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C H A P T E R : 0 5 J a v a S c r i p tなどプログラムに関する新常識
01 7 2 │ C h a p t e r :0 5 J a v a S c r i p t などプログラムに関する新常識 │ 1 7 3
基本的な使い方は、ダウンロードしたライブラリを任意のディレクトリに置き、head要素内で読み込む。あとはライブラリの説明書に従って、JavaScriptのコードを挿入したりHTMLに指示を加えよう。
03 JavaScr iptの読み込み
01 jQuer y 02 ライブラリのダウンロード
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073JavaScriptを利用することで、静的なHTMLだけではどうしても実現不可能な表現など、
表現の幅を拡張することが可能だ。最近では、ライブラリやフレームワークという形で公開されているJavaScriptを利用することにより、簡単にそこに用意された表現や機能をHTMLに組み込むことができるようになった。ここでは、そんなJavaScriptライブラリの基本的な使い方を紹介してみよう。
JavaScriptライブラリの使い方
JavaScr iptライブラリって何?
HTMLを使って構成されたWebページは、同じ構造や機能を有しているということはほとんどあり得ない。しかし、プログラムが行う特定の処理や動作については、汎用性を持たせておけばいろいろな場面で使い回しが効く。このように特定の処理や動作を行う単一もしくは複数のプログラムを、再利用可能な形でひとまとめにしたものがライブラリやフレームワークと呼ばれるものの正体である。特に近年、Web技術の標準化にともないJavaScriptの使い方も見直され、HTMLをクリーンに保ったままJavaScriptが有効な環境だけに適用されるさまざまな表現や処理を行うためのライブラリやフレームワ
ークが公開されている。代表的なライブラリには「 jQuery」(http://jquery.com)01や「script.aculo.
us」(http://script.aculo.us)、フレームワークには「Prototype」(http://www.prototypejs.org)や「Dojo」(http://dojotoolkit.org)、「mootools」(http://mootools.net)がある。
JavaScr iptライブラリを使うには
JavaScriptライブラリには、1つの機能だけの小さなものから複数の機能をまとめてパッケージ化されたもの、さらにライブラリにプラグインを追加できるものというように、いくつか種類がある。ライブラリの公開元には、実行に必要とされるものがリストされているので、まずは必要なファイルをダウンロードしよう。02 ダウンロードしたファイルを展開し、任意のディレクトリに配置したら、HTMLにJavaScriptの読み込み指示を書けば準備完了だ。03
あとは付属の説明書やWebサイトに掲載されているドキュメントを参考にHTMLを構成すればよい。ライブラリによっては、特定の属性を用いて処理を呼び出すもの、HTMLソース内にJavaScriptを記述して呼び出すものというように利用方法が異なるのでドキュメントの記述を参考にしよう。また、特定の処理のオン・オフの切り替えや初期設定の値が変更できるようになっているものも多い。これらは大体JavaScriptソースの冒頭に記述されているので、変更可能なものがないかチェックしてみよう。
たとえば、軽量なライブラリとして知られている「jQuery」は、プラグインを追加して必要な機能を拡張するという使い方もできる。
多くのライブラリは海外で開発・配布されているので英語のページから「Download」の文字列を見つけ出そう。最近では、ソースが無圧縮のものや圧縮されたものなどいくつかのバージョンで配布されている。これらの違いはデータサイズにあらわれる。
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