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LabVIEW TM LabVIEW 入門 LabVIEW 入門 2006 08 323427C-0112

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LabVIEWTM

LabVIEW 入門

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2006 年 08月323427C-0112

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海外オフィスイスラエル 972 0 3 6393737、イタリア 39 02 413091、インド 91 80 41190000、英国 44 0 1635 523545、 オーストラリア 1800 300 800、オーストリア 43 0 662 45 79 90 0、オランダ 31 0 348 433 466、カナダ 800 433 3488、韓国 82 02 3451 3400、シンガポール 1800 226 5886、スイス 41 56 200 51 51、 スウェーデン 46 0 8 587 895 00、スペイン 34 91 640 0085、スロベニア 386 3 425 4200、タイ 662 278 6777、台湾 886 02 2377 2222、中国 86 21 6555 7838、チェコ 420 224 235 774、デンマーク 45 45 76 26 00、ドイツ 49 0 89 741 31 30、 ニュージーランド 0800 553 322、ノルウェー 47 0 66 90 76 60、フィンランド 385 0 9 725 725 11、フランス 33 0 1 48 14 24 24、 ベルギー 32 0 2 757 00 20、ブラジル 55 11 3262 3599、ポーランド 48 22 3390150、ポルトガル 351 210 311 210、 マレーシア 1 800 887710、南アフリカ 27 0 11 805 8197、メキシコ 01 800 010 0793、レバノン 961 0 1 33 28 28、ロシア 7 095 783 68 51

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(2) 上記を含むさまざまな用途において、不適切な要因によってソフトウェア製品の操作の信頼性が損なわれるおそれがあります。これには、電力供給の変動、コンピュータハードウェアの誤作動、コンピュータのオペレーティングシステムソフトウェアの適合性、アプリケーション開発に使用したコンパイラや開発用ソフトウェアの適合性、インストール時の間違い、ソフトウェアとハードウェアの互換性の問題、電子監視・制御機器の誤作動または故障、システム(ハードウェアおよび /またはソフトウェア)の一時的な障害、予期せぬ使用または誤用、ユーザまたはアプリケーション設計者の側のミスなどがありますが、これに限定されません(以下、このような不適切な要因を総称して「システム故障」という)。システム故障が財産または人体に危害を及ぼす可能性(身体の損傷および死亡の危険を含む)のある用途の場合は、システム故障の危険があるため、1つの形式のシステムにのみ依存すべきではありません。損害、損傷または死亡といった事態を避けるため、ユーザまたはアプリケーション設計者は、適正で慎重なシステム故障防止策を取る必要があります。これには、システムのバックアップまたは停止が含まれますが、これに限定されません。各エンドユーザのシステムはカスタマイズされ、NIのテスト用プラットフォームとは異なるため、そしてユーザまたはアプリケーション設計者が、NIの評価したことのない、または予期していない方法で、NI製品を他の製品と組み合わせて使用する可能性があるため、NI製品をシステムまたはアプリケーションに統合する場合は、ユーザまたはアプリケーション設計者が、NI製品の適合性を検証、確認する責任を負うものとします。これには、このようなシステムまたはアプリケーションの適切な設計、プロセス、安全レベルが含まれますが、これに限定されません。

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© National Instruments Corporation v LabVIEW 入門

目次

本書について表記規則.....................................................................................................................................................ix関連ドキュメント ...................................................................................................................................x

第 1章LabVIEW仮想計測器 入門

仮想計測器を作成する ..........................................................................................................................1-1LabVIEWを起動する ..........................................................................................................1-2テンプレートから新規 VIを開く .....................................................................................1-3フロントパネルに制御器を追加する ..............................................................................1-5信号のタイプを変更する ....................................................................................................1-7ブロックダイアグラム上のオブジェクトを配線する ...............................................1-9VIを実行する .........................................................................................................................1-10信号を変更する......................................................................................................................1-10グラフ上に 2つの信号を表示する ..................................................................................1-13ノブ制御器をカスタマイズする .......................................................................................1-14波形グラフをカスタマイズする .......................................................................................1-16

概要..............................................................................................................................................................1-17新規ダイアログボックスおよびテンプレート VI .......................................................1-17フロントパネル......................................................................................................................1-17ブロックダイアグラム.........................................................................................................1-18フロントパネルおよびブロックダイアグラムのツール...........................................1-18VIを実行および停止する ...................................................................................................1-18Express VI ...............................................................................................................................1-18LabVIEWのドキュメントリソース ...............................................................................1-19プロパティダイアログボックス .......................................................................................1-19ショートカット......................................................................................................................1-19

第 2章VIをカスタマイズする

ブランク VIから VIを作成する .........................................................................................................2-1ブランク VIを開く ...............................................................................................................2-1信号をシミュレートする Express VIを追加する ......................................................2-2ヘルプを検索して信号を変更する ..................................................................................2-3ブロックダイアグラムでユーザインタフェースをカスタマイズする ................2-4ユーザが VIを停止するまで連続実行するように VIを構成する .........................2-5エラーリストウィンドウを使用する ..............................................................................2-7実行速度を制御する .............................................................................................................2-8表を使用してデータを表示する .......................................................................................2-8サンプルを検索する .............................................................................................................2-10

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目次

LabVIEW 入門 vi ni.com/jp

概要 ............................................................................................................................................................. 2-11LabVIEWヘルプリソースを使用する .......................................................................... 2-11ブロックダイアグラムコードをカスタマイズする ................................................... 2-12

制御器と表示器を作成する ............................................................................. 2-12VIの実行停止を制御する ................................................................................. 2-12エラーおよび不良ワイヤ .................................................................................. 2-12表にデータを表示する ...................................................................................... 2-13

NIサンプルファインダを使用する................................................................................. 2-13ショートカット ..................................................................................................................... 2-14

第 3章開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

VIを作成および解析する .................................................................................................................... 3-1テンプレートから作成された VIを変更する .............................................................. 3-2信号を追加する ..................................................................................................................... 3-32つの信号を追加する......................................................................................................... 3-5信号をフィルタ処理する.................................................................................................... 3-6グラフの外観を変更する.................................................................................................... 3-7信号の振幅を解析する ........................................................................................................ 3-8実行速度を制御する ............................................................................................................ 3-9警告 LEDを追加する ........................................................................................................... 3-9警告レベルの範囲を設定する........................................................................................... 3-10ユーザに警告する................................................................................................................. 3-11VIを構成してデータをファイルに保存する ............................................................... 3-12データをファイルに保存する........................................................................................... 3-12クリックしたときにデータ保存ボタンを追加する ................................................... 3-13ユーザに要求されたときにデータを保存する............................................................ 3-13保存したデータを表示する ............................................................................................... 3-15

概要 ............................................................................................................................................................. 3-15制御器と表示器 ..................................................................................................................... 3-15データをフィルタ処理する ............................................................................................... 3-15データを保存する................................................................................................................. 3-15

第 4章ハードウェア : データ集録および計測器との通信

信号を集録する ....................................................................................................................................... 4-1NI-DAQmxタスクを作成する......................................................................................... 4-2タスクをテストする ............................................................................................................ 4-4DAQデバイスから集録したデータをグラフにする ................................................ 4-4NI-DAQmxタスクを編集する......................................................................................... 4-52つの電圧読み取りを視覚的に比較する ..................................................................... 4-6

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目次

© National Instruments Corporation vii LabVIEW 入門

計測器と通信する ...................................................................................................................................4-6計測器ドライバを検索およびインストールする

(Windowsおよび Linux)..............................................................................................4-6計測器 I/Oアシスタントを使用して計測器を選択する ..........................................4-8計測器の情報を集録および解析する ..............................................................................4-8計測器にコマンドを配線する ...........................................................................................4-9

概要..............................................................................................................................................................4-10DAQアシスタント Express VI........................................................................................4-10タスク .......................................................................................................................................4-10計測器ドライバ......................................................................................................................4-10計測器 I/Oアシスタント Express VI .............................................................................4-11

第 5章LabVIEWのその他の機能を使用する

すべての制御器と表示器......................................................................................................................5-1すべての VIおよび関数 ........................................................................................................................5-2

VI ................................................................................................................................................5-2関数 ............................................................................................................................................5-2

データタイプ ............................................................................................................................................5-3ダイナミックデータタイプ................................................................................................5-3

その他の LabVIEWの機能を使用するには...................................................................................5-4

付録 A技術サポートおよびプロフェッショナルサービス

用語集

索引

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© National Instruments Corporation ix LabVIEW 入門

本書について

このマニュアルは、チュートリアルとして、LabVIEWのグラフィカルプログラミング環境の基本操作方法とデータ集録および計測器コントロール

アプリケーションを構築するための LabVIEWの基本機能について説明します。

このマニュアルには、LabVIEWでの基本的なアプリケーション構築方法の習得に使用できる練習が含まれています。 これらの練習で、短時間で簡単に LabVIEWを開始することができまます。

各章の終わりに、その章で説明した主な概念のまとめがあります。 それらのまとめを利用して、学んだ内容を復習します。

表記規則

本書では、以下の表記規則を使用します。

→ 矢印(→)は、ネストされたメニュー項目やダイアログボックスのオプ

ションをたどっていくと目的の操作項目を選択できることを示します。 ファイル→ページ設定→オプションという順番の場合は、まずファイルメ

ニューをプルダウンし、次にページ設定項目を選択して、最後にダイアロ

グボックスからオプションを選択します。

このアイコンは、ヒントとなる情報を示します。

このアイコンは、注意すべき重要な情報を示します。

太字 太字のテキストは、メニュー項目やダイアログボックスオプションなど、

ソフトウェアでユーザが選択またはクリックする必要がある項目を示しま

す。 また、パラメータ名、フロントパネル上の制御器と表示器、ダイアログボックスまたはその一部、メニュー名、パレット名も示します。

斜体 斜体は、変数、強調、相互参照、または重要な概念の説明を示します。 入力する必要がある語または値のプレースホルダを示します。2重括弧は、相互参照を示します。

monospace このフォントのテキストは、キーボードから入力する必要があるテキスト

や文字、コードの一部、プログラム例、構文例を示します。 また、ディスクドライブ名、パス名、ディレクトリ名、プログラム名、サブプログラム

名、サブルーチン名、デバイス名、演算名、変数名、ファイル名と拡張子

にも使用します。

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本書について

LabVIEW 入門 x ni.com/jp

monospaceの太字 このフォントの太字テキストは、画面に自動印刷されるメッセージや応答

を示します。 また、他のサンプルとは異なるコードラインを強調する場合にも使用します。

プラットフォーム このフォントのテキストは特定のプラットフォームを表し、そのすぐ後の

記述はそのプラットフォームのみに適用されることを示します。

右クリック (Mac OS) <Control>キーを押しながらクリックすると、右クリックと同じ操作を実行できます。

関連ドキュメント

以下のドキュメントには、このマニュアルを使用する上で役に立つ情報が

記載されています。

� 『LabVIEWリリースノート』―LabVIEWをインストールおよびアンインストールする方法を説明します。 リリースノートには、LabVIEWアプリケーションビルダを含む、LabVIEWソフトウェアのシステム要件と既知の問題点も記載されています。

� 『LabVIEWヘルプ』―『LabVIEWヘルプ』を使用すると、LabVIEWのプログラミング概念、LabVIEWの使用手順、LabVIEWの VI、関数、パレット、メニュー、ツール、プロパティ、メソッド、イベント、ダイアログボックスなどのリファレンス情報にアクセスで

きます。 『LabVIEWヘルプ』には、ナショナルインスツルメンツが提供している LabVIEWドキュメントのリソースの一覧も記載されています。 『LabVIEWヘルプ』にアクセスするには、ヘルプ→LabVIEWヘルプを検索を選択します。

� 『LabVIEWクイックリファレンスカード』―ヘルプのリソース、キーボードショートカット、データタイプ端子、および編集、実行、

デバックのツールに関するリファレンス情報として、このカードを使

用できます。

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© National Instruments Corporation 1-1 LabVIEW 入門

1LabVIEW仮想計測器 入門

LabVIEWのプログラムは、オシロスコープやマルチメータなど実際の計測器の外観や操作を模しているため、仮想計測器(Virtual Instruments)、または VIと呼ばれれています。 LabVIEWには、データを集録、解析、表示、および保存するための充実したツールセットや、ユーザが書き込む

コードのトラブルシューティングを行うためのツールが含まれています。

LabVIEWでは、制御器と表示器を使用して、フロントパネルというユーザインタフェースを作成します。 制御器には、ノブ、押しボタン、ダイアル、その他の入力機構があります。 表示器には、グラフ、LED、および他の出力表示があります。 ユーザインタフェースを作成したら、VIや関数、ストラクチャを使用してコードを追加し、フロントパネルのオブジェクト

を制御します。 コードは、ブロックダイアグラムに表示されます。

LabVIEWを使用すると、データ集録、ビジョン、モーションコントロールデバイスなどのハードウェアや、GPIB、PXI、VXI、RS-232、RS-485などの機器と通信できます。

仮想計測器を作成する

以下の練習では、信号を生成し、その信号をグラフに表示する VIを作成します。 この練習を終了すると、VIのフロントパネルは図 1-1のようになります。

この章の練習の所要時間は約 40分です。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

LabVIEW 入門 1-2 ni.com/jp

図 1-1 信号集録 VIのフロントパネル

LabVIEWを起動する図 1-2のように、LabVIEWを起動するとスタートアップウィンドウが表示されます。 このウィンドウを使用して、新規 VIの作成、最後に開いたLabVIEWファイルの選択、サンプルの検索、および『LabVIEWヘルプ』の起動を行うことができます。 また、マニュアル、ヘルプトピック、ナショナルインスツルメンツのウェブサイト、ni.com/jpにあるリソース

など、LabVIEWの習得に役立つ情報とリソースにアクセスすることもできます。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

© National Instruments Corporation 1-3 LabVIEW 入門

図 1-2 スタートアップウィンドウ

スタートアップウィンドウは、既存のファイルを開いたり新規のファイル

を作成すると非表示になります。 スタートアップウィンドウは、開いているすべてのフロントパネルとブロックダイアグラムを閉じると再び表示さ

れます。 また、表示→スタートアップウィンドウを選択して、フロントパネルまたはブロックダイアグラムからウィンドウを表示することもできま

す。

テンプレートから新規 VIを開くLabVIEWでは、一般の計測アプリケーションの作成開始に必要なサブVI、関数、ストラクチャ、フロントパネルオブジェクトが含まれいる標準の VIテンプレートが用意されています。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

LabVIEW 入門 1-4 ni.com/jp

以下の手順に従って、信号を生成し、その信号をフロントパネル上に表示

する VIを作成します。

1. LabVIEWを起動します。

2. スタートアップウィンドウで、新規またはテンプレートから VIリンクをクリックして、新規ダイアログボックスを表示します。

3. 新規作成リストで、VI→テンプレート→チュートリアル(入門)→データを生成して表示を選択します。 このテンプレート VIは、信号を生成して表示します。

テンプレート VIのプレビューと簡単な説明が説明セクションに表示されます。 図 1-3は、新規ダイアログボックスおよび「データを生成して表示」テンプレート VIの説明を示します。

図 1-3 新規ダイアログボックス

4. OKボタンをクリックしてテンプレートから VIを作成します。 新規作成リストでテンプレート VI名をダブルクリックして、テンプレートから VIを作成することもできます。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

© National Instruments Corporation 1-5 LabVIEW 入門

5. VIのフロントパネルの構成を検証します。

ユーザインタフェース、つまりフロントパネルの背景は灰色で、制御

器と表示器が配置されています。 フロントパネルのタイトルバーは、このウィンドウが「データを生成して表示」VIのフロントパネルであることを示しています。

メモ フロントパネルが表示されていない場合は、ウィンドウ→フロントパネルを表

示を選択してフロントパネルを表示できます。 また、<Ctrl-E>キーを押して、フロントパネルとブロックダイアグラムウィンドウを切り替えることもできます。 キーボードショートカットの <Ctrl>キーは、(Mac OS) <Option>または<Command>キー、(Linux) <Alt>キーに対応します。

6. ウィンドウ→ブロックダイアグラムを表示を選択して、VIのブロックダイアグラムの構成を検証します。

ブロックダイアグラムの背景は白で、フロントパネルのオブジェクト

を制御する VIおよびストラクチャが含まれています。 ブロックダイアグラムのタイトルバーは、このウィンドウが「データを生成して表

示」VIのブロックダイアグラムであることを示します。

7. フロントパネルのツールバーで、左図に示す実行ボタンをクリックし

ます。 <Ctrl-R>キー押して VIを実行することもできます。

フロントパネル上のグラフに正弦波が表示されます。

8. VIを停止するにはフロントパネルで、左図に示す停止ボタンをクリックします。

フロントパネルに制御器を追加するフロントパネルの制御器は、実際の計測器の入力機構をシミュレーション

し、VIのブロックダイアグラムにデータを提供します。 多くの計測器には、設定値を変更するためのノブが付いています。

以下の手順に従って、フロントパネルにノブ制御器を追加します。

ヒント 練習中に編集→取り消しを選択するか、<Ctrl-Z>キーを押して、最近行なった編集をもとに戻すことができます。

1. 図 1-4に示す制御器パレットがフロントパネルに表示されていない場合は、表示→制御器パレットを選択します。

ヒント フロントパネルまたはブロックダイアグラム上の空白領域を右クリックして、

制御器または関数パレットの一時的に表示できます。 制御器または関数パレットは、パレットの右上隅に画鋲のアイコンが付いて表示されます。 画鋲のアイコン

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

LabVIEW 入門 1-6 ni.com/jp

をクリックしてパレットをピン付けすると、パレットは一時的な表示でなくな

ります。

2. LabVIEWを初めて使われるユーザの場合、制御器パレットはデフォルトで表示される Expressサブパレットと一緒に開きます。 Expressサブパレットが表示されていない場合は、制御器パレット上の

Expressをクリックして Expressサブパレットを表示します。

図 1-4 制御器パレット

3. Expressサブパレット上のアイコンにカーソルを移動して、数値制御器パレットを検索します。

制御器パレットのアイコンにカーソルを移動すると、アイコンの下の

ヒントラベルにサブパレット名、制御器、、または表示器が表示され

ます。

4. 数値制御器アイコンをクリックして、数値制御器パレットを表示しま

す。

5. 数値制御器パレットのノブ制御器をクリックし、制御器をカーソルに

付けて、フロントパネルのノブを波形グラフの左側に配置します。

このノブは、信号の振幅を制御する練習で後ほど使用します。

6. ファイル→別名で保存を選択して、VIを信号集録 .viという名前で

わかりやすい場所に保存します。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

© National Instruments Corporation 1-7 LabVIEW 入門

信号のタイプを変更するブロックダイアグラムに信号シミュレーションというラベルの付いた青い

アイコンがあります。 このアイコンは「信号シミュレーション(Simulate Signal)」Express VIです。 「信号シミュレーション」Express VIは、デフォルトで正弦波を生成します。

以下の手順に従って、この信号をノコギリ波に変更します。

1. <Ctrl-E>キーを押すか、ブロックダイアグラムをクリックして、ブロックダイアグラムを表示します。 左図に示す「信号シミュレーション」Express VIを検索します。 Express VIはブロックダイアグラムの要素のひとつで、一般的な測定タスクを実行するように構成することができます。 「信号シミュレーション」Express VIは、指定した構成に基づいて信号を生成します。

2. 「信号シミュレーション」Express VIを右クリックし、ショートカットメニューからプロパティを選択して、信号シミュレーション構成ダ

イアログボックスを表示します。 (Mac OS) <Command>キーを押しながらクリックすると、右クリックと同じ操作を実行できます。

また、Express VIをダブルクリックして信号シミュレーション構成ダイアログボックスを表示することもできます。 データを Express VIに配線してそれを実行した場合、Express VI は構成ダイアログボックスで実数データを表示します。 Express VIを閉じて、再度開くと、VIを再実行するまで構成ダイアログボックスにサンプルデータが表示さ

れます。

3. 信号タイププルダウンメニューからノコギリ波を選択します。

結果プレビューセクションのグラフ上の波形がノコギリ波に変更され

ます。 信号シミュレーション構成ダイアログボックスは、図 1-5のようになります。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

LabVIEW 入門 1-8 ni.com/jp

図 1-5 信号シミュレーション構成ダイアログボックス

4. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存して信号シミュレーション構成ダイアログボックスを閉じます。

5. カーソルを「信号シミュレーション」Express VIの下部にある下矢印に移動します。 下矢印は、Express VIの枠を拡張すると非表示の入力および出力を表示できることを示します。

6. 左図のような上下向矢印が表示された状態で Express VIの枠をクリックし、2行を追加します。 枠を解放すると、振幅入力が表示されます。

振幅入力がブロックダイアグラムに表示されるので、ノコギリ波の振

幅をブロックダイアグラムで構成することができます。

図 1-5に示すように、振幅は信号シミュレーション構成ダイアログボックスのオプションです。 振幅などの入力がブロックダイアグラムと構成ダイアログボックスに表示された場合、どちらでもその入力を

構成することができます。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

© National Instruments Corporation 1-9 LabVIEW 入門

ブロックダイアグラム上のオブジェクトを配線するノブを使用して信号の振幅を変更するには、ブロックダイアグラム上にあ

る 2つのオブジェクトを接続する必要があります。

以下の手順に従って、ノブを「信号シミュレーション」Express VIの振幅入力に配線します。

1. ブロックダイアグラム上で、左図に示すノブ端子にカーソルを移動し

ます。

カーソルが矢印または左図に示す位置決めツールに変わります。 位置決めツールを使用して、オブジェクトを選択、配置、およびサイズ変

更します。

2. 位置決めツールでノブ端子を選択し、この端子が「信号シミュレー

ション」Express VIの左側で左図に示す灰色のループの内側にあることを確認します。

ループの内側の端子は、フロントパネル制御器および表示器を表わし

ています。 端子は、フロントパネルとブロックダイアグラムの間で情報を交換する入出力ポートです。

3. ブロックダイアグラム上の空白のスペースをクリックして、ノブ端子

を選択解除します。 オブジェクトを他のツールと使用したい場合は、オブジェクトの選択を解除してツールを切り替える必要があります。

4. カーソルを左図に示すノブ端子の矢印に移動します。

カーソルが糸巻き、つまり左図に示す配線ツールに変わります。 配線ツールを使用して、ブロックダイアグラム上のオブジェクト間を配線

します。

5. 配線ツールが表示されたら、ノブ端子で矢印をクリックし、左図に示

す「信号シミュレーション」Express VIの振幅入力で矢印をクリックして、2つのオブジェクトを配線します。

ワイヤが表示され、2つのオブジェクトが接続されます。 このワイヤに沿って、データがノブ端子から Express VIに流れます。

6. ファイル→保存を選択して VIを保存します。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

LabVIEW 入門 1-10 ni.com/jp

VIを実行するVIを実行すると、ソリューションが実行されます。

以下の手順に従って、信号集録 VIを実行します。

1. <Ctrl-E>キーを押すか、フロントパネルをクリックして、フロントパネルを表示します。

2. VIを実行するには、実行ボタンをクリックするか、<Ctrl-R>キー押します。

3. カーソルをノブに移動します。

カーソルが手、つまり左図に示す操作ツールに変わります。 操作ツールを使用して制御器の値を変更します。

4. 操作ツールを使用してノブを回し、ノコギリ波の振幅を調整します。

ノブを回すと、ノコギリ波の振幅が変更されます。 振幅を調整すると、操作ツールにノブの数値を示すヒントラベルが表示されます。 グラフ上の y軸が自動的にスケールし、振幅の変更を確認します。

実行ボタンが左図のように濃い色の矢印に変わり、VIが実行中であることを示します。 VIの実行中にほとんどの制御器の値を変更することができますが、VIの実行中に他の方法で VIを編集することはできません。

5. 左図に示す停止ボタンをクリックして VIを停止します。

停止ボタンは、VIが現在の反復を完了した後に VIを停止します。 左図に示す実行を中断ボタンは、VIが現在の反復を完了する前に VIをすぐに停止します。 外部ハードウェアなどの外部リソースを使用するVIを中断すると、リソースが適切にリセットまたは解放されないため状態が不明なままになる可能性があります。 この問題を回避するには、停止ボタン付きの VIを設計します。

信号を変更する以下の手順に従って、信号を 10でスケールし、結果をフロントパネル上のグラフに表示します。

1. ブロックダイアグラムで位置決めツールを使用して、左図のように

「信号シミュレーション」Express VIと波形グラフ端子を接続しているワイヤをダブルクリックします。

2. <Delete>キーを押して、このワイヤを削除します。

3. 図 1-6に示すような関数パレットが表示されていない場合は、表示→関数パレットを選択して表示します。 デフォルトで表示されるExpressサブパレットとともに関数パレットが開きます。 他のサブパレットを選択している場合、関数パレットで Expressをクリックして Expressサブパレットを返すことができます。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

© National Instruments Corporation 1-11 LabVIEW 入門

図 1-6 関数パレット

4. 演算 &比較パレットで、左図に示す「フォーミュラ(Formula)」Express VIを選択して、ブロックダイアグラムでループ内の「信号シミュレーション」Express VIと波形グラフ端子の間に VIを配置します。 Express VIと端子の間のスペースを広げるには、波形グラフ端子を右に移動します。

ブロックダイアグラムで Express VIを配置すると、フォーミュラ構成ダイアログボックスが開きます。 Express VIをブロックダイアグラムに配置すると、その VIの構成ダイアログボックスが必ず自動的に表示されます。

5. フォーミュラ構成ダイアログボックスの右下隅にある左図に示すヘル

プボタンをクリックし、この Express VIに関する『LabVIEWヘルプ』のトピックを表示します。

「フォーミュラ」のヘルプトピックでは、Express VI、Express VIの入力と出力、構成ダイアログボックスのオプションについての説明が

記載されています。 各 Express VIには、構成ダイアログボックスのヘルプボタンをクリックするか、Express VIを右クリックしてショートカットメニューからヘルプを選択するとアクセスできる、その

Express VIに対応するヘルプトピックがあります。

6. フォーミュラトピックで、変数をフォーミュラに入力する説明がある

ダイアログボックスオプションを見つけます。

7. 『LabVIEWヘルプ』を最小化してフォーミュラ構成ダイアログボックスに戻ります。

8. ダイアログオプションのラベルテキストボックスにあるテキストを

X1からノコギリ波に変更して、「フォーミュラ」Express VIに入力値を示します。 フォーミュラ構成ダイアログボックスの上部にある文字列テキストボックスをクリックすると、テキストは入力したラベルに

一致するように変更されます。

9. 文字列テキストボックスのノコギリ波の後に *10を入力して、ス

ケール係数の値を定義します。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

LabVIEW 入門 1-12 ni.com/jp

構成ダイアログボックスの入力ボタンを使用するか、または *、1、

および 0のキーボードボタンを使用してスケール係数を入力できま

す。 構成ダイアログボックスで入力ボタンを使用する場合、LabVIEWは文字列テキストボックスのノコギリ波入力の後にフォーミュラ入力を配置します。 キーボードを使用する場合、ノコギリ波の後の文字列テキストボックス内のどこかをクリックし、テキストボッ

クスに表示させたいフォーミュラを入力します。

フォーミュラ構成ダイアログボックスは、図 1-7のように表示されます。

図 1-7 フォーミュラ構成ダイアログボックス

メモ 有効でない文字列テキストボックスにフォーミュラを入力した場合、右上隅の

エラー LEDが灰色に変わり、無効なフォーミュラというテキストが表示されます。

10. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存してフォーミュラ構成ダイアログボックスを閉じます。

11. カーソルを「信号シミュレーション」Express VIのノコギリ波出力の矢印に移動します。

12. 配線ツールが表示されたら、ノコギリ波出力の矢印をクリックし、次に左図に示す「フォーミュラ」Express VIのノコギリ波入力の矢印をクリックして、2つのオブジェクトを配線します。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

© National Instruments Corporation 1-13 LabVIEW 入門

13. 配線ツールを使用して、「フォーミュラ」Express VIの結果出力を波形グラフ端子に配線します。

Express VIと端子を接続しているワイヤを検証してください。 Express VIと端子の矢印は、これらのワイヤに沿って流れるデータの方向を示します。 ブロックダイアグラムは、図 1-8のようになります。

ヒント 任意のワイヤを右クリックしてショートカットメニューからワイヤを調整を選

択すると、ブロックダイアグラムで自動的に既存オブジェクトを避けるように

ワイヤ経路が調整されます。 また、配線が複雑にならないように、できる限り直線的にワイヤを配線します。

図 1-8 信号集録 VIのブロックダイアグラム

14. VIを保存するには、<Ctrl-S>キーをクリックするか、ファイル→保存を選択します。

グラフ上に 2つの信号を表示する「信号シミュレーション」Express VIによって生成された信号と「フォーミュラ」Express VIによって変更された信号を同じグラフ上で比較するには、「信号を結合(Merge Signals)」関数を使用します。

以下の手順に従って、同じグラフ上で 2つの信号を表示します。

1. ブロックダイアグラムで、カーソルを「信号シミュレーション」

Express VIのノコギリ波出力の矢印に移動します。

2. 配線ツールを使用して、ノコギリ波出力を波形グラフ端子に配線しま

す。

左図に示す「信号を結合」関数が、2つのワイヤが結合する場所に表示されます。 関数は標準の実行要素で、テキストベースのプログラミング言語の演算子、関数、ステートメントに相当します。 「信号を結

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

LabVIEW 入門 1-14 ni.com/jp

合」関数は、2つの異なる信号を取得して組み合わせ、両方の信号を同じグラフで表示できるようにします。 ブロックダイアグラムは、図 1-9のようになります。

図 1-9 「信号を結合」関数を表示したブロックダイアグラム

3. VIを保存するには、<Ctrl-S>キーをクリックするか、ファイル→保存を選択します。

4. フロントパネルに戻って VIを実行し、ノブ制御器を回します。

ノコギリ波およびスケールされた信号がグラフにプロットされます。 y軸の最大値がノブ値の 10倍に自動的に変更されます。 このスケーリングは、10のスロープを生成するように「フォーミュラ」Express VIを構成したために発生します。

5. 停止ボタンをクリックして VIを停止します。

ノブ制御器をカスタマイズするノブ制御器はノコギリ波の振幅を変更するので、振幅というラベルを付け

てノブの動作を正確に表します。

以下の手順に従って、ノブの外観をカスタマイズします。

1. フロントパネルで、ノブを右クリックしてショートカットメニューか

らプロパティを選択し、ノブプロパティダイアログボックスを表示し

ます。

2. 外観ページのラベルセクションで、ノブラベルを削除して、テキスト

ボックスに振幅と入力します。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

© National Instruments Corporation 1-15 LabVIEW 入門

ノブプロパティダイアログボックスは、図 1-10のようになります。

図 1-10 ノブプロパティダイアログボックス

3. スケールタブをクリックし、スケールスタイルセクションでカラーラ

ンプを表示チェックボックスにチェックマークを付けます。

フロントパネルのノブはこれらの変更が適用されるように更新しま

す。

4. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存てノブプロパティダイアログボックスを閉じます。

5. VIを保存します。

6. ノブプロパティダイアログボックスを再度開き、ノブの他のプロパ

ティについても試してください。 たとえば、スケールページにあるカラーボックスをクリックしてマーカテキストカラーの色を変更してみ

ます。

7. 試している間に行われた変更を適用しない場合は、キャンセルボタン

をクリックします。 変更を維持する場合は、OKボタンをクリックします。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

LabVIEW 入門 1-16 ni.com/jp

波形グラフをカスタマイズする波形グラフ表示器は 2つの信号を表示します。 スケールされた信号とシミュレートされた信号をプロットで区別するように、プロットをカスタマ

イズします。

以下の手順に従って、波形グラフ表示器の外観をカスタマイズします。

1. フロントパネルで、波形グラフのプロット凡例の上にカーソルを移動

します。

グラフには 2つのプロットがありますが、プロット凡例は 1つのプロットのみを表示します。

2. 図 1-11のような両方向矢印が表示されたら、プロット凡例の枠をクリックおよびドラッグして、凡例に 1つの項目を追加します。 マウスボタンを放すと、2番目のプロット名が表示されます。

図 1-11 プロット凡例を拡大する

3. 波形グラフを右クリックしてショートカットメニューからプロパティ

を選択し、波形グラフプロパティダイアログボックスを表示します。

4. プロットページで、プルダウンメニューからノコギリ波を選択しま

す。 色セクションでラインカラーボックスをクリックしてカラーパレットを表示します。 新しいラインの色を選択します。

5. プルダウンメニューからノコギリ波(フォーミュラ結果)を選択しま

す。

6. プロット名に波形名を使用しないチェックボックスにチェックマーク

を付けます。

7. 名前テキストボックスで、現在のラベルを削除し、このプロットの名

前をスケール済ノコギリ波に変更します。

8. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存して波形グラフプロパティダイアログボックスを閉じます。

フロントパネルでプロットの色が変更されます。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

© National Instruments Corporation 1-17 LabVIEW 入門

9. 波形グラフプロパティダイアログボックスを再度開き、グラフの他の

プロパティについても試してください。 たとえば、スケールページで自動スケールを無効にして、y軸の最小値と最大値を変更してみます。

10. 試している間に行われた変更を適用しない場合は、キャンセルボタンをクリックします。 変更を維持する場合は、OKボタンをクリックします。

11. VIを保存して閉じます。

概要

以下のトピックは、この章で説明した主な概念をまとめたものです。

新規ダイアログボックスおよびテンプレート VI新規ダイアログボックスには、このマニュアルで使用するものを含む多数

のテンプレート VIが含まれています。 テンプレート VIは、一般的な計測や他のタスクに使用する VIの作成開始に役立ちます。 テンプレート VIには、一般的な計測アプリケーションの作成にとりかかる際に必要な

Express VI、関数、およびフロントパネルのオブジェクトが含まれています。

以下のいずれかの方法で新規ダイアログボックスにアクセスします。

� LabVIEWを起動した後、スタートアップウィンドウで新規、テンプレートから VI、または次へリンクをクリックします。

� スタートアップウィンドウ、フロントパネル、またはブロックダイア

グラムのメニューバーからファイル→新規を選択します。

フロントパネルフロントパネルは、VIのユーザインタフェースです。 VIの対話形式の入力端子である制御器と、出力端子である表示器を使用してフロントパネル

を作成します。 制御器と表示器は制御器パレットにあります。

制御器には、ノブ、押しボタン、ダイアル、その他の入力機構がありま

す。 制御器は計測器入力機構をシミュレーションして、VIのブロックダイアグラムにデータを供給します。

表示器とは、グラフ、LED、その他のディスプレイです。 表示器は計測器出力機構をシミュレーションするもので、ブロックダイアグラムが集録ま

たは生成するデータを表示します。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

LabVIEW 入門 1-18 ni.com/jp

ブロックダイアグラムブロックダイアグラムには、VIの実行方法を指定するグラフィカルソースコード(Gコードまたはブロックダイアグラムコード)が含まれています。 ブロックダイアグラムコードは、グラフィカルに表現された関数を使用してフロントパネルのオブジェクトを制御します。 フロントパネルオブジェクトは、ブロックダイアグラム上ではアイコン端子として表示され

ます。 ワイヤで制御器および表示器の端子を Express VI、VI、関数に接続します。 データは、ワイヤを介して、制御器から VIおよび関数、VIおよび関数から他の VIおよび関数、VIおよび関数から表示器へ流れます。 ブロックダイアグラム上のノードを介したデータの移動は、VIおよび関数の実行順序を判断します。 このデータの移動はデータフロープログラミングとして知られています。

フロントパネルおよびブロックダイアグラムのツール位置決めツールは、フロントパネルウィンドウまたはブロックダイアグラ

ムのオブジェクト上にカーソルを移動すると表示されます。 カーソルは、オブジェクトの選択、配置、サイズ変更に使用できる矢印に変わります。 配線ツールは、ブロックダイアグラムの端子上にカーソルを移動すると表

示されます。 カーソルは、ブロックダイアグラムでオブジェクト間をデータの流れに沿って配線するのに使用できる糸巻きの形に変わります。

VIを実行および停止するVIを実行すると、VIのソリューションが実行されます。 VIを実行するには、実行ボタンをクリックするか、<Ctrl-R>キー押します。 実行ボタンは濃い矢印に変わり、VIが実行中であることを示します。 実行を中断ボタンをクリックして、すぐに VIを停止することができます。 ただし、外部リソースを使用する VIを中断すると、リソースが不明の状態のままになることがあります。 この問題を回避するには、停止ボタン付きの VIを設計します。 停止ボタンは、VIが現在の反復を完了した後 VIを停止します。

Express VI一般的な測定タスクには、関数パレットにある Express VIを使用します。 デフォルトでは、Express VIをブロックダイアグラムに配置するとそのExpress VIを構成するためのダイアログボックスが表示されます。 この構成ダイアログボックスでオプションを設定し、Express VIの動作方法を指定します。 Express VIをダブルクリックまたは右クリックし、ショートカットメニューからプロパティを選択して構成ダイアログボックスを表示

します。 データを Express VIに配線してそれを実行した場合、Express VI は構成ダイアログボックスで実数データを表示します。 Express VIを閉じて、再度開くと、VIを再実行するまで構成ダイアログボックスにサンプルデータが表示されます。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

© National Instruments Corporation 1-19 LabVIEW 入門

Express VIは、アイコンが青色のフィールドで囲まれた拡張可能ノードとして、ブロックダイアグラム上に表示されます。 Express VIをサイズ変更すると、入力と出力を表示できます。 表示できる Express VIの入力および出力は、その VIの構成方法によって異なります。

LabVIEWのドキュメントリソース『LabVIEWヘルプ』には、LabVIEWプログラミングの概念、LabVIEWの使用手順、および LabVIEWの VI、関数、パレット、メニュー、ツール、プロパティ、メソッド、イベント、ダイアログボックスなどのリファ

レンス情報が含まれています。 『LabVIEWヘルプ』には、ナショナルインスツルメンツが提供している LabVIEWドキュメントのリソースの一覧も記載されています。 Express VIのヘルプ情報を表示するには、Express VIを構成する際、構成ダイアログボックスでヘルプボタンをクリックします。 また、ブロックダイアグラムやピン付けされたパレット上で VIまたは関数を右クリックしてショートカットメニューからヘルプを選択す

る、あるいはヘルプ→ LabVIEWヘルプを検索を選択しても、『LabVIEWヘルプ』にアクセスできます。

ツールキット、モジュール、またはドライバなどの LabVIEWアドオンをインストールすると、アドオンのドキュメントが『LabVIEWヘルプ』に表示されるか、ヘルプ→アドオンヘルプを選択するとアクセスできる個別

のヘルプシステムに表示されます。ここで、アドオンヘルプはアドオンの

個別のヘルプシステム名です。

プロパティダイアログボックスプロパティダイアログボックスまたはショートカットメニューを使用し

て、フロントパネル上で制御器や表示器の外観および動作を構成します。 フロントパネルで制御器または表示器を右クリックして、ショートカット

メニューからプロパティを選択すると、そのオブジェクトのプロパティダ

イアログボックスが表示されます。 VIの実行中は、制御器や表示器のプロパティダイアログボックスにアクセスできません。

ショートカットこの章では、以下のキーボードショートカットについて説明します。

メモ これらのキーボードショートカットの <Ctrl>キーは、(Mac OS)<Option> または <Command> キー、(Linux) <Alt>キーに対応します。

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第 1章 LabVIEW仮想計測器 入門

LabVIEW 入門 1-20 ni.com/jp

ショートカット 関数

<Ctrl-R> VIを実行する

<Ctrl-Z> 最後の操作を取り消す

<Ctrl-E> ブロックダイアグラムとフロントパネルウィンドウを切り替える

<Ctrl-S> VIを保存する

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© National Instruments Corporation 2-1 LabVIEW 入門

2VIをカスタマイズする

VIを作成するときには、手始めとして数多くの LabVIEWテンプレートVIの 1つを選択して使用することができます。ただし、場合によっては、使用できるテンプレートがない VIを作成する必要もあります。 この章では、テンプレートを使用しないで VIを作成し、カスタマイズする方法を説明します。

ブランク VIから VIを作成する以下の練習では、ブランク VIを開いて、Express VIとストラクチャをブロックダイアグラムに追加し、新規 VIを作成します。 信号を生成し、信号を圧縮してサンプル数を減らし、得られたデータをフロントパネルの表

に表示する VIを作成します。 この練習を終了すると、VIのフロントパネルは図 2-1のようになります。

この章の練習の所要時間は約 45分です。

図 2-1 圧縮サンプル VIのフロントパネル

ブランク VIを開く作成する VIに使用できるテンプレートがない場合は、ブランク VIで作成を開始し、Express VIを追加して特定のタスクを完成させます。

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第 2章 VIをカスタマイズする

LabVIEW 入門 2-2 ni.com/jp

以下の手順に従って、ブランク VIを開きます。

1. スタートアップウィンドウで新規セクションにあるブランク VIリンクをクリックするか、<Ctrl-N>キーを押して、ブランク VIを開きます。

空白のフロントパネルウィンドウとブロックダイアグラムウィンドウ

が表示されます。

メモ ファイル→新規 VIを選択するか、またはファイル→新規で、新規作成リストからブランク VIを選択します。

2. 関数パレットが表示されていない場合は、ブロックダイアグラム上で

空白のスペースを右クリックして、一時的な関数パレットを表示しま

す。 関数パレットの左上隅にある左図の画鋲のアイコンをクリックしてパレットをピン付けすると、一時的なパレットではなくなります。

信号をシミュレートする Express VIを追加する以下の手順に従って、使用する Express VIを検索し、ブロックダイアグラム上に追加します。

1. フロントパネルウィンドウまたはブロックダイアグラムウィンドウか

らヘルプ→詳細ヘルプを表示を選択して、図 2-2のように詳細ヘルプウィンドウを表示します。 また、フロントパネルまたはブロックダイアグラムのツールバーで左記に示す詳細ヘルプウィンドウを表示ボタ

ンをクリックして、詳細ヘルプウィンドウを表示することもできま

す。

ヒント また、<Ctrl-H>キーを押して詳細ヘルプウィンドウを表示することもできます。 (Mac OS) <Command-Shift-H>キーを押します。

図 2-2 詳細ヘルプウィンドウ

2. 関数パレットから Express→入力パレットを選択して、入力パレットにある Express VIにカーソルを移動します。

VIにカーソルを移動すると、詳細ヘルプウィンドウにその VIに関する情報が表示されます。

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第 2章 VIをカスタマイズする

© National Instruments Corporation 2-3 LabVIEW 入門

3. 詳細ヘルプウィンドウに表示される情報を使用して、正弦波信号をシ

ミュレートする Express VIを検索します。

詳細ヘルプウィンドウを開いた状態にしておきます。 詳細ヘルプは この練習の残りの部分を完成されるにあたり、役立つ情報を提供しま

す。

4. Express VIを選択して、ブロックダイアグラムに配置します。 信号シミュレーション構成ダイアログボックスが表示されます。

5. 信号シミュレーション構成ダイアログボックスで、周波数(Hz)および振幅など、さまざまなオプションにカーソルを移動します。 詳細ヘルプウィンドウに表示される情報を確認します。

6. 周波数が 10.7で振幅が 2の正弦波を生成するように、「信号シミュレーション(Simulate Signal)」Express VIを構成します。

結果プレビューウィンドウにある信号により、構成された正弦波に変

更が適用されます。

7. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存して信号シミュレーション構成ダイアログボックスを閉じます。

8. 「信号シミュレーション」Express VI上にカーソルを移動し、詳細ヘルプウィンドウに表示される情報を確認します。

こうすると、詳細ヘルプウィンドウに「信号シミュレーション」

Express VIの構成情報が表示されます。

9. この VIを圧縮サンプル .viという名前で、わかりやすい場所に保存

します。

ヘルプを検索して信号を変更する以下の手順に従って、『LabVIEWヘルプ』を使用して信号のサンプル数を減らす Express VIを検索します。

1. 『LabVIEWヘルプ』の「信号シミュレーション」トピックを表示するには、「信号シミュレーション」Express VIにカーソルを移動し、詳細ヘルプウィンドウのオンラインヘルプリンクをクリックします。 詳細なヘルプリンクを表示するために、詳細ヘルプウィンドウを拡大

または下にスクロールする必要があることがあります。

また、ブロックダイアグラムやピン付けされたパレット上で VIまたは関数を右クリックしてショートカットメニューからヘルプを選択す

る、あるいはヘルプ→ LabVIEWヘルプを検索を選択しても、『LabVIEWヘルプ』にアクセスできます。

2. 検索タブをクリックして、探したい語句を検索してくださいというテ

キストボックスにサンプルデータ圧縮と入力して <Enter>キーを押します。 正確な語句を検索するには、語句の前後に引用符をつけます。 たとえば、"サンプルデータ圧縮 "と入力すると、検索結果を絞

ることができます。

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第 2章 VIをカスタマイズする

LabVIEW 入門 2-4 ni.com/jp

信号での圧縮、削減、信号のサンプル数など、この Express VIの使用目的によって語句の選択が変わります。

3. 検索結果の「サンプルデータ圧縮」のトピックをダブルクリックする

と、「サンプルデータ圧縮(Sample Compression)」Express VIを説明するトピックが表示されます。

4. Express VIの説明を読み終わったら、灰色の四角い配置ボタンをクリックして、カーソルで Express VIを配置します。

5. カーソルをブロックダイアグラムに移動します。

6. 「サンプルデータ圧縮」Express VIを、ブロックダイアグラムの「信号シミュレーション」Express VIの右に配置します。

7. 「サンプルデータ圧縮」Express VIを構成して信号を減らすには、圧縮比を 25に設定し、圧縮方法で平均値を選択します。

8. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存してサンプルデータ圧縮構成ダイアログボックスを閉じます。

9. 配線ツールを使用して、「信号シミュレーション」Express VIの正弦波出力を、「サンプルデータ圧縮」Express VIの信号入力に配線します。

ブロックダイアグラムでユーザインタフェースをカスタマイズする前の練習では、制御器パレットを使用して制御器と表示器をフロントパネ

ルに追加しましたが、 ブロックダイアグラムから制御器と表示器を作成することもできます。

以下の手順に従って、ブロックダイアグラムで制御器と表示器を作成しま

す。

1. ブロックダイアグラムで、「サンプルデータ圧縮」Express VIの平均値出力を右クリックし、作成→数値表示器を選択して、数値表示器を

作成します。 平均値表示器が、左図のようにブロックダイアグラムに表示されます。

2. 「サンプルデータ圧縮」Express VIの平均値出力を右クリックし、ショートカットメニューから入出力を挿入を選択して、追加した端子

で右クリックし、有効を選択します。 前の練習では、下矢印を使用して Express VIを拡張することによって入力と出力を追加しましたが、 ここでは、ショートカットメニューを異なる方法で Express VIの入力と出力を表示および選択しています。

3. 有効入力を右クリックし、ショートカットメニューから作成→制御器

を選択してスイッチを作成します。 ブール制御器が、左図のようにブロックダイアグラムに表示されます。

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第 2章 VIをカスタマイズする

© National Instruments Corporation 2-5 LabVIEW 入門

制御器端子の枠は表示器端子より太くなっています。 また、矢印は、端子が制御器の場合は端子の右側に、表示器の場合は端子の左側に表

示されます。

4. 「信号シミュレーション」Express VIの正弦波出力と「サンプルデータ圧縮」Express VIの信号入力を接続するワイヤを右クリックして、ショートカットメニューから作成→グラフ表示器を選択します。

5. 配線ツールを使用して、「サンプルデータ圧縮」Express VIの平均値出力を正弦波グラフ表示器に配線します。

「信号を結合」関数が表示されます。

6. ブロックダイアグラムのオブジェクトを図 2-3のように配列します。

図 2-3 圧縮サンプル VIのブロックダイアグラム

7. フロントパネルを表示します。

追加した制御器と表示器は、作成した制御器と表示器の入出力に対応

するラベルが付いてフロントパネルに表示されます。

メモ 場合によっては、すべての制御器と表示器が表示されるように、フロントパネ

ルをスクロールまたはサイズ調整する必要があります。

8. VIを保存します。

ユーザが VIを停止するまで連続実行するように VIを構成する現在の状態では、VIは一回実行し、信号を 1つ生成して、実行を停止します。 条件が満たされるまで VIを実行するには、Whileループを使用します。

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第 2章 VIをカスタマイズする

LabVIEW 入門 2-6 ni.com/jp

以下の手順に従って、ブロックダイアグラムにWhileループを追加します。

1. フロントパネルを表示して VIを実行します。

VIは一回実行して停止します。 フロントパネルに停止ボタンはありません。

2. ブロックダイアグラムを表示します。

3. 関数パレットで、左図に示す検索ボタンをクリックし、テキストボッ

クスで Whileと入力します。 入力された文字列が検索され、一致すると検索結果テキストボックスに表示されます。 検索結果のサブパレットの左側にはフォルダのグリフが表示され、検索結果の Express VIの左側には水色の四角形のグリフが表示されます。

4. Whileループ <<実行制御 >> をダブルクリックし、実行制御サブパレットを表示し、サブパレット上のWhileループを一時的にハイライトします。

5. 実行制御パレット上のWhileループを選択します。

6. ブロックダイアグラムの左上隅にカーソルを移動します。 Whileループの左上隅を配置するようにクリックします。

7. 斜めにカーソルをドラッグして、図 2-4のように Express VIとワイヤをすべて囲みます。

図 2-4 Whileループを Express VIの周りに配置する

8. クリックして、Express VIとワイヤを囲むWhileループを作成します。

Whileループが左記のように表示されます。停止ボタンは条件端子に接続されています。 このWhileループは、ユーザが停止ボタンをクリックすると停止するように構成されています。

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第 2章 VIをカスタマイズする

© National Instruments Corporation 2-7 LabVIEW 入門

9. フロントパネルを表示して VIを実行します。

VIは停止ボタンをクリックするまで実行されます。 Whileループは、ユーザが停止ボタンをクリックするまでループ内の VIおよび関数を実行します。

10. 停止ボタンをクリックして VIを保存します。

エラーリストウィンドウを使用するVIに使用しない表示器が含まれている場合は、その表示器を削除できます。

以下の手順に従って、平均値表示器をフロントパネルから削除します。

1. フロントパネルで、位置決めツールが表示されるまで、平均値表示器

にカーソルを移動します。

2. 左図に示す平均値表示器をクリックして選択し、<Delete>キーを押します。

3. ブロックダイアグラムを表示します。

ワイヤは真中に赤い Xがある黒い破線として左図のように表示され

ます。 黒い破線は不良ワイヤです。 実行ボタンが左図のように壊れた状態で表示され、VIが実行できないことを示します。

4. 壊れた実行ボタンをクリックしてエラーリストウィンドウを表示しま

す。

エラーリストウィンドウは、VI内のすべてのエラーのリストと各エラーの詳細を表示します。 エラーリストウィンドウを使用してエラーを検索できます。

5. エラーと警告リストで、未接続のワイヤがありますエラーを選択し、

ヘルプボタンをクリックしてエラーに関する詳細情報を表示します。

ヒント 不良ワイヤ上に配線ツールを移動して、ワイヤが壊れた理由を示すヒントラベ

ルを表示することもできます。 また、この情報は、不良ワイヤ上に配線ツールを移動したときに詳細ヘルプウィンドウにも表示されます。

6. エラーと警告リストで、未接続のワイヤがありますエラーをダブルク

リックして不良ワイヤをハイライトします。

7. <Ctrl-B>キーを押して不良ワイヤを削除します。

<Ctrl-B>キーを押すと、ブロックダイアグラム上の不良ワイヤがすべて削除されます。 <Delete>キーを押すて、選択した不良ワイヤのみを削除できます。

8. 表示→エラーリストを選択して、エラーリストウィンドウを表示しま

す。 エラーと警告フィールドには何も表示されません。

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第 2章 VIをカスタマイズする

LabVIEW 入門 2-8 ni.com/jp

ヒント また、<Ctrl-L>キーを押してエラーリストウィンドウを表示することもできます。

9. エラーリストウィンドウを閉じるには閉じるボタンをクリックしま

す。

壊れていた実行ボタンは表示されなくなります。

実行速度を制御する波形グラフに点をプロットする速度を下げるには、ブロックダイアグラム

に遅延時間を追加します。

以下の手順に従って、VIの実行速度を制御します。

1. ブロックダイアグラムで、関数パレットから「遅延時間(Time Delay)」Express VIを検索し、Whileループ内に配置します。

「遅延時間」Express VIを使用して、VIの実行速度を制御できます。

2. 遅延時間(秒)テキストボックスに 0.25と入力します。

この遅延時間は、ループの実行速度を指定します。 遅延時間が 0.25の場合、4分の 1秒おきにループが繰り返されます。

3. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存して遅延時間構成ダイアログボックスを閉じます。

4. フロントパネルを表示して VIを実行します。

5. 有効スイッチをクリックすると、グラフ上で行われた変更が検証され

ます。

有効スイッチがオンの場合、グラフに圧縮された信号が表示されま

す。 有効スイッチがオフの場合、グラフに圧縮した信号は表示されません。

6. 停止ボタンをクリックして VIを停止します。

表を使用してデータを表示する以下の手順に従って、一連の平均値をフロントパネル上の表に表示しま

す。

1. フロントパネルで、制御器パレットにある Express表表示器を検索して、波形グラフの右に配置します。

2. ブロックダイアグラムを表示します。

表端子は、「表作成(Build Table)」Express VIに配線されています。

3. 「表作成」Express VIと表端子が選択されていない場合は、ブロックダイアグラム上の「表作成」Express VIと表端子の左側のスペースをクリックします。 カーソルを斜めにドラッグして、「表作成」Express VIおよび表端子を左図のように囲みます。

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第 2章 VIをカスタマイズする

© National Instruments Corporation 2-9 LabVIEW 入門

マーキーと呼ばれる動く点線の枠によって、「表作成」Express VI、表端子、およびその 2つを接続するワイヤがハイライトされます。

4. オブジェクトをWhileループの中を通して「サンプルデータ圧縮」Express VIの右までドラッグします。

Whileループの枠の近くにオブジェクトをドラッグすると、ループは「表作成」Express VIと表端子を囲むようにサイズ変更されます。

Whileループ内でオブジェクトを枠付近に配置すると、ループはサイズ変更されてそのオブジェクトのスペースが追加されます。

5. 配線ツールを使用して、「サンプルデータ圧縮」Express VIの平均値出力を「表作成」Express VIの信号入力に配線します。

ブロックダイアグラムは、図 2-5のようになります。

図 2-5 圧縮サンプル VIのブロックダイアグラム

6. フロントパネルを表示して VIを実行します。

7. 有効スイッチをクリックします。

有効スイッチがオンの場合、表には正弦波の 25サンプルごとの平均値が表示されます。 有効スイッチがオフの場合、表には平均値は記録されません。

8. VI を停止します。

9. 表プロパティダイアログボックスを使用して、表の他のプロパティで

も試してみます。 たとえば、列を「1」に変更してみます。

10. VIを保存して閉じます。

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第 2章 VIをカスタマイズする

LabVIEW 入門 2-10 ni.com/jp

サンプルを検索する特定の VIの使用方法の詳細については、その VIを使用したサンプルを検索および表示します。

以下の手順に従って、「遅延時間」Express VIを使用するサンプルを検索して開きます。

1. ヘルプ→ LabVIEWヘルプを検索を選択して、『LabVIEWヘルプ』を表示します。

2. 検索タブをクリックして、探したい語句を検索してくださいテキスト

ボックスに "遅延時間 "と入力して <Enter>キーを押します。

ヒント 検索する前に、ヘルプウィンドウの下部にあるタイトルのみ検索チェックボッ

クスをオンにすると、検索結果を絞ることができます。 また、探したい語句を検索してくださいテキストボックスで AND、OR、NEARなどの演算子を使用して検

索結果を絞ることもできます。 ヘルプの検索の詳細については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにあるヘルプを使用するのブックアイコンを参照してくださ

い。

3. 検索開始列ヘッダをクリックして、内容のタイプによって検索結果を

ソートします。 「リファレンス」トピックには、VI、関数、パレット、メニュー、ツールなどの LabVIEWオブジェクトに関するリファレンス情報が含まれます。 「手順」トピックには、段階的にLabVIEWの使用手順が記載されています。 「概念」トピックには、LabVIEWのプログラミング概念に関する情報が含まれています。

4. 「遅延時間 」の検索結果をダブルクリックして、「遅延時間」Express VIを説明する「リファレンス」トピックを表示します。

5. Express VIの説明を確認後、トピックの下部にあるサンプルセクションでサンプルを開くボタンをクリックし、「遅延時間」Express VIを使用したサンプルを開きます。

6. NIサンプルファインダを開いて、この VIを使用するサンプルに似たサンプルリストを表示するには、関連サンプルを参照ボタンをクリッ

クします。 NIサンプルファインダでは、インストールされているサンプルと NI Developer Zone(ni.com/zone(英語))にあるサンプルすべてを含む、数多くのサンプルを検索できます。 サンプルをアプリケーションに合わせて変更したり、1つまたは複数のサンプルから作成した VIにコピーして貼り付けたりすることができます。

また、ブロックダイアグラムや配置したパレットで VIまたは関数を右クリックしてショートカットメニューからサンプルを選択し、VIまたは関数のサンプルへのリンクがある「ヘルプ」トピックを表示す

ることもできます。 NIサンプルファインダを起動するには、サンプルを参照および検索し、ヘルプ→サンプルを検索を選択するか、 スター

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第 2章 VIをカスタマイズする

© National Instruments Corporation 2-11 LabVIEW 入門

トアップウィンドウのサンプルセクションでサンプルを検索をクリッ

クします。

7. NIサンプルファインダおよびサンプル VIを試してみたら、NIサンプルファインダを閉じます。

概要

以下のトピックは、この章で説明した主な概念をまとめたものです。

LabVIEWヘルプリソースを使用する以下のセクションは、この章で説明したヘルプリソースのさまざまな使用

方法をまとめたものです。

� LabVIEWの各オブジェクトにカーソルを移動すると、これらのオブジェクトに関する基本情報が詳細ヘルプウィンドウに表示されます。 詳細ヘルプ情報のあるオブジェクトには、VI、関数、ストラクチャ、パレット、ダイアログボックスなどがあります。 詳細ヘルプウィンドウにアクセスするには、ヘルプ→詳細ヘルプを表示 を選択するか、<Ctrl-H>キーを押します。 (Mac OS) <Command-Shift-H>キーを押します。

� ダイアグラムで Express VIにカーソルを移動すると、詳細ヘルプウィンドウには Express VIの簡単な説明と構成方法が表示されます。

� 『LabVIEWヘルプ』には、LabVIEWオブジェクトに関する詳細情報が含まれています。 オブジェクトに関する『LabVIEWヘルプ』トピックにアクセスするには、オブジェクト上にカーソルを移動し、詳

細ヘルプウィンドウの詳細ヘルプリンクをクリックします。 また、ブロックダイアグラムまたはピン付けされたパレット上のオブジェクト

を右クリックし、ショートカットメニューからヘルプを選択します。

� 『LabVIEWヘルプ』を検索するには、目次、キーワード、および検索タブを使用します。 目次タブには、トピックの概要やヘルプの構成が表示されます。 キーワードタブは、キーワードからトピックを検索します。 検索タブは、ヘルプ内の単語や語句を検索します。

� 『LabVIEWヘルプ』で使用するオブジェクトを検索すると、配置ボタンをクリックしてブロックダイアグラムにオブジェクトを配置でき

ます。

� 検索結果を絞るには、『LabVIEWヘルプ』の検索タブで、AND、OR、

NEARなどの演算子を使用します。 正確な語句を検索するには、語句の前後に引用符を付けます。 また、検索する前に、ヘルプウィンドウの下部にあるタイトルのみ検索チェックボックスをオンにすると、検

索結果を絞ることができます。

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第 2章 VIをカスタマイズする

LabVIEW 入門 2-12 ni.com/jp

� 『 LabVIEWヘルプ』の検索タブで、検索開始をクリックして、トピックの選択で検索結果をソートします。 「リファレンス」トピックには、VI、関数、パレット、メニュー、ツールなどの LabVIEWオブジェクトに関するリファレンス情報が含まれます。 「手順」トピックには、段階的に LabVIEWの使用手順が記載されています。 概念トピックには、LabVIEWのプログラミング概念に関する情報が含まれています。

ブロックダイアグラムコードをカスタマイズする数多くの制御器、表示器、Express VI、およびストラクチャを使用して、VIを作成できます。 制御器と表示器を作成する、VIの実行停止を設定する、生成されたデータを表に表示するなど、VIをカスタマイズすることができます。

制御器と表示器を作成するExpress VIの入力、出力、またはワイヤを右クリックし、ショートカットメニューから作成を選択して使用可能なオプションを選択し、ブロック

ダイアグラムで制御器と表示器を作成します。 作成した制御器または表示器は、右クリックした入力、出力、ワイヤに配線されます。

制御器端子の枠は表示器端子より太くなっています。 また、矢印は、端子が制御器の場合は端子の右側に、表示器の場合は端子の左側に表示されま

す。

VIの実行停止を制御するWhileループを使用して、ループ内にあるコードを連続実行します。 Whileループは、停止条件が満たされると実行を停止します。 Whileループ内でオブジェクトを枠付近に配置または移動すると、ループはサイズ変

更されてそのオブジェクトのスペースが追加されます。

実行制御パレットには、VIの実行回数や VIの実行速度などを制御するオブジェクトが含まれています。

エラーおよび不良ワイヤ作成中または編集中の VIにエラーが含まれていると、実行ボタンが壊れた状態で表示されます。 ブロックダイアグラムの配線を終了しても実行ボタンが壊れた状態で表示される場合は、その VIは壊れているため実行できません。

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第 2章 VIをカスタマイズする

© National Instruments Corporation 2-13 LabVIEW 入門

VIが壊れている原因を調べるには、壊れた実行ボタンをクリックするか、表示→エラーリストを選択します。 エラーリストウィンドウを使用してエラーを検索できます。 エラーの詳細については、ヘルプボタンをクリックしてください。 エラーと警告フィールドのエラーをダブルクリックすると、エラーの原因である問題箇所がハイライトされます。

不良ワイヤは、真中に赤い Xがある黒い破線として表示されます。 不良ワイヤは、配線されているオブジェクトを削除したなど、様々な原因で発生

します。 ブロックダイアグラムが不良ワイヤを含む場合、VIは実行できません。

不良ワイヤ上に配線ツールを移動すると、ワイヤが壊れた理由を示すヒン

トラベルが表示されます。 また、この情報は、不良ワイヤ上に配線ツールを移動したときに詳細ヘルプウィンドウにも表示されます。 エラーリストウィンドウを表示するには、ワイヤを右クリックしてショートカットメ

ニューからエラーをリストを選択します。 ワイヤが壊れた理由の詳細については、ヘルプボタンをクリックしてください。

表にデータを表示する表表示器は生成されたデータを表示します。 生成されたデータの表を作成するには、「表作成」Express VIを使用します。

NIサンプルファインダを使用するNIサンプルファインダを使用して、ご使用のコンピュータまたは NI Developer Zone(ni.com/zone)にインストールされているサンプル

を参照または検索します。 これらのサンプルは、さまざまなテスト、計測、制御、および設計タスクを実行するための LabVIEWの使用方法を示します。 NIサンプルファインダを起動するには、ヘルプ→サンプルを検索を選択するか、スタートアップウィンドウのサンプルセクションでサンプ

ルを検索をクリックします。

サンプルには、特定の VIや関数の使用方法を示すものもあります。 ブロックダイアグラムやピン付けしたパレットで VIまたは関数を右クリックして、ショートカットメニューからサンプルを選択し、VIまたは関数のサンプルへのリンクがある「ヘルプ」トピックを表示できます。 サンプル VIをアプリケーションに合わせて変更したり、1つまたは複数のサンプルから作成した VIにコピーして貼り付けたりすることができます。

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第 2章 VIをカスタマイズする

LabVIEW 入門 2-14 ni.com/jp

ショートカットこの章では、以下のキーボードショートカットについて説明します。

メモ これらのキーボードショートカットの <Ctrl>キーは、(Mac OS)<Option> または <Command> キー、(Linux) <Alt>キーに対応します。

ショートカット 関数

<Ctrl-N> 新規、ブランク VIを開く

<Ctrl-H> 詳細ヘルプウィンドウを表示、非表示する (Mac OS) <Command-Shift-H>キーを押します。

<Ctrl-B> VIですべての不良ワイヤを削除する

<Ctrl-L> エラーリストウィンドウを表示

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© National Instruments Corporation 3-1 LabVIEW 入門

3開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

LabVIEWには、信号の解析に役立つ一連の Express VIが含まれています。 この章では、LabVIEWを使用して信号の基本的な解析を実行し、解析したデータをファイルに保存する方法を説明します。

メモ この章の練習では、LabVIEW開発システムおよび LabVIEWプロフェッショナル開発システムのみで利用可能な Express VIを使用します。

VIを作成および解析する以下の練習では、信号の生成、信号のフィルタ処理、信号が設定範囲を超

えたかどうかの表示、およびデータの記録を行なう VIを作成します。 この練習を終了すると、VIのフロントパネルは図 3-1のようになります。

この章の練習の所要時間は約 40分です。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

LabVIEW 入門 3-2 ni.com/jp

図 3-1 データ保存 VIのフロントパネル

テンプレートから作成された VIを変更する以下の手順に従って、信号を生成、解析、表示する新規テンプレート VIを選択します。

1. スタートアップウィンドウで、新規をクリックして新規ダイアログ

ボックスを表示します。

2. 新規作成リストで、VI→テンプレート→チュートリアル(入門)→生成、解析、および表示を選択します。 このテンプレート VIは、信号をシミュレートし、それを解析して二乗平均平方根(RMS)値を求めます。

3. OKボタンをクリックするか、テンプレートの名前をダブルクリックして、テンプレートから VIを作成します。

4. 詳細ヘルプウィンドウが表示されていない場合は、<Ctrl-H>キーを押してウィンドウを表示します。 (Mac OS) <Command-Shift-H>キーを押します。

5. <Ctrl-E>キーを押して、ブロックダイアグラムを表示します。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

© National Instruments Corporation 3-3 LabVIEW 入門

6. カーソルを左図に示す「振幅とレベル計測(Amplitude and Level Measurements)」Express VI上に移動します。

詳細ヘルプウィンドウに、Express VIの動作についての詳細が表示されます。 詳細ヘルプウィンドウを開いた状態にしておきます。 このウィンドウから、この練習の残りの部分を完成されるにあたり、役立つ情報が提

供されます。

7. フロントパネルで RMS表示器を削除し、その結果生じるブロックダイアグラムの不良ワイヤもすべて削除します。 ブロックダイアグラムからすべての不良ワイヤを削除するには、<Ctrl-B>キーを押します。 この練習では、「振幅とレベル計測」Express VIの RMS機能は使用しません。 ただし、今後のプロジェクトにおいて、「生成、解析、および表示」テンプレート VIを RMS機能と使用して開発時間を削減することができます。

8. フロントパネルで、波形グラフを右クリックし、ショートカットメ

ニューからプロパティを選択します。 グラフプロパティダイアログボックスが表示されます。

9. 外観タブで、ラベルセクションの表示チェックボックスにチェック

マークを付けて、テキストボックスにファイル多処理されていない信

号と入力します。

10. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存てグラフプロパティダイアログボックスを閉じます。

11. VIを実行する

信号がグラフに表示されます。

12. 停止ボタンをクリックして VIを停止します。

信号を追加する「信号シミュレーション」Express VIは、デフォルトで正弦波をシミュレートします。 信号シミュレーション構成ダイアログボックスでオプションを変更して、シミュレートされた信号をカスタマイズできます。

以下の手順に従って、正弦波に一様ホワイトノイズを追加する追加シミュ

レーション信号を作成します。

1. ブロックダイアグラムで、位置決めツールを使用して「信号シミュ

レーション」Express VIを選択します。

<Ctrl>キーを押したままドラッグし、ブロックダイアグラムに追加の「信号シミュレーション」Express VIを作成します。(Mac OS) <Option>キーを押したままドラッグします。 (Linux)中央のマウスボタンを押したままドラッグします。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

LabVIEW 入門 3-4 ni.com/jp

2. マウスボタンを放して、元の「信号シミュレーション」Express VIの下にコピーされた「信号シミュレーション」Express VIを配置します。 LabVIEWは「信号シミュレーション」Express VIの名前を「信号シミュレーション 2」に更新します。

3. 「信号シミュレーション 2」Express VIをダブルクリックして、信号シミュレーション構成ダイアログボックスを表示します。

4. 信号タイププルダウンメニューから 正弦波を選択します。

5. 周波数 (Hz)テキストボックスに 60を入力します。

6. 振幅テキストボックスに 0.1を入力します。

7. ノイズ追加チェックボックスにチェックマークを付けて、正弦波信号

にノイズを追加します。

8. ノイズタイププルダウンメニューから一様ホワイトノイズを選択しま

す。

9. ノイズ振幅テキストボックスに 0.1を入力します。

10. シード数テキストボックスに -1を入力します。

11. タイミングセクションで、最速実行オプションを選択します。

12. 信号名セクションで、信号タイプ名を使用チェックボックスからチェックマークを外します。

13. 信号名テキストボックスに 60 Hzとノイズと入力します。

信号シミュレーション構成ダイアログボックスの信号名を変更する

と、LabVIEWはブロックダイアグラムの信号出力の名前を変更します。 信号名を変更すると、ブロックダイアグラムで Express VIを参照する際に信号タイプが識別しやすくなります。

結果プレビューセクションにランダム信号が表示されます。 信号シミュレーション構成ダイアログボックスは、図 3-2のようになります。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

© National Instruments Corporation 3-5 LabVIEW 入門

図 3-2 信号シミュレーション構成ダイアログボックス

14. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存して信号シミュレーション構成ダイアログボックスを閉じます。

2つの信号を追加する「フォーミュラ(Formula)」Express VIを使用して、2つの信号を一緒に追加して 1つの信号を作成することができます。 「フォーミュラ」Express VIは、1つのグラフ上に 2つの信号を結合するのではなく、両方の信号を一緒に追加してグラフ上に単一の信号を作成します。 このExpress VIを使用して、信号にノイズを追加できます。

以下の手順に従って、正弦波信号に 60 Hzとノイズ信号を追加します。

1. ブロックダイアグラムで、「信号シミュレーション」Express VIの正弦波出力を「振幅とレベル計測」Express VIの信号入力とフィルタ処理されていない信号表示器に接続するワイヤをトリプルクリックし

ます。

2. 関数パレットにある検索ボタンをクリックして、「フォーミュラ」

Express VIを検索し、ブロックダイアグラム上でこの Express VIを

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

LabVIEW 入門 3-6 ni.com/jp

「信号シミュレーション」Express VIと「振幅とレベル計測」Express VIの間に配置します。

3. フォーミュラ構成ダイアログボックスがラベル列に表示されます。 X1のラベルを正弦波に変更し、次に X2を 60 Hzとノイズに変更しま

す。

4. 入力と +ボタンをクリックして、正弦波と 60 Hzとノイズを一緒に文字列テクストボックスに追加します。

5. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存してフォーミュラ構成ダイアログボックスを閉じます。

6. 配線ツールを使用して、「信号シミュレーション」Express VIの正弦波出力を「フォーミュラ」Express VIの正弦波入力に配線します。

7. 「信号シミュレーション 2」Express VIの 60 Hzとノイズ出力を「フォーミュラ」Express VIの 60 Hzとノイズ入力に配線します。

8. 「フォーミュラ」Express VIの結果出力をフィルタ処理されていない信号表示器と「振幅とレベル計測」Express VIの信号入力に配線します。

9. <Ctrl-E>キーを押して、フロントパネルを表示します。

10. VIを実行する

追加のノイズを持つ信号がグラフに表示されます。

11. 停止ボタンをクリックして VIを停止します。

12. ファイル→別名で保存を選択して、VIを解析 .viという名前でわか

りやすい場所に保存します。

信号をフィルタ処理する「フィルタ」Express VIを使用して、フィルタとウィンドウを介して信号を処理します。

以下の手順に従って、「フィルタ」Express VIを構成し、無限インパルス応答 (IIR)フィルタを使用して信号をフィルタ処理します。

1. 「フォーミュラ」Express VIの結果出力を「振幅とレベル計測」Express VIの信号入力に接続する、ワイヤを削除します。

2. ワイヤを削除した結果生じるすべての不良ワイヤを削除します。

3. 「フィルタ」Express VIを検索し、ブロックダイアグラム上で「信号シミュレーション 2」Express VIと「振幅とレベル計測」Express VIの間に配置します。 フィルタを構成ダイアログボックスが表示されます。

4. フィルタ仕様セクションで、カットオフ周波数 (Hz)を 25に変更し

ます。

5. OKボタンをクリックし、構成を保存してフィルタを構成ダイアログボックスを閉じます。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

© National Instruments Corporation 3-7 LabVIEW 入門

6. フロントパネルを表示します。

7. フロントパネルでフィルタ処理されていない信号波形グラフ表示器を

クリックし、<Ctrl>キーを押しながらドラッグして、追加の波形グラフ表示器を作成します。

8. フィルタ処理されていない信号波形グラフの下に追加の波形グラフ表

示器を配置します。

9. 新規の波形グラフ表示器の上にあるフィルタ処理されていない信号 2ラベルをトリプルクリックし、フィルタ信号と入力して表示器のラベ

ルを変更します。 また、グラフプロパティダイアログボックスの外観ページにあるラベルを変更することもできます。

10. ブロックダイアグラムで、「フォーミュラ」Express VIの結果出力を「フィルタ」Express VIの信号入力に配線します。

11. 「フィルタ」Express VIのフィルタ処理信号出力を「振幅とレベル計測」Express VIの信号入力とフィルタ処理信号波形グラフ表示器の入力に配線します。

12. ファイル→保存を選択します。 「解析」VIのブロックダイアグラムは、図 3-3のように表示されます。

図 3-3 解析 VIのブロックダイアグラム

グラフの外観を変更するグラフプロパティダイアログボックスの形式と精度ページを使用して、グ

ラフ上に x軸とy軸のスケールが表示される方法を指定することができます。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

LabVIEW 入門 3-8 ni.com/jp

以下の手順に従って、フィルタ処理されていない信号とフィルタ処理信号

グラフの x軸とy軸の形式を変更します。

1. フロントパネルで、フィルタ処理されていない信号グラフを右クリッ

クし、ショートカットメニューからプロパティを選択します。 グラフプロパティダイアログボックスが表示されます。

2. 形式と精度ページで、トッププルダウンメニューから時間(X軸)を選択します。

3. タイプリストで、自動フォーマットを選択します。

4. 桁フィールドで、6を入力し、精度タイププルダウンメニューから有

効数字を選択します。

5. 後に続くゼロを隠すチェックボックスにチェックマークを付けます。

6. トップのプルダウンメニューから振幅(Y軸)を選択し、Y軸の構成が x軸 の構成と一致するようにステップ 3から 5を繰り返します。

7. スケールページで、振幅(Y軸)を選択します。

8. 自動スケールチェックボックスからチェックマークを外します。

9. 最小テキストボックスに -2.5を入力し、最大テキストボックスに

2.5を入力します。

10. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存てグラフプロパティダイアログボックスを閉じます。

11. ステップ 1から 10を繰り返して、フィルタ処理信号グラフ表示器を構成します。

フィルタ処理されていない信号とフィルタ処理信号グラフ表示器上の

x軸と y軸は、新規の構成を反映するように変わります。

信号の振幅を解析する「振幅とレベル計測(Amplitude and Level Measurements)」Express VIを使用して、信号の電圧特性を解析できます。

以下の手順に従って、Express VIを再構成し、信号のピーク -ピーク振幅値を計測します。

1. ブロックダイアグラムで、「振幅とレベル計測」Express VIをダブルクリックし、振幅とレベル計測構成ダイアログボックスを表示しま

す。

2. 振幅計測セクションで RMSチェックボックスからチェックマークを外します。

3. ピーク -ピークチェックボックスにチェックマークを付けます。 結果セクションに、ピーク -ピークが対応する計測値と表示されます。

4. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存して振幅とレベル計測構成ダイアログボックスを閉じます。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

© National Instruments Corporation 3-9 LabVIEW 入門

「振幅とレベル計測」Express VIの RMS出力が、左図のように新規ピーク -ピーク出力を反映するように変わります。ピーク -ピーク出力は練習で後ほど使用します。

実行速度を制御する波形グラフに点をプロットする速度を下げるには、ブロックダイアグラム

に遅延時間を追加します。

以下の手順に従って、VIの実行速度を制御します。

1. 「遅延時間(Time Delay)」Express VIを検索します。

2. 「遅延時間」Express VIをWhileループの左下隅に配置します。 遅延時間構成ダイアログボックスが表示されます。

3. 遅延時間(秒)テキストボックスに 0.1を入力し、OKボタンをクリックします。

4. VIを実行する

ループは 10分の 1秒おきに繰り返されます。

警告 LEDを追加する値が設定範囲を超えたことを示す視覚的合図が必要な場合は、警告 LEDを使用できます。

以下の手順に従って、警告 LEDを VIに追加します。

1. フロントパネルで、フロントパネルの空き領域を右クリックして制御

器パレットを表示します。

2. Expressパレットで、図 3-4に示す LEDパレットを選択します。

図 3-4 LEDパレット

3. 円 LED表示器を選択し、フロントパネルでこの LEDを波形グラフの左に配置します。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

LabVIEW 入門 3-10 ni.com/jp

4. LEDの上にあるブールラベルをダブルクリックし、警告と入力してLEDのラベルを変更します。

この LEDは、値が設定範囲を超えたことを知らせるようにする練習で後ほど使用します。

5. ファイル→別名で保存を選択して、別名で保存ダイアログボックスを

表示します。

6. さまざまなダイアログボックスオプションを確認します。 コピーおよび元のファイルを閉じてコピーを編集ラジオボタンを選択して、元の

VIのコピーを作成し、すぐにコピーを編集します。

7. 継続ボタンをクリックして、この VIを警告 LED.viという名前でわ

かりやすい場所に保存します。

警告レベルの範囲を設定するLEDが点灯する値を指定するには、「比較(Comparison)」Express VIを使用します。

以下の手順に従って、ピーク -ピーク値を設定した範囲と比較します。

8. 「比較」Express VIを検索し、「振幅とレベル計測」Express VIの右に配置します。 構成比較ダイアログボックスが表示されます。

9. 比較条件セクションで、>大きいオプションを選択します。

10. 比較入力セクションで、値を選択して値テキストボックスに 2と入

力し、LEDを点灯させたいところへ定数値を割り当てます。

11. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存して構成比較ダイアログボックスを閉じます。

「比較」Express VIの名前が、左に示すとおり Express VIの操作が反映するように変更されます。 大きいは、Express VIが「>(大きい)」比較を実行することを示します。

12.「振幅とレベル計測」Express VIのピーク -ピーク出力を、「大きい(Greater)」Express VIのオペランド 1入力に配線します。

13. ピーク -ピーク出力とオペランド 1入力を接続するワイヤにカーソルを移動します。

14. 位置決めツールが表示されたら、ピーク -ピーク出力とオペランド 1入力を接続するワイヤを右クリックし、ショートカットメニューから

作成→数値表示器を選択します。

左図のようにピーク -ピーク端子がブロックダイアグラムに表示されます。 ピーク -ピーク端子が Express VIのワイヤの上部に表示される場合は、Express VIとピーク -ピーク端子を移動してさらにスペースを広げます。 たとえば、ピーク -ピーク端子を Express VIの上にある空白のスペースに移動します。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

© National Instruments Corporation 3-11 LabVIEW 入門

ユーザに警告するLEDが点灯する値を指定した後、LEDを「大きい」Express VIに配線する必要があります。

以下の手順に従って、信号のピーク -ピーク値が指定した設定範囲を超えた場合に視覚的合図を示すように設定します。

1. ブロックダイアグラムで、警告端子を「大きい」Express VIの右に移動します。 警告端子が、図 3-5に示すWhileループ内にあることを確認してください。

図 3-5 警告 LED VIのブロックダイアグラム

2. 「大きい」Express VIの結果出力を警告端子に配線します。

ブロックダイアグラムは、図 3-5のようになります。

3. フロントパネルを表示します。

ピーク -ピークラベルが付いた数値表示器がフロントパネルに表示されます。 この表示器は、信号のピーク -ピーク値を表示します。

4. VIを実行します。

ピーク -ピーク値が 2.0を超えると、警告表示器が点灯します。

5. 停止ボタンをクリックして VIを停止します。

6. VIを保存します。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

LabVIEW 入門 3-12 ni.com/jp

VIを構成してデータをファイルに保存するVIが生成したデータについての情報を保存するには、「計測ファイルへ書き込み( Write To Measurement File)」Express VIを使用します。

以下の手順に従って、ピーク -ピーク値やその他の情報を LabVIEWデータファイルに保存する VIを作成します。

1. 「計測ファイルへ書き込み」Express VIを検索し、ブロックダイアグラムで「振幅とレベル計測」Express VIの右下に配置します。

計測ファイルへ書き込みを構成ダイアログボックスが表示されます。

ファイル名テキストボックスは、test.lvm出力ファイルのフルパス

を表示します。 .lvmファイルは、スプレッドシートアプリケーションまたはテキスト編集アプリケーションで開くことができる計測用の

タブ区切りテキストファイルです。 LabVIEWは 6桁までのデータを.lvmファイルに保存します。 LabVIEWは、.lvmファイルをデフォ

ルトの LabVIEWデータディレクトリに保存します。 LabVIEWは、LabVIEWデータディレクトリを、オペレーティングシステムのデ

フォルトのファイルディレクトリにインストールします。

データを表示する場合は、ファイル名テキストボックスに表示される

ファイルパスを使用して、test.lvmファイルにアクセスします。

2. 計測ファイルへ書き込みを構成 ダイアログボックスのファイルが既存の場合セクションで、ファイルに追加オプションを選択して、ファ

イル内の既存データを失わずに test.lvmファイルにすべてのデー

タを書き込みます。

3. セグメントヘッダセクションで、1ヘッダのみオプションを選択し、LabVIEWがデータを書き込むファイルで 1つのヘッダのみを作成します。

4. ピーク -ピーク値データの例とファイル詳細テキストボックスに入

力します。 LabVIEWは、このテキストボックスに入力したテキストをファイルのヘッダに連結します。

5. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存して計測ファイルへ書き込みを構成ダイアログボックスを閉じます。

データをファイルに保存するこの VIを実行すると、データが test.lvmファイルに保存されます。

以下の手順に従って、test.lvmファイルを生成します。

1. ブロックダイアグラムで、「振幅とレベル計測」Express VIのピーク-ピーク出力を、「計測ファイルへ書き込み」Express VIの信号入力に配線します。

2. ファイル→別名で保存を選択して、VIをデータ保存 .viという名前

でわかりやすい場所に保存します。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

© National Instruments Corporation 3-13 LabVIEW 入門

3. フロントパネルを表示して VIを実行します。

4. フロントパネルで停止ボタンをクリックします。

5. 保存したデータを表示するには、LabVIEWデータディレクトリにあ

る test.lvmファイルをスプレッドシートまたはテキストエディタ

アプリケーションで開きます。 ファイルには、Express VIの情報を含むヘッダがあります。

6. ファイルを閉じてデータ保存 VIへ戻ります。

クリックしたときにデータ保存ボタンを追加する特定のデータポイントのみを保存したい場合は、ユーザがボタンをクリッ

クしたときに限り、ピーク -ピーク値が保存されるように「計測ファイルへ書き込み」Express VIを構成することができます。

以下の手順に従って、ボタンを VIに追加し、ユーザがクリックしたときの動作を構成します。

1. ロッカボタン用の制御器パレットを検索します。 ロッカボタンのいずれかを選択し、波形グラフの右に配置します。

2. ロッカボタンを右クリックしてショートカットメニューからプロパ

ティを選択し、ブールプロパティダイアログボックスを表示します。

3. ボタンのラベルをファイルへ書き込みに変更します。

4. ブールプロパティダイアログボックスの操作ページで、ボタン動作リ

ストから押されたらラッチを選択します。

操作ページを使用して、ユーザがボタンをクリックしたときのボタン

動作を指定します。 クリックされたときのボタン動作を確認するには、選択された動作のプレビューセクションでボタンをクリックしま

す。

5. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存してブールプロパティダイアログボックスを閉じます。

6. VIを保存します。

ユーザに要求されたときにデータを保存する以下の手順に従って、ユーザがフロントパネルのボタンをクリックした時

にデータをファイルに記録する VIを作成します。

1. ブロックダイアグラムで、「計測ファイルへ書き込み」Express VIをダブルクリックし、計測ファイルへ書き込みを構成ダイアログボック

スを表示します。

2. ファイル名テキストボックスで、ファイル名の test.lvmを選択

データ .lvmに変更して、データを他のファイルに保存します。

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

LabVIEW 入門 3-14 ni.com/jp

3. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存して計測ファイルへ書き込みを構成ダイアログボックスを閉じます。

4. 「計測ファイルへ書き込み」Express VIの信号入力を右クリックし、ショートカットメニューから入出力を挿入を選択して、コメント入力

を挿入します。

5. 「計測ファイルへ書き込み」Express VIのコメント入力を右クリックし、ショートカットメニューから入出力を選択→有効を選択して、コ

メント入力を有効入力に置き換えます。

新しい入力と出力を追加すると、Express VIの入力と出力は、あらかじめ決められた順番で表示されます。 場合によっては、特定の入力を選択するのに、最初に入力を追加し、次にこの入力を右クリックし

てショートカットメニューから入出力を選択を選択して、使用したい

特定の入力に変更する必要があります。

6. ファイルに書き込み端子を「計測ファイルへ書き込み」Express VIの左に移動します。

7. ファイルに書き込み端子を「計測ファイルへ書き込み」Express VIの有効入力に配線します。

ブロックダイアグラムは、図 3-6のようになります。

図 3-6 データ保存 VIのブロックダイアグラム

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

© National Instruments Corporation 3-15 LabVIEW 入門

保存したデータを表示する以下の手順に従って、選択データ .lvmファイルに保存するデータを表示

します。

1. フロントパネルを表示して VIを実行します。 ファイルに書き込みボタンを数回クリックします。

2. フロントパネルで停止ボタンをクリックします。

3. 選択データ .lvmファイルをスプレッドシートまたはテキストエディ

タアプリケーションで開きます。

選択データ .lvmファイルは test.lvmファイルとは異なります。

test.lvmにはデータ保存 VIで生成されたすべてのデータが記録されている一方、選択データ .lvmにはファイルに書き込みボタンをク

リックした時のデータのみが記録されています。

4. ファイルを参照してから、閉じます。

5. VIを保存して閉じます。

概要

以下のトピックは、この章で説明した主な概念をまとめたものです。

制御器と表示器VIの使用目的に合わせて、フロントパネル上の制御器と表示器を構成してタスクを実行できます。以下は、この章で確認した制御器と表示器の使

用方法のまとめです。

� 値が設定範囲を超えると警告 LEDを表示するなど、一定の条件が満たされるとタスクを実行する VIを作成できます。

� ボタンおよび有効入力を使用して、Express VIが実行するタイミングをユーザが制御できる VIを作成できます。 ブールプロパティダイアログボックスの操作ページを使用して、6種類のうちのいずれかの方法で動作するようにボタンを構成できます。

データをフィルタ処理する「フィルタ」Express VIはフィルタとウィンドウを介して信号を処理します。 この「フィルタ」Express VIを使用して、信号からノイズを取り除くことができます。

データを保存する「計測ファイルへ書き込み」Express VIは、VIが生成して解析するデータを .lvm、.tdm、または .tdms計測ファイルに保存します。 テキストベースの計測ファイル(.lvm)は、表計算アプリケーションやテキストエ

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第 3章 開発およびプロフェッショナル開発システム : 信号を解析および保存する

LabVIEW 入門 3-16 ni.com/jp

ディタアプリケーションで開くことができるタブ区切りのテキストファイ

ルです。 LabVIEWは 6桁までのデータを .lvmファイルに保存します。 Express VIが生成するデータに加えて、.lvmファイルには、データが生

成された日付や時間などのデータに関する情報を含むヘッダが含まれま

す。 バイナリ計測ファイル(.tdm)は、波形データを含むバイナリファイ

ルです。 バイナリ .tdmファイルは、テキストベースの計測ファイル

(.lvm)よりもディスクスペースが小さく、実行速度が速く、高精度な浮

動小数点を提供します。 TDMストリーミングファイル(.tdms)は、

.tdmファイル形式に比べて書き込みパフォーマンスが速く、プロパティ

の定義に簡素化されたインタフェースを提供します。

LabVIEWは、デフォルトファイルディレクトリに LabVIEW Dataディレ

クトリをインストールします。これは、ご使用のオペレーティングシステ

ムで LabVIEWが生成するデータファイルの整理および検索を行うときに役立ちます。 .lvmおよび .tdmファイルの読み取りと書き込みの詳細に

ついては、『LabVIEWヘルプ』を参照してください。

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© National Instruments Corporation 4-1 LabVIEW 入門

4ハードウェア : データ集録および計測器との通信

この章では、Windowsでのデータ集録と計測器通信に使用する Express VIについて説明します。 練習にはデータ集録ハードウェアが必要です。

すべてのプラットフォームでのデータ集録と計測器通信の詳細について

は、『LabVIEWヘルプ』の目次タブの計測を実行するのブックアイコンを参照してください。

信号を集録する

以下の練習では、「DAQアシスタント(DAQ Assistant)」Express VIを使用して、NI-DAQmxのタスクを作成します。 NI-DAQmxは、データ集録デバイスとの通信に使用するプログラミングインタフェースです。 その他の NI-DAQmxタスクの作成方法については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにあるはじめに→ DAQ入門→ LabVIEWにおける NI-DAQmx計測のブックアイコンを参照してください。

以下の練習では、NI-DAQmxおよび NI-DAQmxでサポートされているデバイスが必要です。 NI-DAQmxでサポートされているデバイスのリストについては、『NI-DAQ Readme』を参照してください。 従来型NI-DAQ(レガシー)のみでサポートされているデバイスがインストールされている場合は、従来型 NI-DAQ(レガシー)を使用してデータ集録を行う詳細について、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにある計測を実行するのブックアイコンを参照してください。

メモ NI-DAQmx 7.4以降では、MAXで NI-DAQmxシミュレーションデバイスを作成することができます。NI-DAQmxシミュレーションデバイスは DAQデバイスのソフトウェアの複製です。 以下の練習を完了するのに使用できるNI-DAQmxシミュレーションデバイスの作成に関する詳細な手順については、『NI-DAQmx対応Measurement & Automation Explorerヘルプ』を参照してください。

以下の練習では、電圧の読み取りを連続で行って波形グラフにデータをプ

ロットする NI-DAQmxタスクを作成します。

この章の練習の所要時間は約 30分です。

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第 4章 ハードウェア : データ集録および計測器との通信

LabVIEW 入門 4-2 ni.com/jp

NI-DAQmxタスクを作成するNI-DAQmxでは、タスクとは、1つまたは複数のチャンネル、タイミング、トリガ、およびその他のプロパティの集合のことです。 概念的には、タスクは実行する測定または出力を示します。 たとえば、DAQデバイスの 1つまたは複数のチャンネルから温度を測定するタスクを作成できます。

以下の手順に従って、DAQデバイスから電圧レベルを読み取るタスクを作成して構成します。

1. 新規 VIを開きます。

2. ブロックダイアグラムで関数パレットを表示し、Express→入力を選択して入力パレットを表示します。

3. 入力パレットで左図に示す「DAQアシスタント」Express VIを選択して、それをブロックダイアグラムに配置します。 DAQアシスタントが起動し、新規作成ダイアログボックスが表示されます。

4. アナログ入力をクリックして、アナログ入力オプションを表示しま

す。

5. 電圧を選択し、電圧アナログ入力タスクを新規に作成します。

ダイアログボックスには、インストールされている各 DAQデバイスのチャンネルのリストが表示されます。 リストされたチャンネル数は、DAQデバイス上にあるチャンネル数によって異なります。

6. サポートされる物理チャンネルリストで、ai0など、計測器が信号を接続する物理チャンネルを選択して、終了ボタンをクリックします。 DAQアシスタントで、図 4-1のような新規ダイアログボックスが開き、タスクを完了するために選択したチャンネルを構成するオプショ

ンが表示されます。

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第 4章 ハードウェア : データ集録および計測器との通信

© National Instruments Corporation 4-3 LabVIEW 入門

図 4-1 DAQアシスタントを使用してタスクを構成する

7. 設定ページの入力範囲セクションで、最大値に 10を入力し、最小値

に -10を入力します。

8. タスクタイミングページで、Nサンプルオプションを選択します。

9. 読み取るサンプル数テキストボックスに 1000の値を入力します。

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第 4章 ハードウェア : データ集録および計測器との通信

LabVIEW 入門 4-4 ni.com/jp

タスクをテストするタスクをテストして、チャンネルが正しく構成されたかどうかを確認しま

す。

以下の手順に従って、データが集録されていることを確認します。

1. 左図に示すテストボタンをクリックします。 DAQアシスタントダイアログボックスが表示されます。

2. 開始ボタンを 1、2回クリックしてデータが集録されていることを確認し、閉じるボタンをクリックして DAQアシスタントに戻ります。

3. OKボタンをクリックして現在の構成を保存し、DAQアシスタントを閉じます。 LabVIEWは VIを作成します。

4. この VIを電圧読み取り .viという名前で、わかりやすい場所に保存

します。

DAQデバイスから集録したデータをグラフにする前の練習で作成したタスクを使用して、DAQデバイスから集録したデータをグラフにします。

以下の手順に従って、波形グラフのチャンネルから取得したデータをプ

ロットし、信号の名前を変更します。

1. ブロックダイアグラムで、データ出力を右クリックし、ショートカッ

トメニューから作成→グラフ表示器を選択します。

2. フロントパネルを表示して、3、4回 VIを実行します。 デジタル波形グラフを検証します。

電圧が波形グラフの上部にあるプロット凡例に表示されます。

3. ブロックダイアグラムで、「DAQアシスタント」Express VIを右クリックし、ショートカットメニューからプロパティを選択し、DAQアシスタントを開きます。

4. チャンネルのリストで電圧を右クリックし、ショートカットメニュー

から名前の変更を選択してチャンネルの名前を変更ダイアログボック

スを表示します。

ヒント チャンネル名を選択して <F2>キーを押して、チャンネル名を変更ダイアログボックスを表示することもできます。

5. 新規名テキストボックスで第 1電圧値を入力して、OKボタンをクリックします。

6. DAQアシスタントダイアログボックスでOKボタンをクリックし、現在の構成を保存し、DAQアシスタントを閉じます。

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第 4章 ハードウェア : データ集録および計測器との通信

© National Instruments Corporation 4-5 LabVIEW 入門

7. フロントパネルを表示して VIを実行します。 第 1電圧値が波形グラフのプロット凡例に表示されます。

8. VIを保存します。

NI-DAQmxタスクを編集するタスクにチャンネルを追加すると、2つの異なる電圧の読み取りを比較できるようになります。 また、タスクをカスタマイズして、電圧読み取りを連続して行うようにもできます。

以下の手順に従って、新規チャンネルをタスクに追加し、データを連続集

録します。

1. ブロックダイアグラムで、「DAQアシスタント」Express VIをダブルクリックして DAQアシスタントを開きます。

2. 左図に示すチャンネルを追加ボタンをクリックし、チャンネルを追加

メニューから電圧チャンネルを選択して、タスクにチャンネルを追加

ダイアログボックスを表示します。

3. サポートされる物理チャンネルリストで未使用の物理チャンネルを選

択し、OKボタンをクリックして DAQアシスタントに戻ります。

4. チャンネルの名前を第 2電圧値に変更します。

5. タスクタイミングページで、連続オプションを選択します。

DAQアシスタントでタイミングとトリガのオプションを設定すると、これらのオプションはチャンネルリスト内のすべてのチャンネル

に適用されます。

6. OKボタンをクリックして現在の構成を保存し、DAQアシスタントを閉じます。 自動ループ作成を確認ダイアログボックスが表示されます。

7. はいボタンをクリックします。 「DAQアシスタント」Express VIとグラフ表示器の周りに、Whileループを配置します。 「DAQアシスタント」Express VIの停止入力に配線された停止ボタンがブロックダイアグラムに表示されます。 この Express VIの停止出力はWhileループの条件端子に配線されます。 ブロックダイアグラムは、図 4-2のようになります。

図 4-2 電圧読み取り VIのブロックダイアグラム

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第 4章 ハードウェア : データ集録および計測器との通信

LabVIEW 入門 4-6 ni.com/jp

VIの実行中に、エラーが発生したか、停止ボタンをクリックした場合、「DAQアシスタント」Express VIはデータの読み取りを中止し、停止出力は TRUE値を返してWhileループを停止します。

2つの電圧読み取りを視覚的に比較する2つの電圧読み取り値がグラフに表示されているため、プロットをカスタマイズして 2つを区別することができます。

以下の手順に従って、波形グラフのプロットカラーをカスタマイズしま

す。

1. フロントパネルで、プロット凡例を拡張して 2つのプロットを表示します。

2. VIを実行します。 グラフ上に 2つのプロットが表示され、プロット凡例は両方のプロット名を表示します。

3. プロット凡例で第 1電圧値を右クリックして、ショートカットメニューから色を選択します。 カラーパレットを使用して、黄色などの目立つ色を選択すると、プロットを読みやすくなります。 第 2電圧値のプロットカラーを変更します。

4. VIを保存します。

計測器と通信する

計測器ドライバによって、計測器ごとにプロトコルのプログラミングを学

習する必要がなくなり、計測器の制御が簡略化され、テスト開発時間が短

縮されます。 計測器ドライバは、プログラム可能な計測器を制御するソフトウェアルーチンの集合です。 各ルーチンは、計測器の構成、読み取り、書き込み、トリガなどのプログラム操作に対応します。 可能な場合、計測器制御には計測器ドライバを使用します。 ナショナルインスツルメンツでは、さまざまな計測器に対応する豊富な計測器ドライバを提供していま

す。

以下の練習では、計測器との通信を行います。

計測器ドライバを検索およびインストールする(WindowsおよびLinux)

NI計測器ドライバファインダを使用すると、LabVIEW開発環境を終了せずに計測器ドライバを検索してインストールすることができます。

メモ ドライバファインダは、Windowsと Linuxでのみ使用できます。 また、計測器ドライバファインダを使用するためにはインターネットへの接続が必要です。

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第 4章 ハードウェア : データ集録および計測器との通信

© National Instruments Corporation 4-7 LabVIEW 入門

NI Instrument Driver Network(NI計測器ドライバネットワーク)ni.com/idnet(英語)で、計測器に対応したドライバを検索することも

できます。

計測器ドライバファインダで計測器ドライバを検索してインストールする

には、以下の手順に従います。

1. この計測器ドライバファインダを起動するには、ツール→計測→計測

器ドライバを検索を選択するか、 ヘルプ→計測器ドライバを検索を選択します。

2. 製造元プルダウンメニューから National Instrumentsを選択します。

3. 検索ボタンをクリックします。 検索結果ページのフォルダは検索された計測器ドライバを示し、そのフォルダの内容は計測器ドライバファ

インダがダウンロードおよびインストールできるファイルを示してい

ます。 計測器ドライバファインダは、リストの最初のフォルダを開いてドライバファイルを選択します。 別のフォルダをクリックすると右側にそのフォルダの詳細情報が表示されるため、それを元に計測器に

対する適切なドライバを選択できます。

4. ドライバリストから最初の計測器ドライバを選択し、インストールボ

タンをクリックします。

5. NI.comのプロファイルをまだお持ちでない場合は、いいえ、プロファイルを作成する必要がありますを選択して、プロファイルを作成

ボタンをクリックします。ブラウザウィンドウが開き、ここで

NI.comのプロファイルを作成できます。 NI.comのプロファイルをまだお持ちでない場合は、ステップ 7へ進みます。

6. プロファイルを作成して、計測器ドライバファインダに戻ります。

7. はいを選択し、ご自分の Eメールアドレスおよび ni.comのパスワー

ドを入力し、ログインボタンをクリックします。

8. 計測器ドライバのダウンロードが完了したら、閉じるボタンをクリッ

クします。その計測器ドライバが labview¥instr.libディレクト

リにインストールされ、インストール先のパスが表示されます。

9. 閉じるボタンをクリックして、計測器ドライバファインダを閉じま

す。

独自の計測器ドライバを作成することもできます。 計測器ドライバを作成する詳細については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにある計測器を制御する→計測器ドライバを使用するのブックアイコンを参照してくださ

い。

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第 4章 ハードウェア : データ集録および計測器との通信

LabVIEW 入門 4-8 ni.com/jp

計測器 I/Oアシスタントを使用して計測器を選択する計測器に使用できるドライバがない場合は、「計測器 I/Oアシスタント(Instrument I/O Assistant)」Express VIを使用すると計測器と通信できます。

メモ 「計測器 I/Oアシスタント」Express VIを使用するには、計測器 I/Oアシスタントをインストールしている必要があります。 計測器 I/Oアシスタントは、ナショナルインスツルメンツのデバイスドライバ CDからインストールできます。

以下の手順に従って、「計測器 I/Oアシスタント」Express VIを使用して計測器を選択します。

1. 使用する計測器の電源をオンにします。 「計測器 I/Oアシスタント」Express VIを使用するには、計測器の電源がオンになっている必要があります。

2. 入力パレットから「計測器 I/Oアシスタント」Express VIを選択して、ブロックダイアグラムに配置します。 計測器 I/Oアシスタントダイアログボックスが表示されます。

3. 計測器 I/Oアシスタントダイアログボックスの右上隅にある左図に示すヘルプの表示ボタンをクリックします。

ヘルプがダイアログボックスの右に表示されます。 ヘルプウィンドウの上部には、計測器 I/Oアシスタントの使用手順が含まれています。 へルプウィンドウの下部には、ダイアログボックスに構成要素に関す

る詳細内容のヘルプが記載されています。

4. ヘルプウィンドウの上部で計測器を選択リンクをクリックし、ヘルプ

ウィンドウの手順に従って通信する計測器を選択します。

5. 必要に応じて、計測器のプロパティを構成します。

6. ヘルプウィンドウを最小化したい場合は、計測器 I/Oアシスタントダイアログボックスの右上隅にある左図に示すヘルプを隠すボタンを

クリックします。

計測器の情報を集録および解析する計測器を選択した後、コマンドを計測器に送信してデータを取得します。 この練習では、「計測器 I/Oアシスタント」Express VIを使用して、計測器の識別情報を集録および解析します。

以下の手順に従って、計測器と通信します。

1. 計測器 I/Oアシスタントダイアログボックスで、ステップを追加ボタンをクリックしてクエリして解析ステップをクリックします。

2. コマンドを入力してくださいテキストボックスに *IDN?を入力しま

す。

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第 4章 ハードウェア : データ集録および計測器との通信

© National Instruments Corporation 4-9 LabVIEW 入門

*IDN?は、ほとんどの計測器が認識する問い合わせコマンドです。 応答は、計測器を示す識別番号の文字列です。 計測器がこのコマンドを受け入れない場合は、計測器のリファレンスマニュアルで計測器が識

別するコマンドのリストを参照してください。

3. 左図に示す実行ボタンをクリックします。

計測器 I/Oアシスタントは計測器にコマンドを送信し、計測器は識別情報を返します。

4. 応答ウィンドウのバイト指標列の下にあるプルダウンメニューから

ASCIIのみを選択し、ASCII文字列として計測器名を解析します。 また、計測器 I/Oアシスタントを使用して ASCII番号およびバイナリデータを解析することもできます。

5. 計測器 I/Oアシスタントダイアログボックスにある左図に示す解析ヘルプボタンをクリックし、解析データに関する情報を表示します。

6. 応答ウィンドウの ASCII表記の欄で、構文解析する値をクリックします。

7. トークン名をトークン名テキストボックスに入力します。

トークン名テキストボックスに入力した名前は、左図に示すように

「計測器 I/Oアシスタント」Express VIの出力です。

計測器にコマンドを配線する計測器からデータを集録した後、入力パラメータを計測器コマンドに追加

できます。 パラメータは VIまたは関数の入力になります。

パラメータをコマンドに追加するには、以下の手順を実行します。

1. ステップを追加ボタンをクリックし、書き込みステップをクリックし

ます。

2. コマンドを入力してくださいテキストボックスに *IDN?を入力しま

す。

3. コマンド入力テキストボックスでコマンドを選択し、パラメータを追

加ボタンをクリックしてパラメータをコマンドに追加します。

4. テストの値テキストボックスにパラメータのデフォルト値を入力しま

す。

5. パラメータ名テキストボックスにパラメータ名を入力します。 この名前でアプリケーション内のパラメータを参照します。

6. OKボタンをクリックし、現在の構成を保存して計測器 I/Oアシスタントダイアログボックスを閉じます。

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第 4章 ハードウェア : データ集録および計測器との通信

LabVIEW 入門 4-10 ni.com/jp

概要

以下のトピックは、この章で説明した主な概念をまとめたものです。

DAQアシスタント Express VI「DAQアシスタント」Express VIを使用すると、測定するチャンネルまたはタスクを対話的に作成できます。

「DAQアシスタント」Express VIをブロックダイアグラムに配置して、データ集録で NI-DAQmxと使用するチャンネルとタスクを構成します。 NI-DAQmxは、データ集録デバイスとの通信に使用するプログラミングインタフェースです。 「DAQアシスタント」Express VIを使用して、NI-DAQmxでサポートされているデバイスを制御できます。

DAQアシスタントの詳細については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにあるはじめに→ DAQ入門→ LabVIEWにおける NI-DAQmx計測のブックアイコンを参照してください。

NI-DAQmxでサポートされているデバイスの情報については、『NI-DAQ Readme』を参照してください。 NI-DAQmxが使用したいデバイスをサポートしていない場合は、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにある計測を実行するのブックアイコンを参照して、従来型 NI-DAQ(レガシー)を使用してデータ集録を行う詳細を参照してください。

タスクNI-DAQmxでは、タスクとは、1つまたは複数のチャンネル、タイミング、トリガ、およびその他のプロパティの集合のことです。 概念的には、タスクは実行する測定または出力を示します。

たとえば、チャンネルの集合をアナログ入力操作用に構成することができ

ます。 タスクを作成すると、チャンネルを個別に構成する代わりに単一のタスクにアクセスして、アナログ入力操作を行うことができます。 タスクを作成した後は、タスクのチャンネルを追加したり削除したりできます。

チャンネルとタスクの詳細については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにある計測器を制御するのブックアイコンを参照してください。

計測器ドライバNI計測器ドライバファインダを使用すると、LabVIEW開発環境を終了せずに計測器ドライバを検索し、インストールすることができます。

計測器ドライバは、プログラム可能な計測器を制御するソフトウェアルー

チンの集合です。 各ルーチンは、計測器の構成、読み取り、書き込み、ト

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第 4章 ハードウェア : データ集録および計測器との通信

© National Instruments Corporation 4-11 LabVIEW 入門

リガなどのプログラム操作に対応します。 可能な場合、計測器制御には計測器ドライバを使用します。 ナショナルインスツルメンツでは、さまざまな計測器に対応する豊富な計測器ドライバを提供しています。

計測器ドライバファインダの詳細については、『LabVIEWヘルプ 』の目次タブにある計測器を制御する→計測器ドライバを使用するのブックアイ

コンを参照してください。

NI Instrument Driver Network(NI計測器ドライバネットワーク)ni.com/idnet(英語)で、計測器に対応したドライバを検索したり、独

自の計測器ドライバを作成したりできます。 計測器ドライバを作成する詳細については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにある計測器を制御する→計測器ドライバを使用するのブックアイコンを参照してください。

計測器 I/Oアシスタント Express VI計測器に使用できるドライバがない場合は、「計測器 I/Oアシスタント」Express VIを使用すると計測器と通信できます。 計測器 I/Oアシスタントを使用すると、メッセージベースの計測器と通信して応答をグラフィック

に構文解析できます。 「計測器 I/Oアシスタント」Express VIをブロックダイアグラムに配置するか、ブロックダイアグラムにある計測器 I/Oアシスタントのアイコンをダブルクリックして、計測器 I/Oアシスタントを開始します。

外部デバイスとの通信については、『計測器 I/Oアシスタントヘルプ』を参照してください。 計測器 I/Oアシスタントダイアログボックスのヘルプの表示ボタンをクリックして、『計測器 I/Oアシスタントヘルプ』を表示します。

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© National Instruments Corporation 5-1 LabVIEW 入門

5LabVIEWのその他の機能を使用する

本書の第 4章では、一般的な計測アプリケーションの作成に必要なLabVIEWの機能について説明しました。 LabVIEWの基本環境の他にも、VIの機能を強化したり VIの実行プロセスを詳細に制御するためには、その他の機能が必要になります。 この章では、LabVIEWのその他の機能を使用するうえで役立ついくつかの概念について説明します。 これらの概念の詳細については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにある基本機能のブックアイコンを参照してください。 概念のブックアイコンにはLabVIEWプログラミング概念についての詳細、操作手順のブックアイコンには LabVIEWの段階的な使用手順が含まれます。

すべての制御器と表示器

制御器パレットの Expressサブパレットにある制御器と表示器は、LabVIEWで使用できるすべての標準の制御器と表示器の一部です。 他のサブパレット上でフロントパネルの作成に使用する、すべての制御器と表

示器を検索できます。 ただし、Expressサブパレット以外のサブパレットでは、制御器と表示器にそれぞれサブパレットがあるのではなく、制御器

と表示器が一緒に機能によって分類されています。

たとえば、トップレベルの Expressサブパレットには、数値制御器サブパレットと数値表示器サブパレットがあります。 モダンおよびクラシックサブパレットでは、これらの制御器と表示器はすべて数値オブジェクトで

あるため、数値サブパレットに配置されています。

制御器パレットですべてのカテゴリを表示するには、ピン付けされた制御

器パレットで表示ボタンをクリックし、ショートカットメニューから常に

表示するカテゴリ→すべてのカテゴリを表示を選択します。

LabVIEWで使用できるすべての標準の制御器および表示器を使用する詳細については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブで基本機能→フロントパネルの概要のブックアイコンを参照してください。

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第 5章 LabVIEWのその他の機能を使用する

LabVIEW 入門 5-2 ni.com/jp

すべての VIおよび関数関数パレットの Expressサブパレットにある Express VIとストラクチャは、LabVIEWで使用できるすべての標準 VI、関数、ストラクチャの一部です。

関数パレットですべてのカテゴリを表示するには、ピン付けされた関数パ

レットで表示ボタンをクリックし、ショートカットメニューから常に表示

するカテゴリ→すべてのカテゴリを表示を選択します。

LabVIEWでは色の付いたアイコンを使用して、VI、関数、Express VIを区別します。関数アイコンは淡い黄色い背景色、ほとんどの VIアイコンは白い背景色、Express VIは淡い青色のフィールドで囲まれています。

Express VIは、青色のフィールドで囲まれたアイコン付きの拡張可能ノードとして、ブロックダイアグラム上に表示されます。 Express VIとは異なり、ブロックダイアグラム上のほとんどの関数と VIは、拡張可能なノードではなくアイコンとして表示されます。

VIブロックダイアグラムで VIを配置すると、その VIはサブ VIとなります。 サブ VIをダブルクリックすると、オプションを構成するダイアログボックスではなく、フロントパネルが表示されます。

フロントパネルおよびダイアグラムの右上隅に VIのアイコンが表示されます。 このアイコンは、VIをブロックダイアグラムに配置したときに表示されるアイコンと同じです。

作成する VIを、サブ VIとして使用できます。 サブ VIとして VIを作成および構成する詳細については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにある基本機能→ VIおよびサブ VIを作成する のブックアイコンを参照してください。

Express VIの構成をサブ VIとして保存することもできます。 Express VIからサブ VIを作成する詳細については、『LabVIEWヘルプ 』の目次タブにある基本機能→ブロックダイアグラムを作成する のブックアイコンを参照してください。

関数関数は LabVIEWの基本的な操作要素です。 VIと異なり、関数にはフロントパネルやブロックダイアグラムがありません。

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第 5章 LabVIEWのその他の機能を使用する

© National Instruments Corporation 5-3 LabVIEW 入門

データタイプ

VIのブロックダイアグラムでは、フロントパネルオブジェクトの端子はさまざまな色で表示されます。 端子の色と記号は、対応する制御器や表示器のデータタイプを示します。 また、色はワイヤ、入力、出力のデータタイプも示します。 Express VIの入力と出力の色は、入力や出力がそれぞれ受け入れたり返したりするデータタイプを示します。

データタイプは、一緒に配線できるオブジェクト、入力、出力を示しま

す。 たとえば、スイッチは緑色の枠なので、緑色のラベルの付いたExpress VIの入力にスイッチを配線できます。 ノブはオレンジ色の枠なので、オレンジ色のラベルの付いた Express VI の入力にノブを配線できます。 ただし、緑色のラベルの付いた入力にノブを配線することはできません。 作成するワイヤは、端子と同じ色です。

データタイプの詳細については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにある基本機能→ブロックダイアグラムを作成する のブックアイコンを参照してください。

ダイナミックデータタイプダイナミックデータタイプには、Express VIが生成または集録した情報が含まれています。 左図のように、ダイナミックデータタイプは紺色の端子として表示されます。 ほとんどの Express VIは、ダイナミックデータタイプを受け取ったり、返したりします。 ダイナミックデータタイプは、数値、波形、ブール値を受け取る任意の表示器または入力に配線できます。 ダイナミックデータは、データを最適な形で表示する表示器に配線してく

ださい。 これらの表示器には、グラフ、チャート、数値表示器が含まれます。

通常、他の VIおよび関数の多くは、ダイナミックデータを受け入れません。 標準の VIまたは関数を使用してダイナミックデータを解析または処理するには、ダイナミックデータを数値、ブール、波形、配列データに変

換する必要があります。

「ダイナミックデータから変換(Convert from Dynamic Data)」Express VIを使用して、ダイナミックデータを数値、波形、配列データに変換し、他の VIや関数とともに使用できるようにします。 ダイナミックデータを配列表示器に配線すると、ブロックダイアグラム上に「ダイナ

ミックデータから変換」Express VIが配置されます。

「ダイナミックデータへ変換」Express VIを使用して、数値、ブール、波形、配列のデータを Express VIで使用するダイナミックデータに変換します。

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第 5章 LabVIEWのその他の機能を使用する

LabVIEW 入門 5-4 ni.com/jp

ダイナミックデータタイプの詳細については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにある基本機能→ブロックダイアグラムを作成する のブックアイコンを参照してください。

その他の LabVIEWの機能を使用するには制御器と関数パレットの Expressサブパレットにある Express VI、ストラクチャ、および制御器と制御器は、一般的な計測アプリケーションの作

成に必要な機能を提供します。 以下のリストは、Expressサブパレット以外のサブパレットにある VI、関数、ストラクチャ、制御器、表示器を使用する必要のあるアプリケーションを示します。

� LabVIEWの環境、VI、および制御器と表示器のプロパティとメソッドをプログラムで制御する―VIの実行時の動作、制御器または表示器の外観設定、LabVIEW環境の動作の制御をプログラム的に行うことができます。 これらの特徴の詳細については、『LabVIEWヘルプ 』の 目次タブにある基本機能→ VI をプログラムで制御する のブックアイコンを参照してください。

� テキストベース言語からコードを呼び出す―LabVIEWを使用して、Cや C++などのテキストベースのプログラミング言語で書かれたアプリケーションと通信できます。 これらの特徴の詳細については、『LabVIEWヘルプ 』の目次タブにある基本機能→テキストベースのプログラミング言語で書かれたコード呼び出し のブックアイコンを参照してください。

� ネットワークを介して VIと通信する―LabVIEWで実行している他のコンピュータ上に存在する VIを呼び出すことができます。 これらの特徴の詳細については、『LabVIEWヘルプ 』の 目次タブにある基本機能→ LabVIEWのネットワーク動作 のブックアイコンを参照してください。

� アプリケーション内またはネットワークを介してデータを共有する―

シェア変数と呼ばれる構成されたソフトウェアの項目を作成して、VI間またはワイヤを使って接続できないアプリケーションの場所でデー

タを共有することができます。 これらの特徴の詳細については、『LabVIEWヘルプ 』の 目次タブにある基本機能→ LabVIEWのネットワーク動作 のブックアイコンを参照してください。

� ウェブ上で VIをパブリッシュする―VIのフロントパネルをウェブ上にパブリッシュすることができ、ユーザがフロントパネルを操作する

ことができます。 これらの特徴の詳細については、『LabVIEWヘルプ 』の 目次タブにある基本機能→ LabVIEWのネットワーク動作 のブックアイコンを参照してください。

� さまざまなファイル形式でデータを保存する―テキストベースの計測

ファイル形式の他に、テキストファイルおよびスプレッドシートファ

イルなど、他のアプリケーションで使用できるファイルを作成できま

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第 5章 LabVIEWのその他の機能を使用する

© National Instruments Corporation 5-5 LabVIEW 入門

す。 これらの特徴の詳細については、『LabVIEWヘルプ 』の 目次タブにある基本機能→ファイル I/O のブックアイコンを参照してください。

� メニューをカスタマイズする―ユーザが VIを実行したときに表示するメニュー項目を構成できます。 また、カスタムメニューも作成できます。 これらの特徴の詳細については、『LabVIEWヘルプ 』の目次タブにある基本機能→ VIおよびサブ VIを作成する のブックアイコンを参照してください。

� LabVIEWプロジェクトを使用する―プロジェクトを使用すると、LabVIEWファイルと LabVIEW以外のファイルをまとめてグループ化し、ビルド仕様を作成して、1箇所から複数ターゲットにファイルを配置またはダウンロードできます。 アプリケーションおよび共有ライブラリを作成するには、プロジェクトを使用する必要があります。 RT、FPGA、PDA、Touch Panel、DSP、または埋め込まれたターゲットを使用して作業するには、プロジェクトを使用する必要があり

ます。 これらのターゲットのあるプロジェクトの使用の詳細については、特定のモジュールのドキュメントを参照してください。 LabVIEWプロジェクトを使用する詳細については、『LabVIEWヘルプ』の目次タブにある基本機能→プロジェクトを構成および管理する

のブックアイコンを参照してください。

� 他のWindowsのアプリケーションにアクセスする―LabVIEWを.NETまたは ActiveXクライアントとして使用して、.NETサーバまたは ActiveXアプリケーションに関連したオブジェクト、プロパティ、メソッド、およびイベントにアクセスできます。 これらの特徴の詳細については、『LabVIEWヘルプ 』の目次タブにある基本機能→Windowsコネクティビティのブックアイコンを参照してください。

� 数学的なフォーミュラ、方程式、スクリプトを書き込む―さまざまな

ノードを使用して、ブロックダイアグラムで数学的な操作を実行でき

ます。 また、LabVIEW MathScriptテキストベースの言語を使用して、数学的な関数やスクリプトを書き込むこともできます。 これらの特徴の詳細については、『LabVIEWヘルプ 』の目次タブにある基本機能→フォーミュラと方程式のブックアイコンを参照してください。

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© National Instruments Corporation A-1 LabVIEW 入門

A技術サポートおよびプロフェッショナルサービス

技術サポートおよびその他のサービスについては、ナショナルインスツル

メンツのウェブサイト(ni.com/jp)の下記のセクションを参照してく

ださい。

� サポート―オンライン技術サポート(ni.com/support/ja)には以

下のリソースがあります。

� セルフヘルプリソース―回答やソリューションが必要な場合は、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトから、ソフトウェアドライバとアップデート、検索ができる技術サポートデータベース、製品マニュアル、トラブルシューティングウィザード、種類豊富なサンプルプログラム、チュートリアルおよびアプリケーションノート、計測器ドライバなどをご利用いただけます。

� 技術サポート―ユーザ登録をされますと、基本的なサービスを無償でご利用いただくことができます。ni.com/exchange(英語)からアクセスできる NI Developer Exchangeで、世界各地からアプリケーションエンジニアへご質問を承ります。お尋ねいただきましたご質問には、ナショナルインスツルメンツのアプリケーションエンジニアが必ず回答いたします。

ご利用の地域のその他の技術サポートオプションについては、ni.com/jp/servicesをご覧いただくか、または ni.com/contactから最寄りの営業所までお問い合わせください。

� トレーニングと認定―自習形式のコースキットやインストラクタによ

る実践コースなどのトレーニングおよび認定プログラムについては、

ni.com/jp/trainingにアクセスしてください。

� システムインテグレーション―時間の制約がある場合や社内で技術リ

ソースが不足されている場合、または、プロジェクトで簡単には解消

しない問題がある場合などは、ナショナルインスツルメンツのアライ

アンスパートナーによるサービスをご利用いただけます。詳しくは、

最寄りの NI営業所にお電話いただくか、ni.com/jp/allianceを

ご覧ください。

NIのウェブサイト(ni.com/jp)を検索しても問題が解決しない場合は、

最寄りの営業所またはナショナルインスツルメンツ本社までお問い合わせ

ください。世界各地の弊社営業所の連絡先は、本書の巻頭に掲載されてい

ます。ni.com/niglobal(英語)にある「Worldwide Offices」セクションから、各支社のウェブサイトへアクセスすることもできます。この

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付録 A 技術サポートおよびプロフェッショナルサービス

LabVIEW 入門 A-2 ni.com/jp

ウェブサイトでは、お問い合わせ情報、サポートの電話番号、Eメールアドレス、および現行のイベント等に関する最新情報をご案内しています。

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© National Instruments Corporation G-1 LabVIEW 入門

用語集

DDAQ 「データ集録(DAQ)」の項を参照。

DAQアシスタント 測定タスク、チャンネル、スケールを構成するためのグラフィカルインタ

フェース。

DAQデバイス データを集録または生成するデバイスで、複数のチャンネルや変換デバイ

スを含みます。 DAQデバイスには、プラグインデバイス、PCMCIAカード、コンピュータの USBまたは IEEE 1394(FireWire)ポートに接続するDAQPadデバイスが含まれます。 SCXIモジュールは、DAQデバイスとみなされます。

DC 直流。

EExpress VI 一般的な測定タスクを支援するために設計されたサブ VI。 Express VIは、

構成ダイアログボックスを使用して構成します。

F

Forループ サブダイアグラムを一定回数実行する反復ループストラクチャ。 テキストベースのコード For i = 0 to n -1, do...と同じです。

GGPIB (General Purpose Interface Bus)

GPIB。 HP-IBと同義語です。電子計測器の制御にコンピュータとともに使用される標準バスです。 また、ANSI/IEEE規格 488-1978、488.1-1987、および 488.2-1992に規定されているので、IEEE 488バスとも呼ばれます。

II/O 入出力。 通信チャンネル、オペレータ入力装置、またはデータ集録および

データ制御インタフェースを使用して、コンピュータシステムとの間で行

うデータ転送。

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用語集

LabVIEW 入門 G-2 ni.com/jp

LLabVIEW Laboratory Virtual Instrument Engineering Workbench(ラボラトリ

仮想計測器エンジニアリングワークベンチ)。 LabVIEWは、テキスト行ではなくアイコンを使用してプログラムを作成するグラフィカルなプログラ

ミング言語です。

LED 発光-ダイオード(Light-emitting diode)。

.lvmファイル スプレッドシートアプリケーションまたはテキスト編集アプリケーション

で開くことができる計測用のタブ区切りテキストファイルです。

MMAX 「Measurement & Automation Explorer」の項を参照。

Measurement & Automation Explorer

Windows用のナショナルインスツルメンツ標準ハードウェア構成および診断環境。

NNI-DAQ すべての NI DAQデバイスおよび信号調節コンポーネントに含まれるド

ライバソフトウェア。 NI-DAQは、LabVIEWなどのアプリケーション開発環境(ADE)から呼び出して、Mシリーズファンクション I/O(MIO)デバイス、信号調節モジュール、およびスイッチモジュールなどの NI測定デバイスをプログラムできる VIと ANSI C関数の広範なライブラリです。

NI-DAQmx 測定デバイスを制御するための、新しい VI、関数、開発ツールが搭載された最新の NI-DAQドライバ。 NI-DAQmxは、LabVIEW、LabWindowsTM/CVITM、Measurement Studioで使用するデバイスのチャンネルや測定タスクを構成する DAQアシスタント、プラグインハードウェアなしでアプリケーションのテストや変更を行うことができるほと

んどのデバイスに対応する NI-DAQmxシミュレーション、旧バージョンの NI-DAQよりも少ない関数と VIで DAQアプリケーションを作成できる使いやすい APIを持つなどの点で、NI-DAQの以前のバージョンより優れています。

PPXI 計測器用の拡張型 PCI(PCI eXtensions for Instrumentation)バス。 モ

ジュール式のコンピュータベースの計測プラットフォーム。

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用語集

© National Instruments Corporation G-3 LabVIEW 入門

RRMS Root Mean Square(二乗平均)。

T.tdmファイル 波形データが保存されるバイナリ形式の計測ファイル。

.tdmsファイル TDMストリーミングファイル。 .tdmファイル形式に比べてより速い書き込みパファーマンスを提供し、プロパティの定義を行なうインタフェース

が簡素化されているバイナリファイル。

VVI 「バーチャルインスツルメンツ (VI: 仮想計測器 )」の項を参照。

VXI VME eXtensions for Instrumentation(バス)。

W

Whileループ 一定の条件が満たされるまでコードの一部を繰り返し実行するループスト

ラクチャ。

アイコン ブロックダイアグラム上にあるノードをグラフィックで表示したもの。

位置決めツール オブジェクトの移動およびサイズ変更を行うツール。

エラーメッセージ ソフトウェアまたはハードウェアの動作不良、または受け入れられない

データ入力が行われたことを示します。

エラーリスト

ウィンドウ

VIで発生したエラーと警告を表示するウィンドウ。場合によっては、エラーの修正方法が提示されます。

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用語集

LabVIEW 入門 G-4 ni.com/jp

オブジェクト 制御器、表示器、ストラクチャ、ノード、ワイヤ、取り込んだピクチャな

ど、フロントパネルまたはブロックダイアグラム上の項目の総称。

関数 内蔵されている-実行要素。テキストベースのプログラミング言語の演算子、関数またはステートメントに相当します。

関数パレット VI、関数、ブロックダイアグラムのストラクチャ、および定数を含むパレット。

グラフ 1つ以上のプロットの 2次元表示。 グラフはデータを受け取り、ブロックとしてデータをプロットします。

計測器 I/O アシスタント 「計測器 I/Oアシスタント」Express VIから起動されるアドオンツールで、メッセージベースの計測器と通信し、応答を視覚的に解析することが

できます。

計測器ドライバ システムで計測器ハードウェアを制御して通信する、高レベル関数の集

合。

現在の VI フロントパネル、ブロックダイアグラム、またはアイコンエディタがアク

ティブウィンドウになっている VI。

壊れた VI エラーのために実行できない VI。壊れた実行ボタンに壊れた矢印が表示されます。

壊れた実行ボタン エラーのために VIが実行できない場合に実行ボタンの代わりに表示されるボタン。

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用語集

© National Instruments Corporation G-5 LabVIEW 入門

サブ VI 他の VIのブロックダイアグラムで使用される VI。 サブルーチンに相当します。

サブパレット 上の階層にある別のパレットから開かれるパレット。

サンプル アナログまたはデジタルの 1つの入力または出力データ点。

自動スケール プロットした値の範囲に合わせてスケールを自動的に調整する機能。 グラフのスケールでは、この機能によってスケールの最大値と最小値が決まり

ます。

従来型 NI-DAQ(レガシー)

旧バージョンの NI DAQデバイス用にデータ集録、測定、制御アプリケーションを開発するための、旧バージョンの APIを持つ旧バージョンのドライバ。 従来型 NI-DAQ(レガシー)は、特定の状況のみにおいて使用します。 サポートされているデバイス、オペレーティングシステム、およびアプリケーションソフトウェアおよび言語のバージョンの一覧を含

む、従来型 NI-DAQ(レガシー)の使用についての詳細は、『NI-DAQ Readme』を参照してください。

条件端子 ブール値を含むWhileループの端子で、このブール値によって VIが次の反復を実行するかどうかが決まります。

詳細ヘルプウィンドウ (Begin child= UM 0610Econtexthelp, lvhelp.chm::/Using_Context_Help.html LH) LabVIEWオブジェクトの上にカーソルを移動すると、各オブジェクトに関する基本情報を表示。 詳細ヘルプ情報のあるオブジェクトには、VI、関数、定数、ストラクチャ、パレット、プロパティ、メソッド、イベント、およびダイアログボックスなどがありま

す。(End child= UM 0610Econtexthelp, lvhelp.chm::/Using_Context_Help.html LH)

ショートカットメニュー オブジェクトを右クリックすることによってアクセスできるメニュー。 メニュー項目はそのオブジェクトに固有のものです。

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用語集

LabVIEW 入門 G-6 ni.com/jp

数値制御器と表示器 数値データの操作および表示に使用するフロントパネルオブジェクト。

スケール チャート、グラフ、および一定の数値制御器や表示器の一部で、測定単位

を示すために一定の間隔で一連のマークまたは点を付けた部分。

ストラクチャ フラットシーケンスストラクチャ、スタックシーケンスストラクチャ、

ケースストラクチャ、Forループ、Whileループ、タイミングループなどのプログラム制御要素。

制御器 対話形式で VIにデータ入力したり、プログラムでサブ VIにデータ入力するためのノブ、押しボタン、ダイアルなどのフロントパネルオブジェク

ト。

制御器パレット フロントパネル制御器、表示器、および装飾オブジェクトを含むパレッ

ト。

操作ツール データを操作する制御器にデータを入力するツール。

測定デバイス Eシリーズマルチファンクションデバイス、SCXI信号処理モジュール、スイッチモジュールなどの DAQデバイス。

ダイナミックデータタイ

Express VIで使用されるデータタイプで、信号に関連付けられたデータや、信号に関する情報(信号名や LabVIEWがデータを集録した日付と時間など)を示す属性などを含みます。 属性はグラフまたはチャートに信号を表示する方法を指定します。

タスク NI-DAQmxの 1つまたは複数のチャンネル、タイミング、トリガ、およびその他のプロパティの集合。 タスクとは、実行する測定や生成のことをいいます。

端子 データの受け渡しが行われるノード上のオブジェクトまたは領域。

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用語集

© National Instruments Corporation G-7 LabVIEW 入門

チャンネル 1. 物理―アナログまたはデジタル信号を測定または生成することができる端子またはピン。 単一の物理チャンネルは、異なるアナログ入力チャンネルまたは 8つのラインのデジタルポートの場合のように、複数の端子を含むことができます。 カウンタ物理チャンネルに使用されている名前は例外です。この場合の物理チャンネル名は、カウンタがデジタル信号を計測

または生成する端子の名前ではないためです。

2. 仮想―名前、物理チャンネル、入力端子接続、測定または生成のタイプとスケール情報を含むプロパティ設定の集合。 タスクの外側(グローバル)またはタスクの内側(ローカル)で NI-DAQmx仮想チャンネルを定義できます。 仮想チャンネルを従来型 NI-DAQ(レガシー)または以前バージョンで構成するのはオプションですが、NI-DAQmxで行うすべての測定に不可欠です。 従来型 NI-DAQでは、MAXで仮想チャンネルを構成します。NI-DAQmxでは、仮想チャンネルをMAXまたはプログラムで構成でき、チャンネルをタスクの一部として、または個別に構成できま

す。

3. スイッチ―スイッチチャンネルは、スイッチ上の接続ポイントを示します。 スイッチトポロジによって、1本または複数の信号ワイヤ(通常、1、2、または 4)で構成されています。 仮想チャンネルは、スイッチチャンネルでは作成できません。 スイッチチャンネルは、NI-DAQmxスイッチ関数または VIでのみ使用します。

チェックボックス 選択や選択解除ができるダイアログボックス内の小さな正方形。 通常、チェックボックスは複数のオプションが設定できる場合に使用され、 2つ以上のチェックボックスを選択できます。

ツール 特定の操作を実行する特殊カーソル。

ツールバー VIの実行やデバッグに使用するコマンドボタンが入ったバー。

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用語集

LabVIEW 入門 G-8 ni.com/jp

データ集録(DAQ) 1. センサ、集録トランスデューサ、およびテストプローブまたは装置からアナログまたはデジタル電気信号を集録および測定します。

2. アナログまたはデジタル電気信号を生成します。

データタイプ 情報の形式。 LabVIEWでは、数値、配列、文字列、ブール値、パス、refnum、列挙体、波形、クラスタといったデータタイプが、ほとんどのVIおよび関数に使用できます。

データフロー 実行可能なノードで構成されるプログラミング体系。ノードは必要な入力

データをすべて受けとった場合のみ実行されます。 ノードは実行されると自動的に出力を生成します。 LabVIEWはデータフローシステムです。 ノードを介したデータの移動は、ブロックダイアグラム上の VIおよび関数の実行順序を決定します。

デバイス 実環境の入出力ポイントを制御および監視する 1つの構成要素としてアクセスすることができる計測器またはコントローラ。 多くの場合、デバイスはいずれかのタイプの通信ネットワークを介してホストコンピュータに

接続されます。 「DAQデバイス」および「測定デバイス」の項も参照。

デフォルト あらかじめ設定されている値。 値を指定しないと、多くの VI入力でデフォルト値が使用されます。

テンプレート VI 一般的な制御器と表示器が配置された VI。これらの VIに基づいて、同様な動作をするさまざまな VIを作成できます。 テンプレート VIには、新規ダイアログボックスからアクセスできます。

ドライバ DAQデバイスなどの特定のハードウェアデバイスを制御するソフトウェア。

ドラッグ オブジェクトの選択、移動、コピー、または削除を行うために、画面上で

カーソルを動かすこと。

ノード プログラム実行要素。 ノードはテキストベースのプログラミング言語のステートメント、演算子、関数、およびサブルーチンに似ています。 ブロックダイアグラムでは、ノードに関数、ストラクチャ、およびサブ VIが含まれています。

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用語集

© National Instruments Corporation G-9 LabVIEW 入門

バーチャルインスツルメ

ンツ (VI: 仮想計測器 )実際の計測器の外観と機能を模倣した LabVIEWのプログラム。

配線ツール 端子間のデータパスを定義するツール。

波形 特定のサンプリング速度で読み取った複数の電圧の読み取り値。

波形チャート 一定の速度でデータ点をプロットする表示器。

パレット フロントパネルやブロックダイアグラムの作成に使用するオブジェクトや

ツールを表示。

凡例 チャートまたはグラフが所有するオブジェクトで、プロット名やプロット

方式を示します。

表示器 グラフや LEDなどの出力を表示するフロントパネルオブジェクト。

ヒントラベル 端子の名前を識別し、配線時に端子の識別を容易にする小さな黄色のテキ

スト見出し。

ブール制御器および表示

ブール(TRUEまたは FALSE)データの操作や表示に使用するフロントパネルオブジェクト。

プルダウンメニュー メニューバーからアクセスするメニュー。 通常、プルダウンメニューの項目は一般的なものです。

プロジェクト ビルド仕様を作成、およびターゲットにファイルを配置またはダウンロー

ドするのに使用できる、LabVIEWファイルと LabVIEW以外のファイルのコレクションです。

プロジェクトエクスプ

ローラウィンドウ

LabVIEWプロジェクトを作成および編集できるウィンドウ。

ブロックダイアグラム プログラムまたはアルゴリズムを図式的に説明または表記したもの。 ブロックダイアグラムは、ノードという実行可能なアイコンと、ノード間で

データをやり取りするワイヤで構成されています。 ブロックダイアグラムが VIのソースコードです。 ブロックダイアグラムは VIのブロックダイアグラムウィンドウにあります。

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用語集

LabVIEW 入門 G-10 ni.com/jp

プロット データ配列をグラフまたはチャートのいずれかで表示したもの。

プロパティダイアログ

ボックス

制御器または表示器のショートカットメニューから開かれるダイアログ

ボックスで、その制御器または表示器のフロントパネルでの外観を設定す

るために使用します。

フロントパネル VIの対話形式ユーザインタフェース。 フロントパネルの外観は、オシロスコープやマルチメータなどの実際の計測器に似ています。

メニューバー アプリケーションのメインメニューの名前を一覧表示する水平バー。 メニューバーはウィンドウのタイトルバーの下に表示されます。 メニューおよびコマンドの中には多くのアプリケーションに共通するものもあります

が、各アプリケーションのメニューバーはそれぞれ異なります。

文字列 値をテキストで表現したもの。

ラベル フロントパネルまたはブロックダイアグラム上のオブジェクトや領域に名

前を付けたり、説明を示すために使用するテキストオブジェクト。

ワイヤ ノード間のデータパス。

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© National Instruments Corporation I-1 LabVIEW 入門

索引

DDAQアシスタント Express VI、4-2、4-10DAQデバイス、4-2

EExpress VI、1-18Express VI

DAQアシスタント、4-2、4-10計測器 I/O アシスタント、4-7、4-11計測ファイルへ書き込み、3-12、3-15構成ダイアログボックス、1-18信号シミュレーション、1-7振幅とレベル計測、3-3、3-8スケーリングとマッピング、1-11ダイナミックデータから変換 /ダイナミックデータへ変換、5-3

遅延時間、2-8入力、1-19比較、3-10表作成、2-8フィルタ、3-6

LLabVIEWヘルプ、1-11、1-19、2-11検索、2-3、2-10、2-11

LabVIEWその他の機能、5-1プロジェクト、5-5

LED、パレット、3-9図、3-9

LVM 「.lvmファイル」の項を参照.lvmファイル、3-12、3-15

NNI-DAQmxタスク、4-2、4-10作成、4-2テスト、4-4

NI計測器ドライバネットワーク、4-6NI計測器ドライバファインダ、4-10

NIサンプルファインダ、2-10NIのサポートとサービス、A-1

TTDM 「.tdmファイル」の項を参照.tdmファイル、3-15.tdmsファイル、3-16

VVI、1-1、5-2VIアイコン、5-2ウェブ上にパブリッシュ、5-4空白、2-1作成、1-1サブ VI、5-2実行、1-10連続、2-5

新規、2-1テンプレート、1-2、1-3、1-17プログラム的に制御、5-4

VIを実行、1-10連続、2-5

VIをプログラム的に制御、5-4

WWhileループ、2-6

あアプリケーション作成、5-5ネットワークを介して通信する、5-4

い位置決めツール、1-9

うウェブ上に VIをパブリッシュ、5-4

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索引

LabVIEW 入門 I-2 ni.com/jp

ウェブリソース、A-1

えエラー、2-12ウィンドウ、2-7、2-13詳細ヘルプウィンドウを表示、2-13リスト、2-7、2-13

エラーリストウィンドウ、2-7、2-13演算 &比較パレット、1-11

おオブジェクト選択解除、1-9ブロックダイアグラムで配線、1-9

オブジェクトを選択解除、1-9

かカスタマイズシミュレーション信号、3-3制御器、1-14表示器、1-16ブロックダイアグラム、2-12フロントパネル、2-4メニュー、5-5

仮想計測器関数、5-2信号を結合、1-13、2-5

関数パレット図、1-11すべてのカテゴリを表示、5-2

関連ドキュメント、1-x

き技術サポート、A-1技術サポートデータベース、A-1共有ライブラリ、作成、5-5

くグラフ化

2つの信号、1-13DAQデバイスから集録したデータ、4-4

グラフ表示器、作成、2-5

け警告 LED VIブロックダイアグラム(図)、3-11警告 LED、追加、3-9計測器情報を解析、4-8情報を集録、4-8選択、4-8通信、4-6

計測器 I/Oアシスタント Express VI、4-7、4-11計測器ドライバ、4-6、4-10インストール、4-10検索、4-10

計測器ドライバ(NIリソース)、A-1計測器ドライバネットワーク、4-6計測器の情報を解析、4-8計測ファイルへ書き込み Express VI、3-12、3-13、3-15データを保存、3-12

検索サンプル、2-10パレット、2-6ヘルプ、2-3、2-10、2-11

こ構成制御器、1-19表示器、1-19

構成ダイアログボックス、1-18このドキュメントの概要、1-ixこのマニュアルで使用する表記規則、ix壊れた実行ボタン、2-7ワイヤ、2-7、2-13

さ作成アプリケーション、5-5共有ライブラリ、5-5VI、1-1NI-DAQmxタスク、4-2グラフ表示器、2-5制御器、2-4、2-12

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© National Instruments Corporation I-3 LabVIEW 入門

表示器、2-12サブ VI、5-2サポート技術、A-1

サンプル VINIサンプルファインダ、2-10

サンプル(NIリソース)、A-1

しシステム要件、1-x実行制御パレット、2-6実行速度、制御、2-8実行ボタン、1-5、1-10壊れた、2-7、2-12

シミュレーション信号をカスタマイズ、3-3集録計測器の情報、4-8信号、4-1

出力、Express VI、1-19詳細ヘルプウィンドウ、2-2、2-11、3-2

Express VIの構成を表示、3-3エラーを表示、2-13図、2-2表示、2-2ボタン、2-2、3-2

新規ダイアログボックス、1-4、1-17、3-2図、1-4

信号解析、3-8グラフ表示、1-13集録、4-1タイプを変更、1-7変更、1-10、2-3

信号シミュレーション Express VI、1-7信号集録 VIのブロックダイアグラム(図)、1-13信号タイプを変更、1-7信号を解析、3-8信号を結合関数、1-13、2-5図、1-14

診断ツール(NIリソース)、A-1振幅とレベル計測 Express VI、3-3電圧を解析、3-8

す数値制御器、1-6、5-1パレット、1-6

スケーリングとマッピング Express VI、1-11勾配を定義、1-11

スタートアップウィンドウ、1-4、3-2図、1-3

せ制御実行速度、2-8プログラム的に VIを~、5-4

制御器、1-17、3-15、5-1カスタマイズ、1-14構成、1-19作成、2-4、2-12数値、5-1データタイプ、5-3パレット、1-5ブロックダイアグラムで追加、2-4フロントパネルに追加、1-5

制御器パレット、1-5図、1-6すべてのカテゴリを表示、5-1

選択オブジェクト、1-9計測器、4-8

そ操作ツール、1-10ソフトウェア(NIリソース)、A-1

たダイナミックデータ、5-3~から /へ変換する、5-3

ダイナミックデータから /へ変換 Express VI、5-3タスク

NI-DAQmx、4-10新規チャンネルを追加、4-5テスト、4-4

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LabVIEW 入門 I-4 ni.com/jp

ちチャンネル、4-2タスクに~を追加する、4-5名前を変更、4-4

遅延時間 Express VI、2-8

つ追加

Express VIの入力、1-8、2-4、3-14グラフ表示器、2-5警告 LED、3-9信号、3-3数値表示器、2-4タスクをチャンネルに~、4-5複数の信号、3-5ブロックダイアグラムで制御、2-4フロントパネル上の視覚的合図、3-9フロントパネルに制御器を~、1-5

通信計測器と~、4-6ネットワークを介して LabVIEWアプリケーションと~、5-4

ツール位置決め、1-9操作、1-10配線、1-9

てデータ

DAQデバイスからグラフ化、4-4表示

DAQデバイスから、4-4表に、2-8、2-13

保存、3-13ファイルに~、3-12ユーザ要求時、3-13

データタイプ概要、5-3ダイナミック、5-3

データフロー、1-9、1-13、1-18データを保存さまざまなファイル形式、5-4データ保存 VIのブロックダイアグラム(図)、3-14

ファイルに~、3-12、3-15ユーザ要求時、3-13、3-15

テキストベースの言語からのコード呼び出し、

5-4、5-5テキストベースの言語、コード呼び出し、

5-4、5-5電圧、解析、3-8テンプレート VI、1-2、1-3、1-17

とドキュメント

NIリソース、A-1このマニュアルで使用する表記規則、ix本書の概要、ix

ドライバ計測器、4-6

ドライバ(NIリソース)、A-1トラブルシューティング(NIリソース)、A-1トレーニングと認定(NIリソース)、A-1

なナショナルインスツルメンツのサポートとサービス、A-1

に入力パレット、2-2入力、Express VI、1-19

のノブ制御器をカスタマイズする(図)、1-15

は配線ツール、1-9ブロックダイアグラム上のオブジェクト、

1-9パレット

LED、3-9演算 &比較、1-11関数、1-10検索、2-6実行制御、2-6、2-12

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© National Instruments Corporation I-5 LabVIEW 入門

すべてのカテゴリを表示、5-1、5-2制御器、1-5入力、2-2

ひ比較 Express VI、3-10表、2-8データを表示、2-13

表作成 Express VI、2-8表示

DAQデバイスから集録したデータ、4-4グラフの信号、1-13詳細ヘルプウィンドウを表示、2-13表にデータを~、2-8、2-13

表示器、1-17、3-15、5-1カスタマイズ、1-16構成、1-19削除、2-7作成、2-12数値、5-1数値を追加、2-4データタイプ、5-3

表示器を削除、2-7

ふファイルグループ化、5-5

ファイルをグループ化、5-5プロジェクト、5-5ファイル他の形式で保存、5-4

フィルタ Express VI、3-6フォーミュラ Express VI、1-11、3-5フォーミュラ、1-11ブランク VI、2-2プログラミングサンプル(NIリソース)、A-1ブロックダイアグラム、1-5、1-18カスタマイズ、2-12表示、1-7表示器、3-15ヘルプからオブジェクトを配置、2-11

プロパティダイアログボックス、1-19フロントパネル、1-5、1-17カスタマイズ、2-4

警告 LED VI(図)、3-2信号集録 VI(図)、1-2制御器、1-17、3-15追加

視覚的合図、3-9制御器、1-5

表示、1-10表示器、1-17変更、2-7

へヘルプ

LabVIEWヘルプ、1-11、1-19、2-11検索、2-3、2-10、2-11

LabVIEWリソース、1-19、2-11検索、2-3、2-10、2-11詳細ヘルプウィンドウ、2-2、2-11、3-2技術サポート、A-1

ヘルプからブロックダイアグラムにオブジェクトを配置、2-11へルプリソース、2-11変更信号、1-10、2-3フロントパネル、2-7

ほボタン実行、1-5追加、3-13

まマーキー、2-9マニュアル 「ドキュメント」の項を参照

めメニュー、カスタマイズ、5-5メニューをカスタマイズ、5-5

ゆユーザインタフェースユーザインターフェース

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LabVIEW 入門 I-6 ni.com/jp

わワイヤ壊れた、2-7、2-13削除、1-10

ワイヤを削除、1-10