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http://www.tohatsu.co.jp 定期点検項目 2ストローク小型消防ポンプ No.004-22019-0 ● 万が一の火災(災害)に備え、定期的な点検、整備が必要です。 ● 耐用年数は、おおむね10年です。 ● 定期点検整備は、6ヶ月ごとに実施してください。 ● 定期点検整備は、可搬消防ポンプ等整備資格者が実施することを お勧めいたします。 ● 補修用部品の供給は、生産打ち切り後10年とさせていただいて おります。 消防ポンプの維持管理 真空ポンプストレーナ 真空ポンプ 燃料 放水バルブ スパークプラグ ポンプ排水コック 吸水口キャップ バッテリ 真空ポンプVベルト エンジンオイル ※ それぞれの項目の詳細は、各モデルのサービスマニュアルをご参照ください。 消防ポンプは定期的に点検整備を行う必要があります。下記表 に示した点検時期に、指定の整備を行ってください。 定期点検は、運転時間数または使用期間(月/年数)のうちの 早い方の時期に行います。定期点検や整備については、最寄り の販売店にご相談ください。 ■トーハツ製品のお問い合わせ・お求めは下記の販売店へ 点 検 箇 所 運転時間もしくは期間 燃料 エンジンオイル 燃料フィルタ スパークプラグ 真空ポンプストレーナ 真空ポンプVベルト バッテリ フュエルパイプ 使用後毎 使用後毎 50時間毎/1ヶ月毎 50時間毎/1ヶ月毎 使用後毎 100時間毎/1年毎 1ヶ月毎 50時間毎/1ヶ月毎 タンク内燃料 規定量の確認 フィルタ内汚れ、水の有無 汚損状態やギャップ ゴミの付着 伸び、摩耗 電圧 損傷、接続部の漏れ 補給又は必要により交換 補給 交換 掃除、修正又は交換 掃除 交換 必要により交換 交換 点 検 内 容 定期点検項目一覧 6ヶ月 3年 1年 3年 2年 2年 交換期間 放水時の注意 ロックボルト 排水コック できるだけ水源に近い場所で 水底15cm以上離す 水面から 30cm以上沈める 藤カゴは 川上の方向に 向けてください。 ポンプ排水コック マフラ排水コック 定期点検項目 ストレーナキャップ リングナット キャップ スプリング O リング ストレーナ 藤カゴは水面から30cm以上沈め、空気を吸い込まないよう注意! 吸水管はポンプまでなだらかに! 土砂を吸い込まないよう水底から藤カゴを15cm以上離してください。 接触部に枕木、先端はロープで安定させましょう! 下限付近であれば、上限付近まで 補給して下さい。 モデル 型番 適正ギャップ VCモデル NGK BPR7HS-10 0.9~1.0mm V10F1-D,V10G NGK B7S 0.6~0.7mm V25A(S),V20E(S) NGK B7HS 日常点検項目 運転後点検項目 運転後は必ず 排水コックを開け、 完全に排水 してください。 ON OFF 真空ポンプ内に水分を残した まま保管すると真空ポンプ 凍結の原因となります。 1.吸水口キャップを取付けてください。 2.排水コックを全て「閉」にしてくだ さい。 3.エンジンを始動しスロットルを「吸水」 位置で真空ポンプを約 30 秒間作 動させてください。 4.スロットルを「低圧」側に戻しエン ジンを停止してください。 5 キャブレタの燃料抜き 6 不凍液の注入 排水コック ※注入方法は取扱説明書・サービスマニュアルを参照してください。 運転後は必ず真空ポンプ内の排水をして ください。 3 真空ポンプ内の排水 長期間保管時は燃料を抜いてください。 気温が0°以下となる恐れがある場合は 不凍液を注入してください。 ポンプ・マフラ内の排水 1 ポンプ内の排水 ※放水バルブは「半開」の 位置にします。 4 燃料コックを閉じる 使用後は燃料コックを閉じてください。 運転後は必ず排水コックを開け完全に排水 してください。 2 放水バルブ内の排水 始動前に排水コックが閉じているか確認 平らな場所に設置してください。 1 ポンプ設置場所 3 吸水管取り付けの要点 5 放水バルブの確認 4 排水コックの確認 但し、中継放水時の受水側の場合には必ず「開」にして 送水を待ちます。 必ずストレーナ、藤カゴをつけて吸水! 始動前に放水バルブが閉じているか確認 2 吸水管投入場所では コックが開いていると吸水できません。 2 エンジンオイルの点検 オイル量はレベルが下限付近であれば、 上限付近まで補給して ください。 (オイル点検は必ず使用後に 行うこと) トーハツ純正2サイクル エンジンオイル ※V10F1D/V10Gモデルは 混合燃料を使用してください (ガソリン30 オイル1) オイル量はレベルが下限付 近であれば、上限付近まで 補給してください。 (オイル点検は必ず使用後に 行うこと) 4 ガバナ室オイルの点検 エンジンオイルはいつも満タンに ガバナ室オイルはいつも適量に 1 燃料の点検 古い燃料は不調のもと。 異臭がしたり、濁っていたら新しい 燃料と交換しましょう。 ※V10F1D/V10Gモデルは 混合燃料を使用してください。 (ガソリン30 : オイル1) 手入れが完全でも徐々に劣化。 2年毎に新品に交換してください。 ※V25AS,V20ESモデルは液量の 確認・補充を行ってください 3 バッテリの点検 燃料タンク内はいつも新しい燃料で 満タンに 充電器で常に充電 エンジンオイルは使用後毎に オイル量を点検 汚損状態やギャップを点検し、 必要に応じて掃除及び交換します。 1 エンジンオイル 2 真空ポンプVベルト 3 スパークプラグ 4 真空ポンプストレーナ ストレーナのごみを確認してストレーナ を真水で洗浄してください。 真空ポンプVベルトの点検 真空ポンプストレーナの掃除 50 時間 1 ヵ月 又は 100 時間 1 年毎 又は 使用後毎 使用後毎 Vベルトに傷や摩耗等の異常があれば 交換します。 ! ポンプ排水コック マフラ排水コック ●ポンプへの注入 ●真空ポンプへの注入 不凍液(原液180~200mL) ビニールパイプ ビニールパイプ (付属品)

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http://www.tohatsu.co.jp

定期点検項目2ストローク小型消防ポンプ

No.004-22019-0

● 万が一の火災(災害)に備え、定期的な点検、整備が必要です。● 耐用年数は、おおむね10年です。● 定期点検整備は、6ヶ月ごとに実施してください。

● 定期点検整備は、可搬消防ポンプ等整備資格者が実施することをお勧めいたします。

● 補修用部品の供給は、生産打ち切り後10年とさせていただいております。

消防ポンプの維持管理

真空ポンプストレーナ

真空ポンプ

燃料

放水バルブ

スパークプラグ

ポンプ排水コック

吸水口キャップ

バッテリ

真空ポンプVベルト

エンジンオイル

※ それぞれの項目の詳細は、各モデルのサービスマニュアルをご参照ください。

消防ポンプは定期的に点検整備を行う必要があります。下記表に示した点検時期に、指定の整備を行ってください。定期点検は、運転時間数または使用期間(月/年数)のうちの早い方の時期に行います。定期点検や整備については、最寄りの販売店にご相談ください。

■トーハツ製品のお問い合わせ・お求めは下記の販売店へ点 検 箇 所 運転時間もしくは期間

① 燃料

② エンジンオイル

③ 燃料フィルタ

④ スパークプラグ

⑤ 真空ポンプストレーナ

⑥ 真空ポンプVベルト

⑦ バッテリ

⑧ フュエルパイプ

使用後毎

使用後毎

50時間毎/1ヶ月毎

50時間毎/1ヶ月毎

使用後毎

100時間毎/1年毎

1ヶ月毎

50時間毎/1ヶ月毎

タンク内燃料

規定量の確認

フィルタ内汚れ、水の有無

汚損状態やギャップ

ゴミの付着

伸び、摩耗

電圧

損傷、接続部の漏れ

補給又は必要により交換

補給

交換

掃除、修正又は交換

掃除

交換

必要により交換

交換

点 検 内 容 処 置定期点検項目一覧6ヶ月

3年

1年

3年

2年

2年

交換期間

放水時の注意

閉 開

ロックボルト 排水コック開

できるだけ水源に近い場所で

水底15cm以上離す

水面から30cm以上沈める

藤カゴは川上の方向に向けてください。

ポンプ排水コック

マフラ排水コック

定期点検項目

ストレーナキャップリングナット

キャップ

スプリングOリング

ストレーナ

藤カゴは水面から30cm以上沈め、空気を吸い込まないよう注意!吸水管はポンプまでなだらかに!土砂を吸い込まないよう水底から藤カゴを15cm以上離してください。接触部に枕木、先端はロープで安定させましょう!

下限付近であれば、上限付近まで補給して下さい。

モデル 型番 適正ギャップ

VCモデル NGK BPR7HS-10 0.9~1.0mm

V10F1-D,V10G NGK B7S 0.6~0.7mm

V25A(S),V20E(S) NGK B7HS

日常点検項目

運転後点検項目

運転後は必ず排水コックを開け、完全に排水してください。

ON

OFF

真空ポンプ内に水分を残したまま保管すると真空ポンプ凍結の原因となります。1.吸水口キャップを取付けてください。2.排水コックを全て「閉」にしてください。

3.エンジンを始動しスロットルを「吸水」位置で真空ポンプを約30秒間作動させてください。

4.スロットルを「低圧」側に戻しエンジンを停止してください。

5 キャブレタの燃料抜き 6 不凍液の注入

排水コック

※注入方法は取扱説明書・サービスマニュアルを参照してください。

運転後は必ず真空ポンプ内の排水をしてください。

3 真空ポンプ内の排水

長期間保管時は燃料を抜いてください。 気温が0°以下となる恐れがある場合は不凍液を注入してください。

ポンプ・マフラ内の排水

1 ポンプ内の排水

※放水バルブは「半開」の位置にします。

4 燃料コックを閉じる使用後は燃料コックを閉じてください。

運転後は必ず排水コックを開け完全に排水してください。

2 放水バルブ内の排水

始動前に排水コックが閉じているか確認

平らな場所に設置してください。

1 ポンプ設置場所 3 吸水管取り付けの要点

5 放水バルブの確認4 排水コックの確認

但し、中継放水時の受水側の場合には必ず「開」にして送水を待ちます。

必ずストレーナ、藤カゴをつけて吸水!

始動前に放水バルブが閉じているか確認

2 吸水管投入場所では

コックが開いていると吸水できません。

2 エンジンオイルの点検

オイル量はレベルが下限付近であれば、上限付近まで補給してください。(オイル点検は必ず使用後に行うこと)

トーハツ純正2サイクルエンジンオイル※V10F1D/V10Gモデルは混合燃料を使用してください(ガソリン30 : オイル1)

オイル量はレベルが下限付近であれば、上限付近まで補給してください。(オイル点検は必ず使用後に行うこと)

4 ガバナ室オイルの点検

エンジンオイルはいつも満タンに

ガバナ室オイルはいつも適量に

1 燃料の点検

古い燃料は不調のもと。異臭がしたり、濁っていたら新しい燃料と交換しましょう。※V10F1D/V10Gモデルは混合燃料を使用してください。(ガソリン30 : オイル1)

手入れが完全でも徐々に劣化。2年毎に新品に交換してください。※V25AS,V20ESモデルは液量の確認・補充を行ってください

3 バッテリの点検

燃料タンク内はいつも新しい燃料で満タンに

充電器で常に充電

エンジンオイルは使用後毎にオイル量を点検

汚損状態やギャップを点検し、必要に応じて掃除及び交換します。

1 エンジンオイル 2 真空ポンプVベルト

3 スパークプラグ 4 真空ポンプストレーナ

ストレーナのごみを確認してストレーナを真水で洗浄してください。

真空ポンプVベルトの点検

真空ポンプストレーナの掃除50時間

1ヵ月

又は

100時間

1年毎

又は

使用後毎

使用後毎Vベルトに傷や摩耗等の異常があれば交換します。

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ポンプ排水コック

マフラ排水コック

●ポンプへの注入 ●真空ポンプへの注入

不凍液(原液180~200mL)

ビニールパイプビニールパイプ(付属品)