内装部品の大手サプライヤであるBOS Automotiveは、欧州、北米、アジアの21拠点で事業を展開しています。チェコ共和国のクラーシュテレツにある同グループの工場は、アームレスト製造のコンピテンスセンターです。この工場では1週間あたり平均して20万個の裁断パーツを生産し、それらは8,000個の組立ユニットに使用されています。最近の生産拡大、そしてビジネスの成長に伴い、この拠点の古いファブリック裁断機では生産に対応できなくなっていました。

BOSのクラーシュテレツ工場では、既存のファブリック裁断機をレクトラの高性能なVectorAuto iX6に入れ換えることで、裁断速度を、従来の裁断機と比較して30%高速化することができました。また、最大6cmの厚さまでの生地を積層裁断できる本ソリューションの高精度な2x7mmブレードにより、ダウンタイムが大幅に削減しました。

BOSのクラーシュテレツ工場では、VectorAuto iX6を採用して裁断速度を高速化し、かつファブリックの積層枚数を増やすことで、スループットを最大化し、生産量を確保することができるようになりました。裁断ラインの稼働率の改善や、パフォーマンス向上、コスト削減を行った結果、工場の競争力の維持につながりました。

BOS Automotiveが、VectorAuto iX6でオペレーショナル・エクセレンスへの道を開拓車載部品のサプライヤであるBOS Automotiveは、増大する製品ラインアップ、成長するアームレスト事業において変化する顧客からの要求に対応するため、これまでの生地裁断装置をVectorAuto iX6に入れ替えました。

課題

レクトラの提案

レクトラのソリューション

結果

カスタマーストーリー

lectra.co.jp

「レクトラは、顧客の要求に応える高精度、 高品質な裁断を実現する唯一の企業だと、 私たちは考えています」

ヤン・アルベル BOS、インダストリアルエンジニア

レクトラについてレクトラはファッション・アパレル、自動車内装、家具などの業界に革新をもたらす先進的な企業に向けて、業界のデジタル化をサポートする優れたテクノロジーを提供しています。レクトラのサービスはブランド、そして製造業のお客様のデザインから生産までのすべてのプロセスに対応し、信頼と安心をお届けしています。自動車業界では、エアバッグに加え、ファブリックや皮革の自動車用シートおよび内装品のサプライヤに特化して、裁断ソリューションと専門家による総合的なサービスを提供しています。1973年に設立されたレクトラは、現在、世界に32の支社を設け、100か国以上のお客様にサービスを提供しています。2018年のレクトラの従業員数は1700名以上、売り上げは3億3300万USドルでした。レクトラはユーロネクスト(LSS)に上場しています。詳細については、www.lectra.co.jp (日本語)もしくは www.lectra.com (英語) をご確認ください。

が搭載されています。ブレードをスリム化して生地との接触面を少なくすることで、積層した生地の溶解を防止します。また、パーツ間のバッファを減らして、密にネスティングされたパーツを裁断できるため、生地の節約につながります。

「当社がVector iX6を選択した理由は、クラーシュテレツで当社が扱う製品領域にとってメリットがあると考えたからです」と、BOSの産業エンジニア、ヤン・アルベル氏は付け加えます。

稼働率の向上BOSのクラーシュテレツ工場では、VectorAuto iX6を導入して以来、裁断速度の高速化と生地の積層枚数増加により、裁断ラインのパフォーマンスが改善し、自動車の内装ビジネスにおける厳しい要求にも対応できるようになりました。

「裁断速度が従来の裁断機と比較して約30%高速化したことが、当社が作業シフトを減らすことができた大きな理由です」とバルトシュ氏は述べています。「これは、当社は現在わずか2シフトで注文に対応し、将来的にも生産を拡大する余力を得たということを意味します」

本ソリューションは、パーツ間のバッファがわずか2mmの裁断が可能であり、歩留まりの大幅な改善を実現しました。さらに、自動ネスティングソリューションのDiamino Expertを利用することで、一層歩留まりを改善することができました。

バルトシュ氏はまた、「VectorAuto iX6は、自動車業界向けに設計された高性能裁断機です」と話します。

「主なメリットは、内蔵の裁断テーブルバキュームによって生地をしっかりと固定し、最大6cmまで積層した生地を裁断できることです」

チェコ共和国にあるアームレストのコンピテンスセンターBOSグループはドイツのシュトゥットガルトに本社を置き、世界中に8,000人の従業員を抱える多国籍企業です。同社は1910年の設立以来、自動車業界向けの革新的なシステムの製品ポートフォリオの多様化を進めてきました。現在、BOSグループは、サンシェード、サンルーフシステム、トランクの仕切りカバー、トランクインサート、抑制システム、アームレスト、キャリアシステムなどを設計・製造しています。

クラーシュテレツの同工場は、継続的なイノベーションにより、トリムカバーの製造や順序だてた組立に関する優れたノウハウを生み出すことができるようになりました。チェコ共和国のこの拠点で働く従業員数は700人以上で、生産エリアの面積は3,600 m2です。この工場では1週間あたり平均して20万個の裁断パーツを生産しており、それらは約8,000個の組立ユニットに使用されます。BOSのクラーシュテレツ工場は、フォルクスワーゲングループ（シュコダ、ポルシェ、アウディ、セアト）、BMW、ボルボ、フォード、などの顧客に供給しています。

増大するラインナップに正確かつ機敏に対応BOSのクラーシュテレツ工場は、同拠点にある古いファブリック裁断機では技術的に実現できなかった問題を克服するため、新しい裁断機の導入を決めました。

同工場のCAD担当、裁断室マネージャーであるイヴァン・バルトシュ氏は、「当社は最近、古いレクトラの裁断機、Vector 2500で、裁断品質やダウンタイムの点で生産に問題が出始め、労働時間の増加につながっていました」と振り返ります。「そのため、当社は裁断機の入れ替えを決断しました」

同社は、裁断速度の高速化し、生地の積層枚数の増加、ファブリックの節約を実現するために、多積層裁断ソリューションであるVectorAuto iX6を選択しました。本ソリューションには自動車の内装材を優れた裁断品質で裁断するための専用の2x7mmのブレード

The Hive@LectraOfficial

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