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2017年度⽇系社会次世代育成研修(⾼校⽣招へいプログラム)
報告書
2018年2⽉
独⽴⾏政法⼈国際協⼒機構(JICA)中南⽶部公益社団法⼈⻘年海外協⼒協会
⽬ 次
Ⅰ ⽇系社会次世代育成研修(⾼校⽣招へいプログラム)概要 ......................
Ⅱ 研修員名簿 .............................................................................
Ⅲ プログラム⽇程 ...........................................................................
Ⅳ プログラム内容 ...........................................................................
Ⅴ 研修員所感 ............................................................................
Ⅵ 総評 .....................................................................................
Ⅶ 添付資料(募集要項)...............................................................
(応募書類)...............................................................
1
5
7
9
19
30
31
36
Ⅰ ⽇系社会次世代育成研修(⾼校⽣招へいプログラム)概要
1.研修の⽬的中南⽶の⽇系社会では世代交代が進み、2世、3世以降が今後の⽇系社会を担う存在となっていま
す。本研修は今後の⽇系社会を担う世代に対する本邦での研修を通して⽇本との関係強化や移住先社会の発展に貢献できるような⼈物を育成することを⽬的としています。本研修では、これまで来⽇機会に恵まれなかった優秀な⽇系⼈⾼校⽣が、本邦での様々な交流を
通じ⾃らの考えを発信する機会を持つこと、また、本研修で得た知識や成果を基に⽇系社会をリードする発信⼒のある⼈材へと育成されるとともに、⽇本⼈の海外移住の歴史に関する学習、その他各種研修を通じて、⾃分たちのルーツと⽇本に対する理解を深め、さらに⾃らの⽇系⼈としてのアイデンティティを強化することをねらいとしています。
2.研修期間来⽇⽇:2018年1⽉10⽇(⽔) 離⽇⽇:2018年2⽉2⽇(⾦)
3.内訳(名簿は5ページを参照)
研修員(1)⼈数:31名(2)出⾝国:ブラジル15名、ボリビア4名、パラグアイ4名、ペルー3名、アルゼンチン3名、メキシコ2名引率教師
(1)⼈数:1名(植⻄晶⼦⽒)(2)所属:ブラジル ブラガンサ パウリスタ⽇本語学校
4.各プログラムの⽬的
1
カテゴリー ⽬的 講義など
導⼊
研修中の⽣活の基本となる「みなとみらい地区」の地理を把握し、⽇本での⽣活に慣れるきっかけとする。⽇本⼈の海外移住に関する記念碑等の⾒学を通して、移住学習への関⼼を⾼める。⽣活グループの連帯感を強め、⼀体感を醸成する。
オリエンテーリング、発表
カテゴリー ⽬的 講義など
移住学習
⽇系⼈のアイデンティティに関する様々な事例から、⽇系⼈としてのアイデンティティについて考え、⾃らのアイデンティティを強化する。
⽇系⼈のアイデンティティ
時代ごとの海外移住の歴史、背景などを学ぶ。⾃分の家族の移住の歴史について理解を深める。
⽇本⼈の海外移住の歴史/海外移住資料館⾒学
社会における⽇系⼈の役割、⽇系⼈だからこそできることを考える。 ⽇系⼈であるということ
世界史や各国の歴史と、⾃⾝の家族の移住の歴史を照らし合わせ、家族と⾃⾝のルーツを知る。他国や、他の研修員の家族の移住の歴史を学ぶ。
移住学習ワークショップ移⺠年表
⽇系社会の現状を学び、課題解決のために⾃分に何ができるか、何が必要かについて考える。
⽇系社会の現状と課題
移住学習の内容を事例で振り返り、グループでのディスカッションと発表を⾏うことを通して理解を深める。
振り返りディスカッション
⾼校体験⼊学・交流、ホームステイ
⽇本の⾼校⽣活を体験する。出⾝国、家族、⽇系社会等について発表を⾏う。
⾼校体験⼊学・交流
現代の⽇本の⽂化・習慣を体験する。⽂化交流を⾏い、ホストファミリーやバディ(授業や部活動など1⽇の⾏動をともにする⽇本の⾼校⽣)との絆を深める。
ホームステイ
研修旅⾏
海外移住者を最も多く輩出した広島県の移住の歴史と、移住者に対する⽀援等について学ぶ。平和記念資料館、原爆ドーム等を⾒学し、世界平和を考える。京都の⻄陣織体験、寺社の⾒学等を通して⽇本⽂化に対する理解を深める。
研修旅⾏(広島、京都への2泊3⽇)
その他
⽇本の最先端テクノロジーにふれる。施設⾒学(TEPIA先端技術館)
発信⼒や⾃⼰表現⼒を⾼める。ファシリテーション・プレゼンテーションスキル
⽇本へ留学するための情報を得る。実際の留学⽣活の話を聞き、疑問を解消することで、具体的に留学⽣活をイメージし将来の進路選択の幅を広げる。
⽇系社会リーダー育成事業研修員との交流
① さまざまな⽇本⽂化に触れ、⽇本を理解する。② 研修員同⼠の絆を深める。
福利厚⽣①茶道、②浅草散策
2
各カテゴリーの実施については、以下のとおり。
(1)導⼊みなとみらい地区をグループごとに散策し、海外移住に関連した記念碑等をめぐる「オリエンテーリング」を実
施しました。また、散策の結果をパワーポイントにまとめて、グループ発表を⾏いました。
(2)移住学習について移住学習では、本研修全体の⽬的達成のための講義を設けました。「⽇系⼈のアイデンティティ」「⽇本⼈
の海外移住の歴史」「⽇系⼈であるということ」「⽇系社会の現状と課題」といった講義などにおいて、知識を得たりディスカッション・発表をしたりすることを通して、⾃らのルーツやアイデンティティについて考え、ほかの研修員と意⾒交換を⾏う時間を持ちました。最終発表では、この移住学習で学んだことを中⼼に、「⽇系⼈のアイデンティティ」「歴史」「⽇系社会」「⽂
化」の4つのテーマのうち、2つをグループごとに発表しました。
(3)⾼校体験⼊学・交流、ホームステイについて⾼校体験⼊学・交流、ホームステイは、以下の⽇程で実施しました。1⽉19⽇(⾦)⾼校体験⼊学・交流、ホームステイ1⽉20⽇(⼟)ホームステイ1⽉21⽇(⽇)ホームステイ、JICA横浜に戻る
⾼校に到着した当初、研修員たちは緊張の⾯持ちでしたが、すぐにバディやクラスメイトたちと打ち解けて、友達になっていました。中南⽶の国々の⾼校には、部活動や掃除の時間はないという研修員たち。⽇本の⾼校⽣の学校⽣活に驚くことも多かったようですが、先⽣⽅や⽣徒のみなさんのおかげで楽しく過ごすことができました。受け⼊れにご協⼒をいただいた⾼校は以下の5校です。横須賀市⽴横須賀総合⾼等学校川崎市⽴川崎⾼等学校神奈川県⽴磯⼦⾼等学校川崎市⽴⾼津⾼等学校神奈川県⽴神奈川総合産業⾼等学校
ホームステイでは、バディの家族がホストファミリーとして、あたたかく研修員を迎えてくださいました。研修員たちは、⽇本の⼀般的な家庭での⽣活を体験できたこと、⽇本にも家族ができたことをとても喜んでいました。
3
(4)研修旅⾏について⽇程:2018年1⽉24⽇(⽔)〜2018年1⽉26⽇(⾦)
訪問先、実施内容 宿泊地
1⽉24⽇(⽔)
広島県庁で聴講
講話①「移住の歴史と⽇系⼈のくらし」
講話②「広島県における海外移住の現在の取り組み」
講話③「⺠間組織からの視点による⽇系との関わり」
研修員発表「私たちの⽇系コミュニティ」
広島市
1⽉25⽇(⽊)
平和記念資料館⾒学
平和記念公園と周辺の散策
京都に移動後、⽇本⽂化(⻄陣織)体験
京都市
1⽉26⽇(⾦) 京都市内⾒学(⾦閣寺、⿓安寺、錦市場) JICA横浜
⽬的:①⽇本の海外移住について理解を深める。②平和記念資料館等を⾒学して、被ばくの実相を知り、平和について考える。③⽇本に対する理解を深める。
(5)その他本研修の⽬的達成に必要なプログラムとして、「施設⾒学」、「プレゼンテーションスキル・ファシリテーショ
ンスキル」、「⽇系社会リーダー育成事業研修員との交流」、「福利厚⽣」を実施しました。
4
1宮脇 イザベレ あゆみMIYAWAKI Isabele Ayumiブラジル クリチバ⽇伯⽂化援護協会
11藤代 恵理佳FUJISHIRO Erikaブラジル ⻄部アマゾン⽇伯協会
2吉沢 ルアン カイキYOSHIZAWA Luan Kaykiブラジル マリンガ⽇本語学校
12シミチ 彰DE MACEDO ORNELAS SCHIMITI Arthur Akiraブラジル バイア⽇伯⽂化協会連合
3名城 松本 優介 ヴィクトルMATSUMOTO NASHIRO Victor Yuskeブラジル アルジャ⽇本カントリークラブ
13⾚岡 亮⼀ エリキAKAOKA Erick Ryoitiブラジル アレシャンドレ グズモン農村⽂化協会
4⾦⼦ 雅樹KANEKO Flávio Massakiブラジル ピラールドスール⽇本語学校
14杉本 俊幸TOSHIYUKI MENEZES SUGIMOTO Viniciusブラジル アレシャンドレ グズモン農村⽂化協会
5岡林 奥村 チアゴ 健⼆OKUMURA OKABAYASHI Thiago Kendyブラジル サルト⽇伯協会
15浜⽥ 有紗HAMADA Arisaブラジル バイア⽇伯⽂化協会連合
6折笠 かおり ビビアンORIKASSA Vivian Kaoriブラジル パラナ⽇伯⽂化連合会
16⽐嘉 ウエマ 永美 ガブリエラHIGA UEMA Eimi Gabrielaボリビア オキナワ⽇本ボリビア協会
7⼤⽥ テルジ ナジア ナオミOTA TERZI Nádia Naomiブラジル ⽇伯⽂化連盟
17⽯澤 カレンISHIZAWA Karen ボリビア サンファン⽇本ボリビア協会
8デ アキノ アナ ベアトリスDE AQUINO Ana Beatrizブラジル オザスコ⽇伯⽂化体育協会
18⽇⽐野 奈々HIBINO Nanaボリビア サンファン⽇本ボリビア協会
9ペナ 渡部 清⼀ グスターボWATANABE PENA Gustavo Seitiブラジル ピラポーラ⽇本⼈会
19⽶倉 治樹YONEKURA Haruki Pablo ボリビア サンファン⽇本ボリビア協会
10伊藤 精⼀ITO Wilton Seiichiブラジル 汎アマゾニア⽇伯協会
20菊池 魁⼈KIKUCHI YAMAMOTO Erick Kaitoパラグアイ ピラポ⽇本⼈会
5
Ⅱ 研修員名簿
21⼲場 美加HOSHIBA MARTINEZ Mika Amyパラグアイ Colegio Adventista三育学院
27⽷数 セバスティアン・ラウルITOKAZU Sebastián Raúlアルゼンチン 在亜沖縄県⼈連合会
22安永 千秋YASUNAGA Chiaki パラグアイ ピラポ⽇本⼈会
28多和⽥ あゆみTAWATA Ayumiアルゼンチン エスコバール⽇本語学園
23峯本 葉⽉MINEMOTO Hazukiパラグアイ Colegio San Blas
29与那嶺 ミレナ・由⾹⾥YONAMINE Milena Yukari アルゼンチン ブルサコ⽇本語学校
24バルガス ワカバヤシ クラウディア アンドレアVARGAS WAKABAYASHI Claudia Andreaペルー ⽇秘⽂化会館
30カブレラ 河上 アルトゥロ せいじCABRERA KAWAKAMI Arturo Seijiメキシコ ⽇本メキシコ学院
25アコスタ リオACOSTA HERRERA Juan Nicholas Rioペルー ラ・ウニオン総合学校
31ラミレス ツヅキ ブリサ カオリRAMÍREZ TSUZUKI Brisa Kaoriメキシコ アカコヤグア江⼾村協会
26アラカキ グレゴリオARAKAKI YOGUI Gregorioペルー 天理⽂化センター
引率教師
植⻄ 晶⼦UENISHI Akikoブラジル ブラガンサパウリスタ⽇本語学校
6
Ⅲ プログラム⽇程
7
実施⽇ 8:45-午前 午後
16:30-9:00-9:50
10:00-10:50
11:00-11:50
11:50-13:30
13:30-14:20
14:30-15:20
15:30-16:20
1⽉10⽇ ⽔ 到着
11 ⽊ 朝の会 開講式 アイスブレイク
オリエンテーション 昼休み オリエンテーション/施設案内 ⼣⽅の会
12 ⾦ 朝の会 オリエンテーリング 昼休み オリエンテーリング発表準備 発表 ⼣⽅の会
13 ⼟ 福利厚⽣①茶道
14 ⽇
15 ⽉ 朝の会 ⽇系⼈のアイデンティティ(アンジェロ イシ⽒) 昼休み プレゼンテーションスキル・ファシリ
テーションスキル ⼣⽅の会
16 ⽕ 朝の会 ⽇本⼈の海外移住の歴史/海外移住資料館⾒学(⼩嶋 茂⽒) 昼休み ⽇系⼈であるということ
(松本アルベルト⽒) ⼣⽅の会
17 ⽔ 朝の会 移住学習ワークショップ 移⺠年表 昼休み⾼校体験ブリーフィン
グ⾼校発表準備 ⼣⽅の会
18 ⽊ 朝の会 ⽇系社会の現状と課題(松本アルベルト⽒) 昼休み 振り返りディスカッション ⼣⽅の会
19 ⾦ ⾼校体験⼊学・交流、ホームステイ
20 ⼟ ホームステイ
21 ⽇ ホームステイ
22 ⽉ 報告書ブリーフィング 昼休み報告書ブリーフィン
グ
施設⾒学ブリーフィン
グ⼣⽅の会
23 ⽕ 朝の会 研修旅⾏ブリーフィング 昼休み 施設⾒学 ⼣⽅の会
24 ⽔ 研修旅⾏(横浜→広島)
25 ⽊ 研修旅⾏(広島→京都)
26 ⾦ 研修旅⾏(京都→横浜)
27 ⼟ 福利厚⽣②浅草散策
28 ⽇
29 ⽉ 朝の会 ⽇系研修員との交流(⽇系リーダー育成事業研修⽣含める) 昼休み 帰国ブリー
フィング 報告書作成 ⼣⽅の会
30 ⽕ 朝の会 報告書作成 昼休み 成果物作成 ⼣⽅の会
31 ⽔ 朝の会 最終発表準備 昼休み 最終発表リハーサル ⼣⽅の会
2⽉1⽇ ⽊ 朝の会 最終発表 閉講式 懇親会 帰国準備 ⼣⽅の会
2 ⾦ 帰国
Ⅳ プログラム内容
1⽇⽬ 【1/10(⽔)】
◆ 到着⽇6か国(ブラジル、ボリビア、パラグアイ、ペルー、アルゼンチン、メキシコ)からの研修員31名と引率教師1名が来⽇しました。
2⽇⽬ 【1/11(⽊)】
◆ 開講式主催者の挨拶、スタッフの紹介の後、研修員と引率教師が⾃⼰紹介をしました。
◆ アイスブレイク研修員どうしが互いをよく知ることができるように、楽しいゲームをしながらアイスブレイクを⾏いました。
◆ オリエンテーション/施設案内研修中の⽇程や⽣活のきまりについて説明を受け、グループ内の役割を決めました。
8
9
3⽇⽬ 【1/12(⾦)】
◆ オリエンテーリング/発表グループごとにみなとみらい地区にある、海外移住に関連した記念碑の⾒学を⾏い、⾒学の結果を発表しました。
4⽇⽬ 【1/13(⼟)】
◆ 福利厚⽣プログラム(⾃由参加):茶道体験14名の研修員が参加。実際にお茶を飲む所作を学んだり、⾃分でお茶をたてたりする経験をしました。
6⽇⽬ 【1/15(⽉)】
◆ 講義:⽇系⼈のアイデンティティ現役⼤学教授である⽇本在住の⽇系ブラジル⼈を講師として、⽇系⼈としてのアイデンティティについて考察しました。ディスカッションを⾏い、各々が感じていることを話し合った結果を発表しました。
10
◆ 講義:プレゼンテーションスキル・ファシリテーションスキル⾃分の経験や意⾒をわかりやすく相⼿に伝えるための⽅法と、グループ内の意⾒をまとめ、議論を進めるファシリテーターの役割について学びました。
7⽇⽬ 【1/16(⽕)】
◆ 講義:⽇本⼈の海外移住の歴史時代ごとの海外移住の歴史とその背景を学び、⾃らのルーツを考えました。
◆ 講義:海外移住資料館⾒学海外移住に関するクイズに答えながら、資料館に保管されている展⽰物を⾒学しました。祖⽗⺟や親せきなどから聞いていた話を思い出しながら、移住当時の状況のイメージを強めました。
11
◆ 講義:⽇系⼈であるということ社会の中で求められてきた⽇系⼈の役割や、⽇系⼈だからこそできることについて、グループごとに話し合いました。
8⽇⽬ 【1/17(⽔)】
◆ 移住学習ワークショップ 移⺠年表⾃分たちの家族の移住の歴史や出来事を年表にまとめ、お互いに発表し合いました。
9⽇⽬ 【1/18(⽊)】
◆ 講義:⽇系社会の現状と課題⽇系社会の変遷を振り返る講義を受け、それぞれの国・地域の⽇系社会が抱える課題と⾃分たちにできることを話し合いました。
12
◆ 振り返りディスカッションこれまで学んだ⽇系⼈のアイデンティティや⽇系社会のことなどをもとにグループでディスカッションと発表を⾏うことで、学習全体を振り返りました。
10〜12⽇⽬ 【1/19(⾦)〜1/21(⽇)】⾼校体験⼊学・交流、ホームステイ
◆ ⾼校体験⼊学・交流神奈川県内の5つの⾼校にご協⼒いただき、授業や部活動など⽇本の⾼校⽣の学校⽣活を体験したり、それぞれの出⾝国や⽇系社会についての発表を⾏いました。
◆ ホームステイ⽇本の⾼校⽣の家でホームステイを⾏いました。⽇本の⼀般的な家庭の⽣活を体験し、ホストファミリーと交流しました。
13
14⽇⽬ 【1/23(⽕)】
◆ 施設⾒学(TEPIA先端技術館)TEPIA先端技術館で⽇本の最先端技術の展⽰を⾒学しました。さまざまな分野の技術を⾒るだけでなく、実際に触れたり体験したりしながら、楽しく学ぶことができました。
15⽇⽬ 【1/24(⽔)】
◆ 研修旅⾏1⽇⽬多くの研修員にとって初めての新幹線で広島へ。広島県庁を訪問し、⽇本で最も多くの海外移住者を輩出した広島県の当時の時代背景や各地の移住当初の暮らしぶりを学びました。また、県が現在⾏っている海外移住者に対する⽀援事業や⽂化交流などについての講話を聞きました。
14
16⽇⽬ 【1/25(⽊)】
◆ 研修旅⾏2⽇⽬午前中は広島平和記念資料館の⾒学と、ボランティアガイドの説明を受けながら平和記念公園の散策を⾏いました。戦争、核兵器の恐ろしさを学び、平和への思いを新たにしました。
午後は京都に移動し、⽇本⽂化体験として京都の伝統⼯芸である⻄陣織を体験しました。織機の操作のコツを覚え、⾊鮮やかなテーブルセンターを作製しました。また、この⽇は⽇本⾵の旅館に宿泊。和室の宴会場で⾷事をすること、畳に布団を敷いて寝ること、⼤浴場に⼊ることなど、はじめての経験をたくさんしました。
17⽇⽬ 【1/26(⾦)】
◆ 研修旅⾏3⽇⽬午前中は京都市内⾒学として、⾦閣寺、⿓安寺、錦市場を⾒学しました。昼⾷後、横浜への帰路につきました。
15
18⽇⽬ 【1/27(⼟)】
◆ 福利厚⽣プログラム(⾃由参加):浅草散策13名の研修員が参加。浅草寺を参詣したあと、グループに分かれて周辺を散策しました。
20⽇⽬ 【1/29(⽉)】
◆ ⽇系社会リーダー育成事業研修員との交流「JICA⽇系社会リーダー育成事業」について担当の講師より説明を受けました。実際に制度を利⽤して来⽇している現役研修員を迎えて、⽇本での留学⽣活についての話を聞きました。研修員たちも将来、⽇本へ留学することを考え始めているようで、熱⼼に聞き⼊っていました。
21⽇⽬ 【1/30(⽕)】
◆ 報告書作成本研修で学んだこと、関⼼がある分野を⾃分で調べたことをまとめる。⾃分の将来の⽬標を述べる。この2つの課題を盛り込んだ報告書を作成しました。
16
◆ メッセージボード作成本研修を表す⾔葉として全員で選んだ⾔葉は、「絆」。この⾔葉のまわりに、ひとりひとりが考えた⾔葉とその理由を書いたカードを飾りつけ、ひとつの作品を制作しました。
23⽇⽬ 【2/1(⽊)】
◆ 最終発表本研修で学んだこと、経験をまとめた成果を、グループごとに発表しました。また、各⾃の将来の⽬標も発表しました。
◆ 閉講式主催者の挨拶、外務省の⽅の挨拶、修了証の授与を⾏い、研修員代表挨拶をもって締めくくりました。
17
◆ 懇親会研修員同⼠や出席した関係者と歓談しながらの⽴⾷パーティー。メッセージボードのお披露⽬のあと、研修中にみんなで練習した歌を合唱しました。最後は、研修員有志によるサプライズの写真スライドショーも。笑顔と涙いっぱいの会になりました。
24⽇⽬ 【2/2(⾦)】
再会を約束して、帰国の途につきました。
18
Ⅴ 研修員所感
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。研修でいろいろな⼈の意⾒を聞いて強まったと思います。⽇本語⼒を向上させることができました。
⽇本語⼒を向上させることができました。
医学を学ぶため⼤学に進学したいです。⽇本で修⼠課程をとりたいです。⽇本の技術を学んでブラジル社会に貢献したいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
そう思います。研修前の考え⽅との違いはないですが、アイデンティティは強まったと思います。
⽇本語をもっと勉強したい気持ちが強まったことです。
⽇本語、英語、ポルトガル語を使って世界中で活躍する経済学者になりたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。特にアルベルト先⽣の授業によって、⽇系⼈であるという意識が⾼まりました。
さまざまなプレゼンテーションをしたことです。いろいろなことに興味を持つことができ、深く理解したと思っています。
専⾨的な仕事をしたいと考えています。また、⽇系コミュニティを知らない⼈に、活動などをもっと紹介したいです。
宮脇 イザベレ あゆみMIYAWAKI Isabele Ayumi
ブラジルクリチバ⽇伯⽂化援護協会
名城 松本 優介 ヴィクトルMATSUMOTO NASHIRO Victor Yuske
ブラジルアルジャ⽇本カントリークラブ
吉沢 ルアン カイキYOSHIZAWA Luan Kayki
ブラジルマリンガ⽇本語学校
19
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。⽇系⼈としての役割について意識するようになりました。
他の研修員との絆。今後の未来に可能性を⼤きく広げたと思います。
アメリカと⽇本で働いて勉強したいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。⽇系の歴史をもっと知ることができたことで、アイデンティティも強まったと思います。
⽇系の重要性に気付くことができました。⽇本⽂化を守ることの⼤切さを考えるようにもなりました。
⽇本企業で働けるように、⽇本語の勉強をもっとがんばりたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⽇系としてのアイデンティティをあまり考えたことがありませんでしたが、研修後は⾃分を⽇系と呼ぶことを誇らしく思うようになりました。
グループでの活動と、それによって得られた⼀体感です。みんなでいろいろなことを経験してスキルを⾼めることができました。
医者になりたいと思っています。⽇本は医療技術が進んでいるので、将来ブラジルに貢献するために⽇本で学びたいです。
⾦⼦ 雅樹KANEKO Flávio Massaki
ブラジルピラールドスール⽇本語学校
折笠 かおり ビビアンORIKASSA Vivian Kaori
ブラジルパラナ⽇伯⽂化連合会
岡林 奥村 チアゴ 健⼆OKUMURA OKABAYASHI Thiago Kendy
ブラジルサルト⽇伯協会
20
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。他の⽇系コミュニティから来た研修員たちから刺激を受けて、私のアイデンティティも強くなったと思います。
異なるバックグラウンドを持つ⼈たちとの情報交換したことです。
海外とつながる仕事がしたいと思っています。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。⽇系コミュニティとのつながりを強く感じています。⽇本⽂化を学ぶことによって、所作や礼儀などに魅⼒を感じるようになりました。ブラジルに帰国したら、太⿎や剣道などに参加してみたくなりました。
社会的な問題に⽬を開かせてくれたことです。また、⾝につけた知識を他の⼈を助けることや未来をもっとよくすることのためにどのように使ったらよいか考えさせてくれたことです。
⽇本語⼒を向上させたいです。勉強もがんばって、デザイナーになる夢を叶えたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
そう思います。⽇本の⽂化に近づいたと思っています。
⽇本語と⽇本の⽂化にたくさん触れることができたことです。
⼤学に⼊って医者になりたいです。⽇本で仕事や勉強をしてみたいです。
⼤⽥ テルジ ナジア ナオミOTA TERZI Nádia Naomi
ブラジル⽇伯⽂化連盟
ペナ 渡部 清⼀ グスターボWATANABE PENA Gustavo Seiti
ブラジルピラポーラ⽇本⼈会
デ アキノ アナ ベアトリスDE AQUINO Ana Beatriz
ブラジルオザスコ⽇伯⽂化体育協会
21
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
そう思います。⾃分のなかでの⽇系⼈としての定義が変わりました。
さまざまな講義と研修旅⾏です。学ぶことがたくさんありました。
物理学を勉強して、物理の教師になりたいです。それと、もう⼀度⽇本に来たいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。研修前は⽇系⼈のアイデンティティについて考えたことがありませんでしたが、この研修で学んだことで考えるようになりました。これからも考え続けて、答えを⾒つけたいです。
さまざまな講義や⾒学を⾏ったことです。とても勉強になりました。
⽇本語と⽇系⼈のことをもっと勉強したいです。将来は、ブラジルと⽇本をつなげるようなことをしたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。この研修で⼤いに強まったと思います。講義に感謝しています。
ひとつには絞れません。この研修で学んだことすべてを、今後の⼈⽣に活かしたいです。
⼤学に⼊って⽇本で働きたいです。そのあとで、ブラジルで軍隊に⼊りたいと思っています。
伊藤 精⼀ITO Wiltom Seiichi
ブラジル汎アマゾニア⽇伯協会
シミチ 彰DE MACEDO ORNELAS SCHIMITI Arthur Akira
ブラジルバイア⽇伯⽂化協会連合
藤代 恵理佳FUJISHIRO Erika
ブラジル⻄部アマゾン⽇伯協会
22
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。研修前は考えたこともありませんでした。
この研修でできた友達です。各地の⽇系社会、他の国や地域のいろいろな考え⽅を学ぶことができました。
⾃分の⽇系社会の⽇本⼈協会で、⻘年会を作ることです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
そう思います。ニッケイと⽇系⼈の定義について新しく知ることができました。
⽇本の⽂化と⽇本⼈の⽣活を⾒ることができたことです。
⼤学を卒業して、さらに勉強を続けたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⽇系⼈とニッケイの違いを理解したことで、⽇系⼈としてのアイデンティティが強くなったと思います。いちばん⼤事なことは⾃分のことをどう位置づけるかということ、というのが印象的でした。
さまざまなグループワークです。友達といっしょにプレゼンテーションの準備をしたり、⾃分たちのルーツやアイデンティティについて考えたりしたことは、とてもよかったと思います。
よい⼼理学者になり、⼼の問題を抱えている⼈たちを助けたいと思っています。また、これからも⼀⽣懸命に⽇本語を勉強して、もっと上⼿に話せるようになりたいです。
⾚岡 亮⼀ エリキAKAOKA Erick Ryoiti
ブラジルアレシャンドレ グズモン農村⽂化協会
浜⽥ 有紗HAMADA Arisa
ブラジルバイア⽇伯⽂化協会連合
杉本 俊幸TOSHIYUKI MENEZES SUGIMOTO Vinicius
ブラジルアレシャンドレ グズモン農村⽂化協会
23
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
そう思います。⽇本⽂化や移住のことをたくさん学んだことで、⽇系⼈としてのアイデンティティとその価値を以前よりも認識するようになりました。
移住、⽂化について学んだことです。また、友達とコミュニケーションするために英語とポルトガル語も学ぶことができました。
インテリアデザインを勉強したいです。⾃分の移住地のために役に⽴つようになりたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
研修中、私は⼀度も遅刻しませんでした。⽇系⼈としての⾃覚を強めるようになったひとつの理由です。
報告書の作り⽅を学んだり、⽇本⽂化体験をしたことです。
⾃分の地域の⽇系社会がなくならないように今後も積極的に活動に参加していきたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。研修前よりももっと⾃分の⽇系社会について考えるようになりました。
研修中に得たさまざまな知識と経験です。
いつか別の研修に参加して、また⽇本に来たいです。
⽐嘉 ウエマ 永美 ガブリエラHIGA UEMA Eimi Gabriela
ボリビアオキナワ⽇本ボリビア協会
⽇⽐野 奈々HIBINO Nana
ボリビアサンファン⽇本ボリビア協会
⽯澤 カレンISHIZAWA Karen
ボリビアサンファン⽇本ボリビア協会
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「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⽇系という⾃覚を強く持つようになりました。
⾼校体験⼊学です。
研修で学んだことを活かしていきたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⽇系としてのアイデンティティを持つことは⼤事だと思います。ずっと持っていたいと思います。
全部です。無駄なことは何もありませんでした。
⼀⼈前になることです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。研修前は⽇系⼈とニッケイは同じことだと思っていたけれど、そうじゃないということがわかりました。
私は恥ずかしがり屋で発表するのはあまり好きではなかったのですが、みんなと準備をしたり実際に発表をしたりすることはすごく楽しかったです。そして、発表することに慣れました。
医学の勉強がしたいです。パラグアイの⼈を助けたいです。できれば、通訳と翻訳もしてみたいです。
⽶倉 治樹YONEKURA Haruki Pablo
ボリビアサンファン⽇本ボリビア協会
⼲場 美加HOSHIBA MARTINEZ Mika Amy
パラグアイColegio Adventista三育学院
菊池 魁⼈KIKUCHI YAMAMOTO Erick Kaito
パラグアイピラポ⽇本⼈会
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「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
そう思います。研修前は⽇系⼈について、あやふやなイメージしかありませんでしたが、アルベルト先⽣やアンジェロ先⽣の講義を聞いて理解が深まりました。
⾼校体験⼊学とホームステイです。
将来の⽬標は、⼈の役に⽴つことです。夢は⽇本語学校の先⽣になることです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。パラグアイの⼈たちには⽇本⼈として⾒られて、⽇本では外国⼈と⾒られてきました。今、私はパラグアイ⼈であり、⽇本⼈でもあるということを実感しています。
グループでの⾏動や発表です。
パラグアイの⼈たちに⽇本語を教えたいです。⽇本語からスペイン語への通訳がうまくできるように、勉強をがんばりたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。今は⽇系とは何かを知り、⽇系の意味もわかるようになりました。他の⽇系の⼈にもアイデンティティを考えてみてもらいたいと思います。そのために私は何かできるかもしれません。
⽂字通り、全部です。ここで得た情報や、私といっしょに過ごしてくれた素晴らしい⼈たち、歴史、アイデンティティをペルーで多くの⼈にシェアしたいです。そのために、これからも知識を⾝につけていきたいです。
⽇系の次世代をさらに活発化させることです。⽂化を継承していくために、もっとたくさんの活動を企画していきたいです。
安永 千秋YASUNAGA Chiaki
パラグアイピラポ⽇本⼈会
バルガス ワカバヤシ クラウディア アンドレアVARGAS WAKABAYASHI Claudia Andrea
ペルー⽇秘⽂化会館
峯本 葉⽉MINEMOTO Hazuki
パラグアイColegio San Blas
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「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。⽇本の⽂化や歴史を学ぶことから、⽇本を知ることができると思います。また、⽇本⼈の海外移住と関連する主なできごとを知ることも必要だと思います。
研修旅⾏です。⽂化や歴史にもとづいた、さまざまなことを学びました。⻄陣織体験もとても楽しかったです。
⼤学で建築を勉強します。フランス語と⽇本語とインカの⼈たちの⾔語を勉強します。できるだけ多く⽇系社会が⾏う⽂化やスポーツイベントに参加します。また、ボクシングやドラム、ギター、新しいスポーツに挑戦したいと思っています。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
そう思います。⽇系⼈の役割を学び、それについてクリティカルに考えることができるようになりました。講義に加えて、他の⼈たちとディスカッションをしたことによって、僕のアイデンティティは強まったと思います。
世界のさまざまな⽇系社会と⽇本⼈の移住についての講義です。そして、ホームステイも楽しかったです。⽇本⼈の普通の⽣活を体験することができました。
法律の勉強をすることです。また、⽇本語を上⼿に話せるように、勉強を続けたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。⽇系と⽇本⽂化をとても近くに感じるようになりました。3世としての役割を理解できたと思います。今後、⽇系コミュニティでの役割を担いたいと思っています。
異なる国のたくさんの友達ができたことと、⽇本語を練習して上達させることができたことです。あと、お箸の使い⽅を覚えることができたことです。
⽇本語の勉強を続けて上⼿になりたいです。
アコスタ リオACOSTA HERRERA Juan Nicholas Rio
ペルーラ・ウニオン総合学校
⽷数 セバスティアン・ラウルITOKAZU Sebastián Raúl
アルゼンチン在亜沖縄県⼈連合会
アラカキ グレゴリオARAKAKI YOGUI Gregorio
ペルー天理⽂化センター
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「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
私は⽣まれたときから、⾃分のルーツを誇りに思うように家族に教えられてきました。だから私はこれまでも、これからも⽇系であることを幸せだと思っています。
いろいろな⼈との出会いです。特に、他の国から来た研修員たちとの友情はとても⼤事に思っています。そして、祖⽗⺟と曽祖⽗⺟の歴史を知ることができたことも嬉しかったです。
アルゼンチンの⼤学で勉強したいです。その後、⽇本に戻ってきて環境⼯学を学びたいです。アルゼンチン⼈に⽇本の技術を伝えたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。⽇系の意味をもっと知ることができたと思います。⽇系コミュニティや違う世代についての知識も得ることができました。
ホームステイです。ホームステイ中は、ずっと⽇本語を話し、⽇本⼈の⽣活や態度を体験できました。
⽇系コミュニティとのつながりを持ち続けたいです。
「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。⾃分のルーツを学ぶことができました。
ここで出会った友達とのつながりをずっと続けていきたいです。
技術分野において、⽇本とメキシコの経済的なつながりを作りたいと思っています。
多和⽥ あゆみTAWATA Ayumi
アルゼンチンエスコバール⽇本語学園
カブレラ 河上 アルトゥロ せいじCABRERA KAWAKAMI Arturo Seiji
メキシコ⽇本メキシコ学院
与那嶺 ミレナ・由⾹⾥YONAMINE Milena Yukari
アルゼンチンブルサコ⽇本語学校
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「あなたの⽇系⼈としてのアイデンティティは、研修前よりも強まったと思いますか」
「この研修でいちばん有益だったと思うことはなんですか」
「将来の⽬標をおしえてください」
⾮常にそう思います。ニッケイであることは、⽇本⼈の⾎を引いているというだけでなく、⽇系の気持ちを持っていることが⼤切ということが印象的でした。
⽇本語です。
⽴派な理学療法⼠になることです。また、⽇系という意識を持ち続けたいと思っています。
本研修を終えて⼤変充実した研修でした。
移住学習、⾼校体験⼊学、ホームステイ、そして研修旅⾏というメインイベントを経て、最後にもう⼀度研修を振り返り、報告書作成と最終発表をしたことで、しっかりとまとめをすることができました。プログラム内容、順番ともに⾮常に良く考え練られた素晴らしいものであり、この研修の⽬的は⼗分に果たされたと感じています。
引率として、⽣徒たちと出会い関わっていく中で、いろいろなことを話し合いながら少しずつ良い関係を築くことができたと思います。⼀⼈⼀⼈素晴らしいものを持った研修員たちが、お互いに良い影響と刺激を与えあい成⻑していくのを⾒ることは、教師として⼤きな喜びでした。特に、スペイン語とポルトガル語を⺟語とし、⽇本語もしくは英語を得意とする⽣徒同⼠が、相⼿を思いやり4か国語を駆使して友情を築いていく様⼦は印象深いものでした。また、それまで「⽇系とは」「移住とは」というテーマにあまり関⼼がなかった⽣徒たちが、講義や活動を通じて次第に関⼼を持つようになり、家族への感謝や⾃分の役割について考えるようになるようになったことも、研修員たちの成⻑を感じられ嬉しく思いました。
16歳から18歳という年齢は、⼦供っぽさの残る中学⽣でもなく、すでに進路の定まった⼤学⽣とも違い、⾃分の進路を悩みながらも真剣に考える最も多感な年齢であり、柔軟性があって理解度や吸収⼒も⾮常に⾼い年頃です。この年代を対象に⾏う、本研修の意義深さとその効果の⾼さを改めて感じています。このような素晴らしい研修に、引率として関わる機会を与えて頂いたことに深く感謝します。本研修の企画、実施のために細かい配慮をもってご尽⼒くださり、研修⽣たちを温かく受け⼊れてくださった関係者の皆様に、⼼からお礼を申し上げます。
ラミレス ツヅキ ブリサ カオリRAMÍREZ TSUZUKI Brisa Kaori
メキシコアカコヤグア江⼾村協会
引率教師 植⻄ 晶⼦UENISHI Akiko
ブラジルブラガンサパウリスタ⽇本語学校
Ⅵ 総評
本研修は、①⽇本⼈の海外移住の歴史、⾃分たちのルーツ、⽇本⽂化、習慣等を学び、⽇本に対する理解を深めることで、⽇系⼈としてのアイデンティティを考えること、②⽇本でのさまざまな経験や交流を通じて、⾃分の考えを発信する機会をもつこと、③本研修で得た知識、研修の成果をもとに、これからの⽇系社会をリードする発信⼒のある⼈材を育成することを⽬的として実施され、6か国から計31名の研修員および引率教師1名が参加しました。
「移住学習」、「⾼校体験⼊学・交流、ホームステイ」、そして「研修旅⾏」の3つを中⼼とし、様々なプログラムによって構成しました。
移住学習では、⽇系⼈のアイデンティティや⽇系社会に関する講義を受け、研修員同⼠でディスカッションや発表を⾏う場⾯を多く設定しました。海外移住資料館の⾒学、移住学習ワークショップといった活動は、⾃分の家族の移住の歴史を再認識すること、また、他の国や地域の移住に関しても知識を得ることをねらいとして実施しました。
こういった内容について、これまで深く考えたり体系的に学んだりする機会がなかったという研修員たちでしたが、全員が⽇本にルーツをもつ「⽇系⼈」であるからこその活発な議論と情報共有を⾏いながら、互いに学びを深めました。
⾼校体験⼊学・交流、ホームステイは、それぞれの研修員に、授業や部活動など1⽇の⾏動をともにする⽇本の⾼校⽣(「バディ」といいます)を配置し、週末にかけてはバディの家でホームステイをしました。
研修員たちは⾼校に到着するまではとても緊張した様⼦でしたが、バディと対⾯するとすぐに互いに打ち解けて⽇本の⾼校⽣活を楽しんでいました。ホームステイでも各家庭で⼼のこもった歓迎を受け、忘れられない思い出になったようです。
プログラム終了後もSNSなどを通じて交流が続いており、研修員だけでなく、先⽣⽅、バディやホームステイ先のみなさんからも、今回の本プログラムに対して⾼い評価をいただくことができました。
研修旅⾏では、移住学習の総まとめとして、全国で最も多くの海外移住者を輩出した広島県を訪ね、海外移住の歴史と移住者⽀援についての講話を聞く機会を設けました。特に移住者⽀援に関しては、多岐にわたる⽂化交流を活発に⾏っている話を聞いたことにより、研修員たちは今後も⽇本とのつながりを保っていくことの⼤切さを感じているようでした。
また、広島平和記念資料館や京都での⽇本⽂化体験、寺社等の⾒学では、実際に⽇本の歴史と⽂化にふれることができ、研修員たちは⽇本をより⾝近に感じるようになったようです。
最終発表では、「⽇系⼈のアイデンティティ」「歴史」「⽇系社会」「⽂化」の4つのテーマから2つを選び、グループで発表しました。また、それぞれの将来の夢、⽬標を発表しました。
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研修プログラム終了時に実施したアンケートからは、本研修に参加したことで⾃⾝の⽇系アイデンティティや、⽇系⼈としての役割を意識するようになり、今後も⽇系社会での活動を続けたいといった積極的な意⾒を多く読み取ることができました。また、同年代の⽇系の友⼈たちと友情を育んだことは、それぞれの⽇系社会をより⼀層活性化させるための励みとなるといった意⾒もあり、個々の成⻑が⾒られる研修となりました。
本研修で得た知識と経験、そして友⼈たちとの思い出が、今後の⽇系社会の次世代を⽀えるエネルギーとなることを確信しています。
そして、研修員たちが⽇系⼈としての誇りを持ち、今後の⽇系社会をリードする⼈材として国を越えた絆を強化し、⽇系社会が築いた信頼の継承及び発展に貢献することを願います。
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Ⅶ 添付資料(募集要項、応募書類)
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2017年度「⽇系次世代育成研修(⾼校⽣招へいプログラム)」募集要項
1.研修の⽬的中南⽶の⽇系社会では世代交代が進み、2世、3世以降が今後の⽇系社会を担う存在となっています。
本研修は今後の⽇系社会を担う世代に対する本邦での研修を通して⽇本との関係強化や移住先社会の発展に貢献できるような⼈物を育成することを⽬的としています。本研修では、これまで来⽇機会に恵まれなかった優秀な⽇系⾼校⽣が、本邦での様々な交流を通じ⾃ら
の考えを発信する機会を持つこと、また、本研修で得た知識や成果を基に⽇系社会をリードする発信⼒のある⼈材へと育成されるとともに、⽇本⼈の海外移住の歴史に関する学習、その他各種研修を通じて、⾃分たちのルーツと⽇本に対する理解を深める、さらに⾃らの⽇系⼈としてのアイデンティティを強化することをねらいとしています。
2.研修員対象国および受⼊計画数9ヵ国31名(別に引率者1名)
対象国 ⼈数ブラジル 14名ボリビア 3名パラグアイ 3名ペルー 3名アルゼンチン 3名
対象国 ⼈数メキシコ 2名ドミニカ共和国 1名コロンビア 1名ベネズエラ 1名
合計 31名
3.研修期間2018年1⽉第2週から約1ヶ⽉間
4.研修概要 ※プログラムの内容は変更となる可能性があります。プログラム 内容 研修場所移住学習 海外移住資料館等の⾒学
移住に関する講義、ワークショップ各研修員のルーツを探る
JICA横浜史跡、博物館等
体験⼊学 授業出席部活動国際交流会
神 奈 川 県 内 の ⾼ 校(予定)
ホームステイ ⽇本での実⽣活体験 神奈川県内のご家庭をホストファミリーとします。
研修旅⾏ ⽇本の⽂化・社会・科学技術等の理解 未定その他 プレゼンテーション指導
作⽂指導研修報告会
JICA横浜
5. 宿泊(研修旅⾏・ホームステイ期間を除く)JICA横浜を予定しています。
6.引率者渡航中や本邦滞在中の研修員の⽣活指導・健康管理、その他不測の事態への対処のため引率者
に同⾏いただきます。今年度の引率者の割当国は以下のとおりです。ブラジルより1名
引率者の推薦については、JICA在外事務所の指⽰に従ってください。
引率者の主な役割は、以下のとおりです。(1)本邦への往路・本邦からの復路における研修員の引率(2)研修員の健康、⽣活管理に係る指導及び対応(3)研修プログラムへの同⾏及び実施補助(4)研修感想⽂執筆に係る指導(5)その他、研修において必要な業務
7.応募資格要件応募者は、次の要件をすべて満たしていなければなりません。
(1) 海外移住者及び概ね⽇系3世までの海外移住者の⼦孫(※)であること。※⽇本⼈移住者の⾎統を引く者を指します。※事業対象国に定住していること(主たる⽣活基盤があること)。
(2) 研修参加時点で、原則、⽇本の⾼校⽣相当(16歳以上、18歳以下)であること。(3)原則、中学⽣招へいプログラム参加経験者は対象とせず、来⽇経験のない候補者を優先する。(4)親権者または保証⼈の同意が得られること。
※共同親権が法制化されている国においては、全親権者の同意が得られること。(5)⽇常⽣活に⽀障のない⽇本語能⼒⼜は英語能⼒を有すること。また⽇本での講義を⽇本語または
英語で受講し、かつ議論に参加できるレベルの能⼒を有すること。(6)原則6ヵ⽉以上⽇本に滞在したことがないこと。また、幼少期を除いて複数回来⽇経験のあるものは
6ヵ⽉未満の滞在であっても原則対象としない。(7)⽇本についての理解を深める強い意欲があること。(8)⼼⾝とも健康で、本邦での集団⽣活に耐えられること。
8.応募書類(1)JICAが指定する以下の様式を使⽤して応募してください。
ア.⾝上書…正本1通 (様式第2号)和⽂、英⽂のどちらか⼀つを提出してください。⽒名:この書類に書かれた⽒名の表記(漢字・ひらがな・カタカナの区別も含みます)にした
がって、査証申請に必要な合格通知書を在外事務所にて発⾏します。読みやすい字で記⼊してください。
⽒名アルファベット:この⽒名により、航空券の予約の確認等を⾏います。読みやすい字で、渡航の際に使⽤する旅券に書かれているとおりに記⼊してください。スペル、名字と名前の順番、ミドルネームの有無に注意して記⼊してください。
国籍:来⽇に使⽤する旅券の国籍を記⼊してください。⼆重国籍の場合でも、今回の来⽇に使⽤する⽅の旅券の国籍だけ記⼊してください。さらに、⽇本以外の旅券を使⽤する場合は、⽇本国籍の有無についても記載してください。
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イ.写真…2枚最近6ヶ⽉以内に撮影したもの。
(縦4cm×横3cm、上半⾝、正⾯、脱帽、裏⾯に⽒名・国名を記⼊)※1枚は⾝上書に貼付してください。
ウ.健康診断書…正本1通 (様式第3-A号⼜は第3-B号)和⽂、英⽂のどちらか⼀つを提出してください。※全ての項⽬を受診し、診断結果が記⼊されていることを確認してください。未受診項⽬や記⼊漏れがある場合は受け付けられません。(既往症、レントゲン写真番号、服⽤中の薬など、特に留意してください。)また、アレルギー等持病に関しても必ず申告してください。
※記⼊事項に虚偽のものがあると判明した場合には、研修に参加できなくなる 可能性があります。
エ.誓約・同意書…正本1通 (様式第4号)親権者あるいは保証⼈に必ずサインを書いてもらってください。親権者あるいは保証⼈のサイン欄に研修員⾃⾝の筆跡とみられるサインがないよう、サインは必ず親権者あるいは保証⼈⾃⾝が記⼊してください。※共同親権が法制化されている国では、全親権者のものが必要となります。
オ.作⽂「本研修の参加⽬的と計画」 (様式第5号)※「本研修になぜ参加しようと思ったのか。どのような⽬標を持っているか。」について、⽇本語⼜は英語で作⽂を書いてください。
(2)各団体から以下の書類を取り付け、応募と同時に提出してください。所属⽇系団体からの推薦状…正本1通※所属団体がない場合は提出不要ですが、応募を機会に近辺の⽇系団体とコンタクトを取っておくこ
とが望ましいです。(3)所有していれば、以下の書類も応募と同時に提出してください。
ア.⽇本語能⼒試験認定書等⽇本語能⼒に関する証明書類…写し1通※公的試験等を受けたことがない場合は提出不要。
イ.TOEIC、TOEFL等英語能⼒に関する証明書類…写し1通※公的試験等を受けたことがない場合は提出不要。
ウ.来⽇に使うパスポートの写し(査証や出⼊国記録が記されている全てのページ)
(注1)上記(1)のア、エ、オの書類は必ず本⼈が作成してください。(注2)上記(1)から(3)までの書類がすべて完全かつ正確に記載されていない場合、またすべての書
類が募集締切⽇(各国によって異なる)までに完全に揃っていない場合は受理されません。(注3)提供された個⼈情報は、①合否の判定、②研修受⼊の⼿続き、③事業実績の取り まとめ等の
統計資料の作成のみに利⽤します。
引率者についても所定の様式があります。エ.⾝上書(引率者⽤) (様式第7号-1、第7号-2)
※上記(1)のア.の説明⽂を参照ください。オ.誓約書(引率者⽤) (様式第8号)カ.健康診断書 (様式第3-A号⼜は第3-B号)
※健康診断書の様式については、研修員の応募書類と共通です。(上記(1)のウ.をご確認ください。)
引率者についても、所有していれば、来⽇に使う旅券の写し(査証や出⼊国記録が残されている全てのページ)をご提出ください。
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カ.健康診断書 (様式第3-A号⼜は第3-B号)※健康診断書の様式については、研修員の応募書類と共通です。(上記(1)のウ.をご確認ください。)
引率者についても、所有していれば、来⽇に使う旅券の写し(査証や出⼊国記録が残されている全てのページ)をご提出ください。
9.募集期間JICA在外事務所への応募書類提出締切⽇は各在外事務所が決めます。各在外事務所の指⽰に
従ってください。
なお、応募の時点で旅券を持っていない応募者は、ただちに旅券取得の⼿続きを開始してください。外務省へ査証の⼿続きを依頼する際に、必ず、旅券に記載される正しい⽒名の情報が必要になります。また、合格通知を受けてから旅券の⼿続きを始めると、来⽇に必要な査証取得が間に合わない可能性があります。査証取得が間に合わない場合には、研修への参加ができなくなることがあります。※ただし、合否に関わらず、旅券取得経費についてJICAは負担しません。
10.所要経費の⽀給JICAは規程に基づいて次の経費を負担します。
(1)指定する経路の往復航空運賃(ただし、航空券の現物⽀給とし、現⾦の⽀給は⾏いません。)(2)滞在中の⽣活費(⾷費)及び引率者の⽀度料等(3)海外旅⾏保険(往路・研修期間・帰路に係る期間)
※原則として、居住国の国際空港を出発した時から帰国した⽇の国際空港到着時点までが保険対象期間です。
(4)所外研修、⾼校体験⼊学、ホームステイ、研修旅⾏のために必要な旅費、研修先に対する研修経費
11.研修報告研修員は研修修了時に本研修について感想⽂を提出するものとします。(製本の上、研修受⼊先とJICA在外事務所に配布します。)また、帰国後に⽇系団体等での報告会を⾏い、実施報告書をJICA在外事務所に提出してもらいます。
12.研修員の資格取消研修員が次の事項に該当する場合、JICAはその資格を取り消すことがあります。この場合、(6)および(8)の事項を除き帰国に必要な経費は研修員の⾃⼰負担とします。
(1)JICAの規則、指⽰および決定に従わなかったとき(2)研修先の規則に違反した場合(3)⽇本国の法令に違反した場合(4)本⼈の故意、重⼤な過失または怠慢等により、研修を継続することが困難と認められるとき(5)本⼈の都合により研修を中断したとき(6)⼼⾝の著しい障害、傷病等のために研修を継続することが困難と認められるとき(7)応募書類の記載事項に虚偽が発⾒されたとき(8)その他JICAがやむをえないと認める事由があるとき
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13.その他の留意事項家族の同伴は認められません。原則として、往路・復路とも研修員が集合し、集団で渡航します。
フライトスケジュールについては本研修業務委託先(公益社団法⼈⻘年海外協⼒協会)が合格者に対して連絡します。滞在延⻑や帰路変更は認められません。研修終了後はJICAが定めるスケジュールで帰国します。応募者は、事業対象国の国籍を有すること(あるいは⽇本の国籍を有すること)が望ましいです。
以上
別紙1:「⽇系社会次世代育成研修(⾼校⽣招へいプログラム)」応募書類様式(1)⾝上書(様式第2号)(2)健康診断書(様式第3-A号:和⽂、様式第3-B号:英⽂)(3)誓約・同意書(様式第4号)(4)「本研修の参加⽬的と計画」(様式第5号)
※様式第1号及び6号はJICA在外事務所が作成する書類なので、本募集要項には添付していません。
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独⽴⾏政法⼈ 国際協⼒機構 中南⽶部〒102-8012 東京都千代⽥区⼆番町5-26 ⼆番町センタービルTEL:03-5226-6660〜6663(代表) http://jica.go.jp/
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2018年4月