製図の基礎

日本工業大学 製図の基礎

6回目5/21

今日の講義内容

日本工業大学 製図の基礎

(1)前々回の課題(2)前回の課題(3)幾何公差(4)表面性状(表面粗さ)(5)本日の課題(6)次週の課題

(1)前々回の課題

日本工業大学 製図の基礎

(２)前回の課題

日本工業大学 製図の基礎

演習課題①

日本工業大学 製図の基礎

１．以下の寸法公差が与えられた場合の寸法をはめあい方式を用いて答えよ(例)φ20h7

（１）軸①基準寸法： 18mm， 最大許容寸法： 18.000mm，最小許容寸法： 17.982mm②基準寸法：120mm， 最大許容寸法：119.988mm，最小許容寸法：119.966mm③基準寸法： 65mm， 最大許容寸法： 65.071mm，最小許容寸法： 65.041mm④基準寸法： 30mm， 最大許容寸法： 30.023mm，最小許容寸法： 30.002mm⑤基準寸法： 10mm， 最大許容寸法： 10.004mm，最小許容寸法： 9.995mm⑥基準寸法： 40mm， 最大許容寸法： 39.880mm，最小許容寸法： 39.841mm⑦基準寸法： 6mm， 最大許容寸法： 6.009mm，最小許容寸法： 6.001mm⑧基準寸法： 50mm， 最大許容寸法： 49.975mm，最小許容寸法： 49.950mm⑨基準寸法： 70mm， 最大許容寸法： 70.015mm，最小許容寸法： 69.985mm⑩基準寸法： 24mm， 最大許容寸法： 24.074mm，最小許容寸法： 24.041mm

演習課題①

日本工業大学 製図の基礎

（１）軸①基準寸法： 18mm， 最大許容寸法： 18.000mm，最小許容寸法： 17.982mm

φ18h7

②基準寸法：120mm， 最大許容寸法：119.988mm，最小許容寸法：119.966mm

φ120g6

③基準寸法： 65mm， 最大許容寸法： 65.071mm，最小許容寸法： 65.041mm

φ65r7

④基準寸法： 30mm， 最大許容寸法： 30.023mm，最小許容寸法： 30.002mm

φ30k7

⑤基準寸法： 10mm， 最大許容寸法： 10.004mm，最小許容寸法： 9.995mm

なし

演習課題①

日本工業大学 製図の基礎

（１）軸⑥基準寸法： 40mm， 最大許容寸法： 39.880mm，最小許容寸法： 39.841mm

φ40c8

⑦基準寸法： 6mm， 最大許容寸法： 6.009mm，最小許容寸法： 6.001mm

φ6k6

⑧基準寸法： 50mm， 最大許容寸法： 49.975mm，最小許容寸法： 49.950mm

φ50f7

⑨基準寸法： 70mm， 最大許容寸法： 70.015mm，最小許容寸法： 69.985mm

φ70js7

⑩基準寸法： 24mm， 最大許容寸法： 24.074mm，最小許容寸法： 24.041mm

φ24u8

演習課題①

日本工業大学 製図の基礎

１．以下の寸法公差が与えられた場合の寸法をはめあい方式を用いて答えよ(例)φ20H7

（２）穴①基準寸法： 14mm，最大許容寸法： 14.018mm， 最小許容寸法： 14.000mm②基準寸法： 24mm，最大許容寸法： 24.020mm，最小許容寸法： 24.007mm③基準寸法：100mm，最大許容寸法：100.205mm，最小許容寸法：100.170mm④基準寸法： 80mm，最大許容寸法： 80.004mm， 最小許容寸法： 79.985mm⑤基準寸法： 40mm，最大許容寸法： 40.159mm， 最小許容寸法： 40.120mm⑥基準寸法： 65mm，最大許容寸法： 65.015mm， 最小許容寸法： 64.985mm⑦基準寸法： 14mm，最大許容寸法： 14.006mm， 最小許容寸法： 13.995mm⑧基準寸法： 10mm，最大許容寸法： 10.000mm， 最小許容寸法： 9.985mm⑨基準寸法： 6mm，最大許容寸法： 5.988mm， 最小許容寸法： 5.970mm⑩基準寸法： 30mm，最大許容寸法： 30.020mm， 最小許容寸法： 29.987mm

演習課題①

日本工業大学 製図の基礎

（２）穴①基準寸法： 14mm，最大許容寸法： 14.018mm， 最小許容寸法： 14.000mm

φ14H7

②基準寸法： 24mm， 最大許容寸法： 24.020mm，最小許容寸法： 24.007mm

φ24G6

③基準寸法：100mm， 最大許容寸法：100.205mm，最小許容寸法：100.170mm

φ100C7

④基準寸法： 80mm， 最大許容寸法： 80.004mm， 最小許容寸法： 79.985mm

φ80K6

⑤基準寸法： 40mm， 最大許容寸法： 40.159mm， 最小許容寸法： 40.120mm

φ40C8

演習課題①

日本工業大学 製図の基礎

（２）穴⑥基準寸法： 65mm，最大許容寸法： 65.015mm， 最小許容寸法： 64.985mm

φ65JS7

⑦基準寸法： 14mm，最大許容寸法： 14.006mm， 最小許容寸法： 13.995mm

φ14J6

⑧基準寸法： 10mm，最大許容寸法： 10.000mm， 最小許容寸法： 9.985mm

φ10M7

⑨基準寸法： 6mm，最大許容寸法： 5.988mm， 最小許容寸法： 5.970mm

φ6P8

⑩基準寸法： 30mm，最大許容寸法： 30.020mm， 最小許容寸法： 29.987mm

φ30J8

演習課題①

日本工業大学 製図の基礎

２．以下のはめあい方式で与えられた寸法の最大許容寸法と最小許容寸法を答えよ

（１）軸 最大 最小

①φ10h7 10.000 9.985②φ24g6 23.993 23.980③φ32f5 31.975 31.964④φ40c7 39.950 39.925⑤φ50m6 50.025 50.009⑥φ70p8 70.078 70.032⑦φ80t5 80.088 80.075⑧φ65j7 65.018 64.988⑨φ14k6 14.012 14.001⑩φ32js6 32.008 31.992

演習課題①

日本工業大学 製図の基礎

２．以下のはめあい方式で与えられた寸法の最大許容寸法と最小許容寸法を答えよ

（２）穴 最大 最小

①φ24H7 24.021 24.000②φ6G6 6.012 6.004③φ40F5 40.036 40.025④φ10P8 9.985 9.963⑤φ80S8 79.941 79.895⑥φ50M8 50.005 49.966⑦φ30N8 29.997 29.964⑧φ14M6 13.996 13.985⑨φ65K7 65.009 64.979⑩φ18JS6 18.005 17.995

(3)幾何公差

日本工業大学 製図の基礎

(3)‐①記述方法

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幾何公差とは

日本工業大学 製図の基礎

幾何学的不良（たわみ，ゆがみ，位置のずれ，振れ等）に対する公差

公差：許容される誤差の範囲のこと

幾何公差の記入例

日本工業大学 製図の基礎

40

20

A

A0.008

データム（基準）形体指示

幾何公差：データムと形体指示のペアーで指示

公差付き形体指示

日本工業大学 製図の基礎

公差付き形体指示例

日本工業大学 製図の基礎

データム指示

日本工業大学 製図の基礎

データム：理論的に正確な幾何学的基準

公差付き形体指示例

日本工業大学 製図の基礎

寸法線の延長線上に指示寸法を指示している形体の軸線，中心平面，一点 の場合

データム指示

日本工業大学 製図の基礎

データム：理論的に正確な幾何学的基準

図3‐127 データムの表示の仕方

40

A

円筒面の中心軸を指定する場合は寸法線の延長線上にデータムを記入する

データム指示

日本工業大学 製図の基礎

40

A

円筒面に直接指示する

40

A

寸法線に指示していない

この線がデータムになってしまう

円筒面の中心軸を指定する場合の間違った例

(3)‐②幾何公差の種類

日本工業大学 製図の基礎

真直度

平面度

平行度

垂直度

同心度

円振れ

全振れ

(4)表面粗さ

日本工業大学 製図の基礎

(2)表面粗さ

日本工業大学 製図の基礎

f

ハイパスフィルタ

ローパスフィルタ

高周波成分のみを取り出すフィルタ低周波成分のみを取り出すフィルタ

表面粗さの測定

(2)表面粗さ

日本工業大学 製図の基礎

算術平均粗さ Ra

基準長さ l

面積 A

lARa

(2)表面粗さ

日本工業大学 製図の基礎

表面性状の図示記号

表面性状の指示方法

(2)表面粗さ

日本工業大学 製図の基礎

寸法補助線に指示する場合図3‐23 図示記号の向き

(65)

25±0.04

10

40

50p6

30S5

60f8

80

5+0.050

Ra12.5

Ra3.2

（ Ra6.4 ），Ra3.2

Ra6.4

Ra3.2

（）の中に図中に示している全ての表面粗さを記入

図中に示していない残りの全ての面の表面粗さを記入

(2)表面粗さ

日本工業大学 製図の基礎

Ra3.2

Ra3.2

正面図

(2)表面粗さ

日本工業大学 製図の基礎

Ra3.2

平面図

必ず部品の外側(空気のある側)から表面粗さを記入する

(2)表面粗さ

日本工業大学 製図の基礎

Ra3.2

必ず部品の外側(空気のある側)から表面粗さを記入する

Ra3.2

誤り

(65)

25±0.04

10

40

50p6

30S5

60f8

80

5+0.050

Ra12.5

Ra3.2

（ Ra6.4 ），Ra3.2

Ra6.4

Ra3.2

Ra3.2

Ra3.2

Ra6.4Ra3.2

Ra3.2

赤：正解青：誤り

(5)本日の課題

日本工業大学 製図の基礎

本日の演習課題

日本工業大学 製図の基礎

前回の課題の図面に，次の幾何公差を記入する

本日の演習課題

日本工業大学 製図の基礎

⑥

面：2平面①ピンクで示す円筒面の軸線に対して垂直②距離が0.008mm

の間にある

穴の軸線：円筒公差域(一つの円筒)①ピンクで示す円筒面の軸線と同軸②直径0.008mmの中にある

軸の円筒表面：二つの円筒①軸線が緑の穴の軸線に一致②半径が0.004mmの差の間にある

(6)次週の課題

日本工業大学 製図の基礎

次週の連絡

日本工業大学 製図の基礎

次回は出張の為に講義はいたしません．次の課題を行ってください．提出期限は６月４日です．もし，時間内に終わったらTAの小林君に提出してください．

次週の課題（形状・寸法）

日本工業大学 製図の基礎

⑦ 最小許容寸法：16.00mm最大許容寸法：16.05mm最小許容寸法：29.98mm最大許容寸法：30.02mm

8mm8mm

44mm

8mm

8mm

32mm

90mm

4mm

最小許容寸法：30.020mm最大許容寸法：30.041mm

最小許容寸法：40.009mm最大許容寸法：40.025mm

直径4㎜ドリル加工穴(貫通)直径50㎜の円周上に60°間隔で６個

直径8㎜ドリル加工穴(貫通)

最小許容寸法：49.95mm

最大許容寸法：50.00mm

基準面を決定して並列寸法記入法で寸法を記入する

次週の課題（幾何公差）

日本工業大学 製図の基礎

⑦

面：2平面①ピンクで示す平面に対して垂直②距離が0.008mm

の間にある

穴の軸線：円筒公差域(一つの円筒)①緑で示す円筒面の軸線と同軸②直径0.012mmの中にある

次週の課題（表面性状）

日本工業大学 製図の基礎

⑦

1.6mm

1.6m

3.2m

3.2m

3.2m

①全ての面で除去加工②値は全て算術平均粗さRa③表示していない面は全て12.5m