66
2 回回 回回回回回回回回回回回回回 (R1) • 回回回回 回回 1 回回回回回回回回回回回回回回回回 回回 2 Web 回回回回回回回回 回回 3 回回回回回回回回回回回回回回回回回回 回回回回回回回回回回回回 1 _ _

2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

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2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1). ○ _ _ ?. 達成目標 目標 1  検索課題をキーワードで表現できる 目標 2 Web 情報を利用できる 目標 3  情報源の特性を理解し情報を利用できる 目標4  個人的達成目標の設定. 達成目標. +  キーワードは名詞である ことを認識できること + 課題の設定には基礎知識 が必要なことを認識できること. 情報は文字で伝達される. 情報検索は文字 ( テキスト ) で行う 情報は文字 ( テキスト ) で発信されるので情報検索も文字 ( テキスト ) で行う - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

2 回目 キーワードの概念と課題設定 (R1)

• 達成目標目標 1

 検索課題をキーワードで表現できる目標 2

  Web 情報を利用できる目標 3

 情報源の特性を理解し情報を利用できる目標4 個人的達成目標の設定

1

_

_

Page 2: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

達成目標

+  キーワードは名詞であることを認識できること+ 課題の設定には基礎知識が必要なことを認識できること

2

Page 3: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

情報は文字で伝達される

• 情報検索は文字 ( テキスト ) で行う– 情報は文字 ( テキスト ) で発信されるので情

報検索も文字 ( テキスト ) で行う– ワープロの文章から改行やフォントなどの

フォーマットを取り除いた文字列がテキスト .txt

• キーワード– 情報検索に使用する原文中の文字 ( テキスト )

をキーワードという– 地図検索、イメージ検索、映像検索など情報

の形態にかかわらずキーワードには文字を使用

3

Page 4: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1.キーワード• キー

– 車の車軸から車輪に動力を伝えるために打ち込まれたくさびを意味する ( 自動車のタイヤ交換のボルトに相当 )

• キーワード– キーワードは検索者と情報を結びつけるキーとなる文

字– 概念で絞り込むには 3 語以上必要

車軸:情報検索者 車輪:原文情報 

4

Page 5: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

文字による情報の伝達

• 情報は文字 ( テキスト ) で伝達される– 情報が複雑・専門的になるほど文字が使用さ

れる– 情報検索も文字 ( キーワード ) で検索する

• 情報の媒介物– 文字、音声、画像、映像– 画像や映像の内容も文字で説明される– 図・表・写真は文字情報を伝達する補助情報

として有効

5

Page 6: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

情報検索とキーワード

• Information retrieval– 情報を検索すること– 情報検索とは原文( 1 次情報)の存在する

場所を見つけること– 情報収集とは原文( 1 次情報)を探し出し

入手すること• Information search

– 情報を単に探すこと

6

Page 7: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1-4 情報と情報検索

7

情報検索の英訳 意味

information retrieval

情報を検索(回収)すること。原文(一次情報)の所在を明らかにし原文を入手するこ

と。

information search

情報がどこにあるか探し出すこと(探る、調べる、た

どる)

Page 8: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

8

キーワード Aキーワード B

原文

Page 9: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

アバウトネス

• キーワード  A– 検索者のキーワード– 検索者の意味

• キーワード  B– 著者のキーワード– 著者の意味

• 検索者の意味は、著者の意味と一致しない

9

Page 10: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

2.キーワードは名詞• 情報の内容は複数の概念を含む

– 情報検索は複数の概念を表現するキーワードでデータベースを検索する

• 概念は名詞で表現される– 名詞 事物の名称を表す語

• 普通名詞<固有名詞

– 動詞  事物の動作・作用・状態・存在を表す語– 形容詞 物事の性質や状態を表す語

• キーワード  A– 検索者が入手したい情報の持つ概念(アバウトネス)

を表現する

10

Page 11: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

キーワードの種類• 数字

– 「 4 月 18  日」も 「4月」「 18  日」もキーワードとして有効

• 見出し– 見出し、副見出し、表題、 図表の説明文なども対象

• 固有名詞– キーワードとして最も有効

• 人名>団体名、会社名>地名>普通名詞の順に有効– 人名がキーワードとして最も有効– 情報は人によって創造され発信される

• 形容詞– 名詞の概念を限定するキーワードとして使用できる

11

Page 12: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

複合名詞

• 複合名詞– 複数の名詞が連結して一般的な意味をもつ名詞– 狭い意味概念を持つことからキーワードとして有効

12

  複合名詞 複合名詞を構成する単語

1 世界地図 世界 地図2 児童扶養手当 児童 扶養 手当 扶養手当3 水質悪化懸念 水質 悪化 懸念

Page 13: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

• 動詞– 概念を表現しないためは基本的に使用しない– 「管理する」「説明する」などのように、「(名詞)

と(する)」で構成される動詞では名詞部分がキーワードとして有効

• 例: 管理する → 管理• 歓迎する → 歓迎• 開通する → 開通

• 英文– 全ての単語がスペースで区切られている– 全ての単語をキーワードとして扱うことが可能– 全ての言葉がキーワードとして使用可能– 英語でも名詞がキーワードの基本

•情報の概念は名詞で表現される 13

Page 14: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

課題1 キーワードの概念と課題設定―A 新聞記事からキーワードの切り出し

-• 達成目標 1

– 検索課題をキーワードで表現できる• キーワードの概念の理解

–①情報は文字(テキスト)で流通している–②概念を表現するキーワードは名詞であるこ

とを理解する–③重要なキーワードは見出しや最初の段落に

含まれる• 提出画面で課題の内容を確認する

14

Page 15: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

• 新聞記事の選択– 最近の新聞から興味のある1記事を選択する– 500 字以上の記事を使用する– インターネット上の新聞記事は使用しない

• 範囲の確認• 「見出し(表題)」• 「副見出し」• 「本文」と• 「写真 / 図 / 表の説明」

新聞記事の処理

15

Page 16: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

切り出しの確認

• 切り出し– 全ての文字列がキーワードになる– 最少単位の単語に分解する– 名詞がキーワードになる

• 数字もキーワードになる

–新聞紙名、発行年月日、(著者)、発行者もキーワードになる(書誌事項)

• 重要なキーワード–重複する文字列は有効キーワード– 見出しには有効なキーワードが含まれる– 動詞と形容詞の重要性は低い 16

Page 17: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

記事の例

見出:チリ北部でM8.2の地震 日本への津波「調査中」日付: 2014年 4 月 2 日 (朝日新聞 )

写真:南米チリ沖で1日に発生した地震直後、津波警報でスタジアムに避難した、震源地に近いチリ北部イキケの人たち本文:南米チリ北部で現地時間1日午後8時46分(日本時間2日午前8時46分)ごろ、大きな地震があった。米地質調査所によると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は8・2。震源地は、北部の都市イキケ沖の北西約95キロで、深さは約10キロと比較的浅い。

17

Page 18: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

切り出しの例:

• 南米チリ北部で現地時間1日午後8時46分(日本時間2日午前8時46分)ごろ、大きな地震があった。

• 南米 /チリ /北部 / で / 現地時間 / 1日 /午後 /8時 / 46分 / ( / 日本時間 / 2日 /午前 /8時 / 46分 / ) /ごろ、 /大きな / 地震 / があった。–午後 /8時 /46分⇔午後8時46分  ( 使いやす

い形 )– 名詞を意識する

18

Page 19: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

切り出しの例

• 米地質調査所によると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は8・2。震源地は、北部の都市イキケ沖の北西約95キロで、深さは約10キロと比較的浅い。

• 米 / 地質調査所 / によると、 / 地震 / の /規模 / を /示す / マグニチュード / (M)は /8・2 / 。 /震源地 / は、 /北部 / の /都市 / イキケ /沖 / の /北西 /約 / 95キロ / で、 /深さ / は /約 / 10キロ / と /比較的 /浅い / 。

19

Page 20: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

作成するキーワードリスト P95

• 5)記事内容順

20

1 情報活用2 目的3 重要性4 場合5 情報6 価値7 統治8 戦争9 商業活動10 他者11 有利12 立場13 競争14 勝つ15 目的16 場合17 情報18 価値19 情報20 定義

1 ビジネス2 意思決定3 意味4 価値5 価値6 活用7 競争8 主体9 重要性10 勝つ11 商業活動12 場合13 情報14 情報活用15 戦争16 相手17 他者18 達成19 定義20 統治

6) あいうえお(ソート)順

Page 21: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

7. 100 文字あたりの KW 数

• 7-1:– 表題を含めた全文字数A

• 7-2:–重複を除いたキーワード数B

• 7-3:  – 100 字あたりキーワード数=B ÷ A × 100

• 新聞記事は10程度以上

21

Page 22: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

学籍番号 kw/100 字 学籍番号 kw/100 字 学籍番号 kw/100 字

12011146 1 12011144 4 12012102 8

12012150 1 12012007 4 12012109 8

12012004 1 12012059 4 12012116 8

12012031 1 12012119 4 12012058 8

12012122 1 12011021 5 12012030 8

12012094 2 12012019 5 12012156 8

12012053 2 12012121 5 12012171 8

12012021 2 12012165 5 12012114 8

12011111 2 12012160 6 12012120 8

12011086 2 12012128 6 12012166 8

12012090 2 12012064 7 12012066 9

12012140 3 12012024 7 12012093 9

12012141 3 12012043 7 12012048 9

12012014 3 12012080 7 12012123 9

12012069 3 12012157 7

12012107 3 12012057 7

12012073 3 12012078 7

100 文字あたりのキーワード数(8以下の例)

22

Page 23: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

スキャン記事と網掛けテキスト文(次回までに作

成)• 新聞記事原文   • 網かけ処理  P95

– キーワード ( 名詞 )に「網かけ」

– 連続したキーワードは「 / 」で区切る

– 重複キーワードは「アンダーライン」

• レポートUP後に高木 BOXへ提出

23

新聞記事をスキャンした画像をここに貼り付ける

Page 24: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

新聞記事をスキャンする方法• 256教室のスキャナーを使用します• 1.節電モードを解除• 2. USB を差し込む• 3.ファイル名入力(漢字変換不可)• 4.基本スキャンを設定•   フルカラーあるいはグレーを選択• 5.出力形式を JPEG にする•   出力→他の形式→ JPEG→閉じる• 6.原稿をガラス面に置く• 7.スタート• 8. USB を抜く

24

Page 25: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

来週の準備

• 情報検索課題の設定– Web 情報検索の課題の設定– 日本でも海外でも共通する話題– 収集した情報の目的・目標の明示

• スキャン記事と網掛けテキスト文の完成

• 情報検索課題の設定用紙– ページ23参照

25

Page 26: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

まとめ 2回目

1. 文字による情報の伝達– 文字(テキスト)で表現 / 伝達される

2. キーワードは原文中の文字列– 情報の内容を適切に表現するキーワードは原文

章に含まれる文字列3. キーワードは名詞

– 名詞(固有名詞>普通名詞の順に有効)4. キーワードは検索者が選択

– 検索者が必要な概念(アバウトネス)を表現する

– 原文中の文字列と検索者のキーワードは一般に一致しない

– 基礎知識・予備調査の必要性26

Page 27: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

27

Page 28: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

3回目課題1 キーワードの概念と課題設定

―B 新聞記事検索課題の設定-• 情報検索課題の設定用紙

28

Page 29: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

情報検索課題の設定用紙  P 23情報検索課題の設定用紙  1.情報検索対象分野 : 次の分野から興味のある1分野を選択する。哲学、歴史、社会科学、自然科学、技術、工学、工業、産業、ビジネス、経済、政治、芸術、言語、文学、コンピューター、教育、娯楽、旅行、スポーツ、健康、ニュース、地域、環境、ファッション、大学、企業の動向、ビジネス2 . 情報検索課題(題名):検索内容を 20- 30 字程度で表現する。________________________________________________________________________3 . 情報検索内容 情報収集したい情報の内容を 200~ 400 字程度の文章で表現する。内容を良く表現できていれば検索に使用するキーワードはこの文章の中から選択できる。自己の知識が不十分で文章を作成できない場合は事前調査を行ってから作成する。________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________4 . 情報検索 ( 情報収集 ) の目的と目標 情報検索で対象とする情報を収集する理由を 200~ 400 字程度の文章で表現するできる限り目的と目標に区別して記入すること。 目的(最終目標):何をするために情報収集をするか、収集した情報を使って最終的に何を実現したいのかを記述する。________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________目標(実現可能性のある具体的な目標):実現可能な到達レベルを数値などで具体化したもの。収集する情報の利用方法を記述しても良い。________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________ 5 . 日本語のキーワードと、6.英語のキーワード 設定した情報検索課題の検索内容から3~5の候補キーワードを選択し、重要と思われる順に、3語~5語記入する。最低3語は必ず記入する。情報検索内容の文章中に適切なキーワードがない場合は、事前調査などで基礎知識を得てから情報検索内容を示す文章を作り直す。 日本語               英語1____________________________    1____________________    ____ 2____________________________    2_____________________________3____________________________    3_____________________________4____________________________    4_____________________________5____________________________   5_____________________________ 7 . 検索式 重要と思われるキーワードを3~5語使用して、論理式( AND OR NOT )を使った検索式を作る。________________________________________________________________________________________________________________________________________________ 

29

Page 30: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

情報検索課題の設定の練習

• 練習問題– スキャン記事と網掛けテキスト文。–重要と思われる5キーワードを使用した場合の

、情報検索内容(3)、情報収取の目的(4)、目標(5)を完成しなさい。

–同じ記事を使って別の情報検索内容(3)、情報収取の目的(4)、目標(5)を設定し、その場合に想定される、キーワードを選択しなさい。

• 同じ情報が含まれていても、目的によって、使用するキーワードが異なる。 30

Page 31: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

例 1• 目的1

– 日本原電が活断層の調査のために作成したデータが信頼できるか検討する

– 日本原電 and 活断層 and 音波探査• 目的2

–敦賀原発付近の活断層に関連する情報を収集し、敦賀原発の安全性について考える。

–敦賀原発 and 活断層 and 調査• 目的によりキーワードが異なることを理解す

る31

Page 32: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

例 2ダイオキシンの魚類に対するホルモン作用「 」 

• 目的– 1) 河川の魚類の保護– 2)ホルモン撹乱作用のメカニズムの解明– 3)人類への女性ホルモン様活性を持つ化合物の除去

• 目標– 到達可能な目標例:1)– 対策を考えるために 1年間で実態調査をする– 発生源を特定する。– 除去方法を開発する

32

Page 33: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

情報検索課題の設定用紙の意義– 情報検索の前に検索内容をできる限り明確に

する努力が良い結果につながる

1. 情報検索課題2. 情報検索内容3 .情報収集の目的  P22

4 .情報収集の目標  P22

5. 日本語キーワードの決定  P24

6. 英語キーワードの決定  P24

7. 検索式の決定(次回)33

Page 34: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1.情報検索課題(題名) P22

– 情報検索内容を 20-30 字で簡潔に表現する• 新聞の見出しや図書の題名に相当• 主たるキーワードを含むように作成

– 一般的な基礎知識を得る課題は不適当• 広範囲にわたる情報収集が必要• 図書の方が効率的で高い信頼性

– 容易に理解可能な内容も不適当• 例)スポーツ選手の成績など

34

Page 35: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

2.情報検索内容  P23

• 情報検索の内容を 200 字~ 400 字で表現する–抽象的な表現や一般的な表現を避ける–具体的な内容を含む文章を作成する– 検索に使用するキーワードは作成した文章の

中に含まれる

35

Page 36: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

3 .情報収集の目的  P22

• 目的により必要な情報が決まる– 情報検索内容からキーワードや検索式を確定

できるが、必要な情報は決まらない– 例:対象期間、対象地域、対象分野、専門性

など• 目的は意志を実現する最終到達点(ゴール)

– 最終到達点(レベルや状態)のイメージ– 「何をするために情報収集を行なうのか」

を記述する

36

Page 37: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

4 .情報収集の目標  P22• 目標には目的をより具体化したもの• 目標は実現可能性のある目的

– 目標が達成できれば、実現可能性のある到達レベルが次の目標となり、最終目標が目的となる

–到達レベルを数値示したり、利用方法を記述しても良い

37

Page 38: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

あいまいな目的・目標と検索内容

• あいまいな検索内容–広範囲の情報収集が必要となる– 情報検索内容から的確なキーワードが選定でき

ない• あいまいな目的・目標

–多くの情報を収集しても、評価基準があいまいで情報の選択や必要な情報の特定が困難になる

– 情報収集の過程で目的と目標の修正が必要となり、情報検索をやり直すことになる

38

Page 39: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

5 .日本語キーワードの選択 P24

• キーワード数• 概念をキーワードで表現するには3~5

ワードが必要• キーワード数の選択

– 情報検索課題に重要な概念(アバウトネス)を示す文字列を、原文中の文字列と一致させる

– 情報検索内容 (200~ 400 字 ) から、重要な概念を表現すると思われる名詞を5ワードを切り出す

– 原文(著者)が重要としている概念ではない39

Page 40: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

6. 英語キーワードの決定  P24• 日本語キーワードに相当する英語キー

ワードを記述する– 日本語のキーワード数と英語キーワード数は異なる

–辞書の最初に記述されている単語を選択することが多いが、適切な英語キーワード選択のためには、複数の意味を把握したうえで選択する

• 微妙な意味の違いを把握するのは難しい

40

Page 41: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

和製英語• 日本人による英語情報しか得られない

– 表 10  日本語でしか通用しない和製英語の例

41

日本語キーワード 和製英語 英語

食文化 Food Culture

Food Habit

Food Manner

環日本海 Japan Sea Rim

Far East Sea

Page 42: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

7. 検索式の決定(次回)

• AND– 全てのキーワードを含む

• OR– いずれかのキーワードを含む

• NOT– キーワードを含まない

• 次回

42

Page 43: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

レポートの提出

• Web の画面からの提出• 提出時間はサーバ側で表示• 評価

–遅れると -10%/ 日 ,– 1週間以上は -50%で評価

• 他人の内容をコピーして提出した場合– 原則、後で提出されたレポートは評価しない

43

Page 44: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

レポート1 (R1)

• 提出期限 – 4 月 14~ 26 日 (土 )    2weeks  –サンプル参照– 5 月 11 日(土)

• 予備調査により基礎知識を得る• 指示事項

–指示内容の数値などが、教科書と提出画面で異なる場合は、提出画面の数値などを優先してください。

44

Page 45: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

調査結果

45

Page 46: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

6. インターネットのメディア別利用割合はどの程度ですか? (2013:n=136)

46

Page 47: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

6. インターネットのメディア別利用割合はどの程度ですか? (2012

: n=148)

47

Page 48: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

8. インターネットを使って情報を検索したことがありますか?

• (n=136)

• ある –92%

• 平均キーワード数– 2.29   ( 回答

n=65)– 検索式は不要

48

Page 49: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1章の確認

49

Page 50: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1.情報収集のための情報検索

• 1-1 知識を深めるための情報収集• 1-2 目的を達成するための情報収集• 1-3 情報収集の意義• 1-4 情報と情報検索• 1-5 情報検索とデータベース• 1-6 情報検索システム• 1-7 情報検索と原文情報• 1-8 書誌事項• 1-9遡及情報検索 50

Page 51: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1章 1~ 2情報収集の目的

1. 知識を得る(知識を深める)– 知らないことを知る(自己学習に必要)–他人と同じレベルで考えることができる

2. 目的を達成する– 目的に早く到達する– 情報を利用して問題を解決する

3. 新しい価値や概念を創造する– 情報を組み合わせて新しい価値を創造する

• 情報を基に自分で考える態度が重要51

Page 52: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1-1 知識を深めるための情報収集• 知識を深めるための情報収集の目的• 1: 知らないことを知る

–他人と同じレベルで考えることができる–不利益を受けない

• 2: 知識構造を深め自分で考える–偏りのない基礎知識を習得する– 自分の考えを持ち他人と対等に対話する

• 3: 新しい概念や視点を創造する– 情報を組み合わせて新しい価値を創造する 52

Page 53: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1-2 目的を達成するための情報収集

• 目的を達成するための情報収集の目的– 目的は相手に勝つこと– 目的が明確なので情報を最も効果的に利用できる

– 相手に対する働きかけが存在する• 1: 戦争や戦いに勝利する• 2: 競争に勝つ• 3: 具体的な目的や目標を達成する• 4: 個人の意志を実現する

53

Page 54: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

+新しい

Page 55: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1-3 情報収集の意義

55

目的・目標の明確化

Page 56: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

スタートレベルの向上

56

Page 57: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

情報収集の効果• ①多くの必要な情報を収集し、多くの目的解決手段を検討することにより、より正確な判断を行う

• ②判断をして行動を起こす前に過去の事例や知見などを収集し、スタートレベルを引き上げることにより、目的に早く到達する

• ③関連する情報を入手し、自己の知識に取り入れ、自己の知識レベルを向上させる

• ④参考となる最新データを得ることにより競争を有利にする

Page 58: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1-4 情報と情報検索

58

情報検索の英訳 意味

information retrieval

情報を検索(回収)すること。原文(一次情報)の所在を明らかにし原文を入手するこ

と。

information search

情報がどこにあるか探し出すこと(探る、調べる、た

どる)

Page 59: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1-5 情報検索とデータベース

59

Page 60: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1-6 情報検索システム• データベースは本来個々のデータベースファイル• 情報検索システムをデータベースと呼ぶことも多

い• 単一の情報源からなる情報検索システム

– 朝日新聞記事データベース– 雑誌記事索引など

• 複数の情報源からなる情報検索システム– 100 を超えるデータベースファイルを検索– EBSCOhost, ProQuest, Dialog など

60

Page 61: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

情報検索システム• 検索エンジン

– Gogool 、 Yahoo

• 日経テレコン– 日経四紙

• 朝日DNA– 朝日新聞

• 日外Web– 雑誌記事索引

• NDL-OPAC 国立国会図書館蔵書検索– 日本で発行された図書・雑誌記事

• ProQuest – 主要な世界の専門誌・学会誌 原文情報を含む 61

Page 62: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

講義で使用する主な情報

–Web情報– 図書情報–新聞記事情報– 雑誌 / 専門誌記事情報

– 「日本語」と「英語」の情報

62

Page 63: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1-7 情報検索と原文情報

• 情報検索における情報とは原文( 1 次情報)– 著者が自ら作成したオリジナル情報– 著作権法の著作物が代表的な情報

• 1次情報が必要な時–論文の論拠 /新しい価値の創造– 意思決定の判断材料 

• Web 情報には原文情報だけでない– 伝聞に基づいて作成された二次情報も多い

63

Page 64: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1-8書誌事項• 検索対象とする書誌事項は原文情報の

所在と内容を表現する項目からなる。

64

書誌事項 内容

1 著者 情報発信者の氏名

2 所属 著者の所属

3 表題(内容情報)情報や論文のタイトル

4 抄録(内容情報)情報の概要、アブストラクツとも呼ばれる

5 出版年月日 情報が公開された年月日

6 雑誌名 論文が掲載された雑誌名

7 巻・号・ページ 論文が掲載された雑誌の巻・号・ページ

8 出版社 雑誌や図書の出版社

9 分類 情報のデータベース内の分類

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情報の信頼性

• 情報は人によって創られることから• 信頼性の高い情報• ①情報発信者である著者名• ②著者の所属する団体などの固有名詞• ③情報の発信日時• ④出版社,新聞社のような情報発信責任

者が明示されている

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Page 66: 2 回目  キーワードの概念と課題設定 (R1)

1-9遡及情報検索• 情報検索では過去30年程度の情報を

検索可能• 特定の話題に関する一定期間の複数の記事を時系列で並べることにより、過去から現在に至るまでの変遷を理解できる– 現在の状況をより深く分析することが可能

• 過去に遡って情報収集を行う検索を遡及情報検索と呼ぶ–遡及情報検索では過去の情報も情報として

の価値を有している。66