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ヒヒまま 緑内障視野変化確率分析(Glaucoma change probability Analysis) 緑内障及び緑内障の疑われる患者の視野の時系変化がランダムな変動(ばらつき)か 真の変動(視野変化)なのかを識別することを目的とする。 緑内障視野変化 フォローアップ 患者名 カルテ番号 検査眼 生年月日 グレイトーン トータル偏差確率表示 ベースラインからの偏差 検査日 GHT 検査日 検査日 正常範囲外 MD 変化 変化確率値 確率値 変化確率マップ 視野変化確率分析では、 時系による MD の有意な 変化を評価する。これは、 安定した緑内障患者に見 られる典型的な変化以上 の MD 変化の見られた例 を強調することを目的とす る。各検査結果の変化確 率マップの下にdB 表示さ れる。 MD 変化が 10%、5%、 2.5%水準で有意な場合 感度低下を示す▲、或い は改善を示す△を伴って 確率P値が表れる。変化 量が有意でない場合「有 意でない」のメッセージが 表れる。 緑内障性視野変化確率マップ(Change Probability Map):フォローアップ ベースライン からのdB 変 化を統計的な有意性で示 したもの。ベースラインと フォローアップの視野変 化をデータ-ベースであ る安定した緑内障患者の 変動と比較し、有意性を 評価、プロット表示する。 医学的に安定した緑内障患者の 5%水準で有意な感度の改善 医学的に安定した緑内障患者の 5%水準で有意な感度の沈下 有意な変化なし 判別不能(主にベースラインで既にかなりの深い欠損があり、それ が更に深くなった場合又は,MD が-15dB を超える場合) ベースラインとフォローアップの平均 MD がー15dB を超えると「全検 査の平均 MD が低すぎます」のメッセージが表れる。 患者個ベースラインデーターから化確率マップと MD 変化の有意性を測定毎 に示唆し、微小な視野欠損の解析を行い、 初期の視野変化の検出が可能となる。 欠損の検出された場所が、単に正常のば らつきに起因するものか、またはそれ以外 に起因するものかを判別する。 ベースライン 最初検査結果平均をとったもの2回の検査結果のみ選択された場合、最初をベー スライン、2回めの結果をフォローアップとする。 初回の検査結果の MD が2回め以降の合計5回以 上の検査結果 MD と比較して著しく低下している場 合(P>5%)、初回の検査結果は除外され2回めと 3回めの結果を採用する。 患者名 カルテ番号 検査眼 生年月日 グレイトーン トータル偏差確率表示 GHT 正常範囲外 検査日 緑内障視野変化 ベースライン 検査日 MD プロット 中心窩閾値 平均偏差 「MD の傾きは優位である」「有意 でない」のメッセージを伴って視野 変化解析の線形回帰解析と同様 に表示される。少なくとも5回の検 査が必要で、初回の検査結果が2 回めと比較して著しく MD が低い 場合(P<5%)、回帰線は初回の 結果を無視して解析される「改良 (Modified)」が追加される 改良線形回帰解析 (Modified linear regression) 確率値 中心窩閾値 平均偏差 各測定点におけるフォロー アップの結果をベースライ から差し引いたもので単 位はdB である。解析は全 て患者の年齢に応じて修 正される。 緑内障性視野変化が進行して 沈下しているのか、或いは単に バラツキの範囲内にあるかを測 定点毎に判別する。ベースライ として最初の1回目と2回目 の検査結果を採用し、以後の結 果(フォローアップ)の比較・解 析の基本とする。 視野変化解析のグローバル インデックスの項参照。 × プリントアウト例は説明書より抜粋 目的 ファーストパック 全点閾値 までの結果 信頼係数場合

緑内障視野変化確率分析(Glaucoma change …EF%BC%8E%E8%A6%96%E9%87%8E%E6%A4%9C...ヒヒまま 緑内障視野変化確率分析(Glaucoma change probability Analysis)

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ヒヒまま

緑内障視野変化確率分析(Glaucoma change probability Analysis) 緑内障及び緑内障の疑われる患者の視野の時系変化がランダムな変動(ばらつき)か真の変動(視野変化)なのかを識別することを目的とする。

緑内障視野変化

フォローアップ

患者名

カルテ番号

検査眼

生年月日

グレイトーン トータル偏差確率表示 ベースラインからの偏差

検査日

GHT

検査日

検査日

正常範囲外

MD 変化

変化確率値 確率値

変化確率マップ

視野変化確率分析では、時系による MD の有意な変化を評価する。これは、安定した緑内障患者に見られる典型的な変化以上の MD 変化の見られた例を強調することを目的とする。各検査結果の変化確率マップの下にdB 表示される。 MD 変化が 10%、5%、2.5%水準で有意な場合感度低下を示す▲、或いは改善を示す△を伴って確率P値が表れる。変化量が有意でない場合「有意でない」のメッセージが表れる。

緑内障性視野変化確率マップ(Change Probability Map):フォローアップ

ベースラインからのdB 変化を統計的な有意性で示したもの。ベースラインとフォローアップの視野変化をデータ-ベースである安定した緑内障患者の変動と比較し、有意性を評価、プロット表示する。

医学的に安定した緑内障患者の 5%水準で有意な感度の改善

医学的に安定した緑内障患者の 5%水準で有意な感度の沈下 有意な変化なし

判別不能(主にベースラインで既にかなりの深い欠損があり、それ

が更に深くなった場合又は,MD が-15dB を超える場合) ベースラインとフォローアップの平均 MD がー15dB を超えると「全検査の平均 MD が低すぎます」のメッセージが表れる。

患者個々のベースラインのデーターから変化確率マップと MD 変化の有意性を測定毎に示唆し、微小な視野欠損の解析を行い、初期の視野変化の検出が可能となる。 欠損の検出された場所が、単に正常のばらつきに起因するものか、またはそれ以外に起因するものかを判別する。

ベースライン

最初の2回の検査結果の平均をとったもの。但し、2回の検査結果のみ選択された場合、最初をベースライン、2回めの結果をフォローアップとする。 初回の検査結果の MD が2回め以降の合計5回以上の検査結果 MD と比較して著しく低下している場合(P>5%)、初回の検査結果は除外され2回めと3回めの結果を採用する。

患者名

カルテ番号

検査眼

生年月日

グレイトーン トータル偏差確率表示

GHT 正常範囲外

検査日

緑内障視野変化

ベースライン

検査日

MD プロット 中心窩閾値 平均偏差

「MD の傾きは優位である」「有意

でない」のメッセージを伴って視野変化解析の線形回帰解析と同様

に表示される。少なくとも5回の検

査が必要で、初回の検査結果が2回めと比較して著しく MD が低い

場合(P<5%)、回帰線は初回の

結果を無視して解析される「改良(Modified)」が追加される

改良線形回帰解析

(Modified linear regression)

確率値

中心窩閾値 平均偏差

各測定点におけるフォローアップの結果をベースラインから差し引いたもので単位はdB である。解析は全て患者の年齢に応じて修正される。

緑内障性視野変化が進行して沈下しているのか、或いは単にバラツキの範囲内にあるかを測定点毎に判別する。ベースラインとして最初の1回目と2回目の検査結果を採用し、以後の結果(フォローアップ)の比較・解析の基本とする。

視野変化解析のグローバルインデックスの項参照。

×

プリントアウト例は説明書より抜粋

目的

ファーストパック

全点閾値

今までの結果

信頼係数が低い場合