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RQの設定Bloomの
タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
共通のRQ
・学習材開発を,どのような理論と方法で行なうか。
本発表のRQ
学習材開発において Bl のタキ ノミ から・学習材開発において,Bloomのタキソノミーから
どのような示唆を得ることができるかどのような示唆を得ることができるか
○Bloomのタキソノミーとは何か
○Bloomのタキソノミーの成果と課題
○Bl のタキソノミ の教育的活用○Bloomのタキソノミーの教育的活用
RQの設定Bloomの
タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
「教育目標の分類体系」「教育目標の分類体系」
(t f d ti l bj ti )(taxonomy of educational objectives)
指導と評価の目標を,
具体的な水準で,体系的な形で設定する
基盤となる理論的枠組み
RQの設定Bloomの
タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
教育活動を通じて追求されるべき目標の全体
認知的な 情意的な 精神運動的認知的な
領域
情意的な
領域
精神運動的
な領域領域 領域 な領域
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タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
教育目標のタキソノミーの全体的構成
6.0 評価
5.0 総合 個性化 自然化
4 0 分析 組織化 分節化4.0 分析 組織化 分節化
3.0 応用 価値づけ 精密化
2.0 理解 反応 巧妙化
1.0 知識 受け入れ 模倣
認知的領域 情意的領域 精神運動的領域
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タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
1.00 知識(Knowledge)識 g1.10 個別的なものの知識
1.11 術語の知識
1.12 特定事実の知識
1.20 特定のものを扱う手段・方法の知識
1.21 約束ごとの知識
1.22 傾向性や順序性の知識
分類とカテゴリ の知識1.23 分類とカテゴリーの知識
1.24 基準の知識
1 25 方法論の知識1.25 方法論の知識
1.30 一般的なもの,抽象的なものの知識
1 31 原理や一般化の知識1.31 原理や 般化の知識
1.32 理論や構造の知識
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タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
4.00 分析(Analysis)4 10 要素の分析4.10 要素の分析
4.20 関係性の分析
4.30 組織原理の分析
3.00 応用(Application)
2.00 理解(Comprehension)
3.00 応用(Application)
2.10 変換
2.20 解釈
2.30 外挿
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タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
6.00 評価(Evaluation)評価(Evaluation)6.10 内的基準による判断
6.20 外的基準による判断
5.00 総合(Synthesis)固有 伝達内容 創出5.10 固有の伝達内容の創出
5.20 計画あるいは実施企画の創出
5 30 抽象的な関係性の導出5.30 抽象的な関係性の導出
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タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
情意的領域の目標分類と一般に用いられている概念・用語の範囲(クラスウォールほか,1964)
5.0個性化
5.2個性化の実現
5.1一般化された構え
4.0組織化
4.2価値体系の組織化
4.1価値の概念化
3 0 3 3一つの価値に基づく行動 適3.0価値
づけ
3.3 つの価値に基づく行動
3.2一つの価値の優先
3.1一つの価値の受け入れ
態度
価値観
適応
2.0反応
2.3反応への満足
2.2意欲的な反応興味
真価の認
観
2.1黙従的な反応
1.0受け
1.3統制的選択的な注意
1 2意欲的な受け入れ
・
関心
識
受け
入れ
1.2意欲的な受け入れ
1.1意識
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タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
5.0 5.2 内在化した形でできるようになる
ダーベによる精神運動的領域のタキソノミー
自然化 5.1 自動的にできるようになる
4.0分析化
4.2 調和した形でできるようになる
4 1 順序よくできるようになる分析化 4.1 順序よくできるようになる
3.0精確化
3.2 必要な統制ができるようになる
3.1 一応やれるようになった操作を再現する精確 3.1 応やれるようになった操作を再現する
2.0操作
2.3 特定の操作が定着する
2.2 特定の行為を選んでやってみる
2.1 指示に従ってやってみる
1.0模倣
1.2 外に現れた反復行動をする
1 1 や てみようという気持ちが生じる模倣 1.1 やってみようという気持ちが生じる
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タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
成果
①カリキュラムの開発と評価,各段階における学力の
総括的評価 などの枠組みとして重要総括的評価,などの枠組みとして重要
②単元ごとの目標分析を行い,授業設計や形成的
評価のために用いることができる
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タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
課題
①教科によっては学習目標を3つの領域に分けて記述①教科によっては学習目標を3つの領域に分けて記述
することが難しい。
②教育目標を学習前に固定してしまう危険性がある。
③目標は「低次→高次」という階層を持つが,実際の学
習活動は低次→高次という順序で進むとはかぎらない。
④具体的な学習行動が記述されていない。
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タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
・タキソノミーの教育的活用にあたってタキソノミ の教育的活用にあたって
①目標分析にあたって どの教科も同一のタキソノ①目標分析にあたって,どの教科も同 のタキソノミーを用いるより,細部をそれぞれの教科の特性に合わせたものにしたほうが利用価値の点で優れたも合わせたものにしたほうが利用価値の点で優れたものになる。
②文化が異なれば教育目標として重視される点や学校教育の果たすべき基本的役割についての考え学校教育の果たすべき基本的役割についての考え方が異なるため,その国ごとに適合したタキソノミーがなくてはならないがなくてはならない。
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タキソノミーとは
Bloomのタキソノミーの
成果と課題
Bloomのタキソノミーの教育的活用
・タキソノミーの教育的活用にあたって
タキソノミー・テーブルによる教育目標の分類
知識次元 認知過程次元
1.記憶
する
2.理解
する
3.応用
する
4.分析
する
5.評価
する
6.創造
するする する する する する する
A.事実的知識
B 概念的知識B.概念的知識
C.手続的知識
D メタ認知的知識D.メタ認知的知識
参考文献
梶田叡一 『教育評価』 有斐閣双書 1983年
B.S.ブルーム他 『教育評価法ハンドブック ー教科学習の形成的評価と総括的評価ー 』 第一法規出版株式会社 1973年総括的評価 』 第 法規出版株式会社 年
B S ブルーム他 『学習評価ハンドブック<上・下>』 第一法規出版株B.S.ブル ム他 『学習評価ハンドブック<上 下>』 第 法規出版株式会社 1973年
細川和仁 「授業設計における「目標分析」の意義と課題」 大阪大学教育学年報 第8号 2003年
石井英真 「「改訂版タキソノミー」における教育目標・評価論に関する一考察―パフォーマンス評価の位置づけを中心に―」 京都大学大学院教育学研究科紀要 第50号 2004年