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1.1.5 広島地区におけるセミナーの開催状況
(1)開催概要
広島地区におけるセミナー開催概要は次のとおり。
① 開催日時: 平成 30 年 10 月 23 日(火) 13:30~17:00
② 開催場所: メルパルクHIROSHIMA
広島市中央区基町6-36
③ 地元協力者: 広島県農林水産局林業振興部
④ セミナータイトル:
『合法伐採木材利用推進セミナー クリーンウッド法と家具業界
~解説と報告 国内外を市場としたビジネス戦略』
⑤ 参加者数: 約 10 名
⑥ その他(打合せ団体等):広島県家具工業連合会、府中家具工業組合連合会
(2)セミナーの告知について
下記の方法により告知を行った。
① セミナー案内チラシの発送先 ・広島県家具工業連合会 ・府中家具工業協同組合 ・鳥取県林業試験場 ・島根県農林水産部林業課
・広島県農林水産局林業振興課 ・高知県林 業振興・環境部木材産業振興課 ・山口県農林水産部森林企画課 ② 広報(マスコミ等)の実施 ・家具新聞掲載 9 月 19 日付け、10 月 3 日付け(図-13 参照)
・林野庁「クリーン・ウッドナビ」掲載 ・家具新聞ホームページ「web 家具新聞」、同メールマガジン掲載
・日本木質バイオマスエネルギー協会ホームページ掲載
(3)近隣団体等への声掛け
電話、メール等によりセミナー参加の働きかけを実施した。
・岡山県農林水産部林政課 ・香川県家具商工業協同組合 ・徳島県農林水産部林業戦略課
― 33 ―
(4)セミナーの内容
セミナーは「クリーンウッド法の概要」説明(林野庁)及び「クリーンウッド法の
登録の流れ」の説明(登録実施機関)の他、開催地区によって2つの異なる講演から
構成されている。各講演タイトル及び講演者を表-7に示す。
表-7 広島地区における講演タイトルと講演者
なお、開催地区によって異なる 2つの講演の要旨は次のとおりである。
②「早生広葉樹「センダン」の活用と国産家具の海外戦略~上流と下流域をつなぐビジネ
スソリューション」
○講演者:株式会社イトーキ 営業推進統括部 プロジェクト営業推進部 末宗 浩一 氏
○講演要旨:
「世界をマーケットにするならクリーンウッド法による合法伐採木材証明
が必要。今回、国の方で整備されたクリーンウッド法は必要な法律。運転免許
証と同じく、製品を売るために必要なものだと理解している」
③「家具業界の現状から考える国産材家具の海外展開」
○講演者:有限会社家具新聞社 取締役編集長 加納 浩志 氏
○講演要旨
「先進国のなかで遅れている違法伐採対策に初めて踏み込んだ法律。国内市
場が縮小する中で、海外輸出に目を向けていく時代。クリーンウッド法を輸出
に生かしていくことが必要」
講演タイトル 講演者
① 「クリーンウッド法の概要と意
義」
林野庁林政部木材利用課
② 「早生広葉樹「センダン」の活用
と国産材家具の海外戦略 上流と
下流域をつなぐビジネスソリューシ
ョン」
株式会社イトーキ 営業推進統括部 プロジェクト営業推進部
末宗 浩一 氏
③ 「家具業界の現状から考える国産
材家具の海外展開」
有限会社 家具新聞社 取締役編集長 加納 浩志 氏
④ 「クリーンウッド法の登録流れ」 一般財団法人建材試験センター
― 34 ―
図―12 広島セミナーの様子
図―13 セミナー開催紹介
●家具新聞 (2018.10.3)
旭川セミナー、広島セミナー、
静岡セミナー、大阪セミナー
開催紹介
― 35 ―
1.1.6 静岡地区におけるセミナーの開催概要
(1)開催概要
静岡地区におけるセミナーの開催概要は次の通りである。
① 開催日時: 平成 30 年 10 月 26 日(金) 13:00~17:00
② 開催場所: ツインメッセ静岡 401~403会議室
静岡県静岡市駿河区曲金三丁目1番10号
③ 地元協力者: 静岡県家具工業組合
④ 後 援: 静岡新聞社、静岡放送
⑤ セミナータイトル:
地域経済活性化セミナー「クリーンウッド法と家具業界」
~解説と報告 国内外を市場としたビジネス戦略』
⑥ 参加者数: 40 名
⑦ その他(打合せ団体等): 日本プリント・カラー合板工業組合
(2)セミナーの告知について
下記の方法で告示を行った。
① セミナー案内チラシの発送先 ・静岡県家具工業組合 事務局関連、会員への配布を依頼
・静岡県、愛知県、山梨県家具関連、工務店、木材加工業者 ② 広報(マスコミ等の)実施 ・静岡新聞掲載 10 月 18 日付け 10 月 23 日付け
・家具新聞掲載 6 月 6 日付け 6 月 20 日付け 7 月 4 日付け 7 月 18 日付け 8 月 8 日付け 8 月 22 日付け 9 月 5 日付け 9 月 19 日付け
10 月 3 日付け 10 月 24 日付け ・林野庁「クリーン・ウッドナビ」掲載 ・家具新聞ホームページ「web 家具新聞」、同メールマガジン掲載 ・日本木質バイオマスエネルギー協会ホームページ掲載
(3)近隣団体等への声掛け
近隣団体への電話、メールでのセミナー参加の働きかけを実施した。 ・静岡県経済産業部林業振興課 ・静岡県立農林大学校
・静岡県家具関連業者 ・木工関連業者
― 36 ―
(4)セミナーの内容 セミナーは「クリーンウッド法の概要」説明(林野庁)及び「クリーンウッド法の登
録の流れ」の説明(登録実施機関)の他、開催地区によって2つの異なる講演から構成
されている。各講演タイトル及び講演者は表-8のとおり。
表-8 静岡地区における講演タイトルと講演者 講演タイトル 講演者
① 「クリーンウッド法の概要と意
義」
林野庁林政部木材利用課
② 「これからの住まいとクリーンウ
ッド~環境調達の先進事例、住宅
から家具まで」
積水ハウス株式
会社環境推進部長 佐々木 正顕 氏
③ 「日本橋三越本店 環境調達とフ
ェアウッドの取り組み」
株式会社三越伊勢丹
プロパティ・デザイン 取締役執行役
員 環境創造事業部長
手塚 鉄治 氏
④ 「クリーンウッド法の登録流れ」 公益財団法人 日本合板検査会
なお、開催地区によって異なる 2 つの講演の要旨は次のとおりである(図ー14 参
照)。 ②「これからの住まいとクリーンウッド~環境調達の先進事例、住宅から家具まで
○講演者:積水ハウス株式会社 環境推進部長 佐々木 正顕 氏
○講演要旨:
「デザイン、品質、使い心地、伝統などに加えた新しい家具の価値観をつけ
ることでより魅力的な製品になる」
③「日本橋三越本店 環境調達とフェアウッドの取り組み」
○講演者:株式会社三越伊勢丹 プロパティ・デザイン
取締役執行役員 環境創造事業部長 手塚 鉄治 氏
○講演要旨
「FSC認証材の調達には本当に苦労した。FSC認証材を使った拡大提案
とネットワーク体制の構築のためにぜひ一緒にやっていきましょう」
― 37 ―
(5)その他
セミナー開催にあたり、家具・木材関係事業者約 100 名の集客を想定し、会場の手配
や講師の日程を確保して開催日を決定したが、たまたま、本セミナー開催日の午前中に
家具・木材関連事業者を対象にした別の会議やセミナーが開催されたことから、本セミ
ナーへの出席者は少なく、約 40 名の参加にとどまった。
●セミナーの内容(家具新聞 11 月 7 日付
発行号掲載記事)より抜粋 ★FSC 認証材 国内の調達に難題 日本橋
三越フェアウッド利用 舞台裏を披露 三越伊勢丹プロパティ・デザインの執 行役員環境創造部事業部長の手塚鉄治 氏は「日本橋三越本店 環境調達とフ ェアウッドの取り組み」について講演 した。同社は 10 月 24 日にリニューア ルオープンした日本橋三越本店(東京 都中央区)グランドフロアのインフォ メーションカウンターなどにFSC (森林管理協議会)認証材を使用した。
手塚氏はFSC認証材利用について、S DGs(持続可能な開発目標)を取り入 れるなど、クライアントの経営方針への 対応を理由として挙げた。また、日本の フェアトレードマーケットが、2013
年の約 90 億円から 16 年に110億円に成長していることを背景として説明した。 手塚氏は「今後はグループ店舗や百貨店に出店するブランドに認証材を提案する取り組み
を進めていく」と話した。 ★これからの住まいとクリーンウッド 「これからの住まいとクリーンウッド~環境調達の先進事例、住宅から家具まで~」を講
演した積水ハウス環境推進部部長の佐々木正顕氏は、本セミナーで各産地を訪れたことに触
れ、「皆さん苦労しているが、共通しているのは変化しようと模索していること」と話し
た。そのためには「デザイン、品質、使い心地、伝統などに新しい家具の価値観をつけるこ
とで、より魅力的な製品になる」と期待した。
図-14 静岡セミナーの掲載記事
― 38 ―
1.1.7 大阪地区におけるセミナーの開催概要
(1)開催概要
大阪地区におけるセミナー開催概要は次のとおり。
① 開催日時: 平成 30 年 11 月 9 日(金) 13:30~17:00
② 開催場所: 大阪YMCA会館
大阪市西区土佐堀1-5-6
③ 地元協力者: 大阪府家具工業連合会
④ セミナータイトル:
『地域経済活性化セミナー「クリーンウッド法と家具業界」
~解説と報告 国内外を市場としたビジネス戦略』
⑤ 参加者数: 12 名
⑥ その他(打合せ団体等):大阪府家具工業組合
(2)セミナーの告知について
下記の方法により告知を行った。
① セミナー案内チラシの発送先 ・大阪府家具工業連合会 ・大阪家具工業組合 ・大阪府木材連合会 ・大阪府木材工業団地協同組合 ・枚方家具団地協同組合
・京都府家具組合連合会 ・兵庫県家具組合連合会
② 広報(マスコミ等)の実施 ・家具新聞掲載 10 月 3 日付け、10 月 24 日付け(図―16 参照)
・林野庁「クリーン・ウッドナビ」掲載 ・家具新聞ホームページ「web 家具新聞」、同メールマガジン掲載 ・日本木質バイオマスエネルギー協会ホームページ掲載
(3)近隣団体等への声掛け
電話、メール等によりセミナー参加の働きかけを実施した。
・奈良県家具商工業組合連合会 ・近畿天然木化粧合単板協同組合
― 39 ―
(4)セミナーの内容
セミナーは「クリーンウッド法の概要」説明(林野庁)及び「クリーンウッド法の登
録の流れ」の説明(登録実施機関)の他、開催地区によって2つの異なる講演から構成さ
れている。各講演タイトル及び講演者を表-9に示す。
表-9 広島地区におけるセミナーのタイトル及び講演者
講演タイトル 講演者
① 「クリーンウッド法の概要と
意義」
林野庁林政部木材利用課
② 「『世界の定番』を目指し
て」
株式会社 マルニ木工 代表取締役 山中武 氏
③ 「家具の業界の現状から考え
るクリーンウッド法のビジネ
ス展開」
有限会社 家具新聞社
取締役編集長 加納浩志氏
④ 「クリーンウッド法の登録の
流れ」
公益財団法人 日本合板検査会
なお、開催地区によって異なる 2つの後援の要旨は次のとおりである(図-17 参
照)。
②「「世界の定番」を目指して」
○講演者:株式会社 マルニ木工 代表取締役 山中 武 氏
○講演要旨:
「クリーンウッドの登録はとても大事なことだと思う。当社でも輸出が増え
て FSC(森林管理協議会)や PEFC(森林認証プログラム)の認証材を使い、CoC
認証事業者にもなっているが、クリーンウッド法の登録事業者にはなってい
ない。これがないとビジネスできないというところまできていないからだ。ど
れか一つの認証を取得すれば、各国で同じように戦える環境を整えて欲しい」
③「家具業界の現状から考えるクリーンウッド法のビジネス展開」
○講演者:有限会社家具新聞社 取締役編集長 加納 浩志 氏
○講演要旨:
「先進国のなかで遅れている違法伐採対策に初めて踏み込んだ法律。国内市
場が縮小する中で、海外輸出に目を向けていく時代。クリーンウッド法を輸出
に生かしていくことが必要」
― 40 ―
(5)その他
セミナー開催にあたり、近畿地区内で利便性の良い大阪を選定したが、ブロック圏内
各県の家具産地と言われる場所からはやはり遠く、近畿ブロックとして一つにまとめる
には難があった。結果的には、大阪府を中心とした家具製造事業者の参加を得た。事業
者の参加者数は少なくとも、家具工業組合事務局の参加を得ており、セミナー終了後、
団体を通じて内容等に関する情報が広く組合員などに提供されるものとの感触があっ
た。
図-15 大阪セミナーの様子
●家具新聞掲載 (2018.10.24)
静岡セミナー、大阪セミナー開催案内
図―16 セミナー開催案内
― 41 ―
●セミナーの内容(家具新聞 11 月 21 日付
発行号掲載記事)より抜粋
★山中社長は講演の冒頭で、クリーンウッ
ドの登録について、「とても大事なことだ
と思う。当社でも輸出が増えて FSC(森林管
理協議会)や PEFC(森林認証プログラム)の
認証材を使い、CoC 認証事業者にもなって
いるが」………「どれか一つの認証を取得
すれば、各国で同じように戦える環境を整
てほしい」と訴えた。
マルニ木工は 1928 年、「工芸的に作られた
ものを少しでも機械化することで、買い求
めやすい価格で提供する。それこそが日本
の住宅文化を高める」ことをモットーに操
業した。バブル崩壊後の業界低迷の中で苦戦したが、2008 年に深澤直人氏のデザインの「HIROSHIMA」
を発表して、奇跡的な回復を果たした。
………同社は「HIROSHIMA」を米アップル社に数千屩納品する快挙を果たした。
山中社長は「家電も当たり前のように世界のブランドを構築している中で、家具でそれができて
いる会社は 1 社もない。100 年立っても世界の定番として認められるような家具をつくりたい」と抱
負を述べた。最後に 2028 年 5 月 22 日の同社 100 周年に向けて「ヴィトラ・キャンパス屋イームズの
ように、世界で最も美しい椅子を作りたいと想っているマルニ木工に行ってみたいと想っていただ
けるようにしたい」締めくくった。
図―17 大阪セミナー掲載記事
― 42 ―
1.1.8 仙台地区におけるセミナーの開催概要
(1)開催概要
仙台地区におけるセミナー開催概要は次のとおり。
① 開催日時: 平成 30 年 11 月 22 日(金) 13:30~17:00
② 開催場所: TKPガーデンシティ PREMUM仙台東口
仙台市青葉区中央1-3-1
③ 地元協力者: 山形県家具工業組合
④ セミナータイトル:
『仙台 地域経済活性化セミナー「クリーンウッド法と家具業界」
~解説と報告 国内外を市場としたビジネス戦略』
⑤ 参加者数: 2 名
(2)セミナーの告知について
下記の方法により告知を行った。
① セミナー案内チラシの発送先 ・青森県農林水産部林政課 ・岩手県農林水産部林業振興課
② 広報(マスコミ等)の実施 ・家具新聞掲載 11 月 7 日付け、11 月 21 日付け(図-19 参照) ・林野庁ネット・ナビ」掲載
・日本木質バイオマスエネルギー協会ホームページ掲載 ・家具新聞ホームページ「web 家具新聞」、同メールマガジン掲載
(3)近隣団体等への声掛け
電話、メール等によりセミナー参加の働きかけを実施した。
・宮城県農林水産部林業振興課 ・秋田県農林水産部林業木材産業課 ・協同組合 秋田県家具工業会 ・二本松市産業部商工課 ・二本松木工家具協同区組合 ・福島県郡山市地区木材木工団地協同組合
(4)セミナーの内容
セミナーは「クリーンウッド法の概要」説明(林野庁)及び「クリーンウッド法の登
録の流れ」の説明(登録実施機関)の他、開催地区によって2つの異なる講演から構成
― 43 ―
されている。各講演タイトル及び講演者を表-10 に示す。
表-10 仙台地区におけるセミナーのタイトル及び講演者
講演タイトル 講演者
① 「クリーンウッド法の概要と
意義」
林野庁林政部木材利用課
② 「早生広葉樹「センダン」の
活用と国産材家具の海外戦略
上流と下流域をつなぐビジネス
ソリューション」
株式会社イトーキ 営業推進統括部 プロジェクト営業推進部
末宗 浩一氏
③ 「家具業界の現状から考える
国産材家具の海外展開」
有限会社 家具新聞社 取締役編集長 加納 浩志 氏
④ 「クリーンウッド法の登録の
流れ」
一般財団法人日本ガス機器検査協会
なお、開催地区によって異なる 2つの講演の要旨は次のとおりである。
②「早生広葉樹「センダン」の活用と国産家具の海外戦略~上流と下流域をつなぐビジネ
スソリューション」
○講演者:株式会社イトーキ 営業推進統括部 プロジェクト営業推進部 末宗 浩一 氏
○講演要旨:
「世界をマーケットにするならクリーンウッド法による合法伐採木材証明
が必要。今回、国の方で整備されたクリーンウッド法は必要な法律。運転免許
証と同じく、製品を売るために必要なものだと理解している」
③「家具業界の現状から考える国産材家具の海外展開」
○講演者:有限会社家具新聞社 取締役編集長 加納 浩志 氏
○講演要旨
「先進国のなかで遅れている違法伐採対策に初めて踏み込んだ法律。国内市
場が縮小する中で、海外輸出に目を向けていく時代。クリーンウッド法を輸出
に生かしていくことが必要。アジア・ファニシング・フェアでは新市場として
「人とペットの豊かな重空間がテーマにとりあげられており、新しい視点屋新
しい販売チャネルの取組が重要」
― 44 ―
(5)その他
セミナー開催にあたり、東北管内で利便性の良い宮城を選定したが、管内各県の家
具産地と言われる場所からはやはり遠く、東北ブロックとして一つにまとめるには
難が合った。このため、結果的には 2名の参加にとどまった。
図-18 仙台セミナーの様子
●家具新聞 (2018.11.7)
仙台セミナー開催案内
図-19 仙台セミナー開催紹介
― 45 ―