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AQUATE PP ® アクエイト PP

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AQUATE PP®

アクエイト PP

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AQUATE PP®

アクエイトPP:ニュートリゲノミクスの研究

アクエイトPPには、腸管内の絨毛の発達を促す有効成分が含まれている。腸絨毛の発達が良くなった事例はカンパチ、ブリ、マダイ、ヒラメ、シーバス、マスなど数多くの魚種で報告された。 絨毛発達の強化は重要な栄養素(アミノ酸、脂肪、糖質、ビタミン、ミネラル 、色 素 ) を 吸 収 する腸 管 面 積 を 増大。2012年夏、ブリとマダイににおいて、アクエイトPPの使用後、魚の皮膚の色が良くなり、肉質の改善が見られた。

*腸管内の絨毛は、アクエイトPP区の方がより発達し密度が高く、表面積が広い

1. カンパチ

対照区 アクエイトPP区

2. ブリ

3. マダイ

ニュートリゲノミクスの研究の結果、アクエイトPPの主成分が1,600以上の遺伝子を発現(up-regulate)もしくは抑制(down-regulate)することが示された。(左図)

アクエイトPPは、寄生虫 バクテリア、ウィルスに対して初期段階での重要な物的障壁となる表皮と腸管に存在する粘膜細胞を発達させ、粘液分泌を促す。これによりアクエイトPPは効果的に 寄生虫の数を減らすことができる。

もう一つのアクエイトPPの効果は、腸管内にある腸繊毛の発達を刺激する。これは、栄養素であるアミノ酸、糖質、脂質、色素、ビタミン、ミネラルの吸収力を高め、更に皮膚と肉質の状態を改善し、傷からの回復スピードを早める効果もある。また最後に重要な特徴として、アクエイトPPは、病気の原因となるバクテリア:エドワジェラ、ビブリオ、 連鎖球菌などを凝集させる特徴、及び免疫力への好影響も持っている。

アクエイトPPは、腸絨毛の形態を改善: アミノ酸、糖質、脂質、色素、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をより効率良く吸収

アクエイトPPは粘膜の生成を促進:効果的な寄生虫対策オルテックのアクエイトPPは、より品質の良い魚の生産のために開発された次世代の水産用混合飼料。寄生虫の数を減らすとともに、魚の腸管の発達を助けて主要な栄養素やビタミン、ミネラル、色素などの微量栄養素の吸収を良くし、魚の皮膚および切り身の品質を向上させる。また、アクエイトPPにはハダムシによる皮膚の傷の修復を早める成分、エドワジェラになどの病原菌を腸内で凝集する成分が含まれている。

寄生虫のライフサイクル:海水中を浮遊しているハダムシの幼生は、魚に付着し20日ほどで成虫となり、一時間で最大60個の長い尾のついた卵を産みます。卵は、この尾を利用して漁網に付着する海藻などに絡みつき、その後約1週間で卵がかえり、幼生の孵化後24時間以内に再び魚に付着する。

アクエイトPPに含まれる有効成分は魚の皮膚表面にある杯細胞を刺激し、粘液の分泌を促す。粘膜層が厚くなることにより、ハダムシの幼生が魚に付着しにくくなり、寄生虫のライフサイクルを断ち切ることができる。

魚の粘液生産を高めるアクエイトPPの効果は、ヨーロッパにおけるサーモンの試験および日本におけるカンパチ、ブリ、フグなどの試験(2012年)で実証されている。また、アクエイトPPはハダムシによる皮膚の傷の修復を早め、ノカルディアなどの菌が傷口から侵入するリスクを軽減する。

表皮の組織

*より多くの粘膜細胞が試験区の魚の皮膚表面に見られた(高知県宿毛市, 2011)

サケの粘膜形成におけるアクエイトPP(mc)区と対照区の比較

スコットランド、サンアート湖 サイトC (2008)

0

0.5

1

1.5

2

添加2日前 添加10日後 添加22日後 添加33日後

時間

粘膜の重さ平均

 対照区

 アクエイトPP(mc)区

対照区 アクエイトPP区

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腸管、及び体表の比較:腸管と体表の杯細胞(ぬめりを出す細胞)がアクエイトPP区で多く見られた。

まとめ・アクエイトPP添加の結果、腸管の状態が改善され、 増体と寄生虫数が改善。さらに、切り身の品質が向上。

成長成績比較 :一番成長が良かったのはアクエイトPPとエスエスエフを混合して添加した区であった。

1. 大手マダイ養殖家(愛媛県)

試験期間 2012年4月19日~2012年12月6日出荷時成長、寄生虫の発生状況及び、肉の外観・味を、アクエイトPPを含む異なる5つの飼料添加物区間で8ヶ月間の比較

(対照区飼料vsアクエイトPP/SSF区を含む5つの添加物区と比較)現場で、モイストペレットに直接飼料添加物を添加。

寄生虫の発生比較:エラムシ数はアクエイトPP区の方が対照区より減少。

エドワジェラ・タルダによる斃死率:アクエイト/SSF区0.12% vs対照区0.37%

食味試験結果比較:〆3時間後の魚を50人がそれぞれを評価。

総合評価はアクエイトPP/エスエスエフ区が一番高く、透明度、魚臭さの無さ、旨み、美味しさでも一番の高評価。

対照区

腸管

アクエイト PP区

体表

実際にアクエイト PPを使用された方の声

『魚のコンディションが良くなった感触だったので、今後も使用を検討したい。』

透明感 血合いの色 歯ごたえ 匂い(魚臭くない)

脂ののり 美味しい(好みである)

総合評価 旨み

対照区 製品A 製品B 製品C 製品D アクエイトPP区

3.37

3.493.51

3.45

3.43

3.55

3.25

3.3

3.35

3.4

3.45

3.5

3.55

3.6

対照区 製品A 製品B 製品C 製品D アクエイトPP区

増重倍率

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2. カンパチのハダムシ対策事例:  鹿児島県の大手生産者における3年間の実施・成功事例

3. カンパチ養殖家(高知県宿毛市)『アクエイトという製品と出会い本当に良かった。

厳しい経済状況の中、今後の養殖事業を継続する為には、より良い増体の飼育方法を考えなければいけないが、その一つの方法ではないかと手応えを感じている。今後、魚の成長はさらに改善出来るだろう。』

試験期間 2011年9月~2012年1月アクエイトPP を添加した場合としない場合の成長及び、寄生虫の発生数を比較した。魚種: カンパチ 飼料: モイストペレット アクエイトPP添加量:0.4% 反復数:2

養魚生産においてハダムシ対策(淡水浴及び薬浴)は多大な費用及び、労働、そしてストレスによる魚の成長阻害要因として生産者の大きな負担となる。この生産者は2010年及び2011年に試験区を作りアクエイトPPを試し、その結果が良好であった為2012年は全面採用しハダムシの予防に成功した。

2010年、2生簀を試験区、1生簀を対照区として選定。8月から10月にかけて対照区及び湾全体のハダムシの被害が増加する中、試験区では減少傾向を確認。

2011年、6生簀を試験区、6生簀を対照区として選定。結果、試験区のハダムシの寄生個体数が減少し、7月から11月にかけての薬浴回数は、対照区で7回、試験区で4回となり、試験区では3回削減された。腸管の絨毛の発達及び皮膚の粘液細胞密度の向上が組織切片で確認できた。

8月 9月 10月

2012年、アクエイトPPを全ての生簀で採用し、結果薬浴回数が過年度に比べ激減した。薬浴資材の削減だけをとっても高い収益性(投資回収率)を確認。

生簀の数を100個割とすると、年間削減コストは約3,000万円に相当する(削減できる薬浴資材:過酸化物分のコスト)。成長成績の改善を加味すれば更なる収益性(投資回収率)の向上が期待できる。

9

1.5

0

2

4

6

8

10

例年 (アクエイトなし) 2012年 (アクエイトあり)

2012年と例年の7月1日~12月1日まで

の薬浴回数の比較375,000

80,000

050000

100000150000200000250000300000350000400000

対照区 アクエイト

コスト比較:7.5回の薬浴 vs アクエイト

 アクエイトPP(mc)区 2012年(アクエイトPPあり)

6 6

12

14.8

6.6 6.05 63.6

02468

10121416

寄生

虫数

/尾

1尾あたりの平均寄生虫数

対照区

アクエイト(mc)

9月 10月20日 8日 20日 5日8月

アクエイトPP(mc)区

まとめ・アクエイトPP添加の結果、増体と寄生虫数に改善が見られた。

表皮の比較 杯細胞の増加が確認された。

アクエイトPP(mc)区 アクエイトPP(mc)区アクエイトPP(mc)区

アクエイトPP区の体表 対照区の体表

体重・長さ・寄生虫数の比較

 対照区    アクエイトPP(mc)区

2.43

2.22

2.1

2.15

2.2

2.25

2.3

2.35

2.4

2.45

対照区 アクエイト(mc)

増肉係数

アクエイトPP(mc)区

7

4

0

2

4

6

8

対照区 アクエイト(mc)

試験における2011年7月1日~11月1日まで

の薬浴回数の比較

アクエイトPP(mc)区

表皮構造

 対照区        アクエイトPP(mc)区

腸管構造

例年(アクエイトPPなし)

0.83

1.05

0.6

0.7

0.8

0.9

1

1.1

対照区 アクエイト(mc)

日間成長率(%)

アクエイトPP(mc)区

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4. カンパチ養殖家(高知県宿毛市)『アクエイトPPを使って良かった点は餌付け時の稚魚の食いが上がっ

たこと。』

まとめ・アクエイトPP添加の結果、増体と寄生虫数が改善。・2才魚において増肉係数が改善。

試験期間 2012年7月~2012年9月 アクエイトPP を添加した場合としない場合の成長及び、寄生虫の発生数を比較。

アクエイトPPを8月から添加した区の外観

5. ブリ養殖家(宮崎県延岡市) アクエイトPPを使用して増体と寄生虫の数に改善が見られた例

まとめ・アクエイトPP添加の結果、増体と寄生虫数が改善。・高魚粉飼料より低魚粉飼料において、アクエイトPPの効果が強く見られた。

試験期間 2012年6月~2012年9月 アクエイトPP を添加した場合としない場合の成長及び、寄生虫の発生数をA、T、二種類の飼料で比較。 (アクエイトPPの添加量 4kg/トンEP飼料)

寄生虫数について(2012年8月28日) • アクエイトPPを8月より添加した区:6~8 /1尾• アクエイトPPを早期から添加した区:2~4 /1尾

1000900800700600500400300200100

0

900

780

200170

6月-12 7月-12 8月-12 9月-12

1000900800700600500400300200100

0

1,070

940

240150

6月-12 7月-12 8月-12 9月-12

1.5

0.8

1.61.41.2

10.80.60.40.2

0

1.5

0.9

2.4

0.3

3

2.5

2

1.5

1

0.5

0

0.3

2.4

増体の比較 (g)

アクエイトPP区

対照区

アクエイトPP区

対照区

寄生虫発生の比較 (平均寄生虫数/尾)

アクエイトPP区

対照区対照区

アクエイトPP区

その他のお客様からの声•『対照区に比べ、アクエイトPP区のフグの腸管には、より弾力と強度 があった。』 (愛媛県、フグ)

・『冬場のエサの摂餌が良かった。』 (長崎県、フグ)

・『ハゲが少ないような気がする。』 (長崎県、フグ)

・『秋の食いこみ時にEPの摂取量が1.2倍になり、成長も増えた』  (鹿児島県、カンパチ)

・『早く太らせる可能性を実感できたので、出荷に対する安心が生まれた。』 (鹿児島県、K水産、モジャコ)

・『寄生虫(ハダムシ)に対しては、薬浴が1カ月に1回が1ヶ月半に1回 ぐらいのペースになり、アクエイトPPを使用していない人と比べて も、急に薬浴をしなければいけない状態にはならず、計画的に薬浴 を行えた。』 (愛媛県、Y水産、カンパチ)

・『魚の状態も良いと思う。餌食いなども良かったと思う。』 (愛媛県、S水産、カンパチ)

・『アクエイトPPを使い始めて、病気が出にくくなり餌食いも上がり、  魚の太りが良くなってきている。』 (愛媛県、K水産、タイ)

・『使い始めた初年度だったけど、成長と歩留まりが見込めるので、  今後もこれで行きたいと思う。』 (香川県、ハマチ)

飼料A(高魚粉飼料)

飼料T(低魚粉飼料)

(g)

体重の変化

600

500

400

300

200

100

07/6 7/13 7/20 7/27 8/3 8/10 8/17 8/24 8/31 9/7

(g)カンパチの魚体重変化

アクエイトPP給餌開始

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エドワジェラ対策に酵母細胞は何百万年もの間にわたって、バクテリアやウィルスの攻撃に対する防御システムを進化させてきた。オルテックのニュートリゲノミクス研究により、エドワジェラ、ビブリオ、エロモナスやサルモネラなどの1型線毛菌に分類される多くの病原菌を凝集する働きのある活性成分が特定されている。この技術はアクエイトPPの開発にも応用されており、病原菌を腸内で凝集し体外に排出する働きがある。

エドワジェラ感染環境下における生存率の比較において、アクエイト区のほうが生存率が高い結果に

免疫機能試験 1スペインでヘダイを対象にアクエイトPP(主成分)が免疫機能に及ぼす影響が検証された。この試験は査読済み学術論文として、Fish & Shellfish Immunologyで出版されている。

結論:アクエイトPPにより免疫発現が改善され、ビブリオ・アングイラルムによる感染が軽減された。

絨毛の発達

免疫機能試験 2ティラピアを対象に有機セレン及びアクエイトPP(主成分)が免疫機能に及ぼす影響を検証する連鎖球菌人工感染試験が行われた結果、免疫力及び、生存率の増加が確認された。

対照区 アクエイトPP (mc)区

推奨添加量EP飼料とプレスペレット:4kg/トン飼料モイストペレット:3kg/トン飼料アクエイトPPは熱に強いため、エクストル-ド飼料に直接添加することが可能。

養殖現場での添加方法アクエイトPPをEP飼料に外添する:4kg/トン飼料モイストペレットに直接混ぜる:3kg/トン飼料

0

10

20

30

40

50

60

70

Control Se Aquate(mc) Se+Aquate(mc)

食細胞指数(%)

対照区 Se アクエイト(mc) Seとアクエイト(mc)

0102030405060708090

100

Control Se Aquate(mc) Se+Aquate(mc)

連鎖球菌人工感染による斃死率(%)

対照区 Se アクエイト(mc) Seとアクエイト(mc)

アクエイトPP (mc)区 SEとアクエイトPP (mc)区

アクエイトPP (mc)区 SEとアクエイトPP (mc)区

0

50

100

150

200

250

対照区 セレン アクエイト(mc) セレン+(mc)

白血球 (×105細胞数/ml)

対照区 Se アクエイト(mc) Seとアクエイト(mc)アクエイトPP (mc)区 SEとアクエイトPP (mc)区

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オルテック・ジャパン合同会社福岡県福岡市中央区天神 3-3-5 天神安田第 6 ビル 4F

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