WIRELESS GATE

証券コード ： 9419

株式会社ワイヤレスゲート

株 主 通 信第9期報告書 2012年1月1日〜2012年12月31日

経営理念＆ビジネスモデル

ワイヤレス・ブロードバンドサービスを通じて、より創造性あふれる社会の実現を目指す。

複数の通信キャリアが構築したインフラ

複数の無線通信インフラを統合して、利便性の高い「一つのサービス」としてユーザーに提供

当社グループ

Wi-Fiアクセスポイント

LTE

WiMAX基地局

新たな通信インフラに も対応してまいります。

インフラ提供

販売手数料

インフラ利用料

通信事業者・公衆無線LAN事業者

1

インフラを持たない

販売チャネルの取り組み

当社グループでは、複数の公衆無線LAN事業者からWi-Fi※

スポットの提供及び通信事業者からWiMAX※、LTE※等の通信網の提供を受け、当社グループのプラットフォームで高速ワイヤレス通信サービスを提供しています。

ライフスタイルにあった快適な通信環境の利用

無線通信インフラを所有しないアグリゲーターとして複数の通信事業者等から無線通信インフラを借り受けてワイヤレス・ブロードバンドサービスを提供。

店頭での積極的なキャンペーンの実施。ハードとサービスを組み合わせる販売手法を構築し、お客様の端末購入時にワイヤレス・ブロードバンドサービスを販売。

事業コンセプト家電量販店チャネル

携帯販売代理店チャネル

顧客

商品説明

サービス利用料

サービス提供

株式会社 ヨドバシカメラ

住友商事株式会社等 Wi-Fi、WiMAX、LTEの通信網を「一つのサービス」として利用可能にしているので、例えば…

飲食店全国のマクドナルド、スターバックスなどのファストフードやカフェなど

1

※用語解説は10Pに掲載しています。

羽田空港などの空港や駅、高速バスなど

2 公共交通機関

六本木ヒルズ、コンビニ、郵便局、タクシー、公園など様々な場所でインターネットを利用できます。

3 商業施設など

2

株主の皆さまへ

池田 武弘TAKEHIRO IKEDA

株式会社ワイヤレスゲート代表取締役ＣＥＯ

時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、このたび当社は、2012年7月19日、東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。ここに謹んでご報告させていただくとともに、皆さまのご支援、ご高配の賜物と心より感謝申し上げます。2004年1月の設立以来、当社は、ワイヤレス・ブロードバンド社会の到来を見越し、「公衆無線LANサービス」と「モバイルインターネットサービス」を通じて、約35万人を超えるお客様にワイヤレス・ブロードバンドサービスを提供してまいりました。

特徴の異なる複数の無線通信サービスをワンストップで分かりやすく提供するアグリゲーションという当社の横串型のビジネスモデルは、技術革新に対応しながら、常にお客様ニーズに合致したサービスを提供することが可能であります。スマートフォンやタブレット端末のさらなる普及により、ワイヤレス・ブロードバンド市場は、これからますます拡大してまいります。今後も、お客様の声に真摯に耳を傾け、お客様の立場に立って最適で最新のワイヤレス・ブロードバンドサービスを提供するとともに、上場企業としての責務を果たしてまいる所存でございますので、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

ワイヤレス・ブロードバンド市場の拡大とともに、事業の成長を目指してまいります。

3

財務ハイライト売上高

2012/12（連結）2010/122009/122008/12 2011/12

（百万円）5,500百万円

0

1,500

3,000

4,500

6,000

173 4261,154

3,440

5,500

経常利益又は経常損失

（百万円）575百万円

2012/12（連結）2010/122009/122008/12 2011/12△500

△250

0

250

500

△297△184

113

386

575

当期純利益又は当期純損失

（百万円）

△500

△250

0

250

500

△301△185

177279

423

423百万円

2012/12（連結）2010/122009/122008/12 2011/12

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失

（円）

△250

△125

0

125

250

190.48円

（連結）2012/122010/122009/122008/12 2011/12

190.48

90.95

△109.19

△237.27

135.46

総資産・純資産

（百万円）自己資本比率 61.6％

2012/12（連結）2010/122009/122008/12 2011/120

500

1,000

1,500

2,000

2,500

21060

281128

764443

1,394

722

2,492

1,534

総資産純資産

月額有料会員数の推移

（万人）

0

10

20

30

40

35万人

2012/12（連結）2010/122009/122008/12 2011/12

49

21

3035

※2012年12月期より連結決算となっています。

4

成長戦略

「ワイヤレスゲートWi-Fi」 の提供開始

● 2012.12

住友商事株式会社と業務提携

● 2012.12

「ワイマックス・サービス」の 提供開始

● 2009.7

株式会社ヨドバシカメラと業務提携

● 2007.12

「ワイヤレスゲート・サービス」 の提供開始

● 2004.10

30

21

9

40.5

35

●iPod Touch 登場

●iPhone 3G 登場

●iPad 日本市場での販売が確定iPhone 4 登場

●iPhone 4S 登場

●iPhone 5登場

2004 2005 2006 2007 2008 2009 20122010 2011

35万人突破

（2012/12）

ワイヤレス･ブロードバンド社会の到来を見越し、いち早く創業・発展してまいりました。ワイヤレス・ブロードバンド月額有料会員数（単位：万人）

5

当社グループは、創業以来、アグリゲーターとして複数の通信事業者等から複数の通信サービスの提供を受け、付加価値を高めた上でお客様のニーズに応じた無線通信サービスを提供してまいりました。今後、新たな通信技術が市場へ登場することが予測されますが、当社グループは引き続きアグリゲーターとしての独立的なポジションを生かし、大規模な設備投資を行うことなく、通信事業者等の通信回線等を用い、最適なタイミングでお客様のニーズに応じた付加価値の高いサービスの提供を行ってまいります。

また、当社グループの主力サービスである「ワイヤレス・ブロードバンドサービス」においては、主に月額有料会員からの利用料収入が継続的かつ安定的に発生しており、会員数の増大を図ることで、収益が拡大するストック型の課金モデルとなっているため、引き続き既存の販売代理店において効果的なキャンペーン等を実施するほか、新規販売チャネルの拡充により会員数の増大を図るとともに、ワイヤレス・ブロードバンドサービス以外の新規事業を展開し、さらなる収益の拡大を図ってまいります。

①累積会員数の拡大⇒主力チャネルであるヨドバシカメラの拡販に加え、販売チャネルの多様化を目指す。⇒住友商事を窓口として大手携帯電話販売代理店でワイヤレスゲートWi-Fiの取り扱いを展開⇒他の携帯販社やチャネルとも商談中⇒効果的な販促キャンペーンの実施

②次世代通信規格への適宜対応⇒さらなるアグリゲーション（Wi-Fi、WiMAX、LTE・・・・）⇒顧客ニーズの検証

③エリアの拡充 ④収益源の拡大⇒他の事業者との提携等によるエリアの拡充 ⇒オンラインサービス事業の展開を検討開始

中期的な取り組み

6

▶連結貸借対照表（要旨） （単位：千円）

科目 当期末（連結）（2012年12月31日現在）

前期末（単体）（2011年12月31日現在）

■資産の部

流動資産 2,182,308 1,313,353

　現金及び預金 1,630,186 750,838

　売掛金 525,004 393,997

　繰延税金資産 11,037 154,622

　その他 19,208 16,247

　貸倒引当金 △3,128 △2,351

固定資産 309,934 81,508

　有形固定資産 69,916 70,072

　無形固定資産 11,510 5,859

　投資その他の資産 228,507 5,576

資産合計 2,492,242 1,394,862

科目 当期末（連結）（2012年12月31日現在）

前期末（単体）（2011年12月31日現在）

■負債の部

流動負債 952,309 667,105

　買掛金 736,649 500,884

　未払金 146,018 119,433

　未払法人税等 25,478 3,055

　その他 44,163 43,731

固定負債 5,899 5,417

　その他 5,899 5,417

負債合計 958,208 672,522

■純資産の部

株主資本 1,534,034 722,340

　資本金 810,241 616,139

　資本剰余金 749,631 555,529

　利益剰余金 △25,838 △449,327

純資産合計 1,534,034 722,340

負債純資産合計 2,492,242 1,394,862

連結・単体財務諸表 ※2012年12月期より連結決算となっており、2011年12月期は単体の決算情報を掲載しています。

7

▶連結キャッシュ･フロー計算書（要旨） （単位：千円）

科 目 当期（連結）（2012年1月1日～2012年12月31日）

前期（単体）（2011年1月1日～2011年12月31日）

売上高 5,500,950 3,440,852

　売上原価 3,698,543 2,171,731

売上総利益 1,802,407 1,269,121

　販売費及び　一般管理費 1,205,329 882,679

営業利益 597,078 386,441

　営業外収益 67 98

　営業外費用 21,254 18

経常利益 575,891 386,521

　特別損失 417 194,646

税金等調整前当期純利益 575,474 191,874

　法人税等 151,985 △87,333

当期純利益 423,488 279,208

科 目 当期（連結）（2012年1月1日～2012年12月31日）

前期（単体）（2011年1月1日～2011年12月31日）

営業活動によるキャッシュ・フロー 735,980 343,987

投資活動によるキャッシュ・フロー △238,294 △68,887

財務活動によるキャッシュ・フロー 381,660 ─

現金及び現金同等物　の増減額 879,347 275,099

現金及び現金同等物の期首残高 750,838 475,739

現金及び現金同等物の期末残高 1,630,186 750,838

▶連結損益計算書（要旨） （単位：千円）

0 500 1000 1500 20000 500 1000 1500 2000

2012年12月31日

2012年1月1日

現金及び現金同等物の期首残高 750,838

735,980

△238,294

381,660

1,630,186

営業活動によるキャッシュ・フロー

投資活動によるキャッシュ・フロー

財務活動によるキャッシュ・フロー

現金及び現金同等物の期末残高

8

個人・その他45.7%

金融機関7.0%

金融商品取引業者6.3%

その他の法人25.2%

外国人等15.9%

会社概要／株式の状況

発行可能株式総数 ……………………………… 7,200,000株発行済株式の総数 ……………………………… 2,440,900株株主数 ……………………………………………… 2,011名

会社名 株式会社ワイヤレスゲート WirelessGate, Inc.

本社 東京都品川区東品川2-2-20 天王洲郵船ビル4F

設立 2004年1月26日

代表者 代表取締役CEO　池田 武弘資本金 810,241,500円（2012年12月31日現在）

従業員数 10人

役員 代表取締役CEO　池田 武弘（工学博士）　

取締役COO 原田 実　

取締役　　　　　 小島 聡 取締役（社外） 渡邊 龍男 常勤監査役　　　 若本 英德 監査役（社外） 杉山 和彦 監査役（社外） 山田 啓之

株主名 持株数（株）

持株比率（％）

株式会社ヨドバシカメラ 354,100 14.5

池田 武弘 151,100 6.2

インテック・アイティ2号投資事業有限責任組合 140,000 5.7

日本マスタートラスト信託銀行株式会社（信託口） 101,900 4.2

藤沢 昭和 100,000 4.1ドイチェ バンク アーゲー ロンドン ピービー ノントリティー クライアンツ 613 83,735 3.4

株式会社SBI証券 55,500 2.3

坂巻 和彦 53,000 2.2

原田 実 51,100 2.1

ニッセイ・キャピタル4号投資事業有限責任組合 50,000 2.0

▶大株主の状況

▶所有者別株式分布状況

（注）持株比率は、小数点以下第2位を切り上げております。

会社概要 （2012年12月31日現在） 株式の状況 （2012年12月31日現在）

個人投資家向けIR

2013年2月23日（土）に株式会社ラジオ日経と株式会社プロネクサスの個人投資家向けIRイベント「ラジオNIKKEI＆PRONEXUS共催 企業IR＆個人投資家応援イベントin博多」に参加いたしました。九州地方の個人投資家の方に当社の魅力を伝えてまいりました。

IR情報

9

「アグリゲーター」

ワイヤレスゲートのキーワード

【 用 語 解 説 】※Wi-Fi無線LANの一種で、無線LAN関連製品を製造・販売する企業が集まる業界団体であるWi-Fiアライアンスにより無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示す名称です。Wi-Fiスポットとは、鉄道駅や空港、ホテル、カフェなどの商業施設で、無線LANを利用したインターネットへの接続が可能な場所のことです。

※WiMAX無線通信技術の規格の一つで、Worldwide Interoperabi l i ty for Microwave Accessの略。広いエリアでの高速インターネット接続が特色。日本国内ではUQコミュニケーションズ社がインフラを有し、サービスを提供するとともにインフラを自社では持たず、通信事業者から借り受けて通信サービスを提供する事業者に開放している。

※LTELong Term Evolutionの略称であり、第三世代（3G）データ通信を更に高速にした次世代携帯電話の通信規格。無線でありながら、光ケーブルなどの有線ブロードバンドサービスに迫るスピードで高速データ通信を行うことを可能とする。

引き続きアグリゲーターとしてのメリットを用い、新たな通信技術が市場に登場した場合、最適なタイミングでその技術を利用したサービスを利用者に提供できるよう取り組むとともに、

効果的なキャンペーン等を行うことにより、新規会員の獲得の増加及び既存会員の退会率のさらなる低減を目指しながら、更に成長を加速させていくことを企図しております。

アグリゲーターとは、複数の通信事業者等からインフラを借り受け、それらを組み合わせた無線通信サービスを提供する事業者を意味しております。

▶方向性

10

株主メモ

●住所変更、単元未満株式の買取等のお申出先について株主様の口座のある証券会社にお申出ください。

事 業 年 度 毎年1月1日から12月31日まで

定 時 株 主 総 会 毎年3月下旬

定時株主総会の基 準 日 毎年12月31日

株主名簿管理人東京都千代田区丸の内一丁目4番1号三井住友信託銀行株式会社

郵 便 物 送 付 先

（ 電 話 照 会 先 ）

〒168－0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号 三井住友信託銀行株式会社　証券代行部電話　0120ｰ782ｰ031（フリーダイヤル）

見やすく読みまちがえにくいユニバーサルデザインフォントを採用しています。

当社では、株主の皆さまの声をお聞かせいただくため、アンケートを実施いたします。お手数ではございますが、アンケートへのご協力をお願いいたします。

下記ＵＲＬにアクセスいただき、アクセスコード入力後に表示されるアンケートサイトにてご回答ください。

所要時間は5分程度です。

株主の皆さまの声をお聞かせください

http : //ｗｗｗ.e-kabunushi.comアクセスコード　9419

ご回答いただいた方の中から抽選で薄謝（図書カード500円）を進呈させていただきます

パターン02-CS T -148 × Y -80

kabu@wjm.jpへ空メールを送信してください。（タイトル、本文は無記入）アンケート回答用のURLが直ちに自動返信されます。

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●アンケートのお問い合わせ 「e -株主リサーチ事務局」

TEL： 03-5777-3900（平日 10：00～17：30）MAIL：info@e-kabunushi.com

●アンケート実施期間は、本書がお手元に到着してから約2ヶ月間です。

株主さま向けアンケート

※本アンケートは、株式会社 a2media（エー・ツー・メディア）の提供する 「e-株主リサーチ」サービスにより実施いたします。（株式会社 a2mediaについての詳細http://www.a2media.co.jp）※ご回答内容は統計資料としてのみ使用させていただき、事前の承諾なしにこれ以外の目的に使用することはありません。