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Autodesk Revit MEP
製造用パーツ トレーニングテキスト (モデリング編)
2020年 8月 14日
Ver. 1.0
Autodesk Revit MEP Training Text
目次
このトレーニング資料について ....................................................................................................... 2
1. 製造用パーツのロード ................................................................................................................. 3
1.1 プロジェクトの開始 ............................................................................................................... 3
1.2 MEP製造用パーツパレットの表示 ........................................................................................ 4
1.3 製造用部品構成の設定............................................................................................................ 5
1.4 使用する部材種別のロード ..................................................................................................... 6
2. 製造用パーツの配置 ..................................................................................................................... 7
2.1 部品種別とグループの設定 .................................................................................................... 7
2.2 配置の操作方法 ...................................................................................................................... 8
2.3 スマートスナップ ................................................................................................................. 10
2.4 Taperの配置 ......................................................................................................................... 11
2.5 同じオブジェクトを作成 ...................................................................................................... 12
2.6 接続インジケータ ................................................................................................................. 13
2.7 配置後のパーツの回転.......................................................................................................... 14
2.8 パーツを編集 ........................................................................................................................ 15
2.9 Teeの配置 ............................................................................................................................ 16
2.10 既存パーツの側面に新しいパーツを配置 .......................................................................... 17
2.11 パーツの配置後の調整(反転と回転) .............................................................................. 18
2.12 既存のパーツに新しいパーツを挿入 .................................................................................. 19
2.13 ハンガーの配置 .................................................................................................................. 21
3. 自動充填ツール .......................................................................................................................... 23
3.1 複数点経由のルートの作成 .................................................................................................. 23
3.2 長さを最適化 ........................................................................................................................ 26
3.3 ルートとギャップ充填(ルートの塗り潰し) ..................................................................... 27
4. 設計用パーツ(ファミリ)から製造用パーツへの変換 ............................................................ 29
4.1 設計用パーツ(ファミリ)のロード ........................................................................................ 29
4.2 設計用モデルの作成 ............................................................................................................. 30
4.3 設計用パーツ(ファミリ)から製造用パーツへの変換 ...................................................... 32
5. 傾斜配管を描画する ................................................................................................................... 34
5.1 製造用部品構成の再ロード .................................................................................................. 34
5.2 スロープパイプの作図.......................................................................................................... 35
5.3 パーツの配置 ........................................................................................................................ 37
5.4 勾配値の変更 ........................................................................................................................ 38
Autodesk Revit MEP Training Text
6. フィルタを表示/グラフィックスで設定 ..................................................................................... 40
6.1 フィルタの作成・追加.......................................................................................................... 40
6.2 フィルタ表示の変更 ............................................................................................................. 42
7. 注釈 ............................................................................................................................................. 43
7.1 注釈の作成 ............................................................................................................................ 43
7.2 注釈の挿入 ............................................................................................................................ 47
2 Autodesk Revit MEP Training Text
このトレーニング資料について
Revitでは製造向け CAD[Autodesk Fabrication]製品ライン(CADmep、ESTmep、
CAMduct)により作成・使用される製造用パーツ(ITM)を使用することができます。製造
用パーツを使用することで、より正確で詳細なモデルを作成することができます。これによ
り設計意図を反映したモデルから製造意図をモデルに反映させ施工業者あるいは製造メーカ
との連携が図りやすくなります。
このトレーニング資料では、作成された製造用パーツ(ITM)をプロジェクトへロード
し、製造用パーツを使って作図を行うことを目的としています。トレーニング資料で使用し
ているバージョンは Revit2019.2です。バージョンによって画面表示や動作が異なる可能性
がありますので、ご了承ください。
※ 今後 MEP製造パーツの普及状況によりますが、2020年現在のところ、ESTmep及び
CAMduct日本では未発売となります。
Autodesk Revit MEP Training Text 3
1. 製造用パーツのロード
1.1 プロジェクトの開始
Revitの[ホーム]から、[新規作成]をクリックし、テンプレートファイルに[な
し]を選択して[OK]をクリックします。
[メートル単位]をクリックします。
※ ※既存のテンプレートを選択して作業することも可能です。
4 Autodesk Revit MEP Training Text
1.2 MEP製造用パーツパレットの表示
MEP 製造用パーツパレットの表示方法は複数あります。
リボンの[設備]タブから[製造パーツ]をクリックしてオンにします。
リボンの[表示]タブから[ユーザインターフェース]をクリックし、[MEP製造用
パーツ]をクリックします。
または、ビュー上で右クリックし、[ブラウザ]内の[MEP製造用パーツ]をクリッ
クします。
[MEP製造用パーツ]パレットが表示されます。
Autodesk Revit MEP Training Text 5
1.3 製造用部品構成の設定
MEP製造用パーツパレットの右下にある[設定]をクリックします。
[製造用部品構成]に[Metric Content V7.06]を選択します。
※ 製造用部品構成一覧には AutodeskFabrication (CADmep/ESTmep) と同じバージョンの
構成のみが表示されます。Revit2018には CADmep2018/ESTmep2018 の環境設定のみが
表示され、 Revit2019には CADmep2019/ESTmep2019の構成が表示されます。
6 Autodesk Revit MEP Training Text
1.4 使用する部材種別のロード
部材種別タブから[HVAC: General Supply]と[Space Heating: LTHW-CT Flow] を
追加します。
([ロードされていない部品種別]から選択し、[追加]をクリックします。)
OKをクリックします。
これで使用する部材種別のロードが完了しました。
Autodesk Revit MEP Training Text 7
2. 製造用パーツの配置
2.1 部品種別とグループの設定
ロードした部材種別が、[部品種別]のドロップダウンリストに表示されることを確
認します。
[グループ]のドロップダウンリストでパーツグループを変更することができます。
右下に が表示されるパーツには、用途に応じて複数のパーツがグルーピングされて
います。
※ パレット内のグレー表示される ITMが、現在、Revit MEP でサポートされていないことを
示します。例えば、フレキシブルダクト、制気口、設備機器といったものが対象となりま
す。これらは、Revit ファミリ(RFA)ベースで取り扱います。
8 Autodesk Revit MEP Training Text
2.2 配置の操作方法
プロジェクトブラウザから[平面図]の[レベル 1]を開きます。
部品種別に[HVAC: General Supply]、グループに [Rectangular]を選択します。
サービスタブの[Straight]を選択し、プロパティパレットで以下の設定をします。
・主要なメイン幅:800mm
・主要なメイン深さ:600mm
パーツはコネクタを軸として水平/垂直方向に回転することができます。
・Spaceバーを押すと、パーツは水平方向に 90°ずつ回転します。
・Ctrl+Spaceバーを押すと、パーツは垂直方向に 90°ずつ回転します。
Autodesk Revit MEP Training Text 9
ここではパーツを水平方向にし、任意の場所にクリックして配置します。
※ Revit2019では、ダクト・配管の中心の高さを基準に配置されますが、Revit2020以降で
は、基準を選んで(上端、下端、中心)、配置をすることができます。
Revit2019 Revit2020
10 Autodesk Revit MEP Training Text
2.3 スマートスナップ
新しいパーツを配置する際、既存のパーツには赤い矢印が表示されます。パーツを近づけ
ると、自動的にスナップします。スマートスナップをオンにすると、接続対象のパーツが青
表示され接続作業が容易になります。
スマートスナップのオンとオフを切り替えて、動作の違いを確認してください。
図のようにパーツを配置します。
ESCキーを押してパーツの配置を終了します。
Autodesk Revit MEP Training Text 11
2.4 Taperの配置
MEP製造用パーツパレットのサービスタブから、[Taper]を選択し、プロパティパ
レットで以下の設定をして既存のパーツの右端に配置します。
・主要なメイン幅:800mm
・主要なメイン深さ:600mm
・主要なサブ幅:600mm
・主要なサブ深さ:400mm
ESCキーを押して配置を終了します。
12 Autodesk Revit MEP Training Text
2.5 同じオブジェクトを作成
既存のパーツを選択して右クリックし、[同じオブジェクトを作成]をクリックしま
す。
選択したパーツと同じパーツを配置することができます。テーパーの右端に配置しよ
うとすると、自動的にサイズが変更されることを確認してください。
図のようにパーツを配置します。
[Radius Bend]を選択し、600x400mmの Straightの右端に配置します。Spaceバー
を使い Radius Bendを立面図から見た場合に正面 (対象に向かう) または背面 (対象か
ら離れる) になるよう調整することができます。
Autodesk Revit MEP Training Text 13
2.6 接続インジケータ
上記のように方向を定める場合、色で接続の向かう方向を判断することができます。
MEP製造用パーツパレットの[設定]をクリックし、[接続インジケータタブ]を選
択します。配置決めや回転の際に表示されるインジケータの色を変更することができ
ます。
14 Autodesk Revit MEP Training Text
2.7 配置後のパーツの回転
[Radius Bend]を選択すると、 回転アイコンが表示されます。
※ 未接続の端部があるパーツを選択した場合にのみ表示されます。
回転アイコンをクリックすると、図のように展開されます。下記の方法で既存のパー
ツを回転することができます。
・矢印アイコンをクリックし、時計(反時計)周りに回転する
・数字をクリックし、ドロップダウンリストから選択する
・[コネクタを切替え]アイコンをクリックする
図のように Straightを配置します。
Autodesk Revit MEP Training Text 15
2.8 パーツを編集
MEP製造用パーツパレットのサービスタブから[Tee]を選択します。
リボンの[パーツを編集]をクリックする
[パーツを編集]ダイアログで、[左側の幅]を 600mmに設定し、[適用]をクリ
ックします。この時、[右側の幅]が 600mmに変更されたことを確認してください
(設定が[等しい]になっているため)。
16 Autodesk Revit MEP Training Text
2.9 Teeの配置
キーボートで上矢印、またはコネクタの切り替えを押し Straightにつなげるコネクタ
方向を選択します。
図のように[Tee]、[Taper]、[Straight]を配置します。Taperのサイズは以下の
通りです。
・主要なメイン幅:600mm
・主要なメイン深さ:400mm
・主要なサブ幅:400mm
・主要なサブ深さ:300mm
Autodesk Revit MEP Training Text 17
2.10 既存パーツの側面に新しいパーツを配置
MEP製造用パーツパレットの[グループ]を[Round]に変更し、サービスタブから
[Flat Shoe (TBSF)] を選択します。
プロパティパレットの[製品入力]に 400を入力し、図のように Straightの側面中央
付近に配置します。
※ リボンの[直付けで接続]がオンになっていることを確認します。
図のように向き、回転、位置を調節し配置します。
※ 配置時に仮寸法に入力できない場合は、配置をして再度パーツを選択すると入力できるよ
うになります。
※ パーツを配置する際に Spaceバーを押すとホストになるパーツ周りを回転し、また
Shift+Spaceバーでパーツを反転させることができます。
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2.11 パーツの配置後の調整(反転と回転)
配置した[Flat Shoe (TBSF)]をクリックし、[修正ツールを展開]アイコンをクリ
ックします。
時計回りに回転、反時計回りをクリックし、ホストの位置を維持しながらパーツを回
転できます。
※ フリップ機能を使うと向きを維持したまま部材を反転できます。
MEP製造用パーツパレットのサービスタブから[Spiral Tube]を選択し、図のように
配置します。
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2.12 既存のパーツに新しいパーツを挿入
MEP製造用パーツパレットの[グループ]を[In Line Equipment]に変更し、サービ
スタブから[Rect VCD Inline + Handle]を選択します。
[パーツを挿入]をオンにし、図のように配置します。
※ このとき対象の Straightは VCD によって分割されますが、VCD を削除すると自動的に修
正されます。
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MEP製造用パーツパレットのサービスタブから[Round VCD Inline + Handle]を選
択し、図のように配置します。
Autodesk Revit MEP Training Text 21
2.13 ハンガーの配置
製造用ハンガー部品は、置かれたパーツに対するロッド幅の調整や、モデル内の構造床や
梁などの構造要素に対する吊り材長さの自動延長機能を持ち合わせています。
[構造]タブの[床]をクリックし、以下の操作をします。
・描画:長方形
・オフセット:2000
作成したパーツを取り囲むように、床をスケッチで描き、✔[編集モードを終了]を
クリックします。
既定の 3Dビューをクリックし、3Dビューを表示させ、表示の設定をワイヤーフレー
ムに変更します。
22 Autodesk Revit MEP Training Text
MEP製造用パーツパレットの[グループ]を[Hangers]に変更し、サービスタブか
ら[Rectangular Bearer]を選択します。
パーツに[Rectangular Bearer]を配置します。このとき、パーツの中心線をスナッ
プして配置します。[Spiral Tube]には[Round Duct Support]を配置します。
3D Viewでハンガーがスラブに自動延長されていることを確認します。
Autodesk Revit MEP Training Text 23
3. 自動充填ツール
Revitでは様々な製造用パーツの自動配置が可能です。以下の 2つの方法を使用して、自
動配置を行います。
・複数点経由のルートの作成
・ルートとギャップ充填(ルートと塗り潰し)
3.1 複数点経由のルートの作成
[MEP製造用パーツ]パレットの[部品種別]を[HVAC: General Supply]、[グル
ープ]を[Rectangular]に変更します。
グループの横にある[複数点経由のルートの作成を開始]をクリックします。
※ [設備]タブまたはパーツを選択し、右クリックからも同様に[複数点経由のルートを作
成]を開始できます。
プロパティで以下を設定し、任意の位置をクリックして図のように作図します。
・主要なメイン幅:800mm
・主要なメイン深さ:600mm
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特定の曲げ(ティーやエルボ)を除外したい場合は、MEP製造用パーツパレット左下の
[自動充填ツール除外モードを開始]をクリックし、除外したいパーツをブラウザ内
で選択します。
各パーツの左上にチェックボックスが表示されます。チェックが入っているパーツ
は、ルートの自動作成で使用されません。
ここでは[Square Bend]と[Elbow]にチェックを入れます。
図のように作図をします。
※ 90度と 45度の曲げが[Square Bend]から[Radius Bend]に変更され、自動配置された
ことが確認できます。
ESCキーを押して入力を終了します。
Autodesk Revit MEP Training Text 25
[グループ]に[Round]を選択し、[複数点経由のルートの作成を開始]をクリッ
クします。
プロパティパレットで[製品入力]を 400に変更します。
既存のパーツの中心から、90°と 45°の角度で、図のように作図します。
ESCキーを押して入力を終了します。
[自動充填ツールからの除外をリセットして既定の構成に戻す]をクリックします。
※ 複数点経由ルートの作成がグレーアウトになっているグループではこの機能は無効になり
ます。「In Line Equipment」グループなどで部材には複数点経由ルートの機能は無効にな
ります。再度ルートを作成するために、グループが「Rectangular」,「Round」を選択し
ていることを確認します。
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3.2 長さを最適化
既存のパーツ上で TABキーを押し、図のように選択します。
リボンから[長さを最適化]をクリックします。既定の長さで分割されていることを
確認します。
※ ここで最適化される長さについてはパーツ内で既に設定されており、Revitからの編集はで
きません。別途編集用ソフト CADmepをインストール必要があります。別途、管理者編を
参照ください。
Autodesk Revit MEP Training Text 27
3.3 ルートとギャップ充填(ルートの塗り潰し)
図のように、800x600mmと 600x400mmの Rectangular Straightを 2つ配置します。
※ (オフセット値は X方向:1300mm、Y方向:450mm)
左側のパーツ(800x600mm)を右クリックし、[ルートとギャップ充填]をクリック
(または、リボンから[ルートと塗り潰し]をクリック)。
28 Autodesk Revit MEP Training Text
左側のパーツを選択した後、右側のパーツを選択すると、自動でルートが作成されま
す。
※ 複数のソリューションが作成された場合は、矢印で変更することができます。
※ MEP製造用パーツパレットからパーツを選択することも可能です。
距離や角度によって、ユーザーが選択できるように様々なソリューションが表示され
ます。適切なソリューションを選択し、✔をクリックします。
Autodesk Revit MEP Training Text 29
4. 設計用パーツ(ファミリ)から製造用パーツへの変換
[設計から製造ツール]を使用して、Revit MEP 要素を含む設計モデルを、MEP 製造モ
デルに変換します。
4.1 設計用パーツ(ファミリ)のロード
現在のプロジェクトには設計用パーツ(ファミリ)が含まれていないため、必要なパーツフ
ァミリをロードします。
リボンの[挿入]タブから[ファミリをロード]をクリックします。
[エルボ]フォルダ→[丸型エルボ.rfa]をロードします。
※ [ C:\ProgramData\Autodesk\RVT 2019\Libraries\Japan\ダクト\継手\円形 ]をファイル名
に入力し、Enter キーを押します。場所が表示されたらファイルをロードします。
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4.2 設計用モデルの作成
リボンの[設備]タブから[ダクト]をクリックします。
プロパティパレットのタイプ選択で[丸型ダクト]を選択し、[タイプ編集]して
[タイププロパティダイアログ]を表示します。
タイププロパティダイアログの[継手]の[編集]をクリックします。
Autodesk Revit MEP Training Text 31
[推奨経路設定]の[エルボ]を、先ほどロードした[丸型エルボ:標準]に変更し
ます。
OKを 2回クリックして全てのダイアログを閉じます。
[直径]を[300mm]、[中央のオフセット]を[0mm]に設定し、図のように作図
します。
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4.3 設計用パーツ(ファミリ)から製造用パーツへの変換
作図した設計用パーツ(ファミリ)を製造用パーツへ変換します。
変換したい設計用パーツ(ファミリ)を選択し、[設計から製造]をクリックします。
[設計から製造]ダイアログで変換に使用する部品種別を選択します。
プロジェクトにロードされている部品種別のうち、選択された設計用パーツ(ファミ
リ)の変換に適用可能なものが表示されます。
ここでは[HVAC: General Supply]を選択して OKをクリックします。
Autodesk Revit MEP Training Text 33
図のように変換されたことを確認します。
[B90]継手は 2つのパーツがグルーピングされていますが、自動的に適切なものが
割り当てられていることを確認します。(ここでは 300mmの[Spiral Tube]を使用して
いるため、下の[Over 250mm]が適用されます。)
34 Autodesk Revit MEP Training Text
5. 傾斜配管を描画する
5.1 製造用部品構成の再ロード
構成に変更があった場合や、プロジェクトに部品種別を追加したい場合は、構成の再ロー
ドを行います。
MEP製造用パーツパレットの[設定]をクリックし、[製造用部品設定]ダイアログ
を開きます。
[構成を再ロード]をクリックし、サービスタブから[Water Disposal & Drainage:
Soil & Waste HL]を追加して OKをクリックします。
Autodesk Revit MEP Training Text 35
5.2 スロープパイプの作図
プロジェクトブラウザから[平面図]の[レベル 1]を開きます。
MEP製造用パーツパレットで、部品種別に[Wate Disposal & Drainage: Soil & Waste
HL]、グループに[Harmer SML]を選択し、[複数点経由のルートの作成を開始]
をクリックします。
プロパティパレットの[製品入力]に[300]を、[オフセット]に[1000]を入力
します。リボンで[勾配]を[上部]に、[勾配値]を[2%]に設定します。
下の図のように作図します(矢印は作図の方向)。
※ 左から右に向かって上向きの勾配がつきます。
36 Autodesk Revit MEP Training Text
主管に対して 45°で枝管を作図し(矢印は作図の方向)、ESCキーを押して作図を終
了します。
※ 枝管から主管に流れ込む勾配となるように作図します。
Autodesk Revit MEP Training Text 37
5.3 パーツの配置
MEP製造用パーツパレットのサービスタブから[Single Bend - 88]を選択します。
主管と枝管の端部に、以下のようにパーツを配置します。
・最上流端部:鉛直上向き(青色表示)になるように回転させて配置
・最下流端部:鉛直下向き(緑色表示)になるように回転させて配置
サービスタブから[Pipe]を選択し、既存の Single Bend – 88にスナップして配置し
ます。
38 Autodesk Revit MEP Training Text
5.4 勾配値の変更
断面図を作成します。トリミング範囲を調整して、図のように表示します。
先ほど追加した[pipe]が、[Single Bend - 88]の開口にあわせて自動で配置されて
いることを確認してください。
Autodesk Revit MEP Training Text 39
作図したパイプを選択し、リボンの[勾配]をクリックします。
[勾配値]を[1%]に変更し、✔終了をクリックします。
勾配値が変更されたことを確認してください。
40 Autodesk Revit MEP Training Text
6. フィルタを表示/グラフィックスで設定
6.1 フィルタの作成・追加
リボンの[表示]タブにある[表示/グラフィックス]をクリックし、[表示/グラフィ
ックスの上書き]ダイアログを開きます。
[フィルタ]タブを開き、[編集/新規作成]をクリックします。
[新規作成]をクリックして[フィルタ名]ダイアログを開き、名前に[Supply]と
入力して OKをクリックします。
Autodesk Revit MEP Training Text 41
カテゴリで[MEP製造用ダクト部品]にチェックを入れ、フィルタ規則を[部品種別
名]、[等しい]、[General Supply]として OKをクリックします。
[追加]をクリックして[フィルタを追加]ダイアログを開き、先ほど作成したフィ
ルタ[Supply]をクリックして OKをクリックします。
42 Autodesk Revit MEP Training Text
6.2 フィルタ表示の変更
[Supply]の[投影/サーフェス]を以下に設定し、適用をクリックします。
[線分]パターン:実線、色:赤
[パターン]パターン:塗り潰し、色:黃(前景・背景とも)
表示が変更されたことを確認します。
※ 作成したフィルタは任意のビューに適用することができます。
Autodesk Revit MEP Training Text 43
7. 注釈
7.1 注釈の作成
MEP製造用パーツに利用する注釈タブを作成します。
リボンの[ファイル]タブ、新規作成の[▶]、[注釈記号]をクリックします。
テンプレートを選択します。ここでは[一般注釈(メートル単位)]を使用します。
※ 前章まで作業した.プロジェクト(.rvtファイル)は、開いた状態にしておきます。
44 Autodesk Revit MEP Training Text
リボンの[作成]タブの[ファミリカテゴリとパラメータ]をクリックします。
ファミリカテゴリのフィルタリストに[配管]を選択し、[MEP製造用配管部品タ
グ]を選択します。OKをクリックして画面を閉じます。
Autodesk Revit MEP Training Text 45
リボンの[作成]タブの[ラベル]をクリックし、参照面の交点付近をクリックしま
す。
カテゴリパラメータから[パイプのインバート標高]と[サイズ]を追加します。
[パイプのインバート標高]は接頭表記に[IL.]、末尾表記に[mm]を入力し、強
制改行にチェックを入れます。
46 Autodesk Revit MEP Training Text
図のように、表示されます(デフォルトで入力されている赤字の注釈は削除しま
す)。
[プロジェクトにロードして閉じる]をクリックすると、開いているプロジェクトに
ロードされます。
※ ファイルが最新でない場合はダイアログが表示されます。保存する場合には[はい]をク
リックして任意のフォルダに保存します。作成した注釈ファミリは、任意のプロジェクト
でロードすることができます。
Autodesk Revit MEP Training Text 47
7.2 注釈の挿入
MEP製造用パーツパレットで、部品種別に[Space Heating: LTHW-CT Flow]、グル
ープに[Pipework]を選択し、サービスタブから「Tube」を選択します。
プロパティパレットの[製品入力]を 150に変更し、パーツを配置します。
リボンの[注釈タブ]から[タグカテゴリ別]をクリックします。
プロジェクトにロードした注釈が使用されます。
パーツをクリックして、注釈を挿入します。