DWATDWATDWATDWATDMAT1 1 26 DWAT12 DWAT13028 西DWATDWATDWATDWATDWAT6 7 西調日程:平成30年10月27日(土)  場所: 社会福祉法人市原寮(京都市左京区) 内容: 京都DWAT活動紹介 真備(岡山)派遣 の活動報告 京都DWAT活動パネル展示 防災グッズ(新聞紙スリッパ)作成 参加者: 市原寮関係者、地元自主防災会、消防団、 地域住民など 活動チーム員: 京都市①北・左京エリアチーム 日程:平成30年11月28日(水)   場所:華頂女子高校(京都市東山区) 内容: 【講演】 「もしも大地震で家が壊れてし まったら」 【演習1】 防災グッズ(新聞紙スリッパ、 雨カッパ)作成   【演習2】段ボールベッド組立て・体験 参加者:華頂女子高校1年生   活動チーム員: 京都市③東山・醍醐エリアチーム  京都市④右京・西京・洛西エリアチーム 日程:平成30年5月16日(水) 場所: 弥栄地域公民館大会議室 (京丹後市) 内容: 地域住民による避難所運営検討のた めの事前ワークショップにおいて、 基礎知識を学ぶための講義を実施 参加者: 地域住民、青年会議所、京丹後市、 京丹後市社協 活動チーム員:丹後エリアチーム 合同防災訓練に向けた事前 ワークショップでの講義 DWAT華頂女子高校防災ワークショップ 第5回京都市消防団フェスタ 華頂女子高校防災ワークショップ 災害に強い 地域づくりを考える ~京都DWATの活動から~ 市原寮炊き出し訓練 各地域の平時の活動紹介各地域の平時の活動紹介各地域の平時の活動紹介このほかにも、各圏域でチーム員がさまざまな活動を 展開しています。 5 京都の福祉 576 4 京都の福祉 576

災害に強い 地域づくりを考える · 2019-02-27 · 地域づくりを考える ~京都dwatの活動から ~ 市原寮炊き出し訓練 各地域の平時の活動紹介各地域の活動紹介

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 災害に強い 地域づくりを考える · 2019-02-27 · 地域づくりを考える ~京都dwatの活動から ~ 市原寮炊き出し訓練 各地域の平時の活動紹介各地域の活動紹介

者が充分に活動するためには、

支援を受け入れて有効に活用

できる力(受援力)も重要と

なること、要配慮者支援も含

む地域として持つ力(地域力)

が災害時にも反映されるため、

平時から地域力を高めておく

ことが大切であることなどを

学びました。また、これまで

は府内発災時に京都DWAT

のみで対応することを想定し

ていましたが、いざという時

に外部からの支援を上手に受

け入れて支援をすすめる受援

力のある地域づくりを目指し、

平時から京都府内の各地域で

の活動を展開しています。

所における福祉的な相談支援

や避難所の環境改善などの活

動に取り組みました。

く、高齢、障害、児童など普

段交流がない施設や職種の枠

を超えて京都DWATのチー

ム員のつながりづくりとして

の意味もあります。日頃から

チーム員同士がお互いに顔の

見える関係性を築いておくこ

とで、災害時のスムーズな支

援活動につながります。

京都DWATは災害時の要

配慮者支援を目的として作ら

熊本地震では京都DWAT

として初めての派遣となりま

した。これまでDMATなど

医療チームの派遣および現地

での受け入れは行われていま

したが、被災地における福祉

職によるチームの派遣・受け

入れは初めてだったため、活

動も1つ1つ模索しながら作

り出しました。

避難されている方や避難所

を運営している人の信頼関係

を得るための関係作りから始

めて、チームの存在を知って

もらい受け入れてもらう土壌

を固めました。

こういった経験から、支援

京都府では平成26年度から

「京都府災害派遣福祉チーム」

(以下、「京都DWAT」)の

養成研修を実施し、府内の各

圏域に12チームを設置してい

ます。京都DWATは、災害

時の要配慮者の二次被害を防

ぐことを目的とした福祉専門

職のチームで、介護福祉士や

社会福祉士、介護支援専門

員、看護師など約130人が

登録しています。平成28年の

熊本地震や昨年の西日本豪雨

災害では、被災地の一般避難

所にチーム員を派遣し、避難

京都DWATの平時の活動

は基本的に各圏域のチームご

とに取り組んでいます。地域

や社会福祉施設の防災訓練へ

の参画、学校での防災研修、

地域の防災イベントでのワー

クショップ、研修や講演での

講師など、様々な活動を展開

しています。

平時の活動は、京都DWAT

の広報・啓発とともに、地域

の中で要配慮者に理解のある

住民を増やすことを目指して

います。「平時にできないこと

は災害時にもできない」と言

われるように、平時から要配

慮者にやさしい地域づくり、

つまり「福祉のまちづくり」

をすすめることが、万一の災

害に備えることになります。

また、京都DWATの存在や

役割を知ってもらうことで、災

害が起こった時に京都DWAT

の支援を受け入れてもらうこと

にもつながり、災害時の活動が

しやすくなります。

さらに、平時の活動は災害

に備えた地域づくりだけでな

れたチームですが、災害時に

支援活動を展開するためにも、

平時に地域で何ができている

かが重要になります。いつ起

こるかわからない災害に備え、

平時から地域のつながりを大

切にして、災害に強い地域づ

くりをすすめる中核として、

これからも京都DWATは地

域に根差した活動を展開して

いきます。

昨年は全国的に災害が多発し、6月の大阪北部地震や

7月の西日本豪雨災害では京都府内でも被害が発生しま

した。大きな被害が発生すると避難所での生活を余儀な

くされる場合もあります。東日本大震災では、避難先で

体調を崩して亡くなる等の災害関連死が注目され、二次

被害を防ぐために「福祉チーム」の必要性が認識される

ようになりました。

本号では京都府の災害時要配慮者支援の取り組みを通

して、災害に備えた地域づくりについて考えます。

日程:平成30年10月27日(土) 場所:社会福祉法人市原寮(京都市左京区)内容:�京都DWAT活動紹介 真備(岡山)派遣の活動報告 京都DWAT活動パネル展示防災グッズ(新聞紙スリッパ)作成参加者:市原寮関係者、地元自主防災会、消防団、地域住民など活動チーム員:京都市①北・左京エリアチーム

日程:平成30年11月28日(水)  場所:華頂女子高校(京都市東山区)内容:【講演】��「もしも大地震で家が壊れてし

まったら」【演習1】��防災グッズ(新聞紙スリッパ、

雨カッパ)作成  【演習2】段ボールベッド組立て・体験参加者:華頂女子高校1年生  活動チーム員:京都市③東山・醍醐エリアチーム 京都市④右京・西京・洛西エリアチーム

日程:平成30年5月16日(水)場所:�弥栄地域公民館大会議室   (京丹後市)内容:�地域住民による避難所運営検討のための事前ワークショップにおいて、基礎知識を学ぶための講義を実施参加者:�地域住民、青年会議所、京丹後市、京丹後市社協活動チーム員:丹後エリアチーム

合同防災訓練に向けた事前ワークショップでの講義

京都府災害派遣

福祉チーム(京都DWAT)とは

大切にしたい平時の取り組み

華頂女子高校防災ワークショップ

第5回京都市消防団フェスタ

華頂女子高校防災ワークショップ 災害に強い地域づくりを考える ~京都DWATの活動から~

市原寮炊き出し訓練各地域の平時の活動紹介❶各地域の活動紹介各地域の平時の活動紹介❸

各地域の平時の活動紹介❷

※�このほかにも、各圏域でチーム員がさまざまな活動を展開しています。

5 京都の福祉 ● 576 4京都の福祉 ● 576