ ・エ リア (例えば、MEAS UNCAL,PEAKING,Snmplingな ど

のメッセージがここに表示されます。)

17.マ ーカ ●インジケータ

18。ノーマライズ ・モー ド時の基準 レベルの位置を示すインジケータ

19.基 準 レベル

20。入カアッテネータ値 (内部 ミキシング)ま たは変換損失 (外部 ミキシング)

クィック ・スター ト・ガイ ド 1‐15

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裏面パネルの概要

注意

図 1‐12.裏面パネル ・ファンクシ ョン

本器への損傷を防 ぐため、電圧セレクタは必ず使用する電源電圧出力に合 つた

値に設定 して ください。

J4VIDE0 0UTPUTは 、ディスプレイ上の トレースの垂直偏向に比例

する検出ビデオ信号を出力します。出カレンジは50Ω終端時 0~lVで 、

ディスプレイが 10dB/diVま たはLINEARモ ー ドのときに使用できま

す。分解能帯域幅の設定値が 300Hzよ り小さい場合、DCオ フセットの

かかった4.8kHzの IF信 号が J4か ら出力されます。

Jl EARPHONEは 4Ωインピーダンスのイヤホン0ジ ャックです。2.

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4.

3.J5EXT/GATE THG INPUTは 、外部 トリガまたはゲーテッド・ビ

デオの トリガとして TTL信 号を受信 します。入力信号 レンジは 0~5V

麗2禁規ミ朦象ゝ」ツ酪都霧‐肥鱈Bでかか ります。

グーテッド・ビデオ ・トリガの場合、本器の掃引 トリ

ガは の 設定によって決ま ります。

が EDGEに 設定 されている場合、

の設定に従って トリガ入力信号の立上が リエ ッジま

たは立下が リエ ッジでゲー ト遅延が開始します。●ATE CTL EDGEILVL

が レベル (LVL)に 設定 されて い る場合 は、 LVL POL POS NEG:の 設定

に従って TTL信 号のハイ ・レベルまたはロー ・レベルでゲー トがォープ

ンします。 swEEPを 押す と、ゲー ト0コ ントロール 0フ ァンクションが

表示できます。

J6BLKG/GATE OUTPUTは プランキング出力かゲー ト出力のいずれ

かの信号を出力します。

プランキング出力は 0~5Vの (TTL)信 号で、スペク トラム ・アナライ

ザの掃引中はロー(OV)に なります。出力は再 トレース中に測定器がマル

チバ ンド掃引のバ ンドの間にあるときハイ (5V)に な ります。 この出力は

ノンディジタル ・プロッタでプロットを行 うときのベン・リフ ト用に使用

して ください。また、測定器を同期させるときにも使用できます。

ゲー ト出力信号は、ゲー トがエッジ・トリガ 0モ ー ドのときにゲー トのス

テータスを示す TTL信 号です。TTL信 号がハイのときはゲー トがオン、

TTL信 号がローのときはゲー トがオフであることを示 します。グー ト出

力をレベル ●モー ドで使用することはで きません。

J2HPttIBは ヒューレット●パ ッカー ド・インタフェース ・パス ・コネク

タです。

J30PT10N MODULEに は HP 85620Aマ ス ●メモ リ・モジュールや

HP 85629Bテ ス ト&ア ジャス トメント●モジュールなどのオブション0

モジュールを接続 します。

X POSN,Y POSN,TRACE ALIGNは 、特殊な CRT′ くターンを

[こ :FF:L〔 Jゝ■ ′ ;弾 λミ 、

ξ孵

『install試lon and verincation manual』 を参照 して ください。

Jll ALC EXT INPUTは 外部 レベ リング入力信号、または局部発振器

を同調する掃引ランプ信号に対応するオルタネー ト掃引出力信号を出力し

ます。

HP 8560Eオ ブション 002の 場合 (オプション002は 内蔵 トラッキン

グ 0ジ ェネレータ)、Jllは 外部 レベ リング入力信号を出力します。オブ

ション005の 場合、Jllは 局部発振器を同調する掃引ランプ信号に対応す

る0~10Vラ ンプ信号を出力します (J8が 出力するのと同じ局部発振器

の掃引ランプ信号)。

VOLTAGE SELECTORス イッチでスペク トラム ・アナライザの電源を

選択 します (115Vま たは 230V)。

5.

6.

け‘

8.

クィック ・スター ト・ガイド 1‐17

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12.

10。J102ND IF OUTは オプション001の 310.7MHzIF出 力です。

J910 MHZ REFIN/OUTは 10MHZ、 最小 OdBmの タイムベース基

準信号を出力します。 このコネクタは外部基準を使用するときは入力に切

4督1を理真事L雀1〒Ш 電遺量塾撃撻曇子1髪髪壺秦糧塾弔露重を押 します。

J8LO SWPIFAV OUTPUTは コネクタ」8で 、局部発振器を同調する

ランプ信号に対応する0~10Vラ ンプ信号 と、同調周波数の掃引 DC出 力

0。5V/GHz(HP 8564Eお よび HP 8565Eの 場合 0.25V/GHz)の 2種

雪7写:菖裳嚢しじιlil塁量撃す?子「こ墨垂墨3,こ釜̀垂轟垂まを押 したときに表示されるソフ トキーを用いて出力を選択 します。

周波数 レンジが 26GHzを 超える場合、0.25V/GHz出 力が必要です。

HP 85640A、 HP 85644A、 または HP 85645Aな どの外部 トラッキン

グ ・ジェネレータには 0.5V/GHz出 力が必要です。 プリセレタ内蔵の

外部 ミキサを使用する場合、0.5V/GHz出 力によって LO周 波数の約

1.5V/GHzの 信号が得 られ、それによってプリセレクタ内蔵の ミキサを

制御 します。

LINE入 力は公称 115V(47~ 440Hz)、 または公称 230V(47~ 66Hz)

で動作 します。

13.

1‐18 ク ィック・スター ト・ガイド

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測定方法

本章では、代表的なアプリケーション例を紹介 しながらスペク トラム ・アナラ

イザの測定方法を説明します。各アプリケーションでは HP 8560 E―Seriesス

ペク トラム ・アナライザのそれぞれ異なる機能に焦点を当てます。本章に記載

されている測定アプリケーションと手順は次のとお りです。

■(分解能帯域幅を使用 した)互 いに接近 した信号の分離

■Ampcorに よる振幅測定の向上

■変調

■高調波ひずみ

■三次相互変調ひずみ

■AMお よび FM復 調

■ スティミュラス ・レスポンス測定

■外部 ミリ波 ミキサ

■隣接チャネル 0パ ワー測定

■パワー測定ファンクション

■ タイム ・ゲーテッド測定

■掃引遅延を用いた時間領域測定の実行

■パルス ドRF測 定の実行

測定方法 2‐1

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例 1:互 いに接近した信号の分離

例 1:互 いに接近 した信号の分離 (分解能帯域幅を使用)

分解能帯域幅 とは 信号の分解能は中間周波数 (IF)のフイルタ帯域幅ICよって決まります。スペ

クトラム・アナライザは信号を同調する際、そのIFフ ィルタ。シェープをト

レースします。このため、2つ の等振幅信号の周波数が近すぎると、両信号の

フィルタ。シェープが重なり合い、単一応答のように見えます。振幅の異なる

2つ の信号が接近し合つている場合は、振幅の小さい信号が大きい信号の応答

に隠れてしまいます。

使用 す るスペク トラム ・アナ ライザ ・ファンクシ ョン

分解能帯域幅ファンクション (RES BW)を 使って、測定の際の適切なIF帯

域幅を選択します (フィルタの 3dB帯 域幅に対する分解能帯域幅を指定しま

す)。以下に、適切な分解能帯域幅を決めるためのガイ ドラインを示します。

2つ の等振幅信号の測定手順

一般的に、2つ の等振幅信号を分離するには、分解能帯域幅が両信号の周波数

間隔と等しいか狭くなければなりません。例えば、周波数間隔が lkHZの 2つ

の等振幅信号を分離するには、lkHzか それより狭い分解能帯域幅を使用し

ます。

1.2つ の信号源をスペクトラム・アナライザのINPUT 50Ω に接続します。一方の信号源の周波数を499.5kHzに、他方を500.5kHzに設定します。

両信号源の振幅を同じ値に設定します。

2.ス ペ ク トラ ム 0ア ナ ラ イ ザ 上 の〔PRESET〕 を押 して 手 順 を プ リセ ッ ト ・ス

テー トから開始し、スペク トラム ・アナライザの中心周波数を 500kHzに

設定 します。

3.ス バ ンを 10kHzに 設定 します。

4.分 解能帯域幅を lkHzに 設定します。図 2-1を参照 して ください。

5.分 解能帯域幅をもっと大きな値に変更して、2つ の信号が存在するように

は見えなくなったことを確認して ください。

6.2つ の信号源周波数をそれぞれ 499kHzと 501kHzに 変更します。

周波数間隔が 2kHzの 2つ の信号を分離するには、lkHzの 分解能帯域幅を再

度使用 しなければなりません (図 2‐2を 参照)。スペク トラム ・アナライザが

使用する帯域幅は 1、3、10で 、lkHzの 次に大きいフィルタは 3kHzと な り、

周波数間隔 2kHzよ り広 くなるため信号を分離できません。

ノイズ測波帯 (位相ノイズ)も 分解能に影響することを覚えておいて ください。

2‥2 測 定方法

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例 1:互 いに接近 した信号の分離

A T T t t N ■O c l B

R ヒ O d B m ■ O d B /

C t t N T E ∩ 5 0 0 . O O k H Z S P A N ■ 〇 〇 〇 k H z

※n B w ■ o k H z ※ ∨ 8 W 3 0 H z S W P 2 0 s e c

図 2‐1.信号間隔が lkHZの場合

A T T t t N ■O d B

R L O C 」 B m ■ O d 8 /

/

\ \

R t t S

■ . 〇

k / \

/ \

/ \

C t t N T t t R 5 0 0 . 0 0 k H z S P A N ■ 0 .〇 〇k H z

※R B W ■ . O k H Z ※ ∨E 3 W 3 0 H z S W P 2 . O S e c

図 2‐2.信号間隔が 2kHzの 場合

2つ の振幅の異 な る信号 の測定手順

この例では、700kHzの 周波数間隔と約 60dBの 振幅差から生じる三次相互変

調ひずみを分離します。

1.2つ の信号源をスペクトラム・アナライザのINPUT 50Ω に接続します。一方の信号源の周波数を 10MHzに 、他方を 10.7MHzに 設定します。両

方の振幅を約-10dBmに 設定します。

2.ス ペ ク トラ ム ・ア ナ ライ ザ 上 の〔PRESET〕 を押 して 手 順 を プ リセ ッ ト 0ス

テー トから開始し、スペク トラム ・アナライザの中心周波数を 10。35MHz

に設定 します。

/ \R t t S

■ . 0

k / \

/ \

/ \

測定方法 2・3

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例 1:互 いに接近 した信号の分離

3.ス バ ンを 5MHzに 設定します。

4.分 解能帯域幅を 100kHzに 、 ビデオ帯域幅を lkHzに 設定 します。図 2-4

を参照 して ください。

2つ の振幅の異なる信号を分離するには、分解能帯域幅が 2つ の信号の周波数

間隔 と等 しいか狭 くなければな りません (2つ の等振幅信号の場合 と同様で

す)。しかし、 この場合、2つ の異なる信号を分離する最大分解能帯域幅は、

IFフ ィルタの 3dB帯 域幅ではなくシェープ ・ファクタによって決ま ります。

シェープ ・ファクタは、IFフ ィルタの 3dB帯 域幅に対する60dB帯 域幅の比

で定義されます (図 2-3を 参照)。

本スペクトラム 0ア ナライザのより広域の IFフ ィルタでは、 シュープ 0フ ァ

クタが 15:1か それより良 くなります。IFフ ィルタが 100Hz以 下の場合は

シェープ ・ファクタが 5:1か それより良 くなります。つま り、振幅の異なる2

つの信号を分離するには、2つ の信号の振幅差に等 しいポイントにおけるフィ

ルタの 1/2帯 域幅が、両信号の周波数間隔より狭 くなければな りません。

oi142e

図 2‐3.帯 域幅シェープ・ファクタ

100kHz分 解能帯域幅のフィルタを用いてこの三次相互変調ひずみを分離しま

す。100kHzフ ィルタのシエープ・ファクタの代表値は12:1で、60dB帯 域幅

は 1.2MHzに なり、1/2帯域幅の値は600kHzに なります。1/2帯域幅は周

波数間隔より狭いため、2つ の入力信号は分離されます (図 2‐4を 参照)。

しかし、300kHzの フイルタを使用すると60dB帯 域幅は3.6MHzに なるた

め、1/2帯域幅の値は 1.8MHzに なります。この場合 1/2帯域幅は周波数間

隔より広いため、信号は分離されません。

分解能帯域幅を300kHzに 変更して、ひずみが見えなくなったことを確認

してください。図 2‐5を参照してください。

3dBBondwidth

2‐4 測 定方法

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A T T E N

R ヒ ー 9

■O C I B

3 d B m ■OdB/

例 1:互いに接近した信号の分離

ΔM K日 - 6 3 5 0 d B

ア2 5 k H z

C E N T t t n ■o 3 5 0 M H z

来R B W ■ O O k H Z ※ ∨B W ■ .

区]2‐4.100kHz

S P A N 5 0 0 0 M H Z

O k H z S W P 2 0 0 m s

帯域幅の分解能

A T T E N ■ O C I B

n L - 9 3 c l B m ■OdB/

C t t N T E R ■ 0 . 3 5 0 M H Z

※n 8 W 3 0 0 k H Z ※ ∨ B W ■ .

図 2‐5.300kHz

S P A N 5 0 0 0 M H z

O k H z S W P 5 0 m s

帯域幅の分解能

注記 スペクトラム 0アナライザの掃引時間は、帯域幅が 300Hz以 上の場合、分解

能帯域幅の二乗に反比例します。つまり、分解能帯域幅が 1/10に 減少すると、

掃引時間が 100倍長くなります。測定時間を最も短くするには、希望するすべ

ての信号が分離できる範囲内で一番広い分解能帯域幅を使用してください。

/\/ \

/ \R t t S

3 0 0

B 肉

k H 2/

/ \/

/\

/\

測定方法 2・5

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例 2:AmpcOrに よる振幅測定の向上

例 2:Ampcorに よる振幅測定の向上

ampcor t [*

使用するスペク トラム ・アナライザ ・ファンクション

ampcor測 定の手順

振幅補正ファンクション (ampcOr)を 使 って、測定システムの振幅確度を向

上させます。システムのフラットネスの劣化の原因には、ケープルやアダブタ

損失などさまざまあります。IFゲ インの不確実 さ、分解能帯域幅スイッチン

グの不確実さ、アッテネータのスイッチングの不確実さなど、そのほかのシス

テムの振幅エラーも補正が可能です。 これらのシステムの影響は、ampcor

ファンクションを用いてノーマライズし、表示された測定結果から除去するこ

とができます。そのためには周波数/振幅補正ポイント対をスペク トラム ・ア

ナライザに入力します。ampCOrフ ァンクションをオンにすると、 これらのポ

イントを用いて測定データのリアルタイム補正が行われます。 リアルタイム補

正は、スペク トラム ・アナライザの周波数および振幅パラメータの変更にとも

なって更新されます。

この例では振幅補正ファンクション (ampcOr)を使用します。ampcorデ ー

タ入力の使用と、周波数/振幅補正対の入力を助ける編集機能について説明し

ます。一組の補正値を入力すれば、後から使用するためにそれらの値をセープ

し、リコールすることができます。

ampcorフ ァンクションを用いて測定システムのフラットネスの変動を補正し

ます。たとえば、パーソナル ・ディジタル ・セルラ0システム (PDC)で 測定

を行うとします。PDCの 周波数レンジは 1~1.6GHzで 、この周波数レンジ

ではスペクトラム・アナライザの周波数応答にリップルが多少入 ります。この

リップルとケープル損失を補正するためにampcorフ ァンクシヨンを使用し

ます。

PDC信 号用の信号源に代え、システム 0ケープルを使用して測定のための

セットアップを行います。フラットネス補正値を確認し、入力、セープします。

10MHz REF sPECTRUMINPUT ANALYZER

::国 夏重肇

2‐6 測 定方法

図 2‐6.amp● or測定セッ トアップ

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例 2:AmpcOrに よる振幅測定の向上

測定のセットア ップを行います。

1.パ ワー 0メ ータとパワー ・センサのゼ ロ調整 と校正を行います。

2.信 号源出力をパワー 0ス プリッタ入力に接続 します。スペク トラム ・アナラ

イザ入力からのシステム ・ケープルをパワー ・スプリッタ出力の 1つ に接

続 します。パワー ・センサを他のパワー 0ス プリッタ出力に接続 します。

図 2-6を 参照 して ください。

3.信 号源出力を以下のように設定 します。

CW 。 … .… .… .…・…・…・…・…・… :・…・….… .… .… 。1・O GHz

振幅 .… ………………‥‥……………………………… …・O dBm

4.パ ワー 0メ ータに、l GHzの パワー ・センサ校正係数を入力します。

5.補 正値を決める際には、実際に使用する測定の設定値 と同 じ設定値を使用し

ます。この例では、スペク トラム ・アナライザを以下のように設定 します。

中心周波数 .…… .… …・・……・……・・……・……・……… 1.O GHz

周波数スパ ン .… ………・……。…。…・……。……… ・…… ・5 MHz

分解能帯域幅 .… ……………………………・………・…… … lMHZ

ログ・スケール .…………‥………………………………ldB/div

6 .ス ペクトラム ・アナライザで、〔CAL〕,I O R E 1 0■12 1 ,■MP C O I I M E N■,

押 区 そ

れを削除します (または、まずそれをセープしてから削除することもでき

ます。以下の手順を参照して ください)。データを削除後、作業を続ける前

にもう一度EDITIIMPeOR:を 押 します。

測定方法 2‐7

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例 2:Amp● Orに よる振幅測定の向上

補正ポイントを入力します。

1.ス ペクトラム・アナライザで、MORE 1 01■12,PEAK SEARCH,

MO班蜻笙コ磁2を 押します。

2.マ ーカ周波数を入力します。

3.マ ーカ振幅の表示値がパワー 0メータの表示値と等しくなるまで、ノプを

使つて AMPLを 調整します。ampcorフ ァンクションは、最初のポイント

を入力すると自動的にオンになります。ディスプレイの左端にそって “W"

が表示されます。

4.信 号源の CW周 波数を次に補正する周波数に設定します。

5.こ の周波数に対するパワー ・センサ校正係数をパワー・メータに入力し

ます。

6.ス ペ ク トラム ・ア ナ ライザで、 FREQUENCYを 押 し、 次 に補 正 す る周 波 数

を入力します。

7. の

順に

押します。

8.マ ーカ振幅の表示値がパワー ・メータの表示値と等しくなるまで、ノプを

使って AMPLを 調整します。

9。各補正ポイントに対し、4~8の 手順を繰 り返します。

ampcorデ ータをストアします。

1. ,DONE EDIT,SAVE AMPCORを 順に押します。使用した

いレジスタ番号を選択します。

2.補 正をセープしたソフトキー・ラベルをカスタマイズすることもできます。

霧 謳 脇 よ嚇′夕f几襦 =誡トルの最初の 16キ ャラクタがソフ トキー ・ラベル として使われます。

これで、振幅補正ポイントの入力が完了しました。 この時点でスペク トラム ・

アナライザ入力から信号源をはずし、同じシステム ・ケープルを用いてテス ト

信号を接続することができます。補正ポイントをリコールして測定を開始して

ください。

ampcorデ ータを使用 します。

1.ampcorが オンの場合、アナライザによって補正ポイント周波数で測定さ

れる振幅は、パワー ・メータの表示値±0.2 dBに 一致するはずです。 この

誤差は、主にスペクトラム 0ア ナライザのマーカ振幅分解能によります。

分解能は 0.017 dB~ 0。17 dBの 範囲にあ り、選択 したログ ・スケールに

よって異な ります。

2.ampcorを オフにしたい場合は、 を 押 して OFFを 選択

します。 トレースの補正がオフにな りますが、補正値はメモ リに保持され

ています。

3.ampcor補 正データを削除したい場合は、PURGE CORRを 押 して補正デー

タを削除します。補正値がアクテイプ ・メモ リから消去 されます。

2‐8 測 定方法

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ampcor off!|FE

例 2:AmpcOrに よる振帽測定の向上

ampcorフ ァンクションを使用するときは以下のことに注意 して ください。

目盛 りの上または下にあるトレース ・データ

ampcorフ ァンクションは、日盛 りの上または下にはみだし

ている未補正のデータを正しく補正することがで きません。

スペクトラム ・アナライザの振幅確度は目盛 りの上または下

では指定されません。ampcorに よって目盛 りの外にある

データを目盛 り内に移動させようとすると、常にエラー(エ

ラー番号 921ま たは 922)が 発生 します。こうしたエラーを

防 ぐためには、補正を行 う前に補正 しようとするトレース ・

データが目盛 り内にあることを確認して ください。

目盛 り最下部付近の測定

10dB/d市 を使用 している場合、ディスプレイの一番下の目

盛 りで測定が行われると、 ログ精度が不十分なために補正の

際にエラーが発生 します。

フラットネス補正 と温度 ドリフ ト

フラットネスの悪化を引き起 こす要因に温度依存性がある場

合、補正の効果が低 くな ります。

測定方法 2‐9

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例 3:変 調

例3:変 調

変調 とは 変調とは、低い周波数またはベースバンド信号 (声、音楽、データ)を高い周

波数へ変換することをいいます。変調処理において、搬送波信号の特性の一部

(通常、振幅または周波数)が、ベースバンド信号の瞬時振幅に正比例して変化

します。

使用するスペク トラム ・アナライザ ・ファンクシ ョン

以下にAMお よびFM変 調のある信号を測定する手順を示します。信号をス

ペクトラム・アナライザのディスプレイに同調させる方法を説明します。ま

た、測定を行うために、周波数カウント・ファンクションやいくつかのマー

カ●ファンクションを使用する方法についても説明します。

変調測定の手順振幅変調

1.信 号源をスペク トラム ・アナライザの INPUT 50Ω IC接続 します。

2.信 号源を約 34kHzの 振幅変調をもつ 100MHzの 搬送周波数に設定 します。

3.ス ペク トラム ・アナライザの中心周波数を 100MHzに 設定 します。スバ ン

は 500kHzに 設定 します。

4.図 2-7に 、スペクトラム ・アナライザ ・ディスプレイ上で観察される振幅

変調信号を示します。搬送波信号に注意してください。

押すと、周波数を測定することができます。

5。さらにいくつかの変調データを、搬送波信号と側波帯から容易に知ること

, i輻 婁贅桑F」tr」tFlって読み取られた2つ の信号の周波数の差が、変調周波数に等しくなります。

マーカはまた、振幅差も読み取 ります。2つ の信号の振幅差は、変調率を決

めるために使用されます (図 2-8を参照)。

P H

測定方法

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例 3:変 調

A T T t t N ■O d B

R L O d B m

△ M K R - 2 8 ■ フ d B- 3 4 . 2 k H z■OdB/

ぜ注記

C t t N T E n 生 0 0 . o o o o M H Z S P A N 5 0 0 . O k H z

n B W 3 . O k H Z ∨ B W 3 . O k H z S W P 2 0 0 m s

図 2・7.振幅変調信号

下部側波帯 と上部側波帯の異なる振幅は、入力信号上の寄生 FMを 示 します。

寄生 FMは 変調率の測定確度を減少させます。

-80

-70

-60

-50

-40

-30

-20

-10

ボル ト単位の振幅を使って以下の式から変調率を求めることもできます。

(o∞O 

一)

]いつ卜

一コL,く 一Zく∞

Ш一

一∽

y = 7

ここで As

Ac

=側 波帯振幅 (単位ボル ト)

=搬 送波振幅 (単位ボル ト)

バ ИK- 3 4

2 k H z

- 2 8 ■ フ 」 B

|AII=

|| |

| |

1 `

1_漸ハuたR4ハ'v、1イV

,ir叩 VV・VIトハ面冊 `AM.ん

V・ T'

測定方法 2‐11

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例 3:変 調

周波数変調

本項では、周波数変調に関する一般的な情報のほか、スペクトラム・アナライ

ザを用いて FM偏 移を計算する方法についても説明します。

変調周波数またはFM偏 移のどちらかを変えられる正弦渡変調の場合、スペ

クトラム oアナライザを用いてペッセル 0ヌルに対応する変調指数を正確に

セットアップすることができます。 次 の例ではFM機 能をもつ信号発生器の

FM偏 移確度を確認する方法を説明します。ここでは 100MHzの 搬送周波数

を使用し、第 1搬送波ヌルの変調指数 (2.401)を用いて 25kHzレ ー トで FM

偏移確度を試験します。図 2‐9に この測定のために機器をセットアップする方

法を示します。

10 412 kH2

lV PEAK

oj144e

図 2・9.FM偏 移試験のセットアップ

1.信号源をスペクトラム・アナライザのINPUT 50Ω に接続します。信号源

を 100MHzに 設定してください。

2.PRESETを 押してプリセット・ステー トから開始し、以下のように設定を

変更します。

a.中 心周波数を 100MHzに 設定します。

b.ス バンを 100kHzに 設定します。

c.分解能帯域幅を lkHzに 設定します。

d.ビ デオ帯域幅をlkHzに 設定します。

3.図 2-10に変調を求めるためのベッセル ●ファンクションを示します

(表 2-1と表 2-2には搬送波ヌルおよび第 1側波帯ヌル用変調指数を示し

ます)。

SPECTRUM ANALYZER

v o o o Eo O O O a Q 0 0 o o o o

AUD10

0ENERATOR

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例 3:変 調

00

´

一一●Lく

+1.0

+0 9

+0.8

+0 7

+0 6

+0 5

+0 4

+0 5

+0 2

+0.1

0

-0 1

-0 2

-0 3

- 0 4 月

図 2‐10。変調指数を求めるためのベッセル ・ファンクション

表 2‐2.側 波帯ヌルと変調指数

第 1側波帯ヌルの順序

調

 

 

 

 

 

3.83

7.02

10.17

13.32

16.47

19.62

4. 希望の偏移 は 25kHzな ので、第 1搬 送波ヌルの変調指数を選んで以下のよ

うに変調周波数を計算します。

変調 周波数 =号 甕半変調 周波数 =10。412

信号発生器の変調 レー トを 10.412kHzに 設定 します。信号源 として正確な

内部変調信号源がない場合には外部信号源を使用 して ください。アナライ

土=FlrstTOrd「r'idett°nt

. J o = S e c o n d - O r d e r S i d e b o n d

表 2‐1.搬送波ヌルと変調指数

搬送波ヌルの

順序

調

n ( n > 6 )

 

 

 

 

 

2.401

5.520

8.653

11.791

14.931

18.071

1 8 . 0 7 1 + 7 r ( n - 6 )

測定方法 2‐13

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例 3:変 調

ザのデルタ ・カウント●モー ドを用いて、オーディオ信号源の周波数を以

下のように正確に設定します。

a.〔FREQ COUNT]を押 してカウンタ ●フアンクションをオンにしてから、

C00N■ 翼 RESを 押 してカウンタ分解能を設定 します。

b.cOuNTER bN OF鷹 を押 して ONに 下線を付け、デルタ ・カウン ト●

モー ドを用いて 2つ の側波帯のビーク差を読み取 ります (図 2-11を

参照)。c.次 に搬送波の最大ヌルが得 られるように周波数偏移を調整 します。

d.変 調指数 (表 2-1を参照)に 変調レー トをかけ FM偏 移を計算 します。

e. FM偏 移̀ =10。 39kHz× 2.401

f. FM偏 移 =24.95kHz

A T T t t N ■O d B ― N T ― ■ 6列 B

R L O d B m ■ O d B / ― ■0 . 3 9 k H Z

C E E N T t t n ■o o . o O O O M H Z S P A N ■ 0 0 . O k H Z

n B w ■ . o k H z X ∨ B W ■ . O k H Z S W P 3 0 0 m s

図 2・11.変調周波数を示すマーカ

6.変 調周波数を徐々に変えて (あるいは変調信号の振幅を変えて)表示される

ヌルの変化を観察します。図 2-12に、スペクトラム・アナライザに現れた

変調指数の小さい (変調指数約 0.2)変調周波数信号を示します。図 2-13

と図 2-14には大きい変調指数をもつ信号を示します。最初の図ではヌルは

搬送波にあります。2番 目の図ではヌルは第 1側波帯にあります。

C O ∪

4 0 II巨「Rマ〔

|| 二 | 」

| | | 」Ⅵ 上 ヽ JV

VV

V /V

W V

2‐14 測 定方法

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例 3:変 調

A T T E N ■ O d B

∩L O d B m ■ O d B /

C t t N T t t R ■0 0 . 0 0 0 0 M H Z S P A N 5 0 0 . O k H z

∩B W 3 . O k H Z ※ ∨B W 3 0 k H z S W P 2 0 0 m s

図 2・12.周波数変調信号

A T T t t N ■O d E 3 詮 ИゞK自 - 2 6 6 d B

R L O d B m ■ O d B / 2 4 . 2 k H z

| | || ||| |||IA

| V VI V1

| ‖ |

A I |I

V IAnil

.r rx.lr 1ドⅣHリー 樹襦 1ヽに11

, : l l,I

C t t N T E n ■0 0 . o o o O M H Z S P A N 5 0 0 . O k H z

※∩B W 3 0 k H Z ※ ∨8 W 3 . O k H z S W P 2 0 0 m s

図 2‐13。搬送波がヌルの FM信 号

|| |V VI

ヽ LI

LM lハ」uh . trill たm山仲畔 ` 躊 AniJ訊

測定方法 2‐15

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例 3:変 調

∧T T t t N ■O d B

R L O d B m ■ O d B /

A A

A |

JA | | || A

| I A || l |

| V Wl IAI |||V V

皿A=H

JL | ‖w 111V . 1

C t t N T E R ■0 0 . O O O O M H Z S P A N 5 0 0 . O k H z

R 8 W 3 . O k H Z X ∨ B W 3 . O k H z S W P 2 0 0 m s

図 2‐14.第 1側波帯がヌルの FM信 号

温1雰 褒晃星寧を9言葉よ耀賃T雅 F部菫墓鼻証電饒

は非常に低 くくなりますが、

があ ります。サイ ド0ロープの非対称性から寄生 AMの 存在がわか ります。こ

のような場合、FMを 測するための最良の技法はダウン 0コ ンパー トであ り、

HP 8901A/Bなどのモジュレーション0アナライザを使用します。

2‐16 測 定方法

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例 4:高 調波ひずみ

例4:高 調波ひずみ

高調波ひずみとは ほとんどの伝送装置および信号源には高調波が含まれています。 このような信

号源の高調波の内容を測定する必要性は頻繁に発生します。事実、高調波ひず

みの測定は、スペクトラム ・アナライザの最 も一般的な使用 目的の 1つ です。

高調波ひずみはここで述べる測定ルーチンを使用すれば非常に簡単に調べるこ

とができます。 この測定ルーチンでは、信号源周波数に対する高調波の振幅を

測定します。

使用するスペク トラム ・アナライザ ・ファンクション

ここで述べる高調波ひずみ測定では、スター ト/ス トツプ周波数を使 った周波

数スパ ンの設定、 ビデオ帯域幅の設定、2つ のマーカを使った相対測定などス

ペク トラム ・アナライザを操作する上で一連の重要な技術を必要 とします。ま

た、マーカを使つて信号を中心周波数に設定する方法や周波数ステップ ・サイ

ズを中心周波数値に設定する方法 も説明します。

スペクトラム ・アナライザを使用 して高調波ひずみを測定す る一般的な方法に

は以下に述べる2つ の方法があ ります。手順 Aは 、一番速い方法で、基本渡

とその高調波を同時に表示できます。手順 Bは 手順 Aよ り実行に時間がかか

りますが、ノイズ ・フロアに近い高調波をより良 く測定できます。

高速高調波測定:手順 A この例では、信号発生器が発生する lMHz信 号の高調波成分を測定 します。

スペクトラム ・アナライザの 300MHz校 正信号を使用できますが、必ずスペ

ク トラム 0ア ナライザのスター トおよびス トップ周波数に信号源周波数 とその

高調波が入るように調整して ください。

1.信 号源をスペクトラム ・アナライザの INPUT 50Ω に接続 します。

〔PRESE丁]を押 して、手順をプリセット・ステー トから開始 します。

lMHz基 本波とその最初の 2つ の高調波の測定

2.ス ター ト周波数を 450kHzに 設定します。

3.ス トップ周波数を 3.5MHzに 設定します。

これで、図 2‐15の ように基本波 と第 2、第 3の 高調波が表示されます。

測定方法 2‐17

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例 4:高 調波ひずみ

A T T 巨 N ■ O d B

R L O d B m

|

|

ヽA=

||11111 ヽ I rla,r 1は 融 “

脚口 ヽ

R B W 3 0 k H 2 X ∨ B W ■ O k H z S W P 5 0 m s

図 2‐15.入力信号と高調波

ノイズにスムージングをかけて見やす くす るためにビデオ帯域幅を設定 し

ます。

lMttξ lLま でVIDEO BI AUTO MANを 押 しれ

C.ス テップダウン 0キ ー0を 使つてビデオ帯域幅を設定 します。

測定確度を得るため、基本波のビークを基準 レベルまで上げます。

〔PEAK SEARCH〕,MKR→ ,IARKEL■ 薫RE=IJ:=を 押 します。 この結

果 を図 2-16に 示 します。

ユ0● B/

4.

5.

S T A n T 4 う O k H Z S T O F D 3 . 5 0 0 M H Z

n B W 3 0 k H Z 美 ∨ B W ` O k H Z S W ● 5 0 m s

図 2‐16.最大確度を得るため信号ピークを基準レベルに合わせる

M K 日 ― ■ 0 . O O d B m

2‐18 測 定方法

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例 4:高 調波ひずみ

第 2高調波に次のマーカを設定する

6.ピ ーク0スレショル ドをノイズより上に設定します。

a.〔 PEAK SEARCH], ,PEAK THRESHL町 を押 し ま す 。

b .ス テップ・キーかノプを使って、ダッシュラインをノイズより上のレ

ベルに調整 します。

7.第 2マ ーカをオンにします。

〔PEAK SEARCH】,mRKER熙 ■,I撃撃=コ 畔栞幣HTを 押 します。

これで、アンカ。マーカが基本波上に、第 2マ ーカが第 2高 調波のピーク上に

設定されます (図 2-17)。

s T ハ n T 4 5 0 k H Z S T O P 3 5 0 0 M H Z

R B W 3 0 k H Z X ∨ 8 W i O k H z S W P 5 0 r n s

図 2‐17 .

dBcで 測定された高調波ひずみ (マーカ ・スレショル ドを-70dBに 設定)

高調波ひずみを見つける (方式 1)

図に示されている基本波 と第 2高 調波の間の振幅差は、約-50dB、 つま り

0.33パーセントの高調波ひずみです (図 2-18)。

8。第 3高 調波を測定するため、 もう一度NEXT,PKIRIGHT:を 押 します。

さらに高調波を測定する

でξ写デ副陥炒誠`趾 ごヽ 〕職韓:オ耀

義します。次のビーク・ルーチンが対応するピークを見つけます。

■O d B ― K R - 5 ■ 0 0 0 B

測定方法 2‐19

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例 4:高 調波ひずみ

(00

o 

一)

ШO⊃

一コ∈Σ< 

一ZOΣ

∝<

-60

-50

-40

-30

-20

- 1 0

0.1 1.0 10.0 100

PERCENT OF DISTORT10No j 1 4 6 e

図 2‐18.ひ ずみと高調波振幅の比率

高調波ひずみを見つける (方式 2)

10。ひずみ率を測定するもう1つの簡単な方法は、単位をボル トに変更するこ

とです。

a.AMPttTUDE,■ ORE 1 0F 3,コ 碑市‖理糞撃,織 を押 します。

マーカ表示値が自動的に電圧単位に変わ ります。

b.ひ ずみ率を測定するため、マーカが示す レシオを使い、その値の小数

点を右に2桁 動かします。ただし、表示される比はゼロに到達す る前

に最低 0.01つまり1%に 制限されています。

ディスプレイをプロットする

11.ハ ー ドコピーをとるためにディスプレイをプロットしたいことがあります。

a.HP‐IBを 介してグラッフィクス・プロッタ (HP 7440A ColorProなど)を アナライザに接続します。

b.プ ロッタ・ア ドレスを5に設定します。

c.ス ペクトラム0アナライザで、 CoNttGを押してから、

COPY DEVPRNT PLTを 押してPLTを 選択します。

d。IJbTTER CONF構 を押して、使用できるプロット・ファンクション

を見ます。

eo COPYを 押 してディスプレイ全体をプロッタヘ伝送 します。

多95夕 5]し 『』;ζ 子∫ お りtltY農 島1、

ディスプレイ (DSP)ま たはディスプレイロ盛 り (GRAT)に 相関す るプロッ

タの基準ポイントを選択できます。

2‐20 測 定方法

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もう1つの高調波測定方式:

例 4:高調波ひずみ

手順 B

この方式は若干時間が長くかかりますが、それぞれの信号がより狭いスパンと

分解能帯域幅で測定されるため、S/N比 が向上し、測定結果がより正確にな

ります。

1.現在の設定を使用して、 MKR,IMttXERS■ OFFlを押して画面からマーカを

消します。■ARKl襲錯OF朦または HoLDを 押すと、ディスプレイが画面

いっばいに広がつて見やすくなります。

lMHz基 本波を測定する

2.周 波数スパンを狭くします。

a。〔PEAK SEARCHJを押します。画面上で最高レベルにある信号でマーカが

オンとなります。

b。〔SPAN〕,SPAN Z00■ を押すことで、周波数スバンを lMHzに 狭め

ます。

c.lMHzを 入力します。

スバン0ズーム・ファンクションを使 うと、信号が画面か

ら消えることなく狭い周波数スパンにすばやく 「ズーム」できます (信

号が消えないのは信号 トラッキングが行われているため)。d。周波数スバンが狭まったら、 MKRを 押しSIGttRKON OI■ を OFFに

設定することで信号 トラッキング●ファンクションをオフにします。

3。中心周波数のステップ・サイズを基本波の周波数に設定します。

MKR→ ,MARKER‐ CFSTEPを 押します。

4.振 幅確度を高めるため、信号を目盛 りの一番上まで移動させます。

IⅢ苺基=Jlii車=輌膏を押します。この結果、図2-19のような画面になります。

C E N T E 日 9 9 6 k H Z S F D A N ■ . 0 0 0 M H Z

自 B W ■ O k H Z X V B W ユ O k H z S W P 5 0 m s

図 2・19。IMHzス バンで表示された入力信号

A T TttN ■ OdB M K 自 一 生〇 〇 〇O E 3 m

■ 0 0 ■ M H z

測定方法 2‐21

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例 4:高 調波ひずみ

第 2高 調波を測定する

5。 M K R , , F R E Q U E N C Y ,そ して ス テ ップ ア ッ プ ・キ ーc D

を押 します。 これにより、スペク トラム ・アナライザの中心周波数が第 2

高調波に再調整されます。

6.高 調波を基準 レベルに調整します (MARKE皐 ― REF LVLフ ァンクション

はマーカ 0デルタ 0モ ー ドでは使用できません)。これで、図 2-20の よう

に第 2高 調波の振幅が表示されます。

高調波ひずみを見つける

7.図 2‐18を 見て第 2高 調波 と基本波の差をひずみ率に変換 します。 ここで

も、2つ の信号の電圧比を読み取 るために単位をボル トに変えることがで

きます。

さらに高調波を見つける

8。さらに測定 したい高調波に対 して、ステップアップ ・キーoを 押 し、基準

レベルを調整 します。 目盛 りの左上矢印は、アンカ ●マーカが画面から外

れていることを示 しています。 しかし、測定結果は有効です。

R B W i O k H Z 美 ∨ B W i O k H Z S W い 5 0 m s

図 2‐20.dBcで 表示された第 2高 調波

A T T E N ■ 0 0 B ● M K 爾 - 4 9 9 0 d t 3

2‐22 測 :定方法

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例 4:高 調波ひずみ

高 調 波 ひ ず み 率 あ る信号の全高調波ひずみ率 もよく測定されます。 この測定の場合、各高調

波の振幅は dBcで はなくリニア単位 (例、ポル ト)で 測定 しなけれはな り

ません。振幅単位をボル トで表示するには、 AMPttTUDE,IM田 囁ユli111111,

AMPTD UNITS,■ 011縦 を押 します。これらの信号の振幅値は、全高調波ひず

みを計算するため下記の式で使用 します。

ひずみ率 =

こ こで

Al=基 本波の振幅 (単位ポル ト)

A2=第 2高調波の振幅 (単位ボル ト)

A3=第 3高調波の振幅 (単位ボル ト)

A4=第 4高 調波の振幅 (単位ポル ト)

An=第 η高調波の振幅 (単位ポル ト)

前の例のように、信号振幅を注意深く測定すれば、この手順によって高調波ひ

ずみの比率を極めて正確に測定できます。

測定方法 2o23

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例 5:二 次相互変調ひずみ

例 5:二 次 相 互 変 調 ひず み

相互変調ひずみ とは 混 雑した通信システムでは、1つの装置の信号が別の装置の信号に干渉すると

いう問題がよく起こります。例えば、狭帯域システムでは2ト ーン、三次相互

変調がよく問題になります。あるシステムに2つ の信号 (FlとF2)が存在す

るとき、これらは発生する二次高調波(2Flと 2F2)と混合し、その結果、元

の信号の近くの2F2~Flお よび2Fl―F2に三次相互変調ひずみを発生します。

また、より高次の相互変調ひずみも発生することがあります。これらのひずみ

はアンプやミキサなどのシステム成分によって発生します。

使用す るスペク トラム ・アナ ライザ ・フ ァンクシ ョン

以下に、三次相互変調ひずみを測定する手順を説明します。この手llEでは、ス

ペクトラム・アナライザ ・ディスプレイに2つ の信号を同調し、分解能帯域

幅、 ミキサ ・レベルそして基準レベルを設定します。また、この手順では、い

くつかのマーカ0フアンクションを組み合わせて使用します。

測定の手順試験のセッ トアップ

1。ある装置に三次相互変調がないか試験するには、装置を図 2-21の ように

接続 します。この例では、6dB方 向性カップラと20MHzお よび 21MHz

に設定されている2つ の信号源を使用 します。他の信号源周波数を使 って

も結構ですが、この例では、周波数を約 lMHz分 離 して ください。DUT

は、26dBの プリアンプです。2つ の信号源からの信号が反射によるひず

みを発生させないようにするためローパス ・フィルタが必要です。測定機

器の操作を練習するためだけの目的で本手順を行 う場合は、 ローパス ・

フィルタは必要あ りません。

DIRECT10NAL

COUPLER

ol147e

SPECTRUM ANALYZER

‐0000● 9 ooロ ロロ ●

∞∞π

2‐24 測 定方法

図 2‐21.三 次相互変調試験のセッ トアップ

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|注記

例 5:三次相互変調ひずみ

2.周 波数を lMHz分 離するため、1つ の信号源を20MHzに 、別の信号源

を21MHzに 設定します。

3.両 信号源を同じ振幅に設定します (本例の場合、-30dBmに 設定)。

周波数スバンを狭める

4.中 心周波数を20.5MHzに 設定して、ディスプレイ上で両信号を同調し

ます。

5.デ ィスプレイ上のひずみが十分おさまるスバンの場合、周波数スバンを

5MHzに 狭めます。本例の周波数間隔とは別の値に設定する場合、信号源

信号の間隔より3倍以上大きいスバンを選択してください。

SPAN Z00■を使 うと、すばや く周波数スバ ンを狭めることがで きます。

SPAN Z00Mを 押す と、最大 ピーク ・マーカが表示され、信号 トラッキングが

オンにな り、そしてユーザーが選択 したスバ ンまでズームダウンします。

スバ ン 0ズーム ・ファンクションをオンするには、 sPAN,1繊 WIiZO,唾 を押

し、5MHzを 入力します。スペク トラム ・アナライザの他の設定を変更すると

きは、その前に必ず信号 トラッキングをオフにして ください。

信号を画面中央に設定 し調整する

6.〔FREQUENCY]を 押 し ま す。

7.図 2-22の ように、ノプを使って、両信号を画面の中央に設定 します。

8.ひ ずみを分解能を高めて観察するため、ひずみが見えるようになるまで分

解能帯域幅を小さくします。

a.回 を押し事す。

b.ス テップダウン●キー0を 使って分解能帯域幅を狭くします。

9.必要に応して、ビデオ帯域幅を狭くします。

10.入力信号の振幅が同じであることを確認するため、以下の手順を行つてく

ださい。

a。〔PEAK SEARCH],聾 郎 口縣 '薫 TA,wlXT P,AKを 押 します。

b.振 幅の差が0に なるまで、対応するマーカの信号源を調整します。

ひずみが信号源信号より下のレベルにあるかどうかを確認するため特定の分解

能帯域幅を選択しなければならない場合は、本章の例 1を参照してください。|注記

測定方法 2‐25

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例 5:二 次相互変調ひずみ

ハT T E N ■ 0 0 B

曰L O d B m

S匡0

B W

端 脚. It,L. ! i

聞 卿 ,「171F■ 口l甲■

C C N T E n 2 0 . 5 o o M H 2 S P A N ら . 0 0 0 M H Z

※n B w ■ o k H z X ∨ 8 W ユ O k H z X S W p 2 0 0 m s

図 2‐22.ス ペク トラム ・アナライザの画面中央に設定された信号

基準 レベルを設定する

11.測 定確度を最大にす るため、信号源信号のビークを基準 レベルに

設定 します。スペク トラム ・アナライザ ・ファンクションである

を使 うと、マーカを使いながら基準 レベルを設定

できます。

a。〔PEAK SEARCH],MARKER NORM`■ を押 して、マーカを最大振幅の信

b。〔MKR‐ 】,電属塞重璽:1澤 市"性 を押 して、基準 レベルをこの値に設

定 します。この結果、図 2-23のようなディスプレイにな ります。

■0● B/

C E N T E n 2 0 5 0 0 M H Z S P A N 5 . O O O M H Z

※日B W ■ O k H Z ∨ B W ' O k H Z S W P 2 0 0 m s

図 2Ⅲ23.基準レベルに設定された信号ピーク

A T T E I N ■ O d B

R ヒ ー ■0 2 ● B m

M K R ― ■0 . O O d B m

2‐26 測 定方法

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例 5:二 次相互変調ひずみ

ダイナミック ・レンジを最大にする

12。この種の測定には、ダイナ ミック ・レンジにひずみがないことが重要で

す。ダイナ ミック ・レンジを最大にするには、以下のようにします。

a.〔AMPttTUDE〕,10班 ■摯コ■■,IAX MXR LEVElを 押 して、 ミキサ入

カレベルを-30dBmに 設定します。

b.-30dBmを 入力します。

スペク トラム 0ア ナライザは減衰量を自動的に設定します。したがって、信号

が基準 レベルまたはそれ以下にあるとき、最大信号 レベルは入カ ミキサで

-30dBmに なります (例 1を 参照)。入カアッテネータがカチッと音をたてま

す。これでアッテネータの値が 20dBに なっているはずです (図 2-24を 参照)。

このように最大 ミキサ ・レベルを変えると、ノイズに影響することがあ りま

す。その場合、分解能 とビデオ帯域幅を調整 しなければな りません。

次のマーカを設定 しひずみを測定する

マーカがオンになると、マーカ●デルタ・ファンクションによって第 2の マー

カがオンとなり、2つ のマーカ間の差が表示されます。 これで、相対測定が簡

単に行えます。

13.ひ ずみ測定は以下のように行います。

b. ]蝋二を重」″ξ[『『『『[諄l¥=す゛

C・ ま たはNEX■ IPK=RIGHTを 押 して、信号源の横にあ

るひずみのビーク上に第 2の マーカを設定 します (図 2-24を 参照)。

2マ ーカ間の周波数 と振幅の差はアクティブ ・ファンクション ・プロックに表

示されます。

C E N T 巨 n 2 0 t 5 0 0 M H z

― K R - 5 3 _ 8 3 ● 8

S P A N 5 . O O O M H Z

X t t B W i O k H Z V B W ` O k H Z X S W ● 2 0 0 m s

図 2‐24.dBcで 測定された相互変調ひずみ

A T T E N 2 0 d B V A V G ユ O O

n L ― ■0 2 ● B r n ■ o o B /

測定方法 2‐27

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例5:三次相互変調ひずみ

測定結果にタイ トルを付ける

画面タイ トル ●ファンクションを使 うと、画面のタイ トルや呼出しメニューの

ラベルを作成することができます。

14.タ イ トルを作成するには、以下のように行います。

a. DISPLAY,iSCREEN TITLElを 押 します。

b。画面タイ トル ●メニューのソフ トキーおよびノプ (文字選択用)を 使っ

て、タイ トルを作成 します。タイ トルは目盛 りの右上に表示されます。

タイ トルの長さは 1列 に16キャラクタずつ 2列 までです (図 2-25を

C.デ 牙キル作成が完了したら、TITLE DON麟 を押 します。

A T T E N 2 0 0 8 V A V G ■ 0 0

n L ― ■0 2 d B m ` O d B /

I S T n T ェ

, 匡 目

) N

t L

C E N T E n 2 0 5 0 0 M H Z S P A N 5 . 0 0 0 M H Z

X n B W ■ O k H Z ∨ B W ■ O k H Z X S W p a O O r n s

図 2‐25。タイ トルが付いたディスプレイ

2‐28 測定方法

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例 5:二 次相互変調ひずみ

測定情報をセープする

セープおよび呼び出しファンクションを使 うと、データをス トアして後で見る

ことができます。

15.機 器ステー トをセープするには、

ao SAVE,ISAVE STATEを 押 します。

b.ソ フトキーを押 して、機器ステー ト0デ ータをユーザー選択 レジスタ

(0~9)に 入れます。タイ トルの最初の 16キ ャラクタは、呼び出しメニュー上のレジスタにラベルを付けるときに使用 します。

16.こ のメニューを見るため、 RECALL,:RECALL STAT藤 を押 します。ス

トアしたステー トにまだタイ トルを付けていない場合は、メニューに

STATEが 表示され、そのあとに選択 したレジスタ番号が続 きます。

測定方法 2‐29

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例 6:A M復 調と FM復 調

例 6:AM復 調 と FM復 調

AM復 調 とFM復 調 とは 振 幅変調 (AM)と 周波数変調 (FM)は 、放送で一般的に使用されている変調

技術です。米国およびカナダでは、AM放 送バンドは535kHz~1605kHzで、

FM放 送パ ンドは 88MHz~ 108MHzで す。

AMお よび FM信 号の復調は、ゼ ロ・スパン機能を持ち、変調された信号を

完全に含む十分な広さの帯域幅を持つスペク トラム ・アナライザで行えます。

HP 8560 E―Seriesスペク トラム ・アナライザの内蔵 AM、 FM復 調器 とス

ピーカを使用すれば、 もっと簡単に復調された信号を調べることができます。

tη甚:ヒ:雀:侶t撃稚1魯tl¥[:質F亀堡胃}嘉語滉鋸語編昇島響露ではなく■M DEMO腑0耐OFFをオンにします。

使用するスペク トラム ・アナライザ ・ファンクション

ここでは、内蔵 AM、 FM復 調器 とスピーカを使用する方法を説明します。本

例では、スペクトラム ・アナライザを所定のバ ンドに同調 し、起動 したマーカ

を復調す る信号に移動して、信号を内蔵復調器で復調 してスピーカで聴きます。

測定の手順試験のセッ トアップ

1.ア ンテナをスペク トラム 0アナライザの入カポー トに接続 して、信号をス

ペクトラム ・アナライザに入力します。

oj148e

図 2‐26.AMお よび FM復 調試験のセットアップ

SPECTRUM ANALYZER

‐0000● 0ロロΞΞΞ 日

2・30 測 定方法

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例 6:AM復 調 とFM復 調

スター ト周波数とス トップ周波数の設定

2.ス ペク トラム ・アナライザのスター ト周波数を 88MHzに 、ス トップ周波

数を 108MHzに 設定して、FMバ ンドに同調 します。

a.FREQUENCYヤ 押 しま す 。

b・ヽ TI岬‖1暉REQlを押し、88MHzを 入力します。

C・STOP FRE車を押し、108MHzを 入力します (図2‐27を参照)。

A T T E N ■ O d B

R L O d t 3 m 4 0 d 8 /

STC

1 』

W;|ll111『[Tr lⅦ騨

s T ハ 円 T 8 8 0 0 M H Z S T t t F D 4 0 8 . O O M H z

n B W 3 0 0 k H Z V B W 3 0 0 k H z S W ρ E 5 0 m s

図 2‐27. F Mバ ンド

測定方法 2‐31

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例 6:A M復 調と FM復 調

A T T E N ■ 0 0 B

R L O ● B m

5。 を 押 してから、 FM

スピーカの音量を調節するときは、

ポリューム ・ノプを使用 します。

- 2 8 . 5 0 0 8 m

0 0 M H Z

を ONに 設定 します。

ディスプレイの下の前面パネルにある

マーカを設定する

3.FM信 号を復調するには、復調器をオンにする前にマーカを表示 しなけれ

ばなりません。便宜上、AMお よび FM復 調メニューには、マーカ 0フ ァ

ンクションが含まれています。

a.AUX CTRL,AM/FM DEMO麟 を押 して復調メニューを表示 します。

b・ を 押 してマーカを表示 します。

c.マ ーカを目的の信号に設定します。 目的の信号が最大振幅にあるとき

は、図 2-28の ように'EAK SEARC路 を直接押 します。

S T A 目 T 8 8 0 0 M H Z s T o P , 0 8 . O O M H Z

n B W 3 0 0 k H Z ∨ B W 3 0 0 k H z S W P 5 0 m S

図 2・28.マ ーカを所定の信号に設定 して復調する

時間を設定する

4.本 例では、信号を復調する前に、復調時間を 30秒 に設定 します。

10RE 1 0F 2,DEMOD TIMEを 押 します。

30秒 を入力します。 これで、内蔵復調器が信号を復調する実際の時間が

設定され、ユーザーはそれを聴 くことができます。

信号を復調する

スペクトラム ・アナライザの周波数スバンがゼロのときも、AM復 調または

FM復 調を使うことができます。ゼロ・スパンで連続変調を得るには、〔TRIG】,

EXTE瑚いIを押して、 トリガ・モー ドを外部に設定します。スペクトラム・ア

落ζ集革ふ」鷲[たにち協露2じ しヽ11■じ¶礁:1幌だけ変調が起 こります。

口一

- 2 ε 3 3 」Bm ′

ハ ∫

“ J L . L 醐

Wlw T'1'‖翌

・IT'I即

[

2‐32 測 定方法

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Bl7= z= < : ' = 7 7. Vlff .r71l lE

例 7:ス ティ ミュラス ・レスポ ンス測定

スティミュラス ・レスポンス測定とは

スティミュラス・レスポンス測定では、被測定デバイス (DUT)に ステイミュ

ラス信号を入力するための信号源と、DUTの 周波数レスボンス特性を解析す

るレシーパが必要です。DUTの 特性は、その伝送パラメータや反射パラメー

タについて解析されます。伝送測定の例として、リップル、フラットネス、リ

ジェクションがあります。代表的な反射測定は反射減衰量です。

スペクトラム・アナライザとトラッキング ジ ェネレータを組み合わせて、ス

ティミュラス0レスポンスの測定システムを構成します。 トラッキング・ジェ

ネレータを掃引信号源にし、スペクトラム・アナライザをレシーパにすると、

その動作は、1チ ヤネル ・スカラ・ネットワーク・アナライザとほとんど同じ

になります。 トラッキング・ジェネレータは狭帯域システムなので、その出力

周波数はスペクトラム0アナライザの入力周波数を正確にトラッキングし、広

いダイナミック・レンジにならなければなりません。この広いダイナミック・

レンジについては、次の例で説明します。

SPECTRUM ANALYZER

図 2‐29.

スペク トラム ・アナライザと

トラッキング 0ジエネレータ測定システムのプロック図

使用 す るスペ ク トラム ・アナ ライザ ・ファンクシ ョン

ここでは、 トラッキング・ジェネレータ0システムが内蔵されている

HP 8560Eオ プション002ス ペクトラム ・アナライザを使用して、帯域通過

フィルタのリジエクシヨン・レンジを測定する方法を説明します。これは、伝

送測定の一種です。この測定は、HP 85640A,HP 85644A,HP 85645Aト

ラッキング 0ジェネレータが装備されたHP 8560E(オ ブション002な し)、

HP 8561E,HP 8563E,HP 8564E,HP 8565Eス ペクトラム・アナライザ

でも行えます。本例では、HP 8560Eオ ブション002ト ラッキング・ジェネ

レータのメニューのフアンクション、つまリトラッキング・ジェネレータの出

カパワーの調整、信号源の校正、ノーマライズについて説明します。

TRACKING GENERATOR

測定方法 2‐33

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例 7:スティミュラス ・レスポンス測定

反射測定を行う手順はどれも似ているので、本例を指針としてください。反射

測定の詳細については、『HP Spectrum Andyzer Semin霞』、『アプリケー

ション・ノー ト150-7』か 『プロダクト・ノー ト1212』を参照してください。

測定の手順 どのスティミュラス ・レスボンス測定 (伝送および反射)に も以下に示す 4つ

の基本ステップがあります。

■ スペク トラム ・アナライザ設定値のセットアップ

■校正

■ ノーマライズ

■測定

試験のセットアップ

1.帯 域通過フィルタのリジェクシヨンを測定するには、図 2‐30の ように装置

を接続 します。本例では、DUTと して、中心周波数が 321.4MHzで 指定

リジェクションが-85dBの 帯域通過フィルタを使用 します。

o l 1 5 0 e

図 2‐30.伝 送測定試験のセットアップ

スペク トラム ・アナライザを設定する

2.A U X C T R L , T R A C K I N C X E N R l l l =を 押 して トラッキング 0ジ エネレー

タ・メニューを表示します。 トラッキング・ジェネレータの出カパワーがア

クティブ ・ファンクション・プロックに表示されます。 フィルタ (DUT)

はそれほど高感度ではないので、-10dBmの 出カパワーで損傷を受けない

はずです。

3.O N力 《選択されるまでSRC‖PW賊ON■OF訃を押 して、 トラッキング●ジェネ

レータのパワー ・レベルをオンにします。

エラー ・メッセージ・エ リアにERR 901 TGFrqLmtと いうメッセージが現

れたら、スター ト周波数を 300kHzに 設定して ください (HP 8560Eオ ブ

ション 002お よび HP 85640Aを 使用するスティミュラス ・レスポンス測

定は、300kHzか ら2.9GHzに 指定されています)。注釈表示の現在の分解

能のため、スター ト周波数を 300kHzに 変えると、 もっと狭いスパ ンでの

み表示されます。

SPECTRUM ANALYZER

口0000● 90ロ ロロ‐ ロ

2・34 測 定方法

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例 7:ス ティミュラス・レスポンス測定

4.■oRE 1 0F 3を 押してからSRが 選択されるまでsWP CPIISR S■ 1を押

して、アナライザの掃引時間をスティミュラス・レスポンスのオー ト・カップル ド0モー ドにします。スティミュラス・レスポンス0モー ドでは、ォー

ト・カップル ド掃引時間は通常掃引レスボンス測定よりずっと早 くなりま

す (図 2-31を参照)。

A T T E N ■ 0 0 B

T R K― ■0

G E I い P O W |ロ

ぃ|」

: | :

n B W ■ . O M H Z V B W ■ . O M H z S W P 5 0 m s

図 2‐31.トラッキング ・ジェネレータの出カパワー

5.こ こでは、帯域通過フィルタの リジェクションだけを測定するので、 フィ

ルタのロールオフがディスプレイ上 トレースのほとんどを占めるように中

心周波数を同調します (図 2-32を参照)。

`0● B/

■00B/

A T T E N ■ 0 0 B

自B W ■ . O M H 2 V B W ■ . O M H z

2‐32.測 定条件にしたがつたスペク トラム

S W " 5 0 m s

・アナライザ設定の調整

1

/

曲由d“..

測定方法 2‐35

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例 7:ス ティミュラス ・レスポンス測定

|注記

6.分 解能帯域幅を狭めて感度を高め、ビデオ帯域幅を狭くしてノイズをスムー

ジングします。図 2133では、分解能帯域幅が 3kHzに 狭められています。

スティミュラス・レスポンス測定でサポートされている最小分解能帯域幅は

300Hzです。

A T T E I N i 0 0 日

日 L O d B r n ■OdB/

X n B W 3 0 k H Z ∨ B " 3 . O k H z S W " 2 0 0 m s

図 2‐33.分解能帯域幅を狭めて感度を上げる

lR E S3 C

B W

/

/

/

/ \ヽ

測定方法

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|注記

例 7:ス ティミュラス 0レ スポンス測定

トラッキング ・エラー

分解能帯域幅を調整すると、信号の振幅が減少することがあります。これが ト

ラッキング・エラーといわれているものです。 トラッキング・エラーは、 ト

ラッキング・ジェネレータの出力周波数がスペクトラム・アナライザの入力周

波数と一致しないと発生します。その結果スペクトラム・アナライザの入カミ

キサからの出力は、IF帯域幅の中心にきません。 トラッキング●エラーは狭

い分解能帯域幅の使用時に顕著です。

トラッキング・エラーは、手動または自動の トラッキング調整によって補償しま

す 。 これ らの キ ー は、 AUX CTRLキー を押 して表 示 す る

ソフ トキー ・メニューの第 2ペ ージにあ ります。

オー ト・トラッキング

ー度オー ト・トラッキング ●ルーチンを広い分解能帯域幅で実行すれば、分解

能帯域幅を小さくするときに再度 トラッキング調整を行 う必要はあ りません。

オー ト・トラッキング●ルーチンは、300Hz分 解能帯域幅を使って トラッキン

グ調整を実行します。

オー ト・トラッキング・ルーチンをオンにするには、TRACKIヽ C PEA● を押 し

てから、IIAN TRK AD」 を押 して トラッキングの粗調整 と微調整の DAC値 を

表示させます。本例では、オー ト・トラッキング ・ルーチンが実行され、 ト

ラッキング ・エラーを発生することなく分解能帯域幅が 300Hzに 減少 します

(図 2-34を 参照)。

A T T t t N ■ 0 0 B

]COA■ 8

l S E T R A

A C ト

/

/

/ \ヽ

■OdB/

s T A 日 T , O M H Z S T O P 4 . 0 0 0 0 G H z

※n B W 3 . O k H 2 V B W 3 . O k H z S W p 2 0 0 m s

図 2‐34.手動 トラッキング調整で トラッキング ・エラーを補償

測定方法 2‐37

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例 7:ス ティミュラス ・レスポンス測定

校正

伝送測定での校正はスルーを使って行います。スルーは本質的に DUTの 代わ

りに接続される導体です。

7.ス ルーを使って校正するには、

& A U X C T R L , , 1 ,

CAL THRUを 押 します。

b.校 正ルーチンによって、図 2-35の ようにスルーを接続する旨のメッ

セージが表示されます。スルーを接続 し、ISTOREITHRUを押 してス

ルー 0ト レースを トレースBお よびアナライザの内部メモリ位置にス ト

アします。

スルー校正 トレースのステー ト情報はレジスタ番号 9に ス トアされま

す。この トレースは後で呼び出して使用できます。図 2-36は、スルー 0

トレースをス トアした後の画面を示 しています。

A T T E N ユ O d B

曰L O ● B r n 生 O d B /

S T ハ n T , O M H 2 S T O P ユ . O O 0 0 G H Z

X n B W 3 0 0 H z V B W 3 0 0 H z S W P a . O s e c

図 2‐35.校正ルーチンのプロンプ ト表示

ハT T E I N 4 0 0 B

自L O d B r n i O d B /

X n B W 3 0 0 H Z ∨ B W 3 0 0 H Z S W p a . O s e c

図 2‐36 .ト レース Bに 表示されたスルー 0ト レース

T H

a●e

/

ヽ/

/

/ \

2‐38 測 定方法

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例 7:ス ティミュラス ・レスポンス測定

ノーマライズ

ノーマライズを行 うと、テス ト・セットアップでの周波数 レスポンス ・エラー

がなくなります。ノーマライズがオンのとき、 トレース演算は次のようにアク

ティブ 0ト レースで行われます。

A― B tt NRP― →A

ここで

Aは ア クテ ィプ 0ト レース

Bは ス トアされているスルー校正 トレース

NRPは ノーマライズされた基準位置

基準 レベルの単位 (dB)は この相対測定を反映 しています (図 2-37を 参照)。

ノーマライズするには、拇ORMLIZE ON OFFを 押 し、ONに 設定 します

(このソフトキーはトラッキング●ジェネレータ・メニューの第 1ベージに

あります)。

ノーマライズ 0モードになると、矢印が目盛 りの両側に現れます。この2つ の

矢印は、ノーマライズされた基準位置、またはOdB挿 入損失 (伝送測定)やOdB反 射滅衰量 (反射測定)が通常常駐する位置を表します。

ノーマライズした基準位置の dB値 は、 AMPttTUDEキ ーの■Omに REFILVL

調整で設定します。NORM REF POSNIを変更すると、ノーマライズしたトレー

スの位置が目盛の範囲内で変わります。

A T T t t N ■ O d B

/ ヽ

./ \

■0● B/

※ n 8 W 3 0 0 H z

図 2‐37.

∨ B W 3 0 0 H 2 S W P 2 0 s e c

ノーマライズされた トレース

測定方法 2…39

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例 7:ス ティミュラス ・レスポンス測定

測定

デルタ 0マ ーカを使つてレンジを測定 します。

1.PEAK SEARCH, を 押 し ま す 。

2.ノ プを使用して、図 2-38のように、第 2マ ーカを帯域通過フィルタの

リジェクション●エリアに設定します。

ハ T T t t N ユ 0 0 B

目 L O d B

― K R - 6 フ ア “

3 8 3 0 M H 2生008/

К

「刹「RO ト

-6● 2 c 3

/

/ \

S T A n T 4 0 M H 2 S T O " ■ 0 0 0 0 G H z

※ n 3 W 3 0 0 H Z ∨ B W 3 0 0 H Z S W " 2 0 S e c

図 2‐38.デルタ・マーカでリジェクション・レンジを測定

1手」[1,踊鋪緒え、弥読ら器2励稲鶴が表示されます。この2つのフアィタン■イは両方ともディスプレイ上のト

レース位置を動かす機能ですが、RANoE LV「は滅衰量とゲインを調整し、

NORMAL REF LV理 はスペクトラム ・アナライザ設定を変えません。

は、NORM REF POSNと 同じくトレース演算ファンクション

であり、これを使うとスペクトラム・アナライザ設定を変えずに、ノーマライ

ズした トレースの位置を変えることができます (図 2-39を参照)。その結果、

測定は校正されたままになります。ただし、この 2つ の トレース演算ファンク

ションを使用すると、画面の最上部が必ずしもゲイン圧縮 リミットを表さない

ことがあります。

2‐40 測 定方法

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例 7:ス ティミュラス ・レスポンス測定

夕 ИK R - 6 8 0 o B

白L -20 00B __ ■ 00B/ 383 0MHz

N O n- 2 0

4 R EO c 3 / ヒ

L 、

ノ ヽ

X 自 8 W 3 0 0 H Z V B W 3 0 0 H z S W " 2 0 s e c

図 2‐39.ア ナ ライザ設定 を変 えず に NORMA二=REF LVI:で トレー スを調 整

=m閣 JLVFを 使用すると、入カアッテネータとIFゲ インが変化 して測定

のダイナ ミック ・レンジが拡大 します。 これは、信号解析測定で使用する

コ曇J■ 'と 同じです。RANGE LVLも RE聯 =VLも 入力信号がグイン圧縮され

ていないようにします。

測定のダイナミック・レンジを広げるには■4NGE LVllを押します。ダイナミック ・レンジを拡大す ると、ア ッテネータ 0ス イ ッチング時などでエラーが

増加 します。ただし、図 2-40が 示す ように、 RANG卜 LVLを 使用す るとダイ

ナ ミック ・レンジ ●レベルが 18dBだ け増加 します。

A T T E I N ■ 0 0 B ― K R ― アフ 却 C 3

A T T E N ■ O d B

曰L -40 0● 3___■ OdB/ 383 0MHz

/ ヽE I Y N

〕議G 巨

/ ヽ¬ ..,1,1■

W げⅧ ‖Twlり:コ

に'W'V甲 |ドlЧヤ

S T A n T ■ O M H Z S T O P ■ . O O O O G H z

※n B W 3 0 0 H 2 ∨ B W 3 0 0 H 2 S W F 2 0 s e c

図 2‐40.:RAICE LVLを 使 つて ダ イ ナ ミック測 定 レンジ を拡 大

測定方法 2‐41

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例 7:ス ティミュラス ・レスポンス測定

測定された実際の信号がゲイン圧縮 リミットを超えた り、あるいはディスプレ

イの一番下の目盛を下回ると、エラー 0メ ッセージがディスプレイの右下に表

示されます。 ここで示す例では、より良い分解能で リジェクシヨン ・レンジが

見 られるように通過帯域情報が画面外になるように調整されます。アナライザ

設定を変えて通過帯域情報を画面最上部より上げると、ERR 903 A>DLMTと い

うエラー 0メ ッセージが表示されます。

ノーマライズ 0モ ー ドでは、以下の場合にもERR 904 B>DLMTが 現れること

があります。

■校正 トレースが画面の外に出た場合

■ プリセット後に校正が行われていない場合

■ トレース Bが プランクである場合

このエラーをクリアし測定の校正を確実にするには、再度校正 してス トア ・ス

ルー ●オペレーションを実行 します。

レンジ ・レベルの使用とノーマライズした基準 レベルの使用

この例では、IRANGE LVrと : の 違いを説明します。プリアン

プのノーマライズされた周波数レスポンスを図 2-41に 示 します。ノーマライ

ズされた トレースは、目盛 りの最上部でカットされます。 これは、マーカ

の起動時に0キーで確認でき、エラー 0メ ッセージ ・プロックに ERR 903

A>DLMTと いうエラー ・メッセージが表示されます。

∧TTEN ■ OdB M K R ■ . フ 0 8

S T A R T 4 M H 2 S T O F D 2 . 9 o o G H Z

X n B " ■ O k H Z ∨ 8 W ■ O k H Z S W P 5 0 m s

図 2‐41.プ リアンプのノーマライズされた周波数 レスポンス ・トレース

■0融帆 EF L V■を 30 d Bま で上げると、図 2-4 2のように、 トレースが画面

上を十蕗 し,チ :こ こでは次の 3点 が観測されます。すなわち、(1)入カアッ

テネータ値は 10dBの まま、(2)マーカ振幅の表示値は 13.2dB、 (3)た とえ信

号が目盛 りの枠内に完全に入っていてもエラー ・メッセージERR 903 A>DLMT

が表示されている。

2・42 測 定方法

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例 7:スティミュラス ・レスポンス測定

A T T E N 全 0 0 B M K R ■ . フ d B

口L 3 0 _ O d B ■ O C 1 8 / ■ 4 E 5 ■ G H z

N O n3 0

l RE

″ η へ

S T A n T ■ M t t Z S T O ■ 2 . 9 0 0 G H 2

x n B w ■ o k H z V B W i O k H z S W p 5 0 m s

図 2‐42。NORM REF LVLは トレース ・ファンクション

NORM REF LVLを OdBに 戻 した後、 RANGE LVLを 30dBに 上げます。

図 2-43が示すように、 ト レースは完全に目盛 りの枠内で移動 します。設定値

を比較すると、(1)入カアッテネータ値は 40dBに 変わっている、(2)マーカ

振幅表示値は-6.3dB、(3)エラー ・メッセージERR 903 A>DLMTは 消えてい

る、 ということが分か ります。

A T T t t N 4 0 0 8 M K R - 6 . 3 0 日

曰L 3 0 0 d B ■ O d B / ■ 6 ■ O G H z

D Y ヽ 、M 工 C

) c 」E

G 匡

ヽ、

ゝ プV~ ヽ

S T A R T , M H Z S T O P 2 . 9 0 0 C H z

※∩ B W ■ O k H Z ∨ B W i O k H z S W " 5 0 m s

図 2‐43.RANGE LVLで アナライサ設定を調整 して圧縮のない測定を行 う

図 2-42は、 が アナライザ設定を変えずにアクティプ ・ト

レースを設定できるトレース ・ファンクションであることを示 しています。エ

嚢あチニち万単艦」ソ鋭粘翼晰輩 漁翻輩Ъ整し入カアッテネータとIFグ インを変更することで、圧縮のない測定を行う

ことができます。

測定方法 2・43

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例 8:外 部 ミリ波 ミキサ (プリセレクタなし)

例 8:外 部 ミリ波 ミキサ (プリセレクタなし)

外部 ミリ渡ミキサを使用すると、HP 8560 E―Seriesスペクトラム・アナライ

ザの周波数カパレージを拡大できます (HP 8560Eオ ブション002ト ラッキ

ング●ジェネレータには、外部ミキサ機能はありません)。ヒューレットパッ

カー トでは、パイアスを必要とせず、また 18GHz~ 110GHzの 周波数レンジ

をカパーする外部ミキサを製造しています。他のメーカーでは、レンジが

325GHzま で拡大されていますが、パイアスを必要とするものもあります。

HP 8560 E‐Seriesスペクトラム・アナライザは両タイプのミキサをサポー ト

しています。

使用するスペク トラム ・アナライザ ・ファンクション

測定の手順

HP 8560 E―Seriesスペクトラム 0ア ナライザは、 ミリ波測定で使用で きる広

範囲なファンクション0メ ニューを備えています。 この例では、外部 ミキサを

スペク トラム ・アナライザに接続する方法、希望のバ ンドを選択す る方法、変

換損失比をス トアする方法、そして自動信号識別ファンクションを使用す る方

法を説明します。

装置のセッ トアップ

1.図 2-44は外部高調波 ミキサをスペク トラム・アナライザに接続する方法を

示 しています。

注意 スペク トラム ・アナライザの局部発振器出カパワーは+16.5dBmで す。外部

高調波 ミキサをアナライサに接続する前に、 ミキサがこのパワー ・レベルに対

応できるかどうか確認 して ください。

2‐44 測 定方法

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SPECTRUM ANALYZER

E o o o e oE o o o o oE l o o o o o

R - - - o( l o o o o

0 0 e 6 6 o‖ ‐oそ 0 ●

● M l

S:CNALSOURCE

例8:外部ミリ波ミキサ (プリセレクタなし〕

SPECTRUM ANALYZER

□ロロロロ

ロロ

ロロロロ

一ロ

ロロロロ(]

ロ ロ●ロ

一一

口 O 09。 ● 0 0 o o c

l」llilili:

申_申D

● M i

SICNALSOURCE

) I P L E X E RHP P/N 5086-7721)

|注記

o j 1 5 1 e

図 2‐44.外 部 ミキサのセットアッス バイアスなし(a)、バイアスあり(b)

ミキサをスペク トラム ・アナライザに接続する際は、信号減衰が生 じないよ

うに高品質の SMAタ イプ 0シ ール ド・ケープルを使用 して ください (例、

HP 5061-5458 SMAタ イプ ・ケープル)。ケープルはきつ く締めすぎないよ

うにして ください。最大 トルクが以下の値を超えてはいけません。

112N―cm(10 in_lb)

周波数バンドの選択

2.coNttGを 押 してからEXT MXttPREIUNPRを 押 して UNPRを 選択す るこ

とで、プリセレクタなしの外部 ミキシングを指定 します。

3.以 下の手順で 18GHzを 超える周波数を選択 します。

a.AUX CTRL,EXTEm颯 ‖‖:静聾 を押 してアナライザを外部 ミキサ ・

モー ドに設定します。

b.中 心周波数ファンクションを使って、所定の周波数を直接入力します。

c。表 2-3を ご覧 ください。一部の周波数は重複 して 2つ のパ ンドに属 して

います。希望のバンドを間違いなく選択するため、表 2-3を 見て希望の

周波数バンドを選択 してから、フルバ ンド0フ ァンクションを使ってそ

のバ ンドを入力します。

d.外 部 ミキサ ・メニューで、EULttBAN妻 を押 し、次にアクティブ 0フ ア

ンクション・エ リアの BANDの 前の文字が希望の周波数バ ンドに一致す

るまで、0キーを押 します。

測定方法 2‐45

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例 8:外 部 ミリ波 ミキサ (プリセレクタなし)

21り響冒警轟轟群[為詣鸞象に ONに 設定されます。

表 2・3.外部ミキサの周波数レンジ

周波数′くンド

周波数レンジ(GHz)

ミキシング高調波

変換損失

18.0~ 26.5

26.5- 40.0

33.0- 50.0

40.0- 60.0

50.0- 75.0

60.0- 90.0

75.0-110.0

90.0-140.0

110.0-170.0

140.0-220.0

170.0-260.0

220.0-325.0

6-

8-

10-

10-

14-

16-

18-

24-

30-

36-

44-

54-

30 dB

30 dB

30 dB

30 dB

30 dB

30 dB

30 dB

30 dB

30 dB

30 dB

30 dB

30 dB

30.OdBL

〔 `0● B/

S T ハ 目 T 4 0 0 0 G H 2 S T O p 6 0 . 0 0 G H Z

n B w ■ o M H z x ∨ B W 3 0 k H 2 S W " 2 ・ O S e c

図 2‐45.希望のバンドを選択する

平均変換損失値のセープ

4.表 2‐3は 、各周波数バ ンドに対 してアナライザにス トアされているデフォ

ル ト変換損失値を示 しています。 これは HP l1970シ リーズ ・ミキサの値

冠野基優τち魂Ψ陽幌稚F蚤鰹齢轟轟ポ使ってバンド全体の平均変換損失値をセープする方法です。このフアンク

ションをオンにするには、

U B N 0

l | |

| l l

2・46 測 定方法

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例 8:外部 ミリ波 ミキサ (プリセレクタなし)

a.AUX CTRL,=騨 :ユN‐41lIIX職 ,即 卿 RRE彎 ,

im尼動趨麟cNVILOSSを 押 します。

b.適 切な平均変換損失値を入力します。HP l1970シ リーズの高調波 ミキ

サには、 これらの値の表が付属しています。本例に使用 した Uバ ンド・

ミキサには、35dBの 平均変換損失があ りました (図 2-46を参照)。

C L 2 3 . 5 d B

R L - 6 5 d B m 4 0 ● 6 /

C O ト2 3

SS B A I D し

l l l | l

|

―l | | | J |

S T A 目 T 4 0 0 0 G H 2 S T C l p 6 。 O O C H 2

∩ B W ■ . O M H Z X ∨ B W 3 0 k H z S 因 ■ 2 0 S e c

図 2・46.変 換損失のス トアと補正

変換損失情報をストアする2番 目の方法は、,Nvl工OS'WSIFRE‐ 11を使っ

て、個々の変換損失のデータ。ポイントを特定の間隔で高調波バンド全体

にセープする方法です。

変換損失のデータ・ポイントを観察したり入力するには、

a.CNV■ OSSiVttFREQを押します。

b.変 換損失データを表示周波数に入力します。

c.oキ ーを使って、バンドを切 り換えながら各ステップで変換損失を入

力します。

測定方法 2‐47

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例 8:外 部 ミリ波 ミキサ (プリセレクタなし)

信号識別 (プリセレクタなしのミキサのみ)

5。高調波ミキサの IF出 力には、多くのミキサ出力成分が入っています

(LO土 ソース、2LO土 ソース、3LO土 ソース .… nLO土 ソースの周波数)。その結果、1つの高調波バンド内で 1つの入力信号が多数のレスポンス (この内有効なのは 1つ だけ)を生成します。

これらのレスボンスはベアで発生し、有効ペアの成分は621.4MHz離 れて

おり(図 2-47を参照)、ペアの一番右側が正しいレスボンスです (このア

ナライザの場合、ペアの左側は有効ではありません)。

C L 2 3 5 0 B

R L - 6 5 ● B r n ■Od8/

S T A R T Z 1 0 0 0 G t t Z S T O P 6 0 . 0 0 C H Z

円B W ■ O M H Z X ▽ E 3 W 3 0 k H 2 S W P a O s e c

図 2‐47.Uバ ンドの 50GHz信 号によつて生成された信号 レスポンス

周波数シフ ト方式による信号識別

6.信 号およびイメージを識別する信号識別ルーチンが、ファームウェア改

訂 920528以 降、またはオブション 008装 備のスペク トラム ・アナライ

ザに組み込まれています。有効信号を識別す る周波数シフ ト方式では、

SIG,I,10NIp==というスペクトラム・アナライザ・ファンクションを使用 します。 このフアンクションを使用すると、スバ ンが小さいほど測定が

正確にな ります。

a.50MHzに スパンを狭 くします。

b.AUX CTRL,I ,SIGNAL IDENTを 押 します。

C・IS■●1lD ON OFFを 押 して ONに 設定 します。

現在選択 されている高調波によって生成されたものではない信号は、オー

ルタネー ト掃引で水平方向にシフ トされます (図 2-48を 参照)。したがつ

て、ディスプレイを見るとき、オールタネー ト掃引では信号が希望の周波

数で現れたかと思 うと、次には現れません。選択 した高調波によって生成

される正 しい信号は、縦方向にしかシフ トしません (図 2-49を 参照)。

| | l

| | | |

l | | J |

2‐48 測 定方法

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例 8:外部ミリ波ミキサ (プリセレクタなし)

c L 2 3 . 5 0 8

n L - 6 5 ● B m ■ O d B /

c t t N T E n 4 9 フ アフ0 0 G H Z S F D A N 5 0 . O O M H Z

x n 6 w ■ . O M H 2 X ∨ B W 3 . O k H Z S W p s O m S

図 2‐48.無効信号の レスポンス

c L 2 3 . 5 d B

n L - 6 ら d B m ■ O d B /

A

C E I N T 巨自 5 0 3 9 8 4 0 C H Z S F D A N 5 0 . 0 0 M H Z

※ n B w ■ . O M H z X V B W 3 . O k H z S W P 5 0 m S

図 2‐49。有効信号の レスポンス

広い周波数スパ ンでの信号識別

7. は 高調波サーチを使って広い周波数スバ ンで信号を識別

します。SICIID AT M職 は信号の適正な周波数を自動的に測定 し、その

値をスペクトラム ・アナライザIC表示 します。

信号のイメージ上で SIC ID AT MKRを 表示させ ると、アクティプ ・ブ

ロックに読み取 り値が表示されます (図 2-50を参照)。真の信号周波数は、

マーカがイメージ上に常駐する識別子 とともに表示されます。

マーカが真の信号上に設定され、 SIC ID AT M範 :が押 されている場合、

信号周波数は IMAGEノ ーテーションなしで現れます (図 2-51を 参照)。

を表示させるには、以下の手IEを行います。

l , ,

A

を押 します。

測定方法 2‐49

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例 8:外 部ミリ波ミキサ (プリセレクタなし)

8.外部 ミキサ

ユ1呻 AL

・モー ドを終了するには、

■lXERを 押します。

AUX CTRLを 押 し て か ら

MKR -50.ユ アdBm

M K 自 - 4 8 . 5 0 d B r n

5 0 3 3 C 3 H z

5 0 〕5 C ト

■0(エ AGビ

| |

n B w ` o M H z ※ v B W 3 0 k H z S W p 2 0 s e c

図2‐50.イメージ信号に対して実行されたIIC IDlムT MKR

C L 2 3 5 d B

C L 2 3 . 5 d B

ュOdBノ

■OdB/

S I G = 自 E 」E N

5 0 〕3 G ト

| |

| |

|_ 1 1 |

S T ^ n T 4 0 0 0 G H Z

n B W ユ . O M H 2 X ∨ E 3 W 3 0 k H 2 S " " 2 0 s e c

図 2・51。真 の信 号 に対 して実 行 され たヽIC ID AT MKR

2‐50 測 定方法

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敏 生菖 ロ

例 8:外部ミリ波ミキサ (プリセレクタなし)

バイアス

前項で述べたHP l1970Aシ リーズの高調波ミキサはパイアスを必要としま

せん。バイアスを必要とするミキサは、HP 8560 E―Seriesでも使用できま

す。パイアスをかけてもミキサには最小限の変換損失で済みますが、パイアス

は実行するすべての測定ごとに調整しなければなりません。パイアスを必要と

するミキサは図 2-44のように接続します (ミキサ・パイアスはIFラ インを介

してかけます)。

信号を測定するには、上述したような方法でバンドを表示します。

以下の手1日でパイアスをかけます。

a。〔AUX CTRL],EXTE珀‖L MIXER,BIASを 押します。

b。ど使用のミキサが必要とするパイアスの極性 (ポジティプかネガティプ)に対応するソフトキーを押します。

c.ス ペクトラム 0アナライザのノプを使って、パイアスを調整し、そして最

大振幅の信号をピークにします。

d.ス ペクトラム・アナライザにオブション008が装備されているか、または

ファームウェア改訂が 920528以降の場合、希望の信号識別方式をオンに

します。

e.ほ とんどのミキサでは最適パイアスが周波数によって異なるので、測定さ

れたすべての信号に対してパイアスを調整しなければなりません。

オープン回路のパイアス電圧は、300オ ームの信号源抵抗を介して+3.5Vまで

大きくなる場合があります。アクティプ・パイアスカ`ス トアされている機器ス

テー トを呼び出すと、このような電圧レベルになる可能性があります。

スペクトラム・アナライザのディスプレイに表示されるパイアス値は、短絡回

路電流 (つまり、IFラ インがグランドIC短絡しているときに流れる電流の量)で表されます。 ミキサに流入する実際の電流量はこれより少なくなります。

ぜ注記

測定方法 2‐51

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例 9:隣 接チャネル ・パワー測定

例 9:隣 接 チ ャネル ・パ ワー測定

隣接チャネル ・パワー(ACP)と は

隣接チャネル●パワーは、セルラ無線機などの通信機器の対象チャネルから隣

接チャネルヘ漏れる変調を測定します。 リーケージにより隣接チャネルのユー

ザーの通信が劣化することがあります。そのため、隣接チャネル (しばしば第

1お よび第 2予 備チャネル)に おけるパワー許容量が監視団体によって指定さ

れています。

連続変調搬送波の隣接チャネル・パワーは、多くのアナログFMシ ステムの場

合 と同様、直接測定することができます。TDMA(時 間分割多重アクセス)コー ドレス電話やセルラ0シ ステムなどパースト搬送波を使用するシステムで

は、ACPを 測定する上で多数の複雑な規格があります。これらの信号はスペ

クトラム ・アナライザでも測定することができます。

使用 す るスペク トラム ・アナ ライザ 0フ ァンクシ ョン

ACPの 例は、ファームウェア改訂 930809よ り後のスペクトラム 0アナ

ライザを対象とします。それ以前のフアームウェア改訂では ACPの 機能

性が限られています。操作は、「基本 ACP測 定の手llu」に記載してある

IACP AUrO■MEASURE:ファンクションと同様です。

ここでは隣接チャネル ●パワー測定の例を2つ 示します。1つ はアナログ測定

方式を用いた基本測定で、もう1つ は2帯域幅方式を用いたパースト信号測定

です。ACPリ ーケージ比や トータル伝送パワーなどの測定値に対して計算を

行います。測定で使用したチャネル 0スペーシングやチャネル帯域幅を計算す

ることもできます。

ここでは以下の項目について説明します。

■基本 ACP測 定の手順

■ACPア ナログ方式情報

■パース ト信号 ACP測 定の手順

■ RCR-27B規 格に準拠した PDC測 定

■RCR-28規 格に準拠 した PHS測 定

■IS‐54規 格に準拠 した移動体の NADC測 定

測定方法

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基本 ACP測 定の手順

注意

例 9:隣接チャネル ・パワー測定

この例では、300MHzの 搬送周波数を持つ トランスミッタを使用します。被

測定信号は、14.OkHzの チャネル帯域幅を持ち、20.OkHzの スペーシングが

必要です (図 2-53を参照)。また、信号源としては校正信号を使用します。通

常、無線機を直接接続するか、あるいは無線機からの信号をアンテナを介して

接続するかして、スペクトラム0アナライザ信号を入力します。

スペク トラム ・アナライザヘの最大入力は、減衰量 10dB以 上で+30dBm

(lW)を 超えてはなりません。

oj152e

図 2‐52.隣 接チャネル ・パ ワー測定試験のセッ トア ップ

CenterFrequenry

Channe:BW Channe!BW Channe:BW(14kHz)(14kHz) (14kH2)

R※

k e

フ S

SPECTRUM ANALYZER

い000900品 =ΞΞ 8

A T T E N ■ O d B

自L ― ■〇 . O d B m

E響

O Z

O M H z

因 3 0

図 2‐53.隣 接チャネル ・パワーのパラメータ

測定方法 2‐53

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例 9:隣 接チャネル 0パ ワー測定

最初に、スペク トラム 0ア ナライザを設定 して被測定信号を表示 します。

1.ス ペ ク トラ ム ・ア ナ ラ イ ザ 上 の〔PRESET]を 押 して 、 定 義 され た プ リセ ッ ト ・

ステー トから測定を開始します。

2.FREQUENCY,ICENTERIFREQを 押 し、搬送波信号の中心周波数を入力して

(この場合、校正信号の 300MHz)、 伝送された搬送周波数を入力します。

3.AMPttTUDEを 押 してから、⑩ キーを一回押 して信号基準 レベルを

-10dBmに 設定 します。

隣接チャネル ●パワー(ACP)の ノフ トキー ・ファンクションを表示 して、測

定パラメータをセットアップします。

1. MEASノUSERを 押 してから■CP■IMENU:でソフ トキーの隣接チャネル ・パ

ワー ・メニューを表示 します。

2.ACESEttRと METHODSを 押 して、測定に用いる測定方式を選択 します。

ANALOG METHODを 押 して ください。アナログ方式は最 も一般的な測定方

式で、詳細についてはこの例の次の項で説明します。PREVIMEWじ を押 して

ください。

&猾理理繁[I糞贔品轟部統I猛識

力します。次にCHANNEJIBANDWDTHを 押して 14.OkHzを入力します。

IPREV MENUIを押してセットアップ0メニューに戻 ります。

4.IPREV MENUを押してファンクションの隣接チャネル・パワー・メニューに

戻 ります。

これでセットアップが完了し、測定が行えます。

1.■CP AUrO=MEASURElを押して自動隣接チャネル 0パ ワー測定をオンにし

重Iレ妻夕ifザ警響デツサテi隼冤層裏象i〕くツ〒f晨籠二後稽了言肇阜彗域幅、ディテクタが最適化されます。

上段および下段隣接チャネルでのACPリ ーケージ比の数値結果が、チャ

ネル ・スペーシングとチャネル帯域幅とともにアクティプ・ファンクショ

ン・エリアに表示されます。測定されたトータル伝送パワー、(上段および

下段隣接チャネルの)最大 ACP比 は、ディスプレイ右上のタイ トル ●エリ

アに表示されます。

測定方法

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例 9:隣 接チャネル ・パワー測定

A T T E N ■ O C j B

R L ― ■0 _ O C 」 B m ■ O d B /

|注記

CENTER 300 00000MHz SPAN ら 6.8フ kHZ

X R B W 3 0 0 H z X V B W 3 0 0 k H z S W P ■ . 6 s e c

図 2・54.隣接チャネル ・パワー測定結果

隣接チャネル ・パワー測定では、スペク トラム ・アナライザの設定値をユー

ザーが選択することも可能です。例えば、特定の分解能帯域幅またはスバ ンで

ACP測 定を行いたい場合,不 ヽ夕17ム ・アナライォな希望のステー トで

セットアップしてから■CP COMPtrFIを 使用 します。lACP COMPUrEIは機器ス

テー トを変えることなく隣接チャネル ・パワー測定を行います。ACP計 算ファ

ンクションはアナログまたはピーク方式を選択 した場合にだけ使用できます。

2 . l X I T 1 2 R E S T O R E :を 押 して AC P G R A P H O N O F Fを O Nに 設定 します。 こ

れにより、チャネル・スペーシング●ファンクションとして、選択したチャ

ネル帯域幅に対する隣接チャネル ●パワー比がグラフィック表示されます。

ACPグ ラフ・フアンクションはアナログまたはピーク方式を選択した場合

にだけ使用できます。

基準マーカが中心周波数にあり、マーカ●スペーシングがチャネル ・スペー

シングに等しい状態で、デルタ・マーカが表示されます。

A T T t t N ■O d 6 ´ ИゞК自 - 6 6 0 0 d B

n L ― ■o o d B m ■ O d B / 2 0 . O O k H z

C E N T E R 3 0 0 . 0 0 0 0 0 M H 2 S P A N 5 6 8 フ k H z

X R B W 3 0 0 H Z X V B W 3 0 0 k H z S W P l . 6 s e c

図 2‐55.ACPの グラフ表示

F

×

A p

X r

一 6

〕d B r

3 4 d [

一 

|

: ` 1 . ` ] J 1 L l L , L 1 ‖

| [ T : 1 1

バ ИK

20. 〉O I → z

-6C O O 」 B

|

|

Tノ

ノヽ

l ` 1 lrr t,, , IL ini

瀞1

=L l l r r l , 口 ‖l l

| |11

| ` T 1 1 1

測定方法 2‐55

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例 9:隣 接チャネル ・パワー測定

ACPア ナログ方式の定義

ACPの グラフを見れば、いかに急激にACP比 がチャネル ・スペーシング

とともに変化しているかが分かります。しかしグラフが目盛 りの一番下に

きているときには、チャネル ・スペーシングに対するACPは 定義されて

いません。これらのポイントでは、チャネルの帯域幅に画面の枠外の周波

数 (データは採取されない)も含まれるはずです。

3.隣 接チャネル ・パワー測定が終了したら、EXIT■ CHIMENUIを押し、機器

ステー トをACP測 定を行う前の状態にリストアします。

隣接チャネル ・パワー測定にアナログ方式 とACP自 動測定ファンクションを

使用する場合、スペク トラム ・アナライザの中心周波数は トランスミッタが対

象 とする中心周波数に設定 しなければなりません。また、基準 レベルは、選択

したディスプレイ ・スケールの上限および下限を超えるデータ ・ポイン ト数が

最小 とな り、最適な表示 レンジが得られるように設定 します。ディスプレイ 0

3″手集獣:亀足」理舅鶏:1,虜薔テ与源lア'lЪ禽″T`二1丁鼻; 量ゝL化するよう設定 します。

アナログ方式が選択されている状態で:ACP AUrO MEASUREIを 押 したときに、

代替チャネルのペア数がゼロに設定されていれば、ディスプレイに以下の値が

表示されます。

■ アクティプ。フアンクシヨン0エ リアに、下段チャネル (LOW)お よび―L9

チャネル (UP)に おけるACP比 の結果を表示

■ アクティプ ・フアンクション ●エ リアに、チャネル ・スペーシング (CSP)

とチャネル帯域幅 (CBW)のパラメータを表示

■ ディスプレイ 0タ イ トル ●エ リアに、伝送された トータル 0パ ワー(PWR

Tx)と 最大隣接チャネル ●パワー(MAX ACP)を 表示

図 2-53は 、チャネル帯域幅 とチャネル ●スペーシング ●パラメータの定義方

法を示 したものです。ACP測 定値の求め方の詳細については、以下の 「隣接

チャネル ●パワー(ACP)計 算」を参照 して ください。

スペク トラム ・アナライザがlCP AUT01MEASUREソフ トキーからアナログ方

式によって隣接チャネル ・パワー測定を行 う場合、測定では実効値型の信号に

応答 します。 これは、伝送された信号に トーンかノイズ、またはその両方が含

まれていたとしても、 トータル伝送パワーと隣接チャネル ・パワー比が正確に

レポー トされたことを意味 します。機器ステー トが以下の制約のどれかに違反

した場合、信号に対するICP C岬 日常■応答が実効値でなくなり、ノイズ様信

号 として-2.51dBま でのエラーが発生します。

■ ビデオ帯域幅が分解能帯域幅の少なくとも10倍

■ディテクタ・モー ドをSAMPLEに 設定

分解能帯域幅が 100kHz以 下

ビデオ ・アペレージングが OFF

MAX HOLDお よび MIN HOLDト レース。モー ドがどちらも選択され

ていない。

  ■  ■

2・56 測 定方法

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注記

例 9:隣接チャネル ・パワー測定

を押したときに測定の際の設定値が実効値検出準適して

いれば、測定を行う前にアクティブ0ファンクション●エリアに次のような隣

接チャネル ・パワー●メッセージが表示されます。

DETECT10N:

RMS VOLTAGE

(POWER DETECTOR)

パワー検出は隣接チャネル ・パワー計算の間実行されますが、ディテクタ ・

モー ドとして使用することはできません。

警告 メッセージのほかに警告の原因 となる機器ステー ト・パ ラメータが表示 さ

れます。表示 され る機器ステー ト・メッセージは以下の とお りです。

RBW>300 kHz

VBWく 10 x RBW

DETECTOR MODE

MIN HOLD

MAX HOLD

VIDEO AVERAGE

機器ステート・パラメータが無効であるという警告メッセージが示されても、

測定は行われアクティプ・フアンクション・エリアに結果が表示されます。機

器ステート・パラメータが無効の恐れのある場合は、1“率FOMPUT=を 繰り返

し押して警告メッセージを見ることができます。隣接チャネルの信号が連続波

(CW)信 号に似通つていれば、実効値検出なしで も計算結果は正確にな りま

すが、信号がノイズ様の場合は正確ではあ りません。また、ACP測 定の国際

規格のなかには、 ビデオ帯域幅が、実効値検出を行えない分解能帯域幅 と等 し

くなければならないとしながら、同時に測定値が通過帯域における全信号の実

効値和に対応することを要求 しているものもあ ります。 ビデオ帯域幅がこの規

格に従って設定されている場合、警告メッセージが表示 されます。

上記の無効な機器ステー ト・パラメータに対する警告メッセージに加えて、

ディスプレイの右下に次の 3つ のエラー ・メッセージが表示されることがあ り

ます。

■ERR 908 BW>>SPCGは 、チャネル 0ス ペーシングに比べてチャネル帯域幅

が広すぎるので有効な計算ができないことを示 します。

■ERR 909 SPANくACPは 、周波数スバ ンが狭すぎて有効な測定値が得 られな

いことを示します。

■ERR 910 SPAN>ACPは 、チャネル帯域幅に比べて周波数スパ ンが広すぎる

ので、正確な測定値が得られないことを示 します。

3つ のエラーのうちどのエラーが発生しても、測定値は完全ではあ りません。

測定値を補正するには、発生 したエラーに応 じて機器ステー ト設定を調整して

ください。

測定方法 2‐57

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例 9:隣 接チャネル ・パワー測定

スTrNoPt=P』 Tx― (3.84 dB)一

十21イιRer+郷 θDaBRer+(10 dB)10gI11等;:}]

00dtt bg[幾l=00dttbgi等務浮卜a盤9 00graπ″+ス銘昴めこ こで

隣接チャネル ・パワー(ACP)測 定器セッ トアップ

ACP自 動測定ファンクシヨンによつて、基準 レベル、入力減衰量、ディスプ

レイ ・スケールの設定が変わることはありません。そのためこれらの値を最適

なダイナ ミック ・レンジおよび最適確度に設定 しなければな りません。

リニアおよび他のログ ・スケール もサポー トされていますが、ACP測 定に適

したダイナミック・レンジが得られるのはログ10dB/diVだけであるため、常にこれを使用する必要があります。基準レベル (RL)は 、信号が選択したス

ケール (10dB/diV)の精度特定レンジの上限、下限どちらも超えないように

選択しなければなりません。チャネルの信号が CWに 似通っている場合、最

適なRLを 設定すると最大信号が RLに きます。

たいていのディジタル変調の場合のようにチャネルの信号がノイズ様の場合、

最適 RLは ログ増幅器および他のパラメータのレンジによって異なります。 ト

ランスミッタ・パワーと最適基準レベルの差は以下の式で得られます。

PTxは トータル伝送パワーです。

RBWは スペクトラム ・アナライザの分解能帯域幅です。

ChBWは チャネル帯域幅です。

RLは 基準 レベル ●パワーです (単位は、例えば mWの ようなパワーの

単位で、PTxの 単位に適合 していなければな りません)。

lograngeは ログ増幅器の特定 レンジで、正の数です

(HP 8560シ リーズ ・スペク トラム oア ナライザの場合 100dB)。

ACPrati。は、隣接チャネル ●パワーの トランス ミッタ ・パワーに対す る

比で、dBで 表され、常に負の数です。

スペク トラム ・アナライザの入カアッテネータの設定によって、ひずみエラー

とノイズ ・エラー間の トレー ド0オ フが確定 します。以下の式はスペク トラ

ム ・アナライザの入力滅衰量の最適値を表 します。

―(20 dB)10g[2-∫R

如r

一3 扮 l}

こ こで

ATTNoptは ヽ最適な減衰量です。

ATTNは 、10dBの 増分内で選択するアッテネータの設定値です。

PdBTxは 、 トランスミッタ・パワーです (単位 dBm)。

2‐58 測 定方法

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例 9:隣 接チャネル ・パヮー測定

DANLRefは ヽ表示されたアナライザの平均ノイズ ・レベル仕様 (単位dBm)で す。

MLRefは ミキサ ・レベルで、 これに対 しスペク トラム oア ナライザの三

次ひずみが特定されます。

TODdBRefは ヽ三次ひずみ仕様のひずみ成分パワーに対する信号パワー

の比で、単位は dB、 正の数です。

ChBWお よび ChSpacingは チャネル帯域幅 とチャネル 0ス ペーシン

グ ・パラメータで、NBWRefは 、DANLを 特定す る分解能帯域幅に対

するノイズ帯域幅です。NBWは 100Hz以 下の分解能帯域幅 (RBW)を 1.055倍 したものです。

求めた最適減衰量 と、入カアッテネータの 10dBス テップ幅から、レンジの入

カアッテネータを選びます。

スTEN<五 TrNopt+5.80 dB

スT「N>4rrNoPt_4.20 dB

隣接チャネル ・パワー (ACP)の 計算

アナログ方式では、上段および下段隣接チャネルのチャネル内パワーの トータ

ル ・トランスミッタ・パワーに対する比を計算 します。 トータル ・トランス

ミッタ ・パワーは次のように計算 します。

Ptt T″〓(ЮdBlbgЮtta→ 唖 学 l十

R五

こ こで

κlと α4は 、それぞれ下段隣接チャネルの左端 と、上段隣接チャネルの

右端にあるトレース ・データ ・ポイントの位置です。

P(X)は 、ポイントx上 にある指示された トレース ・データの基準 レベル

に対するパワー比です。例えば、 ト レース ・データが-60dBの 場合、

P(X )は 0・00 0 0 0 1になります。

SPAN/600はトレース・データ・ポイントのスペーシングです。

NBWは 測定に用いられる分解能帯域幅の有効ノイズ帯域幅です。この

値は、分解能帯域幅フィルタ、スケール、およびディテクタ・モー ドの

シェープにより異なります。ACPフ ァンクションでは、ほとんどの分解

能帯域幅に対し、ノイズ帯域幅はだいたい以下のようになります。

1。128x3dB BW for RBW>300 Hz

l.055x3dB BVV for RBW<100 Hz

RLは 基準レベル (単位 dB)で す。

下段隣接チャネルのパワーも同じ式で得られますが、総和の上限が 24で なく、

下段チャネルの右端であるE2と なります。同様に、上段チャネルのパワーの

式では、総和の範囲が上段チャネルの左端 “3か ら34に なります。

測定方法 2・59

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例 9:隣接チャネル ・パワー測定

職`艦■ヂ辞ξ馨んず』話湛饂)更λt嚢ヽのです。UP(上 段チャネル)も 同様に計算されます。

隣接チャネルの両端 ■1~24は 、次の式から得られます。

21=FL― σんSp―:σ

んBИ″+0・307RBフ'′+:品 SPスハ「

22=」亀―σんSp+:σ んBИ′-0.307RBИ′―:品

SPAⅣ

33=」亀+θ んSp―:σ

んBフア+0。307RBИ/+:品 SPAⅣ

24=鳥 +σ んSp+:σ んβ″ -0。307RB7-:『:SPAⅣ

こ こで

Fcは 中心周波数です。

ChSPと ChBWは チャネル ・スペーシングとチャネル帯域幅です。

RBWは 分解能帯域幅です。

1/2×1/600 x SPANはトレース・データのスペーシングの半分の値です。

0.307× RBWは 、パワー測定で有効な通過帯域シェープを、チャネル●

エッジの応答がチャネルの中心に比べて-6dBと なるシェープに変更し

ます。■1か ら34に この補正を行うことにより、スペクトラム・アナラ

イザの結果がレシーパの測定結果に一致するようになります。これは、測

定レシーバがチャネル ●エッジで-6dBの 応答をもつように指定されて

いるからです。

MAX ACPと して表示されるACPリ ーケージ比は、下段または上段隣接

チャネルのうち、高いパワーをもつ方の値です。つまり、MAX ACPは 、

LOWと UPと して表示されるdBの うち一番小さい負の数です。

2‐60 測 定方法

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バース ト信号 ACP測 定の手順

注意

例 9:隣 接チャネル ・パワー測定

この例では、PDC(パ ーソナル ●ディジタル ●セルラ)移 動 トランスミッタで

測定を行います。無線機を直接接続するか、あるいは無線機からの信号をアン

テナを介して接続するかして、スペクトラム oアナライザヘ信号を入力します。

PDC無 線機に用いられる規格の 1つ は MKK方 式で、もう1つ が 2帯 域幅方

式 (RCL27マニュアルに記載)で す。この例では 2帯 域幅方式を使用 します。

異なる規格 とパ ラメータ設定を用いて信号伝送 フォーマ ットを測定 します。

表 2-4に 、いくつかのフォーマ ットとそれらの測定条件の関係を示 します。

スペクトラム ・アナライザヘの最大入力は、滅衰量 10dB以 上で+30dBm

(lW)を 超えてはな りません。

隣接チャネル・パワー・ソフトキーに移る前に信号を表示するよう、スペクト

ラム・アナライザをセットアップします。

1.ス ペ ク トラ ム ・ア ナ ライ ザ 上 の〔PRESET】 を押 して 、 定 義 され た プ リセ ッ ト ・

表 2‐4.隣 接チャネル ・パワー測定フォーマットおよびパラメータ

フオー

マ ッ ト

仕様 測定方式 チャネルスペーシ

ング

チヤネル

帯域幅#Altチ ャ

ネル

パーーラζ

周期

パース ト

重み

移動体 基地局

NADC

PDC

PDC

PHS

Analog

Analog

IS-54

RCR.27B

MKK

RCR-2g**

FM/25 kHz

FM/12.5 kHz

f - r

2 BWI

t - ,

t - ,

7+e /

7 ,e /

アナ

ログ

アナログ

アナログ

ピーク

アナログ

アナ

ログ

30 kHz

50 kHz

50 kⅡz

300 kHz

25 kHz

12.5 kⅡz

33 kⅡz

21 kHz

21 kHz

192 kHz

16 kHz

8.5 kⅡz

2

1

1

0

0

20 ms

20 ms

20 ms

5 1 n s

n/a

n/a

6.43 rns

6.52 ms

6.52 1ns

625 μs

n/a

n/a

y'cos'

OFFt

oFrt

OFFt

OFFt

. OFFI

・NADC測 定では、T=41.2μsおよびα=0.35で、累乗根コサイン周波数重みの使用を指定していま

す。NADC測 定で T=42μsを指定しても、スペクトラム・アナライザの数の丸めの限界により、41

μsが使用されます。

1重 み関数がオフになり、そのためTαは適用されません。

‡2BW方 式については、次の PDC測 定に関する項に説明があります。

§HP 8560 E―Seliesシリーズのマニュアルでは、300kⅡz,600kⅡz,900kHzでオフセットされるチャ

ネルを、それぞれ隣接チャネル、第 1代替チャネル、第 2代替チャネルと呼びます。RCR-28規 格に

は300kHzオフセットにおけるチャネル名がありません。600kⅡz,900kⅡzオ フセットにおけるチャ

ネルは、それぞれ隣接チャネル、第 1代替チャネルと呼びます。‐

RC路 28規格については、次の PHS測 定に関する項でさらに詳しく説明します。

ステー トから測定を開始します。

測定方法 2‐61

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例 9:隣接チャネル ・パヮー測定

2 . A M P L :丁 U D Eを 押 して、 基 準 レベ ル を ス ペ ク トラ ム ・ア ナ ライ ザ に入 力 され

るトランスミッタ・パワーの値に設定 します (外部アッテネータを必要 とす

る場合 もあ ります)。

3.FREQUENCYを 押 して、中心周波数を測定したい伝送チャネルの中心周波

数に設定 します。

これで信号が表示されます。測定開始前に ACP測 定をセットア ップして くだ

さい。

1.MEAS/USER,ICP MENUl,華 駆麟 盤癬 を押 して ACPセ ットア ップ ・

ファンクションを表示 します。

2.|■ETHODま と,BW METHODを 押 して、2帯 域幅測定方式を選択 します。

やREV MENUを 押 して ください。

3.ACCELERA性 を押 して、 フ アンクションが選択 され

たことを確認して ください。規格に従った測定を行 うには通常設定を選択

する必要があります。高速測定方式 も使用で きますが、その場合、測定結

果は規格 と完全には一致 しません。P斑Ⅳ'MENIを 押 して ください。

4.s,ACING/BANDWDT“ とCHANNEL SPACINGを 押 して、スペーシングを

50kHzに 設定 します (表 2-4に 他のフォーマット設定を示 します。)

5。そHANNЁL BAlDWOTHを押して帯域幅を21kHzに設定します。

6.I ALT CHANNELSIを押して1に設定します。これにより、隣接チャネル

と第 1代替チャネル対の測定結果が得られます。PIttIWENUiを押してく

ださい。

7.:BURST/WE=GHTNGソ フ トキーを押 します。 BURST PER■0)を 押 して同期

を 20msに 設定 します。 BURST WIDT雖 を押 して幅を 6.43msに 設定 し

ます。

8.IWEIGHTNG ycOs OFFを 押してオフを選択します。これで累乗根コサイ

ン重み関数がオフになります。PREV MENulを押してください。

. 9。 ■藝葡輌薫輌薫::椰=:を押してデフォルト●ステート(DFL)を選択します。 これにより、スペク トラム ・アナライザは測定に最適なパラメータに

初期設定されます。 この例および表のどの値に対 しても、デフォル ト値は

規格 と互換性があります。PREV MENUを 押 して ください。

これでパラメータが設定され、測定を開始できます。

1.AUTO ACP MEASUREを 押 して測定をオンにします。測定値が目盛 りの左

上に表示されます。

2.VIEW TBL TRI輌 を押 して表 (TBL)を 選択 します。ディスプレイに信号

トレースにかわって ACP測 定値の表が表示されます。

2o62 測 定方法

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例 9:隣 接チャネル ・パヮー測定

RCR‐27B規 格に準拠したPDC測 定

以下の情報は ゴθθθ tt θ月から適用されます。

当社は内蔵隣接チャネル ・パワー ●ファンクション (ACP)の 開発にあたり、RCR-27B規 格に記載された2帯域幅方式に完全には従っていません。なぜなら当社は、規格の記載に厳密に従うと、希望どおりの測定が行えないと判断するからです。規格についてなしみのない方は、次の段落をとばして本項の最後の段落に進んでください。

規格と当社の実施方法との相違の一例として、規格では10kHz/3kHzの分解能帯域幅が要求されていますが、当社は3kHz/1kHZの 分解能帯域幅を使用し

ます。これは、10kHz分 解能帯域幅が測定に適 した選択ではないからです。別

の相違点 としては、ノイズに対するピーク応答が、ノイズ帯域幅 と観察時間の

積 (パース ト幅)に よって決まる量だけノイズに対する平均応答より大きいた

め、当社実施方法におけるMr比 にはそれを補正するための補償がなされてい

ます。 この補償を行わないと、2帯 域幅方式ではインパルスとノイズ様パワー

を効果的に分割することはできません。規格 と当社の実施方法の間には、他に

もいくつか小さな相違があ ります。

規格の要求 と当社の実施方法の間に最 も大きな相違があるのは、隣接チャネ

ル ・パワーのメイン●チャネル ・パワーに対する比を測定する場合です。規格

では、 ビーク ・ディテクタを用いて隣接チャネルのパワーを測定 し、パワー ・

メータで測定した 「オン」のときのメイン・チャネルの平均パワーに対 して比

を計算します。当社の実施方法では、隣接チャネルのパワーと同じ方法で測定

したメイン・チャネルのパワーを用いて比を出します。当社は、後者の方式の

方が、より意味のある比が得 られ、規格の目的にも一致すると考えます。ただ

し、当社の実施方法では、ACP比 は規格方式 より7.25dBだ けネガティプに

な ります。 これは、 ピーク・ディテクタを用いたノイズ様信号パ ワーの測定

と、真のアペレージング●パワー 0デ ィテクタを用いた測定 との相違によるも

のです。測定 したACP比 (ネガティプ)に +7.25dBを 加えて、規格 と当社実

施方法 との相違を補償してもかまいません。HP 8560 E― Seriesにおける実施

方法は、HP 85720A JDC/TDMA測 定パーソナリティで使用 される方法 と一致 しています。

RCR… 28規 格 に準 拠 した PHS測 定

以下の情報は ゴθθθ tt θ月より適用されます。

RCR-28規 格では隣接チャネル ●パワーに関する比ではなく、むしろ絶対パ

ワーを指定します。規格では以下のようにパワーを計算するよう指定されてい

ます。

鳥が=キX端こ こで

Padis

Padi

Pmin

はRCR-28規 格の定義に従った (絶対)隣接チャネル ●パワー

です。

は、ピーク方式を用いて隣接チャネルで測定されたパワーです。

は、ピーク方式を用いてチャネル帯域幅内のメイン・チャネルで測

定されたパワーです。

測定方法 2‐63

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例 98隣接チャネル ・パワー測定

Px面t は 、伝送されたパーストで測定された トータル ・パワーです。それ

はパーストが 「オン」の間に広帯域幅で測定された平均パワーです。

トランスミッタが少なくとも99%の パワーを288kHz帯 域幅内でもつように

指定されているため、192kHz帯 域幅で測定されるPmanは 正確に測定されな

ければなりません。

規格に従って Padisを見つけるには、以下の測定および計算を行います。

鳥巧s=ス σ鳥″X ttenter X ttarr

こ こで

ACPa荀 は 隣接チャネル (または代替チャネル)に おけるACP比 です。こ

の結果は、式によリデシベルから変換して少数点表示します。

AC鳥 巧=10°・lX・CPdB

ACPdBは デシベルで表されたACP比 です (常にネガティプ

です)。

Pwide は 、ACP測 定に使われたものと同じトレース・データを用い

てチャネル 0パ ワー ●フアンクションで測定した値です。これ

は、(2xチ ャネル ●スペーシング +チ ャネル帯域幅)、または

792MHzに 設定されたチャネル ●パワー帯域幅を意味します。単

位はW、 mW、 またはそれに準じるものでなければなりません。

Pcenter は、チャネル ●パワー帯域幅がチャネル帯域幅に等しいときの

Pwideの値です。Pwideと同じ単位を使用します。

Pc" は ゼロ・スパンで以下の条件で測定されます。

分解能帯域幅、≧300kHz

ビデオ帯域幅、3MHz

掃引時間、30ms

nWな ど、最終的な答に用いたい単位を使用します。

多くのユーザーは、内蔵 ACPフ ァンクションによつて一切の計算を行うこと

なく有用な情報を得ることができます。規格に従った測定には、上記の計算が

必要になります。

iS‐54規格に準拠 した移動体の NADC測 定

以下の情報は 」θθ5年 2月 より適用されます。

IS-54規格では、ゲー ト法 と呼ばれる測定方法を使用 します。ゲー ト法を使用

する際、時間選択測定を実行するためには、TTLタ イプの外部 トリガ入力が

必要です。被測定デバイスに トリガ出力がない場合、HP 85902Aパ ース ト・

トリガ ・アダプタを使用すれば トリガが得 られます。 このアダプタは、信号に

テ撃す鷲斑ζ易な::酬≧品驚;rftthi【竜熟」脇:便利な場合 もあ ります。図 2-57を参照 して ください。

IS‐54規 格では、受信機の場合 と同じ方法で受信スペク トルに重みを付ける必

要があ ります。使用 される重み関数は、パラメータTと αを持つ累乗根 コサイ

ン重みです。Wは 、単位 dBで 表わされる重みです。これは△fの関数で、スペ

2‐64 測 ;定方法

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例 9:隣接チャネル ・パヮー測定

ク トル成分の周波数の、チャネル中央からのオフセットにな ります。以下の関

係があ ります。

|△∫|≦1多デ1の場合、フア(△∫)=∝β

l△∫|≧与丼の場合、7(△∫)=―∞dB

その他の△∫のJ易雀「、″(△∫)=10ごI〕x logl。:11-Sin( )]

π(21△∫IT-1)

この場合、αと一∞dB領 域のエッジは、有効な重み関数の、ゼロ以外の分解

能帯域幅フィルタの影響に対して補償されます。

図 2・56.ゲ ー ト法のための トリガ構成 (オプション001を 使用 しない場合)

図 2・57.ゲ ー ト法のための トリガ構成 (オプション001を 使用する場合)

測定方法 2‐65

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例 10:パ ワー測定ファンクション

例 10:パ ワー測定 ファンクシ ョン

パワー測定ファンクションとは

スペク トラム 0ア ナライザは複雑な通信信号 に対 し、い くつかの異なるタイプ

のパ ワー測定 を行 うことがで きます。 これ らは例 9で 説明 した隣接チ ャネ

ル ・パ ワー測定に加 えて実行で きる測定で、 スペク トラム 0ア ナライザの

MEAS/USERメ ニューの内蔵 ファンクションとして利用で きます。 これ らの測

定には以下のことが含まれます。

■変調信号の占有帯域幅は、特定の割合 (通常 99.00%)の トータル伝送パ

ワーを含む帯域幅です。

■通信チャネルなどの周波数 レンジのチャネル 0パ ワーは、信号の トータル ●

パワーをスペクトラムから計算 します。

■パース ト通信信号の搬送波パワーはパース トがオンのときに、搬送波 リー

ケージはパース トがオフのときに計算できます。測定はゼロ・スバ ンで (オンのとき変調 と比べて)広 い分解能帯域幅を用いて行います。

使用 す るスペ ク トラム 0ア ナ ライザ ・フ ァンクシ ョン

オン・パワー、オフ・パワー(搬送波リーケージ)な どの搬送波パワー測定

ファンクションをパーストRF信 号の測定に使用します。

搬送波パワー測定の手順 搬 送波パワー測定は代表的なセルラ無線機信号で行います。信号はパースト周

期が約 20msの パース トRF信 号でなければなりません。

1.パ ース トRF信 号をスペク トラム ・アナライザの入力に接続 します。

2.〔FREQUENCY〕を押してスペクトラム・アナライザの中央周波数を信号の搬

送周波数に設定します。

3.AMPL:丁 UDEを 押 して基準 レベルを希望の搬送波レベルより数 dB高 めに

設定 します。

4.ス ペクトラム ・アナライザを以下のとお りに設定 します。

分解能帯域幅、100kHz

ビデオ帯域幅、3MHz

ス′くン、OHz

掃引時間、40ms(パ ース ト周期の代表値 20msに 対 し)

5。 MEASノUSER,尊 藝聴重喜凛筆=華 彗蜂,J暉 ‖p■‖110WERを 押 しま

す。ディスプレイに表示される搬送波パワーの値に注目して ください。

PREV MENU:を 押 して ください。

6.AVG‖ OFnlⅧ コwE路 を押 してディスプレイに表示される搬送波パワーの値

に注 目して ください。 これはパース トをオフにしたときに存在するリー

ケージ・パワーです。

1 2・ 66 測 定方法

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例 11:タ イム ・ゲー ト測定

例 11:タ イム ・ゲー ト測定

タイム・ゲーティングとは

信号によっては、従来の周波数領域のスペクトラム解析では、得られる情報が

限られています。解析が難しい信号の例として、次のような信号のタイプがあ

ります。

■′くルスドRF

■タイム0マルチプレクス

■タイム0ドメイン・マルチプル ●アクセス(TDMA)■インタリープまたは断続的

■パースト変調

タイム0ゲーティング機能を使用すると、他の機能では不可能ではないにして

も極めて困難な測定を行える場合があります。例えば、図 2-58を見てくださ

い。この図は、2つ の無線信号 (#1と #2)が 1つ の周波数チャネルを時分割

している簡単なディジタル移動無線信号を示しています。各無線の伝送時間は

lmsで す。

●,154o

図 2・58.簡単なディジタル移動無線信号の時間領域表示

各 トランスミッタの固有周波数スペクトラムを測定したいときはどうします

か?残念ながら、従来のスペクトラム・アナライザではその測定はできません。

スペクトラム・アナライザが測定掃引を完了するまでには約 50msか かります

が、その間IC無線伝送は25回切 り換わってしまいます。無線信号は両方とも

同じ周波数で伝送するので、その周波数スペクトラムは図 2-59の ように重

なってしまいます。スペクトラム・アナライザにはこの合成されたスペクトラ

ムが表示されます。これでは信号の区別をつけることができません。

淑嚇竜ブ"去 2‐67

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例 11:タ イム ・ゲー ト測定

図2・59.合成された無線信号の周波数

タイム・ゲート機能と外部トリガ信号を使用すると、無線信号#1(ま たは必

要ならば無線信号#2)の スペクトラムを個別に見ることができ、それをスプ

リアス信号源として識別できます (図2-60、図 2-61を参照)。

図 2‐60.信 号#1の タイム ・ゲー ト・スペク トラム

1山掏

J

‖ 釉

′ノ

1ヽ‖ ‖

幅,l

へM1 '

「 1 _

暉V 1

2‐68 測 定方法

図 2‐61.信 号#2の タイム 0ゲ ー ト・スペク トラム

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タイム・ゲー トのしくみ

例 11:タ イム ・ゲー ト測定

タイム・ゲー ト機能により、測定が行われるタイム・ウィンドウ (タイム・ゲー

ト)を 定義できます。 これにより、測定 したい信号部分を指定することによっ

て、干渉の可能性があるほかの信号を除去、つまリマスクアウ トで きます。

スペク トラム ・アナライザは検出信号の流れを選択 しながら区別す ることよっ

てタイム ・ゲー トを行つています (図 2-62を参照)。外部 トリガ信号に対 して

スイッチをオープン/クローズすることで、アナライザは測定データを捕捉する時間をコントロールします。正しい条件のもとであれば、アナライザが測定

する信号は、ゲー トがオンのときにアナライザの入力に存在する信号だけで

す。スペクトラム・アナライザが正しく設定されていれば、その他の信号はすべてマスクアウトされます。

スペクトラム・アナライザのRFセ クションは信号の全体に対して応答してい

ます。選択的ゲーティングはビデオ処理の前でのみ行います。つまり、RF信

号経路に信号レスポンス時間があるため、ゲー ト設定には若干の制限があり

ます。

‐NP

RF

INPUT

ATTENUATOR

!F

RESOLUT10N

BANDMDTH

FILTER

」OG一

P」‐F‐

AM

ENVELOPE

DETECTOR

ぐF to ⅥDEO)

o j 1 5 8 e

DISPLAY

図 2‐62.タ イム ・ゲー ト機能のスペク トラム ・アナライザのプロック図

アナライザ内のゲー トは、次の4つ の要素に基づいて開閉します。

■外部 TTL信 号

■ゲート●コントロールまたはトリガ0モード(ボジテイブ/ネガティプ・エッジ・トリガまたはポジティプ/ネガティプ0レベル0トリガ)

■エッジ0ト リガ0モー ドにおいて トリガ信号後どのくらい遅れてゲー トが実

際にアクティプになるか決めるゲー ト遅延設定

■エッジ0ト リガ0モー ドにおいて、ゲー トがどのくらいの間オンになるか指

定するゲー ト長設定

タイム・ゲートをより良く理解するため、2つ のパルスドRF信 号で実行する

スペクトラム測定を想定します。この測定中に存在する3つ の主要信号のお互

測定方法 2‐69

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例 11:タ イム ・ゲー ト測定

いのタイミングを考える必要があります。3つ の信号とは、次のものを指し

ます。

■測定対象のパルスドRF信 号

■信号源から供給されるゲー ト・トリガ信号

■スペクトラム0アナライザの裏面パネルにあるBNCコ ネクタからのグー ト

出力信号。この TTL信 号は、ゲー トが 「オフ」(マスキング中)の ときは

ローとなり、ゲー トが 「オン」(測定中)の ときはハイになります。

3つ の主要信号間のタイミングについては、まずオシロスコープでそれを観測

するとよく理解できます。図 2-63はオシロスコープに現れる各信号を示して

います。

パルス列#1のスペクトラムを測定し、それに低レベル変調やスプリアス信号がないかを調べることが第一義であることを念頭に入れてください。信号#1と信号#2のパルス列はほとんど同じ搬送周波数を持っているので、それらの

周波数領域のスペクトラムは重なります。さらに、信号#2の方が振幅が大きいので、パルス万1#2のスペクトラムの方が占有率が大きくなります。ゲー

ティングなしでは、パルス列#1のスペクトラムはパスルタ1#2にマスクされているので見ることができません。

パルス列#1を 測定するには、それらのパルスの間だけゲートをオンにしなく

てはなりません。ゲートはほかのときは常ICオフとすることにより、他の信号

をすぺて除去できます。ゲートの位置を決めるときは、パルスの中心部分での

みゲートがオンになるように、ゲート遅延とゲート長を図 2-63のように設定

します。ゲートを立上がり/立下がリパルス・エッジ上に置かないように注意

してください。ゲーティングをオンにすると、ゲート出力信号は、実際のグー

ト位置を時間で表します (図の波形の“Gate"の 部分)。

図 2・63.ゲ ーティング時の信号のタイミング関係

測定方法

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例 11:タイム ・ゲー ト測定

スペク トラム ・アナライザがゲー ト測定を実行するようにセ ットアップする

と、図2-64に示すように、パルス列#1内にあるスペクトラムだけが表示され、パルス列#2のスペクトラムは除外されます。さらに、パルス列#1を見ると、パルス ・エ ッジから発生 したパルス ・スペク トラムも削除されていま

す。ゲーティングにより、ゲーティングを行わないと隠れてしまうスペク トラ

ム成分 も見 ることができます (測定手I日の詳細については、後述の 「タイム 0

ゲー ト測定の手順」を参照して ください)。

CENTER 40 0000MHz SPnN 200 0kH2RB‖ 3 0kH2 υ B‖ 3 0kHz ttSNP 3 1sec

図 2‐64.タ イム ・ゲー トにより信号 1を 見る

′ 1

A ′ ヽ A

ノヽ

測定方法 2‐71

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例 11:タ イム 0ゲー ト測定

ゲートがパルス列#2の中央にくるように動かすと、図2-65のような結果に

なります。ここでは、信号#2のパルス内に対応するスペクトラムが見えるだ

けで、信号#1と信号#2の合成パルス●スペクトラムは表示されていません。

CENTER 40 0000MH2 SPnN 200 0kHzRB関 3 0kHz υ B‖ 3 0kH2 業 SNP 3 1sec

図 2‐65。タイム ・ゲー トにより信号 2を 見る

タイム ・ゲー トは多 くの種類の信号を測定できる便利な機能です。ただし、そ

の信号は繰 り返 し性があ り、ゲー トの同期に使用できるTTLタ イ ミング ・ト

リガ信号を持つていなければな りません。

′ ヽ

2‐72 測 :定方法

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例 11:タイム ・ゲー ト測定

Making Noise Measurements

ゲー ト測定技術を用いて得られるノイズ測定値は、ゲーティングなしで測定 し

た値 とは異なります。通常ゲーティングなしの測定にはサンブル検出モー ドが

使用され、機器の使用自体がいくつかのエラーの原因 とな ります。エラーの原

因 として、理想のフィルタに対する実際の分解能帯域幅フィルタのフィルタ状

形の違い、あるいはまずノイズの対数値を捉え、そのあとで平均化す るといっ

たスペク トラム ・アナライザの内部プロック図などがあげられます。

これらの要素はゲー ト測定にもあてはまる上、ゲー ト測定ではサンプル検出で

なくピーク検出が使われます。ある時間間隔におけるノイズのビーク値は、

(サンプル検出に使用する)平均パワーより高 くなるため、 これが新たな不正確

さを生みだします。時間間隔が長 くなるにつれて結果の値 も大きくな ります

が、 これは統計的によりまれなもっと大きいピークを発見する可能性が増加す

るためです。ゲー ト機能を使って厳密なノイズ測定を行 うためには、 これらの

要素の影響を現在のスペク トラム ・アナライザの設定に基づいて計算 しなけれ

ばなりません。

次の式を用いて測定ノイズの補正値を計算することがで きます。測定値から補

正値を引いて ください。

補正値 =10J“ [れ(2× πxBZ X7)+C)

こ こで

BWi

γ

インパルス帯域幅。分解能帯域幅≧300 Hzの場合、1.62x分解能

帯域幅

ピーク検出が行われる時間間隔。掃引時間/600に等しい値。

測定方法 2‐73

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例 11:タイム ・ゲー ト測定

試験のセットアップと接続図

単一 RFパ ルス列の測定手順

RF入 力 (信号源からRFパ ルス列)

ゲー ト・トリガ入力 (信号源からTTLタ イミング・トリガ信号)

グート出力(グートのオン/オフを示すTTL電 圧出力)

ゲー ト。トリガ入力 (信号源からの TTLタ イミング。トリガ信号。こ

れはアナライザのグー ト・トリガ入力と同じ信号)

グー ト出力 (これはスペクトラム・アナライザの BLKG/CATE

OUTPUTコ ネクタからの信号。グー ト出力はグー ト・ステータスを時

間軸でグラフィックに表示する)

被測定 RF信 号 (スペクトラム・アナライザに入力されるのと同じ信号)

図 2-66は試験のセットアップのプロック図です。この図では、信号源が 1つ

のプロックとして扱われています。この信号源は、1つのポー トからRFパ ル

ス列信号を発生し、他のポー トからTTLト リガ信号を発生します。他のプ

ロックは、タイム・ゲー ト機能およびマルチチャネル ・オシロスコープを装備

したスペクトラム・アナライザを表しています。前述したように、オシロス

コープはお互いの信号のタイミングを表すのに大変便利です。

表 2・5.機 器の接続

接続

スペクトラム

アナライザ

オシロスコープ

この測定セットアップを行うと、スペクトラム・アナライザ上の全信号スペク

トラムおよびオシロスコープ上の全タイミング信号を見ることができます。こ

のセットアップは、未知の信号に対してゲート測定を行うときに大変便利です。

o,16,●

図 2‐66.タイム ・ゲー ト・スペク トラム測定実行のための接続図

この測定例により、タイム・ゲーティングの様子がよりはっきり把握できると

ともに、この測定機能の利点を理解することができます。ここでは、特定のパ

ラメータで簡単なパルスドRF信 号を使い、具体的なコントロール設定が示し

てあるので、実際にユーザーが装置を使用して測定を行うときにも流用でき

ます。

この測定の目的は、パルス●スペクトラムを除去し、搬送波のスペクトラムを

パルスとしてではなく連続波のように表示させることです。これにより、パル

PULSEDRF SiCNAL SOURCE

MTH TRICCER OuTPUT

2‐74 測 定方法

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ス・スペクトラムによって隠れていたロー・

きます。

例 11:タイム 0ゲー ト測定

レベルの変調成分を見ることがで

図 2‐67.接続図の例

測定の機器構成は次のとお りです。

パルス ・ジェネレータ:HP 8112Aま たは同等品

●1,62o

ハルス周期モー ドパルス幅ハイ ・レベル

(ⅡIL)

波形ロ ー 0レ ベ ル

(LOL)遅延

振幅

オフセ ット

信号発生器:HP

周波数

振幅

AM

PULSE

FⅣI

FM MOD

SOURCE

MOD

FREQUENCY

RF

5ms(ま たは 200Hzの パル ス周波数 )ノーマル

4ms

5V

パ ス ′ ス

OV

Oま たは最小値

5V

2.5V

8642Aま たは同等品

40LIIHz

OdBm

OFF

ON,変 調信号源は EXT DCに 設定

ON,lkHz偏 移

INT

100kHz

ON

測定方法 2‐75

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例 11:タ イム ・ゲー ト測定

スペク トラム ・アナライザの設定

中心周波数ス ′くン

基準 レベル

掃引時間

分解能帯域幅ビデオ帯域幅

ゲー ト

ゲー ト遅延

ゲー ト長

ゲー ト制御

ゲー ト極性

オシロスコープ:

タイムベース

ディスプレイ

画面数

残光時間

チャネル 1

チャネル 2

チャネル3

チャネル 4

トリガ

システム制御

40MHz

500kⅡz

OdBm

3.ls

3kHz

3kHz

OFF(swEEPを 押 してから、 CATE O‖ IFFを 押 して

OFFに 下線を付 ける)

2rrls(CATEDLY E liを 押 し、データ ・キーで 2を 入力

栓s を 押ヒデー舛キ」翼長f名営豊当』署群讐11とを押して、EDGEに下線

を付

を 押 して、POSに 下線を付

ける)

HP 5 4 5 0 3 Aま たは 3入 カチャネル以上の同等品

llnS/diVノーマル

4

最小

ON,4V/div,OFFSET=2V,DC結 合、lMΩ 入力、外部

トリガ信号に接続。必要に応 じてチャネル 1設定を調整

ON,400 mV/diV,OFFSET=OV,DC結 合、50Ω入力、

パルス ドRF信 号に接続。必要に応 じてチャネル 2設 定

を調整

ON,4V/div,OFFSET=2V,DC結 合、lMΩ入力、ス

ペク トラム 0ア ナライザの BLKG/GATE OUTPUTコ

ネクタに接続。ゲー ト・オンのとき、必要に応 じてチャ

ネル 3設 定を調整

OFF

TRIG'D,チ ャネル 1,レベル =3.5Vま たは必要に応 じ

て変更

動作中

測定方法

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例 11:タ イム 0ゲー ト測定

測定結果

タイム ・ゲーティングを行わないときの信号は図 2-68に示すようにな ります。

nTTEN 10dBRL OdBm 10d B/

CENTER 40 0000MHz SPnN 500 0kHzRB関 3 0kHz υ B‖ 3 0kHz ttSNP 3 1sec

図 2・68.ゲーティングを行わないときの信号の周波数スペク トラム

タイム・ゲーティングの効果は次の手順で見ることができます。

四 ツ=驚して。Nに下線を付けます。

オシロスコープ・デイスプレイを見て、ゲー トがパルスの下にあること

を確認します。ゲー トはパルスの四分の三くらいのところでオンになる

ように設定します。必要に応じて、ゲー ト長とゲー ト遅延を調整します。

図 2-69および図 2-70はゲー トが正しい位置にあるときのオシロスコープ

とスペクトラム・アナライザのディスプレイをそれぞれ示しています。

図 2・69.オシロスコープ ・ディスプレイ

測定方法 2‐77

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例 11:タ イム ・ゲー ト測定

nTTEN 10dBRL OdBm 10dB′

CENTER 40 0000MHz SPnN 500_Ok HzRB■ 3 0kHz υ B‖ 3 0kH2 業 SNP 3 1sec

図 2‐70ロスペク トラム ・アナライザ ・デイスプレイ

ゲーティングされたスペク トラムの方がゲーティングされていないスペク トラ

ムよりはるかにきれいです。スペク トラムは、信号が連続的にオンの場合 と同

じにな ります。そのことを確かめるため、SHIFT PULSE OFFを 押 して信

号発生器のパルス変調をオフにして ください。スペクトラムは変化 しません。

両方の場合 とも、狭帯域 FMに よって生 じる低 レベルの変調側波帯を 2つ 見

ることがで きます。グーテイングを行わないと、 これらの側波帯はパルス ・ス

ペク トラムに隠れてしまいます。

エ ッジ ・モー ドと レベル ・モー ドで トリガす る

測定するトリガ信号によって、エッジ・モー ドかレベル ・モー ドを使ってゲー

トをトリガできます。このグー ト・トリガ・フアンクションは、外部 TTL信

号に基づいて測定 トレースの掃引を開始するスペクトラム・アナライザの通常

の外部 トリガ機能とは別個のものです。

エッジ ・モー ド

エッジ0モー ドを使用すると、TTLト リガ信号の立上がリエッジか立下がり

言をfT二F出 弔轟塁属幸尋晋劣1舗語l還量聾魁薔鷺笙̀ЪЬιg絶牟線を付け、EDGEI'OL POS NEC t・POSに 下線を付けます。装置を前例のよ

うにセットアップすると、オシロスコープ画面は図 2-71の ようになります。

:EDGE POL POSIIEOを 押して NEGに 下線を付け、ゲー ト遅延を小さくする

と、オシロスコープ画面は図 2-71のようになります。ここでは、立下が り

エッジによってゲー ト遅延が開始します。

1

1

ノ ヽ

2‐78 測 定方法

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タイム ・ゲー ト測定の手順

例 11:タ イム ・ゲー ト測定

レベル ・モⅢ―ド

レベル ●ゲー ト0コ ントロール 0モー ドでは、外部 トリガ信号が、 プロ

グラムされたゲー ト遅延やゲー ト長がな くてもゲー トを直接開閉します。

LVLPOL POS yt甦

露よ二員lf∬ ::fttrT窪 進 [り LI三 λζじ1

ロール 0フ ァンクションはアクテイプになりません。レベル ・モー ドは、 トリ

ガ信号と測定したい信号の部分とがまったく同時に発生するときに便利です。

抵「雀塩1覚 1・姦 鷺 標累翼 猛 鼻 域謄町tttt掌 ]珈 翁 亀

ければなりません。

前例では、タイム ・ゲーティングを使用 して簡単な信号を測定 しましたが、タ

イム ・ゲーティングを必要 とするほとんどの信号は大変複雑なものです。した

がって、測定を実行するときに余分な手順が必要にな ります。タイム ・ゲー ト

測定の基本手順 とその手順を行う理由が理解で きれば、本例のおわ りに記載さ

れているルールや推奨するキーの設定表にしたがつて機器をセットアップでき

るようにな ります。

タイム ・ゲー ト測定は、以下の手順で行います。

1.被 測定信号が時間領域ではどのようなものか、そしてそれをどのように ト

リガ信号 と同期させるかを確認します。

これは、 ト リガ信号に対する遅延を設定 してタイム ・ゲー トの位置を決め

るのに必要です。遅延を設定するには、 ト リガと被測定信号のタイ ミング

関係を知 る必要があ ります。2つ の信号が時間領域ではどのような表示にな

るかが分からないときはオシロスコープ上で信号を確認 し、以下のパラ

メータを決定します。

■ トリガ 0タ イプ (TTL信 号のポジティプ ・エ ッジまたはネガティプ 0

ェ ッジ)

■パルス繰 り返し間隔 (PRI)(ト リガ ・イベントからトリガ ・イベントま

での時間)

■パルス幅 (7)。信号がこの例のようにパルスではない場合、τが PRIと

同じ大きさになることがあ ります。

図 2‐71.ポ ジティブ0ト リガとネガティブ ・トリガ

測定方法 2‐79

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例 11:タ イム ・ゲー ト測定

2.

信号遅延 (SD)。これは トリガ・イベントから信号が現れ安定するまでの

時間の長さです。 ト リガが信号と同時に発生する場合は、信号遅延はゼ

ロになります。

図 2-73の パラメータは次のようになっています。

PRIの 長さ、5msパルス幅 (7)、3ms

EDGE POL POS NEGが POSに 設定されている場合、信号遅延は

lms(EDGE POL POS NEGが NEGに 設定されている場合、信号

遅延は 0.8ms)

ゲー ト遅延、2.5ms

セットア ップ時間、1.5ms

MEAS UNCALが 表示されている場合はアナライザの掃引時間を 601x

PRI(パ ルス繰 り返 し間隔)よ り大きく設定 します。

ゲー トがスペク トラム ・アナライザ上の 601個 のディジタル ・トレース ・

ポイントの各ポイントで少なくとも 1回 オンになるようにす るため、アナ

ライザの掃引時間を大きくしなければなりません。図 2-72の PRIは 5ms

です。 したがって、掃引時間を少なくとも601× 5ms、 つま り3005ms

(3.ls)に設定 します。3.Osの 次に大きい掃引時間設定は 3.lsな ので、掃引

時間はここでは 3.lsに設定します。掃引時間が短かすぎると、 ト レース 0

ポイントがゼロまたは誤った低 い表示値を示すことがあ ります。信号の間

隔が断続的であつた り繰 り返 し間隔に変動がある場合、一番長い PRIを

使って掃引時間を計算 して ください。 ト レースが不完全あるいは不安定 と

思われる場合は、より掃引時間を長 くして試 して ください。選択 した掃引

時間が保持されるように、 ■ は MANの ままにします。

スペクトラム・アナライザのディスプレイ上で被測定信号を見つけます。

測定対象となる信号特性が見られるように、CENTER FRE鮮とSPANを 設

定します。

アナライザがゲート測定が正しくできるように構成されていなくても、概

略周波数とスパンで対象となる信号を表示させることが̀ きますoその信号が不安定であつたり断続的なときは、〔TRACEl,mを 押して

ピーク・エネルギーの周波数を知ることができます。

SPANを 狭めて、測定したい信号特性を表示させます。例えば、周波数レ

ンジ200kHz内 でスプリアス信号を見たい場合、周波数スパンを200kHz

3.

図 2‐72.時 間領域パラメータ

2‐80 測 定方法

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4.

例 11:タ イム ・ゲー ト測定

より少し大きい値に設定します。あるいは、ゲー ト中のピーク振幅を測定

したいだけの場合は、スバンをもっと広 くします。

「ATE ON OFllを押して ONに 下線を付けてゲー トをオンにします。必要

に応じて、EDGE POL POS NEG,GATE DLYそ して GATE LEN

を調整します。タイム0ゲーティングを行うためのセットアップ時間と信

号遅延を決めます。

一般的に、ゲー トは安定した信号の一部に対応するように位置を決め、パ

ルス・エッジやスペクトラムを乱すようなその他の遷移上には来ないよう

にします。パルスの中心でゲー トを開始すると、パルス幅の約半分のセッ

トアップ時間になります。セットアップ時間とは、ゲー トがォンになるま

でに信号が安定する時間の長さをいいます。一般的に、セットアップ時間

(SUT)は 最大にします。信号遅延 (SD)と は信号に固有な遅延のことで

す。つまり、SDは トリガが発生してから、目的の信号が発生し安定するま

での時間の長さです。被測定信号と同時にトリガが発生する場合、SD値 は

ゼロであり、SUTは ゲー ト遅延と同じ値です。その他の場合は、SUTは

〔ゲー ト遅延―SD〕 に等しい値になります (図 2-73を参照)。

ゲー トの位置は柔軟に決められますが、位置によっては分解能帯域幅の選

択範囲が広がります。一般的な目安としては、パルスの真ん中でゲートを開

始し、それをパルス持続時間の四分の一だけその位置に保持します。こう

すると、セットアップ時間とゲー ト長の最適な折 り合いをつけることがで

きます。ただし、実際にはゲー トはほとんどどの位置にも設定できます。

一般的には、グー トを被測定信号内の比較的後半に置いて、しかも、立下

がリパルス・エッジ/信号遷移上にかからないようにすると最良の測定結果が得 られます。 こうすると、セットアップ時間が最大にな り、ゲー ト測定

が行えるまでのスペクトラム 0ア ナライザの分解能帯域幅フィルタのセ ト

リング時間を最大にすることができます。 この場合の 「比較的後半」 とは、

2÷ 分解能帯域幅を超えるセットアップ時間が必要 という意味です。

図 2‐73.ゲ ー トの位置決め

図 2‐74.ゲ ー トの最良位置

測定方法 2・81

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例 11:タ イム ・ゲー ト測定

5。

例えば、測定に lkHz分 解能帯域幅を使用 したい場合、少なくとも2msの

セットア ップ時間が必要です。あるいは、できるだけ早 くゲー トをオンに

したい場合、アナライザで一番広い指定分解能帯域幅の 2MHzを 使用で き

ます。最小セットアップ時間 (2÷ 2MHz)は 1・OμSです。したがつて、設

定できる最小ゲー ト遅延は 3μsで すが、セットア ップ時間を lμsま で短 く

できます。

ゲー ト長を任意の値に設定して、測定する信号の部分を正 しく選択するこ

とができます。狭いゲー ト長を選択 したときは、ステップ 5で 説明す るよ

うにビデオ帯域幅を広 くせぎるを得ません。

信号は RFパ ルスである必要はあ りません。フルパワーで連続的に動作す

る信号の特定の同期にだけ変調がかかつていても差 し支えあ りません。あ

るいはパルス間のオフタイムを対象にすることさえもできます。ユーザー

のアプリケーションによっては、セットア ップ時間が次第に長 くなるとき

はゲー ト位置調整し (このとき、パルス●エ ッジや遷移部分のような他の信

号変化にゲー トがかからないように注意すること)、そしてデイスプレイ上

で S/N比 が最大になるようにゲー ト遅延 とゲー ト長を選択 します。

パルス間に発生す るスペクトラムを測定する場合、パルスが消えてゲー ト

がオンになるまでのセットア ップ時間は同じかまたは長めの時間を使用 し

ます。 これによって、 ロー ・レベル 0パ ルス間信号で測定が行われる前に、

分解能帯域幅フィルタが大型パルスを完全にディスチャージ (放電)す るよ

うにな ります。

分解能帯域幅とビデオ帯域幅を調整します。分解能帯域幅を2÷ セット

アップ時間より大きい値に調整します。これより狭い帯域幅を使用したい

場合は、セットアップ時間を長くすることができます (詳細は前のステップ

を参照)。ビデオ帯域幅を1÷ ゲー ト長より大きい値に調整します。

分解能帯域幅

どの分解能帯域幅を選択できるかはゲート位置によって決まるので、狭い

分解能帯域幅と長いセットアップ時間のいずれを選択するかは トレー ドオ

フの関係となります。この トレー ドオフは、分解能帯域幅フィルタが完全

にチャージしてゲー トがオンになるまでに必要な時間によって決まります。

前述したように、セットアップ時間とは、存在する信号が安定してゲー ト

がオンになるまでの時間の長さのことです。

図 2・75.パ ルス間測定のセットアップ時間

2‐82 測 定方法

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例 11:タ イム ・ゲー ト測定

分解能帯域幅フィルタはバンドに制限がある装置なので、状況の変化に対

応する時間に限度をもうける必要があります。特に、フィルタはアナライ

ザがパルス信号を受けた後に完全にチャージするのに時間がかかります。

チャージアップは漸近的ですが、それは2÷ 分解能帯域幅 (分解能帯域幅

は-3dB分 解能帯域幅)で定義される時間の経過後に完了したと見なすこ

とができます。

セットアップ時間はフィルタ●チャージ時間より長いので、次のようにな

ります。

SyT>鶏

または

RBフア>syT

ただし、本例の場合、分解能帯域幅は2/1.5msを 超える値 (つまり、

1333Hz以 上)と なるため、分解能帯域幅を次に大きい値 (3kHz)に 設定

します。

図 2‐76.分 解能帯域幅フィルタのチャージアップ効果

測定方法 2‐83

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例 11:タ イム ・ゲー ト測定

ビデオ帯域幅 分解能帯域幅フィルタがチャージとディスチャージに一定の

時間が必要なのと同じく、主に測定 トレースをスムーズにするときに使用

する検出後フィルタであるビデオ ・フィルタもそれを必要とします。本当

の RFパ ルスの長さに関係なく、ビデオ ・フィルタはゲー ト長より短いパ

ルスを検出し、その時間の一部をチャージアップに使用します。ゲー トが

オフになる前に必ず真のビーク値が得られるように、ビデオ 0フ ィルタは

ゲー ト長より短いチャージ時間を持たなくてはなりません。そのためには、ビデオ ●フィルタのチャージ時間を 1/VBlWと 概算できます (VBlWは ピ

デオ 0フ ィルタの-3dB帯 域幅)。したがつて、次のようになります。

gαtc lcπgtん>yβ″

または

7β 71

>gate lcπgιん

例えば、ノイズのスムージングに lkHzの ビデオ帯域幅を使用す る場合、

lmsよ り長いゲー ト長が必要です。あるいは、lμsと いう狭いゲー トを使

用する場合は、lMHzの ビデオ ・フィルタを使用 します。

ビデオ帯域幅フィルタを急激に減 らす と、画面上で信号の振幅が落ちるよ

うに見えます。

正 しいビデォ帯域幅を選択 したかよく分からない場合、それを lMHzに 設

定 してから、検出された信号 レベルが少 し下がるまで徐々に減 らしていっ

て ください。次に、信号が落ちる直前の値にそれを設定 し直します。

RBWと VBWは 両方 ともAUTOモ ー ドではなくMANUALモ ー ドの

ままにします。 こうすると、SPANを 変えてもこれらの値が変わることは

あ りません。前面パネルの BWキ ーを押 してから、RES BWか VID

BWを 1回 か 2回 押 して MANに 下線を付けます。アナライザ画面の一番

下のファンクション名の横に手動設定を表す“*"が 表示 されているはずで

す (例、 *RES BW,*VBW,*SWP)。

6.必 要に応 じてスパ ンを調整 し、ユーザーの測定を実行 します。

これで、スペクトラム ・アナライザは正確な測定を実行す るようにセット

アップされました。単掃引を行 うか (SGL SWPを 押す)● ぅr●ビユー ・

モー ドのアクティプ ・トレースを設定するか (TRACE,VIEWl■ 1を押す)

して、 ト レース・データをホール ドします。マーカを使用 して、ステップ 1

で選択 した信号パラメータを測定 します。必要ならば、SPANを 調整 しま

すが、分解能帯域幅、ビデオ帯域幅、掃引時間は小 さくしないで ください。

スバ ンを大きくしたときにMEAS UNCALが 表示 される場合、掃引時間を

もっと増やさなければなりません。通常の トレース ・ファンクションはほ

とんどタイム・ゲー トで使用できます。また、マーカ●ノイズを除くほとん

どのマーカ 0フ ァンクションも使用できます。

2‐34 測 定方法

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タイム ・ゲー ト測定手順のまとめ

例 11:タ イム ・ゲー ト測定

タイム・ゲー ト・スペク トラム測定の手IEをまとめると、次のようになります。

1.被 測定信号が時間領域ではどのように見えるか、そしてそれをどのように

トリガ信号 と同期させるかを確認 します。以下の事項を定義 します。

■ トリガ ・タイプ (ボジテイプまたはネガティプ)■パルス繰 り返 し間隔 (P]M)■パルス幅 (7)■信号遅延 (SD)■測定 したい信号のパラメータとそのパラメータを測定するために必要な

分解能帯域幅

2.MEAS UNCALが 画面に表示される場合はアナライザの掃引時間を 601

x PRI(パ ルス繰 り返し間隔)よ り大きい値に設定 します。掃引時間は手

動モー ドのままにします (オー ト・カツプリングではない)。

3.ス ペクトラム ・アナライザのディスプレイ上で被測定信号を見つけます。

測定対象の信号特性が見られるように、中心周波数 とスバ ンを設定 します。

4.ゲ ー トをアクティプに起動 し (ゲー トをオンにする)、ゲー ト・コントロー

ル、ゲー ト遅延、ゲー ト長そして掃引遅延を調整 して、ゲー トが測定 した

い信号の一部分にかかるようにゲー トの位置を決めます。セットア ップ時

間 (SUT)を 決めます (ゲー トを見た り位置を決めるにはオシロスコープ

が必要になります)。まだ測定結果を見ないで ください。分解能帯域幅を調

整 してゲー トを設定 しなければならないからです。

5.ス ペク トラム ・アナライザの設定を次のように調整します。

分解能帯域幅:2÷ セットアップ時間より大きい値に調整 します。 もっと狭

い帯域幅を使用 したい場合、セットアップ時間を長 くで きます。詳細は、

前のステップを参照 して ください。

ビデオ帯域幅:1÷ ゲー ト長より大きい値に調整します。分解能帯域幅 とビ

デオ帯域幅は両方 ともオー ト・カップリングではなく手動モー ドのままに

します。

6.必 要に応 じてスパ ンと基準 レベルを調整 し、ユーザーの測定を実行 します。

測定方法 2・85

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例 11:タイム ・ゲー

タイム ・ゲー ト・

卜測定

スペク トラム測定の 「ルール」

これまで述べてきた測定上のルールを要約すると以下のようになります。

表 2‐6.

パルス ドRF信 号を見るときの

スペク トラム ・アナライザの設定法

図 2‐77.ゲ ー トの位置を決めるパラメータ

ほとんどの制御設定は、被測定信号の 2つ の主要パラメータ、つま リパルス繰

り返 し間隔 (PRI)とパルス幅 (7)に よって決ま ります。 これらのパラメータ

が分かっている場合は、いくつかの標準設定を選択 して測定が開始できます。

トリガ ・イベントがパルスの開始 と同時に発生する信号 (例えば、SDが 0)の

スペタ トラム・

アナライザ ・

ファンクション

スペクトラム・アナライザの設定 コメン ト

掃引時間 掃引時間は 601xパ ルス繰 り返し問

隔 (PRI)よ り大きい値に設定する。

掃引時間 >601 x PRI

ゲー トはトレース ・ポイントあたり

少なくとも1回 オンにしなければな

らないので、掃引時間は トレースの

全ポイントに対しパルス繰 り返し問

隔時間に設定しなければならない (各トレースは 601ポ イント)。

ゲー ト遅延 グー ト遅延は信号遅延 +パ ルス幅の

三分の一に等しい値。

グート遅延=信号遅延+7/2

ゲート遅延はグーティングによってパ

ルスが捕捉されるように設定しなけ

ればならない。ゲー ト遅延が短すぎ

たり長すぎると、ゲーティングでパル

スを逃したり、分解育ヒ帯域幅の過渡レ

スポンスが入ってしまうことがある.

グー ト長 グー ト長はパルス幅の四分の一に等

しい値。

ゲー ト長 =7/4

ゲー ト長が長すぎると、信号遅延に

スペクトラム・アナライザ ・フィルタ

によって生じた過渡信号が入ってし

まうことがある.

ビデオ帯城幅 ピデオ帯城幅は 1÷ ゲー ト長より大

きい値に設定する。

ビデオ帯城幅>1/ゲート長

ビデオ帯域幅は、ビデオ帯域幅の立

上がり時間によって信号が滅衰しな

いような十分な幅がなくてはならない。タイム・グー ト測定の最大ピデ

オ帯域幅は lMHz.

分解能帯城幅 分解能帯域幅は 〔2÷ (ゲー ト遅延 ―

信号遅延)〕より大きい値に設定す

る.

分解能帯域幅 >

2/fゲー ト遅延 一信号遅延)

分解能帯城幅は、分解能帯域幅フィルタのチャージ時間が信号のパルス

幅以下になるような十分な幅がなく

てはならない。

2…86 測 定方法

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例 11:タ イム ・ゲー ト測定

パラメータを要約すると表 2-7と 表 2-8の ようになります。信号に非ゼロ遅

延があれば、推奨ゲー ト遅延に加えて ください。

表 2口7.

既知のパルス幅 (7)およびゼロ信号遅延に関する初期設定例

(推奨)

表 2‐3.

既知のパルス繰り返し間隔 (PRり またはパルス繰り返し周波数

(PRF)に 対する推奨掃引時間

パルス幅 (7) ゲート遅延

(SD+7/2)

分解能

帯域幅

(2>SUT)

ゲー ト長

(7/4)ビデオ帯域幅

(1/ゲート長)

4 μs

10 μs

50 μs

63.5 μs

100 μs

500 μs

i n l s

5 コ“

10 nls

16.6 nls

33 nls

50 nls

100 ms

>130 nts

3 μs事

5 μs

25 μs

32 μs

50 μs

250 μs

500 μs

2 . 5 1 1 1 s

5 n l s

8 . 3 n l s

16.5…

25 nls

50 nls

65 nls

l MHz

l MHz

100 kHz

100 kHz

100 kHz

10 kHz

10 kHz

l kHz

l kHz

l kHz

l kHz

l kHz

l kHz

l kHz

l μs

3 μs

13 μs

16 μs

25 μs

125 μs

250 μs

l.25 nls

2.5 nts

4 n l s

8 n l s

13 nts

25 nls

33 ms

l MHz

l MHz

100 kHz

100 kHz

100 kHz

10 kHz

10 kHz

l kHz

l kHz

l kHz

l kHz

l kHz

l kHz

l kHz

・短いゲー ト遅延を使用すると、±lμsの グー ト遅延タイム・ジッタが発生することがあ

ります.こ のジッタはスペクトラム・アナライザの lMHzゲ ー ト・クロックによるもの

で、問題が発生したわけではありません。

パルス繰り返し

間隔 (PRI)

パルス繰り返し

周波数 (PRF)

掃引時間 (最小)

≦50 μs

100 μs

500 μs

l n l s

5 n t s

10 ms

16.7瑯

33.3 nts

50 ms

100 nts

>20 kHz

10 kHz

2 kHz

l kHz

200 Hz

100 Hz

60 Hz

30 Hz

20 Hz

10 Hz

50 nls

61 nls

301 ms

601 nts

3.01s

6 . 0 1 s

20s

303

40s

60s

>170鵬 MAX HOLDト レース ・ファンタションを使用して、

いくつかの測定掃引を行う。

測定方法 2Ⅲ87

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例 11:タ イム ・ゲー ト測定

表 2‐9。タイム・ゲー ト測定で問題が生したときの解決法

現象 考えられる原因 対処方法

アナライザ ・トレースが

乱れる。ランダムな垂

直線が発生する。抜け

がピーク0ト レース振幅

より下に現れる。

掃引速度が速すぎて ト

レース・ポイントあた り

少なくとも 1回発生す

るゲー トが発生 しない。

抜けがなくなるまで掃

引時間を大きくする。

アナライザ ・トレースが

乱れる。アナライザ掃

引時間を大きくしても

抜けがなくならない。

オシロスコープで見る

ゲー ト出力信号が時間

領域で乱れる。

GATE DLYが トリガ繰

り返 し間隔より大きい。

トリガ間隔より小さく

なるまで GATE DLY

を減 らす。

ゲー トが トリガされ

ない。

ゲー ト・トリガ電圧が低

すぎるか、ゲー トがオ

ンになっていない。

ゲー ト・トリガが 5.OV

になっていることを確

認する。 ト リガ信号ヘ

のその他の接続が電圧

を下げていないか調べ

る。オシロスコープを

使用 しているときは、

全入力がハイ 0イ ンピー

ダンス (50Ωではなく)であるか調べる。

ゲー トをオンにしても、

表示スペクトラムが変

化しない。

セットア ップ時間が不

十分。

現在の分解能帯域幅に

対してセットアップ時

間を増やすか、分解能

帯域幅の方を増やす。

表示スペクトラムの振幅が低すぎる。

分解能帯域幅/ビデオ帯

域幅フィルタが十分に

チャージしていない。

分解能帯域幅またはビ

デオ帯域幅、あるいは

その両方を広 くする。

ディスプレイが操作中に極端に変化する。

ディテクタ0パスを変え

たことでゲート・ファン

クションがオフになって

いる。例えば、マーカ●

ノイズ・ファンクション

をオンにするとすると

( ) ヽ

ディテクタ ・′くスが変

わる。

測定中はディテクタ・パ

スを変えない。

2‐88 測 定方,去

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例 12:掃 引遅延で時間 ドメイン測定を行う

例 12:掃 引遅 延 で 時 間 ドメ イ ン測 定 を行 う

スペクトラム・アナライザは基本的に周波数領域を測定する機器ですが、時間

領域でも信号を表示することができます。これを行う最も簡単な方法は、アナ

ライザのスパンをOHzに 設定して、それを固定同調受信機にすることです。

これで、アナライザのディスプレイは受信したパワーを時間軸で表示します。

この値から、図 2-78に示すように、RF信 号/マイクロ波信号のエンペロープ

の形を知ることができます。ゼロ・スバン・ディスプレイは、分解能帯域幅

フィルタの帯域幅内のアナライザの中心周波数のところで検出されたパルスを

表します。

nTTEN 10dB

CENTER 40 000000MHz SPRN OHz業RBN 1 0MHz υ BN 1 0MH2 凛 S‖P 200 ms

図 2‐78。パルスドRF信 号の時間領域表示

時間領域においても周波数領域においても、有効な掃引 トリガ条件にしたがっ

て測定掃引が開始されます。掃引 トリガは〔TR:G〕を押してから、下記のものか

ら選択することで設定します。

FREE RUN

VIDEO

LINE

EXTERNAL

アナライザが別の掃引を開始する準備が整いしだい

掃引が開始します。

信号がある変数 レベルに達すると掃引が開始します。

AC電 源サイクルによって掃引が開始します。

外部 TTL信 号によって掃引が開始 します。

遅延掃引ファンクションを使わないかぎり、掃引は有効なトリガ後すぐに開始

し、設定された掃引時間だけ行われます。唯―行える調整は、掃引の長さの増

減だけです。スペクトラム・アナライザはゼロ・スパンを表示できますが、ス

ペクトラム・アナライザが掃引遅延を使っていない場合は、 トリガ・イベン

ト直後に発生しないイベントがどの程度表示されるかには制約があります。

図 2-79は外部掃引 トリガ信号の48ms後 に発生するRFパ ルスのゼロ0スパ

ン・ディスプレイ例を示しています。

測定方法 2‐89

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例 12:掃 引遅延で時間 ドメイン測定を行う

∩TT E N l● d B

R L O d B m

M K R - 8 . 0 3 d B m

l●dB / 4 8 m s

C E N T E R 4● . 0●●00● MH z

来R B因 1 .● M H z υ B‖ 1 . O M H zi

S P∩ N O H z

来S N P 7 0 m s

図 2‐79.掃 引遅延なしのゼロ ・スバ ン・ディスプレイ

掃引遅延ファンクションDEISWPIE I]1と OLY SWP ON 01■ を使 うと、

トリガ信号を受信した後最大 65msま で測定掃引の開始を遅 らせることができ

ます。これによって、希望のイベントにズームインで きます (図 2‐80を 参照)。

∩TTEN l● dB

RL OdBm 1●dB/

DEL465

EEP

t - r -L r lT

I

:

l

1

:

]

CENTER 40 0● 0●口OMHz SP∩ N OHz

*RB‖ 1.● MHz υ B囚 1.● MHz *S‖ P 3● ms

: : :

RK8

M4 S

0. 3 d m

‰ _■d

2・90 汲 嚇竜ブ→去

図 2・80.掃 引遅延をかけたゼロ・スバ ン・ディスプレイ

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例 12:掃 引遅延で時間 ドメイン測定を行う

掃引遅延ファンクションをゼロ・スパンで使用する手順は次のとおりです。

1.ス ペクトラム・アナライザの中心周波数を対象となる信号に設定します。

2.分 解能帯域幅とビデオ帯域幅を被測定信号のスペクトラム幅より広 く設定

します。できれば、分解能帯域幅フィルタが被測定信号の幅いっばいにフ

ラットになるように十分な幅をもった値を選択します (分解能帯域幅の設

定値はフィルタの-3dB幅 を表します)。

3.周 波数スパンをOHzに 設定します。

4.DUTか らの TTLト リガ信号をEXT/GATE TRIG INPUTの BNC

コネクタに接続します。

5. TR:Gを 押してから、EXTERNALを 押します。

6。 swEEPを 押します。

7.DLY SWP E Iを 押し、次にデータ・キーかノプを使って掃引遅延を入

力します。

8.DLY SWP刊 ド OF■を押して、ONに 下線を付けます。

9。信号の持続時間が掃引時間より短くなるように掃引時間を設定します。

掃引遅延ファンクションを使うと、パルス幅の全体を見ることができます

(図 2-80を参照)。掃引遅延は、タイム・ゲー ト測定ばかりでなく非ゼロ・ス

パンにも使用できます。タイム・ゲー ト測定中IC掃引遅延を使用すると、掃引

遅延とゲート遅延は加算されません。例えば、パルスが トリガ信号の 60ms後

に発生した場合、掃引遅延は58ms、 ゲー ト遅延は60msに 設定します。

測定方法 2‐91

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例 13:パ ルス ドRF測 定

例 13:パ ルス ドRF測 定

パルス ドRFと は

使用するスペク トラム ・アナライザ ・ファンクシ ョン

パルス ドRF測 定の手順

パルスドRF信 号は、繰 り返し速度、パルス幅とシェープヽ および振幅が一定

の RFパ ルスの列です。この例ではパルスドRF信 号の特性を測定するいくつ

かの手順が紹介されています。手順では、中心周波数、パルス幅、パルス繰 り

返し周波数の測定方法について説明します。また、ピーク・パルス●パワーと

感度抑圧についても説明します。

パルス ドRF信 号の測定に使用する分解能帯域幅は、測定に大きく影響す るた

め、分解能帯域幅 とパルス繰 り返 し周波数の関係を理解 しなければな りませ

ん。分解能帯域幅がパルス繰 り返 し周波数より狭いと、パルス ドRF信 号を構

成する個々の周波数成分がディスプレイに表示されます。 これは狭域バ ンド0

モー ドと呼ばれます。分解能帯域幅がパルス繰 り返 し周波数より広いものは、

広域バ ンド・モー ドです。スペク トラムのエンペロープは、パルス繰 り返 し周

波数によって分離されたパルス ・ラインによって トレースとして見 ることがで

きます。

広域バ ンド0モー ド

1.信 号源をスペクトラム ・アナライザの INPUT 50 Ω に接続 して、パルス変

調信号を入力します。

a.搬 送周波数を lGHzに 設定 します。

b.パ ルス繰 り返 し周波数を lkHzに 設定 します。

c.パ ルス幅を 900nsecに設定 します。

2.ス ペ ク トラ ム 0ア ナ ラ イ ザ 上 の PRESETを 押 して 、 手 順 を プ リセ ッ ト ・ス

テー トから開始します。

3.パ ルス ドRF測 定は通常広域バ ンド・モー ドで行います。スペク トラム 0

アナライザをパルス 0モ ー ド測定用に設定するには、始めにビデオ帯域幅

を 3MHzに 設定して ください。

4.丁 RACE,‖ 研EI,OETECTOR MODES,同 ==R POS PEAKを 押 して、

ポジティプ oピ ーク ・ディテクタをオンにします。

5.中 心周波数ファンクションを選択 してから、スパ ンを調整 してセンター ・

ロープと少なくとも1対 のサイ ド・ロープをディスプレイに表示 します

(図 2-81を 参照)。

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例 13:パ ルス ドRF測 定

6.掃 引時間を長 くして (すなわち、よりゆっくりとした掃引で)、ディスプレ

イいっばいに、実線が表示されるようにします (図 2-82を 参照)。実線が

いっばいに表示されない場合、測定器は広域バ ンド・モー ドにはなく、 し

たがって以下のサイ ド0ロープ比、パルス幅、ピーク0パルス・パワーの測

定手順は適用 されません。

A T T E N i 0 0 8

C E I N T E n 2 . フ o o 0 0 G H z S P A N ■ 0 0 0 M H Z

n 8 W ■ 0 0 k H Z ※ V B W 3 . O M H z S W R 5 0 m s

図 2‐81 .メイン・ロープとサイ ド・ロープ

■OdB/

生0● 8/

A T T t t N ` O d E 3

日L O ● B r n

n B W ■ 0 0 k H 2 X ∨ B W 3 0 M H z X S W p ■ . O s e c

図 2‐82.実線 として表示された トレース

S W E4 0

: P T : И匡 / \

ヽ ′ ヽ β

/ヽ

、ν J

ヽ/ ヽ ′U

V V V

測定方法 2‐93

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例 13:パ ルスドRF測 定

中心周波数、サイド・ロープ比、パルス幅

1.パ ルスドRF信 号の場合、中心周波数はメイン・ロープの中心にあります

(図 2-83を 参照)。スペクトラム0ア ナライザのビーク・サーチ ・ファンク

ションを使用して、この周波数を識別します。マーカはメイン・ロープの

振幅も読み取 ります。

A T T E I N ■ 0 0 B M К n ― ■8 . 3 3 d B m

日L O d B r n ■ 0 ● B / 2 フ 0 0 0 0 G H z

C E N T E n 2 . フ O O O 0 6 H z S P A N = 0 . O O M H 2

n B W ■ 0 0 k H Z X ∨ B W 3 . O M H 2 X S W P ■ . O S e c

図 2‐83.メイン・ロープの中心にある中心周波数

2.マ ーカがまだメイン・ロープの中心周波数にあるときにサイ ド・ロープ比

を測定するには、 PEAK SEARCH,lN耶 … ■,W即 唯夏繁聰を押し

ます (図 2-84を参照)。メイン●口「プの振幅とサイ ド・ロープとの差が

サイ ド・ロープ比になります。

A T T E N ■ 0 0 B 4 M K 自 ― ■3 6 フ d B

中L O ● B m ■ 0 ● B / ■ 6 5 M H Z

C E N T E n 2 . フ 0 0 0 0 6 H Z S P A N ■ 0 . O O M H 2

R B W ■ 0 0 k H Z X ∨ B W 3 . O M H 2 X S W P ■ . O s e c

図 2・84.サイド0ロープ比を示すマーカ

3.パ ルス幅も容易に測定できます。パルス幅は2つ のエンペロープ●

[属̀71鰹躊舗換蒙鶴轟歯轟議淵研T[モI段猫 ,■1理に聴工わELTAを押します。

/ \

ヽ ヽ ρ

ノ ヽV

リ` /ヽ ヽV V

6N年

/ \一 生ε 6 フ ゴB

ヽ リ ヘ ′

/ ヽ′υ υ

ヽ ヽ/ ヽV

υ Ψ V

2‐94 測 定方法

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例 13:パ ルス ドRF測 定

4.パ ルス幅は図 2-85に示すように、スペク トラム ・アナライザの画面のアク

ティプ ・ファンクション●プロックに表示される時間値に等 しくな ります。

パルス幅の最大確度を得るには、マーカ位置を手動調整 して 2つ の隣接

ロープ ・ヌル間の差を測定 します。ヌルをよリシャープにするために最初

に分解能帯域幅を狭 くする方法 もあ ります。

∧ T T E N ■ O d B . A M I < F | - 4 . A 3 d BO d 6 ^ a c a ^ l■0● B/

パルス繰 り返 し周波数 (PRF)

C E N T 巨 n 2 . フ O 0 0 0 G H z S P A N ■ 0 . 0 0 M H Z

R B W ■ 0 0 k H Z X ∨ B W 3 . O M H z X S W " ユ O s e c

図 2‐85.パルス幅を示すマーカ

説£喬ifヒワワ′騨11温酬選轟ち箕り■5覧

島1蹴PRIを 簡単に反転表示させて、代わ りに PRFを 読み取 ることができます。

1.PRIを 測定するには、スバ ンを OHzに 設定 してメイン0ロ ープの振幅を基

準 レベルに調整します。

2.振 幅スケールをリニアに設定 して、信号が画面上に現れるように再調整 し

ます。

3.図 2-86に示すような表示が得 られるまで掃引時間を短 くします (すなわ

ち、掃引を速 くします)。

4.〔 sGL SWP]を 押 して 単一 トリガ 0モ ー ドを選 択 し ま す 。

ユ ト E A K S E A R C H l ,そ して ま た は

を押します。表示された2つのマーカ間の差はPRIに 等

しくなります。

6.図 2-86に 示す よ うに、 MKRと ■ARKE‖ 抵わ ELTAlを 押 して PnFを 表示

します。

K0N∞

n ( 奎/ \

〕3 C 3ヽ ヽ ´ ′

、V

ヽ /ヽ ヽV

V V

測定方法 2‐95

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例 13Eパ ルス ドRF測 定

ATTEN ■ OdB ● M K R X ■ . 0 0

■ O k ( H 2 )L 工 N

C t t N T E n 2 . フ O o o o O o G H z

n 8 w ■ o o k H z X ∨ B W 3 . O M H z X S W ' 5 0 m s

図 2‐86.パルス繰 り返 し周波数の測定

ビーク ・パルス ・パワーと感度抑圧

これでメイン・ロープの振幅 とパルス幅が分かつたので、スペク トラム ・アナ

ライザの分解能帯域幅を容易に見つけ、ビーク 0パ ルス ●パワーを下の比較的

簡単な式から求めることができます。

ピーク ′くルス ′くワー =(メ イン0ロ ープの振幅)― (20 1og Ter)(BWi)

ここで Te「 =パ ルス幅 (単位秒)

BWi=イ ンパルス帯域幅 (単位ヘルツ)

BWi=1.5xパ ルス幅測定に使われた 分 解能帯域幅

メイン●ロープの振幅を測定している間、スペクトラムoアナライザの減衰量

を変えてもメイン・ロープ振幅が変化しないことを確認してください。メイ

ン0ロープ振幅の変化が ldBよ り大きい場合にはアナライザが圧縮状態にあ

るので、RF減 衰量を増加させなければなりません。搬送周波数が 2.75GHz

を超える場合、メイン・ロープ振幅を正確に測定するために、必ずプリセレク

タをピークにしてください。

ピーク0パルス●パワーとメイン0ロープ振幅間の差はパルス感度抑圧と呼ば

れます。しかし、パルスド信号はスペクトラム・アナライザの感度を減少させ

ないので、「パルス感度抑圧」という用語では誤解をまねくかもしれません。

むしろ、明らかな感度抑圧が生じるのは、パルスド連続波 (CW)の 搬送波の

パワーが多数のスペクトル成分 (つまり搬送波と側波帯)上 に分散されるから

です。その結果、それぞれのスペクトル成分には総パワーの一部分のみが含ま

れます。

轟注記

2‐96 測 定方法

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ソフ トキー 0メ ニュー

I Z=- " ) / U -

R E F L V L +ATTEN AUTO MAN TLOG dB/DiVLINEAR

RANCE LVLS

MORE 1 0F 3

NORM REF POSN

PRESEL AUTO PK I‖

PRESEL MAN AD」 |‖

MORE 3 0F 3

qj15e

REF LVL OFFSET

MAX MXR LEVELI

ITS AUTO MANAMPTD UNITS

μVCOUPLINC ACnV

LTSMORE 2 0「 3‐

TTS

- roiiiiiti;o.idt oN r.EsEt6ri'oii i':r r.wr'rI*r.t fr$r+tvrfto46ncttt.I I IP 8563Er HP Es6{8. I rP 8565E ?ESE?I*+&.

5 * /vt , oo2 l* to HP 8560E tor^6F?t* t .

ll HP s5608 'eEEH'ct*ra,{,.

ソフ トキー ・メニュー 3‐1

Page 140: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

RES BW AUTO MAN

qj16e

Ⅲ 内 部 ミキシング時のみ使用できます.

ソフトキー ・メニュー

Page 141: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

q j 1 3 8 e

菫i阜:鷲壼設II製'11:為高Ftt」乙温観をFl∬ιlttIEllllζ:flig誰

1■ 114 HIXERは 、オプンロン 002付 t HP 3560Eで は商 Fされませ~11ィ イ=r"2の

ない

HP 86601Dで は、INTERNAL MIXERソ フ トキーだけ使用可磁です (1111R"^111lXtRに よつてアクセス

されるソフ トキーは使用できません)。

郡 : : 薫量 は、オプション 0 0 2 付 き H P 3 5 6 0 E で は表示されません。

, 信 号■朋フアンタシヨンは、フアームウェア改訂が≦920528で あるか、オプションoo8が インストールされてい

る場合に、プリセレタタなしの外部ミキシング●モードでのみ使用できます。

3 マ ーカ。デルタ。ファンクシヨンがアタティプの場合、このキーはlARkERゆELTAIに変わります。

§ こ のキーは、HP 8664Dお よび HP 3565Eで はiVr●H==壺 ⅢⅢIに変わります.

‖ このキーは、HP 86641Dお よび HP 3565Eで は11,V′Clll:に変わります。

ソフ トキー ・メニュー 3‐3

Page 142: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

‖ 籐御 AVERACE

CNV LOSS

CNV LOSS

VS FREQ

輪 LOCK HARMONIC

LOCK ON OFF

PREV MENU

See■tJX CrRL′ 0′ J

SIC :D AT MKR

SIC ID ― > CF

SIG ID ON OF「

MARKER NORMAL‖

PEAK SEARCH

NEXT PEAK

PRESEL AUTO PK

PRESEL MAN AD」

MARKER NORMAL‖

PEAK SEARCH

NEXT PEAK

PREV MENU

81AS OFF

POSITIVE BIAS

NECATIVE 81AS

PREV MENU

q j 1 3 9 e

・ このキーは、オプショ・/oo2付 きHP 8660Eで は表示されません.

, この信号■別ファンタションは、フアームウェア改訂が≦920528であるか、オプション008がインストールされ

ている場合にのみ使用できます.

: このキーは、プリセンタタをしの外部ミキシングを選択した場合 (IEXT1ヽ`鮮'R薔ιIPRを,IPRlに設定した場合)にのみ表示されます。

s このキーは、プリセレタタのある外部ミキシングを選択した場合 (●輌‖XR‖R11,IP,1をlRIIに厠中した場合)にのみ表示されます。.

‖ このキーは、マーカ●デルタ。ファンタシヨンがアクティプの書合、■ARKER,0,LTAIに壼わります.

3‐4 ソ フ トキー ・メニュー

Page 143: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

H P 8 5 6 0 E w i t h

O p t i o n 0 0 2 i n s t c i l e d

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ZE

RT

uハ

 

 

 

 

庵 

 

uハ

TH

oP

 

Nu

 

 

 

sT

 

 

THR

OPN

ALL

ALL

 

V ME

 

 

 

SWP

PWR

PWR

 

 

 

 

qji9e

RES BW AUTO MAN

VIDEO BW AUTO MAN

VBW/RBW RAT10

RBW/SPAN RAT10

VID AVG ON OFF

ソフ トキー ・メニュー 3‐5

Page 144: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

〔CAL〕REALICN LO& IF

IF ADJ ON OFF

AD」 CURR IF STATE

FULL IF AD」 *

REF LVL AD」 十MORE 1 0F 2

CRT AD」 PATTERN

FREQ DIACNOSE

AMPCOR MENUキ

LO FREQ

SAMPLER FREQ

SAMPLER HARMONIC

FRAC N FREQ

POSTSCLR

RAW OSC FREQ

AMPCOR ON OFF

EDIT AMPCORSAVE AMPCORRECALL AMPCORPURCE CORR

EXIT AMPCOR

DELETE CORR PT

PEAK SEARCH

DONE ED!T

MORE 2 0F 2

MORE 2 0F 2

SCROLL CORR

EDIT FREQEDlT AMPL

NEW CORR PT

PTS

MARKER NORMALMORE 1 0F 2

q j 1 3 2 e

準 1,1111● :Ⅲllを押すとヽ TCP A●」uS■に変わりま九

t iEF tVL A● Jを 押すと'||■ 11ltvLに 変わります.

3 これらのファンクションはファームウェア改8r>930809でのみ使用できます.

。 これを押すと=苗 RE IPle ADR K壼わります.

1 オ プシヨン002がインストールされている場合は使用できません。

COPY DEV

PRINTER

PLOTTER

ANALYZER

EXT MXR

DATECODE

PRNT PLT

CONFIG

CONFIG

ADDRESS*

PRE UNPR I

&OPT10NS

PLOT TRACE A

PLOT TRACE B

PLOT GRATICUL

PLOT ANNOT

PLOT ORC DSP CRAT

PLOTTER ADDRESS*

q j l l l e

3‐6 ソ フトキー ・メニュー

Page 145: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

qjl12e

111E“S,VIを押すとSTOR‖■1'EISTYlに変わります.

FOこ」SIを押りとSTOR=■■Cusl:に変わります。

DSPL LIN ON OFF

THRESHLD ON OFF

SCREEN TITLE

INTENSTY *

MORE 1 0F 2

GRAT ON OF「

ANNOT ON O「 F

ANNOT HELP

FREQ DSP OFF

FOCUS I

MORE 2 0F 2

q j 1 1 J e

ソフトキー ・メニュー 3‐7

Page 146: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

COUNTER ON OFF

COUNTER RES

MARKER NORMAL

MARKER DELTA

PEAK SEARCH

NEXT PEAKq j 1 t 4 e

FREQUENCY

CENTER FREQSTART FREQSTOP FREQCF STEP AUTO MANFREQ OFFSETMORE 1 OF 2:-+

ql155e

'111晨 I● F21は 、フアームウェア改訂 960401以 降のスペタ トラム・アナフイザでのみ、〔FREQUDNCYシ

下に表示されます。

q j 1 1 6 e

Page 147: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

SINCLE MEASURE

CONT MEASURE

CHANNEL PWR MENU

CHAN UP >>>>

CHAN DN く くくく

PREV MENU

OCCUPIED BANDWDTH

OCCUPIED [ %]

△ MARKER OCC BW

CH EDGES― )△MKR

PREV MENU

CHAN PWR OVER BW

MKR MEAN― )CFS

MKR― CHPWR BWキ sCHPWR BW E ]

PREV MENU

SINCLE MEASURE

CONT MEASURECHANNEL SPACING

CHAN UP >>>>

CHAN DN く くくく

PREV MENU

AVC i10Nti POWER

AVG `10FF'' POWER

MENU

SINCLE MEASUR[

CONT MEASURE

VIEW TBL TRAC

CHAN UP >>>>

CHAN DN く くくく

EXIT & RESTORE

qj137e

[墓匿【〕*

POWER M[NU

ACP MENU

3dB

6dB

FFT

POINTS

POINTS

MEASACP AUTO MEASURE

ACP COMPUTE

ACPCRAPH ON OFF

ACP SETUP十

EXIT ACP

率 フ ァームウェア改rr≦930809のスペタトラム・アナライザの場合、′=ワーおよび隣接パワー (ACP)フ ァンタ

ションが少なくなります。

t ACPセ ットア′プ。メニユーについては以下の図を参照してください。

: マーカがアタティプでない場合、S'A瞑ツフトキーが表示されます。

s このメニューは、占有パワー。メニユーからアクセスした場合にだけ存在しま九

ソフトキー ・メニュー 3・9

Page 148: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

ANALOC METHOD

PEAK METHOD

2BW METHOD

8URSTPWR METHOD

CATED METHOD

PREV MENU

+AcP uEt,tuACCELERAT

ACCELERAT

ACCELERAT

PREV MENU

NORMAL

FASTER

FASTEST

METHODSCHANNEL SPACINC

CHANNEL BANDWDTH

# ALT CHANNELSACCE LERAT

SPAC I NG/BANDWDTHBURST/WE I GHTNGACPSTATE DFL CURR

PREV MENUPREV MENU

B U R S T P E R I O DB U R S T W I D T HwE TGHTNG . /COS OrrW E I G H T TWE I GHT C{PREV MENU

p j 1 3 e

- iii.ttffir r t *-o@+-ED, *t. IoEltlFL< ( ttt v'.

| 7 t-Ll z7l*t l<930809 o$e

t 7 7 -LV -7?rn>930809 oEe

3‐10 ソ フ トキー 0メ ニュー

Page 149: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

MARKER NORMAL

MARKER DELTA

MARKER 1/DELTA

MKRNOISE ON OFF

SIC TRK ON OFF

MARKERS OFFqjl18e

N o r m o I M o r k e rSpon ) 0 Hz

MARKER -> CFMARKER -> REF LVLMARKER _> CF STEP

D e I t o M o r k e rSpon ) O Hz

MKR A _> CF

MKR A -> CF STEPMKR A -> SPAN

N o r m o I M o r k e rZ e r o S p o n

MARKER -> REF LVL

D e I t o M o r k e rZ e r o S p o n

M K R 1 / A - > C F

M K R 1 / A - > C F S T E P

q j 1 l 9 e

ソフ トキー 0メ ニュー 3‐11

Page 150: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

〔MODULE〕* 〔MODULE〕|USER KEYS

TRACE SAVE/RCL

L I M I T L I N E

AUTOEXEC MENU

KEYDEF

UTILITY

T e s tA d j u s tD i o g n o s eC o n f i g

EX I T MODULE

qj120e

lllT勝;じ11観師ふrt競色)ζl乳み霊:蓑11lI「:輸鳥警場なニ照してください.

HP 85629Bテ ス トとアジヤス トメント・モジュール (TAM)が スペク トラム・アナフイザに姜出 されている路

露饗等儀魚t電11:ar二∫:二露 ミ露・8識ζl峰市舗∬:脚 :;翼眠

注記 HP 8562E/TAM Interface Softw田 隧は、

ム ・アナライザ と併用する場合に必要 とな り

TAMを HP 8562Eス ペク トラ

ます。

MARKER ― > CF拿

MARKER DELTA

qj15e

ウ スペタトラム・アナライザがゼロ・スパンかまたは,AR"||ります.

b=LTAがアタティプの場へ IAR綺Ⅲ■|1lALに 変わ

3‐12 トキー ・

Page 151: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

9 j 1 2 1 eLAST STATE

■ 2 9GHzを 超える内部 ミキシングでのみ使用できます.

1 ブ リセレタタ内蔵の外部 ミキシンス または 2 9GHzを 超える内部 ミキシングで使用できます。

POWER ON

LAST STATE

RECALL STATE

RECALL TO TR

RECALL TO TR

MORE 1 0F 2STATE

STATE

SIATE

STATE

STATE

MORE

5

67

8

9

2 0F

TRACE

TRACE

TRACE

5

67

MORE 2 0F 2

RECALL ERRORS

ELAPSED TlMEFACTORY PRSEL PK拿

RECALL PRSEL PKI

MORE 2 0F

q j 1 4 e

ソフトキー ・メニュー 3・13

Page 152: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

SAVE STATE

PWR ON STATE

SAVE TRACE A

SAVE TRACE B

STAT[ 0

STATE l

STATE 2

STATE 5

STATE 4

MORE 1 0F

SAVELOCK ON OFF

SAVE PRSEL PKⅢ

TRACE O

TRACE l

TRACE 2

TRACE 5

TRACE 4

MORE 1 0F

q j 1 2 2 e

事 プ リセレタタ内蔵の外部 ミキシンス または 29 GHz以 上を超える内部 ミキシングで使用できます.

qj125e

sPAN

sPAN

zER。

」AST

Z00M

SPAN

SPAN

SPAN

q,124e

3・14 ソ フ トキー ・メニュー

Page 153: 08560-90117 8560Eシリーズ スペクトラム・アナライザ ユー …literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/08560-90117.pdfhp 8561e,hp 8562e,hp 8563e,hp 8564e,hp 8565eス ペクトラ

I S W E E P I

SWP TIME AUTO MAN

SWE[P CONT SCL

CATE ON OF「

CATE DLY

GATE LEN

EDGE POLCATE CTL

PREV MENU

DCATED VIDE0

DLY SWP [ ]

DLY SWP ON OFF

q j 1 2 5 e

申 ●AT=‖!麟ヨ“酬 “がレベル (LVL)に 世定されると、このソフトキーはプランクになります。

1 ,ATE CTLII¨ 11取Fが ンペル (LVL)に 観史されると、このソフトキーはLVL POL■OS ttOllCなります.

CLEAR WRITE A

MAX HOLD A

VIEW A

BLANK A

TRACE A B

MORE 1 0F 6-

SWEEP CONT SCL

FREE RUN

VIDEO

LINE

EXTERNAL

TRIC POL POS NECq j 1 2 6 e

ソフ トキー ・メニュー 3‐15