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FJDL7005-01 発行日: 2011 10 18 ML7005 DTMF トランシーバ 1/25 概要 ML7005 は多機能型の DTMF トランシーバ LSI です。 内蔵機能は DTMF 信号の発生、受信機能の他コールプログレストーンの発生、検出機能及び FAX 用無 鳴動信号の検出です。 各ブロックは、4ビットのプロセッサインターフェースを介して制御できます。 モデムは内蔵していませんが、DTMF 受信器を高速検出モードに設定することにより 66bps 以下でのデー タ伝送が DTMF 方式で可能です。 ML7005 は低消費電力を目的として開発したもので、テレコントロールシステム、特に ACR(Automatic Cost Routing)コントローラの通信用として最適です。 特長 広い電源電圧範囲 +2.7V +5.5V 低消費電力 動作時 TYP 4.0mAVDD=3V動作時 TYP 5.0mAVDD=5Vパワーダウン時 TYP 1μA 4 ビットプロセッサインタフェースはインテル系の読み出しと書き込みの信号が分離した方式とモトローラ系 の読み出しと書き込みの信号が共用となる方式の両方に対応可能。 DTMF 受信器は高速検出モード(信号繰り返し時間 60ms 以上)と通常検出モード(信号繰り返し時間 90ms 以上)の選択が可能 コールプログレストーン発生器及び検出器内臓 FAX 用無鳴動信号(FX1300Hz)検出器内臓 DTMF 信号の発生、検出及びコールプログレストーンの発生、検出の 4 機能同時動作も可能 3.579545MHz クリスタル用発振回路内蔵 パッケージ: 32 ピンプラスチック SSOP SSOP32-P-430-1.00-K(製品名: ML7005MB

発行日: 年 月 日 ML7005...FJDL7005-01 発行日: 2011 年10 月18 日 ML7005 DTMF トランシーバ 1/25 概要 ML7005 は多機能型のDTMF トランシーバLSI です。

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FJDL7005-01発行日: 2011 年 10 月 18 日

ML7005 DTMF トランシーバ

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概要

ML7005 は多機能型の DTMF トランシーバ LSI です。 内蔵機能は DTMF 信号の発生、受信機能の他コールプログレストーンの発生、検出機能及び FAX 用無

鳴動信号の検出です。 各ブロックは、4ビットのプロセッサインターフェースを介して制御できます。 モデムは内蔵していませんが、DTMF 受信器を高速検出モードに設定することにより 66bps 以下でのデー

タ伝送が DTMF 方式で可能です。 ML7005 は低消費電力を目的として開発したもので、テレコントロールシステム、特に ACR(Automatic Cost Routing)コントローラの通信用として 適です。

特長

広い電源電圧範囲 +2.7V ~ +5.5V 低消費電力 動作時 TYP : 4.0mA(VDD=3V) 動作時 TYP : 5.0mA(VDD=5V) パワーダウン時 TYP : 1µA 4 ビットプロセッサインタフェースはインテル系の読み出しと書き込みの信号が分離した方式とモトローラ系

の読み出しと書き込みの信号が共用となる方式の両方に対応可能。 DTMF 受信器は高速検出モード(信号繰り返し時間 60ms 以上)と通常検出モード(信号繰り返し時間

90ms 以上)の選択が可能 コールプログレストーン発生器及び検出器内臓 FAX 用無鳴動信号(FX:1300Hz)検出器内臓 DTMF 信号の発生、検出及びコールプログレストーンの発生、検出の 4 機能同時動作も可能 3.579545MHz クリスタル用発振回路内蔵 パッケージ: 32 ピンプラスチック SSOP (SSOP32-P-430-1.00-K) (製品名: ML7005MB)

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ML7005

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ブロック図

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端子接続(上面図)

32 ピンプラスチック SSOP

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端子機能説明

端子名 ピン番号 I/O 機能

DTRIO 1 OUT DTMF信号受信用入力アンプの出力端子です。受信信号レベルの調整は

図 8 を参照してください。DTMF 信号受信器を使用しない場合は図 10 を

参照してください。 DTRIM 2 IN DTMF 信号受信用入力アンプの反転入力端子です。 DTRIP 3 IN DTMF 信号受信用入力アンプの非反転入力端子です。

SG 4 OUT

シグナルグランド電圧の出力端子です。出力電圧は1/2VDDです。 SG-GND間に1μFのコンデンサを接続してください。 パワーダウン時はハイインピーダンス状態となります。

CPAO 5 OUT

コールプログレストーン(CPT)信号発生器の送信出力レベル調整用アン

プの出力端子です。このアンプの非反転入力はLSI内部でSGに接続され

ています。 送信信号レベルの調整法は図11を参照してください。 このアンプを使わない場合、CPAO 端子と CPAI 端子を短絡して下さい。

CPAI 6 IN コールプログレストーン信号発生器の送信出力レベル調整用アンプの反 転入力端子です。

CPTGO 7 OUT

コールプログレストーン信号発生器のアナログ出力端子です。 この端子の出力振幅は約-3dBmで一定ですが、前述のCPAO, CPAI端子を使うことにより、レベルを変えることができます。 レベル調整は図11の方法で行って下さい。 出力信号の ON/OFF は、コントロールレジスタの CPGC で制御してくださ

い。

PTYPE 8 IN

プロセッサのタイプを選択する入力端子です。 READB,CSB, ALE, WRB, D1,_D0端子の機能を切り替えます。 "1"の時インテル系の読み出しと書き込みの信号が分離された方式とな

り、"0"の時モトローラ系の読み出しと書き込みの信号が共有となる方式

(MSM7524とコンパチブル)となります。 "0"または"1"に固定して使用してください。

VDD 9 - 電源端子です。

PD 10 IN

パワーダウンを制御する入力端子です。 "1"を入力すると本LSIの全系がパワーダウン状態になり、各機能の動作

は停止します。 また、アナログ出力端子のDCレベルは不定の状態となります。 また、デジタル出力端子(FXDO,CPDO)及びステータスレジスタは非検

出状態を表示します。 この時、コントロールレジスタCR及びDTMF送出レジスタDTMFTはクリア

されます。("0"が書き込まれます。) また、各検出器のタイマー等の内部回路もリセットされます。 電源投入後はこの端子に"1"を入力してリセットしてから使用して下さ い。 "0"を入力すると通常の動作となります。

X1 11 IN X2 12 OUT

3.579545MHzのクリスタル接続端子です。 機能説明の発振回路についてを参照して下さい。

CLKO 13 OUT 3.579545MHz のクロック出力端子です。 ML7005 を複数使う用途では、他の ML7005 を 1 個駆動できます。

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端子名 ピン番号 I/O 機能

READB 14 IN

プロセッサインタフェースの入力端子です。 PTYPE="1"(読み書き分離信号モード)の時: 読み出し制御入力端子となります。 "0"を入力すると指定されたレジスタのデータをデータバスライン (D3~D0)に出力します。 このときCSBは"0"である必要があります。 図4のプロセッサインタフェースタイミングも参照してください。 PTYPE="0"(読み書き共通信号モード)の時: プロセッサからのクロック入力端子となります。 (MSM7524のSCLKに相当) ライトモードでは、このREADB信号の立下がりでD3~D0のデータを 所定の内部レジスタに書き込みます。 リードモードでは、このREADB信号が"1"の時レジスタのデータを D3~D0に出力し、"0"の時D3~D0を解放します。 READB信号は周期信号でなくてもかまいません。 図 5 のプロセッサインタフェースタイミングも参照してください。

CSB 15 IN プロセッサインタフェースのチップセレクト入力端子です。 この CSB 信号が"0"の時読み出しや書き込みが可能になり、"1"の時は読

み出しや書き込みは出来ません。

ALE 16 IN

プロセッサインタフェースの入力端子です。 PTYPE="1"(読み書き分離信号モード)の時: アドレスラッチイネーブル入力となります。 ALEの立下がりでD1とD0のレジスタアドレスデータをラッチします。 PTYPE="0"(読み書き共通信号モード)の時: アドレスデータ入力となります。(MSM7524のAD0に相当) "1"の時コントロールレジスタ(CR)への書き込み、ステータスレジスタ (STR)からの読み出しが可能です。 "0"の時DTMF送出レジスタ(DTMFT)への書き込み、 DTMF 受信レジスタ(DTMFR)からの読み出しが可能です。

WRB 17 IN

プロセッサインタフェース用の入力端子です。 PTYPE="1"(読み書き分離信号モード)の時: 書き込み制御入力端子となります。 WRB信号の立上がりでデータバスライン(D3~D0)のデータを指定 されたレジスタに書き込みます。 このときCSBは"0"である必要があります。 PTYPE="0"(読み書き共通信号モード)の時: リード、ライトのモード制御信号入力端子となります。 (MSM7524のR/WBに相当) "1"の時リードモード、"0"の時ライトモードとなります。

D3~D0 18~21 I/O プロセッサインタフェース用の4ビットのデータバス入出力端子です。 PTYPE="1"(読み書き分離信号モード)の時は D1, D0 はアドレスの指定

の為にも使われます。

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端子名 ピン番号 I/O 機能

CPDO 22 OUT

コールプログレストーン検出器のデジタル出力端子です。 CPDIP及びCPDIM端子へ400Hzの信号が入力された時"1"を出力しま

す。 DOEN レジスタが"0"の時は"0"に固定されます。

GND 23 - 接地端子です。

DTGO 24 OUT

DTMF信号発生回路のアナログ出力端子です。 この端子の出力振幅は低群約-9.0dBm、高群約-7.0dBmで一定ですが、

後述のDTAI, DTAO端子を使うことにより、レベルを変えることができま

す。 レベル調整は図11の方法で行って下さい。 出力信号の ON/OFF は、コントロールレジスタの MFC で制御して下さい。

DTAI 25 IN

DTMF信号発生器の送信出力レベル調整用オペアンプの反転入力端子

です。 このアンプの非反転入力はLSI内部でSGに接続されています。 送信信号レベルの調整は図11を参照してください。 このアンプを使わない場合、DTAO 端子と DTAI 端子を短絡して下さい。

DTAO 26 OUT DTMF 信号発生器の送信出力レベル調整用オペアンプの出力端子です。

FXDO 27 OUT

FAX用無鳴動信号検出器のデジタル出力端子です。 FXDIM端子に1300Hzの信号が入力された時、"1"を出力します。 ただし、コールプログレストーン受信時(CPDO="1")には強制的に"0"を出

力します。 また、DOEN レジスタが"0"の時も"0"に固定されます。

FXDIM 28 IN

FAX用無鳴動信号(FX)検出用入力アンプの反転入力端子です。 受信信号レベルの調整は図9を参照してください。 FX 検出器を使用しない場合は FXDIM 端子と FXDIO 端子を短絡させて

下さい。 FXDIO 29 OUT FAX 用無鳴動信号検出用入力アンプの出力端子です。

CPDIP 30 IN コールプログレストーン(CPT)検出用入力アンプの非反転入力端子です。

受信信号レベルの調整は図8を参照して下さい。 CPT 検出器を使用しない場合は図 10 を参照して下さい。

CPDIM 31 IN コールプログレストーン検出用入力アンプの反転入力端子です。 CPDIO 32 OUT コールプログレストーン検出用入力アンプの出力端子です。

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絶対最大定格

項目 記号 条件 定格値 単位

電源電圧 VDD -0.3 ~ +7 V 入力電圧 VI

Ta=25 GND に対して -0.3 ~ VDD+0.3 V

保存温度 TSTG — -55 ~ +150 °C 出力短絡電流 ISHT VDD または GND にショート 35 mA 許容損失 PD — 100 mW

推奨動作条件

項目 記号 条件 Min. Typ. Max. 単位

電源電圧 VDD — +2.7 +3.6 +5.5 V 動作温度範囲 TOP — -30 — +85 °C 入力クロック周波数偏差 fCLK -0.1 — +0.1 % 入力クロックデューティ DUTY

外部クロックを X1 へ入力

する時 40 — 60 % X1,X2 負荷容量 C1,C2 — 18 20 22 pF SG バイパス容量値 C3 SG - GND 間 1 — —

C4 10 — — VDD バイパス容量値

C5 VDD - GND 間

0.1 — — F

デジタル入力立上がり時間 tIR — — 50 デジタル入力立下がり時間 tIF

PD, READB, CSB, ALE, WRB, D3~D0 — — 50

ns

CDL1 FXDO, CPDO, D3~D0 — — 40 デジタル出力負荷容量

CDL2 CLKO — — 20 pF

周波数偏差 — +25 ±5 -100 — +100 温度特性 — -30 ~ +85 -100 — +100

ppm

等価直列抵抗 — — — — 90

ル 製作負荷容量 — — — 16 — pF

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電気的特性

直流及びデジタルインターフェース特性

(VDD=+2.7 ~ +5.5 V、Ta=-30 ~ +85°C)

項目 記号 条件 Min. Typ. Max. 単位 VDD=+2.7~+5.5V — — 9.0

VDD=+3V — 4.0 — IDD1 動作時

VDD=+5V — 5.0 — mA

電源電流

IDD2 パワーダウン時 — 1 40 AVIH 0.7VDD — VDD

デジタル入力電圧 VIL

— 0.0 — 0.3VDD

V

IIH VI= VDD -10 0 10 デジタル入力電流

IIL VI=0V -10 0 10 A

VOH IOH=-100A VDD - 0.2 VDD - 0.06 VDD VOL

CLK0以外 IOL=100A 0.0 0.06 0.2

VOHCK VDD-0.5 — VDD デジタル出力電圧

VOLCK CLKO, CL≦20pF

0.0 — 0.5

V

アナログ入力抵抗 RIN ※1 — 10 — MVSG SG VDD/2-0.1 VDD/2 VDD/2+0.1

アナログ出力直流電位 VAO ※2 — VDD/2 —

V

アナログ出力負荷抵抗 ROUT ※3 20 — — k

注記:※1 DTRIM, DTRIP, CPAI, DTAI, FXDIM, CPDIP, CPDIM ※2 DTRIO, CPAO, CPTGO, DTGO, DTAO, FXDIO, CPDIO ※3 DTRIO, CPAO, CPTGO, DTGO, DTAO, FXDIO, CPDIO, SG

交流特性 交流特性 1 DTMF 信号発生器

(VDD=+2.7 ~ +5.5 V、Ta=-30 ~ +85°C)

項目 記号 条件 Min. Typ. Max. 単位VDTTL 低群トーン -10.5 -9.0 -7.5

DTMF 送出レベル VDTTH 高群トーン -8.5 -7.0 -5.5

※1dBm

信号レベル相対値 VDTDF VDTTH - VDTTL 1.0 2.0 3.0 dB出力周波数偏差 fDDT 対公称周波数 -1.5 — +1.5 % DTMF 歪率 THDDT

DTGOで 測定

高調波 - 基本波 — -40 -23 dBVS1 4kHz~8kHz — P - 51 P - 20 VS2 8kHz~12kHz — P - 60 P - 40

不要送出レベル

VS3

DTGO で測

定 し た 対 出

力 信 号 レ ベ

ル 12kHz~ 各 4KHz 帯域

— P - 75 P - 60 dB

注記:※1 信号レベルに対する単位(dBm)は600Ω系で、0dBm=0.775Vrmsです。 (全ての交流特性に適用します。)

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交流特性 2 コールプログレストーン(CPT)発生器

(VDD=+2.7 ~ +5.5 V、Ta=-30 ~ +85°C)

項目 記号 条件 Min. Typ. Max. 単位

送出レベル VCPT — -4 -2.5 -1 dBm出力周波数 fCPT — 380 400 420 Hz 出力歪率 THDCPT 高調波 - 基本波 — -39 -23 dB

交流特性 3 コールプログレストーン(CPT)検出器

(VDD=+2.7 ~ +5.5 V、Ta=-30 ~ +85°C)

項目 記号 条件 Min. Typ. Max. 単位 2.7V≦VDD≦5.5V -46 — -6

CPT 検出レベル VDETCP 4.5V≦VDD≦5.5V -46 — 0

CPT 非検出レベル VREJCP fin= 350 ~ 450 Hz at CPDIO — — -60 dBm

tDETCP 検出 30 — — 入力信号継続時間

tREJCP 図 1 参照 非検出 — — 10 ms

CPT 検出遅延時間 tDELCP 10 18 30 CPT 検出保持時間 tHOLCP

10 18 30

ms

CPT 検出周波数 fDETCP — 350 — 450 Hz 530 — —

CPT 非検出周波数 fRETCP — — — 290

Hz

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交流特性 4 FAX 用無鳴動信号(FX)検出器

(VDD=+2.7 ~ +5.5 V、Ta=-30 ~ +85°C)

項目 記号 条件 Min. Typ. Max. 単位 2.7V≦VDD≦5.5V -40 — -6

FX 検出レベル VDETFX 4.5V≦VDD≦5.5V –40 — 0

FX 非検出レベル VREJFX fin=1280~1320Hz at FXDIO — — -60 dBm

tDETFX 検出 65 — — 入力信号継続時間

tREJFX 図 2 非検出 — — 30 ms

FX 検出遅延時間 tDELFX 35 50 65 FX 検出保持時間 tHOLFX

35 50 65

ms

FX 検出周波数 fDETFX — 1280 — 1320 Hz 1380 — —

FX 非検出周波数 fRETFX — — — 1200

Hz

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交流特性 5 DTMF 受信器

(VDD=+2.7 ~ +5.5 V、Ta=-30 ~ +85°C)

項目 記号 条件 Min. Typ. Max. 単位VDETDT1 2.7V≦VDD≦5.5V -42 — -10

DTMF 検出レベル VDETDT2 1 波当り 4.5V≦VDD≦5.5V -42 — 0

DTMF 非検出レベル VREJFX at DTRIO — — -60 dBm

検出周波数帯域 fDETDT -1.8 — +1.8 +3.8 — —

非検出周波数帯域 fREJDT 公称周波数に対して

— — -3.8 %

2 周波間レベル差 VTWIST (高群トーン)-(低群トーン) -6.0 — +6.0 dB 許容雑音レベル VNIS N/S(N:0.3~3.4kHz) — -12 — dB ダイアルトーン除去 VREJDT 360 ~ 440Hz — 45 — dB

tCYCDT0 DTTIM="1" 60 — — 信号繰り返し時間

tCYCDT1 DTTIM="0" 90 — — tDETDT0 DTTIM="1" 35 — — tDETDT1

検出 DTTIM="0" 49 — —

tREJDT0 DTTIM="1" — — 10 入力信号継続時間

tREJDT1 非検出

DTTIM="0" — — 24 tPOSDT0 DTTIM="1" 21 — —

信号休止時間 tPOSDT1 ※1 DTTIM="0" 30 — — tBRKDT10 DTTIM="1" — — 0.4 tBRKDT11

SPB="1"(出力前) DTTIM="0" — — 0.4

tBRKDT20 DTTIM="1" — — 3 瞬断保護時間

tBRKDT21 SPB="0"(出力中) DTTIM="0" — — 10

tDELDT0 DTTIM="1" 12 26 37 検出遅延時間

tDELDT1 DTTIM="0" 24 41 49 tHOLDT0 DTTIM="1" 15 20 27

検出保持時間 tHOLDT1 DTTIM="0" 24 28 35

SP 遅延時間 tSP DTTIM="1", "0" 0.2 0.6 1.0

ms

注記:※1 タイミングは図3を参照してください。 入力レベルはVDETDT1, 2に示す全範囲です。

また入力周波数はfDETDTに示す全範囲です。

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DTMF 受信時のタイミング tDETDT:入力信号継続時間(検出) 入力信号継続時間がtDETDT以上の場合、正常受信します。 tREJDT:入力信号継続時間(非検出) 入力信号継続時間がtREJDT以下の場合、 この入力信号を無視しSPBおよびDTMF受信データは出力しません。 tPOSDT:信号休止時間 入力がtPOSDT以上無信号状態となるとDTMF受信データおよびSPBをリセットします。 また、DTMF信号受信中に受信データが変わっても、信号休止時間がtPOSDT以下の 場合(瞬断無しで変化した場合も含む)はSPBは"0"を継続し、DTMF受信データは初期の値を 維持して変わらない場合があります。 tBRKDT1:瞬断保護時間1 入力信号が到来してからSPB="0"となるまでのタイミングに適用します。 即ちtBRKDT1以下の無信号状態が発生してもSPB及びDTMF受信データは正常に出力します。 tBRKDT2:瞬断保護時間2 SPB="0"の時(受信データ出力時)に適用します。 即ち信号受信中にtBRKDT2以下の無信号状態(瞬断)が発生しても SPB及びDTMF受信データはリセットされません。 tCYCDT: 正常受信するために、信号繰り返し時間はtCYCDT以上にしてください。 tDELDT:検出遅延時間 入力信号の出現に対しDTMF受信データはtDELDTだけ遅延して出力します。 tHOLDT:検出保持時間 入力信号の停止に対しDTMF受信データおよびSPBはtHOLDTだけ遅延して出力を停止します。 tSP:SP遅延時間 DTMF受信データの出力に対しSPBはtSPだけ遅延して出力します。 従ってSPBの立ち下がりを検出したらDTMF受信データをラッチしてください。

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プロセッサインターフェース特性(読み書き分離信号モード)

(VDD=+2.7 ~ +5.5 V、Ta=-30 ~ +85°C)

項目 記号 条件 Min. Typ. Max. 単位

アドレスデータセットアップ時間 tAL — 80 — — ns アドレスデータ保持時間 tLA — 30 — — ns ALE 信号時間幅 tLL — 80 — — ns READ 前チップセレクト設定時間 tCRS — 30 — — ns READ 後チップセレクト保持時間 tCRH — 30 — — ns READB→データ出力遅延時間 tRD VOL≦0.4V、VOH≧VDD-0.4V 0 90 180 ns READ 後データフロート時間 tRDF — 5 37 60 ns READB 信号時間幅 tRW — 200 — — ns WRITE 前チップセレクト設定時間 tCWS — 30 — — ns WRITE 後チップセレクト保持時間 tCWH — 30 — — ns WRB 信号時間幅 tWW — 140 — — ns WRITE 前データセットアップ時間 tDW — 80 — — ns WRITE 後データ保持時間 tWD — 30 — — ns

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プロセッサインターフェース特性(読み書き共通信号モード)

(VDD=+2.7 ~ +5.5 V、Ta=-30 ~ +85°C)

項目 記号 条件 Min. Typ. Max. 単位

READB 信号周期 tCYC — 1 — — stHI H 区間 200 — —

READB 信号パルス幅 tLO L 区間 200 — —

SETUP 時間 tAS ALE→READB 80 — — ALE

HOLD 時間 tAH READB→ALE 20 — — SETUP 時間 tCS CSB→READB 80 — —

CSB HOLD 時間 tCH READB→CSB 20 — — SETUP 時間 tWRS WRB→READB 80 — —

WRB HOLD 時間 tWRH READB→WRB 20 — — SETUP 時間 tDWS D3~D0→READB 80 — — D3~D0

WRITE HOLD 時間 tDWH READB→D3~D0 30 — —

遅延時間 tDRD READB→D3~D0 VOL≦0.4V、VOH≧VDD-0.4V

0 90 180 D3~D0 READ

保持時間 tDRH

図 5

D3~D0→READB 5 37 60

ns

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ML7005

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レジスタ説明

レジスタインタフェース説明

DTMF送出データレジスタ(DTMFT)、DTMF受信データレジスタ(DTMFR)、コントロールレジスタ

(CR)、ステータスレジスタ(STR)の4個の4ビットレジスタが内蔵されています。 DTMFTレジスタとCRレジスタは書き込み専用であり、DTMFRレジスタとSTRレジスタは読み出し専用

です。 PTYPE端子を"1"にすることによりインテル系の読み出しと書き込みの信号が分離された方式でのレ

ジスタアクセスが可能になり、PTYPE端子を"0"にすることによりモトローラ系の読み出しと書き込みの

信号が共有化された方式でのレジスタアクセスが可能になります。 読み書き分離信号モード(PTYPE="1")ではCSBが"0"の時に、WRB信号の立上がりでD3~D0のデ

ータを取り込むことにより、DTMFT, CRレジスタへの書き込みができます。またCSBが"0"の時に、

READBを"0"にすることによりDTMFR, STRの内容をD3~D0に読み出すことができます。 読み書き共通信号モード(PTYPE="0")ではCSBとWRBが"0"のときにREADBの立下がりでD3~D0のデータとALEを取り込むことにより、DTMFT, CRレジスタへの書き込みができます。 またCSB="0"でWRB="1"のときにREADBの立上がりでALEをラッチし、内部処理時間後DTMFR, STRの内容をD3~D0に読み出すことができます。 PD端子に"1"を入力するとDTMFTレジスタ及びCRレジスタはリセットされます。

表 1. レジスタの概要

読み書き分離信号モ

ー ド で の ア ク セ ス 法

(アドレス)

読み書き共通信号モ

ードでのアクセス法 レジスタ名

D1 D0 ALE WRB

機能

DTMFT 0 0 0 0 DTMF 送出レジスタへの書き込み DTMFR 0 1 0 1 DTMF 受信データレジスタからの読み出し

CR 読 書

1 0 1 0 コントロールレジスタ CR への書き込み STR 1 1 1 1 ステータスレジスタからの読み出し

注意:DTMFT 及び CR レジスタの内容を読み出すことはできません。

表 2. 各レジスタの名称

レジスタ名 D3 D2 D1 D0

DTMFT DTT3 DTT2 DTT1 DTT0

DTMFR DTR3 DTR2 DTR1 DTR0

CR CPGC DTTIM D0EN MFC

STR SPB FXDR CPDR DETF

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DTMFT, DTMFR レジスタ

DTMFTレジスタに設定することにより16種類のDTMF送出信号を設定することができます。 またDTMFRレジスタより16種類のDTMF受信信号をモニタすることができます。 DTMF信号のコード表を表3に示します。DTMF信号を送信中(MFC="1")にDTMF送信コードを変更し

ても、出力周波数は変わりません。

表 3. レジスタの概要

DTT3 DTR3

DTT2 DTR2

DTT1 DTR1

DTT0 DTR0

DIGIT 低群信号(Hz) 高群信号(Hz)

0 0 0 1 1 697 1209

0 0 1 0 2 697 1336

0 0 1 1 3 697 1477

0 1 0 0 4 770 1209

0 1 0 1 5 770 1336

0 1 1 0 6 770 1477

0 1 1 1 7 852 1209

1 0 0 0 8 852 1336

1 0 0 1 9 852 1477

1 0 1 0 0 941 1336

1 0 1 1 * 941 1209

1 1 0 0 # 941 1477

1 1 0 1 A 697 1633

1 1 1 0 B 770 1633

1 1 1 1 C 852 1633

0 0 0 0 D 941 1633

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コントロールレジスタ CR

D3 D2 D1 D0 CPGC DTTIM D0EN MFC

ビット No.

名称 機能

D3 CPGC コールプログレストーン送出のON/OFF制御に使います。 0:CPTGO出力をOFFし、SGレベルを出力します。 1:CPTGO 出力を ON にし、コールプログレストーンを出力します。

D2 DTTIM

DTMF受信器の検出タイミングを制御します。 0:通常検出 1:高速検出 高速検出モードは音声や雑音で誤検出し易い傾向が有りますので、タイミ ングに余裕の有る場合は通常検出モード(DTTIM="0")に設定してください。

D1 D0EN コールプログレストーン検出器及びFX検出器の制御に使います。 0:CPDO, FXDO出力端子及びCPDR, FXDRレジスタを"0"に固定します。 1:CPDO, FXDO 出力端子及び CPDR, FXDR レジスタを有効にします。

D0 MFC DTMF送信出力のON/OFF制御に使います。 0:DTGO出力をOFFにし、SGレベルを出力します。 1:DTGO 出力を ON にし、DTMF 信号を出力します。

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ステータスレジスタ STR

D3 D2 D1 D0 SPB FXDR CPDR DETF

ビット No.

名称 機能

D3 SPB DTMF受信信号のシグナルプレゼントです。 0:有効なDTMF信号を受信していることを示します。 1:DTMF 信号を受信していないことを示します。

D2 FXDR

FAX用無鳴動信号検出出力を表示します。 0:FAX用無鳴動信号を受信していないことを示します。 1:有効なFAX用無鳴動信号(1300Hz)を受信していることを示します。 コールプログレストーン受信時(CPDO="1")には強制的に"0"を出力します。 また、DOEN レジスタが"0"の時も"0"に固定されます。FXDO 端子と同一機能です。

D1 CPDR

コールプログレストーン検出出力を表示します。 0:コールプログレストーンを受信していないことを示します。 1:有効なコールプログレストーン(400Hz)を受信していることを示します。 DOEN レジスタが"0"の時は"0"に固定されます。 CPDO 端子と同一機能です。

D0 DETF

検出器が非検出状態から検出状態に変わったことを示すフラグです。 具体的には (1)SPBが"1"から"0"に変化した時 (2)FXDRが"0"から"1"に変化した時 (3)CPDRが"0"から"1"に変化した時 のいずれかの時に"1"を表示します。 DOENレジスタが"0"の時はFXDR及びCPDRが"0"に固定されるため1300Hzや

400Hzが入力されても"0"のままとなります。 このビットはプロセッサがステータスレジスタを読んだ時、リセットされ"0"になります。 また、信号を検出してもステータスレジスタを読まずに放置し、その信号が消滅した

後に DETF を読み出すと"0"を表示します。(保持しません。)

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機能説明

発振回路について X1-X2間に3.579545MHzの水晶振動子を接続してください。水晶振動子の製作負荷容量が16pFの

場合、X1-GND間およびX2-GND間に20pFのコンデンサを接続してください。外部クロックを使用する

場合は、1000pFのコンデンサを介してX1より入力し、X2は開放にして下さい。

DTMF 受信器、CPT 検出器の入力レベル調整について 図8に示す方法で入力レベルの調整を行ってください。入力レベルが 大の時に各アンプの出力

(DTRIO、CPDIO)のレベルが、交流特性で示した検出レベルの 大値を超えないように抵抗値を決

定してください。

FX 検出器の入力レベル調整について 図9に示す方法で入力レベルの調整を行ってください。入力レベルが 大の時にFXDIOの出力レベル

が、交流特性で示した検出レベルの 大値を超えないように抵抗値を決定してください。

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DTMF 受信器、CPT 検出器を使用しない場合の入力端子の処理について

図10に示す方法で処理してください。

アナログ出力レベルの調整について 図11に示す方法で出力レベルの調整を行ってください。 常にVDD≧4.5Vの条件で使用する場合はRI/RH≦1.6として下さい。 ここでRI/RH>1の場合、RI/RH=AとしてDTAO(CPAO)端子のアナログ出力負荷抵抗ROUT1の 小

値は20*A (KΩ)となります。 VDDが4.5V以下となる場合はRI/RH≦1として下さい。

4 機能同時動作について DTMF信号の発生、検出及びコールプログレストーンの発生、検出の4機能の同時動作が可能です。

ただし、DTMF信号及びコールプログレストーンを共に発生させている場合は、DTMF信号の受信レベ

ルが-36dBm以下の時はそのDTMF信号を検出できない場合が有ります。

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モード別レジスタ設定例

簡単な動作設定の一例を示します。

表 4. レジスタの設定例

読み書き分離信号

モードのアドレス

読み書き共通信号

モード モード 内容 D1 D0 ALE WRB

D3 D2 D1 D0

アクティブ 状態にある

レジスタ

(1)電源が安定するまで ウエイト

— — — — — — — — —

(2)PD 端子="1" (内部回路のリセット)

— — — — — — — — —

(3)200μs 以上ウエイト — — — — — — — — — (4)PD 端子="0" — — — — — — — — —

電源 投入時

(5)CR の設定 1 0 1 0 X X X X CR (1)検出タイミングの設定 1 0 1 0 0 1 0 0 CR (2)STR の監視 (未検出時)

1 1 1 1 1 0 0 0 STR

(3)STR の監視(検出時) 1 1 1 1 0 0 0 1 STR (4)DTMF 受信データの 読み出し

0 1 0 1 X X X X DTMFR

(5)STR の監視 (検出時、STR の 読み出し後)

1 1 1 1 0 0 0 0 STR

DTMF 検出

(高速検出 の場合)

(6)STR の監視 (入力信号断後)

1 1 1 1 1 0 0 0 STR

(1)CPT 検出イネーブル設定 1 0 1 0 0 0 1 0 CR (2)STR の監視 (未検出時)

1 1 1 1 1 0 0 0 STR

(3)STR の監視(検出時) 1 1 1 1 1 0 1 1 STR CPT 検出

(4)STRの監視 (検出時、STR の 読み出し後)

1 1 1 1 1 0 1 0 STR

(1)DTMF 送出 データ設定

0 0 0 0 X X X X DTMFT

(2)DTMF 送出 ON 1 0 1 0 0 0 0 1 CR (3)送出時間だけウエイト — — — — — — — — — (4)DTMF 送出 OFF 1 0 1 0 0 0 0 0 CR (5)停止時間だけウエイト — — — — — — — — —

DTMF 送出

(6)次のデータを送る場合 (1)へ戻る

— — — — — — — — —

(1)CPT 送出 ON 1 0 1 0 1 0 0 0 CR (2)送出時間だけウエイト — — — — — — — — —

CPT 送出

(3)CPT 送出 OFF 1 0 1 0 0 0 0 0 CR

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応用回路例

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パッケージ寸法図

表面実装型パッケージ実装上の注意 表面実装型パッケージは、リフロー実装時の熱や保管時のパッケージの吸湿量等に大変影響を受けやすい

パッケージです。 したがって、リフロー実装の実施を検討される際には、その製品名、パッケージ名、ピン数、パッケージコード

及び希望されている実装条件(リフロー方法、温度、回数)、保管条件などをローム営業窓口まで必ずお問い

合わせ下さい。

(単位: mm)

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改版履歴

ページ ドキュメント No. 発行日

改版前 改版後変更内容

FJDL7005-01 2011.10.18 ― ― ラピスセミコンダクタ版の発行

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本資料の記載内容は改良などのため予告なく変更することがあります。

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求のうえ、ご確認ください。

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や使い方を説明するものです。したがいまして、量産設計をされる場合には、外部諸条件を考慮していただ

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