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ニーズを満たし、不動産価値を上げるための交通

郊外住宅開発地と交通

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Page 1: 郊外住宅開発地と交通

ニーズを満たし、不動産価値を上げるための交通

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私について→学生です。地方交通に興味を持っていろいろやっていたらいつの間にかこんなことに…。

今回は?→郊外住宅開発地と交通の関わりについてみていきます。

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山本理顕「一家族=一住宅」モデル

→住宅金融公庫や住宅公団の成立

→土地神話→バブル経済

→「郊外」の広がりが加速

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イギリス発「ガーデンシティ」→職住近接型の都市。ロンドン郊外ではじまる。

→「田園都市」として輸入。とはいえ、職住近接の概念は採用されなかった。

→ベッドタウンの誕生

Ex.田園調布、多摩ニュータウン、多摩田園都市

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戦後日本の住宅事情とあいまって、ベッドタウンは広がる。

→都心部への輸送が課題に(輸送力不足)

→大量輸送の軸として鉄道が主流に

(民鉄各社が不動産開発を推し進めた側面もある)

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「軸」の高速化、輸送力増強(現在も続く)

「軸」の多様化(通勤高速バスなど)→「軸」へつながる交通機関も整備されていく

Ex.バス・新交通システム・モノレール

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中央線沿線(山梨県東部)

広島県広島市

→郊外の外縁

→山間部や傾斜地に造成された住宅地

→「軸」への交通機関に工夫(不動産価値の向上)

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比較的古くより住宅開発が推し進められてきた。

Ex.武蔵野、国立

山が近く、高尾から奥はもう山→山間部を住宅地として開発

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上野原

四方津

猿橋

→いずれも山梨県東部、都心部からの直通電車がある

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山梨県上野原市

乗車人員5414人(1日あたり) 一部特急停車

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甲州街道の宿場町(古くからの街)

河岸段丘の上に街がある。(高低差60m)

鉄道が軸。中央道高速バスがあるも、あまり利用されていない。

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駅前(かなり狭隘)

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バスの他に、P&R(バイク)、K&Rが盛ん。

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市街地の様子

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バス時刻表

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山梨県上野原市乗車人員1948人(1日あたり)

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コモアしおつ四方津駅北側に造成。

積水ハウスが87年より造成。91年販売開始。

面積は0.8 k㎡ 。

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「それは暮らしの中に、森がある街。」3000万~5000万(130㎡~250㎡)

中々うまくいっている(空きスペースがない)

四方津駅とは「コモアブリッジ」で結ばれる

管理費6500円/月

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四方津駅との間をつなぐブリッジ。

エスカレーターとエレベーターを併設。

高低差100m、長さ220m

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下部より

エスカレーターの

向きは時間による

エレベーターは

2機設置

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山梨県大月市乗車人員1594人(1日あたり)

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パストラルびゅう桂台(東大月ニュータウン)猿橋駅南側

清水建設とJR東日本が1998年に販売開始。

面積は0.73k㎡

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「自然豊かな街でかなえる、憧れのいなか暮らし。」400~600万円(200㎡程度、土地販売価格)造成地の半分の開発にとどまる猿橋駅とはシャトル桂台でむすばれて「いた」管理費5200円/月

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猿橋駅との間を結ぶシャトル2001年から運行開始 高低差110m、長さ220m

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BTM(永久磁石を利用した交通機関)

日本電設工業が中心

鉄道・軌道ではない

25人乗り

ボタン操作による無人運転。

20時から25時30分までは、山麓側

の駅舎への入場は暗証番号の入力またはカード操作が必要

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2006年、相次ぐ運行トラブルで

人人人人_> 運休決定 < ̄Y^Y^Y^Y ̄

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代替バスを運行→のちにEV建設

EV運行費で取られる管理費・・・4500円/月

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上野原、四方津、猿橋だけ見ても面白い。→ついでに都留や富士吉田まで足をのばしてリニア

の構造物や都留文科大前の発展振り、富士急の車両などをみてくるのもお勧め。

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太田川沿いに町が開ける

山が近い→丘陵部・山間部を住宅地として開発(アストラムライン沿線、芸備線沿線)

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広島県広島市安芸区乗車人員 3303人(一日あたり) 始発列車もあり

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スカイレールタウンみどり坂瀬野駅北側

積水ハウスが1997年販売開始

面積は1.21k㎡

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「笑顔があふれる街、みどり坂。 」3500万円程度(200㎡程度)丘陵地に造成。傾斜地に造成される。

開発は順調。小学校もできる。

瀬野駅との間にスカイレール(スカイレールサービス広島短距離交通瀬野線 )が建設

管理費わからず

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瀬野駅との間を結ぶスカイレールみどり口、みどり中街、みどり中央の3駅

1998年開業 高低差160m 長さ1.3km

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神戸製鋼所・三菱重工業などが共同開発

駅間ではワイヤロープ、駅構内ではリニアモーターで駆動して運転する。

懸垂式モノレールとして軌道法扱い。

最急勾配は263‰

日中は15分間隔、通勤通学時間帯は最短7分間隔で運行。最短75秒の運転間隔も可能。

最終便出発後は、瀬野駅からジャンボタクシー

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非接触型ICカードを導入(日本初)

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小学生専用列車(?)を運行していた

→小学校開校でなくなる

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Page 43: 郊外住宅開発地と交通

勾配を克服する交通機関→自然に近いところに住みたいが移動の不便を解消

したいというニーズに応え、不動産価値を向上させる

ピーク時のことを想定してインフラを整備しなくてはいけない

→通勤・通学時を想定

郊外住宅地巡りは楽しい

ココだけの話、写真を多尐wikipediaに頼りました…。

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Thanks for listening!