28
58 APRIL 2018 「東京オリンピック・パラリンピックに関する世論調査」は,国民の東京大会への関心や意識・価値観の変化など を把握し,2020 年に世界最高水準の放送・サービスを実現するうえでの基礎的なデータを得るために実施する時系 列調査であり,今回はその 2 回目の調査となる。 東京開催の評価(よい+まあよい)は 87%と多数を占める。東京オリンピックへの関心度(大変+まあ)は 80%と 高いが,リオデジャネイロ大会直後の 2016 年調査と比べ,「大変関心がある」は減少(34%→ 27%)した。関心事 では「日本人や日本チームの活躍」が 78%と最も多く,「世界最高水準の競技」(42%)や「各国のメダル獲得数」 (17%)を上回った。 東京パラリンピックへの関心度は 61%であった。伝えるべき側面については,「純粋なスポーツとして扱うべき」 が 39%で最も多く,前年(37%)から増加した。「障害者福祉の視点を重視して伝えるべき」は 5%であった。障害 者スポーツのイメージでは「感動する」(63%)が最も多い。「感動する」と答えた人の割合を障害者スポーツの視聴 経験別に集計すると,「テレビの競技中継を見たことがある」人では 82%,「ニュースや競技中継以外のテレビの番 組で見たことがある」人では 77%,「テレビのニュースで見たことがある」人では 70%と高い一方,「見たことはない」 人では 38%にとどまり,視聴経験が豊富になるにつれて理解が深まることがわかった。 期待する放送サービスでは,見逃し配信(40%→ 44%)やインターネット同時配信(29%→ 38%)など,おもにス マートフォン向けの放送サービス充実を求める意見が前年から増加した。 2020年東京オリンピック・ パラリンピックへの期待と意識 ~「2017 年10月東京オリンピック・パラリンピックに関する世論調査」の結果から~ 世論調査部 鶴島瑞穂 / 斉藤孝信 はじめに NHK放送文化研究所では,国民の東京オ リンピック・パラリンピックへの関心や意 識・ 価値観の変化などを明らかにするため,2016 年から2020 年まで毎年,世論調査を行う計画 である。今回は 2016 年のリオデジャネイロ大 会直後に実施した初回調査に次ぐ2度目の調 査となる 1) 。本稿では,前年との時系列分析を 行い,人々の意識がこの1年でどのように推移 したのかを中心に報告する。 調 査 は,2017 年 10月7日( 土 )〜 10月15日 (日)の9日間,住民基本台帳から無作為に抽 出した全国の20歳以上の男女3,600人に対し 配付回収法で実施し,調査有効数(率)は 2,479 人(68.9%)であった。サンプル構成は文末の 単純集計結果を参照されたい。 2020年東京オリンピック・ パラリンピックに関する意識 (1)オリンピック開催への評価と関心 8 割が東京オリンピックに「関心あり」 2020 年に東京でオリンピックが開催されるこ とを,「よい」(よい+まあよい)と答えた人は全 体で 87%,「よくない」(あまりよくない+よくな い)と答えた人は 12%と,大多数がオリンピッ クの東京開催を評価している (図1) 。前年と 比較すると,「よい」と積極的に評 価する人の 割合が増加(50%→ 54%)している。なお,こ

2020年東京オリンピック・ パラリンピックへの期 …...58 APRIL 2018 「東京オリンピック・パラリンピックに関する世論調査」は,国民の東京大会への関心や意識・価値観の変化など

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58 APRIL 2018

「東京オリンピック・パラリンピックに関する世論調査」は,国民の東京大会への関心や意識・価値観の変化などを把握し,2020年に世界最高水準の放送・サービスを実現するうえでの基礎的なデータを得るために実施する時系列調査であり,今回はその2回目の調査となる。

東京開催の評価(よい+まあよい)は87%と多数を占める。東京オリンピックへの関心度(大変+まあ)は80%と高いが,リオデジャネイロ大会直後の2016年調査と比べ,「大変関心がある」は減少(34%→27%)した。関心事では「日本人や日本チームの活躍」が78%と最も多く,「世界最高水準の競技」(42%)や「各国のメダル獲得数」

(17%)を上回った。東京パラリンピックへの関心度は61%であった。伝えるべき側面については,「純粋なスポーツとして扱うべき」

が39%で最も多く,前年(37%)から増加した。「障害者福祉の視点を重視して伝えるべき」は5%であった。障害者スポーツのイメージでは「感動する」(63%)が最も多い。「感動する」と答えた人の割合を障害者スポーツの視聴経験別に集計すると,「テレビの競技中継を見たことがある」人では82%,「ニュースや競技中継以外のテレビの番組で見たことがある」人では77%,「テレビのニュースで見たことがある」人では70%と高い一方,「見たことはない」人では38%にとどまり,視聴経験が豊富になるにつれて理解が深まることがわかった。

期待する放送サービスでは,見逃し配信(40%→44%)やインターネット同時配信(29%→38%)など,おもにスマートフォン向けの放送サービス充実を求める意見が前年から増加した。

2020年東京オリンピック・パラリンピックへの期待と意識~「2017 年10月東京オリンピック・パラリンピックに関する世論調査」の結果から~

世論調査部 鶴島瑞穂 / 斉藤孝信

はじめに

NHK放送文化研究所では,国民の東京オリンピック・パラリンピックへの関心や意識・価値観の変化などを明らかにするため,2016年から2020 年まで毎年,世論調査を行う計画である。今回は2016 年のリオデジャネイロ大会直後に実施した初回調査に次ぐ2度目の調査となる1)。本稿では,前年との時系列分析を行い,人々の意識がこの1年でどのように推移したのかを中心に報告する。

調査は,2017年10月7日(土)〜 10月15日(日)の9日間, 住民基本台帳から無作為に抽出した全国の20歳以上の男女3,600人に対し配付回収法で実施し,調査有効数(率)は2,479

人(68.9%)であった。サンプル構成は文末の単純集計結果を参照されたい。

Ⅰ 2020年東京オリンピック・ パラリンピックに関する意識

(1)オリンピック開催への評価と関心8割が東京オリンピックに「関心あり」

2020年に東京でオリンピックが開催されることを,「よい」(よい+まあよい)と答えた人は全体で87%,「よくない」(あまりよくない+よくない)と答えた人は12%と,大多数がオリンピックの東京開催を評価している(図1)。前年と比較すると,「よい」と積極的に評価する人の割合が増加(50%→54%)している。なお,こ

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59APRIL 2018

の結果を地域別にみると,開催地の東京都民では,「よい」計は83%,「よくない」計は17%と,開催を評価しない人の割合が全体よりも高い。

男女年層別でみると,すべての年層で「よい」計が 83%を超えており,大きな年層差は

みられない。また,東京オリンピックに「関心がある」(大

変+まあ)と答えた人は全体で80%,「関心はない」(あまり+まったく)と答えた人は全体で20%であった(図2)。リオ大会直後の前年調査に比べ,「大変関心がある」が減少(34%→27%)し,「まあ関心がある」が増加(48%→53%)した。特に,東京都民は「大変関心がある」が大きく減少(42%→26%)し,東京都民以外と同程度となった。

男女年層別にみると,男女とも50 代以上では「関心がある」計が8割を超えているが,若年層になるほどその割合は少なくなり,男女20 代では約7割であった。

東京オリンピックの競技や開会式などを直接会場で「見たいと思う」(ぜひ+まあ)と答えた人は全体で58%,「特に見たいとは思わない」と答えた人は全体で42%であり,いずれも前年から変化はなかった(図3)。しかし, 東京都民では「見たい」(ぜひ+まあ)と答えた

図 1 東京オリンピック 開催都市になることへの評価

図 2 東京オリンピック 関心度 図 3 東京オリンピック 会場での観戦意向

よい まあよい あまりよくない

よくない 知らなかった

無回答

全 体

全 体

(2017年10月)

(2016年10月)

(2017年10月)

(2016年10月)

(2017年10月)

(2016年10月)

東京都民

東京都民

東京都民以外

東京都民以外

「よい」計(86%) 「よくない」計(13%)

「よい」計(87%) 「よくない」計(12%)

3454 8 4   0   0   

3650 9 5   0   1   

3449 12 5  01 

3151 11 7  01 

3454 8 4  00 

3650 9 5  10 

「関心がある」計(81%) 「関心はない」計(19%)

「関心がある」計(80%) 「関心はない」計(20%)

53 17 30

4834

27

27

26

15 4 0

53 17 5  0

3  03942 16

53 17 3 0

4833 15 4  0

大変関心がある

まあ関心がある

あまり関心はない

まったく関心はない

無回答

全 体

全 体

(2017年10月)

(2016年10月)

(2017年10月)

(2016年10月)

(2017年10月)

(2016年10月)

東京都民

東京都民

東京都民以外

東京都民以外

「見たい」計(57%)

「見たい」計(58%)

3226 42 0

3225 42 0

2631 43 0

03236 32

3325 42 0

3224 43 1

ぜひ見たいと思う

まあ見たいと思う

特に見たいとは思わない

無回答

全 体

全 体

(2017年10月)

(2016年10月)

(2017年10月)

(2016年10月)

(2017年10月)

(2016年10月)

東京都民

東京都民

東京都民以外

東京都民以外

(%)

(%) (%)

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60 APRIL 2018

表 1 東京オリンピック 関心事(男女年層別,複数回答)

人が前年から減少(68%→57%)し,「特に見たいとは思わない」と答えた人が増加(32%→43%)して,いずれも東京都民以外と同程度となった。

「各国のメダル獲得数」よりも

「日本人や日本チームの活躍」に高い関心

東京オリンピックについて,どのような点に関心があるのかを複数回答で尋ねた(表1)。

全体では「日本人や日本チームの活躍」を挙げた人が 78%で最も多く,「世界最高水準の競技」(42%)や「各国のメダル獲得数」(17%)などを大きく上回った。男女年層別にみても,

「日本人や日本チームの活躍」は男20 代(66%)を除くすべての男女年層で7割を超えている。男20 代では「特にない」と答えた人が20%と全体より高い。

(2)オリンピックの視聴意向

東京オリンピック開催中,大会の放送や映像をどのくらい視聴すると思うかを尋ねた

(図4)。全体では「関心のある競技にしぼって,視聴する」が41%と最も多く,「可能な限り,多くの競技を毎日視聴する」の25%を上

回った。前年と比較すると,「可能な限り,多くの競技を毎日視聴する」が大きく減少(38%→25%)し,「夜の時間帯を中心に,毎日視聴する」(13%)と合わせた“毎日視聴派”が38%となり,“選択視聴派”の57%を下回った。一方で,「なるべく生中継で視聴したい」と答えた

全 体

男 女

20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代 70歳

以上

日本人や日本チームの活躍 78 66 71 71 78 78 80 74 77 82 80 83 80

世界最高水準の競技 42 33 39 45 52 48 43 25 35 35 44 48 45

世界の様々な国や地域の話題 23 12 19 19 15 27 33 18 21 19 22 28 33

これまでよく知らなかった競技や選手 20 14 22 19 15 16 19 18 25 18 21 28 21

各国のメダル獲得数 17 6 10 14 17 21 29 12 14 13 15 22 22

特にない 9 20 8 12 7 9 7 7 11 9 9 5 6

その他 3 6 7 5 2 4 2 4 5 4 2 2 2

(%)

図 4 東京オリンピック 視聴意向

■ は全体と比べて統計的に高い層であることを示す【以下同様】

13 41 5 017

1138

25

32 5 014

中継録画を見ることができれば十分である

視聴するつもりはない

無回答

生中継にこだわって視聴したい

なるべく生中継で視聴したい

関心のある競技にしぼって,視聴する

結果がわかればよいので,少しだけ視聴する

関心が無いので,視聴するつもりはない

無回答

可能な限り,多くの競技を毎日視聴する

夜の時間帯を中心に,毎日視聴する

“毎日視聴派”計(48%) “選択視聴派”計(46%)

“毎日視聴派”計(38%) “選択視聴派”計(57%)

59 6 028

5610

7

6 128

“生中継志向”計(65%)

“生中継志向”計(66%)

全 体

全 体

(2017年10月)

(2016年10月)

全 体

全 体

(2017年10月)

(2016年10月)

(%)

(%)

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61APRIL 2018

図 5 東京オリンピック 期待する放送サービス(複数回答)

図 6 東京オリンピック 期待すること(複数回答)

人は59%,「中継録画を見ることができれば十分である」と答えた人は28%であった。東京オリンピックを“生中継志向”をもって視聴したいと答えた人は合計 66%と多数を占めており,前年から変化はみられなかった。

リオ大会直後に実施した前回調査から1年が経過して人々の熱気は落ち着き,東京オリンピックを毎日視聴したいという意識は薄れたが,生中継で視聴したいという意識に変化はないことがわかる。

そして2020年に向けては,4K・8Kスーパーハイビジョンのほか,ライブストリーミングやインターネット同時配信など,さまざまな放送サービスの開発も進んでいる。東京オリンピックで期待する放送サービスについて複数回答で尋ねたところ(図5),全体では「終了した競技を,様々な端末で,後からいつでも見ることができる」「様々な端末で,いつでもどこでも競技映像が見られる」が約4割で上位に挙が

り,「今よりも,高画質・高臨場感のテレビ中継が見られる」「選手のデータや競技に関する情報が手元の端末に表示される」が約3割で続く。前年と比較すると,「後からいつでも見ることができる」(見逃し配信・ハイライト動画)や「いつでもどこでも見られる」(インターネット同時配信),「情報が手元の端末に表示される」

(モバイル端末への情報発信)など,インターネットサービスへの期待が増加している。

(3)オリンピック開催にともなう期待と不安

「日本経済への貢献」を7割近くが期待

2020 年東京オリンピックでは,外国人観光客の増加のほか,スポーツの振興やスポーツ施設の整備など,さまざまな好影響が期待されている。これらのことがらのなかで,人々が期待することを複数回答で尋ねてみた(図6)。全体では「日本経済への貢献」(68%)が最も多く,次いで「日本全体の再生・活性化」が

その他

自分も競技に参加しているかのような,仮想体験ができる

会場の好きな位置を選んで自分だけのアングルで

競技を見られる

選手のデータや競技に関する情報が手元の端末に

表示される

今よりも,高画質・高臨場感のテレビ中継が見られる

様々な端末で,いつでもどこでも

競技映像が見られる

終了した競技を,様々な端末で,後からいつでも

見ることができる

(全体)

4440

3829

4334

3025

1615

76

65 ■ 2017年10月

■ 2016年10月 その他

特にない

国際社会での日本の地位向上

スポーツ施設の整備

青少年の育成

雇用の増加

観光の振興

スポーツの振興

国際交流の推進

日本全体の再生・活性化

日本経済への貢献

(全体)68

63

5252

3435

3033

2927

2827

2729

2321

2222

1111

21

■ 2017年10月■ 2016年10月

(%) (%)

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62 APRIL 2018

52%と,経済や景気への好影響を期待する意見が半数以上にのぼった。以下,「国際交流の推進」(34%),「スポーツの振興」(30%),「観光の振興」(29%)などが続く。「スポーツ施設の整備」(23%)や「国際社会での日本の地位向上」(22%)はそれぞれ約2割にとどまった。前年と比較すると,「日本経済への貢献」は前年から増加(63%→ 68%)したが,そのほかは変化がなかった。

「テロへの不安」が約7割

一方, 東京でオリンピックが開催されることで不安に思うことを尋ねたところ(図7),全体では「開催中に国内でテロなどの大事件が起きる」(69%)が最も多く,以下,「東京の交通渋滞がひどくなる」(41%),「東京の治安が悪くなる」(37%)などが続く。前年と比較すると,全体的な傾向に変化はないものの,テロや治安に関する不安が増加している。

地域別にみると,東京都民では「東京の交通渋滞がひどくなる」(59%)が半数を超えて全体より高いほか,「東京の治安が悪くなる」

(47%),「東京の生活環境が悪くなる」(24%),「東京の土地の値段が上がる」(15%)なども全体より高く,身近な暮らしに好ましくない影響が及ぶのではないかという不安が強めに出ている。

(4)パラリンピックへの関心度

「関心あり」は全体の6割以上

2020 年東京パラリンピックに「関心がある」(大変+まあ)と答えた人は全体で61%,「関心はない」(あまり+まったく)と答えた人は全体で39%であった(図8)。前年から「関心がある」がやや減少(64%→ 61%)したが,依然として6割を超えている。オリンピックの結果(図2)と比較すると,「大変関心がある」ではオリンピック(27%)がパラリンピック(13%)を上回るが,「まあ関心がある」はいずれも約半数で同程度であった。パラリンピックに「大変関心がある」と答えた人の割合は,前年に比べ,オリンピックより変化が少なく,その差は縮まっている。

男女年層別にみると,男女 70歳以上では「関心がある」計が約7割と全体より高いが,

図 7 東京オリンピック 不安に思うこと(複数回答)

図 8 東京パラリンピック 関心度

その他

特にない

東京の土地の値段が上がる

東京の生活環境が悪くなる

物価が上がる

東京とそれ以外の地域の格差が広がる

東京の治安が悪くなる

東京の交通渋滞がひどくなる

開催中に国内でテロなどの大事件が起きる

(全体)696969

4159

40

4737

36

12

25

2527

27

26

1024

8

9

9

9

97

7

15

3

4■ 全体■ 東京都民■ 東京都民以外

全 体

全 体

(2017年10月)

(2016年10月)

(2017年10月)

(2016年10月)

(2017年10月)

(2016年10月)

東京都民

東京都民以外

「関心がある」計(64%) 「関心はない」計(36%)

「関心がある」計(61%) 「関心はない」計(39%)

4813 32 7 0

5015 28 8 0

5326 17 5  0

3  03942 16

5327 17 3 0

4833 15 4  0

大変関心がある

まあ関心がある

あまり関心はない

まったく関心はない

無回答

(%)

(%)

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63APRIL 2018

男40 代以下,女20 代では約5割にとどまる。

東京パラリンピックの競技や開会式などを直接会場で

「見たい」(ぜひ+まあ)と答えた人は44%で,「特に見たいとは思わない」の55%を下回った(図9)。なお,会場での観戦意向については,パラリンピックもオリンピックと同様に前年から変化はなかった。

地域別にみると,東京都民ではオリンピックを「ぜひ見たいと思う」という積極的な意向をもつ人が31%と東京都民以外の25%より高い(図3)のに対して,パラリンピックを「ぜひ見たいと思う」は8%にとどまり,東京都民以外の10%と同程度であった。

パラリンピックを「純粋なスポーツ」として

捉える人が増加

福祉とスポーツという2つの側面をもつパラリンピックをメディアがどのように伝えるべきかを尋ねた(図10)。全体では,「オリンピックと同様に,純粋なスポーツとして扱うべき」が39%で最も多く,「競技性と障害者福祉の視点を同じ程度伝えるべき」(28%)と,「なるべくスポーツとしての魅力を前面に伝えるべき」

(26%)が3割弱で同程度となった。なお,「競技性より,障害者福祉の視点を重視して伝えるべき」は 5%と少数派であった。

パラリンピックを「純粋なスポーツとして扱うべき」と答えた人は前年から増加(37%→39%)している。これを男女年層別にみると,男女と

図 9 東京パラリンピック 会場での観戦意向

図 10 パラリンピックの伝えるべき側面

全 体

全 体

(2017年10月)

(2016年10月)

(2017年10月)

(2016年10月)

(2017年10月)

(2016年10月)

東京都民

東京都民

東京都民以外

東京都民以外

「見たい」計(43%)

「見たい」計(44%)

3510 55 0

3311 57 0

348 58 1

03613 51

3510 55 0

3310 57 0

ぜひ見たいと思う

まあ見たいと思う

特に見たいとは思わない

無回答

オリンピックと同様に,純粋なスポーツとして扱うべきなるべくスポーツとしての魅力を前面に伝えるべき競技性と障害者福祉の視点を同じ程度伝えるべき競技性より,障害者福祉の視点を重視して伝えるべきその他無回答

20代

30代

40代

50代

全 体

全 体

60代

70歳以上

20代

30代

40代

50代

60代

70歳以上

(2017年10月)

(2016年10月)

26 28 5 1139

27 28 5 2 137

21 26 5 346

22 27 6 2 142

2927 60

0

137

26 30 9 233

24 27 7 20

0

39

29 31 5 1035

19 31 5 144

25 24 4 147

2435 500

037

26 28 8 2136

21 32 21 1

0

0

44

27 29 3 240

(%)

(%)

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64 APRIL 2018

も若年層になるほどその割合が大きくなる傾向があり,男20代(46%),女30代

(47%)では約半数を占める。

(5)東京オリンピック・パラリンピックで

見たい競技

今回の調査から新たに,東京オリンピック・パラリンピックで見たいと思う競技や式典を複数回答で尋ねた。

まず,東京オリンピックについてみてみると(図11),全体で最も多かったのは「体操」(71%)だった。「陸上競技」

(66%),「開会式」(61%)も6割を超えている。2020年東京オリンピックから正式種目となる5競技では,「野球・ソフトボール」は46%と約半数だが,「スポーツクライミング」「空手」「スケートボード」「サーフィン」は,いずれも2割に満たなかった。

男女別にみると,男性は格闘技(「柔道」「空手」「ボクシング」)と球技(「野球・ソフトボール」「サッカー」「ラグビー」)が女性よりも高く,女性は「体操」「競泳」など,リオ大会で日本チームや日本人選手が多くのメダルを獲得した競技や,「開会式」「閉会式」などが男性よりも高くなった。

同じく東京パラリンピックの競技をみてみると(図12),全体では「陸上競技」が49%と,最も多かった。以下,「車いすバスケットボール」(42%),「競泳」(38%),

「車いすテニス」(36%),「開会式」(34%)と続く。その他の競技はいずれも3割に満たず,「特にない」も21%にのぼっており,具体的に見たい競技のない人も一定数存在している。

(注)2016年リオ大会で日本人選手が上位入賞した競技を中心に,   2020年東京大会から正式種目となる5競技(※)を加えて選択肢とした

男性 女性体操 65 77 陸上競技 66 66 開会式 55 66 競泳 53 58 卓球 48 52 柔道 54 42 閉会式 41 53 野球・ソフトボール※ 57 36 バレーボール 39 48 サッカー 50 37 レスリング 37 33 バドミントン 30 35 テニス 27 33 アーティスティック・スイミング 17 31 ラグビー 20 13 スポーツクライミング※ 17 14 空手※ 19 11 スケートボード※ 13 15 ボクシング 21 7 サーフィン※ 12 13 フェンシング 11 11 ウエイトリフティング 13 8 カヌー 9 10 特にない 7 6 その他 3 2 無回答 0 0

男性 女性陸上競技 49 49 車いすバスケットボール 40 45 競泳 35 41 車いすテニス 33 38 開会式 30 37 閉会式 23 30 卓球 16 19 トライアスロン 14 14 柔道 17 11 バドミントン 12 14 5人制サッカー 15 12 車いすラグビー 13 11 自転車競技 12 9 射撃 10 7 アーチェリー 10 7 馬術 8 9 ボッチャ 7 8 シッティングバレーボール 6 9 車いすフェンシング 6 8 カヌー 5 6 テコンドー 6 5 ゴールボール 5 5 ボート 5 5 パワーリフティング 4 4 特にない 22 20 無回答 0 1

図 11 東京オリンピック 見たい競技(複数回答)

図 12 東京パラリンピック 見たい競技(複数回答)

全 体

全 体

(%)

(%)

7166

61 56

50 48 48 46 44 43

35 33 30

24 16 15 15 14 14 1311109630

4942

38 36 34

27 18 14 14 13 13 12 11 9 9 8 8 7 7 6 5 5 5 4

211

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65APRIL 2018

(6)東京オリンピック・パラリンピックに

関する一般的意見

準備状況についての意見

開催まで3年を切り,競技施設や道路・交通インフラの整備などの準備が本格化するなか,現在の準備状況についてどう思うか尋ねた

(図13)。全体では,「順調だ」(とても+まあ)と思う人は35%で,前年の18%から大きく増加した。「順調ではない」(あまり+まったく)と思う人は,前年からは減少(80%→ 62%)しているが,依然として6割を超えている。地域別にみても,東京都民,東京都民以外ともに「順調だ」と答えた人がいずれも前年から増加して3割を超え,「順調ではない」と思う人の割合が減少して約 6 割となっている。

これを東京オリンピックへの関心度別にみると(図13),「関心がある」(大変+まあ)と答えた人では,「順調だ」と回答した人が約4割と全体より高くなった一方で,「関心はない」(あまり+まったく)と答えた人では2割強と低い。このように大会への関心の有無によって,準備

状況の受け止め方には違いがある。それでは人々は具体的に,準備状況に関し

てどんな点に不安を抱いているのだろうか。全員に複数回答で尋ねた(図14)。

全体で最も多かったのは「大会の開催費用」(59%),次いで「メインスタジアムなど会場の整備」(50%)であった。

不安に思う人が前年から減少したのは,「大会の開催費用」(77%→59%),「メインスタジアムなど会場の整備」(54%→50%),「日本の組織委員会の体制」(56%→37%)などであった。こうした変化の背景には,前回調査が,ちょうど東京都の調査チームが大会の総費用が3兆円を超える可能性があると明らかにした時期に重なり,多くの人々が費用や施設といった運営面に不安を感じていたためであると思われる。

図 13 東京オリンピック・パラリンピック準備状況について思うこと

図 14 東京オリンピック・パラリンピック    準備状況で不安だと感じること(複数回答)

2525

無回答まったく順調ではないあまり順調ではないまあ順調だと思うとても順調だと思う

無回答まったく順調ではないあまり順調ではないまあ順調だと思う

全 体

全 体

(2017年10月)

関心がある(大変+まあ)

(2016年10月)

33 53 91

1

3

17 24 257

「順調だ」計(18%) 「順調ではない」計(80%)

「順調だ」計(35%) 「順調ではない」計(62%)

とても順調だと思う

まあ順調だと思う

あまり順調ではない

まったく順調ではない

無回答

東京オリンピックへの関心度別(2017年10月)

n=1,971

関心はない(あまり+まったく)

n=506

37

1

6 254

21 21 652

「順調だ」計(22%) 「順調ではない」計(73%)

「順調だ」計(38%) 「順調ではない」計(60%)

2

(%)

2016 年 10 月

2017 年 10 月

その他

特にない

日本人選手の育成・強化

ボランティアの育成

東日本大震災の復興への影響

公共施設などのバリアフリー化

日本の組織委員会の体制

道路や鉄道などのインフラ整備

外国人観光客の受け入れ

メインスタジアム(新国立競技場)など会場の整備

大会の開催費用 5977

5450

30

41

42

3756

32

2928

1826

1915

68

22

(全体)

■ 2017年10月■ 2016年10月

※新設した選択肢のため,前回との比較なし

(%)

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66 APRIL 2018

逆に今回不安が増加したのは「外国人観光客の受け入れ」(30%→42%),「ボランティアの育成」(18%→26%)であった。開催が近づくにつれ,宿泊施設やボランティアの確保といった問題が現実味を帯びてきたものと思われる。

施設の整備費用についての考え方

準備状況で開催費用や会場整備について半数以上の人が不安に感じていることはすでに述べたが,人々は費用についてどのような考えをもっているのだろうか。2つの考え方を示し,自分の意見に近いものを選んでもらった(表2)。

全体では「できるだけ費用を抑えるべきだ」が 75%にのぼり,「じゅうぶんな費用をかけるべきだ」の24%を大きく上回った。

男女年層別にみると,すべての年層で「できるだけ費用を抑えるべきだ」が6割を超えているが,男20・30 代,男50 代では「じゅうぶん費用をかけるべきだ」が3割を超えて全体より高くなっている。

地域別にみると,「できるだけ費用を抑えるべきだ」で,東京都民(82%)が東京都民以外

(75%)を上回った。実際に費用の多くを負担する東京都民では,慎重な意見が強めに出ている。

東京オリンピック・パラリンピックの意義

東京オリンピック・パラリンピックに関するいくつかの意見を提示し,「そう思う」か「そう思

わない」か尋ねた(図15)。全体で「そう思う」が最も多かったのは「世

界の国や地域の友好を深める」(82%)であった。以下,「自分の国について改めて考えるよい機会である」(72%),「開かれることで,何となく楽しい気持ちになる」(72%),「開催に向けて,テレビがより高画質になるなど,放送技術が向上する」(71%)と続き,上位には肯定的な見方が多い。

東日本大震災からの復興に関する意見をみてみると,「復興を世界に示す上で大きな意味がある」が前年から増加(45%→51%)し,オリンピック・パラリンピックの意義を震災復興と結びつけて考える人が半数を超えた。一方で,「復興が遅れる」という意見も全体で51%と約半数にのぼっており,これを地域別にみると,被災地を含む「北海道・東北」では57%と,全体より高くなっている。

なお,東京オリンピックへの関心度別にみると(表3),東京オリンピックに「関心がある」と答えた人では,「世界の国や地域の友好を深める」という意見が86%にのぼったほか,肯定的な見方が総じて高い。一方で「関心はない」と答えた人では,「盛り上がりは,一時的なことにすぎない」という意見が90%と大多数を占めたほか,「お金を使うより,育児や介護支援など,一般の人たちへの施策を充実させるべきだ」「私の暮らしにまったく関係がない」も7割を超えるなど,否定的な見方が多かった。

表 2 東京オリンピック・パラリンピック 施設の整備費用についての考え方(男女年層別,地域別)

全 体

男 女 東京都民

以外

東京都民20代 30代 40代 50代 60代 70歳

以上 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上

じゅうぶんな費用をかけるべきだ 24 36 31 28 30 16 20 26 27 25 21 21 16 18 24 できるだけ費用を抑えるべきだ 75 63 69 71 70 82 77 73 72 75 78 78 83 82 75

(%)

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67APRIL 2018

表 3 東京オリンピック・パラリンピックについての意見(「そう思う」と答えた人の割合,東京オリンピック関心度別)

世界にアピールすべきこと

東京オリンピック・パラリンピックを通じて世界にアピールすべきだと思うことを複数回答で尋ねた(図16)。

全体で最も多かったのは「日本の伝統文化」の70%,次いで「日本の食文化」の59%であった。いずれも前年から増加しており,オリンピックを機に日本固有のよさを世界に発信すべきだ

という意見が上位となっている。また,「東日本大震災からの復興」も前年の39%から43%に増加した。

一方で,大会そのものに関する項目をみると,「国際大会を円滑に運営できること」は36%,「競技場など大会施設のすばらしさ」は21%にとどまった。

図 15 東京オリンピック・パラリンピックについての意見

東京オリンピック・パラリンピックは… 全体 関心がある(大変+まあ)

関心はない(あまり+まったく)

〈2,479〉 〈1,971〉 〈506〉世界の国や地域の友好を深める 82 86 67 自分の国について改めて考えるよい機会である 72 78 52 開かれることで,何となく楽しい気持ちになる 72 82 32 開催に向けて,テレビがより高画質になるなど,放送技術が向上する 71 74 56 開催を契機に公共施設や,インフラの整備が進む 70 74 56 盛り上がりは,一時的なことにすぎない 70 65 90 開催は,日本経済によい影響を与える 67 73 41 お金を使うより,育児や介護支援など,一般の人たちへの施策を充実させるべきだ 54 48 79 東日本大震災からの復興を世界に示す上で大きな意味がある 51 55 32 開催準備で,東日本大震災からの復興が遅れる 51 47 68 私の暮らしにまったく関係がない 45 39 71

無回答

そう思わない

そう思う

私の暮らしにまったく関係がない

開催準備で,東日本大震災からの復興が遅れる※

東日本大震災からの復興を世界に示す上で大きな意味がある

お金を使うより,育児や介護支援など,一般の人たちへの施策を充実させるべきだ

開催は,日本経済によい影響を与える

盛り上がりは,一時的なことにすぎない

開催を契機に公共施設や,インフラの整備が進む

開催に向けて,テレビがより高画質になるなど,放送技術が向上する

開かれることで,何となく楽しい気持ちになる

自分の国について改めて考えるよい機会である

世界の国や地域の友好を深める東京オリンピック・パラリンピックは…

そう思う そう思わない 無回答

16 382

25

26

26

372

372

371

27 370

27 370

33067

43 354

34751

46 351

25345

(%)

(%)

(%)

全体 北海道・東北 関東・甲信越 東海・北陸 近畿 中国・四国・九州〈2,479〉 〈293〉 〈935〉 〈388〉 〈345〉 〈518〉

51 57 52 49 50 48

※「開催準備で,東日本大震災からの復興が遅れる」で  「そう思う」と答えた人の割合(地方別)

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68 APRIL 2018

ボランティア参加意欲

東京オリンピック・パラリンピックにボランティアとして参加したいと思うかどうかを尋ねた

(表4)。全体では「参加したい」と答えた人が,前年の15%から18%に増加した。

男女年層別にみると,「参加したい」は女40・50 代が全体より高く,女40 代では前年から増加(18%→27%)している。

地域別にみると,「参加したい」は東京都民が23%,東京都民以外が17%で,開催地で

ある東京で多いが,東京都民以外でも参加したい人が前年の14%から増加している。

Ⅱ 2018年ピョンチャンオリンピック・パラリンピックへの関心と期待

若年層では関心度が低い

今回の調査では,2018 年ピョンチャンオリンピック・パラリンピックへの関心についても尋ねた。

関心度についてみてみると(図17),全体では「関心がある」(大変+まあ)と答えた人は,ピョンチャンオリンピックが51%,ピョンチャンパラリンピックは43%だった。東京オリンピックの 80%(図2),東京パラリンピックの61%

(図8)と比べると,開催4か月前の調査ではあるが,ピョンチャン大会への関心は低めであった。

ピョンチャン大会に「関心はない」(あまり+まったく)と答えた人は,オリンピック48%,パラリンピック56%と,約半数にのぼった。

男女年層別にみると,ピョンチャンオリンピックに「まったく関心はない」と答えた人が男40代以下と女20 代で,ピョンチャンパラリンピックに「まったく関心はない」と答えた人が男40代以下でいずれも2割を超えて全体より高くなっており,男性の若中年層では関心の低さが顕著であることがわかる。

図 16 東京オリンピック・パラリンピックで アピールすべきこと(複数回答)

表 4 東京オリンピック・パラリンピック ボランティア参加意欲(男女年層別,地域別)

全 体

男 女 東京都民

以外

東京都民20代 30代 40代 50代 60代 70歳

以上 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上

参加したいと思う18 16 19 21 16 15 11 18 20 27 24 14 11 23 17 15 23 18 16 14 14 9 18 13 18 21 14 6 24 14

参加したいと思わない81 84 82 79 84 84 84 82 78 73 75 85 89 77 82 84 77 82 83 85 85 88 82 86 81 78 84 91 75 85

(%)

※新設した選択肢のため,前回との比較なし

その他

特にない

競技場など大会施設のすばらしさ

国際大会を円滑に運営できること

東日本大震災からの復興

外国人観光客への手厚い対応やサービス

日本人の勤勉さや礼儀正しさ

東京の治安のよさや清潔さ

日本の食文化

日本の伝統文化 7065

5951

5858

5154

4444

43

36

39

2119

75

11

(全体)

■ 2017年10月■ 2016年10月

※上段:2017年10月 下段:2016年10月

(%)

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69APRIL 2018

なお,この調査で,ふだんテレビやラジオ,インターネットなどでスポーツを視聴している頻度を尋ねた結果を男女年層別にみると(図18),スポーツを「見ない(聞かない)ほう」(ほとんど+まったく)と答えた人は,男女とも若年層になるほどその割合が大きくなり,男30 代以下と女40 代以下では4割を超える。ふだんスポーツを視聴する頻度が低い若い年層で,ピョンチャンオリンピック・パラリンピックへの関心のない人が多くなったものと思われる。

図 17 ピョンチャンオリンピック・パラリンピック 関心度

オリンピック パラリンピック

図 18 スポーツ視聴頻度(%)

20代

30代

40代

50代男

全 体

60代

70歳以上

20代

30代

40代

50代女

60代

70歳以上

大変関心がある まあ関心がある あまり関心はない まったく関心はない 無回答

「関心がある」計(51%) 「関心はない」計(48%)

438 35 13 1

336 32 29 0

315 37 27 0

359 32 23 0

428 40 10 0

476 37 9 1

437 39 9 2

405 33 22 0

408 37 15 0

518 31 10 0

5011 27 10 1

535 37 6 0

4510 36 8 2

334 36 28 0

262 41 31 0

294 40 27 0

393 44 14 0

384 46 11 1

428 42 7 1

333 45 19 0

395 40 17 0

434 42 11 1

395 42 13 2

482 44 7 0

515 36 8 1

394 41 15 1

「関心がある」計(43%) 「関心はない」計(56%)

(%)

20代

30代

40代

50代男

全 体

60代

70歳以上

20代

30代

40代

50代

60代

70歳以上

44 28 7 121

33 29 11 027

32 35 8 025

47 23 3 0

49 1634

28

43 24 7 026

46 22 5 1

11

26

33 39 1513

32 46 1210

2755 513

49 20 5 225

40 40 8 0

0

1

1

0

11

47 28 915

よく見る(聞く)ほう

まあよく見る(聞く)ほう

ほとんど見ない(聞かない)ほう

まったく見ない(聞かない)ほう

無回答

「見る(聞く)ほう」計(65%) 「見ない(聞かない)ほう」計(35%)

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70 APRIL 2018

Ⅲ 日本人のオリンピック観・ 障害者スポーツ観

(1)相対的なオリンピック関心度

政治・経済よりも高い関心

2020 年東京オリンピック・パラリンピックは,人々の現在の関心事のなかでどのような位置づけにあるのだろうか。今回は8 項目の社会的なことがらを示し,関心のあるものをいくつでも選んでもらった(図19)。「東京オリンピック・パラリンピック」を挙げ

た人は全体の59%で,前年の56%から変化がなく,8つの選択肢のうちでは4 番目となった。

「ピョンチャンオリンピック・パラリンピック」は前年の11%から増加して26%となったが,7番目にとどまった。「東京オリンピック・パラリンピック」よりも

上位となったのは,「地震や台風などの自然災害」(75%),「国際的なテロ事件」(61%),「介護や子育て環境の整備」(61%)だった。人々

の関心は,3 年先の東京オリンピック・パラリンピックよりも,自身の生命や暮らしに関わる身近な問題に向けられているようだ。一方で,国内外の政治や経済の動向を挙げた人はいずれも半数に満たず,東京オリンピック・パラリンピックよりも下位となった。その点では,約6割に達している東京オリンピック・パラリンピックへの関心は高いといえそうだ。

(2)オリンピックについての価値観

好意的な意見が上位を占める

人々がオリンピックそのものに対してどのような価値観をもっているのかを知るために,オリンピックに関するさまざまな意見を提示して,そう思うかどうかを尋ねた(図20)。

全体で「そう思う」が最も多かったのは「国や人種を超えて人々が交流する平和の祭典である」(90%)で,圧倒的多数の人が賛意を示した。また,「それぞれの国の国民としての自覚を深め,誇りを高める」(80%),「国民全体が協力して成功させなければならない」

(72%),「国と国とが実力を競い合う,国際的な競争の舞台である」(71%),「オリンピックの開催国になることは,その国にとって,大きな名誉である」(66%)など,好意的な意見が上位を占めた。

一方,批判的な意見では「過剰なメダル獲得競争やドーピング問題などによって,オリンピック本来のあり方が見失われている」が60%で最も多く,「オリンピックが商売や金もうけに利用されるのは不愉快だ」が50%で続く。ただし,前年と比べると,「本来のあり方が見失われている」(67%→ 60%),「金もうけに利用されて不愉快」(59%→50%)は,いずれも減少している。この要因としては,リオ大会で

図 19 現在の関心事(複数回答)

その他

為替市場や株式市場など経済の動向

2018年ピョンチャンオリンピック・パラリンピック

地域紛争や難民問題など国際政治の動向

憲法改正問題など国内政治の動向

2020年東京オリンピック・パラリンピック

介護や子育て環境の整備

国際的なテロ事件

地震や台風などの自然災害7875

6156

6461

5956

4644

3332

2611

2421

33

(全体)

■ 2017年10月■ 2016年10月

(%)

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71APRIL 2018

の過剰なメダル獲得競争やドーピング問題などの記憶が薄れたことがあると考えられる。

これを東京オリンピックへの関心度別にみると(表5),「関心がある」と答えた人では,「平和の祭典である」が94%にのぼり,「国民としての自覚を深め,誇りを高める」と「国民全体

が協力して成功」も8割を超えるなど,好意的な意見が全体より高くなった。一方で,「関心はない」と答えた人では,「本来のあり方が見失われている」が 71%となったほか,「金もうけに利用されて不愉快」「国民に負担をかける」

「重要な問題から国民の目をそらせる」も5割

図 20 オリンピックについての価値観

オリンピックは… 全体 関心がある(大変+まあ)

関心はない(あまり+まったく)

国や人種を超えて人々が交流する平和の祭典である 90 94 78

それぞれの国の国民としての自覚を深め,誇りを高める 80 85 58

国民全体が協力して成功させなければならない 72 80 42

国と国とが実力を競い合う,国際的な競争の舞台である 71 73 60

開催国になることは,その国にとって,大きな名誉である 66 74 37

過剰なメダル獲得競争やドーピング問題などによって,オリンピック本来のあり方が見失われている 60 57 71

商売や金もうけに利用されるのは不愉快だ 50 48 59

開催国の国民に負担をかけて犠牲を払わせている 45 39 69

国内の重要な問題から国民の目をそらせるからよくない 25 19 50

国中がさわぐのは,ばかばかしいことだ 18 11 43

表 5 オリンピックについての価値観(「そう思う」と答えた人の割合,東京オリンピック関心度別)

(%)

無回答

そう思わない

そう思う

国中がさわぐのは,ばかばかしいことだ

国内の重要な問題から国民の目をそらせるからよくない

開催国の国民に負担をかけて犠牲を払わせている

商売や金もうけに利用されるのは不愉快だ

過剰なメダル獲得競争やドーピング問題などによって,オリンピック本来のあり方が見失われている

開催国になることは,その国にとって,大きな名誉である

国と国とが実力を競い合う,国際的な競争の舞台である

国民全体が協力して成功させなければならない

それぞれの国の国民としての自覚を深め,誇りを高める

国や人種を超えて人々が交流する平和の祭典であるオリンピックは…

そう思う そう思わない 無回答

8 290

18 280

26 272

22771

232

2

66

60

50

37

48 3

52 345

72 325

80 318

(%)

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72 APRIL 2018

を超えるなど批判的な意見が多い。

(3)障害者スポーツに関する意見

障害者スポーツの視聴経験

2016 年に開催されたリオデジャネイロパラリンピックは,競技の模様が毎日テレビで生中継されるなど,日本の視聴者にとって特筆すべき大会となった。パラリンピックが「スポーツの祭典」として定着してきたことはすでに述べたが,ここからは,人々の障害者スポーツ全般に関する意見についてみていきたい。

障害者スポーツをリオ大会終了後に見たことがあるかを複数回答で尋ねたところ(表6),全体では「テレビのニュースで見たことがある」が55%と過半数を占めた。以下,「ニュースや競技中継以外のテレビの番組で見たことがある」(23%),「テレビの競技中継を見たことがある」(21%)が約2割で続く。「実際に会場で見たことがある」と答えた人は1%にとどまっており極めて少ない。

また,自身にあてはまること別にクロス集計を行ったところ,「ご自身に障害がある」と答えた人では,「実際に会場で見たことがある」が3%とやや多いが,テレビで障害者スポーツを見たことがある人の割合は国民全体と変わら

ないことがわかった。現状では,障害者スポーツはテレビのニュー

スのなかで受動的に視聴されることが多く,競技中継や関連番組などを能動的に視聴した経験があるという人は少数派であることがわかる。

障害者スポーツに関する意見

障害者スポーツについて感じることを複数回答で挙げてもらった(表7)。全体では「選手の頑張りに感動する」(70%)や「障害のある人への理解が深まる」(45%)など,障害者への共感や理解が深まるという意見が多かった。前年と比較すると,「選手の頑張りに感動する」

(73%→70%),「競技のルールがわかりにくい」(28%→20%)など,選手や競技に関する意見が減少しており,人々のリオ大会の記憶が薄まったことも影響しているとみられる。

男女年層別にみると,男女年層を問わず「選手の頑張りに感動する」が最も多く,なかでも男70歳以上や女50 代以上では8割前後と高い。一方,「競技として楽しめる」は男30 代,女20・30 代の若年層で3割を超えて全体より高い。障害者スポーツについて,「感動」の人間ドラマをイメージする人では高年層,特に

全体 ご自身に障害がある

家族に障害がある人がいる

友人・知人に障害がある人が

いる

障害のある人のサポートや

ボランティアの経験がある

どれもあてはまら

ない

〈2,479〉 〈116〉 〈317〉 〈580〉 〈340〉 〈1,360〉テレビのニュースで見たことがある 55 51 61 61 63 52 ニュースや競技中継以外のテレビの番組で見たことがある 23 28 25 30 25 21 テレビの競技中継を見たことがある 21 25 26 29 26 17 動画サイトなどテレビ以外のメディアで見たことがある 4 3 5 5 5 3 実際に会場で見たことがある 1 3 2 2 3 0 その他 0 2 1 0 0 0 見たことはない 23 23 17 15 19 28

表 6 障害者スポーツ リオ大会終了後の視聴経験(複数回答,自身にあてはまること別) (%)

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73APRIL 2018

女性の割合が多く,「楽しめる」という観戦スポーツとしてのイメージをもっている人では若年層の割合が多いことがわかる。

障害者自身の視点

障害のある人とない人では,障害者スポーツの捉え方に違いはあるのだろうか。障害者スポーツについて感じることを,自身にあてはまること別にクロス集計を行ってみた(表8)。いずれの属性でみても,全体では「選手の頑張りに感動する」が最も多く,「友人・知人に障害がある人がいる」と答えた人では77%と約8

割を占める。一方で,「ご自身に障害がある」と答えた人では,障害者スポーツについて「見ていて楽しめない」(10%)や,「面白さがわからない」(10%)といった否定的な印象をもつ人の割合が全体よりも高い。

障害者のなかには障害者スポーツで活躍する選手たちの生き生きとした姿に触れたとき,家族や支援者とは異なる思いを抱く人も一定数存在するようである。

障害者スポーツのイメージ

人々は障害者スポーツにどのくらい明確なイ

表 7 障害者スポーツについて感じること(複数回答,男女年層別)

表 8 障害者スポーツについて感じること(自身にあてはまること別)

 

全 体

男 女

20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代 70歳

以上

選手の頑張りに感動する70 43 50 60 58 71 78 63 60 73 80 84 84 73 52 49 60 69 75 80 68 68 75 81 81 88

障害のある人への理解が深まる

45 34 39 38 46 49 51 37 40 40 44 51 56 41 34 31 40 31 40 46 43 33 39 42 45 51

競技として楽しめる25 29 34 25 21 23 18 36 36 22 25 22 18 25 34 33 27 18 21 17 33 32 28 30 20 19

競技のルールがわかりにくい20 12 24 21 19 23 20 20 24 16 22 23 17 28 23 27 23 32 33 28 28 31 30 29 33 16

見ていて楽しめない5 8 6 10 7 5 5 5 2 4 5 3 3 5 4 7 8 9 7 6 4 4 4 5 5 2

面白さがわからない4 11 6 5 8 7 4 2 3 3 4 3 2 5 11 7 5 5 8 5 4 4 3 3 2 2

その他2 3 4 4 2 2 1 2 4 3 2 1 2 2 5 1 3 2 0 4 4 2 3 2 1 2

全体 ご自身に障害がある

家族に障害がある人がいる

友人・知人に障害がある人が

いる

障害のある人のサポートや

ボランティアの経験がある

どれもあてはまらない

選手の頑張りに感動する 70 69 72 77 71 67 障害のある人への理解が深まる 45 49 52 52 57 40 競技として楽しめる 25 21 31 28 32 22 競技のルールがわかりにくい 20 12 19 22 25 20 見ていて楽しめない 5 10 3 5 4 6 面白さがわからない 4 10 2 2 2 6 その他 2 3 3 2 3 2

(%)

(%)

※上段:2017年10月 下段:2016年10月

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74 APRIL 2018

メージをもっているのだろうか。「障害者スポーツ」と聞いて,どのような言葉を思い浮かべるかを複数回答で挙げてもらった(表9)。全体では「感動する」が63%と最も多く,他の肯定的なイメージを大きく引き離している。以下,

「すごい技が見られる」(23%),「はつらつとした」(23%),「明るい」(22%),「迫力のある」

(20%)と続くが,いずれも約2割にとどまる。一方,「痛 し々い」(7%),「難しい」(7%),「親しみのない」(3%)など,否定的なイメージをもつ人はいずれも1割未満であった。

これを男女年層別にみると,「感動する」は男70歳以上,女50 代以上で約7割から8割と多数を占めている。女性を中心に高年層で明確なイメージをもっている人の割合が高い一方で,男女30・40 代ではイメージをもたない人

(「この中にあてはまるものはない」)が約15%にのぼる。

さらに障害者スポーツの視聴経験別にクロス集計してみた(表 9)。いずれの属性でも「感動する」が最も多いが,「テレビの競技中継を見たことがある」人では82%,「ニュースや競技中継以外のテレビの番組で見たことがある」人では77%,「テレビのニュースで見たことがある」人では70%と全体より高い。一方で,

「見たことはない」人では「感動する」が 38%にとどまり,「この中にあてはまるものはない」が 21%にのぼっている。

人々は障害者スポーツを視聴してはじめて明確なイメージを形成し,テレビのニュースから競技中継,関連番組と視聴経験が豊富になるにつれて理解も深まることがわかる。

障害者スポーツへの理解は進むか

2020 年東京パラリンピックの開催を前に,日本国内では障害者スポーツへの理解がどの

全体テレビの

ニュースで見たことがある

テレビの競技中継を見た

ことがある

ニュースや競技中継以外のテレビの番組で見たことがある

動画サイトなどテレビ以外のメディアで

見たことがある

実際に会場で見たことがある

見たことはない

〈2,479〉 〈1,358〉 〈523〉 〈572〉 〈89〉 〈21〉 〈578〉感動する 63 70 82 77 62 67 38 すごい技が見られる 23 29 36 31 23 38 11 はつらつとした 23 28 36 31 33 33 15 明るい 22 27 37 31 26 29 10 迫力のある 20 25 33 30 20 24 8 共感を覚える 17 19 34 26 23 24 6 さわやかな 15 19 24 21 23 14 7 エキサイティングな 12 15 19 16 16 10 7 面白い 7 8 13 11 17 29 3 一流の 6 7 9 8 14 14 3 痛々しい 7 6 5 4 3 0 11 難しい 7 6 4 5 5 0 9 親しみのない 3 3 1 2 5 0 7 静かな 2 2 1 2 3 10 2 暗い 1 0 0 0 1 0 3 退屈な 1 0 1 0 0 0 2 この中にあてはまるものはない 9 4 1 5 7 5 21

※〈  〉は実数。「実際に会場で見たことがある」は21人と少ないため,参考値

(%)

表 9 障害者スポーツのイメージ(複数回答,障害者スポーツ視聴経験別)

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75APRIL 2018

程度進んでいるのだろうか。現代社会における障害者スポーツの理解度について尋ねた(図

21)。障害者スポーツが「理解されている」(よく+まあ)と答えた人は全体で31%と前年の28%から増加したが,「理解されていない」(あまり+まったく)の68%を大きく下回った。では,理解がさらに進むために何が必要なのか。「理解されていない」(あまり+まったく)と回答した1,683人(全体の68%)に対して,障害者スポーツが理解されるために何が必要だと考えるかを尋ねたところ(図22),全体では「メディアで障害者スポーツをもっと取り上げる」が 72%と,メディアに期待する声が最も高

く,「競技団体などがもっと広報活動を行う」(34%),「障害者スポーツの大会をもっと開催する」(27%)が続いた。

2018 年ピョンチャンパラリンピックでは,「ユニバーサル放送」で手話や字幕による解説などが行われたほか,障害者リポーターも番組に出演した。2020 年東京パラリンピックを成功させるうえで,人々の障害者に対する意識や理解を変えていく取り組みが極めて重要になると思われる。

(4)対外国意識

日本の社会観

2020 年東京オリンピック・パラリンピックを前に,現在の日本について,他の国 と々比べてどのような社会だと思うかを尋ねた(図23)。

国民全体で最も多かった意見は,他の国々と比べて「伝統や文化が豊かな社会」で,「そう思う」(そう思う+まあそう思う)が89%にのぼり,前年の83%から増加した。前述した「東京オリンピック・パラリンピックを通じて世界にアピールすべきこと」でも「日本の伝統文化」

図 21 現代社会での障害者スポーツの理解度

図 22 障害者スポーツが理解されるためには(複数回答,該当者分母)

図 23 日本の社会観(他国との比較) 「そう思う」(そう思う+まあそう思う)と答えた人の割合

(%)

(%) (%)

2525

無回答まったく順調ではないあまり順調ではないまあ順調だと思う

全 体

全 体

(2017年10月)

(2016年10月)

よく理解されている

まあ理解されている

あまり理解されていない

まったく理解されていない

無回答

29 464

25 6 1

1

65

「理解されている」計(28%)「理解されていない」計(71%)

「理解されている」計(31%)「理解されていない」計(68%)

3

3

(全体)

その他

特に何もしなくてよい

障害者スポーツの大会をもっと開催する

障害者スポーツの競技団体などが

もっと広報活動を行う

テレビや新聞などのメディアで障害者スポーツをもっと取り上げる

72

34

27

7

5

※該当者分母(n=1,683)

8983

7067

5956

4436

3445

(全体)

■ 2017年10月■ 2016年10月

収入や生活水準の格差が小さい社会

弱者にやさしい社会

人々が助けあう社会

自然環境に恵まれた社会

伝統や文化が豊かな社会

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76 APRIL 2018

が最も多く挙がったことから,国民が日本固有の文化に大きな自負を抱いていることがうかがえる。次いで,「自然環境に恵まれた社会」

(70%)を挙げた人が多かった。一方で,「人々が助けあう社会」(56%),「弱

者にやさしい社会」(36%),「収入や生活水準の格差が小さい社会」(34%)はいずれも前年から減少した。日本の社会が他国と比べて寛容だと思う人が減少傾向にあるものとみられる。

日本の国民性

人々は日本という国や日本人について,どのように評価しているのだろうか。いくつかの項目について,他の国 と々比べてすぐれていると思うか,劣っていると思うかを尋ねた(図24)。

全体で「すぐれている」と答えた人が最も多かったのは「技術力」の65%で,以下,「おもてなしの心」

(63%),「勤勉さ」(58%)と続く。一方で,「劣っている」が最も多

かったのは「国際的指導力」(42%),次いで「愛国心」(27%)だった。

このうち,特徴的な項目を男女年層別にみると(表10),「おもてなしの心」はすべての男女年層で半数を超えており,なかでも女50・60 代の中高年層では7割を超えて高い。「経済力」については,男30 〜 60 代では「すぐれている」が3割を超え,逆に男女20 代では

「劣っている」が2割と,いずれも全体より高く

図 24 日本の国民性(他国との比較)

全体男 女

20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 20代 30代 40代 50代 60代 70歳

以上

おもてなしの心すぐれている 63 56 54 60 66 58 56 68 64 67 73 70 61

劣っている 2 1 6 3 4 3 3 2 4 1 2 1 1

経済力すぐれている 25 25 32 33 37 31 25 18 18 21 24 19 21

劣っている 13 20 15 15 7 11 7 20 15 14 11 11 14

愛国心すぐれている 17 15 8 11 17 12 29 12 9 11 18 19 28

劣っている 27 26 41 40 38 28 16 30 34 33 20 19 15

国際的指導力すぐれている 7 9 4 5 5 7 12 8 5 6 6 7 12

劣っている 42 47 47 55 52 48 29 44 45 49 40 32 24

表 10 日本の国民性(「すぐれている」「劣っている」と答えた人の割合,男女年層別)

無回答

わからない

劣っている

どちらともいえない

すぐれている

国際的指導力

愛国心

経済力

知的能力

公共心

教育の普及程度

道徳心

国民の勤勉さ

おもてなしの心

技術力

すぐれている どちらともいえない 劣っている わからない 無回答

26 4 4 165

29 2 4 163

32 4 5 158

43 7 5 144

40 12 6 241

49 12 8 229

55 8 8 228

55 13 6 125

2746 9 117

39 42 11 27

(%)

(%)

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77APRIL 2018

なった。「国際的指導力」と「愛国心」は,いずれも男30 〜 50 代の中年層を中心に「劣っている」が全体より高くなった。

Ⅳ まとめ

2020 年東京オリンピック・パラリンピックへの国民の関心や期待,意見などを調査する第2回世論調査の概要は以上の通りである。

東京でのオリンピック開催の評価や関心度は前年から引き続いて8割を超え,高い水準を維持していることが明らかとなった。ただし,リオ大会直後に実施した前年調査と比べると,

「大変関心がある」と答えた人は減少した。一方で,大会の放送や映像を毎日視聴した

いという熱心な意見は減少し,関心のある競技や結果など,選択的な視聴でよいという意見が増加した。これはリオ大会で実際に競技の放送や映像を視聴した記憶が鮮明だった前回調査から1年が経過し,人々の熱気が落ち着いたためであるとみられる。

また,東京オリンピックで期待する放送サービスについて,見逃し配信やインターネット同時配信など,パソコンやスマートフォン,タブレット端末向けの情報発信の充実を求める意見が増加したのも注目すべき結果である。

こうした放送や放送サービスに関する人々のニーズの推移については,今後も引き続き注視していきたい。

東京オリンピックについての人々の関心は,世界最高水準の競技やメダル獲得競争よりも,日本人や日本チームの活躍に多く寄せられており,今回の調査から新たに尋ねた「見たい競技」についても,リオ大会で日本勢の活躍が印象的だった体操や陸上競技,競泳などが多く挙がった。

東京パラリンピックへの関心度は,2016年に引き続き6割を超えている。パラリンピックの伝えるべき側面については,福祉の視点よりもスポーツとして扱うべきだと答えた人が多かった。一方で,現代社会における障害者スポーツの理解はまだ進んでいないと考えている人が多く,そう考えている人の約7割が今後,テレビや新聞などで障害者スポーツをもっと取り上げるべきだと答えている。2年後の東京パラリンピックに向け,各メディアが障害者スポーツをより積極的に伝えることで,国民の意識や社会の理解が深まっていくのか,注目すべき点である。

2020 年東京オリンピック・パラリンピックで視聴者の高い期待に応えていくためには,人々の多様な関心や価値観を把握して,放送サービスに生かしていくことが極めて重要である。またインターネットやスマートフォンの普及にともなって変化する人々の情報ニーズを的確に捉えることも求められる。

NHK放送文化研究所では今後も定期的に調査を実施し,2020 年が近づくにつれて人々の期待や意見がどのような推移を示すのか,分析を続けていきたい。

(つるしま みずほ/さいとう たかのぶ)

注: 1) 2016 年 10 月の「東京オリンピック・パラリンピッ

クに関する世論調査」の結果については以下を参照。報告のタイトルは「2020 年東京オリンピック・パラリンピックへの期待と意識 〜「2016 年10 月東京オリンピック・パラリンピックに関する世論調査」の結果から〜」。・鶴島瑞穂・斉藤孝信『放送研究と調査』67(12);

2-29,2017

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78 APRIL 2018

-東京オリンピック 開催都市になることへの評価-第1問 あなたは東京で,日本国内2度目となる夏のオリンピッ

クが開催されることについてどう思われますか。この中から1つだけ選んでください。

1. よい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 53.6 % 2. まあよい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33.6 3. あまりよくない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.2 4. よくない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.0 5. 東京でオリンピックが開催されることを 知らなかった ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-東京オリンピック 関心度-第2問 あなたは東京オリンピックにどのくらい関心がありま

すか。この中から1つだけ選んでください。 1. 大変関心がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26.7 % 2. まあ関心がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 52.8 3. あまり関心はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.2 4. まったく関心はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.2 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.1

-東京オリンピック 会場での観戦意向-第3問 あなたは,東京オリンピックの競技や開会式などを,

直接会場で見たいと思いますか。この中から1つだけ選んでください。

1. ぜひ見たいと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.6 % 2. まあ見たいと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.0 3. 特に見たいとは思わない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.4 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.1

-東京オリンピック 関心事(複数回答)-第4問 あなたは,東京オリンピックの,どのような点に関心

がありますか。あてはまるものをすべて選んでください。 1. 日本人や日本チームの活躍 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 77.5 % 2. 各国のメダル獲得数 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.1 3. 世界最高水準の競技 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.0 4. これまでよく知らなかった競技や選手 ‥‥‥‥ 19.8 5. 世界の様々な国や地域の話題 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.1 6. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.4 7. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.6 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.0

-東京オリンピック 視聴頻度-第5問 東京オリンピック開催中,あなたは大会の放送や映像

をどのくらい視聴すると思いますか。この中から1つだけ選んでください。

1. 可能な限り,多くの競技を毎日視聴する ‥‥‥ 24.9 % 2. 夜の時間帯を中心に,毎日視聴する ‥‥‥‥‥ 12.9 3. 関心のある競技にしぼって,視聴する ‥‥‥‥ 40.5 4. 結果がわかればよいので,少しだけ視聴する ‥ 16.5 5. 関心が無いので,視聴するつもりはない ‥‥‥‥4.9 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-東京オリンピック 視聴意向(生・録画)-第6問 東京オリンピックの大会の放送や映像について,生中

継か中継録画か,どちらを視聴しますか。この中から1つだけ選んでください。

1. 生中継にこだわって視聴したい ‥‥‥‥‥‥‥‥7.1 % 2. なるべく生中継で視聴したい ‥‥‥‥‥‥‥‥ 59.1

「2017年10月 東京オリンピック・パラリンピックに関する世論調査」単純集計結果1.調査目的:

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックについての関心や期待のほか,開催の成否,課題,影響などに関する意見を定点的に調査測定し,オリンピック開催にともなう人々の意識や価値観とその変化(の有無)を明らかにする。

2.調査時期:2017年10月7日(土)~15日(日)3.調査方法:配付回収法4.調査対象:全国の20歳以上の男女5.調査相手:住民基本台帳から層化無作為2段抽出(外国人と思われる人は除く)3,600人(12人×300地点)6.調査有効数(率):2,479人(68.9%)

全体 性 男の年層 女の年層男 女 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳以上 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳以上

実数 2,479 1,164 1,315 110 173 242 190 204 245 114 179 272 246 232 272構成比 100.0 47.0 53.0 4.4 7.0 9.8 7.7 8.2 9.9 4.6 7.2 11.0 9.9 9.4 11.0

全体職 業

農林漁業者

自営業者

販売・サービス職

技能・作業職

事務・技術職

経営者管理職

専門職自由業

他主婦 無職 生徒

学生 無回答

実数 2,479 44 179 245 306 508 113 79 548 381 47 29構成比 100.0 1.8 7.2 9.9 12.3 20.5 4.6 3.2 22.1 15.4 1.9 1.2

全体都市圏

東京圏 大阪圏 30 万以上の市 10 万以上の市 5 万以上の市町村

5 万未満の市町村

実数 2,479 611 253 491 437 292 395構成比 100.0 24.6 10.2 19.8 17.6 11.8 15.9

《サンプル構成》

*東京圏・大阪圏は,旧都庁,大阪市役所から 50 キロ圏内,かつ,第 3 次産業人口構成比 50%以上の市区町村,およびそれに囲まれた地域

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79APRIL 2018

3. 中継録画を見ることができれば十分である ‥‥ 27.5 4. 視聴するつもりはない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.0 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

-東京オリンピック 望ましい映像発信程度-第7問 あなたは,東京オリンピックの大会で,映像をどの程

度伝えてほしいと考えますか。この中から1つだけ選んでください。

1. すべての競技の映像を見られるようにすべきだ ‥ 23.0 % 2. 日本人選手の出場する全種目を 見られるようにすべきだ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36.8 3. 日本人選手が活躍しそうな種目を 見ることができればいい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.9 4. 1 日のまとめや日本人選手のメダル獲得等を ダイジェストで見ることができればいい ‥‥‥ 21.6 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7

-東京オリンピック 期待する放送サービス(複数回答)-第8問 あなたは東京オリンピックで,どのような放送サービ

スを期待していますか。この中からあてはまるものをすべてお答えください。

1. 今よりも,高画質・高臨場感の テレビ中継が見られる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.2 % 2. 様々な端末で,いつでもどこでも 競技映像が見られる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 37.9 3. 選手のデータや競技に関する情報が手元の 端末に表示される ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 30.3 4. 会場の好きな位置を選んで自分だけのアングルで 競技を見られる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.5 5. 終了した競技を,様々な端末で,後からいつでも 見ることができる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 44.2 6. 自分も競技に参加しているかのような, 仮想体験ができる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.9 7. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.2 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.1

-東京オリンピック 見たい競技(複数回答)-第9問 次の中で,あなたが東京オリンピックで見たいと思う

競技や式典はどれですか。あてはまるものをすべてお答えください。

1. 体操 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 71.3 % 2. 陸上競技 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 65.8 3. 柔道 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 47.7 4. レスリング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.9 5. サッカー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.0 6. 競泳 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 55.5 7. アーティスティック・スイミング* ‥‥‥‥‥ 24.1 8. バレーボール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.9 9. テニス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 30.2 10. 卓球 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50.0 11. ウエイトリフティング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.3 12. バドミントン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.6 13. 野球・ソフトボール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 45.9 14. ラグビー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.1 15. サーフィン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.5 16. スポーツクライミング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.3 17. ボクシング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.9 18. カヌー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.1 19. フェンシング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.0 20. 空手 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.7 21. スケートボード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.2

22. 開会式 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 61.0 23. 閉会式 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 47.5 24. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.7 25. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.4 26. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.0 * 国際水泳連盟が,2017 年 7 月に「シンクロナイズド・スイミング」

から名称変更を決定した

-東京オリンピック 期待すること(複数回答)-第10問 次の中で,あなたが東京オリンピックに期待してい

ることはありますか。あてはまるものをすべてお答えください。

1. 日本経済への貢献 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 67.5 % 2. 雇用の増加 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.4 3. 日本全体の再生・活性化 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 52.4 4. スポーツ施設の整備 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.1 5. スポーツの振興 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 30.4 6. 観光の振興 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.3 7. 国際交流の推進 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.3 8. 国際社会での日本の地位向上 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.1 9. 青少年の育成 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 27.4 10. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.1 11. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.6 12. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-東京オリンピック 不安に思うこと(複数回答)-第11問 それでは,東京でオリンピックが開かれることで,

不安なことはありますか。あてはまるものをすべてお答えください。

1. 開催中に国内でテロなどの大事件が起きる ‥‥ 68.7 % 2. 東京の治安が悪くなる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36.7 3. 東京の土地の値段が上がる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.3 4. 東京の交通渋滞がひどくなる ‥‥‥‥‥‥‥‥ 41.1 5. 物価が上がる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.8 6. 東京とそれ以外の地域の格差が広がる ‥‥‥‥ 25.8 7. 東京の生活環境が悪くなる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.6 8. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.7 9. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.1 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6

-東京パラリンピック 関心度-第12問 2020年はオリンピックに引き続いて,東京でパラリ

ンピックが開催されます。あなたは東京パラリンピックにどのくらい関心がありますか。この中から1つだけ選んでください。

1. 大変関心がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.0 % 2. まあ関心がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 47.7 3. あまり関心はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.3 4. まったく関心はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.6 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

-東京パラリンピック 会場での観戦意向-第13問 あなたは東京パラリンピックの競技や開会式などを,

直接会場で見たいと思いますか。この中から1つだけ選んでください。

1. ぜひ見たいと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.6 % 2. まあ見たいと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.7 3. 特に見たいとは思わない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 55.3 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

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80 APRIL 2018

-東京パラリンピック 視聴頻度-第14問 東京パラリンピック開催中,あなたは大会の放送や

映像をどのくらい視聴すると思いますか。この中から1つだけ選んでください。

1. 可能な限り,多くの競技を毎日視聴する ‥‥‥ 12.3 % 2. 夜の時間帯を中心に,毎日視聴する ‥‥‥‥‥‥9.1 3. 関心のある競技にしぼって,視聴する ‥‥‥‥ 34.6 4. 結果がわかればよいので,少しだけ視聴する ‥ 31.7 5. 関心が無いので,視聴するつもりはない ‥‥‥ 12.0 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

-東京パラリンピック 視聴意向(生・録画)-第15問 東京パラリンピックの大会の放送や映像について,

生中継か中継録画か,どちらを視聴しますか。この中から1つだけ選んでください。

1. 生中継にこだわって視聴したい ‥‥‥‥‥‥‥‥4.0 % 2. なるべく生中継で視聴したい ‥‥‥‥‥‥‥‥ 35.1 3. 中継録画を見ることができれば十分である ‥‥ 46.6 4. 視聴するつもりはない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.8 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

-東京パラリンピック 望ましい映像発信程度-第16問 あなたは,東京パラリンピックの大会で,映像をど

の程度伝えてほしいと考えますか。この中から1つだけ選んでください。

1. すべての競技の映像を見られるようにすべきだ ‥ 16.7 % 2. 日本人選手の出場する全種目を 見られるようにすべきだ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.8 3. 日本人選手が活躍しそうな種目を 見ることができればいい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19.4 4. 1 日のまとめや日本人選手のメダル獲得等を ダイジェストで見ることができればいい ‥‥‥ 34.0 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.0

-東京パラリンピック 見たい競技(複数回答)-第17問 次の中で,あなたが東京パラリンピックで見たいと

思う競技や式典はどれですか。あてはまるものをすべてお答えください。

1. 競泳 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 38.2 % 2. 陸上競技 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 49.0 3. 車いすバスケットボール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.3 4. 車いすテニス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 35.6 5. バドミントン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.2 6. 卓球 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.5 7. 柔道 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.8 8. 5 人制サッカー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.1 9. ボッチャ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.5 10. 自転車競技 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.7 11. 馬術 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.3 12. 射撃 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.6 13. 車いすラグビー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.9 14. トライアスロン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.1 15. アーチェリー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.5 16. 車いすフェンシング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.1 17. カヌー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.6 18. ゴールボール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.0 19. パワーリフティング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.1 20. ボート ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.9 21. シッティングバレーボール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.2 22. テコンドー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.2

23. 開会式 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.1 24. 閉会式 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 27.0 25. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.7 26. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6

-東京パラリンピック 解説必要度-第18問 パラリンピック競技の放送で,障害の種類や程度に

よる競技のクラス分けや,ルールについて,図などを用いて解説することは,どのくらい必要だと思いますか。この中から1つだけ選んでください。

1. とても必要だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36.6 % 2. まあ必要だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 45.7 3. あまり必要ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.2 4. まったく必要ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.5 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.0

-パラリンピック ユニバーサル放送の必要性-第19問 あなたは,パラリンピックの競技中継や関連番組で,

手話,字幕,音声による解説などをおこなう「ユニバーサル放送」は,どのくらい必要だと思いますか。この中から1つだけ選んでください。

1. とても必要だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 44.1 % 2. まあ必要だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.5 3. あまり必要ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.6 4. まったく必要ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.9 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9

-東京パラリンピック 放送取り組みへの意義-第20問 NHKが2020年の東京パラリンピックの放送に取り

組むことの意義について,あなたはどのように思われますか。この中から1つだけ選んでください。

1. 大いに意義がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.9 % 2. ある程度意義がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.3 3. あまり意義はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.7 4. まったく意義はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.1 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9

-パラリンピックの伝えるべき側面-第21問 パラリンピックには,スポーツとしての側面と,福

祉としての側面がありますが,どのように伝えるべきだと考えますか。あなたのお考えに近いものを1つだけ選んでください。

1. オリンピックと同様に, 純粋なスポーツとして扱うべき ‥‥‥‥‥‥‥ 39.2 % 2. なるべくスポーツとしての魅力を 前面に伝えるべき ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.5 3. 競技性と障害者福祉の視点を 同じ程度伝えるべき ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.2 4. 競技性より,障害者福祉の視点を 重視して伝えるべき ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.4 5. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8

-リオパラリンピック 視聴頻度-第22問 あなたは,2016年9月におこなわれたリオデジャネ

イロ・パラリンピックの放送や映像を,テレビやラジオ,インターネットでどのくらい見聞きしましたか。次の中からあてはまるものを1つだけ選んでお答えください。

1. ほぼ毎日 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.7 % 2. 週に 3,4 日 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.7

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81APRIL 2018

3. 週に 1,2 日 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.8 4. 期間中数回程度 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 31.3 5. ほとんど・まったく見聞きしなかった ‥‥‥‥ 21.2 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

-リオパラリンピック後の障害者スポーツ視聴経験(複数回答)-第23問 それでは,あなたは,リオデジャネイロ・パラリン

ピック終了後に,障害者スポーツを見たことがありますか。あてはまるものをすべてお答えください。

1. テレビのニュースで見たことがある ‥‥‥‥‥ 54.8 % 2. テレビの競技中継を見たことがある ‥‥‥‥‥ 21.1 3. ニュースや競技中継以外の テレビの番組で見たことがある ‥‥‥‥‥‥‥ 23.1 4. 動画サイトなどテレビ以外の メディアで見たことがある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.6 5. 実際に会場で見たことがある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8 6. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3 7. 見たことはない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.3 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-障害者スポーツについて感じること(複数回答)-第24問 あなたは,障害者スポーツについてどうお感じですか。

あてはまるものをすべてお答えください。 1. 競技として楽しめる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.5 % 2. 選手の頑張りに感動する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 69.5 3. 障害のある人への理解が深まる ‥‥‥‥‥‥‥ 44.8 4. 競技のルールがわかりにくい ‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.0 5. 面白さがわからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.4 6. 見ていて楽しめない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.2 7. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.2 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

-障害者スポーツのイメージ(複数回答)-第25問 では,あなたは,「障害者スポーツ」と聞いて,どの

ような言葉を思い浮かべますか。あてはまるものをすべてお答えください。

1. エキサイティングな ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.4 % 2. 面白い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.1 3. 迫力のある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.3 4. 感動する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 62.8 5. 共感を覚える ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.6 6. すごい技が見られる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.4 7. 一流の ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.8 8. さわやかな ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.6 9. 明るい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.9 10. はつらつとした ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.2 11. 静かな ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.6 12. 親しみのない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.3 13. 退屈な ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6 14. 痛々しい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.9 15. 暗い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8 16. 難しい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.5 17. この中にあてはまるものはない ‥‥‥‥‥‥‥‥8.6 18. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5

-障害者に対する意見-第26問 あなたは,障害のある人についての次のような意見

に対して,どう思いますか。A~Fのそれぞれについて,あてはまるものをお答えください。

そう思う

そう思わない

無回答

A.障害のある人への手助けは,慣れた人に任せるほうがいい 41.6 55.7 2.7

B.障害のある人と話すときは,障害のことに触れるべきではない 34.0 63.1 2.9

C.障害のある人も,障害のない人も,対等に暮らすべきだ 77.5 19.7 2.8

D.支援や保護を手厚くするべきだ 79.3 17.5 3.1 E.自分とは関わりのないことだ 6.3 90.2 3.6 F.パラリンピックをきっかけに,障害の

ある人と障害のない人との共生の意識が高まる

76.1 21.3 2.7

-自身にあてはまること(複数回答)-第27問 あなたご自身は,次にあげることについてあてはま

ることはありますか。あてはまるものをすべてお答えください。

1. ご自身に障害がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.7 % 2. 家族に障害がある人がいる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.8 3. 友人・知人に障害がある人がいる ‥‥‥‥‥‥ 23.4 4. 障害のある人のサポートや ボランティアの経験がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.7 5. どれもあてはまらない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 54.9 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6

-現代社会での障害者スポーツの理解度-第28問 あなたは,現代の社会において,障害者スポーツは,

どのくらい理解されていると思われますか。この中から1つだけ選んでください。

1. よく理解されている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.5 % 2. まあ理解されている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.8 3. あまり理解されていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 63.5 4. まったく理解されていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.4 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8 -障害者スポーツが理解されるためには(複数回答)-

【第 28 問で,「3」「4」と答えた方にうかがいます】第29問 それでは,現代の社会において,障害者スポーツが

理解されるためにはどうすればいいと思いますか。この中であてはまるものをすべてお答えください。

1. 障害者スポーツの競技団体などが もっと広報活動を行う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33.7 % 2. テレビや新聞などのメディアで 障害者スポーツをもっと取り上げる ‥‥‥‥‥ 72.3 3. 障害者スポーツの大会をもっと開催する ‥‥‥ 26.8 4. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.5 5. 特に何もしなくてよい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.4 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.1

(分母= 1,683 人)

(%)

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82 APRIL 2018

-東京オリンピック・パラリンピック 準備状況について思うこと-第30問 現在の東京オリンピック・パラリンピックの準備状

況についてうかがいます。今の準備状況について,あなたはどう思いますか。この中から1つだけ選んでください。

1. とても順調だと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.3 % 2. まあ順調だと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33.4 3. あまり順調ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 53.4 4. まったく順調ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.8 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.1

-東京オリンピック・パラリンピック 準備状況で不安だと感じること(複数回答)-第31問 現在の東京オリンピック・パラリンピックの準備状

況に関連して,あなたが不安だと感じることはありますか。次の中から,あてはまるものをすべてお答えください。

1. メインスタジアム(新国立競技場)など 会場の整備 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50.0 % 2. 大会の開催費用 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 58.7 3. 日本の組織委員会の体制 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 37.3 4. 公共施設などのバリアフリー化 ‥‥‥‥‥‥‥ 31.9 5. 道路や鉄道などのインフラ整備 ‥‥‥‥‥‥‥ 40.7 6. 外国人観光客の受け入れ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.2 7. 東日本大震災の復興への影響 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 27.9 8. 日本人選手の育成・強化 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.2 9. ボランティアの育成 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26.0 10. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.1 11. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.1 12. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8 -東京オリンピック・パラリンピック 施設の整備費用についての考え方-第32問 東京オリンピック・パラリンピックの競技施設を整

備するうえで,あなたは,次のどちらの考え方に近いと思いますか。この中から1つだけ選んでください。

1. じゅうぶんな費用をかけるべきだ ‥‥‥‥‥‥ 23.7 % 2. できるだけ費用を抑えるべきだ ‥‥‥‥‥‥‥ 75.1 3. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.2

-東京オリンピック・パラリンピック 東京の街の変化(複数回答)-第33問 東京オリンピック・パラリンピックをきっかけに,

東京の街はどのように変わっていくと思いますか。あてはまるものをいくつでもお答えください。

1. 古い建物が取り壊され,新しい建物や 施設が建設される ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26.9 % 2. 日本の伝統を生かした建物や施設, 景観が増える ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.8 3. バリアフリーなど,障害がある人や高齢者に 配慮した街づくりが進む ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50.9 4. 道路や鉄道などの整備が進み, 交通の利便性が高まる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 47.4 5. 道路や施設のわかりやすい表示など, 外国人に配慮した街づくりが進む ‥‥‥‥‥‥ 59.8 6. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4 7. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.1 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8

-東京オリンピック・パラリンピック 終了後の状況-第34問 あなたは,東京オリンピック・パラリンピック終了

後の状況についての次のような意見に対して,どう思いますか。A~Gのそれぞれについて,あてはまるものをお答えください。

そう思う

思わない

そう

無回答

A.スポーツに取り組む人が増える 63.1 34.5 2.4 B.外国人や障害のある人との共生の意識

が高まる 62.1 35.2 2.7

C.大会の感動は,国民の記憶に残り続ける 78.1 19.5 2.4

D.競技施設が,市民スポーツや地域イベントの拠点として活用される 72.1 25.1 2.8

E.競技施設の維持管理費がかさみ,市民の新たな負担になる 75.5 21.5 3.0

F.オリンピック関連の需要がなくなり,景気が冷え込む 55.4 40.6 4.0

G.東京と地方の格差が広がる 58.2 38.3 3.5

-東京オリンピック・パラリンピックについての意見-第35問 あなたは,東京オリンピック・パラリンピックにつ

いての次のような意見に対してどう思いますか。A~Kのそれぞれについて,あてはまるものをお答えください。

そう思う

思わない

そう

無回答

A.オリンピック・パラリンピックは私の暮らしにまったく関係がない 45.1 52.6 2.3

B.オリンピック・パラリンピック開催にお金を使うより,育児や介護支援など,一般の人たちへの施策を充実させるべきだ

54.2 42.5 3.3

C.オリンピック・パラリンピックの開催を契機に公共施設や,インフラの整備が進む

70.3 26.5 3.2

D.オリンピック・パラリンピックの開催は,日本経済によい影響を与える 66.8 30.4 2.8

E.オリンピック・パラリンピックは世界の国や地域の友好を深める 82.0 15.5 2.5

F.オリンピック・パラリンピックは自分の国について改めて考えるよい機会である

72.4 24.7 2.9

G.オリンピック・パラリンピックは,東日本大震災からの復興を世界に示す上で大きな意味がある

50.5 46.7 2.7

H.オリンピック・パラリンピックの開催準備で,東日本大震災からの復興が遅れる

50.9 46.1 3.0

I.オリンピック・パラリンピックが開かれることで,何となく楽しい気持ちになる

71.5 25.8 2.7

J.オリンピック・パラリンピックの盛り上がりは,一時的なことにすぎない 70.4 27.1 2.5

K.オリンピック・パラリンピックの開催に向けて,テレビがより高画質になるなど,放送技術が向上する

70.5 26.4 3.1

(%)

(%)

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83APRIL 2018

-東京オリンピック・パラリンピックでアピールすべきこと (複数回答)-第36問 オリンピック・パラリンピックを通じて,日本は,

世界にどのようなことをアピールすべきだと思いますか。あてはまるものをいくつでもお答えください。

1. 東日本大震災からの復興 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.5 % 2. 外国人観光客への手厚い対応やサービス ‥‥‥ 43.6 3. 競技場など大会施設のすばらしさ ‥‥‥‥‥‥ 21.0 4. 日本の伝統文化 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 69.5 5. 日本の食文化 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 59.1 6. 東京の治安のよさや清潔さ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 58.1 7. 日本人の勤勉さや礼儀正しさ ‥‥‥‥‥‥‥‥ 51.3 8. 国際大会を円滑に運営できること ‥‥‥‥‥‥ 35.8 9. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.0 10. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.2 11. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7

-東京オリンピック・パラリンピック ボランティア参加意欲-第37問 あなたは,2020年の東京オリンピック・パラリンピ

ックで,ボランティアとして大会に参加したいと思いますか。1つ選んでお答えください。

1. 参加したいと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.6 % 2. 参加したいと思わない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 81.4 3. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.0

-東京オリンピック・パラリンピック 前回大会の記憶(複数回答)-第38問 あなたは,前回(1964年)の東京オリンピックのこ

とについて覚えていることはありますか。あてはまるものをいくつでもお答えください。

1. 競技や開会式,閉会式, 聖火リレーを実際に見た ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.4 % 2. 競技や開会式,閉会式をテレビやラジオで 見たり聞いたりした ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 35.3 3. 開催までに,東京の街の様子が大きく変わった ‥ 14.6 4. 大会期間中,街がとても盛り上がった ‥‥‥‥ 10.5 5. 記念硬貨などの記念品を買った ‥‥‥‥‥‥‥ 14.6 6. まだ生まれていなかった ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 49.0 7. この中にはない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.3 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.1

-オリンピックについての価値観-第39問 あなたは,オリンピックそのものについての次のよ

うな意見に対して,どう思いますか。A~Jについて,あてはまると思うものをお答えください。

そう思う

そう思わない

無回答

A.オリンピックは国と国とが実力を競い合う,国際的な競争の舞台である 70.6 27.3 2.1

B.オリンピックの開催国になることは,その国にとって,大きな名誉である 66.2 31.8 2.0

C.オリンピックは国や人種を超えて人々が交流する平和の祭典である 90.4 7.9 1.7

D.オリンピックはそれぞれの国の国民としての自覚を深め,誇りを高める 79.5 18.1 2.4

E.オリンピックが開かれるのは東京だが,国民全体が協力して成功させなければならない

72.0 25.6 2.4

F.オリンピックで国中がさわぐのは,ばかばかしいことだ 17.7 79.8 2.5

G.オリンピックが商売や金もうけに利用されるのは不愉快だ 49.9 47.6 2.5

H.オリンピックは開催国の国民に負担をかけて犠牲を払わせている 45.4 51.6 3.0

I.オリンピックは国内の重要な問題から国民の目をそらせるからよくない 25.1 72.0 2.9

J.過剰なメダル獲得競争やドーピング問題などによって,オリンピック本来のあり方が見失われている

60.3 37.4 2.3

-日本の社会観 他国との比較-第40問 現在の日本は,他の国々とくらべて,どのような社

会だと思いますか。次のA~Eについて,あてはまるものをお答えください。

そう思う

まあそう思う

あまりそう思わない

そう思わない

無回答

A.伝統や文化が豊かな社会 40.9 48.2 7.9 1.6 1.4 B.弱者にやさしい社会 6.2 30.1 48.1 14.1 1.5 C.収入や生活水準の格差が

小さい社会 6.3 27.5 42.2 22.2 1.7

D.自然環境に恵まれた社会 17.3 52.3 24.2 4.7 1.5 E.人々が助けあう社会 8.9 46.8 35.6 7.3 1.5

-日本の国民性 他国との比較-第41問 日本は,次のA~Jのような点で,他の国々とくら

べて,すぐれていると思いますか,劣っていると思いますか。あてはまるものをお答えください。

 

すぐれている

いえない

どちらとも

劣っている

わからない

無回答

A.国民の勤勉さ 57.6 32.2 4.3 4.8 1.0 B.道徳心 44.0 42.8 7.3 4.8 1.1 C.経済力 25.4 54.5 12.7 6.3 1.2 D.愛国心 16.5 46.1 27.4 8.7 1.3 E.公共心 29.2 49.0 12.1 7.9 1.8 F.知的能力 28.0 54.8 7.5 8.0 1.7 G.教育の普及程度 41.0 40.1 11.6 5.6 1.7 H.国際的指導力 7.2 39.1 41.7 10.5 1.5 I.技術力 65.3 26.1 3.5 3.8 1.4 J.おもてなしの心 62.9 29.3 2.4 4.2 1.2

-日本は他国よりすぐれているか 全般的な評価-第42問 あなたは,日本が他の国々とくらべて,全体として

すぐれた国だと思いますか。1つだけ選んでお答えください。 1. そう思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.8 % 2. まあそう思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 57.8 3. あまりそう思わない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.7

(%)

(%)

(%)

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84 APRIL 2018

4. そう思わない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.9 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8

-日本の今後の見通し-第43問 日本は,これから先,どうなっていくと思いますか。

次のA~Eについて,あてはまるものをお答えください。

よくなる

悪くなる

変わらない

無回答

A.政治 7.8 28.9 61.9 1.4 B.経済状況 11.1 36.1 51.6 1.3 C.治安 9.3 42.2 47.0 1.5 D.人びとの思いやりの心 15.4 25.9 57.2 1.5 E.公共心 12.4 23.0 63.0 1.6

-日本の今後の見通し 全般的な評価-第44問 それでは全体的に見て,日本は,これから先,どう

なっていくと思いますか。1つだけ選んでお答えください。 1. よくなる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.9 % 2. 悪くなる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 31.0 3. 変わらない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 56.0 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.0

-世界への関心度-第45問 あなたは,日本以外の,世界の国や地域についてど

のくらい関心がありますか。以下にあげたA~Hの地域について,あてはまるものをお答えください。

非常に関心がある

ある程度関心がある

あまり関心がない

まったく関心がない

無回答

A.ヨーロッパ 13.1 51.6 26.7 6.6 2.0 B.ロシア 7.4 33.6 45.7 11.5 1.8 C.アジア 18.2 49.9 23.8 6.5 1.6 D.中東 5.9 34.4 45.2 12.3 2.2 E.北アメリカ 11.9 42.5 35.2 8.3 2.1 F.中央・南アメリカ 6.2 33.7 47.3 10.7 2.2 G.オセアニア 4.3 28.5 50.8 14.3 2.1 H.アフリカ 4.0 24.8 53.7 15.9 1.7

-現在の関心事(複数回答)-第46問 それでは,次のうち,あなたが関心を持っているも

のをいくつでもお答えください。 1. 2018 年ピョンチャンオリンピック・ パラリンピック ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.6 % 2. 2020 年東京オリンピック・パラリンピック ‥ 58.5 3. 地震や台風などの自然災害 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 75.0 4. 国際的なテロ事件 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 60.5 5. 地域紛争や難民問題など国際政治の動向 ‥‥‥ 32.7 6. 憲法改正問題など国内政治の動向 ‥‥‥‥‥‥ 46.1 7. 為替市場や株式市場など経済の動向 ‥‥‥‥‥ 20.8 8. 介護や子育て環境の整備 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 60.5

9. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.1 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.2

-ピョンチャンオリンピック 関心度-第47問 あなたはピョンチャン・オリンピックにどのくらい

関心がありますか。この中から1つだけ選んでください。 1. 大変関心がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.8 % 2. まあ関心がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.4 3. あまり関心はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.7 4. まったく関心はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.4 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6

-ピョンチャンオリンピック 望ましい映像発信程度-第48問 あなたは,ピョンチャン・オリンピックの大会で,

映像をどの程度伝えてほしいと考えますか。この中から1つだけ選んでください。

1. すべての競技の映像を見られるようにすべきだ ‥ 12.1 % 2. 日本人選手の出場する全種目 を見られるようにすべきだ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.0 3. 日本人選手が活躍しそうな種目を 見ることができればいい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.1 4. 1 日のまとめや日本人選手のメダル獲得等を ダイジェストで見ることができればいい ‥‥‥ 27.6 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.1

-ピョンチャンオリンピック 見たい競技(複数回答)-第49問 次の中で,あなたがピョンチャン・オリンピックで

見たいと思う競技や式典はどれですか。あてはまるものをすべてお答えください。

1. アルペンスキー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.4 % 2. スキージャンプ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 62.6 3. ノルディック複合 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.8 4. クロスカントリースキー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.9 5. フリースタイルスキー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.7 6. バイアスロン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.7 7. スノーボード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.7 8. フィギュアスケート ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 67.8 9. スピードスケート ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 37.0 10. ショートトラックスピードスケート ‥‥‥‥‥ 14.4 11. アイスホッケー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.2 12. カーリング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.3 13. リュージュ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.3 14. ボブスレー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.0 15. スケルトン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.0 16. 開会式 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 40.6 17. 閉会式 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.6 18. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2 19. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.3 20. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6

-ピョンチャンパラリンピック 関心度-第50問 あなたはピョンチャン・パラリンピックにどのくら

い関心がありますか。この中から1つだけ選んでください。 1. 大変関心がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.1 % 2. まあ関心がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.2 3. あまり関心はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41.3 4. まったく関心はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.8 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6

(%)

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85APRIL 2018

-ピョンチャンパラリンピック 望ましい映像発信程度-第51問 あなたは,ピョンチャン・パラリンピックの大会で,

映像をどの程度伝えてほしいと考えますか。この中から1つだけ選んでください。

1. すべての競技の映像を 見られるようにすべきだ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.0 % 2. 日本人選手の出場する全種目を 見られるようにすべきだ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.2 3. 日本人選手が活躍しそうな種目を 見ることができればいい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.7 4. 1 日のまとめや日本人選手のメダル獲得等を ダイジェストで見ることができればいい ‥‥‥ 37.1 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9

-ピョンチャンパラリンピック 見たい競技(複数回答)-第52問 次の中で,あなたがピョンチャン・パラリンピック

で見たいと思う競技はどれですか。あてはまるものをすべてお答えください。

1. アルペンスキー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.4 % 2. クロスカントリースキー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.7 3. バイアスロン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.0 4. スノーボード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.0 5. パラアイスホッケー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.3 6. 車いすカーリング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.1 7. 開会式 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.4 8. 閉会式 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.7 9. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.5 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9

-市民意識-第53問 あなたの今の生き方について,次の中から,最も近

いものを1つ選んで○をつけてください。 1. 社会のために必要なことを考え, みんなと力を合わせ,世の中をよくするように 心がけている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.8 % 2. 自分の生活とのかかわりの範囲で自分なりに考え, 身近なところから世の中をよくするよう 心がけている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41.3 3. 決められたことには従い,世間に迷惑を かけないように心がけている ‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.5 4. 自分や家族の生活を充実させることを第一に考え, 世間のことにはかかわらないように 心がけている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.2 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.1

-インターネット利用機器(複数回答)-第54問 あなたは,ふだん,どのような機器をお使いになっ

ていますか。次の中から,あてはまるものをいくつでもお答えください。

1. パソコン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50.7 % 2. タブレット端末 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.1 3. スマートフォン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 63.1 4. 携帯電話(スマートフォン以外) ‥‥‥‥‥‥‥ 31.4 5. いずれも使用していない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.8 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5

-メディア利用頻度-第55問 あなたは,次にあげるものをどのくらい使っていま

すか。A~Dそれぞれについて,1つだけ○をつけてください。(ここでの「インターネット」には,パソコン以外の携帯電話などによるものや,メールも含みます。)

よく使っている

ある程度使っている

あまり使っていない

まったく使っていない

無回答

A.テレビ 65.9 21.7 7.3 3.6 1.5 B.ラジオ 9.7 18.2 27.8 40.5 3.8 C.新聞 33.8 22.6 17.3 23.6 2.7 D.インターネット 45.7 20.7 7.8 22.0 3.8

-スポーツ視聴頻度-第56問 あなたはふだん,テレビやラジオ,インターネット

などでスポーツをどのくらいご覧になりますか。1つ選んでお答えください。

1. よく見る(聞く)ほう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.3 % 2. まあよく見る(聞く)ほう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.5 3. ほとんど見ない(聞かない)ほう ‥‥‥‥‥‥ 28.1 4. まったく見ない(聞かない)ほう ‥‥‥‥‥‥‥6.7 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5

-性別-第 57 問(省略)

-生年-第 58 問(省略)

-職業-第 59 問(省略)

(%)