Paul Carrack

感触改善効果ムチン特有の高い粘性を持ち、なめらかな肌触りがあります。乾燥後もすべすべな感触が肌に残ります。

保湿効果　　マリンムチンは保水性の高いアミノ酸とムコ多糖からなる糖タンパク質で、高い保湿効果を持っています。

化粧品製造専用原料

淡水性藻類化粧品原料

LYSACCHARIDES

スイゼンジノリ多糖体

サクランは、阿蘇の伏流水として湧き出る綺麗な湧水に生息する

藻類「スイゼンジノリ」から抽出された天然高分子多糖体です。

スイゼンジノリは、綺麗な水で緩やかな流れのある特別な水域で

しか生息できない貴重な植物です。聖なる (Sacrum) というス

イゼンジノリの学名「Aphanothece sacrum」にちなんで、サク

ラン (Sacran) と命名されました。江戸時代には幕府への献上

品とされるなど、高級食材としても珍重されています。

用途: 化粧水、乳液、クリーム、スキンケア用品メイキャップ品,etc.

サクラン®

温度安定性

イオンの種類による影響

塩添加による増粘効果

安全性評価　　　　　　ヒトパッチテスト：陰性

サクランBサクラン

スイゼンジノリ多糖体ー

水APHANOTHECE SACRUM POLYSACCHARIDES水前寺紫菜(APHANOTHECE SACRUM)多糖

、BG 1kg10g

製品名 表示名称 他成分INCI/中文名称 包装

製造元：グリーンサイエンス・マテリアル株式会社原産国：日本（熊本県・福岡県）

サクラン

スイゼンジノリは苛酷な環境から細胞を

守るためにサクランを分泌します。

サクランは、沢山の水分を保持すること

ができ、スイゼンジノリを乾燥から防ぐ

ことで、外部からのバクテリアやウイル

スの侵入を防ぐと言われています。

・天然高分子熊本・福岡県産「スイゼンジノリ」から抽出した天然高分子多糖体

・保湿効果ヒアルロン酸の約10倍の保水力

・被膜形成皮膚を外部刺激から守るバリア機能

・抗・アンチポリューション炎症効果

特長

顕微鏡画像顕微鏡画像 スイゼンジノリスイゼンジノリ

サクランが水を吸ってビーカーからあふれる様子サクランが水を吸ってビーカーからあふれる様子

キサンタンガムは加熱により、粘性が低下します。

一方、サクランは加熱による粘性の変化がほとんど無

く、安定であることが分かりました。これら粘度の差は

加熱により増加することが確認されました。

1％(w/v)のサクラン水溶液に各濃度の食塩(NaCl)を添加した

ところ、サクランの粘度増加が認められました。

最も高粘度となるのは、生理食塩水と同等(約0.9％)の時であ

ることが分かりました。

1％(w/v)のサクラン水溶液(粘度12000cps)に0.6％

(w/v)の各種一価金属イオンを添加したときの粘度

増加率を測定した結果、いずれの場合にも粘度の

増加が認められました。

北陸先端科学技術大学院大学取得データグリーンサイエンス・マテリアル株式会社提供

北陸先端科学技術大学院大学取得データグリーンサイエンス・マテリアル株式会社提供

北陸先端科学技術大学院大学取得データグリーンサイエンス・マテリアル株式会社提供

012345

67

0 00 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4

20000

40000

60000

80000

100000

120000

140000

160000

180000

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65

0.5

1

1.5

2

2.5

3

3.5

NaCl

粘度変化(cps x 10-3 )

粘度（複素粘度）(cps x 10-3 )

粘度(cps)

KCl

増加率46％

増加率40％

測定温度 (°C) 食塩の濃度 ％(w/v)

サクラン (0.5％)

サクラン (1％)

キサンタンガム (0.5％)

差

サクラン

「サクラン」はグリーンサイエンス・マテリアル株式会社の登録商標です。

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®

ン

サクラン®

サクランの特徴

バリア機能

抗炎症効果

■ 分子量約2900万の超巨大分子■ 糖鎖当たり約11%の硫酸基と12%のカルボキシル基を多く持つアニオン性多糖類■ 構成単糖はグルコース、ガラクトース、キシロース、フコース等の11種類が同定されており、 新規単糖の硫酸化ムラミン酸を含んでいます。■ スイゼンジノリは原核生物でありながら、サクランは真核生物の作るムコ多糖類と類似の構造 を持つと推測され、様々な生理活性を持つと期待されています。

保水力

サクランとヒアルロン酸Naの保水力の違い

改良ティーバッグ法にて、サクラン、ヒアルロン酸、キサンタンガムの保水試験を実施。各サンプル1g( 乾燥重量 )に対す

る保水した水の体積 (ml) を測定した結果、サクランは自重に対し 6000 倍以上の保水力を示すことが分かりました。

さらにヒアルロン酸、キサンタンガムに比べ、純水では約 5倍、塩水ではヒアルロン酸の約10 倍の保水力を有すること

が確認されました。

サクランの糖残基配列の一部

水 7mLを添加

それぞれ0.2ｇ

肌への効果

30002600ml/g

サクラン

塩水による保水力ヒアルロン酸 キサンタンガム

630ml/g

2500

2000

1500

1000

500

0

240ml/g

約10倍6000

7000 6400ml/g

サクラン

純水による保水力ヒアルロン酸 キサンタンガム

5000

4000

3000

2000

1000

0

1200ml/g 1260ml/g

サクラン ヒアルロン酸Na サクラン ヒアルロン酸Na

サクラン水溶液 (濃度0.001% )を雲母上に塗布し、AFM像を確認したところ、サクランが網目状の被膜を形成し、長さが12μmの巨大分子であることが分かった。

サクラン水溶液(0.1%) 約100μLを1日1回 上腕内側に連日塗布し、塗布開始から3日後、1週間後、2週間後の肌のキメをマイクロスコープにて観察。塗布前では皮膚が乾燥状態(白い部分)であるのに対し、サクランを2週間塗布した後では乾燥した部分が見られず、皮溝がはっきりしていた。

外部刺激、アレルゲン

サクランの膜

角質層

表皮

真皮

北陸先端科学技術大学院大学取得データグリーンサイエンス・マテリアル株式会社提供

高知大学医学部　Ngatu医学博士取得データグリーンサイエンス・マテリアル株式会社提供社内資料による

社内資料による北陸先端科学技術大学院大学取得データグリーンサイエンス・マテリアル株式会社提供

塗布前

薬の使用を止め、サクラン0.2%水溶液を塗布

患者：11歳　女性（症状：3歳よりアトピー性皮膚炎となりFluocinolone acetonideを処方するが悪化する一途）

三週間後ほぼ完治（痒みが止まり赤みもほぼ無くなる）

1週間後 2週間後

サクランの水分キャッチの図

観察部位（上腕内側）のマイクロスコープ画像

サクランを経時的に塗布する事により、キメ改善効果が期待できると考えられる

角質層

内部からの水分の補給

水分の蒸散により失われる

表皮

一般の皮膚

活性化された皮膚

ヒアルロン酸添加

ヒアルロン酸を添加した皮膚小さなヒアルロン酸の周囲のみに水分が保持される。

細胞よりも巨大なサクランの網目が皮膚表面を覆い尽くし、くまなく水分を行き渡らせる。

サクランによる活性化された皮膚

サクラン添加

約5倍

ムラミン酸ウロン酸 ウロン酸ヘキソースヘキソースヘキソース

乾燥している部分 皮溝