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特殊重機を使用した無足場で行う高所法面・急斜面の施工
高所機械施工協会/大昌建設株式会社
大昌建設が研究開発した高所法面施工専用の機械
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法面や急斜面のロックボルト工事を⾏うアンカーロックマシーン(ARM)
◆写真はARM07-2
法面の掘削を⾏うロッククライミングマシーン(RCM)
◆写真はRCM06
動画
機械諸元
ロッククライミングマシーン(RCM)RCM10型
6,700mm
2,800mm
2,490mm
14,100kg
0~90°
(0.4㎥)
800kg用
ラジコン式
高所法面掘削機(ロッククライミングマシーン)
概 要
〇 復動型油圧シリンダーを持つリフティング装置を搭載し、常に上部作業体を水平に保ちまた、バランシングブレードにより機械の安定性を高め、急斜面でも通常のバックホウと同程度の能⼒で施⼯できます。
〇 ロッククライミングマシーンの左右2基の主ウィンチを巻き取り、巻き戻し ながら
⾛⾏し安定した移動を可能としました。〇 主ワイヤーロープは、各現場の法面勾配
を基に算出した強度以上の主ワイヤーロープを装備しています。
上部作業体
リフティング装置
主ワイヤ
バランシングブレード
下部走行体
主ウィンチ
主ワイヤ
主ウィンチ
リフティング装置
上部作業体
下部走行体
バランシングブレード
新⼯法について
概 要
〇高所法面掘削機(ロッククライミングマシーン)により、高所法面の切取り切り崩し、掘削等の作業を⾏う⼯法であり、高所急傾斜地でも通常のバックホウと同程度の作業能率で迅速、安全に施⼯が可能です。
〇ロッククライミングマシーン10型については、高所急斜面の岩盤掘削作業を⾏う専⽤の機械であり、機械の⾃重を反⼒として⽤いるために作業装置を斜面下側に位置するように配置し、岩盤掘削作業の⼤幅な作業効率の向上並びにラジコン運転により安全性の向上も図れます。
⼯事の開始からアンカーの設置まで
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①適切な施工計画を⽴案するため、地質の確認、丁張りの確認など現場の調査を⾏います
②防護柵など安全施設も確認します③アンカーを設置しますアンカーは⽴⽊が利用できる場合は⽴⽊を使用します。使える⽴⽊が無い場合は重機置換アンカー、丸太埋込アンカー、ロックボルトアンカーなどから適切なものを選びます
④アンカーを使用前には引張試験というアンカーの強度を測定する試験を⾏い、機械重量の1.5倍の安全率であることを確認します
現場で稼働するRCM03
⼯事の開始からアンカーの設置まで
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①適切な施工計画を⽴案するため、地質の確認、丁張りの確認など現場の調査を⾏います
②防護柵など安全施設も確認します③アンカーを設置しますアンカーは⽴⽊が利用できる場合は⽴⽊を使用します。使える⽴⽊が無い場合は重機置換アンカー、丸太埋込アンカー、ロックボルトアンカーなどから適切なものを選びます
④アンカーを使用前には引張試験というアンカーの強度を測定する試験を⾏い、機械重量の1.5倍の安全率であることを確認します
現場で稼働するRCM03
⼯事の開始からアンカーの設置まで
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①適切な施工計画を⽴案するため、地質の確認、丁張りの確認など現場の調査を⾏います
②防護柵など安全施設も確認します③アンカーを設置しますアンカーは⽴⽊が利用できる場合は⽴⽊を使用します。使える⽴⽊が無い場合は重機置換アンカー、丸太埋込アンカー、ロックボルトアンカーなどから適切なものを選びます
④アンカーを使用前には引張試験というアンカーの強度を測定する試験を⾏い、機械重量の1.5倍の安全率であることを確認します
現場で稼働するRCM03
⼯事の開始からアンカーの設置まで
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①適切な施工計画を⽴案するため、地質の確認、丁張りの確認など現場の調査を⾏います
②防護柵など安全施設も確認します③アンカーを設置しますアンカーは⽴⽊が利用できる場合は⽴⽊を使用します。使える⽴⽊が無い場合は重機置換アンカー、丸太埋込アンカー、ロックボルトアンカーなどから適切なものを選びます。
④アンカーを使用前には引張試験というアンカーの強度を測定する試験を⾏い、機械重量の1.5倍の安全率であることを確認します
最も使⽤される⽴⽊アンカーの状況
⼯事の開始からアンカーの設置まで
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①適切な施工計画を⽴案するため、地質の確認、丁張りの確認など現場の調査を⾏います
②防護柵など安全施設も確認します③アンカーを設置しますアンカーは⽴⽊が利用できる場合は⽴⽊を使用します。使える⽴⽊が無い場合は重機置換アンカー、丸太埋込アンカー、ロックボルトアンカーなどから適切なものを選びます。
④アンカーを使用前には引張試験というアンカーの強度を測定する試験を⾏い、機械重量の1.5倍の安全率であることを確認します
引張試験ではアンカーにワイヤーと滑⾞を取り付けてチルホールで負荷をかけることで安全性を検証する
参考法令安 全 性9
主アンカー強度の確認荷重 1.5倍
主ワイヤーの安全率◇ 各現場の法面勾配を基に算出し、その都度、ワイヤーの径を決定します。
RCM搭乗運転 10倍以上
※安全率10倍以上が確保出来ない場合は、ラジコン運転に切り替えます。
RCMラジコン運転 6倍以上
主ウインチの安全性(制動トルク 1.5倍)
オートロック式パーキングブレーキ(ネガティブブレーキを採用)
労働安全衛生規則:クレーン、エレベータに於ける荷重試験の安全率が1.25倍以上
と制定。
労働安全衛生規則:つり足場、ゴンドラ構造規格に於ける荷重試験の安全率が10倍以上と制
定。
労働安全衛生規則:起動装置(巻上索)のワイヤーロープの安全率が6倍以上と制定。
労働安全衛生規則:クレーン、ゴンドラ構造規格のトルク値の安全率が1.5倍以上
と制定。
単管削孔機
2重管削孔機
無⾜場8脚⾛⾏単管削孔機-ARM07
従来⼯法との比較
従来⼯法では、単管ロックボルトの⼯事は、作業⾜場と
削孔機の組み合わせによる施⼯で⾏われています。この⼯法は、時間とコストがかかるだけでなく、作業員の高所作業時間が多く⻑くなり、非常に危険度が増します。最近では、クレーンによる機械削孔の施⼯
もありますが、この⼯法は、作業ヤードや法⻑に左右され、全ての現場に適応することが出来ません。当社が開発した⼯法は、法面上部に十分な強度を持った主アンカーを設け、無⾜場削孔機と主アンカーを主ワイヤーロープで確実に固定した組み合わせで⾏う削孔⼯法です。この機械化により、⼯期の短縮、コストの低減、安全性に優れた⼯法が完成しました。しかし、この⼯法は法枠を傷つける欠点
がありました。16
従来⼯法との比較
新⼯法では、法面上部に十分な強度を持った主アンカーを設け、無⾜場8脚⾛⾏単管削孔機と主アンカーを主ワイヤーロープで確実に固定した組み合わせで⾏う削孔⼯法です。この機械は、今までの、当社⼯法の法枠を傷つけるという欠点を無くし、スムーズに移動ができる高所作業機で、より安全性の向上、⼯期短縮、省⼒化が可能になりました。
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動画
RCMを使用した切取・整形着工前状況 施工完了状況
施工状況
場所:岩手県大船渡市使用機械:RCM06型
震災復興事業(福島県)
場所:福島県いわき市 使用機械:RCM06
ラジコンによる遠隔操作での施工
場所:青森県むつ市 使用機械:RCM06型
フレームを取り壊し・法面を整形
場所:静岡県川根本町 使用機械:RCM06型
無足場による2重管削孔道路災害復旧(地すべり対策)工事
場所:岩手県宮古市使用機械:ARM02型
無足場で行う急傾斜地のロックボルト工事
場所:宮城県石巻市使用機械:ARM07型
ARM07型によるロックボルト工事
場所:福島県南相馬市 使用機械:ARM07型