33
Belle 実実実実 SVD 実実実実実実実実実 実実実実実 実実実実実実実実実実実 実実実実実実 M 実実 実

Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

  • Upload
    jubal

  • View
    38

  • Download
    0

Embed Size (px)

DESCRIPTION

Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究. 山中卓研究室 M 1 梶原 俊. KEKB 加速器. Belle 実験で測定してるもの. CKM より. Belle 検出器. SVD( シリコン崩壊点検出器 ). VA1TA( 読み出しチップ ). 問題点. BG の上昇によるノイズの増大. 今後の KEKB upgrade の予定. •2006 crab cavity の取り替え •2007~2008 current を 1.2A/1.8A→2A/3A (HER/LER) - PowerPoint PPT Presentation

Citation preview

Page 1: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを用いた半導体検出器の検出効率の研究

山中卓研究室 M 1梶原 俊

Page 2: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

KEKB 加速器

Page 3: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

Belle 実験で測定してるもの

CKM より

Page 4: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

Belle 検出器

Page 5: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

SVD( シリコン崩壊点検出器 )

VA1TA( 読み出しチップ )

Page 6: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

今後の KEKB upgrade の予定

BGの上昇によるノイズの増大問題点

BG の影響を減らす方法として SVD の読み出しアンプを   VA1TA  →  APV25にすると、約 1/8 まで BG の影響を減らすことができる。

•2006 crab cavity の取り替え•2007~2008 current を 1.2A/1.8A→2A/3A (HER/LER)

→Luminosity 4倍、 BG 2~3 倍

時間幅が約 1/8 に

/time

/adc

Page 7: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

APV25 性能テスト

APV25 の性能テストを今年4月に実施

目的 • APV25 の性能チェック  ストリップレット検•出 器の性能チェック従来のストリップ検出器

Page 8: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

setting

sub0 sub2 sub3 sub4 sub5sub1/time

/adc

Page 9: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

今回の解析のテーマ

  ストリップレット検出器を粒子が通過した時、

p1n1 が支配的であるはず

   (cf. 現行の SVD の検出効率 ~97% 弱 )

 

→ しかし今年4月に行われた APV25 の性能テスト実験時に収集されたデータは、次のようなイベント構成を持っていた

 

 →その原因調査が今回のテーマ

P側N側

p1n1 P側N側

p1n0

Page 10: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

イベント構成 ( 全 )

sub0 sub1 sub2 sub3 sub4 sub5

p1n1 670 6554 6655 6531 6251 5795

p1n0 150 486 583 693 940 1257

p0n1 1031 166 13 13 37 145

p0n0 8092 2667 2472 2476 2486 2535

その他 57 127 277 287 286 278

全 10000event

sub0 sub2 sub3 sub4 sub5sub1 /time

/adc

Page 11: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

今回の解析対象

• Sub0 において p0n1event が非常に多い原因の調査

• Subevent が大きくなるにつれ、 p1n0event が増加する原因の調査

• p1n0event が p0n1event に比べ、多い原因の考察

Page 12: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

P0N1(sub0) チェック

P side

N side

mean ADC -p1n1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

0 50 100 150

time/ns

/adc count

p side

n side

Sub0 において p0n1 が多いの原因は、 Pside では adc のピークがしきい値付近だが、 Nside のピークはしきい値より大きい。→Nside の方が Pside より、立ち 上がり時点がの早いクラス ターが多い?

Page 13: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

P1N0 増加原因 check

p1n1 p1n0

sub1 6399 67

sub3 6501 118

sub4 6217 375

sub5 5760 683

Sub2が p1n1の時

P1n0event は sub→ 大につれ、累積的に増えていく。

p1n1 p1n0

sub1 111 388

sub3 2 560

sub4 3 545

sub5 2 527

Sub2が p1n0の時

Sub2 が p1n0 ならば、それ以後の subevent も同様に p1n0 である両者の p1n0 の和は各 sub の p1n0 全体数の 93 %以上

Page 14: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

P1N0 増加原因

pside -sub2 p1n1 & sub3 p1n0

0

20

40

60

80

100

120

140

0 20 40 60 80 100 120 140

/ns

/adc count

nside -sub2 p1n1 &sub3 p1n0

-5

0

5

10

15

0 20 40 60 80 100 120 140

/ns

/adc count

条件 : sub2 p1n1 & sub3 p1n0sub 大→ p1n0 大という傾向を持つのは、あるSubevent が p1n0 ならば、それ以後の subevent は同様に p1n0Event であるため、 subevent が大きくなるにつれ、累積的に増えていくのだと考えられる。 

N side

P side

Page 15: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

まとめ

• p1n0event が多い理由として、   pside に比べ、 nside は立ち上がり時

点が相対的に早いクラスターが多い

 からであると考えられる。また初めに挙げた他のテーマもこのことから生じた結果であると考えられる。

Page 16: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

今後のプラン

• この結果を SVD 関係のミーティングで 発表したところ、→Nside の読み出しタイミングが Pside

より 3 〜4 ns程度遅れていることを発見

  と報告を受ける。 それが直接の原因なのかを検証する予

Page 17: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

Back up

Page 18: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

P1N0 増加原因 check ADC & cluster width

ADC

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

0 50 100 150

time/ns

mean of adc/adc count

p1n0

p1n1

cluster width

0

0.5

1

1.5

2

2.5

3

0 50 100 150

time/ns

cluster width

p1n0

p1n1

Pside の ADC平均p1n1: ピンク , p1n0:青

Pside の cluster width平均p1n1: ピンク , p1n0:青

P1n0 と p1n1 を比較 (P side)

ADC の分布から sub2 付近にピークを持つシグナルが多いことが確認できる。

Page 19: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

解析手順の例

Page 20: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

P1n0 -pside

apv2 70ch(325ch) adc-pside p1n0

-20

0

20

40

60

80

100

120

140

0 50 100 150

/ns

/adc count

Page 21: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

P1n1 -pside

apv2 ch70(325ch) adc-pside p1n1

-50

0

50

100

150

200

0 20 40 60 80 100 120 140

/ns

/adc count

Page 22: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

apv6 ch70(837ch) adc-nside p0n1 sub0

-20

0

20

40

60

80

100

120

140

0 20 40 60 80 100 120 140

/ns

/adc count

P0N1 -nside

時間 /ns

ADC

Page 23: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

P1n1 -nside

apv6 ch60(827) adc-nside p1n1

-20

0

20

40

60

80

100

120

0 20 40 60 80 100 120 140

/ns

/adc count

Page 24: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

Position cut について

• そもそもイベント構成を調べる当初の 目的の一部に、  片面しかクラスターがないイベントを 通して残留 bad strip の影響を見る →その分布から position cut の適正を確認

 があったので、イベント構成の部分には position cut は掛けていない

→ つまり、 position cut が原因ではない

Page 25: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

P=1,N=0event の検証 (1)

横軸: ch  縦軸: event 数横軸: adc-count 縦軸: event 数

p1n0

p1n1

P side が 51μm pitch の領域のデータのみ使用

Page 26: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

P=1,N=0event の検証 (2)

p1n0

p1n1

•p1n0 と p1n1 の入射位置の分布の範囲は一致

•クラスターの adc分布はp1n0 の方が低い範囲まで広がっている

•クラスター幅は p1n0 の方が小さい→ これらだけでは p1n0eventが ,•n-side の検出効率が悪い•p-side だけのノイズ•両方混在どれかは判断できないが、いずれかの原因が存在していると思われる。

Page 27: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

2 D PLOT

ビームの入射位置の中心がだいたい4つのエリアの交点あたりだと確認できる

黒: p51 n51赤: p51 n102緑: p102 n51青: p102 n102

Page 28: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

2D PLOT

Page 29: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

2D PLOT の各軸への射影

黒:0度 赤: 30度 緑: 60度

4つのエリアの交点

Page 30: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

setting

Page 31: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

RMS

P side N side

Page 32: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

Pedestal の決定

•ペデスタルイベントから各 ch のペデスタルを決定

Pedestal=( 各 ch の raw adc) - (pecorr) - (cmn)

pecorr: データの読み出しの順番に依存する値cmn :Tip が持つノイズ

•ペデスタルの RMS の分布から bad strip を決定

Page 33: Belle 実験次期 SVD 用読み出しチップを 用いた半導体検出器の検出効率の研究

Position cut

•ビームが当たっている範囲のみ使用(p side)   apv1_55ch~apv2_127ch (non floating) apv3_00ch~apv3_45ch (floating)(n side) apv5_55ch~apv6_127ch (non floating) apv7_00ch~apv7_45ch (floating)→bad strip の影響除去

•P-side と N-side のクラスターの数が 同数であることを要求 (1 or 2個 )→noise除去

P side

N side

入射角0度の data から作成黒: subevent 0 赤: subevent 1 緑: subevent 2青: subevent 3 黄: subevent 4 桃: subevent 5