6
04 特集 平成 29 年度 前橋商工会議所 事業計画 ~創立 120 周年に向けて 前橋商工会議所は昨年 11 月、曽我会頭が再任され、第 25 期がスタートしました。 3つの基本方針、「県都にふさわしい街づくりの推進」「地域中小企業への積極的経営 支援」「安心・安全・快適な街づくり」の下、商工会議所の存在価値を高めるべく、地 域の課題を克服し、効果のある事業を行うことが求められています。 これまでは、『まちづくりビジョン』にある、“「暮らしやすいまち」前橋”の実現に 向けて事業推進を図ってまいりました。昨年度は、『組織ビジョン』を策定し、“「組織 基盤の強化及び会員サービスの拡充」「中小企業の経営力向上と地域経済活性化のため の積極的な取り組み」”の考え方に基づき、まちづくりや積極的な伴走型企業支援、生 産性向上への支援、事業承継や創業の支援、観光振興や農商工連携、働き方改革等に 具体的に取り組むことを掲げました。 そして、前橋商工会議所は今年度、創立 120 周年の節目を迎えます。これを記念し て、記念式典や記念誌、顕彰誌の発刊、様々な記念事業等を行います。さらに、今年 の 11 月 9 日~ 11 日の 3 日間にわたって、「全国商工会議所観光振興大会 2017in 前 橋」を開催し、地方創生を観光という視点から議論し、群馬・前橋を全国にアピール したいと考えています。 こうしたことを踏まえて、平成 29 年度の前橋商工会議所事業計画を策定しました。 地域を支える総合経済団体として、前橋市が策定した「県都まえばし創生プラン」の 理念を実現するために、「めぶく。」をビジョンとする民間による新しい動き等、様々 な主体と連携しながら事業推進を図り、地域の中小企業・小規模事業者の成長への挑 戦を全力で支援してまいります。

特集 平成29年度 前橋商工会議所 事業計画 · 2017. 3. 31. · 橋」を開催し、地方創生を観光という視点から議論し、群馬・前橋を全国にアピール

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Page 1: 特集 平成29年度 前橋商工会議所 事業計画 · 2017. 3. 31. · 橋」を開催し、地方創生を観光という視点から議論し、群馬・前橋を全国にアピール

04

特集平成 29 年度

前橋商工会議所 事業計画~創立 120 周年に向けて

 前橋商工会議所は昨年 11 月、曽我会頭が再任され、第 25 期がスタートしました。

3 つの基本方針、「県都にふさわしい街づくりの推進」「地域中小企業への積極的経営

支援」「安心・安全・快適な街づくり」の下、商工会議所の存在価値を高めるべく、地

域の課題を克服し、効果のある事業を行うことが求められています。

 これまでは、『まちづくりビジョン』にある、“「暮らしやすいまち」前橋”の実現に

向けて事業推進を図ってまいりました。昨年度は、『組織ビジョン』を策定し、“「組織

基盤の強化及び会員サービスの拡充」「中小企業の経営力向上と地域経済活性化のため

の積極的な取り組み」”の考え方に基づき、まちづくりや積極的な伴走型企業支援、生

産性向上への支援、事業承継や創業の支援、観光振興や農商工連携、働き方改革等に

具体的に取り組むことを掲げました。

 そして、前橋商工会議所は今年度、創立 120 周年の節目を迎えます。これを記念し

て、記念式典や記念誌、顕彰誌の発刊、様々な記念事業等を行います。さらに、今年

の 11 月 9 日~ 11 日の 3 日間にわたって、「全国商工会議所観光振興大会 2017in 前

橋」を開催し、地方創生を観光という視点から議論し、群馬・前橋を全国にアピール

したいと考えています。

 こうしたことを踏まえて、平成 29 年度の前橋商工会議所事業計画を策定しました。

地域を支える総合経済団体として、前橋市が策定した「県都まえばし創生プラン」の

理念を実現するために、「めぶく。」をビジョンとする民間による新しい動き等、様々

な主体と連携しながら事業推進を図り、地域の中小企業・小規模事業者の成長への挑

戦を全力で支援してまいります。

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05 Vol.4

●組織基盤の強化

ビジョンの実行

⑴前橋商工会議所組織ビジョンの実現に向けて活動する。

会員サービスの拡充と収益事業の企画・検討

⑴ザ・ビジネスモールの周知及び登録を推進する。

⑵会員交流会を実施する。

⑶新会員オリエンテーションを実施する。

⑷会員へのサービスの拡充を調査・研究する。

⑸会員に向けた福利厚生制度のサービスを調査・研究する。

⑹既存の収益事業の拡充について調査・研究する。

⑺新規の収益事業について企画・検討する。

要望・提言活動

⑴行政や関係機関に対して政策提言や要望活動を積極的に

行う。

会議所連携

⑴商工会議所間の連携推進に向けた検討を行う。

●広報及び調査活動の強化

広報・広聴活動

⑴「商工まえばし」並びに当所ホームページを充実し、積

極的な情報発信・広報活動を行う。

⑵マスコミを活用したプレスリリースを行う。

⑶新しい情報発信の仕方︵SNSや紙媒体の活用︶につい

て研究する。

⑷まちづくり・産業経済活性化に関する広聴活動を行う。

調査活動

⑴会員事業所並びに地域振興のために、きめ細かい情報収

集並びに調査活動の充実に努める。

◎創立120周年記念事業

⑴記念誌を発刊する。

⑵創立120周年記念式典を行う。

⑶顕彰誌を発刊する。

⑷創立120周年記念事業を検討・実施する。

商工会議所機能の強化

 本年度、事業計画を策定するにあたって、5 つの重点事項――組織運営、企業支援、まちづくり、創立 120 周年記念事業、全国商工会議所観光振興大会 2017 in 前橋――を設けて、事業推進を図ります。

1. 前橋商工会議所組織ビジョンの実行地域・会員に信頼され必要とされる商工会議所を目指して、平成 28 年度に策定した「前橋商工会議所組織ビジョン(2016 ~ 2020)」を実行し、商工会議所の事業活動を支える組織・財政・運営基盤の強化を推進します。また、商工会議所が持つネットワークを活用し、情報の収集・発信、国・県・市等に対する積極的な政策提言や要望活動、地域・会員企業のサービス拡充に努めてまいります。

2. 地域経済を支える中小企業・小規模事業者の経営力向上等に向けた伴走型支援の実施

中小企業・小規模事業者は、地域経済や雇用を支える重要な基盤であり、これから進める地方創生にとって大きな役割を果たすものであります。人口減少や高齢社会の到来、経済のグローバル化、IoT や AI に代表される IT 化の急速な進展のなかで、中小企業・小規模事業者が直面する高度化・専門化した経営課題に対し、創業や第二創業、経営革新、事業承継や人材育成、税制や金融、新技術等の開発、成長分野における新産業の創出など、生産性向上による「稼ぐ力」を高めるため、きめ細かな伴走型支援を実施してまいります。

3.「暮らしやすい」前橋のまちづくり平成 25 年度に作成した「まちづくりビジョン」並びに前橋市が策定した「県都まえばし創生プラン」(前橋版人口ビジョン・総合戦略)の実現に向け、災害に強く高速交通網の要衝である地域特性や充実した医療や教育機関、「県都前橋糸のまち」と謳われ、生糸産業の中心であった前橋の歴史や文化、さらには豊かな自然や食などを活かし、中心市街地の活性化や公共交通ネットワークの充実等を推進し、安心・安全・快適で暮らしやすい前橋のまちづくりを産学官民連携のもと推進してまいります。

4. 前橋商工会議所創立 120 周年記念事業の実施平成 30 年1月 22 日をもって前橋商工会議所が創立120 周年を迎えるにあたり、先覚者の輝かしい足跡を偲び会員並びに関係各界に感謝の意を表するとともに、次代への継承と会議所活動並びに市政の隆盛を期するために、実行委員会を設置し諸事業を実施する。

5. 全国商工会議所観光振興大会 2017 in 前橋の開催

11 月9日から 11 日に開催する「全国商工会議所観光振興大会 2017 in 前橋」において、全国から見える方々にリピーターとなっていただける大会にすべく、前橋及び群馬県内の食や農業、医療、自然、文化、スポーツなど様々な観光資源(地域資源)を発掘し、ヒト・モノ・コトと連携させ、前橋ならではのおもてなしで大会を成功させるとともに、継続的に新たな観光事業の展開を図ります。

重 点 事 項

事業計画詳細

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06

まちづくり振興

●まちの顔を創る

中心市街地活性化

⑴市民の健康づくりやコミュニティの創造による、高齢者

にやさしいまちづくりを推進する。

⑵SNSやエフエム群馬、まえばしCITYエフエムなど

の様々なマスメディアを活用し、まちなかの魅力や情報

の発信を強化し、情報発信拠点の整備を検討する。

⑶大手町二丁目まちづくりや県庁前通り再開発等の市街地

再開発に対して積極的に支援する。

⑷市街地活性化基本計画への協力並びに国の認定に向けた

調査・研究を行う。

⑸NPO法人まちなかステージ前橋並びに大学や企業、ま

ちづくり公社等と連携し、まちなかの施設や広場などを

活用したイベントの企画・実施を積極的に行う。

⑹まちなかキャンパス事業の充実による中心市街地の交流

人口増加を図り、地域産業の振興につなげる。

⑺まちなかの集客・回遊性向上のため文化・芸術・教育︵学

び︶・食などで常に人が集い交流できる施設の設置や運

営方法︵前橋ならではのフードコート、オープンカフェ︶

を検討する。

⑻8番街区︵国際交流広場跡地を含む︶の活性化と中心市

街地へのアクセス向上のための公共交通ターミナルの

設置を検討する。

⑼広瀬川バルの運営並びに広瀬川テラス構想に基づいた広

瀬川河畔活性化のための様々な事業を展開、検討する。

⑽まちなかの事業・情報・施設管理などを一括して行い、

効率よく実施するための民間主導による「まちづくり会

社」設立を検討する。

⑾市街地再開発やシェアハウス等を促進し、様々な世代の

まちなか居住を促進する。

⑿前橋ビジョン「めぶく。」を前橋市と協力して積極的に

推進する。

●ブランドイメージを創る

食による地域ブランド創出

⑴「Tー

1グランプリ」や「赤城の恵ブランド」などの前

橋産の食について、ICT等を利用した積極的情報発信

を行う。

⑵前橋ブランドの豚肉料理や特産品の創出・強化のための

調査・研究を行う。

⑶前橋産農畜産物・加工品のブランド化支援並びに調査・

研究を行う。

⑷前橋の「食」をいつでも気軽に食べられる拠点づくりの

ための調査・研究を行う。

観光振興

⑴群馬県、前橋市並びに観光関係団体・企業等との連携を

密にして、全国商工会議所観光振興大会の開催に向けた

準備を推進する。

⑵観光地経営の視点に立った観光地域づくりを推進する組

織「地域連携DMO︵NPO法人赤城自然塾︶」と連携

して赤城山振興の推進を図る。

⑶「商工会議所観光ネットワーク︵CCI観光NET︶」

を活用した広域連携観光︵観光ルート開発、販路開拓、

広域観光マップ作成等︶を具体的に展開する。

⑷群馬県・前橋市・公益財団法人前橋観光コンベンション

協会、前橋市国際交流協会、JNTO︵日本政府観光局︶、

JETRO等との連携を強化し、MICE等の誘致並び

に外国人観光客に対する︵ハード・ソフト︶の検討・実

施を行う。

⑸前橋市やエコツーリズム推進協議会等の関係団体と連携

を図り、まちなか観光やエコツーリズム、グリーンツー

リズム、産業・医療ツーリズムを検討する。

⑹前橋スポーツコミッションと連携を図り、スポーツコン

ベンション事業を推進する。

⑺2020年東京オリンピック・パラリンピックや

2019年ラグビーワールドカップの練習会場招致を

支援するとともに、国内外の観光誘客に向けた取り組み

を積極的に行う。

⑻前橋の歴史・文化遺産等並びに「富岡製糸場」をはじめ

とする他地区の歴史・文化遺産等と連携した観光誘客策

の検討を行う。

⑼着地型観光を推進するため来街者にとって利便性の高い

地域内2次交通のあり方に関する調査・研究を行う。

⑽上毛電気鉄道を活用した赤城山周辺の観光振興を図る。

⑾自転車のまち前橋を積極的にPRするため事業所や関係

団体と協力して事業推進を図る。

まつり・イベント

⑴前橋の伝統行事である七夕まつり、花火大会、前橋まつ

りの事業内容の見直し並びに運営方法を検討する。

●快適なまちを創る

公共交通網の整備

⑴国土強靭化と地方創生に向けて、両毛線整備促進期成同

盟会と連携し、「首都圏外周環状線」︵JR水戸線、両毛

線、八高線、横浜線、相模線︶の連携強化を検討する。

⑵両毛線・前橋駅~新前橋駅間の複線化並びに首都圏への

速達型列車の前橋発着便の増便及び新幹線とのアクセ

ス向上の実現に向けた取り組みを行う。

⑶コンパクト+ネットワークを推進するために市内公共交

通網︵路線バス、マイバス、デマンドバス、タクシー、

LRT︵Light R

ail Transit

︶、BRT︵B

us Rapid Transit

等︶の再整備に向けて調査・研究を行うとともに、立地

適正化計画並びに地域公共交通網形成計画の策定に向

けて積極的に支援する。

⑷自転車、歩行者を優先した人に優しい都市空間づくりと、

マイカーに頼らない社会の実現に向けた取り組みを検

討する。

⑸群馬県央地域における地域連携・政令指定都市に関する

調査・研究を行う。

道路網の整備

⑴上武道路沿いに設置される「道の駅」について積極的に

協力する。

⑵本町二丁目交差点周辺整備に向けて関係諸機関との連携

を図る。

⑶道路環境改善や渋滞緩和策について検討する。

⑷事業所に対し交通安全対策の普及徹底を図る。

●安心・安全なまちを創る

健康・医療体制

⑴「健康医療都市・まえばし」を実現するための積極的な

施策を展開する。

⑵大学や医療機関と連携し、市民の健康づくりや医療連携

観光、医工連携などを積極的に展開する。

⑶「地域包括ケアシステム」を推進するための調査・研究

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07 Vol.4

●商業振興

商業まちづくり

⑴今後の商業のあり方や商店街・地域振興等についての調

査・研究を行う。

⑵販売促進及び販路拡大に特化した支援を行う。

⑶プレミアムフライデー実施に伴い商店街や各事業所と協

力するための調査・研究を行う。

⑷商店街や行政、関係団体と連携して買い物弱者支援事業

の調査・研究を行う。

⑸前橋中心商店街協同組合や前橋周辺商店街連絡協議会と

連携した事業︵イベント等︶を積極的に展開する。

⑹インバウンドの増加に対応した免税店制度活用の調査・

研究を行う。

⑺中心市街地の空き店舗・空きオフィス等の情報収集及び

各種施策の活用支援を行う。

●工業振興

新技術・新製品開発

⑴研究機関や大学、高等専門学校等の技術や知的財産権な

どの研究成果等を地元企業が活用できるようマッチン

グを行う。

⑵前橋市・前橋工科大学と連携した前橋版「御用聞き型」

企業訪問を積極的に実施する。

⑶行政や関係機関と連携し、新産業の創出を図る。また、

企業誘致を推進するための調査・研究を行う。

⑷群馬産学官金連携推進会議を開催し、産学連携の推進を

図る。

⑸IoT︵Internet

of Things

︶やAI︵A

rtifi cial Intelligence

を利活用した次世代ものづくり基盤の整備に向けた調

査・研究を行う。

企業誘致

⑴前橋南ICを含む県央地域に物流基地や首都圏のバックア

ップ機能拠点を誘致するための調査・研究を行う。

海外展開

⑴JETROや︵独︶中小企業基盤整備機構、地元金融機関

などとの情報交換や緊密な連携を行う。また、海外展開

にあたり課題を抱える企業に対して、新輸出大国コンソ

ーシアムが提供するワンストップサービスを活用して

課題解決に向けた支援を行う。

⑵ASEAN等の新興国の社会経済情勢の調査・研究を進

めるとともに、会員企業を対象とした海外展開支援セミ

ナー及び個別相談会を開催する。

●企業支援

金融・経営支援

⑴IT化の推進、IoTやAIの活用による生産性向上に向

けた調査・研究を行う。

⑵企業ニーズを踏まえた各種融資制度の拡充及び斡旋を行

う。

⑶税制改正に対する意見集約及び要望を行う。

⑷経営力の向上を図るため、小規模事業者持続化補助金等

の補助金や助成金の活用に向けた支援を行う。

⑸経営発達支援計画に基づき、小規模事業者の発展段階に

応じたきめ細かな伴走型支援を行う。

⑹事業承継税制や事業承継手法の周知と円滑な事業承継に

向けた支援を行う。

⑺円滑な事業廃止︵廃業︶や事業整理に向けて、経営安定

特別相談室の専門相談員と連携した支援を行う。また、

転業に伴う資金調達や販売先確保等の課題解決を図る

ため、関係機関と連携して支援を行う。

⑻消費増税対策等に取り組む中小企業の支援を行う。

⑼企業にとって重要な経営資源である社員の健康の維持・

増進と企業の生産性向上を目指す健康経営の支援を行

う。

⑽経営改善や経営革新、事業承継などをテーマとした企業

経営に必要なセミナーを開催する。

⑾ビジネス商談会等、地元中小製造業の販路開拓の機会と

なる情報の収集と発信を行う。

⑿群馬県と連携し、RESAS︵地域経済分析システム︶

を活用した企業支援を推進するとともに、活用方法のセ

ミナーを開催する。

⒀木材自給率を高め、県産木材の公共工事への積極的活用

を促進し、地場産業の強化を図る。

人材確保・育成

⑴医療や福祉などの成長分野における高度産業人材やグロ

ーバル人材育成の仕組みづくりを進める。

産業振興

を行うとともに、高齢者が学びで元気になる新しいアク

ティビティを検討することで、認知症予防や回復、介護

ケアの負担軽減、在宅復帰率の向上を目指した取り組み

を推進する。

⑷ 首都圏からの移住者と地域住民がともに生きがいをも

って、生涯にわたり活躍できる新たな地域づくりを目指

す前橋版CCRC︵C

ontinuing C

are Retirem

ent Com

munity

︶を推進する。

⑸マイナンバーカードを活用した「母子健康情報サービス」

を積極的に支援するとともに、将来的には対象年齢を拡

大した「生涯健康ポータル」の構築に向けて、行政・医

師会等と連携して調査・研究を行う。

防犯・見守体制の確立

⑴人と人とが支え合う地域コミュニティの再生を図る。

⑵事件・事故を未然に防ぐための防犯や見守りのあり方に

ついて調査・研究する。

危機管理体制の整備

⑴防災、減災に対応するまちづくりに関する調査・研究を

行う。

⑵企業が自然災害等の緊急事態に遭遇したときに備え、中

核となる事業の継続や早期復旧を可能にするためのB

CP︵事業継続計画︶策定等に対する支援を行う。

情報発信機能の強化

⑴一般社団法人ICTまちづくり共通プラットフォーム推

進機構と連携して、ICTを活用した「まち情報サイト」

やまちなかでの「情報ステーション」の設置について調

査・研究する。

●前橋版総合戦略への協力・支援

人口減少・東京一極集中の是正

⑴地域における魅力ある多様な機会を創出し、若者が夢や

希望や生きがいをもって、いきいきと生活できる「しご

ととくらしづくり」を推進する。

⑵市民が潤いと豊かな生活を安心して営めるコンパクトで

賑わいある「まちづくり」を推進する。

⑶女性や高齢者の活躍推進を図り、女性が結婚・出産・育

児がしやすい環境づくりを推進する。

⑷婚活事業の調査・研究を行う。

⑸「前橋版総合戦略」に記載の42項目の事業推進に対して

積極的に協力・支援する。

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0808

⑵ハローワークや前橋市ジョブセンター等の関係機関と連

携した就職面接会の実施や関東商工会議所連合会と連

携したインターンシップ受入企業の拡大を図り、中小企

業と学生とのマッチング機会の拡大を図る。

⑶教育機関や職業訓練機関等と連携し、中小企業が求める

産業人材の育成を行う。

⑷「働き方改革」に取り組むための働き方・休み方の改善

等に役立つ情報提供を行う。

⑸働く意欲を持った女性や高齢者、外国人など多様な人材

の雇用促進に向けた取組みに役立つ情報提供を行う。

⑹前橋周辺地域にある大学・短期大学・専門学校等の高等

教育機関のネットワークを構築し、教育・研究・文化・

芸術など様々な分野の連携を図る。

⑺群馬県と群馬大学が推進する「多文化共生社会」︵ダイ

バーシティ︶の構築に向けた教育・研究・まちづくり事

業の取り組みに対して積極的な支援・協力を行う。

⑻地域製造業の中心となる若手経営者育成︵ものづくり指

南塾︶の支援を行う。

創業・第二創業支援

⑴起業を目指す創業者等に対して事業計画の策定支援や創

業スクール等を開催する。

⑵新事業開発や第二創業︵経営革新︶に取り組もうとする

企業に対して支援を行う。

⑶群馬イノベーションアワードやぐんぎんビジネスサポー

ト大賞等に協力し、起業家を支援する。

●成長産業振興

新エネルギー・環境

⑴太陽光や風力、水力などをはじめとした再生可能エネル

ギーの利活用について調査・研究を行う。

⑵FIT︵再生可能エネルギー固定価格買取制度︶や長期

エネルギー需給見通し︵エネルギーミックス︶など国のエ

ネルギー政策に関する情報収集並びに調査・研究を行う。

⑶地球温暖化問題に向け、強化されたフロンガス規制等に

対する啓蒙活動を積極的に行う。

⑷次世代自動車の利用促進を図るための調査・研究、啓蒙

活動を行う。

新産業創出

⑴地域の歴史・伝統・文化・食及び技能・技術などの地域

特性を活かした新たな産業づくり︵農商工連携、六次産

業化︶を調査・研究する。

⑵「群馬県外国人医療観光推進連絡会議」や「群馬県次世

代ヘルスケア産業協議会」等と連携して、がん医療等の

高度な先進医療に関連した新たなビジネスモデルの構

築を推進する。

六次産業化

⑴農商工連携や六次産業化を推進するため、生産・加工・

販売が一体となった組織作りの推進を図る。

⑵行政や生産者、事業者等との連携を強化し、地域資源の

掘り起し活用方法を検討するとともにマッチング機会

の創出を調査・研究する。

⑶新たな地域ブランドの創造を目指すため、地元大学や高

等専門学校等の各研究機関との情報交換、研究技術の移

植を推進する。

⑴巡回指導及び窓口相談体制強化による経営支援相談の充

実⑵行政や群馬県信用保証協会、群馬県産業支援機構や金融

機関等と連携した経営安定を図るための相談指導体制

の強化

⑶事業所ニーズに対応した講習会、研修会の開催

⑷経営セーフティ共済、小規模企業共済の加入促進

⑸ハローワークや前橋市等と連携した雇用・就業機会の拡

大支援並びに人材確保・定着のための事業実施

⑹労働保険事務代行

⑺ジョブカード制度の普及・促進

⑻企業の福利厚生充実のための各種共済の加入促進

⑼生活習慣病検診の実施

⑽技術・技能の普及のための各種検定試験の実施

⑾各種貿易証明等の発給

⑿前橋商工会議所会館の運営並びに利用促進

⒀城南支所の運営

平成 29 年度 前橋商工会議所収支予算構成

73,650,000円17.5% 100.0%構成比 対前年比

40.6% 101.5%構成比 対前年比

128,039,000円30.4% 93.8%構成比 対前年比

0.8% 102.2%構成比 対前年比

0.1%構成比 対前年比

99.0%構成比 対前年比

合計421,023,000円100.0% 96.8%構成比 対前年比

収 入

事業費

34.2% 92.2%構成比 対前年比

人件費

48.7% 101.1%構成比 対前年比

管理費

12.8% 97.2%構成比 対前年比

会議費

0.7%構成比 対前年比

積立金

2.7%構成比 対前年比

予備費

構成比 対前年比

合計421,023,000円100.0% 96.8%構成比 対前年比

支 出

前年度繰越金

会費

繰入金

雑収入

補助金・委託金事業収入

170,994,000円

3,240,000円

400,000円4.9%

44,700,000円10.6%

143,834,000円204,914,000円

53,940,000円

2,780,000円 11,420,000円 4,135,000円103.7% 119.7% 46.6%1.0%

POINT会費収入を維持し、事業収入増加に努め、基盤強化を図ります。

73,650,000円17.5% 100.0%構成比 対前年比

40.6% 101.5%構成比 対前年比

128,039,000円30.4% 93.8%構成比 対前年比

0.8% 102.2%構成比 対前年比

0.1%構成比 対前年比

99.0%構成比 対前年比

合計421,023,000円100.0% 96.8%構成比 対前年比

収 入

事業費

34.2% 92.2%構成比 対前年比

人件費

48.7% 101.1%構成比 対前年比

管理費

12.8% 97.2%構成比 対前年比

会議費

0.7%構成比 対前年比

積立金

2.7%構成比 対前年比

予備費

構成比 対前年比

合計421,023,000円100.0% 96.8%構成比 対前年比

支 出

前年度繰越金

会費

繰入金

雑収入

補助金・委託金事業収入

170,994,000円

3,240,000円

400,000円4.9%

44,700,000円10.6%

143,834,000円204,914,000円

53,940,000円

2,780,000円 11,420,000円 4,135,000円103.7% 119.7% 46.6%1.0%

POINT管理費の圧縮に努め、積極的に事業の推進を図ります。

継続的事業

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09 Vol.4

会長三澤 益巳群 馬 県 信 用 保 証 協 会創業・経営・再生の「三つの支援」で企業の明日を積極サポート!

営業時間にご利用いただける窓口相談とご連絡いただければ当協会担当職員が伺わせていただく出前金融・経営相談を無料で行っています。女性創業応援チーム「シルキー クレイン」も是非ご活用ください。

【本店】 前橋市大手町3-3-1 ℡027-231-8816【前橋連絡所】 前橋商工会議所内  ℡027-234 -5115(代) 詳しくは http://gunma-cgc.or.jp/ まで

FM GUNMAとの共同制作番組 「チャレンジ・ザ・ドリーム~群馬の明日をひらく~」放送は毎月第1木曜日12:00~12:55 (再放送は2日後の土曜日8:00~8:55)

創業を目指している方や、若い方が興味を持って聞いていただける内容となっています。

是非お聞きください。(FM GUNMA JORU86.3)

創業支援や経営支援において、中小企業診断士

等の専門家による創業相談や創業計画策定支

援、経営診断、経営改善計画策定支援にかかる

費用を当協会が補助する事業を行っています。

無料職業紹介事業許可番号13-ム-030002

前 橋 銀 行 会 (一社)群馬県銀行協会会長 齋藤 一雄

三井住友信託銀行

三井住友銀行

みずほ信託銀行

商工組合中央金庫

しののめ信用金庫

高崎信用金庫

農林中央金庫

アイオー信用金庫

桐生信用金庫