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Microsoft Azure 自習書シリーズ OMS によるハイブリッドクラウドの管理 この自習書では、Microsoft Operations Management SuiteOMS)を使用し、オンプレミス環境、ク ラウド環境で構成された混在環境を一元的に監視、自動化、バックアップする手順をハンズオン形式で 学習体験します。 発行日 : 2015 1 5

Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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Microsoft Azure自習書シリーズ

OMS によるハイブリッドクラウドの管理

この自習書では、Microsoft Operations Management Suite(OMS)を使用し、オンプレミス環境、ク

ラウド環境で構成された混在環境を一元的に監視、自動化、バックアップする手順をハンズオン形式で

学習体験します。

発行日 : 2015年 1月 5日

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更新履歴

版数 発行日 更新履歴

第 1版 2015年 11月 20日 初版発行

第 1.1版 2016年 1月 5日 誤字脱字の訂正、UIの更新に対応

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目次

1. はじめに ....................................................................................................................................................................................... 4

2. OMS の概要 ................................................................................................................................................................................. 5

3. 実習環境の準備 ........................................................................................................................................................................ 15

4. リソースグループの作成 ..................................................................................................................................................... 17

5. 仮想マシン(クラシック)の作成 ................................................................................................................................... 19

6. ワークスペースの作成 .......................................................................................................................................................... 22

7. 仮想マシンへの IIS のインストール .............................................................................................................................. 35

8. 監視の確認 ................................................................................................................................................................................. 37

9. ITオートメーション ............................................................................................................................................................... 44

10. 仮想マシンの保護 ................................................................................................................................................................. 63

11. 仮想マシンの復元 ................................................................................................................................................................. 68

12. Runbook 実行アカウントの削除 .................................................................................................................................... 74

13. Azure Backupの削除 ............................................................................................................................................................ 76

14. ワークスペースの削除 ....................................................................................................................................................... 79

15. (オプション)ディスクの削除 ..................................................................................................................................... 80

16. リソースグループの削除 ................................................................................................................................................... 82

17. Microsoft Azureに関する情報の入手元 ....................................................................................................................... 84

18. Microsoft Azureのお問合せ .............................................................................................................................................. 86

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1. はじめに

本自習書をご利用いただきありがとうございます。この自習書では、Microsoft Operations

Management Suite(OMS)を使用し、オンプレミス環境、クラウド環境で構成された混在環境を一元

的に監視、自動化、バックアップする手順をハンズオン形式で学習体験します。

自習書において、あなたは Adventure Works Cycles社(AW社)に勤めている IT管理者です。AW

社は、架空の大規模な多国籍製造企業です。この企業は、北米、ヨーロッパ、およびアジアのマーケ

ットを対象に、金属製自転車やカーボン製自転車の製造および販売を行っています。従業員 290 人の

米国ワシントン州ボセルの拠点に加え、自社のマーケット基盤全体にわたって複数の地域販売チーム

を配置しています。

あなたのミッションは、Microsoft Azure仮想マシンであるWebサーバーをMicrosoft Operations

Management Suite(OMS)を活用し、管理することです。管理作業の具体的な内容として、セキュリ

ティ監視、ログ監視、管理タスクの自動化、バックアップなどがあります。

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2. OMS の概要

今日、多くの企業は、Windows Server や Linuxの物理マシンだけでなく、Hyper-Vや VMwareなど

の仮想化サーバーと仮想マシン、OpenStackに代表されるプライベートクラウド環境、そして、

Microsoft Azureや Amazon AWS などのパブリッククラウド環境を混在して使用しています。このよう

な混在環境では、管理が複雑となり、管理者に大きな負荷を掛けます。

マイクロソフトは、この問題に対して、Microsoft Operations Management Suite(OMS)を提供し

ます。OMSは、ハイブリッドクラウド環境を管理するための一元的なコンソールと機能を提供し、ハ

イブリッドクラウド環境の管理効率を向上させます。

OMSは、大きく 4つの機能があります。

●ログの分析

データセンターやパブリッククラウドなどのあらゆるデータソースからログを収集し、長期保存、

分析、そしてリアルタイムで視覚化します。管理者は、強力なクエリーを作成することで、必要な情

報を素早く検索することができます。

●IT の自動化

煩雑で反復的な作業を自動化することで、エラーを減らして効率を高め、管理コストを軽減しま

す。自動化には Runbookを作成し、実行します。Runbookは、PowerShell、PowerShellワークフロー

によるスクリプトのほか、グラフィカルな作成も可能です。

●バックアップと回復

可用性の高いクラウドのストレージを活用し、ワークロードとそのデータをバックアップします。

障害時には、データを復元するだけでなく、バックアップしたワークロードをパブリッククラウドで

再実行することもできます。

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●セキュリティとコンプライアンス

セキュリティや監査のデータを収集し、分析することが可能です。また、不足しているシステム更

新プログラムやマルウェア感染の状況などをコンソールで識別することができます。

OMSには次の特徴があります。

●わかりやすさ

オンプレミス環境およびクラウド環境から収集したデータは一元的な情報として整理され、管理コ

ンソールからアクセスできます。

●実現までの時間

OMSはクラウドサービスのため、サーバーなどのリソースを準備することなく導入でき、電子メー

ルアドレスでログインするだけで、どこからでも単一の管理コンソールにアクセスすることができま

す。必要なアクションは、シンプルなウィザードベースの操作で素早く実行できます。

●ハイブリッドおよびオープンへの対応

OMSによる管理は、Windows Server だけでなく Linuxのワークロードにも対応しています。また、

VMware、OpenStack、Microsoft Azure、Amazon AWSなどあらゆるクラウド環境に対応しています。

●System Center との統合

System Centerと OMSを連携することで、System Centerの機能を拡張し、管理範囲を拡大すること

が可能です。System Center 利用者向けのお得なライセンスも用意されています。

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OMSは、Microsoft Azureの複数のサービスから構成されています。OMSにおいて、さまざまなデ

ータソースのログを収集し、分析し、可視化するMicrosoft Azureサービスが「Operational Insights」

です。

Windowsおよび Linux用のエージェントを PCに直接インストールすることで、Operational Insights

へログを転送することができます。また、System Center Operations Manager(SCOM)を導入してい

る企業の場合、SCOMの管理サーバーと Operational Insightsを接続するだけで、SCOMエージェント

のログを Operational Insightsへ転送することができるため、エージェントの展開が不要となります。

このほか、Microsoft Azureおよび Amazon AWS(近日対応)の仮想マシンが監視データをそれぞれの

ストレージに保存している場合、Operational Insightsからそのストレージに接続し、ログを収集する

ことも可能です。

収集されたログは、自動的に分析、可視化されるため、管理者によるアクションは不要です。可視

化されたデータはWebブラウザーまたはモバイルアプリケーションからアクセスすることができま

す。

ワンポイント

モバイルアプリケーション(英語)は、iOS、Android、Windows Phoneの各アプリストアから無償

で入手できます。なお、OMS の製品サイト(http://aka.ms/jp/oms)には、各モバイルアプリケーシ

ョンのダウンロードリンクが用意されています。

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Operational Insightsでは、監視データを「ワークスペース」と呼ばれる単位で管理します。ワーク

スペースには、次のWebブラウザーから「http://mms.microsoftc.om」でアクセス可能です。なお、

Webブラウザーには、Silverlight 4以降が必要です。

・Internet Explorer 7以降

・Mozilla Firefox 3.5以降

ワンポイント

現在(2015年 11月)、 Operational Insightsのユーザーインターフェイスの言語は英語のみがサ

ポートされています。

Operational Insightsのソリューションパックは、ロジック、視覚化、ログの収集ルールをパッケー

ジ化したものです。ワークスペースにソリューションパックを追加することで、いつでも新しい情報

にアクセスすることができます。2016年 1月現在、マイクロソフトから次のソリューションパックが

提供されています。

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ソリューションパック 説明

Log Search PCからログとイベントを収集し、分析します。

Containers Dockerコンテナーのログとパフォーマンスを監視します(近日リリ

ース)。

Azure Networking Analytics Azureネットワークの問題を追跡します(近日リリース)。

Alert Management SCOMのアラートを監視します(要 SCOM)。

Automation Azure Automationを監視します。

Change Tracking PCの設定の変更を追跡します。

Configuration Assessment PCの設定の問題を追跡します(要 SCOM)。

Site Recovery Azure Site Recovery を監視します。

System Update Assessment 不足している更新プログラムを追跡します。

AD Assessment Active Directory 環境のリスクとヘルスを評価します。

AD Replication Status Active Directory の複製の問題を追跡します。

Malware Assessment マルウェア対策の状態とスキャン結果を表示します。

Backup Azure Backupを監視します。

Capacity Planning 現在と将来のリソースの使用率を計算します(要 SCOM)。

Security and Audit セキュリティ関連のデータを追跡します。

SQL Assessment SQL Server 環境のリスクとヘルスを評価します。

App Dependency Monitor アプリケーションの依存関係を検出し、マップ化します。

Wire Data ネットワークのデータを追跡します(近日リリース)。

ワンポイント

以前、ソリューションパックは、「Intelligence Pack」と呼ばれていました。

Operational Insightsには、ワークロード、サーバー、ユーザーをセキュリティで保護するため、次

のソリューションパックが用意されています。

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●Malware Assessment

マルウェア対策ソフトウェアの状態とマルウェア感染の情報にアクセスできます。なお、対応して

いる環境は次のとおりです。

・System Center Endpoint Protection(v4.5.216以降) を実行中のサーバー

・Microsoft Antimalware 拡張をインストールした Azure仮想マシン

●System Update Assessment

各 PCの更新プログラムの適用状況にアクセスできます。提供されてから 30日以上経過した更新プ

ログラムなどの情報を含みます。

●Security and Audit

セキュリティに影響を与える操作の監査データにアクセスできます。ログオンに失敗したユーザー

やドメインのセキュリティポリシーの変更などの情報を含みます。

煩雑で反復的な操作を自動化する ITオートメーションを OMSでは「Azure Automation」で実現し

ます。Azure Automationは、Microsoft Azure内で提供される自動化のサービスです。拡張性と信頼性

に優れたワークフロー実行エンジンを使用して、自動化をおこないます。

Azure Automationでは、自動化する操作を「Runbook」として記述します。Runbookには、

PowerShellのほか、処理が途中で停止した場合、自動的に再開するなど、より ITオートメーションに

適した PowerShellワークフローでも記述できます。また、グラフィカルな Runbookの作成もサポート

しています。

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Azure Automationによる ITオートメーションは、Azure環境の自動化にとどまりません。オンプレ

ミス環境に「ハイブリッド Runbookワーカー」を導入することで、オンプレミス環境の自動化も可能

となっています。

ハイブリッド Runbookワーカーのために特別な PCの準備は不要です。Operational Insightsエージ

ェントをインストールした PCをハイブリッド Runbookワーカーとして使用することができます。

OMSでは、障害時に備えて、すべてのサーバーと重要なアプリケーションをクラウドにバックアッ

プし、データの整合性とワークロードの可用性を保証することができます。この実現にMicrosoft

Azureの「Azure Backup」と「Azure Site Recovery」の各サービスを使用します。

●Azure Backup

オンプレミス環境やクラウド環境の PCのデータをクラウドにバックアップします。また、Azure仮

想マシンをまるごとバックアップすることもできます。

●Azure Site Recovery

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オンプレミス環境の PCをまるごとレプリケーションし、障害時にフェールオーバーすることで、迅

速に回復します。レプリケーション先として、別のオンプレミス環境やMicrosoft Azure を指定するこ

とが可能です。また、ワークロードをオンプレミス環境からMicrosoft Azureへ移行する目的で Azure

Site Recoveryを利用することもできます。

Azure Backupは、シンプルで信頼性の高いクラウドベースのバックアップです。Azure Backupで

は、次のデータをMicrosoft Azureのストレージへバックアップすることが可能です。

●Windows PC(物理または仮想)

物理マシンまたは仮想マシンのWindows PCに Azure Backup エージェントをインストールし、個々

のWindows PCのファイルを直接 Azure Backupにバックアップすることができます。Azure Backupエ

ージェントは、Windows Backup と同じユーザーインターフェイスのため、Windows Backup の利用者

は、すぐに Azure Backupを使いこなすことができます。

ワンポイント

Azure Backup エージェントはファイル単位のバックアップのみに対応しています。仮想マシンや

SQL Server データベースなどのワークロード単位のバックアップには対応していません。

●System Center Data Protection Manager

System Center Data Protection Manager(SCDPM)は System Centerのコンポーネントの 1つで、

Azure Backupエージェントでは対応していない、一元的なバックアップとワークロードのバックアッ

プが可能です。SCDPMと Azure Backupを連携させることで、SCDPMがバックアップしたデータを

Azure Backup でクラウドへバックアップすることができます。これは二次的なバックアップです。

●Azure Backup サーバー

Azure Backupサーバーは、SCDPMとよく似た無償のバックアップサーバーです。Azure Backupサ

ーバーは、SCDPMと同様に一元的なバックアップとワークロードのバックアップに対応します。

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●Azure仮想マシン

Azure管理ポータルから簡単な操作で、Azure仮想マシンをバックアップすることができます。この

場合、Azure仮想マシンにエージェントは不要で、OSはWindowsでも Linuxでも構いません。

Azure Site Recoveryは、レプリケーションとフェールオーバーによる事業継続と災害対策(BCDR)

を実現します。Azure Site Recoveryが提供するシナリオは次のとおりです。

●オンプレミス Hyper-V サイトと Azure間

Hyper-V仮想マシンを Azureへレプリケーションし、フェールオーバーを実現します。Microsoft

Azureデータセンターを利用するため、オフサイトの構築が不要です。

●オンプレミス VMM サイトと Azure間

Virtual Machine Manager(VMM)で管理された Hyper-V仮想マシンを Azureへレプリケーション

し、フェールオーバーを実現します。Microsoft Azureデータセンターを利用するため、オフサイトの

構築が不要です。

●オンプレミス VMM サイト間

オンプミスの複数の VMMサイト間で Hyper-V仮想マシンをレプリケーションし、フェールオーバ

ーを実現します。各サイトには VMMが必要です。レプリケーションには、Windows Serverの Hyper-

V レプリカを使用します。

●オンプレミス VMM サイト間(SAN レプリケーションの使用)

オンプレミス VMM間と同じシナリオですが、レプリケーションに、ストレージ機器の SANレプリ

ケーション機能を活用します。EMC(VMAX、VNX)、NetApp(FAS)、HP(3PAR)などの各社のスト

レージ機器に対応しています。

●オンプレミス VMwareサイト間

VMware仮想マシンまたは物理マシンを別の VMwareサイトへレプリケーションし、フェールオー

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バーを実現します。これは、マイクロソフトが買収した InMage社の Scoutテクノロジーをベースにし

たものです。

●オンプレミス VMwareサイトと Azure間

オンプレミス VMwareまたは物理マシンを Azureへレプリケーションし、フェールオーバーを実現

します。主に移行を目的に使用されます。

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3. 実習環境の準備

この自習書の手順は、次の実習環境を準備することで、実際に試すことができ、理解を深めることが

できます。

●Windows コンピューター

Windows 10などの自由に操作可能なWindowsコンピューター(物理コンピューター)が 1台必要で

す。主にWebブラウザーの Internet Explorerを使用します。

●インターネット接続

Windowsコンピューターは、インターネットに接続されている必要があります。企業内で実習をおこ

なう場合は特に注意が必要です。多く企業のインターネット接続では、ファイアウォールが介在します。

その場合は実習で必要なリモートデスクトップ接続のプロトコルがブロックされていないことを確認

する必要があります。

●Microsoft Azure サブスクリプション

Microsoft Azureサブスクリプションは、Microsoft Azureを使用するための権利であり、OMSのすべ

ての機能を含みます。すでに Microsoft Azure サブスクリプションをお持ちの場合は、そのサブスクリ

プションを利用することができます。まだ、Microsoft Azureサブスクリプションをお持ちでない場合は、

実習用に https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/free-trial/ より、1か月間の無料評価版をサインアッ

プし、使用することができます。

ワンポイント

Microsoft Azureの 1か月間の無料評価版のサインアップには、本人確認のため、電話番号(固定電

話または携帯電話)およびクレジットカードの情報が必要です。なお、無料評価版の利用は 1 回ま

でとなっており、過去すでに利用された方は無料評価版にサインアップいただけません。有償のサブ

スクリプションに切り替えていただきますようお願いいたします。

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●Microsoft アカウント

Microsoftアカウントは、マイクロソフトが提供するクラウドサービスを利用するための IDです。こ

の自習書では、Microsoft Azure サブスクリプションの利用権を Microsoft アカウントに割り当てます。

Microsoft アカウントは http://www.microsoft.com/ja-jp/msaccount/default.aspx より、無償で登録でき

ます。また、新しく、Microsoft Azure の 1 か月間の無料評価版のサブスクリプションをサインアップ

する場合、同時にMicrosoft アカウントを登録することもできます。

ワンポイント

Microsoft Operations Management Suite のWebサイト(https://www.microsoft.com/ja-jp/server-

cloud/products-operations-management-suite.aspx)より、OMSの無料評価版をサインアップするこ

ともできますが、OMSの無料評価版では、Operational Insightsのみが利用でき、Azure Automation、

Azure Backup、Azure Site Recoveryを利用することができません。そのため、自習書のすべての手順

をおこなうには、Microsoft Azureサブスクリプションが必要です。

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4. リソースグループの作成

はじめにリソースグループ「AW-RG」を作成します。この自習書では、作成するリソースを、このリ

ソースグループに格納します(一部例外があります)。リソースグループは、Azure管理ポータルの[ダ

ッシュボード]にピン留めし、素早くアクセスできるようにします。

1. Webブラウザーを起動し、https://portal.azure.com にアクセスします。サインインが表示された場

合、Microsoftアカウントを指定し、サインインします。

2. Azure管理ポータルの[ダッシュボード]が表示されます。

3. 画面左のジャンプバーより[新規]→[管理]→[リソースグループ]をクリックします。

4. [リソースグループ]が表示されます。次のパラメーターを指定し、[作成]をクリックします。

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パラメーター 説明 今回の設定

リソースグループ名 リソースグループに付ける任意の名前です。 AW-RG

サブスクリプション 使用するサブスクリプションです。 <既定値>

リソースグループの場所 リソースグループを作成する場所(データセ

ンターの場所)を選択します。 西日本

ダッシュボードにピン留

めする

ダッシュボードにリソースをピン留めしま

す。 チェック

ワンポイント

Microsoft Azure の 1 ヶ月間の 評価版のサブスクリプションの場合、リソースを作成できる場所

(データセンターの場所)、Azure Marketplaceの利用、Oracleなどのサードパーティ製のアプリケー

ションの利用などが制限されます。例えば、場所として東日本は利用できません。そのため、この自

習書では、基本的に西日本を使用します。

5. リソースグループ「AW-RG」が作成されます。画面左上の[Microsoft Azure]をクリックしま

す。

6. [ダッシュボード]が表示されます。[AW-RG]のパネルがピン留めされていることを確認しま

す。

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5. 仮想マシン(クラシック)の作成

次の手順では、仮想マシン「Web」を作成します。今回、作成する仮想マシンは、後ほどの Azure Backup

でバックアップがおこなえるように[デプロイモデル]を[クラシック]とし、[価格レベル]を[D1

Standard]に設定します。

1. Azure管理ポータルの画面左のジャンプバーより、[新規]をクリックし、[Compute]→[Windows

Server 2012 R2 Datacenter]をクリックします。

2. [Windows Server 2012 R2 Datacenter]が表示されます。[デプロイモデルの選択]より、[クラシ

ック]を選択し、[作成]をクリックします。

3. [VMの作成]が表示されます。次のパラメーターを指定します。

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パラメーター 説明 今回の設定

ホスト名 仮想マシンに付ける任意の名前です。 Web

ユーザー名 管理者のユーザー名です。 awadmin

パスワード 管理者のパスワードです。 awPa$$w0rd

価格レベル ハードウェア仕様(サイズ)を選択します。 <後の手順で設定>

オプションの構成 その他のオプションを指定します。 <既定値>

リソースグループ 仮想マシンを格納するリソースグループを選

択します。 AW-RG

サブスクリプション 使用するサブスクリプションです。 <既定値>

場所 仮想マシンを作成する場所(データセンタ

ー)を選択します。 西日本

ダッシュボードにピン留

めする

ダッシュボードにリソースをピン留めしま

す。 チェック

4. [価格レベル]をクリックします。

5. [価格レベルの選択]の[お勧め]が表示されます。[すべて表示]をクリックします。

6. [すべて表示]が表示されます。リストから[D1 Standard]を選択し、[選択]をクリックします。

ワンポイント

現在(2016年 1月)、仮想マシンの既定の価格レベルである[DS1 Standard]のプレミアムスト

レージ(SSD)は、Azure Backup でサポートされていません。そのため、この手順書では、[D1

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Standard]に変更しています。

7. [VMの作成]の[作成]をクリックします。

8. 仮想マシンの作成が開始されます。作成には、約 10分かかります。完了すると[ダッシュボード]

に[Web]のタイルがピン留めされます。[Web]のタイルをクリックします。

9. [Web]の[設定]が表示されます。[要点]の[DNS名]の「.cloudapp.net」の前の部分を<仮想

マシンWebのクラウドサービス名>としてメモします。

<仮想マシンWebのクラウドサービス名> =

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6. ワークスペースの作成

次の手順では、Operational Insightsを利用するためにワークスペースを作成します。ワークスペース

には、今回、7 つのソリューションパックを追加します。また、監視対象となる仮想マシン「Web」に

Operational Insightsエージェントをインストールします。

1. Azure管理ポータルの画面左のジャンプバーより、[新規]→[管理]→[Operational Insights]を

クリックします。

2. 新しい Internet Explorerのタブとして Azure管理ポータル(クラシック)の[簡易作成]が表示さ

れます。次のパラメーターを指定し、[ワークスペースの作成]をクリックします。

パラメーター 説明 今回の設定

アカウント ― 新しいアカウントを作成

します

ワークスペース名 ワークスペースに付ける任意の名前です。 <任意>

レベル 価格レベルを選択します。価格レベルはいつ

でも変更できます。 Free

場所

ワークスペースを作成する場所(データセン

ター)を選択します。2016年 1月現在、米国

東部または西ヨーロッパが選択できます。

米国東部

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ワンポイント

ワークスペース名は、グローバルで一意である必要があります。ワークスペース名の文字数は 4

から 24文字まで、文字の種類として文字、数字、ハイフンを使用することができます。

3. ワークスペース「<ワークスペース名>」が作成されます。リストの[<ワークスペース名>]の[状

態]が[アクティブ]になるまで待機します。

4. リストの[<ワークスペース名>]を選択し、画面下の[管理]をクリックします。

ワンポイント

Azure管理ポータル(クラシック)では、リストの名前の列以外をクリックすると選択ができま

す。名前の列をクリックすると、詳細情報が表示されます。もし誤って、詳細情報を表示した場合

は、画面左上の[←]をクリックするとリストに戻ります。

5. [Microsoft Operations Management Suite]の[Provide Email]が表示された場合、[Don’t ask me

again]をチェックし、[SKIP THIS STEP AND CONTINUE]をクリックします。

6. OMSワークスペースの[Overview]が表示されます。[Settings]パネルをクリックします。

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ワンポイント

ここまでの手順で、Internet Explorer に 3つのタブが追加されています。3つのタブとは、Azure

管理ポータル、Azure管理ポータル(クラシック)、OMSワークスペースです。ここからの手順は、

この 3つのタブを切り替えて操作をおこなってください。

7. [Settings]の[SOLUTIONS]が表示されます。既定で追加されている[Log Search]と 6 つのソ

リューションパックが選択されていることを確認し、[Add selected Solutions]をクリックします。

8. ソリューションパックが追加されます。[2. Connect a data source]をクリックします。

9. [CONNECTED SOURCES]が表示されます。[Download Windows Agent(64bit)]をクリックしま

す。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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10. 画面下に[MMASetup-AMD64.exeを実行または保存しますか?]が表示されます。[保存]をクリ

ックします。

11. MMASetup-AMD64.exeがダウンロードされます。完了すると画面下に[MMASetup-AMD64.exeの

ダウンロードが完了しました]が表示されます。[フォルダーを開く]をクリックします。

12. [ダウンロード]フォルダーが表示されます。[MMASetup-AMD64.exe]で右クリックし、[コピー]

をクリックします。

13. Azure管理ポータルに切り替え、画面左上の[Microsoft Azure]をクリックします。

14. [ダッシュボード]が表示されます。[Web]のタイルをクリックします。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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15. [Web]の[設定]が表示されます。コマンドの[接続]をクリックします。

16. 画面下に[Web.rdpを開くか、または保存しますか?]が表示されます。[ファイルを開く]をクリ

ックします。

17. [リモートデスクトップ接続]が表示されます。[このコンピューターへの接続について今後確認

しない]をチェックし、[接続]をクリックします。

18. [Windows セキュリティ]が表示されます。[ユーザー名]に「awadmin」、[パスワード]に

「awPa$$w0rd」と入力し、[OK]をクリックします。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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19. [リモートデスクトップ接続]が表示されます。[このコンピューターへの接続について今後確認

しない]をチェックし、[はい]をクリックします。

20. Windows Server 2012 R2の[デスクトップ画面](英語)が表示されます。

21. ここからの操作は仮想マシン「Web」でおこないます。

22. 画面右に[Network]が表示された場合、[No]をクリックします。

23. [Server Manager]を最小化し、デスクトップで右クリックして、[Paste]をクリックします。

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24. [MMASetup-AMD64.exe]がデスクトップにコピーされます。コピーされた[MMASetup-

AMD64.exe]をダブルクリックします。

25. [Microsoft Monitoring Agent Setup]の[Welcome to the Microsoft Monitoring Agent Setup Wizard]

が表示されます。[Next]をクリックします。

26. [IMPORTANT NOTICE]が表示されます。[I Agree]をクリックします。

27. [Destination Folder]が表示されます。[Next]をクリックします。

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28. [Agent Setup Options]が表示されます。[Connect the agent to Microsoft Azure Operational

Insights]をチェックし、[Next]をクリックします。

29. [Azure Operational Insights]が表示されます。操作を物理 PCに切り替え、OMSワークスペース

の[WORKSPACE ID]の右側の[コピー]アイコン( )をクリックします。

30. [この Web ページがクリップボードへアクセスすることを許可しますか?]が表示された場合、

[アクセスを許可する]をクリックします。

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31. 操作を仮想マシン「Web」に切り替え、[Workspace ID]の入力フィールドで右クリックし、[Paste]

をクリックします。

ワンポイント

[Workspace ID]の入力フィールドで右クリックしても、[Paste]メニューが表示されない場合は、

[Ctrl]と[v]を同時打鍵してWorkspace IDを貼り付けます。

32. Workspace IDが貼り付けられます。同様の操作を繰り返し、[Workspace Key]に OMSワークスペ

ースの[PRIMARY KEY]を貼り付けます。

33. [Next]をクリックします。

34. [Microsoft Update]が表示されます。[Next]をクリックします。

35. [Ready to Install]が表示されます。[Install]をクリックします。

36. OMSエージェントがインストールされます。完了すると[Microsoft Monitoring Agent configuration

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

- 31 -

completed successfully]が表示されます。[Finish]をクリックします。

37. ここからの操作は物理 PCでおこないます。

38. OMSワークスペースの[3. Add logs]をクリックします。

39. [DATA]の[Windows Event logs]が表示されます。[Enter the name of an event log to monitor]

に「system」と入力し、一覧から[System]を選択して、[+]をクリックします。

40. [Enter the name of an event log to monitor]に「application」と入力し、一覧から[Application]

を選択して、[+]をクリックします。

41. Windowsイベントログの SystemとApplicationが追加されます。[Windows Performance counters]

をクリックします。

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42. [Windows Performance counters]が表示されます。既定で追加される Windows パフォーマンス

カウンターを確認し、[Add the selected performance counters]をクリックします。

43. Windowsパフォーマンスカウンターが追加されます。[IIS logs]をクリックします。

44. [IIS logs]が表示されます。[Collect W3C format IIS log files]をチェックし、画面下の[SAVE]を

クリックします。

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- 33 -

45. IISログが追加されます。画面左上の[Overview]アイコン( )をクリックします。

46. OMSワークスペースの[Overview]が表示されます。新しく 6つのパネルが追加され、[Settings]

が 100%になっていることを確認します。

47. 画面左のジャンプバーより、[Solutions Gallery]をクリックします。

48. [Solutions Gallery]が表示されます。一覧から[Security and Audit]をクリックします。

49. [Security and Audit]が表示されます。[Add]をクリックします。

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50. OMSワークスペースの[Overview]が表示されます。[Security and Audit]のパネルが追加されて

いることを確認します。

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7. 仮想マシンへの IIS のインストール

次の手順では、仮想マシン「Web」に IISをインストールし、Webサーバーとして構成します。また、

Webサーバーに正常なアクセスと不正なアクセスをおこないます。これらのアクセスは IISログとして、

Operational Insightsへ転送されます。

1. 操作を仮想マシン「Web」に切り替えます。タスクバーの[Windows PowerShell]( )を

クリックします。

2. [Windows PowerShell]が起動します。「Install-WindowsFeature –Name web-server」と入力し、

Enterキーを押します。IIS(Webサーバー)がインストールされるまで待機します。

3. 画面左下の[Windows]メニューをクリックし、[スタート画面]より[Internet Explorer]をクリ

ックします。

4. [Internet Explorer]が起動し、[Set up Internet Explorer 11]が表示されます。[OK]をクリックし

ます。

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5. [Internet Explorer]の[アドレスバー]に「http://localhost」と入力し、Enter キーを押して、IIS

のトップページが表示されることを確認します。

6. [アドレスバー]に「http://localhost/aaa」と入力し、Enterキーを押して、不正なアクセスをおこ

ない、エラーページ(404エラー)が表示されることを確認します。

7. Internet Explorer とWindows PowerShellを閉じます。

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8. 監視の確認

次の手順では、Operational Insightsが収集、分析、視覚化したデータにアクセスします。また、クエ

リーやマイダッシュボードを作成し、管理者が必要とするデータだけを表示するカスタマイズ方法につ

いても実習します。

ワンポイント

OMSワークスペースにすべての監視情報が表示されるまで約 90分かかります。データが不足して

いる場合、しばらく待ってから実習をおこなってください。

1. OMS ワークスペースの[Overview]から[System Update Assessment]のタイルをクリックしま

す。

2. [Update Assessment]が表示されます。このソリューションでは、PCへの更新プログラムの適用

状況にアクセスできます。内容を確認し、画面左上の[Overview]アイコンをクリックします。

ワンポイント

一部のタイルは、クリックすることで、さらに詳細を確認することができます。

3. [Malware Assessment]のタイルをクリックします。

4. [Malware Assessment]が表示されます。このソリューションでは、マルウェア対策ソフトウェア

が検出したマルウェアと PC の保護の状況にアクセスできます。内容を確認し、画面左上の

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[Overview]アイコンをクリックします。

5. [Security and Audit]のタイルをクリックします。

6. [Security and Audit]が表示されます。このソリューションでは、セキュリティの状態や注目すべ

き問題にアクセスできます。内容を確認し、画面左上の[Overview]アイコンをクリックします。

7. [Change Tracking]をクリックします。

8. [Change Tracking]が表示されます。このソリューションでは、PC の変更履歴にアクセスできま

す。[WINDOWS SERVICE CHANGES]の[Web]をクリックします。

9. [Search]が表示されます。リストに[World Wide Publishing Service]があることを確認し、画面

左上の[Overview]アイコンをクリックします。

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10. 画面左のジャンプバーより、[Log Search]をクリックします。

11. [Search]が表示されます。[Log Management]の[All IIS Log Entries]をクリックします。

12. IISのアクセスログが表示されます。画面下の[TABLE]をクリックします。

13. テーブル形式で IISのアクセスログが表示されます。リストに[SCSTAUS]が[404]のアクセスが

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あることを確認し、画面左のパネルをスクロールさせ、[scStaus]の[404]にマウスカーソルを移

動すると、表示される左側のボックスをチェックし、[Apply]をクリックします。

14. ステータス 404の IISアクセスログだけが表示されます。画面下の[SAVE]をクリックします。

15. 画面右に[Save Search]が表示されます。[Name]に「404 Access」、[Category]に「IIS Security」

と入力し、[Save]をクリックします。

16. 画面左上の[Overview]アイコンをクリックし、画面左のジャンプバーより、[Log Search]をクリ

ックします。

17. [Search]が表示されます。カテゴリとして[IIS Security]が追加されたことを確認し、[IIS Security]

の[404 Access]をクリックします。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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18. 画面下の[TABLE]をクリックします。

19. ステータス 404の IISアクセスログだけが表示されます。

20. 画面左上の[Overview]アイコンをクリックし、画面左のジャンプバーより、[My Dashboard]を

クリックします。

21. [My Dashboard]が表示されます。画面下の[CUSTOMIZE]をクリックします。

22. カスタマイズ画面が表示されます。画面右の[Add]から[IIS Security]の[404 Access]を画面左

へドラッグアンドドロップします。

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23. [My Dashboard]に[404 Access]のパネルが追加されます。同様に[Add]から[System Update

Assessment]の[All computers with missing critical or security updates]を画面左の[404 Access]

の下へドラッグアンドドロップします。

24. [My Dashboard]に[All computers with missing critical or security updates]のパネルが追加され

ます。[All computers with missing critical or security updates]をクリックします。

25. 画面右に[Edit]が表示されます。[TILE VISUALIZATION]の[123]をクリックし、画面下の

[CUSTOMIZE]をクリックします。

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26. [My Dashboard]が表示されます。2つのパネルがあることを確認します。

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9. IT オートメーション

この手順では、Azure Automation によるタスクの自動化をおこないます。Runbook を実行するアカ

ウントを準備した上で Azure 仮想マシンを停止する簡単な Runbook をグラフィックで作成し、テスト

実行します。また、Operational Insightsによる Azure Automationの監視もおこないます。

1. Azure管理ポータル(クラシック)の画面左の[ACTIVE DIRECTORY]をクリックします。

2. [active directory]が表示されます。リストから[既定のディレクトリ]をクリックします。

3. [既定のディレクトリ]の[クイックスタート]が表示されます。[ユーザー]をクリックします。

4. [ユーザー]が表示されます。画面下の[ユーザーの追加]をクリックします。

5. [ユーザーの追加]の[このユーザーに関する情報の入力]が表示されます。[ユーザーの種類]が

[組織内の新しいユーザー]になっていることを確認し、[ユーザー名]に「aw-auto」と入力し、

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[→](次へ)をクリックします。

6. [ユーザープロファイル]が表示されます。[名]と[表示名]にそれぞれ「aw-auto」と入力し、

[→](次へ)をクリックします。

7. [一時パスワードの取得]が表示されます。[作成]をクリックします。

8. パスワードが表示されます。<Runbook 実行アカウントの名前>と<Runbook 実行アカウントのパ

スワード>をメモし、[✓](完了)をクリックします。

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<Runbook実行アカウントの名前> =

<Runbook実行アカウントのパスワード> =

9. ユーザー「aw-auto」が作成されます。画面左の[設定]をクリックします。

10. [設定]の[サブスクリプション]が表示されます。[管理者]をクリックします。

11. [管理者]が表示されます。画面下の[追加]をクリックします。

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12. [共同管理者の追加]の[サブスクリプションの共同管理者の指定]が表示されます。[電子メール

アドレス]に<Runbook実行アカウントの名前>を入力し、[✓](完了)をクリックします。

13. <Runbook実行アカウントの名前>に共同管理者の権限が割り当てられます。

14. Internet Explorer で[Shift]と[Ctrl]と[p]を同時打鍵します。

15. InPrivate ブラウズが有効な Internet Explorer が起動します。[アドレスバー]に

「http://portal.azure.com」と入力します。

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16. [Azureのサインイン]が表示されます。[電子メールアドレス]に<Runbook実行アカウントの名

前>と[パスワード]に<Runbook実行アカウントのパスワード>を入力し、サインインします。

17. [パスワードの更新]が表示されます。[現在のパスワード]に<Runbook実行アカウントのパスワ

ード>、[新しいパスワード]と[パスワードの確認入力]に「awPa$$w0rd」を入力し、[パスワー

ドの確認入力]をクリックします。

18. パスワードが更新され、Azure 管理ポータルが表示されます。InPrivate ブラウズが有効な Internet

Explorerを閉じます。

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19. OMSワークスペースの[Overview]に切り替え、[Automation]のパネルをクリックします。

20. [Automation]が表示されます。[Create a new Automation account]をクリックします。

21. Azure管理ポータルの[Runbook]が表示されます。最初に[Automationアカウント]をクリック

します。

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22. [Automationアカウント]が表示されます。[新しいアカウント]をクリックします。

23. [Automationアカウントの追加]が表示されます。次のパラメーターを指定し、[OK]をクリック

します。

パラメーター 説明 今回の設定

名前 Automationアカウントに付ける任意の名前で

す。 AW-Automation

リソースグループ Automationアカウントを格納するリソースグ

ループを選択します。 AW-RG

サブスクリプション 使用するサブスクリプションです。 <既定>

リージョン Automationアカウントを作成する場所(デー

タセンター)を選択します。

Southeast Asia(東南ア

ジア)

アカウントオプション その他のオプションを指定します。 <既定>

ワンポイント

現在(2016年 1月)、Azure Automationは、Japan East(日本東)、East US2(米国東 2)、West Europe

(西ヨーロッパ)、Southeast Asia(東南アジア)、South Central US(米国中南部)でのみサポートさ

れています。そのため、この自習書では、Southeast Asia(東南アジア)を使用します。

24. [Runbook]が表示されます。次のパラメーターを指定し、[作成]をクリックします。

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パラメーター 説明 今回の設定

名前 Runbookに付ける任意の名前です。 AW-VM-Stop

Runbookの種類

Runbookの種類として、PowerShell、

PowerShellワークフロー、グラフィックが選

択できます。

グラフィック

説明 Runbookの説明です。 <なし>

Automationアカウント Runbookを格納する場所です。 AW-Automation

リソースグループ Runbookを格納するリソースグループを選択

します。 AW-RG

サブスクリプション 使用するサブスクリプションです。 <既定>

リージョン Runbookを作成する場所(データセンター)

を選択します。 Southeast Asia

ダッシュボードにピン留

めする

ダッシュボードにリソースをピン留めしま

す。 チェックなし

25. Runbook「AW-VM-Stop」が作成されます。[Runbookを作成しました]の通知が表示されるまで待

機し、画面左のジャンプバーより、[参照]→[Automationアカウント]をクリックします。

26. [Automationアカウント]が表示されます。リストから[AW-Automation]をクリックします。

27. [AW-Automation]が表示されます。[アセット]をクリックします。

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28. [アセット]が表示されます。[資格情報]をクリックします。

29. [資格情報]が表示されます。コマンドの[資格情報の追加]をクリックします。

30. [新しい資格情報]が表示されます。次のパラメーターを指定し、[作成]をクリックします。

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パラメーター 説明 今回の設定

名前 資格情報に付ける任意の名前です。 AW-Auto-Account

説明 資格情報の説明です。 <なし>

ユーザー名

Runbookを実行するアカウントの名前です。

Microsoftアカウントではなく、組織アカウン

トを指定する必要があります。

<Runbook実行アカウン

トの名前>

パスワード アカウントのパスワードを入力します。 awPa$$w0rd

パスワードの確認 パスワードの入力確認です。 awPa$$w0rd

ワンポイント

<Runbook実行アカウントの名前>は、完全な名前(@以下も含めて)を入力してください。

31. 資格情報「AW-Auto-Account」が作成されます。画面上部の[AW-Automation]をクリックします。

32. [AW-Automation]が表示されます。[Runbook]をクリックします。

33. [Runbook]が表示されます。リストから[AW-VM-Stop]をクリックします。

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34. [編集]が表示されます。パネル左側の[アセット]→[資格情報]→[AW-Auto-Account]で右

クリックして、[キャンバスに追加]をクリックします。

ワンポイント

パネル中央は「キャンバス」と呼ばれ、ここで Runbookを作成します。なお、キャンパスが表示さ

れない場合は、コマンドの[編集]をクリックします。

35. パネル中央に[Get-AutomationPSCredential]が追加されます。パネル左側の[コマンドレット]

→[Azure]→[Add-AzureAccount]で右クリックして、[キャンバスに追加]をクリックします。

36. パネル中央に[Add-AzureAccount]が追加されます。[Get-AutomationPSCredential]と[Add-

AzureAccount]をドラッグし、見やすいように縦に揃えます。

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ワンポイント

[Get-AutomationPSCredential]や[Add-AzureAccount]のボックスは「アクティビティ」と呼ば

れます。アクティビティは、実際の操作です。

37. パネル中央の[Get-AutomationPSCredential]にマウスカーソルを移動すると表示される丸マーク

をドラッグして、[Add-AzureAccount]へドロップします。

38. [Get-AutomationPSCredential]から[Add-AzureAccount]へ矢印が張られます。

ワンポイント

[Get-AutomationPSCredential]と[Add-AzureAccount]の間の矢印は「リンク」と呼ばれます。

リンクは、アクティビティの処理の順番を管理し、オプションで条件を指定することもできます。

39. パネル左側の[コマンドレット]→[Azure]→[Stop-AzureVM]で右クリックして、[キャンバス

に追加]をクリックします。

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40. パネル中央に[Stop-AzureVM]が追加されます。[Stop-AzureVM]をドラッグし、他の 2つのアク

ティビティと縦に揃えます。

41. パネル中央の[Add-AzureAccount]にマウスカーソルを移動すると表示される丸マークをドラッグ

して、[Stop-AzureVM]へドロップします。

42. [Add-AzureAccount]から[Stop-AzureVM]へのリンクが張られます。

ワンポイント

これらのアクティビティは、Azure仮想マシン v1(クラシック)用です。Azure仮想マシン v2の場

合は、[Add-AzureRmAccount]と[Stop-AzureRmVM]を使用します。

43. パネル中央の[Add-AzureAccount]をクリックし、パネル右側の[パラメーター]をクリックしま

す。

44. [アクティビティパラメーターの構成]が表示されます。[パラメーターセット]をクリックしま

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す。

45. [パラメーターセット]が表示されます。[User]をクリックします。

46. [アクティビティパラメーターの構成]の[CREDENTIAL]をクリックします。

47. [パラメーター値]が表示されます。[データソース]から[アクティビティの出力]を選択し、[ア

クティビティ]の[Get-AutomationPSCredential]を選択して、[OK]をクリックします。

48. [アクティビティパラメーターの構成]の[OK]をクリックします。

49. パネル中央の[Stop-AzureVM]をクリックし、パネル右側の[パラメーター]をクリックします。

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50. [アクティビティパラメーターの構成]が表示されます。[パラメーターセット]をクリックしま

す。

51. [パラメーターセット]が表示されます。[ByName]をクリックします。

52. [アクティビティパラメーターの構成]の[FORCE]をクリックします。

53. [パラメーター値]が表示されます。[データソース]から[定数値]を選択し、[True]を選択し

て、[OK]をクリックします。

54. [NAME]をクリックします。

55. [パラメーター値]が表示されます。[データソース]から[定数値]を選択し、「Web」と入力し

て、[OK]をクリックします。

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ワンポイント

[データソース]に[定数値]が表示されない場合、[PowerShell式]を選択し、[式]に「"Web”」

と入力してください。

56. [SERVICENAME]をクリックします。[データソース]から[定数値]を選択し、「<仮想マシンWeb

のクラウドサービス名>」と入力して、[OK]をクリックします。

ワンポイント

<仮想マシンWebのクラウドサービス名>では、「cloudapp.net」の部分は入力しないでください。

57. [アクティビティパラメーターの構成]の[OK]をクリックします。

58. コマンドの[保存]をクリックします。

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59. コマンドの[テストウィンドウ]をクリックします。

60. [テスト]が表示されます。コマンドの[開始]をクリックします。

61. Runbookがテスト実行され、仮想マシン「Web」がシャットダウンします。実行には、約 5分かか

ります。[完了]が表示されるまで待機します。

62. 画面左のジャンプバーより、[仮想マシン(クラシック)]をクリックします。

63. [仮想マシン(クラシック)]が表示されます。リストから[Web]の[状態]が[停止済み(割り

当て解除)]になっていることを確認し、[Web]をクリックします。

ワンポイント

仮想マシン「Web」へのリモートデスクトップ接続が有効の場合、自動的に切断されます。

64. [Web]の[設定]が表示されます。コマンドの[開始]をクリックします。

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65. [Webを起動しますか?]が表示されます。[はい]をクリックします。

66. 仮想マシン「Web」が起動します。

67. OMSワークスペースの[Automation]の[Configure]に切り替え、[Select account]の右側のリ

ロードアイコン( )をクリックします。

68. [Select account]から[AW-Automation | Southeast Asia]を選択し、[Save]をクリックします。

69. OMS ワークスペースの[Overview]が表示されます。[Automation]のパネルをクリックします。

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70. [Automation]が表示されます。このソリューションでは、Azure Automationの Runbookの数と

過去 7日間に実行したジョブ数にアクセスすることができます。

ワンポイント

テスト実行は、ジョブとしてはカウントされません。そのため、現在のジョブ数は 0のままになり

ます。

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10. 仮想マシンの保護

次の手順では、Azure Backup で仮想マシン「Web」の保護をおこなうバックアップポリシーを作成し

ます。また、[今すぐバックアップ]を利用して、次回の自動バックアップのスケジュールを待つことな

く、仮想マシン「Web」のバックアップをおこないます。

1. OMSワークスペースの[Overview]から[Backup]のパネルをクリックします。

2. [Backup]が表示されます。[Create a new Backup vault]をクリックします。

3. Azure管理ポータル(クラシック)が表示されます。画面左の[RECOVERY SERVICES]をクリック

します。

4. 画面左下の[新規]をクリックし、[DATA SERVICES]→[RECOVERY SERVICES]→[バックアップ

コンテナー]→[簡易作成]をクリックします。

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5. [名前]に「AW-Backup」、[地域]から[西日本]を選択し、[コンテナーの作成]をクリックしま

す。

6. バックアップコンテナー「AW-Backup」が作成されます。[AW-Backup]の[状態]が[アクティ

ブ]になるまで待機し、[AW-Backup]の名前の列をクリックします。

7. [aw-backup]の[クイックスタート]が表示されます。[登録済みの項目]をクリックします。

8. [登録済みの項目]が表示されます。[種類]が[Azure仮想マシン]であることを確認し、画面下

の[探索]をクリックします。

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9. 探索が開始されます。探索が完了するまでしばらく時間がかかります。[リージョン西日本の仮想

マシンが正常に検出されました]の通知が表示されるまで待機し、画面下の[登録]をクリックし

ます。

10. [コンテナー AW-Backup で登録する項目を選択する]が表示されます。リストの[Web]をチェ

ックし、[✓](完了)をクリックします。

11. 仮想マシン「Web」が登録されます。登録が完了するまでしばらく時間がかかります。リストの[Web]

の[状態]が[登録済み]になるまで待機し、画面下の[保護]をクリックします。

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12. [項目の保護]の[保護する項目を選択します]が表示されます。リストの[Web]をチェックし、

[→](次へ)をクリックします。

13. [保護の構成]が表示されます。[ポリシー名]に「Web-Backup-Policy」と入力し、[→](次へ)

をクリックします。

14. [リテンション期間]が表示されます。[✓](完了)をクリックします。

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15. バックアップポリシー「Web-Backup-Policy」が作成されます。[保護された項目]をクリックしま

す。

16. [保護された項目]が表示されます。リストから[Web]を選択し、画面下の[今すぐバックアッ

プ]をクリックします。

17. 仮想マシン「Web」のバックアップが開始されます。[ジョブ]をクリックします。

18. [ジョブ]が表示されます。リストの[バックアップ]の[状態]が[進行中]になっていること

を確認します。バックアップには、15分から 30分かかります。[状態]が[完了]になるまで待機

します。

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11. 仮想マシンの復元

次の手順では、仮想マシン「Web」を削除した上で、Azure Backupで仮想マシンの復元をおこないま

す。また、Operational Insightsで Azure Backupを監視します。

1. Azure管理ポータルの画面左のジャンプバーより、[仮想マシン(クラシック)]をクリックします。

2. [仮想マシン(クラシック)]が表示されます。リストから[Web]をクリックします。

3. [Web]の[設定]が表示されます。コマンドの[削除]をクリックします。

4. [Web を削除しますか?]が表示されます。[仮想マシン名を入力してください]に「Web」と入

力し、[選択した項目は削除されます]の[ディスク(1)]をチェックして、[削除]をクリックしま

す。

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5. 仮想マシン「Web」が削除されます。[仮想マシンが正常に削除されました]の通知が表示されるま

で待機し、コマンドの[更新]をクリックします。

6. リストに仮想マシン「Web」がないことを確認します。

7. Azure管理ポータル(クラシック)の画面左の[RECOVERY SERVICES]をクリックします。

8. [recovery services]が表示されます。リストの[AW-Backup]の名前の列をクリックします。

9. [aw-backup]の[クイックスタート]が表示されます。[保護された項目]をクリックします。

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10. [保護された項目]が表示されます。リストから[Web]を選択し、画面下の[復元]をクリック

します。

11. [項目の復元]の[復旧ポイントを選択する]が表示されます。[→](次へ)をクリックします。

ワンポイント

現時点で復旧ポイントは 1つしかありません。そのため、復旧ポイントを選択する必要はありませ

ん。

12. [復元インスタンスの選択]が表示されます。次のパラメーターを指定し、[✓](完了)をクリッ

クします。

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パラメーター 説明 今回の設定

仮想マシン名 仮想マシンに付ける任意の名前です。 Web

クラウドサービス 仮想マシンが含まれるクラウドサービスを指

定します。

<仮想マシンWebのク

ラウドサービス名>

ストレージアカウント 仮想マシンが保存されるストレージアカウン

トを指定します。 <既定値>

VIRTUAL NETWORK 仮想マシンが接続される仮想ネットワークを

指定します。 Group AW-RG Web

サブネット 仮想ネットワークを指定した場合、仮想ネッ

トワーク内のサブネットを指定します。 Subnet-1

ワンポイント

[仮想マシン名]に「Web」と入力すると、最初、[指定した名前はすでに使用しています]のエラ

ーとなりますが、[クラウドサービス]を指定することで、エラーはなくなります。

13. 仮想マシンの回復が開始されます。[ジョブ]をクリックし、リストの[復元]の[状態]が[進行

中]になっていることを確認します。回復には、約 10分かかります。[状態]が[完了]になるま

で待機します。

14. Azure管理ポータルの画面左のジャンプバーより、[仮想マシン(クラシック)]をクリックします。

15. [仮想マシン(クラシック)]が表示されます。コマンドの[最新の情報に更新]をクリックし、リ

ストに[Web]があること確認します。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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16. OMSワークスペースの[Backup]の[Configure]に切り替え、[Select account]の右側のリロー

ドアイコンをクリックします。

17. [Select account]から[AW-Backup | Japan West]を選択し、[Save]をクリックします。

18. OMSワークスペースの[Overview]が表示されます。[Backup]のパネルをクリックします。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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19. [Backup]が表示されます。このソリューションでは、Azure Backupでバックアップ済みのサーバ

ーの数とバックアップしたデータサイズにアクセスすることができます。

ワンポイント

[Total data protected in Azure]は、Azure Backupにより、クラウドに保存されているデータのサ

イズです。最初は 0(ゼロ)ですが、約 1日経過すると正しい値になります。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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12. Runbook 実行アカウントの削除

ここからの手順では、実習環境をクリアします。実習環境をクリアすることで不要な課金を抑えるこ

とができます。まだ、検証を続けたい場合は、検証の完了後にこれらの手順をおこなってください。最

初に Azure Automationで使用した Runbook実行アカウントを削除します。

1. Azure管理ポータル(クラシック)の画面左の[設定]をクリックします。

2. [設定]の[サブスクリプション]が表示されます。[管理者]をクリックします。

3. [管理者]が表示されます。リストから<Runbook実行アカウントの名前>を選択し、画面下の[削

除]をクリックします。

4. [共同管理者のサブスクリプションを削除しますか?]が表示されます。[はい]をクリックしま

す。

5. 共同管理者が削除されます。[次の共同管理者のサブスクリプションが正常に削除されました]の

通知が表示されるまで待機し、画面左の[ACTIVE DIRECTORY]をクリックします。

6. [active directory]の[ディレクトリ]が表示されます。[既定のディレクトリ]の名前の列をクリ

ックします。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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7. [既定のディレクトリ]の[クイックスタート]が表示されます。[ユーザー]をクリックします。

8. [ユーザー]が表示されます。リストから<aw-auto>を選択し、画面下の[削除]をクリックしま

す。

9. [ユーザー <Runbook 実行アカウントの名前>を削除しますか?]が表示されます。[はい]をク

リックします。

10. <Runbook実行アカウントの名前>が削除されます。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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13. Azure Backup の削除

次の手順では、Azure Backupのバックアップポリシーとバックアップデータを削除します。

1. Azure管理ポータル(クラシック)の画面左の[RECOVERY SERVICES]をクリックします。

2. [recovery services]が表示されます。リストの[AW-Backup]の名前の列をクリックします。

3. [aw-backup]の[クイックスタート]が表示されます。[保護された項目]をクリックします。

4. [保護された項目]が表示されます。リストの[Web]を選択し、画面下の[保護の停止]をクリ

ックします。

5. [Webの保護を停止します]が表示されます。[関連付けられたバックアップデータを削除します]

をチェックし、[✓](完了)をクリックします。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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ワンポイント

[保護停止の理由]は省略することができます。

6. 仮想マシン「Web」の保護が停止されます。[ジョブ]をクリックし、[保護を停止]の[状態]が

[完了]になるまで待機し、[登録済みの項目]をクリックします。

7. [登録済みの項目]が表示されます。リストの[Web]を選択し、画面下の[登録解除]をクリッ

クします。

8. [これにより、バックアップコンテナー AW-Backup から項目 Web の登録が解除されます。続行

しますか?]が表示されます。[はい]をクリックします。

9. 仮想マシン「Web」の登録が解除されます。[ジョブ]をクリックし、[登録解除]の[状態]が[完

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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了]になるまで待機し、画面左上の[←](戻る)をクリックします。

10. [recovery services]が表示されます。リストの[AW-Backup]を選択し、画面下の[削除]をクリ

ックします。

11. [バックアップコンテナーの削除]の[確認]が表示されます。[✓](完了)をクリックします。

12. バックアップコンテナー「AW-Backup」が削除されます。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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14. ワークスペースの削除

実習環境のクリアとして、次の手順では Operational Insightsのワークスペースを削除します。

1. Azure 管理ポータル(クラシック)の画面左の[オペレーション インサイト]をクリックします。

2. [オペレーション インサイト]が表示されます。リストから[<ワークスペース名>]を選択し、

画面下の[削除]をクリックします。

3. [ワークスペース <ワークスペース名> を削除しますか?]が表示されます。[はい]をクリック

します。

4. ワークスペース「<ワークスペース名>」が削除されます。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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15. (オプション)ディスクの削除

この自習書では、Azure 管理ポータルから仮想マシンを削除した際、ディスクの削除をおこなってい

ますが、削除されていない場合があります。その場合、次の手順でディスクを削除します。ディスクを

削除しておかないと、手順 16のリソースグループの削除が失敗します。

1. Azure管理ポータル(クラシック)の画面左の[仮想マシン]をクリックします。

2. [仮想マシン]が表示されます。[ディスク]をクリックします。

3. [ディスク]が表示されます。リストに[<仮想マシンWeb のクラウドサービス名>で始まるディ

スク]がある場合、それを選択し、画面下の[削除]→[関連付けられている VHDの削除]をクリ

ックします。

ワンポイント

[<仮想マシンWebのクラウドサービス名>で始まるディスク]の[接続先]は空になっています。

4. [ディスク <<仮想マシン Web のクラウドサービス名>で始まるディスク> および関連付けられ

ている .vhd ファイルがストレージアカウントから削除されます。続行しますか?]が表示されま

す。[はい]をクリックします。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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5. ディスク「<<仮想マシンWebのクラウドサービス名>で始まるディスク>」が削除されます。完了

すると「ディスク <<仮想マシンWebのクラウドサービス名>で始まるディスク> が正常に削除さ

れました」の通知が表示されます。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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16. リソースグループの削除

実習環境のクリアの最後の手順として、リソースグループを削除します。リソースグループを削除

することで、リソースグループ内のすべてのリソースが一括削除されます。なお、自習書のすべての

手順を完了している場合、手動と自動により、次の 3つのリソースグループが作成されています。

リソースグループ名 用途

AW-RG 仮想マシン

OI-Default-East-US Operational Insights

RecoveryServices-<一意な番号> Azure Backup

1. Azure管理ポータルの画面左のジャンプバーより[リソースグループ]をクリックします。

2. [リソースグループ]が表示されます。リストから任意の<リソースグループ名>をクリックしま

す。

3. [<リソースグループ名>]の[設定]が表示されます。コマンドから[削除]をクリックしま

す。

4. [<リソースグループ名>を削除しますか?]が表示されます。[リソースグループ名を入力してく

ださい]に「<リソースグループ名>」と入力し、[削除]をクリックします。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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ワンポイント

<リソースグループ名>が長い場合、画面上の<リソースグループ名>をコピーして、貼り付けるこ

ともできます。

5. リソースグループとその中のすべてのリソースが削除されます。同様にすべてのリソースグルー

プを削除します。

6. 画面右上の[通知]をクリックし、すべてのリソースグループが削除されるまで待機します。

7. Azure管理ポータルの画面左のジャンプバーより[リソースグループ]をクリックします。

8. [リソースグループ]が表示されます。リストにリソースグループがないことを確認します。

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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17. Microsoft Azure に関する情報の入手元

Microsoft Azure に関する最新の情報は、次のWebサイトから入手できます。

●Azure の公式ページ(各国共通)

製品情報、価格、技術情報など、Azureに関するすべての情報への入口です。Azureをお使いのお客

様は、右上の「ポータル」をクリックすると Azureのポータルにログインすることができます。ポー

タルでは、Azure上で構築したアプリケーションの管理、課金状況の確認などができます。

http://azure.microsoft.com/ja-jp/

●日本のお客様向けのサイト

上記サイトの内容に加え、日本のお客様用に作成されたコンテンツが満載です。

http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/azure/Explore.aspx

●サポートエンジニアによるブログ サイト

よくお問い合わせをいただく技術・課金・サポートに関する内容をまとめたものです。サポートに

問い合わせる前に、まずはここをご参照ください。

http://blogs.msdn.com/b/dsazurejp/

http://blogs.msdn.com/b/jpsql/ (SQL データベース / SQL Server)

●MSDN フォーラムの Azure フォーラム

Azure に関する技術的な質問に対して、これまでの投稿から情報を入手するのみならず、自分の質

問を投稿し、他のユーザーやMVP (Most Valuable Professional) からの回答を得られることが期待でき

ます。開発者(DEVELOPER)サポート / 標準(STANDARD)サポート契約ではカバーしていない

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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“How To” や “仕様” に関する質問も、このフォーラムをご活用ください。

https://social.msdn.microsoft.com/Forums/ja-JP/home?category=azure

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Microsoft Azure 自習書シリーズ ― OMS によるハイブリッドクラウドの管理

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18. Microsoft Azure のお問合せ

Microsoft Azureでは、お問い合わせ内容に応じて窓口を用意しております。お問い合わせの内容に

応じて各窓口をご利用ください。なお、Premierのお客様は、Premier窓口をご利用いただけます。

お問合せ内容 料金 窓口名 連絡方法 お問い合わせ方法

製品や機能の概要、価格、

ライセンスなどの情報の

収集や購入前相談

無償 Cloud Direct 電話、メール

「Cloud Direct」で

検索してくださ

い。

課金、サブスクリプショ

ンに関するお問い合わ

せ、請求書払いへの変更、

クォータ増加の依頼

無償 Microsoft Azure 新ポータ

ル Azure 新ポー

タル※1 ※3

技術的なお問い合わせ 有償 Microsoft Azure 新ポータ

ル※2

※1 : 電話窓口はありません。

※2 : 有償のサポートプランが必要です。

※3 : お問い合わせ方法につきましては、次の Blogをご参照ください。

サポートにお問い合わせする方法について

http://blogs.msdn.com/b/dsazurejp/archive/2013/10/31/10462044.aspx

なお、ポータルサイトにアクセスできない場合は、次のどちらかの方法でお問い合わせください。

窓口名 / 連絡方法 お問い合わせ方法

カスタマー インフォメーションセンター

電話番号:0120-41-6755

営業時間:平日 9:00 – 17:30

窓口担当者に、「Azure について問い合わせがし

たい」 とお伝えください。Azure 担当者より折

り返しご連絡いたします。

Webフォーム

http://azure.microsoft.com/ja-jp/support/options/

「アカウントのサインインまたはサインアップ

で問題が発生する場合」からお問い合わせを発

行してください。