43
ASAHI KASEI [AK2307/LV] MS0199J04 1 2003/9 AK2307 / LV デジタル電話機用多機能コーディック 3.3V/5.0V動作) AK2307 はデジタルキーテレフォン電話、PBX用 デジタルボタン電話、ISDN電話、VoIP 電話用途 の多機能コーデックです。 PCM 入出力に加え、 14 ットリニアデータでの入出力も可能です。 G.711 準拠の PCM CODEC に加え、スピーチネッ トワーク、ハンドセットマイクアンプ、ハンドセット レシーバ、スピーカプリドライバ、そしてサービスト ーンを発生する回路を1チップで実現します。これら の機能制御はCPUシリアルモードによって制御さ れます。 ■ハンドセット、内蔵マイク用に2系統のMIC AMP内蔵 ■ハンドセット 150Ω駆動アンプ内蔵 ■スピーチネットワーク機能 (パス制御、信号ル制御■プログラマルトーンジネレータ CPU シリアルインターフース 3.3V±0.3V/5.0V±10% 源動作(ピンコン品) 低消費電力 28 ピン VSOP ージ パッケージ 28ピンVSOPージ ピン9.6*7.6mm ピンピッチ 0.65mm

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 1 2003/9

AK2307/LV

デジタル電話機用多機能コーディック (3.3V/5.0V動作)

概 要

AK2307はデジタルキーテレフォン電話、PBX用デジタルボタン電話、ISDN電話、VoIP 電話用途の多機能コーデックです。PCM 入出力に加え、14ビットリニアデータでの入出力も可能です。

G.711準拠の PCM CODECに加え、スピーチネットワーク、ハンドセットマイクアンプ、ハンドセット

レシーバ、スピーカプリドライバ、そしてサービスト

ーンを発生する回路を1チップで実現します。これら

の機能制御はCPUシリアルモードによって制御さ

れます。

特 長 ■ハンドセット、内蔵マイク用に2系統のMIC AMPを内蔵 ■ハンドセット 150Ω駆動アンプ内蔵 ■スピーチネットワーク機能 (パス制御、信号レベル制御) ■プログラマブルトーンジェネレータ ■CPUシリアルインターフェース ■3.3V±0.3V/5.0V±10% 単電源動作(ピンコンパチ品) ■低消費電力 ■28ピン VSOPパッケージ

パッケージ ■ 28ピンVSOPパッケージ

・ピン端 9.6*7.6mm

・ピンピッチ 0.65mm

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 2 2003/9

目次

項目 頁

l ブロック図 ................... 3

l パッケージ・ピン配置図 ......... 4

l 端子条件 •••••••••••• 5

l 端子機能 •••••••••••• 6

l 絶対最大定格 •••••••••••• 8

l 推奨動作条件 •••••••••••• 8

l 機能ブロック記述 •••••••••••• 9

l 機能説明 •••••••••••• 10

l シリアルインターフェース•••• 10

l PCMインターフェース••••••••• 15

l パスコントロール・ゲイン調整・ 19

l トーンジェネレータ

l 電気的特性 •••••••••••• 32

l 推奨外部回路例 •••••••••••• 41

l パッケージ •••••••••••• 43

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 3 2003/9

ブロック図

Amp2

SW1

Amp4

1dB Step16段階

+7~-8dBAmp3A/D

VOL1

送話ディジタルアッテネータ

Linear↓

A/μ

CODEC部

D/A

受話ディジタルアッテネータ

PAD0/-9dB+

側音ディジタルアッテネータ

1dB Step24段階

0~-23dB

VOL2

SW3SW2

Amp5

2dB Step16段階

0~-30dB

VOL3

SW8

SW9

3dB Step16段階

-0~45dB

VOL4トーンジェネレータH

(DTMF-H)

SPO

HANDR1

MIC1

MIC2

MIC3

内蔵マイク用 I/F

ハンドセットマイク用I/F

ハンドセットレシーバー出力

PCMInterface部

3dB Step8段階

+6~-21dB

3dB Step8段階

0~-21dB

SCLK

DATA

CSN

A/u-law16bit Linear

PLLClock generator

Amp1

HANDT1

HANDT2

HANDT3

HANDT4

SW6

0dB

Amp6

RX_Apad0dB/+3dB

電源部 VREF

DV

SS

DV

DD

AV

SS

AV

DD

EXR

IN

DX

DR

FS

BCLKLinear↑

A/μ

1dB Step24段階

0~-23dB

0dB

0dB

PLLCAP

TAGND

HEADO

DAOUT

RAIN

トーンジェネレータL(DTMF-L)

+

VOL5

SW7

SW10

RAGND

CPUインターフェース部

- 1

- 1

+0dB

低群_ATT-2.5dB

ヘッドセットレシーバー出力

スピーカ出力

150Ω

150Ω

10KΩ

Amp4

AGC(ノイズ抑圧)

3dB Step16段階

-12~-57dB

SW4

SW5

RX_Apad0dB/+3dB

RX_Apad0dB/+3dB

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 4 2003/9

ピン配置図

HANDR HEADO VSS VDD FS DX BCLK DR DATA SCLK CSN AVDD MIC2 MIC1

PLLCAP SPO EXRIN RAIN DAOUT RAGND VREF AVSS TAGND HANDT3 HANDT2 HANDT1 HANDT4 MIC3

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14

28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 5 2003/9

端子条件 タイプの詳細 NIN: ノーマルインプット I/O: ノーマルインプット/トライステートアウトプット NOUT: ノーマルアウトプット TOUT: トライステートアウトプット AIN: アナログインプット PWR: 電源・グランド AOUT: アナログアウトプット

表 1

ピン名称 タイプ 端子機能 最大 容量負荷

最小 抵抗負荷 備 考

HANDT2 AIN ・ハンドセットマイク音声用入力端子 入力インピーダンス 10kΩ(typ)

HANDT3 AIN ・ハンドセットマイク音声用入力端子 同上 HANDT1 AOUT ・ハンドセットマイク音声用オペアンプ出力端子 HANDT4 AIN ・ハンドセットマイク音声 A/D入力端子 HANDR AOUT ・ハンドセット受話音声用出力端子 1000pF 150Ω

MIC3 AIN ・マイク音声用入力端子 入力インピーダンス 10kΩ(typ)

MIC2 AIN ・マイク音声用入力端子 MIC1 AOUT ・マイク音声用オペアンプ出力端子

DAOUT AOUT ・D/A出力アナログ出力端子 10kΩ DC カット用 コンデンサ接続

RAIN AIN ・受信パスアナログ入力端子 DC カット用 コンデンサ接続

HEADO AOUT ・ヘッドセットレシーバー用出力端子 1000pF 150Ω SPO AOUT ・スピーカ接続用出力端子 20pF 10kΩ

EXRIN AIN ・スピーカ出力用外部信号入力端子 入力インピーダンス 100KΩ(typ)

DATA I/O ・内部状態出力/外部データ入力端子 50pF

SCLK NIN ・ シリアルインターフェース時 シフトクロック入力端子

CSN NIN ・内部状態設定用チップセレクト端子

DR NIN ・PCM 符号入力端子 FSに同期したデータを入力

DX TOUT ・PCM 符号出力端子 FSに同期してデータを出力 トライステート出力

50pF

BCLK NIN DX/DR からの PCM data 搬送クロック

FS NIN ・PCM 符号入出力タイミング入力端子 BCLKに同期した、8kHzフレーム信号入力

VSS PWR ・電源端子:0V VDD PWR ・電源端子:5.0V/3.3V AVSS PWR ・電源端子:0V AVDD PWR ・電源端子:3.3V/5.0V

TAGND AOUT ・ 送信系アナロググランド出力端子 最大出力電流:±100uA

TBD 1.0u? 安定化用

コンデンサ接続

RAGND AOUT ・ 受信系アナロググランド出力端子 最大出力電流:±100uA 同上 同上

VREF AOUT ・CODEC 基準電圧出力端子 同上 同上 PLLCAP AOUT ・PLL ループフィルター用容量 同上 同上

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 6 2003/9

端子機能

端子 No. ピン名称 タイプ 端子機能

18 HANDT2 AIN

・ハンドセットマイク音声用入力端子; HANDT3 と伴にハンドセットマイクからの差動入力を構成します。推奨外付

け回路図を参照下さい。 19

HANDT3 AIN ・ハンドセットマイク音声用入力端子; HANDT2 と伴にハンドセットマイクからの差動入力を構成します。

17 HANDT1 AOUT

・ハンドセットマイク音声用オペアンプ出力端子; ハンドセット用入力アンプのフィードバックループを形成する為の出力で す。HANDT2/3 と外付け素子によって入力ゲインの設定を行います。

16

HANDT4 AIN

・ハンドセットマイク音声用 A/D入力端子; ハンドセット音声の A/Dコンバータへの入力端子です。ハンドセット用オペ

アンプを使ってゲイン調整された音声信号を DC カットの為の容量を介して

入力されます。 1

HANDR AOUT ・ハンドセット受話音声用出力端子; 受信音声信号のハンドセットレシーバ用の出力端子です。D/A 出力信号にVol2でのゲイン調整と、トーンの加算をすることが出来ます。

13 MIC2 AIN

・マイク音声用アンプ入力端子; マイク音声用アンプの入力端子です。MIC1 との間の外付け回路によって入

力ゲイン段を構成します。 14 MIC1 AOUT ・マイク音声入力用アンプ出力; 15

MIC3 AIN ・マイク音声用 A/D入力端子; マイク音声の A/D コンバータへの入力端子です。マイク用オペアンプを使っ

てゲイン調整された音声信号を DCカットの為の容量を介して入力されます。 24

DAOUT AOUT ・D/A音声信号 出力端子; 受信 PCMデータを D/Aした音声信号の出力です。DCカットの為に容量を介

して RAINに戻します。 25

RAIN AIN ・受信 Voice Path 入力端子; DCカットされた受信音声信号のボイスパス部への入力端子です。

2

HEADO AOUT

・ヘッドセットレシーバ用出力端子 受信音声信号のヘッドセットレシーバ用の出力端子です。ハンドセットレシー

バ用出力とは独立の VOL3によってゲインの調整と、トーンの加算をすること

ができます。またハンドセットレシーバ出力とは逆位相になっており、対にし

て差動出力として用いることも出来ます。 27

SPO AOUT ・スピーカ接続用出力端子 受信音声信号のスピーカ用出力端子です。駆動能力は 10KΩです。8Ωまたは

32Ωのスピーカを駆動する場合は外付けにドライバーをつけてください。 26

EXRIN AIN ・スピーカ出力用外部信号入力端子; スピーカパスへの外部信号の入力端子です。VOL5の入力部分で D/A出力の音声信号と切り替えることが出来ます。

9 DATA I/O

・シリアル I/F 内部状態出力/外部データ入力端子; 内部制御レジスタのデータの入出力データ端子です。この端子から入力される

シリアルの制御コマンドにより、入力・出力の切り替えが行われます。 10

SCLK NIN ・シリアル I/F データクロック入力端子; 内部制御レジスタ用データのデータクロック入力です。

11 CSN NIN ・内部状態設定用チップセレクト端子;

内部制御レジスタ用チップセレクト信号入力端子です。 8

DR NIN ・PCM符号入力端子; BCLKに同期し FS(8KHz)のフレーム周期で入力される PCMデータの入力端子です。

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 7 2003/9

端子 No. ピン名称 タイプ 端子機能 6

DX TOUT

・PCM符号出力端子; BCLKに同期し FS(8KHz)のフレーム周期で出力される PCMデータの出力端子です。使用されないタイムスロット期間中は H-impedance 出力となりま

す。 7

BCLK NIN ・PCM data搬送クロック端子; FSに同期した、64K x n(整数)max 2.048MHzクロック入力です。

5 FS NIN ・PCM 符号入出力タイミング入力端子;

BCLKに同期した、8kHzフレーム信号入力です。 3 VSS PWR ・電源端子:0V 4 VDD PWR ・電源端子:5.0V/3.3V 21 AVSS PWR ・電源端子:0V 12 AVDD PWR ・電源端子:3.3V/5.0V 20

TAGND AOUT ・ 送信系アナロググランド出力端子 最大出力電流:±100uA

23 RAGND AOUT ・ 受信系アナロググランド出力端子

最大出力電流:±100uA 22 VREF AOUT ・CODEC 基準電圧出力端子 28 PLLCAP AOUT ・PLL ループフィルター用容量接続端子

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 8 2003/9

絶対最大定格

◆絶対最大定格 項目 表記 MIN MAX 単位 備考

電源電圧 VDD -0.3 6.5 V VSS電圧 VSS -0.1 0.1 V デジタル端子印加電圧 VTD -0.3 VDD+0.3 V アナログ端子印加電圧 VTA -0.3 VDD+0.3 V 入力電流 IIN -10 10 mA 保存温度 Tstg -55 125 ℃ (注)この値を超えた条件で使用した場合、デバイスを破壊することがあります。 また通常の動作は保証されません

推奨動作条件

推奨動作条件 項目 表記 MIN TYP MAX 単位

電源電圧(AK2307) VDD 4.75 5.0 5.25 V 電源電圧(AK2307LV) VDD 3.0 3.3 3.6 V 動作温度 Ta -10 70 ℃ フレームシンク周波数 FS - 8 - KHz (注)電圧は全て接地端子基準:VSS=0V

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 9 2003/9

機能ブロック記述

機能ブロック 機能

1) CODEC部

G.711 G.712準拠の PCM CODECです。A/D D/A部とも内部は 14bit 精度で動

作しており、デジタル領域で、送信→受信の側音加算制御およびアッテネータ制

御を行います。14bit精度のデータは、レジスター設定によって DXピンから 16bitのフォーマットで出力することがレジスター設定で選択出来ます。

2) 送信パス部

・ ハンドセット入力用差動入力アンプ、および内蔵マイク用のシングルエンド入

力アンプの、2系統の入力パスを持ちます。 マイク入力端子からHANDT4までの使用可能ゲインは0~+25dBです 送話音量調整の為+7~-8dBのアナログ・ゲイン段を設けています。また、CODEC内部で、0~-21dB 3dB stepのデジタルアッテネータも備えています。

3) 受信パス部

・ ハンドセットレシーバ用のレシーバドライバ出力(150ohm ドライブ)、ヘッ

ドセットレシーバー出力(150ohm ドライブ)、外部スピーカドライバー用の

プリアンプ出力(10K ohmドライブ)及び各出力用に独立したゲイン調整段か

ら構成されています。ヘッドセットレシーバー出力とハンドセットレシーバ出

力は逆極性になっており、ペアで差動出力を構成することも可能になります。

ゲイン段は 0~-23dB、1dBステップ(ハンドセット、ヘッドセット用)及び 0~-30、2dBステップ(スピーカ用)の調整機能を持ちます。これに加え Digital ボリュームとして+6dB~-21dB 3dB stepのゲイン調整が出来ます。また、スピ

ーカ出力に外部からの信号を入力できるパスを持ちます。 4) トーン発生部 トーン発生部はサービストーン、エラー音、着信音に使われるトーンを発生しま

す。トーンはどの周波数も 64階調の擬似サイン波として出力されます。 トーンジェネレータは 2系統あり、単音出力、および2和音出力がレジスタ設定

で選択出来ます。 トーンジェネレータ周波数; DTMF, 400,600,680,850,1KHz などの各種トーン、2 オクターブ音階(14音) また、単音、もしくは2和音加算後のトーンに対し、0~ -45dB 3dB stepのボリューム調整を行うことが出来ます。

5) CPU I/F部

受信、送信部の各種パスの切り替え、ボリューム調整、トーン周波数の選択等を

シリアルのインターフェースを介して外部 CPU からの書き込み、及び読み出し

が出来ます。 6) 電源部 内部リファレンス電源発生部。また、電源投入時電源電圧をモニターしながらパ

ワーオンリセット信号を内部で生成し、回路の初期化を自動的に行います。

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 10 2003/9

機能説明

■シリアルインタフェース AK2307はシリアルインターフェースを介して内部レジスターにデータに書き込むことにより、各種機能を選

択することが出来ます。シリアルインターフェースはSCLK,DATA,CSNの3端子を持ち、内部レジスタ設定用

データの書き込み/読み出しを行うことが出来ます。 1ワードは 16ビットで構成で、MSB側から 3ビットが制御コードで、書き込み/読み出しを指定します。 次の 4ビットは内部レジスタのアドレスを指定します。LSB側 8ビットがレジスタに設定するデータです。

B15 B14 B13 B12 B11 B10 B9 B8 B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B0

I2 I1 I0 A3 A2 A1 A0 * D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

制御コード

(3bit)

アドレス

(4bit) *

内部レジスタ設定用データ

(8bit)

*)データ読み出し時のI/O切替タイミング調整用 Dummy Bitです。 ◆制御コード

I2 I1 I0 動作内容

1 1 0 読み出し

1 1 1 書き込み

その他のコード 読み出し/書き込み動作は実行されません。

◆ SCLKとデータ書き込み/読み出し動作

① DATA端子への入力データは、SCLKの立ち上がりで内部シフトレジスタに取り込まれます。 ② SCLKの立ち上がりエッジは、CSNの立ち下がり以降の入力エッジからカウントされます。 ③ CSN="L"の時、16パルス以上のSCLK入力に対し、以下の動作が行われます。

【書き込み】SCLK の16パルス目の立ち上がりで、データは内部レジスタにロードされます。 【読み出し】SCLK の16パルス目の立ち下がりで、DATA端子は入力端子に切り替わります。

◆CSNとデータ書き込みキャンセル/データ読み出し期間

① SCLK の16パルス目の立ち上がりより前にCSNを立ち上げると、書き込みはキャンセルされます。 ② SCLK の16パルス目の立ち下がりより前にCSNを立ち上げると、その時点で読み出しは中止されま

す。 ◆連続したデータ書き込み/読み出し動作 (連続アクセス)

連続アクセス動作を行う際には、CSNを一度立ち上げる必要は必ずしもありません。

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 11 2003/9

◆データ書き込みタイミング 連続SCLK使用時 連続する16bitのDATAとSCLKでアクセスする方法です

アドレス”0000”への書き込みデータ

書き込み命令

アドレス”0000”

書き込みデータ書き込み命令

CSN

DATA

SCLK 9 16

1 1 0 0 0 * D0

2 3 41

D7 ZZ Z

SCLK16パルス以降なら、 どこで立ち上げてもよい

SCLK 16 パルス目の立ち上がりで書き込み実行

1 0

6 7 85 15 16

1 1 D7 D0

2 3 41

D11

8 9

CSN=H区間中は SCLK が入ってもDon’t care

SCLK一時停止時 DATAとSCLKを何回かに分けて書き込む方法です

SCLKを一度”H”または”L”で停止しても、再度SCLKの入力を開始すれば、先のデータに続けて書き込み

を行うことができます。SCLKを停止する位置は任意です。

アドレス”0000”への書き込みデータ

書き込み命令

アドレス”0000”

CSN

DATA

SCLK 9 16

1 1 0 0 0 * D0

2 3 41

D7 ZZ

SCLK16パルス以降なら、 どこで立ち上げてもよい

SCLK 16 パルス目の立ち上がりで書き込み実行

1 0

6 7 85

書き込みキャンセル

アドレス”0000”への書き込みデータ

書き込み命令

アドレス”0000”

CSN

DATA

SCLK 9 16

1 1 0 0 0 * D0

2 3 41

D7 ZZ 1 0

6 7 85

書き込みは実行されません

SCLK16 パルス目の立ち上がりより手前で CSN が”H”となる

Z DATA端子:入力状態 (Hi-Z)

連続アクセス CSNを”L”のまま続けてアクセスした場合です

書き込みデータ書き込み命令

アドレス”0000”

書き込みデータ書き込み命令

CSN

DATA

SCLK 9 16

1 1 0 0 0 * D0

2 3 41

D7 ZZ Z1 0

6 7 85 15 16

1 1 D7 D0

2 3 41

D11 1

8 9

書き込みは実行されます

書き込みは実行されます

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 12 2003/9

◆データ読み出しタイミング 連続SCLK使用時 連続する16bitのDATAとSCLKでアクセスする方法です

読み出しデータ読み出し命令

読み出しデータ読み出し命令

CSN

DATA

SCLK 9 16

1 1 A0 Z D0

2 3 41

アドレス

A2 A1 D7 ZZ Z

SCLK16パルス以降なら、 どこで立ち上げてもよい

0 A3

6 7 85 15 16

1 1 D7 D0

2 3 41

D10

8 9

SCLK 8パルス目の立ち下がりから読み出し開始 データ読み出し期間次のうち、どちらか早いエッジまで

CSNの立ち上がり or SCLK 16パルス目の立ち下がり

CNS=H 区間中に SCLK が入ってもDon’t Care

SCLK一時停止時 DATAとSCLKを何回かに分けて読み出す方法です

SCLKを一度”H”または”L”で停止しても、再度SCLKの入力を開始すれば、先のデータに続けて読み出し

を行うことができます。SCLKを停止する位置は任意です。

アドレス”0000”からの読み出しデータ

読み出し命令

CSN

DATA

SCLK 9 16

1 1 A0 Z D0

2 3 41

ZZ

SCLK16パルス以降なら、 どこで立ち上げてもよい

0 A3

6 7 85

SCLK 8パルス目の立ち下がりから読み出し開始

D7

アドレス

A2 A1

連続アクセス CSNを”L”のまま続けてアクセスした場合です

読み出しデータ読み出し命令

アドレス”0000”

読み出し命令

CSN

DATA

SCLK 9 16

1 1 0 0 0 D0

2 3 41

D7 ZZ Z0 0

6 7 85 15 16

1 1

2 3 41

0

8 9

読み出しが実行されます

読み出しは実行されます

Z

★注意 制御コードの不一致

書き込み/読み出しは実行されません

制御コード以外の命令0bb10b

(b=0 or 1)

アドレス

CSN

DATA

SCLK 9 16

I2 I1 A2 A1 A0

2 3 41

ZZ I0 A3

6 7 85

Z DATA端子:入力状態 (Hi-Z)

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 13 2003/9

◆ レジスタマップ

レジスタータイプ : Read/Write Add (Hex)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 機能

0 SW8 SW7 SW6

SW5 SW4 SW3 SW2 SW1 パスコントロール 1

1 RX Apad

RX Pad

側音 PCM_1

PCM_0

μ則 A則

SW10 SW9 パスコントロール2 PCM I/Fモード設定

2 0 送話 Attenuator VOL1 送話音量コントロール 3 受話 Digitalボリューム 側音 Attenuator 受話音量コントロール 4 0 0 0 0 VOL4 トーン音量コントロール 5 0 0 トーン選択 トーン発生器 H 6 0 低群

_ATT トーン選択 トーン発生器 L

7 0 0 0 VOL2 受話ハンドセット音量コントロール 8 0 0 0 VOL3 受話ヘッドセット音量コントロール 9 - - - - VOL5 受話スピーカ音量コントロール A - AGC

_ON 立上がり時間 立下がり時間 判定閾値 AGCコントロール

B-F - - - - - - - - Reserved for test use 注)表中” – “のビットを除き全ビット“書き込み/読み出し”可能です。 注)上表中”0”の欄は量産テスト用のテストモード起動ビットです。通常動作の為には全ビット=”0”を 必ず書き込んで下さい。 注)上記テストモード設定ビットは他のビット同様、書き込んだ値が、読み出し時には読み出されます。 また、アドレス=(1001)のD7~D4、アドレス=(0001)のD7は、書き込みは出来ません。また読み出し 時には”0”が出力されます。 ◆ レジスタの初期化

パワーオンリセット時にレジスターの初期化を行いに行きますが、確実にかからないことも想定されますの

で、電源立ち上げ時、電源瞬断など異常状態に陥った後は、必ずテストモード起動ビットを含む全てのレジ

スタの値を設定して下さい。それ以外ではレジスタの初期化はなされません。

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 14 2003/9

■ PCM インターフェース AK2307/LV は以下の 4 つの PCM インターフェースをサポートしています。これらは内部レジスターの設定に

よって選択することが出来ます。

・PCMモード(Longフレーム/Shortフレームは自動判定)

・16bit Linearモード

・AK130 B1モード

・AK130 B2モード

PCMデータは端子 DR および DX から入出力されます。いずれの端子もデータはMSBファーストで入出力されます。PCMモードでのデータレートは 64K x n(整数)max 2.048MHzのスピードで任意に選ぶこと

が出来ます。AK130モード B1、B2は弊社ピンポン伝送用 LSIの AK130を接続することを前提としたモー

ドです。B1/B2の 2 つのモードは AK130の B1/B2チャネルのいずれかを用いるかで選択します。 16bit Linearモードは PCM CODEC内部の 14bit精度 PCM Linearデータを 16bit フォーマットで出力するモードです。この時の搬送クロックBCLKは 128K x n(整数)max2.048MHzのスピードで任意に選べます。 *PCMインターフェースの選択 上記4つのモードは下記の“パスコントロール 2”中の所定ビットに CPU シリアルインターフェースから

書き込むことにより選択されます。また、A則、μ則の選択も行えます。 PCMインターフェース選択レジスタ; ◆パスコントロール 2 Register Type : Read Write ADD D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

1 - RX Pad

側音 PCM_1 PCM_0 μ則 A則

SW10 SW9

初期値 0 0 0 0 0 0 0 0 ・PCM_1、0 ; PCM インターフェースモード選択

PCM_1 PCM_0 PCM インタフェース 備考

0 0 PCMフォーマット(LF or SF) LF/SF は FS 信号で自動判定(次ペー

ジ参照)

0 1 16bit Linearモード 16bitリニアデータを入出力

1 0 AK130 B1モード AK130の B1チャネルを使用

1 1 AK130 B2モード AK130の B2チャネルを使用 ∗ レジスタ初期化時は PCMフォーマットモード(PCM_1/0=00)が選択されます。

・ A/u則; A/μ則選択 A/μ則 変換則 備考

0 μ則

1 A則 * レジスタ初期化時はμ則が選択されます。 *PCMフォーマットモード PCMフォーマットモードでは、Long frame と Short frameの両フォーマットをサポートします。LF/SFの判定は、AK2307/LVに入力された FS信号から LSI が自動的に判定します。

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 15 2003/9

◆ LF/SFの判定法 AK2307/LVは入力されたFSの”H”期間によりLong Frame, Short Frameかを自動的に判断します。

FS=”H”の期間 フレーム構成

BCLKの2周期以上 LF

BCLKの1周期 SF

◆インタフェースタイミング

PCMデータは、フレーム同期信号 FSに同期して、1フレーム区間(125μs)毎に 8ビットのデータが DX,DR端子より入出力されます。1フレーム区間には最大 32個のタイムスロット(BCLK=2.048MHz 時)があります

が、(タイムスロット数=BCLK/64k)AK2307/LVの使用するタイムスロットは同期信号 FS から決められ

た固定位置で入出力されます。詳しくは後述のタイミング図を参照下さい。 ◆フレーム同期信号(Frame Sync:FS)

8kHzの基準入力信号です。1フレーム(125us毎)に 8ビットの PCMデータが入出力されます。BCLK と同

期していることが必要です。FSは PLLの入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成されます。

◆BCLK

PCMデータレートを定めます。64kHz~2.048MHzの範囲の 64KHz x N(N=1~32)のレートに対応でき

ます。

LongFrame

FS

DX

DR

BCLK

Don’t care Don’t care

1 2 3 4 7 85 6

1 2 3 4 7 85 6

ShortFrame

FS

DX

DR

BCLK

1 2 3 4 7 85 6

1 2 3 4 7 85 6Don’t care Don’t care

!注意事項 <重要>

全パワーダウン時以外は FSと BCLKを停止しないで下さい。

FS と BCLKのどちらかを停止すると AK2307/LVの PLLは自走周波数で動作します。 この場合、AK2307/LVの Tone Generatorの性能は保証されません。

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 16 2003/9

*AK130モード このモードは、弊社 PBX用途トランシーバ LSIの AK130 と直接インターフェース出来るモードです。 AK130の B1 ch と B2 chの2つの PCMデータのうちどちらかを使うかにより、それぞれに対応したモード

を選択して下さい。 1) AK130(1)モード AK130の B1 ch とインターフェースするモードです。 FSは AK130 から出力される 8kHzの基準入力信号です。1フレーム(125μs毎)に 8ビットの PCMデータが入出力されます。FSは PLLの入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成されます。 BCLKは AK130 から出力されるクロックで 2.048MHz となります。

AK130 B1モード

* **

125μs(8kHz)

FS

DR

DX

244ns

BCLK

16CLK

*

1 2 7

1 2 8 **

8CLK

**

MSB First

MSB First7

Hi-Z Hi-Z

注)*:Don't care

8

2) AK130(2)モード AK130の B2 ch とインターフェースするモードです。 FSは AK130 から出力される 8kHzの基準入力信号です。1フレーム(125μs毎)に 8ビットの PCMデータが入出力されます。FSは PLLの入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成されます。 BCLKは AK130 から出力されるクロックで 2.048MHz となります。

AK130 B2モード

* **

125μs(8kHz)

FS

DR

DX

244ns

BCLK

24CLK

*

1 2 7

1 2 8 **

8CLK

**

MSB First

MSB First7

Hi-Z Hi-Z

注)*:Don't care

8

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 17 2003/9

*16bit Linearモード このモードでは、16bit, 2’s compliment, MSBファーストでインターフェースするモードです。

ただし、内部コーデックは 14bitで動作しているため下位 2bitの出力は、”L”固定となります。 FSは 8kHzの基準入力信号です。1フレーム(125μs毎)に 16ビットの PCMデータが入出力されます。

BCLK と同期していることが必要です。FSは PLLの入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成さ

れます。 BCLKの周波数範囲は 128kHz~2.048MHzの範囲の 128kHz×N(N=1~16)です。

12 13 14

*12 13 14 *

リニアインターフェース時

125μs(8kHz)

FS

DR

DX

BCLK

1 2 3Hi-Z Hi-Z

1 2 3* *

Hi-Z 1

* 1

MSB First

MSB First

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 18 2003/9

■ パスコントロール、ゲイン調整 送話、受話パスの各音声及びトーンの経路、各種ゲイン調整は CPU インターフェースを通してレジスター設

定することでコントロールできます。

◎ パスコントロール

◆パスコントロール1 Register Type : Read Write[アドレス 0000: D7-D0: (SW8-SW1)) ADD D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

0 SW8 SW7 SW6 SW5 SW4 SW3 SW2 SW1 初期値 0 0 0 0 0 0 0 0 ◆パスコントロール2 Register Type : Read Write[アドレス 0001: D6-D5,D1-D0: (RX_Pad, 側音,SW10-SW9)] ADD D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

1 RX _Apad

RX _Pad

側音 PCM_1 PCM_0 μ則 A則

SW10 SW9

初期値 0 1 0 0 0 0 0 0 ・パスコントロール

SW1:送話ハンドセット選択 SW2:送話内蔵マイク選択 SW3:送話トーン選択 SW4:ハンドセットレシーバ受話選択 SW5:ハンドセットレシーバトーン選択 SW6:ヘッドセットレシーバ受話選択 SW7:ヘッドセットレシーバトーン選択 SW8:スピーカ受話選択 SW9:スピーカトーン選択 SW10:スピーカ外部コーデック選択 SWx パス選択スイッチ 備考

0 パス非選択(OFF) OFF 時は無音入力

1 パス選択(ON) ・ RXパスゲイン制御

RX_Apad 1:+3dB 0:0dB RX_Pad 受信パス ゲイン Pad 備考

0 0dB 初期値

1 +3dB RX-9dB 1:-9dB 0:0dB RX_Pad 受信パス ゲイン Pad 備考

0 0dB

1 -9dB 初期値 ・ 側音制御

側音 側音パス オンオフ制御 備考

0 側音なし 初期値

1 側音加算

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 19 2003/9

◎ ゲイン調整 ◆送話音量コントロール Register Type : Read Write[アドレス 0010: D6-D0: (VTX2-VTX0, V1_3-V1_0)] ADD D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

2 - VTX2 VTX1 VTX0 V1_3 V1_2 V1_1 V1_0 初期値 0 1 1 1 0 0 0 0 ・送話デジタルアッテネータ :Gain[dB]= - 3×VTX(3dB step)

VTX2 VTX1 VTX0 送話デジタルアッテネータゲイン 備考

0 0 0 0dB 0dBm0 基準

0 0 1 -3dB 0 1 0 -6dB 0 1 1 -9dB 1 0 0 -12dB

1 0 1 -15dB 1 1 0 -18dB 1 1 1 -21dB 初期値

・VOL1- 送話アナログボリューム :Gain[dB]= -8 + V1 (1dB step)

V1_3 V1_2 V1_1 V1_0 送話デジタルアッテネータゲイン 備考

0 0 0 0 -8dB 初期値 0 0 0 1 -7dB 0 0 1 0 -6dB 0 0 1 1 -5dB 0 1 0 0 -4dB 0 1 0 1 -3dB 0 1 1 0 -2dB 0 1 1 1 -1dB 1 0 0 0 0dB 0dBm0 基準 1 0 0 1 +1dB 1 0 1 0 +2dB 1 0 1 1 +3dB 1 1 0 0 +4dB 1 1 0 1 +5dB 1 1 1 0 +6dB 1 1 1 1 +7dB

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 20 2003/9

◆受話音量デジタルコントロール Register Type : Read Write[アドレス 0011: D7-D0: (VTX3-VTX0, VSD_3-VSD_0)] ADD D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

3 VRX3 VRX2 VRX1 VRX0 VSD_3 VSD_2 VSD_1 VSD_0 初期値 0 1 1 1 1 1 1 1 ・受話デジタルボリューム :VRX3=1の時 Gain[dB]= 3×VRX[2-0] (VRX[2-0]≦2)

:VRX3=0の時 Gain[dB]= - 3×VRX[2-0] VRX3 VRX2 VRX1 VRX0 受話デジタルアッテネータゲイン 備考

0 0 0 0 0dB 0dBm0 基準 0 0 0 1 -3dB 0 0 1 0 -6dB 0 0 1 1 -9dB 0 1 0 0 -12dB 0 1 0 1 -15dB 0 1 1 0 -18dB 0 1 1 1 -21dB 初期値 1 0 0 0 Not determined

1 0 0 1 +3dB 1 0 1 0 +6dB 1 0 1 1 Not dtermined 1 1 0 0 Not determined 1 1 0 1 Not determined 1 1 1 0 Not determined 1 1 1 1 Not determined

・側音アッテネータ :Gain[dB]= -12 –3×VSD

VSD_3 VSD_2 VSD_1 VSD_0 側音デジタルアッテネータゲイン 備考

0 0 0 0 -12dB 0 0 0 1 -15dB 0 0 1 0 -18dB 0 0 1 1 -21dB 0 1 0 0 -24dB 0 1 0 1 -27dB 0 1 1 0 -30dB 0 1 1 1 -33dB 1 0 0 0 -36dB 1 0 0 1 -39dB 1 0 1 0 -42dB 1 0 1 1 -45dB 1 1 0 0 -48dB 1 1 0 1 -51dB 1 1 1 0 -54dB 1 1 1 1 -57dB 初期値

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 21 2003/9

◆受話ハンドセット音量コントロール設定 Register Type : Read Write[アドレス 0111: D4-D0: (V2_4-V2_0)) ADD D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

7 - - - V2_4 V2_3 V2_2 V2_1 V2_0 初期値 0 0 0 1 1 1 1 1 ・VOL2- 受話ハンドセットボリューム :Gain[dB]= -V2 (0≦V2≦23)

-23 (24≦V2≦31) V2_4 V2_3 V2_2 V2_1 V2_0 VOL2 受話ハンドセットボリューム 備考

0 0 0 0 0 0dB 0dBm0 基準 0 0 0 0 1 -1dB 0 0 0 1 0 -2dB 0 0 0 1 1 -3dB 0 0 1 0 0 -4dB 0 0 1 0 1 -5dB 0 0 1 1 0 -6dB 0 0 1 1 1 -7dB 0 1 0 0 0 -8dB 0 1 0 0 1 -9dB 0 1 0 1 0 -10dB 0 1 0 1 1 -11dB 0 1 1 0 0 -12dB 0 1 1 0 1 -13dB 0 1 1 1 0 -14dB 0 1 1 1 1 -15dB 1 0 0 0 0 -16dB 1 0 0 0 1 -17dB 1 0 0 1 0 18dB 1 0 0 1 1 -19dB 1 0 1 0 0 -20dB 1 0 1 0 1 -21dB 1 0 1 1 0 -22dB 1 0 1 1 1 -23dB 1 1 0 X X NA 1 1 1 0 X NA 1 1 1 1 0 NA 1 1 1 1 1 -23dB 初期値

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 22 2003/9

◆受話ヘッドセット音量コントロール設定 Register Type : Read Write[アドレス 1000: D4-D0: (V3_4-V3_0)] ADD D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

8 - - - V3_4 V3_3 V3_2 V3_1 V3_0 初期値 0 0 0 1 1 1 1 1 ・VOL3- 受話ヘッドセットボリューム :Gain[dB]= -V3 (0≦V3≦23)

-23 (24≦V3≦31) V3_4 V3_3 V3_2 V3_1 V3_0 受話ヘッドセットボリューム 備考

0 0 0 0 0 0dB 0dBm0 基準 0 0 0 0 1 -1dB 0 0 0 1 0 -2dB 0 0 0 1 1 -3dB 0 0 1 0 0 -4dB 0 0 1 0 1 -5dB 0 0 1 1 0 -6dB 0 0 1 1 1 -7dB 0 1 0 0 0 -8dB 0 1 0 0 1 -9dB 0 1 0 1 0 -10dB 0 1 0 1 1 -11dB 0 1 1 0 0 -12dB 0 1 1 0 1 -13dB 0 1 1 1 0 -14dB 0 1 1 1 1 -15dB 1 0 0 0 0 -16dB 1 0 0 0 1 -17dB 1 0 0 1 0 18dB 1 0 0 1 1 -19dB 1 0 1 0 0 -20dB 1 0 1 0 1 -21dB 1 0 1 1 0 -22dB 1 0 1 1 1 -23dB 1 1 0 X X NA 1 1 1 0 X NA 1 1 1 1 0 NA 1 1 1 1 1 -23dB 初期値

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 23 2003/9

◆受話スピーカ音量コントロール設定 Register Type : Read Write[アドレス 1001: D3-D0: (V5_2-V5_0)] ADD D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

9 - - - - V5_3 V5_2 V5_1 V5_0 初期値 0 0 0 0 1 1 1 1 ・VOL5-受話スピーカボリューム :Gain[dB]= 2 x -V5 (0≦V5≦15)

V2_3 V2_2 V2_1 V2_0 VOL5 受話スピーカボリューム 備考

0 0 0 0 0dB 0dBm0 基準 0 0 0 1 -2dB 0 0 1 0 -4dB 0 0 1 1 -6dB 0 1 0 0 -8dB 0 1 0 1 -10dB 0 1 1 0 -12dB 0 1 1 1 -14dB 1 0 0 0 -16dB 1 0 0 1 -18dB 1 0 1 0 -20dB 1 0 1 1 -22dB 1 1 0 0 -24dB 1 1 0 1 -26dB 1 1 1 0 -28dB 1 1 1 1 -30dB 初期値

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 24 2003/9

■ トーンジェネレータ

AK2307/LV は 2 つのトーン発生器を持ち、それぞれレジスター設定により発生周波数を選択することが出来

ます。それぞれ無音以外の周波数が選択された場合は、その 2音は加算され受信パスから出力されます。

発生トーンは両発生器とも 64階調の擬似サイン波です。

発生周波数は、サービストーンやエラー音用の周波数、DTMFトーン周波数に加え 2 オクターブのメロディー周波

数を各ジェネレータとも独立に発生することが出来ます。(無音を含め 43種)

DTMF としてトーンを発生する場合には、低群を 2.5dB落とすためのコントロールビットも備えています。

トーンを加算したあとに置かれている 0~-45dB 3dBステップのデジタルアッテネータにより出力トーンのゲ

インを調整することが出来ます。また周波数切り替え時(無音を含む)には、各トーンジェネレータともト

ーンの 0 クロス時に周波数を切り替えることにより、切り替え時に切り替えノイズが発生することを防いで

います。

◆トーン発生器-H周波数設定 Register Type : Read Write[アドレス 0101: D5-D0: (DIVH_1-DIVH_0, TH_3-TH_0)] ADD D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

5 - - DIVH_1 DIVH_0 TH_3 TH_2 TH_1 TH_0 初期値 0 0 0 0 0 0 0 0 ◆トーン発生器-L周波数設定 Register Type : Read Write[アドレス 0110: D6-D0: (LT_ATT, DIVL_1-DIVL_0, TL_3-TL_0)] ADD D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

6 - LT_ATT DIVL_1 DIVL_0 TL_3 TL_2 TL_1 TL_0 初期値 0 0 0 0 0 0 0 0 ・LT_ATT; DTMF低群ゲイン設定

LT_ATT DTMF低群ゲイン設定(トーン発生器 L) 備考

0 0dB 初期値

1 -2.5dB 注)LT_ATTのゲインエラーは±1.0dBでワースト時には DTMF規格値を満たしません。 ・周波数選択; 周波数選択の為の設定は、基本周波数を選択するビット(トーン発生器 H/Lにそれぞれ TH_3~0及び TL_3~0)と、その基本波を分周する為の比を規定するビット(トーン発生器 H/Lにそれぞれ DIVH_1~0、DIVL_1~0)の組み合わせで設定されます。下表に基本周波数の割り当てと分周比の割り当てを示します。

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 25 2003/9

基本周波数一覧

Tx_3 Tx_2 Tx_1 Tx_0 基本周波数( Hz ) 0 0 0 0 無音 0 0 0 1 1600.00 0 0 1 0 1471.26 0 0 1 1 1391.30 0 1 0 0 1333.33 0 1 0 1 1207.55 0 1 1 0 1174.31 0 1 1 1 1049.18 1 0 0 0 1000.00 1 0 0 1 941.18 1 0 1 0 888.89 1 0 1 1 853.33 1 1 0 0 785.28 1 1 0 1 771.08 1 1 1 0 727.27 1 1 1 1 571.43

Tx ;TH or TL 分周比の設定

DIVx_1 DIVx_0 分周比 0 0 1 分周 0 1 2 分周 1 0 4 分周 1 1 (4 分周)

上記2つのパラメータを組み合わせることにより、2 つのトーン発生器とも独立に下表に示す周波数を設定 することが出来ます。 発生周波数一覧

基本周波数 (TH,TL3~0)

分周比(DIVH/L1~0)

コード 基本周波数(Hz) 1 分周(Hz) 2 分周(Hz) 4 分周(Hz) 0 無音 - - - 1 1600.00 1600.00 800.00 400.00 2 1471.26 1471.26 735.63 367.82 3 1391.30 1391.30 695.65 347.83 4 1333.33 1333.33 666.67 333.33 5 1207.55 1207.55 603.78 301.89 6 1174.31 1174.31 587.16 293.58 7 1049.18 1049.18 524.59 262.30 8 1000.00 1000.00 500.00 250.00 9 941.18 941.18 470.59 235.30 A 888.89 888.98 444.49 222.25 B 853.33 853.33 426.67 213.33 C 785.28 785.28 392.64 196.32 D 771.08 771.08 385.54 192.77 E 727.27 727.27 363.64 181.82 F 571.43 571.43 285.72 142.86

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 26 2003/9

分類別発生周波数 種類 名目発生周波数

(Hz) 基本周波数 分周比 Tx_3~0 コード

DIVx_1~0 コード

誤差 (Typ)

備考

音階 1397 1391.3 1 0011 00 -0.4% ファ’’ 1318 1333.33 1 0100 00 +1.1% ミ’’ 1175 1174.31 1 0110 00 -0.1% レ’’ 1046 1049.18 1 0111 00 +0.3% ド’’ 988 1000 1 1000 00 +1.2% シ’ 880 882.76 1 1010 00 +0.3% ラ’ 784 785.28 1 1100 00 +0.2% ソ’ 698 1391.3 2 0011 01 -0.3% ファ’ 659 1333.33 2 0100 01 +1.2% ミ’ 587 1174.31 2 0110 01 ±0.0% レ’ 523 1049.18 2 0111 01 +0.3% ド’ 494 1000 2 1000 01 +1.2% シ 440 882.76 2 1010 01 +0.3% ラ 392 785.28 2 1100 01 +0.2% ソ

DTMF 697 1391.3 2 0011 01 -0.2% 低群 770 771.08 1 1101 00 +0.1% 低群 852 853.33 1 1011 00 +0.2% 低群 941 941.18 1 1001 00 ±0.0% 低群 1209 1207.55 1 0101 00 -0.1% 高群 1336 1333.33 1 0100 00 -0.2% 高群 1477 1471.26 1 0010 00 -0.4% 高群

その他 726 727.27 1 1110 00 +0.2% 4k/n 4k/16=250 1000 4 1000 10 ±0.0% 4k/12=333.33 1333.33 4 0100 10 ±0.0% 4k/11=363.64 727.27 2 1110 01 ±0.0% 4k/10=400 1600 4 0001 10 ±0.0% 4k/9 =444.44 888.89 2 1010 01 ±0.0% 4k/8 =500 1000 2 1000 01 ±0.0% 4k/7 =571.43 571.43 1 1111 00 ±0.0% 4k/6 =666.67 1333.33 2 0100 01 ±0.0% 4k/5 =800 1600 2 0001 01 ±0.0% 4k/4 =1000 1000 1 1000 00 ±0.0%

その他 350 1391.3 4 0011 10 -0.6% 440 882.76 2 1010 01 +0.3% 600 1174.31 2 0110 01 -2.1% 680 1391.3 2 0011 01 +2.3% 1600 1600 1 0001 00 ±0.0%

◆トーン音量コントロール設定 Register Type : Read Write[アドレス 0100: D3-D0: (V4_3-V4_0)] ADD D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

4 - - - - V4_3 V4_2 V4_1 V4_0 初期値 0 0 0 0 1 1 1 1 ・VOL4-トーンボリューム :Gain[dB]= - 3×V4

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 27 2003/9

V4_3 V4_2 V4_1 V4_0 VOL4 トーンボリューム 備考

0 0 0 0 0dB 0 0 0 1 -3dB 0 0 1 0 -6dB 0 0 1 1 -9dB 0 1 0 0 -12dB 0 1 0 1 -15dB 0 1 1 0 -18dB 0 1 1 1 -21dB 1 0 0 0 -24dB 1 0 0 1 -27dB 1 0 1 0 -30dB 1 0 1 1 -33dB 1 1 0 0 -36dB 1 1 0 1 -39dB 1 1 1 0 -42dB 1 1 1 1 -45dB 初期値

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 28 2003/9

■ AGC(ノイズ抑圧機能) 送話側音声信号レベルが小さい場合(無声時)に背景ノイズを抑圧する様ゲインを抑制する AGC回路 を送信側 A/Dのあとに設けています。 抑圧の幅は遷移領域以外では-9dB(固定)で、抑圧をする開始する送話レベルの判定値はレジスター設定に

より調整することが出来ます。また、ゲイン切り替え時のゲイン立ちあがり、立ち下がりの時定数もレジス

ターにより設定をすることが出来ます。(次ページ図参照) ◆AGC回路パラメータ設定 Register Type : Read Write [アドレス 1010: D6-D0: (TIME_R_1-0, TIME_F_1-0, LEVEL_1-0)] ADD 7 6 5 4 3 2 1 0

A - AGC_ON TIME_R_1 TIME_R_0 TIME_F_1 TIME_F_0 LEVEL_1 LEVEL_0 初期値 0 0 0 1 1 0 1 0 ・AGC_ON; AGC機能のオンオフ制御。オフの場合はゲイン 0dBで音声データを素通しします。

LT_ATT DTMF低群ゲイン設定(トーン発生器 L) 備考

0 AGC機能オフ 初期値

1 AGC機能オン ・ TIME_R_1,0 TIME_F_1,0;ゲイン立ち下がり、立ち上がり時間制御。

TIME_R__1 TIME_R_0 AGCゲイン立ち下がり時間 備考

0 0 330ms

0 1 220ms 初期値 1 0 110ms 1 1 55ms

TIME_F_1 TIME_F_0 AGCゲイン立ち上がり時間設定 備考

0 0 66ms

0 1 41ms 1 0 21ms 初期値 1 1 10ms

・ LEVEL_1,0; 送話レベル判定閾値設定。

LEVEL_1 LEVEL_0 送話レベル判定閾値 備考

0 0 -11dBm0

0 1 -15dBm0 1 0 -19dBm0 初期値 1 1 -23dBm0

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 29 2003/9

◆ AGCレベル図 ◆ AGCゲイン変化時間

-9dB

AG

C

出力信号

AGC入力信号レベル

送信レベル判定閾値

-8dB

AGC off時 出力:入力= 1:

遷移領域

送話レベル判定閾値

-8dB AGC送話入力信号

AGC送話出力信号

立ち上がり変化時間

-9dB -9dB

立ち下がり変化時間

時間

20ms 0ffset

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 30 2003/9

■パワーオンリセット AK2307/LVは電源投入時に内部リセットパルスが発生し、全ての回路がリセットされます。 内部レジスタは初期値に設定されます。 リセット終了後、内部 CODECは、FSの入力開始と共に初期化が開始されます。 パワーオンリセット~初期化終了までに要する時間は 150ms(typ),330ms(max)です。 ※ 内部リセットパルス発生期間は 20ms(typ),200ms(max)です。

◆パワーオンリセットを有効とするための電源立ち上げ時間

電源立ち上げ時間が 50ms(=5τ)以内であれば、パワーオンリセットは確実に動作します。 電源立ち上げ時間が 50msより大きくなる場合は、パワーオンリセットが実行されません。 この場合、レジスタは初期化されません。全てのレジスタに設定したい値を書き込んでから、動作を 開始してください。 ◆ パワーオン時の推奨動作手順

電源立ち上げ後AK2307/LVを動作させる際、以下の様な手順で動作を開始されることを推奨致します。 特にレジスターについては、パワーオンリセット時に初期化を行いに行きますが、電源の立ち上げ状況によ

っては確実にかからないことも想定されますので、必ずテストモード起動ビットを含む全てのレジスタの値

を設定して下さい。

パワーアップ

シリアル I/Fを介して 内部レジスタを設定

FS及び BCLK の供給開始

・FS=”L” ・BCLK=”L” (電源立ち上げ後、FS及び BCLKを固定 しておくと、固定期間中は内部 CODECは 外部との入出力を行いません)

・CODEC 動作開始前に内部レジスタを設定します。

200msウェイト *電源立ち上げ時間=50ms(=5τ)の場合

・内部 CODEC初期化開始。

250ms (min:130ms) ウェイト

・内部 CODEC初期化完了。

CODEC正常動作開始

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 31 2003/9

電気的特性

特記のない限り、規格値は VDD=+5V±5%、+3.3V±0.3V、Ta=-10~+70℃、FS=8kHzにおいて保証

されます。 ◆DC特性

項目 ピン名 表記 条件 MIN TYP MAX 単位 消費電流(注 1) - IDD - - 14 20 mA

VIL L レベル入力 - - 0.3XVDD

V 入力レベル (AK2307)

NIN,IO

VIH H レベル入力 0.7XVDD - - V VIL L レベル入力 - - 0.3XVD

D V 入力レベル

(AK2307LV) NIN,IO

VIH H レベル入力 0.7XVDD - - V VOL IOL=1.0mA - - 0.4 V 出力電圧 NOUT,IO VOH IOH=-1.6mA VDD-0.5 - - V

入力リーク電流 NIN,IO ILL - -10 - 10 uA 出力リーク電流 TOUT ILT トライステート時 -10 - 10 uA (注1) BCLKは 2.048MHz 時、出力端子は全て無負荷。HANDT2,3より 1020Hz 0dBm0 Sin波形入し HANDRまで A to Aでループバックして測定。レジスタ設定条件は、SW1=H,SW2=L,SW3=L,SW4=H,SW5〜10=L、各ボリュームは 0dB 設定、トーンは全て OFF。

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 32 2003/9

◆ AC特性 ※ 特記なき場合、Ta=-10℃~+70℃、VDD=5V±5%(AK2307)、3.3V±0.3V(AK2307LV)、VSS=0V、FS 8kHzにおいての定義となります。全てのタイミングパラメータは VOH=VDD-0.5、VOL=0.4V にて測定されます。

PCMインターフェース 通常モード(Long Frame ,Short Frame)、リニアモード時

項目 ピン名 表記 条件 MIN TYP MAX 単位 FS 周期 FS FFS - - 8 - kHz クロック周期(注

1) BCLK FBCLK - - 64×N

128K X N - kHz

パルス幅 BCLK WP - 160 - - ns 立上り・下がり時

間 FS,BCLK,DR TD - - - 40 ns

DX TDX 負荷 50pF 時 - - 60 ns 出力遅延 DX TDX2 負荷 50pF 時 10 - - ns

FS TFSS - 70 - - ns セットアップ時間 DR TDRS - 40 - - ns

FS TFSH - 40 - - ns ホールド時間 DR TDRH - 40 - - ns FS Lパルス幅 FS TWLFS - 1 - - BCLK

注 1)Short Frame:64×N kHz(N=1~32)、Long Frame:64×N kHz(N=1~32)、リニアモード:128 xN kHz(N=1~16) AK130 B1ch,AK130 B2chモード時

項目 ピン名 表記 条件 MIN TYP MAX 単位 FS 周期 FS FFS - - 8 - kHz クロック周期 BCLK FBCLK - - 2.048 - kHz パルス幅 BCLK WP - - 244 - ns 立上り・下がり時

間 FS,BCLK,DR TD - - - 40 ns

DX TDX 負荷 50pF 時 - - 60 ns 出力遅延 DX TDX2 負荷 50pF 時 10 - 60 ns

FS TFSS - 70 - - ns セットアップ時間 DR TDRS - 40 - - ns

FS TFSH - 40 - - ns ホールド時間 DR TDRH - 40 - - ns

PCMフォーマット(Short Frame)、リニアモード

FS

BCLK

DR

TFSH TFSS TFSH TFSS

TDRS TDRH

FFS

DX

TDX TDX TDX2

WP WP

FBCLK

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 33 2003/9

PCMフォーマットモード(Long Frame)

FS

BCLK

DR

TFSH TFSS TFSH

TDRS TDRH

FFS

DX

TDX TDX

TDX

TDX2

FWLFS

AK130 B1ch、AK130 B2chモード

FS

BCLK

DR

TFSH TFSS TFSH TFSS

TDRS TDRH

FFS

DX

TDX TDX TDX2

WP WP

FBCLK

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 34 2003/9

CPUインターフェース 項目 ピン名 表記 条件 MIN TYP MAX 単位

クロック周期 SCLK FSCLK - - - 4 MHz パルス幅 SCLK WPS - 40 - - ns 立上り・下がり時

間 CSN,SCLK TD - - - 100 ns

出力遅延 DATA TDA 負荷 15pF 時 - - 60 ns DATA TDA2 負荷 15pF 時 - - 60 ns セットアップ時間 CSN TCSS - 40 - - ns DATA TDAS - 40 - - ns ホールド時間 CSN TCSH - 80 - - ns DATA TDAH - 40 - - ns

ライトサイクル

CSN

SCLK

TCSH TCSS TCSH TCSS

TDAS TDAH

DATA

WPS WPS

FSCLK

リードサイクル

CSN

SCLK

TCSH TCSS

TDAS

DATA

WPS WPS

FSCLK TDA TDA TDA

TDA2

制御コード、アドレスライト期間 データリード期間

TDAH

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 35 2003/9

◆ CODEC ※ 以下、各設定ゲインは 0dB 設定とする。 絶対ゲイン特性

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 1020Hz 0dBm0入力 (AK2307)

- 0.162 - Vrms アナログ入力レベ

ル 1020Hz 0dBm0入力 (AK2307LV)

- 0.101 - Vrms

絶対入力ゲイン

HANDT4→DX

MIC3→DX

μ-Law, A-Law 設定

時 -1.5 - 1.5 dB

1020Hz 0dBm0入力 (AK2307)

- 0.771 - Vrms アナログ出力レベ

ル 1020Hz 0dBm0入力 (AK2307LV)

0.482 Vrms

絶対出力ゲイン

DR→DAOUT

μ-Law, A-Law 設定

時 -1.5 - 1.5 dB

3.14dBm0 (AK2307)

- 1.107 - Vrms 最大出力レベル

3.14dBm0 (AK2307LV)

- 0.694 - Vrms

伝送レベル特性

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 -51~-46dBm0 -0.9 - 0.9 -46~-36dBm0 -0.6 - 0.6

伝送レベル特性 (A→D)

HANDT4→DX MIC3→DX

基準レベル: -10dBm0

1020Hz Tone -36~0dBm0 -0.4 - 0.4

dB

-51~-46dBm0 -0.9 - 0.9 -46~-36dBm0 -0.6 - 0.6

伝送レベル特性 (D→A)

DR→DAOUT

基準レベル: -10dBm0

1020Hz Tone -36~0dBm0 -0.4 - 0.4

dB

注)MIC3→DXのパスについては設計保証値。 伝送損失周波数特性

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 0.06kHz 24 - - 0.2kHz 0 - 2.5

0.3~3.0kHz -0.3 - 0.3 3.4kHz 0 - 0.8

伝送損失周波数特性 (A→D)

HANDT4→DX MIC3→DX

基本周波数 =1020Hz

0dBm0入力

3.78kHz 6.5 - -

0.3k~3.0kHz -0.3 - 0.3 3.4kHz 0 - 0.8

伝送損失周波数特性 (D→A)

DR→DAOUT

基本周波数 =1020Hz

0dBm0入力 3.78kHz 6.5 - -

dB

注)MIC3→DXのパスについては設計保証値。

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 36 2003/9

歪み特性

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 -36~-41dBm0 24 - - -26~-36dBm0 29 - -

信号対総合電力歪比 (A→D)

HANDT4→DX MIC3→DX

1020Hz Tone

0~-26dBm0 35 - -

dB

-36~-41dBm0 24 - - -26~-36dBm0 29 - -

信号対総合電力歪比 (D→A)

DR→DAOUT

1020Hz Tone

0~-26dBm0 35 - -

dB

注)μ-Law 時は C-message, A-Law 時は Psophometricフィルタを使用。 注)MIC3→DXのパスについては設計保証値。 ノイズ特性

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 μ-Law,C-message - 8 16 dBrnc0 無通話時雑音(A→D)

HANDT2,3→DX MIC2→DX (注 1)

A-Law,Psophometric - -82 -74 dBm0p

μ-Law,C-message - 2 9 dBrnc0 無通話時雑音 1(D→A) DR→DAOUT (注 2)

A-Law,Psophometric - -88 -81 dBm0p

μ-Law,C-message - 3 16 dBm0p 無通話時雑音 2(D→A) DR→HANDR (注 2)

A-Law,Psophometric - -87 -74 dBm0p

(注1) アナログ入力=アナロググランドレベル、SCLK停止時、MIC3 からのパスは設計保証 Handset 入力アンプおよび Mic入力アンプのゲインは+25dB 時。 (注2) デジタル入力=+0CODE 漏話

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 送信側→受信側

HANDT4→DAOUT MIC3→DAOUT

1020Hz,0dBm0入力@ OFM2 Idle PCM code

- -70 - dB

受信側→送信側 DR→DX

1020Hz 0dBm0 Code入力@ DR OFM2 = 0Vrms,SPUT2 = 0Vrms

- -70 - dB

(注)設計保証値

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 37 2003/9

◆ボイスパス部 受話ボリューム

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 VOL2 HANDR

1020Hz0dBm0入力

0dB 基準

-1~-23dB 設定 -1.0 0 +1.0

HEADO VOL3 1020Hz0dBm0入

力 0dB 基準

-1~-23dB 設定 -1.0 0 +1.0

SPO VOL5 -2~-22dB 設定 -1.0 0 +1.0

アッテネーショ

ン 絶対ゲイン誤差

1020Hz0dBm0入力

0dB 基準 -24~-30dB 設定 -1.5 0 +1.5

dB

(注)単調性保証 送話ボリューム

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 アッテネーショ

ン 絶対ゲイン誤差 (注)

DX 周波数=

1020Hz0dBm0入力 0dB 基準

VOL1 -1 0 +1 dB

(注)単調性保証 注)以下各ボリューム設定は 0dBとする。 ハンドセット受話回路特性

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 SINAD≦40dB,1020Hz - - - Vp-p

AK2307 (150ohm 負荷) 3.2 - - Vp-p 注)( 75ohm負荷) 2.4

AK2307LV (150ohm負荷) 2.0 - - Vp-p

最大出力電圧 RAIN →HANDR1

注)( 75ohm負荷) 1.5 - - 注) 150Ωレシーバを HEADO と差動でドライブする場合は 75Ω負荷となります。 ヘッドセット受話回路特性

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 SINAD≦40dB,1020Hz - - - Vp-p

AK2307 (150ohm 負荷) 3.2 - - Vp-p 注)( 75ohm負荷) 2.4

AK2307LV (150ohm負荷) 2.0 - -

最大出力電圧 RAIN →HEADO

注)( 75ohm負荷) 1.5 - - Vp-p

注) 150Ωレシーバを HANDR1 と差動でドライブする場合は 75Ω負荷となります。 スピーカ受話回路特性

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 SINAD≦40dB,1020Hz - - - Vp-p AK2307 3.2 - - Vp-p

最大出力電圧 RAIN,EXRIN →SPO(注)

AK2307LV 2.0 - - Vp-p

(注)EXRIN からのパスは設計保証

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 38 2003/9

ハンドセット送話アンプ特性

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 最大出力電圧 HANDT1 SINAD≦40dB, 25dB 設

定時 1020Hz

- - - Vp-p

AK2307 0.660 - - Vp-p AK2307LV 0.411 - - Vp-p 利得 反転増幅 0 - 25 dB 内蔵マイク送話アンプ特性

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 最大出力電圧 MIC1 SINAD≦40dB, 25dB 設

定時 1020Hz

- - - Vp-p

AK2307 0.660 - - Vp-p AK2307LV 0.411 - - Vp-p 利得 反転増幅 0 - 25 dB ◆ トーン信号 出力レベル

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 1600Hz

VOL4 0dB 設定 (AK2307)

672 800 952 mVrms トーン出力レベ

ル HANDR HEADO

SPO 1600Hz

VOL4 0dB 設定 (AK2307LV)

420 500 595 mVrms

トーン出力レベ

ル DX 1049Hz

VOL4 0dB 設定 0 dBm0

トーンボリューム

項目 条件 MIN TYP MAX 単位 VOL4

-3~-24dB 設定 -1.0 0 +1.0

HANDR 1600Hz、VOL4 0dB 設定基準

-27~-45dB 設定 -2.0 0 +2.0

アッテネーショ

ン 絶対ゲイン誤差

TONE_L 0dB 設定基準

TONE_L -2.5dB 設定

-1.0 0 +1.0

dB

(注)単調性保証 ◆ 入力インピーダンス

Pin名 MIN TYP MAX 単位 EXRIN、RAIN 70K 100K 150K

HANDT4、MIC3 7K 10K 15K

ohm

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 39 2003/9

推奨外部回路例 ● Handset 入力部 ● Mic Amp 入力部 ● Handset Receiver 出力部

DAOUT

RAIN

HANDR1

VSS VSS

10uF

0.1uF

Single End 出力 HANDR

VSS

0.001uF HEADO

0.001uF

-1

差動出力

MIC3

MIC1

TAGND

MIC2

0.1uF

1.0uF 1.2K

20K

VSS

100pF

HANDT4

HANDT1

HANDT3

HANDT2

TAGND

0.1uF

1.0uF 1.2K

20K

1.2K

20K

1.0uF

1.0uF

100pF

100pF

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 40 2003/9

● Speaker アンプ出力部 ● アナロググランド端子、PLLCAP端子 ● 電源ピン

内部 RAGND

SPO

0.1uF10K

100K

100pF

VREF

TAGND

RAGND

PLLCAP

1.0uF以上

1.0uF以上

1.0uF以上

1.0uF以上

VDD

VSS

AVDD

AVSS

10uF 0.1uF

10uF 0.1uF

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 41 2003/9

パッケージ ■28ピン VSOP ■マーキング

(1) 1ピン表示 (2) 日付コード: XXXXX(5桁) (3) マーケティングコード: AK2307/AK2307LV (4) 旭化成ロゴ

AK2307

AKMAK2307

XXXXX

XXXXX: Date Code及び Lot#

AK2307LV

AKMAK2307LV

XXXXX

XXXXX: Date Code及び Lot#

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 42 2003/9

■パッケージ外形寸法

0.10±0.05

0-10°

Detail A

Seating Plane

NOTE: Dimension "*" does not include mold flash.

0.08

0.15+0.10 -0.050.65

*9.8±0.2

1.15±0.10

A

1 14

1528

28pin VSOP (Unit: mm)

7.6 ±

0.2

0.5 ±

0.2

5.6

0.12 M

0.22+0.10 -0.05

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ASAHI KASEI [AK2307/LV]

MS0199―J―04 43 2003/9

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