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1 独立の原則とは
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⑳独立の原則(JISBOO24) 倅�ィ��+�耨リ凾�?���J����:号■_: 牢■p
図面上に個々に指定した寸法及び幾何特性に対する要求事項は、それらの �
去嘉間に特別の関係が指定されない限り、独立に適用するo -I/ �
逆説- �ク.ィ.H*h巉.�ュhナx*ィ轌.�8.ィ,H*(,�(�リx,�レHッH巉マhロr�!{_.班 做�メモメ�十空 �は形体の寸法に無関係に適用し、幾何公差と寸法公差は≡… 斗:_..
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エンジニアとして、寸法という言葉をあいまいに使っている場合が多いと思いま
すが、定義をしっかりと理解しておきましょう。 「寸法とは、決められた方向での、
対象部分の長さ、距離、位置、角度、大きさを表わす量」と定義されます。
寸法公差のうち、 「長さ寸法公差は、形体の実寸法(2点測定による)だけを規
制し、その形状偏差(例えば、円筒形体の真円度、真直度または平行二平面の表面
の平面度)は規制しない(lSO 286/1参照)」、 「角度寸法公差は、線または表面
を構成している線分の一般的な姿勢だけを規制し、それらの形状偏差を規制するも
のではない」と定義されます。一般的に寸法計測に使うノギスを例にして、寸法が2点間で測定されていること
をビジュアル的に理解してください。
頂点間(2点間)
の距離を計測
2辺間(2線間)
の距離を計測
任意の位置で
複数確認
I l I
~T~丁~~~~~「
l l J
任意の位置で
複数確認
図ト1 2点間による寸法計測例
第1章 独立の原則と相反する包緒の条件ってなんやねん! 匡霊
寸法計測から寸法の定義を理解できたと思います。次に大きさとカタチが別物で
あることを確認します。
例えば、設計の基本形状である丸棒形状とブロック形状において、長尺な部品を
設計した場合を想定して比較してみましょう。
まずは、丸棒を例に、独立の原則とは何かを再確認します。
下図のように、直径寸法に厳しい公差が指示された長尺の丸棒があります。寸法
は2点間で測定するものであり、直径の寸法公差さえ守っていればよいと判断され、
軸の反りやうねりは、寸法計測で評価することができません。
寸法のばらつきとカタチのばらつきは、別々に考えなければいけないという考え
方を適用すると、丸軸が占有する物理的領域は、軸直径の公差の最大値と幾何特性
のばらつきの最大値を合わせた範囲となります。
¢10±0.01
a) CADに描いた丸棒の図面
物理的占有領域
I. I. .'・ :
b)加工された丸棒の状態
図ト2 独立の原則(丸棒の場合)
(∋
次に、形状を変えて、四角いブロックでも、独立の原則が成立するのかを確認し
ましょう。
下図のように、厚み寸法に厳しい公差が指示された長尺のブロックがあります。
寸法は2点間で測定するものであり、厚みの寸法公差さえ守っていれば、ブロック
の反りやうねりは寸法計測では評価することができません。
寸法のばらつきとカタチのばらつきは、無関係であるため、丸軸同様にブロック
が占有する物理的領域は、寸法公差の最大値と幾何特性のばらつきの最大値を合わ
せた範囲となります。
10±0.05
a) CADに描いたブロックの図面
'・・: ・.・.
「Wb)加工されたブロックの状態
図ト3 独立の原則(ブロックの場合)
第1章 独立の原則と相反する包緒の条件ってなんやねん!(∋
蒋 ��ュhナr�-=6g轟.伝 �ケ.�亳�簫モr簽メリ,y?�ツ簽イモク耳耳.(耳耳爾���革9.-_チ. 兩酢的音容か..._
ヰ �寸テ 从�h�巍
「なんや!そのまんまやん!(.≧∇≦)ノ」とツッコミたくなりますよねo
一般的な基本形状である丸軸と角ブロックを例に、幾何特性を指示するうえでの
・`基本中の基本"である、表面(あるいは母線)指示と中心線(あるいは中心平面)
指示の違いを再確認します。
丸軸に指示した真直度を例に、幾何公差の指示線の指す位置によって、その意味
の違いを確認しましょう。
幾何公差の指示線を当てる位置の違いによって、上図に示すように、幾何公差の
対象となる部位が違ってきます。
了言1
さて、母線と中心線という同じ1本の線であれば、どちらも同じ意味を成すので
しょうか?
いいえ、そうではないのです。幾何公差の対象となる部位の違いから、同じ真直
度における母線と中心線という線分であっても、サイズ形体でない場合とサイズ形
体となる場合に分かれるのです。
外表面(母線)なので、成り行き
の寸法に影響されない
a)サイズ形体でない
中心線なので、成り行きの
寸法に影響される
b)サイズ形体
図ト6 サイズ形体とは(真直度の場合)
形
分
第1章 独立の原則と相反する包括の条件ってなんやねん! (ラ
次にブロックに指示した直角度を例に、幾何公差の指示線の指す位置によって、
その意味の違いを確認しましょうo
35 ��
LD Cr) �
寸法線と幾何公差
の指示緑を離した
場合、幾何公差の
対象は、この表面
a)表面指示(寸法線と幾何公差の指示線を-致させない)
{
LL) 0 �R�♂
b)中心平面指示(寸法線と幾何公差の指示線を一致させる)
図1 -7 表面と中心平面の違い(直角度の場合)
幾何公差の指示線を当てる位置の違いによって、上図に示すように、幾何公差の
対象となる部位が違ってきます。
④
さて、表面と中心平面という同じ1枚の面であれば、どちらも同じ意味を成すの
でしょうか?
いいえ、そうではないのです。幾何公差の対象となる部位の違いから、同じ直角
度における表面と中心平面という面であっても、サイズ形体でない場合とサイズ形
体となる場合に分かれるのです。
表面の一方なので、成り行き
の寸法に影響されない
20.1 面B��v���偵�
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幾何公差の 対象部位 剳�b�
a)サイズ形体でない
中心平面なので、成り行き
の寸法に影響される
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対象部位
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b)サイズ形体
図1-8 サイズ形体とは(直角度の場合)
第1章 独立の原則と相反する包緒の条件ってなんやねん! ㊥