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岡山ひだまりの里病院 広報紙 第66号 2014年 11月発行 発行責任者 藤田文博 (1) ひだまり 6627 50 25 75 OB 岡山ひだまりの里病院 〒702-8012 岡山市南区北浦822-2 電話 086-267-2011 FAX 086-267-2013 ホームページ http://hidamari.hayashi-dorin.or.jp/ ≪重度認知症デイケア≫ 実施時間:月曜~土曜 9:30~15:30 (日曜・年末年始はお休み) 66ひだまり (4) ソーシャルワーカー、看護師、作業療法士による訪問 看護をおこなっています。 くわしくはお電話ください ・無料低額診療事業を実施しています。 医療費でお困 りの方はご相談ください ・入院時の差額ベッド料はいただいておりません 7月~9月にかけて上南中学校区のサブセンターから当院スタッフが講師と して呼ばれ、「認知症の理解を深める講座」がシリーズで開催されました。 認知症については、最近では話題として取り上げらえる事も増え、身近な病 気の一つとなっています。今回、講座を行う中でも、「地域で生活している認 知症の方にどう声をかけたらよいのか?」「自分自身に物忘れが出てきたらど うしたらよいか?」等質問も沢山あり、地域の方たちにとって非常に関心の強 い病気となっていると実感しました。これからも『認知症になっても暮らせる 地域作り』を目指し、地域の方と手を取り合い、認知症専門病院としての役割 を果たしていきたいと思います。 診療日時:月曜~金曜 9:00~12:00 *予約制です。まずは お電話でご予約ください≪外来≫ 接遇向上委員会では、病院を利用される全ての方々に対する自分たちの日頃 の姿勢や関わり方を振り返り、見直す取り組みを進めてきています。 『ひだまりの小箱』のご利用について 上南地区にて認知症講座開催!! 当院では、『ひだまりの小箱』を1階玄関付近、各階のエレベーターホールに設置しています。 これまで皆様から、ご質問・ちょっと気になっていたこと・職員の対応について感じる事など、ご意見を頂いてい ます。今後、もっと気軽に利用して頂けるように11月から面会票の下に簡単なアンケート用紙をつけ ることになりました。1ヶ月間試行し、委員会で振り返ります。是非、ご活用下さい。 (2014年10月 接遇向上委員会) 毎年、冬になると流行るのがインフルエンザと ノロウィルス感染症です。当院でも例年、ノロウィ ルス感染症が流行しています。ノロウィルスの胃 腸炎はかっては“お腹に来る風邪”と言われ、それ ほど重症になることはありませんが、感染力が強 いため、あっという間に流行るのが特徴です。高齢 者では嘔吐物を誤嚥して肺炎になったり、下痢で 脱水になったりするので注意が必要です。ウィル ス菌は嘔吐物や下痢便で感染するのですが、認知 症の患者さんでは自分で始末ができにくいため、 ひとたび発生すると容易に広がってしまいます。 そこで、当院では11月から3月までを「ノロ対 応期間」と設定して職員一同「持ち込まない」 「発症させない」「広げない」の3原則で対策 しております。今年も面会時には手洗い、マスクの 着用をお願いします。面会者はもとより、集団生活 をしている子供さんの面会には充分注意してくだ さい。外出、外泊時の体調管理、帰院時にはご報告 お願いします。皆様には大変ご迷惑をおかけしま すがご協力お願いします。(看護総師長 前田幸子) 「ノロウィルス感染症」予防に ご協力ください 講座の テーマ 認知症と精神疾患のメカニズム 講師|医師 本田 肇 認知症と診断されたら~デイケア治療について~ 講師|ソーシャルワーカー山川 ちづる 物忘れが心配になったら… 講師|ソーシャルワーカー加嶋 夏代

『ひだまりの小箱』のご利用についてhidamari.hayashi-dorin.or.jp/outline/img/hidamari/vol66.pdf(3) ひだまり 第66号 ル ー ン ア ー ト な ど 大 人

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岡山ひだまりの里病院 広報紙

第66号

2014年 11月発行

発行責任者 藤田文博

(1) ひだまり 第66号

9月27日(土)に岡山ふ

れあいセンターにて秋の病

院全体家族会を開催致し

ました。ご家族約50名、職

員・学生約

25名、約

75名

の参加で行ないました。今

回は、認知症の人と家族の

会副代表景山様にコメン

テーターとしてお越し頂

き、『介護体験発表』を3

人のご家族よりお話頂き

ました。患者様本人が今

までどのように生きてこら

れたか、認知症になられて

からのご状態やご家族の思

いなど心をこめてお話し下

さいました。発表を聴かれ

た参加者からは「人間の尊

厳を守ろうとする心が伝

わった」「色々な人生、体

験、考え方を聞き、勇気を

一杯いただきました」との

感想が寄せられました。

また認知症の人と家族の

会、副代表尾崎様より『介

護保険に関する国の動き

と家族の会の考え』『認知

症の人と家族の会の紹介』

をして頂きました。その

後、尾崎様のハーモニカに合

せて合唱したことは皆様に

好評でした。

ひだまりOBの川上様か

らは当院で毎月行っていま

す家族の集い『しゃべり場』

のお誘いもされました。

会場内では作業療法士に

よる患者様の作品展を行

いました。今年は『年をとっ

てからのあんなこと、こん

なこと』というテーマで患

者さんから聴き取りをし

たものです。これは現在当

院玄関前に展示しています

ので、どうぞご覧下さい。

(ソーシャルワーカー

塚元

恭子)

患者様の作品展

デイケアご家族様

が司会をして下さ

いました

第48

岡山ひだまりの里病院

〒702-8012

岡山市南区北浦822-2

電話 086-267-2011 FAX 086-267-2013

ホームペー シ ゙http://hidamari.hayashi-dorin.or.jp/

≪重度認知症デイケア≫

実施時間:月曜~土曜

9:30~15:30

(日曜・年末年始はお休み)

第66号 ひだまり (4)

ソーシャルワーカー、看護師、作業療法士による訪問

看護をおこなっています。 くわしくはお電話ください

・無料低額診療事業を実施しています。 医療費でお困

りの方はご相談ください

・入院時の差額ベッド料はいただいておりません

7月~9月にかけて上南中学校区のサブセンターから当院スタッフが講師と

して呼ばれ、「認知症の理解を深める講座」がシリーズで開催されました。

認知症については、最近では話題として取り上げらえる事も増え、身近な病

気の一つとなっています。今回、講座を行う中でも、「地域で生活している認

知症の方にどう声をかけたらよいのか?」「自分自身に物忘れが出てきたらど

うしたらよいか?」等質問も沢山あり、地域の方たちにとって非常に関心の強

い病気となっていると実感しました。これからも『認知症になっても暮らせる

地域作り』を目指し、地域の方と手を取り合い、認知症専門病院としての役割

を果たしていきたいと思います。

診療日時:月曜~金曜

9:00~12:00

*予約制です。まずは

お電話でご予約ください。

≪外来≫

接遇向上委員会では、病院を利用される全ての方々に対する自分たちの日頃

の姿勢や関わり方を振り返り、見直す取り組みを進めてきています。

『ひだまりの小箱』のご利用について

上南地区にて認知症講座開催!!

当院では、『ひだまりの小箱』を1階玄関付近、各階のエレベーターホールに設置しています。

これまで皆様から、ご質問・ちょっと気になっていたこと・職員の対応について感じる事など、ご意見を頂いてい

ます。今後、もっと気軽に利用して頂けるように11月から面会票の下に簡単なアンケート用紙をつけ

ることになりました。1ヶ月間試行し、委員会で振り返ります。是非、ご活用下さい。

(2014年10月 接遇向上委員会)

毎年、冬になると流行るのがインフルエンザと

ノロウィルス感染症です。当院でも例年、ノロウィ

ルス感染症が流行しています。ノロウィルスの胃

腸炎はかっては“お腹に来る風邪”と言われ、それ

ほど重症になることはありませんが、感染力が強

いため、あっという間に流行るのが特徴です。高齢

者では嘔吐物を誤嚥して肺炎になったり、下痢で

脱水になったりするので注意が必要です。ウィル

ス菌は嘔吐物や下痢便で感染するのですが、認知

症の患者さんでは自分で始末ができにくいため、

ひとたび発生すると容易に広がってしまいます。

そこで、当院では11月から3月までを「ノロ対

応期間」と設定して職員一同、「持ち込まない」

「発症させない」「広げない」の3原則で対策

しております。今年も面会時には手洗い、マスクの

着用をお願いします。面会者はもとより、集団生活

をしている子供さんの面会には充分注意してくだ

さい。外出、外泊時の体調管理、帰院時にはご報告

お願いします。皆様には大変ご迷惑をおかけしま

すがご協力お願いします。(看護総師長 前田幸子)

「ノロウィルス感染症」予防に

ご協力ください

講座の

テーマ

認知症と精神疾患のメカニズム 講師|医師 本田 肇

認知症と診断されたら~デイケア治療について~ 講師|ソーシャルワーカー山川 ちづる

物忘れが心配になったら… 講師|ソーシャルワーカー加嶋 夏代

(3) ひだまり 第66号

ルーンアートなど大人だけでなく

子どもも楽しんでいただけるよう

企画を工夫しました。

当院栄養科からは、手作りプリ

ンに唐揚げ。そして、今年も無料

の豚汁サービスを行い、玄関周り

が大変賑やかになりました。模擬

店も大盛況となりました。

屋外では興陽高校

和太鼓部が

演奏を披露して下さいました。高

校生の若く力強い演奏に耳を傾け

ながら模擬店の食事をされている

姿を多く見かけました。

当日病院においでいただきまし

た皆様方にはお礼申しあげます。

また、ご協力いただきました各方

面の関係者様に心より感謝を申し

上げます。

これからも地域から望まれる医

療の提供をめざし、地域への貢献

と連帯を深めるためにいっそうの

努力をしてまいります。

(院長

藤田

文博)

~おいしそうな商品がたくさん並びました~

~認知症予防講座の様子~

~子供たちの笑顔がたくさん見られました~

~興陽高校 和太鼓部の若さみなぎる演奏でした~

~秋晴れの中、当院にて開催

しました~

第66号 ひだまり (2)

~「認知症って予防できる?」に参加されたみなさん。本田医

師の『みなさん、大丈夫です』の一言に安堵されていました~

10月26日、秋晴れの中、第3

回目となる「健康まつり」を開催

しました。

オープニングは、あじさいコー

ラスです。明るい衣装に身を包

み、振付けも元気に楽しいステー

ジでした。続いて光南台オカリナ

クラブによる演奏では、どこか懐

かしい音色に参加者はうっとりと

耳を澄ませました。普段は地域で

活動をされている皆さん。部屋は

いっぱいの人で賑わい、手拍子も

鳴り響くなど大いに盛り上がりま

した。

また、医師による認知症予防の

講話、歯科衛生士・作業療法士・

栄養士・調理師による認知症予防

の講話では、真剣に耳を傾ける多

くの参加者の皆さんが見受けられ

ました。講話後も次々に質問が飛

び出すなど、高齢化社会に向け皆

様の関心の高さをあらためて感じ

ました。

そのほかにも、福引きや例年好

評のバザーも行いました。

模擬店では今年も多くの出店を

出すことができました。社会福祉

法人「結い」から焼きそば・おで

ん・いなり寿司・アメリカンドッ

グ・みかん等々。その他にも、医

療生協からわた菓子、林労働組合

からはシフォンケーキ。林友の会

からは、かりんとう。また、子供

向けにスーパーボールすくいやバ

~あじさいコーラスのみなさん~

~光南台オカリナクラブのみなさん~