Upload
others
View
1
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
結核の療養支援者向け服薬アプリ活用ガイドブック
Ver.2.6.1
*このアプリは、androidのスマートフォン用です。
*支援者側は、患者のメールを受け取ることができれば
ご利用いただけます。
飲みきるミカタTB care hotline
服薬アプリを活用したモバイルDOTS~訪問や面接、電話連絡等を補完するコミュニケーション
ツールの1つとしての利用をお勧めします~
1 夜勤や残業があり、なかなか連絡が取れない。
2 英語なら不自由しないけれど、日本語は通じない。
3 高齢者で1人暮らし。
4 支援機関との距離などで、面接が十分にできない。
5 その他、療養を継続するための様々な課題がある。
◎ 何よりも内服される方が使ってみようと思う。
内服される方の状況
1
2
モバイル活用時の流れ
患者の気持ちに寄り添う療養及びDOTS方法の相談
モバイルDOTS開始前の準備(次のページ参照)
患者よりメール メールの不着
支援者からの返信服薬継続のモチベーションにもつながるようです。
メール不着への対応
当日(なるべく早い)対応をお勧めします。
モバイルDOTS準備の勧め~スムーズに活用するために~
前提条件) 患者の気持ちや選択を尊重する。
1)モバイルを選択しても、モバイルやアプリを使い続けることが目的ではなく、治癒を目指す方法の1つに過ぎず、いつでも変更可能であることを説明。
2)支援者が服薬アプリを1週間程度、試用できるとよい。
3)複数の支援者との役割分担と情報共有方法の確認。(例:できるだけ早く受診したい→医療機関へ電話連絡。)
4)患者からメールが届かない場合、支援者から連絡する旨、説明。
5)患者からのメールの送信はいつでもOK。(早すぎるからと、6時の内服報告を8時まで遠慮した例あり。)
しかし、担当者がその日のうちに返信できない場合もある。(土日や出張など。しかし、必ずメールは見ていることを説明。)
3
目次 ~服薬アプリの使い方~
1 服薬アプリの機能 s5
-1トップ画面の機能 s6
2 インストール s7
-1 言語の切り替え s8
3 設定画面(基本項目) s9
-1 設定画面 s10
(治療薬の入力)
-2 設定画面 s11
(メール連絡先登録)
4
4 内服の連絡 s12
-1 飲めない薬があった時 s13
-2 内服連絡メール s14
5 カレンダーの使い方 s15
-1メモの使い方 s16
6 Q&A s17
7 服薬完了時の操作 s18
謝辞・連絡先
患者様用 服薬アプリによる4ステップ連絡・相談方法
*日本語と英語表示の選択
*服薬時間をメールで通知
*内服薬のカレンダー記載
*内服を支援者にメール連絡
*結核Q&Aとのリンク
*内服回数と残回数を表示
*月ごとのメモ機能
1 服薬アプリ「飲みきるミカタ」の機能
5
ボタン 機 能
<設定>・治療開始日 ・服薬予定日数・メール通知時間 ・ニックネーム・メールアドレス・(治療)状態 ・言語・治療薬・服薬支援者のメールアドレスと
電話番号
・服薬カレンダー(服薬記録の修正・削除)
・月ごとのメモ欄
・結核予防会の一般向け結核Q&Aへのリンク
・ 設定画面に登録した支援者等の電話番号を反映
1-1 トップ画面の機能
Q&A
6
2 インストール
Google Play ストアのアプリ検索で「結核」を検索。
それぞれの画面の赤い印をクリック
7
2-1 言語の切り替えインストールすると
この画面に
ここをクリッ
ク
言語を選んだらNEXT(OK)をクリック
どちらかを選択
英語版の設定画面
8
3 設定画面(基本項目)
設定項目 設定する内容
治療開始日 モバイルDOTS開始日
服薬予定日数治療開始何日目から利用するか、何日まで内服予定かを入力。
メール通知時間「薬を飲む時間です」と、メールが届く時間を設定。(数分の遅れあり。)
ニックネーム服薬したことを支援者へ連絡するメールに、この登録名が入る。
メールアドレス「薬を飲む時間です」のメール通知を受け取るメールアドレスを設定。
状態「治療中」「Dr ストップ」「治療中止」を選択。「治療中」以外は内服時間のお知らせメールが止まる。
主な治療薬 次ページ参照。
9
3-1 設定画面(治療薬の入力)
~治療薬は8種類まで表示可能~
治療薬の登録・薬品名の□をクリック(✔が入る)・薬の数量を入力・単位(錠、包、mg、回)から選択
※フリー薬名の薬品名を、途中で変更すると、過去の記録も変わってしまうので要注意!
→フリー薬名欄を使い、その薬が終了・変更となった時は、□をクリックしてチェックをはずして薬品名はそのまま残す。
→新たな薬を追加する時は、未使用のフリー薬名欄に記載して、□に✔を入れる。
10
3-2 設定画面(メール連絡先登録)
① モバイルDOTS担当者・家族などの服薬連絡を受け取るアドレスを登録
② アドレス入力後■をクリック。→ ✔が入る → 連絡メールに自動入力
※ 電話番号を入力すると、緊急連絡先に電話番号が登録される。
※ メール受信拒否設定に注意を!
患者のスマホにメールの受信拒否設定があると、支援者のメールを受取れない。
→ 支援者のアドレスの登録を依頼。
11
4 内服の連絡
登録した内服時間にメールが届く
服薬アプリをクリック(左の画面となります。)
① 飲めた薬をクリック
② お薬の報告」をクリック
メールが自動作成されます。
12
4-1 飲めない薬があった時下のアンケート画面が出る。
回答内容はメールに記載される。
13
4-2 内服連絡メール
(相談や連絡事項がある時は(連絡内容)に打込む。)
① メールの送信メール送信ボタンをクリック
*画像の添付クリップマークから可能。
14
*内服連絡メールを送信すると、内服日に の印がつく。
の日をクリック→内服薬表示。
<記録を直す>→修正日をクリック。(赤枠がつく)
→ 記録を直す をクリック内服に関する連絡 画面となるので内服薬を選択しメールを送信。
<記録の削除>削除する日をクリック。→ごみ箱 をクリック。
5 カレンダーの使い方
15
(前の画面)*カレンダーの下の メモを書く
をクリック。
←メモ用紙が表示されます。メモ用紙をクリックすると、記録が可能です。
(受診日、検査結果、症状など)
*記録を書いたら、 メモを保存をクリックします。
カレンダー画面の をクリックすると、保存したメモを見ることができます。
5-1 メモの使い方
16
6 Q&A
*Q&Aをクリックすると、結核予防会の結核Q&A画面となり、結核の基本情報を見ることができます。(日本語)
17
服薬予定日数を飲みきると上のお知らせが表示されます。
服薬完了でよろしければ、設定の「保存する」を押し、「メールを止める」を押すと服薬時間のお知らせメールが止まります。アプリの削除前に、この操作をお済ませ下さい。
7 服薬完了時の操作(服薬時間お知らせメールを止める)
18
本研究の研究協力者の皆様、そしてご協力・試用いただきました皆様方の貴重なご意見や(株)World Craft 漆原様の開発により、本研究のまとめと “飲みきるミカタ”の改修を行うことができました。
この研究に関わっていただきました全ての皆様に心より深謝いたします。
ご意見・ご質問などありましたら、
どうぞお気軽にご連絡下さい。
公益財団法人結核研究所 対策支援部保健看護学科 浦川 美奈子
☎042-493-5711 [email protected]
この冊子は国立研究開発法人日本医療研究開発機構委託研究開発費(新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業)「地域における結核対策に関する研究」(研究開発代表者 石川信克)によりまとめられました。
患者様用
服薬アプリによる4ステップ連絡・相談方法
①内服時間お知らせ
②アプリをクリック。
③内服した薬をクリック。連絡をクリック。
④送信をクリック。
相談・連絡が
あれば打込む。
お知らせを止める。(メール画面を
閉じる。)
21