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JFE循環流動層ボイラ CA 7005 CFB(Circulating Fluidized Bed)ボイラ JFE循環流動層ボイラ CFB(Circulating Fluidized Bed)ボイラ イオマス事〒230 - 8611 神奈川県横浜市鶴見区末広町ニ丁目1番地 TEL:045-505-7867 FAX:045-505-7433 横浜本JFE_BSY'15.10- 7 -0.1.JFE_BSY.A http://www.jfe - eng.co.jp

CFB(Circulating Fluidized Bed)ボイラ

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Page 1: CFB(Circulating Fluidized Bed)ボイラ

JFE循環流動層ボイラ

CA 7005

CFB(Circulating Fluidized Bed)ボイラ

JFE循環流動層ボイラCFB(Circulating Fluidized Bed)ボイラ

バイオマス事業部

〒230-8611神奈川県横浜市鶴見区末広町ニ丁目1番地TEL:045-505-7867 FAX:045-505-7433

横浜本社

JFE_BSY'15.10- 7 -0.1.JFE_BSY.A

http://www.jfe-eng.co.jp

Page 2: CFB(Circulating Fluidized Bed)ボイラ

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省スペース

コンパクトな炉体設計

発電設備の進化はボイラから。高効率、低公害、幅広い燃料への適合。時代の要請に応えたボイラの理想形。JFE循環流動層ボイラ

環境問題や省エネルギーへの対

応が、すべての産業機器にわたっ

て急務となっています。

なかでもエネルギー設備の代表

格ともいえる発電設備には、厳し

い低公害、省エネルギー対策が

求められています。

これに応えてJFEは、廃熱回収

ボイラをはじめとするエネルギー

プラント製作で長年培ってきた技

術を生かしながら、循環流動層ボ

イラの製造・販売を行っております。

この循環流動層ボイラ(CFB)は、

各種燃料に対する適応性が広く、

高効率、低公害、省スペース性が

大きな特長で、ユーザーの皆様

から多大な評価を得てきました。

その特長のどれもが時代の要請

に合致し、他のボイラでは達成で

きない技術です。

これからの発電設備に欠かせな

いボイラの理想形、それが、JFE

の循環流動層ボイラです。

2

1

1

3

4

流動層燃焼室 3 過熱器

2 水冷壁4 炉内ウィングパネル

流動層燃焼室は、周囲を水冷壁で囲われた矩型断面の燃焼室です。燃料は燃焼室の下部へ供給され、燃焼室底部からの燃焼空気によって流動化されながら燃焼します。また脱硫用の石灰石も併せて供給され、脱硫反応も進行します。

ボイラの周囲は全てメンブレン式の水冷壁構造としています。これによって高い気密性の確保と放散による熱損失の低減をはかっています。

対流伝熱部には、複数の管群に分けた過熱器を配置しています。各種廃熱ボイラでの知見を踏まえて、燃焼ガスと蒸気条件に応じて、最適の構造を選定しています。

燃焼室中段には、必要に応じて炉内ウィングパネル(蒸発器または過熱器)を設置しています。炉内ウィングパネルは縦型の伝熱管配置とし、流動層燃焼室内部にあっても、高い耐久性を有しています。

高効率、低公害、多様な燃料に対応。従来型ボイラの常識を大きく変えました。

■高い燃焼効率

■廃棄物からエネルギーを(幅広い燃料適応性)■環境に配慮した低公害性

●NOx低減のメカニズム1.低温燃焼(800~950℃) サーマルNOxの生成抑制2.二段燃焼 フューエルNOxの生成抑制3.高温チャー(燃料粒子)による還元  NO2+C→ N2+CO2

●SOx低減のメカニズム石灰石による炉内脱硫 CaCO3+SO2+  O2→CaSO4+CO2粒子循環 長い反応時間高いスリップ速度 高い固気反応率

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粒子循環 長い反応時間高いスリップ速度 高い固気反応率

高効率高範囲

な燃焼

スリップ速度が最大

ストーカ燃焼

バブリング流動層

循環流動層

ガス速度

速度

粒子速度

微粉炭燃焼

一次空気

二次空気

対流伝熱面へ

高温チャーによる還元

低温燃焼

二段燃焼

燃料

石灰石

粒子循環

低SOx

低NOx12

従来型のボイラが高品位炭や油、ガスなどの化石燃料にしか適合できないのに対し、JFE循環流動層ボイラは、低品位炭はもとより、バイオマス、スラッジ、木屑の他、廃プラスチックや廃タイヤに代表される産業廃棄物など幅広い燃料に適応し、資源循環型社会のニーズに対応するシステムです。

NOx、SOxなどの環境汚染物質の総排出量を大幅に削減できます。NOxについては、燃焼温度が比較的低いためサーマルNOxの発生を抑えることができ、二段燃焼方式と高温チャーの還元によりフューエルNOxも低減しました。またSOxについては、燃焼室への石灰石直接投入により炉内脱硫が可能なため、脱硫装置が不要となります。

【低】燃料揮発分【高】

【低】燃料発熱量【高】

汚 泥高揮発分高含水率

【バイオマス系】

高揮発分高発熱量

【プラスチック系】

低揮発分【石炭系】

オイルコークス

無煙炭既存CFBプラント

瀝青炭

廃タイヤ

化石燃料から廃棄物系燃料へ

廃プラスチック

RPF

古 紙

一廃RDF

木くず

褐 炭

循環流動方式によるすぐれた燃焼メカニズムにより、高い燃焼効率が得られます。

JFE循環流動層ボイラの画期的特長

Page 3: CFB(Circulating Fluidized Bed)ボイラ

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DE

A

B

C

循環流動層ボイラは、独立した脱硫装置、脱硝装置、燃料微粉砕設備がないため、故障が少なくメンテナンスも容易です。また、ボイラの燃焼温度、ガス速度の最適化によりエロージョンの発生が少なく、信頼性、耐久性にも優れています。稼動中のプラントでは99 %の稼動率を記録しています。

付帯設備が少なく、シンプルでコンパクト。場所をとらず、故障が少なく、長寿命。優れた耐久性と 信頼性をお約束します。

ボイラプラント

バグフィルタ

蒸気タービン発電設備

制御室

冷却塔

変電設備

バイオマスサイロ

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1

3

4

5

6

1

5

2

73 6

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耐火材で保護された炉内過熱器管寄せ。

炉底から上部を見上げた燃焼室内部。炉内過熱器、水冷壁、管寄せが見えています。

耐火材でライニングされた燃焼室下部。中央部に見えるのはバーナ。

流動化ノズルが並んだ燃焼室底部。燃焼中の炉内のようす。

CFBBOILER

STEAMTURBINE

(循環流動層ボイラ)

FUELFUEL(燃料)(燃料)

LIMELIME STONE STONE(石灰石)(石灰石)

AIRAIR(空気)(空気)

FLUE GASFLUE GAS(排ガス)(排ガス)

GASAIR

HEATER(ガスエアヒータ)

FLUEFLUEGASGAS

(排ガス)(排ガス)

FLUEFLUEGASGAS

(排ガス)(排ガス)

BOTTOM ASHBOTTOM ASH(灰)(灰)

CONDENSATE WATERCONDENSATE WATER(復水)(復水)

(蒸気タービン)

STEAMSTEAM(蒸気)(蒸気)

STACK(煙突)

BAGFILTER

(バグフィルタ)

FLY ASHFLY ASH(灰)(灰)

A

BE

D C

■バイオマス発電設備計画図

■発電設備全体図

■ブロックダイアグラム

Page 4: CFB(Circulating Fluidized Bed)ボイラ

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計画、製作、施工、試運転、引渡しまで、プラント建設をトータルでお引き受けします。

溶接(自動溶接)

水冷壁の製作

ドラムの吊り揚げ(現地での据付)

ボイラ上架(現地での据付)

完成