Upload
others
View
1
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
農業の生産性の飛躍的な向上や高付加価値化等を実現するため、ICTなどの先端技術を用いて行う以下の取組を行う。
① スマート農業の普及・社会実装② 次世代施設園芸技術の習得、普及
(1)「スマート農業」の社会実装の加速化
21
2 「スマート農業」の実現と強い農業のための基盤づくり
スマート農業実証プロジェクト
※ スマート農業とは、近年、技術発展の著しいロボット・AI・IoT等の先端技術を活用した農業
Ⅱ 令和2年度東海農政局行動重点項目
ロボット、AI、IoTなどの先端技術を活用したスマート農業を実証するため、令和元年度からスマート農業実証プロジェクトを開始
スマート農業の社会実装を加速するため、先端技術を生産現場に導入して2年間技術実証を行うとともに、技術の導入による経営への効果を明らかにすることを目的として実施
全国では69地区が採択され、東海農政局管内では3地区において、実証課題を実施中
〇(農)巣南営農組合(岐阜県瑞穂市) 実証面積:26ha
実証課題名 スマート農業を活用した高度輪作体系(3年5作)の構築による超低コスト輸出用米生産の実証
<実証プロジェクトの内容>
スマート農業の輸出用米高度輪作体系として乾田V溝直播栽培による米麦3年5作体系の確立に取り組む
ロボットコンバイン、自動運転トラクタ、ドローン等を組み込んだ一貫体系で、ICTを使い作業のデータ化や効率化の実証に取り組む
輸出用米の超低コスト化(7000円/60kg当たり)を目指す
〇JA西三河きゅうり部会生産者(愛知県西尾市) 実証面積:52a
ICTに基づく養液栽培から販売による施設キュウリのデータ駆動経営一貫体系の実証
部会員全員で環境測定データの情報共有等を行い、産地として単収が増加。さらなる生産性向上に向け、養液栽培を導入し、地下部等の見える化に取り組み、栽培データを活用する実証に取り組むとともに、データ最適栽培管理手法を特定し労働生産性の向上を図る
収量1tあたり作業時間の10%以上の削減、30%以上の単収向上等を目指す
〇(株)オレンジアグリ、(有)すぎもと農園(三重県御浜町) 実証面積:4.1ha
中山間地域における労働力不足の克服と気候変動に適応した省力的高品質産地生産技術の実証
温州みかん等の省力高品質生産技術の実証に向け、プレ選果機導入等により全ての果実のデータを収集・活用することで生産面での改善につなげるほか、多機能乗用型草刈り機による省力化、気象観測装置・多目的スプリンクラー設置による日焼け果の発生防止等の実証に取り組む除草・防除労力の80%削減、収量及び品質の10%向上を目指す
実証課題名
実証課題名
<実証プロジェクトの内容>
<実証プロジェクトの内容>
無人トラクタの協調運転による耕起作業
きゅうり栽培施設の環境制御装置
実証ほ場の多目的スプリンクラー
2
Ⅱ 令和2年度東海農政局行動重点項目
(公財)中部圏社会経済研究所と共同で、農業者、企業、農業団体等を対象としたシンポジウム「スマート農業の進展がもたらす中部圏の新しい農業と産業の姿」を開催(令和元年11月)
スマート農業の進展がもたらす新しい農業と産業の姿や農業と産業界との新たな連携等について関係者の理解を促進
シンポジウム「スマート農業の進展がもたらす中部圏の新しい農業と産業の姿」の開催
シンポジウム
農業者と企業等の交流・マッチング、シンポジウム、現場との意見交換
「東海ブロックスマート農業サミット」の開催
「東海ブロックスマート農業サミット(スマート農業マッチングイベント&農研機構マッチングフォーラムin東海)」を、農林水産省本省、農研機構と共催(令和元年10月)
スマート農業実証プロジェクトを進めるコンソーシアムの取組状況、農研機構によるスマート農業に関する開発技術等の講演とともに、企業等と農業者との交流・マッチングを加速化するため、“先端技術交流ひろば”において、16の企業・機関がそれぞれの最新技術を展示・紹介
講演会
愛知県(愛知豊橋次世代施設園芸推進コンソーシアム)及び三重県
(みえ次世代施設園芸コンソーシアム)において、次世代施設園芸技
術習得支援事業を活用し、高度環境制御によるミニトマト等の周年高
品質・高収量栽培などの技術実証及び技術の横展開を図るための研修
を実施
また、強い農業づくり交付金により、三重県内での高度環境制御技
術を用いた大規模園芸施設整備を支援
データ駆動型農業の普及を促進するため、高知県の先駆的な取組や
岐阜県での導入事例等を紹介する「園芸作物生産現場におけるデータ
駆動型農業推進セミナー」を開催(令和2年2月)
次世代施設園芸技術・データ駆動型農業の普及への支援
22
農林水産省は、愛知県西尾市において「スマート農業の推進について」をテーマに「車座ふるさとトーク」を開催
加藤農林水産副大臣が出席し、参加者と意見交換を行うとともに、スマート農業実証圃場を視察(令和2年2月)
※ 各府省庁等の大臣、副大臣、政務官が地域に赴き、現場の生の声をつぶさに聴き、政策にいかすとともに、政府が取り組んでいる重要政策について説明を行うもの
「車座ふるさとトーク(※)」の開催
意見交換 現地視察
セミナー
農畜産物の生産・供給体制を強化するため、以下の取組を行う。
① 地域の創意工夫による産地競争力の強化と担い手の経営発展② 営農戦略(産地パワーアップ計画)に基づく高収益な作物・栽培体系への転換③ 地域に根ざした畜産関係者が収益性を向上させる取組(畜産クラスター)④ 東海地域花き普及・振興協議会と連携した花きの需要拡大⑤ 有機農業の推進
(2)生産・供給体制の強化
2 「スマート農業」の実現と強い農業のための基盤づくり
Ⅱ 令和2年度東海農政局行動重点項目
産地パワーアップ事業による収益力の高い産地づくりの取組
乾燥調製施設
経営体の所得向上(主食用米の10aあたり販売額の10%以上の増加)を目
標に、天候や施設の諸条件に左右されず安定的に高品質の米を生産するた
め、自前の乾燥調製施設(乾燥、もみすり、精米、包装)を建設
独自の商品展開と多収米の作付拡大による収益増加に向けた取組を実施
西三河農業協同組合(愛知県西尾市)
強い農業・担い手づくり総合支援交付金による産地と担い手の生産供給体制強化の取組
愛知県で新規に育成された多収性小麦「きぬあかり」への品種転換と小麦
の生産拡大に対応し、生産基盤を強化するため既存のライスセンターをカン
トリーエレベーターに再編整備
大規模担い手農家の荷受けの待ち時間を軽減することで、ほ場での収穫作
業の効率化、より高品質な小麦の出荷と経費の節減を推進
(有)平田パイロット(岐阜県海津市)
三重北農業協同組合木曽岬トマト部会(三重県木曽岬町)
産地の更なる発展に向けて、ハウス内の温度、湿度、日射量などをコン
ピューターで管理する高度環境制御栽培施設を整備するとともに、土壌病害
の発生リスクを回避するためのロックウール培地による養液栽培装置、光合
成を促す炭酸ガス発生装置を導入
高度な環境制御により販売額の10%以上の増加と得られたデータを活用し
た生産性向上の取組を実施
乾燥調製貯蔵施設
高度環境制御栽培施設
助成対象者は、約45haの農地で水稲、麦、大豆のブロックローテー
ションを実施
農薬散布作業の負担軽減のため、農薬散布用ドローンを導入。ドロー
ン導入により農薬散布作業の効率が上がり、乗用管理機による作業時間
と比較して7割程度短縮
また、作業時間が短縮したことにより、水稲の収穫と大豆の農薬散布
作業が重なる時期でも適期の収穫や労働力の軽減が図られ、さらに経営
規模を拡大する意向農薬散布用ドローン
農薬散布用ドローンの導入事例(愛知県安城市)
23
東海地域花き普及・振興協議会と連携し、市場で実際
に使用される設備を使用した競り体験、ピンポンマム等
を使ったフラワーアレンジメント、季節の草花の寄せ植
え体験等を通じて、花きの生産や流通のしくみを学ぶ夏
休み親子花育セミナーを開催(令和元年8月)
花きの需要拡大支援
愛知豊明花き地方卸売市場 愛知名港花き地方卸売市場
2
Ⅱ 令和2年度東海農政局行動重点項目
有機農産物安定供給体制構築事業による有機農業推進の取組
技術講習会の様子
24
有機農産物等を安定的に生産するため、緑肥を活用した土壌改善効果の実証、新規就農者や転換者の経営するほ場の技術実証及び有機栽培マニュアルの作成等、栽培技術力・経営力向上に係る取組を実施また協議会として、実証ほ場を活用した技術講習会の開催等を行
い、有機農業の取組面積拡大を図る
畜産クラスター事業による地域畜産の収益性向上の取組(肉用牛)
地域の先進的モデルとして、繁殖及び肥育牛舎や堆肥舎の施設整備並
びに飼養管理、飼料生産に必要な最新の省力機械を導入
飼養規模の拡大を図りつつ、飼養管理の効率化や自給飼料の増産・利
用拡大による収益性の向上に係る取組を実施
また、当該牧場は市街化調整区域内で住宅が混在する立地条件である
ことから、消臭資材等による畜舎内外の畜産環境対策を強化し、周辺環
境への影響にも配慮
繁殖牛舎内部
:四日市市畜産クラスター協議会
:(株)三重加藤牧場(三重県四日市市)
ニューファーマーズBLOF生産者協議会(三重県四日市市)
:飛騨牛繁殖基盤整備推進協議会
:JA全農岐阜
繁殖牛を増頭し県内への肉用子牛の安定供給を目的として、JA全農
岐阜が岐阜大学美濃加茂農場内に繁殖牛舎(100頭規模)、育成牛舎
(80頭規模)及び堆肥舎を整備
関係者が一体となって飛騨牛生産基盤の強化と産地の活性化を図る取
組を実施
また、本施設はJA全農岐阜、岐阜大学、岐阜県の三者(産学官)の
連携による肉用牛繁殖の高度な技術の修得や、新規就農希望者に対して
生産技術・経営管理研修を実施する飛騨牛繁殖の担い手を育成する研修
施設としても活用
繁殖牛舎(奥)及び育成牛舎(手前)
事業実施主体
取 組 主 体
事業実施主体
取 組 主 体
国営宮川用水地区では、経
年的な施設の劣化によるゲー
トの開閉動作の不良等により
不測の事態が発生しており、
農業用水の安定供給に支障を
来しているため頭首工の機能
を保全するための事業に着手
平成29年度から頭首工本体
工事に着手粟生頭首工
点検・診断と補修・更新
東海農政局管内の基幹的な
国営造成施設のうち、平成27
年度までに造成・更新後10年
を経過した施設の機能保全計
画策定率は100%
平成28年度以降に造成・更
新後10年が経過した施設につ
いても、順次機能診断調査を
実施
パイプライン付帯施設診断調査状況
あ お
農業の競争力強化や農村地域の国土強靭化を図るため、以下の取組を行う。
① 国営造成農業水利施設の耐震化の推進② 農業水利施設の点検・診断を踏まえた適時・的確な補修・更新③ 基幹的な農業水利施設、ため池におけるハード対策(耐震補強)とソフト対策(ハ
ザードマップ作成等)の一体的な推進④ 農地中間管理機構を活用した基盤整備
(3)農業・農村基盤整備の推進
2 「スマート農業」の実現と強い農業のための基盤づくり
25
国営矢作川総合第二期地区(明治地域)は、愛知県西三河の矢作
川中下流部の農地約4,800haへの農業用水や工業用水を供給する基幹
的な水利施設
大規模地震により幹線水路が損壊した場合、農業生産のみならず
市民生活や地域経済にも甚大な影響をもたらすおそれがあるため、
平成28年度から幹線水路の耐震化対策に着手
明治幹線水路と主要インフラの交差状況
耐震補強の実施状況
耐震化対策 明治幹線水路
国道1号
交差部
明治幹線水路(明治本流)耐震補強区間
Ⅱ 令和2年度東海農政局行動重点項目
ため池の点検・整備と耐震補強
点検調査 補強したため池
ハザードマップの作成(伊賀市大沢池)
資料:伊賀市Webサイト
耐震補強とハザードマップ作成の一体的な取組
Ⅱ 令和2年度東海農政局行動重点項目
平成30年7月豪雨にお
いて、多くのため池が被
災したことを受け、下流
への影響が特に大きく、
早急に対策が必要な防災
重点ため池を対象に、非
常時にも機能や安全性を
確保するために改修・補
強・統廃合等の緊急対策
を支援 愛知県新城市のため池 対策前(左)と対策後(右)
ため池の緊急対策
農地中間管理機構を活用した基盤整備
農業競争力強化を図るため、農地中間管理機構による担い手への農地集積・集約化を進め、農地の大
区画化、汎用化や地域の特性に応じたきめ細かな基盤整備により、農業の高付加価値化、高収益作物の
導入等を推進
〇農業競争力強化農地整備事業
区画拡大
〇農地中間管理機構関連農地整備事業
〇農地耕作条件改善事業
整備内容 区画整理、暗渠排水、土層改良、農業用用排水施設 等
受益面積20ha以上(中山間地域等10ha以上)
担い手への農地集積率50%以上 等実施要件
整備内容 区画整理、農地造成
事業対象農地すべてに農地中間管理権を設定
受益面積10ha以上(中山間地域等5ha以上) 等実施要件
整備内容 区画整理、暗渠排水、農業用用排水施設、管理省力化支援、品質向上支援 等
実施要件 農地中間管理事業の重点実施区域、受益農業者2者以上、事業費200万円以上 等
2
事業実施前平成29年度
担い手への集積率(着色部):3%⇒99%
わじおおた
<農地中間管理機構関連農地整備事業の実施事例:愛知県田原市和地太田地区>
荒廃農地 キャベツ畑(イメージ)
事業実施後令和5年度予定
荒廃農地を含め22.9haの水田を畑地に整備し、農地中間管理機構による担い手への農地の集積・集約化を進め、高収益作物(キャベツ等)を栽培
26
①国営中勢用水施設機能保全事業 ②国営尾張西部施設機能保全事業
受益地域:三重県津市、亀山市
受益面積:3,183ha
主要工事:安濃ダム1式、第三頭首工1式、用水路0.9km、水管理施設1式
事業概要:既存施設を長期にわたり保全し、農業用水の安定供給に対応するため、ダムの堆砂対策や頭首工、用水路の改修を行う
受益地域:愛知県名古屋市他8市2町1村
受益面積:11,608ha
主要工事:日光川河口排水機場1式、尾西排水機場1式、尾西排水路1式、排水管理施設1式
事業概要:既存施設を長期にわたり保全し、排水機能を維持するため、ポンプ設備等の整備補修及び耐震化対策を行う
③国営青蓮寺用水施設応急対策事業
受益地域:三重県名張市、伊賀市
受益面積:1,066ha
主要工事:取水施設1式、幹線水路10.4km、小水力発電施設1式
事業概要:農業用水の安定供給、施設の維持管理の費用と労力の軽減を図るため、用水路及び取水施設の整備・補修を行う
安濃ダム
日光川河口排水機場
水源である青蓮寺ダム(水資源機構)
しょうれんじ
位置図
国営かんがい排水事業国営総合農地防災事業
⑦
⑥
④
①③
②⑤
⑤国営長良川用水施設応急対策事業
受益地域:岐阜県羽島市、海津市、輪之内町
受益面積:3,025ha
主要工事:勝賀揚水機場1式、勝賀西用水路1.7km、水管理施設1式
事業概要:農業用水の安定供給、農業水利施設の維持管理の費用と労力の軽減を図るため、水利施設の整備・補修と耐震化対策を一体的に行う
勝賀揚水機場の内部
2 「スマート農業」の実現と強い農業のための基盤づくり
27
東海農政局管内の国営事業
国営施設機能保全事業
国営施設応急対策事業
④国営宮川用水施設応急対策事業
受益地域:三重県伊勢市他4町
受益面積:4,554ha
主要工事:粟生頭首工1式
事業概要:農業用水の安定供給及び施設の維持管理の費用と労力の軽減を図るため、頭首工の整備を行う
粟生頭首工
扉体と開閉装置の更新が必要
Ⅱ 令和2年度東海農政局行動重点項目
⑦国営矢作川総合第二期農地防災事業
明治用水頭首工
受益地域:愛知県岡崎市他7市
受益面積:5,441ha
主要工事:明治用水頭首工1式、岩倉取水工1式、北部幹線水路1.4km、併設水路5.6km、豊田幹線水路1.5km、明治幹線水路12.6km、小水力発電施設1式、水管理施設1式
事業概要:大規模地震に対して耐震性を有していない明治用水頭首工や幹線用水路等の耐震化対策を行い、大規模地震の発生による災害を未然に防止する
⑥国営新濃尾農地防災事業
受益地域:岐阜県岐阜市他2市2町、愛知県名古屋市他12市5町
受益面積:10,139ha
主要工事:犬山頭首工1式、木津用水路3.9km、羽島用水路18.3km、
大江排水路16.7km
宮田導水路9.8km、新木津用水路10.6km
事業概要:機能低下した農業用施設の機能回復を図り、災害を未然に防止し、農業生産性を維持するため、頭首工の補修や用排水路の改修を行う
犬山頭首工
国営総合農地防災事業
木曽川から農業用水を取水する施設
矢作川から農業用水、水道用水、工業用水を取水する施設
あ お
28
東海農政局管内の県営事業
農業競争力強化農地整備事業
Ⅱ 令和2年度東海農政局行動重点項目
水利施設等保全高度化事業
農村地域防災減災事業
水利施設等保全高度化事業
五号地区
現在のかんがい状況
受益地域:愛知県豊橋市
受益面積:53.7ha
主要工事:用水路工9.3km、揚水機場2箇所、排水路工4.6km、区画整理29.3ha、道路工0.3km、客土1.3ha
事業概要:区画整理とともに、パイプライン化による畑用水の安定供給、水田用水の水管理の効率化を図り、生産の振興及び畑作経営の改善・安定を図る
井戸等からタンクに汲み上げ手作業で散水
宮川4工区地区
老朽化による漏水
受益地域:三重県伊勢市
受益面積:611ha
主要工事:用水路工11.3km、水管理システム一式
事業概要:老朽化した水路をパイプライン化し、国営施設と連動した水管理システムを採用することにより、安定した農業用水の供給と維持管理の省力化を図り、農業競争力の強化を図る
漏水の解消による用水の安定供給と維持管理の省力化
整備後のイメージパイプライン化による用水の安定供給
パイプラインによる更新
農村地域防災減災事業
新十三沖永地区
流 域:愛知県津島市、愛西市
あま市
受益地域:津島市
流域面積:923.0ha
受益面積:301.5ha
主要工事:排水機場更新 3箇所
導水路改修 0.15km
事業概要:流域開発による降雨流出量の増加や既設排水機場の老朽化に伴う排水能力の低下により地区の排水状況が悪化しているため、排水機場の更新及び導水路の改修を行う
十三沖永神明排水機場
打杭地区
受益地域:岐阜県中津川市、恵那市
流域面積:2.63ha
受益面積:24.1ha
(防災受益面積69.9ha)
総貯水量:72.5千m3
主要工事:堤体工 1式
洪水吐工 1式
取水口 1式
事業概要:大規模地震に対して耐震性を有していないため池の耐震化対策を行い、大規模地震の発生による災害を未然に防止する
打杭ため池
久保原地区受益地域:岐阜県恵那市
受益面積:17.0ha
主要工事:区画整理17.0ha、道路工3.1km、用水路工5.1km、排水路工2.9km、暗渠排水工17.0ha
事業概要:地形勾配を考慮したほ場の区画拡大(30a)、農道の拡幅、用排水路の分離により、労働生産性の向上、農地の汎用化を図り、担い手への農地集積を促進し、高生産性農業及び経営の安定化を図る
現況は10aの小区画で、山地に挟まれた急峻な地形勾配、山地からの差し水による排水不良など、効率的な営農に支障
徳田地区受益地域:三重県鈴鹿市
受益面積:87.1ha
主要工事:区画整理87.1ha、道路工15.1km、用水路工15.6km、排水路工11.6km、暗渠排水工15.3ha、客土工1.5ha
事業概要:ほ場の大区画化(50a以上)、農道の拡幅、用排水路の分離及び用水路のパイプライン化により、労働生産性の向上、農地の汎用化を図り、担い手への農地集積を促進し、高付加価値農業及び経営の安定化を図る
現況は10aの小区画で、用排兼用水路のため、大型機械の導入や農地の汎用化が進まず、生産性及び高収益作物の導入に支障
しんじゅうさんおきなが
2