12
ANTONIO DAMASIO SELF COMES TO MIND CONSTRUCTING THE CONSCIOUS BRAIN アアアアア アアアア アアアアアアアアアア アアアアアアアア M1:AYE アア20140606

Antonio damasio

  • Upload
    takelab

  • View
    176

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: Antonio damasio

ANTONIO DAMASIO

SELF COMES TO MIND CONSTRUCTING THE CONSCIOUS BRAIN

アントニオ・R・ダマシオ

自己が心にやってくる意識ある脳の構築

M1:AYE

輪講: 20140606

Page 2: Antonio damasio

• アントニオ・R・ダマシオ(神経学者 /神経科医)現在:サザンカリフォルニア大学神経科学教授、同校脳創造性研究所所長、及びソーク研究所補助教授

心と意識をテーマとした 3冊  1.「デカルトの誤り」

2.「無意識の脳、自己意識の脳」3.「感じる脳」

いずれも数十か国に翻訳され世界的ベストセラー今回紹介する品も 2011年にドイツのコリーネ国際図書賞未来部門に受賞

• 日本語訳(山形 浩生 やまがた ひろお)東京大学大学院工学系研究科都市工学科及びマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了大手企業調査会社に勤務するかたわら、科学、文化、経済からコンピュータまで広範な分野で翻訳

Page 3: Antonio damasio

CONTENTS• PARTI/STARTING OVER

1. Awakening2. From Life Regulation to Biological Value

• PARTII/WHAT’s IN A BRAIN THAT A MIND CAN BE?3. Making Maps and Making Images4. The Body in Mind5. Emotions and Feelings6. An Architecture for Memory

• PARTIII/BEING CONSCIOUS7. Consciousness Observed8. Building a Conscious Mind9. The Autobiographical Self10. Putting It Together

• PARTIV/LONG AFTER CONSCIOUSNESS11. Living with Consciousness

3. Making Maps and Making Images

Page 4: Antonio damasio

3.Making Maps and Making Images Maps and Images

(マップとイメージ) Cutting Below the Surface

(表面の下に切り込む) Maps and Minds

(マップと心) The Neurology of Mind

(心の神経学) The Beginning of Mind

(心の始まり) Closer to the Making of Mind?

(心づくりに接近?)

Page 5: Antonio damasio

1.Making Maps and Making Images(マップとイメージ )

• The distinctive feature of brains : to create maps• Mapping is essential for sophisticated management(高度な理 ) ,

mapping(マッピング ) and life management(生命管理 ) going hand in hand.

When the brain makes maps

They are also creating images, the main currency of our minds.

Ultimately consciousness allows us to experience maps as images, to manipulate those images, and to

apply reasoning to them.イメージも作っている .イメージは心の主要なつかだ .最終的に ,意識はマップをイメージとして体験し ,そのイメージを操作して ,それに理性を適用できるよ

うにしてくれる .

It informs itself. The information contained in the maps can be used

nonconsciously to guide motor behavior efficaciously, a most

desirable consequence considering that survival depends on taking the

right actions.自分自身に情報を与えている .マップに含まれる情報は意識せずに運動行動を効率よく導くのに使える .これはきわめて望ましいことで、生き残るための正しい行

動にかかっているからだ .

脳がマップを作るとき以下のことを同時に行う

Page 6: Antonio damasio

1.Making Maps and Making Images(マップとイメージ )Maps are constructed when…

・We recall objects from the inside of our brain’s memory banks. ・ The construction of maps never stops even in our sleep, as dreams demonstrate. ・ The human brain maps whatever object sits outside it, whatever action occurs outside it, and all the relationships that objects and actions assume in time and space, relative to reach each other and to the mother ship knows as the organism, sole proprietor of our body, brain, and mind.

・we interact with objects, such as a person, a machine, a place, from the outside of the brain toward its interior. ・ Action and maps, movements and mind, are part of an unending cycle.・「 the birth of the mind to the brain’s control of organized movement」 by Rodolfo Llinas.

The human brain is a born cartographer, and the cartography began with the mapping of the body inside which the brain sits.

人間の脳は生まれながらの地図作成者であり、地図作成はまず脳を内部に宿す肉体のマッピングから始まった .

Page 7: Antonio damasio

Varieties of maps(images)and their source objects

マップは体験されるとき、それはイメージになる通常の心は表の 3種類のイメージすべてを含む

I .生命体の内部状態のイメージ:  原初的な感情を構成する

II .生命体の他の側面に関するイメージ:内部状態のイメージと組み合わせたり、個別の身体的感情を生みだす .情動的な感情は、個別の物体に引き起こされて参照されている .複雑な身体感情の変種だ.

感情はイメージの一種で ,肉体との独特な関係のために特別なものとなっている .感情は突発的に感じられるイメージだ .その他のあらゆるイメージが感じられるのは、それが感情と呼ばれる個別イメージを伴っているからだ.

III .外部世界のイメージ:通常はIとIIのイメージに伴われている .

Page 8: Antonio damasio

心の始まり

Page 9: Antonio damasio

島皮質が損傷した患者さんも痛みや快楽を感じる

島皮質

島皮質は脳の外側面の奥、側頭葉と頭頂葉下部を分ける外側溝の中に位置している

by:wekipedia

脳幹核は基本的なレベルの感情を確保してくれるが、島皮質はそうした感情をもっと細かくして提供し、その感情を脳の他の部分での活動に基づいた近くの他の側面と関連づける

→単純なヘルペス脳炎で両方の島皮質が損傷を受けても、痛みや快楽の感情は残る

Page 10: Antonio damasio

孤束核と傍小脳脚核( the nucleus tractus solitarius & the parabrachial nucleus)

・全身の内部環境状況を表す信号のすべてを受け取る・脊椎から信号や三叉核からの信号もあり、近くの嘔吐中枢(おうとちゅうすう)などと、保護する血液と脳との障壁を持たず、ニューロンが直接血流内の分子に反応するような「むきだし」の脳領域からの信号もある .こうした信号は肉体環境の総合的な様子を描きその逆もなりたつ .そうした様子は、私たちの情動状態の主要な構成様子なのだ

http://kaiwa-kouza.com/contents/sub/yougo/structure_brain.html

Page 11: Antonio damasio

大脳皮質のない子供の不思議な状況• 大脳皮質、視床、灰白核をほとんど持っていない子供がいる(子宮内で大規模な卒中が起こり、その結果大脳皮質のほとんどが損傷し、再吸収されることで、脳蓋の中は脳漿で満たされる)それは「水頭無脳症」と呼ぶ.発達障害である無脳症とは区別されている .「水頭無脳症」の子供は何年も生き続け、思春期を超えることもある .通常は「植物状態」とされる .

• こうした子供は、実は直物状態などではない .目を覚めして行動している .限られているとはいえ、世話してくれる人とも決して無視できないほど意思疎通ができるし、世界とのやり取りもできる .植物状態や無動無言症の患者にはない形で心を持っている .

• 彼らが感じているものは皮質以下で処理されている .たぶん損傷のない上下丘である .彼らが感じているのは、無傷の孤束核と傍小脳脚核で実現されているだろう.彼らが持つ情動は、中脳水道周囲灰白質の核がトリガーにならず、情動の顔面表情をコントロールする脳神経核で実行されているはずだ .生命プロセスの実行は、脳幹のすぐ上にある無傷の視床下部に支えられ、無傷の内分泌系と迷走神経網がそれを助けている .

Page 12: Antonio damasio

上丘についてのメモ

脳の中脳蓋にある有対の構造である。上丘ニューロンは視覚、聴覚、体性感覚刺激に応答する

by:wekipedia

水頭無脳症の場合のような視覚野が生まれつきない場合には上丘と下丘は心のプロセスにずっと大きな貢献をするかもしれない上丘はガンマ領域で電気振動を生み出している .これはニューロンの動機的な活性化と関係している .今のところ、上丘は大脳皮質以外の部位として、ガンマ領域の振動を見せる唯一の脳の部位となる .