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Rubyビジネス推進協議会 Ruby協会報誌 Treasure 正月号・創刊号 2014年1月15日発行 発行元:Rubyビジネス推進協議会  発行責任者:理事長 小幡 忠信(アルカディア・システムズ株式会社 代表取締役)  制作:Rubyビジネス推進協議会 広報部会  責任者:株式会社アルメディア・ネットワーク 代表取締役 堀内 雅司  メンバー アトラスシステム株式会社 代表取締役 石川 正一 センターフィールド株式会社 代表取締役 富田 祐子  デザイン・制作支援:株式会社FM.Bee 代表取締役 高畑 道子 事務局: 〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島6-1-1 新大阪プライムタワー20F (アルカディア・システムズ株式会社内) TEL 080-2503-5314/FAX 06-6390-0041 メール: [email protected] お問い合わせは事務局まで 私達は“Ruby”を探し求める Treasure Hunter! http://ruby-b.com Rubyビジネス推進協議会 [ Ruby協会報誌 トレジャー ] http://ruby-b.com 01 正月号・創刊号 2014 TREASURE

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Rubyビジネス推進協議会

Ruby協会報誌 「Treasure」 正月号・創刊号 2014年1月15日発行■発行元 : Rubyビジネス推進協議会 ■発行責任者 : 理事長 小幡 忠信(アルカディア・システムズ株式会社 代表取締役) ■制作 : Rubyビジネス推進協議会 広報部会 ■責任者 : 株式会社アルメディア・ネットワーク 代表取締役 堀内 雅司 ■メンバー : アトラスシステム株式会社 代表取締役 石川 正一

センターフィールド株式会社 代表取締役 富田 祐子 ■デザイン・制作支援 : 株式会社FM.Bee 代表取締役 高畑 道子

■事務局:〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島6-1-1新大阪プライムタワー20F (アルカディア・システムズ株式会社内)TEL 080-2503-5314/FAX 06-6390-0041メール:[email protected]

お問い合わせは事務局まで

私達は“Ruby”を探し求めるTreasure Hunter!

http://ruby-b.comRubyビジネス推進協議会

[ Ruby協会報誌 トレジャー ]

http://ruby-b.com

01正月号・創刊号

2014

TREASURE

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2014年の幕開けです。この新しい1年は、どんな年になるでしょうか。

2011年12月22日Rubyビジネス推進協議会が発足し、丸2年が経ちました。「関西に日本発のRubyを!」と有志が立ち上がり、模索を続ける2年間でした。

まず最初に始めたことは『技術者の育成』全会員企業の『Rubyアソシエーション認定システムインテグレータ(Silver)』取得を合言葉に、Ruby Association Certified Ruby Programmer Silver技術者の育成を目指しました。育成のための資格取得セミナーは、現在では協議会の収益事業の柱の1つとなりました。2014年は更なる発展を計画中です。

次に取り組んだことは『情報の発信』協議会前身の団体で培ったノウハウをフル活用し、年1回のフォーラム定期開催を行っています。(宝石のルビーが7月の誕生石から、毎年7月にフォーラムを開催をしています)また、関連団体との協力や情報交換を積極的に進めてまいりました。

今後は、更なる技術向上とビジネスに照準を当てた活動を計画しています。

協議会のメンバーは、関西で頑張る中小IT企業の集団です。現在(いま)少し元気のない関西を活性化し、関西から全国へ旋風(かぜ)をおこします。

2014年はRuby協 が 飛躍する 1年です。

「Rubyを日本発のスクリプト言語としてIT業界へ普及させてゆくことを目指して」 Rubyは、日本のまつもとゆきひろ氏により開発されたオブジェクト指向スクリプト言語であり、名称のRubyは、プログラミング言語Perlが6月の誕生石であるPearl(真珠)と同じ発音をすることから、誕生石(7月)のルビーを取って名付けられた。1993年2月24日に生まれ、2011年3月22日にJIS規格(JIS X3017)が制定された。当協議会は、Rubyを日本発のスクリプト言語としてIT業界へ普及させてゆくことを目指す。 我が国のIT産業は、周辺隣国の急速な発展と、国内企業の海外移転の進展のため、構造的な見直しを迫られている。一方、ITテクノロジーは西欧、とりわけアメリカのソフトウェアの急拡大からデファクトスタンダードが進み、日本のオリジナリティーが失われつつある。IT産業の空洞化を阻止し経済発展に寄与するために、日本発のスクリプト言語体系「Ruby」を普及させ、日本のIT産業の発展に寄与するためのみならず、世界の産業にも等しく貢献できるよう「Rubyビジネス推進協議会」を発足させる。現在は、まさに、このRubyを活用したソフトウェア産業の黎明期であり、その技術革新性、生産性の大幅な向上により、新しい技術を基に国際市場で競争力を獲得することが期待されている。このため、スクリプト言語体系「Ruby」について、その普及の重要性と従来組織を越えた活動の必要性を認識し、ここにIT産業界の有志による「Rubyビジネス推進協議会」の発足を提唱する。この協議会においては、主に関西圏においてビジネスマッチング及びその普及を目的とし、最新の技術情報の交換、情報共有、人的交流、行政機関へのRuby活用提言、普及啓発に関わることを企画する。

日立ソリューションズは、お客様の業務ライフサイクル全般にわたり、豊富なソリューションを全体最適の視点で組み合わせ、ワンストップで提供する「ハイブリッドインテグレーション」を実現します。日本全国に拠点を構え、海外では中国・アジア、北米、欧州のグループ会社を核として、ワールドワイドにお客様にとって価値の高い製品・サービスを提供しています。2009年12月にRubyを活用したシステム開発案件に対応する専門組織「Rubyセンタ」を設立し、Rubyアソシエーション認定技術者中心にRuby言語に精通したエンジニアがRubyを使った新規システム開発に対応するほか、運用・保守サービスや教育サービス、コンサルテーションを展開しています。また、松江事務所(2008年10月設立)内にRubyラボを設置し、地元関連団体との連携を強化しています。島根県IT企業と共同で300画面の大規模システムをRubyで構築した実績があります。本事例はRubyアソシエーションのWebサイトで公開予定です。

*「AdsolDP」とは オープンソースのプロジェクト管理ツール「redmine」をカスタマイズし、より使いやすい機能を追加しています。 ソフトウェア開発を強力に支援し、情報の一元管理やプロジェクトの「見える化」を実現します。

AdsolDP*(多機能分散開発プラットフォーム)を活用した分散拠点開発の実績ノウハウから、安心、迅速、低価格を実現します。

あけましておめでとうございます

Ruby ビジネス推進協議会 設立趣旨

東京本社・社会システム事業部 営業部TEL:03-5796-3254〒108-0075 東京都港区港南4丁目1番8号 リバージュ品川

関西支社・営業部TEL:06-7178-3121〒530-0004 大阪府大阪市北区堂島浜1-4-4アクア堂島東館6階

九州支社・営業部TEL:092-431-3141〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前3-30-23博多管絃ビル

キラリと光る ICT企業を目指して

お問合わせ

理事長小幡 忠信

理事長ごあいさつ/小幡 忠信機関誌(お正月号)発刊によせて

0304

TOPICSRuby ビジネス推進協議会 活動報告RubyWorld Conference2013 バスツアー報告Ruby ビジネス推進協議会 組織・人事情報Ruby ビジネス推進協議会 会員からのごあいさつ編集後記

0607

080915

04 近畿経済産業局長 小林 利典

04 島根県知事 溝口 善兵衛

05プログラム言語「Ruby」開発者/一般財団法人Ruby アソシエーション 理事長株式会社ネットワーク応用通信研究所フェロー/楽天株式会社楽天技術研究所フェローRuby ビジネス推進協議会 特別顧問 まつもとゆきひろ

05 帝塚山学院大学ICTセンター長/大阪市立大学名誉教授/大阪市ITアドバイザー中野秀男研究所 中野秀男

06 一般財団法人Ruby アソシエーション 副理事長/株式会社ネットワーク応用通信研究所代表取締役社長 井上浩

05 一般財団法人関西情報センター 専務理事 小林 利典

目 次 CO

NTEN

TS

TREASURE 0302 TREASURE

■ 理事長ごあいさつ ■

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 島根県では、Rubyエンジニアの育成やビジネス利用の拡大に向けた取り組みを県内企業と一体となって進めています。特に昨年からは県内の高校生、中学生に向けたRuby講座も開催し、未来を担うエンジニアを育成しています。また、昨年11月にはRubyアソシエーション、松江市などと共に5回目となる「RubyWorld Conference」を開催しました。2日間で約900名が参加され、その6割以上が県外からの方という状況でした。Rubyビジネス推進協議会の皆様にも多数ご参加頂きましたことに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。 こうした取り組みなどが評価され、近年、県外企業が島根県に開発センターを設置される機会が増えています。島根県としましては、Rubyの縁を通じてRubyビジネス推進協議会の皆様との関係が深まり、本県にご進出頂くことをはじめとして皆様と共に発展することを期待するところです。 最後に、本年の皆様の御多幸と御健康を心から祈念しまして、新年の挨拶とさせていただだきます。

年頭所感

平成26年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。

 平成26年の新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。 昨年は極端な円高の是正や株価の大幅な回復など、日本経済にとって様々な良い変化がございました。一方で、大企業と中小企業、大都市圏と地方圏、また業種によって、景気の回復が“まだら模様”となっているようにも見受けられます。我が国には、世界で高い評価を得ている企業や、優れた研究者が数多く存在しています。景気回復の追い風を味方に、これら我が国の強みをより一層向上させるため、政府一丸となって成長戦略を実行していきます。当省としましても「産業競争力強化法」で確立する実行体制のもと、スピード感をもって政策を立案・実施していきますので、施策の積極的な御活用をお願いいたします。 関西には、世界的な大企業からオンリーワン技術を有する中小ベンチャーまで、多岐にわたる企業が揃い、有力な中堅・中小企業が集積しています。蓄電池や医療機器をはじめ、高度な技術力を持ち、世界の製造現場を支えている企業や、大学、研究機関も多数存在しています。関西がこの強みを最大限に発揮するために、当局は本年も、以下に掲げる取組みをはじめとして事業環境の整備に努めるとともに、関西経済の発展に尽力してまいります。 まず、関西の成長産業であるライフ・グリーン分野の取組みを応援します。ライフ分野に関して、関西には製薬企業、大学・研究機関、医療機器関連の企業が集積しています。当局では自治体等と協力し、医療現場のニーズとものづくり企業とのマッチング推進などを積極的に進めており、今後も革新的な技術や新たなビジネスが生まれるよう支援してまいります。また、東日本大震災以降大きく変化したエネルギー需給環境下において、再エネ、新エネ、熱利用を含めた多様なエネルギーの導入・利活用に加え、地域レベルで統合的にエネルギーマネジメントを行い、エネルギーを有効に利用することが求められています。当局では、多様なプレイヤーの参画のもと、関西スマートコミュニティ推進フォーラムを立ち上げ、関西におけるスマートコミュニティ形成の推進と関連産業の振興を目指す取組みを進めてまいります。 次に、優れた中小企業の海外展開支援を、引き続き積極的に行います。一昨年11月にはベトナム商工省と、また昨年4月には、ベトナムドンナイ省と当局との間で、関西とベトナム間の経済交流に関する協力文書を締結し、関西企業が現地でスムーズにビジネス展開できるよう働きかけています。中小企業の海外展開は、大きなビジネスチャンスにつながる可能性がある一方、企業単独ではハードルが高いことも事実です。企業の方々には行政の支援を御活用いただきたいと考えています。加えて、関西は独自の文化やライフスタイルの魅力を有する、生活文化産業の集積地でもあります。これらの感性価値の向上やクリエイティビティの強化を図り、「クール&クリエイティブ関西」として海外へアピールする試みを、本年も積極的に進めてまいります。 今、日本経済は、長年続いたデフレから脱却しようとしています。今後、デフレスパイラルを断ち切り、景気回復の流れを加速させるためにも、経営者の方々には、新事業への投資や賃上げをはじめとする景気の好循環を促す取組み・御英断をお願いしたいと思います。皆さまと一緒に関西を盛り上げていく取組みを、職員一同、全力でサポートしていく所存です。現場主義が私の信条です。当局の職員はもちろんのこと、私自身も、できる限りいろいろな方にお会いし直接お話を聞くようにしています。本年も引き続き、皆様の声を行政に反映すべく努力してまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 本年も経済産業政策への御理解と御協力をお願いするとともに、皆様方の御多幸と御健勝を祈念いたしまして、新年の御挨拶とさせていただきます。

近畿経済産業局長小林 利典

新年あけましておめでおとうございます。

プログラム言語「Ruby」開発者一般財団法人Ruby アソシエーション 理事長株式会社ネットワーク応用通信研究所フェロー楽天株式会社楽天技術研究所フェローRuby ビジネス推進協議会 特別顧問まつもとゆきひろ

島根県知事溝口 善兵衛(みぞぐち ぜんべえ)

 2014年の初春を迎え、皆様方にこの年が幸多き一年であることを心からお祈り申し上げます。 2013年にプログラミング言語Rubyは開発開始20週年を迎え、それを記念して2月にはRuby 2.0のリリースを行いました。さらに安定して新技術を提供するために毎年定期的にリリースを行うようなバージョンポリシーに変更し、12月にはRuby 2.1をリリースしました。今後もRubyは皆様の御期待に応えるべく、更なる機能・性能向上を目指し、発展を継続する所存です。実際、将来のバージョンに向けた開発がすでに開始されております。 しかし、フリーソフトウェアであり、オープンソースソフトウェアであるRubyの継続的な発展は、それだけでは経済的な裏付けがなく、ただ単に我々コミッターの努力のみでは維持できません。Rubyに関わり、Rubyを利用する人々すべて、広い意味でのコミュニティの相互協力によってのみ「素晴らしいRuby」を提供し続けることが可能になります。

 本年も、皆様がRubyを利用してより一層のビジネス価値を創造されますようお祈りいたしております。また、そのビジネス価値の創造がより容易になりますよう、テクノロジー的支援により一層力を尽くす所存です。今後ともRuby開発活動に対するご支援・ご協力をお願いいたします。 最後となりましたが、貴団体の益々のご発展を心よりお祈りしております。

Rubyで代表されるオープンソースの世界は、マイクロソフトで代表される商用ソフトウェアと二分される領域であったが、今はiPhoneやAndroidでのアプリの開発のように個人がアプリを作って参入する世界が新たな第三の領域になってきている。IT産業を見ると受託型開発は落ち込みながら、ネット型サービスは伸びてるのが現状である。そのようにIT産業は変化ないしは進化しており、そのような環境の変化についても協議会としても取り組んで欲しいと思う。Rubyの特徴であるプロトタイピング的要素と、Railsのようなウェブに特化した良さを活かしながら、もう少し広い目で世界を捉えていただけると嬉しい。幸か不幸かこの業界は日々勉強しないといけない業界のようで、ある意味やりがいのある所でもあると感じている。

帝塚山学院大学ICTセンター長大阪市立大学名誉教授、大阪市ITアドバイザー

中野秀男研究所 中野秀男

機関誌発刊によせて

一般財団法人関西情報センター 専務理事 小林 利典

 新年あけましておめでとうございます。 また、Rubyビジネス推進協議会様におかれましては、機関誌のご発刊、まことにおめでとうございます。 ご承知のように、Rubyに寄せる地域の期待、眼差しには非常に熱いものがあります。これは、かつてないIT技術の動きといってもよいのではないでしょうか。かたや、世界中にRuby技術者、Ruby愛好家がおられ、日夜Rubyの改良にむけて努力を続けておられます。このようなワールドワイドな動きと、地域の産業基盤、この二面性がRubyの大きな魅力になっているわけです。特に、Rubyは自治体のご支援によって、地域情報化あるいは地域産業活性化の鍵となるべく、様々な活動が行われており、貴協議会様も各地域との連携を深めておられるとお聞きします。 当財団は、1970年の設立以降、一貫して地域の情報化振興と産業の活性化に向けての活動を進めてきております。Rubyによる地域の情報サービス産業の発展を目指す貴協議会の活動は、当財団にとりましても大きな刺激となるものでございます。 これからの関西の発展のために、当財団も貴協議会のお力、ご協力をいただきながら活動をすすめていきたいと考えております。 今後も地域の情報サービス業の興隆のために、一層のご活躍をされることを祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。

TREASURE 0504 TREASURE

■ 機関誌(お正月号)発刊によせて ■

■ 機関誌(お正月号)発刊によせて ■

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 2014年の初春を迎え、皆様方にこの年が幸多き一年であることを心からお祈り申し上げます。皆様方には日頃からRubyアソシエーションの活動にひとかたならぬご理解とご協力を賜りこの場をお借りしましてお礼申し上げます。 さて、我々Rubyアソシエーションは日々Rubyの普及と発展、そして市場拡大を目指して活動を行っております。Rubyアソシエーションでは主に協賛企業の皆さんからの協賛金を財源といたしまして、「Ruby及びその周辺技術の開発支援事業」「情報発信事業」「Ruby技術者認定試験事業」「事業者認定事業」等の活動を行っています。以上の活動を通して、ビジネスで Ruby を利用されている企業の方達の活動が円滑に進むことを、ひいては貴団体の活動の一助となることを目指しています。 最後となりましたが、貴団体の益々のご発展を心よりお祈りしております。

新年あけましておめでおとうございます。

一般財団法人Ruby アソシエーション 副理事長/株式会社ネットワーク応用通信研究所代表取締役社長 井上浩

株式会社アジャイルウェア代表取締役CEO 川端光義

RubyWorld Conference2013 Ruby協メンバーが登壇

TOPICS

Ruby ビジネス推進協議会 活動報告

<プロフィール>1998年からソフトウェア開発を15年経験。2003年にはエクストリーム・プログラミング(XP)を全面採用しアジャイル開発を実践、SS2004でXP事例の論文を発表する。その後、「バグがないプログラムのつくり方」(翔泳社)を出版。2007年、変化に強いRubyの開発に転換し、2年後には受託開発を始める。2012年、株式会社アジャイルウェアを設立、最高の顧客満足と最高の開発者満足の実現を目指す。

<発表概要> 11月にRubyWorld Conference 2013にて「Rubyistによるアジャイル開発の事例紹介と進め方」という講演をさせていただきました。講演内容は以下の通りです。 Ruby on Railsの開発事例を基に、短期間でシステムをリリースしているという実績から、生産性の高さが何をもたらすのかという内容です。最初の開発事例 Lychee(ライチ)プロジェクトでは、お客様のご要望から生まれたアジャイルウェア初のパッケージソフトウェア「Lychee Gantt Chart」を発表。「見るだけ」ガントチャートが、「さわれる」ガントチャートとなるデモを行いました。  http://lychee-redmine.jp/

 次の開発事例、案件管理システムでは業務システム特有の帳票出力が多くあり、ThinReportsによるPDF出力ライブラリは大いに役に立っています。 そして、3案件の実績タスクを分析した結果、検証可能な1タスクを弊社エンジニアは平均2, 3時間で仕上げています。これだけの高生産性が発揮できるのは、もちろんRubyやRailsのお陰もありますが、それ以上に「人」の力が大きい。また、生産性がある一定を超えると、よりアジャイル開発が促進できるプロセスに変わっていきます。例えば、ドキュメントで画面設計書を作成するより、実際に動く画面を作成する方が早いため、動作する画面をお客様と一緒に見ながらフィードバックを受け、要件が固まっていくようになります。 しかしながら、できるエンジニアが集まり開発するためには、組織側も今までのやり方や環境を変えていかないといけません。エンジニアとお客様が共に満足できる開発になるよう、Rubyの世界から皆さんで変えていきましょう。というメッセージと共に、講演を締めくくりました。

20112012

2013

2014

12月22日 「Ruby ビジネス推進協議会」の発足会 6月14、15日 組込み総合技術展(Embedded Technology West 2012) 6月16、23、30日 Ruby on Rails 開発セミナー 7月20日 第1 回 Ruby ビジネスフォーラム 8月18、25日、9月1日 Ruby on Rails 開発セミナー 10月20、27日、11月10日 Ruby Silver 資格取得セミナーのご案内 10月16日 「徳島県ビジネスマッチング」交流会実施 徳島県情報産業協会とRuby ビジネス推進協議会 近畿経済産業局、四国経済産業局計40名弱 ̶ 場所: 徳島市シビックセンタ 11月8、9日 「Ruby World Conference 2012」参加 11月22日 WAKASA 技術者委員会主催 「Ruby 言語勉強会・交流会」参加 1月23日 Rubyアソシエーション主催「2013年 Ruby ビジネスセミナー in 大阪」開催協力 2月2、9日 Ruby on Rails開発セミナー 3月14日 京都コンピューターシステム事業協同組合様とRubyビジネス推進協議会との交流会 4月6、13日 Ruby Silver 資格取得セミナー 5月 会員企業向け Ruby Silver 資格取得セミナー開催 6月22、29日 Ruby on Rails 開発セミナー 7月 会員企業向け R Ruby on Rails 開発実線セミナー開催 7月25日 第2回 Ruby ビジネスフォーラム 8月 会員企業向け Ruby on Rails 開発実線セミナー開催 10月 会員企業向け Ruby Gold 資格取得セミナー開催 11月21、22日 「Ruby World Conference 2013」バスツアーで参加 11月 会員企業向け Ruby on Rails 開発実線セミナー開催 12月 会員企業向け Ruby Gold 資格取得セミナー開催 1月15日 Ruby アソシエーション主催「2014 年 Ruby ビジネスセミナー in 大阪」 開催協力

当協会の教育部会は、会員企業様のRuby開発者の教育、企業様のRuby開発能力の向上を目的に各種、Ruby関連セミナーを実施しています。当協会のセミナーを受講することで、新入社員の教育はもちろん、以前はRuby系またはWeb系ソフトウェアエンジニアとしてスキルを持ち合わせていなかった社員もRubyソフトウェアエンジニアとしての育成が可能です。社員のキャリアチェンジ・キャリアアップにご活用ください!【Ruby技術者認定試験制度】Rubyベースのシステム設計、開発、運用するエンジニア、Rubyでシステム提案を行うコンサルタント、Rubyを教える講師などを対象とした認定試験制度です。認定者は、Ruby技術者として技術力を公平に評価され、高い水準のRubyによるシステム開発能力をもつことを認定されます。この認定によりRubyベースでシステム開発をおこなううえで必要な基本的な知識と応用力をもつことをアピールすることができます。【事業者認定制度】認定技術者が正社員として5名以上所属する企業は登録申請を行うことで認定企業の呼称の使用を認められ、Rubyアソシエーション公式サイトで紹介されます。■Ruby Silver資格取得セミナー(2日間)Ruby Silver資格取得を目標に、Rubyの背景、Rubyの文法の知識、Rubyのクラスとオブジェクト、標準ライブラリの知識について、基本的な技術レベルを習得します。■Ruby on Rails開発実線セミナー開催(2日間)実際にフレームワークRuby on Railsを使用したプログラム開発を行い、開発工程の概念やオブジェクト指向設計などの開発の手法を学びます。開発プロセスに沿って、実際にソフトウェアを開発し、各開発工程を理解します。■Ruby Gold 資格取得セミナー開催(2日間)Ruby Gold資格取得を目標に、Silverで求められる範囲を更に掘り下げた知識に標準添付ライブラリ知識やアプリケーション設計に必要となるクラスやオブジェクトに関する知識を追加し、Ruby によるプログラム設計技術を学びます。■mrubyセミナー 2014年3月から開講決定会員企業以外の企業様も受講可能です。お問い合わせは事務局まで。(電話:080-2503-5314)

教育・セミナーのご紹介

TREASURE 0706 TREASURE

■ Ruby ビ

ジネス推進協議会 活動報告 ■

■ 機関誌(お正月号)発刊によせて/TOPICS ■

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本年も引き続き

社内報奨金制度による

Ruby技術者の育成に

注力する所存です

アイプラザ株式会社

 大阪市西区土佐堀一丁目六番十号

 tel 06-

6147-

8151

新 年

2013年11月21日(木)~22日(金)島根県立産業交流会館「くにびきメッセ」3F国際会議場及び1F多目的ホールRubyの「エコシステム」~Rubyの持続可能な生態系~RubyWorld Conference 開催実行委員会

開 催 日 時開 催 場 所今年度テーマ主 催

□情報発信部会 ◎㈱経営情報センター/㈱ドリームジャック/㈱BSC/㈱エクステック/内原(個人会員)□技術部会 ◎㈱アジャイルウェア/アイプラザ㈱□教育部会 ◎リバティ・フィッシュ㈱/㈱ヒューマンクリエイト/㈱スペーステクノロジー□協業推進部会 ◎㈱インネット/㈱日本ピュアシステム/㈱サミットシステムサービス□渉外部会 ◎アルカディア・システムズ㈱ <島根担当> ○リバティ・フィッシュ㈱/㈱日本ハイソフト <西日本担当> ○アルカディア・システムズ㈱/SETソフトウェア㈱ <近畿担当> ○㈱テクノアイ/㈱アンクシステムズ/㈱ソフタス <四国担当> ○㈱FM.Bee/ソフトキューブ㈱ <関東担当> ○新日本コンピュータマネジメント㈱□広報部会 ◎㈱アルメディア・ネットワーク/センターフィールド㈱/アトラスシステム㈱

JR新大阪駅前 集合出発ホテルチェックインConference 会場「くにびきメッセ」到着→午後からの講演を聴講レセプション開始公式2次会(東急インホテル)東京から来られた企業様との交流会

7:408:0012:0012:3018:4521:30

11月21日(木)~1日目~

ホテル出発Conference 会場「くにびきメッセ」到着ランチ交歓会「くにびきメッセ」出発→出雲大社へ2日間の行程を終え、会場前にて記念撮影。素晴らしい数々の講演を拝聴できました。出雲大社出発 あいにくの雨にも関わらず、思い思いに楽しむことができました。JR新大阪駅着→解散今回も多くの方が参加されたConference。Rubyの注目度が上がっている証拠ですね。今後のさらなる可能性を、実感できました。関係者の皆様、お疲れ様でございました。

9:3011:3012:0013:00

15:0020:00

11月22日(金)~2日目~

■ 役割分担 ■

小幡 忠信 アルカディア・システムズ株式会社堀内 雅司 株式会社アルメディア・ネットワーク川井 利通 株式会社インネット水島  望 株式会社経営情報センター石丸 博士 リバティ・フィッシュ株式会社

川端 光義 株式会社アジャイルウェア高畑 道子 株式会社FM.Bee田中 秀範 株式会社テクノアイ神保  敦 新日本コンピュータマネジメント株式会社奥出 邦且 株式会社日本ピュアシステム

理 事理 事理 事理 事監 事

理事長副理事長理 事理 事理 事

■ 役 員 ■

◎部会責任者○担当リーダ

Rubyビジネス推進協議会もSilverスポンサーとしてRubyWorld Conference2013の開催をサポート致しました。

RubyWorld Conference2013 バスツアー報告

Ruby ビジネス推進協議会 組織・人事情報

TREASURE 0908 TREASURE

■ RubyW

orld Conference2013 バスツアー報告/Rubyビ

ジネス推進協議会 組織・人

事情報 ■

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株式会社 FM.Bee (エフエム・ビー)

Future Market Business...

http://www.fmbee.com

〒530-0047大阪府大阪市北区西天満1-2-5 大阪JAビル5FTEL▶06-6131-3890 FAX▶06-6131-3899

RubySystem

Integrator

CertifiedSilver

2 0 1 4

2013年のプロジェクトでは多くのことを学ばせていただきました2014年も変らぬご指導を頂けますよう

よろしくお願いいたします

「めざせ!わらしべ長者」と「成せばなる!」が私たちのモットーです

TREASURE 1110 TREASURE

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TREASURE 1312 TREASURE

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一般社団法人和歌山情報サービス産業協会

 一般社団法人和歌山情報サービス産業協会(通称:WAKASA)は、地域の IT 産業・情報サービス産業における人材育成・交流促進・ソフトウェアの開発促進および情報関連技術の利用促進等を通じて、 IT 産業・情報サービス産業の健全な発展を図るとともに、和歌山県における IT 化・高度情報化を促進し、地域の経済・社会の発展に 寄与することを目的として平成 4年に設立されました。

 記念すべき「Treasure」第一号が発行されました。今後、年2回(1月と7月)発行予定ですが、この発行に関しましては多くの皆様のご協力をいただきました。この場をお借り致しまして、厚く御礼申し上げます。 今後益々広がるであろう「Ruby」での開発により、世の中の仕組みや状況が一層スピードアップし便利になり、今まで繋がりきれていなかった世界が多くのデータやシステムによって益々繋がっていくことでしょう。その根本に「Ruby」が関わり、本誌発行に携わった皆様が関わっていくことになるのではと考えております。 「Ruby」が広がることイコール“日本の、世界の明るい未来”に夢を馳せて、本年“午年”に本誌を発行できたことを心より喜びたいと思います。人々の生活、特に“時”というものに関わりの深い“午”(午前や、午後、子午線など)の年に今まで以上に「Ruby」が、人々の生活や社会に浸透し、発展していくことを心より願いながら、初号の編集後記とさせていただきます。

Treasure 正月号・創刊号

編集後記

広報部会センターフィールド株式会社 代表取締役 富田 祐子

TREASURE 1514 TREASURE