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九州中央病院広報誌「第 35 号」 2007 年 10 月 日本医療機能評価機構認定病院 九州中央病院 〒815-8588 福岡市南区塩原三丁目 23 番1 号 TEL 092-541-4936 ㈹ FAX 092-541-4540 病んでいる人の人権を尊重し、健やかで心豊かな社会をつくるための医療を提供します。 Medical Information. …………………………………… 2 健康管理科よりお知らせ ………………………………… 8 転ばぬ先の転倒予防知識 その1 ……………………… 4 栄養管理室よりお知らせ ………………………………… 9 検査科よりお知らせ ……………………………………… 5 薬剤部よりお知らせ ……………………………………… 10 登録医紹介 ………………………………………………… 6 南警察署よりお知らせ …………………………………… 11 連携病院のご紹介 ………………………………………… 7 外来診療担当表 …………………………………………… 12 「宮島の鹿」 撮影 臨床検査科 角  正恵 基本理念 基本方針 Progressiveness 常に向上心を持ち何事にも積極的に、前向きに対処する Hospitality 医療される方々の立場に立った、満足の得られる医療を行う Superiority 質の高い、高度な医療を目指す Rationality 合理的で、無駄のない医療、および医療経営を行う

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九州中央病院広報誌「第 35号」 2007 年 10 月日本医療機能評価機構認定病院 九州中央病院

〒815-8588 福岡市南区塩原三丁目23番1号 TEL 092-541-4936㈹ FAX 092-541-4540

病んでいる人の人権を尊重し、健やかで心豊かな社会をつくるための医療を提供します。

目  次

Medical Information. …………………………………… 2 健康管理科よりお知らせ ………………………………… 8転ばぬ先の転倒予防知識 その1 ……………………… 4 栄養管理室よりお知らせ ………………………………… 9検査科よりお知らせ ……………………………………… 5 薬剤部よりお知らせ ………………………………………10登録医紹介 ………………………………………………… 6 南警察署よりお知らせ ……………………………………11連携病院のご紹介 ………………………………………… 7 外来診療担当表 ……………………………………………12

「宮島の鹿」 撮影 臨床検査科 角  正恵

基本理念

基本方針 Progressiveness 常に向上心を持ち何事にも積極的に、前向きに対処するHospitality 医療される方々の立場に立った、満足の得られる医療を行うSuperiority 質の高い、高度な医療を目指すRationality 合理的で、無駄のない医療、および医療経営を行う

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Medical Information.

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 膝関節は荷重関節として日常生活を送る上で重要

な関節といえます。二足歩行という歩行形態により体

重の数倍の力が膝関節にかかり、加齢変化、外傷、また

様々な原因で膝の痛みが出現します。

膝の形 膝関節は膝蓋骨(お皿の骨)、大腿骨、脛骨の3つの

骨が作り出す関節です。膝蓋骨が大腿骨の溝にはまり

こむ形の膝蓋大腿関節、および球面の大腿骨と平面の

脛骨が作り出す大腿脛骨関節があります。

 関節の安定性を得るため内側、外側に側副靱帯とい

う支えがあり、関節面に適合するように三日月型の半

月板という線維軟骨、前後安定性を担う十字靱帯とい

う計6つの軟骨・靱帯で支えられています。

 関節表面は硝子軟骨というすべすべな軟骨で覆わ

れ、半月板と共にクッションの役割をしています。硝

子軟骨は人工で同じものを作り出すことが出来ない

ほど摩擦係数が低いとされています。

 また膝の周囲には様々な筋肉が付着しており、筋肉

と靱帯でバランスを取りながら膝の運動機能を支え

ています。

痛みの原因 単に膝の痛みといってもこの複雑な構造により

様々な原因で起こります。大きく分けて。1)先天性の

形状異常、2)外傷、3)関節炎などの炎症、4)加齢変

化(変性)に分けることができます。

1)先天的形態異常…膝のお皿がはまり込む溝が浅い

ため起こりやすくなる反復性膝蓋骨脱臼、または

半月板が三日月型ではなく円板状の形をした円板

状半月などが比較的多い疾患です。

2)外傷…外傷、あるいはスポーツなどで、膝を捻り靱

帯に過度のストレスがかかり起こる靱帯損傷や半

月板断裂、軟骨損傷などがあります。

3)炎症…使いすぎによる靭帯や筋肉の付着部に発生

する炎症、痛風や偽痛風などの結晶沈着性関節炎、

あるいは細菌や真菌感染による化膿性膝関節炎な

どがあります。多くの場合は疼痛、関節水腫を伴

い、急にひどくなって膝を動かしたり歩行する事

が困難となります。慢性関節内炎症としては関節

リウマチなどの自己免疫疾患などもあります。

4)加齢変化に伴うもの…軟骨の 80% 程度は水分で

あり、肌と同じように年齢とともに軟骨の保水力

が低下し、軟骨の弾力が失われ軟骨が磨り減って

いきます。この刺激で滑膜炎などの炎症が起こっ

たり、軟骨の下の骨がぶつかるようになり疼痛が

出現します。これが変形性膝関節症です。

 また、クッションの役割をする半月板も年齢と

ともに変性し日常生活動作で亀裂が入り、これが

疼痛の原因となることがあります。

治 療 大きく分けて保存的治療と外科的治療に分けるこ

とが出来ます。

膝の痛み

救急部(整形外科)医員 濱田 貴広

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保存的治療

内服薬や湿布、理学療法等で膝の炎症を抑えます。

多くの炎症性疾患はこの治療が主体となります。

理学療法…歩行時にかばうようになると膝を支える

筋肉(大腿四頭筋)が弱り、膝の変形が進行する、と

いった悪循環に陥ります。膝を支える大腿四頭筋を

鍛え、進行予防、悪循環を断ち切ります

関節内注射…関節内に炎症を抑えるステロイドや、軟

骨の成分で粘調の強く関節内の圧分散にも関与す

るヒアルロン酸を注入します。

装具療法…膝のO脚を矯正するような外側が高い靴

の底敷や、損傷した靱帯を支えるサポーター等症状

にあわせて処方します。

外科的治療

保存的治療に抵抗する疼痛、あるいは膝の安定性

が保てないような靱帯損傷などは手術の適応とな

ります。

 スポーツなどで膝を捻り疼痛出現した場合、前十

字靱帯、半月板、内側側副靱帯の損傷が頻度的に多

い疾患です。保存的治療が可能な場合もあります

が、特に前十字靱帯や半月板損傷をそのままにして

おくと、関節の不安定性が残り関節表面の軟骨に傷

がつきやすくなり、早期に変形性膝関節症を引き起

こすため適切な治療が必要となります。

 靭帯損傷や、半月板損傷、滑膜炎等は関節鏡手術

の適応です。10mm 程度の小さな傷 2~3 箇所から

カメラを挿入し治療します。傷も小さく侵襲も少な

い良い手術と言えます。

 加齢変化により日常生活に支障が出る程度の疼痛

が続く場合(変形性膝関節症)はO脚の膝を矯正する

矯正骨切り術や関節表面を金属に置き換える人工膝

関節置換術等も適応となります。矯正骨切り術は主に

外側の軟骨が比較的正常に残存している場合に適応

となり、すり減ってしまった軟骨に荷重がかからない

ように残りの軟骨で荷重を支えるように荷重の軸を

矯正します。ただし、高度の変形や、軟骨が消失してい

る症例では関節表面を金属、ポリエチレンに置換する

人工膝関節置換術が適応となります。当院では最近従

来の傷よりも小さな傷で行う治療 (Minimum Invasive

Surgery MIS)にも取り組んでおります。

 単に膝が痛むといっても様々な原因があり、各疾患

によって治療法が異なります。残念ながら加齢変化に

伴うものは現時点では関節を若返らせる治療はなく、

理学療法や薬などで症状を抑え上手に付き合ってい

く他ありません。また、いたずらに痛みを我慢し続け

ることは決していいことではなく、膝周囲の筋力低

下を招き、膝の支えが弱くなりさらに変形が進行しま

す。加齢変化の中にも半月板変性断裂など比較的小さ

な侵襲で症状改善が期待できる疾患も含まれている

ことがあります。ただ単に“年だから”と決め込ま

ずに正確な診断をつけ、個々にあった治療が必要と考

えます。我々専門医にご相談ください。

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リハビリテーション科よりお知らせ

1.転倒について 今回は、転倒予防についてのお話しです。転倒はこれから寒い季節になると多くなってきます。転倒することで

骨折してしまう方も増えてきます。しかし、転倒しようと思って転ばれる方は誰もいないはずです。転倒は注意す

れば、ある程度は防ぐ事のできるものです。大きく分けて二つの要因があります。一つは自分自身の要因(内的要因)

で二つ目は環境の要因(外的要因)です。内的要因には、加齢変化(筋力・バランス・感覚・視覚など)や疾病(麻痺・

関節痛など)があり、外的要因としては部屋の環境(段差や部屋の明るさ・広さなど)があります。転倒はこの内的

要因と外的要因がいくつか重なった時に起こります。

2.加齢による体力の変化について 年齢を重ねると色々な体力は落ちますが、その中でも特に閉眼片足立ちは20歳代をピークに急激に低下してい

きます。いわゆる〝バランス〟は非常に低下しやすいのです。よって転倒の頻度や骨折の頻度も年を重ねるごとに多

くなってしまいます。

3.どういう時に転びやすいの? 転倒は「ベッド周り」「トイレ」が一番多く、時間帯としては夜中(12時~明け方)で多いようです。夜中トイレで目

が覚める。頭も体も目覚めておらず、ボーっとした状態で暗い所を移動する際に転倒しやすいのでしょう。

4.どのようにして予防するか 外的要因である環境の整備です。上記のように頻度の高いところに注意を置く、具体例としては寝床とトイレま

での環境整備1.手すりを多く設置する。2.床に明かりを設ける。3.夜間のみポータブルトイレを利用。4.床面

の段差(マットなど)を無くすなどの工夫が必要でしょう。

■ 内的要因であるバランス訓練については、次号に続きます ■

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検査科よりお知らせ

はじめに 近年、わが国では高齢化や食生活の欧米化をはじめとしたライフスタイルの近代化に伴い、組織や臓器全体に血行障

害をおこす動脈硬化性の疾患が増えてきました。動脈硬化が起こると血管の弾力性が失われ血管が脆くなったり、内部

にさまざまな物質が沈着して狭くなって詰まりやすくなり、その結果、脳卒中、心筋梗塞などの重大な成人病が起きや

すくなります。動脈硬化は、進行してきても自覚症状はないことが多く、予防がもっとも大切で、そのため無症状のうち

に検査をしていくことが重要となります。

 頸動脈は、首の左右両側にあり、頭部に血液を導く重要な血管です。頸動脈の病変が全身の動脈硬化の程度を反映す

ることから、動脈硬化症の評価に頸動脈の検査は欠かせません。

 また、超音波診断装置の技術の目覚しい進歩により、超音波検査は日常臨床で広く用いられるようになり、血管の詳

細な観察まで可能で、頸動脈超音波検査においては、動脈の壁内、表面、内腔の観察から動脈硬化を視覚的定量的にとら

えるだけでなく血流の評価まで行なう機能診断までが可能となってきました。

1主な頸動脈超音波検査の評価項目内中膜複合体厚(IMT)

総頸動脈の血管壁の内膜と中膜をあわせた内中膜複合体

厚(IMT)を計測し動脈硬化の指標に用います。IMTは、加

齢に伴い増加しますが健常人では1.1mmを超えないとさ

れています。(図1)

プラーク(隆起病変)

プラークは血管壁の内面が周囲より突出した限局性の隆

起性病変で、血栓、脂肪性、繊維性など様々な形態をとり、

頸動脈の狭窄や閉塞、また脳梗塞や脳虚血を起こす原因

になる恐れがあります。血流の方向が変わる血管分岐部

などは最もプラークができやすい場所です。(図2)

2検査方法  超音波エコー画像を見やすくするため、部屋を暗くして検

査を実施します。頚がよく見えるよう、枕ははずして、ベッド

に仰向けで寝て顎を軽く上げ顔を少し傾けていただきます。

頸にゼリーを塗り、プローブと呼ばれる小さな機器をあてて

頸動脈を観察します。所要時間は、約15分程度です。

最後に 超音波検査は非侵襲的かつ簡便で、繰り返し実施できること

が最大の利点です。安心して検査を受けられてください。

( 図1) 正常の頸動脈超音波像

( 図2) プラーク形成した頸動脈の超音波像

1.1mm以上➡異常肥厚

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 5名の循環器専門医、2名の放射線専門医の協力を得て、高血圧・心臓病・

脳卒中を中心に診療しています。CT検査・心臓エコー検査にも力を入れてい

ます。在総診を行っています。入院可。

村山 榮一

〒815-0041 福岡市南区野間3-3-6

TEL 092-541-0126 FAX 092-552-6788

循環器科・内科

月〜金 9:00〜17:00木 11:00〜15:30 及び 金 14:00〜17:00 は代診医昼休み 12:30〜14:00 土、日、祝日は休診

 野間3丁目(野間サニー裏通り)で開業して8年目となりました。婦人科疾

患、特に悪性腫瘍の早期診断、更年期障害・月経困難症などの治療に力を入れ

ています。分娩は行っておりませんが、里帰り妊婦さん妊婦さんを中心に妊婦

健診も実施しております。

■ホームページアドレス URL http://www5b.biglobe.ne.jp~h_clinic/

東原 潤一郎

〒815-0041 福岡市南区野間3-22-34

TEL 092-554-8111 FAX 092-554-8112

産婦人科・麻酔科

月〜金 9:00〜18:00 土 9:00〜13:00昼休み 12:30〜14:00 日、祝日は休診

 2005年7月に開業しました。糖尿病専門医として地域医療に貢献していき

たいと思っています。九州中央病院との病診連携を通じて良い医療ができるよ

うに努力します。

姫野 治子

〒815-0033 福岡市南区大橋1-18-1

TEL 092-554-7171 FAX 092-554-6600

内科

月火水金 9:00〜18:00 木土 9:00〜13:00昼休み 12:30〜14:00 日、祝日は休診

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 長尾病院は城南区樋井川にある123床(一般30床、回復期リ

ハビリ病棟60床、医療型療養病棟30床)の内科病院ですが、

南区の患者さんが半数以上占めておられます。開設時の地名

「長尾」にちなんで病院の名称を長尾病院としました。開設

以来リハビリを診療の柱にしていますが、内科、循環器科、

神経内科、消化器科、リウマチ科、リハビリ科を標榜し、地

域の慢性腎不全患者さんの血液透析も行っています。また、

関連施設として老人保健施設、在宅ケアーセンター、特別養

護老人ホームを持っており、医療と福祉の連携を図っていま

す。九州中央病院とは長年にわたって連携してまいりました

が、連携パスが重要となった今、データを提供できる密接な

連携を進めて行きたいと思っております。

 回復期リハビリ病棟を軸とする入院リハ、外来リハ、訪問リハ、介護保険による通所リハ(高齢者向けの通所リハ

とリハビリ中心の通所リハの二本立て)を行っていますが、質の高さはリハビリ医学会専門医が3名常勤し、各分野の

リハビリを担当し、多数のスタッフの指導を行っていること、リハビリ医学会の専門医研修施設に認定されているこ

と、また、臨床研究の成果を国際学会にも発表していることでおわかりと思います。回復期リハ病棟は脳血管障害の

患者さんが多く、ADL訓練などはもちろん、嚥下障害、高次脳機能障害、麻痺上肢に対する反復促通法など特化した

リハビリを行っていますが、骨折や切断などの障害にも取り組んでいます。装具・義肢を重視し、病院内に義肢装具

士(国家資格)を常駐させていますので、いつでも義肢・装具の作製、調整ができます。さらに装具で矯正できない変

形した麻痺足に対するアキレス腱延長術などの手術を積極的に行っておりますので、北九州などから患者さんが紹介

されることもあります。また、嚥下リハビリを行っても口から食べられない患者さんには内視鏡的胃瘻造設術を行っ

ています(既に170例)。

 内科診療では入院患者さんは肺炎や慢性腎不全が多く、外来患者さんは慢性期の脳血管障害、生活習慣病、慢性腎

不全が多いのですが、消化器科の医師の努力により消化器疾患の患者さんも増えております。最近、糖尿病診療に力

を入れており、糖尿病専門医(3名の非常勤医)、5名の糖尿病療養士(ナース、栄養士、薬剤師)、理学療法士がチーム

で治療に取り組み、糖尿病教室とフットケアーを行っています。透析室で約90名の末期腎不全患者さんの血液透析

治療を行っていますが、約半数は糖尿病性腎症が原因です。腎臓内科部長が透析医療に加えて、腎・高血圧外来を担

当しておりますので、糖尿病性腎症を予防する治療、腎不全の進行を遅

らせる治療までができる体勢となっています。

 九州中央病院で神経内科担当の井上尚英医師が当院でも神経内科の

外来(週1回)を担当し、数多くのパーキンソン病患者さんを診ています

が、リハビリの必要性があれば療養病棟に入院できるというメリットも

あります。

 大病院が行わないが、地域になくてはならない医療を連携によって、

質高く提供することをめざして努力しておりますので、今後ともよろし

くお願いいたします。

ホームページアドレス URL:http://www.nagao.or . jp

登録医 医療法人順和 長尾病院  院長 服部文忠

服部 文忠

〒814-0153 福岡市城南区樋井川3-47-1

TEL 092-541-2035 FAX 092-541-2045

▲病院全景

▲回復期リハ病棟回診風景

3名のリハビリ医学会専門医が揃ってスタッフと

回診しているところです。

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健康管理課よりお知らせ

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した

 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に該当する者及びその予備群を早い段階で判定し動脈硬化

の進行を防ぐことを目的として、平成20年4月から新たな健診(特定健診)と保健指導(特定保健指導)が始

まります。

 この健診は、受診者が行動変容をおこす(生活習慣を改善する)ように支援する保健指導に重点が置かれて

います。具体的には(下図)、受診者は特定健診の結果により生活習慣改善の必要性や動脈硬化の危険度に応

じて、“情報提供”、“動機付け支援”、“積極的支援”のいずれかに判定され、健診後最長6カ月間に亘

り医師、保健師、管理栄養士などから指導を受けます。個々の生活習慣を考慮しながら行動目標・行動計画を

立て、より効果的な保健指導を目指します。

 特定健診は満40歳から74歳のすべての方が対象となる、医療保険者に法律で義務付けられた健診です。大

事なことは早くから食事や運動に注意し節制した生活を心がけることです。特にお腹周りの気になる方は生

活習慣を見直しておきましょう。                 (図:健診・保健指導の流れ(概略))

特定健診・保健指導について

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栄養管理室よりお知らせ

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薬剤部よりお知らせ

薬の服用により便、尿、その他の分泌

物が着色することがありますがほと

んどの場合は心配いりません。

主なものをあげましたので、参照して

ください。

薬によっては、( 他院でもらった薬、

市販薬を含む)臨床検査値に影響を与

えることがあります。

尿の検査を受ける時は薬を服用して

いることを主治医に伝えてください。

薬の名前 薬  効 着 色 ・ 変 化

アローゼン

下    剤 尿が黄褐色又は赤色になることがある。プルゼニド

ダイオウ末

フラビタン

ビタミンB2を含むビタミン剤 尿を黄変させることがある。

ビタノイリン

ノイロビタン

ハイボン

パンビタン末

キネダック 末梢神経障害を改善する薬 尿が黄褐色又は赤色になることがある。

フェロミア 鉄    剤 便が黒色になることがある。

リファジン 抗 生 物 質

歯が一時的に着色することがある。

尿、便、痰、汗、涙液が橙赤色になること

がある。

メサフィリン 胃・十二指腸潰瘍・胃炎治療薬ソフトコンタクトレンズが変色すること

がある。

サラゾピリン 大腸の炎症を抑える薬 尿が黄赤色になることがある。

アザルフィジン 抗リウマチ剤ソフトコンタクトレンズが着色すること

がある。

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南警察署よりお知らせ

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編集:広報誌編集委員会発行:杉町圭蔵

URL:http://kyushu-ctr-hsp.com

 今年も酷暑でしたが、ようやく秋の気配を感じられる過

ごしやすい季節になってまいりました。スポーツの秋、読

書の秋、と何をするにも適していますが、食欲の秋とばか

りに食べすぎ、飲みすぎには注意しましょう。

季節の変わり目は、一日の気温の差が大きく体調を崩し

やすくなりますが、皆様も体調管理には十分お気を付けく

ださい。広報誌編集委員 エザキ

編集後記

九州中央病院広報誌「きなざっせ」第35号

診療窓口内線番号

月 火 水 木 金

AM PM AM PM AM PM AM PM AM PM

内  

新 

①(2231) 鬼木 東 姫野 服部 井上(神経内)

②(2232) 宮田 朔 冨永 井手脇 朔

③(2233) 檜沢 谷口 竹迫 河野 平橋

一般、予約再来

⑤(2235) 井手脇 姫野 服部 姫野 井手脇

⑥(2236) 冨永 冨永 河野 鬼木 鬼木

⑦(2237) 平橋 平橋 東 谷口 中原

(2230)(2234)

⑧(2238) 朔 竹迫 永田/檜沢 竹迫 姫野

⑨(2281) 古藤 古藤 中島 古藤(新患) 中島(新患)

⑩(2282) 院長(腫瘍外来) 宮田 大森(循環器) 古藤 東 大森(循環器) 服部/原田

心療内科・アレルギー科(2213) (2214) 十川 十川 十川 十川 十川

精神科(2210)

①(2211) 野見山 野見山 野見山 野見山 野見山

②(2212) 宮崎

小児科(2140)

(2142) 徳川 徳川 徳川 徳川 徳川

(2141)

外 科(2170)

①(2171) 北村(新患) 斎藤(新患) 池部 北村 池部(新患)

②(2172) 住吉 長谷川 住吉(新患) 長谷川(新患) 斎藤

③(2173) 山口 庄司(新患) 九大(血管外科)(予約) 山口

専門外来 呼吸器外科 血管外科 血管外科 呼吸器外科

乳腺外科(2126)(2127) 北村(薫) 北村(薫) 北村(薫) 北村(薫) 北村(薫)

(2128) 寺本 寺本 寺本 寺本 寺本

リンパ浮腫センター (2164)千葉/佐藤(技師) 佐藤(技師) 千葉/佐藤(技師) 佐藤(技師) 千葉/佐藤(技師)

川村(看護師) 川村(看護師) 川村(看護師) 川村(看護師) 川村(看護師)

整形外科(2155)

下線:再来

*印:新患・再来

①(2156) 有園* 有薗 有薗*

②(2157) 上ノ町 時任 新患担当 上ノ町 時任

③(2158) 濱田 新患担当 山口 新患担当 濱田

⑤(2159) 志田 志田 松本* 松本 志田

⑥(2162) 松本 弓削 弓削 山口

脳神経外科(2152)(2153) 芳賀 芳賀 芳賀 外間 手術日 芳賀/九大

皮膚科(2240)

(2242) 国場 国場 国場 手術日 国場

(2241) 増永 増永 増永 増永 増永

泌尿器科(2165)

(2166) 結城 結城 結城 九大 結城

(2167) 諸隈 諸隈 諸隈 九大 諸隈

ストーマ外来(要予約) ストーマ外来(要予約)

産婦人科(2215)

(2218) 野崎 野崎 野崎 野崎 野崎(更年期要予約)

(2216) 小金丸 有働 松本 小金丸 松本(妊婦検診)

(2217) 松本 松本 小金丸 松本 小金丸

(2217) 有働 小金丸 有働 有働 有働

眼 科(2220)*月、木曜午後は手術日

(2221) 中村 *午後:手術日 中村 中村 中村 *午後:手術日 中村

(2222) 上野 上野 上野 上野 上野

耳鼻咽喉科(2145)

(2146) 江島 九大 江島 江島 江島

(2147) 松尾 九大 松尾 松尾 松尾

放射線科 (2190) 花田 花田 花田 花田 花田

歯科口腔外科 (2150)堀之内 堀之内 九大 堀之内 堀之内

関 関 九大 関 関

ペインクリニック (2250) 稲井 八島

腹部エコー (2183) 花田 花田 花田 花田 花田

胃 透 視⑫(2187) 花田 花田

⑬(2188) 中原 谷口 檜沢

内 視 鏡 (2175)

谷口 中原 中原 檜沢 檜沢

中原 檜沢 九大 中原 谷口

北村(予約)

斉藤(予約)

平成19年10月1日現在九州中央病院外来診療担当表

新患・再来の受付時間 8:30〜11:00  (ペインクリニック8:30〜10:30) (ストーマ外来:月・金 要予約)

紹介患者受付時間   8:30〜12:00  (乳腺外科 8:30〜11:00) (耳鼻咽喉科:金曜日8:30〜11:00) (血管外科:水曜日(庄司)9:30〜11:00)