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62
(6) 宮城 1「J14」
1) 調査地概況
調査地は、宮城県刈田群七ヶ宿町にある蛤山(標高 980m)の山麓部の標高 400~500m
に位置する小班で、植栽木は 43~44 年生のスギ人工林となっている。林内には作業道が無
く、小班の斜面上部をかすめるように林道が配置されている。
調査地周辺はスギとアカマツ造林地に囲まれており、現地では谷沿いの低位や伐採跡地に
落葉広葉樹の小群落が見られる。
表 3.28 概況整理表(宮城 1,2)
地区名/番号 宮城 1/J14 宮城 2/J15
所在地 宮城県刈田郡七ヶ宿町 宮城県刈田郡七ヶ宿町
植栽木(上層木) スギ スギ
林齢 43~44 年生 82~83 年生
地形 地形分類 中起伏山地
(起伏量 400m以上 600m未満)
中起伏山地
(起伏量 400m以上 600m未満)
地質 表層地質区分 凝灰岩質岩石
(火山性岩石)
花崗岩質岩石
(深成岩)
土壌 土壌区分 淡色黒ボク土壌 乾性褐色森林土壌
気象 平均気温 12.0 ℃
最高気温平均 34.2 ℃
最低気温平均 -7.8 ℃
最高気温極値 35.9 ℃ (平成 19 年 8 月 15 日)
最低気温極値 -10.9 ℃ (平成 2 年 2 月 2 日)
平均年降水量 1,319 mm/年
最大日雨量 215 mm/日 (平成 11 年 4 月 25 日)
平均風速 2.3 m/s
最大積雪深 5 7 cm (平成 26 年 2 月 15 日)
近接する広葉樹林の植生区分 (アカマツ植林) チシマザサ-ブナ群団
路網密度 16 m/ha 100 m/ha
※ 地形分類、表層地質区分、土壌区分は土地分類図(宮城県)20 万分の 1 経済企画庁発行より
※ 気象データは気象庁 HP より、白石観測所(標高 86m)の過去 30 年の観測資料を整理集計(資料
不足値は除く)
63
図 3.21 位置図(宮城 1)(1/25,000)
6 チシマザサ-ブナ群団 24 コナラ群落
32 アカマツ植林 34 スギ・ヒノキ植林
図 3.22 植生区分図(宮城 1,2)(1/50,000) ※ 「自然環境保全基礎調査 植生調査 環境省 自然環境局 生物多様性センター」HP より引用
調査地(宮城 1)
調査地(宮城 2)
調査地(宮城 1)
64
2) 施業履歴
ヒアリングにより、施業履歴調査を実施した。調査状況は表 3.29 に示すとおりである。
小班には 43年生及び 44年生のスギ林が分布し、前回の間伐は 28~29年生時に実施され、
間伐より 15 年が経過している。なお、当時の間伐はヒアリングにより本数率 30%の定性間
伐と推測された。また、土地履歴は、空中写真より広葉樹林と判断した。
表 3.29 施業履歴等(宮城 1)
間伐(58 年生スギ林(一部ヒノキ混生))
実施
年月
施業時
の林齢 施業面積 伐採率
密度
(本/ha)
収量比数
変化 Ry 施業区分・方法
H12 28~29
年生 - 本数 30 % - - 定性・方法不明
植栽前の地況 広葉樹林(空中写真より)
間伐前の前生樹の状況 不明
3) 更新木調査プロットの設定
調査地の小班の形状から、標高を変えながら更新木の侵入状況を考慮して 5×5m の調査
プロットを 4 箇所設定した。
調査地周辺はアカマツ林で広葉樹林がほとんど見られなかった。小班内の谷地形部にケヤ
キ、コナラ、ミズキ、ホオノキなどからなる落葉広葉樹の小群落が分布し、送電線敷きの刈
り払い跡に樹高 5~6m 程度のクリ、コナラ、ミズキといった高木性樹種を含む落葉広葉樹
二次林が形成されていた。
調査プロットの配置状況及び位置図は、図 3.23 のとおりである。
図 3.23 調査プロット位置図(宮城 1)(S=1/10,000)
65
4) 更新木調査
侵入した更新木の伐採痕跡は J14-1 プロット付近で数本見られたのみであった。高木性
樹種の更新木は、カエデ類やケヤキなどの風散布種子とコナラやミズキ、ホオノキなどの動
物散布種子が混生している。高木性樹種の更新密度は概ね 5,000 本/ha 以上であったが、一
部 J16-4 プロットで 2,400 本/ha となっていた。このプロットは他のプロットよりも急傾斜
となっており、競合植生が見られた。樹高 50cm 以上を対象とした場合は、J16-4 プロット
で少ない傾向は変わらず、その他のプロットの更新密度は 4,000 本/ha 以上となっている。
ウサギの糞やスギの樹皮剥ぎといったシカの痕跡が見られたが、更新木への食害痕跡は認め
られなかった。
5) 植栽木調査
スギ林の平均胸高直径は 29~35cm、平均樹高 20~22m、本数 600~1,160 本/ha、収量
比数 0.55~0.74 であった。
6) 宮城 1「J14」調査結果
高木性樹種の更新密度に関係が見られた因子と傾向は、斜面勾配が急で競合植生が見られ
た場合、マイナスになる傾向が見られた。調査結果の一覧は以降のとおりである。
66
表 3.30 更新木調査結果一覧表(宮城 1)
調査地点名 J14-1 J14-2 J14-3 J14-4
立
地
緯度経度
(WGS84)
N- 38.01489°
E-140.44831°
N- 38.01391°
E-140.44881°
N- 38.01254°
E-140.44891°
N- 38.01186°
E-140.44897°
斜面方位 SE W S SE
平均斜面勾配(度) 18 23 25 34
斜面位置 上 中 下 下
標高(m) 480 455 430 420
表層地質 凝灰岩質岩石(火山性岩石)
植
栽
木
樹種 スギ スギ スギ スギ
林齢(年生) 43 43 44 44
調査面積(㎡) 100 225 100 100
平均胸高直径(cm) 32 29 34 35
平均樹高(m) 20 20 22 22
平均枝下高(m) 10 11 6 12
密度(本/ha) 800 1,160 600 1,000
収量比数 0.61 0.74 0.55 0.74
地位 10 10 10 10
前回の間伐区分 定性 定性 定性 定性
間伐率(%) 本 30 本 30 本 30 本 30
前回間伐からの
経過年数(年) 15 15 15 15
土地履歴 広葉樹林(空中写真より)
更
新
木
プロット規模 5×5m 5×5m 5×5m 5×5m
全樹種更新密度
(本/ha) 9,600 22,800 8,800 6,000
主な出現樹種 コナラ・マルバアオダモ
・クロモジ
スギ・エゴノキ・
コナラ
イタヤカエデ・エゴノキ
・オオモミジ
イタヤカエデ・ハウチワカ
エデ・ツリバナ
更新木の伐採痕跡 少 無 無 無
高木性樹種出現本数 13 41 12 7
(本/ha 換算) (5,200) (16,400) (4,800) (2,800)
出現数の多い
高木性更新木
コナラ
スギ・コナラ・ミズキ
イタヤカエデ・オオモミ
ジ
イタヤカエデ
樹高 50cm 以上の
高木性樹種出現本数
11
14
10
7
(本/ha 換算) (4,400) (5,600) (4,000) (2,800)
競合植生(m) - - 低木 0.8 夏緑シダ 1.0
裸地率(%) 0 0 0 0
広葉樹林との距離
(m) - - 50 30
相対照度(%)*注 17.8 11.9 12.0 12.8
* 相対照度は計測当日の天候、時間帯により変動が非常に大きく、同条件での計測が可能であった
プロットに限りデータを用いた
67
表 3.31 更新木出現状況(宮城 1)
最小値 最大値 平均樹高0.5m
未満
樹高0.5m
以上計
株数
(株)
棹数
(本)
宮城1 J14-1 高木 常緑 アカマツ 0.03 0.03 0.03 1 1 4スギ 0.10 0.10 0.10 1 1 4
落葉 オオモミジ 0.60 1.50 1.05 2 2 8コナラ 1.50 6.00 3.23 7 7 1 2 29ホオノキ 0.70 7.80 4.25 2 2 8
亜高木 落葉 ツリバナ 2.80 2.80 2.80 1 1 4マルバアオダモ 1.00 2.00 1.67 3 3 13
低木 落葉 ウグイスカグラ 0.40 0.40 0.40 1 1 4ガマズミ 0.50 0.60 0.55 2 2 8クロモジ 0.60 1.50 1.10 3 3 13
ツル性 落葉 ツル性(互生) 0.50 0.50 0.50 1 1 43 21 24 1 2 100
J14-2 高木 常緑 スギ 0.02 0.05 0.03 25 25 44落葉 アワブキ 0.80 0.90 0.85 2 2 1 2 4
イタヤカエデ 1.50 1.50 1.50 1 1 2カスミザクラ 0.70 0.70 0.70 2 2 1 2 4コナラ 1.00 2.30 1.60 5 5 1 2 9コブシ 0.50 0.60 0.55 2 2 4ミズキ 0.40 0.80 0.53 2 2 4 7
亜高木 落葉 エゴノキ 1.10 1.80 1.46 8 8 1 2 14ツリバナ 1.40 1.70 1.55 2 2 4マルバアオダモ 0.50 1.20 0.93 3 3 1 2 5
低木 落葉 ガマズミ 0.50 0.90 0.70 2 2 4ミヤマガマズミ 1.50 1.50 1.50 1 1 2
27 30 57 5 10 100
J14-3 高木 落葉 アワブキ 3.00 3.00 3.00 1 1 5イタヤカエデ 0.40 1.30 0.98 1 3 4 1 4 18ウリハダカエデ 0.60 0.60 0.60 1 1 5オオモミジ 0.40 2.20 1.07 1 2 3 14カスミザクラ 1.40 1.40 1.40 1 1 5ケヤキ 8.50 8.50 8.50 1 1 5ミズキ 2.50 2.50 2.50 1 1 5
亜高木 落葉 エゴノキ 1.10 4.40 3.00 4 4 1 3 18ツリバナ 1.10 1.50 1.30 2 2 9ハウチワカエデ 1.00 1.00 1.00 1 1 5ヤマウルシ 1.10 9.00 5.05 2 2 9
低木 落葉 クロモジ 1.20 1.20 1.20 1 1 52 20 22 2 7 100
J14-4 高木 落葉 イタヤカエデ 0.50 1.60 0.80 7 7 47亜高木 落葉 アオハダ 0.80 0.80 0.80 1 1 7
ウワミズザクラ 3.80 3.80 3.80 1 1 7ツリバナ 1.10 1.90 1.50 2 2 13ハウチワカエデ 0.40 0.50 0.47 1 2 3 20
低木 落葉 クサギ 1.20 1.20 1.20 1 1 71 14 15 100
出現総数(本) シカ被害(木)
樹高(m)地区
プロット名
生活系
着葉期間
樹種プロット内出現率
(%)
株立ち
小計
小計
小計
小計
68
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
高さ(m)
本数
宮城 J14-1
高木 亜高木 低木
更新基準h=0.3m
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
1 11 21 31 41
高さ(m)
本数
宮城 J14-2
高木 亜高木 低木
更新基準h=0.3m
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
高さ(m)
本数
宮城 J14-3
高木 亜高木 低木
更新基準h=1.1m
競合草本h=0.8m
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
1 2 3 4 5 6 7
高さ(m)
本数
宮城 J14-4
高木 亜高木 低木
更新基準h=1.3m
競合草本h=1.0m
※ 樹種特性不明樹種、ツル性木本類は含まない。
図 3.24 更新木分布図(宮城 1)
69
J14
-1
J14-1 調査プロット
J14-1 更新木の生育状況
J14-1 下層植生の状況
J14-1 樹冠の状況
J14
-2
J14-2 調査プロット
J14-2 更新木の生育状況
J14-2 下層植生の状況
J14-2 樹冠の状況
70
J14
-3
J14-3 調査プロット
J14-3 更新木の生育状況
J14-3 下層植生の状況
J14-3 樹冠の状況
J14
-4
J14-4 調査プロット
J14-4 更新木の生育状況
J14-4 下層植生の状況
J14-4 樹冠の状況
71
J14
そ
の
他
広葉樹の伐採痕跡(J14-1付近)
ウサギの糞(J14-1)
スギへの樹皮剥ぎ(J14-2)
ウサギの糞(J14-4)
谷沿いの落葉広葉樹林
送電線敷きの広葉樹二次林
72
(7) 宮城 2「J15」
1) 調査地概況
調査地は、宮城県刈田群七ヶ宿町を流れる白石川支流大深沢中流域の左岸側の標高 540
~630m に所在する 2 小班で、植栽木は 82~83 年生の高齢級のスギ人工林となっている。
北側の 82 年生の小班は斜面中腹の更新伐施業箇所であり、南側の 83 年生の小班は山脚部
の列状間伐地である。各小班とも山脚部に林道及び作業道が通っている。
調査地周辺はスギ人工林が多く見られ、大深沢沿いや対岸に落葉広葉樹が見られる。なお、
概況及び植生区分は前述の表 3.28 及び図 3.22 に示すとおりである。
図 3.25 位置図(宮城 1)(1/25,000)
2) 施業履歴
ヒアリングにより、施業履歴調査を実施した。調査状況は表 3.32~表 3.33 に示すとお
りである。
北側の 82 年生スギ林では樹高程度の幅(約 20m)で更新伐が行われた。伐採跡地にはス
ギが植栽され、12 年が経過している。また、南側の 83 年生スギ林では 66 年生時に列状間
伐が実施されてから 17 年が経過している。各林分とも、土地履歴は広葉樹林(薪炭林)と
なっている。
調査地(宮城 2)
73
表 3.32 施業履歴等(宮城 2)-1
間伐(82 年生スギ林)
実施
年月
施業時
の林齢 施業面積 伐採率
密度
(本/ha)
収量比数
変化 Ry 施業区分・方法
H15 70 年生 - 本数 30 % - -
更新伐・
チェーンソー、グラップル
による引出し
植栽前の地況 広葉樹林(薪炭林)
間伐前の前生樹の状況 不明
表 3.33 施業履歴等(宮城 2)-2
間伐(83 年生スギ林)
実施
年月
施業時
の林齢 施業面積 伐採率
密度
(本/ha)
収量比数
変化 Ry 施業区分・方法
H10 66 年生 - 本数 30 % - -
列状搬出・
チェーンソー、グラップル
による引出し
植栽前の地況 広葉樹林(薪炭林)
間伐前の前生樹の状況 不明
3) 更新木調査プロットの設定
更新伐施業地の保残帯に 5×5m の調査プロットを 2 箇所(J15-1,J15-2)、列状間伐の施
業地に 2 箇所(J15-3,J15-4)の計 4 箇所を設定した。調査プロットの配置状況及び位置図
は、図 3.26 のとおりである。
図 3.26 調査プロット位置図(宮城 2)(S=1/10,000)
74
調査地周辺は造林地のため、近接する広葉樹林は少なく、更新伐が実施された林縁に沿っ
てクリが列状に分布している箇所と、林道沿いにクリ及びコナラが単木で点在している程度
であった。また、樹種は不明だが、大深沢対岸や低位の渓流沿いに比較的まとまった落葉広
葉樹が見られる状況であった。
4) 更新木調査
間伐から 12 年以上経過していることもあり、広葉樹の伐採痕跡は不明であった。また、
シカによる更新木への食害痕跡は見られなかった。
高齢のスギは太く、斜面中腹の更新伐保残帯で平均胸高直径 38~39cm、斜面下部の列状
間伐地で 51~62cm となっている。また、列状間伐地の出現樹種は低木性から高木性全て
含め 3~4 種であり、更新伐保残帯の 8~10 種に比べて種数が少ない傾向にあった。各林分
の高木性樹種の更新本数は 4,800~7,600 本/ha と基準値を満たし、樹高 50cm 以上を対象
とした場合でも更新本数はほぼ同じ値を示していた。
5) 植栽木調査
更新伐保残帯の平均胸高直径は 38~39cm、平均樹高 22~24m、本数 710~900 本/ha、
収量比数 0.61~0.75 であった。列状間伐地の平均胸高直径は 51~62cm、平均樹高 33~38m、
本数 300~400 本/ha、収量比数 0.60~0.63 であった。
6) 宮城 2「J15」調査結果
列状間伐地で更新種数が少ない傾向が見られた。更新伐保残帯と比較した列状間伐地の特
徴は、斜面下部、間伐からの経過年数が長い、平均胸高直径が太い、平均樹高が高い、植栽
木密度が少ないことが挙げられる。調査結果の一覧は以降のとおりである。
75
表 3.34 更新木調査結果一覧表(宮城 2)
調査地点名 J15-1 J15-2 J15-3 J15-4
立
地
緯度経度
(WGS84)
N- 38.04059°
E-140.41116°
N- 38.04099°
E-140.41092°
N- 38.03645°
E-140.41599°
N- 38.03671°
E-140.41634°
斜面方位 W SW S SW
平均斜面勾配(度) 35 38 17 44
斜面位置 中 中 下 下
標高(m) 595 600 565 540
表層地質 花崗岩質岩石(深成岩)
植
栽
木
樹種 スギ スギ スギ スギ
林齢(年生) 82 82 83 83
調査面積(㎡) 225 100 100 100
平均胸高直径(cm) 38 39 62 51
平均樹高(m) 22 24 38 33
平均枝下高(m) 8 16 14 22
密度(本/ha) 710 900 300 400
収量比数 0.61 0.75 0.60 0.63
地位 上 上 上 上
前回の間伐区分 更新伐 更新伐 列状・搬出 列状・搬出
間伐率(%) 本 30 本 30 本 30 本 30
前回間伐からの
経過年数(年) 12 12 17 17
土地履歴 広葉樹林(薪炭林)
更
新
木
プロット規模 5×5m 5×5m 5×5m 5×5m
全樹種更新密度
(本/ha) 18,800 20,400 7,200 11,200
主な出現樹種 クロモジ・アワブキ クロモジ・ツノハシバミ アワブキ・サワグルミ アワブキ
更新木の伐採痕跡 無 無 無 無
高木性樹種出現本数 19 12 13 21
(本/ha 換算) (7,600) (4,800) (5,200) (8,400)
出現数の多い
高木性更新木
アワブキ・ハクウンボク
アワブキ・クリ・
ブナ・ミズナラ
アワブキ・サワグルミ
アワブキ
樹高 50cm 以上の
高木性樹種出現本数
18
12
13
21
(本/ha 換算) (7,200) (4,800) (5,200) (8,400)
競合植生(m) - - 常緑シダ 0.6 -
裸地率(%) 0 0 0 1
広葉樹林との距離
(m) - 20 - -
相対照度(%)*注 42.1 45.5 2.3 2.1
* 相対照度は計測当日の天候、時間帯により変動が非常に大きく、同条件での計測が可能であった
プロットに限りデータを用いた
76
表 3.35 更新木出現状況(宮城 2)
最小値 最大値 平均樹高0.5m
未満樹高0.5m
以上計
株数(株)
棹数(本)
宮城2 J15-1 高木 落葉 アワブキ 0.60 2.00 1.08 9 9 1 4 19イタヤカエデ 3.90 7.80 6.10 4 4 1 4 9コブシ 7.50 7.50 7.50 1 1 2ハクウンボク 0.40 6.60 2.30 1 4 5 1 2 11
亜高木 落葉 ハウチワカエデ 0.30 3.50 1.42 1 4 5 1 3 11ヤマウルシ 10.00 10.00 10.00 1 1 2
低木 落葉 クロモジ 0.30 2.10 1.03 3 18 21 1 4 45ツノハシバミ 0.50 0.50 0.50 1 1 2
5 42 47 5 17 100
J15-2 高木 落葉 アワブキ 3.30 5.80 4.68 4 4 1 3 8クリ 0.50 0.80 0.63 3 3 1 3 6ハクウンボク 2.40 2.40 2.40 1 1 2ブナ 4.00 5.30 4.67 3 3 1 3 6ミズナラ 2.10 2.10 2.10 1 1 2
亜高木 落葉 マルバアオダモ 2.30 3.80 3.05 2 2 1 2 4低木 落葉 キブシ 0.80 0.80 0.80 1 1 2
クロモジ 0.10 2.00 0.70 8 13 21 2 6 41ツノハシバミ 0.50 1.20 0.91 10 10 3 8 20ムラサキシキブ 0.40 2.30 1.34 1 4 5 1 5 10
9 42 51 10 30 100
J15-3 高木 落葉 アワブキ 1.30 4.50 2.55 8 8 2 7 44サワグルミ 1.00 9.00 3.40 5 5 28
低木 落葉 ウリノキ 2.30 2.60 2.47 3 3 1 3 17クサギ 5.00 5.20 5.10 2 2 11
18 18 3 10 100
J15-4 高木 落葉 アワブキ 0.60 4.20 2.64 21 21 4 20 75亜高木 落葉 ツリバナ 0.30 1.10 0.53 3 1 4 14低木 落葉 ツノハシバミ 3.60 4.50 3.93 3 3 1 3 11
3 25 28 5 23 100
出現総数(本) シカ被害(木)
樹高(m)地区
プロット名
生活系
着葉期間
樹種プロット内出現率
(%)
株立ち
小計
小計
小計
小計
77
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
1 6 11 16 21
高さ(m)
本数
宮城 J15-1
高木 亜高木 低木
更新基準h=0.3m
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
1 6 11 16 21 26 31 36
高さ(m)
本数
宮城 J15-2
高木 亜高木 低木
更新基準h=0.3m
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
高さ(m)
本数
宮城 J15-3
高木 低木
更新基準h=0.9m
競合草本h=0.6m
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
1 6 11 16 21
高さ(m)
本数
宮城 J15-4
高木 亜高木 低木
更新基準h=0.3m
※ 樹種特性不明樹種、ツル性木本類は含まない。
図 3.27 更新木分布図(宮城 2)
78
J15
-1
J15-1 調査プロット
J15-1 更新木の生育状況
J15-1 下層植生の状況
J15-1 樹冠の状況
J15
-2
J15-2 調査プロット
J15-2 更新木の生育状況
J15-2 下層植生の状況
J15-2 樹冠の状況
79
J15
-3
J15-3 調査プロット
J15-3 更新木の生育状況
J15-3 下層植生の状況
J15-3 樹冠の状況
J15
-4
J15-4 調査プロット
J15-4 更新木の生育状況
J15-4 下層植生の状況
J15-4 樹冠の状況
80
J15
そ
の
他
シカの足跡(J15-2付近)
対岸の落葉広葉樹林
更新伐林縁に列状に見られる広葉樹(クリ)
スギ高齢林の外観(J15-3)
林道沿いの広葉樹(クリ・コナラ)
林道沿いの広葉樹(クリ・コナラ)