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第3節 浮遊粒子状物質(SPM) 浮遊粒子状 浮遊粒子状物質とは、大気中に浮遊する粉じんのうち粒径が 10μm (0.01mm)以下の微細な粒子の総称である。 工場・事業場及び自動車からの人為的由来の他に、土壌の舞い上がりや海 塩粒子等自然的由来によるものがある。また、工場等から排出されるSONOx、NMHC等の様々なガス状物質が光化学反応や中和反応により粒子 に変化したものなど、多岐にわたっている。 県内のSPM濃度は、年平均値の全局平均で見ると、一般環境大気測定局 では 0.017mg/m 3 、自動車排出ガス測定局では 0.018mg/m 3 であり、近年、緩 やかな低下傾向にある。 平成 29 年度の環境基準(長期的評価)の達成状況は、一般環境大気測定 局では 100%(60 局)、自動車排出ガス測定局では 100%(30 局)の測定局 で達成している。 環境基準の達成率状況は、平成 15 年度以降改善が進んでいる。これは、 ダイオキシン類対策特別措置法による焼却炉の規制やディーゼル車排出ガ スの改善、軽油の消費の減少等の影響が考えられる。また、神奈川県生活環 境の保全等に関する条例により、粒子状物質の排出基準を満たさないディー ゼル自動車の県内運行規制を行っていることも達成率の引き上げに寄与し たとみられる。 ベータ線吸収法、光散乱法、圧電天秤法のいずれかによる。なお、各測定 局で使用されているものは、ベータ線吸収法のみ。 ベータ線吸収法 ろ紙に捕集した粒子状物質の質量の増加によって、ベータ線吸収量が増加 することを利用した測定方法である。 光散乱法 粉じんを含む試料大気に光を照射すると光が粉じんにより散乱されるが、 この散乱光の強度を計測することによってSPMの質量濃度を測定する。 圧電天秤法 浮遊粒子状物質を静電的に水晶振動子上に捕集し、質量の増加に伴う水晶 振動子の振動数の変化量を測定し、理論的に与えられた質量感度定数を用い て試料大気中の浮遊粒子状物質の質量濃度を求める方法である。 第Ⅱ章 20

第3節 浮遊粒子状物質(SPM) - Kanagawa Prefecture第3節 浮遊粒子状物質(SPM) 浮遊粒子状 物質 浮遊粒子状物質とは、大気中に浮遊する粉じんのうち粒径が10μm

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第3節 浮遊粒子状物質(SPM)

浮 遊 粒 子 状

物 質

浮遊粒子状物質とは、大気中に浮遊する粉じんのうち粒径が 10μm

(0.01mm)以下の微細な粒子の総称である。

発 生 源 工場・事業場及び自動車からの人為的由来の他に、土壌の舞い上がりや海

塩粒子等自然的由来によるものがある。また、工場等から排出されるSO2、

NOx、NMHC等の様々なガス状物質が光化学反応や中和反応により粒子

に変化したものなど、多岐にわたっている。

環 境 濃 度 県内のSPM濃度は、年平均値の全局平均で見ると、一般環境大気測定局

では 0.017mg/m3 、自動車排出ガス測定局では 0.018mg/m3 であり、近年、緩

やかな低下傾向にある。

平成 29 年度の環境基準(長期的評価)の達成状況は、一般環境大気測定

局では 100%(60 局)、自動車排出ガス測定局では 100%(30 局)の測定局

で達成している。

環境基準の達成率状況は、平成 15 年度以降改善が進んでいる。これは、

ダイオキシン類対策特別措置法による焼却炉の規制やディーゼル車排出ガ

スの改善、軽油の消費の減少等の影響が考えられる。また、神奈川県生活環

境の保全等に関する条例により、粒子状物質の排出基準を満たさないディー

ゼル自動車の県内運行規制を行っていることも達成率の引き上げに寄与し

たとみられる。

測 定 方 法

ベータ線吸収法、光散乱法、圧電天秤法のいずれかによる。なお、各測定

局で使用されているものは、ベータ線吸収法のみ。

ベータ線吸収法 ろ紙に捕集した粒子状物質の質量の増加によって、ベータ線吸収量が増加

することを利用した測定方法である。

光散乱法 粉じんを含む試料大気に光を照射すると光が粉じんにより散乱されるが、

この散乱光の強度を計測することによってSPMの質量濃度を測定する。

圧電天秤法 浮遊粒子状物質を静電的に水晶振動子上に捕集し、質量の増加に伴う水晶

振動子の振動数の変化量を測定し、理論的に与えられた質量感度定数を用い

て試料大気中の浮遊粒子状物質の質量濃度を求める方法である。

第Ⅱ章 20

3.1 SPM濃度の地域分布(一般大気測定局の年平均値・環境基準達成状況)

(1)年平均値

東京湾

(2)環境基準達成状況

東京湾

 図の○印は環境基準の長期的及び短期的評価を達成した測定局、△は長期的評価のみ達成した測定局を示している。(環境基準はp.6、p.7参照)

単位:μg/m3

相模湾

 上図の数値は、一般環境大気測定局におけるSPMの測定時間が、環境省が年平均値を算出するために必要と定める年間6000時間以上ある測定(有効測定局)の年平均値を示す。

相模湾

0 10km

1515

15

21

17

15

1820

19

20 17

23

19

22

21

21

19

21

18

19

1613

21

20

15

17

161615

17

1717

2118

18

16

17

13

16

16

19

13

11

19

13

24

17

18

16

19

19

1516

1714

16

17

16

19

17

0 10km

○○

○○

○○

○○

○○○

○○

○○

○○

○ ○

○○○

○○

○○ ○

第Ⅱ章 21

3.2 SPM濃度の推移(年平均値)

(1)一般環境大気測定局

(単位:mg/m3)年度 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29

最 高値 (mg/m3) 0.030 0.030 0.031 0.029 0.029 0.030 0.030 0.028 0.026 0.024

最 低値 (mg/m3) 0.010 0.013 0.016 0.015 0.014 0.015 0.013 0.014 0.012 0.011

平 均値 (mg/m3) 0.025 0.023 0.023 0.022 0.021 0.023 0.022 0.020 0.018 0.017

61 61 61 61 61 60 60 60 60 60

(2)自動車排出ガス測定局

(単位:mg/m3)年度 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29

最 高値 (mg/m3) 0.037 0.034 0.033 0.032 0.027 0.027 0.027 0.025 0.023 0.026

最 低値 (mg/m3) 0.020 0.019 0.019 0.019 0.017 0.019 0.019 0.017 0.014 0.014

平 均値 (mg/m3) 0.027 0.025 0.024 0.024 0.022 0.023 0.023 0.021 0.019 0.018

31 31 31 31 31 31 30 30 30 30

測 定 局 数

測 定 局 数

 一般環境大気測定局の局別年平均値から求めた全局の最高値、最低値、平均値を図及び表に示す。

 自動車排出ガス測定局の局別年平均値から求めた全局の最高値、最低値、平均値を図及び表に示す。

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.050

0.060

20 21 22 23 24 25 26 27 28 29

濃度(mg/m3)

年度

最高値

平均値

最低値

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.050

0.060

20 21 22 23 24 25 26 27 28 29

濃度(mg/m3)

年度

最高値

平均値

最低値

第Ⅱ章 22

3.3 SPMの月別濃度(月平均値)

(1)一般環境大気測定局

(単位:mg/m3)月 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

0.024 0.028 0.025 0.032 0.031 0.029 0.020 0.024 0.020 0.019 0.022 0.025

0.011 0.014 0.011 0.015 0.015 0.011 0.008 0.011 0.006 0.006 0.008 0.011

0.017 0.021 0.018 0.023 0.024 0.018 0.015 0.016 0.013 0.012 0.014 0.017

(2)自動車排出ガス測定局

(単位:mg/m3)月 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

0.023 0.028 0.027 0.032 0.033 0.027 0.025 0.027 0.021 0.019 0.022 0.027

0.013 0.016 0.014 0.016 0.018 0.013 0.011 0.012 0.009 0.009 0.011 0.014

0.018 0.022 0.019 0.023 0.025 0.018 0.016 0.018 0.014 0.014 0.015 0.018

 一般環境大気測定局の局別月平均値から求めた全局の最高値、最低値、平均値を図及び表に示す。

最 高 値

最 低 値

平 均 値

 自動車排出ガス測定局の局別月平均値から求めた全局の最高値、最低値、平均値を図及び表に示す。

最 高 値

最 低 値

平 均 値

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.050

0.060

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(mg/m3)

最高値

平均値

最低値

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.050

0.060

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

濃度(mg/m3)

最高値

平均値

最低値

第Ⅱ章 23

3.4 SPMの曜日別濃度(年平均値)

(単位:mg/m3)

日 月 火 水 木 金 土0.016 0.018 0.019 0.019 0.017 0.017 0.0170.017 0.019 0.020 0.020 0.018 0.018 0.018

3.5 SPMの時刻別濃度(年平均値)

(単位:mg/m3)1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

0.017 0.017 0.017 0.017 0.017 0.017 0.017 0.017 0.017 0.017 0.017 0.0170.018 0.018 0.018 0.018 0.018 0.018 0.018 0.018 0.018 0.018 0.018 0.018

13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 240.017 0.017 0.018 0.018 0.018 0.018 0.019 0.019 0.018 0.018 0.018 0.0170.018 0.018 0.018 0.018 0.019 0.019 0.019 0.020 0.020 0.019 0.019 0.018

一般環境大気測定局自動車排出ガス測定局

年間測定結果から曜日別に求めた一般環境大気測定局、自動車排出ガス測定局別の全局平均値を図及び表に示す。

年間測定結果から時刻別に求めた一般環境大気測定局、自動車排出ガス測定局別の平均値を図及び表に示す。

曜日

時刻

時刻

一般環境大気測定局自動車排出ガス測定局

一般環境大気測定局自動車排出ガス測定局

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.050

0.060

日 月 火 水 木 金 土

濃度(mg/m3)

曜日

一般環境大気測定局

自動車排出ガス測定局

0.000

0.010

0.020

0.030

0.040

0.050

0.060

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

濃度(mg/m3)

時刻

一般環境大気測定局

自動車排出ガス測定局

第Ⅱ章 24

3.6 SPM濃度の測定局順位(日平均値の2%除外値)

(1)一般環境大気測定局

28 27 261 磯子区総合庁舎 0.050 0 * 0 3 1 222 南区横浜商業高校 0.049 0 * 0 5 4 13綾瀬市役所 0.049 0 * 1 2 10 4

4 瀬谷区南瀬谷小学校 0.048 0 * 0 1 3 4鎌倉市役所 0.048 0 * 0 40 53 50

6 鶴見区生麦小学校 0.047 0 * 0 6 13 127 中区加曽台 0.046 0 * 0 16 4 13西区平沼小学校 0.046 0 * 0 3 8 3

9 鶴見区潮田交流プラザ 0.044 0 * 0 18 18 8保土ケ谷区桜丘高校 0.044 0 * 0 13 36 29港北区総合庁舎 0.044 0 * 0 27 18 8戸塚区汲沢小学校 0.044 0 * 0 8 17 4栄区上郷小学校 0.044 0 * 0 13 36 25泉区総合庁舎 0.044 0 * 0 34 31 2 -は未測定を示す。横須賀市追浜行政センター 0.044 0 * 0 8 27 22寒川町役場 0.044 0 * 0 18 31 13

17 横須賀市久里浜行政センター 0.043 0 * 0 18 18 41平塚市大野公民館 0.043 0 * 0 34 18 8平塚市花水小学校 0.043 0 * 0 7 7 35

20 中区本牧 0.042 0 * 0 8 4 29港南区野庭中学校 0.042 0 * 0 8 31 4青葉区総合庁舎 0.042 0 * 0 18 47 29川崎区役所大師分室 0.042 0 * 0 27 10 25横須賀市西行政センター 0.042 0 * 0 18 18 16平塚市旭小学校 0.042 0 * 0 18 13 53

26 神奈川区総合庁舎 0.041 0 * 0 38 49 29茅ケ崎市役所 0.041 0 * 0 40 40 55

28 金沢区長浜 0.040 0 * 0 8 18 29逗子市役所 0.040 0 * 0 45 56 41相模原市田名 0.040 0 * 0 27 1 1厚木市中町 0.040 0 * 0 27 36 35藤沢市御所見小学校 0.040 0 * 0 18 18 25

33 緑区三保小学校 0.039 0 * 0 18 31 16三浦市城山 0.039 0 * 0 40 44 16

35 旭区鶴ケ峯小学校 0.038 0 * 0 16 31 34中原区役所保健福祉センター 0.038 0 * 0 52 40 44愛川町角田 0.038 0 * 0 27 18 16平塚市神田小学校 0.038 0 * 0 27 27 58南足柄市生駒 0.038 0 * 0 38 36 48小田原市役所 0.038 0 * 0 18 13 8

41 川崎市役所第4庁舎 0.037 0 * 0 13 9 16宮前平小学校 0.037 0 * 0 45 13 16相模原市相模台 0.037 0 * 0 27 10 22伊勢原市役所 0.037 0 * 0 50 40 41

45 国設川崎(田島) 0.036 0 * 0 54 44 57幸スポーツセンター 0.036 0 * 0 40 27 38藤沢市明治市民センター 0.036 0 * 0 40 49 35秦野市役所 0.036 0 * 0 58 49 50

49 都筑区総合庁舎 0.035 0 * 0 45 53 44相模原市津久井 0.035 0 * 0 34 27 25藤沢市湘南台小学校 0.035 0 * 0 45 18 38

52 高津区生活文化会館 0.034 0 * 0 50 46 44麻生区弘法松公園 0.034 0 * 0 54 49 48相模原市役所 0.034 0 * 0 34 40 38

55 座間市役所 0.033 0 * 0 56 58 56藤沢市役所 0.033 0 * 0 45 47 53

57 登戸小学校 0.032 0 * 0 52 56 5058 大和市役所 0.030 0 * 1 59 53 47

海老名市役所 0.030 0 * 0 59 60 5960 相模原市橋本 0.029 0 * 0 56 59 60

 各測定局における日平均値の2%除外値(環境基準の長期的評価濃度)の順位及び日平均値が

0.10mg/m3を超えた日数(長期的及び短期的評価基準)、1時間値が 0.20mg/m3を超えた時間数(短期的評価基準)を測定局ごとに次に示す。

順位 局名

2%除外値

(mg/m3)0.10mg/m3

超過日数*0.20mg/m3

超過時間

前3年度順位

* は、日平均値が

0.10mg/m3を超えた日が2日間以上連続しなかったことを示す。

第Ⅱ章 25

(2)自動車排出ガス測定局

28 27 261 川崎区池上新田公園前 0.053 0 * 0 2 3 4横須賀市小川町交差点 0.053 0 * 1 6 12 12

3 鶴見区下末吉小学校 0.049 0 * 0 4 3 14 小田原市民会館 0.047 0 * 0 1 1 45 港南中学校 0.046 0 * 0 3 13 66 磯子区滝頭 0.045 0 * 0 8 8 187 中原平和公園 0.043 0 * 0 16 5 98 西区浅間下交差点 0.042 0 * 0 6 10 3 -は未測定を示す。戸塚区矢沢交差点 0.042 0 * 0 8 16 17旭区都岡小学校 0.042 0 * 0 8 2 14青葉台 0.042 0 * 0 4 8 6川崎市役所前 0.042 0 * 0 16 13 19茅ケ崎駅前交差点 0.042 0 * 0 16 20 9

14 資源循環都筑工場前 0.040 0 * 0 11 17 9 藤沢橋 0.040 0 * 0 24 18 21

16 鎌倉市岡本 0.039 0 * 3 22 25 14相模原市古淵 0.039 0 * 0 14 15 1

18 厚木市金田 0.038 0 * 1 20 22 19伊勢原市谷戸岡 0.038 0 * 0 12 5 12

20 多摩区本村橋 0.037 0 * 0 14 22 23宮前平駅前 0.037 0 * 0 16 27 28麻生区柿生 0.037 0 * 0 26 20 23相模原市上溝 0.037 0 * 0 20 22 21

24 秦野市本町 0.036 0 * 0 22 26 2625 川崎区日進町 0.035 0 * 0 28 7 28

平塚市松原歩道橋 0.035 0 * 0 12 10 1427 幸区遠藤町交差点 0.034 0 * 0 24 19 23

新逗子駅前 0.034 0 * 0 30 27 829 高津区二子 0.033 0 * 0 26 29 3030 大和市深見台交差点 0.032 0 * 0 29 30 26

3.7 SPMの高濃度日一覧(日平均値上位8局)

日平均値の上位8局について示す。

(1)一般環境大気測定局

1 南区横浜商業 0.0752 磯子区総合庁舎 0.0693 戸塚区汲沢小 0.0654 保土ケ谷区桜丘 0.0645 西区平沼小 0.063港南区野庭中学 0.063厚木市中町 0.063

8 瀬谷区南瀬谷小 0.062綾瀬市役所 0.062

(2)自動車排出ガス測定局

1 磯子区滝頭 0.0672 西区浅間下 0.0663 川崎区池上新田 0.0654 川崎区池上新田 0.0645 横須賀市小川町交差点 0.062小田原市民会館 0.062

7 川崎区池上新田 0.0618 青葉台 0.060

順位 局名

2%除外値(mg/m3)

0.10mg/m3

超過日数*0.20mg/m3

超過時間

前3年度順位

測定局 日平均値(mg/m3) 月日

* は、日平均値が

0.10mg/m3を超えた日が2日間以上連続しなかったことを示す。

10月11日 (水)10月11日 (水)

10月11日 (水)

10月11日 (水)10月11日 (水)7月3日 (月)

10月11日 (水)9月7日 (木)

10月11日 (水)

測定局 日平均値(mg/m3) 月日

9月7日 (木)

10月11日 (水)10月11日 (水)3月27日 (火)

7月16日 (日)7月17日 (月)

3月28日 (水)10月11日 (水)

第Ⅱ章 26