41
佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 平成16年3月24日(水)

第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会

第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会

議 事 録

平成16年3月24日(水)

Page 2: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

30名中

27名出席

吉  田  晶  利 主 任 井  上  一  郎

市民・町民部会長 深  堀  寛  治

鶴  﨑  耕  一

福  地  年  徳

主 任 松  園  利  之

主 任

主 任 吉  永  正  人 主 任

保健福祉部会長 伊  東  芳  郎 教育部会長

出席した委員 竹  本  慶  三

委 員

欠席した委員委 員 委 員

委 員

委 員

農林水産部会長 山  下  弘  文

都市整備部会長

企画調整部会長 大  野  貞  信 総務部会長

会議の場所

開催年月日及び時間

光  武     顕 副会長

平成16年3月24日(水)

佐世保シティホテル 5階 マリンホール

会  長

開会時刻

閉会時刻

午前9時00分

守  永    恵

田  代  誠  一

平  山  祐  次

委 員

村 上 公 幸

田  中  洋  子

委 員

午後0時06分

委 員

委 員

前  田  浩  一

委 員 鳴  澤  礼  次

委 員 世知原  周  次

市  瀬  健  爾

井 手 吉 弘

委 員

委 員 池  田  茂  則

委 員 木  村  之  一

委 員 古  賀  良  一

委 員

岩 佐 清 委 員

牧  瀬  正  彦

吉  永  正  昭

委 員 榊  原  通  子

和  田  光  史

委 員

委 員 委 員

長  嶋  大  樹

末  竹  健  志梅  崎  武  生

田  中  廣  人

財政部会長

議会事務局部会長

事 務 局

局  長 久  冨  達  夫参 与 廣  山  芳  宣

主 任 中  尾  健  一主 任 東     隆一郎

野  口  日  朗

徳  勝  宏  子 委 員 立  石  健  市 委 員

麻  生  孝  昭 冨  田 み ど り

宮  城  憲  彰

副会長 和  田     隆

委 員 前  岳     茂 委 員 馬  場  正  育

委 員

第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 出席者名簿

消防部会長 山  口  道  徳

出席した専門委員

委 員 野  田  郁  雄

Page 3: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

1/39

会議次第

□ 開会

□ 会長挨拶

□ 議事

【協議事項1】(継続協議分 → 今回協議)

協議第 9号 「農林水産部会事業の取扱い」について

【協議事項2】(前回提案分 → 今回協議)

協議第 12 号 「補助金・交付金等の取扱い(その2)」について

協議第 13 号 「町名・字名の取扱い」について

協議第 14 号 「国民健康保険事業の取扱い」について

協議第 15 号 「介護保険事業の取扱い」について

協議第 16 号 「子育て福祉制度の取扱い」について

協議第 17 号 「障害福祉制度の取扱い」について

協議第 18 号 「農林水産部会事業の取扱い(その2)」について

協議第 19 号 「都市計画の区域区分の取扱い」について

協議第 20 号 「消防部会事業の取扱い」について

協議第 21 号 「議会の議員の定数及び任期の取扱い」について

【協議事項3】 まちづくり計画関係(追加提案分)

協議第 11 号 まちづくり計画(新市建設計画)について

【協議事項4】(今回提案分 → 次回協議)

協議第 22 号 「特別職の身分の取扱い」について

協議第 23 号 「公共的団体の取扱い」について

協議第4号 10-5 「一部事務組合・広域連合の取扱い」について

(松浦地区火葬場組合・火葬料補助金)

【協議事項5】(今回協議)

協議第 24 号 平成 16 年度事業計画及び歳入歳出予算について

【報告事項】

報告第3号 事務事業の調整結果報告(調整案件 B・幹事会調整事項)

「消防団の分団数及び定員」について

□ その他

次回日程など

□ 閉会

Page 4: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

2/39

【事務局 長嶋主任】

定刻になりましたので、ただいまより第3回佐世保市・吉井町・世知原町合併

協議会を開催いたします。

まず、出欠状況の報告をいたします。本日欠席の委員は、広域代表平山委員、

村上委員、地域代表牧瀬委員の3名の方が欠席されております。地域代表の古賀

委員、守永委員につきましては、若干遅れられるとのことです。以上、3名の方

の欠席がされておりますが、協議会の規約により本日の会議が成立していること

をあわせて報告いたします。

次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

保市・吉井町・世知原町合併協議会第3回会議次第と『まちづくり計画』に対す

る地域意向(委員の意見等)の反映についてを送付しておりました。本日、新た

に追加資料として、協議第 11 号「まちづくり計画(新市建設計画)について、【市

町村合併資料】新市財政計画策定条件、それと<参考>協議第9号農林水産部会

事業の取扱い(災害復旧事業)、あと3月22日に発行しました佐世保市・吉井町・

世知原町合併協議会だより-合併通信<プラス>をお配りいたしております。

それでは、第3回会議次第をご覧ください。本日の議題は、協議事項1から協

議事項5とあと報告事項となっております。協議事項2につきましては、第2回

協議会で使用した資料を使います。協議事項3につきましては、本日配付しまし

た協議第 11 号「まちづくり計画(新市建設計画)についてと【市町村合併資料】

新市財政計画策定条件を使います。

以上、資料の方はよろしいでしょうか。なお、傍聴用資料につきましては、紙

面の関係上、一部抜粋した資料を配付させていただいておりますので、ご了承願

います。

それでは、会長の佐世保市光武市長より開会のあいさつを申し上げます。

【光武会長】

皆様おはようございます。本日は、第3回佐世保市・吉井町・世知原町合併協

議会のご案内をいたしましたところ、皆様方には年度末のお忙しい中にご参集を

いただき、誠にありがとうございました。皆様も既に新聞、テレビ等でご承知か

と存じますけれども、県内でも 31 年ぶりに平成の大合併により対馬6町が合併し

て「対馬市」、また壱岐4町による「壱岐市」が、3月1日に誕生をいたしました。

新市誕生に至るまで幾多の問題や課題を克服されたことと拝察をいたしておりま

す。また、長崎市と6町が来年1月4日の合併を目指して協定書に調印がなされ、

県内も大きく様変わりすることになります。そうした一方で、松浦地域1市4町、

東彼杵郡3町では合併協議が暗礁に乗り上げ、市町村合併の難しさも出ておりま

す。翻って、この1市2町の法定合併協議会におきましても、こうした動きを先

例として、私会長といたしましても、さらに真摯に協議を進め、所期の目的が達

成されるよう努めてまいりたいと考えております。

さて、本日の協議議題といたしましては、前回ご提案しました 10 項目について

皆様にご論議いただくとともに、今回ご提案して次回協議いただく分としまして、

4項目を提案いたしております。本日協議して決定していただく協議第 24 号平成

16 年度事業計画及び歳入歳出予算もございます。合併協議会で協議すべき事柄は、

Page 5: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

3/39

本日の提案を含めると大方の項目が出揃うことになります。あと数項目の重要案

件がありますが、これまでどおり皆さんのご協力をいただきながら合意を図って

まいりたいと存じます。

どうか最後までよろしくご協議のほどお願い申し上げまして、会長のあいさつ

といたします。

【事務局 長嶋主任】

それでは、議事に入りたいと思います。これから先の進行につきましては、会

長が議長としての進行をお願いいたします。

【光武会長】

それでは、規約に基づき議長を務めます。

早速議事に入りたいと思いますが、協議会の議論を実のあるものとするために、

皆さんの積極的な意見をお願いしたいと思います。

まず、協議事項1を議題といたします。協議第9号「農林水産部会事業の取扱

い」について(再提案)を議題といたします。事務局の説明を求めます。

【事務局 久冨局長】

お手元の資料の第3回会議次第の4、5ページをお開きください。それともう

1枚、当日配付資料ということで、A4判の<参考>協議第9号農林水産部会事

業の取扱い(災害復旧事業)という1枚物のペーパーを本日お渡ししております。

その二つをもってご説明をいたします。

まず5ページですが、「農林水産部会事業の事務事業の取扱い」の、2.農業用

施設災害復旧事業についてであります。前回の協議会のときに、段階的な経過措

置をとるべきではないのかというご指摘、あるいは「佐世保市の制度を見直す」

という表現が適当ではないのかというような論議があったところでございまして、

これについては、幹事会で再度論議をして、本日の協議会の中で論議をしてもら

い決定をしていただこうということで申し合わせがなされたところでございます。

それを受けまして、次のとおり再提案をしております。

農地災害復旧事業費ついては受益者に一部負担を求め、その負担率は事業費の

5%、補助率が 90%を越える場合は、補助残の 50%とします。ただし、佐世保市

については合併年度後3ヵ年度の経過措置を設け、段階的に調整をするというこ

とで、前回協議会の議論を受けましてこのような再提案をするものでございます。

理由等につきましては、そこに書いてあるとおりでございますので省略をさせ

ていただきます。

あと、6~9ページに、いままでの実績等につきまして資料をつけております

ので、ご参考にしていただきたいと思います。

それから、本日お配りをしました配付資料ですが、これは、この災害復旧事業

に関しまして、合併特例法の中で5年間不利とならないように、従来の国の補助

金はそのまま確保されますということを明示してありますので、参考までにお付

けしたものでございます。

説明は以上でございます。

【光武会長】

ただいまの説明について、何か質疑や意見はございませんか。再提案でござい

Page 6: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

4/39

まして、内容については前回ご議論いただき差し戻しになり、再度幹事会で諮っ

て、いま皆様方の前に再提案したものであります。以上、よろしいですか。

(「はい」の声あり)

それでは、協議第9号「農林水産部会事業の取扱い」については、再提案どお

り決定してよろしいですね。

(「はい」の声あり)

それでは、そのように決定いたします。

次に、協議事項2を議題といたします。前回2月 27 日開催の第2回合併協議会

に提案いたしました事項について、順次お諮りしたいと思います。

協議第 12 号「補助金・交付金等の取扱い(その2)」についてを議題といたし

ます。事務局の説明を求めます。

【事務局 久冨局長】

この論議につきましては、前回お配りをしました第2回会議次第で説明いたし

ます。

それでは、第2回会議次第の4ページ、協議第 12 号「補助金・交付金等の取扱

い(その2)」についてでありますが、このことについては5件提案をしておりま

す。一つが5ページの、1.子育て・福祉関係補助金。これは、延長保育促進事

業・乳児保育促進事業についてでありますが、前回ご説明しておりますように、

調整方針といたしまして、佐世保市の事業に合わせる。ただし、吉井町、世知原

町の当該園への補助については、1年間の経過措置を設けましょうということで

ございます。それから、民間保育所など運営補助については、吉井町の分でござ

いますけれども、吉井町の事業(敷地及び建物にかかる借料、職員福利厚生費、

職員の研修費、各種園行事に対する補助)は、廃止をしますという提案でござい

ます。

次に、6ページの、2.地方税の前納報奨金制度についての調整方針につきま

しては、合併時に、吉井町、世知原町の前納報奨金制度を廃止するという提案で

ございます。

それから、3.自治会集会所等施設整備事業につきましては、当分の間(5年

を目途とする)現行どおりとし、一定期間経過後に佐世保市の制度に合わせまし

ょうという提案でございます。なお、経過措置期間内における吉井町地域の補助

基準は、そこに書いておりますとおり、新築の場合に、補助金の範囲が200万

円以上800万円以下、補助率が2/3以内ということで、このような基準でや

っていこうという提案でございます。

それから、7ページの、4.教育・文化・体育関係補助金でありますが、現在、

吉井・世知原両町で行われている補助金については、一旦廃止をして、佐世保市

における補助メニューによって当分の間、全てを代替しましょう。おおむね3年

を目途に見直しを行い、統一した制度に切り替えるということで、資料の 21 ペー

ジに一覧表、対応表を掲げておりますので、これも参考にしていただきたいと思

います。

5.せちばるおこし推進事業であります。現在、せちばるおこし推進事業とし

て行っている「長崎せちばるロードレース」、それから「国見山麓音楽祭」等につ

Page 7: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

5/39

いては、継続して実施をするということでの提案でございます。

以上、協議第 12 号「補助金・交付金等の取扱い(その2)」でありますが、5

件の提案をしております。これ以外にも補助金はたくさんありますが、それ以外

の補助金等につきましては、幹事会までの中で協議決定をして、前回報告をした

ところでございますので、よろしくご了承いただきたいと思います。

以上、よろしくご審議をお願いいたします。

【光武会長】

ただいま説明がありましたが、これについて何か質疑やご意見ございませんか。

いかがでしょうか。よろしいですか。

(「はい」の声あり)

それでは、協議第 12 号「補助金・交付金等の取扱い(その2)」については、

原案のとおり決定してよろしいですか。

(「はい」の声あり)

それでは、そのように決定いたします。

次に、協議第 13 号「町名・字名の取扱い」についてを議題といたします。事務

局の説明を求めます。

【事務局 久冨局長】

お手元の第2回会議資料 62 ページの、協議第 13 号「町名・字名の取扱い」に

ついてでございます。前回ご説明申し上げましたとおり、事務レベル、幹事会ま

での協議の中では、一つの案に絞って提案ができませんでしたので、3案を併記

として提案をしております。

案1といたしまして、各町の免の呼称を町名とし、新町名に「免」「字」はつけ

ない。そこに例として書いておりますように、吉井町でいきますと、佐世保市立

石町○○番地○○。世知原町でいきますと佐世保市栗迎町○○番地○○というふ

うに、いまの免を町名にすると。佐世保市の場合、大体そのような形になってお

りますので、このような提案が一つとしてございました。これについては、「吉井

町」、「世知原町」という名前がなくなるということがございましたが、例えば栗

迎の中の一部を世知原町というふうにつけることは可能ではないかという議論を

してきたところでございます。これが案1でございます。

それから案2につきましては、現在の町名に免名をあわせて、町の名前とする

ということでございまして、その例として、佐世保市吉井立石町457番地5と

か、あるいは佐世保市世知原栗迎町○○番地○○というふうにするというのが第

2案でございます。

第3案は、現在の町名に免の呼称のみを残し、町名としてはどうかという案で

ございまして、そこの例に掲げておりますように、佐世保市吉井町立石○○番地

○○、佐世保市世知原町栗迎○○番地○○というふうな表示の仕方で、この3案

を申し上げておりましたけれども、佐世保市側とされては、事務レベルでは、案

1でどうでしょうかという意思が強うございました。それから、吉井町、世知原

町のご意向とされては、案3がよろしいのではないかと。案2は、その折衷案と

して明示をしているというようなご理解をしていただければと思います。大変恐

縮ですが、事務レベルではなかなか決められなかったので、この協議会の中でお

Page 8: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

6/39

決めいただければということを含めて、ご論議をお願いしたいと思います。あと、

63、64 ページ以降に資料もつけておりますので、参考にしていただきたいと思い

ます。

事務局の説明は、以上でございます。

【光武会長】

ただいま説明がありましたが、これについてのご意見等につきましては、順次

ひとつお伺いしたいと思います。世知原町の委員の皆様方いかがでしょうか。は

い、どうぞ。

【木村委員 (世知原町)】

世知原町の木村です。世知原町といたしましては、第3案をお願いいたします。

【光武会長】

世知原町の委員の方、ほかに何かご意見ありますか。はい。

【田代委員 (世知原町)】

いま木村委員から発言をされましたが、私も第3案を要望いたしたいと思いま

す。というのが、世知原町は昭和 50 年代に既に国土調査が終わっております。そ

ういういろいろな関係を考えるときに、それからやはり世知原町は炭鉱のまちで

ございましたが、多くの方が都会の方に出ておられます。いまでも同窓会なりい

ろいろな会合の中でも、やはりふるさと世知原町という愛着が非常に強いようで

ございますので、そういうことを鑑みながら、ひとつ第3案でお願いを申し上げ

たいと、かように考えます。

【光武会長】

はい、わかりました。

それでは、吉井町の委員からお伺いできますか。ご意見いかがでしょう。

【鳴澤委員 (吉井町)】

吉井町では、22 日に特別委員会を開いております。その折にこのことについて

も協議をいたしましたが、吉井町といたしましても全会一致でこの第3案を推し

ていただきたいということで意見がまとまっております。

【光武会長】

地域委員の方、よろしいですね。

【吉永委員 (吉井町)】

佐世保市としては、第1案を希望するということでございますが、第3案では

都合が悪いと。なぜ別の案では都合が悪いか、大体コンピューターの関係と思い

ますが、どれぐらいのお金がかかるのかということ等を、もっとこういう理由で

佐世保市は第1案がいいんですよ。第2案、3案というのは、こういうふうにな

るからちょっと難しいんですよというところを話していただきたいと思います。

【光武会長】

わかりました。

吉井町、世知原町とも第3案を希望するというふうに理解をいたします。この

点について、佐世保市側から第1案でいかがかというようなことでお話があった

んですが、そのことについて佐世保市側からご意見いかがでしょうか。

Page 9: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

7/39

【宮城委員 (佐世保市)】

いま世知原町からもそれぞれおっしゃったように、これまでのそれぞれの地域

の伝統・文化も継承しながらということかと思います。佐世保市が第1案を希望

ということで、基本的にはこのようなことで成立させていただいた方が一番いい

のかなという気はしますが、それぞれいまおっしゃった、あるいは吉井町の意向

も受ければ、あえて佐世保市として、これが未来永劫このまま続くのかどうかに

ついては、また検討の余地があろうかと思いますが、しばらくはやはり感情的な

ものも含めてやむを得ないのかなという感じは持っております。

【光武会長】

ほかに佐世保市の委員の方、よろしいですか。

いまお話がありました吉井町、世知原町は、第3案という強いご希望がおあり

です。それから、佐世保市の委員の方からは、佐世保市では、佐世保市○○町で

統一しているわけです。ですから、そこの整合性がまずとれないといったことが

あるわけですが、しかし、いまのご発言の中で、長年町名に愛着を持っている吉

井町、世知原町のお話があるので、そのことについては、佐世保市としても考え

ていいのではないかと。つまり、第3案ということについては、それを認めても

いいというような発言であったと思います。佐世保市は、それでよろしいですね。

(「はい」の声あり)

それでは、いろいろ議論がございましたけれども、吉井町、世知原町の皆様方

の主張に沿いまして、第3案といたします。よろしいですか。

【麻生委員 (広域)】

電算システムの関係で、文字数のことはどうなりますか。

【光武会長】

これについては、世知原町、例えば「栗迎」というところの文字を小さくする

ことによって可能だということです。

よろしいですね。文字は小さくなりますけどね。

【麻生委員 (広域)】

よろしいんですね。

【光武会長】

はい、どうぞ。

【市瀬副会長 (世知原町)】

ただいまの意見の中で、宮城委員から「当分の間」と「未来永劫」、そこら辺が

ちょっとひっかかるんですが、どうでしょう。

【光武会長】

はい、わかりました。

【市瀬副会長 (世知原町)】

その点をきちんと、「未来永劫」であるのかをちょっとお聞きしたいと思います。

【光武会長】

これは、会長の方からお答えを申し上げます。

これまでの議論の中で、「当分の間」というのは必ず年限が入っていますよね。

3年間とか5年間とか。これについては、ご発言の中であったのは、遠い将来皆

Page 10: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

8/39

さんが変えたほうがいいんじゃないかというふうになるかもしれない、そのとき

には変えていいのではないかというお話であって、例えば5年後に変えなければ

ならん、10 年後にこうしなければならないというそういったご発言ではないよう

に私は承りました。したがいまして、遠い将来こういう形でどうだろうかという

ような提案があって、それでいいよという話にあるいはなるかもしれない。それ

は、してはならないとかすべきだとか、そういうお話ではなくて、そういうこと

もあり得るべしということをおっしゃったというふうに理解しておりますので、

特段年限を設けてどうするということではないということで、よろしいですね。

いいですか。

【市瀬副会長 (世知原町)】

はい。

【光武会長】

はい、どうぞ。

【木村委員 (世知原町)】

前々から言っておりますが、商工会の継続とかなんとかで、やはり5年として

おりますけれども、文章的にはやはり「当分の間」となっているようです。これ

は合併後事情が変わったから3年とかいうことはございませんでしょうね。これ

は年数がいろいろ見てみますと、やはり当分の間ということでございますけど。

お尋ねします。

【事務局 廣山参与】

基本的には、この協議会で5年とか3年とか、それは前にもご説明しましたよ

うに、ある程度の期間をかけて調整した方がいいものは、最大5年。それから3

年とか1年とかそれぞれの話し合いの中で、こういう期間で一つにまとまってい

った方がいいと、そういうお約束をしているわけですので、基本的にはその中で

やっていくということです。ただ議論として、例えば商工会の統一の話も5年間

としている中で当事者同士の話の中で、どうなるかというのはまた別ですけれど

も、佐世保市の方針として5年だったけれども、これを前倒ししてということを

この協議の中で考えているわけでは一切ありませんので、基本的に5年、3年、

1年という協議結果は、新市の中で生かされるというふうにご理解いただいて結

構だと思います。

【光武会長】

これですね、先ほどの町名の件ですが、ここには第3案ということだけであっ

て、「当分の間」という言葉は出てまいりませんから、その制約はないということ

です。いま言った木村委員のお話でご疑問のあったことは、ただいまの事務局の

答弁でご納得いただいたでしょうか。

【木村委員 (世知原町)】

納得と言いますけれども、そういうことにならないように、ひとつやはり本当

は、これはもう年数を切って5年なら5年となっているなら「5年間」とここに

書くのが本来と思いますけれども、「当分の間」というと、そのときの事情が変わ

ったからこういうふうにと、この合併が終わってしまって、いろいろ市の協議会

とかなった場合に、事情が変わったからとか、予算がどうのこうので5年という

Page 11: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

9/39

のは3年だと、いろいろと言われても困るということでございます。ここで決め

ていても、後で「当分の間」は「当分の間」であったと言われたら困るというこ

とでございます。期限とはなぜ書けないかということです。

【光武会長】

はい、どうぞ。

【宮城委員 (佐世保市)】

私があえてこれで固定してしまって、今後何百年もこういうことではないと言

ったその真意は、やはりもし仮にこの合併が成立をして、将来的に「佐世保市」

となったときに、必ずしも地元からでもいろんな問題が出てくるかもしれない。

あるいは、私、佐世保市側としてもこのことについては、まだまだ佐世保市民が

全部このようになることを理解しているわけではないという、それらをもろもろ

考えたときに、果たして将来的にこれでいいのかというそういう問題が起こって

きたときに、そういう余地を残しておきましょうということであって、何も私ど

ももいま、じゃあこれやったから3年、5年のうちに変えると、そういうことは

全く念頭にも置いていませんし、そういうことはあってはいけないことだと思っ

ています。ただ、じゃあこれでこのままでいいのかという議論が将来的に同じ佐

世保市でありながら吉井町、世知原町というその下にまたこういうのが残るとい

うことが、必ずしも地元から全く出ないということではないのではないでしょう

か。だからそういうときに議論の対象にしましょうという、そういう余地を残し

ておかないと、もうこれで決定ですということで、これがずっと続くということ

はどうでしょうかという指摘をさせていただいたので、その辺はぜひ誤解のない

ようにお願いしたいなと思っています。

【光武会長】

ただいまの発言がありましたけれども、少なくともこの決定に当たりましては、

町名については「当分の間」といった言葉は使いませんので、それはいままでの

議論とは違うということでご理解願いたいと思います。

それから、木村委員のおっしゃったその件について事務局、どんなふうになっ

ていましたか。木村委員、何かお話ございますか。

【木村委員 (世知原町)】

「当分の間」で、それが3年とかなんとかならないように5年は7年になるよ

うにひとつよろしくお願いいたします。

【光武会長】

はい、どうぞ。

【事務局 廣山参与】

いままでのこの協議会で決定していただいたこと、それからいま提案している

ものも、基本的には5年とか3年とか1年とかそういう調整期間の性格によって、

基本的にはそういう表現をして、そして議論していただいています。ただ、例え

ば商工会も「当分の間」と、従来の補助を継続するとしていますけれども、これ

はやはりそれぞれのお話の中で、例えば、世知原町と吉井町の商工会が個別にず

っと続くのか、あるいはもう合併後、佐世保市の商工会議所とは無理だけれども、

世知原町と吉井町の商工会同士の話し合いというのはあるんじゃないかと、そう

Page 12: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

10/39

いうご意見も聞きながら、そこは個別にいまの世知原町、吉井町の商工会が5年

間ずっと続くのかとかいう、そこのところもまだ当事者の方自体がはっきりして

いないところがありますので、その辺は当分の間ということで、これは前回そう

いう認識でご理解いただけたと思っているんです。基本的には、5年、3年、1

年という期間を明示しながら、この協議会で合意を図っていっておりますので、

そのことは新市の中で遵守されると考えていただいて結構だと思います。

【光武会長】

会長の方から申し上げますならば、先ほど補助金のところで自治会集会所等施

設整備事業、これには調整方針として「当分の間(5年を目途とする)これは5

年間とこういう意味です」とこうなっています。そういう形で進めていきたいと

思っております。

【木村委員 (世知原町)】

はい、了解。

【光武会長】

それでは、次に協議第 14 号「国民健康保険事業の取扱い」についてを議題とい

たします。事務局の説明を求めます。

【事務局 久冨局長】

66 ページの、協議第 14 号「国民健康保険事業の取扱い」についてでありますが、

この国民健康保険事業の取扱いについては、佐世保市の制度に合わせることとし

ます。ただし、国民健康保険税率については、次のとおりとするということで、

医療給付費分につきまして、合併年度(平成 16 年度)は、1市2町でそれぞれ賦

課している税率を用います。市町村合併の特例に関する法律第 10 条第1項の規定

を適用させていただいて、不均一課税としています。合併翌年度(平成 17 年度)

からは、新市における税率を採用いたしますが、世知原町区域においては、合併

翌々年度(平成 18 年度)までかけて、段階的に保険税を調整することとし、同規

定による不均一課税とします。これは、特に国民健康保険税、いま世知原町の町

民の方の負担が一番低いという状況を考慮してこのような措置を講じたいという

ものでございます。介護給付金分につきましては、そこに書いているとおりでご

ざいまして、あと詳しい資料につきましては、67、68 ページ等につけております

ので、参考にしていただきたいと思います。

以上で提案の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

【光武会長】

ただいまの事務局の説明につきまして、何か質疑、ご意見はございませんか。

段階的にということで、特に世知原町の場合には、平成 16 年度から 18 年度まで

かけて段階的に保険税を調整すると、こういうことになっています。よろしいで

しょうか。

(「はい」の声あり)

それでは、協議第 14 号「国民健康保険事業の取扱い」については、原案どおり

決定してよろしいですね。

(「はい」の声あり)

それでは、そのように決定いたします。

Page 13: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

11/39

次に、協議第 15 号「介護保険事業の取扱い」についてを議題といたします。事

務局の説明を求めます。

【事務局 久冨局長】

76 ページの、協議第 15 号「介護保険事業の取扱い」についてでありますが、介

護保険料、納付方法、納期につきましては、佐世保市の事業に合わせましょう。

合併年度は、佐世保市または広域連合で賦課した保険料は引き継ぎます。これが

平成 16 年度です。それから、平成 17 年度の1年間については、現在の佐世保市

の保険料率で賦課をしましょう。平成 18 年度以降の保険料については、第3期事

業計画の中で、1期2期の収支を含めて、新市の保険料を算定しましょうという

ような提案でございます。これは、佐世保市の保険料の方が負担が低いというこ

とから、このようなご提案をするものでございまして、そこに書いておりますよ

うな基準保険料等となっております。あと、77、78 ページ以降に、その具体的な

内容について説明を申し上げておりますので、ご参考にしていただきたいと思い

ます。

以上の提案でございます。よろしくお願い申し上げます。

【光武会長】

これは皆様もご承知だと思いますが、介護保険事業ということについて、保険

料が第2期では平成 15 年、16 年、17 年、ここで例えば佐世保市では 3,397 円で

す。吉井町・世知原町では 4,200 円になっているわけです。3年ごとに見直しを

することになっております。したがいまして、現在平成 15、16、17 年で、そこで

書いてありますように、合併年度は佐世保市または広域連合で賦課した保険料を

引き継ぐと。平成 17 年度の1年間は、現在の佐世保市の保険料で賦課すると。平

成 18 年度以降は、新たにまた3カ年ありますから、その3カ年で一体幾らになる

のかということで計算した上での保険料を賦課する、こういうことになるわけで

す。これは、さほど問題ないと思いますが、いかがでしょう。何かご意見ござい

ますか。

(「ありません」の声あり)

それでは、協議第 15 号「介護保険事業の取扱い」については、原案どおり決定

してよろしいですか。

(「はい」の声あり)

それでは、そのように決定いたします。

次に、協議第 16 号「子育て福祉制度の取扱い」についてを議題といたします。

事務局の説明を求めます。

【事務局 久冨局長】

83 ページの、協議第 16 号「子育て福祉制度の取扱い」についてでありますが、

これは、公立保育園の運営管理についての考え方でございます。吉井町が設置し

ている公立保育所については、現行どおり存続するものとする。新市における公

立保育所のあり方については、これまで各市町で検討してきた経過を踏まえまし

て、新市全体の観点で合併後検討を行うものとしますという提案でございます。

参考の方に書いておりますように、佐世保市はいま「公立保育所改革検討委員会」

を設けまして、4つの施設を民間に委託して市内3地区に区分をして、各地区に

Page 14: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

12/39

1箇所の保育所を拠点施設として整備しています。吉井町でもそれぞれそこに書

いておりますようなことで対応を図られている状況でございまして、このような

提案をしているものでございます。

以上でございます。

【光武会長】

これは世知原町にはなかったんだね。

【事務局 久冨局長】

世知原町はございません。

【光武会長】

ただいま事務局から説明がありましたとおりですが、これについて何かご意見

ございませんか。

(「ありません」の声あり)

それでは、協議第 16 号「子育て福祉制度の取扱い」については、原案どおり決

定してよろしいですか。

(「はい」の声あり)

それでは、そのように決定いたします。

次に、協議第 17 号「障害福祉制度の取扱い」についてを議題といたします。事

務局。

【事務局 久冨局長】

89 ページの、協議第 17 号「障害福祉制度の取扱い」についてですが、この中で

特に福祉医療(障害者医療費助成)についてのことでございます。このことにつ

きましては、佐世保市の事業に合わせましょう。ただし、吉井町、世知原町にお

いては、合併前に対象者であった者については、合併年度これは平成 16年度です。

これに続く3年間は、吉井町、世知原町の事業をそれぞれ適用しましょうという

経過措置を設けた提案でございます。そこの参考事項に書いておりますように、

佐世保市、吉井町、世知原町では、一部同じ部分もございますが、吉井町、世知

原町の方が手厚い補助制度になっている部分がございまして、このような経過を

設けるものでございます。詳しくは前回説明しておりますので、説明は以上でご

ざいます。

【光武会長】

ただいまの事務局の説明について、何かご意見ございませんか。よろしいです

か。何かありません。

(「ありません」の声あり)

それでは、協議第 17 号「障害福祉制度の取扱い」については、原案どおり決定

してよろしいですか。

(「はい」の声あり)

それでは、そのように決定いたします。

次に、協議第 18 号「農林水産部会事業の取扱い(その2)」についてを議題と

いたします。事務局の説明を求めます。

【事務局 久冨局長】

97 ページの、協議第 18 号「農林水産部会事業の取扱い」についてですが、ここ

Page 15: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

13/39

で提案申し上げておりますのは、家畜診療所の件でございます。この家畜診療所、

世知原町だけにしかございませんので、これをどうするのかという提案でござい

ます。世知原町の家畜診療所については、新市に引き継ぎ、現行どおり運営しま

す。なお、合併までに北松地域に共済組合直営の家畜診療所が設置され、両町が

その運営に関し補助を行ない、診療を委ねる場合につきましては、その体制を新

市に引き継ぎましょうということで、家畜診療体制というものを残していこうと

いう考え方での提案でございます。あと、98、99 ページに、もっと詳しく説明し

ておりますけれども、前回説明しておりますので、以上のことでご協議をお願い

します。

以上でございます。

【光武会長】

これは、特に世知原町に家畜診療所があるということでありますので、その辺

のひとつ皆さん方のご意見はいかがでしょうか。よろしゅうございますか。何か

ご意見がございましたらどうぞ。ございませんか。

(「ありません」の声あり)

それでは、協議第 18 号「農林水産部会事業の取扱い(その2)」については、

原案のとおり決定してよろしいですか。

(「はい」の声あり)

それでは、そのように決定いたします。

次に、協議第 19 号「都市計画の区域区分の取扱い」についてを議題といたしま

す。事務局の説明を求めます。

【事務局 久冨局長】

101 ページの、協議第 19 号「都市計画の区域区分の取扱い」についてでありま

す。ご承知のように、吉井町、世知原町におきましては、都市計画区域の指定が

ございません。佐世保市はございます。こういう中で、都市計画区域の区分の取

扱いにつきましては、合併後に、新市全域の土地利用の観点から、調査検討を行

うということで、ここで具体的にどうしますということは何も明示しておりませ

ん。あくまで新市の中で、十分調査検討していきながら行っていくという取扱い

でございます。検討を行う場合につきましては、審議会等を設置いたしまして、

両町の人口、土地利用、交通量などの現況や推移を事前に十分調査をしながら、

両地域の意向、都市計画の必要性を考慮しながら、検討する必要がございますと

いうことで提案をしております。

以上でございます。

【光武会長】

この問題については、いま事務局から話がありましたが、佐世保市におきまし

ても、都市計画の問題については、例えば市街化区域と市街化調整区域と大きく

分けて二つありますが、例えば従来、市街化調整区域は、良好な農業といったよ

うな環境を維持するためにという目的が最初にあったんです。ところがご承知の

ように、ドーナツ化現象みたいなことが起きてまいります。そうしますと、市街

化調整区域にあっては、住宅が簡単に建てられないということになります。そう

なると、その地域としては、もっと家がどんどん建った方がいいではないかとい

Page 16: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

14/39

う議論も出てまいります。そういったようなことで、じゃあ市街化調整区域、市

街化区域という区分を全部廃棄してしまうのかどうかという議論もありましたが、

ただいまのところ佐世保市としては、その区域は、やはり設けるべきであると考

えておりますし、しかし、その中で例えば田園に住宅をつくるための新しい法律

ができた。さらに、そのほかにも規制緩和が行われているといったようなことで、

徐々に変わってきております。吉井町、世知原町については、都市計画決定がな

されておりませんので、したがって、住宅をどこに建てるかということについて

の規制は、確かないはずなんです。それがいいことなのか、よくないことなのか、

これはやはり例えば、住宅をどこにでもつくっていいとなったら、それに対して

また道路をいろいろつくらないといけないとか、その他インフラ整備をしなけれ

ばならない。そうすることが実は限られた資源の中で有効であるのかどうかと、

こういう問題も出てまいります。したがって、こうした問題は、新たに佐世保市、

新市になった場合に、それぞれの地域の皆さんからいろんなご意見があろうかと

思います。いずれにいたしましても、こうしたものについては、審議会等を設け

て地域の皆さんの意見を反映するということで進めていきたい。したがって、現

在の時点では、調査検討を行うと、こういう形でとどめさせていただいておりま

す。やるともやらないともいうことではございません。よろしいですか、いまの

説明で。この問題について、何かご意見がございますか。

(「ありません」の声あり)

それでは、協議第 19 号「都市計画の区域区分の取扱い」については、原案のと

おり決定してよろしいですね。

(「はい」の声あり)

それでは、そのように決定いたします。

次に、協議第 20 号「消防部会事業の取扱い」についてを議題といたします。事

務局の説明を求めます。

【事務局 久冨局長】

106 ページの、協議第 20 号「消防部会事業の取扱い」についてでありますが、

この中で防災無線及び消防団の召集方法の取扱いということで、前回提案を申し

上げました。防災無線の取扱いについては、佐世保市の制度に合わせましょう。

消防団の召集方法については、佐世保市の召集方法を基本としながら両町の防災

無線のサイレン設備は活用していきましょう。吉井町、世知原町との防災無線の

交信につきましては、暫定的に県の防災無線を活用する。これは、平成 18 年度ま

で活用が可能でございます。この防災無線を活用することとして、既存の両町の

防災無線については、各地域内の防災情報を周知するための同報系防災無線及び

消防団の召集サイレンとして活用していきましょうという提案でございます。107、

108 ページに詳しい佐世保市、吉井町、世知原町の状況を書いておりますので、参

考にしながらご審議をお願いしたいと思います。

以上でございます。

【光武会長】

ただいまの事務局の説明について、何かご意見ございませんか。はい、どうぞ。

Page 17: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

15/39

【田代委員 (世知原町)】

この理由の中で、防災無線のデジタル化の整備に入るため、暫定的に平成 18 年

度中までの使用が可能であるというようなことが書いてありますが、ご承知のよ

うに、世知原町では、平成 10 年に防災無線の整備をいたしまして、いま各家庭に

個別の受信機まで設置をいたしている状況でございます。そのような中で、やは

りデジタル化になった場合、いままでの施設を使うことが可能なのか、可能でな

いのか、その辺を伺ってみたいと思います。

【消防部会 山口部会長】

消防部会です。デジタル化になりましても現在のものをそのまま続行して使え

るということになってまいります。

以上です。

【光武会長】

よろしいですか。

【市瀬副会長 (世知原町)】

ただいまのことと関連いたしますが、世知原町には、山陰で聞こえないところ

もあるものですから、いま田代委員がおっしゃいましたように、室内に受信機を

つけております。わかりやすい言葉でいいますと、いま答弁もありましたが、そ

れは引き続きいまのような状況で室内受信機を利用していけるということですか。

【消防部会 山口部会長】

消防団の召集方法について、今後この防災行政無線、世知原町については、活

用できるのかということでございますけれども、現在、佐世保市の方法を踏襲す

るということで考えております。佐世保市では現在、召集方法につきましては、

サイレン、それから電話によって消防団の召集を行っております。したがいまし

て、世知原町、また吉井町につきましては、現在の防災行政無線を利用しての召

集方法を考えているので、引き続きそのまま利用は可能ということになります。

簡潔にいいますと、そのまま使えるということになります。

【光武会長】

それはあれですか。特段手を加えなくてもそのまま使えるということですね。

【消防部会 山口部会長】

はい、そのとおりであります。

【光武会長】

はい、どうぞ。

【田代委員 (世知原町)】

私も専門家ではございませんが、この電波の関係ですね、これについてはどう

なるんですか。デジタル化になった場合、いままでとの電波の関係は。

【光武会長】

いまの質問の中身わかりますか。

【消防部会 富永指令課長】

デジタル化の問題でございますが、平成 23 年までに防災無線については、デジ

タル化が義務付けられており、佐世保市の分は地域防災係ということで、各町の

分につきましても、デジタル化が必要でございます。それに伴いまして、各町周

Page 18: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

16/39

波数がばらばらでございまして、これを市になりますと統一しなければなりませ

んので、今後新市になったときに各町のデジタル化も合わせて協議をしていくと

いうことになるかと思います。

【田代委員 (世知原町)】

そうなった場合、果たして将来までこの既存の施設が使われるのか、使用が可

能なのか、可能でないのか、私はそれをいま質問しているわけです。

【消防部会 富永指令課長】

使用可能となるということになります。

以上でございます。

【光武会長】

使用可能ということで、それはずっと使えるという意味ですね。

【消防部会 富永指令課長】

デジタル化に改修しまして、使用可能になるということです。

【光武会長】

もうちょっと、皆さんがわかるように言ってください。単純にお聞きになって

いるわけです。

【消防部会 山口部会長】

失礼しました。そのまま使用可能ということになります。

【光武会長】

よろしいですか。

【田代委員 (世知原町)】

はい。

【光武会長】

ほかにご意見ございませんか。はい、どうぞ。

【前田委員 (世知原町)】

この理由の文章によりますと、電波法により平成 23 年度からデジタル化が義務

づけられるということですけれども、この文章によりますと平成 23 年以降は、新

たに何か整備をするわけですか。吉井町も世知原町も現在デジタルになっていて、

個別受信機まで配付をしてあって、住民サービスが徹底されているわけですが。

【消防部会 富永指令課長】

デジタル化になりまして今後この無線機につきましては、新市になりましてか

ら使えるように検討していくということで、ご了承願いたいと思います。

【光武会長】

つまり従来あるものをそのまま活用できるように工夫をしていきたいと、こう

いうことですか。そして使ってもらいますよと、こういう意味ですか。いま平成

23 年ということで言われたんだよね。電波法により平成 23 年度からデジタル化が

義務づけられていると。

【消防部会 富永指令課長】

そのとおりでございます。デジタル化にして使用可能にしていくということで

ございます。

Page 19: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

17/39

【光武会長】

おわかりですね。よろしいですか。いかがでしょう、前田委員。よろしいです

か。疑問があったらどうぞ遠慮なく言ってください。ここはよくわからない、あ

そこがわからないと。この辺は、私も素人なのでよくわからないんですが、いま

事務局の説明があったとおりであります。

それでは、協議第 20 号「消防部会事業の取扱い」については、原案どおり決定

してよろしいですか。

(「はい」の声あり)

それでは、そのように決定いたします。

次に、協議第 21 号「議会の議員の定数及び任期の取扱い」についてを議題とい

たします。実は、この協議第 20 号までは、とんとん拍子でやってきたんですが、

ここに参りまして非常に重たい問題が出てくるわけであります。私、会長といた

しましては、この取扱いについては、ぜひこの協議会の中で全委員での協議のも

とに結論を見出していきたいと考えておりますので、委員の皆様から積極的な意

見を出していただきたいと思っております。前回の協議会に引き続き議論してい

くことになりますが、前回佐世保市議会、吉井町議会、世知原町議会の委員から、

それぞれ考え方が示されましたし、ほかの委員からもこの問題についてのご意見

が出されたところであります。これを受けまして、その後、それぞれの議会関係

の委員の皆様におかれましては、内部検討なり三者で話し合った経過や考え方を

ご報告いただきますようお願いいたします。はい、吉井町。

【鳴澤委員 (吉井町)】

前回の第2回協議会の中で提案されまして、その中で学識経験者の先生方のご

意見、それから地域委員のご意見を持ち帰って、3 月 22 日にこの議案について協

議をいたしたところでございます。それから、世知原町の方でアンケートをおと

りになられたということですので、こちらもそれに見習って委員会の中で、現在

議員がどのようなことを考えているのかということをアンケート調査いたしまし

た。

1「在任特例」、2「定数特例」、3「失職」、この三つの選択肢の中でどのよう

に考えるかということでございました。結果を申し上げますと、1の「在任特例」

を主張された方が5名、「定数特例」を主張された方が2名、「失職」と答えられ

た方が6名おられました。そのうち白紙が1名でございます。議長を除く 13 名、

いま足すと 14 名になると思いますが、お一人の方が1と2に両方○をつけておら

れました。その中で、在任特例を主張するというご意見の中には、「やはり選挙で

上がった議員ですから、最後まで責任を全うしたい」というご意見が一つ、それ

から、「任意協議会から今日に至るまでの数字の取り扱いで在任特例を認めていた

じゃないか」と。「特に中間報告の数字を見ても在任特例で計算をされているでは

ないか」と。「何でいまごろそういう話になるのか」というようなご意見もその中

にございました。

また、2の定数特例に関しましては、「やはり議員が一人もおられなくなるのは、

いかがなものか」と。「やっぱり一人でもいて吉井町の主張をした方がいいのでは

ないか」と。

Page 20: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

18/39

また、3の失職につきましては、「協議会の中で協議会の委員の皆様方のご理解

を得られないのならやむを得ない」と。「また違う形であるいは地域審議委員会と

か、あるいは諮問機関であるのか、その形はどうなるかはわからないが、そうい

うところに参加をして、残りの任期の間、吉井町の将来を見据えていきたい」、こ

のような意見がその中にございました。また、3の中で、もう一つは、「やはり失

職は構わない。しかしながら、議員が一人もおられないのはいかがなものか」と。

「市議会の皆さん方のご理解、あるいはこの協議会の中の皆さん方のご理解を得

られれば、合併特例法の中には、『設置選挙』という文言は一切ございませんし、

それはできないことではあるとは思いますが、ご理解さえ得られれば不可能では

ないのではないか」と。「協奏都市佐世保市、新しい佐世保市をつくっていくのは、

新しい市議会の議員が運営をしていくのが筋ではないか。できるならそういうご

理解をいただければ、強くそれを主張してくれないか」という意見が中にござい

ました。最終的に結果としましては、失職と在任特例を主張する人たちが、いま

のところ吉井町では五分五分でございます。したがいまして、これから協議を重

ねて一本化していくように努力をしてまいりたいと思いますので、今回は、もう

一度継続審議を主張してまいりたいと、このように考えております。

以上です。

【光武会長】

はい、ありがとうございました。

最後の失職のことについて、もう一つの意見というところがちょっとわかりに

くいような気がするので、そこのところをもう一遍説明していただけますか。

【鳴澤委員 (吉井町)】

特例法の中では、編入合併をされる側とする側ですね、私たちの吉井町の議員

としましては、失職するのが当たり前であるということは、十分理解をできると

いうことで、事務局の方にもそのようなことで設置選挙をできないのかというよ

うな質問もそのときに上がっておりましたが、それはできないと。そうしたら絶

対できないのかと再度質問されたときに、市議会の議員の方からご理解をいただ

いて、協議会の中でそういう方向になれば不可能ではないのではないかと。つま

り、その方法は、どういう方法なんでしょうか、自主解散とか何かいろいろそう

いうことがあるのかもしれませんが、もしそういうことであるならば、それが一

番新市、協奏都市佐世保市には、ふさわしいのではないかというご意見でござい

ました。どうでしょうか。これでおわかりになりましたか。

【光武会長】

はい、わかりました。

いまのお話でおわかりいただけましたですね。ということが吉井町としての議

会側としてのご意見であるというふうに伺いました。世知原町はいかがでしょう

か。

【世知原委員 (世知原町)】

それでは、世知原町議会を代表いたしまして。3 月 19 日に特別委員会を開きま

した。その中には、首長、議長も出席をしていただき、全員参加の中で身分につ

いての話し合いを行ったところでございます。なかなかこの身分というのは、自

Page 21: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

19/39

分たちのことになりますからいろいろあるわけでございますが、あえて言わせて

いただきますと、先ほど吉井町の特別委員長が言いましたような、中身は大体そ

のようなものであります。議員のほとんどの方が1期4年という任期を理解して、

我々は選挙を戦ったんだというようなことです。そして、我々は佐々谷を選ばな

いで、あえて対等合併ではなく大きなまちと編入合併を選んだんだと、そういう

ことで私たちは町民のために合併後のまちづくりを見守る権利も義務もあるはず

だと、そのような話もありました。こういうことがいまほかの方々、委員の皆さ

ん方の中には、やはりこの 14 名が市議会になるとは住民の理解が得られるんじゃ

ないかと、そのような話もあります。やはりこの合併というのは、財政面を十分

最大に考えた中での合併ではないかと、そのようなことでございました。私たち

も国、県、地方の財政の硬直化は、もうわかっているわけであります。このよう

な意味から、どうしても地域住民の理解が得られない。あるいは 36 名の市議会議

員、そして 28 名の町議会議員、こうした方々が一度に新市の市議会議員となるの

はいかがなものかと、そういうことで理解を得られないだろうということでござ

いますが、やはりこの法定合併協議会が開催される当初は、光武会長も市の名前

あるいは市役所の位置だけは、いままでどおりにしてくれと。あとはみんなで話

し合って平等に進めていこうというような言葉をいつもかけられてございました。

そういうことで、我々の証としては、いま佐世保市が 36 名、定数特例をとった場

合には、1名1名ですから、まだ 38 名と増員になるわけです。じゃあ皆さんどう

いう考えかわかりませんけれども、委員の中で増員がだめだとか、あるいは財政

面がどうだとかおっしゃるなら、私たちは、本当に自分の身分を全くそういうふ

うなことに考えておりません。もともとやはり世知原町がどうなるかということ

を私たちは一生懸命考えている中でございますけれども、あえてそういうことを

おっしゃるとするならば、私たちのその証として、市議会議員も町議会議員もす

べて失職して、一からやり直すのが本当じゃないかと、これが平等ではないかと

いうことであります。こういう話をして、市議会議員の皆さんがどのようにおっ

しゃるかわかりませんけれども、これは、自分の身分になった場合は、どのよう

になるかわかりませんけれども、私たちはそのように皆さんの話でございますが、

そういうことで 36 名でもいいと。しかし、佐世保市民の中から、減数条例でも敷

くような話がいま出ているということでございますが、じゃあ我々もそれでいい

と。じゃあ減数条例でも敷いて、いまの 36 名から少し減らしてでも、その中でや

ってもいいよというような話でございます。こういうことで、私たちとしては、

ほかの話は全く出ませんでした。とにかく在任でいこうということでございます

ので、委員の皆様方もその辺をご理解いただきまして、よろしくお願いをいたし

たいと、そのように思っております。

以上です。

【光武会長】

世知原町に伺いますが、先ほど吉井町の方からお話があったのは、世知原町も

アンケートをとったので、我々もそのようにしたということで、吉井町は、その

アンケートの結果を明確に出していまお話いただいたわけですが、世知原町は、

そのアンケートをとられたという話なんですが、その内容については吉井町と同

Page 22: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

20/39

じような形でお話ができないものかどうかと伺いたいと思うのですが。

【世知原委員 (世知原町)】

世知原町の場合、当初にアンケートをとりました。その中で一応「在任を」と

いうのが 10 名、「定数」というのが3名、そして「失職」というのが1名でござ

いました。そのようなことでございます。

【光武会長】

いまアンケートの結果としては、在任特例を主張する方が 10 名、定数特例が3

名、失職1名。失職1名というのは、最後にお話があったように、佐世保市全体

を含めて選挙をやるべしと、こういうお話なんですか。違うんですね。ただ失職

というわけですね、わかりました。

それでは、佐世保市はいかがでしょう。はい、どうぞ。

【宮城委員 (佐世保市)】

いまは佐世保市議会の考え方ということを披露したいと思いますが、それぞれ

吉井町、世知原町からおっしゃって、特に世知原町のおっしゃったことには、議

論が深まる中でまたいろいろ反論もしたいと思うのですが、まず基本的に、佐世

保市の考え方としては、ついこの前も吉井町、世知原町に、議会を通して、その

ときは議長には出席の要請もしていなかったんですが、いろいろな踏み込んだ議

論もいたしました。ただ、この協議会の場で佐世保市議会の意見というものは、

定数特例というこの線は変わらないということであります。ただ私は、ではいま

世知原町の意見も踏まえたところで、全く話し合いの余地がないのかといえば、

まだまだ私は協議をしていくそういう場を積極的につくっていきたい。また、ぜ

ひそういう協議会を吉井町、世知原町もご理解をいただきたいなと思っているん

ですが、じゃあ定数特例がなぜ変わらないかというと、この前も広域委員の方か

らも意見が出たかと思うのですけれども、やはりこれは合併の目的ということ、

いろいろな感情的なものは十分理解をした上で、いま私は発言をいたしておりま

すけれども、やはり合併後のまちづくりをどうするんだというこのことが一番大

事じゃないかと。広域委員の先生からもご意見出ましたように、まさにそうであ

って合併後のまちづくりをどうやっていくんだと。そして、新市の将来構想ある

いは住民サービスをどう高めていくんだということが合併の本来の目的であって、

そのことからいけば、やはり私は、第一義に来ることであって、それに伴う財政

上の問題等かれこれということを考えたときに、ぜひ定数特例ということでご理

解を賜れればというその基本線は変わらないわけですが、決して私はそれでもう

全く議員の身分についてどうこうだと、あとは知らないよという立場ではありま

せん。やはり、先ほど出ましたように、1期4年間自分たちは選ばれたからその

責任を果たしたいという意見もありましたけれども、定数特例で議員が1人とな

った場合、1 期4年間を選ばれた残りの議員が失職をされるということについては、

何がいいのか、あるいはどうやったらそういう人たちにご理解をいただけるのか。

そして、議員の立場ではないかもしれないけれども、将来のまちづくりにどうか

かわっていってもらえるのかと、こういうことまで佐世保市議会としては、念頭

に置いております。だからぜひ最初に言った本来の合併の目的という、新市のま

ちづくりというこのことを大前提にした中で、議会同士がもっともっとそういう

Page 23: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

21/39

面で地域を代表する議員として、理解を深めていければなと思っておりますけれ

ども、定数特例という基本線については、従来からお願いをしていたとおりであ

ります。

【光武会長】

はい、わかりました。

佐世保市議会としては、従来主張していた定数特例ということを基本にするが、

しかし、まちづくりということについて、本当に住民の皆さんの意見がそこに反

映されるように何らかの方法というものがないのか。これについて、やはり住民

の皆さんが不安を持たないように、そういったようなシステムみたいなものが考

えられないだろうかと、そこまで踏み込んでのお話もありました。

そこで、これについて議会からのご意見は、それぞれいまお話があったとおり

でありますので、地域委員あるいは広域委員の皆さんから、この点についての何

かご意見があればと思いますが、いかがでしょうか。はい、どうぞ。

【田代委員 (世知原町)】

私も議会議員でございますが、いま地域委員ということでございましたが、一

言あえて言わせていただきたいと思います。というのは、いま宮城委員の方より

大変詳しい説明がございましたが、私も十分そのことについては、理解をいたし

ているつもりでございます。しかしながら、これは平成 14 年6月 12 日の第2回

佐世保市・世知原町・吉井町任意合併協議会の「合併効果を検討するための考え

方」という中で、事務局が説明をいたしております一つの文言は、「いまの2町で

70 億円、1市2町全体で 1,070 億円の中身につきましては、交付税が合併算定替

で有意義なときに、できるだけ職員の段階的な削減でありますとか、議員在任特

例の採用など、当然増えてくる経費をできるだけそれに充てていく」というくだ

りでございます。そういう一つの中身をもって我々も当然在任ありきということ

で、世知原町議会は、住民への説明なり検討をしてきたわけでございます。そこ

で、シミュレーションをそういう一つのもろもろの経緯を考えたときに、75 億円

の合併効果が出るんだという説明があっているわけです。今頃なぜ、では定数特

例とか、在任をしないとかこういう問題が出てきておりますが、定数特例の場合

は、幾ら合併効果があるのか、またしなかった場合は、どのようになるのか、そ

の辺の説明がもう全然なってないわけです。その辺の一つの考え方を市議会なり

会長に伺っておきたいと思います。

【光武会長】

合併効果については、数字をもって事務局に報告をさせます。それから、議員

の特例につきまして、そのほかの問題は、例えば中間報告できちんと話をいたし

ましたし、それからその他については今後の話し合いでということでありますの

で、したがってこの協議会にいま持ち出しているわけです。それを事務局が言っ

て、それがそのまま通るという前提ではございませんので、在任特例をしたらこ

うなる、定数特例ならこうなると、そういう試算はあるんですが、いずれにいた

しましても、これは、この合併協議会で議論すべきであるということで、中間報

告の中でも取り上げていなかったわけです。まさしく他の問題とあわせまして、

いまここで議論をしているというふうにご理解をいただきたいと思うのです。市

Page 24: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

22/39

役所の位置だとか、本庁がどこであるかということについては、中間報告で話を

していましたが、しかし、この合併協議会でもやっぱり改めて議論して決めたと

いう経過がございます。最初から佐世保市役所というのはどこにも書いてないと

いうものではなくて、やはり最初に現在の佐世保市役所の場所に置くということ

も、この協議会で議論されて決まったわけですし、その他の問題もそうです。だ

から合併協議会でお話し合いがあって、そしてその上で皆さんの結論を得たいと

私は考えております。その点について合併の例えば在任特例、あるいは定数特例

そのことによってどういった結果が出るのか、これは皆さんが地域委員の方々も

いらっしゃるので、改めてひとつその辺の報告をさせていただきます。事務局ど

うぞ。

【事務局 久冨局長】

まず、経費の比較についてご説明申し上げますが、先ほどの第2回会議資料の

115 ページをお開きください。これは、田代委員がおっしゃった平成 14 年度の任

意協議会のときと違いまして、いまの状況の説明ということでご理解をお願いし

たいんですが、定数特例をとった場合これは全然特例をとらない場合、ゼロとの

比較ということでよろしくお願いをいたします。最初の2年間これが定数特例の

場合は、4,556 万 2,000 円になります。それから、在任をとったとき③ですが、こ

の場合に6億 4,555 万 8,000 円の経費が増えます。それから、その後に4年間定

数特例を引き続きとるといたしますと、②でありますが、定数特例からまた定数

特例で4年間それを取り込むことができますので、その場合には最初の2年間に

加えて 8,861 万円経費がかかります。それから在任特例をとった後に4年間定数

特例をとることが可能でありますので、その場合にも同様に 8,861 万円。このよ

うな状況になるということでございます。定数特例、在任特例との比較について

は、この資料で説明をさせていただきました。

以上でございます。

【光武会長】

つまりこういうことですね、定数特例をとった場合には、お二人増えるのでそ

の二人の報酬その他合わせて 4,556 万 2,000 円。在任特例ということになると6

億 4,555 万 8,000 円要りますよと。したがって、定数特例の場合と在任特例とを

比べますと、6億円の差が出てきます。こういうふうに考えていいわけですね。

【事務局 久冨局長】

補足をいたしますが、このページの下から2行目に書いておりますように、こ

の議員経費の算出の仕方につきましては、議員の報酬、期末手当、政務調査費、

費用弁償および議員共済負担金、これは佐世保市議会が行っております内容につ

いて、すべてを網羅して計算しているということでご理解をお願いいたします。

【光武会長】

この内容については、ただいま事務局から説明があったとおりでありますが、

そうしたことも一つの参考にしながら、地域委員の皆さん方いかがでしょうか。

あるいは、広域委員の方でもよろしいです。いかがです。はい、どうぞ。

【木村委員 (世知原町)】

世知原町の木村です。私たちは、今度1市2町のこの合併協議会に臨むときに、

Page 25: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

23/39

1市2町を承諾しますかという念書ですか、それに承知しましたといって署名、

捺印、そして予算書にも署名、捺印をしてこの決意を新たに委員として出席いた

しましたが、吉井町の議員は、第1回目でされたときから2回目は、今度は現在、

世知原町と吉井町が2町で合併するということになりました。そうしたら、今度

は反対に吉井町が可決ということで議員の方が佐世保市の方より多くなったとい

うことがありますけど、そしてまた在任特例という問題が出てきておりますけど、

吉井町が、いま議員の方たちが佐世保市と合併するということではなくて、世知

原町、吉井町と合併する方になったというのは、この在任特例のいろいろなこと

にも関係がありますか。お尋ねをいたします。

【光武会長】

いかがでしょうか。いまの質問、中身おわかりですか。

【鳴澤委員 (吉井町)】

在任特例がだめになったから、2町案に賛成したのではなかろうかということ

は当たっておりません。そういうことではございません。全く別の問題でござい

ます。

【光武会長】

いま先ほどのお話を伺うと私もそう受け取ったんですが、あくまで佐世保市と

の合併について議論したらそうだったと、そう考えていいわけですね。ただ、ま

た別な面では吉井町、世知原町の合併については、この協議会をつくることを可

とするという別な選択肢もとられたわけですよね。選択肢としてあったわけです

ね。木村委員、いかがです。よろしいですか。

【木村委員 (世知原町)】

はい、よくわかりました。在任特例については田代委員も言いましたけど、こ

れはやはりどっちの方をとっても、この協議会をいままで積み上げてきて、もう

調印も間近でございます。もうほとんど出尽くしているんじゃないかと思います。

積み木を積み上げて、それを今からばらばらにしたら、いままで何をしてきたか

ということになります。そして、さっき言ったとおり、私自身としては同義的に

もやはり署名に捺印をしてきてやるぞと言った矢先にばらばらになったというこ

とは、私は考えられないことでございます。ひとつ在任特例ということもこれは

決められていることでございます。そして、どっちをとったにしても、やはりこ

れはよく考えていただいて、壊さないようにお願いする、これだけでございます。

いままで積み上げてきたこと、これを在任特例の定数なんのと言っていて、ばら

ばらにしてもらったって私としてはもう本当に困ったものであります。

【光武会長】

ありがとうございました。

【世知原委員 (世知原町)】

誤解をしていただきたくないんですよ。この定数任期の取り扱いについて話し

合いの場があるわけだから話し合っているわけで、ばらばらにするとかなんとか

毛頭私たちは念頭にありませんので、そういう発言はしないでください。私たち

は佐世保市との合併、それに向かって一生懸命今までしてきているわけですから、

しかし、この定数特例問題については、ここに出席する者だけで決めるわけにい

Page 26: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

24/39

きませんので、帰って議員の皆さんと話し合って、じゃあもう少し在任特例の方

をお願いしたらとおっしゃるから、ここで言っているわけでございまして。また

先日、佐世保市の特別委員長、副委員長の方々とも話し合いをしておりまして、

今日のこの会が終わったらまたもう一度開いてくださいということで、1市2町

その打開策は見つめていっておりますので、私もここで勝手に議員の言ったこと

を曲げて報告できませんので、ただ、言わせていただければ、ばらばらとかなん

とか毛頭私たちも考えておりません。前向きに検討しながらいっておりますので、

そういう発言は控えていただきたい、そのように思います。

【光武会長】

ちょっとお待ちください。木村委員がおっしゃったことも私は当然のことを、

地域委員の皆さん方の代弁をなさったと思うのです。というのは、もう日にちを

かけてこれだけ皆さんが議論をしてきたのが、たった一つのことでばらばらにな

って欲しくはないんだと、これはやっぱり地域委員皆様のお考えだと思います。

何のためにこれまでやってきたのかという思いがあると、それを木村委員がおっ

しゃったわけです。世知原委員からは議会の代表として、議会の意見をどうして

もこの場で言わなければならないというお立場があるから、そのことをおっしゃ

った、こういうことで、これはそれぞれの皆さんのお考えですから、ご意見はご

意見としてお聞きをいただいて、そしてそれぞれ主張なさるべきことを主張する

と、こういうことで進めていきたいと、このように思います。

ところで、いま世知原委員からもお話がありましたし、先ほど佐世保市の宮城

委員からもお話があったんですが、議会同士でもう少し詰めてみたいというお話

があるんです。それが実際にどうなのかということについて、ここで暫時休憩を

いたしまして、それぞれの議会の皆さんに別室に寄っていただいて、そして正・

副会長同席のもとにお話をちょっと伺わせていただいて、今後の方向、きょうさ

らにこれを詰めて議論すべきなのかどうか、その辺の判断をまた会長としてさせ

ていただきたいと思いますので、よろしいでしょうか。

(「はい」の声あり)

(休憩)

【光武会長】

それでは、再開いたします。

ただいま別室におきまして、1市2町の議員の方々にお集まりをいただいて、

お話し合いをさせていただきました。その結果、それぞれの議員からは、せっか

くここまで来たのだから、議会同士でもう少し詰めた話をしたい。こうした問題

については、実は議員もここにおいでの方、代表としてお出かけでありますけれ

ども、やはり議会内部でもいろいろご議論のあるところでありますから、そうし

た議論を集約しつつ1市2町の議会代表者がなお集まって、そしてこの問題をさ

らに精力的に詰めていきたいと、こうした一致したご意見がありました。そこで、

きょうはこの議会同士の話し合いに委ねたいという会長の判断をもちまして、一

応この議論は先送りにさせていただきます。ただし、きょう地域委員の一部の方

Page 27: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

25/39

からご発言がございましたけれども、次回につきましては、どうぞひとつ、きょ

う資料等も皆さんにご覧いただきましたから、次回におきましては、地域委員、

広域委員の皆様方にも積極的にご発言をいただきますように、ひとつ内容の検討

をなさっていてくださいということを申し上げたいと思います。

ということで、本日この協議第 21 号については、一応議論をここら辺で打ちど

めにさせていただきまして、次回に移りたいと思います。なお、先ほど来私から

報告いたしました議会同士の話し合いということは、ぜひひとつ議員の皆様方も

責任を持って、そして真摯に取り組んでいただきますように、心からお願いした

いと存じます。

【市瀬副会長 (世知原町)】

ただいま会長から報告があったとおりでございますが、そして、この身分に対

する問題は、いろんな議員のこととして話し合いをされているということであり

ます。私も十分その点理解するわけでございます。3月の世知原町の定例議会に

おきましても、そうした世知原町の議員の中から、どうしてもこうした責任を果

たすために、やはり在任を利用して、そしてぜひともお願いしたいという強い希

望はございましたので、ここで報告をしておきます。

以上でございます。

【光武会長】

それでは、協議事項3まちづくり計画関係(追加提案分)、これを議題といたし

ます。協議第 11 号「まちづくり計画(新市建設計画)」について、事務局の説明

を求めます。

【事務局 久冨局長】

まちづくり計画についてでありますが、ご承知のとおり前回第2回協議会にお

きまして、まちづくり計画案を提案をしておりました。その時点で第8章財政計

画につきましては、まだ精査が終了せず、今回追加提案する旨、お答えをしてい

たところでございます。これらを受けまして、きょうの議論でございますが、使

う資料といたしましては、『まちづくり計画』に対する地域意向(委員の意見等)

の反映についてという資料、それからきょう追加配付をいたしております財政計

画提案書の資料、協議第 11 号まちづくり計画(新市建設計画)について(財政計

画部分の追加提案)という資料と、それから、新市財政計画策定条件という資料

をもってご説明を申し上げたいと思います。なお、前回お配りしたまちづくり計

画についても必要になりますので、その分もあわせて見ていただきたいと思いま

す。

説明に当たりましては、最初に委員の意見をこのまちづくり計画にどのように

反映したかについて、企画調整部会より説明申し上げ、その後に財政計画につい

て財務部会から説明申し上げます。それでは、よろしくお願いいたします。

【企画調整部会 大野部会長】

企画調整部会でございます。さきにご提案しました、佐世保市・吉井町・世知

原町『まちづくり計画』(新市建設計画)検討素案でございますが、現在事務レベ

ルで県ご当局といろいろ文言等の有無については、いま調整を行っているところ

でございます。この検討素案の作成に当たりまして、昨年8月から地域委員の皆

Page 28: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

26/39

様にお集まりいただいて、現在までまちづくり検討会を4回開いております。そ

の中でいろいろ大変貴重なご意見もいただいております。それとあと議員、広域

委員、それぞれの皆様方からもいろいろお話をお聞きしておりますし、世知原町

それから吉井町の住民の方のアンケートもいただいております。そういう中で、

貴重なご意見をどのようにまちづくり計画の検討素案の中に反映をさせているか

というものが、前回まで見えなかったものでございますから、今回改めてこれを

お示しいたしまして、このような意見につきまして、本文の方にこのように反映

をしておりますという資料を5枚ペーパーでお出しした次第でございます。

幾つかご説明をいたしますと、1ページの一番左側地域の課題というところが

ございます。ここは本文のページの 14、15 ページのところに当たりますが、特に

右の一番上にアンケート結果というものがございます。その中で、「生活の安全面」

を重視する傾向が非常に強うございました。そういうことで、本文の方の 14 ペー

ジのところに、安全・安心な環境整備が求められますというところで、地域の課

題として掲げている状況でございます。それと同じ1ページの真ん中あたりに、

新市の基本理念というところがございます。これにつきましても、いろいろなご

意見があっているわけですが、例えば都市的サービスと豊かな自然の融合が重要

であるとか、自然を活かしたまちづくりを進めたいというご意見があっています。

それにつきまして、生活の利便性や快適性の向上を図る都市活動と持続可能な循

環型社会への対応を両立させること。それと、1市2町の都市集積や自然資源を

もとに、というくだりを入れております。それと一番最後に、都市と自然が共生

するまちづくりを進めますということで、基本理念に反映をさせているところで

ございます。

それと次のページでございますが、例えば新市の基本目標、右側の欄の4段落

目でございますが、世知原町には県北で一番高い山である国見山、県内で一番長

い川である佐々川の源流がある。吉井町はベッドタウンで住みやすいまちである。

佐世保市からの転入者がいること、土地の安さ、教育環境の良さなどを活かして

居住スペースを活かしたまちづくりができるということのご意見があっておりま

す。これにつきまして本文の方では、新市において、定住と交流を支える基盤の

整備、人に優しく安全・安心な生活環境の整備、地域の環境と共生するまちづく

りという形の中に反映をさせている次第でございます。

それと3ページでございますが、この素案に関する文言のことについてもご意

見をいただいております。ここに委員の方から★「家庭が子どもと語り、共に人生

を考える場」という「家庭」についての概念はどこに依拠するものですか。また、家

庭というごく個人的な場について「家庭教育の強化」ということで価値観を押し付け

た表現になっていることに疑問を感じると、こういうことにつきまして左側の下2行

でございますが、そういう指摘を受けまして、「家庭教育の強化」という表現について、

「家庭教育を応援し、支えていく社会の気運を高める」という側面的な支援という意

味で「家庭教育の支援のための環境づくり」という表現に改めている状況がございま

す。このように、一つ一つをご説明すれば非常に時間がかかります。それでいまちょ

っと幾つか抜粋しまして説明をさせていただきましたが、去年の8月から現在までの

間にいろいろなご意見をたくさんいただきました。それを現時点でできる限り本文に

Page 29: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

27/39

反映をしていく形でこのような反映のさせ方をしているという説明でございます。 以上でございます。 【光武会長】

ただいま説明がありましたが、財務部会引き続きやってください。

【財務部会 末竹部会長】

財務部会でございます。続きまして財政計画の部分の説明に入りたいと思いま

す。資料としては、先ほど事務局からありましたように、【当日配付】という協議

第 11 号まちづくり計画(新市建設計画)について、それからもう一つが【市町村

合併資料】新市財政計画策定条件3枚物の資料、これを使いましてご説明申し上

げます。なお、協議第 11 号につきましては、事前に配付をいたしておりましたけ

れども、きょう差し替え配付ということでございます。数字的に中身が若干動き

ましたものですから、差し替え分として当日配付ということにいたしております

けれども、全体でどこが変わったのかというところをご説明します。下のページ

数で 14 ページに変わった部分を下線で示しております。ご覧のような数字が動い

ているということと、もう一つ開いていただいて 15 ページの財政計画の一覧がご

ざいます。この網掛けをしている部分の数字が若干動いております。そういった

関係で当日配付ということにさせていただきました。

それでは戻りまして、11 ページをお開きください。まず、財政計画ということ

で、前段前書きを7、8行書いております。この前書き部分ですけれども、一つ

には、今回の財政計画につきましては、合併後 10 年間(平成 17 年度~26 年度)

における計画としているということが1点です。それから2点目には、その下に

書いてありますけれども、今回の財政計画につきましては、一定の条件のもとに

シミュレーションをしたものでございます。例えば個々の具体的事業を積み上げ

たものではなく、主要事業等につきましては、今後詳細決定する中でいわゆる実

施の段階の中で個々具体的な調整を行うということになってまいります。

それでは、次の第1節の財政運営の基本的な考え方のところをかいつまんで申

し上げます。まず、前段のところで合併後の財政運営について若干書き込みをい

たしておりますけれども、これは大きく二つございまして、一つが今回の財政計

画におきましては、いわゆる「合併特需」的な考えを排除しながら合併特例債を

有効的に活用することで財源確保を図ること。また二つ目には、合併によります

職員の適正配置による人件費の削減を図るなどの行財政の効率的な運営を推進す

る必要があるとの認識をまず示しているところでございます。

それで、中段以下についてでございますけれども、まず歳入につきましては、

一般財源総額の増加、これが期待できませんということを書き込んでおります。

そういう中で、一方において歳出につきましては、少子高齢化などによる行政コ

ストの増、これが見込まれることなどから財政状況は厳しくなるとの予想を前提

に、中段に書いております①から③、基本的には合併後①につきましては、15 年

間で特例措置がなくなっても対応できる行財政の効率化を達成します。②合併年

度後、10 年間で合併特例債を活用したまちづくり事業を行います。③合併年度後、

3年~5年の経過措置期間内に、支援措置を活用して各種事業の調整を行います

といったような認識に立ちつつ、持続可能な財政運営を目指すことにいたしてお

Page 30: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

28/39

ります。

その中におきまして、一番下の3行のところに、公共投資について触れており

ます。公共投資につきましては、基本的に一定の水準を確保することを前提とい

たしております。一方、福祉、教育といった分野には、さらなる充実が求められ

る状況の中での公共投資の確保ということになりますので、適正な投資的経費の

枠内で財源的に有利な合併特例債事業の実施を目指すことといたしております。

公共投資についての一定の水準と申し上げましたが、後ほど具体的に数字で示し

ますけれども、いまの段階でいいますと例えば平成 16 年度の予算で1市2町単純

に合計しますと、いわゆる公共的経費が約 134 億円ございます。その中で平成 17

年度から 26 年までの 10 年間のシミュレーションにおきましては、100 億円から

125 億円前後の水準を保つことでシミュレーションしているところでございます。

それでは、次に 12 ページの第2節設定条件について、以下の部分につきまして

は、本日配付いたしております新市財政計画策定条件、別途3枚物の資料がござ

いますので、こちらを使いながらご説明をいたします。まずⅠ 基本的な考え方、

策定条件の基本的な考え方を書いております。1.基準年度は直近の予算数値と

し、平成 17 年度~26 年度までの 10 年間を推計したものということです。具体的

には、1市2町の平成 16 年度予算をベースとして算定をいたしております。と申

しますのが、国においていま進んでおります三位一体の改革、この影響が出現し

ました平成 16 年度の予算をベースとしつつも、②で書いてありますように、三位

一体の改革は3カ年ということになっておりますけれども、平成 17 年、18 年の改

革の動向が全く見えておりませんので、その分については未算入という形で算定

をいたしております。

それから2.経済成長と人口の推移を加味しているということでございますけ

れども、①経済成長率につきましては、経済財政諮問会議、これが平成 16 年1月

に内閣府試算ということで下に書いてあります名目成長率を出しておりますので、

この数値を使っております。それから②人口の推移につきましては、「佐世保市推

計値」ということで平成 15 年、17 年、26 年という数値を使ってまいります。

それから3.今回のシミュレーションにつきましては、平成 16 年度予算をベー

スに単純に機械的に算出したもということです。その中で、一つにはいわゆる投

資的経費につきましては、歳入を固めまして、あるいは必要な歳出を差し引きま

す。扶助費であるとか公債費であるとか人件費であるとかいうのを差し引いた残

りを剰余金として基本的に投資的経費に回すというやり方をとっております。そ

れから②合併にかかる特別支出につきましての話ですけれども、これは国、県か

ら例えば交付税あるいは国、県からの支援補助金等々ございますけれども、その

範囲内に収めるということで基本的に考えております。後ほど数値にも出ますけ

れども、そういう支援関係の措置が総じて約 33 億円ほどございますけれども、そ

の中に収めているということです。それから③合併特例債事業(「新市建設計画」

主要事業)につきましては、基本的にまだ未調整でございます。ただ計画には、

発行上限額これも1市2町につきましては、事業費ベースで約 241 億円という数

字が出てまいりますけれども、発行上限額を計上しております。ただ計上の仕方

につきましては、傾斜配分ということで合併当初年度に厚くだんだん小さくなる

Page 31: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

29/39

ような形で計上いたしております。

それでは、次のⅡ 設定条件について申し上げます。主なものはそこに掲げてあ

るとおりですので、その他の項目については基本的に固定ということで算出をい

たしております。その中で1.歳入について若干申し上げますと、例えば①地方

税につきましては、地方税の中の市・町民税については、経済成長率並びに人口

に連動させております。また、②地方交付税についてもそこに書いてありますよ

うに、人口に連動させている。③国・県支出金あるいは④地方債につきましては、

投資的経費とそれぞれ連動させております。

次の2.歳出でございますけれども、①人件費でございます。これにつきまし

ては、一応特別職は5人、委員は 36 人で仮置きということで設定をいたしており

ます。それから一般職につきましては、基本的に佐世保市の水準を保つ。これは

具体的に申しますと、人口に対する現在の職員の割合、これを保つとうという基

本的な考え方のもとに、一つは人口がこれから減少していくという現状がござい

ます。それからもう一つにつきましては、合併により一時的に職員が膨らむとい

うこともありまして、人口対比を 10 年かけて縮減をしていこうと。10 年目に人口

対比を現在と一緒のような形で達成するということでシミュレーションをいたし

ております。それから②操出金及び③公債費につきましては、それぞれ連動加算

をいたしております。

それから3.財源調整のところでございますけれども、一応シミュレーション

上、繰越金を 15 億円ほど入れ込んでおりますけれども、一部、約5億円ほどを財

源化ということで計算をいたしております。それと同時に、基金につきましては、

一定額を毎年繰り入れることにいたしておりまして、これでもって先ほど言いま

した経費の水準を確保することといたしております。逆にいえば、一定の投資的

経費の水準、先ほど年間 100 億円から 125 億円と申しましたけれども、確保する

ためにはやはりこれだけの財源調整が必要だという見方も一方でできるかと思い

ます。

以上のような設定条件のもとでシミュレーションいたしましたものが、協議 11

号の本体 15 ページになります。15 ページの上の段に歳入、下の段に歳出という形

で示しております。まず、上の段の歳入でございます。歳入の枠の一番下のとこ

ろ、歳入総額ということで記載ございますけれども、10 年間約 900 億円前後でほ

ぼ横ばいに推移をいたします。それから上の段の方の地方税でございます。地方

税につきましては、景気見通しプラス、将来人口についてはマイナスという想定

のもとで、平成 17 年度は約 261 億円から平成 26 年度約 281 億円と増加してまい

ります。その下の地方交付税につきましては、人口減少に伴う減分を合併特例債

の償還金、これの措置分が補う形で推移をいたしておりまして、184 億円から 178

億円という形で若干下がりながら推移をいたします。それから下の方の地方債の

ところでございます。地方債につきましては、約 90 億円から約 110 億円の範囲で

はほぼ横ばいで推移をいたします。それから次の段の歳出でございます。歳出の

ところの一番下、歳出総額、これも歳入と変わりませんので 900 億円前後でほぼ

横ばいで 10 年間推移をいたします。

それから歳出の一番上の人件費でございます。先ほど申しましたような設定条

Page 32: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

30/39

件のもとで、174 億円から 162 億円に減少という結果となっております。それから

扶助費でございます。これは人口減少によります減、それから少子高齢化による

増ということが考えられますけれども、減が増を打ち消すという形で 167 億円の

横ばいで推移をするというシミュレーションにいたしております。

それから公債費につきましては、120 億円前後でほぼ横ばいで推移をします。投

資的経費につきましては、100 億円から 120 億円、先ほど申しました一定水準の確

保ということでは、ほぼ横ばいで推移をすることでシミュレーションをしており

ます。それから一番下から2行目に基金残高ということで書いております。ごら

んになっていただけますように、約 40 億円を切る形で推移をしていきます。平成

20 年度の後半になりますと若干上がってまいりますけれども、これにつきまして

は、先ほど申しましたように、公共投資の規模を一定確保するためには、合併特

例債の活用とともに一定の基金を財源とする必要があるということで、基金残高

総額では増額いたしますけれども、この中には、皆さんご承知かと思いますけれ

ども、合併に伴うソフト部分の基金、これが 23 億円程度積み上がってまいります

ので、それを差し引きますと一般財源として使われる基金は、だんだん減ってく

るようなシミュレーションになっております。こういうこともございまして、新

市の財政運営に当たりましては、やはり収支ギャップが最小となるように事業と

財源のバランスを調整することが不可欠ではないかと考えているところでござい

ます。

それでは、また別途3枚物の資料にちょっと移っていただいて、指標・数値的

な話を若干加えたいと思います。3枚物の資料の2ページをごらんください。財

政計画説明資料ということで、何点か書いております。まず1基礎データにつき

ましては、これは人口と経済成長率をあらわしたものでございますので、参考ま

でにごらんになっていただきたいと思います。それから、2財政状況について若

干のコメントとそれから指標を示しております。真ん中の枠囲みで書いてありま

すのが、代表的な指標を掲げたものでございます。これらの指標につきましては、

○注 で欄外に書いておりますように、算出するためのデータが十分ではないため、

一定の条件で試算した参考数値ということでご理解いただきたいことと、指数に

つきましては平成 17 年度を 100 とした場合の指数をそれぞれ掲げております。2

財政状況の段に総括してコメントを書いておりますけれども、例えば起債残高は

増加し、住民一人当たりの額も人口減少ということがございますので、増加いた

しますけれども、合併特例債の活用、あるいは合併に伴うスケールメリットによ

る経費縮減などによって、財政の健全性を示す指標は好転又は安定圏内で推移す

る見込であるというコメントを書いております。

次の3枚目をお願いいたします。まず上の段です。3.合併についての財政支

援措置ということで、先ほど約 33 億円という話をいたしました。その内訳の数字

をここに書いております。上の段がいわゆる建設事業を除く一時的経費の支援で

ございまして、国の補助金、あるいは交付税等々で、合わせまして 32 億 8,600 万

円ほどの数値を挙げております。下の合併特例債(上限)でございます。これは

ハード事業とソフト事業がございますけれども、それぞれハード事業、事業費ベ

ースで 241 億円、ソフト事業が事業費ベースで 22 億 6,000 万円という計算結果に

Page 33: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

31/39

なりました。

それで、次の4.合併・非合併の比較ということで一例を出しております。あ

くまでも比較の一つの材料として、投資的経費について示しているところでござ

います。この中で、②合併につきましては、収支といたしまして、平成 16 年度、

1市2町で 134 億 7,400 万円の投資的経費が予算計上をされておりますけれども、

これを先ほど申し上げましたシミュレーションでいきますと、右側に移りまして

平均収支ということになっております。先ほど示した 10 年間の投資的経費の単純

な1年間の経費でございます。110 億円ということで、約 24 億円ほど平成 16 年度

の予算と比較して下がってまいります。現在の水準と比較しますと、枠内に書い

てありますように、8割程度の収支差ということでございます。平成 16 年度の水

準を確保するといたしますと、基金という財源を使わなければなりませんので、

これも丸々同じ水準でいきますと、4、5年後にはやはり基金として非常に枯渇

するという形になってまいります。

一方、上の方です。①非合併ということで、1市2町のそれぞれの分を単純に

合算した分です。収支につきましては、平成 16 年度、同じく 134 億円の予算計上

があっておりますけれども、単純に合算しますと平均収支、10 年間の分をまとめ

て 10 年で割り戻して、1年間 94 億 5,000 万円という数値が一応シミュレーショ

ン上、出ております。現在と比較して約 40 億円ほどやはり投資的経費を小さくし

なければならないのかなという、一つの参考措置です。これも枠内に書いており

ますように、平成 16 年度に比較して約7割程度の見込みで推移をしていくという

ことで、これも平成 16 年度との比較、同じ水準を維持しようとするとすれば、基

金からさらに 15 億円程度繰り入れる必要があるということで、現在、基金の残高

が1市2町で 41 億円ほどございますので、こういうことを続けておれば、平成 20

年度前後には基金も枯渇してしまうということです。

①の非合併と②の合併と、結果的に平均収支を比較しますと、約 16 億円程度、

合併の場合、投資的経費に回せる経費が大きくなりますけれども、これにつきま

しては合併による行財政の効率化、あるいは合併特例債の活用等々で得られる一

つの効果と言えるのではないかなというシミュレーションをいたしております。

以上で、財政計画についての説明を終わります。

【光武会長】

ただいま説明がありましたけれども、これにつきまして何かご意見、質問等ご

ざいますか。はい、どうぞ。

【田代委員 (世知原町)】

いま、まちづくり計画の中で、県との協議をしているということでございまし

たが、世知原町の町民の懸案事項である板山トンネルがなかなか厳しいというよ

うなことを伺っておりますが。その件について、今後どのような過程の中で進捗

をされるのか、どのようにお考えをいただけるのか、その辺をお尋ねをしたいと

思います。

【企画調整部会 大野部長】

本文の 42 ページをお開きいただきたいと思います。第6章新市における県事業

の推進という項目がございます。前段まではほとんどが佐世保市、新しい市にな

Page 34: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

32/39

るということで記載をしてきておりますが、ここの部分に関しましては、当然県

との調整というのが出てまいります。私どもは世知原町の町民の皆様方の絶大な

る要望といいますか、それは我々も十分事務局としても承知をいたしております。

今後、やはりここの表記の仕方につきましては、事務レベルでまずは県と協議を

していきたいと考えております。その結果で、またいろいろ皆様方にもご報告な

りをさせていただく形になるのかなと思っております。

以上でございます。

【光武会長】

この問題に関しては、私も会長として、これまで住民説明会等々で世知原町の

皆さんのお気持ちというのは十分過ぎるほどわかっておりまして。県の事業でも

ありますので、私どもがここで一時的に「これだ」というふうになかなかならな

いわけです。事務的にもう少し詰めた上で、これについてはまたもう一つ上のレ

ベルでやってみなきゃならないことかなと思っております。現在の時点では、も

う少し事務的に詰めさせていただきたいと思っています。よろしいですか。

それでは、この協議第 11 号「まちづくり計画(新市建設計画)」についてはこ

れぐらいで質疑をとどめ、提案された原案についてそれぞれ持ち帰り検討してい

ただいた上で、次回の協議会で審議を行い、結論を出していきたいと思います。

次に、協議事項4に入りますが、これから提案される案件は、本日の提案を聞

いた上で次回協議会において議論し、決定していくことになります。それでは、

協議第 22 号「特別職の身分の取扱い」についてを議題といたします。事務局。

【事務局 久冨局長】

第3回会議次第、この資料で説明を申し上げます。16 ページの、「特別職の身分

の取扱い」についての提案でございます。特別職の身分の取扱い、吉井町及び世

知原町の常勤の特別職(教育長を含む。)と書いてありますが、町長、助役、収入

役、教育長、このいわゆる4役と言われる方々でございますがこの方々の身分の

取扱いについては、1市2町の首長が別に協議をして定めるという提案でござい

ます。17 ページに、実はほかの編入合併をなさっている事例で調べてみました。

新潟市から長崎市まで、ほとんどのところで同じような表現での提案、あるいは

これで確認、決定をなさっているという状況でございます。編入合併の場合につ

きましては、編入される市町村、吉井町、あるいは世知原町の特別職につきまし

ては失職することになるわけですが、両町の常勤の特別職につきましては、その

地域の実情や施策経過などに最も精通されているということも考慮しつつ、失職

することも含めて、その取扱いについては首長に委ねた方がいいんではないかと

いうことのご提案でございます。

以上でございます。

【光武会長】

ただいまの説明について、何かご意見、ご質疑はありませんか。この問題につ

いては1市2町の首長で話を進めてもらいたい、それがいいんではないかと、こ

ういう提案であります。では、これにつきましては以上でもってとどめておきま

す。何かありますか。

Page 35: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

33/39

【吉永委員 (吉井町)】

この身分の問題というのは、議員の身分の問題と全く一緒で、「あなたどうしま

すか」と、1市2町の特別職の話し合いの中で言っても、「当然失職ですよ」と、

こうなってくるんだろうと思うんですね。議員同士で、今度はもう1回話をしま

すと、議員の身分の問題もなりましたが、なかなか結論を出しにくいんじゃない

かと思うんです。ここでそれぞれに町長、助役、収入役、教育長の問題を私たち

が簡単に言うわけにはいかないんです。だから、どうしてもこれは小委員会に委

ねた方が、どっちにしても私はその結論を尊重するという話し合いの、ここでの

場の決定事項があれば私はそれでいいんじゃないかといつも思います。いろいろ

とここで意見を出しても、なかなかそれを受け入れてもらえないと。やはりこの

協議会が全会一致の精神でいくという当初の目的とするなら話が非常にまとまり

にくくなるんですが、何とかその辺がまとまりやすいような方策がないものかと

常に思います。考えてほしいと思いますが、いかがでしょうか。

【光武会長】

この問題は次回決定するわけでありますけれども、先ほどの議員の問題につい

ても「議会同士で話をしてください」と、こういうことでもありましたので、他

の合併協議会の事例と照らし合わせてみますと、それぞれ首長で話をし合った方

が、ここら辺は話し合いが進むのかなということで提案をさせていただいている

わけです。この件につきましては、いま違った提案として、小委員会をつくって

はどうかと、こういうお話であります。このことについて、実はご意見として承

っておき、次回どうするかということを決めさせていただきたい。ご意見として

ただいまの話は承っておきます。よろしいですか。ほかにございませんか。

それでは、次に進みます。協議第 23 号「公共的団体の取扱い」についてを議題

といたします。事務局。

【事務局 久冨局長】

18 ページの、協議第 23 号「公共的団体の取扱い」についてであります。この件

につきましては、佐世保市・吉井町、佐世保市・世知原町のそれぞれの法定合併

協議会の中では継続協議ということになっていた案件でございまして、今回、こ

の1市2町の法定合併協議会で、新規に提案しているものでございます。中身に

つきましては、1市1町の法定合併協議会と同じような調整方針でございます。

公共的団体の取扱い、両市町と書いてありますが、これは1市2町に訂正をお願

いいたします。1市2町で共通の目的を持った公共的団体については、新市の速

やかな一体性を確立するため、各団体の実情を尊重しながら、可能な限り、合併

時に統合するよう調整に努める。統合に時間を要する団体については、将来の統

合に向けて検討が進められるよう調整に努めるということでございます。

19、20 ページを見ていただきたいんですが、公共的団体はあくまでそれぞれの

団体、例えば社会福祉協議会でありますとか、商工会でありますとか、それぞれ

の団体がやはり自主的に統合するのか、どうするのかというのを協議して決めて

いただくことでございまして、行政の方で「ああしなさい」「こうしなさい」と強

制ができるようなものではございません。一定の指導とか、あるいは情報提供と

か、そういう支援、指導はできます。それから、行政のかかわり方といたしまし

Page 36: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

34/39

ては、例えば、商工会の方に補助金を出して、その業務がスムーズにいくような

支援を行ったりというような、行政としての支援とか関与等がございます。そう

いう中でこのような提案をしているものでございます。実はこの案件がどうして

1市1町の法定合併協議会のとき継続協議になったかと申し上げますと、公共的

団体に対する行政のいろんな支援等について、まだはっきりしていない時点でこ

れを決めることはできないんじゃないかという議論がございました。そういう中

で、いま、この1市2町の法定合併協議会の中では、補助金の取り扱い、使用料、

その他、いろんな面で協議を行っていただきまして、一定の方向性が見えてきて

おりますので、今回提案をさせていただいたということでございます。

以上のようなことで説明とさせていただきます。

【光武会長】

ただいま事務局から説明がありましたが、何かご意見、ご質疑はございません

か。それでは、これぐらいで質疑をとどめます。

次に、協議第4号 10-5「一部事務組合・広域連合の取扱い」についてを議題

といたします。その中には松浦地区火葬場組合・火葬料補助金というものがござ

います。事務局。

【事務局 久冨局長】

24 ページの、「一部事務組合・広域連合の取扱い」、これについては、既に四つ

の事務組合については協議が終わったところでございますが、この1件が残って

おりましたので今回提案をするということでございます。松浦地区の火葬場組合、

それから、火葬に伴います火葬料補助金、これをあわせてご提案を申し上げてお

ります。

まず、松浦地区火葬場組合の取扱いをどうするのかということでございますが、

これは吉井町の方が関係ある案件だと思っていただきたいと思います。吉井町は、

松浦地区火葬場組合との協議を経た上で、合併の前日をもって松浦地区火葬場組

合を脱退し、以後、佐世保市においてその事務を行うという提案をいたしており

ます。ごみ処理、あるいはし尿処理と同じような、一部事務組合を脱退をして佐

世保市において事務を行うという内容にしております。これについては、理由の

方に掲げておりますように、いま、佐世保市は二つの火葬場がございます。吉井

町、世知原町に近いのは大潟町にございます西部芳世苑。ここで十分受け入れも

可能でございまして、経費もそちらの方が安く上がるということになります。し

たがって、このように組合を脱退して行うというのが適当ではないかということ

にしております。

25 ページにいまの現状を書いております。火葬場の利用状況について、吉井町

では、佐世保市の西部芳世苑を平成 14 年度の実績で7名の方がお使いになってい

らっしゃる、7件の実績がある。松浦地区の火葬場で 69 件。そのうちに、(※35)

としておりますが、これは松浦地区の火葬場組合に入っていらっしゃる対象地域

の方が 35 人であるという意味でございます。実は非常にわかりにくいんですが、

吉井町の地区の中で、松浦地区に入っている組合員の方とそうでない地域の方が

いらっしゃるということでございます。北部地域の方々が主に入っていらっしゃ

るというふうにお伺いをしております。一方、世知原町では佐世保市の西部芳世

Page 37: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

35/39

苑を使うのは 47 件、松浦地区火葬場は3件、その他が2件となっております。

次に、松浦地区火葬組合への負担金についてですが、いま、吉井町とされまし

て、運営経費に 323 万 9,000 円負担をなさっているということでございます。平

成 14 年度の公債費、借金返済については 667 万 8,000 円。吉井町の公債等の借金

の残高は 3,300 万円ほどでございますが、組合全体として約4億 200 万円という

ことになります。実際、そうしたら火葬に幾らお金がかかっているのかという部

分なんですが、この運営経費が 323 万 9,000 円かかっていらっしゃいますから、

組合の方は 35 名ということで計算をいたしますと、1人当たり9万 2,000 円にな

るということで、佐世保市でする場合は、その下の表に施設の使用料及び補助金

と書いておりますが、例えば西部芳世苑をお使いになる場合には1万円の負担で

ございます。市外の方は4万円という状況になっております。

一方、吉井町、世知原町では、それぞれ火葬料に対して補助金をいま現在交付

なさっておられまして、吉井町の場合は松浦地区火葬場をご利用なさった場合、

地区外の方は6万円かかりますが、その分全額をいま補助されているという状況

でございます。一方、世知原町におかれましては、佐世保市の施設を使ったり、

松浦市の施設を使ったり、どのケースにおきましても火葬料の2分の1を補助さ

れているという状況でございます。

24 ページに戻ってください。このような中で調整方針は、一つは組合について

は、組合を脱退し、以後、佐世保市においてその事務を行う。火葬料補助金につ

いてでありますが、火葬料補助金は廃止をする。ただし、吉井町及び世知原町の

住民が松浦地区火葬場(松浦斎苑)を利用した場合、3カ年間平成 19 年度まで2

分の1、いま、組合員以外の方が利用する場合は6万円ということですので、そ

の半分、限度額は3万円を補助すると対応にしたらどうかという提案でございま

す。

以上でございます。

【光武会長】

ただいま事務局から説明がありました。これについて何かご質疑はございませ

んか。内容的にはおわかりですね。それでは、ほかにございませんね。以上をも

ちまして質疑をとどめます。

次に、協議事項5に入ります。このことにつきましては、この場で提案説明を

受け、協議の上決めていただきたい案件ですので、よろしくお願いいたします。

それでは、協議第 24 号平成 16 年度事業計画及び歳入歳出予算についてを議題と

いたします。事務局の説明を求めます。

【事務局 久冨局長】

30 ページの、平成 16 年度の合併協議会の事業計画及び収支予算についてであり

ますが、事業計画、平成 16 年度でも早い時期までの期間が中心にはなりますけれ

ども、(1)合併協議会の開催、あるいは(2)合併に関する協議、(3)まちづ

くり計画(市町村建設計画)の協議、それから(4)合併に関する広報公聴、(5)

合併に向けた調査・準備を進めていくということで事業計画を立てております。

従来と同じような考え方で進める。それから、31 ページにつきましては、歳入歳

出予算(案)を示しておりますけれども、今回、平成 16 年度歳入合計、事業費合

Page 38: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

36/39

計といたしまして 8,000 万円、このうちに佐世保市からの負担金が 5,501 万 4,000

円、吉井町が 1,017 万 4,000 円、世知原町 981 万円ということで、約 7,500 万円

を1市2町の市町からの負担。それから、県の補助を 500 万円予定しております。

次に、32 ページから 34 ページまでが歳出の分でございますが、32 ページ、1.

運営費でございます。今年度 533 万円を計上しておりますけれども、これはこの

協議会、あるいはその他の会議にかかわります運営経費、その他でございます。

それから、33 ページ、2.事務費でございますが、これは私ども事務局の職員の

時間外手当、あるいは常勤臨時嘱託員の賃金、その他、いろんな資料をつくるた

めの資料作成費等々をここで 1,694 万 5,000 円計上いたしております。それから、

34ページ、事業費ということで 5,762万 5,000円計上させていただいております、

この主なものは委託料でございます。合併準備にかかわりまして、この協議会の

中でできるような事業、する必要がある事業、まちづくり計画、それからいろん

な合併準備のための電算システムの準備経費、あるいはいろんな町民の方、市民

の方々へのこの合併協議がどのように進んでいるのかをきちんと広報する、広報

のための委託料等々で合わせて 5,762 万 5,000 円、トータルの 8,000 万円という

ことで予算を計上していますので、よろしくご審議をお願いいたします。

以上でございます。

【光武会長】

これは事業計画及び歳入歳出予算で、きょう決定していただくことになってお

ります。以上の説明について、何かご質問ございませんか。よろしいですか。そ

れでは、協議第 24 号平成 16 年度事業計画及び歳入歳出予算については原案どお

り決定してよろしいですね。それでは、そのように決定させていただきます。

次に、報告事項に移ります。報告第3号事務事業の調整結果報告(調整案件B・

幹事会調整事項)「消防団の分団数及び定員」について、事務局の説明を求めます。

【事務局 久冨局長】

この件については、実は前回の幹事会の中で、特に消防団の分団及び定員につ

いては、非常に町民の方の関心が深いということがございまして、この協議会で

報告すべしということで、幹事会の方から指示を受けましたので、それに基づき

報告させていただくものでございます。なお、報告につきましては、消防部会長

の方から報告を申し上げます。

【光武会長】

消防部会。

【消防部会 山口部会長】

消防部会から、消防団の分団数及び定員につきましてご報告させていただきま

す。

現在、佐世保市消防団は 30 個分団、条例定数 1,010 名、吉井町は6個分団、条

例定数 150 名、世知原町、6個分団、条例定数 141 名となっておりますけれども、

合併後における消防団の組織につきましては、1市1団に統合し、佐世保市の制

度を採用して中隊方式とし、その編成につきましては、現在佐世保市は3個中隊

で編成しております。したがいまして、世知原町を第4中隊、吉井町を第5中隊

の位置づけとし、消防団の分団数及び消防団員の定数につきましては、両町の地

Page 39: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

37/39

域の実情を勘案し、現在の定数の範囲内において中隊の組織を編成し、各分団の

調整を図っていただくということで検討をお願いいたしております。したがいま

して、両町の分団数及び団員数には変動はありません。

以上、報告いたします。

【光武会長】

ただいまの報告について、何かご意見ありますか。よろしいですか。

(「はい」の声あり)

それでは、以上で報告事項を終了いたします。

次に、その他に入ります。次回日程について事務局から説明を願います。

【事務局 久冨局長】

次回日程につきましては、4月 12 日月曜日、予定としては一応 14 時から 17 時

まで、世知原町におきまして開催をするということにしております。私、前回の

協議会の中で4月の協議会につきましては、世知原町にオープンします山暖簾で

開くことを予定したいということを申し上げましたけれども、これだけの傍聴の

方が来られますと入りませんで、会場は世知原町の体育館とさせていただきたい

と思っております。以上のとおり、4月 12 日月曜日、14 時から 17 時まで、世知

原町体育館で開催を予定したいと思いますので、ご協議をお願い申し上げます。

【光武会長】

次回日程でありますが事務局としてはただいま話がありましたように、4月 12

日月曜日、14 時から、17 時まで、世知原町の体育館ということですが、いかがで

しょうか。ありがとうございました。では、次回の開催日はただいま申しました

ようなことで、世知原町体育館で開催をすることにいたします。

そのほか、事務局から何かありますか。

【事務局 久冨局長】

特にございませんが、合併協議会だより「合併通信プラス」つけておりますの

で、後で見ていただきたいと思います。

以上でございます。

【光武会長】

ほかに、委員から何かご意見ございますか。はい、どうぞ。

【岩佐委員 (世知原町)】

世知原町で去る2月 11日に開催されましたタウンミーティングのときの資料を

町民の皆様に配布していただきたい、そういう要望を申し上げたいと思います。

どうでしょうか、よろしくお願いします。

【光武会長】

そのとき配布した資料ですね。わかりました。それはあるかな。

【事務局 久冨局長】

承知いたしました。用意させていただきたいと思います。

【岩佐委員 (世知原町)】

ありがとうございました。

【光武会長】

ほかに委員さんから何かご発言ございませんか。はい、どうぞ。

Page 40: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

38/39

【木村委員 (世知原町)】

先ほど世知原町の田代委員からお願いいたしました板山トンネルのことでござ

いますけど、この板山トンネルはもう何十年前から世知原町町民の一貫した希望

でございます。どうかひとつこの話し合いの中で、これがもう建設計画の中にも

上がらないということになりますと大変なことでございますので、どうぞよろし

くこの件は幾重にもお願いをいたします。

以上です。

【光武会長】

ただいま木村委員から切なる願いだということでのお話がありましたが、私も

住民説明会等々に出てそういうご意見をお伺いしております。きょうは県北振興

局長が所用でご欠席でありますけれども、こうした意見があるということについ

てはお伝えをし、さらに先ほど申しましたように、事務レベルでの協議をしてい

きたい。特に世知原町の市瀬町長が板山・椋呂路トンネル期成会の会長でもあり

ますので、その会長とひとつ一体となってやっていきたいというふうに思います。

ほかにご意見。はい、どうぞ。

【榊原委員 (吉井町)】

吉井町の榊原といいます。佐世保市の議会の方にお尋ねをしたいんですが、先

月の合併協議会の折にごみの有料化について、3月の議会でお話し合いがなされ

るということを伺っておりましたけど、結論は出たのでしょうか。

【光武会長】

これは議会の方でお答え願います。

【野田委員 (佐世保市)】

有料化の問題につきましては佐世保市議会で継続審査になっておりますので、

またもう1回やります。

【光武会長】

はい、どうぞ。

【榊原委員 (吉井町)】

大変申しわけないんですけど、それでお話し合いがなされた場合に、多分、そ

の結果を受けて、合併した後の私たちにもかかわってくるんではないかと思いま

すので。先月ちょっとお話を聞いた時点では、ちょっとわかりにくい、「袋を買う

んですか」とか、「有料ですか」とか、「シールを張る」とか、いろんなちょっと

わかりにくいような返事がありましたので、老人の方に対してもわかりやすい方

法というんですかね、だれもがわかりやすい方法をできるだけ考えて、多分、市

会議員の中にもいらっしゃると思いますので、女性の方の意見をぜひたくさん聞

いて決めていただきたいなという要望をさせていただきたいと思います。

【光武会長】

ただいまのご要望につきましては、事務局の方で用意をいたしまして、できる

だけわかりやすく制度の説明を資料によってさせていただきます。ただ、これは

いま野田議長からお話がありましたように、市議会で継続審議となっております

ので、決定したわけではございません。市として提案をいたしましたその内容に

ついての説明ということでご理解を願いたいと思います。

Page 41: 第3回 佐世保市・吉井町・世知原町合併協議会 議 事 録 · 次に、本日の資料の確認を行います。先日、事前に送付した資料として、佐世

39/39

ほかにございませんか。それでは、9時から延々3時間にわたりましてご審議

をいただきました。きょうは皆様方からそれぞれ積極的なご意見もちょうだいい

たしましたが、いよいよ大詰めになってまいりました。おそらく県北におきまし

ては、この東彼を含めまして、実は合併というものは、必ずしも最初考えていた

ような形でなかなか円満におさまっていないということが現状であります。私ど

も1市2町におきましては、これまで、まずは任意合併協議会におきましてそれ

ぞれの問題点を抽出し、それからお互いの合意を得て法定合併協議会へと進んで

まいったわけであります。本日、第3回目におきまして、ほぼ大体において問題

点は議決され、さらに提案されて次回に持ち越されておるのでありますけれども。

きょう大きな議題となりました議員の身分の問題、それから今後の議員の制度に

つきましては、なお議会の皆様方がそれぞれお話し合いをいただいて、精力的に

詰めていただくということで、協議会としてはこれを期待しながら見守りつつ、

また次回以降、皆様方の熱心なご議論をちょうだいしたいと思います。

なお、先ほど申しましたように、この問題につきましては、次回どういうこと

になるかわかりませんけれども、地域委員、あるいは広域委員の皆様方も積極的

にご発言をいただければと、そのように考えております。非常に道は険しいので

ありますけれども、しかし、せっかくここまで我々は論議を尽くしてまいりまし

たから、何としても一致点を見出しながら、そして「合併してよかった」と、そ

ういう方向に向けて進みたいというのが、会長の切なる思いであります。

以上をもちまして、本日の協議会を閉じさせていただきます。ありがとうござ

いました。