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Argoculus は、エッジデバイスからサーバーでのデータ管理・分析、可視化ソフトウェアまでのシステム全体 をカバーする IoT プラットフォームです。センサー信号の収集・蓄積・分析・閲覧に必要な通信機能、データベー ス機能、GUI 機能を持ち、センサーの接続も最小限のプログラミング作業で行えます。このため、開発をビ ジネスロジックとエッジデバイスの接続に集中でき、低コスト、短工期でのシステム構築が可能となります。 Argoculus は、クラウド(SaaS)で利用できますので、小規模システムの試運用からスタートし、実運用ま でスケーラブルに展開できます。 IoT プラットフォーム クラウド上のアプリケーションサービス(SaaS)として利用できますので、サーバー機器やソフトウェアライセンス購入などの初期投 資が不要。さらに運用時のメンテナンス費も削減できます。 Javaベースのデファクト技術、 RDBWebサービスなどのオープンで標準的な手法を採用しています。レガシー技術も活用できるた め、ソフトウェア開発コストを削減できます。 優れたコスト・ パフォーマンス プラットフォームの選定において、トータルとしてのコスト・パフォーマ ンスは重要なポイントです。運用時や開発時のコストについて留意す る必要があります。 AWSの持つスケーラビリティが期待でき、エッジデバイスやデータ閲覧ユーザーの増大に対しても、十分な余力を持たせることが できます。 ベンダーロックインにつながるような特殊な技術は極力排除しました。標準的手法の採用により、システムの相互運用性を確保し、 ビジネスアプリケーションや既存システムとの連携にも障壁を作りません。 数台のデバイスを接続した試運用から、実運用までシームレスに開発を進めることができます。 試運用から 大規模システムまで シームレスに対応 概念実証の次は実運用への展開です。エッジデバイスやデータ閲覧 ユーザーの著しい増大への対応、エンドユーザーにとって価値を生み 出すビジネスロジックの実装、さらに既存システムとの連携、セキュリ ティ対応などをしっかりと進める必要があります。 Argoculus は、実績あるクラウド(AWSAmazon Web Services)上で利用できます。エンドユーザーやシステム開発者によるサー バー運用は不要です。契約したその日からすぐに使えます。 ゲートウェイ・サーバー間の通信、データ管理、診断、さらにダッシュボード(可視化プリケーション)など IoT のシステム構築に必要 な一通りの機能をすぐに利用できます。 アナログセンサー接続用の Argoculus CONNECT とデータ閲覧のためのダッシュボード機能を使用すれば、センサーをプログラミ ングレスでゲートウェイに接続し、すぐにクラウド経由でデータを閲覧できます。これにより、圧倒的なスピードとコスト・パフォーマ ンスでシステムを構築できます。 すぐに使える IoTプラットフォーム 多くのIoTシステム開発は、小規模システムによる試運用からスタート します。システム概念を関係者間で共有し、運用における課題を明確に するためにも、最初のシステムはできるだけ短期間にコストをかけず 構築する必要があります。 すぐに始められます。

A4 8P kannon 20150907...3)ゲートウェイごとの接続時のトークンによる認証機能 セキュリティ Argoculus のゲートウェイソフトウェアにより、ゲートウェイを介したエッジデバイス(センサーやアクチュエーター)との双方向通

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Page 1: A4 8P kannon 20150907...3)ゲートウェイごとの接続時のトークンによる認証機能 セキュリティ Argoculus のゲートウェイソフトウェアにより、ゲートウェイを介したエッジデバイス(センサーやアクチュエーター)との双方向通

Argoculus は、エッジデバイスからサーバーでのデータ管理・分析、可視化ソフトウェアまでのシステム全体

をカバーする IoTプラットフォームです。センサー信号の収集・蓄積・分析・閲覧に必要な通信機能、データベー

ス機能、GUI 機能を持ち、センサーの接続も最小限のプログラミング作業で行えます。このため、開発をビ

ジネスロジックとエッジデバイスの接続に集中でき、低コスト、短工期でのシステム構築が可能となります。

Argoculus は、クラウド(SaaS)で利用できますので、小規模システムの試運用からスタートし、実運用ま

でスケーラブルに展開できます。

I o T プラットフォーム

クラウド上のアプリケーションサービス(SaaS)として利用できますので、サーバー機器やソフトウェアライセンス購入などの初期投資が不要。さらに運用時のメンテナンス費も削減できます。

Javaベースのデファクト技術、RDB、Webサービスなどのオープンで標準的な手法を採用しています。レガシー技術も活用できるため、ソフトウェア開発コストを削減できます。

優れたコスト・パフォーマンス

プラットフォームの選定において、トータルとしてのコスト・パフォーマ

ンスは重要なポイントです。運用時や開発時のコストについて留意す

る必要があります。

AWSの持つスケーラビリティが期待でき、エッジデバイスやデータ閲覧ユーザーの増大に対しても、十分な余力を持たせることができます。

ベンダーロックインにつながるような特殊な技術は極力排除しました。標準的手法の採用により、システムの相互運用性を確保し、ビジネスアプリケーションや既存システムとの連携にも障壁を作りません。

数台のデバイスを接続した試運用から、実運用までシームレスに開発を進めることができます。

試運用から大規模システムまでシームレスに対応

概念実証の次は実運用への展開です。エッジデバイスやデータ閲覧

ユーザーの著しい増大への対応、エンドユーザーにとって価値を生み

出すビジネスロジックの実装、さらに既存システムとの連携、セキュリ

ティ対応などをしっかりと進める必要があります。

Argoculusは、実績あるクラウド(AWS:Amazon Web Services)上で利用できます。エンドユーザーやシステム開発者によるサーバー運用は不要です。契約したその日からすぐに使えます。

ゲートウェイ・サーバー間の通信、データ管理、診断、さらにダッシュボード(可視化プリケーション)など IoTのシステム構築に必要な一通りの機能をすぐに利用できます。

アナログセンサー接続用の Argoculus CONNECTとデータ閲覧のためのダッシュボード機能を使用すれば、センサーをプログラミングレスでゲートウェイに接続し、すぐにクラウド経由でデータを閲覧できます。これにより、圧倒的なスピードとコスト・パフォーマンスでシステムを構築できます。

すぐに使えるIoTプラットフォーム

多くのIoTシステム開発は、小規模システムによる試運用からスタート

します。システム概念を関係者間で共有し、運用における課題を明確に

するためにも、最初のシステムはできるだけ短期間にコストをかけず

構築する必要があります。

すぐに始められます。

Page 2: A4 8P kannon 20150907...3)ゲートウェイごとの接続時のトークンによる認証機能 セキュリティ Argoculus のゲートウェイソフトウェアにより、ゲートウェイを介したエッジデバイス(センサーやアクチュエーター)との双方向通

I o T プラットフォーム

クラウドサーバー

ゲートウェイ

ブラウザー

タブレットスマートフォン

データ

センサーアクチュエーター

ネットワーク(インターネット / LAN)

IoTシステムのセキュリティは、ゲートウェイやサーバー(デバイス)、通信(ネットワーク)、データの3つの観点から対応する必要があります。Argoculusでは、以下の手法を組み合わせることにより、これらに対応しています。

 1)SSL / TLS暗号化 2)ユーザー/パスワードによる認証 3)ゲートウェイごとの接続時のトークンによる認証機能

セキュリティ

Argoculusのゲートウェイソフトウェアにより、ゲートウェイを介したエッジデバイス(センサーやアクチュエーター)との双方向通信を簡便に実現できます。ゲートウェイソフトウェアは、Argoculus サーバーやエッジデバイスとの通信のためのベーシックソフトウェアと、センサーデバイスからデータを取得するブリッジインターフェースで構成されます。

ベーシックソフトウェアのサーバーとの通信機能は、HTTPに加え、通信負荷の少ない軽量プロトコル MQTTをサポート。さらに、リアルタイム送信(1秒程度の送信間隔が可能)への対応、ゲートウェイでのバファリング機能(高サンプリングでのデータ収集)、ゲートウェイのリモートメンテナンス(サンプリング周期変更など)などの機能があります。

ブリッジインターフェースとしては、特定のハードウェア向けのインターフェース、ユーザーが作成した Java プログラム、実行形式ソフトウェアの 3 種類の方法を、センサーやデバイスごとに選択できます。Argoculus CONNECT を用いることで、アナログセンサーとサーバーとの接続をプログラミングレスで短時間に実現できます。 Java プログラムや実行形式ソフトウェアによる方法は、センサーとデバイスの接続に対するフレキシブルな方法を提供します。

Java対応のゲートウェイ製品や Raspberry Pi、Windows PCがゲートウェイとして利用できます。

接続性

Argoculusの機能と特徴

フィードバック制御リモートメンテナンス

バッファリングフィルタリング

センサー情報センサーデータ

Amazon Web Services等

WEBサービス

有線 /無線 LAN公衆回線

Oracle

パソコン(Windows PC等 )

Argoculusのシステム構成

リアルタイム診断機能としては、2つのレベルの機能を提供しています。一つは、単純なしきい値判定に基づくものでパラメータの値がある範囲を逸脱した場合に、警報を表示しメール通知を行います。もう一つは、スクリプト言語によるルールベースの診断機能でより複雑な診断を行うことができます。プログラミング経験の少ないエンドユーザーも自ら診断ルールを作成・保守することが可能です。

リアルタイム診断

データ閲覧に関しては、エンドユーザーがメーター、時系列グラフ、デジタル値表示等のGUIガジェットを組み合せて、ダッシュボードをプログラミングレスで自ら構成することができます。

ダッシュボード

データベースとしては、信頼性、保守性を重視し、RDB(Oracle)を採用。データモデルは、IoTシステムで必須となる、数値情報(1次元、2次元、3次元)、イベント情報(テキスト)、画像などを時系列データとして扱える枠組みを提供しています。時系列データの検索効率を高めるために、弊社独自のデータ圧縮技術を採用しています。

RDBを用いることは、多くのシステム開発者にとって、これまでのレガシー技術を活用できることのメリットも大きいと考えています。

データベース管理

Linux(CentOS,RedHat) / Windows Server

データベース管理システム Oracle

WEBアプリケーションサーバー GlassFish

ゲートウェイコミュニケーション

ゲートウェイ

センサーデバイス

ダッシュボード リアルタイムデータ診断

データ分析ツール

システム管理ツール

パーソナルコンピュータ タブレット スマートフォン

ゲートウェイ

センサーデバイス

データ通信

サーバー

データ通信

データ管理

GUI

診断・データ分析

GUI端末

通信

GUI

通信WebSocket

HTML5HTTP

制御・処理

データ収集 MQTT

Argoculusの機能構成

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IoTシステムの開発においては、既存のアプリケーションソフトウェアをIoTプラットフォームと連携する形で構築したり、データ分析のための各種ツール(BIツールやビッグデータ分析のためのツール)と連携を取る必要があるでしょう。これらの連携を容易とするため、ArgoculusではJavaベースのデファクト技術やRDB、Webサービスなどのオープンで標準的な手法を採用しています。

外部システムとの連携

ArgoculusのゲートウェイソフトウェアはJavaで記述されています。ゲートウェイもJava対応の製品を利用することになりますが、Java言語によるメリットを最大限に生かすことができます。 Javaの特徴は、”Write once, Run anywhere”と表現されるように、OSやハードウェアに依存せず、ソフトウェアの移植性を保証するものです。システム開発や運用の効率を圧倒的に高めることができます。

ゲートウェイソフトウェア

早く始めたいのだけど…

ゲートウェイやクラウドの知識がなくて不安! 評価した後に本格的な

運用に移りたい!

全てが揃っているシステムはないかな?

組込み用とCPUボードNano-ITXシリーズ等(ポートウェルジャパン株式会社)

FutureNet MAシリーズ *(センチュリーシステムズ株式会社)

代表的なゲートウェイ製品を紹介します。これ以外にも、Java対応のゲートウェイ製品、シングルボードコンピュータ、Windows PCなどが Argoculusのゲートウェイとして利用可能です。

ゲートウェイ製品

Raspberry Pi(RASPBERRY PI FOUNDATION)

Armadillo-IoT(株式会社アットマークテクノ)

* FutureNet MA-E350のインターフェース拡張モデル(KLAD/NAD/NLAD)では、アナログ入力とデジタル出力によるセンサー、アクチュエーターとの接続をプログラミングレスで行うことができます。

Argoculusの応用Argoculusは、主に産業用での応用を意識して開発されたIoTプラットフォームです。各種機器、製品の保守・運用サービスをはじめ、プラント、工場、オフィス、インフラ施設、環境などの監視・モニタリング、さらにヘルスケア、ロケーションビジネスなどに、幅広くご活用いただけます。

   保守・運用サービスのIoT化の狙い

   ・稼働状況の監視と運転履歴の蓄積   ・故障検知/異常診断による迅速なサービス   ・予防保全に基づく合理的なサービスの提供   ・顧客の製品使用方法・形態の理解   ・新たなニーズや課題の迅速な把握

センサー接続キットArgoculus CONNECTは、センサーのアナ

ログ信号を、Argoculusに手軽に接続するためのアナログ入力

ユニット(AIU)とゲートウェイソフトウェアから構成されます。

Argoculus CONNECTを使用すれば、センサー信号をプログラ

ミングなしで、インターネットを介して収集・蓄積・閲覧できるよ

うになります。実験装置等のモニタリングシステムの構築や

Argoculus導入にあたっての性能評価などにご活用ください。

AIUは、センサーからの電圧出力を入力としAD変換を行い、

ゲートウェイにデジタル値を送ります。主要な仕様は下記の通

りです。AIUからゲートウェイの通信仕様は公開しております。

入力レンジの異なる2つのタイプ(±5V、±500mV)がありま

す。

入力チャンネル数 4

サンプリング周波数 10Hz

測定分解能 16bit

入力インピーダンス 2MΩ

入力レンジ ±5V(AIU-V01) あるいは ±500mV(AIU-V02) 

入力端子 スクリューレス端子台

出力インターフェイス microUSB、UART

電源 DC+5V(USBより供給)

外形寸法(ケース) 70×20×105mm(W×H×D)

センサー接続キットArgoculus CONNECT

接続例

スマートフォン

タブレット

Amazon Web Services

PC EnOcean対応 Sensor

WEBカメラ

Sensor

Actuator 制御

Armadillo

CENTURY SYSTEMS Portwell

Internet

Raspberry Pi + Argoculus CONNECT

他システム

連携 (Web service)

Sensor

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開発・発売元/お問い合わせ

サイエンス ソリューションズ株式会社〒153-0065 東京都目黒区中町 2丁目 21番 7号

TEL:03-3711-8900 FAX:03-3711-8910

E-Mail:[email protected] http://www.ssil.com/

お問い合わせ先

Copyright(c) 2015 Science Solutions International Laboratory, Inc. All rights reserved. [2015.09版 ]

* OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。*アマゾン ウェブ サービス、Amazon Web Services、AWS、 およびAmazon Web Services ロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。* Raspberry Piは、英国Raspberry Pi財団の登録商標です。* Argoculusは、サイエンスソリューションズ株式会社の登録商標です。* その他、記載されている会社名または製品名は、各社の登録商標または商標です。

Argoculusの拡張と開発ライセンス

Argoculusにおける拡張方法と開発ライセンスの必要性

拡張内容 エッジデバイス/センサーとの接続 外部アプリケーションとの連携

開発方法

① ブリッジ・インタフェースの追加

  Java、実行プログラムの作成、登録

② Webサービスでの接続

Webサービスによる連携

開発ライセンス 不要 必要

AWSでのアプリケーションサービスや運用ライセンスのいずれの利用形態においても、エッジデバイス/センサーとの新たな接続方法の追加や外部アプリケーションとの連携などのシステムの拡張が可能です。収集したデータの外部アプリケーションでの利用や、複雑な表示系との連携などがWebサービスにより行えます。その場合は、別途、Argoculusの開発ライセンスが必要です。エッジデバイスやセンサーとの接続には開発ライセンスは不要です。

自社サーバー上でArgoculusを活用したサービスを行うためのシステム構築、サーバー機能やGUIのカスタマイズなどをお請けします。

Argoculusを組み込んだ製品を開発できる開発ライセンス、その開発した製品をエンドユーザーにサービスできる運用ライセンスも用意しています。

開発受託ならびにライセンス販売

面倒なサーバー設置や保守等が不要になり、低コストかつ迅速にIoTシステムを構築できます。

小規模なシステムからスタートし、大規模システムへと連続的に成長させることができます。

Argoculus on AWS

SSIL が AWS(Amazon Web Services)上でご提供するArgoculusのアプリケーションサービスです。

お客様は SSILと契約していただくことで、Argoculus をご利用いただけます。お客様が AWS について意識することはありません。

Argoculus on Lab.Cloud

九州先端科学技術研究所殿が運営する Lab.Cloud で、Argoculus をご利用いただけるサービスです。アカデミック利用に限ります。

あらかじめ Lab.Cloud のアカウントが必要となります。アカウントの取得には九州先端科学技術研究所殿とお客様との契約が必要です。

クラウドでのアプリケーションサービス

Argoculusの利用サービス