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アイスクリームケースで横たわる写真をフェイスブックに公開
コンプライアンス通信
・ケーススタディから学ぶコンプライアンス・コンプライアンスあるある・ちょっとひと息 コンプラクイズ!!・突撃・企業訪問!
2013年
7月号
アイスクリームケースで横たわる写真をフェイスブックに公開ローソンのアルバイト店員が、売り場のアイスクリームケース内で商品の上に横たわっている様子を友人に撮影させ、写真を友人のフェイスブックで公開していた。写真を見た一般の人からの指摘で発覚。ローソンは「食品を取り扱うものとして、あってはならない行為だと反省している」とし、アイスクリームケースと中の商品を全て入れ替えた。また、同店とのフランチャイズ契約の解約を決めた。(ローソンHP、産経ニュース、日本経済新聞)
コメント「言わなくてもわかるだろう」、そんな考え方がもう通用しない時代です。お客様が口に入れる商品の上に横たわること、その様子をネット上で公開すること、正常な判断ができる人なら、「絶対にやらない」ことです。最近あった類似のケースで、大学生がテーマパーク内で迷惑行為をし、その様子をブログやツイッターに投稿して、大きな問題になった事件がありました。社会に出る年齢になっていても、分別ある行動がとれる訳ではないのが実状のようです。ローソンでは、該当店従業員の再教育、全社員・加盟店への指導を再度徹底すると発表していますが、従来の常識が通用しないことを前提にした教育・指導でなければ恐らく効果はないでしょう。また、これはローソンだけの問題ではなく、ほとんどの企業に共通の問題だと思います。「うちの従業員に限って・・・」と思っていると、思いもよらない不祥事が起きるかも知れません。
そんなニュースに、この標語
わからない? ネットにアップし 大炎上批判の的になり、関係者に迷惑がかかることが想像できないのでしょうか。
NEWSNEWS 11
NEWSNEWS 11
今月のコンプライアンスニュース
今月のコンプライアンスニュース
外国人実習生が働く事業所8割で労基関連法違反今月のコンプライアンスニュース
廃棄物処理法違反容疑で書類送検今月のコンプライアンスニュース
NEWSNEWS 22
NEWSNEWS 33
今月号のTopics
その他その他
Vol.36
外国人実習生が働く事業所8割で労基関連法違反厚生労働省は、平成24年に実施した監督指導で、外国人技能実習生が働く事業所のうち、約8割が労働基準法関連法に違反していたとする労働基準監督署の調査結果を公表した。もっとも多い違反は、安全教育をしないなど安全衛生関係、次いで違法な残業など労働時間関連、残業代・賃金不払いなどであった。送検された悪質なケースでは、月100時間以上の残業を行わせ、残業代は法定額を下回る金額(400円/時間)程度しか支払っていなかった。また、労基署の尋問に虚偽のタイムカードなどを提出していた。(厚生労働省HP、毎日新聞)
コメント外国人技能実習生制度は、日本の国際貢献・協力の一環として、発展途上国への技術や知識の移転を図る目的ではじめられたものです。しかし、一部には労働者が集まらない企業の人手不足を補うためや、低賃金の労働力を確保するための手段として利用されているケースがあります。今回のケースも公表された内容からは、本来の国際貢献・協力といった目的とはかけ離れたものだったことは間違いなく、海外から来た人の立場の弱さに付けこむ卑劣な行為だと思います。企業側には「人が居なくて仕事が回らない」、「安い労働力がなければ、競争で負けてしまう」などの言い分があると思いますが、それで法を破り、人権を踏みにじるような行為が許されることは断じてありません。
信用も 未来もなくす 法違反法を破ってまで行うビジネスに、未来はないでしょう。
今月のコンプライアンスニュース
廃棄物処理法違反容疑で書類送検今月のコンプライアンスニュース
兵庫県警は、産業廃棄物の最終処分場に規定外の金属くずを不法投棄したとして、鋼材メーカー「山陽特殊製鋼」の担当部長と産廃処理会社の現場担当者、同法人2社を廃棄物処理法違反(委託基準違反)の疑いで書類送検した。山陽特殊製鋼は、プラスチックやガラスなどの処理資格しかない産廃処理会社に、2012年4月から6月の間、金属くずの処分を委託し、産廃処理会社は金属くず約7トンを埋立処分していた。山陽特殊製鋼は容疑を認め、「全社を挙げて対策を実施し、信頼の回復に努めたい」とコメントしている。(産経ニュース、山陽特殊製鋼HP)
コメント産業廃棄物の処分には厳密なルールが定められています。今回のケースでは、「金属くずを処分する資格のない業者」に処分を委託し、その業者が「金属くずの埋立処分が認められていない場所」に埋めてしまったことが問題となりました。
今回、山陽特殊鋼には、ルールを破っている認識はなく、誤解により資格のない業者に処分を委託してしまったことが原因のようです。しかし、悪質性のないルール違反であっても、起訴され刑罰の対象となったことや企業イメージの毀損、株価ダウンなど様々なダメージを受けることになってしまいました。常に「間違いがあるかも知れない」、「見過ごしているかも知れない」という考えで、繰り返しチェックを行うことが大切なのではないでしょうか。
NEWSNEWS 22
NEWSNEWS 33
そんなニュースに、この標語
誤解でも 違反は違反 罪は罪 せっかく築いてきた信頼を「うっかりミス」で崩してはもったいないです。
そんなニュースに、この標語
Aさんが働く居酒屋に、外見や言動が未成年に見える客が来店しました。しかし、忙しい時間帯だったこともあり、もめて時間をとられるのが嫌だったAさんは、「警察に見つかることはないだろう」と考え、年齢確認をせずにアルコールを提供しました。しかし、その客は店内の別の客と口論の末、傷害事件を起してしまいました。当然、取り調べで、その客は未成年であることが発覚。Aさんの働く居酒屋は、未成年者飲酒禁止法違反の容疑で家宅捜索されてしまいました。
解 説未成年者飲酒禁止法では、違反すると50万円以下の罰金を課せられる恐れがあります。また、夜明けまでの深夜営業をしている飲食店の場合は、風営法が適用されます。これに違反すると「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」という、未成年者飲酒禁止法違反よりも厳しい処分が課せられる恐れがあります。
軽い気持ちで見逃したことであっても、このような重い処罰となる恐れがあります。「未成年かも」と思った際には、身分証の提示を求め年齢を確認するなど、適切に対処しましょう。
コメント日々の業務で疲れがたまっているのか、あるいは、お酒を飲んで眠くなってしまったのか、網棚にカバンを置いて豪快に寝ている人を時折見かけます。「睡魔に完敗」という状況なのだと思いますが、置き引き犯からすると、これ以上ない絶好のシチュエーションとなってしまいます。警視庁が発表した「平成24年の犯罪情勢」によると、
未成年へのお酒の提供はバレっこない?
ケーススタディから学ぶコンプライアンス
コンプライアンスあるある
職場の男女格差における「ポジティブ・アクション」の説明として適切なのは、次のうちどちらでしょうか?
A ①:女性がセクシャルハラスメントや性差別に対して断固とした態度をとること。 ②:企業が男女格差の解消や女性の活躍推進を目指して自主的に活動を行うこと。
(クイズの解答は、http://www.htc-inc.co.jp/qz/1307.htmlで発表しています。)
ちょっとひと息 コンプラクイズ!!
Q
大事な書類が入っているカバンを網棚
に乗せて、電車内で居眠り。イビキよ
りも「置き引き」が心配...。 ある
ある
平成24年に発生した置き引き被害は、約44,000件。1日に約120件も発生しています。「荷物から目を離さない」、「鞄は必ず膝の上に抱える」等、置き引きのターゲットにならないようにしましょう。
突撃・企業訪問!
「報・連・相」を徹底させたい・・・誰しも耳にしたことのある言葉「報・連・相」。コンプライアンスとの関連も深い行動だと思います。今回は「基本的なことなのに「報・連・相」が徹底されない」と悩む担当者のお話です。
担当者:当社では、コンプライアンスが従業員にとって身近なものとなるよう様々な取り組みを行っていますが、大切な「報・連・相」が徹底されないという問題が気になっています。従業員の話を聞くと、原因の一つとして、報告を受ける側に問題があるケースがあるようです。
あっきー:それは、上司が原因で部下が報告できないという事ですか?
担当者:そうです。例えば部下が上司に報告に行っても、「今は無理だから後で」となる場合もありますよね。部下は後で再度報告しようとしますが、それでもタイミングが悪かったりすると、さらに後回し。そうやって何度も後回しにされるうちに、「上司は自分の話を聞いてくれない」という印象が定着してしまう。こういう事が続くと、職場で徐々に「報告しにくい雰囲気」ができてしまう場合があるようです。
あっきー:たしかに、何度も何度も後回しにされれば、部下が「聞いてくれないなら、もういいや」という諦めの気持ちになってしまっても不思議ではないですね。
担当者:そうなんです。上司も、もちろん悪気があってそのような対応をしているわけではありません。しかし、忙しいと言う上司に対して何度も何度も声をかけるのは、気が引けるという部下の心情をもっと考えてもらいたいと思っています。
あっきー:一度できてしまった「報告しにくい雰囲気」を改善するのは大変なので、上司は忙しくても、そういった雰囲気を作らないように、一律に「後で」ではなく、少しでも内容を確認した上で、対応について考えることが大切だと思います。
私たちの見解: 職場では、それぞれの立場や業務状況の違いもあると思います。しかし「働きやすい職場づくり」は、上司・部下問わず従業員全体の意識で取り組んでゆくべき課題です。
く行が
く行が
く行が あっきー
あっきー
ハイテクノロジー・コミュニケーションズ株式会社コンプライアンスマニュアル、操作マニュアル、業務マニュアル、ビジネスマナーハンドブック、各種ドキュメントの企画制作
http://www.htc-inc.co.jp
Tel: 03-5840-8480 Mail: [email protected]
Copyright © High Technology Communications, Inc.
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「勝手な自己判断で、大変なことに…」
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「夢であってほしい」
些細なことでも、きちんと報告!
仕事をする上では十分なコミュニケーションをとりましょう。現場担当のAさんは、ある日、お得意様にあたる
Bさんから注意を受けた。
その日、Aさんの上司にあたるエリアマネージャ
ーのXさんが現場を訪れる。Xさんは、一通り定
例の連絡を行い、最後に現場からの報告があるか
確認を行った。
Bさんから受けた注意は、以前と同じ内容であ
り、過去にXさんに報告している。
Aさんは、「特に繰り返し報告する必要はない」
と判断し、報告をしなかった。
ところが後日、Bさんから解約の申し出が…
突然の事に、いったい何が原因だったのかわから
ないXさん。そこで、現場担当のAさんに確認し
たところ、度重なるクレームがあったことを知
る。
一方Bさんは、何度か注意をしているのに、なか
なか状況が改善されない事にがっかりしていた。
そして、とうとう解約という決断に至ったよう
だ。
2013 年 7 月号
コンプライアンス便り Vol.10
今回のテーマ :勝手な自己判断で、大変なことに…
この事例はフィクションです。
Aさんは、上場企業B社の第五営業部に所属し
ています。第五営業部は、今期目標で利益額
は達成していますが、売上額がやや不足してい
ます。Aさんはその対策会議で、「懇意にしてい
る仕入れ先のC社とD社にお願いして、当社の
原料在庫を伝票上だけでC社に購入してもらい、
それをD社が購入し、当社がD社からそれを仕
入れる形にすれば、売上だけ増やせます。また
C社にもD社にも不利益はありません。」と提案
しました。
3
循環取引って何?
循環取引って何?
Aさんの提案には、どのような問題があるでしょうか?
Q1