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2019 年度 授業計画(シラバス)集 専門基礎科目 専門科目 【放射線・情報科学科】 国際医療福祉大学 大田原キャンパス

2019 年度 · 解剖学Ⅰ(運動器系・循環器系・内臓系) 8 解剖学Ⅱ(内臓系・神経系・感覚器系) 10 生理学 12 医学概論 13 総合科学実験Ⅰ(入門)

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2019 年度

授業計画(シラバス)集 専門基礎科目 専門科目

【放射線・情報科学科】

国際医療福祉大学

大田原キャンパス

保健医療学部 放射線・情報科学科  

<1学年>

専門教育科目-専門基礎

数学Ⅰ(基礎) 1

数学Ⅱ(微分積分学) 3

自然科学入門 4

基礎物理学 5

基礎化学 6

基礎生物学 7

解剖学Ⅰ(運動器系・循環器系・内臓系) 8

解剖学Ⅱ(内臓系・神経系・感覚器系) 10

生理学 12

医学概論 13

総合科学実験Ⅰ(入門) 14

総合科学実験Ⅱ(基礎) 15

専門教育科目-専門

放射線物理学Ⅰ(基礎) 16

画像情報学Ⅰ(感光理論・処理) 17

画像情報学実験 18

医用工学 19

医用X線機器工学Ⅰ(X線発生システム) 21

診療放射線概論 22

医用画像検査学概論 24

<2学年>

専門教育科目-専門基礎

病理学 25

病態生理学 26

専門教育科目-専門

応用数学 27

放射線物理学Ⅱ(発展) 29

放射線計測学Ⅰ(基礎) 30

放射線計測学Ⅱ(応用) 31

放射線計測学実験 32

放射化学Ⅰ(基礎) 34

放射線生物学 35

画像解剖学 36

画像情報学Ⅱ(画質評価) 37

医用工学演習 38

コンピュータ演習Ⅰ(データ処理) 40

コンピュータ演習Ⅱ(プログラミング) 41

医用X線機器工学Ⅱ(X線映像システム) 42

医用X線CT工学 43

医用機器工学実験Ⅰ(一般撮影機器) 44

医用機器工学実験Ⅱ(CT、MRI) 46

医用X線検査学Ⅰ(単純撮影) 48

医用X線検査学Ⅱ(造影撮影) 49

医用X線CT検査学 50

医用磁気共鳴論 51

医用超音波論 52

医用超音波検査学 53

医用画像学実験Ⅰ(一般撮影・他) 54

医用画像学実験Ⅱ(特殊撮影・他) 56

核医学Ⅰ(基礎) 58

放射線治療学Ⅰ(物理・技術) 59

目 次

<3学年>

専門教育科目-専門基礎

看護概論 60

放射線救急医学 61

専門教育科目-専門

放射化学Ⅱ(応用) 62

臨床画像解剖学 63

MRI検査学 64

核医学Ⅱ(臨床) 65

核医学機器工学 66

核医学実験 67

放射線治療学Ⅱ(臨床) 68

放射線治療機器工学 69

放射線治療学実験 70

臨床医学Ⅰ(基礎) 72

放射線管理学 73

臨床実習概論 74

臨床実習演習 75

医用画像臨床実習 77

核医学臨床実習 78

放射線治療臨床実習 79

<4学年>

専門教育科目-専門

放射化学実験 80

医療情報システム論 81

医療安全管理学 82

臨床医学Ⅱ(発展) 84

放射線管理学実験 85

放射線関係法規 87

画像診断学 88

画像診断学演習 89

臨床薬理学 90

診療放射線特論 91

放射線学演習Ⅰ(基礎) 93

放射線学演習Ⅱ(応用) 94

放射線学演習Ⅲ(総合) 95

放射線学演習Ⅳ(発展) 97

放射線腫瘍特論 98

MRI特論 99

画像情報学特論 100

死亡時画像診断学 101

卒業研究Ⅰ(調査・計画) 102

卒業研究Ⅱ(研究報告) 104

※最新版はUNIVERSAL PASSPORTで確認してください。

1450010 大田原キャンパス

科目名 数学Ⅰ(基礎) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 岡村 直利 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 前期

曜日時限 金曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

診療放射線技師になるためには数学は必須の知識です。指数・対数関数、三角関数、複素数、および

微分・積分等をしっかり理解しないかぎり、放射線の基礎を理解する事はできません。また、X 線CTや

MRIなど診療放射線技師が日常的に使用している機器の基本原理を理解するためにも数学は必要で

す。

そこで、本講義では、診療放射線技師に必要な基礎知識を修得するのに必要な最低限の数学知識の

修得を目標とします。

授業の到達目標

1.高等学校の数学(数学2・3、数学B等)の内容を完全に理解する。

2.診療放射線技師に必要な数学を学ぶ準備をし、高校までの基礎知識を応用できるようにする。

3.他の科目を学ぶ際の基礎となるよう、数学的思考法の獲得を目指す。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 序説(「数」について)

第 2 回 文字式の計算・方程式の計算・因数分解

第 3 回 複素数の計算

第 4 回 指数・対数、逆関数

第 5 回 三角関数、逆三角関数

第 6 回 極形式表示

第 7 回 数列の基礎

第 8 回 数列の和・極限

第 9 回 関数の極限

第 10 回 1変数関数の微分(整式・有理式)

第 11 回 1変数関数の微分(三角関数・逆三角関数)

第 12 回 1変数関数の微分(指数関数・対数関数)

第 13 回 微分の応用(関数の増減表・媒介変数表示の微分)

第 14 回 テイラー展開・マクローリン展開

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験□実技試験□実習評価□小テスト□レポート□その他(確認試験)

評価の基準 定期試験の得点を評価基準とする。

準備学修

学習へのアドバイス

予習:各講義で次回の学習内容について予告を行う。各自の必要に応じて、30 分程度の時間を使い、

高校の教科書や参考書を用いて、学習内容を見返しておくこと。特に苦手な内容の時にはしっかりと見

直すことを強く勧める。

復習:講義ノートのみならず、講義中に配布する課題プリントを用いて、講義 1 回につき 1 時間以上の

復習や自学自習を行うこと。

アドバイス:各人の高等学校での数学の学修状況に関係なく、診療放射線技師になるためには高等学

校での数学(数学ⅡB・Ⅲ)は最低限の必須知識である。講義は初歩レベルからスタートするが、高校で

扱ってない内容についても学ぶ。高等学校での数学知識に不安を感じる学生は<b>必ず</b>自学自習

を行い、決して理解不足が無いようにすること。

履修条件

教 科 書 やさしく学べる微分積分(石村 園子 著 共立出版)

デヂエを通じて資料の配布も行う

参 考 書 放射線技師のための数学 三訂版 (福田 覚 著 医療科学社)

高等学校で各自が使用した教科書や問題集・参考書

オフィスアワー 金曜日・3 限・研究室(J-105)

001

※メール等で連絡があった場合、随時受け付ける。連絡先等は最初の講義で紹介する。

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー ②に該当

002

1450020 大田原キャンパス

科目名 数学Ⅱ(微分積分学) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 岡村 直利 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 金曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

微分積分学は診療放射線技師として放射線技術を習得するうえで必須の基礎知識です。

数学 2 では最初、前期科目数学1で学んだ微分について復習した後、積分について学ぶ。

その後、診療放射線技師を目指すものにとって必須項目を学ぶための基礎知識となる、フーリエ変換

について学ぶ。

授業の到達目標 1. 1変数関数の微分・積分ができる。

2. フーリエ変換の概念を理解し、簡単な計算ができるようになる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 ガイダンス・微分の復習

第 2 回 1 変数関数の積分(不定積分)

第 3 回 1 変数関数の積分(部分積分)

第 4 回 1 変数関数の積分(置換積分)

第 5 回 1 変数関数の積分(有理関数の積分)

第 6 回 1 変数関数の積分(無理関数の積分)

第 7 回 1 変数関数の定積分

第 8 回 特殊関数(デルタ関数、ガウス関数など)

第 9 回 フーリエ級数展開・フーリエ変換の概要

第 10 回 フーリエ級数展開(基礎)

第 11 回 フーリエ展開(任意区間)とフーリエ変換の導入

第 12 回 フーリエ変換(基礎と性質1)

第 13 回 フーリエ変換(性質 2)と畳み込み積分

第 14 回 離散フーリエ変換(デジタル時代に向けて)

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験□実技試験□実習評価□小テスト□レポート□その他(確認試験)

評価の基準 定期試験を評価基準とする。

準備学修

学習へのアドバイス

予習:講義終了時に次回講義の内容について予告をするので、該当する項目や、該当項目の理解に必

要な知識の呼び起こしに 30 分程度の時間を使う。

復習:講義ノートや、講義中に配布する課題プリントをもとに、1 時間程度は復習にあてること。

アドバイス:夏休み期間を利用し、前期開口科目「数学Ⅰ」の内容を十分に理解できるまで<b>必ず</b>

復習しておくこと。後半は高校では扱わない内容が主となるため、準備学習時間を十分にとり、理解で

きなかった項目を先延ばしにせず、必ず、次回講義までに理解すること。

履修条件

教 科 書 やさしく学べるラプラス変換・フーリエ解析 増補版(石村 園子 著 共立出版)

講義資料等がある場合には別途デヂエで配布する。

参 考 書

やさしく学べる微分積分(石村 園子 著 共立出版)

やさしく学べる微分方程式(石村 園子 著 共立出版)

放射線技師のための数学 三訂版 (福田 覚 著 医療科学社)

その他高校生用の微分積分学・数学 3 の教科書や問題集・参考書

オフィスアワー 金曜日・5 限・研究室(J-105)

※メール等で連絡があった場合、随時受け付ける。連絡先等は最初の講義で紹介する。

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

003

1450170 大田原キャンパス

科目名 自然科学入門 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 西木 雅行 科目担当者 前原 正義

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 前期

曜日時限 火曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

本講義では、自然科学の入門として、化学(特に実験に必要な化学的知識)と物理の最も基礎的な内

容を学修する。ガイダンス+前半 7 回を化学、後半の 7 回で物理を学修する。この講義で修得した知識

を基にして、後期には基礎化学、基礎物理学の 2 科目として基礎の学修を継続する。

授業の到達目標

1.化学と物理は何を扱う学問かを理解する。

2.化学と物理の最も基礎的な内容について理解する。

3.論理的な思考方法を身につける。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 ガイダンス 西木 雅行、

前原 正義

第 2 回 国際標準単位(科学で使われる単位、基本物理定数、物理量と次元) 前原 正義

第 3 回 測定と有効数字(数値の取り扱い、有効数字、測定値を含む計算) 前原 正義

第 4 回 原子量と分子量、モル 前原 正義

第 5 回 濃度 前原 正義

第 6 回 実験レポートの構成と内容 1 前原 正義

第 7 回 実験レポートの構成と内容 2 前原 正義

第 8 回 [前半総括] 前原 正義

第 9 回 はじめに(物理学紹介)、運動の速さと速度 西木 雅行

第 10 回 加速度、等速直線運動、平面運動 西木 雅行

第 11 回 ニュートンの運動法則、運動量と力積 西木 雅行

第 12 回 力の合成と分解、運動方程式の解き方 西木 雅行

第 13 回 力と仕事、力学的エネルギー保存 西木 雅行

第 14 回 等速円運動、人口衛星 西木 雅行

第 15 回 単振動、単振り子 西木 雅行

成績評価の方法 講義内試験及び定期試験

評価の基準 試験により評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

高校で化学・物理を学んで来なかった人にも理解できるように工夫するが、そういう人は充分に予習・復

習をして授業に臨んで欲しい。具体的には、

・予習を十分に行うこと(2時間)

どの辺が理解しにくいか、教科書の内容を事前に充分に把握して講義に臨むこと。

・復習を十分に行うこと(2時間)

わからないところはわかるまで徹底的に考え、それでもわからなければ質問しに来ること。

履修条件

教 科 書

「コ・メディカル化学」 (齋藤勝裕ほか、裳華房)

「新版理系のためのレポート・論文完全ナビ」(見延庄士郎、講談社サイエンティフィク)

「第3版 物理学入門」 (原康夫、学術図書出版社)

これらの教科書は、後期以降も使います。

参 考 書 適宜、指示します。

オフィスアワー 前原(J-110):木曜日1限 随時対応可

西木(D-518):月曜日1限

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

004

1450030 大田原キャンパス

科目名 基礎物理学 (RT) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 西木 雅行 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 火曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題) 本講義では、前期に学んだ力学に続けて、電気と磁気、波動など物理学の最も基礎的な事柄を学ぶ。

授業の到達目標

力と運動、電気と磁気、波動灘に関する物理法則について学ぶことによって、後に続く医用工学や機器

工学を学ぶのに必要な基礎的な物理的能力を身に付けることを目標とする。併せて、どうしてそうなる

のかを常に考えることによって、論理的な思考能力の習得も目標とする。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 《講義について》、電荷、電流、クーロンの法則

第 2 回 電場、電位

第 3 回 導体と電場、オームの法則

第 4 回 キャパシター、回路と起電力

第 5 回 キルヒホッフの法則、電源の仕事率と電流の仕事率

第 6 回 問題演習

第 7 回 磁石と磁場、電流の作る磁場

第 8 回 電流に働く力

第 9 回 電磁誘導

第 10 回 電磁誘導(続き)

第 11 回 波の性質、波の速さ

第 12 回 重ね合わせの原理、屈折と回折

第 13 回 定在波、音波

第 14 回 光の速さ、回折

第 15 回 電磁波、電磁波の反射と屈折、後期総括

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験結果の点数により評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

物理法則の公式を丸暗記し、それにパラメータを入れて解を求めるだけでは物理とは言えない。何故そ

うなるのかを常に考えて、それを物理的イメージとして描けるような学習の仕方を心掛けて欲しい。

準備としては、特に前回の復習をしっかりと実施すること(60分)

履修条件

教 科 書 「第3版 物理学入門」 (原康夫、学術図書出版社)

参 考 書 特に指定しない

オフィスアワー 月曜日 5限 D-518

その他の時間帯でも、空いていれば対応します。

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

005

1450050 大田原キャンパス

科目名 基礎化学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 前原 正義 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 木曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

すべての物質は原子から構成され、自然界からえられるものや人工的につくりだされるものもある。

化学結合や化学反応の成り立ちなどの基礎的な項目、物理化学分野、有機化学分野、生物化学分野

について基礎的な講義を行う。

授業の到達目標

1 原子、分子の構造が説明できる。

2 物質の性質が理解できる。

2 放射化学の基礎となる考え方が理解できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 ガイダンス

第 2 回 原子の構造、電子の電子構造

第 3 回 周期表と元素

第 4 回 化学結合と分子

第 5 回 溶液の化学

第 6 回 酸・塩基と酸化・還元

第 7 回 中間まとめ

第 8 回 有機化合物の構造

第 9 回 異性体と立体化学

第 10 回 高分子化学

第 11 回 糖質と脂質

第 12 回 アミノ酸とタンパク質

第 13 回 核酸-DNA と RNA-

第 14 回 放射化学へのいざない

第 15 回 後期総括

成績評価の方法 ■定期試験 ■小テスト ■レポート

評価の基準 定期試験:80% 小テスト及びレポート:20%

準備学修

学習へのアドバイス

(60 分程度)

・テキストを基に授業を行うので、事前に目を通し、流れを把握すること

・高校化学とは異なる部分があるので積極的に用語等を調べること

・学修した内容を確認し、分からないことは質問すること

履修条件 なし

教 科 書 コ・メディカル化学(齋藤勝裕・荒井貞夫・久保勘二、裳華房)

参 考 書 一般化学(四訂版)(長島弘三・富田功共著、裳華房)、メディカル 化学(齋藤勝裕他共著、裳華房)、他

オフィスアワー 前原:水曜日・6 時限・J-110 研究室:随時対応可

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

006

1450130 大田原キャンパス

科目名 基礎生物学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 大西 健 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 木曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

医科学系科目または放射線生物学を学ぶために必要となる生物学(人体)の基礎知識を修得する。内

容は、生体の構造と機能、物質の代謝、細胞の増殖、発生と分化、遺伝、免疫などについて講義する。

授業の到達目標

1.細胞の構造や機能について説明できる。

2.生体を構成する物質とその代謝について説明できる。

3.遺伝子の構造や遺伝の仕組みについて説明できる。

4.人体を構成している組織、器官の特徴、さらに人体調節の仕組みについて説明できる。

5.感染症、がん化、老化などにおける生物学的現象を説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 総論 / 生物学の基礎

第 2 回 細胞

第 3 回 生体を構成する物質

第 4 回 栄養と代謝

第 5 回 遺伝と DNA

第 6 回 遺伝情報の発現

第 7 回 細胞の増殖と死

第 8 回 生殖・発生・分化

第 9 回 組織 / 器官

第 10 回 ホルモン

第 11 回 神経

第 12 回 免疫

第 13 回 微生物・感染症

第 14 回 老化・がん化

第 15 回 総括

成績評価の方法 定期試験、小テスト

評価の基準 定期試験 85~98%程度、小テスト 2~15%程度

準備学修

学習へのアドバイス

必ず教科書を読み、理解し難い箇所は予めチェックしておくこと。

また、講義で理解できなかったところは、出来るだけ早急に調べたり、質問したりすること。

(授業 1 回あたりの準備学習時間…1 時間程度)

履修条件 なし

教 科 書 後日指示する

参 考 書 なし

オフィスアワー (授業初日に通知)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

007

1450140 大田原キャンパス

科目名 解剖学Ⅰ(運動器系・循環器系・内臓系) (RT) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 村瀬 真一 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 前期

曜日時限 水曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義(アクティブ・ラーニングを含む)

授業の概要

(主題)

解剖学の本には多数の事実が学術用語で記載されているが、解剖学は暗記の学問ではない。学習に

あたって重要なことは、それら多数の事実と事実の間に何かの関連や法則がないかと考えることであ

る。このことを念頭において学習しないと、多数の事実に対して暗記で対応せざるを得なくなり勉強時間

の割に一向に解剖学が身についていないということになる。この事実と事実の間の関連や法則を考え

る上で指定教科書の「ヒトのからだ」は極めて応用性が高い内容であり、著者没後 30 年を経た現在でも

読者を惹きつけて止まない名著である。もう一つの教科書である「図説 人体の構造」は、本講義の核と

なるロングセラーである。例えば脳神経と脊髄神経の関連を考える際に適切な図を示した本は極めて

少ないが、「図説 人体の構造」はその優れた例外である。

授業の到達目標

解剖学を学ぶ目的は、人体を知り他人に説明できるようになることである。そのためには、各個人が頭

の中に人体という構造をイメージできるようにしなければいけない。この目標は、一年間で達成できるも

のではないが、そのための基礎を本講義で培う。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 総論 1、問題演習(図説 人体の構造 2-31 頁)

第 2 回 総論 2、問題演習(図説 人体の構造 2-31 頁)

第 3 回 消化器 1、問題演習(図説 人体の構造 148-175 頁)

第 4 回 消化器 2、問題演習(図説 人体の構造 148-175 頁)

第 5 回 消化器 3、問題演習(図説 人体の構造 148-175 頁)

第 6 回 呼吸器 1、問題演習(図説 人体の構造 176-185 頁)

第 7 回 呼吸器 2、体液 1、問題演習(図説 人体の構造 176-185 頁、218-229 頁)

第 8 回 体液 2、問題演習(図説 人体の構造 218-229 頁)

第 9 回 脈管学 1、問題演習(図説 人体の構造 230-259 頁)

第 10 回 脈管学 2、問題演習(図説 人体の構造 230-259 頁)

第 11 回 脈管学 3、問題演習(図説 人体の構造 230-259 頁)

第 12 回 泌尿器、問題演習(図説 人体の構造 186-193 頁)

第 13 回 生殖器 1、問題演習(図説 人体の構造 194-209 頁)

第 14 回 生殖器 2、内分泌腺 1、問題演習(図説 人体の構造 194-209 頁、210-217 頁)

第 15 回 内分泌腺 2、問題演習(図説 人体の構造 210-217 頁)

成績評価の方法 定期試験 100%、多肢選択問題でマークシート(国家試験形式)である。

評価の基準 定期試験で評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

1)予習(30 分):何が重要であるかを理解しておくために、予めデヂエで与えられる講義概要を読み国

家試験問題に取り組む。

2)講義(90 分):ノートを取りながら理解する。何が重要であるかを講義で確認する。

3)復習(30 分):その日のうちに疑問点や興味を持った点を調べてノートに書き込む。国試問題を解い

て要点をノートに書き込む。

4)試験前:ノートを読み返し、国試問題を解く。

5)試験後:試験直後に出題事項をノートで確認して復習する。

(その他)肉眼で見た人体もあれば、顕微鏡で見た人体組織もあり、様々なスケールでの人体の理解が

必要である。これを成書だけで行うのは、不可能である。そのため医学部では実物を観察記録考察す

る実習が設けられているが、諸君にその機会は極めて乏しいので各自が意識してその弱点を克服しな

ければならない。幸いに現在は人体の画像や標本画像の閲覧がオンラインや図書館で容易にできるの

で、それらを利用して各自の頭の中の人体イメージを肉付けすること。

履修条件 なし

教 科 書 ヒトのからだ -生物史的考察(三木成夫著、うぶすな書院、1997 年)

図説 人体の構造(小田嶋梧郎著、メヂカルフレンド社、1974 年)

008

参 考 書 人体の画像や標本画像の閲覧がオンラインや図書館で容易にできるので、それらを利用すること。

オフィスアワー 講義中に疑問点(聞き取れなかった、書き取れなかったも含む)があればすぐに質問すること、その場で

解決を試みる。講義前後にも質問を受け付け、その回答やコメントは履修者全員に周知を図る。

その他 【該当するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー ②

009

1450150 大田原キャンパス

科目名 解剖学Ⅱ(内臓系・神経系・感覚器系) (RT) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 村瀬 真一 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 水曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義(アクティブ・ラーニングを含む)

授業の概要

(主題)

解剖学の本には多数の事実が学術用語で記載されているが、解剖学は暗記の学問ではない。学習に

あたって重要なことは、それら多数の事実と事実の間に何かの関連や法則がないかと考えることであ

る。このことを念頭において学習しないと、多数の事実に対して暗記で対応せざるを得なくなり勉強時間

の割に一向に解剖学が身についていないということになる。この事実と事実の間の関連や法則を考え

る上で指定教科書の「ヒトのからだ」は極めて応用性が高い内容であり、著者没後 30 年を経た現在でも

読者を惹きつけて止まない名著である。もう一つの教科書である「図説 人体の構造」は、本講義の核と

なるロングセラーである。例えば脳神経と脊髄神経の関連を考える際に適切な図を示した本は極めて

少ないが、「図説 人体の構造」はその優れた例外である。

授業の到達目標

解剖学を学ぶ目的は、人体を知り他人に説明できるようになることである。そのためには、各個人が頭

の中に人体という構造をイメージできるようにしなければいけない。この目標は、一年間で達成できるも

のではないが、そのための基礎を本講義で培う。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 感覚器 1、問題演習(図説 人体の構造 260-283 頁)

第 2 回 感覚器 2、問題演習(図説 人体の構造 260-283 頁)

第 3 回 感覚器 3、問題演習(図説 人体の構造 260-283 頁)

第 4 回 神経系 1、問題演習(図説 人体の構造 106-141 頁)

第 5 回 神経系 2、問題演習(図説 人体の構造 106-141 頁)

第 6 回 神経系 3、問題演習(図説 人体の構造 106-141 頁)

第 7 回 神経系 4、問題演習(図説 人体の構造 106-141 頁)

第 8 回 骨学および靭帯学 1、問題演習(図説 人体の構造 32-75 頁)

第 9 回 骨学および靭帯学 2、問題演習(図説 人体の構造 32-75 頁)

第 10 回 骨学および靭帯学 3、眼窩の構成を工作で確認、問題演習(図説 人体の構造 32-75 頁)

第 11 回 筋学 1、問題演習(図説 人体の構造 76-105 頁)

第 12 回 筋学 2、問題演習(図説 人体の構造 76-105 頁)

第 13 回 筋学 3、問題演習(図説 人体の構造 76-105 頁)

第 14 回 神経と筋肉、問題演習

第 15 回 発生、その他、問題演習

成績評価の方法 定期試験 100%、多肢選択問題でマークシート(国家試験形式)である。

評価の基準 定期試験で評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

1)予習(30 分):何が重要であるかを理解しておくために、予めデヂエで与えられる講義概要を読み国

家試験問題に取り組む。

2)講義(90 分):ノートを取りながら理解する。何が重要であるかを講義で確認する。

3)復習(30 分):その日のうちに疑問点や興味を持った点を調べてノートに書き込む。国試問題を解い

て要点をノートに書き込む。

4)試験前:ノートを読み返し、国試問題を解く。

5)試験後:試験直後に出題事項をノートで確認して復習する。

(その他)

肉眼で見た人体もあれば、顕微鏡で見た人体組織もあり、様々なスケールでの人体の理解が必要であ

る。これを成書だけで行うのは、不可能である。そのため医学部では実物を観察記録考察する実習が

設けられているが、諸君にその機会は極めて乏しいので各自が意識してその弱点を克服しなければな

らない。幸いに現在は人体の画像や標本画像の閲覧がオンラインや図書館で容易にできるので、それ

らを利用して各自の頭の中の人体イメージを肉付けすること。

履修条件

教 科 書 ヒトのからだ -生物史的考察(三木成夫著、うぶすな書院、1997 年)

010

図説 人体の構造(小田嶋梧郎著、メヂカルフレンド社、1974 年)

参 考 書 人体の画像や標本画像の閲覧がオンラインや図書館で容易にできるので、それらを利用すること。

オフィスアワー 講義中に疑問点(聞き取れなかった、書き取れなかったも含む)があればすぐに質問すること、その場で

解決を試みる。講義前後にも質問を受け付け、その回答やコメントは履修者全員に周知を図る。

その他 【該当するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー ②

011

1450080 大田原キャンパス

科目名 生理学 (RT) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 山下 勝幸 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 金曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

生理学では人体の正常機能について学ぶ。分子・細胞・組織・器官・個体のそれぞれのレベルにおい

て、生命維持のためにどのようなことが営まれているかを理解する。まず、一般生理学として細胞の機

能について学び、次に植物性機能として、血液、循環、呼吸、消化、腎臓、自律神経、及び、内分泌に

ついて学ぶ。最後に動物性機能として、感覚系、運動系、及び、脳の機能を学習する。

授業の到達目標

1.細胞膜を介した物質の輸送が理解できる。

2.血液、循環、呼吸、消化、尿生成など、内部環境の維持に関わる機序が理解できる。

3.感覚が起こる仕組みを説明できる。

4.筋収縮、反射運動、随意運動の機序を説明できる。

5.脳の機能の基本的な部分を説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 細胞膜と物質の輸送、ホメオスタシス

第 2 回 体液、血液

第 3 回 心臓、循環調節

第 4 回 呼吸器系の構成、呼吸調節

第 5 回 消化管の機能

第 6 回 腎臓と尿

第 7 回 ニューロンの生理

第 8 回 自律神経系の構成と機能

第 9 回 内分泌

第 10 回 感覚器① 体性感覚、視覚

第 11 回 感覚器② 聴覚、前庭感覚、味覚、嗅覚

第 12 回 筋収縮

第 13 回 脊髄反射、随意運動

第 14 回 脳の機能

第 15 回 授業全体のまとめ

成績評価の方法 ■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート □その他(受講態度)

評価の基準 定期試験のみで評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

解剖学と密接に関連するので、解剖学と合わせて理解するのが望ましい。

復習が重要であり、毎回の講義内容をノートにまとめること (60 分程度)。

履修条件 なし

教 科 書 コメディカルのための専門基礎分野テキスト 生理学・第 3 版

(黒澤美枝子・長谷川 薫 編集、中外医学社、2012 年)

参 考 書 初回講義時に紹介する。

オフィスアワー 金曜 2 限 研究室 (L 棟 4 階 L417 号室) なお、質問は各回の授業後に受け付けます。また、在室時

は随時対応します。

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー2 に該当

012

1450100 大田原キャンパス

科目名 医学概論 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 村瀬 真一 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 前期

曜日時限 火曜 4 限 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義(アクティブ・ラーニングを含む)

授業の概要

(主題)

「医学概論とは何か?」 こう問われて多くの医師が連想するのは、川喜田愛郎、小川鼎三、澤瀉久敬

諸博士の著作であろう。しかし、彼等の著作でカバーしていない分野の発展が近年著しい。そこで時宜

にかなった内容を備えた「医学の近代史」を教科書として指定する。ある学問分野の大綱を理解する方

法の一つは、その分野がどのようにして出来上がってきたかを追うことである。この方法により医学の

全体像を捉える。更に指定参考書の「ヒトのからだ」は医学概論の導入にふさわしい名著である。この

本で明らかにされるヒトのでき方は、極めて応用性が高い内容なので RT「解剖学」だけでなく RT「医学

概論」講義でも頻繁に言及する。

授業の到達目標 現代医学の成立基盤を学習して、医学が有する問題点および将来の医学の到達目標を考察できるよう

にする。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 臨床医学の発展 18 世紀から 19 世紀、問題演習

第 2 回 基礎医学の興隆 19 世紀後半、問題演習

第 3 回 診断、治療の発展 19 世紀から 20 世紀、問題演習

第 4 回 がん、問題演習

第 5 回 免疫、問題演習

第 6 回 ビタミン、内分泌、問題演習

第 7 回 内分泌 2、問題演習

第 8 回 内分泌 3、問題演習

第 9 回 分子細胞生物学、問題演習

第 10 回 感染症 1、問題演習

第 11 回 感染症 2、問題演習

第 12 回 神経科学1、問題演習

第 13 回 神経科学 2、問題演習

第 14 回 日本の医学の発展 1、問題演習

第 15 回 日本の医学の発展 2、今後の医学、問題演習

成績評価の方法 定期試験 100%、多肢選択問題でマークシート(国家試験形式)である。

評価の基準 定期試験で評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習(予習復習等)】

1)予習(30 分):何が重要であるかを理解しておくために、予めデヂエで与えられる講義概要を読み、国

家試験問題に取り組む。

2)講義(90 分):ノートを取りながら理解する。何が重要であるかを講義で確認する。

3)復習(30 分):その日のうちに疑問点や興味を持った点を調べてノートに書き込む。国試問題を解い

て要点をノートに書き込む。

4)試験前:ノートを読み返し、国試問題を解く。

5)試験後:試験直後に出題事項をノートで確認して復習する。

履修条件

教 科 書 医学の近代史(森岡恭彦著、NHK 出版、2015 年)

参 考 書 ヒトのからだ -生物史的考察(三木成夫著、うぶすな書院、1997 年)

図説 人体の構造(小田嶋梧郎著、メヂカルフレンド社、1974 年)

オフィスアワー 講義中に疑問点(聞き取れなかった、書き取れなかったも含む)があればすぐに質問すること、その場で

解決を試みる。講義前後にも質問を受け付け、その回答やコメントは履修者全員に周知を図る。

その他 【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②

013

1450190 大田原キャンパス

科目名 総合科学実験Ⅰ(入門) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 西木 雅行 科目担当者 荒川 哲、前原 正義、岡村 直利、三輪 建太

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 前期

曜日時限 水曜 4 限 水

曜 5 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

自然科学の基礎となる物理学(放射線物理学を含む)、化学について実験を行うことで理解を深めると同

時に、それらを支えている基礎的な技術を修得する。また、実験の結果を整理して考察を加えたレポー

トの書き方についても学ぶ。

授業の到達目標

1. 物理学(放射線物理学を含む)、化学について理解ができる。

2. 実験の基本技術を修得できる。

3. 数値の正確な取り扱いができる。

4. 読み手を意識したレポートの作成ができる。

授業計画

回数 内容 担当

1. 実験オリエンテーション

2. 数値の取り扱い(データについて)

3. 数値の取り扱い(有効数字について)

4. レポートの書き方

5. A 班 ガラス器具の洗浄・試薬の調整

6. B 班 ガラス器具の洗浄・試薬の調整

7. A 班 中和滴定 B 班 自然放射線の測定

8. B 班 中和滴定 A 班 自然放射線の測定

9. A 班 イオン交換クロマトグラフィー B 班 距離による放射線の減衰

10. B 班 イオン交換クロマトグラフィー A 班 距離による放射線の減衰

11. A 班 有機合成 B 班 遮蔽材による放射線の減衰

12. B 班 有機合成 A 班 遮蔽材による放射線の減衰

13. 調査研究日

14. 調査研究日

15. 総括

成績評価の方法 実験レポート

評価の基準 実験レポートの内容と完成度

準備学修

学習へのアドバイス

実験に参加する前に、指導書を良く読んで準備(1 時間)してから参加すること。

実験終了後は、実験結果を元に実験レポート作成(2 時間)を行なうこと。

履修条件

教 科 書 実験指導書を配布する。

参 考 書 適宜紹介する。

オフィスアワー

水曜日6限 他にも空いている時間は対応します。

荒川研究室 J-104 岡村研究室 J-105 前原研究室 J-110 三輪研究室 C-510

西木研究室 D-518

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

014

1450200 大田原キャンパス

科目名 総合科学実験Ⅱ(基礎) (水 4・5 限) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 岡村 直利 科目担当者 前原 正義、平間 信、三輪 建太、橋本 光康

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 水曜 4 限 水

曜 5 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

この科目では,いくつかの基礎的な実験を通して、各々の現象を直接観察あるいは測定し,結果から得

られることを自分なりに考え,そこに潜む法則や基本原理について学ぶ。併せて、レポート作成方法も

学ぶ。

授業の到達目標

それぞれの実験手法が理解できる

得られた結果を考察して、そこに潜む法則基本原理を理解することができる

適切なレポートを作成することができる

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 実験ガイダンス

第 2 回~第 14 回 オムニバス形式による実験

第 15 回 総括

岡村直利、前原正

義、平間信、三輪建

太、橋本光康

音叉の振動数測定

放射性同位体の崩壊確率のシミュレーション 岡村直利

重力加速度の測定

気圧の測定 平間 信

分光計による屈折率の測定 橋本光康

近点盲点の測定 三輪建太

薄層クロマトグラフィーによるアミノ酸の分離 前原正義

総括

岡村直利、前原正

義、平間信、三輪建

太、橋本光康

成績評価の方法 □定期試験、□実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 ■レポート、 □その他( )

評価の基準 レポート 100%

準備学修

学習へのアドバイス

準備学習として 1 時間を目安に実験指導書をよく読み、内容を理解したうえで実験に参加すること。

また、実験に必要な資料や道具等は事前に調べ必ず用意し、持参すること。

実験終了後は、実験結果の取りまとめや、考察、指定課題等を記述した実験レポートの作成を2時間程

度かけて行うこと。

履修条件 特になし

教 科 書 実験指導書を配付する

参 考 書 適宜紹介する

オフィスアワー

岡村:金曜日・4 限・研究室(J-105)

平間:火曜日・5 限・研究室(D-507)

橋本:木曜日・3 限・研究室(F-503)

三輪:火曜日・1 限・研究室(C-510)

前原:水曜日・6 限・研究室(J-110)

※詳細は最初の講義で説明する。

その他

実験設備や実験担当者の関係で若干の内容修正が発生する可能性がある。

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

015

1451030 大田原キャンパス

科目名 放射線物理学Ⅰ(基礎) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 荒川 哲 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 水曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

放射線の物理現象に関する理論を学ぶため、放射線の定義と種類、原子核物理の基本的事項を講義

する。さらに X 線物理学の基礎、及び X 線と物質との相互作用等について学び、医療における放射線

利用の物理学的基礎を講義する。

授業の到達目標

放射線の定義と種類について説明できる。

X線の発生について説明できる。

光子と物質の相互作用について説明できる。

X線の減衰、平均自由行程、エネルギー吸収、半価層について説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 放射線の定義と種類

第 2 回 量子と相対性論

第 3 回 原子の構造

第 4 回 X 線の定義

第 5 回 特性 X 線

第 6 回 制動 X 線、X 線管

第 7 回 光と物質の相互作用

第 8 回 光の散乱、光電効果

第 9 回 コンプトン散乱

第 10 回 電子対生成

第 11 回 光子の減衰

第 12 回 線量の単位

第 13 回 個人被ばく線量

第 14 回 問題演習

第 15 回 総括

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】<各回共通>

予習:それまでの講義の復習と関連する内容について教科書等を事前に読んでくること。(60 分程度)

復習:授業で学習した内容についてプリント冊子を中心に復習し、わからないことがあれば、質問に来る

こと。

講義中に疑問点を質問することに心掛けること。

履修条件

教 科 書 放射線医学物理学 (西臺武弘著、文光堂)

参 考 書 特に指定しない。

オフィスアワー オフィスアワーは水曜日 6 時限とするが、質問は随時受け付ける。積極的に質問に来ること。(研究室

J-104)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

016

1451150 大田原キャンパス

科目名 画像情報学Ⅰ(感光理論・処理) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 荒川 哲 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 火曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

医用画像の中で重要な役割を担ってきた X 線画像であるが、その基本となるアナログ X 線写真の理論

の概要を学ぶ。また、X 線画像の基本的評価法についての知識を習得する。さらに今後主流となる X 線

画像のデジタル化技術についても習得できるようにしていく。

授業の到達目標

①アナログ画像感光理論、写真感材、現像処理の基本的な知識の取得と説明ができる。

②画像の物理評価(センシトメトリー、鮮鋭度、粒状性)および視覚評価の算出、評価の説明ができる。

③デジタル X 線画像技術の理解と有用性を説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 授業概要・X 線の基礎

第 2 回 X 線による画像形成

第 3 回 X 線写真の機構(感光と現像)

第 4 回 現像処理

第 5 回 写真特性

第 6 回 画質評価 1

第 7 回 画質評価 2

第 8 回 デジタル画像

第 9 回 CR/DR システム

第 10 回 デジタル画像処理Ⅰ

第 11 回 デジタル画像処理Ⅱ

第 12 回 レーザーイメージャーとディスプレイ

第 13 回 医用デジタル画像

第 14 回 X 線画像の品質管理

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 □レポート、 □その他( )

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】<各回共通>

予習:それまでの講義内容を復習し、関連する内容について教科書等を事前に読んでくること。(240 分

程度)

復習:授業で学習した内容について復習し、わからないことがあれば、質問に来ること。

講義中に疑問点を質問することに心掛けること。 各回ごとのテーマを教科書で予習し、授業でわからな

いことがあれば、積極的に質問すること。

履修条件

教 科 書 放射線写真学 アナログからディジタルへ(富士メディカルシステムズ株式会社)

参 考 書 医用画像情報学 (南山堂)

オフィスアワー 水曜 6 限をオフィスアワーとするが、随時対応する。場所は J104 室。

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②③に該当

017

1451180 大田原キャンパス

科目名 画像情報学実験 (火 4・5 限) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 荒川 哲 科目担当者 座間 佳男、岡野 員人、松山 江里、室井 健三

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 火曜 4 限 火

曜 5 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

放射線写真学は、基礎化学、光学、エックス線撮影、画像理論、ディジタル処理などの多くの学問体系

との関係にある。この内容を全て実験で実施することは困難であるが、その考え方、画像の構成を、グ

ループによる実験を通じて学ぶことを目的とする。また、自分で画像を創る喜びを味わい、チームとして

行動するトレーニングも実験内容に含まれている。

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した

経験のある教員および医療機器の研究開発に従事した経験のある教員がその経験を生かして、学内

にある装置を用いた実験形式による実践的教育を実施する。

授業の到達目標 それぞれのテーマを実践し、理解する。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 ガイダンス

第 2 回~第

14 回 以下の実験をオムニバス形式で実施する。

実験1 視覚的評価 ROC 解析 室井

実験2 入出力特性 Bootstrap 法による特性曲線の作成 岡野

実験3 解像特性 矩形波チャート法による MTF 測定 座間

実験4 ノイズ特性 仮想スリット法によるディジタルウィナースペクトル測定 松山

実験5 画像処理 デジタル X 線システムの画像処理 荒川

第 15 回 総括

成績評価の方法 各実験テーマに参加し、レポート提出を基本とする。必要に応じて 総括試験を実施する。

評価の基準 各実験にすべて参加し、リポート提出の評価を基準とする。なお、実験時の態度、意欲等も参考にす

る。

準備学修

学習へのアドバイス

配布資料をよく読んで、実験の内容、理論、手順を理解しておくこと。(2 時間程度準備学習を行う。)

その他ガイダンス時の指示内容に十分留意すること。

白衣,名札等を持参すること。

履修条件

教 科 書 放射線写真学 アナログからディジタルへ(富士メディカルシステムズ株式会社 H29 年 4 月 1 日発行)

配付テキスト

参 考 書 医用画像情報学(南山堂)

診療画像技術学ーX 線 (オーム社)

オフィスアワー 室井:月曜日 6 時限(J-112)、荒川:水曜日 6 時限(J-104)、座間:金曜日 2 時限(B-513)、岡野:金

曜日1時限(C-408)、松山:水曜日1限(B-502)

その他

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②③に該当

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員および医療機器の研究開

発に従事した経験のある教員が授業を担当する。

018

1451760 大田原キャンパス

科目名 医用工学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 平間 信 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 月曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

現代の画像診断機器には計測・信号処理・制御などの目的で様々な電子回路が装備されている。医用

工学は、それらの動作原理の把握、理解に必要な電気、電子工学を取り扱う。

電気工学の基本は電磁気学と電気回路学である。電磁気学は「基礎物理学」で学ぶので、ここでは電

気回路学の講義を主に行う。電気回路には、直流回路、交流回路、過渡現象などがあり、特に直流回

路が全ての基本で、この理解なしには交流回路や過渡現象、さらには電子工学の理解は難しい。

「講義」だけでは理解は不十分なので、講義の最後に講義内容の理解を深めるために練習問題を解く

「演習」を行う。

授業の到達目標

1.医用工学の基本用語と単位が理解できる。

2.オームの法則の理解、抵抗の直列、並列接続時の合成抵抗が計算できる。

3.キルヒホッフの第1、第2法則を理解し、それらを応用して直列、並列回路の解析ができる。

4.消費電力、電力量の概念を理解し、応用計算ができる。

5.平行平板コンデンサの理解、コンデンサの直列、並列接続時の合成容量、電荷量等が計算できる。

6.瞬時値表示(振幅、位相、周波数、最大値、実効値、平均値)の概念が理解できる。

7.交流のベクトル表示法(複素数ベクトル、ベクトル記号法)を理解し、ベク

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 単位、電流と電荷、オームの法則、導体の抵抗

第 2 回 直列回路、並列回路、ブリッジ回路

第 3 回 キルヒホッフの法則

第 4 回 電源、計測器の内部抵抗

第 5 回 消費電力と仕事量

第 6 回 コンデンサ

第 7 回 交流回路(交流現象)、素子の働き

第 8 回 正弦波交流回路の計算(ベクトル表示、複素数表示、記号法の適用)

第 9 回 正弦波交流回路の計算(RL 直並列回路)

第 10 回 正弦波交流回路の計算(RC 直並列回路)

第 11 回 共振現象

第 12 回 交流電圧・電流・電力

第 13 回 三相交流

第 14 回 CR 回路の過渡現象

第 15 回 授業全体のまとめ

成績評価の方法 定期試験、中間試験、小テスト

評価の基準 定期試験(中間試験、小テストの内容も加味)

準備学修

学習へのアドバイス

・授業方法は講義によるが、講義内容は毎回の積み重ねなので特に復習を十分行うこと。

・1年通期科目「基礎物理学」の電磁気学の分野をしっかり理解すること。

・理系科目では数学は必須の知識であり、数学Ⅰ、Ⅱで学ぶ内容を応用するので、しっかり理解するこ

と。

【準備学修(予習・復習等)】

授業中に確認小テスト解答・解説・自己採点を行なう。

予習:教科書を読んで予習する。(1 時間)

復習:例題・確認問題を再解答して復習する。(1 時間)

履修条件 なし

教 科 書 スリム・ベーシック シリーズ 医用工学:小倉 泉 著、福士政広 編(メジカルビュー社)

必要に応じて補足プリントを併用する。

参 考 書 ・物理学入門:楠川絢一 他(実教出版)

・医用工学演習:飯田孝保 他(東洋書店)

019

・図解でわかるはじめての電気回路:大熊康弘(技術評論社)

オフィスアワー 月曜 6 限目、D507

その他

【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②(診療放射線技師の専門知

識・技能の修得に加え、真理や本質を追究するものの考え方、学び方の基本を修得することができ

る。)に該当。

020

1451280 大田原キャンパス

科目名 医用X線機器工学Ⅰ(X 線発生システム) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 西木 雅行 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 木曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

画像診断機器の中で最も歴史が古く、今でも広く普及している「診断用 X 線装置」について、その構成と

動作原理の基本を一通り学習する。また、最新の技術動向についても触れる。ここで学んだ基本事項

は、第 2 学年で学習する「医用 X 線機器工学 II」でさらに深められる。

授業の到達目標

1. X 線の特性について説明できる

2. X 線発生装置の種類・構造・発生機序が説明できる

3. デジタル画像処理装置の基礎を把握する

4. 関連装置の種類・構造が説明できる

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 総論

第 2 回 X 線管 (動作特性、許容負荷)

第 3 回 X 線管 (焦点外X線)、付属機器

第 4 回 X 線発生装置の構成および特性(単相全波整流装置)

第 5 回 X 線発生装置の構成および特性(三相全波整流装置)

第 6 回 X 線発生装置の構成および特性(インバータ式装置)

第 7 回 自動露出制御

第 8 回 I.I.装置

第 9 回 CR 装置

第 10 回 FPD 装置

第 11 回 X 線画像処理装置 (DR,DSA)

第 12 回 X 線関連機器 (フィルムチェンジャー、グリッド)

第 13 回 X 線診断システム (一般撮影装置、X 線 TV 装置)

第 14 回 X 線診断システム (循環器撮影装置、乳房撮影装置)

第 15 回 総括

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験結果により評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

講義の終わりに毎回確認テストをやるので、自分の理解度をその都度確認して、理解が足りないところ

はきちんと復習で補うこと。これの積み重ねが地力となる。わからないところは質問に来ること。

授業には遅刻しないように! 集中して授業に臨むこと! 授業中の私語は厳禁! 居眠りは欠席扱

い!

準備としては、特に前回の復習をしっかりと実施すること(60分)

履修条件

教 科 書 改訂新版 放射線機器学(Ⅰ) (コロナ社)

参 考 書 特に指定しない

オフィスアワー 月曜日 1限 (D-518)

その他の時間帯でも、空いていれば対応します。

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

021

1451340 大田原キャンパス

科目名 診療放射線概論 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 橋本 光康 科目担当者 細貝 良行、三輪 建太、松山 江里

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 前期

曜日時限 火曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

医療と放射線医学の歴史を認識するとともに、医療における診療放射線技師の位置づけ、業務内容を

知ることで、今後学ぶ関連科目の習熟を容易にすることを目的とする。

1. 医療における診療放射線技師の役割

2. 画像検査学・診断学と放射線治療学の概要

3. 診療業務と放射線技術の発展に関わる先端研究

などについて学習する。

授業の到達目標

1.放射線医学および診療放射線技師の歴史と果たしてきた役割について概説できる。

2.診療放射線技師の活動分野が説明できる。

3.画像検査・診断学や放射線治療学の概略が理解できる。

4.先端研究を知り、臨床業務および学びの広さ・深さを理解することができる。

5.診療放射線技師としてチーム医療推進のための基本的考え方が理解できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 放射線科学・放射線医学・放射線技術学を学ぶにあたって 橋本光康

第 2 回 診療放射線技師と社会との関わり 診療放射線技師の使命 橋本光康

第 3 回 放射線技術学から捉えた放射線診断学の歴史 橋本光康

第 4 回 放射線技術学から捉えた放射線腫瘍学・治療学の歴史 橋本光康

第 5 回 放射線と物質との相互作用の概念 橋本光康

第 6 回 医療機器と画像 橋本光康

第 7 回 被ばくの概念 橋本光康

第 8 回 放射線技術学関連の先端研究① 細貝良行

第 9 回 放射線技術学関連の先端研究② 松山江里

第 10 回 放射線技術学関連の先端研究③ 三輪建太

第 11 回 放射線技術学関連の先端研究④ 橋本光康

第 12 回 放射線部門における情報システム 橋本光康

第 13 回 医療安全と多職種との連携 橋本光康

第 14 回 近未来の放射線技術を考える

診療放射線技師資格修得に向けての行動計画 橋本光康

第 15 回 総括 橋本光康

成績評価の方法 ■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、■レポート、 □その他

評価の基準 定期試験 50% 課題レポート等 50%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学修】

授業後の復習を各回 60 分程度行うこと。

講義内容が幅広いので、講義の要点を理解し講義ノートをまとめること。

履修条件

教 科 書 特に指定しない

参 考 書

診療放射線技術 上巻 (山下一也 供編・南江堂)

医学英単語略語辞典 (九州大学放射線部編・南山堂)

医用放射線辞典 (辞典編集委員会編・共立出版)

その他、講義中に紹介

オフィスアワー

橋本:火曜日 4 時限 F503 研究室

細貝:月曜日 5 時限 D505 研究室

松山:木曜日 1 時限 B502 研究室

三輪:金曜日 3 時限 C510 研究室

022

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー①および②に該当

023

1451350 大田原キャンパス

科目名 医用画像検査学概論 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 室井 健三 科目担当者 丸山 純人、岡野 員人、松山 江里、樋口 清孝

学科 放射線・情報科学科 学年 1 学年 期 後期

曜日時限 金曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

診療放射線技師の業務は大別して、画像検査と治療とがあるがこの画像検査が臨床上どのような位置

づけにあるかを知り、臨床画像を得るにあたって、どのような物理的背景と人体解剖学によって画像が

構成されるかについて学ぶ。また、画像検査の対象は常に「人」であることから受診者との対応方法(ペ

イシェントケア)と医療倫理についても学ぶ。

授業の到達目標

・放射線による画像を得るための手法が理解できる。

・得られた臨床画像の成り立ちを理解できる。

・受診者に負担の少ない検査法を考える能力が育成される。

・倫理、チーム医療の推進ができる能力が育成される。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 医療画像とは何か。その成り立ち。 室井 健三

第 2 回 X 線の基本特性 室井 健三

第 3 回 画像の成り立ち 室井 健三

第 4 回 画像の評価 室井 健三

第 5 回 X 線撮影用関連器具、周辺機器 室井 健三

第 6 回 X 線撮影の基準・指標・計測 室井 健三

第 7 回 ポジショニング 室井 健三

第 8 回 医療被曝 室井 健三

第 9 回 X 線撮影(単純撮影) 松山 江里

第 10 回 X 線撮影(造影検査) 松山 江里

第 11 回 X 線 CT 岡野 員人

第 12 回 MRI 丸山 純人

第 13 回 診療放射線技師と倫理 樋口 清孝

第 14 回 診療放射線技師とチーム医療 室井 健三

第 15 回 総括 室井 健三

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学修】講義テーマとなる教科書の部分を読み、教科書に出てくる専門用語の意味をまとめた上で

講義に臨むこと。(60 分)

履修条件 なし

教 科 書

診療放射線技術 上巻 (山下一也共編・南江堂)

医用放射線辞典(辞典編集委員会編・共立出版)

診療放射線技術実践ガイド・文光堂

参 考 書 医学英単語・略語辞典(九州大学放射線部編・南山堂)

その他、講義中に提示。

オフィスアワー

※各講義に関する質問は担当教員が随時受け付ける。

室井:月曜・6 時限・J-112 研究室

松山:木曜・1 時限・B-502 研究室

岡野:月曜・2 時限・C-408 研究室

丸山:月曜・2 時限・L-402 研究室

樋口:月曜・6 時限・J-212 研究室

なお、時間があればいつでも対応するので積極的に質問にくること

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

024

1450090 大田原キャンパス

科目名 病理学 (RT2) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 福澤 龍二 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 火曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

人の疾病理解の基礎となる病気がおこるしくみを学習する。病気が、細胞、組織、臓器のレベルでどの

ような変化が起きているかを学習する。

授業の到達目標 1.各疾患の成り立ち(病気がおこるしくみ)について理解する。

2.医学(病理学)用語の理解する。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 総論 病理学とは何か,病気と病因について

第 2 回 総論 病因(続き,感染症の内容を含む)

第 3 回 総論 進行性病変※(細胞の増殖,組織・細胞の修復と再生)

第 4 回 総論 退行性病変※(細胞の傷害,代謝異常,個体死など)

第 5 回 総論 循環障害

第 6 回 総論 炎症・免疫異常・アレルギー

第 7 回 総論 復習

第 8 回 総論の腫瘍

第 9 回 臓器別学習1 腎・泌尿器系

第 10 回 臓器別学習2 循環器,呼吸器系

第 11 回 臓器別学習3 消化器系

第 12 回 臓器別学習4 脳・神経系,運動器系

第 13 回 臓器別学習5 造血系,内分泌系・生殖器系

第 14 回 遺伝、先天異常、復習

第 15 回 総復習と試験対策

成績評価の方法 ■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート ■その他(授業態度)

評価の基準 定期試験 90% その他 10%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習(予習復習等)】

教科書の単元(イラストや臓器の写真とその説明)を読み、予習してください。(60 分)

【課題等に関するフィードバック】

課題(問題集)による復習をします。

【その他アドバイス】

暗記するよりも病気の理論を理解するようにしましょう。臓器別学習では、総論で学んだ病気の理論を

各臓器に当てはめて、疾患の成り立ちの理解を深めていきます。評価は定期試験、学習態度(講義内

での課題への取り組み姿勢を含む)で判断します。

履修条件

教 科 書

「シンプル病理学」(笹野公伸・岡田保典・安井弥編集、南江堂・改訂第 7 版)

※進行性病変と退行性病変は、教科書の以下のページに記載されています。

進行性病変: 進行性病変 p11-12, 組織・細胞の修復・再生 p21-28

退行性病変: 細胞死 p12-15, 代謝異常 p119-128, 個体の死 p132

参 考 書 特に指定しない

オフィスアワー 質問等は授業後に応じます

その他 【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

025

1450180 大田原キャンパス

科目名 病態生理学 (後半) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 樋口 清孝 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期(後半)

曜日時限 火曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 15 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

臨床でよく観察される疾病の起こる仕組み、疾患別の症状と徴候の原因、発生機序などについて講義

する。また、診療放射線技師の業務である画像検査や放射線治療との関連についても講義する。

授業の到達目標

1. 各疾患に特徴的な臨床症状を説明できる。

2. 各疾患や症状の発生機序を説明できる。

3. 各疾患における放射線診療との関連について理解できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 総論(病態生理を学ぶための基礎)

第 2 回 循環器系疾患

第 3 回 呼吸器系疾患

第 4 回 消化器系疾患

第 5 回 泌尿器系疾患

第 6 回 内分泌系疾患

第 7 回 中枢神経系疾患

第 8 回 総括

成績評価の方法 定期試験、小テスト

評価の基準 定期試験 85~98%程度、 小テスト 2~15%程度

準備学修

学習へのアドバイス

事前に教科書の該当する箇所に目を通し、解剖学、生理学、病理学で学んだ知識を整理しておくこと

(授業 1 回あたりの準備学修時間…1 時間程度)。

また、講義で理解できなかったところは、出来るだけ早急に調べたり、質問したりすること。

履修条件

教 科 書 超ビジュアル病態生理学(メジカルビュー社)

参 考 書 学生のための疾病論 人間が病気になるということ(医学書院)

オフィスアワー 水曜日・6 時限・J-212 研究室

(指定した曜日・時限以外でも対応可)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

026

1451010 大田原キャンパス

科目名 応用数学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 岡村 直利 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 水曜 3 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

ベクトルと行列、一次変換は、X 線 CT、MRI や核医学検査等により得られた画像の逐次近似再構成

や、画像フィルター等を理解する上で必須の知識であり、近年盛んな深層学習を理解する上で最も基

礎となる知識である。また、偏微分や重積分も同様に X 線 CT や MRI などの基本原理を理解する上で

必要な知識である。そして、微分方程式は放射化学、放射物理学等の基礎科目の理解に必要である。

そこで、本講義ではこれら診療放射線技師として知っておくべき内容の基礎について演習を行いながら

学んでいく。

授業の到達目標

1.ベクトルについて理解すると共に、内積・外積について理解する。

2.行列について理解し、行列同士の計算ができるようになる。

3.行列を用いた一次変換等について理解する。

4.簡単な微分方程式を理解し、解くことができるようになる。

5.多変数関数の微積分を理解する。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 ガイダンス

第 2 回 ベクトルの成分表示、内積・外積

第 3 回 行列の基礎計算(加減と積)

第 4 回 逆行列と行列式

第 5 回 行列の固有値と固有ベクトル

第 6 回 行列と一次変換

第 7 回 行列・一次変換の応用例

第 8 回 微分方程式(変数分離形)

第 9 回 微分方程式(定数変化法)

第 10 回 多変数関数の微分(偏微分)

第 11 回 ベクトル解析入門

第 12 回 多変数関数の積分(累次積分)

第 13 回 多変数関数の積分(重積分)

第 14 回 多変数関数の積分(置換積分)

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート □その他(確認試験)

評価の基準 定期試験を評価基準とする。

準備学修

学習へのアドバイス

予習:ベクトルや行列は四則演算が主となるが、数学的思考が必要となる分野である。微分方程式、多

変数関数の微積分は微分積分の計算力と知識が基礎となる。そこで、講義中に次回予告をするので、

その内容に即した 1 年次の数学 1,2 の内容について、必要に応じて 30 分程度の見返しをすること。

復習:講義内容について、ノート等を見返し、講義中に提示した例題などを再度自力で解く。また、講義

中に配布する、プリント課題・演習問題を解く。個人の力量によって必要となる時間は前後するが、30 分

から 1 時間程度の時間を復習にあてることが望ましい。

アドバイス:講義が主となる科目だが、実際に自分で問題を解くことで理解が進む科目であるため、自

学自習をしっかりと行うこと。理解できなかったところは放置せず、次の講義までに理解するように心が

けること。

履修条件 1 年次の数学 1,2 の復習を行っておくこと。

教 科 書 特に指定しない。別途必要事項は資料を配布する。

参 考 書

やさしく学べる微分積分(石村 園子 著 共立出版)

やさしく学べる微分方程式(石村 園子 著 共立出版)

放射線技師のための数学 三訂版 (福田 覚 著 医療科学社)

027

オフィスアワー 水曜日・2 限・研究室(J-105)。

※メール等で連絡があった場合、随時受け付ける。連絡先等は最初の講義で紹介する。

その他

受講者の理解度などに応じて進度や講義内容を若干変更する場合がある。

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

028

1451040 大田原キャンパス

科目名 放射線物理学Ⅱ(発展) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 荒川 哲 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 火曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

放射線物理学Ⅱでは 1 年後期の放射線物理学Ⅰの知識を前提に講義を進める。特に原子核の構造、

崩壊、核反応、などの原子核物理学の基礎、粒子線(電子線、重荷電粒子線、中性子線等)と物質との

相互作用、及び放射線発生装置について講義する。さらに、放射線診療における多様な放射線利用の

物理的側面を講義する。

授業の到達目標

質量欠損、結合エネルギーについて説明できる。

原子核の殻構造と崩壊様式(α崩壊、β崩壊、γ線放射)を説明できる。

核反応と反応断面積、核分裂、核融合を説明できる。

電子、重荷電粒子、中性子と物質の相互作用を説明できる。

放射線発生装置の原理について説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 X 線と放射性物質

第 2 回 原子核の構造

第 3 回 質量欠損、結合エネルギー、核力

第 4 回 原子核の崩壊(α崩壊)

第 5 回 原子核の崩壊(β崩壊)

第 6 回 原子核の崩壊(EC、IT 他)

第 7 回 問題演習

第 8 回 崩壊と平衡

第 9 回 核反応

第 10 回 線量単位

第 11 回 荷電子と物質の相互作用

第 12 回 重荷電粒子と物質との相互作用

第 13 回 中性子

第 14 回 放射線発生装置(種々の加速器とその原理)

第 15 回 総括

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】<各回共通>

予習:それまでの講義の復習と関連する内容について教科書等を事前に読んでくること。(60 分程度)

復習:授業で学習した内容についてプリント冊子を中心に復習し、わからないことがあれば、質問に来る

こと。

講義中に疑問点を質問することに心掛けること。

履修条件

教 科 書 放射線医学物理学 (西臺武弘著、文光堂)

参 考 書 アイソトープ手帳(日本アイソトープ協会)

オフィスアワー オフィスアワーは水曜日 6 時限とするが、質問は随時受け付ける。積極的に質問に来ること。(研究室

J-104)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

029

1451060 大田原キャンパス

科目名 放射線計測学Ⅰ(基礎) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 座間 佳男 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 水曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

本講義では診療放射線技師等(第 1 種放射線取扱主任者、医学物理士)を目指す者にとって必須であ

る放射線計測の基本事項と計測の理論、放射線検出器の原理および構造を学習する。また、放射能の

測定、放射線量の測定、放射線エネルギーの測定、放射線防護に関する検出器と測定法について講

義を行う。本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師、第 1 種放射線取扱主任者及び

医学物理士として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員がその経験を活かし業務内容

の詳細を講義する実践的教育を実施する。

授業の到達目標

放射線検出器の種類と特長を説明できる。

放射能(Bq)の測定について説明できる。

線量測定における重要事項(電子平衡、空洞理論)について説明できる。

線量測定(照射線量、吸収線量の測定)とその統計的取扱いについて説明ができる。

放射線エネルギーの測定について説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 計測の基礎(目的、計測対象)

第 2 回 計測の基礎(量、単位)

第 3 回 計測の理論(線種、発生源)

第 4 回 計測の理論(検出の物理)

第 5 回 検出器の種類・構造・特性(気体)

第 6 回 検出器の種類・構造・特性(気体)

第 7 回 検出器の種類・構造・特性(固体、液体)

第 8 回 検出器の種類・構造・特性(固体、液体)

第 9 回 検出器の種類・構造・特性(個人被ばく他)

第 10 回 検出器の種類・構造・特性(個人被ばく他)

第 11 回 放射線測定の実際

第 12 回 放射線測定の実際

第 13 回 放射線治療における線量測定

第 14 回 放射線治療における線量測定

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート □その他

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

<各回共通>

予習:授業前までに教科書の該当箇所を読んでおくこと(30 分程度)

復習:授業を振り返り、要点をまとめておくこと(30 分程度)

履修条件 なし

教 科 書 放射線概論(柴田徳思 ほか、通商産業研究社)

放射線基礎計測学 (三枝健二 ほか、医療科学社)

参 考 書 外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法(通商産業研究社)

アイソトープ手帳(日本アイソトープ協会)

オフィスアワー 金曜日・2 限・B513(座間)、随時可

その他

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

診療放射線技師、第 1 種放射線取扱主任者及び医学物理士として医療機関での放射線業務に従事し

た経験のある教員が授業を担当する。

放射線を計測するためには、放射線と物質の物理的相互作用を理解しておくことが重要である。放射

線物理学の基礎を十分理解のうえ講義に臨むこと。

030

1451070 大田原キャンパス

科目名 放射線計測学Ⅱ(応用) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 座間 佳男 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期

曜日時限 木曜 2 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義(調査学習、プレゼンテーションを含む)

授業の概要

(主題)

放射線物理学、放射線計測学Ⅰの知識を有することを前提として、より応用的な解説を行なう。

第 1 種放射線取扱主任者及び医学物理士が実施する放射線計測について理解する。

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師、第 1 種放射線取扱主任者及び医学物理士

として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員がその経験を活かし業務内容の詳細を講

義する実践的教育を実施する。

授業の到達目標 放射線計測の応用に関することについて説明できる。

第 1 種放射線取扱主任者及び医学物理士が実施する放射線計測について説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 総論

第 2 回 気体の検出器

第 3 回 問題演習 1

第 4 回 液体の検出器

第 5 回 問題演習 2

第 6 回 固体の検出器

第 7 回 問題演習 3

第 8 回 個人被ばく線量の測定器

第 9 回 問題演習 4

第 10 回 中性子の検出器

第 11 回 問題演習 5

第 12 回 放射線測定の実際

第 13 回 放射線測定器の応用について(調査学習)

第 14 回 放射線測定器の応用について(プレゼンテーション)

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート ■その他(課題)

評価の基準 定期試験 80%程度、課題 20%程度。

準備学修

学習へのアドバイス

<各回共通>

予習:授業前までに教科書(放射線概論)の該当箇所を読んで演習問題を解いておくこと(30 分程度)

復習:授業を振り返り、要点をまとめておくこと(30 分程度)

履修条件 なし

教 科 書 放射線概論(柴田徳思 ほか、通商産業研究社)

放射線基礎計測学 (三枝健二 ほか、医療科学社)

参 考 書 外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法(通商産業研究社)

アイソトープ手帳(日本アイソトープ協会)

オフィスアワー 金曜日・2 限・B513(座間)、随時可

その他

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

診療放射線技師、第 1 種放射線取扱主任者及び医学物理士として医療機関での放射線業務に従事し

た経験のある教員が授業を担当する。

放射線を計測するためには、放射線と物質の物理的相互作用を理解しておくことが重要である。放射

線物理学の基礎を十分理解のうえ講義に臨むこと。

031

1451080 大田原キャンパス

科目名 放射線計測学実験 (木 4・5 限) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 座間 佳男 科目担当者 岡村 直利、細貝 良行、三輪 建太、橋本 光康

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期

曜日時限 木曜 4 限 木

曜 5 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

放射線計測学の理解を深めるため各種放射線源を使用して実際に放射線計測装置で測定することで

放射線の特徴、放射線検出器の使い方、及び放射線計測における基本的なデータ処理法を学ぶ。

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した

経験のある教員および放射線研究に従事した経験のある教員がその経験を活かして、学内にある装置

を用いた実験形式による実践的教育を実施する。

授業の到達目標 実験を行なうことで講義で学ぶことを経験し理解を深める。

各実験の内容、重要事項を説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

受講者全員を少人数グループに分けて、以下の 5 テーマの実験を行う。実験テーマの詳

細についてはガイダンス時に説明する。

第 1 回:実験ガイダンス

第 2~14 回:オムニバス形式による実験

第 15 回: 総括

実験 1:様々なモダリティを使用した物質の測定

電磁波のうち人の目で見える波長の領域を可視光線とよび、その波長はおよそ 400~

800nm 程度である。それに対して、X 線や MRI で使用する電磁波など波長が異なると物質

の見え方が異なる。本実験では、様々なモダリティからみた物質の相違を造影剤を使って

計測することで、その役割と意味を理解する。

細貝 良行

実験 2:GM 計数装置の分解時間、GM 計数装置によるβ線の最大エネルギーの測定

2 線源法を用いて GM 計数管の分解時間を求める。また、フェザー法を用いてβ線の最大

エネルギーを求める。

座間 佳男

実験 3:高エネルギーX線の吸収線量の測定

LINAC から発生する 10MV の X 線を利用して、放射線治療時における吸収線量の測定法

を理解する。

橋本 光康

実験 4:ガスフロー計数管のプラトー及び放射能の測定

ガスフローGM 計数管およびガスフロー比例計数管装置を用いて、α線源の測定を行う。 三輪 建太

実験 5:γ(ガンマ)線スペクトルの測定

NaI(Tl)シンチレーション検出器とマルチチャンネル波高分析器を用いたγ線スペクトロメー

ターの原理および測定方法を習得する。

岡村 直利

成績評価の方法 □定期試験□実技試験□実習評価□小テスト■レポート■その他(確認試験)

評価の基準 すべての実験に出席しレポートを提出することが前提で、実験への取り組み姿勢、実験報告書、確認試

験より総合的に評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

指導書をよく読んで参加すること。必要な資料、道具は必ず持参すること。

<各回共通>

予習:各実験前までに教科書の該当箇所を読んでおくこと(30 分程度)

復習:実験を振り返り、レポートをまとめ作業を通し関連事項を調査すること(30 分程度)

履修条件 なし

教 科 書 ガイダンス時の配布資料、実験指導書による。

参 考 書

放射線基礎計測学 (三枝健二 ほか、医療科学社)

外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法(通商産業研究社)

アイソトープ手帳(日本アイソトープ協会)

オフィスアワー 座間:金曜日・2 時限・B-513 研究室

橋本:火曜日:4 時限・F-503 研究室

032

細貝:月曜日・6 時限・D-505 研究室

岡村:木曜日・3 時限・J-105 研究室

三輪:金曜日・3 時限・C-510 研究室

その他

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員および放射線研究に従事

した経験のある教員が授業を担当する。

033

1451090 大田原キャンパス

科目名 放射化学Ⅰ(基礎) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 前原 正義 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期

曜日時限 金曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

放射化学は、化学的な諸問題を解決するために放射能を利用する化学の一分野である。

講義は、放射性同位体元素の性質、放射壊変、放射平衡、放射性同位体元素の取扱い、製造法、放

射性核種の分離と精製法、トレーサ化学など、基礎的項目及び放射分析、放射化分析、放射化学分析

など、分析化学、生化学、有機化学などの応用について行う。

授業の到達目標

1 放射性核種の放射性壊変を説明できる

2 放射性核種の特性を理解できる

3 放射平衡が理解できる

4 放射性核種の分離法が理解できる

5 放射性核種の分析法が理解できる

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 放射能

第 2 回 同位体と原子番号

第 3 回 放射性壊変の種類

第 4 回 壊変現象

第 5 回 放射平衡1

第 6 回 放射平衡2

第 7 回 放射平衡3

第 8 回 天然放射性核種と人工放射性核種

第 9 回 放射性同位体の化学

第 10 回 放射性核種の分離法1

第 11 回 放射性核種の分離法2

第 12 回 標識化合物の合成法

第 13 回 放射性同位体を利用した化学分析

第 14 回 放射性同位体の化学分析への応用

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験 ■小テスト ■レポート

評価の基準 定期試験:80~95% 小テスト及びレポート:5~20%

準備学修

学習へのアドバイス

(60 分程度)

・テキストを基に授業を行うので、事前に目を通し、流れを把握すること

・これまでに学んだことのない分野があるので積極的に用語等を調べること

・学修した内容を確認し、分からないことは質問すること

履修条件 なし

教 科 書 放射化学(改定 3 版 放射線技術学シリーズ)(東 静香、久保直樹 編、オーム社)

アイソトープ手帳 11 版(日本アイソトープ協会、丸善)

参 考 書 放射線概論 第 11 版(柴田徳思編、通商産業研究社)等

オフィスアワー 前原:水曜日・6 時限・J-110 研究室:随時対応可

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

034

1451120 大田原キャンパス

科目名 放射線生物学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 窪田 宜夫 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 金曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

放射線は生命科学や医療の分野において時代と共に有用性を増している。放射線は「被ばく」というネ

ガティブな側面に着眼しがちであるが、人体に対する影響に関しては長年の調査・研究の蓄積があり医

療分野ではメリット・デメリットを適切に評価し利用されている。本講義の目的は診療放射線技師を目指

す学生に必要な放射線生物学の理解を深めることにある。

授業の到達目標

1. 放射線生物学で用いる単位・用語を理解し、適切に使用できる。

2. 放射線の作用を分子レベル・細胞レベル・組織レベル・人体レベルで理解し、説明できる。

3. 放射線の人体への影響害と防護に関して理解し、説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 放射線生物学概論 放射線生物学とは 放射線の生物影響の特徴 放射線生物学と放

射線治療

第 2 回 放射線の生物作用 分子レベル 細胞レベル 個体レベル①

第 3 回 放射線の生物作用 分子レベル 細胞レベル 個体レベル②

第 4 回 細胞の生存率曲線

第 5 回 細胞・組織の放射線感受性

第 6 回 放射線障害 早期障害 晩発障害 外部被ばく

第 7 回 放射線障害 早期障害 晩発障害 内部被ばく

第 8 回 放射線の遺伝的影響 妊婦の被ばくと胎児への影響

第 9 回 放射線発がん 発がんの機序 発がんのリスク

第 10 回 正常組織と腫瘍の放射線感受性

第 11 回 正常組織と腫瘍の生物学的効果の修飾

第 12 回 正常組織と腫瘍の分割照射と 4R

第 13 回 高 LET 放射線生物学

第 14 回 温熱療法

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 ■レポート、 □その他( )

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】必ず教科書を読み、理解し難い箇所は予めチェックしておくこと。 また、講義で理解できな

かったところは、出来るだけ早急に調べたり、質問したりすること。予習(30 分)復習(30 分)

履修条件 特に無し

教 科 書 放射線生物学 窪田 宜夫編 医療科学社

参 考 書 絵ときシグナル伝達入門 ・改訂版 (服部成介著)、羊土社・2010 年

放射線技術学シリーズ 放射線生物学 改定第 2 版 (江島洋介・木村 博 共著)、オーム社、2012 年

オフィスアワー 授業前後に質問を受け付ける

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー2 に該当

035

1451130 大田原キャンパス

科目名 画像解剖学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 大嶽 達 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期

曜日時限 火曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

放射線診断学において、脳神経系、腹部、胸部、循環器系、骨格軟部系の各部位で、単純写真、CT、

MR などの画像における正常解剖を講義する。実際の人体の解剖と対応させながら、画像における解

剖を解説する。また、病気における画像についても教科書の写真などを用いて解説を加え、より正常解

剖の理解を深めてもらう。造影剤や IVR についても講義する。達成度テストを用いて知識を整理し、国

家試験問題も解説する。

授業の到達目標 各臓器の正常画像解剖を把握し、基礎医学の基本的知識も身につけること

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 骨格軟部系画像解剖その1

第 2 回 骨格軟部系画像解剖その2

第 3 回 骨格軟部系画像解剖その3

第 4 回 脳神経系画像解剖その1

第 5 回 脳神経系画像解剖その2

第 6 回 胸部画像解剖その1

第 7 回 胸部画像解剖その2

第 8 回 腹部画像解剖その1

第 9 回 腹部画像解剖その2

第 10 回 腹部画像解剖その3

第 11 回 循環器系画像解剖

第 12 回 造影剤、IVR

第 13 回 達成度テスト解説

第 14 回 問題演習

第 15 回 総括

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験100%

準備学修

学習へのアドバイス

授業で指摘したポイントをよく頭において 教科書の正常画像解剖をよく復習すること 各回の範囲にあ

たる 身体それぞれの部位の 教科書に書いてある 正常画像解剖 と 基礎医学新改訂版に書いて

ある 各部位の重要ポイントを 各回 1時間ほどかけて よく予習復習すること

履修条件

教 科 書 放射線画像医学 (新医用放射線科学講座) 医歯薬出版

基礎医学新改訂版(大学書籍部で販売中)

参 考 書 なし

オフィスアワー 前期 火曜日 2 限 研究室:D519

後期 金曜日 2 限 研究室:D519

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

036

1451160 大田原キャンパス

科目名 画像情報学Ⅱ(画質評価) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 室井 健三 科目担当者 松山 江里

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 月曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

画像の良し悪し(画質)を客観的に評価するための定量的表現法を、画像情報学Ⅰで学んだX線診断

装置の画像情報を足がかりとして学ぶ。画像の評価には、画質の物理特性の評価と ROC 解析に代表

されるような視覚による病変検出能の評価が含まれる。前者の物理特性(入出力特性、解像特性、ノイ

ズ特性)における評価法としては、それぞれ、特性曲線、レスポンス関数MTF、RMS粒状性やウィナー

スペクトルなどがある。それぞれの評価法の意味、特徴、目的についての基礎的な知識を身につけるこ

とを目標とする。

授業の到達目標

1.なぜ画質評価が重要なのか理解できる。

2.画質の物理的評価と視覚的評価についてそれぞれの原理、特徴、測定法が理解できる。

3.X 線撮影における被ばく線量と画質との関係が理解できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 医用画像の画質評価(X 線画像の画質評価をベースに) 室井 健三

第 2 回 入出力特性:特性曲線 室井 健三

第 3 回 解像特性(1):評価法、PSFとLSF 室井 健三

第 4 回 解像特性(2):レスポンス関数MTF/フーリエ変換/MTF の計測 室井 健三

第 5 回 ノイズ特性(1):粒状性からウィナースペクトルへ 室井 健三

第 6 回 ノイズ特性(2):モトル、DQE 室井 健三

第 7 回 検出量子効率(DQE)、雑音等価量子数(NEQ) 室井 健三

第 8 回 ディジタル画像の画質評価(入出力特性、解像特性、ノイズ特性) 室井 健三

第 9 回 ROC解析(1):基礎 室井 健三

第 10 回 ROC解析(2):例 室井 健三

第 11 回 ディジタル画像ファイル、フィルタリング 松山 江里

第 12 回 画像診断で使われる画像処理技術、コンピュータ支援診断(CAD) 松山 江里

第 13 回 医用画像管理システム(PACS)、画像圧縮、画像表示モニタ 松山 江里

第 14 回 放射線情報システム(RIS)、病院情報システム(HIS)、関連法律 松山 江里

第 15 回 総括 室井 健三、

松山 江里

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学修】講義テーマとなる教科書の部分を読み、教科書に出てくる専門用語の意味をまとめた上で

講義に臨むこと。(60 分)

履修条件 なし

教 科 書 医用画像情報学 改訂 3 版 (桂川茂彦 編集、南山堂 2016)

参 考 書 授業で紹介する。

オフィスアワー

※各講義に関する質問は担当教員が随時受け付ける。

室井:月曜・6 時限・J112

松山:木曜・1 時限・B502

なお、時間があればいつでも対応するので積極的に質問にくること。

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②③に該当

037

1451770 大田原キャンパス

科目名 医用工学演習 (4-5 限) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 平間 信 科目担当者 西木 雅行、岡村 直利、内藏 啓幸

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 金曜 4 限 金

曜 5 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 演習

授業の概要

(主題)

医用工学Ⅰを基礎として、半導体の原理・回路の習得、論理回路の情報の扱いについて習得する。

半導体の基礎,ダイオード,トランジスタ素子の動作,各種半導体動作,各種演算増幅回路の基礎と動

作,N 進数表現,論理回路,ブール代数,ベン図について学習する。

医用工学において特に重要な交流回路(RC 回路,共振回路),電源回路(整流回路・平滑回路)につい

て、講義内容を演習で確認するとともに、実験において実験結果を計算で予測し実験確認する。

授業の到達目標

交流回路の応用計算ができる。

半導体の原理・動作を理解できる。

各種半導体(ダイオード,トランジスタ,他)の原理・動作を理解できる。

半導体回路の応用計算ができる。

演算増幅器の応用計算ができる。

N 進数の基数変換ができる。

論理回路動作の解析ができる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 実験ガイダンス,オシロスコープ使用方法習得,交流信号波形の実験確認 岡 村 直 利 、 平 間

第 2 回 交流回路実験 内 藏 啓 幸 、 西 木

雅行、岡村 直利

第 3 回 演習 交流回路 岡村 直利

第 4 回 講義・演習 半導体・PN 接合 平間 信

第 5 回 講義・演習 整流回路,波形整形回路 西木 雅行

第 6 回 実験 整流回路 内 藏 啓 幸 、 西 木

雅行、岡村 直利

第 7 回 演習 電源回路 西木 雅行

第 8 回 講義・演習 半導体:ダイオードの基本・各種ダイオード 平間 信

第 9 回 講義・演習 半導体:バイポーラトランジスタ,電界効果トランジスタ 平間 信

第 10 回 講義・演習 半導体:トライアック,その他の半導体 平間 信

第 11 回 講義・演習 演算回路(理想条件,反転増幅回路,非反転増幅回路) 平間 信

第 12 回 講義・演習 演算回路(加減算回路) 平間 信

第 13 回 講義・演習 真空管,光電子増倍管,情報の表現(数の表現,基数変換) 平間 信

第 14 回 講義・演習 論理回路の基礎(論理表現,NOT/AND/OR/Ex-OR 論理回路,ベン図),

AD/DA 変換 平間 信

第 15 回 総括 平間 信

成績評価の方法 定期試験,演習課題,実験レポート

評価の基準 定期試験 70%,演習課題 10%,実験レポート 20% を総合的に評価する

準備学修

学習へのアドバイス

医用工学において特に重要な交流回路,電源回路について、講義内容を演習で確認するとともに、実

験において実験結果を計算で予測し実験確認する。 演習・実験では、結果に対して常に「何故?」とい

う意識を持って臨み、疑問点・不明点はその場でなくしてゆくことを期待する。

【準備学修(予習・復習等)】

実験結果を元に、実験レポート作成(1 時間)を行なう。

予習:教科書を読んで専門用語を整理しておく(1 時間)。

復習:確認問題を再解答し復習する(1 時間)。

履修条件

教 科 書 医用工学実験指導書

スリム・ベーシック シリーズ 医用工学:小倉 泉 著、福士政広 編(メジカルビュー社)

038

参 考 書 ・医用工学演習:飯田孝保 他(東洋書店)

・図解でわかるはじめての電気回路:大熊康弘(技術評論社)

オフィスアワー

内蔵:月曜日 6 限 E‐506 研究室

西木:金曜日 6 限 D‐518 研究室

岡村:木曜日 4 限 J-105 研究室

平間:金曜日 6 限 D-507 研究室

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

039

1451240 大田原キャンパス

科目名 コンピュータ演習Ⅰ(データ処理) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 平間 信 科目担当者 松山 江里

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 水曜 1 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 演習

授業の概要

(主題)

報告書や論文では自身の考えを検証するために多くの条件で実験・試行を行う。 得られた実験データ

を解析し、その結果・結論を論理的な筋道にそって報告書にまとめることになる。 その際のツールとし

て、EXCEL を用いた解析方法,Word による図表作成方法,数式作成方法があり、これらについて講義・

演習を行う。

授業の到達目標

1.表計算ソフトウェアを用いてデータの特徴をグラフ表示し、Word 文書にまとめることができる。

2.データ処理としてフーリエ解析・フィルタリング・フィッティング等の信号処理ができる。

3.報告書で図表・グラフ・数式を判りやすく作成できる。

4.簡単なマクロが作れ、効率的にデータ処理ができる。

5.簡単な画像処理ができる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 表計算(四則演算)におけるオートフィル、絶対参照/相対参照,グラフ描画と文書への貼

付 平間 信

第 2 回 3 次元グラフ描画,文書での数式入力(Word) 平間 信

第 3 回 3 次元グラフ,数式入力(Word) 平間 信

第 4 回 乱数とヒストグラム(シート関数, 分析ツール),実験値・理論値の重ね書き 平間 信

第 5 回 フーリエ変換 平間 信

第 6 回 最小二乗法による関数近似(ソルバー) 平間 信

第 7 回 半減期計算とグラフ表示 松山 江里

第 8 回 放射性崩壊シミュレーション 松山 江里

第 9 回 画像処理① 画像読取り,プロファイル作成 松山 江里

第 10 回 画像処理② 閾値処理と画像出力 松山 江里

第 11 回 画像処理③ ウィンドウイング 松山 江里

第 12 回 画像処理④ コンボリューション/フィルタリング 松山 江里

第 13 回 総合演習① 平間 信

松山 江里

第 14 回 総合演習② 平間 信

松山 江里

第 15 回 総括 平間 信

松山 江里

成績評価の方法 課題と実技試験

評価の基準 課題 30%、実技試験 70%

準備学修

学習へのアドバイス

ツールは繰り返し使って慣れる事で、その応用範囲は広がって行きます。 本演習のみでなく、他の授

業,演習,実験で使ってみる事を勧めます。

【準備学修(予習・復習等)】

演習課題を元に各自復習(1 時間)を行なう。

履修条件 「情報処理」を履修済みであることが望ましい。

教 科 書 毎回配布する資料をもとに講義する

参 考 書 コメディカル教育のための 情報リテラシーとコンピュータの基礎(情報教育センター編)

オフィスアワー 松山 木曜日 1 限 :B502

平間 木曜日 6 限 :D507

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

040

1451250 大田原キャンパス

科目名 コンピュータ演習Ⅱ(プログラミング) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 平間 信 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期

曜日時限 火曜 4 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 演習

授業の概要

(主題)

最近の OS では GUI が操作の基本になっている。 このような環境下で動作するプログラムの作成を通

し、オブジェクト指向のプログラミングの概念と、データ構造とアルゴリズムについて講義し、演習にてプ

ログラムを作成・確認する。

授業の到達目標

1.オブジェクト指向プログラミングの概念を理解し、プログラムが作成できる。

2.データ構造を理解することができる。

3.バックグラウンド処理プログラムを作成できる。

4.画像を入力、表示するプログラムを作成できる。

5.画像のフィルタ処理などのアルゴリズムを理解することができる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 GUI プログラミングの概念とイベントドリブン

第 2 回 メインフォームとコントロールの利用

第 3 回 変数の概念、制御文の使い方-1

第 4 回 制御文の使い方-2

第 5 回 配列、関数の作成

第 6 回 簡単なプログラムの作成

第 7 回 ファイルの入出力

第 8 回 バックグラウンド処理

第 9 回 マルチフォーム応用

第 10 回 画像入力と表示

第 11 回 イメージファイルと簡単な画像処理

第 12 回 イメージファイルと様々な画像フィルタ

第 13 回 課題の作成-1

第 14 回 課題の作成-2

第 15 回 課題の作成-3 とまとめ

成績評価の方法 毎回の実習と作成した課題

評価の基準 実習 40%、作成課題 60%

準備学修

学習へのアドバイス

プログラミング言語の学習は外国語の学習と同じように、繰り返し使って慣れる事が早道である。

EXCEL の VBA を用いれば、ある程度制限はあるものの、簡単なプログラミングは可能である。 また自

分の PC にプログラム開発環境をダウンロードすれば、より高度なプログラミングが可能である。

【準備学修(予習・復習等)】

予習:配布資料を元に文法,命令を事前に調べておく。

復習:演習課題を PC を用いて復習(2 時間)を行なう。

履修条件

教 科 書 毎回配布する資料をもとに講義する

参 考 書 特に指定しない

オフィスアワー 水曜日 6 限 :D507

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

041

1451290 大田原キャンパス

科目名 医用X線機器工学Ⅱ(X 線映像システム) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 西木 雅行 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 木曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

すでに 1 学年後期の「医用機器工学Ⅰ」で学習した内容を掘り下げ、X 線発生と X 線システムについて

のより深い理解を目指す。原理的な理解を確実にして、今後出現するであろう新技術にも臆することな

く積極的に取り組んでいける素地をつくる。

授業の到達目標

授業の到達目標

1. X 線の発生、制御、画像化の原理が理解できる。

2. X 線装置の機能が理解できる。

3. CR,FPD など最新のデジタル画像装置の特徴が理解できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 X 線撮影と X 線装置の概要

第 2 回 X 線管 (動作特性、許容負荷)

第 3 回 X 線管 (焦点外X線)、付属機器

第 4 回 確認試験

第 5 回 X 線発生装置の構成および特性(単相全波整流装置、三相全波整流装置)

第 6 回 X 線発生装置の構成および特性(インバータ式装置)

第 7 回 自動露出制御

第 8 回 I.I.装置

第 9 回 CR 装置

第 10 回 FPD 装置

第 11 回 XX 線画像処理装置 (DR,DSA)

第 12 回 X 線関連機器 (フィルムチェンジャー、グリッド)

第 13 回 X 線装置システム (一般撮影、X 線 TV、循環器用装置)

第 14 回 X 線診断システム (乳房用装置、他)

第 15 回 X 線診断システム特論 (コーンビーム CT、DXA、他)

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験結果により評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

授業には必ず出席し、遅刻をしないこと。

授業中は授業に集中すること、私語厳禁。 居眠りは欠席扱い!

分からないところは放置せずに、必ず質問すること。

準備としては、特に前回の復習をしっかりと実施すること(60分)

履修条件

教 科 書 改訂新版 放射線機器学(Ⅰ) 診療画像機器(青柳泰司他著:コロナ社)

参 考 書 特に指定しない

オフィスアワー 金曜日 3限 D-518

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

042

1451300 大田原キャンパス

科目名 医用 X 線 CT 工学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 内藏 啓幸 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 木曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

X 線 CT は今や診断に欠かせない装置として広く臨床現場で用いられている。本講義では X 線 CT の

動作原理、構成要素、表示法、性能パラメータ、などの基礎的な理解に加え、臨床上問題になるアーチ

ファクトとその成因、および装置を常に最高の状態で使用するための、装置性能の評価法、メンテナン

ス法などについて講義する。

授業の到達目標

1.X 線 CT の基礎原理とその物理的意味を説明できる。

2.X 線 CT 装置の構成を基本原理と関連付けて理解し説明できる。

3.X 線 CT 画像の表示法とその性能およびアーチファクトについて理解し、臨床に役立つ画像を提供す

る方法を説明できる。

4.X 線 CT の最新の機能性能について説明できる。

5.X 線 CT の性能評価ができる。

6.X 線 CT の装置メンテナンスの方法を説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第1回 X 線 CT の歴史とその基本原理

第2回 投影データとそのセット

第3回 X 線を用いた投影データの取得とその物理的意味

第4回 投影データからの断層像再構成(前半)

第5回 投影データからの断層像再構成(後半)

第6回 断層像の表示方法

第7回 X 線 CT の構成要素(前半)

第8回 X 線 CT の構成要素(後半)

第9回 ヘリカルスキャン

第10回 マルチスライス CT と 3 次元画像表示

第11回 画質パラメータ

第12回 アーチファクトとその原因

第13回 装置のメンテナンス

第14回 X 線 CT 装置の線量評価

第15回 臨床アプリケーションと他モダリティとの比較

成績評価の方法 定期試験、小テスト

評価の基準 定期試験90%、小テスト10%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

予習をして、どこがわかないかを明確にしておく。(60分)

【その他アドバイス】

授業中では「どうしてそうなるのか」をしっかり理解すること。そのためには、わからないところはその場

で質問して、その場で理解すること。

履修条件

教 科 書 診療放射線技師を目指す学生のための医用 X 線 CT 工学(佐々木博・小池貴久・勝俣健一郎著、コロ

ナ社)

参 考 書 医用放射線科学講座13 放射線診断機器工学 (瓜谷富三・岡部哲夫編集:医歯薬出版株式会社)

新版 放射線機器工学(Ⅰ) (青柳泰司 他著:コロナ社)

オフィスアワー 月曜日 6 限(18:00~19:30) E-506 研究室

そのほか随時対応:都合のいい時に教員研究室に来ること

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

043

1451310 大田原キャンパス

科目名 医用機器工学実験Ⅰ(一般撮影機器) (木 4・5 限) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 荒川 哲 科目担当者 岡野 員人、平間 信、内藏 啓幸、松山 江里

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 木曜 4 限 木

曜 5 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

画像診断装置(核医学を除く)とその周辺機器の動作原理および画質評価を理解するための実験を前

期(Ⅰ)・後期(Ⅱ)に分けて実施する。

実験 1 : X 線グリッドおよび散乱線の特性(松山)

実験 2 : X 線イメージインテンシファイアの特性(岡野)

実験 3 : X 線発生装置の特性 (荒川)

実験 4 : 超音波診断装置の画像特性(平間)

実験 5 : CT の画像再構成 (内蔵)

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した

経験のある教員および医療機器の研究開発に従事した経験のある教員がその経験を生かして、学内

にある装置を用いた実験形式による実践的教育を実施する。

授業の到達目標 実験を行なうことで講義で学ぶこと、学んだことを経験し理解を深める。

各実験の内容、重要事項を説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

受講者全員を少人数グループに分けて、以下の 5 テーマの実験を行う。各実験テーマの

詳細については実験ガイダンスで説明する。 荒川哲

1 回 : 実験ガイダンス

2~14 回 : オムニバス型式による実験

15 回 : 総括

平間信、荒川哲 内

藏 啓 幸 、 松 山 江

里、岡野員人

実験 1:X 線グリッドおよび散乱線の特性

グリッドによる散乱線の改善効果、グリッドの性能評価項目を理解する。

グリッドを挿入した場合と除去した場合の線量率を測定し、物理特性を求める。

松山江里

実験 2:X 線イメージインテンシファイアの特性

I I-X 線 TV 系の解像力・歪み特性の理解し、透視撮影台の使用法を習得する。

テストチャートの X 線透視・TV 画像信号発生器による画像を観察・記録し解像力・歪みを解析

する。

岡野員人

実験 3:X 線発生装置の特性

X 線発生装置の基本的な性質を理解する。

・X 線発生装置の管電圧/管電流と線量の関係

・X 線のエネルギースペクトルの測定

荒川哲

実験 4:超音波診断装置の画像特性

B モード・M モードの画像生成法、多重反射・グレイティングロープによるアーチファクトを理解する。

スポンジファントム・プラスチックファントム・ワイヤーターゲットの画像の観測および計測を行う。

平間信

実験 5:CT の画像再構成

X 線 CT 装置の画像再構成法(フィルタ補正逆投影法)の原理を理解する。

テキストの図形から投影データを計測し、単純逆投影・フィルタ補正逆投影により得られる再構成

画像を比較する。

内藏啓幸

成績評価の方法 ■レポート、 ■その他(実験への取り組み姿勢)

すべての実験に出席し、報告書を提出することで評価の対象となる。

評価の基準 実験への取り組み姿勢、実験報告書、確認試験を総合的に評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

指導書をよく読んで参加すること。(2 時間程度準備学習を行う。)

必要な資料、道具は必ず持参すること。

また、実験中にも不明な点は積極的に質問すること。

履修条件

044

教 科 書 指導書を配布する。

参 考 書 放射線機器工学Ⅰ (コロナ社)、 医用放射線技術実験 (共立出版)、

診療放射線技師を目指す学生のための医用超音波論 (コロナ社)

オフィスアワー 荒川:水曜日 6 時限(J-104)、平間:水曜日 6 時限(D-507)、松山:火曜日1時限(B-502)、岡野:金曜

日 1 時限(C-408)、内蔵:月曜日 6 時限(E-506)

その他

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員および医療機器の研究開

発に従事した経験のある教員が授業を担当する。

045

1451320 大田原キャンパス

科目名 医用機器工学実験Ⅱ(CT、MRI) (水 4・5 限) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 室井 健三 科目担当者 丸山 純人、岡野 員人、西木 雅行、荒川 哲

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期

曜日時限 水曜 4 限 水

曜 5 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

画像診断装置(核医学を除く)とその周辺機器の動作原理及び画質評価を理解する為の実験を前期

(Ⅰ)・(Ⅱ)に分けて実施する。

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した

経験のある教員および医療機器の研究開発に従事した経験のある教員がその経験を生かして、学内

にある装置を用いた実験形式による実践的教育を実施する。

授業の到達目標 放射線機器の特徴、及びその応用について理解できる。

授業計画

回数 内容 担当

受講者全員を少人数グループに分けて、以下の 5 テーマの実験を行う。

実験テーマの詳細についてはガイダンス時に説明する。

1 回 : 実験ガイダンス

2 回~14 回 : オムニバス型式による実験

15 回 : 総括

実験 6:X 線発生装置の高電圧特性と X 線強度の関係

管電圧・管電流・mAs と X 線強度の関係、n 値・半価層・線減弱係数・均等度・不均等度の

意味を理解する。管電圧と Al 枚数をそれぞれ変えて、蛍光量計により透過 X 線強度を測

定し、グラフから n 値、半価層などを求める。

実験 7:自動露出制御の特性

増感紙フィルム系とディジタル撮影系において、自動露出制御(AEC)が実際にどのように

機能しているのか確かめる。様々な厚さの被写体を写してみることにより、AEC の限界に

ついても考える。また、バックアップタイマの役割とその動作特性を確認する。

実験 8:デジタルラジオグラフィ(CR と DR)の特性

CR および DR の基本原理とシステムの操作法を学ぶ。また、画像解析ツール(image-J)

を使ったデジタル画像の解析方法を学ぶ。これらを通じてデジタル画像の特徴を把握す

る。

実験 9:X 線 CT 装置の性能評価

基本的な X 線 CT 装置の性能評価について実習を行い、その評価方法を理解するととも

に X 線 CT 装置の特徴について学ぶ。

実験 10:MRI 装置の特徴・画像の SN 比測定

MRI 装置の磁場発生方式、構成、安全管理などについて理解する。また MR 画像の SN 比

に影響を与える撮像パラメータについて理解する。

成績評価の方法 実験への取り組み、報告書、総括時の確認試験

評価の基準 実験への取り組み、報告書の内容、総括時の確認試験結果から総合的に評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学修】実験前には必ず実験指導書を読み、実施内容を理解した上で参加すること。また、実験テ

ーマに関する内容を教科書や参考書などで調査し、出てくる専門用語の意味をまとめた上で実験に臨

むこと。(60 分)

履修条件 なし

教 科 書 実験指導書を配布する。

参 考 書 放射線機器工学Ⅰ (コロナ社)、 医用放射線技術実験 (共立出版)

オフィスアワー

※各実験に関する質問は担当教員が随時受け付ける。

室井:水曜・6 時限・J-112 研究室

西木:水曜・6 時限・D-518 研究室

荒川:水曜・6 時限・J-104 研究室

丸山:月曜・2 時限・L-402 研究室

046

岡野:水曜・6 時限・C-408 研究室

なお、時間があればいつでも対応するので積極的に質問にくること

その他

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員および医療機器の研究開

発に従事した経験のある教員が授業を担当する。

初回ガイダンス時に、班編成、スケジュール、実験方法等を指示する。

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

047

1451360 大田原キャンパス

科目名 医用X線検査学Ⅰ(単純撮影) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 座間 佳男 科目担当者 岡野 員人

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 金曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

胸部、腹部、骨などの単純 X 線撮影法について講義する。

X 線撮影の目的、撮影方法、診断において画像に求められる項目について学習する。

受診者の心理状態や受診環境の整備、他の医療スタッフとの関係について学ぶ。

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した

経験のある教員がその経験を活かし業務内容の詳細を講義する実践的教育を実施する。

授業の到達目標

1.X 線撮影における診療放射線技師の役割(患者接遇、被ばく低減等)を説明できる。

2.各種X線撮影法を理論的に理解し目的、撮影方法、診断において画像に求められる項目について説

明できる。

3.各種X線撮影法を理論的に理解しポジショニングを実施できる。

授業計画

回数 内容 担当

1 診療放射線技師の役割 座間 佳男

2 撮影条件の設定、X 線撮影における基準線と体表解剖 座間 佳男

3 胸部撮影 座間 佳男

4 腹部撮影 座間 佳男

5 頭部撮影 岡野 員人

6 椎骨撮影 岡野 員人

7 骨盤撮影 岡野 員人

8 胸郭撮影 岡野 員人

9 上肢撮影 岡野 員人

10 下肢撮影 岡野 員人

11 歯科撮影 岡野 員人

12 骨盤計測撮影 座間 佳男

13 乳房撮影(マンモグラフィ) 座間 佳男

14 小児撮影、救急撮影 座間 佳男

15 総括 座間 佳男、

岡野 員人

成績評価の方法 ■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート □その他

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

<各回共通>

予習:授業前までに教科書の該当箇所を読んでおくこと(30 分程度)

復習:授業を振り返り、要点をまとめておくこと(30 分程度)

履修条件 なし

教 科 書 新・図説 単純 X 線撮影法 (金原出版株式会社)

診療放射線技術 上巻 (南江堂)

参 考 書 図解 診療放射線技術実践ガイド (文光堂)

オフィスアワー 座間:金曜日・2 限・B513、随時可

岡野:金曜日・2 限・C408、随時可

その他

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が授業を担当する。

解剖学(特に骨解剖)の知識が必要不可欠である。十分に復習し講義に臨むこと。

048

1451370 大田原キャンパス

科目名 医用X線検査学Ⅱ(造影撮影) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 室井 健三 科目担当者 樋口 清孝

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期

曜日時限 月曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

X 線造影検査について、その検査目的から検査方法、さらに得られる画像の特徴について講義する。ま

た、造影剤の種類や副作用について講義する。

その他、骨塩定量、眼底検査、内視鏡検査などの画像検査についても解説する。

授業の到達目標

1. それぞれの検査目的について説明できる。

2. それぞれの検査方法における一連の流れについて説明できる。

3. それぞれの検査で用いる造影剤の種類、およびその安全性について説明できる。

4. それぞれの検査で得られた画像の解剖学的特徴について説明できる。

5. それぞれの検査の利点や欠点を他の画像検査と比較できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 X 線造影検査総論 室井 健三

第 2 回 X線造影剤(ヨード造影剤を中心に) 室井 健三

第 3 回 消化管 X 線検査 樋口 清孝

第 4 回 上部消化管造影検査 樋口 清孝

第 5 回 下部消化管造影検査 樋口 清孝

第 6 回 消化管X線画像/その他 樋口 清孝

第 7 回 IV-DSA と IA-DSA 室井 健三

第 8 回 脳血管造影検査と IVR 室井 健三

第 9 回 心血管・冠動脈造影検査と IVR 室井 健三

第 10 回 腹部血管造影検査と IVR 室井 健三

第 11 回 胆道・膵管造影検査と IVR 室井 健三

第 12 回 尿路系造影検査 室井 健三

第 13 回 生殖器系造影検査/脊髄腔造影検査/関節腔造影検査 室井 健三

第 14 回 その他医用画像検査(骨塩定量/眼底検査/内視鏡検査) 樋口 清孝

第 15 回 総括 室井 健三

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験 100%程度

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学修】講義テーマとなる教科書の部分を読み、教科書に出てくる専門用語の意味をまとめた上で

講義に臨むこと。(60 分)

履修条件 なし

教 科 書 診療放射線技術 上巻 改訂第 13 版(南江堂 2013)

図解 診療放射線技術実践ガイド 第 3 版(文光堂 2014)

参 考 書 講義時に紹介する。

オフィスアワー

※各講義に関する質問は担当教員が随時受け付ける。

室井:月曜・6 時限・J-112 研究室

樋口:月曜・6 時限・J-212 研究室

なお、時間があればいつでも対応するので積極的に質問にくること。

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

049

1451380 大田原キャンパス

科目名 医用 X 線 CT 検査学 (前半) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 岡野 員人 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期(前半)

曜日時限 木曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 15 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

X 線 CT 検査に必要な臨床的知識および撮影技術について理解することを目的とし、あわせて撮影時

に要求される患者接遇などについて講義する。

授業の到達目標

1. X 線 CT 検査の流れ、注意事項、ポイントについて説明できる。

2. 撮影パラメータが画質に及ぼす影響について説明できる。

3. 各部位における検査のポイント、撮影技術について説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 X 線 CT 検査の流れと診療放射線技師の役割

第 2 回 撮影パラメータと画質および造影検査の基礎

第 3 回 頭部・頸部 X 線 CT 検査

第 4 回 胸部 X 線 CT 検査

第 5 回 腹部 X 線 CT 検査

第 6 回 大血管・心臓 CT 検査

第 7 回 その他の X 線 CT 検査(救急 CT 検査、Dual Energy CT 技術の紹介など)

第 8 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験 □実技試験 □実習評価 ■小テスト □レポート □その他( )

評価の基準 定期試験、講義時間中の小テストを総合して評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

2 年前期の医用 X 線 CT 工学の復習をして講義に臨むこと。 (60 分程度)

各回で学習した内容について教科書を用いてまとめ理解をすること。(60 分程度)

【その他アドバイス】

医用 X 線 CT 工学(2 年前期)の知識を前提として講義を進めるため、X 線 CT の原理、基礎・基本の理

解を深めたうえで講義に臨んでほしい。また、講義中に課題が出るので、講義をしっかりと聞いて課題

をクリアしてほしい。

履修条件

教 科 書 これだけは習得しよう CT 検査(木暮陽介 小川正人 萩原芳広、ピラールプレス、2015)

参 考 書 診療放射線技師を目指す学生のための X 線 CT 工学(コロナ社)

超実践マニュアル CT(医療科学社)

オフィスアワー 金曜日 1 限(9:00~10:30):C-408

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

050

1451390 大田原キャンパス

科目名 医用磁気共鳴論 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 丸山 純人 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期

曜日時限 火曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

近年著しい発展を遂げ、医用画像診断において不可欠となった磁気共鳴イメージング(MRI)システム

について、その物理現象と撮像法の原理と応用、及び装置の基本的な構成について学びます。MRIは

今後も新しい技術の導入や装置の高性能化が進み、様々な臨床応用が発展することが期待されるシス

テムです。こうした新しい応用に対応できるように基本の理解に重点をおいて講義を進めます。

授業の到達目標

1.MRI における物理現象である磁気共鳴と緩和現象を説明できる

2.MR 信号の発生と検出原理を説明できる

3.MRI の撮像原理である2つのエンコード法とk空間について説明できる

4.MRI における基本パルスシーケンスとその画像化法を上記のk空間を用いて説明できる

5.MRI の画像コントラストを、緩和時間などの物理情報と撮像法とを関連付けて説明できる

6.高速撮像法の原理を基本パルスシーケンスと比較して説明できる

7.高速撮像法による応用パルスシーケンスとその画像化法を説明できる

8.画質アーチファクトについて、その概要を説明できる

9.MRI 装置の構成要素と撮像時の安全性について、その概要を説明できる

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 静磁場中の磁化とその運動

第 2 回 スピンの励起と緩和

第 3 回 MR 信号取得・選択励起

第 4 回 周波数エンコード・位相エンコード

第 5 回 k 空間・画像の生成

第 6 回 基本パルスシーケンス

第 7 回 高速撮像法

第 8 回 流れと拡散のイメージング

第 9 回 組織抑制技術

第 10 回 MRI 用造影剤

第 11 回 アーチファクト

第 12 回 性能評価法

第 13 回 MRI 装置のハードウェア構成

第 14 回 MRI 装置の安全性と運用

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 □レポート、 □その他( )

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

シラバスの授業計画を参考にして、講義前日までに教科書の該当箇所を読んで予習する。(60 分)

講義終了後、教科書・配布資料において講義中に指摘された重要ポイントを復習する。(60 分)

【アドバイス】

講義時間中に内容を理解するよう講義に集中すること。

履修条件 なし

教 科 書 MR 撮像技術学 改訂 3 版(オーム社)

参 考 書 MRI の基本 パワーテキスト (メディカル・サイエンス・インターナショナル)

オフィスアワー 月曜日 2 時限 L-402 研究室

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

051

1451410 大田原キャンパス

科目名 医用超音波論 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 平間 信 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限 火曜 4 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

超音波を用いると簡単にリアルタイムで体内を画像として観察でき、且つ無侵襲であるため、超音波診

断装置は臨床現場で欠くことのできない画像診断装置になっている。本講義ではまず生体内を伝搬す

る超音波の物理現象(伝搬,屈折,散乱,反射,減衰)から始めて、装置において断層像や血流速度が

得られるまでの原理・構成・動作について学修する。さらに超音波診断装置で得られる画像の空間分解

能やアーチファクトについて学修し、最後に最近の動向についても講義する。将来の応用につながる基

礎を重視して講義を行う。

授業の到達目標

1.生体内を伝搬する超音波の基本的な性質を理解する。

2.超音波診断装置の動作原理、画像の表示法、および、装置の構成を理解する。

3.超音波画像の分解能と S/N、および、アーチファクトとその成因を理解する。

4.最近主流となったハーモニック映像法の動作原理とその得失を理解する。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 音波と超音波、超音波診断装置の基本原理と特徴

第 2 回 超音波に関する物理量,粒子速度,音速,縦波と横波,パワーとエネルギー

第 3 回 超音波の伝搬、反射、透過、屈折

第 4 回 超音波の散乱、減衰:減衰の要因、減衰定数、生体内での減衰

第 5 回 連続波とパルス波,超音波の発生と検出

第 6 回 音場と指向性、メインローブ、サイドローブ、グレーテングローブ

第 7 回 超音波ドプラ,ドプラ効果,連続波ドプラ,パルスドプラ

第 8 回 画像生成:リニア走査、コンベックス走査、セクタ操作、電子集束、電子偏向

第 9 回 画像生成:B モードのリアルタイム性、2D ドプラ、パワードプラ、組織ドプラ

第 10 回 超音波診断装置の構成:全体構成、電子回路、操作パネル

第 11 回 分解能:空間分解能、時間分解能、速度分解能、S/N

第 12 回 アーチファクトとその成因

第 13 回 プローブ選択とその理由

第 14 回 最近の超音波の進歩

第 15 回 総括

成績評価の方法 定期試験、小テスト

評価の基準 定期試験得点 80%、小テスト得点 20%を総合的に評価する。

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学修(予習・復習等)】

予習:事前に教科書を読んで専門用語を調べておく(40 分)

講義:講義の時間に出来るだけ集中して聴講し、その場で理解するよう心がけること。

授業終りに確認小テスト・解説・自己採点を行なう。

基礎的なことを積み上げて、それらの相互の関連から、体系的に理解できるよう心がけること。

復習:教科書内容を復習し、確認小テストを再度解答して各自復習(1 時間)を行なう。

履修条件

教 科 書 診療放射線技師を目指す学生のための医用超音波論(佐々木博、飯沼一浩 共著 コロナ社)

参 考 書 US スクリーニング(医学書院)

オフィスアワー 火曜日 6 限 :D507

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

052

1451420 大田原キャンパス

科目名 医用超音波検査学 (前半) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 松山 江里 科目担当者 樋口 清孝

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期(前半)

曜日時限 火曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 15 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

各超音波検査(腹部、心臓、表在臓器など)の超音波検査の目的や検査手技、画像の見方などについ

て講義する。さらに、超音波検査における患者接遇や配慮の方法についても学ぶ。また、診断用超音

波装置を利用した臨床応用および安全性についても解説する。

授業の到達目標

1. 各部位における超音波検査の目的について説明できる。

2. 各部位における超音波検査手技のポイントを列挙できる。

3. 超音波検査の安全性について説明できる。

4. 超音波検査で得られた画像のアーティファクト、解剖学的特徴および疾患の特徴について説明でき

る。

5. 超音波検査の利点や欠点を他の画像検査と比較できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 画像作成と表示 松山

第 2 回 アーチファクト 松山

第 3 回 上下腹部超音波検査① 松山

第 4 回 上下腹部検査② 松山

第 5 回 表在臓器検査 松山

第 6 回 心臓検査 松山

第 7 回 ドプラ法、ハーモニック法 松山

第 8 回 各疾患の超音波画像 樋口

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験:100%

準備学修

学習へのアドバイス

医用超音波の物理特性などの基礎知識がないと講義内容を理解するのが困難であるため、十分に「医

用超音波論」で学習した内容を復習した上で授業に臨むこと(各回30分程度)。また各回 1 時間程度の

復習を行い次の講義に備えること。

履修条件 なし

教 科 書 資料を配布します

参 考 書

診療放射線技術 上巻(南江堂)

腹部エコーの ABC(医学書院)

最新 腹部超音波検査の実践(医療科学社)

オフィスアワー 松山:木曜日・8:30~10:00・B502 研究室

樋口:水曜日・6 時限・J-212 研究室(指定した曜日・時限以外でも対応可)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

053

1451430 大田原キャンパス

科目名 医用画像学実験Ⅰ(一般撮影・他) (前期月 3・4・5 限) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 丸山 純人 科目担当者 三輪 建太、松山 江里、樋口 清孝、室井 健三

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 前期

曜日時限

月曜 3 限 月

曜 4 限 月曜 5

必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

1.X 線撮影の基礎的事項の理解と実践を深める。

2.放射線防護の理解、最適画像を得るための手法の理解。

3.受診者への心温かい対応法の修得。

4.班員の協調性を養い、チーム医療の実践導く。

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した

経験のある教員がその経験を生かして、学内にある装置を用いた実験形式による実践的教育を実施す

る。

授業の到達目標

診断用 X 線装置を使用した実験を通じて、臨床実態に即した行動ができる。

各種 X 線撮影手技の基礎的理解ができる。

放射線防護の基本が身につけられる。

チーム医療に応用できる班員同士の協調性を修得できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 ガイダンス

第 2 回~第

14 回

5 テーマの実験をオムニバス形式で実施する。

各テーマおよび詳細なスケジュールはガイダンス時に別途配付する。

第 15 回 総括

実験 1: X 線撮影基礎 室井 健三

実験 2: 胸部撮影 三輪 建太

実験 3: 頭部撮影 丸山 純人

実験 4: 四肢撮影 樋口 清孝

実験 5: 脊椎撮影 松山 江里

成績評価の方法 実習評価、リポート、総括試験、その他ガイダンス時に指示

評価の基準 事前学習、実習態度、リポート内容、総括試験。

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

実験指導書を読んで実験内容について予習する。(60 分)

実験終了後、実験内容について復習する。(60 分)

履修条件

教 科 書 診療放射線技術上巻(山下一也 共著・南江堂)

図説単純 X 線撮影技術(小川敬寿 編・金原出版)

参 考 書 クラーク X 線撮影技術学(ホワイトリー 編・西村書店)

図解診療放射線技術実践ガイド(高橋正治 共編・文光堂

オフィスアワー

※各実験に関する質問は担当教員が随時受け付ける。

丸山 : 月曜日 2 時限 L-402 研究室

松山 : 木曜日 AM8:30~9:30 B-502 研究室

室井 : 木曜日 6 時限 J-112 研究室(指定した曜日・時限以外でも対応可)

三輪 : 金曜日 1 時限 C-506 研究室

樋口 : 水曜日 6 時限 J-212 研究室(指定した曜日・時限以外でも対応可)

その他 初回ガイダンス時に、班編成、スケジュール、実験方法等を指示する。

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が授業を担当する。

054

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

055

1451440 大田原キャンパス

科目名 医用画像学実験Ⅱ(特殊撮影・他) (後期月 3・4・5 限) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 樋口 清孝 科目担当者 丸山 純人、岡野 員人、内藏 啓幸、松山 江里

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期

曜日時限

月曜 3 限 月

曜 4 限 月曜 5

必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

特殊撮影系である 5 つのテーマをオムニバス形式で行う。

各テーマでは、検査技術の特徴および得られた検査画像の特徴について、理解を深めるための実験を

行う。さらに、患者(受診者)への接遇や医療における安全管理についての意識づけなど、診療放射線

技師となるための基本姿勢についても指導する。

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した

経験のある教員がその経験を生かして、学内にある装置を用いた実験形式による実践的教育を実施す

る。

授業の到達目標

1. 消化管検査に関する実験で得たことを理解し、レポートにまとめることができる。

2. 乳房検査に関する実験で得たことを理解し、レポートにまとめることができる。

3. X 線 CT 検査に関する実験で得たことを理解し、レポートにまとめることができる。

4. MRI 検査に関する実験で得たことを理解し、レポートにまとめることができる。

5. 超音波検査に関する実験で得たことを理解し、レポートにまとめることができる。

授業計画

回数 内容 担当

1. 実験ガイダンス

樋口 清孝

内藏 啓幸

松山 江里

丸山 純人

岡野 員人

2. オムニバス形式による実験

テーマ 1:消化管検査 樋口 清孝

テーマ 2:乳房検査 内藏 啓幸

(病院スタッフ)

テーマ 3:X 線 CT 検査 岡野 員人

テーマ 4:MRI 検査 丸山 純人

テーマ 5:超音波検査 松山 江里

3. 総括

樋口 清孝

内藏 啓幸

松山 江里

丸山 純人

岡野 員人

成績評価の方法 レポート、その他(理解度確認試験など)

評価の基準 レポート提出状況、レポート内容、実験への取り組み姿勢および理解度確認試験の結果を総合的に評

価する。

準備学修

学習へのアドバイス

事前に配布する指導書に目を通し、目的、理論・原理、手順について予習しておくこと。また、各テーマ

の準備学修については、ガイダンスで行う各担当教員からの指導に従うこと(授業 1 回あたりの準備学

修時間…1 時間程度:レポート作成時間を除く)。

履修条件

教 科 書 各担当教員の指導に従うこと。必要な指導書は実験ガイダンスで配布する。

参 考 書 各担当教員の指導に従うこと。詳細は実験ガイダンスに説明する。

オフィスアワー

各担当教員の指導に従うこと。詳細は実験ガイダンスに説明する。

樋口:水曜日・6 時限・J-212 研究室(指定した曜日・時限以外でも対応可)

内藏:月曜日・6 時限・E-506 研究室

056

松山:水曜日・1 時限・B-502 研究室

丸山:水曜日・6 時限・L-402 研究室

岡野:金曜日・1 時限・C-408 研究室

その他

各担当教員の指導に従うこと。

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が授業を担当する。

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

057

1451460 大田原キャンパス

科目名 核医学Ⅰ(基礎) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 細貝 良行 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期

曜日時限 水曜 2 限 必修/選択 必須 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

核医学は短半減期の放射性同位元素を標識した放射性医薬品を人体に投与して、病態生理を機能画

像として定量化する分野である。そのため放射線物理、放射化学、放射線生物など幅広い知識が要求

される。イメージング装置としての基本特性、画像処理法、画像再構成法などを理解し、核医学Ⅱ(臨

床)及び核医学機器工学を学習する前の入門編である。

授業の到達目標

1.核医学に関する物理・化学・生物の基礎を説明できる。

2.核医学関連装置の基本原理を説明できる。

3.核医学データの基礎理論を説明できる。

4.核医学画像の収集から画像再構成までを説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 核医学検査概論

第 2 回 核医学検査機器総論 (1):γ線の検出

第 3 回 核医学検査機器総論 (2):ガンマカメラの装置構成

第 4 回 核医学検査機器総論 (3):各種デバイスの役割

第 5 回 核医学検査機器総論 (4):PET と SPECT

第 6 回 核医学検査機器総論 (5):画像再構成

第 7 回 核医学検査機器総論 (6):画質に関わる因子

第 8 回 核医学検査機器総論 (7):画質と定量性

第 9 回 核医学検査機器各論 (1):フィルタとその役割

第 10 回 核医学検査機器各論 (2):画像処理

第 11 回 核医学検査機器各論 (3):各種補正法

第 12 回 核医学検査機器各論 (4):脳血流シンチ

第 13 回 核医学検査機器各論 (5):心血流シンチ

第 14 回 研究としての核医学

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、□レポート、□その他( )

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

今までに学んだ放射線に関連した基礎分野の知識を再確認することが重要である。核医学は X 線検査

学にはなかった新しい分野であるため、核医学に関する新しい単語が次々に登場するので、復習を忘

れないようにすること。また講義の内容が幅広いので得られた知識をその都度整理しておくことが肝要

である。教科書の事前確認(予習:60 分程度)、授業後のレジュメの復習(120 分程度)を行う習慣をつ

けること。

履修条件 なし

教 科 書 核医学技術総論(日本核医学技術学会 編)

参 考 書 核医学検査技術学 (オーム社)

オフィスアワー 毎週月曜日 15 時~18 時 (D505)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

058

1451500 大田原キャンパス

科目名 放射線治療学Ⅰ(物理・技術) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 橋本 光康 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 2 学年 期 後期

曜日時限 木曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

放射線治療は、医学知識はもちろんのこと画像診断学、物理学、生物学、計測学、加速器科学等の幅

広い知見を基礎としている。ここでは、これらの初歩的知識を有することを前提として、放射線治療の概

要を説明しながら、基本的考え方と基礎知識の修得を図る。講義では、外部照射・腔内照射・組織内照

射に大別し、治療計画・線量計算法・線量測定法・照射方法などの基礎を教授する。また、技術偏重に

陥ることのないよう心の問題についても適宜議論し、医療人としての人格形成を図る。

授業の到達目標

1.放射線治療の利点、欠点について説明できる

2.放射線治療の有害事象について説明できる

3.具体的な放射線治療の適応疾患および治療方法の基礎が理解できる

4.吸収線量の標準測定法について理解できる

5.照射技術方法について説明できる

6.放射線治療計画に関連する項目について理解できる

7.線量計算法について理解できる

8.日常の精度管理について理解できる

9.高精度放射線治療について理解できる

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 放射線治療概論と診療放射線技師の役割

第 2 回 放射線治療に必要な基礎知識と概念 1(放射線物理学を中心に)

第 3 回 放射線治療に必要な基礎知識と概念 2(放射線生物学を中心に)

第 4 回 放射線治療装置・関連器具・治療システムの概略

第 5 回 線量測定法(放射線計測学を中心に)

第 6 回 線量測定法(標準測定法を中心に)

第 7 回 線量分布(光子線)

第 8 回 線量分布(荷電粒子線)

第 9 回 治療計画方法と線量計算アルゴリズム

第 10 回 照射法(一般的な照射から特殊照射法まで)

第 11 回 線量計算方法(独立検証のための MU 値計算)

第 12 回 照合、記録 治療システムと画像の取扱

第 13 回 放射線治療の物理学的 QA・QC

第 14 回 放射線治療の現状と将来予測(高精度放射線治療等のトピックス)

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 □レポート、 ■その他(課題ノート)

評価の基準 定期試験 90% 課題ノート 10%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】この科目は、科学技術の進歩・社会の放射線治療のニーズに伴い、学習する範囲・量が格

段に増えてきている。従って、基礎的知識を確実に得るために講義以外にも日頃から十分な自己学習

(予習 90 分、復習 150 分)を行わなければならない。その記録として自己学習ノート(課題ノート)を作成

する。自己学習ノート(課題ノート)は毎回提出を義務付ける。

メディア情報に関心を払い、積極的に情報収集することが望ましい。

履修条件

教 科 書

放射線治療物理学(西台武弘著)文光堂 第 3 版

外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法(標準計測法 12) 日本医学物理学会編 通商産

業研究社

参 考 書 図解 診療放射線技術実践ガイド(高橋正治・高橋隆編集、文光堂、第 3 版)

オフィスアワー 火曜日 4 時限 F-503 研究室

その他 【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

059

1450110 大田原キャンパス

科目名 看護概論 (前半) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 林 圭子 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期(前半)

曜日時限 木曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 15 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

看護はあらゆる健康レベルや成長発達段階にある人を対象とし、集団的視点と個別的視点から看護を

実践していく。看護職である保健師・助産師・看護師は、チーム医療の一員として健康支援に重要な役

割を担う職種である。本科目では、看護実践の基盤となる看護学について学び、他職種の連携や協働

という観点から、看護師・保健師・助産師の役割と機能について学習する。

担当教員は全員、病院および地域における実務経験に基づいた実践教育を行っている。

授業の到達目標

1.看護職の特徴について理解できる。

2.看護師・保健師・助産師の機能・役割について理解できる。

3.代表的な看護理論と看護の思考プロセスである看護過程とは何か理解できる。

4.医療の現場における倫理的問題と医療安全について理解できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 看護の定義、 看護の教育制度 林 圭子

第 2 回 看護の対象とその理解、認定・専門看護師について 林 圭子

第 3 回 代表的な看護理論と看護の思考のプロセス 阿久津滝子

第 4 回 医療現場を取り巻く倫理的問題と医療安全 林 圭子

第 5 回 助産師の仕事 鈴木 由美

第 6 回 保健師の仕事 桑野 美夏子

第 7 回 専門分化された看護職・広がる看護の活動領域 林 圭子

第 8 回 総括 林 圭子

成績評価の方法 ■筆記試験 ■レポート

評価の基準 筆記試験 70% レポート 30%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

事後学習として、学習内容の理解を深めるための課題レポートを課す。(2~4 時間程度)

看護職への理解を深め、チーム医療における専門職メンバーとしての協働のあり方について学びを深

めてください。

履修条件 特になし

教 科 書 特になし

参 考 書

系統看護学講座 専門分野Ⅰ看護学概論 基礎看護学① 医学書院

ナーシング・グラフィカ 基礎看護学①看護学概論 メディカ出版

その他、授業において適宜で紹介する

オフィスアワー

林圭子 木曜日 16:40~17:50 F505

鈴木由美 木曜日 16:40~17:50 D502

桑野美夏子 授業内で提示します。

阿久津滝子 木曜日 10:40~11:40 A510

その他

【ディプロマポリシー】

放射線・情報科学科 ディプロマポリシー 1) 2)に該当

【担当教員の実務経験】

担当教員全員、看護職としての実務経験者である。

060

1450120 大田原キャンパス

科目名 放射線救急医学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 樋口 清孝 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限 金曜 4 限 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

前半は救急医療を担う一員として、知っておくべき代表的な疾患や病態の基礎知識を講義する。また、

災害救急医療における放射線科の対応、検査時の緊急事態における救急対応についても解説する。

後半は救急医療における画像検査の流れを中心に、診療放射線技師として必要な知識や技術につい

て講義する。

さらに、BLS(一次救命処置)トレーニング講習を別途開講する。

授業の到達目標

1. 救急患者の基本的な病態生理を説明できる。

2. 救急医療における画像検査の流れを説明できる。

3. 各部位における救急画像検査の目的を説明できる。

4. 災害救急医療における診療放射線技師の役割について説明できる。

5. 検査時の緊急事態において適切な救急対応(BLS を含む)ができる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 総論 / 救急医療とは

第 2 回 救急蘇生法の基礎知識

第 3 回 外傷の基礎知識

第 4 回 ショックの基礎知識

第 5 回 救急疾病の基礎知識

第 6 回 災害医療の基礎知識

第 7 回 検査時における救急対応

第 8 回 外傷初療における救急画像検査

第 9 回 頭蓋内疾患における救急画像検査

第 10 回 頭部外傷における救急画像検査

第 11 回 胸部疾患における救急画像検査

第 12 回 胸部外傷における救急画像検査

第 13 回 腹部疾患における救急画像検査

第 14 回 腹部外傷における救急画像検査

第 15 回 総括

*BLS トレーニング講習の日程は別途通知する。

成績評価の方法 定期試験、小テスト

評価の基準 定期試験 85~98%程度、 小テスト 2~15%程度

準備学修

学習へのアドバイス

事前に配布する講義メモに目を通し、画像解剖学、臨床医学、病態生理学で学んだ医学的知識の他、

各医用画像検査学で学んだ知識を整理しておくこと(授業 1 回あたりの準備学修時間…1 時間程度)。

また、講義で理解できなかったところは、出来るだけ早急に調べたり、質問したりすること。

履修条件

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書

超実践マニュアル 救急撮影(医療科学社)

チェックポイント X 線撮影と画像評価(医療科学社)

救急医学エッセンス(文光堂)

オフィスアワー 水曜日・6 時限・J-212 研究室

(指定した曜日・時限以外でも対応可)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

061

1451100 大田原キャンパス

科目名 放射化学Ⅱ(応用) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 前原 正義 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限 水曜 2 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

放射化学Ⅱでは、放射化学Ⅰで学んだ基礎を踏まえ、更に詳細な分野、特に放射線取扱主任者に必

要とされる放射化学分野について講義する。

授業の到達目標 1 放射化学の応用について理解できる。

2 第 1 種放射線取扱主任者の化学(放射化学)を理解できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 ガイダンス

第 2 回 天然放射性核種

第 3 回 核反応と RI の製造

第 4 回 核分裂と原子炉

第 5 回 RI の分離法1

第 6 回 RI の分離法2

第 7 回 放射化学分析

第 8 回 ホットアトム

第 9 回 トレーサー化学

第 10 回 放射線化学

第 11 回 放射線検出器

第 12 回 問題演習

第 13 回 問題演習

第 14 回 問題演習

第 15 回 総括

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 講義内試験:100%

準備学修

学習へのアドバイス

予習:放射化学Ⅰ及び主任者試験過去問を中心に講義・問題演習を行うので事前に読み、疑問や感

想、意見をまとめる(60 分程度)

復習:講義で学んだことをノート等にまとめておく(60 分程度)

履修条件 なし

教 科 書 必要に応じて資料を配布する。

参 考 書

放射線概論 第 11 版(柴田徳思編、通商産業研究社)

放射化学(改定 3 版 放射線技術学シリーズ)(東静香、久保直樹 編、オーム社)

アイソトープ手帳 11 版(日本アイソトープ協会、丸善)等

オフィスアワー 前原:水曜日・6 時限・J-110 研究室:随時対応可

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

062

1451140 大田原キャンパス

科目名 臨床画像解剖学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 樋口 清孝 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限 木曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

検査モダリティや撮像シーケンスの違いにより得られた実際の画像を比較しながら、画像読影に必要な

解剖学的知識について講義する。また、死亡時画像診断(Ai)についても解説する。

授業の到達目標

1. 画像に写し出された臓器の解剖名がいえる。

2. 画像読影に必要な各臓器の分類ができる。

3. 検査モダリティや撮像シーケンスによる見え方の違いが説明できる。

4. 死亡時画像診断(Ai)の現状と今後の課題について説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 総論

第 2 回 頭頸部

第 3 回 脳神経 ①

第 4 回 脳神経 ②

第 5 回 呼吸器・縦隔 ①

第 6 回 呼吸器・縦隔 ②

第 7 回 心血管

第 8 回 腹部概観

第 9 回 消化器 ①

第 10 回 消化器 ②

第 11 回 骨盤部・泌尿器・生殖器

第 12 回 四肢、脊髄・脊椎

第 13 回 その他画像(乳房、眼底など)

第 14 回 死亡時画像診断(Ai)

第 15 回 総括

成績評価の方法 定期試験、小テスト

評価の基準 定期試験 85~98%程度、 小テスト 2~15%程度

準備学修

学習へのアドバイス

事前に配布する講義メモに目を通し、解剖学、生理学で学んだ知識を整理しておくこと(授業 1 回あたり

の準備学修時間…1 時間程度)。

また、講義で理解できなかったところは、出来るだけ早急に調べたり、質問したりすること。

履修条件

教 科 書 画像解剖アトラス (榮光堂)

参 考 書 医用放射線科学講座 7 放射線画像医学 (医歯薬出版)

Autopst imaging 検査マニュアル 第 2 版 (ベクトル・コア)

オフィスアワー 水曜日・6 時限・J-212 研究室

(指定した曜日・時限以外でも対応可)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

063

1451400 大田原キャンパス

科目名 MRI 検査学 (前半) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 丸山 純人 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期(前半)

曜日時限 月曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 15 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

MRI の臨床検査について解説する。装置の特徴を理解した安全な検査方法を身につけ、検査で求めら

れる情報を得るための撮像技術習得を目指す。

授業の到達目標

1. MRI 検査の流れ、注意事項、ポイントについて説明できる。

2. パルスシーケンスの特徴、MRI 用造影剤やアーチファクトについて説明できる。

3. 部位ごとの撮像方法と画像解剖について説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 MRI の安全管理

第 2 回 頭部領域(1)

第 3 回 頭部領域(2)

第 4 回 頸胸部領域

第 5 回 腹部・骨盤部領域

第 6 回 脊髄・関節領域

第 7 回 大血管領域

第 8 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト □レポート □その他( )

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

講義前までに 2 年時の医用磁気共鳴論の内容を復習する。(60 分)

講義終了後、配布資料において講義中に指摘された重要ポイントを復習する。(60 分)

【アドバイス】

講義時間中に内容を理解するよう講義に集中すること。

履修条件

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 MR 撮像技術学 改訂 3 版(オーム社)

これだけは習得しよう MRI 検査(PILAR PRESS)

オフィスアワー 月曜日 2 限(10:40~12:10):L-402 研究室

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

064

1451470 大田原キャンパス

科目名 核医学Ⅱ(臨床) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 三輪 建太 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限 火曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

核医学検査および治療の臨床に必要な基礎事項を講義する。これらの目的、適応疾患、使用製剤の特

徴、検査・治療方法、画像解析について重点的に学習する。必要に応じて症例なども提示するが、臨床

例は多岐にわたるので、講義中に全てを提示することは難しい。講義での基礎知識をもとに、指定教科

書だけではなく、指定参考書や図書館にある図書などで、常に予習復習を行い講義に臨んで欲しい。

授業の到達目標

1. 各核医学検査および治療の目的と実施方法を理解することができる。

2. 3 年後期の臨床実習に必要な予備知識を身に付けることができる。

3. 核医学検査および治療での診療放射線技師の役割を理解することができる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 SPECT 検査の基礎

第 2 回 PET 検査の基礎

第 3 回 腫瘍:骨シンチグラフィ

第 4 回 腫瘍:腫瘍シンチグラフィ、センチネルリンパ節シンチグラフィ

第 5 回 腫瘍:18F-FDG PET, post FDG PET

第 6 回 内用療法:131I, 89Sr, 90Y, 223Ra

第 7 回 中枢神経系:脳血流シンチグラフィ、脳槽シンチグラフィ

第 8 回 中枢神経系:神経受容体シンチグラフィ、神経伝達物質シンチグラフィ、15O ガス PET、ア

ミロイド PET

第 9 回 循環器系:心筋血流シンチグラフィ

第 10 回 循環器系:脂肪酸代謝シンチグラフィ、心臓交感神経シンチグラフィ、心電図同期技術、

18F-FDG PET、13N-アンモニア PET

第 11 回 内分泌系:甲状腺摂取率、甲状腺シンチグラフィ、副甲状腺シンチグラフィ、副腎シンチグ

ラフィ

第 12 回 呼吸器系:肺血流シンチグラフィ、肺換気シンチグラフィ

第 13 回 泌尿器系:腎静態シンチグラフィ、腎動態シンチグラフィ

第 14 回 消化器系:唾液腺シンチグラフィ、肝アシアロシンチグラフィ

第 15 回 消化器系:肝胆道シンチグラフィ、メッケル憩室シンチグラフィ、出血シンチグラフィ

授業全体のまとめ

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験:90~100%

小テスト等:0~10%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

準備学習時間(授業 1 回あたり):4 時間

【課題等に関するフィードバック】

授業の始めに確認小テストを行い、解説を行う。

【その他のアドバイス】

授業範囲が広範囲であるため、速いペースで授業を進める。そのため、授業内容を理解するためには

「核医学Ⅰ」の講義知識が必要となるため、十分に復習を行った上で授業に臨むこと。

履修条件 なし

教 科 書 核医学技術総論 第 3 版改訂版(日本核医学技術学会編、山代印刷、2016)

参 考 書

診療画像検査法 実践 核医学検査(医療科学社)

核医学検査技術学(南山堂)

超実践マニュアル 核医学(医療科学社)

オフィスアワー 木曜日・1 限・C510(三輪) その他、随時対応いたします。

その他 【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

065

1451480 大田原キャンパス

科目名 核医学機器工学 (後半) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 細貝 良行 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限 木曜 1 限 必修/選択 必須 単位数 1 時間数 15 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

放射性同位元素を使って病気の診断や治療を行うために、核医学イメージング機器や多くの関連機器が

使用されている。近年ではこれらの装置を駆使して、分子レベルの画像化が進んでいる。この科目で

は、核医学診断機器の代表である SPECT 装置、PET 装置、半導体検出器や核医学用データ処理装置

について、機器の特性と画像処理について解説する。また医療安全面から装置の性能測定法と保守管

理についても理解を深める。

授業の到達目標

1.核医学関連装置の概要を理解する。

2.核医学層 c の諸特性を理解する。

3.核医学画像最高性理論とその諸特性を理解する。

4.医療安全に必要な装置の保守管理とその重要性を理解する。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 核医学の臨床における役割

第 2 回 核医学の研究における役割

第 3 回 核医学検査機器の諸特性とその問題

第 4 回 放射線計測機器の緒問題とガンマカメラ

第 5 回 PET 装置の諸特性

第 6 回 核医学装置の展望

第 7 回 核医学装置の保守管理

第 8 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、□レポート、その他( )

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

核医学Ⅰで学んだ内容を事前に復習しておくこと。また、授業後の復習(60 分程度)を行う習慣をつける

こと。

履修条件 なし

教 科 書 核医学技術総論(日本核医学技術学会 編)

参 考 書 核医学検査技術学(オーム社)

オフィスアワー 毎週月曜日 15 時~18 時(D505)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

066

1451490 大田原キャンパス

科目名 核医学実験 (前期火 3-5 限) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 細貝 良行 科目担当者 丸山 純人、座間 佳男、岡野 員人、三輪 建太

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限

火曜 3 限 火

曜 4 限 火曜 5

必修/選択 必須 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

核医学検査において必要となる機器を実際に操作し、その原理や特性、試料測定方法ならびに臨床応

用まで幅広く理解する.実際に放射性同位元素を用いた基礎実験と、PC によるシミュレーション実験を

行うことにより、核医学をより深く理解することができる。各実験は核医学の基礎に基づいた応用編であ

るため、今まで学んだ講義(核医学Ⅰ)の内容を復習(60 分程度)し、それぞれの実験については指導

書を読み必ず予習(60 分程度)をしてから臨むこと。

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した

経験のある教員がその経験を生かして、学内にある装置を用いた実験形式による実践的教育を実施す

る。

授業の到達目標 1.講義で学んだ核医学の知識を実験によって更に理解を深めることができる。

2.核医学臨床実習にも対応できる能力を身につける。

授業計画

回数 内容 担当

受講者全員を少人数のグループに分けて、以下の実験を行う。実験テーマの詳細につい

てはガイダンス時に説明する。

1 回: 実験ガイダンス、教育訓練

細 貝 良 行 、 丸 山

純人、座間 佳男、

三 輪 建 太 、 岡 野

員人

2 回~14 回: 以下の実験をグループ単位でローテーションにて行う。

15 回: 総括

細 貝 良 行 、 丸 山

純人、座間 佳男、

三 輪 建 太 、 岡 野

員人

実験 1: クロスキャリブレーションファクタ(CCF)の実測 細貝 良行

実験 2: コリメータの特性 座間 佳男

実験 3: 核医学データ処理(基礎編) 丸山 純人

実験 4: 核医学データ処理(臨床編) 岡野 員人

実験 5: ガンマカメラの性能評価 三輪 建太

成績評価の方法 □定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、■レポート、その他( )

評価の基準 レポート 100%

準備学修

学習へのアドバイス

前もって指導書をよく読み、実験項目の課題について調べるなど必ず予習を行っておくこと。また疑問

点があれば直ぐに解決すること。今まで学んだ講義(核医学Ⅰ)の内容を復習(60 分程度)し、それぞれ

の実験については指導書を読み必ず予習(60 分程度)をしてから臨むこと。

履修条件 なし

教 科 書 実験指導書(配布)

参 考 書 核医学技術総論 (日本核医学技術学会 編)

オフィスアワー

・細貝:月曜日 15 時~18 時 D-505 研究室

・座間:金曜日・2 時限・B-513 研究室

・岡野:火曜日・2 時限・C‐408 研究室

・丸山:月曜日、2 時限、L-402

各教員ごとに日時・場所の指示にもとづく。

その他 診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が授業を担当する。

【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

067

1451510 大田原キャンパス

科目名 放射線治療学Ⅱ(臨床) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 橋本 光康 科目担当者 小塚 拓洋

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限 水曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

超高齢化社会の進行に連れ、がん患者は増加し続けている。又、がん治療が低浸襲・低負担に向かう

流れの中で放射線治療の重要性と需要も飛躍的に増加しつつある。本講義の目的は診療放射線技師

にとって必要な放射線腫瘍学および治療学の知識を学び、より深く理解することにある。

授業の到達目標

1. がん全体及び放射線治療を中心とするがん治療について理解し、説明出来る。

2. 各部位のがんに対する放射線治療の方法・障害・対処法に関して理解し、説明出来る。

3. 放射線治療技術に関して理解し、説明出来る。

4. がんの社会的側面、緩和ケア、被ばくの状況・防止について理解し、説明出来る。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 頭頸部腫瘍の放射線治療① 小塚 拓洋

第 2 回 頭頸部腫瘍の放射線治療② 橋本 光康

第 3 回 胸部の放射線治療① 小塚 拓洋

第 4 回 胸部の放射線治療② 橋本 光康

第 5 回 消化管の放射線治療① 小塚 拓洋

第 6 回 消化管の放射線治療② 橋本 光康

第 7 回 前半の総括 橋本 光康

第 8 回 肝胆膵と泌尿器の放射線治療① 小塚 拓洋

第 9 回 肝胆膵と泌尿器の放射線治療② 橋本 光康

第 10 回 前立腺の放射線治療① 小塚 拓洋

第 11 回 前立腺の放射線治療② 橋本 光康

第 12 回 乳房・婦人科・悪性リンパ腫の放射線治療① 小塚 拓洋

第 13 回 乳房・婦人科・悪性リンパ腫の放射線治療② 橋本 光康

第 14 回 中枢神経系・緩和ケア・良性疾患の放射線治療① 小塚 拓洋

第 15 回 中枢神経系・緩和ケア・良性疾患の放射線治療② 総括 橋本 光康

成績評価の方法 ■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 □レポート、 □その他( )

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】教科書に沿って予習(90 分)・復習(150 分)を行うこと。臨床現場での課題や医学全般にわ

たって展開するので、十分な準備学習が必要である。理解できない事項については積極的に質問する

こと。

履修条件 特に無し

教 科 書 放射線治療学(井上俊彦編、南山堂、改定 6 版、2017 年)

参 考 書 放射線治療計画ガイドライン 2016 年版(金原出版株式会社、第 4 版、2016 年)

オフィスアワー 橋本 火曜日 4 時限 F-503 研究室

小塚 授業内指示

その他

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

講義展開によってシラバスと内容・日程等が異なることもある。

068

1451520 大田原キャンパス

科目名 放射線治療機器工学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 橋本 光康 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限 金曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

放射線治療システムの全容を把握し、診療放射線技師として最低限必要な各装置の動作原理、動作

特性、機器構成、活用法等を学び、機器の有効な活用と管理ができるようになることを目指す。また、放

射線治療の重要な要素である治療計画装置のアルゴリズムや関連補助器具等についても理解を深

め、より高精度な放射線治療システムの運用と照射技術について学ぶ。

授業の到達目標

1.荷電粒子装置の加速原理が理解できる

2.加速器の構成と各役割が理解できる

3.小線源治療装置の構成と役割が理解できる

4.放射線治療計画装置のアルゴリズムが理解できる

5.X 線シミュレータ、CT シミュレータ等の関連機器の役割等が理解できる

5.関連補助器具の特性を理解し、運用方法を考えることができる

6.放射線治療システムが理解できる

7.放射線治療装置・システムの具体的な QA・QC を理解することができる

8.高精度放射線治療を概観することができる

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 放射線治療装置の概要 照射システムと照合システム

第 2 回 荷電粒子加速の原理 1(電磁界、運動方程式、他)

第 3 回 荷電粒子加速の原理 2(エネルギー分布、他)

第 4 回 サイクロトロン・ベータトロンの原理と特性、機器構成(加速電解、集束磁界、エネルギー

可変、電源、制御器、磁石、他)

第 5 回 電子線形加速器におけるマイクロ波と電子との相互作用

第 6 回 電子線形加速器の構成要素(電子銃、加速管、導波管、他)

第 7 回 電子線形加速器の動作、特性(加速電流、エネルギー、安定性)

第 8 回 マイクロトロンの原理と特性(加速原理、エネルギー可変、他)

第 9 回 その他の加速器(シンクロトロン他)とガンマ線遠隔照射装置

第 10 回 密封小線源治療装置

第 11 回 放射線治療装置の周辺機器 1(治療計画装置とアルゴリズム)

第 12 回 放射線治療装置の周辺機器 2(シミュレータ、補助器具、他)

第 13 回 外部放射線治療装置の QA・QC

第 14 回 密封小線源治療装置の QA・QC

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、□レポート、 □その他

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学修】

今までに学んだ放射線に関連した基礎分野、電磁気学・物理数学を十分理解したうえで、講義に臨むこ

と。

教科書の事前確認(予習:30 分程度)、授業後の復習(30 分程度)

履修条件

教 科 書 改訂新版放射線機器工学(Ⅱ):コロナ社

参 考 書 図解 診療放射線技術実践ガイド(高橋正治・高橋隆編集、文光堂、第 3 版)

オフィスアワー 火曜日 4 時限 F-503 研究室

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

069

1451530 大田原キャンパス

科目名 放射線治療学実験 (前期月 2-4 限、夏期) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 橋本 光康 科目担当者 座間 佳男、岡野 員人、内藏 啓幸

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限

月曜 2 限 月

曜 3 限 月曜 4

必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

放射線治療に必要な基礎技術の習得を目標とし、放射線治療学Ⅰ・Ⅱおよび放射線治療機器工学に

関連する以下の実験をオムニバス形式にて行う。

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した

経験のある教員および医療機器の研究開発に従事した経験のある教員がその経験を生かして、学内

にある装置を用いた実験形式による実践的教育を実施する。

授業の到達目標

1.標準測定法によるビームデータ収集技法を理解でき、実践できる

2.簡易モンテカルロシミュレーションを通して、線量計算アルゴリズムの基礎が理解できる

3.MU 値計算を通して,独立検証・精度管理等の意義について理解できる

4.関連補助器具が説明でき、安全で高精度の照射技術が理解できる

5.小線源治療の線量分布および線量評価点の概念が理解できる

6.LINAC の QA/QC について理解できる

7.複数の線量計算アルゴリズムを理解し、放射線治療計画業務が理解できる

8.症例から放射線治療業務全般を概観し関連事項に

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 実験ガイダンス 管理区域内立入教育訓練

第 2 回~第 14 回 オムニバス形式による実験

第 15 回 総括

*高エネルギーX線の吸収線量と基準データの測定

*高エネルギー電子線の吸収線量測定 橋本 光康

*簡易モンテカルロシミュレーション 岡野 員人

*クラークソン法による MU 値の計算(外部照射)

*照射補助器具による固定精度の確認 内藏 啓幸

*小線源治療の線量計算

*LINAC の QC,QA 座間 佳男

*放射線治療計画(線量分布作成)

*最適照射方法の検討(複数症例) 橋本 光康

総括

成績評価の方法 □定期試験、□実技試験、 □実習評価、 □小テスト、 ■レポート、 □その他( )

評価の基準 レポート 100%

準備学修

学習へのアドバイス

基礎学力が十分備わっている前提で実験を行う。効率よく実験を行い、知識・技術を習得するために

は、事前学習が必要である。今まで学んできた知識・技術を充分に復習した上で、実験に臨むこと(90

分)。実験後に各実験項目と直接関連する文献調査等を行い、理解を深めること(90 分)。また、レポー

ト作成後に発展的内容を含んだ文献を読み、さらに理解を深めること(60 分)。

履修条件 年度初めに学内で開催される「放射線障害防止に関する教育および訓練」講習会を受講した者

教 科 書 特に指定しない

参 考 書

図解 診療放射線技術実践ガイド(高橋正治・高橋隆編集、文光堂、第 3 版)

外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法(標準計測法 12) (通商産業研究社)

密封小線源治療における吸収線量の標準計測法(小線源標準計測法 18) (通商産業研究社)

放射線治療計画ガイドライン 2016 年版(金原出版株式会社、第 4 版、2016 年)

オフィスアワー

橋本:火曜日 4 時限 F-503 研究室

内藏:月曜日 6 時限 E-506 研究室

座間:金曜日 2 時限 B-513 研究室

070

岡野:火曜日 2 時限 C-408 研究室

※各実験に関連する質問は担当教員が随時受け付ける

その他

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員および医療機器の研究開

発に従事した経験のある教員が授業を担当する。

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

071

1451540 大田原キャンパス

科目名 臨床医学Ⅰ(基礎) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 大嶽 達 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限 金曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

胸部(呼吸器)、腹部(消化器)、脳神経系、循環器、腎尿路生殖器、内分泌、代謝、血液、感染症、膠

原病、骨関節各疾患について、どんな病気か、主症状、検査診断、画像診断、治療など講義し、画像解

剖の復習もしながら、国家試験の基礎医学大要全体の知識をまとめる。

授業の到達目標 各臓器の代表的疾患の特徴を把握し 画像診断の特徴も理解する

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 呼吸器疾患その1

第 2 回 呼吸器疾患その2

第 3 回 脳神経疾患その1

第 4 回 脳神経疾患その2

第 5 回 消化器疾患その1

第 6 回 消化器疾患その2

第 7 回 泌尿器生殖器疾患

第 8 回 循環器疾患

第 9 回 内分泌疾患

第 10 回 感染症 代謝疾患

第 11 回 血液疾患 膠原病

第 12 回 骨関節疾患

第 13 回 達成度テスト解説

第 14 回 問題演習

第 15 回 総括

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験100%

準備学修

学習へのアドバイス

教科書に書いてある疾患の中で 授業でとりあげる重要な疾患を把握し 基礎医学新改訂版に書いて

ある覚えるべきポイントをよく勉強すること 各回の各臓器の疾患を 臨床医学の教科書に書いてある

内容と 基礎医学新改訂版に書いてある内容と 症例集の症例 を 各回1時間程度 予習復習するこ

履修条件

教 科 書

臨床医学(医用放射線科学講座3)医歯薬出版、自作症例集(大学書籍部で販売中) 自作テキスト

(基礎医学新改訂版 2年後期に購入してもらったもの) 放射線画像医学(医用放射線学講座)医歯薬

出版

参 考 書 なし

オフィスアワー 前期 火曜日 2 限 研究室:D519

後期 金曜日 2 限 研究室:D519

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

072

1451560 大田原キャンパス

科目名 放射線管理学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 前原 正義 科目担当者 座間 佳男、三輪 建太

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限 水曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

放射線管理学とは、社会の一般認識で危険なものの一つとしてあげられる放射線や放射性物質(RI)を

安全に取り扱えるようにする学問である。放射線障害の未然防止又は最小限で放射線の有効活用を

図る知識、技術及び管理方法について学び、習得し、熟達することにある。

授業の到達目標

1 放射線管理学とは、安全工学と放射線衛生学の包括的な分野であることを理解できる。

2 科学的分野の知見、対人関係を包括する社会科学的分野の知識や実務を理解できる。

3 放射線防護は従事者は勿論、一般公衆に対しても責任があることが理解できる。

4 放射線の種類・エネルギーに的確に対応した測定法と量の把握を確実に理解できる。

5 危険な放射線照射と行っているという認識・意識を理解できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 ガイダンス 前原 正義

第 2 回 放射線管理と線量(1) 前原 正義

第 3 回 放射線管理と線量(2) 前原 正義

第 4 回 ICRP 勧告と障害防止法 前原 正義

第 5 回 人類の被ばく線量 前原 正義

第 6 回 放射線源 前原 正義

第 7 回 放射線防護の原則 前原 正義

第 8 回 環境管理(1) 座間 佳男

第 9 回 環境管理(2) 座間 佳男

第 10 回 個人の管理 座間 佳男

第 11 回 施設・設備・機器の安全取扱い 三輪 建太

第 12 回 廃棄物の処理 三輪 建太

第 13 回 事故と対策 三輪 建太

第 14 回 放射線管理と関係法令 三輪 建太

第 15 回 総括 前原 正義

成績評価の方法 筆記試験 小テスト レポート

評価の基準 定期試験:80~98%・小テスト及びレポート:2~20%

準備学修

学習へのアドバイス

予習:教科書を中心に講義を行うので事前に読み、関連する放射線物理学Ⅰ、Ⅱ、放射線計測学Ⅰ、

各自作成したレポート(放射線計測学実験等)、放射化学Ⅰ、放射線生物学等の復習をし、疑問等をま

とめる(60 分程度)

復習:講義で学んだことをノート等にまとめておく(60 分程度)

履修条件 なし

教 科 書 放射線安全管理学(改々題第 3 版)(川井恵一・松原孝祐 著、通商産業研究社)

参 考 書 アイソトープ手帳、放射線物理学・放射線生物学・放射線計測学等で使用した教科書、放射線概論(通

商産業研究社)、アイソトープ法令集Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ(日本アイソトープ協会)等

オフィスアワー

前原:水曜日・6 時限・J-110 研究室

座間:金曜日・2 時限・B-513 研究室

三輪:金曜日・3 時限・C-510 研究室

※ 随時対応可

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

073

1451630 大田原キャンパス

科目名 臨床実習概論 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 前原 正義 科目担当者 座間 佳男、細貝 良行、樋口 清孝、室井 健三

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限 金曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

3 年次後期に開講される、「医用画像臨床実習」、「核医学臨床実習」、「放射線治療臨床実習」を履修

するにあたり、最低限必要な知識について学修する。また、臨床現場で実習するに相応しい人間性の

向上を図れるような講義を行う。 なお、「臨床実習概論」および「臨床実習演習」で学んだ内容について

は、OSCE(客観的臨床能力試験)と知識確認試験(CBT に相当)を実施する。

授業の到達目標

1. 臨床実習に対する自らの目標を明確に示すことができる。

2. 臨床現場で学ぶための基礎学力・能力が備わっており、実践できる。

3. 臨床実習を安全(被ばく、感染、医療事故防止など)に行うための知識を有し、実践できる。

4. 臨床現場で実習するに相応しい人間性をもって、実践することができる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 臨床実習の目的と意義 前原 正義

第 2 回 臨床実習における心構え 前原 正義

第 3 回 臨床実習施設に関する情報① 前原 正義

第 4 回 臨床実習施設に関する情報② 前原 正義

第 5 回 臨床実習における個人情報の取扱い 前原 正義

第 6 回 臨床実習における医療安全 前原 正義

第 7 回 臨床実習における感染症対策 樋口 清孝

第 8 回 臨床実習に必要な医学的知識 樋口 清孝

第 9 回 臨床実習における放射線管理 前原 正義

第 10 回 臨床実習における個人被ばく管理 座間 佳男

第 11 回 医用画像臨床実習に必要な知識 室井 健三

第 12 回 核医学臨床実習に必要な知識 細貝 良行

第 13 回 放射線治療臨床実習に必要な知識 座間 佳男

第 14 回 臨床実習に関する課題 前原 正義

第 15 回 知識確認試験・総括 前原 正義

成績評価の方法 定期試験、小テスト

評価の基準 定期試験 85~98%程度、 小テスト 2~15%程度

準備学修

学習へのアドバイス

<各回共通 60 分>

以下の内容に関する振り返りシート等を作成し、臨床実習にそなえること

1.今回の講義時のトピックについて情報収集すること

2.今回の講義で得たこと

3.臨床実習に向けての心構え・学修目標の設定

この科目の単位取得は、臨床実習を履修するために必要不可欠である。意欲的に取り組み、自主学習

を進めること。

履修条件 なし

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 図解 診療放射線技術実践ガイド 第 3 版 (文光堂 2014)

オフィスアワー

前原:水曜日・6 時限・J-110 研究室

座間:金曜日・2 時限・B-513 研究室

細貝:月曜日・6 時限・D-505 研究室

樋口:水曜日・6 時限・J-212 研究室

室井:月曜日・6 時限・J-112 研究室

(指定した曜日・時限以外でも対応可)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

074

1451720 大田原キャンパス

科目名 臨床実習演習 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 座間 佳男 科目担当者 丸山 純人、細貝 良行、樋口 清孝、室井 健三

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 前期

曜日時限 水曜 4 限 水

曜 5 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 演習

授業の概要

(主題)

臨床実習に必要である基本的な技能や患者(模擬)接遇などについて演習形式で学修する。なお「臨床

実習概論」および「臨床実習演習」で学んだ内容については OSCE(客観的臨床能力試験)と知識確認

試験(CBT に相当)を実施する。

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した

経験のある教員がその経験を活かして、学内にある装置を用いた実験形式による実践的教育を実施す

る。

授業の到達目標

1.実習生として必要な X 線撮影の知識および技術を有し撮影準備を実施できる。

2.実習生として必要な CT 検査の知識および技術を有し検査準備を実施できる。

3.実習生として必要な MRI 検査の知識および技術を有し検査準備を実施できる。

4.実習生として必要な核医学検査の知識および技術を有し検査準備を実施できる。

5.実習生として必要な放射線治療の知識および技術を有し治療準備を実施できる。

6.実習生として必要な医用画像の知識および技術を有し説明できる。

7.実習生として必要な感染防止に関する知識および技術を有し

授業計画

回数 内容 担当

1 総論(ガイダンス)

2~14 以下の演習を指定したグループにてローテーションして実施する。

演習 1 X 線撮影 座間 佳男

演習 2 CT 検査 室井 健三

演習 3 MRI 検査 丸山 純人

演習 4 患者接遇&コミュニケーション 細貝 良行

演習 5 画像解剖&読影

下部消化管検査時などの肛門からのカテーテルの挿入 樋口 清孝

演習 6 核医学検査 細貝 良行

演習 7 放射線治療 座間 佳男

演習 8 画像処理 丸山 純人

演習 9 病室撮影 室井 健三

演習 10 感染防止 樋口 清孝

15 総括

別途開講 CT,MRI 検査時の造影剤の血管内投与,投与後の抜針・止血

成績評価の方法 □定期試験□実技試験□実習評価□小テスト□レポート■その他

評価の基準 各担当教員からの課題および演習中の状況など。100%

準備学修

学習へのアドバイス

<各回共通>

予習:演習前までに内容に関連することを調べておくこと(30 分程度)

復習:演習を振り返り、要点をまとめておくこと(30 分程度)

履修条件 なし

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 図解 診療放射線技術実践ガイド(文光堂)

オフィスアワー

座間:金曜日・2 時限・B-513 研究室

細貝:月曜日・6 時限・D-505 研究室

樋口:水曜日・6 時限・J-212 研究室

室井:月曜日・6 時限・J-112 研究室

丸山:月曜日・2 時限・L-402 研究室

その他 【関連するディプロマポリシー】

075

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が授業を担当する。

076

1451640 大田原キャンパス

科目名 医用画像臨床実習 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 前原 正義 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 後期

曜日時限 集中講義 必修/選択 必修 単位数 6 時間数 270 時間

授業の形態 実習

授業の概要

(主題)

この科目は、学科指定実習施設の臨床実習指導者のもとで、本学の臨床実習における倫理綱領を遵

守し、診療放射線技師として必要な知識・技術の修得および医療人としての素養の充実を図ることを目

標としている。

本授業では、上記に示す授業概要について学外での実習を中心に展開される。学外での実習では、医

療機関にて放射線業務に従事している診療放射線技師により実践的教育が実施される。学内では診

療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が、臨床実習前、実習中、実

習後の指導、フォローアップを行う。

授業の到達目標

1.診療放射線技師として必要な知識・技術を実践に活かすことができる。

2.医療人としての倫理観をもって患者様に接することができる。

3.チーム医療における診療放射線技師の役割について説明することができる。

授業計画

回数 内容 担当

1:臨床実習準備

*実習に際しての諸注意、大学、学科からの連絡等

2~12:臨床実習

*医用画像臨床実習については、画像診断に係る部門(核医学検査は除く)で実習する。

一般撮影(胸部、腹部、骨撮影他)、CT、MRI、消化管検査、血管造影検査、各種造影検査

他、眼底カメラ、超音波検査他

*医用画像臨床実習の実習期間は全実習期間(11 週間)のうち、概ね 7 週間とする。実習

期間中に 1 日程度の登校日を設ける。

*実習期間中は、各施設の指導者の指示に従い、実習を行う。実習記録および報告書の

作成は実習施設の就業時間外に各自が毎日行い、翌日に各施設の実習指導者に提出

する。

13~14:臨床実習報告

*実習終了後は、全ての記録物を実績として大学に提出する。また、臨床実習報告会で

その成果等について学内で発表する。

15:総括

成績評価の方法 定期試験、実習評価、その他(実習記録、実習報告書等)

評価の基準 実習評価 50%程度、定期試験・その他 50%程度

準備学修

学習へのアドバイス

これまで大学で学んだ知識を十分に整理しておくこと。さらに、臨床現場での技術進歩は目覚しく、多く

の知識・情報が必要となる。そのため、実習中も情報収集を行うための環境整備を図ることが望まし

い。

また、実習生として学ぶという心構えを再度認識しておくこと。

上記のことを踏まえ、当日の振り返り及び翌日の予習を 1 時間程度すること。

履修条件

この科目は学外の医療施設で実施されるため、医療人としての適性と十分な基礎学力を有していること

が履修条件となる。この判断については、臨床実習に必要な科目を履修し、学科が指定する学内実習

等を受講した者で、それぞれの評価が一定レベル以上と判断された場合に限り履修できる。早い時期

から真摯に取組む必要があり、開講時期とは無関係に様々な教育的指導を受けなければならない。

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 特に指定しない。

オフィスアワー 月曜 6 時限(18:00~19:30)研究室(J110)。随時 e-mail でも受付いたします。

その他

【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が授業を担当する。

学外実習では、医療機関にて放射線業務に従事している診療放射線技師により実践的教育が実施さ

れる。

077

1451650 大田原キャンパス

科目名 核医学臨床実習 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 前原 正義 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 後期

曜日時限 集中講義 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 90 時間

授業の形態 実習

授業の概要

(主題)

この科目は、学科指定実習施設の臨床実習指導者のもとで、本学の臨床実習における倫理綱領を遵

守し、診療放射線技師として必要な知識・技術の修得および医療人としての素養の充実を図ることを目

標としている。

本授業では、上記に示す授業概要について学外での実習を中心に展開される。学外での実習では、医

療機関にて放射線業務に従事している診療放射線技師により実践的教育が実施される。学内では診

療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が、臨床実習前、実習中、実

習後の指導、フォローアップを行う。

授業の到達目標

1.診療放射線技師として必要な知識・技術を実践に活かすことができる。

2.医療人としての倫理観をもって患者様に接することができる。

3.チーム医療における診療放射線技師の役割について説明することができる。

授業計画

回数 内容 担当

1:臨床実習準備

*実習に際しての諸注意、大学、学科からの連絡等

2~12:臨床実習

*核医学臨床実習については、核医学検査に係る部門で実習する。

インビボ検査での放射性医薬品の取り扱い、機器操作、管理、廃棄物管理、各臓器の検

査法、画像処理、評価法、インビトロ検査での放射性医薬品の取り扱い、検査法、他

*核医学臨床実習の実習期間は全実習期間(11 週間)のうち、概ね 2 週間とする。実習期

間中に 1 日程度の登校日を設ける。

*実習期間中は、各施設の指導者の指示に従い、実習を行う。実習記録および報告書の

作成は実習施設の就業時間外に各自が毎日行い、翌日に各施設の実習指導者に提出

する。

13~14:臨床実習報告

*実習終了後は、全ての記録物を実績として大学に提出する。また、臨床実習報告会で

その成果等について学内で発表する。

15:総括

成績評価の方法 定期試験、実習評価、その他(実習記録、実習報告会他)

評価の基準 実習評価 50%程度、定期試験・その他 50%程度

準備学修

学習へのアドバイス

これまで大学で学んだ知識を十分に整理しておくこと。さらに、臨床現場での技術進歩は目覚しく、多く

の知識・情報が必要となる。そのため、実習中も情報収集を行うための環境整備を図ることが望まし

い。

また、実習生として学ぶという心構えを再度認識しておくこと。

上記のことを踏まえ、当日の振り返り及び翌日の予習を 1 時間程度すること。

履修条件

この科目は学外の医療施設で実施されるため、医療人としての適性と十分な基礎学力を有していること

が履修条件となる。この判断については、臨床実習に必要な科目を履修し、学科が指定する学内実習

等を受講した者で、それぞれの評価が一定レベル以上と判断された場合に限り履修できる。早い時期

から真摯に取組む必要があり、開講時期とは無関係に様々な教育的指導を受けなければならない。

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 特に指定しない。

オフィスアワー 月曜 6 時限(18:00~19:30)研究室(J110)。随時 e-mail でも受付いたします。

その他

【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が授業を担当する。

学外実習では、医療機関にて放射線業務に従事している診療放射線技師により実践的教育が実施さ

れる。

078

1451660 大田原キャンパス

科目名 放射線治療臨床実習 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 前原 正義 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 3 学年 期 後期

曜日時限 集中講義 必修/選択 必修 単位数 2 時間数 90 時間

授業の形態 実習

授業の概要

(主題)

この科目は、学科指定実習施設の臨床実習指導者のもとで、本学の臨床実習における倫理綱領を遵

守し、診療放射線技師として必要な知識・技術の修得および医療人としての素養の充実を図ることを目

標としている。

本授業では、上記に示す授業概要について学外での実習を中心に展開される。学外での実習では、医

療機関にて放射線業務に従事している診療放射線技師により実践的教育が実施される。学内では診

療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が、臨床実習前、実習中、実

習後の指導、フォローアップを行う。

授業の到達目標

1.診療放射線技師として必要な知識・技術を実践に活かすことができる。

2.医療人としての倫理観をもって患者様に接することができる。

3.チーム医療における診療放射線技師の役割について説明することができる。

授業計画

回数 内容 担当

1:臨床実習準備

*実習に際しての諸注意、大学、学科からの連絡等

2~12:臨床実習

*放射線治療臨床実習については、放射線治療に係る部門で実習する。

放射線治療に関連する業務全般、患者接遇、チーム医療、治療計画、照射方法・記録等

や物理・技術的 QA、臨床的 QA、他

*放射線治療臨床実習の実習期間は全実習期間(11 週間)のうち、概ね 2 週間とする。実

習期間中に 1 日程度の登校日を設ける。

*実習期間中は、各施設の指導者の指示に従い、実習を行う。実習記録および報告書の

作成は実習施設の就業時間外に各自が毎日行い、翌日に各施設の実習指導者に提出

する。

13~14:臨床実習報告

*実習終了後は、全ての記録物を実績として大学に提出する。また、臨床実習報告会で

その成果等について学内で発表する。

15:総括

成績評価の方法 定期試験、実習評価、その他(実習記録、実習報告会他)

評価の基準 実習評価 50%程度、定期試験・その他 50%程度

準備学修

学習へのアドバイス

これまで大学で学んだ知識を十分に整理しておくこと。さらに、臨床現場での技術進歩は目覚しく、多く

の知識・情報が必要となる。そのため、実習中も情報収集を行うための環境整備を図ることが望まし

い。

また、実習生として学ぶという心構えを再度認識しておくこと。

上記のことを踏まえ、当日の振り返り及び翌日の予習を 1 時間程度すること。

履修条件

この科目は学外の医療施設で実施されるため、医療人としての適性と十分な基礎学力を有していること

が履修条件となる。この判断については、臨床実習に必要な科目を履修し、学科が指定する学内実習

等を受講した者で、それぞれの評価が一定レベル以上と判断された場合に限り履修できる。早い時期

から真摯に取組む必要があり、開講時期とは無関係に様々な教育的指導を受けなければならない。

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 特に指定しない。

オフィスアワー 月曜 6 時限(18:00~19:30)研究室(J110)。随時 e-mail でも受付いたします。

その他

【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が授業を担当する。

学外実習では、医療機関にて放射線業務に従事している診療放射線技師により実践的教育が実施さ

れる。

079

1451110 大田原キャンパス

科目名 放射化学実験 (木 4・5 限) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 前原 正義 科目担当者 三輪 建太、樋口 清孝、室井 健三

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 木曜 4 限 木

曜 5 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

放射化学についてより理解を含め、放射性同位元素を含む物質の取扱い、放射性物質の測定法、及

び測定機器に関して実際の操作を通して基礎的な学習を行う。

授業の到達目標

1 非密封放射性同位元素の安全取扱いができる

2 放射性核種の放射性壊変が理解できる

3 放射性核種の個々の特性が理解できる

4 放射性同位元素の化学的分離法が理解できる

授業計画

回数 内容 担当

受講者全員を少人数のグループに分け、オムニバス形式にて以下の実験を行う。

前原正義、樋口清

孝、室井健三、三輪

建太

各テーマの詳細はガイダンスにて説明する

前原正義、樋口清

孝、室井健三、三輪

建太

テーマ 1 溶媒抽出法を利用したラドン水から 214Pb の分離 前原 正義

テーマ 2 土壌の全β放射能測定 樋口 清孝

テーマ 3 共沈反応による 131I の除去 三輪 建太

テーマ 4 植物のマクロオートラジオグラフィ 室井 健三

成績評価の方法 実験に取り組む姿勢、実験レポートを総合的に判断し評価する。

評価の基準 レポート:100%

準備学修

学習へのアドバイス

(60 分程度)

実験指導書に記載されている実験項目に関して、事前に、関連する参考書・文献等を調査学修する

実験時に、読み取りデータ・観察事項が容易に記入できるように実験ノートをまとめること

実験に必要な道具(筆記具、定規類、電卓、グラフ用紙等)を必ず持参すること

履修条件 教育訓練に参加すること

教 科 書 実験指導書を事前に配布する

参 考 書 放射線概論(通商産業研究社)、放射化学(オーム社)、放射線概論(通商産業研究社)、アイソトープ手

帳 11 版(日本アイソトープ協会)等

オフィスアワー

前原:水曜日・6 時限・J-110 研究室

三輪:金曜日・3 時限・C-506 研究室

樋口:水曜日・6 時限・J-212 研究室

室井:月曜日・6 時限・J-112 研究室

(指定した曜日・時限以外でも対応可)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

080

1451270 大田原キャンパス

科目名 医療情報システム論 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 内藏 啓幸 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 火曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

医療機関の第一の使命は患者に対する医療サービスの提供である。ところが現代の医療は高度に専

門化し、情報が分散されてしまっている。より良い医療サービスの提供のためには、必要な情報を必要

な時に、早く、容易に入手することが重要である。本講義では医療機関における診療サービスの概要か

ら始めて、どこからどのような情報が発生し、どのように利用されるのかを学習し、どのようなシステム

が臨床の場で活用されているかを学ぶ。

授業の到達目標

1. 医療機関で用いられている各種情報システムの概要を説明できる。

2. 医療情報の利用方法の概要を説明できる。

3. 医療機関間の情報共有化システムの概要を説明できる。

4. DICOM について理解し機器導入時の確認項目として利用できる。

授業計画

回数 内容 担当

第1回 医療情報システムの必要性

第2回 医療情報システムの概要

第3回 セキュリティと個人情報保護

第4回 電子カルテシステム

第5回 仮想病院システム演習

第6回 医事会計システム

第7回 オーダーシステム

第8回 放射線部門システム、実力試験問題解説

第9回 地域医療ネットワークシステム

第10回 ネットワークの基礎・TCP/IP

第11回 DICOM(1)

第12回 DICOM(2)

第13回 HL7・IHE

第14回 リモートメンテナンス

第15回 データの分析と評価

成績評価の方法 定期試験、小テスト

評価の基準 定期試験90%、小テスト10%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

医療現場のシステム導入の背景(解決したい問題点)と、その問題点の解決方法や、そのシステムが目

的とする効果を発揮するためには何が必要かなどを考えること。 (60 分)

履修条件

教 科 書 特に指定しない

参 考 書

医療情報システム入門 2009 (JAHIS 編 社会保険研究社)

新版 医療情報 医療情報システム編 (篠原出版新社)

医用画像情報管理パーフェクトブック(日本医用画像管理学会編集 日本放射線技師会出版社)

オフィスアワー 月曜日 6 限(18:00~19:30) E-506 研究室

そのほか随時対応:都合のいい時に教員研究室に来ること。

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②③に該当

081

1451780 大田原キャンパス

科目名 医療安全管理学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 細貝 良行 科目担当者 丸山 純人、座間 佳男、岡野 員人

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 水曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

医療の現場で種々の医療機器を使用するためには、医療機器を適正に管理し、常に信頼性・安全性の

確保に努め、維持していくことが極めて重要である。そのためには、機器・設備の定期的保守管理と適

正な修理のための体制づくりは欠くことができない。

本講義では、信頼、安全に関する話題を提供し、安全確保の方法を探るととともに、法制の変遷、諸外

国の情勢、個別医療機器に関する保守管理の具体策を教授する。

授業の到達目標 医療機器を保守管理することで、医療の安全管理へ向けての意識づけと、基本姿勢、管理手法を身に

つけることを目的とする。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 医療安全概論 細貝良行

第 2 回 医療事故とヒヤリハット 細貝良行

第 3 回 患者の権利とインフォームドコンセント 細貝良行

第 4 回 公衆衛生と衛生管理 細貝良行

第 5 回 造影剤の薬理作用と副反応

バイエル薬品工業

株式会社:石井誠

一郎

第 6 回 モダリティ別医療安全の実態:一般撮影系・IVR・透視 岡野員人

第 7 回 モダリティ別医療安全の実態: MRI・CT 丸山純人

第 8 回 モダリティ別医療安全の実態:核医学・治療 座間佳男

第 9 回 実際の病院内における安全管理 1:虎の門病院 虎の門病院:田野

政勝副部長

第 10 回 実際の病院内における安全管理 2:仙台医療センター 仙台医療センター:

東 英世技師長

第 11 回 実際の病院内における安全管理 3: 東北大学病院 東北大学病院:阿

部養悦副技師長

第 12 回 実際の病院内における安全管理 4:国際医療福祉大学三田病院

国際医療福祉大学

三田病院:若松修

部長

第 13 回 医療安全と時事 細貝良行

第 14 回 講義ならびにテスト 細貝良行

第 15 回 総括 細貝良行

成績評価の方法 期間中の試験ならびに出席状況に応じて評価する

評価の基準 出席評価:60%、その他:40%

準備学修

学習へのアドバイス

・準備学修

3 学年までに学習した医用機器関連の講義内容を十分理解して講義に望む。(60 分)

・その他のアドバイス

医療関連の時事問題にも日々着目し、医療事故を未然に防ぎ安全性を確保する方法について常に考

えることが重要である。

・上記授業計画は担当者の都合により順序や内容等が変更になる場合がある。

履修条件 特になし

教 科 書 医療安全管理学(監修:石田隆行、編集:松本光弘):医歯薬出版株式会社

参 考 書 医療安全管理学(日本放射線技術学会 出版委員会、出版委員長:根岸 徹):オーム社

オフィスアワー

細貝:月曜日・6 限目・D-505 研究室

岡野:火曜日・2 時限・C‐408 研究室

丸山:月曜日・2 時限・L-402 研究室

082

座間:金曜日・2 時限・B-513 研究室

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

083

1451550 大田原キャンパス

科目名 臨床医学Ⅱ(発展) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 大嶽 達 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 金曜 2 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

染色体や細胞内小器官などの細胞の構造と機能、生体の防御機構と免疫、院内感染などの感染症、

骨関節や筋の構造機能、呼吸器の構造機能、心臓脈管の構造機能、脳および神経の構造機能、消化

管の構造機能、腫瘍の病理と臨床、各疾病と障害の基礎や治療、生活習慣病、健康と公衆衛生につい

て講義し、過去国家試験、過去実力試験の基礎医学大要問題も解説する。

授業の到達目標 国家試験や実力試験の基礎医学大要の問題を 70%以上とけるようにすること

授業計画

回数 内容 担当

第1回 細胞の構造と機能

第2回 生体の防御機構と免疫

第3回 運動器(骨関節 筋)の構造と機能

第4回 呼吸器の構造と機能

第5回 心臓脈管の構造と機能

第6回 消化管の構造と機能

第7回 脳・神経の構造と機能

第8回 院内感染などの感染症

第9回 腫瘍の病理と臨床

第 10 回 各疾病の障害と基礎と臨床

第 11 回 生活習慣病

第 12 回 健康と公衆衛生

第 13 回 医療安全対策

第 14 回 過去問題解説

第 15 回 総括

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験100%

準備学修

学習へのアドバイス

基礎医学新改訂版に書いてある ガイドラインに沿った解説をよく読んで 項目ごとに並べられた 過去

問題をよくとくこと 各回ごとに その項目の 解説と問題を 各回ごとに1時間程度かけて 予習復習す

ること

履修条件

教 科 書 臨床医学第2版(医用放射線科学講座3)医歯薬出版、自作テキスト(基礎医追加 2019(大学書籍部で

販売中)) 自作テキスト(基礎医学新改訂版) 放射線画像医学(医歯薬出版)

参 考 書 なし

オフィスアワー 前期 火曜日 2 限 研究室:D519

後期 金曜日2限 研究室:D519

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

084

1451570 大田原キャンパス

科目名 放射線管理学実験 (3-5 限) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 前原 正義 科目担当者 座間 佳男、岡野 員人、細貝 良行、橋本 光康

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限

金曜 3 限 金

曜 4 限 金曜 5

必修/選択 必須 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 実験

授業の概要

(主題)

放射線計測学、放射線計測学実験、放射線管理学、関係法規などの集大成としての実験である。X 線

発生装置、高エネルギー放射線発生装置の安全な取扱い及び放射性同位元素の安全管理の理解を

深め、測定技術や管理技術を習得するための基本的な実験を行い、実践力を養う。

本授業は上記に示す授業概要について、診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した

経験のある教員がその経験を生かして、学内にある装置を用いた実験形式による実践的教育を実施す

る。

授業の到達目標 X 線発生装置、高エネルギー放射線発生装置及び放射性同位元素の安全管理業務を実践できる。

授業計画

回数 内容 担当

受講者全員を少人数のグループに分けて、以下の実験を行う。実験テーマの詳細につい

てはガイダンス時に説明する。

橋 本 光 康 、 細 貝

良行、座間 佳男、

前 原 正 義 、 岡 野

員人

1 回: 実験ガイダンス、教育訓練

橋 本 光 康 、 細 貝

良行、座間 佳男、

前 原 正 義 、 岡 野

員人

2~14 回: 以下の実験をグループ単位でローテーションにて行う

15 回: 総括

橋 本 光 康 、 細 貝

良行、座間 佳男、

前 原 正 義 、 岡 野

員人

実験 1: 表面汚染の測定(スミア法) 細貝 良行

実験 2: 高エネルギー放射線の遮蔽効果の測定 橋本 光康

実験 3: 空気中・排水中の放射能濃度の測定 前原 正義

実験 4: X 線発生装置の空間線量率の測定 岡野 員人

実験 5: 各種サーベイメータの使用法および特性測定 座間 佳男

成績評価の方法 ■定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、■レポート、その他( )

評価の基準 試験:2~15%、レポート 85~98%

準備学修

学習へのアドバイス

(60 分程度)

実験指導書に記載されている実験項目に関して、事前に、関連する参考書・文献等を調査学修する

実験時に、読み取りデータ・観察事項が容易に記入できるように実験ノートをまとめること

実験に必要な道具(筆記具、定規類、電卓、グラフ用紙等)を必ず持参すること

履修条件 教育訓練を受講しなければ履修できない。

教 科 書 実験指導書

参 考 書 関係法規、放射線管理学、放射線測定法等の科目に用いた教科書等

オフィスアワー

前原:水曜日・6 時限・J-110 研究室

座間:金曜日・2 時限・B-513 研究室

岡野:月曜日・2 時限・C‐408 研究室

細貝:月曜日・6 時限・D-505 研究室

橋本:火曜日・4 時限・F-503 研究室

085

※ 各実験に関する質問は担当教員が随時受け付ける

その他

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

診療放射線技師として医療機関での放射線業務に従事した経験のある教員が授業を担当する。

086

1451580 大田原キャンパス

科目名 放射線関係法規 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 三輪 建太 科目担当者 細貝 良行

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 金曜 1 限 必修/選択 必須 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

診療放射線技師は高度の危険性としてあげられる放射線・放射性物質(RI)を取り扱う職業である。特に

それを人体に照射することが主な業務である。医療においては患者さん及び一般公衆の安全性を確保

し、かつ自身のそして医療スタッフの安全をも確保する必要がある。国家試験科目「放射線管理学」を

理解するうえで根幹ををなすため、法令で定められた限度値など基準の意味をよく理解することが肝要

である。

授業の到達目標

1.わが国の放射線障害の防止に関する諸法令の現状を理解できる。

2.放射線障害防止の根幹は原子力基本法であり、この法令体系を理解できる

3.診療放射線技師の立場と責任を理解するため同技師法(施行令、施行規則)を熟知する。

4.病院等の施設基準・行為基準は医療法・労働安全衛生法で定めている。これらの基準等を熟知す

る。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 放射線障害防止法令 1:法の目的、定義 三輪 建太

第 2 回 放射線障害防止法令 2:使用の許可及び届出 三輪 建太

第 3 回 放射線障害防止法令 3:表示付認証機器 三輪 建太

第 4 回 放射線障害防止法令 4:放射線施設の基準 三輪 建太

第 5 回 放射線障害防止法令 5:許可届出使用者等の義務① 三輪 建太

第 6 回 放射線障害防止法令 6:許可届出使用者等の義務② 三輪 建太

第 7 回 放射線障害防止法令 7:放射線取扱主任者 三輪 建太

第 8 回 放射線障害防止法令 8:報告の徴収 三輪 建太

第 9 回 労働法関係法規:電離放射線障害防止規則 細貝 良行

第 10 回 診療放射線技師法令:技師籍の定義、職務、範囲等 細貝 良行

第 11 回 医療法施行規則 1:届出事項、X 線装置室等の防護の概要 三輪 建太

第 12 回 医療法施行規則 2:構造設備 三輪 建太

第 13 回 医療法施行規則 3:管理者の義務、線量限度 三輪 建太

第 14 回 特論:医療法及び関連法令、技師法等の現状認識と将来展望 三輪 建太

第 15 回 授業全体のまとめ 三輪 建太

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

準備学習時間(授業 1 回あたり):1 時間

【課題等に関するフィードバック】

授業の終わりに問題演習を実施し、次回の授業で解説を行う。

【その他のアドバイス】

放射線は複数の法律にて規制を受けるため、関係法規間の違いを知ることが重要である。また、授業

では関係法令の重要事項のみを問題演習を通して説明するが、教科書や法令集などで法律の原文を

確認して、よく覚えること。

履修条件 なし

教 科 書 放射線関係法規概説 医療分野も含めて 第 7 版(川井恵一(著)、通商産業研究社、2017)

参 考 書

放射線概論 第 9 版(柴田徳思編、通商産業研究社、2015)

詳解テキスト医療放射線法令 第 2 版(西澤邦秀編、名古屋大学出版会、2015)

アイソトープ法令集Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ :日本アイソトープ協会編

オフィスアワー 木曜日・1 限・C510(三輪)、月曜日・3,4 限・D505(細貝)

その他、随時対応いたします。

その他 【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

087

1451590 大田原キャンパス

科目名 画像診断学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 大嶽 達 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 火曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

画像診断について、消化器上腹部臓器疾患、呼吸器疾患、神経疾患、腎泌尿器疾患、女性器疾患、循

環器疾患、骨関節疾患、頭頸部疾患に対し、X 線 CT、MRI、超音波など画像診断法を症例集の写真を

用いながら、テキストに沿って解説する。また実際の過去画像問題の解説も行う

授業の到達目標 CT、MRI、超音波、単純写真などの正常画像解剖を把握すること

各臓器の代表的疾患の画像の特徴を把握すること

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 胸部疾患画像診断1

第 2 回 胸部疾患画像診断2

第 3 回 中枢神経疾患画像診断1

第 4 回 中枢神経疾患画像診断2

第 5 回 上腹部疾患画像診断1

第 6 回 上腹部疾患画像診断2

第 7 回 腎泌尿器疾患画像診断

第 8 回 女性器疾患画像診断

第 9 回 循環器疾患画像診断

第 10 回 頭頸部疾患画像診断1

第 11 回 頭頸部疾患画像診断2

第 12 回 骨関節疾患画像診断1

第 13 回 骨関節疾患画像診断2

第 14 回 画像問題解説

第 15 回 総括

成績評価の方法 定期試験

評価の基準 定期試験100%

準備学修

学習へのアドバイス

基礎医学新改訂版のテキストのp1~p18と症例集、放射線画像医学の教科書をみながら 正常画像

解剖を復習し、頻度の多い疾患の画像の特徴を勉強すること それぞれ臓器別に書いてあるので 各

回の臓器の 正常解剖、頻度の多い疾患の画像の特徴を 毎回1時間程度 予習復習すること

履修条件

教 科 書 臨床医学第2版(医用放射線科学講座3)医歯薬出版、自作症例集、自作テキスト(基礎医学新改訂

版)、放射線画像医学(新医用放射線科学講座)医歯薬出版

参 考 書 特に指定しない

オフィスアワー 前期 火曜日 2 限 研究室:D519

後期 金曜日2限 研究室:D519

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

088

1451600 大田原キャンパス

科目名 画像診断学演習 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 樋口 清孝 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 後期

曜日時限 木曜 3 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

診療放射線技師として必要な読影技術について学ぶ。講義は実際の臨床症例を用いて、より実践的な

内容で行う。また、国家試験に出題される画像問題についても解説する。

授業の到達目標

1. 各部位における代表的疾患の画像所見が説明できる。

2. 各部位における代表的疾患の病態・病理がある程度理解できる。

3. 部位や疾患に応じた検査モダリティや撮像シーケンスが選択できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 総論 / 脳神経①

第 2 回 脳神経②

第 3 回 頭頸部、脊髄・脊椎

第 4 回 胸部①

第 5 回 胸部②

第 6 回 心血管

第 7 回 消化管①

第 8 回 消化管②

第 9 回 肝・胆・膵①

第 10 回 肝・胆・膵②

第 11 回 泌尿器、生殖器①

第 12 回 泌尿器、生殖器②

第 13 回 骨軟部①

第 14 回 骨軟部②

第 15 回 総括

成績評価の方法 小テスト

評価の基準 小テスト 100%

準備学修

学習へのアドバイス

事前に配布する講義メモに目を通し、これまで学んだ医系科目のすべての知識を整理しておくこと、特

に画像解剖学については十分復習をしておくこと(授業 1 回あたりの準備学修時間…1 時間程度)。

また、講義で理解できなかったところは、出来るだけ早急に調べたり、質問したりすること。

履修条件

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書

医用放射線科学講座 7 放射線画像医学(医歯薬出版)

診療放射線技師 画像診断 マスター・ノート(メジカルビュー社)

コメディカルのための疾患・画像ファイル(文光堂)

読影の基礎(共立出版)

オフィスアワー 水曜日・6 時限・J-212 研究室

(指定した曜日・時限以外でも対応可)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

089

1451610 大田原キャンパス

科目名 臨床薬理学 (RT) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 角南 明彦 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 月曜 3 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

医療分野における薬物治療の基礎を知るために薬理学および臨床薬理学を学ぶ。薬理学および臨床

薬理学は、生体と薬物との相互作用を扱う学問分野であるが、本授業では、前半に臨床薬理学の総論

を、後半には各論で各疾患治療薬の作用と造影剤の副作用について学ぶ。

授業の到達目標

1.化学物質である薬物が生体にどのように作用を及ぼすかについて説明できる。

2.薬物の体内動態(薬物動態)について説明できる。

3.薬物が各疾患の治療にどのように利用されるかについて説明できる。

4.造影剤や薬物の副作用について説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 薬、薬理学、臨床薬理学とはなにか

第 2 回 薬物治療

第 3 回 薬物が作用する仕組み(1)

第 4 回 薬物が作用する仕組み(2)

第 5 回 薬物の体内動態(薬物動態)

第 6 回 薬物の主作用と副作用

第 7 回 薬物の相互作用

第 8 回 医薬品開発と臨床試験

第 9 回 循環器疾患治療薬

第 10 回 消化器疾患治療薬

第 11 回 呼吸器疾患治療薬

第 12 回 抗悪性腫瘍薬

第 13 回 造影剤の副作用と対応(1)

第 14 回 造影剤の副作用と対応(2)

第 15 回 授業全体のまとめ

成績評価の方法 □定期試験、□実技試験、□実習評価、□小テスト、■レポート、□その他( )

評価の基準 レポート 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

授業後の復習を行うこと(60 分)。

【課題等に関するフィードバック】

毎回、授業終了時に授業内容の質問を提出し、次回の講義でそれらに対して解説する。

履修条件 なし

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 患者さんと医療系学生のための臨床薬理学入門(笹栗俊之、九州大学出版会、2016)

臨床薬理学(日本臨床薬理学会 編集、医学書院、2017)

オフィスアワー 金曜日・5 限・N612(他の曜日・時限でも、在室時であれば対応する)

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー2)に該当

090

1451670 大田原キャンパス

科目名 診療放射線特論 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 樋口 清孝 科目担当者 岡野 員人

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 木曜 3 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

医療人または社会人としての常識やマナーに関する各種講義や演習を行う。さらに、医療機関等で活

躍している卒業生による講話を通じて、診療放射線技師になるために心得ておくべき事項を学ぶ。ま

た、就職試験でポイントとなる事項についても解説する。

授業の到達目標

1. 自分の将来目標を明確に示すことができる。

2. 医療人または社会人としての常識やマナーが身についている。

3. 診療放射線技師として現場で必要な心構えを理解し説明できる。

4. 就職活動等において、ルールを遵守し計画的に遂行することができる。

授業計画

回数 内容 担当

第1回 就職活動等の進め方① [キャリア支援センター] 樋口 清孝

岡野 員人

第2回 就職活動等の進め方② [学科就職対策] 樋口 清孝

岡野 員人

第3回 ビジネスマナー① 樋口 清孝

岡野 員人

第4回 ビジネスマナー② 樋口 清孝

岡野 員人

第5回 履歴書対策 樋口 清孝

岡野 員人

第6回 面接対策 樋口 清孝

岡野 員人

第7回 小論文対策① 樋口 清孝

岡野 員人

第8回 小論文対策② 樋口 清孝

岡野 員人

第9回 一般常識試験対策① 樋口 清孝

岡野 員人

第10回 一般常識試験対策② 樋口 清孝

岡野 員人

第11回 卒業生の声① 樋口 清孝

岡野 員人

第12回 卒業生の声② 樋口 清孝

岡野 員人

第13回 卒業生の声③ 樋口 清孝

岡野 員人

第14回 卒業生の声④ 樋口 清孝

岡野 員人

第15回 総括 樋口 清孝

岡野 員人

成績評価の方法 課題(小論文、感想文など)

評価の基準 課題(小論文、感想文など) 100%

準備学修

学習へのアドバイス

就職活動等において、この授業で学べる内容はごく一部であり、一般論である。

そのため、授業後に各自の将来像に合わせて自分自身で反復学修すること(授業 1 回あたりの準備学

修時間…1 時間程度)。

履修条件

教 科 書 特に指定しない

091

参 考 書 特に指定しない

オフィスアワー 樋口:水曜日・6 時限・J-212 研究室(指定した曜日・時限以外でも対応可)

岡野:金曜日・2 時限・C-408 研究室

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー①②に該当

092

1451790 大田原キャンパス

科目名 放射線学演習Ⅰ(基礎) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 内藏 啓幸 科目担当者 三輪 建太

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 水曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

診療放射線技師に必要な知識を確実なものとするために、これまで学んできた授業内容を復習し、総

括を行う。

その他、この講義時間を利用して 4 学年に共通する重要事項の連絡や作業などを行う。また、この講義

時間外に実力試験を実施する。

授業の到達目標

1. 診療放射線技師となるための素養を身につける。

2. 診療放射線技師国家試験を確実に合格できる実力を身につける。

3. 社会の一員としての教養と責任感を身につける。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 国家試験状況と対策 内藏啓幸

三輪建太

第 2 回 放射化学・核医学検査技術学① 前原正義

三輪建太

第 3 回 放射線生物学・放射線治療技術学① 座間佳男

第 4 回 課題学修 三輪建太

第 5 回 放射線物理学・放射線計測学① 荒川哲

第 6 回 エックス線撮影技術学① 岡野員人

第 7 回 放射線安全管理学① 三輪建太

第 8 回 放射化学・核医学検査技術学② 前原正義

三輪建太

第 9 回 放射線生物学・放射線治療技術学② 座間佳男

第 10 回 放射線物理学・放射線計測学② 荒川哲

第 11 回 エックス線撮影技術学② 岡野員人

第 12 回 放射線安全管理学② 三輪建太

第 13 回 放射化学・核医学検査技術学③ 前原正義

三輪建太

第 14 回 放射線生物学・放射線治療技術学③ 座間佳男

第 15 回 放射線物理学・放射線計測学③ 荒川哲

成績評価の方法 実力試験および定期試験

評価の基準 実力試験および定期試験の点数から総合的に判断する。

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

講義を受ける前の予習を重点的に行うこと。(60 分)

【アドバイス】

国試対策は自らが時間をかけ粘り強く地道に努力するもので、本講義はそのためのきっかけの一つで

しかないことを認識すること。

履修条件

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 特に指定しない

オフィスアワー

内藏:月曜日 6 時限 E-506

三輪:金曜日 3 時限 C-510

前原:水曜日 6 時限 J-110

座間:金曜日 2 時限 B-513

荒川:水曜日 6 時限 J-104

岡野:月曜日 2 時限 C-408

その他 【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

093

1451690 大田原キャンパス

科目名 放射線学演習Ⅱ(応用) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 大嶽 達 科目担当者 三輪 建太

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 水曜 2 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

診療放射線技師に必要な知識を確実なものとするために、これまで学んできた授業内容を復習し、総

括を行う。

その他、この講義時間を利用して 4 学年に共通する重要事項の連絡や作業などを行う。

授業の到達目標 実力試験で100点以上、国家試験で120点以上 得点できる実力をつけること。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 弱点強化 大嶽達

第 2 回 基礎医学大要①(4 月 17 日) 大嶽達

第 3 回 医用工学①(4 月 24 日) 平間信

第 4 回 課題学修(5 月 8 日) 三輪建太

第 5 回 診療画像機器学①(5 月 15 日) 西木雅行・平間信・

細貝良行

第 6 回 診療画像検査学①(5 月 22 日) 丸山純人・松山江

第 7 回 画像情報学・画像工学①(5 月 25 日) 松山江里・室井健

第 8 回 基礎医学大要②(5 月 29 日) 大嶽達

第 9 回 医用工学②(6 月 5 日) 平間信

第 10 回 診療画像機器学②(6 月 12 日) 西木雅行・平間信・

細貝良行

第 11 回 診療画像検査学②(6 月 19 日) 丸山純人・松山江

第 12 回 画像情報学・画像工学②(6 月 26 日) 松山江里・室井健

第 13 回 基礎医学大要③(7 月 3 日) 大嶽達

第 14 回 医用工学③(7 月 10 日) 平間信

第 15 回 診療画像機器学③(7 月 17 日) 西木雅行・平間信・

細貝良行

成績評価の方法 実力試験

評価の基準 実力試験100%

準備学修

学習へのアドバイス

授業で配布する解説のプリントと それに指定してある 基礎医学新改訂版や追加 2019 などのテキスト

のページなどをみながら よく復習すること 各回1時間程度復習すること

履修条件

教 科 書 各授業で使っている教科書、自作テキスト(基礎医学新改訂版や追加 2019 など 大学書籍部で販売

中)

参 考 書 特に指定しない

オフィスアワー

大嶽:火曜日 2 時限 D-519

平間:火曜日 6 時限 D-507

西木:水曜日 1 時限 D-518

細貝:月曜日 5 時限 D-505

丸山:月曜日 2 時限 L-402

松山:木曜日 1 時限 B-502

室井:月曜日 6 時限 J-112

その他 【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

094

1451800 大田原キャンパス

科目名 放射線学演習Ⅲ(総合) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 内藏 啓幸 科目担当者 三輪 建太

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 後期

曜日時限 水曜 1 限 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

診療放射線技師に必要な知識を確実なものとするために、これまで学んできた授業内容を復習し、総

括を行う。

その他、この講義時間を利用して 4 学年に共通する重要事項の連絡や作業などを行う。また、この講義

時間外に実力試験を実施する。

授業の到達目標

1. 診療放射線技師となるための素養を身につける。

2. 診療放射線技師国家試験を確実に合格できる実力を身につける。

3. 社会の一員としての教養と責任感を身につける。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 国家試験の現状と対策② 内藏啓幸・三輪建

第 2 回 放射化学・核医学検査技術学④ 前原正義・三輪建

第 3 回 放射線生物学・放射線治療技術学④ 座間佳男

第 4 回 放射線学演習確認試験 三輪建太

第 5 回 医用工学④ 平間信

第 6 回 診療画像機器学④ 西木雅行・平間信・

細貝良行

第 7 回 放射線安全管理学④ 三輪建太

第 8 回 放射化学・核医学検査技術学⑤ 前原正義・三輪建

第 9 回 放射線生物学・放射線治療技術学・放射線安全管理学⑤ 座間佳男・三輪建

第 10 回 医用工学・診療画像機器学⑤ 平間信・西木雅行・

細貝良行

第 11 回 国家試験受験手続 三輪建太

第 12 回 放射化学・核医学検査技術学⑥ 前原正義・三輪建

第 13 回 放射線生物学・放射線治療技術学⑥ 座間佳男

第 14 回 放射化学・核医学検査技術学⑦ 前原正義・三輪建

第 15 回 放射線生物学・放射線治療技術学⑦ 座間佳男

成績評価の方法 実力試験

評価の基準 実力試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学習】

講義を受ける前の予習を重点的に行うこと。(60 分)

【アドバイス】

国試対策は自らが時間をかけ粘り強く地道に努力するもので、本講義はそのためのきっかけの一つで

しかないことを認識すること。

履修条件

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 特に指定しない

オフィスアワー

内藏:月曜日 6 時限 E-506

三輪:金曜日 3 時限 C-510

前原:水曜日 6 時限 J-110

095

座間:金曜日 2 時限 B-513

平間:火曜日 6 時限 D-507

西木:火曜日 6 時限 D-518

細貝:月曜日 6 時限 D-505

その他 【関連するディプロマポリシー】放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

096

1451700 大田原キャンパス

科目名 放射線学演習Ⅳ(発展) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 大嶽 達 科目担当者 三輪 建太

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 後期

曜日時限 水曜 2 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

診療放射線技師に必要な知識を確実なものとするために、これまで学んできた授業内容を復習し、総

括を行う。

その他、この講義時間を利用して 4 学年に共通する重要事項の連絡や作業などを行う。また、この講義

時間外に実力試験を実施する。

授業の到達目標 実力試験で100点以上、国家試験で120点以上とれるようにすること

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 基礎医学大要④(9 月 25 日) 大嶽達

第 2 回 放射線物理・放射線計測学④(10 月 2 日) 荒川哲

第 3 回 エックス線撮影技術学④(10 月 9 日) 岡野員人

第 4 回 放射線学演習確認試験(10 月 16 日) 三輪建太

第 5 回 診療画像検査学④(10 月 23 日) 丸山純人・松山江

第 6 回 画像情報学・画像工学④(10 月 30 日) 松山江里・室井健

第 7 回 基礎医学大要⑤(11 月 6 日) 大嶽達

第 8 回 放射線物理・放射線計測学⑤(11 月 13 日) 荒川哲

第 9 回 エックス線撮影技術学⑤(11 月 20 日) 岡野員人

第 10 回 診療画像検査学・画像情報学・画像工学⑤(11 月 27 日) 丸山純人・松山江

里・室井健三

第 11 回 国家試験受験手続(12 月 4 日) 三輪建太

第 12 回 基礎医学大要⑥(12 月 11 日) 大嶽達

第 13 回 放射線物理・放射線計測学⑥(12 月 18 日) 荒川哲

第 14 回 基礎医学大要⑦(12 月 25 日) 大嶽達

第 15 回 放射線物理・放射線計測学⑦(1 月 8 日) 荒川哲

成績評価の方法 実力試験

評価の基準 実力試験100%

準備学修

学習へのアドバイス

授業で配布するプリントの解説をよくよみ それに書いてある テキストの 何ページをみよ というよう

な部分も そのところをよく読んで復習するようにすること 各回1時間程度復習すること

履修条件

教 科 書 各授業の教科書、自作テキスト(基礎医学新改訂版 追加 2019 など いずれも大学書籍部で販売中)

参 考 書 指定しない

オフィスアワー

大嶽:金曜日 2 時限 D-519

荒川:水曜日 6 時限 J-104

岡野:月曜日 2 時限 C-408

丸山:月曜日 2 時限 L-402

松山:木曜日 1 時限 B-502

室井:月曜日 6 時限 J-112

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

097

1451730 大田原キャンパス

科目名 放射線腫瘍特論 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 橋本 光康 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 木曜 1 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

これまでに学修してきた放射線治療に関する基礎知識と臨床実習等で学んだ臨床経験を整理し、基礎

学力と応用力を向上させるための講義を展開する。代表的な疾患の放射線治療に関するトピックス紹

介とその解説を通し、医学物理・照射技術・臨床といった観点から放射線治療を論じ専門性を深める。

授業の到達目標 1.現在の放射線治療を深く理解することができる

2.医学物理・照射技術・臨床の視点から問題点を抽出し、解決方法を検討することができる

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 がん治療の基礎知識

第 2 回 放射線生物学の復習 LQ モデル

第 3 回 放射線物理学と放射線治療計画その 1

第 4 回 放射線物理学と放射線治療計画その2

第 5 回 照射方法 治療手技

第 6 回 放射線治療施設の運営・管理に関する知識

第 7 回 中枢神経腫瘍

第 8 回 頭頸部がん

第 9 回 肺がん

第 10 回 乳がん

第 11 回 消化器系がん

第 12 回 前立腺がん

第 13 回 子宮頸がん

第 14 回 緩和・緊急照射

第 15 回 総括

成績評価の方法 ■定期試験、 □実技試験、 □実習評価、 □小テスト、□レポート、 □その他

評価の基準 定期試験 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学修】これまで学修してきたことをベースに講義を展開するので、十分な予習および復習(60 分)

が必要である。

履修条件 原則、放射線治療学Ⅰ、放射線治療学Ⅱ、放射線治療機器工学の各科目の単位を全て取得済の者に

限る。

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 放射線治療計画ガイドライン 2016 年版(金原出版株式会社、第 4 版、2016)

密封小線源治療 診療・物理 QA マニュアル(金原出版株式会社、2013)

オフィスアワー 火曜日 4 時限 F-503 研究室

その他

【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

履修者数によっては講義内容を変更する場合がある。

098

1451740 大田原キャンパス

科目名 MRI 特論 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 丸山 純人 科目担当者

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 木曜 2 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

MRI の発展的な技術について理解を深め、臨床の場で対応できるような知識および技術の習得を目指

す。

あわせて、MRI 装置の性能評価についても講義・演習し、正しい測定手法と評価法について理解する。

授業の到達目標 1. MRI 検査における発展的な撮像技術について説明できる。

2. MRI 装置の性能評価について説明・実践できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 総論

第 2 回 Parallel Imaging

第 3 回 脂肪抑制技術

第 4 回 高速 SE 法・高速 GRE 法

第 5 回 灌流と拡散

第 6 回 脳機能イメージング

第 7 回 MR Spectroscopy

第 8 回 体幹部 MRI 検査

第 9 回 心臓 MRI 検査

第 10 回 血管イメージング

第 11 回 その他の撮像技術

第 12 回 ハードウェア

第 13 回 性能評価試験(1)

第 14 回 性能評価試験(2)

第 15 回 総括

成績評価の方法 □定期試験 □実技試験 □実習評価 □小テスト ■レポート □その他( )

評価の基準 レポート 100%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学修】

シラバスの授業計画を参考にして、講義前日までに講義内容について情報収集する。(60 分)

講義終了後、配布資料において講義中に指摘された重要ポイントを復習する。(60 分)

【アドバイス】

これまでの MRI に関する講義および実験の内容の理解を深めたうえで講義に臨んでほしい。

履修条件

教 科 書 特に指定しない。

参 考 書 MRI 応用自在 第 3 版(MEDICAL VIEW 社)

オフィスアワー 月曜日 2 限(10:40~12:10):L-402 研究室

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

099

1451750 大田原キャンパス

科目名 画像情報学特論 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 室井 健三 科目担当者 荒川 哲、松山 江里

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 火曜 4 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義(体験学習を含む)

授業の概要

(主題)

画像情報学Ⅰおよび画像情報学Ⅱにおいて画像の良し悪し(画質)を客観的に評価するための定量的

表現法を学んだ。本講義は PC を用いた画像評価法の修得とデジタルX線画像処理に関するより専門

的な体験学習を行う。本講義の前半は画質の物理特性(入出力特性、解像特性、ノイズ特性)の評価と

ROC 解析を PC を用いた実践形式により学ぶ。後半はデジタルX線画像処理について、デジタル画像

形成の基礎から最新の画像処理技術、CAD に関する基礎と応用技術に関する講義を行う。

授業の到達目標

1. PC を用いてデジタル X 線画像の特性曲線、MTF、WS の作図ができる。

2. PC を用いて ROC 解析ができる。

3. デジタル画像処理の流れと自動感度補正機能(EDR)について説明できる。

4. 階調処理と周波数処理に関する基礎および応用技術について説明できる。

5. マンモグラフィ特有の画質評価法について説明できる。

6. CAD に関する基礎と応用技術について説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 全体説明(内容、スケジュール等) 室 井 健 三 、 荒 川

哲、松山 江里

第 2 回 ImageJ の取扱い(体験学習) 室井 健三

第 3 回 入出力特性評価(体験学習) 室井 健三

第 4 回 解像特性評価(体験学習) 室井 健三

第 5 回 ノイズ特性評価(体験学習) 室井 健三

第 6 回 ROC 解析:評価(体験学習) 室井 健三

第 7 回 ROC 解析:グラフ作成、統計検定(体験学習) 室井 健三

第 8 回 画像処理の流れと自動感度補正機能(EDR) 荒川 哲

第 9 回 フィルタ処理 階調処理 周波数強調 荒川 哲

第 10 回 各種画像処理(MFP、FNC、ES・・・) 荒川 哲

第 11 回 マンモグラフィー用画像処理、3D 技術 荒川 哲

第 12 回 画像評価法、最新のデジタル画像処理技術の紹介 荒川 哲

第 13 回 CAD の基礎 松山 江里

第 14 回 CAD の応用技術 松山 江里

第 15 回 総括 室 井 健 三 、 荒 川

哲、松山 江里

成績評価の方法 定期試験、画像評価法実習の報告書

評価の基準 定期試験 50%、実習報告書 50%

準備学修

学習へのアドバイス

【準備学修】画像評価法に関しては画像情報学Ⅰおよび画像情報学Ⅱの復習をしておくこと。デジタル

X線画像処理に関してはこれに加えて医用機器工学ⅡのデジタルX線装置および画像処理の復習をし

ておくこと。(60 分)

履修条件 なし

教 科 書 講義初回に説明する。

参 考 書 医用画像情報学 改訂 3 版 (桂川茂彦編、南山堂、2016)

オフィスアワー

※各講義に関する質問は担当教員が随時受け付ける。

室井:火曜・5 時限・J-112 研究室

荒川:火曜・5 時限・J-104 研究室

松山:木曜・1 時限・B-502 研究室

なお、時間があればいつでも対応するので積極的に質問にくること。

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②③に該当

100

1451810 大田原キャンパス

科目名 死亡時画像診断学 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 樋口 清孝 科目担当者 岡野 員人

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 後期

曜日時限 水曜 3 限 必修/選択 選択 単位数 1 時間数 30 時間

授業の形態 講義

授業の概要

(主題)

診療放射線技師の業務ある死亡時画像診断(Ai: Autopsy imaging)における遺体の検査に関する内容

を講義する。内容は、Ai で必要となる基礎知識、Ai に関連する分野の知識、Ai に特化した専門領域の

知識と技術について学修する。

授業の到達目標

1. 死因究明における Ai の位置づけと役割が説明できる。

2. Ai に関係する基礎知識(倫理、法律、医療安全、感染対策)を持っている。

3. Ai に関係する関連分野(看護学、病理学、法医学)を理解している。

4. Ai に特化した検査技術や画像処理・画像管理技術について説明できる。

5. Ai における画像所見の特徴を説明できる。

授業計画

回数 内容 担当

第 1 回 Ai における基礎

第 2 回 Ai における倫理

第 3 回 Ai に関する法律

第 4 回 Ai における医療安全

第 5 回 Ai における感染対策

第 6 回 Ai に関係する看護学

第 7 回 Ai に関係する病理学

第 8 回 Ai に関係する法医学

第 9 回 Ai における CT 検査

第 10 回 Ai における MRI 検査

第 11 回 Ai におけるその他画像検査

第 12 回 Ai における画像処理及び管理

第 13 回 Ai における画像診断①

第 14 回 Ai における画像診断②

第 15 回 総括

成績評価の方法 小テスト

評価の基準 小テスト 100%

準備学修

学習へのアドバイス

Ai は診療放射線技師の業務に必要な新たな分野であり、それに必要な学修内容はこれまで学んでこな

かった領域も含む。そのため、事前に教科書の該当する箇所に目を通し、すでにある知識とな知識を区

別しておくこと(授業 1 回あたりの準備学修時間…1 時間程度)。

また、講義で理解できなかったところは積極的に質問し、理解に努めること。

履修条件

教 科 書 Autopsy imaging 検査マニュアル 第 2 版 (ベクトル・コア)

参 考 書 Autopsy imaging ガイドライン 第 3 版 (ベクトル・コア)

Autopsy imaging 症例集 (ベクトル・コア)

オフィスアワー 樋口:水曜日・6 時限・J-212 研究室(指定した曜日・時限以外でも対応可)

岡野:金曜日・2 時限・C-408 研究室

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

101

1451820 大田原キャンパス

科目名 卒業研究Ⅰ(調査・計画) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 内藏 啓幸 科目担当者

大嶽 達、丸山 純人、座間 佳男、岡野 員人、西木 雅

行、荒川 哲、前原 正義、岡村 直利、平間 信、細貝

良行、三輪 建太、松山 江里、橋本 光康、樋口 清孝、

室井 健三

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 前期

曜日時限 集中講義 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 演習

授業の概要

(主題)

4年生全員を 16 のグループに配属し、グループ担当教員が責任をもって卒業研究について指導を行

う。10 月下旬から 11 月初旬の間に行う卒研発表会で、口頭あるいはパネルで全員が研究成果を発表

する。卒業研究Ⅰでは、研究テーマの選定、文献・データ収集、予備実験などを行ったうえで、研究計画

の立案を行う。併せて国家試験勉強の進め方、就職活動への取り組みについても、グループ担当教員

が指導する。

授業の到達目標

1.研究の一連のプロセスを理解し、説明できる。

2.自分の研究の実施計画を、計画書をまとめることができる。

3.自分の研究に関し、先行研究参考文献などを調査し研究の目的・背景を説明することができる。

4.国家試験に合格するための心構えが身につく。

5.就職するにふさわしい心構え、学力が身につく。

授業計画

回数 内容 担当

下記内容を前期を通じて実施していく。

1.オリエンテーション

2.文献・データ収集

3.研究計画策定

4.研究実施(予備実験など)

5.予備実験を評価し、研究計画へフィードバック

6.国家試験対策の指導(勉強の進め方、実力試験のフィードバックなど)

7.就職活動の指導(提出書類の確認、面接指導など)

各指導教員の指導の元、原則週 1 回の卒研用時間を割り振り、上記の授業概要に従った

指導を行う。

成績評価の方法 実験計画書、卒研への取組姿勢

評価の基準 実験計画書 40%、卒研への取組姿勢 60%

準備学修

学習へのアドバイス

受身では卒業研究は行えない。また、研究には試行錯誤がつきものである。失敗を恐れず。自分で考

え、自分でやってみるという主体的な取り組みが求められる。

卒業研究指導教員の指導のもと、研究テーマの選定、文献・データ収集に取り組むこと。(60 分)

また、予備実験の準備とそのデータ整理に適宜取り組むこと。(30 分)

履修条件

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 各指導教員から個々のテーマに沿って紹介する。

オフィスアワー

大嶽:火曜日・2時限・D-519 研究室

丸山:月曜日・2時限・L-402 研究室

座間:金曜日・2時限・B-513 研究室

岡野:月曜日・2時限・C-408 研究室

西木:火曜日・6時限・D-518 研究室

荒川:水曜日・6時限・J-104 研究室

前原:水曜日・6時限・J-110 研究室

岡村:金曜日・2時限・J-105 研究室

平間:火曜日・6時限・D-507 研究室

細貝:月曜日・6時限・D-505 研究室

102

三輪:金曜日・3時限・C-510 研究室

松山:木曜日・1時限・B-502 研究室

橋本:火曜日:1時限・F-50

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

103

1451830 大田原キャンパス

科目名 卒業研究Ⅱ(研究報告) 授業開始年度 2019 年度

科目担当責任者 内藏 啓幸 科目担当者

大嶽 達、丸山 純人、座間 佳男、岡野 員人、西木 雅

行、荒川 哲、前原 正義、岡村 直利、平間 信、細貝

良行、三輪 建太、松山 江里、橋本 光康、樋口 清孝、

室井 健三

学科 放射線・情報科学科 学年 4 学年 期 後期

曜日時限 集中講義 必修/選択 必修 単位数 1 時間数 45 時間

授業の形態 演習

授業の概要

(主題)

4年生全員を 16 のグループに配属し、グループ担当教員が責任をもって卒業研究について指導を行

う。10 月下旬から 11 月初旬の間に行う卒研発表会で、口頭あるいはパネルで全員が研究成果を発表

する。これに併せて国家試験勉強の進め方、就職活動への取り組みについても、グループ担当教員が

指導する。

授業の到達目標

1.研究の一連のプロセスを理解し、説明できる。

2.自分の研究を抄録にまとめることができる。

3.自分の研究をまとめ発表することができる。

4.国家試験に合格するための心構えが身につく。

5.就職するにふさわしい心構え、学力が身につく。

授業計画

回数 内容 担当

下記内容を後期を通じて実施していく。

1.文献・データ収集

2.研究実施(実験など)

3.データ分析

4.発表会プレゼン資料作成

5.発表会で発表

6.卒論抄録の作成

7.国家試験対策の指導(勉強の進め方、実力試験のフィードバックなど)

8.就職活動の指導(提出書類の確認、面接指導など)

各指導教員の指導の元、原則週 1 回の卒研用時間を割り振り、上記の授業概要に従った

指導を行う。

成績評価の方法 卒研発表会、研究内容をまとめた「卒研抄録」、卒研への取組姿勢

評価の基準 卒研発表会 20%、卒研抄録 40%、卒研への取組姿勢 40%

準備学修

学習へのアドバイス

受身では卒業研究は行えない。また、研究には試行錯誤がつきものである。失敗を恐れず。自分で考

え、自分でやってみるという主体的な取り組みが求められる。

研究結果に関する考察を進めるとともに、卒研発表会での口頭あるいはパネルでの研究成果発表のた

めの準備を適宜進めること。(60 分)

履修条件

教 科 書 特に指定しない

参 考 書 各指導教員から個々のテーマに沿って紹介する。

オフィスアワー

大嶽:金曜日・2時限・D-519 研究室

丸山:月曜日・2時限・L-402 研究室

座間:金曜日・2時限・B-513 研究室

岡野:月曜日・2時限・C-408 研究室

西木:火曜日・6時限・D-518 研究室

荒川:水曜日・6時限・J-104 研究室

前原:水曜日・6時限・J-110 研究室

岡村:金曜日・2時限・J-105 研究室

平間:火曜日・6時限・D-507 研究室

細貝:月曜日・6時限・D-505 研究室

104

三輪:金曜日・3時限・C-510 研究室

松山:木曜日・1時限・B-502 研究室

橋本:火曜日:1時限・F-50

その他 【関連するディプロマポリシー】

放射線・情報科学科ディプロマポリシー②に該当

105