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dangkhanh
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17. RL直列回路17. RL Series Circuit
このテーマの要点
交流直列回路の解析の考え方を学ぶ
電圧と電流の関係について理解を深める
単振動の合成をマスターする
教科書の該当ページ
2.1.3 RL直列回路 [p.44]
RL直列回路
電圧の平衡式
e(t) = eR (t) + eL (t)
共通電流 i(t) から電圧 e(t) を考える
i(t) = Im sinω t とすると
eR (t) = R i(t)
eL (t) = Ld i(t)
dt = ωL Im cosω t
∴ e(t) = RIm sinω t + ωLIm cosω t
電圧 e(t) と電流 i(t) の関係はどうなっている?
R L
e(t)
i(t)
eR(t) eL(t)
= R Im sinω te(t)
t
ei
i(t)
微妙な位相差...
2
単振動の合成
単振動:総称
重要な性質
同じ角速度(周波数、周期)のsin, cosはひとつのsin, またはcosに合成できる
合成後は...
振幅・位相が変化 合成する各項の振幅に依存
角速度は不変
sin
cos
sin, cos
sin,cosは振動現象を表す関数
sin,cosの角速度が同じ
対応する円周上の相対的な位置関係が不変ということは...
sin, cosをベクトル合成したものも不変
t = 0 のとき
eR (t) = R Im sinω t
eL (t) = ωL Im cosω t
合成すると
大きさ
方向∴ e(t) = Em sin(ω t + ϕ )
RIm
..
ωLI m
Em = R2 + ω
2L2 Im
ϕ = tan−1ω LR
..
ϕ
Em
大きさ R Im方向 0°
大きさ ωL Im方向 90°
3
電圧・電流の関係とインピーダンス
RL回路において
i(t) = Im sinω t e(t) = Em sin(ω t + ϕ )
ω LR
= R2 + ω
2L2 Im sin(ω t + tan−1 )
i(t)とe(t)を比較すると
電流は電圧よりϕ だけ位相が遅れる 電圧と電流の振幅比は
Em
Im= R2
+ ω 2L2
オームの法則によると、抵抗と同じ働き
= Z (Ω)
インピーダンス
= R2 + X
2
リアクタンス
演習1
(1) 4 sinω t , 3 cosω t を合成してsinで表せ
(2) 前問をcosで表せ
42 + 32
= 25 = 5
合成後の振幅は
図より位相は
tan−1 = 36.87° 34
∴ 5 sin(ω t + 36.87°)
5
4
3ϕ
∴ 5 cos(ω t − 53.13°)
cosで表す場合は、図のように 90°からの遅れ位相を考えればよい。
5
4
3ϕ'
4
(3) 4 sinω t , 4 sin(ω t + 60° ) を合成してsinで表せ
∴ 6.93 sin(ω t + 30°)
4
4
ϕ60°
合成後の横方向成分 x は
x = 4 + 4cos60° = 4 + 2 = 6
合成後の縦方向成分 y は
y = 4sin60° = 2 3
図より位相は
tan−1 = 30° 2 36
よって合成後の振幅は
36 + 12 = 48
= 6.93
演習2
R= 40 (Ω), L= 100 (mH) のRL直列回路のインピーダンス Z を求めよただし、 f = 50 (Hz) とする
リアクタンスを求めると
X = ωL = 2π f L
= 2π × 50 × 100 × 10−3
= 31.42 (Ω)
よってインピーダンスは
Z = R2 + X
2 = 402 + 31.422 = 50.86 (Ω)