1
2014 年 6 月号 -12- Cerita Rakyat Jepang Pada zaman dahulu kalaほん むかし ばなし Issun Boshi Pada zaman dahulu kala di suatu tempat di Jepang, hiduplah sepasang Kakek dan Nenek. Karena tidak punya anak, mereka berdoa kepada Tuhan. Akhirnya mereka diberi seorang anak. Tetapi, anak yang lahir itu besarnya tidak sampai sejari dan hanya sebesar issun (sekitar tiga sentimeter). Meskipun demikian, Kakek dan Nenek sangat gembira. Mereka menamai anak tersebut Issun Boshi dan merawatnya dengan baik. Tinggi Issun Boshi tetap tiga sentimeter, tetapi ia tumbuh dengan sehat. Suatu hari, ia berkata kepada Kakek dan Nenek “Saya akan pergi ke ibukota untuk menjadi orang yang hebat”. Kakek dan Nenek mengantarkan kepergiannya dengan menaikkannya ke dalam perahu yang berupa mangkuk. Ia diberi dayung berupa sumpit dan pedang berupa jarum. Issun Boshi pergi ke ibukota dengan mendayung melintasi sungai. Sesampainya di ibukota, Issun Boshi mencari rumah yang besar dan mewah. Ia mengetuk pintu gerbang rumah tersebut dan berkata “Nama saya Issun Boshi. Pekerjakanlah saya di rumah ini”. Pemilik rumah langsung menyukai Issun Boshi begitu melihatnya dan mengizinkannya bekerja di rumahnya. Majikan Issun Boshi memiliki seorang putri yang cantik. Pada suatu hari, sang putri hendak pergi mengunjungi kuil. Issun Boshi yang tubuhnya kecil tetapi kuat dan tangkas pergi bersama sang putri karena ia bertugas melindungi sang putri dalam perjalanan tersebut. Tetapi, dalam perjalanan muncullah Oni (iblis) yang hendak menculik sang putri cantik. Issun Boshi melawan Oni dengan pedang jarumnya, tetapi karena tubuhnya kecil, ia ditelan oleh Oni. Tidak mau kalah, begitu masuk ke dalam perut Oni, Issun Boshi menusuk-nusuk bagian dalam perut Oni dengan pedang jarumnya. “Aduh! Sakit!” teriak Oni yang kesakitan. Ia memuntahkan Issun Boshi dan melarikan diri ketakutan. “Terima kasih. Saya selamat berkat Anda,” ucap sang putri berterima kasih kepada Issun Boshi. Waktu Oni melarikan diri, ia meninggalkan sebuah palu ajaib. Palu itu disebut Uchide no Kozuchi yang bisa mengabulkan permintaan atau mengeluarkan apa saja yang diinginkanbila diayunkan. Issun Boshi menggunakan palu ajaib itu untuk mengubah tubuhnya menjadi besar dan memperoleh harta emas dan perak. Issun Boshi yang menjadi pemuda gagah menikah dengan sang putri dan hidup bahagia. いっすんぼうし 昔々 むかしむかし ある 所 ところ にお爺 じい さんとお婆 ばあ さんが住 んでい ました。2 ふた には子供 こども がいなかったので、神様 かみさま にお いの りしたところ、なんと子供 こども を授 さず かりました。しか し生 まれた子供 こども は指 ゆび の長 なが さにも満 たない大 おお きさで、 1寸 すん (約 やく 3セ )ほどしかありませんでし た。でもお爺 じい さんとお婆 ばあ さんは大変 たいへん よろこ び、子供 こども 「一寸法師 いっすんぼうし 」と名 け、大切 たいせつ に育 そだ てました。 一寸法師 いっすんぼうし の背丈 せたけ は1寸 すん のままでしたが、元気 げんき そだ っていきました。そしてある時 とき 、お爺 じい さんとお婆 ばあ さんに「 私 わたし は都 みやこ に行 って身 を立 てます」と言 うの で、2 ふた は一寸法師 いっすんぼうし をお椀 わん の舟 ふね に乗 せ、櫂 かい の代 わり に箸 はし を、刀 かたな の代 わりに針 はり を持 たせて見 おく りました。 一寸法師 いっすんぼうし は川 かわ を漕 いで 都 みやこ へと向 かいました。 みやこ に着 いた一寸法師 いっすんぼうし は立派 りっぱ な屋敷 やしき を探 さが すと、そ の屋敷 やしき の門 もん を叩 たた いて言 いました。「 私 わたし の名前 なまえ 一寸法師 いっすんぼうし 。この家 いえ で働 はたら かせてくれないか」。すると 屋敷 やしき の主人 しゅじん は一寸法師 いっすんぼうし を一目 ひとめ で気 に入 り、この屋敷 やしき で働 はたら くことを許 ゆる してくれました。 主人 しゅじん には 美 うつく しい 娘 むすめ がいましたが、この 娘 むすめ がある とき みや まい りの旅 たび に出 けました。 体 からだ は小 ちい さくても 元気 げんき 一杯 いっぱい で俊敏 しゅんびん な一寸法師 いっすんぼうし は、旅 たび の間娘 あいだむすめ の身 を守 まも る役目 やくめ で、娘 むすめ に付 き添 って行 くことになりました。 ところが道中 どうちゅう 、美 うつく しい 娘 むすめ をさらおうと鬼 おに がやって きました。 一寸法師 いっすんぼうし は針 はり の刀 かたな で鬼 おに に向 かっていきました が、 体 からだ が小 ちい さいので鬼 おに に丸 まる みにされてしまいま した。しかし鬼 おに の腹 はら の中 なか に入 はい ると、一寸法師 いっすんぼうし は負 じと針 はり の刀 かたな で腹 はら の中 なか をちくちく突 き刺 しました。 「いたたたたたた!」鬼 おに は痛 いた くて一寸法師 いっすんぼうし を吐 き出 すと、恐 おそ れをなして逃 げていってしまいました。「あ りがとうございます。あなたのお蔭 かげ で助 たす かりまし た」と 娘 むすめ は大変 たいへん 感謝 かんしゃ しました。 おに は逃 げる時 とき 「打 ち出 の小槌 こづち 」という、打 ち振 れば願 ねが った物 もの がなんでも手 に入 はい るという不思議 小槌 こづち を置 いていってしまいました。その小槌 こづち を振 と、一寸法師 いっすんぼうし はみるみる 体 からだ が大 おお きくなり、金銀 きんぎん 財宝 ざいほう も手 にしました。立派 りっぱ な青年 せいねん となった一寸法師 いっすんぼうし むすめ と結婚 けっこん し、 幸 しあわ せに暮 らしましたとさ。

Cerita Rakyat Jepang Pada zaman dahulu kala 日 ~むか …2014年6月号 -12- Cerita Rakyat Jepang ~Pada zaman dahulu kala~ 日 に 本 ほん の昔 むかし 話 ばなし

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: Cerita Rakyat Jepang Pada zaman dahulu kala 日 ~むか …2014年6月号 -12- Cerita Rakyat Jepang ~Pada zaman dahulu kala~ 日 に 本 ほん の昔 むかし 話 ばなし

2014 年 6 月号

-12-

Cerita Rakyat Jepang ~Pada zaman dahulu kala~ 日

本ほん

の昔むかし

話ばなし

~むかし、むかし~

Issun Boshi

Pada zaman dahulu kala di suatu tempat di Jepang, hiduplah sepasang

Kakek dan Nenek. Karena tidak punya anak, mereka berdoa kepada Tuhan.

Akhirnya mereka diberi seorang anak. Tetapi, anak yang lahir itu besarnya tidak

sampai sejari dan hanya sebesar issun (sekitar tiga sentimeter). Meskipun

demikian, Kakek dan Nenek sangat gembira. Mereka menamai anak tersebut

Issun Boshi dan merawatnya dengan baik.

Tinggi Issun Boshi tetap tiga sentimeter, tetapi ia tumbuh dengan

sehat. Suatu hari, ia berkata kepada Kakek dan Nenek “Saya akan pergi ke

ibukota untuk menjadi orang yang hebat”. Kakek dan Nenek mengantarkan

kepergiannya dengan menaikkannya ke dalam perahu yang berupa mangkuk. Ia

diberi dayung berupa sumpit dan pedang berupa jarum. Issun Boshi pergi ke

ibukota dengan mendayung melintasi sungai.

Sesampainya di ibukota, Issun Boshi mencari rumah yang besar dan

mewah. Ia mengetuk pintu gerbang rumah tersebut dan berkata “Nama saya Issun

Boshi. Pekerjakanlah saya di rumah ini”. Pemilik rumah langsung menyukai

Issun Boshi begitu melihatnya dan mengizinkannya bekerja di rumahnya.

Majikan Issun Boshi memiliki seorang putri yang cantik. Pada suatu

hari, sang putri hendak pergi mengunjungi kuil. Issun Boshi yang tubuhnya kecil

tetapi kuat dan tangkas pergi bersama sang putri karena ia bertugas melindungi

sang putri dalam perjalanan tersebut. Tetapi, dalam perjalanan muncullah Oni

(iblis) yang hendak menculik sang putri cantik.

Issun Boshi melawan Oni dengan pedang jarumnya, tetapi karena

tubuhnya kecil, ia ditelan oleh Oni. Tidak mau kalah, begitu masuk ke dalam

perut Oni, Issun Boshi menusuk-nusuk bagian dalam perut Oni dengan pedang

jarumnya. “Aduh! Sakit!” teriak Oni yang kesakitan. Ia memuntahkan Issun

Boshi dan melarikan diri ketakutan. “Terima kasih. Saya selamat berkat Anda,”

ucap sang putri berterima kasih kepada Issun Boshi.

Waktu Oni melarikan diri, ia meninggalkan sebuah palu ajaib. Palu

itu disebut Uchide no Kozuchi yang bisa mengabulkan permintaan atau

mengeluarkan apa saja yang diinginkanbila diayunkan. Issun Boshi

menggunakan palu ajaib itu untuk mengubah tubuhnya menjadi besar dan

memperoleh harta emas dan perak. Issun Boshi yang menjadi pemuda gagah

menikah dengan sang putri dan hidup bahagia.

一寸法師い っ す ん ぼ う し

昔 々むかしむかし

ある所ところ

にお爺じい

さんとお婆ばあ

さんが住す

んでい

ました。2ふた

人り

には子供こ ど も

がいなかったので、神様かみさま

にお

祈いの

りしたところ、なんと子供こ ど も

を授さず

かりました。しか

し生う

まれた子供こ ど も

は指ゆび

の長なが

さにも満み

たない大おお

きさで、

1寸すん

(約やく

3セせ

ンん

チち

メめ

ーー

トと

ルる

)ほどしかありませんでし

た。でもお爺じい

さんとお婆ばあ

さんは大変たいへん

喜よろこ

び、子供こ ど も

「一寸法師い っ す ん ぼ う し

」と名な

付づ

け、大切たいせつ

に育そだ

てました。

一寸法師い っ す ん ぼ う し

の背丈せ た け

は1寸すん

のままでしたが、元気げ ん き

育そだ

っていきました。そしてある時とき

、お爺じい

さんとお婆ばあ

さんに「私わたし

は都みやこ

に行い

って身み

を立た

てます」と言い

うの

で、2ふた

人り

は一寸法師い っ す ん ぼ う し

をお椀わん

の舟ふね

に乗の

せ、櫂かい

の代か

わり

に箸はし

を、刀かたな

の代か

わりに針はり

を持も

たせて見み

送おく

りました。

一寸法師い っ す ん ぼ う し

は川かわ

を漕こ

いで都みやこ

へと向む

かいました。

都みやこ

に着つ

いた一寸法師い っ す ん ぼ う し

は立派り っ ぱ

な屋敷や し き

を探さが

すと、そ

の屋敷や し き

の門もん

を叩たた

いて言い

いました。「 私わたし

の名前な ま え

一寸法師い っ す ん ぼ う し

。この家いえ

で働はたら

かせてくれないか」。すると

屋敷や し き

の主人しゅじん

は一寸法師い っ す ん ぼ う し

を一目ひ と め

で気き

に入い

り、この屋敷や し き

で働はたら

くことを許ゆる

してくれました。

主人しゅじん

には美うつく

しい娘むすめ

がいましたが、この娘むすめ

がある

時とき

宮みや

参まい

りの旅たび

に出で

掛か

けました。体からだ

は小ちい

さくても

元気げ ん き

一杯いっぱい

で俊敏しゅんびん

な一寸法師い っ す ん ぼ う し

は、旅たび

の間 娘あいだむすめ

の身み

を守まも

る役目や く め

で、娘むすめ

に付つ

き添そ

って行い

くことになりました。

ところが道中どうちゅう

、美うつく

しい娘むすめ

をさらおうと鬼おに

がやって

きました。

一寸法師い っ す ん ぼ う し

は針はり

の刀かたな

で鬼おに

に向む

かっていきました

が、体からだ

が小ちい

さいので鬼おに

に丸まる

呑の

みにされてしまいま

した。しかし鬼おに

の腹はら

の中なか

に入はい

ると、一寸法師い っ す ん ぼ う し

は負ま

じと針はり

の刀かたな

で腹はら

の中なか

をちくちく突つ

き刺さ

しました。

「いたたたたたた!」鬼おに

は痛いた

くて一寸法師い っ す ん ぼ う し

を吐は

き出だ

すと、恐おそ

れをなして逃に

げていってしまいました。「あ

りがとうございます。あなたのお蔭かげ

で助たす

かりまし

た」と娘むすめ

は大変たいへん

感謝かんしゃ

しました。

鬼おに

は逃に

げる時とき

「打う

ち出で

の小槌こ づ ち

」という、打う

ち振ふ

れば願ねが

った物もの

がなんでも手て

に入はい

るという不思議ふ し ぎ

小槌こ づ ち

を置お

いていってしまいました。その小槌こ づ ち

を振ふ

と、一寸法師い っ す ん ぼ う し

はみるみる体からだ

が大おお

きくなり、金銀きんぎん

財宝ざいほう

も手て

にしました。立派り っ ぱ

な青年せいねん

となった一寸法師い っ す ん ぼ う し

娘むすめ

と結婚けっこん

し、幸しあわ

せに暮く

らしましたとさ。