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中学生・高校生のインターネット利用実態調査 平成 26 年7月 北海道教育委員会

中学生・高校生のインターネット利用実態調査- 1 - Ⅰ 調査の概要 1 調査目的 道内の中・高生のインターネット(以下「ネット」)利用に関する実態、依存傾向について調

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中学生・高校生のインターネット利用実態調査

平成 26年7月

北海道教育委員会

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目 次

Ⅰ 調査の概要

1 調査目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

2 調査対象 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

3 調査実施時期及び調査方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

(1) 実施期間

(2) 調査方法

4 調査実施状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

5 集計上の留意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

Ⅱ 調査の結果

1 ネット利用における情報通信機器の利用状況

(1) 情報通信機器の所有状況 ・・・・・・・・・・ 2

(2) ネットの利用状況 ・・・・・・・・・・ 4

(3) ネットの利用頻度 ・・・・・・・・・・ 6

(4) ネットの利用時間 ・・・・・・・・・・ 7

(5) ネットを利用する場面 ・・・・・・・・・・ 8

(6) ネットの利用開始の時期 ・・・・・・・・・・ 9

(7) ネットで利用する機能 ・・・・・・・・・・ 10

(8) フィルタリング機能の設定状況 ・・・・・・・・・・ 12

2 ネット利用による日常生活等への影響

(1) ネット利用後の変化 ・・・・・・・・・・・・・ 13

(2) ネット利用の依存の意識 ・・・・・・・・・・・・・ 15

(3) ネット利用による犠牲 ・・・・・・・・・・・・・ 18

(4) ネットの有料コンテンツの利用状況 ・・・・・・・・・・・・・ 19

(5) 1日の睡眠時間 ・・・・・・・・・・・・・ 20

3 ネット依存的傾向の状況

(1) ヤング博士のネット依存的傾向の計測手法 ・・・・・・・・・・・・・ 21

(2) ヤング博士の尺度に基づく全体の傾向 ・・・・・・・・・・ 22

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- 1 -

Ⅰ 調査の概要

1 調査目的

道内の中・高生のインターネット(以下「ネット」)利用に関する実態、依存傾向について調

査し、今後の各学校や家庭、地域等におけるネット利用についての指導の充実に資すること

を目的とする。

2 調査対象

道内の公立中学校、高等学校、特別支援学校(中学部、高等部)の第1学年(平成25年度)の生

徒。

3 調査実施時期及び調査方法

(1) 実施期間

平成26年3月~5月

(2) 調査方法

ア 学校種別ごとに5%程度の生徒を抽出して実施

イ ネット利用における情報通信機器の利用状況等について、自記式アンケート調査を実施

ウ ネット依存傾向については、ヤング博士のネット依存尺度20項目を取り入れて実施

4 調査実施状況

調査を実施した学校数及び生徒数

学校種 中学校 高等学校 特別支援学校

合計 中学部 高等部

学校数 63校 45校 5校 5校 118校

男 子 1,327人 1,083人 16人 61人 2,487人

女 子 1,301人 920人 4人 27人 2,252人

合 計 2,628人 2,003人 20人 88人 4,739人

5 集計上の留意事項

(1) 各回答の割合(%)は、すべて少数点以下第2位を四捨五入した数値であるため、各回答の

割合(%)に誤差が生じる場合がある。

(2) 調査結果における高校生には、特別支援学校の高等部の生徒も含む。また、中学生には、

特別支援学校の中学部の生徒も含む。

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- 2 -

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

③無回答

②持っていない

①持っている

0.5%

22.5%

77.0%

0.4%

4.0%

95.6%

0.4%

14.3%

85.2%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%

③無回答

②持っていない

①持っている

0.6%

22.7%

76.7%

0.2%

22.5%

77.3%

0.4%

4.5%

95.1%

0.0%

3.2%

96.8%

Ⅱ 調査の結果 1 ネット利用における情報通信機器の利用状況

(1) 情報通信機器の所有状況

① 自分専用の情報通信機器の所有状況

[情報通信機器:スマートフォン、スマートフォン以外の携帯電話、パソコン、タブレット端末、通信機能付ゲーム機など]

□ 85.2%の中・高生が自分専用の情報通信機器を所有している。

□ 高校生では、95.6%が自分専用の情報通信機器を所有している。

□ 中学生では、77.0%が自分専用の情報通信機器を所有している。

全 体

高校生

中学生

高校生女子

高校生男子

中学生女子

中学生男子

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- 3 -

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

⑤無回答

④その他

③パソコン

②スマートフォン

以外の携帯電話

①スマートフォン

3.1%

52.5%

13.2%

14.8%

33.6%

0.2%

14.4%

17.6%

7.6%

90.7%

1.6%

33.6%

15.4%

11.3%

61.9%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

⑤無回答

④その他

③パソコン

②スマートフォン

以外の携帯電話

①スマートフォン

3.0%

58.5%

13.5%

11.9%

27.5%

2.7%

47.1%

12.7%

18.0%

39.3%

0.2%

18.1%

20.0%

7.4%

90.5%

0.2%

9.7%

15.4%

7.7%

90.4%

② 所有している自分専用の情報通信機器の種類

□ 中・高生全体で、「スマートフォン」の所有者が 61.9%と最も多くなっている。

□ 高校生では、90.7%が「スマートフォン」を所有している。

□ 中学生では、33.6%が「スマートフォン」を所有している。

④その他・・・タブレット端末、音楽プレーヤー、通信機能付ゲーム機 等

全 体

高校生

中学生

高校生女子

高校生男子

中学生女子

中学生男子

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- 4 -

□ 87.0%の中・高生が授業以外でネットを利用している。

□ 高校生では、90.0%が授業以外でネットを利用している。

□ 中学生では、84.6%が授業以外でネットを利用している。

□ 授業以外でのネットの利用は、中・高生とも女子の方が多くなっている。

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

②利用しない

①利用する

15.4%

84.6%

9.9%

90.0%

12.9%

87.0%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%

②利用しない

①利用する

17.1%

82.9%

13.3%

86.7%

11.1%

88.6%

7.4%

92.6%

(2) ネットの利用状況

① 授業以外でのネットの利用状況

全 体

高校生

中学生

高校生女子

高校生男子

中学生女子

中学生男子

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- 5 -

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

⑦無回答

⑥その他

⑤ゲーム機

④タブレット端末

③スマートフォン

②携帯電話

①パソコン

1.3%

6.7%

38.5%

29.4%

33.3%

7.1%

56.9%

0.5%

1.3%

24.0%

11.8%

85.8%

9.4%

58.0%

0.9%

4.2%

31.9%

21.3%

57.3%

8.2%

57.4%

② 普段ネットを利用している情報通信機器(複数回答)

□ 中・高生全体で、「パソコン」または「スマートフォン」でネットを利用する生徒が 57.4%

で最も多くなっている。

□ 高校生では、「スマートフォン」を利用する生徒が 85.8%で最も多くなっている。

□ 中学生では、「パソコン」を利用する生徒が 56.9%で最も多くなっている。

⑥その他・・・音楽プレーヤー、通信機能付テレビ、家族のスマートフォン・携帯電話 等

全 体

高校生

中学生

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- 6 -

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0%

⑤無回答

④月に1回以下

③月に数回

②週に数回

①ほぼ毎日

0.3%

4.1%

12.5%

27.0%

56.0%

0.3%

1.4%

4.7%

19.1%

74.5%

0.3%

2.9%

9.0%

23.4%

64.5%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0%

⑤無回答

④月に1回以下

③月に数回

②週に数回

①ほぼ毎日

0.2%

4.0%

13.2%

29.0%

53.5%

0.4%

4.3%

11.8%

25.1%

58.3%

0.3%

1.2%

5.3%

20.0%

73.2%

0.1%

1.5%

4.3%

18.0%

76.1%

(3) ネットの利用頻度

授業以外でのネットの利用頻度

□ 中・高生全体で、64.5%の生徒が「ほぼ毎日」ネットを利用している。

□ 高校生では、74.5%の生徒が「ほぼ毎日」ネットを利用している。

□ 中学生では、56.0%の生徒が「ほぼ毎日」ネットを利用している。

□ 「ほぼ毎日」ネットを利用しているのは、中・高生とも女子の方が多くなっている。

全 体

高校生

中学生

高校生女子

高校生男子

中学生女子

中学生男子

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0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0%

⑫無回答

⑪10時間以上

⑩9時間以上

10時間未満

⑨8時間以上

9時間未満

⑧7時間以上

8時間未満

⑦6時間以上

7時間未満

⑥5時間以上

6時間未満

⑤4時間以上

5時間未満

④3時間以上

4時間未満

③2時間以上

3時間未満

②1時間以上

2時間未満

①1時間未満

1.5%

1.6%

0.2%

1.0%

1.2%

2.0%

4.9%

5.3%

11.4%

19.5%

28.0%

23.4%

2.4%

5.1%

0.9%

2.7%

1.9%

4.7%

7.3%

8.7%

14.6%

15.8%

20.4%

15.4%

1.9%

3.2%

0.5%

1.8%

1.5%

3.3%

6.0%

6.9%

12.9%

17.8%

24.5%

19.8%

(4) ネットの利用時間

授業以外での1日のネットの利用時間

□ 中・高生全体で、53.9%の生徒が2時間以上ネットを利用している。

□ ネットの平均利用時間は、高校生は3時間 11分、中学生は2時間 12分となっている。

全 体

高校生

中学生

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- 8 -

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

⑩無回答

⑨その他

⑧就寝前

⑦入浴中

⑥トイレの中

⑤自宅で

空いた時間

④学校の

休み時間

③食事中

②移動中

(JR,バス,地下鉄等)

①待ち合わせ等の

空き時間

2.9%

3.5%

32.8%

4.7%

6.9%

89.9%

1.0%

3.2%

15.6%

22.9%

1.2%

1.3%

48.8%

7.8%

11.7%

87.1%

35.1%

5.7%

52.6%

57.4%

2.1%

2.5%

40.1%

6.1%

9.1%

88.6%

16.6%

4.3%

32.5%

38.7%

(5) ネットを利用する場面

ネットを利用する場面(複数回答)

□ 中・高生ともに「自宅で空いた時間」にネットを利用する生徒が最も多く、全体で 88.6%

となっている。

□ 高校生では、「待ち合わせなどの空き時間」が次に多く 57.8%となっている。

□ 中学生では、「就寝前」が次に多く 32.8%となっている。

全 体

高校生

中学生

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- 9 -

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%

⑦無回答

⑥高校

⑤中学校

④小学校高学年

(5~6年)

③小学校中学年

(3~4年)

②小学校低学年

(1~2年)

①小学校入学前

2.2%

0.0%

23.3%

41.5%

24.9%

6.0%

2.0%

0.9%

14.4%

37.8%

21.6%

17.9%

5.7%

1.8%

1.6%

6.6%

29.9%

32.4%

21.7%

5.9%

1.9%

(6) ネットの利用開始の時期

ネットを始めた時期

□ 高校生では、「中学校」からネットを始めた生徒が最も多く 37.8%となっている。

□ 中学生では、「小学校高学年(5~6年)」からネットを始めた生徒が最も多く 41.5%となっ

ている。

全 体

高校生

中学生

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- 10 -

0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0%

⑪無回答

⑩その他

⑨音声系アプリ

⑧SNSで情報を

見る

⑦SNSで情報を

発信する

⑥交流サイト

⑤メール

④電子掲示板

③ゲーム

②ショッピング・

オークション

①検索機能

8.2%

5.4%

4.3%

7.2%

12.5%

0.4%

4.0%

0.4%

19.8%

1.5%

36.3%

7.8%

2.1%

6.5%

13.8%

24.7%

0.4%

1.9%

0.6%

15.4%

1.6%

25.3%

8.0%

3.9%

5.3%

10.2%

18.1%

0.4%

3.0%

0.5%

17.8%

1.6%

31.3%

(7) ネットで利用する機能

① 最も利用するネットの機能

□ 中・高生全体で、「検索機能」が最も多く 31.3%となっている。

□ 高校生では、「検索機能」が 25.3%で最も多く、次に「SNS(ソーシャル・ネットワーキン

グ・サービス)で情報を発信する」が 24.7%となっている。

□ 中学生では、「検索機能」が 36.3%と最も多く、次に「ゲーム」が 19.8%となっている

※ SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)・・・実際の知り合いやインターネットを通じてできた

友人などと、日記やつぶやきといった文章、写真や動画などを共有して楽しむサービスのこと(ブロ

グ、Face book、mixi、LINE等)。

全 体

高校生

中学生

Page 13: 中学生・高校生のインターネット利用実態調査- 1 - Ⅰ 調査の概要 1 調査目的 道内の中・高生のインターネット(以下「ネット」)利用に関する実態、依存傾向について調

- 11 -

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0%

⑪無回答

⑩その他

⑨音声系アプ

⑧SNSで情報

見る

⑦SNSで情報

発信する

⑥交流サイト

⑤メール

④電子掲示板

③ゲーム

②ショッピング・

オークション

①検索機能

13.0%

6.0%

24.7%

25.5%

23.0%

4.8%

27.1%

7.0%

47.3%

13.6%

45.3%

5.9%

3.8%

34.3%

42.5%

41.6%

4.0%

30.9%

6.3%

45.6%

24.9%

54.1%

9.7%

5.0%

29.1%

33.3%

31.5%

4.4%

28.9%

6.7%

46.5%

18.8%

49.3%

② そのほか利用するネットの機能(最も利用するものを除く、複数回答)

□ 中・高生全体で「検索機能」が 49.3%と最も多く、次に「ゲーム」が 46.6%となってい

る。

□ 高校生では、「検索機能」が最も多く 54.1%となっている。

□ 中学生では、「ゲーム」が最も多く 47.3%となっている。

全 体

高校生

中学生

Page 14: 中学生・高校生のインターネット利用実態調査- 1 - Ⅰ 調査の概要 1 調査目的 道内の中・高生のインターネット(以下「ネット」)利用に関する実態、依存傾向について調

- 12 -

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0%

③無回答

②設定していない

①設定している

3.7%

44.4%

51.9%

1.9%

46.3%

51.8%

2.8%

45.3%

51.9%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0%

③無回答

②設定していない

①設定している

2.5%

47.6%

49.9%

4.6%

41.3%

54.2%

1.5%

50.1%

48.4%

2.2%

42.2%

55.6%

(8) フィルタリング機能の設定状況

フィルタリング機能の設定状況

□ 中・高生全体で、51.9%の生徒がフィルタリング機能を設定している。

□ フィルタリング機能の設定は、中・高生とも女子の方が多くなっている。

※ フィルタリング機能・・・ネットを利用する際、子どもに有害な情報の閲覧を規制する機能等。

全 体

高校生

中学生

高校生女子

高校生男子

中学生女子

中学生男子

Page 15: 中学生・高校生のインターネット利用実態調査- 1 - Ⅰ 調査の概要 1 調査目的 道内の中・高生のインターネット(以下「ネット」)利用に関する実態、依存傾向について調

- 13 -

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%

⑨無回答

⑧生活の満足度が

上がった

⑦ニュースなどの

社会的知識が増えた

⑥パソコンの知識が

増えた

⑤ネット上での

コミュニケーション能力が向上した

④現実での

コミュニケーション能力が向上した

③ネット上での

友達・知り合いの数が増えた

②現実での

友達・知り合いの数が増えた

①人との

交流が増えた

21.7%

30.5%

25.8%

37.3%

11.2%

11.7%

11.7%

22.6%

32.8%

12.9%

33.6%

31.6%

33.5%

15.4%

11.0%

27.4%

34.3%

47.7%

17.7%

31.9%

28.5%

35.5%

13.1%

11.4%

18.9%

27.9%

39.6%

2 ネット利用による日常生活等への影響

(1) ネット利用後の変化

① ネット利用による変化(複数回答)

□ 高校生では、「人との交流が増えた」が最も多く 47.7%となっている。

□ 中学生では、「パソコンの知識が増えた」が最も多く 37.3%となっている。

全 体

高校生

中学生

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- 14 -

0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0%

⑥ネットの利用が原因で、

健康を損ね、

病院に行ったことがある

⑤ネットの利用が原因で、

留年・休学などを

経験したことがある

④ネットの利用が原因で、

友だち・恋人・家族との関係が

悪化している

③ネットの利用が原因で、

顔を合わせ直接話をする

友だち・知り合いの数が

減っている

②自分はネットにお金を

使いすぎていると思う

①ネットを利用していて

約束事をすっぽかしたことがある

1.1%

0.0%

1.4%

1.1%

3.4%

5.9%

0.9%

0.3%

3.0%

2.7%

6.2%

4.7%

1.0%

0.1%

2.1%

1.9%

4.7%

5.4%

② ネット利用による影響(複数回答)

□ 高校生では、「ネットにお金を使いすぎていると思う」が最も多く 6.2%となっている。

□ 中学生では、「約束事をすっぽかしたことがある」が最も多く 5.9%となっている。

□ 8割以上が、あてはまるものがないと回答している。

全 体

高校生

中学生

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- 15 -

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

③無回答

②ない

①ある

2.5%

80.9%

16.6%

1.8%

69.5%

28.7%

2.2%

75.7%

22.1%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

③無回答

②ない

①ある

2.2%

83.6%

14.3%

2.9%

78.6%

18.5%

2.2%

73.5%

24.4%

1.5%

64.7%

33.9%

(2) ネット利用の依存の意識

① ネット依存的傾向の自覚

[依存:必要以上に、ある物に頼って生活すること]

□ 中・高生全体で、22.1%が「自分はネット依存」だと思うことがあると回答している。

□ 高校生では、28.7%が「自分はネット依存」だと思うことがあると回答している。

□ 中学生では、16.6%が「自分はネット依存」だと思うことがあると回答している。

全 体

高校生

中学生

高校生女子

高校生男子

中学生女子

中学生男子

Page 18: 中学生・高校生のインターネット利用実態調査- 1 - Ⅰ 調査の概要 1 調査目的 道内の中・高生のインターネット(以下「ネット」)利用に関する実態、依存傾向について調

- 16 -

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%

⑥無回答

⑤わからない

④全く

変えたくない

③あまり

変えたくない

②やや

変えたい

①とても

変えたい

0.8%

23.0%

10.7%

14.7%

36.6%

14.1%

1.8%

17.6%

11.6%

12.0%

45.5%

11.5%

1.4%

19.8%

11.3%

13.1%

41.9%

12.6%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%

⑥無回答

⑤わからない

④全く

変えたくない

③あまり

変えたくない

②やや

変えたい

①とても

変えたい

1.3%

21.4%

14.5%

14.5%

37.7%

10.7%

0.5%

25.4%

8.1%

14.4%

36.4%

15.3%

2.4%

15.0%

19.0%

13.4%

41.7%

8.5%

1.0%

19.5%

6.1%

11.4%

48.5%

13.5%

② 自分のネット依存的傾向に対する意識(「ネット依存的傾向の自覚がある」と回答した者を対象)

□ 高校生では、「やや変えたい」が最も多く 45.5%となっている。

□ 中学生では、「やや変えたい」が最も多く 36.6%となっている。

□ 中・高生全体で、変えたい(「とても変えたい」「やや変えたい」)が 54.5%で、変えたく

ない(「あまり変えたくない」「全く変えたくない」)の 24.4%を上回っている。

□ 「とても変えたい」「やや変えたい」の合計は、中・高生とも女子の方が多くなっている。

全 体

高校生

中学生

高校生女子

高校生男子

中学生女子

中学生男子

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- 17 -

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%

④無回答

③変わらない

②減っている

①増えている

3.5%

57.3%

21.4%

17.8%

2.3%

67.1%

16.3%

14.4%

2.9%

61.8%

19.1%

16.2%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0%

④無回答

③変わらない

②減っている

①増えている

3.5%

59.7%

20.7%

16.2%

3.7%

54.7%

22.6%

19.0%

2.8%

69.5%

15.1%

12.6%

1.7%

63.7%

17.8%

16.8%

③ 3か月前と比較したネット利用時間の変化

□ 中・高生とも「変わらない」が最も多く全体で 61.8%となっている。

□ 中・高生とも「減っている」が「増えている」を上回っている。

全 体

高校生

中学生

高校生女子

高校生男子

中学生女子

中学生男子

Page 20: 中学生・高校生のインターネット利用実態調査- 1 - Ⅰ 調査の概要 1 調査目的 道内の中・高生のインターネット(以下「ネット」)利用に関する実態、依存傾向について調

- 18 -

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%

⑬無回答

⑫犠牲にしている

時間はない

⑪その他

⑩アルバイトの時間

⑨学校に行く時間

⑧友だちと会う時間

⑦ショッピングや

映画などに出かける時間

⑥食事の時間

⑤家族と話す時間

④運動の時間

③趣味に使う時間

②勉強の時間

①睡眠時間

15.8%

33.4%

0.6%

0.1%

1.3%

3.8%

3.0%

2.6%

12.9%

9.7%

9.8%

34.9%

25.5%

14.4%

23.4%

0.5%

0.6%

1.9%

3.8%

3.9%

3.3%

12.6%

11.9%

10.1%

41.4%

40.2%

15.1%

28.8%

0.5%

0.3%

1.6%

3.8%

3.4%

2.9%

12.8%

10.7%

10.0%

37.9%

32.2%

(3) ネット利用による犠牲

ネットを利用するために犠牲にしている時間(複数回答)

□ 高校生では、「勉強の時間」が 41.4%と最も多く、次に「睡眠時間」が 40.2%となってい

る。

□ 中学生では、「勉強の時間」が 34.9%と最も多く、次に「犠牲にしている時間はない」が

33.4%となっている。

全 体

高校生

中学生

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(4) ネットの有料コンテンツの利用状況

1 ヶ月あたりの有料コンテンツの利用額

[有料コンテンツ:ニュース、動画、ゲーム、ダウンロード等において料金が発生するサービスのこと]

中学合計 高校合計 全体

①500 円未満 4.6% 8.5% 6.4%

②500 円以上 1,000 円未満 3.6% 5.6% 4.5%

③1,000 円以上 2,000 円未満 2.1% 2.9% 2.5%

④2,000 円以上 3,000 円未満 1.0% 1.0% 1.0%

⑤3,000 円以上 5,000 円未満 1.2% 2.4% 1.7%

⑥5,000 円以上 10,000 円未満 1.2% 4.2% 2.6%

⑦10,000 円以上 20,000 円未満 0.6% 0.8% 0.7%

⑧20,000 円以上 0.3% 0.3% 0.3%

⑨有料コンテンツを利用していない 76.4% 67.0% 72.1%

⑩無回答 8.9% 7.5% 8.3%

中1男子 中1女子 高1男子 高1女子

①500 円未満 5.6% 3.7% 7.6% 9.7%

②500 円以上 1,000 円未満 4.9% 2.2% 6.2% 4.6%

③1,000 円以上 2,000 円未満 3.3% 0.8% 3.5% 2.2%

④2,000 円以上 3,000 円未満 1.1% 1.0% 1.4% 0.7%

⑤3,000 円以上 5,000 円未満 1.4% 1.0% 2.8% 2.1%

⑥5,000 円以上 10,000 円未満 1.3% 1.1% 3.2% 5.0%

⑦10,000 円以上 20,000 円未満 0.7% 0.5% 0.6% 1.0%

⑧20,000 円以上 0.5% 0.1% 0.4% 0.1%

⑨有料コンテンツを利用していない 73.2% 79.8% 66.7% 67.7%

⑩無回答 7.9% 9.8% 7.8% 7.0%

□ 中・高生とも「有料コンテンツを利用していない」が最も多く、全体で 72.1%となってい

る。

□ 中・高生全体で、有料コンテンツを利用する生徒のうち「500円未満」が 6.4%で最も多く

なっている。

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0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0%

⑪無回答

⑩10時間以上

⑨9時間以上10時間未満

⑧8時間以上9時間未満

⑦7時間以上8時間未満

⑥6時間以上7時間未満

⑤5時間以上6時間未満

④4時間以上5時間未満

③3時間以上4時間未満

②2時間以上3時間未満

①2時間未満

2.6%

3.6%

12.8%

33.0%

30.5%

11.8%

4.0%

1.2%

0.3%

0.0%

0.3%

2.5%

1.3%

2.9%

12.3%

32.0%

29.6%

13.1%

4.0%

1.3%

0.3%

0.5%

2.5%

2.5%

8.3%

23.5%

31.2%

19.9%

8.1%

2.5%

0.8%

0.2%

0.4%

(5) 1日の睡眠時間

1日のおよその睡眠時間

□ 中・高生全体の平均睡眠時間は、6時間 58分となっている。

□ 高校生の平均睡眠時間は、6時間 26分となっている。

□ 中学生の平均睡眠時間は、7時間 25分となっている。

全 体

高校生

中学生

Page 23: 中学生・高校生のインターネット利用実態調査- 1 - Ⅰ 調査の概要 1 調査目的 道内の中・高生のインターネット(以下「ネット」)利用に関する実態、依存傾向について調

- 21 -

3 ネット依存的傾向の状況

(1) ヤング博士のネット依存的傾向の計測手法

○ 「ネット依存的傾向」については、心理学者キンバリー・ヤング博士が提唱した20項目の

ネット依存尺度を使用する代表的な計測手法がある。

□ 尺度となる 20項目について、「いつもある(5点)」「よくある(4点)」「ときどきあ

る(3点)」「まれにある(2点)」「全くない(1点)」を選択された中から、それぞれの

得点を合計して算出。

□ 20項目の合計得点について、次のとおり区分。

・ 20~ 39点 ネット依存的傾向「低」

・ 40~ 69点 ネット依存的傾向「中」

・ 70~100点 ネット依存的傾向「高」

○ 本調査においては、ヤング博士による計測手法を活用することとし、ネット依存尺度20

項目についても回答を求めた。

なお、本報告書で分類している「依存的傾向」については、国をはじめとする本手法を

活用した他の調査同様、医学的な依存(アルコール依存や薬物依存)と同じ意味ではなく、

必ずしも直ちに治療を必要とする状態にあることを意味するものではない。

○ ヤング博士による20項目のネット依存尺度

1. 気がつくと、思っていたより長い時間ネットをしていることがありますか

2. ネットを長く利用していたために、家庭での役割や家事(炊事、掃除、洗濯など)をおろそか

にすることがありますか

3. 家族や友だちと過ごすよりも、ネットを利用したいと思うことがありますか

4. ネットで新しく知り合いを作ることがありますか

5. 周りの人から、ネットを利用する時間や頻度について注意されたことがありますか

6. ネットをしている時間が長くて、学校の成績や学業に悪い影響がありますか

7. ネットが原因で、学校や日常の生活に悪影響が出ることがありますか

8. 他にやらなければならないことがあっても、まず先に電子メールやSNSなどをチェックするこ

とがありますか

9.人にネットで何をしているのか聞かれたとき、いいわけをしたり、隠そうとしたりすること

がありますか

10. 日々の生活の問題から気をそらすために、ネットで時間を過ごすことがありますか

11. 気がつけば、また次のネット利用を楽しみにしていることがありますか

12. ネットのない生活は、退屈で、むなしく、わびしいだろうと不安に思うことがありますか

13. ネットをしている最中に誰かに邪魔をされると、いらいらしたり、怒ったり、言い返したり

することがありますか

14. 夜遅くまでネットをすることが原因で、睡眠時間が短くなっていますか

15. ネットをしていないときでも、ネットのことを考えてぼんやりしたり、ネットをしていると

ころを空想したりすることがありますか

16. ネットをしているとき「あと数分だけ」と自分で言い訳していることがありますか

17. ネットをする時間や回数を減らそうとしても、できないことがありますか

18. ネットをしている時間や回数を、人に隠そうとすることがありますか

19. 誰かと外出するより、ネットを利用することを選ぶことがありますか

20. ネットをしていないと憂うつになったり、いらいらしたりしても、再開すると嫌な気持ちが

消えてしまうことがありますか

出典:Young,KS.(1998) Caught in The Net: How to Recognize the Sign of Internet Addiction and a Winning Strategy for

Recoverry. Wiley. (邦訳:東京大学大学院情報学環橋元研究室)

Page 24: 中学生・高校生のインターネット利用実態調査- 1 - Ⅰ 調査の概要 1 調査目的 道内の中・高生のインターネット(以下「ネット」)利用に関する実態、依存傾向について調

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0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

68.1%

60.6%

64.7%

28.6%

35.9%

31.9%

3.3%

3.5%

3.4%

(2) ヤング博士の尺度に基づく全体の傾向

(%)

ネット依存的傾向「低」

(~39点)

ネット依存的傾向「中」

(40~69点)

ネット依存的傾向「高」

(70~100点)

全 体 北海道 64.7 31.9 3.4

高校生

北海道 60.6 35.9 3.5

全 国 40.0 50.8 9.2

中学生

北海道 68.1 28.6 3.3

全 国 56.8 35.7 7.6

※全国・・・「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」

H25.6総務省情報通信政策研究所(中・高生とも 1~3年生対象)

□ 合計得点 70点以上の依存的傾向「高」の生徒は、中・高生全体で 3.4%となっている。

□ 依存的傾向「高」の生徒は、中学生で 3.3%、高校生で 3.5%となっており、全国の調査結

果と比較すると低い数値となっている。

依存的傾向「高」(70~100点) 依存的傾向「中」(40~69点) 依存的傾向「低」(~39点)

全 体

高校生

中学生