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No. 126 医学部父兄後援会 2019・12・19発 行 C o n t e n t s 個人面談 2 学年別父兄懇親会、役員OB懇親会 3 講演会4-6 オープンキャンパス 7 地球のステージ公演 8 STUDENTDOCTOR認証の白衣式 9 地域包括ケア実習10-11 へき地離島救急医療学会12 HIAMU/留学生交流会 13 医大祭だより14-15 西日本医科学生総合体育大会結果16-17 今後の行事予定18 寄付金募集案内19 お知らせ、編集後記20 鎌倉文学館(かまくらぶんがくかん)は神奈川県鎌倉市長谷にある鎌倉文士などゆかりの 文学をテーマにした鎌倉市立の資料館である。1890年に侯爵前田利嗣の鎌倉別邸として建て られたが、1910年の火事、1012年の関東大震災により失われた。 現在の建物は侯爵前田利為が1936年に建てた西洋館を増改築し、文学館として利用。 2000年4月28日、国の登録有形文化財となった。 常設展示室

126 - 愛知医科大学 · 4 5 研修医生活について 卒後臨床研修センター 丹羽 恵佑私からは愛知医科大学病院での研修生活に関しての お話しします。まず、ローテートに関しての話をしたいと思います。今の研修医1,2年目の場合になりますが、1年目は

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No.

126愛 知 医 科 大 学医 学 部 父 兄 後 援 会2019・12・19発 行

C o n t e n t s個人面談����������������� 2学年別父兄懇親会、役員OB懇親会������ 3講演会�����������������4-6オープンキャンパス������������ 7地球のステージ公演������������ 8STUDENT�DOCTOR認証の白衣式������ 9地域包括ケア実習�����������10-11へき地離島救急医療学会����������12HIAMU/留学生交流会� ����������13医大祭だより�������������14-15西日本医科学生総合体育大会結果����16-17今後の行事予定��������������18寄付金募集案内��������������19お知らせ、編集後記������������20

 鎌倉文学館(かまくらぶんがくかん)は神奈川県鎌倉市長谷にある鎌倉文士などゆかりの文学をテーマにした鎌倉市立の資料館である。1890年に侯爵前田利嗣の鎌倉別邸として建てられたが、1910年の火事、1012年の関東大震災により失われた。 現在の建物は侯爵前田利為が1936年に建てた西洋館を増改築し、文学館として利用。 2000年4月28日、国の登録有形文化財となった。

鎌倉文学館外観

 常設展示室

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 恒例の指導教員と父兄との個人面談が、 9月15日(日)と11月10日(日)に実施されました。当日は午前 9時から受付、10時から個人面談が開始されました。

〈父兄出席者数〉   1学年次132名     4学年次85名   2学年次103名     5学年次70名   3学年次112名     6学年次86名

指導教員と父兄との個人面談実施 平成19年度から開催されている学年別の会員父兄懇親会を、指導教員との個人面談会の前夜 9月14日(土)に( 4 ~ 6年生)、11月 9 日(土)に( 1 ~ 3年生)を両日ともに名古屋東急ホテルで行いました。この会で 1年ぶりに会い、数か月ぶりに会うことができるのを楽しみにしておられるご父兄も多くあり、北は北海道から南は九州まで参加され、学年を越えた交流もあ

り和やかに時間を過ごされました。懇親会終了後は、グループに分かれてホテル内で楽しく二次会が催されていました。 また、当日受付の手伝っていただいた 4年・ 5年の国対委員の学生さんに、同学年の状況や共用試験や臨床実習のことなど、いろいろ質問をされていました。

〈出席者数106組134名〉1学年次父兄32組46名  4学年次父兄 10組13名2 学年次父兄18組29名  5学年次父兄  8組 9名3学年次父兄22組28名  6学年次父兄 20組29名

学年別父兄懇親会開催

役員OB懇親会開催 10月 5 日(土)、恒例の父兄後援会役員OB懇親会が催され、25名の役員OBの方々が一堂に会して名古屋東急ホテルで行われました。祖父江理事長、若槻医学部長、そして祖父江逸郎先生(元学長)をお招きし、また現役員である宮良会長にも出席頂きました。 OB会幹事の加藤政隆様(30年度父兄後援会長)の挨拶の後、祖父江理事長から父兄後援会の日頃から医

学部学生の支援に対し謝辞を述べられました。 その後、久徳重和様の乾杯により懇親会が始まり、途中若槻医学部長、浅井富成様そして祖父江逸郎先生からもいろいろなお話しがありました。 出席された皆様は、 1年ぶりの出会いに楽しい時間を過ごされ、会は盛大裡に終了しました。

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研修医生活について� 卒後臨床研修センター 丹羽 恵佑

私からは愛知医科大学病院での研修生活に関してのお話しします。まず、ローテートに関しての話をしたいと思います。今の研修医 1, 2年目の場合になりますが、 1年目はある程度ローテが決まっていて、内科系が 4か月、外科系、救命科、麻酔科が 2か月、小児科、PCCが 1か月となります。2年目は地域研修、産婦人科、精神科、外科、PCC

をそれぞれ 1か月ずつローテートし、残りは選択科目、つまり自分の回りたい診療科を残りの 7か月は自由に選択できます。特に愛知医科大学病院での研修の特徴としてはPCCにあると思います。研修内容としましては、総合診療科として外来業務を 1か月間行います。様々な訴えの患者様が来院されますので、問診、身体所見を取り、様々な診療科に及ぶ鑑別疾患を考え、自分で検査を組み立て、考えていくことになります。大学病院でありますので検査も十分にすることができますし、総合診療科の指導医に全例相談をしながら進めていくので、一つ一つ着実にスキルアップしていくことができます。また 1か月継続して外来を行うので自分の外来かかりつけ患者様として経過を追っていくことができることも他にはない魅力と感じています。救命科に関しては大学病院であるので 1、 2次をはじめ 3次までの救急疾患を受け入れており、また基本的には救急車を断ることはありません。救急専門医が24時間体制で勤務しており、十分なサポートを受けながら研修を進めていくことができます。愛知県内の病院においても救急専門医が在中し、しっかりと研修が受けられるところは少ないと思います。病院によっては救急車をあまり受け入れない、研修医は救急車を診ない、そもそも救急専門医がいないといったこともよく耳にします。ですので、高エネルギー外傷、OD、意識レベル低下、ショックなどの重症患者をしっかりと救急専門医のサポートの下で診ることができることは大きなメリットと考えています。それ以外のローテート科に関しても各科とも研修医に対して指導医、またはチームが付き、十分な指導、教育の下で研修を行うことが可能です。やはり大学病院であるので、診療科の中でもそれぞれの分野での専門性が高く、医師数も十分に多く、マンパワーもあるので指導医にも教育などに要せる時間があると考えられます。研修医の一番の業務としてはやはり当直があると考えられます。平均して月に5.6回ほど当直があります。時間外に受診された患者様の診察が主な業務内容で

す。大学病院という側面もあり、時間外においてもしっかりと一人一人を丁寧に診察し、アセスメントし、検査をしていきます。さらには毎晩、全診療科において当直、待機があるため専門性の高いサポートを時間外にも十分に受けることができます。 また大学病院であるので大学院はもちろん、研究、論文といったアカデミックな方面に関しても力を入れています。今年で言いますと同期の一人が血液内科の地方会において優秀演題賞を受賞されていたり、WONCAといったプライマリケア国際学会にて英語で学会発表を積極的に行っていたりもします。逆に言えば日常業務に加えアカデミックなことに当てる時間も十分にある。いい意味でのゆとりのある研修が行えていると考えられます。早朝カンファレンスといった定期的な勉強会も設けられており、各科の先生の講義、また研修医 2年目から 1年目への講義も行われており、学習の場は十分に用意されています。また私もそこまで詳しくはないですが、専門医制度が新しくなったことでメジャー科ももちろんですが、特にマイナー科に関しては初期研修後に大学に戻ってくる流れが主流になりつつあります。もし研修後に愛知医科大学病院に戻ってくることを考えれば、当院での研修は研修医中にしっかりと時間をかけて各科の医局の業務内容、雰囲気、勤務形態を把握することができることは大きなメリットと考えます。 私自身、学生の頃から精神科に興味があり、 3年目以降は当院の精神科に入局しようと考えていました。初期研修を愛知医科大学にすることで、研修を通して愛知医科大学の精神科はどのようなことを実際にやっているのか、何に力を入れているのか、どんな雰囲気なのかといったことを十分に知ることができ、なんの不安もなく 3年目を迎えることができます。また、私は選択科目をすべて精神科で選んでいますので、早くから医局員のように扱っていただけ、研修医の段階からより実践的な研修を送らせていただいています。ほかの研修医に関しても入局予定の診療科に選択でローテートした際には、より実践的な研修を受けています。また県が定めるシーリングの問題などもあり、都市部への後期研修医の集中を回避させようとする動きがあります。 3年目に大学に帰りたいと考えていても枠がなかった。といったこと大いに考えられます。実際にも他院のプログラムに乗ったうえで当院にて専修医として勤務するといったような事例もあるようです。3年目以降大学に戻ってくることを考えているので

あれば、初期研修も愛知医科大学病院を選択するメリットは大いにあると考えられます。最後になりましたが、卒業試験がそろそろ迫ってくる時期だと存じております。ご子息、ご息女の努力はもちろんですが、ここにお集まりのご父兄のサポートもあってこそだと考えています。卒業試験はもちろんですが、そのあとは国家試験が待ち構えています。決して楽な道のりではないですが、ご子息、ご息女が思い描いている将来像に向けて皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

医師国家試験対策とその成果� 教務部長 石橋 宏之

愛知医科大学は、1972年太田元次初代理事長により、

良き臨床医を育成すること、大学が地域社会に役立つ

こと、国際社会の医学援助を行うことを建学の 3本柱

として創設されました。2017年大学環境の変化に即し

た教育理念が必要となり、三宅養三前理事長が学是「具

眼考究(ぐがんこうきゅう)」を制定されました。具

眼とは、江戸中期の天才画家�伊藤若冲の言葉で、物

事の本質を正しくみる(診る・看る・見る・視る・観

る)意味であり、具眼によって得た神髄を深く考え、

正しく対処するとしました。2019年 1 月祖父江元理事

長が就任され、「愛知医大のブランド化は学生教育か

らはじまる」として医学教育に力を注いでいます。教

育責任者は若槻明彦医学部長で、新設医大として全国

初の自学出身の医学部長です。

医師国家試験合格率は約90%であり、国家資格とし

ては国家公務員上級職(合格率約 5%)、司法試験(約

20%)、歯科医師(約65%)と比べて高率で、看護師

試験(約90%)と共に卒業したら、必ず合格しなくて

はならない試験です。国試合格率は大学入試の偏差値

とは全く相関がなく、18年度の新卒合格率は東大

92.2%、京大93.6%、名大94.6%、本学94.4%でした。

本学はこれまで4,214名の卒業生を輩出し、4,170人

99%が医師となっています。県内には同年に開校した

藤田医大がありますが、本学の方が修学年限 6年での

卒業率は高く(私学29校中15位、78.2�vs�73.6%)、国

試合格率が低い状態が数年続いていましたが、17年か

ら合格率95%前後で同等となりました。これは17年か

ら国試対策強化委員会を設立し、カリキュラム改革し、

18年度に単位制から学年制に移行したことなどが要因

と考えています。

その結果、卒業留年生は27名(16年度)、20名(17年)、

11名(18年)と減少し、国試合格率順位は私大29校中

21位(16年)、14位(17年)、12位(18年)と改善して

います。教育改革は実を結びつつあり、本年 9月日本

医学教育評価機構の医学教育分野別評価受審では高い

評価をいただきました。また、英国教育専門誌「タイ

ムズ・ハイヤー・エデュケーション」教育リソース分

野(学生一人あたりの資金や教員比率など)で全大学

中13位、私立医大中 2位の高評価をいただきました。

長期的に国試合格率は上昇傾向ですが、 4学年次ま

での留年生が増加しているのが問題です。 4学年次に

受験するCBTと国試の成績は強く相関しています。

CBT合格基準は、16年までIRT�359(偏差値を10倍し

たような値)でしたが、17年からIRT�420にしました。

当初、合格者数の減少が危惧されましたが、合格者数

は16年102名、17年108名と却って増加しました。近隣

にはIRT�465の大学もあります。今後の国試合格率の

動向を見て、基準見直しが必要と考えています。

CBT合格率は、 4学年次までに再試験のない学生

は100%でしたが、再試験経験者は90%、 4学年次に

仮進級した学生は70%と明らかに低いです。入試成績

と一学年次終了時成績は相関しないこと、一学年次終

了時成績不良者は、その後も成績不良が続くことを強

く認識して欲しいと考えています。

昨年度から 5、 6学年次同時総合試験を実施してい

ます。昨年度の両学年次の差は平均値で14.6%でした

が、今年は9.5%と減少していました。昨年、 5学年

次で卒業基準の65%をクリアした学生は17名でした

が、今年は39名であり、インセンティブとして来年の

総合試験 6 Bまでの試験を免除しました。ここ数年、

学生レベルが上昇していることを実感しています。ご

期待下さい。

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研修医生活について� 卒後臨床研修センター 西村 美の里

私からは愛知医科大学病院で研修するメリットと大学生活における過ごし方に関してのお話しします。まず、愛知医科大学病院の研修のローテートに関しての話をしたいと思います。今の研修医 1, 2年目の場合になりますが、 1年目はある程度ローテが決まっていて、内科系が 4か月、外科系、救命科、麻酔科が2か月、小児科、PCCが 1か月となります。 2年目は地域研修、産婦人科、精神科、外科、PCCをそれぞれ1か月ずつローテートし、残りは選択科目、つまり自分の回りたい診療科を残り自由に選択できます。また私もそこまで詳しくはないですが、専門医制度が新しくなったことでメジャー科ももちろんですが、特にマイナー科に関しては初期研修後に大学に戻ってくる流れが主流になりつつあります。もし研修後に愛知医大学病院に戻ってくることを考えれば、当院での研修は研修医中にしっかりと時間をかけて各科の医局の業務内容、雰囲気、勤務形態を把握することができることは大きなメリットと考えます。また県が定めるシーリングの問題などもあり、都市部への後期研修医の集中を回避させようとする動きがあります。 3年目に大学に帰りたいと考えていても枠がなかった。といったこと大いに考えられます。実際にも他院のプログラムに乗ったうえで当院にて専修医として勤務するといったような事例もあるようです。3年目以降大学に戻ってくることを考えているので

あれば、初期研修も愛知医大病院を選択するメリットは大いにあると考えられます。私は地域枠という形で大学に入学したので必ず大学病院で研修することが前提の身でしたが、私はまだマイナー科に進む可能性も考えているので大学病院で研修できたことは今思うと選択肢が広がってとても良かったと思っています。次に大学生活における過ごし方、特に勉強の仕方についての話をしたいと思います。あくまで私個人の意見ですので参考程度に聞いてください。まず、 1年生に関して、長い受験生活を乗り越えたのに入学したらすぐテストという状況、お気持ち察します。とても気持ちがわかるので勉強しろとはいいません。生物選択だった人が物理のテストを受ける、物理選択だった人が生物のテストを受ける、一部除いていきなり高得点とれる方が少ないと思います。ですから御父兄もテストの点数が悪くても多めに見てあげて

ください。ただ解剖に関しては別です。医学部に入って、みんなが新しく学ぶ学問です。同じ立ち位置からのスタートですので一生懸命取り組んでください。 1年生で学んだことはこの先一生使える知識です。一発で解剖の試験に通った学生の方はそのままの調子で頑張ってください。再試になった学生はもう一度復習できる機会を貰ったとプラスに考えてしっかり勉強しなおしてください。2年生からです。 2年生はテストに追われて大変で

す。病理や薬理など大物が沢山あります。先輩から貰った資料などを使って効率よくこなしていくしかないです。ここは気合入れましょう! 3年生からユニットと呼ばれる各診療科の授業が始まります。教えてくださる方は現役ばりばりの臨床の先生方です。その先生方が授業で大切だと言ったことはこの先受ける国試においても大切です。それだけでもしっかり覚えておくといいと思います。そして 4年生から 6年生前半にかけてポリクリ、クリクラと呼ばれる病院実習が始まります。生の患者さんに触れ合うはじめての機会になります。ただ実習するだけは足が疲れるだけ時間がたつだけでとても効率が悪いです。ここで私がお勧めするのは実習する診療科のクエスチョンバンク(参考書)を解くことです。回っている間に出来る限り解いて、わからないとこはその時に先生にお聞きしましょう。直接教えてもらったことはかなり記憶に残ります。先生方はとても優しいので心配しないで大丈夫です。最後、 6年生の過ごした方です。 1年間あっという間に過ぎます。きちんと予定を立てて勉強した方がいいです。年明ける前、12月までに学校から配られた予備校の教材はやっておいた方がいいです。私は高をくくってすぐこなせると思った結果、国試 1日前というぎりぎりに予備校教材を終えました。正直全部の教材をこなす必要はなかったと思います。しかし、周りがやっている状況のなか自分だけがやってないのは直前とても不安になります。必ず周りのみんなと足並み揃えた勉強しときましょう。情報大事です!医師となってひしひしと思うのは勉強できる頭でっかちの医師よりもいかに患者さんと信頼関係を築けるかが大切なのではないかということです。ですが、医師にならないとはじまりません。受かってしまえば学生中の成績が良かろうと悪かろうと関係はありません。医師になれるような勉強をしていってください。国試に関わらず試験前の学生は緊張で押しつぶされそうになっていると思いますが、それと同時に御父兄も自分の愛する我が子のことを心配しています。御父兄のサポートあってこそ、甘え過ぎもいけないですが頼るところは頼ってもいいと思います。不安なこと全部聞いてもらってください。愛知医科大学の御父兄パワー、かなり偉大です。以上で私の話を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。

2019 OPEN CAMPUS開催 2019年のオープンキャンパスが 7月27日(土)・ 8月10日(土)に開催されました。 参加者は医学部471組783名、看護学部748組1,210名の計1,993名と多くの方に参加していただきました。

<相談コーナー 「在学生と話そう」>

<シミュレーションセンター 実習体験>

<キャンパスツアー 「ドクターヘリ見学」>

 当日は、たちばなホールでの「大学概要説明、入試説明」に始まり、レストランオレンジでの「学食体験」に加え、医学部生による「キャンパスツアー」、「学生トークライブ(入学試験合格体験談、留学体験談、研究・学会発表体験談)」を行いました。 キャンパスツアーでは、在学生がツアーガイドとして、大学の主要な施設やドクターヘリの見学を行いました。

 また、シミュレーションセンターでは「ACSIS」メンバーによる心肺蘇生法などの実習体験など、さらには教職員による「入学試験個別相談コーナー」では、入学試験の内容などに関する相談が多数あり、「在学生と話そう」では、在学生の本音や入学後の状況を聞くことができ大変良い機会となりました。

 オープンキャンパスで大学の雰囲気を感じていただき、多くの方が本学をめざしていただきたいものです。

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「STUDENT DOCTOR」認証の白衣式地球のステージ公演

10月26日(土)、たちばなホールにおいて、白衣式が挙行されました。白衣式は、共用試験CBT・OSCEに合格し 5年生に進 級 す る 医 学 部 学 生 に 対 し て「STUDENT DOCTOR」の称号を授与するもので、学生たちは新しい臨床実習用の実習衣を着て出席しました。始めに若槻明彦医学部長から、臨床実習に臨む心構え に つ い て 話 が あ り、 代 表 者 にSTUDENT DOCTOR証書が授与され、石橋宏之医学部教務部長及び臨床教授(中野正吾教授、春日井邦夫教授、伊藤恭彦教授、鈴木耕志郎教授、前川正人教授)から、学生全員にSTUDENT DOCTORのワッペンが授与されました。

そして佐藤啓二学長、藤原祥裕病院長、井上里恵看護部長のほか浅井富成同窓会理事長、阿藤文徳研修医からも激励のあいさつがあり、最後に,学生代表の勝又蒼穂さんが宣誓文を読み上げ、全員が復唱するという形で学生宣誓が行われました。この宣誓文は、これから臨床実習に臨むに当たっての心構えなどを事前に学生自身がグループワークを行い話し合って作成したものであり、自分たちで考え、言葉にすることで、自らの臨床実習への意識付けや行動規範とできるよう、学生たちの手により従来のものを改めました。白衣式終了後、たちばなホール壇上において記念写真を撮影しました。なお、父兄後援会では、係る費用を毎年助成しています。

 11月17日(日)�午後 2時から「地球のステージ~国際医療ボランティアへのご招待~」が、大学本館 2階たちばなホールで行われ、一般の方、教職員、学生、父兄など約150名の方が参加されました。 今回の地球のステージ実行委員会代表の山口さんの挨拶の後、NPO法人「地球のステージ」代表理事の桑山紀彦さんご自身のオリジナル曲「国境を越えて」の軽快なテンポで桑山さんの優しく力強い歌声が響くなか開幕となりました。 桑山さんは医学博士であり、日常では精神科・心療内科医として従事しながら、パレスチナや東ティモールなどの発展途上国や地震等で被災した地へ赴き、国際医療支援活動を行っています。 また東日本大震災時は自ら被災しながらもその直後から診療を再開し、被災した人々の心のケアを行ってきました。現在は神奈川県海老名市に「海老名こころのクリニック」を開設し、日々の診療に当たってもおられます。 公演では、桑山さんの優しい語りのなかで動画や静止画スライドを大映像で観る視覚の感動と、ギターやバイオリンの弾き語りでいのちの鼓動を歌うライヴの楽曲が披露され、地球上に在る人々の暮らしや生命の逞しさ・素晴らしさが胸に迫ってくるものとなりました。 最後は、オリジナル曲「Fields�of�Home」の楽曲とともに、聴いている観客に呼びかけるように、温かなメッセージを届けて下さいました。 公演終了後には、桑山さんに感謝の意を込めて実行委員会から花束が贈呈されました。地球上の第一線で活躍される桑山さんの広範でリアルな体験を、ご自身の楽曲や制作映像をとおしながら、医療・教育・平和・環境・人間社会に対する熱い思いを語りかける公演でした。聴衆の皆さんは、各々感極まった思いを徒然に語りながら帰路につき、爽やかな秋風が吹く心地の良い一日となりました。

感想 医学部5年 太田真柚子 “講演”とも“コンサート”ともまた違う、“地球のステージ”という言葉がぴったりの 2時間だった。桑山先生の優しい歌声とギターの音色から始まり、歌とともに 3つの国に焦点をあてた物語が広がる。大画面に映るこの 1つ 1つの物語は、私の視野と可能性を広げてくれたように思う。途上国の医療に興味がある私だが、国際協力って、こうでなければならないなんて形はなくて、自分で考えて築き上げるものなのかもしれないと気付いた。私も将来“自分の地球のステージ”で、話せるような物語をたくさん持つ医師になりたい。

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地域包括ケア実習

私は今回の地域包括ケア実習で介護老人保健施設に行

きました。老健は在宅への復帰を目標に心身の機能回復訓

練をする施設で一定期間で退去することが前提となって

いると事前に学習していきましたが実際に施設に行って

みると私が事前学習で持ったイメージとは大きく異なっ

ていました。

自宅に戻ることが目標なので元気な人が多いと思ったら施設の利用者の 7割くらいは車いすで少しの待ち時間が

あれば寝てしまうほど体力がない人ばかりで驚きました。看護師さんにどのくらいの人が機能が回復して自宅に帰

れるのか聞いたところ100人いたら 1人くらいは自宅に帰れるということでした。自宅に帰ることが目標の施設で

も現実はなかなか在宅復帰できないということを思い知らされました。実習ではリハビリ見学、クラブ活動、口腔

内清拭やおむつ交換などをさせてもらいました。主に介護福祉士の方について実習しましたが、私にとっては抵抗

のある口腔内清拭やおむつ交換などを行っていたのでとても大変な仕事だと思ったし、簡単にはまねできない仕事

だと思いました。おむつ替えをただの作業として行うのではなく、利用者の方と楽しそうに会話しながらおむつ替

えをしていたのが印象的でした。

今回の実習でいろいろなことを体験させてもらいましたが一番印象に残ったのは療養型の病院を少し見学させて

もらったときに色々なチューブにつながれてただ寝ているだけの患者さんを見たことです。そこの病棟には歩ける

人も一人もいないし、話ができる人も一人もいませんでした。ここは本当に病院なのか?と思いました。今まで実

習などで見学してきた病院は急性期の人用の病院で慢性期の病院を初めて見たので本当に衝撃的でした。そこにい

る患者さんたちは生きているというより生かされているという感じで、とても苦しそうに見えました。生きるって

ただ生きているだけでいいのかと考えさせられました。医者としてできることも慢性期では限られてくると思うか

ら、もっと早い段階の予防医療などに力を入れてできるだけ慢性期の病院や、老健で過ごす時間を短くしてあげた

いと強く感じました。

実習の最終日に仲良くなった利用者の方にあいさつに行ったときに、「三日間ありがとう。」と言ったら「もう死

にたい」と言われました。あまりにも突然で予想していない返事にとても驚きました。しかし、自分が年を取って

排泄も自分自身ではできなくなり老健で過ごすことになったら同じことを思うだろうと思い、気安く死にたいなん

て言わないでとは言えませんでした。

今回の老健での実習は現実を突きつけられたような気がしました。介護の現場のリアルな姿を見ることができた

のでとても貴重な経験になりました。生きることとはどういうことなのか考えるきっかけになりました。

今回の実習では多くのことを知ることが出来、かつ一医

療従事者になる者として考えておくべきことに目を向ける

ことが出来たのではないかと感じている。

1つ目は、介護士の労働の現状についてである。自分が

訪問した老人保健施設では介護士が入居者の身の回りの世

話から食事や入浴介助まで、休みが少なくかつ重労働であ

る現実を見学させてもらいながら感じた。車椅子への移動 1つ取っても体に負担のかかる仕事であり、これほどま

でに大変な状況というものを見学ながら感じることが出来た。

また、自分がお伺いした施設の介護士の方々は皆さんお人柄がよく、介護士間同士での連携もとても取れていて、

医療におけるコミュニケーションを体現できているのではないかと強く感じた。衛生や公衆衛生の講義で学習した

が、介護士の月給が高価であると言い難いことについて、仕事量に比例していないこの事実にやるせなさを痛感し

た。

2つ目は、老人保健施設の活動についてである。「公衆衛生がみえる」で学習した介護施設の形や実際の役割、

活動内容などについて知ることが出来た。今回お伺いした老人保健施設「サンタマリア」では月に一回地域の人を

対象とした「認知症予防用の勉強会(カフェ)」を行なっており、今回の実習で実際に体験させていただけた。今

回の内容としては「オレオレ詐欺にあわない」を目的としていたが、地域の中での介護保険施設の役割を少し肌で

感じられた気がしている。

3つ目は、介護施設にいる高齢者の実際の姿についてである。実習先には様々なかたがいらっしゃった。デイサー

ビスを利用する方や寝たきりの方、気性が少し荒い方や何もおっしゃられない方、認知症を患っていらっしゃる方

など、本当に様々な人と出会うことが出来た。今現在後期高齢者社会と言われており、今後も日本はこの高齢化の

一途を辿ることとなる。日常生活において高齢者の方々と接する機会はほとんどないと言ってもいい。このような

状態の中で、こういう方々とお話しする機会をいただけたことは非常に貴重であると思っている。今までもそうで

あったが、高齢者の方との話し方は本当になかなかうまくいかないものだと感じた。相手方が今回は優しい方が多

かったこともあったが、今後どのようにしていくかをきちんと学生のうちから考えていく必要があると感じる。

今回の実習では、実際にこういう施設にお伺いすることでしか得られないものをたくさん得られたと感じている

ため、今後の医学生活において役立てていきたいと強く思う。医療人としてどうコミュニケーションを取っていく

べきか、医療人としてどう人前で立ち振舞うべきか、医療人として適切な答えはあるのかどうかは果たしてわから

ない。ただ、学生のうちに考え、友人などと話し合い、実際にこういったような体験を通していくことで、患者さ

んに不快な思いをさせることのない、患者の心に寄り添った医療人になれることが求められると思う。今回は、特

に高齢者を相手にすることであったが、これからも幅広い世代に対応できる医療人となれるようたゆまぬ努力を続

けていきたい。

廣瀬 依美 棚本 晃士朗

� 福友病院 廣瀬 依美 � 老人保健施設 サンタマリア 棚本 晃士朗

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令和元年 9月28日、第23回へき地離島救急医療学会

が北海道札幌市にて開催されました。演題募集以前か

ら今期学会長である札幌東徳州会病院�滝健治先生か

ら自身に直接連絡を頂き、「昨年に引き続き、「地域枠

学生」を対象にしたセッションを行うので是非演題を

依頼したい」と要望をいただきました。第21回・第22

回の同学会で発表経験のある、医学部 3年梶浦知尚君

からも次回の学会発表の強い希望もあったため、また

今年も演題登録することとなり、無事発表を終了させ

ました。

今回の内容は「地域枠学生として様々な地域で病院・

医院実習を行い感じたこと」と題し、コミュニケーショ

ン能力の種類やその大切さ、取得方法などを学んだ内

容を報告しました。さらにALS患者さんの声なき想い

を理解するために必要な事は何かについても学び、共

感的理解や客観的理解について理解し、この理解を深

めていくためにも幅広い医学知識が必要不可欠である

ということも学んだことを報告しました。

今回の学会当日、自身は当大学PreCC-OSCEと同日

であったため、学会前日送り出しまでのバックアップ

となりました。梶浦君は 3年という試験に追われる学

年では有りながら、前日まで発表原稿を調整し、予演

会もこなし努力を続けて 1人で学会の舞台に立つとい

う勇気も持って挑んでくれました。

梶浦君自身からの報告は以下の通りです(一部抜粋)。

自分の実習の振り返りを自分ひとりで思い出すだけ

ではなく、医師である青木先生にもフィードバックし

ていただけたことが非常に良かったと思います。足助

病院から訪問看護実習に参加した際の、48歳のALS末

期患者との出会いについて自分が話をした際、「命」や、

「意思」、「医師だからこそできること」について大変

深く理解することができました。

また、今回の学会発表は、自分にとって 3回目のへ

き地離島救急医療学会での発表であり、様々な方との

面識を持つことができていることを実感しました。1、

2回目の学会の際は、他地域から来た先生と話す機会

は、青木先生の紹介なしでは全くなかったのに対し、

今回の学会では自ら積極的に知り合いの先生に話しか

けたり、自分が知らない先生に話しかけていただいた

りすることができました。その中で、札幌東徳洲会病

院の院長である瀧先生とお話をして、来年の 3月に実

習をお願いすることができました。

そして、今回は指導医不在の中、一人で学会に参加

したことで度胸がついたと実感しています。これまで

であれば、会場の先生から質問を受けた際、自分では

なく共同演者に答えていただく場面が多かったです

が、今回は一人で堂々と返答ができ、とても良かった

と感じました。

発表後、函館新都市病院�浅井先生や司会していた

だいた島根県立中央病院�松原先生からお褒めの言葉

をいただいたと報告を受けました。また、会場の先生

から「感動しました」と声をかけられたようです。彼

はまた来年への発表意欲も示しているため、ぜひ、そ

んなやる気のある彼のバックアップを継続していきた

いと考えています。皆様からの応援もよろしくお願い

いたします。

第23回へき地離島救急医療学会での発表のバックアップを終えて

� 医学教育センター/高度救命救急センター 青木 瑠里

留学生のfarewell party� 医学部2年 鰐渕 空

私は本学のボランティアサークルであるHIAMU(Heart�In�Aichi�Medical�University)に属しています。HIAMUはいくつかのグループから成り立っており、病院に入院している子供たちと交流する「小児ボラ班」、パソコンの使い方を教える「PRESS班」などがあります。今回は私が班長を務めさせて頂いております「留学班」の活動内容を紹介していこうと思います。

本学には世界各国から多くの留学生が訪れます。国際的視野を有する医療人の育成を目指す本学では留学生との国際交流を積極的に行っており、「留学班」がその企画と運営を担っています。留学班には海外の文化を学びたい学生、英会話力を高めたい学生など総勢15名が所属しており、本学に来ていただいた留学生の方々が少しでも留学生活を楽しめるよう様々なイベントを開催しています。今回はマレーシアのCyberjaya�University医学部 4年の学生 3名のために、留学最終日である2019年 6 月21日にfarewell�party(送別会)を行いました。これまでドイツやアメリカ、タイから多くの学生が本学を訪れていましたが、マレーシアからの留学生は初めてであったため、私達も非常に新鮮な気持ちで準備を進めさせていただきました。当日の会には私を含め本学の学生12名が参加し、留学生を合わせた総勢15名でお互いの医学部のことや、文化の違いなどについて楽しく話し合いました。マレーシアの医学部は 5年制であることや、卒業試験のみで医師国家試験は存在しないことなど、同じ医学部でも日本では考えられないシステムを沢山知ることができました。宗教上の都合から食べてはいけないものが多く、あまり外食に行けなかったと話していたため、私たちもそのような都合に対応可能なレストランを予めリストアップしておく必要性を感じました。

今回のように海外の方と交流するたびに、日本人同士で交流しているだけでは気付くことのない価値観や視点に気付かされ、海外の良いところはもちろんのこと、日本の素晴らしさについても再認識させられます。今の時代、グローバルな視点を持つことの重要性は計り知れません。特に私が医師として活躍する頃の日本の状況を考えると、毎日のように外国人の患者さんを相手にすることも想定されます。医師として英語が堪能であることはもはや前提条件にしかすぎず、相手の国柄を考慮に入れながらの診察ができる医師が真に求められる時代に突入していると思います。グローバルな視点で考察する力はすぐに身につくものではありません。私たちの活動に 1人でも多くの学生が参加し、学生の内から積極的に外国の方と交流することで、自分の持っている価値観ばかりに捉われることなく相手を「診る」ことのできる医師が一人でも多く輩出されることを強く願っています。

(鰐淵くん:後列左から二人目)

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医大祭だより

11月 2 日(土)~ 3日(日)に、第46回医大祭が開催されました。今年度のテーマは「Amuser.」でした。普段は勉学に励み良医になるため、日々努力し続けている学生達が年に一度の医大祭で学生一人一人が楽しめ、地域の方々も楽しませることができる医大祭を作り上げたいと思い、このテーマに決めました。1日目はタイムマシーン 3号、おかずクラブ、かが

屋、ひょっこりはん、フルフラットといった合計 5組の芸人さん達によるお笑いライブが開催されました。普段はテレビなどでご活躍されている芸人さんが数多

く集まり、約 1時間にわたるお笑いライブは大盛り上がりでした。整理券も配布開始から10分ほどでなくなってしまい、多くの地域の方々もご来場していただき、学生のみならず、一般の方々も楽しんで頂けたのではないかと感じております。また、今年は野外にステージを設置し、有志による野外ライブなどを企画、実現することができ、学生が一体となり楽しむことが出来ました。2日目は、全日本プロレスによるメディカルプロレ

スや、毎年好評のリサイクルマーケットを開催し、天

� 医大祭実行委員長 嘉本 邦生 候にも恵まれ、沢山の方に足を運んで頂くことができました。メディカルプロレスには全日本プロレスの有名選手であるジェイクリー選手が出場してくださり、来場してくれた方々にAEDの重要性やプロレスの面白さを実際にプロレスを見ることを通じて、知ることが出来る良い機会になったのではないかと思います。さらに野外ステージではビンゴ大会、女装コンテスト、目隠しチャンバラなどが行われて、学生中心のイベントだったのにもかかわらず、医大祭に足を運んでいただいた地域の方々も参加していただき、学生と地域の方々が一緒になって楽しい空間を作り上げることが出来たと感じております。また、学生によるスポーツ大会と芸大会も開催しま

した。スポーツ大会ではどの競技も大盛り上がりとなり、学生達のエネルギーを感じる大会になりました。芸大会では、芸達者な学生達が個性を出して独創的なお笑いやパフォーマンスを行い観客からも大盛況で学生達の個性が形になりみんなが楽しむことができた良い大会になりました。最後になりましたが、第46回医大祭が無事成功に終わりましたのも愛知医科大学医学部父兄後援会を始めとする多くの方々のご尽力があってのことでした。この場をお借りしてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。これからも学生達が医大祭を通して、自分や他者を楽しませる喜びを味わってくれる機会になることを願っております。

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バドミントン

ラグビーフットボール

陸上 高橋周治 100m優勝

男子シングルラウンド優勝 髙橋大地 女子シングルラウンド優勝 大石紗代

水泳 松村育弥 200m個人メドレー優勝、200m自由形優勝

第71回西日本医科学生総合体育大会結果 西日本医科学生総合体育大会の模様

全国医科学生アーチェリー全国大会の模様

開催期間:令和元年8月5日(月)~19日(月)開催場所:大阪府代表主管校:関西医科大学※ 総合順位39位 (参考��第70回:39位、第69回:35位、第68回:38位、第67回:29位、第66回:17位、第65回:33位、第64回:36位)

競 技 種 目 試   合   結   果

ゴルフ男 団体戦:6位、個人戦:3位 大塩展甲女 団体戦:7位

サッカー 1回戦:勝戦(対山口大2-1)、2回戦:敗戦(対広島大1(7)-1(8))

バスケットボール男 1回戦:敗戦(対大分大47-79)女 1回戦:勝戦(対川崎医大106-28)、2回戦:敗戦(対高知大38-58)

準硬式野球 1回戦: 免除 2回戦:敗戦(対京都府立医大1-4)

ソフトテニス男 1回戦:勝戦(対藤田医大4-1)、2回戦:敗戦(対大阪大1-4)女 1回戦:不戦勝(対金沢大)、2回戦:敗戦(対和歌山県立医大1-2)

水 泳男 個人戦:200m個人メドレー1位 松村育弥、200m自由形1位 松村育弥女 入賞者なし

陸上競技男 個人戦:100m 1位 高橋周治、100m 6位 藤澤健一女 入賞者なし

バレーボール男 1回戦:敗戦(対岐阜大0-2)女 1回戦:勝戦(対奈良県立医大)、2回戦:敗戦(対琉球大)

硬式庭球男 1回戦:敗戦(対富山大1-5)女 1回戦:敗戦(対山口大1-3)

バドミントン男 1回戦:勝戦(対近畿大3-0)、2回戦:敗戦(対大分大1-3)女 1回戦:免除、2回戦:勝戦(対産業医大2-0)、3回戦:敗戦(対長崎大0-2)

剣道男 入賞者なし女 入賞者なし

ラグビーフットボール 1回戦:勝戦(対浜松医大14-7)、2回戦:勝戦(対鳥取大12-5)3回戦:敗戦(対岐阜大5-8)※京都大・愛知医大合同チームとして出場

ハンドボール リーグ戦 第1試合:引分(対富山大17-17)、第2試合:敗戦(対高知大18-24)

弓 道男 団体戦1回戦:敗戦(対滋賀医大3-4)、 個人戦:6位 竹村友宇輝女 入賞者なし

第34回全国医科学生アーチェリー全国大会開催期間:令和元年8月6日(火)~8日(木)開催場所:岩手県代表主幹校:岩手医科大学

アーチェリー男 団体1位

個人戦:シングルラウンド1位 髙橋大地,2位 渡辺裕斗、4位 弓削隆洋    ハーフラウンド2位 岩原正典    グリーンラウンド5位 阪本一馬

女 団体1位個人戦:シングルラウンド1位 大石紗代、4位 堤明日香    グリーンラウンド2位 福永 咲

松村くん:中央

大石さん:中央

左から、髙橋くん、渡辺くん、弓削くん

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愛知医科大学医学部在学生保護者の皆様へご支援のお願い

 愛知医科大学は、開学以来48年目を迎えた現在、4,214人の医学部卒業生が、医学、医療の第一線で活躍しております。 本学では、医学の目覚ましい発展に即応した教育、研究、診療活動を展開するため、特色ある大学として21世紀における更なる発展を期して各種の事業の充実や施設・設備の整備及び拡充を図ってきました。 しかしながら、少子高齢化の進展、医療制度の改革、医学・医療技術の飛躍的な進歩等の環境変化が急速に進み、本学の教育・研究・診療に係る施設・設備について、ハード・ソフトにわたる最新鋭化が絶えず求められています。その財政基盤の一層の強化・安定化を図るため、募金へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

募金要項① 募金目的    教育・研究・診療に係る施設・設備整備のため② 募金口数     1口� 1 万円③ 免税の取扱い  個人:税額控除制度・所得控除制度のいずれかを選択 など          法人:受配者指定寄付金制度 など

寄付の方法<書面による方法> 本学HP「教育・研究・診療の施設・設備整備事業募金」から必要な文書をダウンロードしていただくか、又は「愛知医科大学�資金・出納室」から文書等を送付させていただきますので、それらによりお申し込みいただき、別途お振り込みなどをお願いいたします。<インターネットによる方法> 本学HPから直接お申し込みいただき、次のようなお支払いができます。

学校法人愛知医科大学理事長 祖父江 元

コンビニ

ネットバンク(ペイジー)

お問い合わせ

愛知医科大学 資金・出納室

電話 0561-63-1062E-mail:[email protected]

ホームページhttps://www.aichi-med-u.ac.jp/su01/su0109/

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今後の行事予定 学年歴など

年月父兄後援会行事等日程

大学の主な行事・学年歴行 事 等 日時・場所

2020年     〇総合試験再試験 18日(土)

1月       27日(月)再試合格発表

2月 ○第3回運営委員会  22日(土)

   16:30~

○大学役職者との懇談会        終了後  

マリオットアソシアホテル

    医師国家試験 8日(土)9日(日)

  国試直前宿泊(2泊)・送迎 名古屋東急ホテル

3月 ○卒業証書・学位記授与式 7日(土)

    (卒業生謝恩会 7日(土)夜)

名古屋東急ホテル

○進級発表 26日(木)

 

  医師国試合格者発表 16日(月)

 

4月 ○新入生歓迎会   ○入学式  2日(木)

   

○第4回運営委員会  18日(土)16:30~

    役員懇親会        終了後

名古屋東急ホテル

〇会報127号発行

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☆�  9 月19日(木)19時30分から木曽路東名店で医学部同窓会役員と医学部父兄後援会役員の懇談会が行われました。これは毎年 1回開催しており、主に学生支援の在り方について話し合われます。特に国試対策活動、医大祭、クラブ助成、学生表彰などに活溌な意見が出されました。そして今年は同窓会から実習用白衣の長袖( 4年・ 5年)を提供するとの提案がありました。現在は実習用白衣の半袖とズボン(紺)、靴一式を父兄後援会が助成しています。 � また、愛知医科大学創立50周年記念事業には同窓会、父兄後援会が共に連携して協力していくことを確認しました。

発  行  令和元年12月19日

発 行 人  宮良  肇

編集委員  �伊藤 伸介 家田 秀明 杉田信太郎�梶浦 克之 浅野 公造 中村  誠

連 絡 先  �愛知医科大学医学部父兄後援会�電話�( 0 5 6 1)6 2-3 3 1 1  �   �内線1 1 3 9 0・1 1 3 9 1 �E-mail:�[email protected]

愛知医科大学医学部父兄後援会会報 第126号

☆ お 知 ら せ と お 願 い ☆◇ 卒業証書・学位記授与式と謝恩会 ◇

 卒業証書・学位記授与式は、 3月 7日(土)に本学で挙行されます。 当日夜は、名古屋市内の東急ホテルで卒業生による謝恩会が行われます。 1月に入って父兄後援会から案内状をお送りしますので、万障お繰り合わせの上ご出席ください。

◇ 令和 2 年度入学式 ◇  4月 2日(木)午前10時から本学で挙行されます。

◇ 医 師 国 家 試 験 ◇ いよいよ医師国家試験が 2月 8日(土)から 9日(日)にかけて行われます。 2日間の集中は大変厳しいですが、体調に気をつけて頑張ってほしいです。合格発表は 3月16日(月)です。朗報を期待しています。

◇ 進 級 発 表 ◇  3月26日(木)進級発表されます。

◇ 住所変更等の連絡についてお願い ◇ ご父兄あるいは保証人について、次のような場合は、速やかに父兄後援会までご連絡くださいますようお願いします。 〇 保証人を変更するとき ○ 住所又は連絡先を変更したとき。(住居表示が変更されたとき) ○ ご不幸があったとき。

� 編 集 後 記 �

2019白衣式