9
21 21 21 21 KDOC060804 KDOC060804 KDOC060804 KDOC060804 2.2.1 2.2.1 2.2.1 2.2.1 JTAG JTAG JTAG JTAG ケーブル ケーブル ケーブル ケーブルの接続 接続 接続 接続 本製品付属の JTAG ケーブルでターゲッ ト ボード上の JTAG コネクタと PARTNER-Jet JTAG コネクタを接続します。 JTAG 機能を使ったデバッグを行う場合はターゲッ ト ボード上に、 JTAG ケーブルを接続 するための回路やコネク タが必要にな り ます。 次の図を参考にしてターゲッ ト 上に回路 を用意しておいて く ださい。 また、 必ずご使用の CPU のユーザーズマニュアルも合わせ てご確認ください。

2.2.1 JTAGJTAG ケーブルの ケーブルのの接続接続SH7709A...22 ターゲットシステムとの接続 KDOC060804 本製品付属のJTAG(H-UDI) ケーブルでターゲットボード上のJTAG

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21212121

KDOC060804KDOC060804KDOC060804KDOC060804

2.2.12.2.12.2.12.2.1 JTAGJTAGJTAGJTAG ケーブルケーブルケーブルケーブルのののの接続接続接続接続

本製品付属の JTAG ケーブルでターゲッ トボード上の JTAG コネクタと PARTNER-Jet の

JTAG コネクタを接続します。

JTAG 機能を使ったデバッグを行う場合はターゲッ トボード上に、 JTAG ケーブルを接続

するための回路やコネクタが必要になります。 次の図を参考にしてターゲッ ト上に回路

を用意しておいてください。 また、必ずご使用の CPUのユーザーズマニュアルも合わせ

てご確認ください。

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ターゲッ トシステムとの接続

KDOC060804KDOC060804KDOC060804KDOC060804

本製品付属の JTAG(H-UDI)ケーブルでターゲッ トボード上の JTAGコネクタと PARTNER-

Jetの JTAG コネクタを接続します。SHでは3 6ピンコネクタ (AUD対応 ) と 14 ピンコネ

クタ (AUD未対応 )が定義されています。

36 ピンコネクタ (AUD 対応 )

AUD ト レース ( ヒ ス ト リ ) 機能に対応した、 36 ピン高密度コネクタです。 このコネクタ

では、 CPUの持つ AUD機能を利用したリアルタイム ト レース ( ヒ ス ト リ ) をサポート し

ます。AUD ト レースは、ツールに内蔵されたト レースメモリに情報を取り込みますので、

非常に多くの分岐情報をサンプリングすることで大容量の ( 深い )PC ト レースが実現さ

れます。

付属の36ピンJTAG(H-UDI)ケーブルと RESETプローブをターゲッ トに接続してください。

RESET プローブをターゲッ トボードに接続しなかった場合には、 ターゲッ トのリセッ ト

を要求するダイアログが表示されます。

AUD 内蔵の CPU のリアルイム ト レース ( ヒス ト リ ) 機能には、 AUD ト レースと内蔵ト

レースのモード ( 『3.3 ハードウェアブレークと リアルタイム ト レース』 (100頁) を参照

) があります。 さらに、 AUD ト レースの場合、 ト レースモード としてリアルタイムモー

ド と ノンリアルタイムモードの2種類のトレースモードが用意されています。AUD ト レー

スは、 36 ピンコネクタで接続している場合にのみ利用できます。

リアルタイムトレースモード

リ アルタイム ト レースモードでは、 ユーザプログラムを リ アルタイムに動作させて ト

レース情報を CPUの AUD端子から出力します。ト レース情報として出力されるのは、分

岐先および分岐元のアドレスです。 このモードでは、 ト レース情報の出力中に新たな分

岐が発生した場合、 出力中のト レース情報は新たなト レース情報で上書きされます。 し

たがって、 ユーザプログラムのリアルタイム性は保証されますが、 ト レース情報の一部

が失われる可能性があります。

ノンリアルタイムトレースモード

ノン リアルタイム ト レースモードでは、 ト レース情報の出力中に新たな分岐が発生した

場合、出力中のトーレス情報が完全に出力されるまで CPU を一時的に停止します。 した

がって、 新たなト レース情報で古いト レース情報が上書きされて失われることはありま

せん。 つまり、 完全なト レース情報を取得できますが、 ユーザプログラムのリアルタイ

ム性は保証されません。

ト レースモードの設定は、 リアルタイム ト レース設定コマンド (RTM) またはヒス ト リ設

定のダイアログで設定できます。

14 ピンコネクタ (AUD 未対応 )

AUD ト レース ( ヒス ト リ )機能には未対応の、14 ピンの 2.54mm ピッチコネクタです。 こ

のコネクタでは、 H-UDI機能のみをサポート しており、 AUD機能を利用したリアルタイ

ム ト レース ( ヒ ス ト リ ) 機能は利用できません。 ヒス ト リ機能は CPU 内蔵トレースだけ

をサポート します。 内蔵ト レースでは、 8段の分岐 PC ト レースが可能です。

付属の14ピンJTAG(H-UDI)ケーブルと RESETプローブをターゲッ トに接続してください。

RESET プローブをターゲッ トボードに接続しなかった場合には、 ターゲッ トのリセッ ト

を要求するダイアログが表示されます。

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KDOC060804KDOC060804KDOC060804KDOC060804

ユーザのターゲッ トには、 上記 2 種類のコネクタのうちどちらかを実装する必要があり

ます。 スペース的に可能なら 36 ピンコネクタのターゲッ トへの実装を推奨します。

JTAG機能を、ソフ ト ウェアデバッグ以外にボードの配線接続テス トなどの目的で利用さ

れる場合、 CPU 以外のデバイスもスキャンチェインで接続する必要がありますが、 本デ

バッガではそのよ うな接続をサポート していません。 ソフ ト ウェアデバッグに使用する

場合は、ジャンパやスイッチを利用して必ず次項で解説するよ うな CPU単体での接続と

なるよ うにしてください。

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28282828

ターゲッ トシステムとの接続

KDOC060804KDOC060804KDOC060804KDOC060804

SH7709A/29/06/27 , SH7622 SH7709A/29/06/27 , SH7622 SH7709A/29/06/27 , SH7622 SH7709A/29/06/27 , SH7622 のののの場合場合場合場合

(1) ターゲッ トボード上に用意する JTAG コネクタ (36 ピンタイプ )

以下の図を参考にしてターゲッ ト上に回路を用意して置いてください。 また、 必ずご使

用の CPUのユーザーズマニュアルもあわせてご確認ください。

図 2-9 JTAG 接続コネクタ推奨回路例 (36 ピンタイプ )

注1. パターン長はできるだけ短く してください。 (パターン長は100mm を超えないよう

にしてください )

注 2. JTAG モードでデバッグする場合は、 ジャンパプラグ (JP) をショート します。

JTAGデバッガを使用しない場合はジャンパプラグ (JP) をオープンにします。

注 3. 各信号は、 CPUから JTAG コネクタに直接配線してください。

注 4. TCKの周波数はコアクロックの1/2 より低くなるように設定してください。

注 5. AUDCK の周波数はCPU のコアクロック以下で 1 /4 以上になるように設定しさい。

注 6. 29番ピン (NC ピン )は未接続または電源 (3.3V) に接続してください。

注 7. ASEMD0端子は jumper を接続する替わりに 22 ピンに接続すると、 デバッガ接続時

に自動的にデバッグモードにすることが可能です。

+3.3V

TDI

TCK

TMS

TDO

TRST

CPU

ASEBRKAK

RESETP

TDO

TCK

TMS

TRST

TDI

ASEBRK/BRKACK

RESET

N.C.

GND

1,13,15,29

23

17

21

31

27

19

2,4,6,8,10,12,14,1618,20,22,24,26,28,30,32,33,34,36

4.7KΩ X 6

AUDATA0

AUDATA1

AUDATA2

AUDATA3

AUDSYNC

AUDCK

+3.3V

4.7KΩ X 5

1KΩ

2KΩ

Jumper

ASEMD0

+3.3V

4.7KΩ

AUDATA0

AUDATA1

AUDATA2

AUDATA3

AUDSYNC

AUDCK

3

5

7

9

11

35

1 3 3335

24

3436

25

JTAG Connector(H-UDI36Pin)

JTAG Connector(H-UDI36Pin)DX10M-36S/HIROSE ELECTRIC

RESET SIGNAL

Viewed From Connector SIDE

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KDOC060804KDOC060804KDOC060804KDOC060804

プローブのジャンパ設定

SH3 で使用する場合は、 CPU選択 JP(AUDCK) を 35Pin側に設定してください。

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ターゲッ トシステムとの接続

KDOC060804KDOC060804KDOC060804KDOC060804

JTAG コネクタピン配列 (36 ピンタイプ )

使用コネクタ型番 DX10M-36S/DX10M-36SE/DX10GM-36SE ( ヒ ロセ電機株式会社製 )

表 2-4 SH7729/SH7709A/SH7622

コ ネク タコ ネク タコ ネク タコ ネク タ

ピンピンピンピン 番号番号番号番号

CPUCPUCPUCPU

信号名信号名信号名信号名

SH7729/SH7729/SH7729/SH7729/

09A/09A/09A/09A/

SH7622SH7622SH7622SH7622

ピンピンピンピン 番号番号番号番号

コ ネク タコ ネク タコ ネク タコ ネク タ

ピンピンピンピン 番号番号番号番号

CPUCPUCPUCPU

信号名信号名信号名信号名

SH77SH77SH77SH7729/29/29/29/

09A/09A/09A/09A/

SH7622SH7622SH7622SH7622

ピンピンピンピン 番号番号番号番号

1 未接続 (NC) 19 TMS 137

2 GND 20 GND

3 AUDATA0 135 21 /TRST 136

4 GND 22 GND

5 AUDATA1 133 23 TDI 138

6 GND 24 GND

7 AUDATA2 131 25 TDO 120

8 GND 26 GND

9 AUDATA3 130 27 /ASEBRKAK 128

10 GND 28 GND

11 /AUDSYNC 94 29未接続

または 3.3V

12 GND 30 GND

13 未接続 (NC) 31 /RESETP 193

14 GND 32 GND

15 未接続 (NC) 33 GND

16 GND 34 GND

17 TCK 139 35 AUDCK 151

18 GND 36 GND

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KDOC060804KDOC060804KDOC060804KDOC060804

表 2-5 SH7727

表 2-6 SH7706

コ ネク タコ ネク タコ ネク タコ ネク タ

ピンピンピンピン 番号番号番号番号

CPUCPUCPUCPU

信号名信号名信号名信号名

SH7727SH7727SH7727SH7727 ピピピピ

ンンンン 番号番号番号番号

FP(BP)FP(BP)FP(BP)FP(BP)

コ ネク タコ ネク タコ ネク タコ ネク タ

ピンピンピンピン 番号番号番号番号

CPUCPUCPUCPU

信号名信号名信号名信号名

SH77SH77SH77SH7727272727 ピピピピ

ンンンン 番号番号番号番号

FP(BP)FP(BP)FP(BP)FP(BP)

1 未接続 (NC) 19 TMS 162(U7)

2 GND 20 GND

3 AUDATA0 158(U8) 21 /TRST 160(W8)

4 GND 22 GND

5 AUDATA1 156(W9) 23 TDI 163(V7)

6 GND 24 GND

7 AUDATA2 154(T9) 25 TDO 143(U12)

8 GND 26 GND

9 AUDATA3 153(U9) 27 /ASEBRKAK 151(U10)

10 GND 28 GND

11 /AUDSYNC 104(N19) 29未接続

または 3.3V

12 GND 30 GND

13 未接続 (NC) 31 /RESETP 220(H1)

14 GND 32 GND

15 未接続 (NC) 33 GND

16 GND 34 GND

17 TCK 164(W7) 35 AUDCK 176(W3)

18 GND 36 GND

コ ネク タコ ネク タコ ネク タコ ネク タ

ピンピンピンピン 番号番号番号番号

CPUCPUCPUCPU

信号名信号名信号名信号名

SH7706SH7706SH7706SH7706 ピピピピ

ンンンン 番号番号番号番号

FP(TBP)FP(TBP)FP(TBP)FP(TBP)

コ ネク タコ ネク タコ ネク タコ ネク タ

ピンピンピンピン 番号番号番号番号

CPUCPUCPUCPU

信号名信号名信号名信号名

SH77SH77SH77SH7706060606 ピピピピ

ンンンン 番号番号番号番号

FP(TBP)FP(TBP)FP(TBP)FP(TBP)

1 未接続 (NC) 19 TMS 118(G16)

2 GND 20 GND

3 AUDATA0 109(K15) 21 /TRST 119(G15)

4 GND 22 GND

5 AUDATA1 110(K16) 23 TDI 114(J17)

6 GND 24 GND

7 AUDATA2 111(K17) 25 TDO 120(G14)

8 GND 26 GND

9 AUDATA3 112(J14) 27 /ASEBRKAK 121(F16)

10 GND 28 GND

11 /AUDSYNC 113(J16) 29未接続

または 3.3V

12 GND 30 GND

13 未接続 (NC) 31 /RESETP 165(A6)

14 GND 32 GND

15 未接続 (NC) 33 GND

16 GND 34 GND

17 TCK 116(H17) 35 AUDCK 159(C9)

18 GND 36 GND

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ターゲッ トシステムとの接続

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(1) ターゲッ トボード上に用意する JTAG コネクタ (14 ピンタイプ )

JTAG機能を使ったデバッグを行う場合は、 ターゲッ トボード上に JTAG ケーブルを接続

するための回路やコネクタが必要になります。 14 ピンタイプの JTAG コネクタは、 AUD

機能を使ったリアルタイム ト レースはサポート していません。

以下の図を参考にしてターゲッ ト上に回路を用意しておいてください。 また、 必ずご使

用の CPUのユーザーズマニュアルもあわせてご確認ください。

図 2-10 JTAG 接続コネクタ推奨回路例 (14 ピンタイプ )

注1. パターン長はできるだけ短く してください。 (パターン長は100mm を超えないよう

にしてください )

注 2. JTAG モードでデバッグする場合には、 ジャンパプラグ (JP) をショート します。

JTAGデバッガを使用しない場合は、 ジャンパプラグ (JP)はオープンにします。

注 3. JTAG コネクタ実装時、 周囲 3mm四方に他の部品を配置しないでください。

注 4. 各信号は、 CPUから JTAG コネクタに直接配線してください。

注 5. TCKの周波数はCPUのコアクロックの1/2 より低くなるように設定してください。

注 6. 11番ピン (NC ピン )は未接続または電源 (3.3V) に接続してください。

注 7. ASEMDE0端子は jumper を接続する替わりに 9 ピンに接続すると、 デバッガ接続時

に自動的にデバッグモードにすることが可能です。

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KDOC060804KDOC060804KDOC060804KDOC060804

JTAG コネクタピン配列 (14 ピンタイプ )

使用コネクタ型番 7614-6002 (住友ス リーエム株式会社製)

表 2-7 JTAG コネクタピン配列 (14 ピンタイプ )

コネクタピンコネクタピンコネクタピンコネクタピン番番番番

号号号号CPUCPUCPUCPU 信号名信号名信号名信号名

SH77SH77SH77SH7729/09A/29/09A/29/09A/29/09A/

SH7622SH7622SH7622SH7622 ピンピンピンピン

SH7727SH7727SH7727SH7727

FP(BP)FP(BP)FP(BP)FP(BP)

SH7706SH7706SH7706SH7706

FP(TBP)FP(TBP)FP(TBP)FP(TBP)

1 TCK 139 164(W7) 116(H17)

2 /TRST 136 160(W8) 119G15)

3 TDO 120 143(U12) 120(G14)

4 /ASEBRKAK 128 151(U10) 121(F16)

5 TMS 137 162(U7) 118(G16)

6 TDI 138 163(V7) 114(J17)

7 /RESETP 193 220(H1) 165(A6)

8 未接続

11未接続または

3.3V

9 ~ 10

12 ~ 14GND