28 JIJ ES INGAPORE 1 nso oad, #11-02 nternationa laza ... · SINGAPORE JIJI News Bulletin 28 時事速報 May TUESDAY 28 May 2019 JIJI News Bulletin JIJ ES INGAPORE 1 nso oad, #11-02

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JIJI News Bulletin

時事速報28M a y

T U E S D A Y

28 May 2019 JIJI News Bulletin

JIJI PRESS SINGAPORE 10 Anson Road, #11-02 International Plaza, Singapore 079903 TEL 62244212 FAX 62240711 E-mail: [email protected]

主要通貨インタバンク気配　２７日 17:00JST 　１米ドル＝１．３７４４０シンガポールドル　１シンガポールドル＝７９．７０６１円東京外国為替市場　２７日 17:00JST 　１米ドル＝１０９．５７～５７円ＳＴＩ指数　２７日（前営業日比）　　３１７０．７７（　＋０．８８）

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伝統的な楽器を演奏しながら町中を練り歩く若者ら＝２６日、マレーシア・マラッカ州（ＥＰＡ時事）

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《シンガポール》3

陸上交通庁、自転車道路１０００キロ敷設へ　　　　　　　　　　　　　　　　　４０年までに............ 3

「シルバーゾーン」での制限時速、３０キロに引き下げ＝２０年実験.................................3ＭＲＴ、高齢者や妊婦向け「優先車両」試験導入へ＝２０年.....................................................3バス専用道路を拡充へ＝２０年から...........................................................................................................................4チャンギ空港、ボディースキャナー１４台を稼働＝保安検査を迅速で効率的に............................................................5英ＨＳＢＣ、シンガポールの金融機関グループ責任者を東南アジア統括に指名...........................................................5トラックス、１億米ドル調達へ＝新興企業でグラブに次ぐ企業規模に..............................................................................5４月のチャンギ空港旅客数、前年比２．８％増の５５８万人......................................................................................................7モリソン豪首相、ソロモン諸島やシンガポール訪問へ＝中国の影響力に対応..............................................................7マレーシアのネット通販フェイブ、シンガポールなどの料理注文アプリ会社買収.........................................................7ＨＩＳと鳥取県、東南アジアの観光客誘致で協定＝ベトナムに加えシンガポールなどに対象拡大......................7インドネシア業界団体、スマトラ経済特区２カ所のゴム産業拠点化を提案＝シンガポールなどに近くメリット.......8〔アジア外為〕ウォン主導でほぼ全面高＝人民元上昇が支援（２７日）...............................................................................8〔東南アジア株式〕大半が上昇（２７日）............................................................................................................................................8《マレーシア》 9切削工具ＨＰＭＴ、６月１２日にメイン市場に上場＝ＩＰＯで４２３１万リンギ調達.......................................................9東海岸鉄道、トンネル工事開始＝中国事業者が担当.................................................................................................................9ＪＡＬとマレーシア航空が覚書＝共同事業の協議を本格化へ...............................................................................................9９月までに地デジ放送に移行へ＝通信マルチメディア委...........................................................................................................9《インドネシア》11上場石炭４社、炭鉱買収を計画..........................................................................................................................................................11首都空港、大祭期間は発着便数１３％増加＝運輸相...............................................................................................................11格安航空シティリンク、ジャカルタ－プノンペン線に就航＝２９日から.............................................................................11

【特派員リポート】　偽ニュース防止法が波紋　　グーグルなど反発、「ＩＴハブ」化に暗雲【早読み！週刊誌】　酔漢議員の暴言録　　　　　　　　　　　（５月２０日～２６日発売）ニューヨーク大麻でウェルネス！？

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28 May 2019

2S I N G A P O R EJIJI News Bulletin

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インドネシアの即席麺消費量、１８年は世界２位の１２５億食＝５年連続で減少.......................................................12《タイ》12日立金属、タイで自動車向けハーネス増産＝ベトナム工場でも.........................................................................................12ミスタードーナツの販促強化＝健康志向や競合増に対応－ＣＲＧ.....................................................................................12ＡＩ・ロボット開発ＡＲＶ、今年の売上高９６００万バーツ超...............................................................................................12今年の電子機器輸出、プラス成長に＝大手メーカーが多数受注－業界見通し..........................................................13《ベトナム》 13ベトナム、今後原油輸入国に＝国内産出減・需要増で－フィッチ予想............................................................................13３０年に通信・情報事業で世界１０傑入り＝ベトテル、ハイテク産業化へ新会社......................................................13国内勢が店舗増加、外資系は低調＝小売市場の競争激化...................................................................................................14ビングループ、仮想店舗を展開へ＝手軽に買い物－ハノイ・ホーチミン市で２０カ所.............................................14《ミャンマー・カンボジア・ラオス》 14ベトナム・ビナミルク、ラオスで「オーガニック牛乳」生産へ..............................................................................................14《インド・その他アジア》 15住商、バングラで経済特区を開発へ＝２１年度稼働・ＪＩＣＡ支援...................................................................................15《米中貿易摩擦》 15中国に貿易問題で譲歩促す＝制裁関税を強調－米大統領....................................................................................................15貿易摩擦「協議で解決」＝中国外務省...........................................................................................................................................15《中国・香港・台湾》 15シャープ戴氏、２１年度まで会長継続＝鴻海の経営執行に関与せず.............................................................................15デンソー、広州に新工場＝３２０億円投資へ－中国・広東...................................................................................................15《韓国・北朝鮮》 16日朝首脳会談、複数回も＝安倍首相...............................................................................................................................................16《オセアニア》 16豪東部クイーンズランド州、炭鉱開発承認期限は６月半ば...................................................................................................16豪リチウム大手キッドマン、複合企業ウェスファーマーズによる買収提案を受け入れ.............................................16エナジー・オーストラリア、ガス購入で合意＝日本企業参加のＬＮＧ輸入事業から...................................................17《ルノー・ＦＣＡ統合》 17ルノー、ＦＣＡとの統合検討＝日産・三菱含め世界販売首位に..........................................................................................17自動車業界、生き残りへ合従連衡＝ＥＶ・自動運転、大変革で........................................................................................17《Ｊａｐａｎ／ＷｏｒｌｄＴｏｄａｙ》 18貿易交渉「８月決着」＝トランプ氏表明、日本側は否定－日米首脳会談......................................................................18外資規制、ＩＴ分野も追加＝中国警戒、情報流出に歯止め－政府.................................................................................18親ＥＵで多数派維持＝投票率、２５年ぶり５割超－欧州議会選........................................................................................19《訃報》19太田四郎氏死去（元中部電力副社長）.............................................................................................................................................19高川修治氏死去（前ヤマタネ副社長）...............................................................................................................................................19鈴木正俊氏死去（元小田急電鉄取締役）........................................................................................................................................19《新聞各紙から》 23

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《シンガポール》

陸上交通庁、自転車道路１０００キロ敷設へ＝４０年までに　【シンガポール時事】シンガポールの陸上交通庁（ＬＴＡ）は２５日、今後２０年間の整備方針をまとめた「陸上交通マスタープラン２０４０（ＬＴＭＰ２０４０）」を発表し、国内の自転車道路ネットワークを１０００キロまで拡充させる方針を示した。　シンガポールチャンネルニューズアジア（電子版）によると、現在の総延長は４４０キロ超。２０１３年時点では、自転車道路を３０年までに７００キロに伸ばすことを目標としていたが、今回目標を引き上げた。　目標達成のため、カンポンブギス、テンガー、ウッドランズノースコーストなどの新たに開発地域では、道路の両側に自転車道路を設置する予定だ。　自転車道路網の拡張は「都心まで４５分、市街地まで２０分」を実現させる構想の一環。マスタープランでは、自宅から職場までの移動が４５分以内、郊外の公共施設までの移動が２０分以内になることを大目標に据え、都市鉄道ＭＲＴやバスなど各種の公共機関の整備計画を練った。　バスをめぐっては、速度の向上に取り組む。ＬＴＡは順次「トランジット優先回廊（ＴＰＣ）」を導入する。ＴＰＣは街中を移動するための専用バスレーンと自転車道路から成り、ベンクーレンストリートでは既に導入されている。今後、ロビンソンロード、ロヤン、テンガー、ジュロンレイク地区、ウッドランズノースコーストにも導入される可能性がある。　２６年完成予定の南北回廊は国内最長のＴＰＣとなり、バス乗客の移動時間を最大で１５分短縮する。そのほか、バス専用道路区間の設置やバス優先信号などの施策が南北回廊で検討されている。南北回廊は連続したバス車線と自転車用基幹ルートを備えたシンガポール初の統合型交通回廊となる見込みだ。

「シルバーゾーン」での制限時速、３０キロに引き下げ＝２０年実験　【シンガポール時事】シンガポール陸上交通庁（ＬＴＡ）は２５日発表した「陸上交通マスタープラン２０４０（ＬＴＭＰ２０４０）」で、安全対策強化のため、高齢者の多い地域の道路「シルバーゾーン」での制限時速を時速４０キロから３０キロに引き下げる実験を行う方針を示した。　マスタープランや２６日付のシンガポール紙ストレーツ・タイムズ（Ａ７面）によると、「シルバーゾーン」での試験は２０２０年中に一部地域で実施。効果が示されれば、他のシルバーゾーンにも拡大する。ＬＴＡは試験の実施場所を明らかにしていないが、今後情報を開示していく方針。　シルバーゾーンは高齢者の多い地域で道路の安全性を高めるため、１４年に導入された。シルバーゾーンでは、自動車の速度を抑えるため道幅を狭くし、高齢者が道路を渡る際に一時とどまれるよう、中央分離帯を広くするなど工夫されている。　全国に１６カ所のシルバーゾーンがあり、９カ所が整備段階にある。２３年までに５０カ所に増やす計画。　専門家は制限速度を引き下げることで事故の件数を減らし、事故が生じた場合でもけがや死亡の可能性を低くすることにつながると指摘したという。ＬＴＡによると、シルバーゾーンでは高齢歩行者が絡む事故の件数が７５％減少した。

ＭＲＴ、高齢者や妊婦向け「優先車両」試験導入へ＝２０年　【シンガポール時事】シンガポール陸上交通庁（ＬＴＡ）は２５日、国内５本の都市鉄道ＭＲＴ路線のうち一路線で２０２０年、高齢者や車いす利用者らが乗りやすい「優先車両」を試験導入すると発表した。導入対象となる路線は明らかにしていない。２６日付のシンガポール紙ストレーツ・タイムズ（Ａ６面）が伝えた。

28 May 2019




　優先車両は高齢者や妊婦、車椅子利用者に向けて設置されるが、一般の乗客も利用できる。　こうした方針は、今後２０年間の整備方針をまとめた「陸上交通マスタープラン２０４０（ＬＴＭＰ２０４０）」に盛り込まれた。座席を必要とする乗客が意思表示できるマークを作成し、全てのＭＲＴ・軽便鉄道ＬＲＴ駅で配布する方針も示した。　また、１９年末までに全てのＭＲＴ駅で高齢者、妊婦、車椅子利用者、ベビーカー利用者のための優先乗車列を設ける。２１年までに全てのバスインターチェンジや統合交通拠点でも導入される。加えて、２０年末までに全てのバスが車椅子での乗車が可能になるほか、ベビーカーの固定器具が設置される。　ＬＴＡは、歩道橋にエレベーターを設置するなど、他の政府機関と共同で公共インフラのバリアフリー化も進める。１３年以降、既に歩道橋４７基にエレベーターが設置された。２２年までに２９基でエレベーターが追加される。

バス専用道路を拡充へ＝２０年から　【シンガポール時事】シンガポール陸上交通庁（ＬＴＡ）は２５日、今後２０年間の整備方針をまとめた「陸上交通マスタープラン２０４０（ＬＴＭＰ２０４０）」で、バス速度向上に向けて、２０２０年から公共バス専用の道路を順次拡充していく方針を示した。　２６日付のシンガポール紙ストレーツ・タイムズ（Ａ６面）やＬＴＡの発表によると、ロビンソンロード、ロヤン、ウッドランズノースコースト、テンガー、ジュロンレイク地区などの既存および建設予定の道路で、信号のある交差点でバスを優先的に通行させたり、バス専用車線を設置したりできるかを検討しているという。　またバスの運行速度を上げるため、車両や歩行者の有無を感知するスマート信号コントロールシステムの導入に取り組む。信号のタイミングを最適化するためナビゲーション衛星システムからのデータや人工知能（ＡＩ）に基づいた予測分析の活用も行う。　２６年に完成予定のウッドランズと都心部を結ぶ２１．５キロの南北回廊はバス専用車線を備えた最長の回廊となる。ＬＴＡによると、これによりバスの乗客は移動時間を最大１５分短縮できるという。

【ニューヨークだより】大麻でウェルネス！？◆嗜好用大麻の合法化が各州で進む米国で、麻を原料としたカンナビジオール（ＣＢＤ）の健康効果に着目した製品が存在感を増してきた。麻か

ら抽出されるＣＢＤには、いわゆる「気分がハイになる」成分はほとんど含まれず、むしろ身体の痛みや炎症を抑えたり、抗酸化作用や精神不安を和らげてリラックスさせたりといった穏やかな効能があるという。◆主な取り扱いは健康食品などの販売店で、サプリメントからペットフードまで多種多様なＣＢＤ製品が並ぶ。大手出版社がこのほど開催したイベントでは、ＣＢＤ入りのカクテルとコーヒーが振る舞われ、筆者も試飲してみた。特に変わった味はしなかったが、メーカーの担当者は「少量を日常的に摂取することで着実に体は変わる」とアピールした。◆美容業界でもブームが起こりつつあり、肌や髪をつややかに保ちたい消費者に化粧品やシャンプーを提供。米金融機関のアナリストは、この市場規模が今後１０年間で２５０億ドル（約２兆８０００億円）に拡大すると試算している。自身の体質や体調不良としっかり向き合い、日々の暮らしを向上させたい－。そんな「ウェルネス」への意識の高い人々の間で、今後ますます注目を集めそうだ。（ニューヨーク時事）

28 May 2019




チャンギ空港、ボディースキャナー１４台を稼働＝保安検査を迅速で効率的に　【シンガポール時事】シンガポールのチャンギ空港は、警備強化の一環として、保安検査の精度を向上させ、検査時間を短縮できる安全検査機器「ボディースキャナー」を１４台導入し、稼働している。シンガポール紙ストレーツ・タイムズ（電子版）が２７日伝えた。　ボディースキャナーを利用すると、服などで隠れている危険物を数秒で検出可能。金属探知機では対応できなかった非金属の爆発物なども検知できる。専門家は、利用客が多いチャンギ空港では、保安検査の迅速化につながると指摘している。スキャンによる健康上のリスクはないとされている。　ボディースキャナーは、ターミナル４が開業した２０１７年に初めて導入された。また、ターミナル４には、コンピューター断層撮影（ＣＴ）技術を活用したＸ線の手荷物検査機が１０台導入されている。これを利用すると、パソコンなどをかばんから取り出す必要がないため、検査時間を短縮できる。　日本でも、２０年の東京五輪・パラリンピックに向けて保安検査を強化するため、成田空港や羽田空港でボディースキャナーが導入されている。

英ＨＳＢＣ、シンガポールの金融機関グループ責任者を東南アジア統括に指名　【シンガポール時事】英金融大手ＨＳＢＣは２７日、シンガポール部門で金融機関グループ（ＦＩＧ）責任者を務めたカナカンジャン・レイ氏を、新設する東南アジア統括ＦＩＧ責任者に指名したと発表した。　ＦＩＧは、銀行や保険、証券取引所、ブローカーなどが対象。レイ氏は今後、シンガポールを引き続き拠点としながら、インドネシアやマレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムなどの金融機関向け事業を一括して指揮する。　ＨＳＢＣは今後３年間に、シンガポール部門の人員を１０％以上増強する。シンガポールでの拠点機能を強化しながら、東南アジア事業の拡充に取り組む。　シンガポール経済紙ビジネス・タイムズ（電子版）によると、ＨＳＢＣはシンガポールが英国の植民地だった１８７７年から当地で事業を展開してきた。

トラックス、１億米ドル調達へ＝新興企業でグラブに次ぐ企業規模に　【シンガポール時事】小売業向けの分析ソリューションなどを手掛けるシンガポールの新興企業トラックスのジョエル・バーエル最高経営責任者（ＣＥＯ）は２７日、新たな資金調達ラウンドで１億米ドルを調達すると発表した。資金調達前の企業価値は約１１億ドル。今回の調達で国内の新興企業としては配車サービス大手グラブに次ぐ企業規模となる見通し。ブルームバーグ通信が伝えた。　バーエルＣＥＯは、調達する資金を使って中国の同業レンズテックを買収し、欧米企業の買収も計画していると述べた。　バーエルＣＥＯはまた、今後１８～２４カ月の間に新規株式公開（ＩＰＯ）を計画していると説明。米ナスダックか米ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）への上場を計画していたが、現在は米国の取引所とシンガポール取引所（ＳＧＸ）に同時上場する案も検討しているという。　トラックスは昨年、中国のプライベートエクイティファンドである博裕資本が主導し、シンガポールの政府投資公社（ＧＩＣ）などが参加した資金調達ラウンドで１億２５００万ドルを調達した。

28 May 2019




偽ニュース防止法が波紋　グーグルなど反発、「ＩＴハブ」化に暗雲

　シンガポール支局　新井佳文

　シンガポール政府が「フェイク（偽）ニュース防止法」の導入を決めたことが、波紋を広げている。偽ニュースと判断する基準は曖昧で、言論統制につながる恐れがあるため、人権団体のみならず、米グーグルなどＩＴ大手も反発。政府が進めてきたシンガポールをアジアの「ＩＴハブ（拠点）」にする構想にも障害となる恐れがある。

　◇閣僚が虚偽と判断すれば削除要請　シンガポール議会で５月８日、オンラインで流布された偽ニュースを取り締まる法案が可決された。「虚偽で国益に反する」情報を書き込んだ個人や掲載したメディアは削除を命じられる。企業には最大で１００万シンガポールドル（約８０００万円）の罰金が、個人には罰金１０万ドルか禁錮１０年が科される。問題は、偽ニュースと判断するのは閣僚で、その基準が不明瞭なことだ。　インターネット交流サイト（ＳＮＳ）やニュースサイトばかりか、アプリでやりとりされる個人間のメッセージも対象。オンライン上で交換される個人的な情報も政府に「検閲」される状態になる。個人のプライバシー保護は後回しだ。　地元メディアによると、Ｋ・シャンムガム内相兼法相は、偽ニュースが拡散すれば政府への信頼が揺らぎ、民主主義の根幹が脅かされると力説。リー・シェンロン首相も「言論の自由を制限する法律ではない」と訴えた。　野党は「独裁的な政府が絶対権力を保持するための手段だ」と反対。しかし、議会は、与党・人民行動党（ＰＡＰ）による事実上の一党独裁体制にあるため、法案は圧倒的多数で難なく成立した。　国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは声明を出し、シンガポール政府は批判的な意見を取り締まってきた前歴があるだけに、国民は新法を「言論統制が狙い」と自然に受け止めるだろうと指摘した。国民は政府と異なる考えをオンライン上にも書き込めなくなる可能性がある。

　◇グーグル「技術革新阻害する」　シンガポールが必死に誘致してきたＩＴ大手からも懸念する声が上がっている。ロイター通信によると、グーグルは新法について、「デジタル分野の技術革新と成長を損なわせるのではないかと危惧している」と警戒感を示した。　金融や交通のハブであるシンガポールは、次の成長の原動力として、ＩＴ立国に向け、ＩＴ企業を誘致し、ＩＴハブ化を進めてきた。戦略は奏功し、世界のＩＴ大手１００社のうち８０社前後がシンガポールへ進出。グーグルやフェイスブックなどはアジア太平洋の統括本部もシンガポールに置いている。　しかし、ＩＴハブ化は進むが、有能なＩＴ技術者が少なく、本格的なＩＴベンチャーは育っておらず、政府が目指す「アジアのシリコンバレー」にはほど遠いのが実情だ。加えて、偽ニュース防止法の制定で、シンガポール政府の強硬な管理体質が露呈。建国以来、言論の自由を重視する米国のＩＴ企業が違和感を覚えれば、シンガポールを地域拠点とする戦略を見直す契機になるリスクがある。

28 May 2019




４月のチャンギ空港旅客数、前年比２．８％増の５５８万人　【シンガポール時事】シンガポールのチャンギ空港グループ（ＣＡＧ）がこのほど発表した４月の同空港の旅客数（乗降客と乗り継ぎ客の合計）は、前年同月比２．８％増の５５８万人だった。航空機の発着回数は１．７％減の３万１５００回、貨物取扱量は１２．８％減の１５万６０００トンだった。　大半の地域と路線で伸びたが、南アジア路線の旅客は減少した。オーストラリア路線は８％増となった。５月１日現在、１００社以上の航空会社が約１００カ国・地域の約４００都市と同空港を結ぶ路線に就航。定期便は週７４００便以上。平均８０秒に１回のペースで離着陸がある計算。

モリソン豪首相、ソロモン諸島やシンガポール訪問へ＝中国の影響力に対応　【シドニー時事】オーストラリアのモリソン首相は２７日、来月２～７日の日程で太平洋に浮かぶソロモン諸島や英国、シンガポールの３カ国を訪問すると発表した。外遊最初の訪問地となるソロモン諸島は、太平洋諸国への影響力を高める中国に対抗する狙いがあるとみられる。　ソロモン諸島には、「大臣級」に格上げされた国際開発・太平洋担当に今月２９日に就任するホーク氏を伴って訪問。ソガバレ首相と６月２日に会談する見通し。モリソン首相は「太平洋は戦略的な展望の中心だ」と指摘した。　総選挙を制したモリソン首相は、太平洋地域を戦略上の最優先課題に設定。安倍晋三首相らとの電話会談を通じて、インド太平洋地域への関与強化も強調している。　太平洋諸国には中国が援助を通じて影響力を強化。「一つの中国」を掲げて台湾と国交を持つ太平洋諸国に圧力をかけている。ソロモン諸島にとって中国が最大の貿易相手国だが、ナウルやキリバス、パラオ、マーシャル諸島、ツバルの太平洋諸国と同様に台湾と国交を結んでいる。　豪メディアによると、太平洋担当の米国務省高官は先週豪州を訪問し、米国のインド太平洋戦略を説明した。この中で、中国が太平洋諸国に台湾との国交の見直しを迫る中国のやり方について、地域の安定にとって脅威との認識を示している。　英国には第２次世界大戦の転換点「ノルマンディー上陸作戦」から７５年となるのを祝うために訪問する。

マレーシアのネット通販フェイブ、シンガポールなどの料理注文アプリ会社買収　２５日付のマレーシア紙ニュー・ストレーツ・タイムズ（２１面）によると、マレーシアのＥコマースサイト運営会社フェイブは、シンガポールとマレーシアの料理注文などのアプリケーションを運営するカットＱとフードタイムの２社を買収したと発表した。　カットＱはシンガポールに本拠を持つ企業で、アプリケーションやウェブサイトで注文し、並ばずに料理を直接店舗で受け取れるサービスを提供。フードタイムはマレーシアで料理の配達注文を携帯電話などで行うアプリを運営している。　フェイブは両社の買収に向けてセコイア・キャピタルやベンチュラ・キャピタル、ＳＩＧアジア・インベストメントから、総額８４００万リンギの資金を調達をした。　フェイブは両社の買収により、東南アジアで飲食店や利用者にワンストップソリューションを提供するプラットフォームを運営する会社としての地位を確立し、事業の成長を目指す。　１９年１～３月のフェイブペイの取引件数は６００万件、アプリのダウンロード数は４００万回だった。（時事）

ＨＩＳと鳥取県、東南アジアの観光客誘致で協定＝ベトナムに加えシンガポールなどに対象拡大　【ハノイ時事】旅行大手のエイチ・アイ・エス（ＨＩＳ）と鳥取県は、東南アジアからの訪日客誘致を目的とした観光推進の協定を結んだ。これまで両者は、ベトナム人客を呼び込むために、ベトナムと鳥取を結ぶチャーター便の運航や、同国の旅行会社向けのツアー説明会などを行ってきたが、対象を他の国にも広げて一段の観光振興を図る。　各国で県の魅力を伝える活動を展開する予定で、チャーター便の運航や観光ツアーの企画なども行う。観光客受け入れのための環境整備にも取り組む。　ＨＩＳによれば、鳥取県にとって外国人客誘致を目指す協定は初めて。　対象国はベトナム、シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、インドネシア、カンボジア、ラオス、ミャンマーの東南アジア各国のほか、インドとバングラデシュ。

28 May 2019




インドネシア業界団体、スマトラ経済特区２カ所のゴム産業拠点化を提案＝シンガポールなどに近くメリット　２７日付のビスニス・インドネシア紙（３面）によると、インドネシア・ゴム評議会（Ｄｅｋａｒｉｎｄｏ）のアジズ・パネ会長は２６日、スマトラ島内のセイマンケイ（北スマトラ州シマルングン県）、タンジュンアピアピ（南スマトラ州バニュアシン県）の２カ所の経済特区（ＫＥＫ）について、ゴム産業の拠点とするよう政府に提案する方針を明らかにした。　アジズ会長は、２カ所は天然ゴムの主要産地であるスマトラ島にある上、シンガポールなど近隣国にも近く、輸出が容易だと説明。このため、２カ所を子供用玩具やゴム手袋、タイヤなどゴム製品の製造拠点とするのが望ましいとの考えを示した。　同会長によると、この構想は、天然ゴム主要生産国のタイ、インドネシア、マレーシア３カ国で構成する国際天然ゴム協議会（ＩＴＲＣ）が２３～２４日にマレーシアで行った会合でも提案した。ＩＴＲＣは各国にゴム製品の生産拠点となる「ラバー・シティー」の設置を目指しており、２カ所はタイのソンクラー県、マレーシアのクダ州とともにラバー・シティーの候補地となった。（ジャカルタ＝時事）

〔アジア外為〕ウォン主導でほぼ全面高＝人民元上昇が支援（２７日）　２７日のアジア新興国通貨は総じて上昇。ドルが軟調なことに加え、中国当局者の発言を受けて人民元が上昇したことが支援している。　弱い米耐久財受注を受けて前週末に２年ぶり高値から下落したドルは、週明けも小幅下落している。　一方、人民元は、中国銀行保険監督管理委員会（銀保監会）報道官が人民元の継続的な下落は予想していないと述べ、空売り筋に警告を発したことを受けて上昇している。　複数の情報筋によると、中国人民銀行（中央銀行）は為替介入と金融政策のツールを利用して、元の対ドル相場が当面の主要水準である１ドル＝７元を超える元安になるのを阻止する方針とされる。　みずほ銀行の為替ストラテジスト、チャン・ウェイ・リャン氏は「米耐久財受注統計の悪化はドルのネガティブ材料となり、アジア通貨は支援されている」と述べたうえで、中国当局は人民元安が続くことを望んでおらず、当局者によって人民元の安定が確保されれば、アジア通貨はさらに上昇するとの見方を示した。　韓国ウォンが上げを主導。対ドルで一時０．５％上昇し２週間ぶり高値を付けた。韓国当局も前週、ウォンが２年半ぶり安値を付けると無秩序な市場の動きに警告を発している。　インド・ルピーは引き続きモディ首相の与党の総選挙勝利を好感し続伸。０．２％上昇し約３週間ぶり高値を付けた。　台湾ドルとタイ・バーツは０．３％上昇。インドネシア・ルピアとマレーシア・リンギも小幅上昇している。　ただフィリピン・ペソは下落。０．３％安の１ドル＝５２．２２０ペソを付けた。　０５１１ＧＭＴ（日本時間午後２時１１分）現在のアジア新興国通貨の対米ドル相場は表の通り。（ロイター時事）

〔東南アジア株式〕大半が上昇（２７日）　２７日の東南アジア株式市場の株価は大半が上昇した。ジャカルタ市場は政治不安が和らぐ中で２週間ぶりの高値を付けた。ただ投資家らは引き続き、米中関税合戦の展開に注目した。　祝日のためニューヨーク市場から方向性は出ず、域内６市場の出来高は過去３０日の平均を下回った。投資家らは貿易に関する新たな発言待ちだった。　トランプ米大統領は４日間の日程で日本に滞在中。安倍晋三首相に対して、貿易不均衡の是正を求めた。　ＩＮＧは「トランプ氏が極東にいる中、ディーラーは貿易戦争に関する手掛かりを待った」と指摘した。　ジャカルタ市場の総合株価指数は３営業日続伸、０．６９％高の６０９８．９７４で引けた。セントラル・アジア銀行（ＢＣＡ）が１．３％高と、総合株価指数を特に押し上げた。　インドネシアでは先週、首都ジャカルタで大統領選の結果に対する抗議デモが一部暴徒化して治安部隊と衝突した。その後政府は一時的に国内でのソーシャルメディアの利用を制限していたが、２５日に解除した。

円１０９．４６０シンガポール・ドル１．３７３台湾ドル３１．４２９韓国ウォン１１８４．０００タイ・バーツ３１．７８０フィリピン・ペソ５２．２１０インドネシア・ルピア１４３８０．０００インド・ルピー６９．５００マレーシア・リンギ４．１８５人民元６．８９３

28 May 2019




　バンコク市場のＳＥＴ指数は０．６６％高の１６２４．８４で終了。エネルギー株が株価全般の上昇の大半を占め、主要銘柄の国営タイ石油会社（ＰＴＴ）は１．１％高。　マニラ市場の主要株価指数ＰＳＥｉは、通信大手ＰＬＤＴの大幅下落（５％安）に引っ張られ、０．２９％安の７７２５．０１で引けた。　シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数（ＳＴＩ）は、一時０．４％安まで下落した後で持ち直し、ほぼ横ばい（０．０３％高）の３１７０．７７で終えた。しかし依然として２カ月ぶり安値近辺で推移している。　クアラルンプール市場の総合株価指数ＫＬＣＩは０．１９％高の１６０１．３５、ホーチミン市場のＶＮ指数は０．５３％高の９７５．１４でそれぞれ取引を終えた。（ロイター時事）

《マレーシア》

切削工具ＨＰＭＴ、６月１２日にメイン市場に上場＝ＩＰＯで４２３１万リンギ調達　２５日付のマレーシア紙スター（経済５面）によると、精密切削工具の生産・販売を手掛けるＨＰＭＴホールディングスは、マレーシア証券取引所メイン市場に６月１２日に上場する見通しだ。今年に入ってからメイン市場に上場するのは養鶏業者レオン・ハップ・インターナショナルに次いでＨＰＭＴが２社目になる。　ＨＰＭＴは新規株式公開（ＩＰＯ）で４２３１万リンギを調達する計画。このうち３４００万リンギを機械・設備の購入に充て、月間生産能力を２０１８年末時点の１４万８２００個から２１年末時点までに２１万２６００個に引き上げる考え。　ＨＰＭＴのクー・イーハー会長は、「われわれの既存製品には大いに成長の余地がある。今後、マレーシアと中国、ドイツの市場拡大に力を入れる」と話した。また、同社の競争相手は主に欧州と日本の事業者だと述べ「ＨＰＭＴの強みは品質と価格だ」と語った。（時事）

東海岸鉄道、トンネル工事開始＝中国事業者が担当　２７日付マレーシア紙スター（経済２面）によると、マレーシアの「東海岸鉄道線」（ＥＣＲＬ）のトレンガヌ州ドゥングンとパハン州メンタカブの区間で、トンネル工事が始まった。中国の事業者が工事を担当する。情報筋が明らかにした。　ＥＣＲＬの土木工事のうち４０％は、数カ月以内に国内の事業者に割り当てられる予定。ただ情報筋によると、トンネル工事は、現地業者に割り当てられる工事から除外されており、設計と建設を請け負っている中国交通建設（ＣＣＣＣ）か、他の中国企業によって行われることになっているという。　ＥＣＲＬをめぐっては４月、事業費を大幅に削減した上で建設を継続することで中国側と合意。事業費は当初案より３割以上減の４４０億リンギ（約１兆２０００億円）となった。コスト削減のため、当初予定していたトンネルの多いルートは変更された。（時事）

ＪＡＬとマレーシア航空が覚書＝共同事業の協議を本格化へ　【クアラルンプール時事】日本航空（ＪＡＬ）は２７日、マレーシア航空との共同事業実施に向けた覚書を締結したと発表した。２０２０年までの開始を目指す。　　両社は１２年に日本とマレーシア間で共同運航を開始。現在、成田～クアラルンプール（ＫＬ）間でＪＡＬが週７便、マレーシア航空が週１２便を運航している。また、マレーシア航空は関西国際空港～ＫＬ間で週７便、成田～コタキナバル間で週２便を運航している。　両社はさらなる提携拡大に向け、今年４月に両国の規制当局に独占禁止法の適用除外を申請した。認可が下り次第、運賃の調整や運航スケジュールの効率化、営業活動などの共同実施に向けた具体的な協議に入ることになっている。貨物やその他関連事業を含めた協力関係の構築を検討しているという。

９月までに地デジ放送に移行へ＝通信マルチメディア委　２７日付のマレーシア経済紙マレーシアン・リザーブ（２面）によると、マレーシア通信マルチメディア委員会（ＭＣＭＣ）のジェラルド・リム最高デジタル責任者（ＣＤＯ）は２４日、９月までに地上波アナログ放送からデジタル放送に移行する見込みだと明らかにした。段階的にアナログ放送を廃止していくという。

28 May 2019




　同ＣＤＯは、地上波デジタル放送サービス「マイフリービュー」を手掛けるＭＹＴＶブロードキャスティングがこれまでに地方部の低所得層に計約２００万台のデコーダーを無料提供したと説明。「地デジ放送は都心部と地方部のデジタル格差を縮小する助けになるだろう」と述べた。　マイフリービューは、デコーダーを設置するか、デコーダー内蔵型のインテグレーテッド・デジタルＴＶ（ＩＤＴＶ）を利用することで視聴できる。ＭＹＴＶの調査によれば、ＩＤＴＶの利用者数は約３００万人だが、このうち３０％のみがマイフリービューを視聴しているという。　マイフリービューでは現在、テレビ１５チャンネルとラジオ６チャンネルが視聴できる。チャンネル数は今後増える見込みだ。（時事）

　酔漢議員の暴言録（５月２０～２６日発売）

　北方領土のビザなし訪問団に同行し、国後島を訪れた丸山穂高衆院議員（３５）が、元島民の団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成か反対か」「戦争しないとどうしようもなくないですか」などと詰め寄り、大きな騒動になっている。　しかし、暴言はこれだけではなかったようだ。「週刊文春」が団員に取材し、言動の一部始終を明らかにしている。　問題は５月１１日の夜、国後島の「日本人とロシア人の友好の家」（通称・ムネオハウス）で起きた。食堂で団員が酒を酌み交わしていると、ロシア人の島民宅を訪問し、酒を飲んだ丸山氏が帰宅。食堂に入ってくると、性器などの呼称を連呼し、「俺は女の胸をもみたいんだ～！」と絶叫。さらに酒をあおりながら奇声を発し、グラスをテーブルに何度もたたきつけた。団長に「戦争発言」をするのはこの後だ。　だが、これでは終わらなかった。「俺は女を買いたいんだ！」と叫び、政府関係者の制止を振り切って外出しようとした。また、なだめる事務局スタッフに対し、「議員だから不逮捕特権があるんだ！」と言い放ったという。　もしこのとき、丸山氏が外出していたらどうなっていたのか。元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は、酔っぱらったまま敷地外に出れば、ロシア警察に保護され、外交問題に発展していたと語る。なぜなら、日本政府はロシアの管轄権を認められず、釈放を要求するしかないからだ。北方領土交渉に影響を及ぼす可能性さえあったというのだから、酔漢のざれ言では済まされないだろう。　それにしても、酒が入ったときの丸山氏の醜態は尋常ではない。しかし、この酒癖の悪さは、今に始まったことではないらしい。「週刊新潮」によると、丸山氏は３年前、飲酒後に複数の男性とトラブルになり、相手の手にかみついた。また「週刊現代」によれば、５年前、合コン（合同コンパ）で女性の胸をわしづかみにし、相手に平手打ちされた。しかも、この女性にワインをかけ、殴りかかろうとして周囲の男性に止められ、最後は失神したという。問題行動の片りんは以前からあったのだ。　では、丸山氏のこうした振る舞いはどこから来たのか。新潮では精神科医の片田珠美氏が「丸山議員は明らかにアルコール依存症だと思われる」と指摘。さらに「自身を過大評価するあまり高い理想にたどり着けず、酒に逃げることを繰り返した結果ではないか」と分析し、専門機関での治療を勧めている。　一方、今回の丸山氏の暴言について、専門家とは違った見方を示すのはお笑いタレントのビートたけしさんである。「週刊ポスト」の連載エッセーで丸山氏が東大から経済産業省に入ったエリートであることに着目。セクハラ発言で財務次官を辞任した福田淳一氏も東大卒だったことを踏まえ、「『大学に入るための学校教育』がいかに意味ないかってことがよく分かる」と主張。「政治家も芸人も、人前に出て喋（しゃべ）る仕事ってのは『場』と『自分の立ち位置』が読めなきゃダメ」と断言する。頻発するエリートの不祥事と高校教育の在り方を示唆していて、卓見だと思う。（フリーライター・花崎真也）

28 May 2019




《インドネシア》

上場石炭４社、炭鉱買収を計画　２７日付のビスニス・インドネシア紙（１面）によると、インドネシア証券取引所に上場している石炭会社４社が炭鉱買収を計画している。４社はハルム・エナジー、ゴールデン・イーグル・エナジー、トバ・バラ・スジャテラ、国営ブキット・アサム。　ハルム・エナジーのレイ・アントニオ・グナラ社長が先週述べたところによると、同社は生産能力拡大の一環として、生産段階にある炭鉱買収を計画。買収対象は同社の保有炭鉱近くで、少なくとも同社と同水準以上の品位の石炭生産が可能な炭鉱とする。このほか発電事業への新規参入も計画している。　同社は現在、東カリマンタン州で子会社５社を通じて炭鉱を保有しており、３月末時点では石炭の資源量が４億８７００万トン、可採埋蔵量が６４００万トンとなっている。　ゴールデン・イーグル・エナジーのロザ・プルナマ・プトラ社長によると、同社はカリマンタン島内２カ所とスマトラ島内１カ所の炭鉱買収を検討中。同社は現在、東カリマンタン州サマリンダ市のインターナショナル・プリマ・コール（ＩＰＣ）、南スマトラ州ムシラワス県のトリアルヤニの子会社２社を通じ炭鉱を運営しており、２０１８年の販売量はＩＰＣが前年比８％増の９２万２０００トン、トリアルヤニが同２４０％増の４８万トンだった。　トバ・バラ・スジャテラのパンドゥ・シャフリル取締役によると、同社は今年、炭鉱買収に６５００万～７０００万ドルの資金を準備している。ただし、炭鉱買収ではなく発電事業の拡大に切り替える可能性もある。同社は東カリマンタン州で炭鉱３カ所を保有するほか、スラウェシ島北部で発電所２カ所の建設も進めている。　ブキット・アサムのアルフィヤン・アリフィン社長によると、同社は現在の生産拠点であるスマトラ島以外で新たな炭鉱買収を検討しており、外国の炭鉱を買収する可能性もある。同社の今年第１四半期（１～３月）の生産量は前年同期比８％増の５７０万トンだった。

　◇需要は引き続き旺盛　地元ロイヤル・インベスティウム証券（ＲＩＳ）のジャンソン・ナスリアル上級副社長は、４社の炭鉱買収計画について「現在は石炭価格が下がっているため、石炭会社買収には適した時期だ」と評価。一方で、石炭の需要はそれほど減少しておらず、特に日本や韓国、台湾などのアジア地域では今後１０～１５年の間、引き続き旺盛な需要が見込めるとも予測した。　インドネシアのエネルギー・鉱物資源省が毎月発表している石炭標準価格（ＨＢＡ）は今年５月時点でトン当たり８１．８６ドル（前月比６．９９ドル安）となり、前月比では９カ月連続で低下している。（ジャカルタ＝時事）

首都空港、大祭期間は発着便数１３％増加＝運輸相　２７日付のインドネシア紙インベスター・デーリー（６面）によると、ブディ・カルヤ・スマディ運輸相は２６日、６月上旬のイスラム断食明け大祭に伴う長期休暇期間（５月２６日～６月１６日）に、首都ジャカルタ郊外のスカルノハッタ空港の１日当たりの航空便発着回数が通常より１３％多い１４７０回に拡大することを明らかにした。　運輸省は先に、２０１９年の大祭期間の航空旅客数が前年同期比３．１７％増加するとの見通しを示した。また、同期間中は各航空会社の増便１６９９便を許可。内訳は、国内線が１６５３便、国際線が４６便で、昨年と比べて３０．７％増えた。（ジャカルタ＝時事）

格安航空シティリンク、ジャカルタ－プノンペン線に就航＝２９日から　【ジャカルタ＝時事】インドネシア国営ガルーダ航空傘下の格安航空会社（ＬＣＣ）シティリンクは、２９日からジャカルタ－カンボジア・プノンペン線に就航する計画を発表した。直行便で週３往復し、機材はエアバスＡ３２０型（１８０席）を使用する。国営アンタラ通信が２６日報じた。　今回の就航はシティリンクの事業開発戦略の一環で、２０１９年に外国人観光客を２０００万人とする政府目標を後押しする狙いもある。　観光省のデータによると、１８年にインドネシアを訪れたカンボジア人観光客数は８０００人以上。一方、カンボジアを訪問したインドネシア人観光客数は５万５０００人を超えた。

28 May 2019




インドネシアの即席麺消費量、１８年は世界２位の１２５億食＝５年連続で減少　２７日付のインドネシア紙インベスター・デーリー（８面）によると、日本に拠点を置く世界ラーメン協会（ＷＩＮＡ）がこのほど発表したデータで、インドネシアの即席麺の国内消費量が２０１８年は世界２位の１２５億４０００万食となった。消費量は５年連続で減少した。　インドネシアの即席麺消費量は１３年にピークの１４９億食を記録して以降、１４年は１３４億３０００万食、１５年は１３２億食、１６年は１３０億１０００万食、１７年は１２６億２０００万食と減少が続いていた。　インドネシア飲食品業者連合（Ｇａｐｍｍｉ）のラフマット・ヒダヤット副会長は、国内の即席麺消費量の減少は、食品の選択バリエーションが増えたことや、国民の健康に対する意識が高まっていることが背景にあると説明した。　ラフマット副会長は一方で、即席麺は食べ過ぎなければ健康面には害を与えないと強調。国内の即席麺生産業者が売り上げを増やすには、新製品の開発からパッケージのデザインまで工夫を行っていく必要があると述べた。（ジャカルタ＝時事）

《タイ》

日立金属、タイで自動車向けハーネス増産＝ベトナム工場でも　【バンコク時事】日立金属は２７日、自動車向け電動パーキングブレーキ（ＥＰＢ）用ハーネスの需要増に対応するため、タイとベトナムの工場を増強すると発表した。増強工事は２０２０年９月末までに完成する予定。投資額と増産量は未公表。　日立金属タイランドは中部アユタヤ県でＥＰＢ用ハーネスを増産するほか、日立ケーブル・ベトナムが同国北部ハイズオン省でハーネス用ケーブルの生産を開始する。ベトナムでのケーブル生産により、タイで生産するハーネスの安定供給が図れる。　ＥＰＢはスイッチ操作で電気的にタイヤを固定させるもので、従来の機械的な制動システムに比べ、運転席回りのスペースを有効利用できる。このため現在の車載率は約１５％だが、ハイブリッド車（ＨＶ）や電気自動車（ＥＶ）などを中心に今後の需要拡大が期待されている。　日立金属は、自動車電装部品の売上高を２０２５年度に１８年度比７割増を目指している。

ミスタードーナツの販促強化＝健康志向や競合増に対応－ＣＲＧ　２７日付のタイ紙ターンセタキ（３０面）によると、タイ小売り大手セントラル百貨店グループ傘下の外食事業会社セントラル・レストラン・グループ（ＣＲＧ）は２４日、ドーナツ店「ミスタードーナツ」の販売促進活動を強化する方針を発表した。　同社のナット社長によると、ミスタードーナツは他のドーナツ店のほか、市場拡大中で新規参入も増えているベーカリーショップとも競合している。最近はタイ人の健康志向化が進んだことで、ドーナツ店にもベーカリー店に対抗できる新たなイメージ戦略や事業形態が必要とされているという。　ＣＲＧは現在、ミスタードーナツの来客促進に向けて各種ドーナツを１０バーツで買えるキャンペーンを展開中。最近は糖分を控えめに抑えたドーナツの新商品「ポン・デ・リング・ライト」も発売した。同社長は「今後も消費者の需要を捉えた新商品を４５～６０日ごとに発売し、売り上げの拡大を目指す方針だ」としている。　ＣＲＧはまた、料理の宅配サービスを手掛けるオンライン事業者との連携を強化する方針。昨年のミスタードーナツの宅配事業の売上高は全体の売上高の５％程度だったが、年内には売上高に占める宅配事業の比率を７～８％まで高める。今年は宅配事業の売上高で７億バーツ以上を目指す方針だ。（時事）

ＡＩ・ロボット開発ＡＲＶ、今年の売上高９６００万バーツ超　２７日付のタイ紙クルンテープトラキ（７面）によると、人工知能（ＡＩ）とロボット技術の開発会社ＡＩ＆ロボティクス・ベンチャーズ（ＡＲＶ）は２４日、２０１９年の売上高が９６００万～１億６０００万バーツになるとの見通しを発表した。同社は、資源開発会社ＰＴＴエクスプロレーション・アンド・プロダクション（ＰＴＴＥＰ）が今年設立した。

28 May 2019




　今年は売り上げ全体の８割以上が親会社のＰＴＴＥＰ向けの販売となる見通しで、石油開発のために使用する設備のメンテナス用ロボットが大半を占める見込み。　同社は１９年末には船舶の補助なしで海底パイプラインの老朽化など状態を点検できるロボットを商用化する。また２０年中ごろには、ノルウェーの企業と共同開発する海底パイプラインの修理ロボットを実用化する予定。　この修理ロボットは遠隔操作が可能。ＡＲＶのゼネラルマネージャーであるタナー氏は「実用化すれば、海底パイプラインの修理に必要な費用を従来の半分に抑えることができる。また修理業務を担うスタッフの安全性も確保できる」としている。　発表によると、同社が現在開発を進めているロボットの多くは２０年に商業化を予定。ロボットを販売するかロボットのレンタル事業とするかは現在、検討を進めている最中だという。（時事）

今年の電子機器輸出、プラス成長に＝大手メーカーが多数受注－業界見通し　２７日付のタイ紙ターンセタキ（１３面）によると、電子・コンピューター産業協会のサムパン会長は、タイの２０１９年の電子機器の輸出額が前年比でプラス成長を達成できるとの見通しを明らかにした。　１９年１～４月の電子機器輸出実績は前年同期比１１％減の３４７０億バーツで、このうち米国向けが１１％、中国向けが２１％それぞれ落ち込んだ。同会長は、上半期（１～６月）でマイナスになるが、下半期（７～１２月）はプラスに転じ、通年で前年比３～５％程度の増加になる見込みだと述べた。　サムパン会長によると、輸出額の５割強を占める協会会員である大手メーカー３０社は、年末にかけて多数の受注を得ているという。主な品目は、ハードディスク駆動装置（ＨＤＤ）、プリント基板、半導体など。　同会長は、米中貿易摩擦が激化する中で、米国や中国向けに輸出するためタイを拠点とする米中の企業が増えるとの考えを示した。（時事）

《ベトナム》

ベトナム、今後原油輸入国に＝国内産出減・需要増で－フィッチ予想　格付け大手フィッチの調査部門フィッチ・ソリューションズ・マクロリサーチはこのほど、ベトナムの原油需要の見通しを公表した。この中で、沖合油田の埋蔵量が減り新規油田開発投資も進まないため、国内産出は今後１０年間にわたり毎年４～５％減少すると予想。一方、製油所向け原油需要が増大するとみられることから、ベトナムは原油の輸入超過に陥る可能性があるとの見方を示した。ベトナム・ニュース紙（電子版）が伝えた。　統計総局によると、２０１８年の原油生産は１日あたり２４万７０００バレルで前年比１２％減り、国営石油会社ペトロベトナムが目標として設定した２８万５０００バレルに届かなかった。輸出は４１％減だった。ペトロベトナムも１８年末、国内生産の６０％を占めるバクホー油田からの産出量減を主因に、生産は２５年にかけ毎年１０％減る可能性があると予想している。　一方で、１８年の原油輸入量は５３０万トン、前年比３倍増となり、ギソン製油所の本格稼働に伴い今後もさらに増えると見込まれている。　フィッチは、関連法の改正や開発企業へのインセンティブ増などが石油生産増に役立つとしながら、ペトロベトナムが計画する案件はガス開発が中心であることから効果は限定的で、ベトナムの原油自給は終わりを告げることになるとしている。（時事）

３０年に通信・情報事業で世界１０傑入り＝ベトテル、ハイテク産業化へ新会社　ベトナムの通信大手ベトナム軍隊通信グループ（ベトテル）はこのほど、７番目の傘下企業ベトテル・ハイテクノロジー・インダストリーズ（ＶＨＴ）を設立した。国営ベトナム通信（ＶＮＡ）によると、レ・ダン・ズン会長兼社長は通信・情報事業者として２０３０年までに世界の上位１０傑入りするとの目標を表明。国防関連・電気通信・ネットワークセキュリティーという事業の３本柱のうち、ＶＨＴが特に国防・産業インフラの革新で重要な役割を果たすとしている。　ベトテルは当面、人工知能（ＡＩ）、次世代通信規格の「５Ｇ」などに関係する技術・製品の開発に重点を置く方針だ。（ハノイ時事）

28 May 2019




国内勢が店舗増加、外資系は低調＝小売市場の競争激化　ベトナム小売市場の競争激化を背景に、特にコンビニエンスストアでは国内大手が店舗数を増やす一方、外国企業の出店は低迷し、撤退の可能性が報じられた大手もある。オンラインメディアのＶＮエクスプレスが伝えた。　ホーチミン市の調査会社Ｑ＆Ｍｅによると、２０１８年４月～１９年４月に全国のコンビニ店舗数は７２％、１３００店増えて３１００店を超えた。増加店舗のうち６６０店は小売り大手ビングループ傘下の「ビンマート＋」で、増加率は８２％。また、同じビングループ傘下のスーパーマーケット「ビンマート」も８２％増え、１２０店に拡大した。また、携帯電話の販売大手モバイルワールド（テーゾイジードン）が運営するチェーン店「バックホアサイン」も５００店舗に増えた。　小売業界ではこのところ、ビングループ傘下のビンコマースが４月にコンビニチェーンのショップ・アンド・ゴーを買収したほか、昨年１０月にはスーパーのフィビマートを買収するなど企業の合併・買収（Ｍ＆Ａ）の動きが目立っている。専門家らは小売市場には大きな成長の可能性があると指摘するものの、外資系企業は事業の拡大計画を縮小したり、もしくは撤退を決めたりしている。　フランスのスーパー大手オーシャン・リテールのエドガー・ボンテ最高経営責任者（ＣＥＯ）は仏経済紙レ・ゼコーに対し、ベトナムの店舗売却を決めたと明言。同紙によると、ベトナム国内のオーシャン１８店舗のうち１５店が６月３日付で閉店するという。　日系コンビニも店舗開設ペースが鈍っている。ミニストップは１８年までに８００店舗を予定していたが、今年４月現在１１５店にとどまる。また、ファミリーマートは１８年４月から今年４月までに９店舗減り、１５１店となっている。同社の当初計画は、２０年までに１０００店という。（時事）

ビングループ、仮想店舗を展開へ＝手軽に買い物－ハノイ・ホーチミン市で２０カ所　【ハノイ時事】ベトナムの複合企業最大手ビングループは、スーパーやコンビニエンスストアへ行くことなく、街中に展示した食品・日用品などのカタログを見て消費者が手軽に商品を購入できる仮想店舗「ビンマート４．０ストア」を展開する。オンラインメディアＶＮエクスプレスなどによれば、首都ハノイと最大商都ホーチミン市で２０カ所を運営する計画で、他の地域への拡大も検討する。　ベトナムで仮想店舗の設置は初めて。小売業界の競争が激化する中で、店舗の賃借料や人件費の節減につながる試みとして注目される。　広告ボード状のカタログをビルやバス停留所などに設置し、利用者はアプリを使って商品を購入する仕組み。２～４時間で指定場所に配達されるとしている。　ビングループ傘下のビンコマースは、スーパー「ビンマート」やコンビニを１８００店余り抱えるベトナム最大の小売業者だ。

《ミャンマー・カンボジア・ラオス》

ベトナム・ビナミルク、ラオスで「オーガニック牛乳」生産へ　国営ベトナム通信（ＶＮＡ）によると、同国の乳業最大手ベトナム乳業（ビナミルク）はラオスの北部シエンコウアン県で乳牛の肥育事業を始める。第１段階となる施設をこのほど着工した。えさの飼料などに農薬・化学肥料などを使わずに育てた乳牛から取れる「オーガニック牛乳」を出荷する計画で、先進国を含めた輸出も視野に入れる。　最終的には２万ヘクタールを超える敷地で乳牛１０万頭を育てる予定。ビナミルク首脳は、事業には先進農業を導入し、数千人の雇用を創出すると説明した。（ハノイ時事）

28 May 2019




《インド・その他アジア》

住商、バングラで経済特区を開発へ＝２１年度稼働・ＪＩＣＡ支援　住友商事は２７日、バングラデシュの首都ダッカ近郊・ナラヤンガンジ県に、同国開発庁と経済特区（ＳＥＺ）を開発すると発表した。今夏ごろに開発事業会社「バングラデシュＳＥＺ」を設立し、２０２１年度の稼働を目指す。日系の同国ＳＥＺは、初めてとなる。　　開発事業会社は、住友商事が７６％出資し、同国経済特区庁が２４％出資する計画。資本金（未定）を含めた総事業費１３０億円強は、日本の国際協力機構（ＪＩＣＡ）のバングラデシュ政府への円借款で支援する。

《米中貿易摩擦》

中国に貿易問題で譲歩促す＝制裁関税を強調－米大統領　来日中のトランプ米大統領は２７日、難航している中国との貿易協議について「中国は合意にこぎ着けたいのだろうが、米国はそうは思っていない」と述べ、双方の立場に隔たりが残っていることを示唆した。今月上旬に対中制裁関税を拡大したことを踏まえ、中国経済の消耗を待って譲歩を引き出す姿勢を示した。　大統領は、日米首脳会談後の会見で記者団に「中国は多くの自国産業に補助金を支払っている」と語り、市場競争をゆがめる中国の政策を改めて批判した。「中国は（制裁）関税を払い続けられない」と強調し、中国に歩み寄りを促した。　　大統領は一方で、「素晴らしい貿易合意に至ることができる」と言明。大阪市で６月下旬に開かれる２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議に合わせた米中首脳会談の実現に期待を示した。ただ、中国側は、米国が中国通信機器大手、華為技術（ファーウェイ）に発動した禁輸措置などに猛反発。崔天凱駐米大使は先週、米メディアに対し首脳会談は決まっていないとの見方を示している。

貿易摩擦「協議で解決」＝中国外務省　【北京時事】中国外務省の陸慷報道局長は２７日の記者会見で、激化する米中貿易摩擦について「２国間の相違は友好的な協議を通じて解決しなければならない」と述べ、対米協議を続ける方針を改めて強調した。　一方、来日中のトランプ米大統領が現時点で中国との合意に消極的な考えを示したことに関し、「協議は相互尊重と対等な利益に基づいて行われるべきだ」と語り、知的財産権の保護などで強硬姿勢を崩さない米国をけん制した。

《中国・香港・台湾》

シャープ戴氏、２１年度まで会長継続＝鴻海の経営執行に関与せず　シャープの戴正呉会長兼社長は２７日、記者団の取材に応じ、２０２１年度まで会長職を継続する考えを示した。シャープ親会社で、台湾の鴻海（ホンハイ）精密工業の取締役に復帰する見通しだが、「鴻海のオペレーション（執行）には関与しない」と述べた。　社長職については「適当な人がいれば交代したい」と改めて語った。引き続き社内外から後継候補を探す。　　米中貿易摩擦による影響に関しては、同社製品の売上高の３．８％程度との試算も示し、中国から東南アジアへの生産移管を進める方針を示した。また米政府による制裁強化で中国の通信機器大手、華為技術（ファーウェイ）製品がスマートフォン市場などでシェアを縮小すれば、競合するシャープ製品は有利になるとみている。

デンソー、広州に新工場＝３２０億円投資へ－中国・広東　【北京時事】中国国営新華社通信によると、デンソーは広東省広州市南沙区に２０億元（約３２０億円）以上を投じて新工場を建設する。６月２８日に着工し、２０２１年の完成、２２年の量産開始を見込む。　

28 May 2019




　新工場は敷地面積１０ヘクタールで、自動車部品の生産施設のほか、品質管理センターや倉庫、配送センターを設ける。同社の現地子会社、電装広州南沙と広州南沙経済技術開発区管理委員会が合意文書に調印した。　新工場は拡張を予定しており、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの「新エネルギー車」、インターネットに常時接続する「コネクテッドカー（つながる車）」向けの製品開発などを担うとしている。　南沙区にはトヨタ自動車と広州汽車集団の合弁会社、広汽豊田汽車の完成車工場がある。

《韓国・北朝鮮》

日朝首脳会談、複数回も＝安倍首相　安倍晋三首相は２７日の日米首脳会談後の共同記者会見で、北朝鮮による日本人拉致問題について、「（自民党）総裁としての任期がどうか、あるいは果たして１回の（日朝首脳）会談で解決できるかどうかに関わりなく、解決に向けて全力を尽くさなければならない」と述べ、日朝会談の複数回開催も視野に、粘り強く取り組む決意を示した。　　首相の党総裁任期は２０２１年９月末まで。首相は「安倍内閣における最重要課題だ」と強調した上で、自身が意欲を示す日朝首脳会談の開催について「現時点で、めどが立っているわけではない」と重ねて説明した。

《オセアニア》

豪東部クイーンズランド州、炭鉱開発承認期限は６月半ば　【シドニー時事】オーストラリア東部クイーンズランド州の規制当局は２４日、インドの大手財閥アダニ・グループが計画しているカーマイケル炭鉱開発の承認手続きを６月半ばまでに終えると表明した。ロイター通信が２４日報じた。　アダニは過去１０年、ギャリリー盆地にある同炭鉱の承認に向けて取り組んできた。一方で、気候変動に対する懸念の高まりも踏まえ、州政府は承認手続きを引き延ばしてきた。だが、１８日の豪総選挙で炭鉱開発支持の民意が多数を占めたと判断し、方針を転換した。　規制当局は、絶滅の危機にひんしているキンセイチョウ（錦静鳥）を含む鳥の生息地保全計画を５月３１日までに承認する。地下水管理計画の承認期限は６月１３日に設定した。　豪アダニ・マイニングのダウ最高経営責任者（ＣＥＯ）は、炭鉱建設に向けた「前向きな一歩だ」と指摘した。　豪総選挙で労働党は同州の炭鉱地域を中心に大きく支持を失い、炭鉱開発を支持していた与党勢力・保守連合に議席を奪われた。労働党政権のクイーンズランド州のパラシェ首相は選挙結果を踏まえ、炭鉱開発の承認に前向きな姿勢に転じた。

豪リチウム大手キッドマン、複合企業ウェスファーマーズによる買収提案を受け入れ　【シドニー時事】オーストラリアのリチウム鉱生産大手キッドマン・リソーシズは２３日、豪複合企業ウェスファーマーズが提示した買収案を受け入れることを決めたと発表した。　同案ではキッドマン株を１株当たり１．９０豪ドル、総額７億７６００万豪ドルで買収する。キッドマンの取締役会は、提案が株主にとって最善の利益になると判断し、これを上回る条件の提案などがない限り、株主らに受け入れるよう推奨すると表明した。　リチウムは、電気自動車（ＥＶ）に搭載される充電池向けなどに需要が増加している。キッドマンは、チリのリチウム生産世界最大手ＳＱＭとの合弁会社を通じ西オーストラリア州でリチウム開発事業「マウント・ホーランド」を進めている。　一方、ウェスファーマーズは大きな成長が見込めない石炭やスーパーの事業を切り離すなど、事業再編を進めている。

28 May 2019




エナジー・オーストラリア、ガス購入で合意＝日本企業参加のＬＮＧ輸入事業から　【シドニー時事】電力小売り大手エナジー・オーストラリアは、豪東部で日本企業などが計画している液化天然ガス（ＬＮＧ）輸入事業から、天然ガスを購入することで合意した。ロイター通信が２２日伝えた。　それによると、同社は２０２１年から５年間に年１５ペタジュールを購入する。価格は原油価格に連動する。輸入基地はシドニー郊外のケンブラ港に建設され、年間約２００万トンのＬＮＧを輸入する。この事業からガス購入の契約を結んだのはエナジー社が初めて。　同事業は企業連合「オーストラリアン・インダストリアル・エナジー」が計画。丸紅やＪＥＲＡ（東京電力ホールディングスと中部電力が共同出資）の日本勢のほか、豪富豪アンドリュー・フォレスト氏が保有する豪資源開発会社スクアドロン・エナジーが参加している。　豪東海岸では２０年代以降にガス不足に陥ると予想されており、この事業を含め５件のＬＮＧ輸入基地計画が浮上している。だが、採算性などから実現するのは１～２件にとどまるとみられている。

《ルノー・ＦＣＡ統合》

ルノー、ＦＣＡとの統合検討＝日産・三菱含め世界販売首位に　【パリ時事】欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ（ＦＣＡ）は２７日、フランスのルノーに対し経営統合を提案した。ルノーは同日の取締役会で提案を検討することを決めた。統合が実現すれば、ルノーと連合を組む日産自動車、三菱自動車を含めた世界の販売台数（２０１８年）は１５００万台を超え、現在首位の独フォルクスワーゲン（ＶＷ、１０８３万台）を大きく上回る。　ルノーは取締役会後の声明で、ＦＣＡの提案を「友好的とみなす」とした上で、「（日産、三菱自との）連合に付加価値を生み出すこの商機に関し、興味深く検討を進める」と表明した。　　提案によると、統合会社はオランダに置き、ＦＣＡ、ルノーの株主がそれぞれ５０％ずつ保有。また、取締役１１人については、両社が４人ずつ指名するとともに、日産も１人を指名する。ロイター通信は関係筋の話として、統合会社の会長にはＦＣＡのエルカン会長、最高経営責任者（ＣＥＯ）にはルノーのスナール会長が就く見込みだと報じた。　ルノーの筆頭株主である仏政府の報道官は２７日、仏ＢＦＭテレビに対し「われわれはまずまず好意的な見方をしている」と語った。ただ、ルノー取締役会は今後、慎重にＦＣＡの提案を吟味していく方針で、統合が実現し、さらに、日産、三菱自を含めた４社の統合につながるかは不透明だ。　ＦＣＡは売り上げの大半を北米市場が占め、欧州に強いルノーとは相互補完が期待できる。一方、北米は日産の事業基盤でもあり、統合交渉に反発が生じる可能性もある。

自動車業界、生き残りへ合従連衡＝ＥＶ・自動運転、大変革で　【フランクフルト時事】世界の自動車業界は、自動運転車の開発競争や電気自動車（ＥＶ）へのシフトなど、変革の真っただ中にある。新技術への対応に出遅れれば、大手といえども単独での生き残りは難しく、ライバル同士が手を組む「合従連衡」に拍車が掛かっている。　ドイツ大手のダイムラーとＢＭＷは２月末に自動運転分野での提携を発表した。既に、カーシェアリングなど移動サービス分野でも事業統合を進める。世界の高級車市場で長年しのぎを削ってきた両社が「激変」を見据え、手を組んだ。　一方、独フォルクスワーゲン（ＶＷ）と米フォード・モーターは１月に包括提携を発表。まずは商用車などの分野で協業に着手し、ＥＶや自動運転などでも協力を探る。

28 May 2019




　自動運転やＥＶ、移動サービスといった次世代の自動車産業の核となる分野では、グーグルやウーバーなど米国の新興企業が先行。このため、自動車大手は異業種との提携も積極化している。ＢＭＷは米インテルなどとも自動運転開発で企業グループを形成。ルノーに統合を提案したフィアット・クライスラー・オートモービルズ（ＦＣＡ）もグループに加わっている。

《Ｊａｐａｎ／ＷｏｒｌｄＴｏｄａｙ》

貿易交渉「８月決着」＝トランプ氏表明、日本側は否定－日米首脳会談　安倍晋三首相は２７日、東京・元赤坂の迎賓館で、トランプ米大統領と昼食を含めて約２時間４０分会談した後、共同記者会見を行った。懸案の日米貿易協定交渉について、トランプ氏は参院選後の８月決着に意欲を表明した一方、日本側は否定した。両首脳は北朝鮮の非核化や日本人拉致問題の進展に向けて緊密に連携することを確認した。　日米貿易交渉をめぐり、トランプ氏は会談の冒頭で「８月に発表ができると思う」と述べた。会見では「全ての障壁を取り除くことが目標だ」と強調。焦点の農産物について、日本政府は環太平洋連携協定（ＴＰＰ）と同水準の関税撤廃・引き下げが限度との立場だが、トランプ氏は「われわれはＴＰＰ水準に縛られていない」と言明した。　これに対し、首相は共同会見で「日米の信頼関係に基づき、議論を加速させる」と述べる一方、「８月決着」に関する質問には回答を避けた。西村康稔官房副長官は記者団に、首脳間で一致していないと説明。政府関係者も「絶対に無理だ」と否定した。　　首相は拉致問題の解決を目指して「条件を付けずに金正恩（朝鮮労働党）委員長と会って、率直に虚心坦懐（たんかい）に話をしたい」と説明。トランプ氏は「全面的に支持する。あらゆる支援を惜しまない」と確約した。トランプ氏は、北朝鮮について「非核化に向けて動くことを期待している」と語った。　首相は「最新の北朝鮮情勢を踏まえ、方針の綿密な擦り合わせを行った。日米の立場は完全に一致している」と強調。トランプ氏は対北朝鮮制裁を維持すると明言した。ただ、北朝鮮による短距離弾道ミサイルの発射について、トランプ氏が「気にしていない」と述べたのに対し、首相は「（国連）安保理決議に違反するものであり、極めて遺憾だ」と述べ、温度差が浮き彫りになった。　首相は、米国と対立して軍事的緊張が高まるイラン情勢について、「日米で緊密に連携しながら緊張状態を緩和していきたい」と述べた。首相は６月のイラン訪問を検討しており、トランプ氏は支持する姿勢を示した。　首相は令和初の国賓としてトランプ氏の来日を歓迎し、「非常に親密な個人的信頼関係により、日米同盟の絆は、もはや揺るぎようのない、世界で最も緊密な同盟となった」と主張した。　２０１７年１月のトランプ大統領の就任以来、日米首脳会談は１１回目。日米首脳は、大阪で６月に開く２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議に合わせたトランプ氏の再来日時に改めて会談する。

外資規制、ＩＴ分野も追加＝中国警戒、情報流出に歯止め－政府　財務省と経済産業省は２７日、外資による日本企業への投資に関する規制を強化すると発表した。安全保障上の理由から事前に届け出が必要な対象として、半導体や通信などＩＴ分野の２０業種を追加。外為法上の規定を改め、８月１日から適用する。　政府が問題があると判断した投資案件について中止を命じられるようにし、重要情報の流出を防ぐ。ＩＴ分野で急速に台頭する中国への警戒を強める狙いもある。　

◇日米首脳会談ポイント　一、日米貿易交渉、議論加速で一致　一、トランプ氏、貿易交渉「８月に発表」　一、日朝対話をトランプ氏支援　一、ミサイル発射の受け止めに温度差　一、首相のイラン訪問をトランプ氏支持　一、強固な日米同盟を再確認

28 May 2019




　新たに加わるのは集積回路や携帯電話など機器製造関連の１０業種、ソフトウエア製造関連の３業種、情報通信サービス関連の７業種。サイバー攻撃や情報流出の脅威が高まっていることを踏まえ、関係省庁が昨夏ごろから追加する業種について本格的な検討を進めていた。　外為法は国民生活を支えるインフラ基盤に影響が及ばないよう、電力や原子力、鉄道といった企業に投資する外国企業などに対して、事前の届け出を求めている。２００８年には同法に基づき、電力卸大手の電源開発（Ｊパワー）に対する英投資ファンドの株式取得計画が中止に追い込まれた。

親ＥＵで多数派維持＝投票率、２５年ぶり５割超－欧州議会選　【ブリュッセル時事】２３～２６日に実施された欧州議会選挙では、投票率（暫定）が５０．９５％となり、過去最低だった５年前の前回（４２．６１％）を上回った。１９７９年の直接選挙導入以来、初めての上昇で２５年ぶりに５割を超えた。親ＥＵ勢力とＥＵ懐疑派の対決構図となり、市民の関心が高まったとみられる。選挙結果は親ＥＵ全体では多数派を維持する見込みとなり、懐疑派は伸長したものの、限定的となった。　２７日未明時点の開票集計では、定数７５１のうち親ＥＵの主流である第１会派の中道右派「欧州人民党（ＥＰＰ）」が１７９（現有２１６）、第２会派の中道左派「欧州社会・進歩連盟（Ｓ＆Ｄ）」は１５０（同１８５）と大幅減となった。　ただ、ＥＵの統合深化を掲げるフランスのマクロン大統領の与党「共和国前進」やリベラル会派「欧州自由民主連盟（ＡＬＤＥ）」の連合は１０７（同６９）、環境系の「緑の党・欧州自由連盟」は７０（同５２）と躍進。これら親ＥＵ会派合計では５０６と全議席の約６７％を占め、現有５２２からの減少は小幅となった。　ＥＵ懐疑派では、イタリアの極右「同盟」が国内で３３．６％、フランスの「国民連合」が２３．５％の票を獲得しそれぞれ第１党となったほか、ドイツの「ドイツのための選択肢（ＡｆＤ）」も得票率を伸ばした。しかし、汚職スキャンダルが発覚したオーストリアの極右・自由党は議席を一つ減らしたほか、オランダのウィルダース党首率いる自由党は現有４議席を全て失うなど、懐疑派内でも明暗が分かれた。

《訃報》

太田四郎氏死去（元中部電力副社長）　太田　四郎氏（おおた・しろう＝元中部電力副社長）２７日午前２時３５分、食道がんのため死去、９１歳。新潟県出身。葬儀は２９日午前１０時から名古屋市千種区千種２の１９の１のいちやなぎ中央斎場で。喪主は長男健一（けんいち）氏。

高川修治氏死去（前ヤマタネ副社長）　高川　修治氏（たかがわ・しゅうじ＝前ヤマタネ副社長）２４日午後４時８分、脳腫瘍のため自宅で死去、６６歳。群馬県出身。葬儀は３０日午前９時半から東京都荒川区町屋１の２３の４の町屋斎場で。喪主は妻峰子（みねこ）さん。後日、お別れの会を行う。

鈴木正俊氏死去（元小田急電鉄取締役）　鈴木　正俊氏（すずき・まさとし＝元小田急電鉄取締役）２２日午前８時４７分、くも膜下出血のため川崎市の病院で死去、７６歳。静岡県出身。葬儀は親族で済ませた。喪主は長男雅之（まさゆき）氏。

28 May 2019




JPY USD EUR SGD MYR THB PHP IDR VND INR KRW HKD TWD CNY日本円 1JPY= - 0.00913 0.00815 0.01255 0.03820 0.29010 0.47669 131.221 213.103 0.63439 10.8167 0.07164 0.28700 0.06292

米ドル 1USD= 109.548 - 0.89310 1.37440 4.18500 31.7800 52.2200 14375.0 23345.0 69.4960 1184.95 7.84790 31.4400 6.89250

ユーロ 1EUR= 122.661 1.11970 - 1.53892 4.68594 35.5841 58.4707 16095.7 26139.4 77.8147 1326.79 8.78729 35.2034 7.71753

Sドル 1SGD= 79.7061 0.72759 0.64981 - 3.04496 23.1228 37.9948 10459.1 16985.6 50.5646 862.158 5.71006 22.8754 5.01492

リンギ 1MYR= 26.1763 0.23895 0.21340 0.32841 - 7.59379 12.4779 3434.89 5578.26 16.6060 283.142 1.87524 7.51254 1.64695

バーツ 1THB= 3.44707 0.03147 0.02810 0.04325 0.13169 - 1.64317 452.329 734.581 2.18678 37.2860 0.24694 0.98930 0.21688

ペソ 1PHP= 2.09782 0.01915 0.01710 0.02632 0.08014 0.60858 - 275.278 447.051 1.33083 22.6915 0.15028 0.60207 0.13199

ルピア 1IDR= 0.00762 0.00007 0.00006 0.00010 0.00029 0.00221 0.00363 - 1.62400 0.00484 0.08243 0.00055 0.00219 0.00048

ドン 1VND= 0.00469 0.00004 0.00004 0.00006 0.00018 0.00136 0.00224 0.61576 - 0.00298 0.05076 0.00034 0.00135 0.00030

ルピー 1INR= 1.57632 0.01439 0.01285 0.01978 0.06022 0.45729 0.75141 206.846 335.919 - 17.0506 0.11293 0.45240 0.09918

ウォン 1KRW= 0.09245 0.00084 0.00075 0.00116 0.00353 0.02682 0.04407 12.1313 19.7013 0.05865 - 0.00662 0.02653 0.00582

香港＄ 1HKD= 13.9589 0.12742 0.11380 0.17513 0.53326 4.04949 6.65401 1831.70 2974.68 8.85536 150.989 - 4.00617 0.87826

台湾＄ 1TWD= 3.48435 0.03181 0.02841 0.04372 0.13311 1.01081 1.66094 457.220 742.525 2.21043 37.6892 0.24962 - 0.21923

人民元 1CNY= 15.8938 0.14508 0.12958 0.19940 0.60718 4.61081 7.57635 2085.60 3387.01 10.0828 171.919 1.13861 4.56148 -

アジア通貨クロスレート（時事通信参考値）

※本表は、インタバンク市場における取引データを基に時事通信が作成した参考値です。内容には正確を期していますが、本レートを利用した取引でお客様に不利益が生じましても、当社は一切の責任を負いかねます。

JST 作成２７日１７時

マーケット情報

シンガポールドル／円米ドル／シンガポールドル

シンガポール STI 指数

28 May 2019




◆本日の動き

対米ドル OPEN RANGE CLOSE 中銀参考主要金利当地株式前日比

韓国ウォン 1186.0 1182.5 ～ 1186.9 1184.5 1189.6 1.7700 2044.21 -1.10台湾ドル 31.520 31.422 ～ 31.520 31.450 － 0.1840 10334.13 +5.85香港ドル 7.8496 7.8483 ～ 7.8496 7.8495 － 1.8900 27289.05 -64.88ﾌｨﾘﾋﾝ゚･ﾍｿ゚ 52.150 52.075 ～ 52.230 52.220 52.153 4.97 7725.01 -22.08ｼﾝｶﾎ゙ﾟーﾙ･ﾄ゙ﾙ 1.3750 1.3731 ～ 1.3751 1.3744 －－ 3167.28 -2.61ﾀｲ･ﾊﾞーﾂ 31.820 31.745 ～ 31.820 31.810 31.890 1.7500 1623.37 +9.25

◆その他の中銀参考値　　　　　　　　　 ◆その他の本日東京１７時時点の実勢値

中国中銀参考相場 6.8924 中国人民元 6.8946 マレーシア・リンギット 4.1865ベトナム中銀参考相場 23061 インドネシア・ルピア 14380 インド・ルピー 69.4950ミャンマー中銀参考相場 1537.1 ベトナム・ドン 23388 パキスタン・ルピー 151.0000

◆前営業日の動き

中国人民元 6.9110 6.8980 ～ 6.9146 6.9005 － 2.5500 2988.10 +0.56ﾏﾚｰｼｱ･ﾘﾝｷｯ゙ﾄ 4.1905 4.1870 ～ 4.1930 4.1880 － 3.1900 1598.32 -3.55ｲﾝﾄ゙ﾈｼｱ･ﾙﾋｱ゚ 14445 14395 ～ 14475 14410 － 5.9000 6057.35 +24.66ｲﾝﾄ゙･ﾙﾋﾟー 69.7550 69.4950 ～ 69.8100 69.5300 － 6.0000 39434.72 +623.33

注）【為替レート】香港、シンガポール、タイ：東京時間 9 時前後オープン～ 17 時クローズのオフショア市場の取引参考値。その他：地場市場の取引。【中銀参考】韓国・

タイ：前営業日の銀行間市場取引加重平均。フィリピン：当日の銀行間市場取引加重平均。中国：当日の外貨取引所発表対米ドル仲値。ミャンマー：前営業日の加重平均。

【主要金利】韓国、香港、マレーシア：銀行間 1ヶ月物金利。中国：1 週間物金利。その他：翌日物金利。【株式】香港、シンガポール、タイ：東京時間 17 時頃の水準。

中国：上海 A 株価指数。

三菱ＵＦＪ銀行アジア通貨レート２０１９/５/２７

・経済指標等　特になし

・市況「アジア通貨は上昇」　本日のアジア通貨は対ドルで上昇した。先週末、米耐久財受注の結果が市場予想を下回ったことでドルが軟化し、アジア通貨は相対的に買われる展開となった。また、週末に中国当局が「人民元の継続的な下落は予想していない」と示したことを受け、取引開始直後にオンショア人民元は一時1ドル =6.87元台をつける場面があった（東京17時現在）。

・トピックス＜中国＞　李克強首相は24日、製造業を対象に付加価値税率を低水準に維持し、企業に改革を促す意向だと述べた。　中国銀行保険監督管理委員会の肖遠企報道官は、人民元の継続的な下落は予想していないとし、投機的な空売り筋に対し「多額の損失」を被ることになると警告した。＜インド＞　インド準備銀行（RBIC）はノンバンク業界の一角が直面する流動性問題に対応するため、ノンバンク金融会社向けリクイディティー・カバレッジ・レシオ(流動性カバレッジ比率 )の導入を提案した。実施されれば、ノンバンク金融会社は30日間の資金純流出額の100%に相当する適格流動性資産を維持することが義務付けられることになる。（本トピックスの内容はロイターの配信ニュースを弊社にてまとめたものであり、記事の一部を省略している場合があります）

28 May 2019




米国市場サマリー（２７日）　２７日の米国市場は祝日（メモリアルデー）のため休場。

〔中国・香港株式〕中国上昇、政策支援期待で＝香港は下落（２７日）　【香港ロイター時事】２７日の中国株式市場は上昇して引けた。一時は３カ月ぶり安値に下落したものの、政府による政策支援への期待に支えられた。　上海総合指数終値は３９．３８３４ポイント（１．３８％）高の２８９２．３７８２。　上海と深センの株式市場に上場する有力企業３００銘柄で構成するＣＳＩ３００指数終値は４３．２８３ポイント（１．２０％）高の３６３７．１９７。　ＣＳＩ３００の金融株、生活必需品株、ヘルスケア株はいずれも約１％高。不動産株は０．９％高。　深セン総合指数は２．５％高、深センの新興企業向け市場「創業板（チャイネクスト）」総合指数は３．３％高。　中信証券のアナリストリポートは、信用取引のクレジットリスクを考慮すると、当局が上海総合指数の２８００割れを容認するとは考えにくいとの見方を示した。　香港株式市場は下落して引けた。投資家はさらなる政策支援のヒントを得ようと、様子見ムードとなっている。　ハンセン指数終値は６５．８４ポイント（０．２４％）安の２万７２８８．０９。ハンセン中国企業株指数（Ｈ株指数）終値は４２．７８ポイント（０．４１％）安の１万０４０２．７６。　エネルギー株が０．６％安、ＩＴ株が０．１６％安、金融株が０．０４％安、不動産株が０．２１％安。

〔台湾株式〕続伸（２７日）　週明け２７日の台湾株式市場の株価は続伸。加権指数は前週末終値比５．８５ポイント（０．０６％）高の１万０３３４．１３で引けた。（ロイター時事）

アジア主要市場の株価指数（２７日、カッコ内は前営業日比）上海総合 2892.378(+39.383) シンガポール STI 3170.77(+0.88)深センＢ株 937.583(+6.326) クアラルンプールKLCI 1601.35(+3.03)香港・ハンセン 27288.09(-65.84) フィリピン総合PSEi 7725.01(-22.08)台湾加権 10334.13(+5.85) ジャカルタ総合 IDX 6098.974(+41.621)韓国 KOSPI 2044.21(-1.10) タイSET 1624.84(+10.72)

東証出来高・指数（２７日、平均株価単位＝円）　　　　　第１部　　　　　　　　　　　　　　　第２部指　　　数　　1,547.00(+5.79)　　　　指　　　数　6,642.49(+44.29)出来高概算　90,164万株　　　　　　　出来高概算　4,621万株日経平均　　21,182.58(+65.36)

〔ロンドン海運市況〕休場（２７日）　２７日のバルチック海運取引所はアーリーメイバンクホリデーのため休場。

上海メタル（２７日）先物　銅：47,250　アルミ：14,310　亜鉛：20,700　ニッケル：100,510（注）当日終値、先物は期近、単位＝１トン当たり／元。

28 May 2019




《新聞各紙から》

東京各紙朝刊（２８日）【１面トップ】〔朝日〕日米貿易　参院選以降に決着　首脳会談　交渉加速で一致〔毎日〕トランプ氏「貿易８月妥結」　首相は明言せず　日米首脳会談〔読売〕トランプ氏　日朝会談「全面支持」　日米首脳会談　貿易交渉を加速▽令和初の晩餐会　陛下「強い友情の絆」　トランプ氏「子孫のため守る」〔日経〕貿易交渉、早期成果へ加速　日米首脳会談　条件なし日朝会談支持　首相イラン訪問　来月で調整▽トランプ氏「米中、早期合意困難」〔産経〕日米首脳会談　首相にイラン訪問要請　トランプ氏「日朝会談支援」▽拉致解決へ強固な絆発信〔東京〕米「ＴＰＰに縛られず」　農業関税　日本に譲歩迫る　首脳会談　トランプ氏「貿易交渉８月妥結」／日朝会談実現に協力姿勢

【共通ニュース】◆北ミサイル　認識に溝　トランプ氏問題視せず▽北強気、なお譲歩要求　韓国、強まる孤立化警戒◆日米首脳会談　与党「参院選にプラス」　野党は貿易「密約」批判▽「衆参同日選」ざわつく　ｅｌｅｃｔｉｏｎｓ　なぜ複数形？　トランプ氏ツイート◆陸上イージス配備「人体影響ない」　秋田・山口反発なお　受け入れどう判断▽米狙うミサイルも照準　同盟強化へ導入急ぐ［焦点］◆親の懲戒権削除含め議論　法相諮問へ　民法　しつけ巡り◆折半出資の統合協議　ＦＣＡ　ルノー「前向きに検討」▽日産・三菱自とも連携意欲　ＦＣＡ会長◆ＣＬＯ保有額　邦銀急増　ローン担保証券　高利回り狙い　農中は７兆円▽価格急落のリスクも◆経団連会長が検査入院　定時総会初の欠席へ▽環境と成長両立へ新団体　経団連など　企業に情報開示促す◆布川事件　国・県に賠償命令　「証拠開示拒否・警察偽証は違法」　東京地裁◆ＥＵ懐疑派　仏伊で第１党　議席３割へ　予算審議難航も　欧州議会選

【日経】◆雇用保険据え置き　来年度も料率０．６％　積立金、高水準で (1)◆ＦＣＡ、ルノーに統合提案　自動車３度目の大再編　ＣＡＳＥ見据え交渉力▽日産「意見交換に前向き」　連合離脱　選択肢と捉えず(3)◆金融市場、政治リスク警戒　日米貿易交渉や英ＥＵ離脱　円高・株安、足元で進行 (5)◆「情報銀行」データ仕様統一　購買履歴など対価払い活用　政府、年度内に具体案　円滑な流通後押し(5)◆社債主幹事「野村外し」続々　コマツなど４社変更　漏洩問題　郵政株波及が焦点(7)◆フィンテック　しぼむ中国投資　１～３月８８％減　米中摩擦や規制強化重荷 (7)

28 May 2019




【ＰＲ】ＡＮＡフライトスケジュール

2019 年 3月31日～2019 年 6月30日出発地 ⇒ 到着地便名クラス機種曜日出発 ⇒ 到着出発地 ⇒ 到着地便名クラス機種曜日出発 ⇒ 到着

北京 ⇒ 羽田NH964 C/Y

788毎日 08:20 ⇒ 12:50

羽田 ⇒ 北京NH961 C/Y

773毎日 09:05 ⇒ 12:00

789

NH962 C/Y773

毎日 15:20 ⇒ 19:45 NH963 C/Y788

毎日 17:20 ⇒ 20:10789

北京 ⇒ 成田 NH956 C/Y 320 毎日 09:50 ⇒ 14:20 成田 ⇒ 北京 NH955 C/Y 320 毎日 18:20 ⇒ 21:20

北京 ⇒ 関西 NH980 C/Y320

毎日 14:20 ⇒ 18:35 関西 ⇒ 北京 NH979 C/Y320

毎日 9:40 ⇒ 12:05767 767

瀋陽 ⇒ 成田 NH926 C/Y 320 毎日 10:20 ⇒ 14:30 成田 ⇒ 瀋陽 NH925 C/Y 320 毎日 18:50 ⇒ 21:20大連 ⇒ 成田 NH904 C/Y 789 毎日 13:10 ⇒ 17:10 成田 ⇒ 大連 NH903 C/Y 789 毎日 10:05 ⇒ 12:15大連 ⇒ 関西 NH946 C/Y 737 毎日 14:15 ⇒ 17:45 関西 ⇒ 大連 NH945 C/Y 737 毎日 10:00 ⇒ 11:35青島 ⇒ 成田 NH928 C/Y 767 毎日 13:30 ⇒ 17:25 成田 ⇒ 青島 NH927 C/Y 767 毎日 09:55 ⇒ 12:30青島 ⇒ 関西 NH978 C/Y 320 毎日 14:00 ⇒ 17:40 関西 ⇒ 青島 NH977 C/Y 320 毎日 10:40 ⇒ 12:35

浦東 ⇒ 成田

NH922 C/Y767

毎日 10:20 ⇒ 14:25

成田 ⇒ 浦東

NH919 C/Y788

毎日 9:35 ⇒ 11:40788 767320

NH920 C/Y788

毎日 13:05 ⇒ 16:55 NH959 C/Y788

毎日 14:00 ⇒ 16:05767

NH960 C/Y788

毎日 17:05 ⇒ 21:00 NH921 C/Y767

毎日 18:35 ⇒ 20:55788320

浦東 ⇒ 羽田NH968 C/Y 788 毎日 01:45 ⇒ 05:40

羽田 ⇒ 浦東NH971 C/Y

788毎日 18:30 ⇒ 20:35

767

NH972 C/Y788

毎日 08:25 ⇒ 12:20 NH967 C/Y 788 毎日 22:30 ⇒ 00:35+1767

浦東 ⇒ 関西NH974 C/Y

320毎日 11:35 ⇒ 14:55

関西 ⇒ 浦東NH973 C/Y

320毎日 09:00 ⇒ 10:35

767 767

NH976 C/Y320

毎日 18:20 ⇒ 21:35 NH975 C/Y320

毎日 15:45 ⇒ 17:10767 767

浦東 ⇒ 名古屋 NH940 C/Y 737 毎日 13:20 ⇒ 16:55 名古屋 ⇒ 浦東 NH939 C/Y 737 毎日 10:25 ⇒ 12:15虹橋 ⇒ 羽田 NH970 C/Y 788 毎日 13:35 ⇒ 17:25 羽田 ⇒ 虹橋 NH969 C/Y 788 毎日 10:05 ⇒ 12:15杭州 ⇒ 成田 NH930 C/Y 320 毎日 13:40 ⇒ 17:50 成田 ⇒ 杭州 NH929 C/Y 320 毎日 10:05 ⇒ 12:50

杭州 ⇒ 関西 NH952 C/Y320

毎日 16:40 ⇒ 20:10 関西 ⇒ 杭州 NH951 C/Y320

毎日 13:55 ⇒ 15:35737 737

厦門 ⇒ 成田 NH936 C/Y 320 毎日 14:25 ⇒ 19:25 成田 ⇒ 厦門 NH935 C/Y 320 毎日 10:05 ⇒ 13:25広州 ⇒ 成田 NH934 C/Y 767 毎日 09:10 ⇒ 14:40 成田 ⇒ 広州 NH933 C/Y 767 毎日 17:45 ⇒ 21:45広州 ⇒ 羽田 NH924 C/Y 767 毎日 14:15 ⇒ 19:45 羽田 ⇒ 広州 NH923 C/Y 767 毎日 09:15 ⇒ 13:05成都 ⇒ 成田 NH948 C/Y 767 毎日 09:00 ⇒ 15:20 成田 ⇒ 成都 NH947 C/Y 767 毎日 17:25 ⇒ 22:25

武漢 ⇒ 成田 NH938 C/Y767

毎日 09:35 ⇒ 14:25 成田 ⇒ 武漢 NH937 C/Y767

毎日 18:30 ⇒ 22:00320 320

香港 ⇒ 成田NH812 C/Y 767 毎日 09:40 ⇒ 15:10

成田 ⇒ 香港NH809 C/Y 767 毎日 9:50 ⇒ 13:40

NH810 C/Y 767 毎日 14:55 ⇒ 20:15 NH811 C/Y 767 毎日 18:20 ⇒ 22:15

香港 ⇒ 羽田

NH822 C/Y 767 毎日 00:50 ⇒ 05:55

羽田 ⇒ 香港

NH821 C/Y 767 毎日 00:55 ⇒ 04:30

NH860 C/Y789

毎日 14:45 ⇒ 20:00 NH859 C/Y789

毎日 08:50 ⇒ 12:25788 788773 773

香港 ⇒ 関西 NH874 C/Y 737 毎日 15:20 ⇒ 20:00 関西 ⇒ 香港 NH873 C/Y 737 毎日 10:20 ⇒ 13:45香港 ⇒ 名古屋 NH876 C/Y 737 毎日 14:00 ⇒ 19:00 名古屋 ⇒ 香港 NH875 C/Y 737 毎日 09:40 ⇒ 13:00

◎スケジュールおよび機材については予告なしに変更される場合もございます。また、止むを得ない理由により運休する場合もございますのでご了承下さい。

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