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2013 14 九州大学 女性研究者キャリア開発センター

2014-1 - 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)danjyo.kyushu-u.ac.jp/activity/2013-2014.pdf · ・年2回(春期・秋期)募集、継続申請可能 【春期】平成25年4月~同年9月

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2013 14

九州大学

女性研究者キャリア開発センター

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*ソフルの歩みと九州大学における男女共同参画推進の取組み

平成18年(2006年)

8.8%

九州大学の女性教員比率(各年5月1日現在)

平成19年(2007年)

8.3%

平成20年(2008年)

8.5%

平成16年男女共同参画推進室を設置

研究スーパースター支援プログラム(総長裁量経費)」に「女性リーダー養成枠」を設置「学内競争的資金(P&P)」に「女性枠(f枠)」を設置

男女共同参画推進体制の強化:男女共同参画推進委員会の設置/男女共同参画推進室に4部門(広報、就労・修学、学生教育等、女性研究者支援)を設置

たんぽぽ保育室(箱崎地区)開室

女性研究者支援室(SOFRe/ソフル)を設置

文部科学省委託女子中高生理系進路選択支援事業「女子中高生向け『理系への招待』-同窓会組織との連携による理系進学者ロールモデル明示プラン-」に採択(平成18年度)

「女性研究者支援プログラム出産・育児期研究助成制度」を新設

「九州大学の男女共同参画推進について」を策定

ジェンダー関連科目「女性学・男性学A」を全学教育科目として開講

「部局における男女共同参画推進のための方針等」を公表

文部科学省科学技術振興調整費女性研究者支援モデル育成事業「世界へ羽ばたけ! 女性研究者プログラム」に採択(平成19~21年度)

女性医療人教育研究実践センターを設置(文部科学省大学改革推進事業「女性医療人きらめきプロジェクト」、平成19~21年度)

七大学総長による「男女共同参画」に係る共同宣言

「大学改革推進経費」の傾斜配分項目に女性教員在籍比率と増加率をインセンティブとして追加

…ソフルの歩み …九州大学における主な取組み

参考URL:九州大学男女共同参画推進室(これまでの歩み) http://danjyo.kyushu-u.ac.jp/aboutus/ayumi.php

…文部科学省関連補助事業の採択

平成21年(2009年)

8.8%

平成22年(2010年)

9.9%

平成23年(2011年)

10.6%

平成24年(2012年)

11.4%

平成25年(2013年)

12.0%

「大学改革推進経費」に関するインセンティブの加算率を引き上げ 「大学改革推進経費」インセ

ンティブにおける女性教員在籍状況の基準の見直し

若手教員(助教・講師)が出産・育児・介護に係る長期休業を取得する場合の支援制度を導入

各キャンパスで女性研究者交流会(ランチ会)を開催(平成23年度:病院地区、平成24年度:箱崎文系地区、平成25年度:伊都地区)

たけのこ保育園開園(伊都地区)

ひまわり保育園開園(病院地区)

女性研究者キャリア開発センターを男女共同参画推進室の中に設置

文部科学省科学技術振興調整費女性研究者養成システム改革加速事業「女性枠設定による教員採用・養成システム」に採択(平成21~25年度)

女性研究者支援室を女性研究者キャリア開発センターに改組

宮崎発!第1回九州アイランド女性研究者支援シンポジウムを共催⇒九州・沖縄アイランド女性研究者支援ネットワーク(Q-wea)の発足

男女共同参画推進室の室員を各部局から選出/各部門を3部門(企画広報環境整備、学生教育等、女性研究者支援)に再編

「九州大学における男女共同参画」/「部局における男女共同参画推進のための方針等」に係る中間評価を実施

「部局における男女共同参画推進のための方針等」を公表

男女共同参画に対する全学教職員アンケート実施

出産・育児に伴う教員の任期制の取扱いを導入

「女性医療人きらめきプロジェクト」を「九州大学病院きらめきプロジェクト」として継続

「九州大学における男女共同参画」(平成22~27年度)を策定

九州大学の男女共同参画推進体制(2013-14)

男女共同参画推進室

女性研究者支援部門

学生教育等部門

企画広報環境整備部門

【総括補佐】

副室長

 平成26年4月、女性研究者キャリア開発センターの成果は男女共同参画推進室に引き継がれ、九州大学は男女共同参画推進と女性の活躍促進に向けた取組みをさらに発展させていきます。今後とも皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

女性研究者キャリア開発センター

男女共同参画推進委員会/委員長・総長

男女共同参画推進担当理事・室長【総

括】

九州大学女性研究者キャリア開発センター長

センター長挨拶菊川 律子 九州大学理事

 平成19年文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業に採択されて以来、女性研究者キャリア開発センターは九州大学における女性研究者の活躍促進ための中心的組織として、女性の能力開発・能力発揮に対する支援の充実とワーク・ライフ・バランスの実現に向けた様々な事業を実施してきました。研究補助者措置制度「Hand in Hand」や文部科学省科学技術人材育成費補助金「女性研究者養成システム改革加速」事業の一環である女性研究者スキルアップ支援、次世代啓発事業等に取り組むとともに、男女共同参画推進室や九州・沖縄アイランド女性研究者支援ネットワーク(Q-wea)など学内外機関との連携を深めながら積極的な取り組みを行っております。 「九州大学の男女共同参画」や平成27年度の目標数値女性研究者比率13%を目指し、環境整備とキャリア開発のサポートを充実させ、九州大学が多様な人材の育成および供給ができる魅力ある国際的拠点大学となり、活力ある社会の実現に貢献していくことを願うものです。皆様のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

女性研究者キャリア開発センターは、平成19年8月に女性研究者支援室(Support Office for Female Researchers=SOFRe/ソフル)としてスタートしました。平成21年7月に女性研究者キャリア開発センターに拡充改組後も、「ソフル」の愛称を継続して使用してきました。

*ソフルについて

女性研究者キャリア開発センターの成果は男女共同参画推進室に引き継がれます。

ソフルスタッフ(2013-14)◆女性研究者キャリア開発センター長 菊川 律子 九州大学理事◆専任教員・スタッフ 准教授/副センター長▶山㟁 玲子 助教▶佐々木 圭子  学術研究員▶房 賢貞 テクニカルスタッフ▶松永 雅美、竹内 こづ枝、米澤 晃子  事務補佐員▶西村 幸代◆事務担当 企画部学術研究推進課

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研究補助者措置制度「Hand in Hand」 就職、結婚、出産・育児、介護などのイベントは、研究者の研究生活に大きな変化をもたらします。特に育児や介護などを引き受けることの多い女性研究者においては、それらのイベントによる研究の中断や研究時間確保の難しさが、研究成果の蓄積に影響することもしばしばです。また、政府が掲げる男女共同参画社会に向けた取組の一つである審議会等での女性委員の確保も、絶対数の少ない女性研究者に負担が集中するなど、女性研究者の繁忙さを増しているのが現状です。本制度では、女性研究者の研究時間を確保し、研究活動の活性化を促進するため、多忙な女性研究者のみなさんに研究補助者を派遣します。平成25年度は、これまでの春期/秋期支援に加えて、通年支援を実施しました。

■平成25年度支援実施要領

申請理由

A支援

B支援

対象 支援期間・支援内容など

妊娠・出産期あるいは小学校6年生までの子どもを養育する時期にあることにより研究時間の確保が困難であること

国や自治体等の審議会等委員および学協会役員(理事等)の就任に伴う委員会出席等により研究時間の確保が困難であること(原則4件以上の委員等就任もしくは委員会等出席に係り月4回以上遠方への移動が必要な場合に限る)

・年2回(春期・秋期)募集、継続申請可能 【春期】平成25年4月~同年9月 【秋期】平成25年10月~平成26年3月 【通年】平成25年4月~平成26年3月

・1人最大200時間まで支援

教授、准教授、講師、助教・准助教

教授、准教授、講師、助教・准助教、学術研究員等

家族(配偶者・父・母・兄弟・子どもなど)に要介護者、要看病者がいる、あるいは申請締切日より遡って過去6カ月以内に、家族が要介護者、要看病者であったことにより研究時間の確保が困難である(あるいは困難であった)こと

勤務地等の理由で配偶者と世帯を別にし、世帯間の移動等で研究時間の確保が困難であること

※1: 申請理由①または②と重複する場合のみ申請可能

※1: 英文校閲経費支援は平成26年2月までの校閲実施分が支援対象  ※2: うち1件は採択決定後に申請取り下げ(支援せず)  ※3: うち2件は採択決定後に申請取り下げ(支援せず)※4: ※2※3の理由により、国際学会派遣支援【国外開催】分の支援件数は20件、英文校閲経費支援は7件

<主な研究補助業務(例)>研究室内での実験補助および実験結果の解析補助/調査、実験データの入力、整理や統計処理英文文献の検索、分類、リストの作成/グラフの描画等、研究成果発表用資料の作成補助 など

◆研究補助者は、非常勤職員(テクニカルスタッフもしくは学生アルバイト)の雇用により措置されます。◆女性研究者キャリア開発センターでは、補助者措置までの諸手続きや、利用状況のフォローアップを行いました。◆平成26年度は、本学の研究活動基礎支援制度に基づき、女性の教員および学術研究員を対象に、「研究補助者雇用支援(短期)」が実施されます。 <「研究補助者雇用支援(短期)」に関するお問い合わせ> 企画部学術研究推進課 TEL:092-642-7077(箱崎地区内線(99-)7077、8035)

A支援

B支援

合計

申請数 【通年】採択

春期募集 秋期募集

6 4 1

27 5 22※2

33 9

【春期】採択

23※2

申請数 【秋期】採択

2 2 6※3

30 30 42※2※3

32 32

年間採択数

48※2※3

※2: 支援開始前の辞退者(他機関への異動)2名を含む※3: 継続利用者は重複して数えない

③※1

■平成25年度採択実績

*文部科学省科学技術人材育成費補助金「女性研究者養成システム改革加速」事業(課題名「女性枠設定による教員採用・養成システム」)の一環として実施女性研究者スキルアップ支援*

 女性研究者のスキルアップおよびキャリア開発を支援することを目的に、本学所属の女性研究者(教員および学術研究員)が国際学会等で論文を発表する際に必要な交通費等の支援(国際学会派遣支援)、および学術雑誌に論文を投稿する際の英文校閲に係る経費の支援(英文校閲経費支援)を行いました。

スキルアップ支援(「国際学会派遣支援」「英文校閲経費支援」)

■平成25年度採択実績 ※( )内は申請数

支援対象期間/支援額

第1期

第2期

第3期

第4期

(平成25年4月~6月)

(平成25年7月~9月)

(平成25年10月~12月)

(平成26年1月~3月※1)

国際学会派遣支援 英文校閲経費支援

【国外開催】上限35万円 【国内開催】上限12万円 上限10万円

4(4) 1(1)

0(0)

0(0)

1(1)

0(0)

1※2(2)

1※2(1)

7※3(7)

11※4(13)

2(3)10※2(11)

5(5)

2(2)

21※4(22)合 計

○第16回スキルアップセミナー 女性研究者リーダーシップ・エンカレッジメントⅤ 「女性リーダーのためのアサーティブ・コミュニケーション ―風通しの良い人間関係づくり―」  【開催日】平成25年6月13日(木) 【場所】箱崎理系地区21世紀交流プラザⅠ多目的ホール(箱崎キャンパス)   【講師】森田汐生氏(特定非営利活動法人アサーティブジャパン)

○第17回スキルアップセミナー ニーズ対応型研究資金獲得Ⅵ 「初めての科研費申請2013」(研究戦略企画室実施)  【開催日】平成25年7月3日(水)、7月4日(木)、7月23日(火)  【場所】箱崎理系地区21世紀交流プラザⅠ多目的ホール(箱崎キャンパス)、コラボステーションⅠ共同セミナー室A・B(病院キャンパス)、     ウエスト4号館4F工学部第一会議室(伊都キャンパス)  【講師】上瀧恵里子准教授(九州大学研究戦略企画室)

○第18回スキルアップセミナー 女性研究者英語能力向上Ⅴ 「論文採択率を高める科学英語論文の書き方 ―Advanced Version―」  【開催日】平成25年9月27日(金) 【場所】箱崎理系地区21世紀交流プラザⅠ多目的ホール(箱崎キャンパス)   【講師】Dr Jeffrey Robens(エダンズ グループ ジャパン株式会社)

○第19回スキルアップセミナー 女性研究者リーダーシップ・エンカレッジメントⅥ 「女性リーダーのためのコンフリクト・マネジメント ―ファシリテーター型リーダーのありかた―」  【開催日】平成25年11月28日(木) 【場所】箱崎理系地区21世紀交流プラザⅠ多目的ホール(箱崎キャンパス)   【講師】鈴木有香氏(早稲田大学紛争交渉研究所)

○第20回スキルアップセミナー 女性研究者英語能力向上Ⅵ 「効果的な英語プレゼンテーションのための発音トレーニング」  【開催日】平成26年1月23日(木) 【場所】JR博多シティ10F会議室AB(福岡市)  【講師】竹村和浩氏(TLL言語研究所)

○第21回スキルアップセミナー 女性研究者リーダーシップ・エンカレッジメントⅦ 「女性リーダーのための自己管理術 ―ストレスマネジメントとメンタルヘルス―」  【開催日】平成26年2月13日(木) 【場所】箱崎理系地区21世紀交流プラザⅠ多目的ホール(箱崎キャンパス)   【講師】吉田郁子氏(公益財団法人日本生産性本部)

 本学所属の女性教員・学術研究員等を対象に、研究費の獲得やリーダーシップ養成、国際舞台での更なる活躍を目的とするスキルアップセミナーを開催しています。平成25年度も、学内外から講師を迎え【ニーズ対応型研究資金獲得】【リーダーシップ・エンカレッジメント】【英語能力向上】の各シリーズを計6回開催しました。

女性研究者スキルアップセミナーの開催

事業全般・採用について 事務手続きについて研究戦略企画室TEL: 092-642-4369, 7080

企画部学術研究推進課TEL: 092-642-7077

 九州大学では、平成21年に文部科学省科学技術人材育成費補助金(旧科学技術振興調整費)「女性研究者養成システム改革加速」事業に、課題名「女性枠設定に依る教員採用・養成システム」で採択されました。女性研究者キャリア開発センターでは、同事業の一環として、本学所属の女性教員・研究者を対象とするスキルアップ支援(「国際学会派遣支援」「英文校閲経費支援」「スキルアップセミナー」)を実施してきました。 本学での同事業に関する問い合わせ先は次のとおりです。

【ニーズ対応型研究資金獲得】 女性研究者一人ひとりのニーズに対応し、研究資金獲得に必要な知識やノウハウを提供することで研究資金獲得率向上を目指します。【女性研究者リーダーシップ・エンカレッジメント】 研究活動や大学運営だけではなく、学内外の様々な場面でリーダーとしての活躍を求められる女性研究者のリーダーシップ養成を目的とします。自らのキャリアや能力を見つめ直し、リーダーとして必要なコミュニケーション・スキルやリーダーシップのあり方、問題解決方法、自己管理術のポイントを学ぶことでさらなる活躍を目指します。【女性研究者英語能力向上】  国際的な活躍を目指す女性研究者の研究分野における英語運用能力向上を目的とします。論文作成だけでなく投稿の際に注意すべき点、間違いやすい表現、効果的なプレゼンテーション術等を学ぶことで、より積極的に国際舞台で活躍することを目指します。

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※所属等は当時

次世代啓発・他機関との連携 女性研究者の裾野拡大を目的に、次世代啓発事業を実施しています。また、九州・沖縄アイランド女性研究者支援ネットワーク(Q-wea)での活動など、学内外の関連機関との連携にも積極的に取り組みました。

 平成25年8月3日(土)~5日(月)、九州大学の各キャンパスで行われた平成25年度九州大学オープンキャンパスに、男女共同参画推進室と女性研究者キャリア開発センターの共同企画として「九大に入ってからの私:研究者へのいろいろな道のり」を出展し、3日間で延べ128名の来場者を迎えました。多様な専門分野やキャリアパスを持つ学生運営補助者“キャリアアドバイザー”による進学や進路選択についてのアドバイスは、来場した高校生らにとって大きな刺激となったようでした。3日目の病院キャンパスでの出展会場では、「九州大学病院きらめきプロジェクト」の協力により、女性医師の方々から勉強方法や医学部等入学後のカリキュラムなどについても紹介していただきました。

○平成25年度後期 講義スケジュール

10月 3日

10月10日

10月24日

10月31日

11月 7日

11月14日

11月28日

12月 5日

佐々木 圭子(女性研究者キャリア開発センター 助教)

小貫 有紀子(教育改革企画支援室 特任助教)

堤 かなめ(福岡県議会議員)

上瀧 恵里子(研究戦略企画室 准教授)

山㟁 玲子(女性研究者キャリア開発センター 准教授)

和栗 百恵(福岡女子大学 准教授)

乙須 翼(長崎国際大学 講師)

野々村 淑子(人間環境学研究院 教授)

講義日 講師 講義内容

 平成25年10月19日(土)に行われた九州大学ホームカミングデー/アラムナイフェスで、九州大学女子同窓生の会「松の実会」との共催による文系女子学生向けイベント「Open Cafe 2013~九州大学女子卒業生に聞く‘GMT(地元)’キャリアパス~」を開催しました。地元企業・行政等で働く本学文系学部女子卒業生5名をゲストにお迎えし、大学卒業後のキャリアやライフイベントとの両立などについてお話しいただきました。就職活動を控えた女子学生の参加が多く、卒業生の話に熱心に耳を傾けていました。

ホームカミングデー/アラムナイフェスオープンキャンパス

地元自治体と連携して、地域で開催される講座などで、学内の女性教員や女性研究者キャリア開発センターの教員が講師を務めました。

○「高校生の未来工房 in 福岡県立八幡高校」(平成26年3月24日 於:福岡県立八幡高校 講師:岩下友美システム情報科学研究院助教、藤田直子芸術工学研究院准教授、石井祐子基幹教育院准教授 進行:佐々木圭子女性研究者キャリア開発センター助教)

○福岡市「中学生のためのキャリアデザイン啓発事業」(平成25年11月2日 於:照葉中学校 講師:山㟁玲子女性研究者キャリア開発センター准教授/平成26年1月23日 於:壱岐中学校 講師:佐々木助教/平成26年3月4日 於:席田中学校 講師:山㟁准教授)

○筑後市男女共同参画ネットワーク「振り返ってみようこれまでの自分~これからの自分にむけて」(平成26年2月15日 於:筑後市 講師:山㟁准教授)

地域との連携

 女性研究者キャリア開発センターセミナールーム(ルビィ・ルーム)において、大学院共通教育科目「女性教員によるキャリア・デザインとライフ・プラン」を開講しました。ワーク・ライフ・バランスを保障する国内外の政策、制度設計の枠組みや、ロールモデルを提示し、九州大学の卒業生も交えて、学内外の多彩な女性教員がリレー形式で講義を担当しました。

大学院共通教育科目

 女性研究者キャリア開発センターでは、女子大学院生の研究活動をサポートしています。昨年度に引き続き、女子大学院生応援セミナーを計2回開催した他、女子大学院生の自主コミュニティ「九大院生女子の会」の活動支援を行っています。

<女子大学院生応援セミナー>「今すぐ使えて毎日が楽しくなる! 大学院生のためのコミュニケーションスキル」【開催日】平成25年10月17日(木) 【場所】箱崎理系地区21世紀交流プラザⅠ講義室B【講 師】中野美香准教授(福岡工業大学)

「これからのために知っておきたい☆ココロとカラダ―ストレスマネジメントとメンタルヘルス―」【開催日】平成26年2月14日(金) 【場所】女性研究者キャリア開発センターセミナールーム(ルビィ・ルーム)【講 師】吉田郁子氏(公益財団法人日本生産性本部)

女子大学院生応援セミナーの開催/「九大院生女子の会」の活動支援

 九州・沖縄地域では、女性研究者支援や男女共同参画推進に取り組む大学間の連携が進んでいます。「九州・沖縄アイランド女性研究者支援ネットワーク:Q-wea」では、平成25年度も様々な活動を展開しました。

九州・沖縄アイランド女性研究者支援ネットワーク:Q-weaの活動

 平成25年9月7日(土)、九州大学医学部百年講堂大ホールにて、本学主催、九州・沖縄9大学との共催により、学内外から200名を超す参加者を集めて、「第5回九州・沖縄アイランド女性研究者支援シンポジウムin福岡~社会へひろがる 地域とつながる 女性活躍推進に向けて 大学からの発信~」を開催しました。 有川総長の開会挨拶の後、来賓の文部科学省科学技術・学術政策局の松尾泰樹人材政策課長ならびに福岡県の海老井悦子副知事のご挨拶に続き、2013年度の「ロレアル―ユネス

コ女性科学賞」を受賞された黒田玲子先生(東京大学名誉教授/東京理科大学教授)に「研究の醍醐味」の演題で特別講演をいただきました。シンポジウム後半には、福岡県男女共同参画推進センターあすばるの村山由香里館長にコーディネーター、(独)科学技術振興機構の山村康子プログラムオフィサーにコメンテーターをお願いして、九州・沖縄9大学の理事・副学長らによる男女共同参画パネルディスカッションを行い、活発な議論が展開されました。最後に、参加者一同で「Women Support 福岡宣言」を採択し、全プログラムを終了しました。

 大学・研究機関では、女性研究者の活躍促進、男女共同参画の実現を目的に、様々な取組が行われてきました。それらがさらに発展し、社会にひろがり、地域とつながり、誰もが伸びやかに能力を発揮できる社会づくりに貢献することを目指して、第5回九州・沖縄アイランド女性研究者支援シンポジウム参加者一同が連携し、ともに歩みを進めることをここに宣言します。

1.わたしたちは、男女共同参画の精神に基づき、すべての研究者が研究・教育において、能力を最大限に発揮できる環境やしくみづくりを積極的に推進します。

2.わたしたちは、大学と社会・地域が連携し、社会全体での女性活躍推進に向けて、取組を加速するよう努めます。

平成25年9月7日第5回九州・沖縄アイランド女性研究者支援シンポジウムin福岡参加者一同

○「第5回九州・沖縄アイランド女性研究者支援シンポジウムin福岡」開催

女性研究者支援とワーク・ライフ・バランス

「学び」のコミュニティを構築するために

現代社会とジェンダー

研究者のキャリア・デザインと研究資金

Life-Work Balance: Stories from Singapore

国際経験とキャリア開発

高等教育における女性達の歩み

歴史にみる男女共生のゆくえ

 Q-weaでは、担当者同士の密接な交流や情報交換を活動のベースにおき、コミュニケーションの深化を新たなアイデアにつなげるべく、実務担当者による学習会やビデオ会議を実施しています。・第5回Q-wea学習会 「シンポに風を吹き込もう 集って語ってブレスト編」 (平成25年5月22日 於:九州大学)・第6回Q-wea学習会 「集って!学んで!語り合おう!! Q-wea合宿ワークショップ」 (平成26年3月13,14日 於:沖縄科学技術大学院大学、琉球大学)

○Q-wea学習会の開催、ビデオ会議

Women Support 福岡宣言

  平成25年8月、九州大学の女性教員や大学院生へのインタビュー、対談などをまとめた小冊子「ブリランテ~女性研究者のキラキラの素、届けます~」を発行し、九州・山口の高校などを中心に配布しました。若手の研究者から世界的に著名な先生まで、多様な専門性やキャリアパスを背景に持つ研究者の方々に、研究内容やこれまでの歩みはもちろん、大切にしている言葉やへこんだときの対処法など、ひとりの人としての素顔が垣間見られるお話をうかがいました。思い出のごはんや研究のおともを紹介する特集ページもあり、楽しみながら研究の世界を知ってもらう一冊となっています。

☆★小冊子『ブリランテ~女性研究者のキラキラの素、届けます~』発行★☆

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九州大学女性研究者キャリア開発センター(ソフル)

〒812-8581 福岡市東区箱崎6丁目10-1

電話 092(642)7233 FAX 092(642)7236E-mail: [email protected]

九州大学 箱崎キャンパス (旧)工学部本館 2階 245室

N

天神方面

貝塚方面

文系キャンパス

記念講堂

地蔵森

小松門

地下鉄箱崎線地下鉄「箱崎九大前」

中門

理学部

正門

松原門

旧工学部本館平成26年4月以降のお問い合わせは男女共同参画推進室 [email protected] へお願いします。

4/14/95/226/66/13

6/197/3,4,237/118/39/59/79/2710/110/310/1710/19

11/28

12/5

1/232/13

2/143/13,143/24

ソフルカレンダー

2013年(平成25年)

2014年(平成26年)

セミナールーム(ルビィ・ルーム) 女性研究者キャリア開発センターのセミナールーム(ルビィ・ルーム)はセミナーや交流会の開催など、多目的スペースとして使用できます。

ライブラリー 女性研究者支援や大学における男女共同参画、出産・育児、介護、スキルアップ等に関する和書・洋書、映像資料を整備しています。蔵書リストはホームページで検索でき、貸し出しにも対応しています。

平成25年度研究補助者措置制度(Hand in Hand)春期および通年支援開始平成25年度スキルアップ支援第1期締切第5回Q-wea学習会「シンポに風を吹き込もう 集って語ってブレスト編」開催平成25年度スキルアップ支援第2期締切第16回スキルアップセミナー 女性研究者リーダーシップ・エンカレッジメントⅤ「女性リーダーのためのアサーティブ・コミュニケーション―風通しの良い人間関係づくりー」開催Hand in Hand個別説明会実施〔~6/26〕第17回スキルアップセミナー ニーズ対応型研究資金獲得Ⅵ「初めての科研費申請2013」開催【研究戦略企画室実施】平成25年度Hand in Hand秋期支援申請締切九州大学オープンキャンパス「九大に入ってからの私:研究者へのいろいろな道のり」企画出展〔~8/5〕平成25年度スキルアップ支援第3期締切第5回九州・沖縄アイランド女性研究者支援シンポジウムin福岡開催第18回スキルアップセミナー 女性研究者英語能力向上Ⅴ「論文採択率を高める科学英語論文の書き方―Advanced Version―」開催平成25年Hand in Hand秋期支援開始大学院共通教育科目「女性教員によるキャリア・デザインとライフ・プラン」開講〔~12/5〕女子大学院生応援セミナーⅡ「今すぐ使えて毎日が楽しくなる! 大学院生のためのコミュニケーションスキル」開催九州大学ホームカミングデー/アラムナイフェス「Open Cafe 2013~九州大学女子卒業生に聞く‘GMT(地元)’キャリアパス~」開催(松の実会共催)第19回スキルアップセミナー 女性研究者リーダーシップ・エンカレッジメントⅥ「女性リーダーのためのコンフリクト・マネジメント―ファシリテーター型リーダーのありかた―」開催平成25年度スキルアップ支援第4期締切

第20回スキルアップセミナー 女性研究者英語能力向上Ⅵ「効果的な英語プレゼンテーションのための発音トレーニング」開催第21回スキルアップセミナー 女性研究者リーダーシップ・エンカレッジメントⅦ 「女性リーダーのための自己管理術―ストレスマネジメントとメンタルヘルス―」開催女子大学院生応援セミナーⅢ「これからのために知っておきたい☆ココロとカラダ―ストレスマネジメントとメンタルヘルス―」開催第6回Q-wea学習会「集って!学んで!語り合おう!! Q-wea合宿ワークショップ」開催高校生の未来工房in福岡県立八幡高校開催