クラウドがもたらす新潮流 –

「黒船」をビジネスに生かせ

ダン・パワーズ

アマゾン ウェブ サービス バイスプレジデント

2011年4月6日

アマゾンが持つ３つのビジネス

コンシューマービジネス

数千万ものアクティブなアカウント

８カ国で展開 :

米国, 英国, ドイツ, 日本,

フランス, カナダ, 中国,

イタリア

セラー（売り手）向けビジネス

アマゾンのウェブサイト上で販売

自社小売ウェブサイトにAmazonの技術を利用

アマゾンフルフィルメントセンター（物流センター）

の活用

IT インフラビジネス

ウェブスケールでのクラウド基盤の提供

190以上の国において、数十万に及ぶ登録アカウント

アマゾン ドット コムが2000年当時

年商27.6億ドルの企業であった時

に必要なリソースと同等のものを

AWSは毎日追加しています

ITのオールドワールド

巨額の資本支出

予算限度額での請求

ピーク需要を推測

新しいサーバが必要? 2～3カ月お待ち下さい!

差別化につながらない煩雑な作業

インフラの重要予測は困難

時 間

需要予測

実際の利用

リソースを浪費

顧客満足度の低下

コンピュータパワー

ITのニューワールド

変動費

実際の利用分のみ支払い

シームレスにスケールアップし、必要なだけキャパシティを調達

数百台、数千台であっても数分のうちに利用可能に

限られたエンジニアリングリソースを顧客と自社の成長のために投入

よく利用される用途

ウェブホスティング

アプリケーションホスティング / SaaS ホスティング

社内業務アプリケーション

コンテンツ配信 / 動画配信

高性能コンピューティング（HPC）、バッチプロセス、大

量データ解析

ストレージ、バックアップ、障害復旧対策

開発・検証用環境

AWS プラットフォーム

クラウドのスケール: Amazon S3 の成長

Q42006 Q42007 Q42008 Q42009 Q42010

ピーク時のリクエスト数一秒当たり 200,000以上

Amazon S3 が保管するオブジェクトの総数

29億140億

400億

1,020億

2,620 億

190カ国に及ぶ数十万のお客様

日本のお客様

ビデオアプリケーションにおけるAmazon EC2利用例

4/12/2008

Facebook に対応

3日間で最大5,000

インスタンスに拡大

4/14/2008 4/15/2008 4/16/2008 4/18/2008 4/19/2008 4/20/20084/17/20084/13/2008

2インスタンスの数

E

C

ウォール街の企業におけるAmazon EC2利用例E

C2インスタンスの数

週末は300サーバのみ

Thursday

4/23/2009

Friday

4/24/2009

Sunday

4/26/2009

Monday

4/27/2009

Tuesday

4/28/2009

Saturday

4/25/2009

Wednesday

4/22/2009

3000 -

300 -

リスク解析の処理のために、3000サーバ稼働

Netflix – メディア配信

• インターネット経由の映画配信とDVDの郵送を行う世界最大規模のサービス

• 1400万以上の会員

• 顧客向けと基幹のミッションクリティカルなインフラストラクチャの大部分をAWS上に移行

• 映画のトランスコーディング• 映画のメタデータを取得できるウェブサービス• ストリーミングの管理サービス

Bankinter –銀行

• BankinterはスペインのTOP6に入る銀行

• クレジットリスク・シミュレーションのための並列演算 にAWSを利用

• AWSにより、制限のない柔軟なコンピュータ処理能力を得た

• 平均演算時間が、23時間から20分に

Recovery.gov - Government

Recovery.govBusinessObjects

Analytics

“Recovery.govをEC2で稼働することで、経営陣は2年間で$750,000 の削減を予測している。2010年で $334,000 、2011年で$420,000。”

-- Information Week

“クラウドサービスを用いることで、連邦政府は素早く、安価に強力なテク

ノロジーリソースにアクセスすることが可能となる。これにより、冗長なインフラストラクチャの購入、設定、維持に労力を割くかわりに、ミッションクリティカルなタスクに集中することができる。 “

-- Vivek Kundra, Federal CIO

拡大するパートナーエコシステム

日本のソリューションプロバイダー

Oracle / SAPとの強力なパートナーシップ

Oracle on AWS SAP on AWS

• SAP自身が検証作業、トレーニング、開発にAWSを広範囲に利用

• SAPの顧客も開発環境、テスト環境に利用

• CapGeminiとDeloitteが、AWSをSAP

のProduction環境でデプロイするSAP

Cloud Certificationを獲得済み

•Oracle Virtual Machine上で稼働が保証された全ての製品がEC2上で稼働保証

•Oracle / AWSからのサポート利用可

•Standard Licensing Policiesが適用

•沢山のOracle製品のAMIが存在

Amazon EC2上でのIBM製品 / Microsoft製品

IBM製品 on EC2 Microsoft製品 on EC2

• SQL Server を含むWindows Server

をEC2上で稼働することで、必要な時間のみデータベースサーバを利用可能

• Windowsのオンデマンドインスタンス、リザーブドインスタンスが利用可能

• DB2、 IBM Informix、 IBM Lotus

Forms Turbo、 IBM WebSphereを含む沢山のIBM製品をEC2上で起動可能。

• ライセンスの持ち込み(BYOSL: Bring

Your Own Software and License)も可能

http://aws.amazon.com/jp/ibm/ http://aws.amazon.com/jp/windows/

(CloudFront & Route 53)

東京リージョンが利用可能に

米国 西部(北カリフォルニア)

米国 東部(北バージニア)

ヨーロッパ西部

(ダブリン)

アジアパシフィック

(シンガポール)

東京香港シンガポール

アッシュバーンダラスロスアンゼルスマイアミニューアークニューヨークパロアルトシアトルセントルイス

アムステルダムダブリンフランクフルトロンドンパリ

アジアパシフィック

(東京)

東京リージョンを使うメリット

AWSの主要サービスや導入メリットはそのまま継承これまで使っていた米国やシンガポールリージョンと同様の

サービスと導入メリットを東京リージョンでも利用可

低いレイテンシー日本のエンドユーザ様の近くでアプリケーションの実行が可能

データの保存場所データを確実に国内に保存

プレミアムサポート日本語のプレミアムサポートを利用可能に

AWSは2011年クラウドランキングで、IaaSとPaaSのエリアで1位にランク(ITPro、日経コンピュータ)

クラウドランキングで第一位 (IaaS/Paas)

クラウドベンダーを選択する上での注意点

クラウドでの実績があること

フレキシビリティがあること

顧客の声を聞き、素早く対応していること

顧客のために継続的な価格低減努力をしていること

薄利多売のビジネスを確実に継続できていること

本日は、ご講演ありがとうございます！

菅原元気様 堀内康弘様

安田崇浩様近藤純司様内原章様

福垣内孝造様 後藤和貴様

入江宏志様 新井啓太様

ありがとうございました!

ダン・パワーズ

dpowers@amazon.com