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社会認識教育方法学特講学習材開発理論方法 学習材開発理論方法 Bl のタキソノミ 示唆するも Bloomのタキソノミ示唆するも 20111028M113383 中村光則

学習材開発の理論と方法home.hiroshima-u.ac.jp/kusahara/kusalab/class/2011/...RQの設定 Bloomの タキソノミーとは Bloomのタキソノミーの 成果と課題 Bloomのタキソノミーの

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社会認識教育方法学特講Ⅰ・Ⅱ

学習材開発の理論と方法学習材開発の理論と方法

Bl のタキソノミ が示唆するもBloomのタキソノミーが示唆するものの

2011年10月28日

M113383 中村光則

発 表 構 成発 表 構 成

RQの設定・RQの設定

Bl のタキ ノミ とは・Bloomのタキソノミーとは

・Bloomのタキソノミーの成果と課題

・Bloomのタキソノミーの教育的活用

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

共通のRQ

・学習材開発を,どのような理論と方法で行なうか。

本発表のRQ

学習材開発において Bl のタキ ノミ から・学習材開発において,Bloomのタキソノミーから

どのような示唆を得ることができるかどのような示唆を得ることができるか

○Bloomのタキソノミーとは何か

○Bloomのタキソノミーの成果と課題

○Bl のタキソノミ の教育的活用○Bloomのタキソノミーの教育的活用

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

「教育目標の分類体系」「教育目標の分類体系」

(t f d ti l bj ti )(taxonomy of educational objectives)

指導と評価の目標を,

具体的な水準で,体系的な形で設定する

基盤となる理論的枠組み

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

教育活動を通じて追求されるべき目標の全体

認知的な 情意的な 精神運動的認知的な

領域

情意的な

領域

精神運動的

な領域領域 領域 な領域

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

教育目標のタキソノミーの全体的構成

6.0 評価

5.0 総合 個性化 自然化

4 0 分析 組織化 分節化4.0 分析 組織化 分節化

3.0 応用 価値づけ 精密化

2.0 理解 反応 巧妙化

1.0 知識 受け入れ 模倣

認知的領域 情意的領域 精神運動的領域

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

1.00 知識(Knowledge)識 g1.10 個別的なものの知識

1.11 術語の知識

1.12 特定事実の知識

1.20 特定のものを扱う手段・方法の知識

1.21 約束ごとの知識

1.22 傾向性や順序性の知識

分類とカテゴリ の知識1.23 分類とカテゴリーの知識

1.24 基準の知識

1 25 方法論の知識1.25 方法論の知識

1.30 一般的なもの,抽象的なものの知識

1 31 原理や一般化の知識1.31 原理や 般化の知識

1.32 理論や構造の知識

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

4.00 分析(Analysis)4 10 要素の分析4.10 要素の分析

4.20 関係性の分析

4.30 組織原理の分析

3.00 応用(Application)

2.00 理解(Comprehension)

3.00 応用(Application)

2.10 変換

2.20 解釈

2.30 外挿

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

6.00 評価(Evaluation)評価(Evaluation)6.10 内的基準による判断

6.20 外的基準による判断

5.00 総合(Synthesis)固有 伝達内容 創出5.10 固有の伝達内容の創出

5.20 計画あるいは実施企画の創出

5 30 抽象的な関係性の導出5.30 抽象的な関係性の導出

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

情意的領域の目標分類と一般に用いられている概念・用語の範囲(クラスウォールほか,1964)

5.0個性化

5.2個性化の実現

5.1一般化された構え

4.0組織化

4.2価値体系の組織化

4.1価値の概念化

3 0 3 3一つの価値に基づく行動 適3.0価値

づけ

3.3 つの価値に基づく行動

3.2一つの価値の優先

3.1一つの価値の受け入れ

態度

価値観

適応

2.0反応

2.3反応への満足

2.2意欲的な反応興味

真価の認

2.1黙従的な反応

1.0受け

1.3統制的選択的な注意

1 2意欲的な受け入れ

関心

受け

入れ

1.2意欲的な受け入れ

1.1意識

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

5.0 5.2 内在化した形でできるようになる

ダーベによる精神運動的領域のタキソノミー

自然化 5.1 自動的にできるようになる

4.0分析化

4.2 調和した形でできるようになる

4 1 順序よくできるようになる分析化 4.1 順序よくできるようになる

3.0精確化

3.2 必要な統制ができるようになる

3.1 一応やれるようになった操作を再現する精確 3.1 応やれるようになった操作を再現する

2.0操作

2.3 特定の操作が定着する

2.2 特定の行為を選んでやってみる

2.1 指示に従ってやってみる

1.0模倣

1.2 外に現れた反復行動をする

1 1 や てみようという気持ちが生じる模倣 1.1 やってみようという気持ちが生じる

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

成果

①カリキュラムの開発と評価,各段階における学力の

総括的評価 などの枠組みとして重要総括的評価,などの枠組みとして重要

②単元ごとの目標分析を行い,授業設計や形成的

評価のために用いることができる

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

課題

①教科によっては学習目標を3つの領域に分けて記述①教科によっては学習目標を3つの領域に分けて記述

することが難しい。

②教育目標を学習前に固定してしまう危険性がある。

③目標は「低次→高次」という階層を持つが,実際の学

習活動は低次→高次という順序で進むとはかぎらない。

④具体的な学習行動が記述されていない。

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

・タキソノミーの教育的活用にあたってタキソノミ の教育的活用にあたって

①目標分析にあたって どの教科も同一のタキソノ①目標分析にあたって,どの教科も同 のタキソノミーを用いるより,細部をそれぞれの教科の特性に合わせたものにしたほうが利用価値の点で優れたも合わせたものにしたほうが利用価値の点で優れたものになる。

②文化が異なれば教育目標として重視される点や学校教育の果たすべき基本的役割についての考え学校教育の果たすべき基本的役割についての考え方が異なるため,その国ごとに適合したタキソノミーがなくてはならないがなくてはならない。

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

・タキソノミーの教育的活用にあたって

タキソノミー・テーブルによる教育目標の分類

知識次元 認知過程次元

1.記憶

する

2.理解

する

3.応用

する

4.分析

する

5.評価

する

6.創造

するする する する する する する

A.事実的知識

B 概念的知識B.概念的知識

C.手続的知識

D メタ認知的知識D.メタ認知的知識

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

・タキソノミーの 選択された社会科学習の細目表

教育的活用例

RQの設定Bloomの

タキソノミーとは

Bloomのタキソノミーの

成果と課題

Bloomのタキソノミーの教育的活用

・タキソノミーの教育的活用例

社会科における行動目標の設定

参考文献

梶田叡一 『教育評価』 有斐閣双書 1983年

B.S.ブルーム他 『教育評価法ハンドブック ー教科学習の形成的評価と総括的評価ー 』 第一法規出版株式会社 1973年総括的評価 』 第 法規出版株式会社 年

B S ブルーム他 『学習評価ハンドブック<上・下>』 第一法規出版株B.S.ブル ム他 『学習評価ハンドブック<上 下>』 第 法規出版株式会社 1973年

細川和仁 「授業設計における「目標分析」の意義と課題」 大阪大学教育学年報 第8号 2003年

石井英真 「「改訂版タキソノミー」における教育目標・評価論に関する一考察―パフォーマンス評価の位置づけを中心に―」 京都大学大学院教育学研究科紀要 第50号 2004年